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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-02
(45)【発行日】2024-09-10
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240903BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240903BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240903BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240903BHJP
【FI】
G06F3/12 329
G06F3/12 310
G06F3/12 385
G06F3/0481
H04N1/00 127A
B41J29/38 204
B41J29/38 801
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020169301
(22)【出願日】2020-10-06
(65)【公開番号】P2021064368
(43)【公開日】2021-04-22
【審査請求日】2023-09-28
(31)【優先権主張番号】16/597879
(32)【優先日】2019-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】長野 大策
(72)【発明者】
【氏名】真鍋 宏
【審査官】漆原 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-165060(JP,A)
【文献】特開2002-132922(JP,A)
【文献】特開2019-162787(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/12
G06F 3/0481
H04N 1/00
B41J 29/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と通信するよう構成された通信インターフェースと、
表示装置と、
前記画像形成装置及び前記画像形成装置に物理的に装着可能な1以上のデバイスをそれぞれ示す複数のデバイスイメージパーツと、
前記画像形成装置及び前記1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツをそれぞれ定義する、複数のデバイスイメージ定義と、
前記複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれの相対位置を示すオフセット量を定義する、複数のデバイスオフセット情報定義と、
1以上のエラーイメージパーツと、
1以上のエラー種別をそれぞれ識別する1以上のエラー識別子に対して、前記1以上のエラーイメージパーツをそれぞれ定義する、デバイスエラー定義と、
前記1以上のエラー識別子及び前記複数のデバイス識別子のそれぞれに対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれに対する前記1以上のエラーイメージパーツの相対位置を定義する、複数のエラーオフセット情報定義と
を含むデバイス構成定義を記憶する記憶装置と、
OS(Operation System)上で、前記画像形成装置を駆動及び/又は管理するソフトウェアプログラムを実行するソフトウェア実行部により実現されるデバイスイメージ処理部と、
前記ソフトウェア実行部により実現されるデバイスステータス処理部と、
前記デバイスステータス処理部と通信可能な分析モジュールと、
前記デバイスイメージ処理部と通信可能なデバイスイメージモジュール
として動作するプロセッサーと
を具備し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記画像形成装置から、前記画像形成装置及び前記画像形成装置に実際に装着された1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子と、前記画像形成装置のステータスの情報であるステータス情報とを受信し、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記分析モジュールに送信し、
前記分析モジュールは、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記デバイスステータス処理部から受信し、
前記ステータス情報を分析して、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断し、
判断した前記エラーを識別するエラー識別子と、前記エラーが発生すると予測される前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかを識別するデバイス識別子であるエラーデバイス識別子とを、前記デバイスステータス処理部に送信し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記分析モジュールから受信し、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスステータス処理部から取得し、
前記取得した複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージモジュールに送信し、
前記デバイスイメージモジュールは、
前記デバイスイメージ処理部から、前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を受信し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスイメージ定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出した複数のデバイスイメージ定義と、前記読み出した複数のデバイスオフセット情報定義とを送信し、
前記受信したエラー識別子に対して定義されたデバイスエラー定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信したエラー識別子及び前記受信したエラーデバイス識別子に対して定義されたエラーオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出したデバイスエラー定義と、前記読み出したエラーオフセット情報定義とを送信し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記デバイスイメージモジュールから、前記複数のデバイスイメージ定義と、前記複数のデバイスオフセット情報定義とを受信し、
前記受信した複数のデバイスイメージ定義により定義される複数のデバイスイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージモジュールから、前記デバイスエラー定義と、前記エラーオフセット情報定義とを受信し、
前記受信したデバイスエラー定義により定義されるエラーイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイスオフセット情報定義により定義される複数のオフセット位置に、前記読み出した複数のデバイスイメージパーツを配置し、さらに、前記受信したエラーオフセット情報定義により定義されるオフセット位置に、前記読み出したエラーイメージパーツを配置することにより、合成イメージを生成し、
前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記分析モジュールは、
前記ステータス情報を分析して、前記エラーが発生すると予測される時期を判断し、
判断した前記時期を示す情報である時期情報を、前記デバイスステータス処理部に供給し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記時期情報を、前記分析モジュールから受信し、
前記時期情報を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記時期情報を、前記デバイスステータス処理部から取得し、
前記時期情報を含む前記合成イメージを生成する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記時期情報に基づき、前記エラーが発生すると予測される前記時期と現在の時期との差が第1の閾値以上であるか否かを判断し、
前記差が前記第1の閾値以上と判断した場合と、前記差が前記第1の閾値未満と判断した場合とで、異なる前記合成イメージを生成する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記分析モジュールは、
前記ステータス情報を分析して、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測される前記エラーの原因が解消したと判断し、
前記エラーの原因が解消したことを示すエラー解消情報を、前記デバイスステータス処理部に送信し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー解消情報を、前記分析モジュールから受信し、
前記エラー解消情報を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記エラー解消情報を前記デバイスステータス処理部から取得すると、
前記合成イメージの前記エラーイメージパーツを削除又は変更することにより、前記合成イメージを更新し、
更新後の前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記分析モジュールは、
前記ステータス情報を分析して、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに前記エラーが発生したと判断し、
前記エラーが発生したことを示すエラー発生情報を、前記デバイスステータス処理部に送信し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー発生情報を、前記分析モジュールから受信し、
前記エラー発生情報を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記エラー発生情報を前記デバイスステータス処理部から取得すると、
前記デバイスイメージモジュールから受信した前記デバイスエラー定義により定義される別のエラーイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記オフセット位置に、前記読み出した別のエラーイメージパーツを配置することにより、前記合成イメージを更新し、
更新後の前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記分析モジュールは、
過去の、前記エラーイメージを含む前記合成イメージを表示してから前記エラーの原因が解消するまでの期間に応じて、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断するタイミングを異ならせる
情報処理装置。
【請求項7】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記分析モジュールは、
前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断すると、
前記通信インターフェースを介して、前記画像形成装置に関連付けて前記記憶装置に記憶された外部機器に、前記エラーの予測を通知し、
前記エラーの予測を通知したことを示す情報であるエラー予測通知情報を、前記デバイスステータス処理部に供給し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー予測通知情報を、前記分析モジュールから受信し、
前記エラー予測通知情報を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記エラー解消情報を前記デバイスステータス処理部から取得すると、
前記合成イメージの前記エラーイメージパーツを削除又は変更することにより、前記合成イメージを更新し、
更新後の前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記記憶装置は、複数の前記デバイス構成定義を記憶し、
前記複数のデバイス構成定義は、画像形成装置の複数の機種をそれぞれ識別する複数の機種識別子に一対一でそれぞれ対応付けられ、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記ソフトウェア実行部が前記画像形成装置から受信した、前記画像形成装置を識別するデバイス識別子として、前記画像形成装置の機種を識別する機種識別子を取得し、
前記デバイスイメージモジュールに、前記取得した機種識別子を送信し、
前記デバイスイメージモジュールは、
前記デバイスイメージ処理部から、前記機種識別子を受信し、
前記機種識別子に対応付けられたデバイス構成定義を使用する
情報処理装置。
【請求項9】
画像形成装置と通信するよう構成された通信インターフェースと、
表示装置と、
前記画像形成装置及び前記画像形成装置に物理的に装着可能な1以上のデバイスをそれぞれ示す複数のデバイスイメージパーツと、
前記画像形成装置及び前記1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツをそれぞれ定義する、複数のデバイスイメージ定義と、
前記複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれの相対位置を示すオフセット量を定義する、複数のデバイスオフセット情報定義と、
1以上のエラーイメージパーツと、
1以上のエラー種別をそれぞれ識別する1以上のエラー識別子に対して、前記1以上のエラーイメージパーツをそれぞれ定義する、デバイスエラー定義と、
前記1以上のエラー識別子及び前記複数のデバイス識別子のそれぞれに対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれに対する前記1以上のエラーイメージパーツの相対位置を定義する、複数のエラーオフセット情報定義と
を含むデバイス構成定義を記憶する記憶装置と、
OS(Operation System)上で、前記画像形成装置を駆動及び/又は管理するソフトウェアプログラムを実行するソフトウェア実行部により実現されるデバイスイメージ処理部と、
前記ソフトウェア実行部により実現されるデバイスステータス処理部と、
前記デバイスステータス処理部と通信可能な分析モジュールと、
前記デバイスイメージ処理部と通信可能なデバイスイメージモジュール
として動作するプロセッサーと
を具備する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
前記デバイスステータス処理部は、
前記画像形成装置から、前記画像形成装置及び前記画像形成装置に実際に装着された1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子と、前記画像形成装置のステータスの情報であるステータス情報とを受信し、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記分析モジュールに送信し、
前記分析モジュールは、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記デバイスステータス処理部から受信し、
前記ステータス情報を分析して、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断し、
判断した前記エラーを識別するエラー識別子と、前記エラーが発生すると予測される前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかを識別するデバイス識別子であるエラーデバイス識別子とを、前記デバイスステータス処理部に送信し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記分析モジュールから受信し、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスステータス処理部から取得し、
前記取得した複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージモジュールに送信し、
前記デバイスイメージモジュールは、
前記デバイスイメージ処理部から、前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を受信し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスイメージ定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出した複数のデバイスイメージ定義と、前記読み出した複数のデバイスオフセット情報定義とを送信し、
前記受信したエラー識別子に対して定義されたデバイスエラー定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信したエラー識別子及び前記受信したエラーデバイス識別子に対して定義されたエラーオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出したデバイスエラー定義と、前記読み出したエラーオフセット情報定義とを送信し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記デバイスイメージモジュールから、前記複数のデバイスイメージ定義と、前記複数のデバイスオフセット情報定義とを受信し、
前記受信した複数のデバイスイメージ定義により定義される複数のデバイスイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージモジュールから、前記デバイスエラー定義と、前記エラーオフセット情報定義とを受信し、
前記受信したデバイスエラー定義により定義されるエラーイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイスオフセット情報定義により定義される複数のオフセット位置に、前記読み出した複数のデバイスイメージパーツを配置し、さらに、前記受信したエラーオフセット情報定義により定義されるオフセット位置に、前記読み出したエラーイメージパーツを配置することにより、合成イメージを生成し、
前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置を駆動及び/又は管理し、この画像形成装置のイメージを表示装置に表示させるよう構成された情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
情報処理装置(パーソナルコンピュータ)は、画像形成装置を駆動及び/又は管理するためのソフトウェアプログラムを実行するとき、この画像形成装置及び画像形成装置に装着されたデバイスを示すイメージを表示装置に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-224292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置を駆動及び/又は管理し、この画像形成装置のイメージを表示装置に表示させることを図る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態に係る情報処理装置は、
画像形成装置と通信するよう構成された通信インターフェースと、
表示装置と、
前記画像形成装置及び前記画像形成装置に物理的に装着可能な1以上のデバイスをそれぞれ示す複数のデバイスイメージパーツと、
前記画像形成装置及び前記1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツをそれぞれ定義する、複数のデバイスイメージ定義と、
前記複数のデバイス識別子に対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれの相対位置を示すオフセット量を定義する、複数のデバイスオフセット情報定義と、
1以上のエラーイメージパーツと、
1以上のエラー種別をそれぞれ識別する1以上のエラー識別子に対して、前記1以上のエラーイメージパーツをそれぞれ定義する、デバイスエラー定義と、
前記1以上のエラー識別子及び前記複数のデバイス識別子のそれぞれに対して、前記複数のデバイスイメージパーツそれぞれに対する前記1以上のエラーイメージパーツの相対位置を定義する、複数のエラーオフセット情報定義と
を含むデバイス構成定義を記憶する記憶装置と、
OS(Operation System)上で、前記画像形成装置を駆動及び/又は管理するソフトウェアプログラムを実行するソフトウェア実行部により実現されるデバイスイメージ処理部と、
前記ソフトウェア実行部により実現されるデバイスステータス処理部と、
前記デバイスステータス処理部と通信可能な分析モジュールと、
前記デバイスイメージ処理部と通信可能なデバイスイメージモジュール
として動作するプロセッサーと
を具備し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記画像形成装置から、前記画像形成装置及び前記画像形成装置に実際に装着された1以上のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子と、前記画像形成装置のステータスの情報であるステータス情報とを受信し、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記分析モジュールに送信し、
前記分析モジュールは、
前記複数のデバイス識別子及び前記ステータス情報を、前記デバイスステータス処理部から受信し、
前記ステータス情報を分析して、前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断し、
判断した前記エラーを識別するエラー識別子と、前記エラーが発生すると予測される前記画像形成装置又は前記1以上のデバイスの何れかを識別するデバイス識別子であるエラーデバイス識別子とを、前記デバイスステータス処理部に送信し、
前記デバイスステータス処理部は、
前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記分析モジュールから受信し、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージ処理部に供給し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスステータス処理部から取得し、
前記取得した複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を、前記デバイスイメージモジュールに送信し、
前記デバイスイメージモジュールは、
前記デバイスイメージ処理部から、前記複数のデバイス識別子、前記エラー識別子及び前記エラーデバイス識別子を受信し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスイメージ定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出した複数のデバイスイメージ定義と、前記読み出した複数のデバイスオフセット情報定義とを送信し、
前記受信したエラー識別子に対して定義されたデバイスエラー定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信したエラー識別子及び前記受信したエラーデバイス識別子に対して定義されたエラーオフセット情報定義を、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージ処理部に、前記読み出したデバイスエラー定義と、前記読み出したエラーオフセット情報定義とを送信し、
前記デバイスイメージ処理部は、
前記デバイスイメージモジュールから、前記複数のデバイスイメージ定義と、前記複数のデバイスオフセット情報定義とを受信し、
前記受信した複数のデバイスイメージ定義により定義される複数のデバイスイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記デバイスイメージモジュールから、前記デバイスエラー定義と、前記エラーオフセット情報定義とを受信し、
前記受信したデバイスエラー定義により定義されるエラーイメージパーツを、前記デバイス構成定義から読み出し、
前記受信した複数のデバイスオフセット情報定義により定義される複数のオフセット位置に、前記読み出した複数のデバイスイメージパーツを配置し、さらに、前記受信したエラーオフセット情報定義により定義されるオフセット位置に、前記読み出したエラーイメージパーツを配置することにより、合成イメージを生成し、
前記合成イメージを、前記ソフトウェア実行部により、前記表示装置に表示させる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、画像形成装置を駆動及び/又は管理し、この画像形成装置のイメージを表示装置に表示させることを図れる。
【0007】
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す。
図2】情報処理装置の機能的構成を示す。
図3】デバイス構成定義のデータ構造を示す。
図4】複数のデバイスイメージパーツと、複数のエラーイメージパーツとの例を示す。
図5】情報処理装置の一部の動作シーケンスを示す。
図6】情報処理装置の第1の動作フローを示す。
図7】情報処理装置の第2の動作フローを示す。
図8】合成イメージの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
【0010】
1.情報処理装置のハードウェア構成
【0011】
図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す。
【0012】
情報処理装置10は、典型的には、パーソナルコンピューター又はタブレットデバイスである。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11(プロセッサー)、ROM(Read Only Memory)12(メモリー)、RAM(Random Access Memory)13、記憶装置14、通信インターフェース15、操作装置16、表示装置17及びこれらを相互に接続するバス18を有する。
【0013】
CPU11(プロセッサー)は、ROM12(メモリー)が記憶する複数の情報処理プログラムをRAM13にロードして実行する。ROM12は、CPU11が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM12は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
【0014】
記憶装置14は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の記録媒体及びUSB(Universal Serial Bus)メモリー等の外付けの記録媒体を含む。
【0015】
操作装置16は、キーボード、マウス、タッチパッド及び各種スイッチ等を含む。操作装置16は、ユーザーからの操作を検出してCPU11に出力する。操作装置16は、入力装置の一形態である。情報処理装置10は、入力装置として、マイクロフォンなどの音声入力装置を有してもよい
【0016】
表示装置17は、LCDや有機ELディスプレイ等を含む。表示装置17は、CPU11から受け取った情報に基づいて演算処理を行い、生成した画像信号を画面に表示する。
【0017】
通信インターフェース15は、ネットワークNに接続するためのインターフェースである。通信インターフェース15は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して画像形成装置20と通信可能である。
【0018】
画像形成装置20は、典型的には、MFP(Multifunction Peripheral)やプロダクションプリンターである。画像形成装置20には、1以上(本実施形態では複数)のデバイス(給紙カセット、フィニッシャー等。図示せず)を物理的に装着可能である。「物理的に装着可能なデバイス」は、逆に言えば、画像形成装置20から取り外し可能である。
【0019】
2.情報処理装置の機能的構成
【0020】
図2は、情報処理装置の機能的構成を示す。
【0021】
情報処理装置10のCPU11は、OS(Operation System)100を実行する。OS100は、例えば、Windows (登録商標)、Mac (登録商標)、Linux (登録商標)等のプラットフォームである。
【0022】
ソフトウェア実行部110は、OS100上で、画像形成装置20を駆動及び/又は管理するソフトウェアプログラムを実行する。従って、ソフトウェア実行部110が実行するソフトウェアプログラムは、OS100の種別に拠って異なり、言い換えれば、OS100の種別に依存する。「画像形成装置20を駆動するソフトウェアプログラム」の一例は、プリンタードライバーである。プリンタードライバーは、例えば、複数の項目を含むメニュー画面イメージを表示装置17に表示し、操作装置16を介して選択された何れか1つの項目を判断し、選択された項目に従った動作を、画像形成装置20に実行させる。「画像形成装置20を管理するソフトウェアプログラム」の一例は、デバイス管理ソフトウェアである。デバイス管理ソフトウェアは、例えば、画像形成装置20及び画像形成装置20に実際に装着されている複数のデバイスの、プロパティーやエラーを示す画面を、表示装置17に表示するためのプログラムである。
【0023】
ソフトウェア実行部110は、サブモジュールとして、デバイスイメージ処理部111及びデバイスステータス処理部112を実現する。デバイスイメージ処理部111及びデバイスステータス処理部112もまた、OS100の種別に拠って異なり、言い換えれば、OS100の種別に依存する。
【0024】
デバイスステータス処理部112は、画像形成装置20から通信インターフェース15を介して、画像形成装置20及び画像形成装置20に実際に装着されている複数のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子と、画像形成装置20のステータスの情報であるステータス情報とを受信する。「ステータス情報」は、例えば、デバイス構成、カウンター、消耗品のステータス(例えば、トナー残量)、エラーステータス等を含む。
【0025】
デバイスイメージ処理部111は、ソフトウェア実行部110が上記画面を表示装置17に表示する際、デバイスステータス処理部112が受信した情報に基づき、画像形成装置20及び画像形成装置20に実際に装着されている複数のデバイスのイメージや、画像形成装置20又は複数のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを示すイメージを生成する。
【0026】
情報処理装置10のCPU11は、デバイスイメージモジュール200及び分析モジュール400をさらに実行する。デバイスイメージモジュール200及び分析モジュール400は、OS100の種別に拠らず一定であり、言い換えれば、OS100の種別に非依存である。
【0027】
分析モジュール400は、デバイスステータス処理部112が画像形成装置20から受信した複数のデバイス識別子及びステータス情報に基づき、画像形成装置20又は複数のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断する。
【0028】
デバイスイメージモジュール200は、デバイスイメージ処理部111に、表示装置17に表示されるイメージを構成する複数のイメージパーツや他の情報を供給する。
【0029】
デバイスイメージモジュール200は、画像構成判別部201と、エラー情報判別部202とを有する。画像構成判別部201と、エラー情報判別部202とは、記憶装置14に記憶された複数のデバイス構成定義300を参照し、デバイスイメージ処理部111に供給すべき複数のイメージパーツや他の情報を判別する(これらの動作は動作フローを参照して後述する)。
【0030】
記憶装置14は、複数のデバイス構成定義300を記憶する。複数のデバイス構成定義300は、画像形成装置20の複数の機種をそれぞれ識別する複数の機種識別子に一対一でそれぞれ対応付けられる。各デバイス構成定義300は、XML(Extensible Markup Language)で記述される。
【0031】
3.デバイス構成定義のデータ構造
【0032】
図3は、デバイス構成定義のデータ構造を示す。
【0033】
1つのデバイス構成定義300を説明する。1つのデバイス構成定義300は、画像形成装置20の或る1つの機種を識別する機種識別子に対応付けられて、記憶装置14に記憶される。デバイス構成定義300は、イメージパーツ群310と、デバイスイメージ定義群320と、デバイスエラー定義群330と、オフセット情報定義群350とを含む。
【0034】
イメージパーツ群310は、複数のデバイスイメージパーツ311と、1以上(本実施形態では複数)のエラーイメージパーツ312とを含む。これらのイメージパーツ311、312は、例えば、PNG(Portable Network Graphics)イメージである。
【0035】
図4は、複数のデバイスイメージパーツと、複数のエラーイメージパーツとの例を示す。
【0036】
複数のデバイスイメージパーツ311は、画像形成装置20及び画像形成装置20に物理的に装着可能な複数のデバイスをそれぞれ示す。図4の例では、複数のデバイスイメージパーツ311は、画像形成装置20の本体、給紙カセット、プラテン、ブックレット、ブリッジ、ベース、メールボックス等をそれぞれ示すイメージである。同一のデバイスに対して異なる複数のデバイスイメージパーツ311があってもよい。例えば、同一の給紙カセットについて、給紙カセットがクローズしている状態を示すデバイスイメージパーツ311と、給紙カセットがオープンしている状態を示すデバイスイメージパーツ311とがあってもよい。
【0037】
複数のエラーイメージパーツ312は、エラー(発生すると予測されるエラー、発生したエラー)をそれぞれ示す。図4の例では、複数のエラーイメージパーツ312は、それぞれ異なる向きの矢印や、デバイスと矢印の組み合わせ等をそれぞれ示すアイコンのイメージを含む。複数のエラーイメージパーツ312は、さらに、異常や警告を表す図形、符号及び色(赤、黄等)の組み合わせを含むマークを示すアイコンのイメージを含んでもよい。複数のエラーイメージパーツ312は、さらに、異常や警告を表すテキスト(メッセージ)を含んでもよい。さらに、例えば、同一の給紙カセットについて、給紙カセットがクローズしている状態を示すデバイスイメージパーツ311を、正常な状態を示すデバイスイメージパーツ311として使用し、一方、給紙カセットがオープンしている状態を示すデバイスイメージパーツ311を、エラーイメージパーツ312として使用してもよい。
【0038】
デバイスイメージ定義群320は、複数のデバイスイメージ定義321を含む。複数のデバイスイメージ定義321は、画像形成装置20及び複数のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子に対して、複数のデバイスイメージパーツ311をそれぞれ定義する。具体的には、デバイスイメージ定義321は、画像形成装置20又はデバイスを識別するデバイス識別子と、デバイスイメージパーツ311とを関連付ける情報である。より具体的には、デバイスイメージ定義321は、例えば、1つのデバイス識別子に対して、1つのデバイスイメージパーツ311のイメージファイル名を定義する。
【0039】
デバイスエラー定義群330は、複数のデバイスエラー定義331を含む。複数のデバイスエラー定義331は、複数のエラー種別をそれぞれ識別する複数のエラー識別子に対して、複数のエラーイメージパーツ312をそれぞれ定義する。具体的には、デバイスエラー定義331は、画像形成装置20又はデバイスに発生すると予測されるエラー又は実際に発生したエラーの種別を識別するエラー識別子(例えば、エラーコード)と、エラーイメージパーツ312とを関連付ける情報である。より具体的には、デバイスエラー定義331は、例えば、1つのエラー識別子(例えば、エラーコード)に対して、1つのエラーイメージパーツ312を定義する。
【0040】
オフセット情報定義群350は、複数のデバイスオフセット情報定義351と、複数のエラーオフセット情報定義352とを含む。
【0041】
複数のデバイスオフセット情報定義351は、それぞれ、複数のデバイス識別子に対して、複数のデバイスイメージパーツ311それぞれの相対位置を示すオフセット量を定義する。「オフセット量」の具体例を説明する。例えば、画像形成装置20の本体のデバイスイメージパーツ311の所定位置を、XY座標の基準値とする。「所定位置」は、例えば、デバイスイメージパーツ311の中心点、左上点等でよい。画像形成装置20の本体のデバイスイメージパーツ311と、画像形成装置20に実際に装着された給紙カセットのデバイスイメージパーツ311とを合成して表示装置17に表示する場合に、給紙カセットのデバイスイメージパーツ311が、画像形成装置20の本体のデバイスイメージパーツ311の中心に対してオフセットされる量(XY値)が、オフセット量である。
【0042】
複数のエラーオフセット情報定義352は、複数のエラー識別子と複数のデバイス識別子との組み合わせそれぞれに対して、複数のデバイスイメージパーツ311それぞれに対する複数のエラーイメージパーツ312の相対位置を定義する。具体例を説明する。例えば、エラー「ペーパージャム」を識別するエラー識別子と、デバイス「給紙カセット」を識別するデバイス識別子との組み合わせに対して、エラーイメージパーツ312が、画像形成装置20の本体のデバイスイメージパーツ311の中心に対してオフセットされる。このときのオフセット量は、例えば、給紙カセットのデバイスイメージパーツ311が、画像形成装置20の本体のデバイスイメージパーツ311の中心に対してオフセットされる量(XY値)と略等しくてもよい。これにより、エラーイメージパーツ312が、給紙カセット(エラーが発生しているロケーション)のデバイスイメージパーツ311に重ねられて表示される。
【0043】
4.情報処理装置の動作
【0044】
図5は、情報処理装置の一部の動作シーケンスを示す。図6は、情報処理装置の第1の動作フローを示す。
【0045】
デバイスステータス処理部112は、例えば定期的に(5分毎等)、駆動及び/又は管理の対象である画像形成装置20に、画像形成装置20の機種を識別する機種識別子と、画像形成装置20に実際に装着された複数のデバイスをそれぞれ識別する複数のデバイス識別子と、画像形成装置20のステータスの情報であるステータス情報とを供給するための要求を、ネットワークNを介して送信する(ステップS101)。デバイスステータス処理部112は、画像形成装置20から、機種識別子と、複数のデバイス識別子と、ステータス情報とを、ネットワークNを介して受信し、記憶する(ステップS102)。例えば、デバイスステータス処理部112と画像形成装置20との間の通信は、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)とSOAP(Simple Object Access Protocol)とを併用して実現されればよい。あるいは、情報処理装置10と画像形成装置20とがネットワークNを介さずに接続(USB接続等)されている場合、デバイスステータス処理部112と画像形成装置20との間の通信は、例えば、PJL(Printer Job Language)で実現されればよい。デバイスステータス処理部112は、受信した機種識別子と、複数のデバイス識別子と、ステータス情報とを、分析モジュール400に送信する(ステップS103)。
【0046】
分析モジュール400は、機種識別子と、複数のデバイス識別子と、ステータス情報とを、デバイスステータス処理部112から受信し、ローカル又は外部のストレージ装置に蓄積する(ステップS104)。分析モジュール400は、ステータス情報を分析して、画像形成装置20又は複数のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断する(ステップS105)。例えば、分析モジュール400は、蓄積されたステータス情報であるトナー残量を分析して、予測されるエラー及びエラーが発生すると予測される時期として、シアンのトナーが13日後にエンプティになることを判断する。分析モジュール400は、予測されるエラーに関する情報をローカル又は外部のストレージ装置に記憶する(ステップS106)。「予測されるエラーに関する情報」は、判断したエラーを識別するエラー識別子と、エラーが発生すると予測される画像形成装置20又は1以上のデバイスの何れかを識別するデバイス識別子であるエラーデバイス識別子と、エラーが発生すると予測される時期を示す情報(時期情報)等を含む。
【0047】
図7は、情報処理装置の第2の動作フローを示す。
【0048】
デバイスイメージ処理部111は、デバイスステータス処理部112に、画像形成装置20から受信した機種識別子と複数のデバイス識別子と、分析モジュール400が記憶する予測エラー情報とを要求する(ステップS107)。
【0049】
デバイスステータス処理部112は、デバイスイメージ処理部111から要求を受信する。デバイスステータス処理部112は、画像形成装置20から受信し記憶(ステップS102)した、最新の、機種識別子と複数のデバイス識別子とを読み出す(ステップS108)。デバイスステータス処理部112は、分析モジュール400に、最新の予測エラー情報を要求する(ステップS109)。
【0050】
分析モジュール400は、要求を受けると、記憶した最新の予測エラー情報(ステップS106)を読み出してデバイスステータス処理部112に送信する(ステップS110)。
【0051】
デバイスステータス処理部112は、最新の予測エラー情報(エラー識別子、エラーデバイス識別子、時期情報等を含む)を分析モジュール400から受信する。デバイスステータス処理部112は、分析モジュール400から受信した最新の予測エラー情報(エラー識別子、エラーデバイス識別子、時期情報等を含む)と、画像形成装置20から受信した機種識別子と複数のデバイス識別子とを、デバイスイメージ処理部111に供給する(ステップS111)。
【0052】
デバイスイメージ処理部111は、デバイスステータス処理部112が画像形成装置20から受信した機種識別子と複数のデバイス識別子と、分析モジュール400の最新の予測エラー情報(エラー識別子、エラーデバイス識別子、時期情報等を含む)とを取得する(ステップS112)。デバイスイメージ処理部111は、機種識別子と複数のデバイス識別子とを、デバイスイメージモジュール200に送信する(ステップS113)。例えば、デバイスイメージ処理部111は、デバイスイメージモジュール200に、初期化関数(JSON(JavaScript Object Notation))により、機種識別子と複数のデバイス識別子とを送信すればよい。
【0053】
デバイスイメージモジュール200は、デバイスイメージ処理部111から、機種識別子と複数のデバイス識別子と、エラー識別子と、エラーデバイス識別子とを受信する(ステップS114)。デバイスイメージモジュール200の画像構成判別部201は、受信した機種識別子に対応付けられた1つのデバイス構成定義300を選択する(ステップS115)。画像構成判別部201は、受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスイメージ定義321を、選択したデバイス構成定義300のデバイスイメージ定義群320から読み出す(ステップS116)。画像構成判別部201は、受信した複数のデバイス識別子に対してそれぞれ定義された複数のデバイスオフセット情報定義351を、デバイス構成定義300のオフセット情報定義群350から読み出す(ステップS117)。デバイスイメージモジュール200は、デバイスイメージ処理部111に、画像構成判別部201が読み出した複数のデバイスイメージ定義321と複数のデバイスオフセット情報定義351とを送信する(ステップS118)。
【0054】
デバイスイメージモジュール200のエラー情報判別部202は、受信(ステップS114)したエラー識別子に対して定義されたデバイスエラー定義331を、デバイス構成定義300のデバイスエラー定義群330から読み出す(ステップS119)。エラー情報判別部202は、受信したエラー識別子及び受信したデバイス識別子の組み合わせに対して定義されたエラーオフセット情報定義352を、デバイス構成定義300のオフセット情報定義群350から読み出す(ステップS120)。デバイスイメージモジュール200は、デバイスイメージ処理部111に、エラー情報判別部202が読み出したデバイスエラー定義331とエラーオフセット情報定義352とを送信する(ステップS121)。
【0055】
デバイスイメージ処理部111は、複数のデバイスイメージ定義321と、複数のデバイスオフセット情報定義351とを、デバイスイメージモジュール200から受信する(ステップS122)。デバイスイメージ処理部111は、受信した複数のデバイスイメージ定義321により定義される複数のデバイスイメージパーツ311を、デバイス構成定義300のイメージパーツ群310から読み出す(ステップS123)。
【0056】
デバイスイメージ処理部111は、デバイスエラー定義331とエラーオフセット情報定義352とを、デバイスイメージモジュール200から受信する(ステップS124)。デバイスイメージ処理部111は、受信したデバイスエラー定義331により定義されるエラーイメージパーツ312を、デバイス構成定義300のイメージパーツ群310から読み出す(ステップS125)。
【0057】
デバイスイメージ処理部111は、受信した複数のデバイスオフセット情報定義351により定義される複数のオフセット位置に、読み出した複数のデバイスイメージパーツ311を配置する。デバイスイメージ処理部111は、さらに受信したエラーオフセット情報定義352により定義されるオフセット位置に、読み出したエラーイメージパーツ312を配置する。これにより、デバイスイメージ処理部111は、複数のデバイスイメージパーツ311及びエラーイメージパーツ312を含む合成イメージを生成する(ステップS126)。
【0058】
デバイスイメージ処理部111は、生成した合成イメージを、ソフトウェア実行部110により、表示装置17に表示させる(ステップS127)。
【0059】
図8は、合成イメージの一例を示す。
【0060】
合成イメージ500は、複数のエラーイメージパーツ312を含む。複数のエラーイメージパーツ312は、異常や警告を表す図形、符号及び色(赤、黄等)の組み合わせを含むマークを示すアイコンのイメージを含む。
【0061】
合成イメージ500は、さらに、分析モジュール400が判断(ステップS106)した、予測されるエラー及びエラーが発生すると予測される時期として、シアンのトナーが13日後にエンプティになることを示す文字情報313を含む。
【0062】
5.変形例
【0063】
デバイスイメージ処理部111は、分析モジュール400が判断(ステップS106)した時期情報に基づき、エラーが発生すると予測される時期と現在の時期との差が第1の閾値(例えば、10日、5日等)以上であるか否かを判断する。デバイスイメージ処理部111は、差が第1の閾値以上と判断した場合と、差が第1の閾値未満と判断した場合とで、異なる合成イメージを生成する。例えば、デバイスイメージ処理部111は、エラーが発生すると予測される時期と現在の時期との差が第1の閾値(例えば、10日)以上の場合は小さいフォントのテキストを含む合成イメージを生成し、差が第1の閾値(例えば、10日)未満の場合は大きいフォントのテキストを含む合成イメージを生成してもよい。例えば、デバイスイメージ処理部111は、エラーが発生すると予測される時期と現在の時期との差が第1の閾値(例えば、5日)以上の場合は静止画であるテキストを含む合成イメージを生成し、差が第1の閾値(例えば、5日)未満の場合は点滅するテキストを含む合成イメージを生成してもよい。要するに、デバイスイメージ処理部111は、差が第1の閾値未満と判断した場合は、強調表現を含む合成イメージを生成すればよい。
【0064】
分析モジュール400は、デバイスステータス処理部112が画像形成装置20から受信(ステップS102)するステータス情報を分析して、画像形成装置20又は1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーの原因が解消した(例えば、新しいトナーが装着された)と判断すると、エラーの原因が解消したことを示すエラー解消情報を、デバイスステータス処理部112に送信する。デバイスステータス処理部112は、エラー解消情報を、分析モジュール400から受信し、エラー解消情報を、デバイスイメージ処理部111に供給する。デバイスイメージ処理部111は、エラー解消情報をデバイスステータス処理部112から取得すると、合成イメージのエラーイメージパーツを削除又は変更することにより、合成イメージを更新し、更新後の合成イメージを、ソフトウェア実行部110により、表示装置17に表示させる。エラーイメージパーツを変更する例としては、例えば、デバイスイメージ処理部111は、トナーを交換済みであることを示すイメージパーツやテキストを合成イメージに表示すればよい。
【0065】
分析モジュール400は、デバイスステータス処理部112が画像形成装置20から受信(ステップS102)するステータス情報を分析して、画像形成装置20又は1以上のデバイスの何れかにエラーが発生した(例えば、トナーが交換されること無くエンプティになった)と判断すると、エラーが発生したことを示すエラー発生情報を、デバイスステータス処理部112に送信する。デバイスステータス処理部112は、エラー発生情報を、分析モジュール400から受信し、エラー発生情報を、デバイスイメージ処理部111に供給する。デバイスイメージ処理部111は、エラー発生情報をデバイスステータス処理部112から取得すると、デバイスイメージモジュールから受信したデバイスエラー定義により定義される別のエラーイメージパーツを、デバイス構成定義から読み出し、オフセット位置に、読み出した別のエラーイメージパーツを配置することにより、合成イメージを更新し、更新後の合成イメージを、ソフトウェア実行部110により、表示装置17に表示させる。例えば、デバイスイメージ処理部111は、別のエラーイメージパーツとして、異なる色の符号のエラーイメージパーツを表示したり、エラーメッセージを表示したりしてもよい。
【0066】
分析モジュール400は、過去の、エラーイメージを含む合成イメージを表示してからエラーの原因が解消するまでの期間に応じて、画像形成装置20又は1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断するタイミングを異ならせてもよい。例えば、過去の、エラーイメージを含む合成イメージを表示してからエラーの原因が解消するまでの期間が閾値(例えば、数日から数週)以上の場合(要するに、ユーザーが予測されるエラーになかなか対処しない場合)、分析モジュール400は、早いタイミングで、予測されるエラーを判断してもよい(ステップS105)。例えば、分析モジュール400は、蓄積されたステータス情報であるトナー残量を分析して、予測されるエラー及びエラーが発生すると予測される時期として、トナーが20日後(通常判断するより大きい値)にエンプティになることを判断してもよい。また、エラーイメージを含む合成イメージを表示してからエラーの原因が解消するまでの期間が閾値以上の場合(要するに、ユーザーが予測されるエラーになかなか対処しない場合)、デバイスイメージ処理部111は、強調表現を含む合成イメージを生成してもよい。また、分析モジュール400は、同じ画像形成装置20であっても、異なるエラー毎に、閾値を異ならせてもよい。例えば、過去に比較的早くドラムが交換されていれば、分析モジュール400は、比較的遅いタイミングで、予測されるエラー(ドラム不具合)を判断すればよい。過去に比較的遅くトナーが交換されていれば、分析モジュール400は、比較的早いタイミングで、予測されるエラー(トナーエンプティ)を判断すればよい。
【0067】
分析モジュール400は、画像形成装置20又は1以上のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを判断すると、通信インターフェース15を介して、画像形成装置20に関連付けて記憶装置14に記憶された外部機器(図示せず)に、エラーの予測を通知し、エラーの予測を通知したことを示す情報であるエラー予測通知情報を、デバイスステータス処理部112に供給する。デバイスステータス処理部112は、エラー予測通知情報を、分析モジュール400から受信し、エラー予測通知情報を、デバイスイメージ処理部111に供給する。デバイスイメージ処理部111は、エラー解消情報をデバイスステータス処理部112から取得すると、合成イメージのエラーイメージパーツを削除又は変更することにより、合成イメージを更新し、更新後の合成イメージを、ソフトウェア実行部110により、表示装置17に表示させる。例えば、分析モジュール400は、外部機器(例えば、ディーラーが使用する端末装置)に、エラーの予測を通知すればよい。エラーイメージパーツを変更する例としては、例えば、デバイスイメージ処理部111は、エラーの予測を通知済みであることを示すイメージパーツやテキストを合成イメージに表示すればよい。
【0068】
6.結語
【0069】
典型的に、情報処理装置は、画像形成装置を駆動及び/又は管理するソフトウェアプログラムを実行することにより、画像形成装置及び画像形成装置に実際に装着されたデバイスのイメージを表示装置に表示する。画像形成装置を駆動するソフトウェアプログラム(例えば、プリンタードライバー)では、画像形成装置の機種や画像形成装置にオプションで装着されたデバイスを表示する。画像形成装置を管理するソフトウェアプログラム(例えば、デバイス管理ソフトウェア)では、画像形成装置のエラー発生個所をカセットや扉を開いた状態に表示したり、エラーアイコンを表示したり、ハイライトさせたりするなどして表示する。これらのイメージは、画像形成装置の機種ごとに異なるだけでなく、画像形成装置にオプションで装着されたデバイスによっても異なる。
【0070】
このため、情報処理装置は、イメージを表示するにあたり、画像形成装置の機種や画像形成装置にオプションで装着されたデバイスを判断し、判断した画像形成装置及びデバイスのイメージを作成する。さらに、情報処理装置は、エラーを表示するにあたり、機種ごとに異なるエラー箇所をハイライトしたり、オプションで装着されたデバイスにより、デバイス(給紙カセット、ドア等)のイメージを作り変える必要があり、何通りもの組み合わせのイメージを作る必要がある。
【0071】
これを実現する方法として、例えば、OpenGL(Open Graphics Library)を利用し、Windows(登録商標)に描画を行う部分と、機種ごとの画像処理に必要な情報を保持するデータ部分で構成する方法が考えられる。これにより、テキスト情報でイメージパーツ情報のXYZ位置などを一つ一つ作成し、それをレンダリング処理部で描画することより、アニメーションを使用した3D画像描画の実現を図ることができる。一方、画像形成装置の機種や画像形成装置に装着されるデバイスごとに、多くのパーツ情報やエラー情報の作成が必要である。このため、画像形成装置の新機種や、デバイスの新機種を開発するときに、膨大な作業工数が必要となるおそれがある。
【0072】
また、OpenGLによってRC(Rendering context)に描画したイメージを画面上に表示するための処理(Windows(登録商標)固有のHDC (Device Context Handle)と結びつける)を使用すると、Windows(登録商標)のみしか動作しないという問題がある。しかしながら、Internet Explorer(登録商標)以外のブラウザーや、Mac(登録商標)やLinux(登録商標)などのOS等、プラットフォームの違いに拘わらず、動作可能であることが望ましい。
【0073】
また、大規模なプロダクションプリンターは、MFPに比べて装着可能なデバイスもさらに多種多様である。このため、OpenGLを利用した上記の方法では、描画が益々複雑となるおそれがある。
【0074】
これに対して、本実施形態によれば、情報処理装置10は、描画に必要となるパーツ情報をデバイスごとに定義しておき、レンダリング処理部で描画するのではない。本実施形態によれば、情報処理装置10は、画像形成装置20の機種ごとに対応付けられたデバイス構成定義300内に、デバイス単位(ユーザーが物理的に取り外し可能な単位)のPNGイメージであるイメージパーツ311、312を記憶する。また、情報処理装置10は、画像形成装置20の機種ごとに対応付けられたデバイス構成定義300内に、イメージパーツ311、312毎の複数のオフセット情報定義351、352を記憶する。
【0075】
これにより、デバイスイメージモジュール200は、画像形成装置20に実際に物理的に装着されたデバイスや、画像形成装置20やデバイスに発生したエラーに応じて、必要なイメージパーツ311、312の定義321、331を読み出し、対応するオフセット情報定義351、352を読み出す。そして、デバイスイメージ処理部111は、読み出されたオフセット情報定義351、352に従って、定義321、331に従って読み出したイメージパーツ311、312を配置する。これにより、画像形成装置20に実際に物理的に装着されたデバイスの種類や数に拘わらず(多数のデバイスが装着されている場合でも)、複雑な描画工程を要すること無く、合成イメージを作成、更新及び表示することができる。
【0076】
また、本実施形態によれば、デバイスイメージ処理部111は、OS100に依存し、一方、デバイスイメージモジュール200は、OS100に非依存である。OS100に非依存のデバイスイメージモジュール200が、イメージパーツ311、312を記憶し、イメージパーツ311、312の定義321、331を読み出し、対応するオフセット情報定義351、352を読み出す。そして、OS100に依存するデバイスイメージ処理部111が、読み出されたオフセット情報定義351、352に従って、定義321、331に従って読み出したイメージパーツ311、312を配置する。これにより、OS100の種別に拘わらず、如何なるプラットフォームであっても、確実に、合成イメージを作成、更新及び表示することができる。
【0077】
エラーが発生してから、画像形成装置20又は画像形成装置20に実際に装着されている複数のデバイスの何れかに発生したエラーを示すイメージを、画像形成装置20に表示する技術が考えられる。この方法では、ディーラーやエンドユーザーがエラーに対処するのは、実際にエラーが発生してからになる。その結果、エラーが発生して初めて、ディーラーやエンドユーザーが、消耗品や部品の交換が必要なことに気付き、消耗品や部品を発注し、交換する可能性がある。この場合、画像形成装置20又は画像形成装置20に実際に装着されている複数のデバイスの何れかを使用できない時間であるダウンタイムが発生する。これに対して、本実施形態によれば、エラーが発生する前に、画像形成装置20又は複数のデバイスの何れかに発生すると予測されるエラーを示すイメージを、画像形成装置20に表示する。これにより、ディーラーやエンドユーザーは、実際にエラーが発生する前に対処する(例えば、トナーを交換する)ことができる。これにより、ダウンタイムを無くす又は短縮することを図れる。
【0078】
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0079】
情報処理装置10
画像形成装置20
OS(Operation System)100
ソフトウェア実行部110
デバイスイメージ処理部111
デバイスステータス処理部112
デバイスイメージモジュール200
画像構成判別部201
エラー情報判別部202
デバイス構成定義300
イメージパーツ群310
デバイスイメージパーツ311
エラーイメージパーツ312
デバイスイメージ定義群320
デバイスエラー定義群330
オフセット情報定義群350
分析モジュール400
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8