IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京京▲東▼拓先科技有限公司の特許一覧

特許7549139予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム
<>
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図1
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図2
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図3
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図4
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図5
  • 特許-予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-02
(45)【発行日】2024-09-10
(54)【発明の名称】予約情報を確定するための方法および装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20240903BHJP
【FI】
G06Q10/02
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2023518050
(86)(22)【出願日】2021-05-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-04
(86)【国際出願番号】 CN2021092018
(87)【国際公開番号】W WO2022068203
(87)【国際公開日】2022-04-07
【審査請求日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】202011050506.5
(32)【優先日】2020-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523097190
【氏名又は名称】北京京▲東▼拓先科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】郭 彦涛
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-058734(JP,A)
【文献】国際公開第2016/098585(WO,A1)
【文献】特開2018-185692(JP,A)
【文献】特開2001-216349(JP,A)
【文献】特開2012-226702(JP,A)
【文献】特開2016-218908(JP,A)
【文献】特許第6306254(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予約情報を確定するための方法であって、前記方法は、コンピュータによって実行され、
サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間データを取得するステップであって、前記サービス時間データには、前記各サービスに対応するサービス時間帯が含まれる、ステップと、
前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップと、
前記単位時間長に基づいて前記サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各前記サービス時間セルのデータを、各前記サービス時間セルと一対一で対応する記憶ユニットに記憶するステップと、
サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、前記第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであることを示す情報を含む第1の予約情報を、前記サービスプロバイダに出力するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のサービスのサービス時間帯内のサービス時間セル毎に、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定するステップをさらに含む請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップは、
前記各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長とするステップを含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
予約情報を確定するための方法であって、前記方法は、コンピュータによって実行され、
サービスリクエスタが送信したサービス取得要求を取得するステップであって、前記サービス取得要求は、サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するための情報である、ステップと、
前記各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、前記サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを前記サービスリクエスタに提示する際に、前記第2のサービスを予約不可のサービスとして提示するステップと、を含み、
前記サービス時間セルは、
前記サービスプロバイダが設定した前記各サービスおよび前記各サービスのサービス時間帯を取得するステップと、
前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダのサービス時間データを特定するステップと、
前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップと、
前記単位時間長に基づいて、前記サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各前記サービス時間セルのデータを、各前記サービス時間セルと一対一で対応する記憶ユニットに記憶するステップと、によって特定される、
方法。
【請求項6】
前記各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、前記サービスプロバイダの各サービスと、前記各サービスに対応するサービス時間帯とを前記サービスリクエスタに提示する際に、前記第3のサービスを予約可能なサービスとして提示するステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、前記第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すステップをさらに含み、
前記第4のサービスに関連付けられる占有動作は、
前記第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、前記第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするステップを含む、
請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
予約情報を確定するための装置であって、
サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間データを取得するように構成される第1の取得ユニットであって、前記サービス時間データには、前記各サービスに対応するサービス時間帯が含まれる、第1の取得ユニットと、
前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するように構成される決定ユニットと、
前記単位時間長に基づいて前記サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各前記サービス時間セルのデータを、各前記サービス時間セルと一対一で対応する記憶ユニットに記憶するように構成される分割ユニットと、
サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、前記第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするように構成される時間セル設定ユニットと、
を備える装置。
【請求項9】
前記第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであることを示す情報を含む第1の予約情報を、前記サービスプロバイダに出力するように構成される出力ユニットをさらに備える請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セル毎に、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定するように構成されるサービス状態設定ユニットをさらに備える請求項8または9に記載の装置。
【請求項11】
前記決定ユニットは、
前記各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長として決定するように構成される決定モジュールを備える、
請求項8~10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
予約情報を確定するための装置であって、
サービスリクエスタが送信したサービス取得要求であって、サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するための情報であるサービス取得要求を取得するように構成される第2の取得ユニットと、
前記各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、前記サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを前記サービスリクエスタに提示する際に、前記第2のサービスを予約不可のサービスとして提示するように構成される第1の提示ユニットと、を備え、
前記サービス時間セルは、
前記サービスプロバイダが設定した前記各サービスおよび前記各サービスのサービス時間帯を取得することと、前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダのサービス時間データを特定することと、前記各サービスのサービス時間帯に基づいて、前記サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定することと、前記単位時間長に基づいて、前記サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各前記サービス時間セルのデータを、各前記サービス時間セルと一対一で対応する記憶ユニットに記憶することと、によって特定される、
装置。
【請求項13】
前記各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、前記サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを前記サービスリクエスタに提示する際に、前記第3のサービスを予約可能なサービスとして提示するように構成される第2の提示ユニットをさらに備える請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記装置は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、前記第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すように構成される取消ユニットをさらに備え、
前記第4のサービスに関連付けられる占有動作は、
前記第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、前記第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとすることを含む、
請求項12または13に記載の装置。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリとを備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な指令が記憶され、前記指令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~7のいずれか1項に記載の方法を実行させる、電子機器。
【請求項16】
コンピュータ指令が格納されている非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ指令はコンピュータに請求項1~7のいずれか1項に記載の方法を実行させるために用いられる非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2020年9月29日に提出された、出願番号が202011050506.5で、発明の名称が「予約情報を確定するための方法および装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、当該特許出願の全文を引用により本開示に組み込む。
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、具体的に情報管理技術分野に関し、特に予約情報を確定するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
人々の生活リズムの加速に伴い、オンライン予約業務はサービスプロバイダ側の普遍的な業務となっている。現在、予約情報を確定する方法は、サービスプロバイダにより提供されたサービスが予約された後に、そのサービスの予約可能数を減らす方法である。
【0004】
しかしながら、サービスの予約状況に応じてサービスの予約可能数を減らす予約情報確定方法は、適用性が悪いという問題がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、予約情報を確定するための方法、装置、電子機器およびコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0006】
本開示の第1の態様では、予約情報を確定するための方法であって、当該方法は、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間データを取得するステップであって、サービス時間データには、各サービスに対応するサービス時間帯が含まれる、ステップと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップと、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各前記サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶するステップと、サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするステップと、を含む方法を提供する。
【0007】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための方法は、第1の予約情報をサービスプロバイダに出力するステップをさらに含み、第1の予約情報は、第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであることを示す情報を含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための方法は、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対して、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定するステップをさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップは、各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長とするステップを含む。
【0010】
本開示の第2の態様では、予約情報を確定するための方法であって、当該方法は、サービスリクエスタから送信された、サービスプロバイダの各サービスと前記各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するためのサービス取得要求を取得するステップと、各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第2のサービスを予約不可のサービスとして提示するステップと、を含み、サービス時間セルは、サービスプロバイダが設定した各サービスおよび各サービスのサービス時間帯を取得するステップと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダのサービス時間データを特定するステップと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップと、単位時間長に基づいて、サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶するステップと、によって確定される方法を提供する。
【0011】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための方法は、各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと、各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第3のサービスを予約可能なサービスとして提示するステップをさらに含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための方法は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すステップをさらに含み、第4のサービスに関連付けられる占有動作は、第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするステップを含む。
【0013】
本開示の第3の態様では、予約情報を確定するための装置であって、当該装置は、サービスプロバイダが設定した各サービスの、各サービスに対応するサービス時間帯が含まれるサービス時間データを取得するように構成される第1の取得ユニットと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するように構成される決定ユニットと、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶するように構成される分割ユニットと、サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするように構成される時間セル設定ユニットと、を備える装置を提供する。
【0014】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第1の予約情報を前記サービスプロバイダに出力するように構成される出力ユニットをさらに備え、第1の予約情報は、第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであることを示す情報を含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対して、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定するように構成されるサービス状態設定ユニットをさらに備える。
【0016】
いくつかの実施形態では、決定ユニットは、各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長として決定するように構成される決定モジュールを備える。
【0017】
本開示の第4の態様では、予約情報を確定するための装置であって、当該装置は、サービスリクエスタから送信された、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するためのサービス取得要求を取得するように構成される第2の取得ユニットと、各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第2のサービスを予約不可のサービスとして提示するように構成される第1の提示ユニットと、を備え、サービス時間セルは、サービスプロバイダが設定した各サービスおよび各サービスのサービス時間帯を取得し、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダのサービス時間データを特定し、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定し、単位時間長に基づいて、サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶することによって確定される、装置を提供する。
【0018】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと、各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第3のサービスを予約可能なサービスとして提示するように構成される第2の提示ユニットをさらに備える。
【0019】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すように構成される取消ユニットをさらに備え、第4のサービスに関連付けられる占有動作は、第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとすることを含む。
【0020】
本開示の第5の態様では、本開示の実施形態は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプログラムが格納されている記憶装置と、を備える電子機器であって、1つまたは複数のプログラムが1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、第1の態様または第2の態様の予約情報を確定するための方法を1つまたは複数のプロセッサに実現させる電子機器を提供する。
【0021】
本開示の第6の態様では、本開示の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、プログラムがプロセッサによって実行されるときに、第1の態様または第2の態様の予約情報を確定するための方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0022】
本開示の第7の態様では、本開示の実施形態は、コンピュータによって実行されるときに、第1の態様または第2の態様の予約情報を確定するための方法が実現されるコンピュータプログラムを提供する。
【0023】
本開示に係る予約情報を確定するための方法および装置は、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間帯を含むサービス時間データを取得し、各サービスのサービス時間帯に基づいてサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定し、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、サービスリクエスタが送信したサービスのサービス要求を受信したときに、サービス時間データのうち当該サービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルの時間情報を占有中の情報とし、当該サービスが存在する時間セルと重複する他のサービスを予約できないようにするものであり、当該方法は幅広く適用可能である。
【0024】
本開示の技術により、サービスの予約状況に応じてサービスの予約可能数を減らす予約情報確定方法の適用性が悪いという問題を解消した。
【0025】
なお、発明の概要に記載された内容は、本開示の実施形態のかなめとなる特徴または重要な特徴を限定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明によって理解しやすくなる。
【0026】
図面は本開示をよりよく理解するために用いられ、本開示に対する限定ではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本開示の実施形態を適用可能な例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
図2】本開示に係る予約情報を確定するための方法の一実施形態を示すフローチャートである。
図3】本開示に係る予約情報を確定するための方法のもう一つの実施形態を示すフローチャートである。
図4】本開示に係る予約情報を確定するための装置の一実施形態を示す構造概略図である。
図5】本開示に係る予約情報を確定するための装置のもう一つの実施形態を示す構造概略図である。
図6】本開示の実施形態に係る予約情報を確定するための方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下は図面を参照して本開示の例示的な実施形態を説明し、ここでは理解に役立つため、本開示の実施形態の様々な詳細が記載されるが、これらは単なる例示的なものに過ぎない。従って、本開示の範囲および要旨を逸脱しない限り、当業者が本明細書の実施形態に対して様々な変更や修正を行うことができることは自明である。なお、以下の説明では、明確化および簡略化のため、公知の機能および構成については説明を省略する。
【0029】
図1は、本開示に係る予約情報を確定するための方法または予約情報を確定するための装置の実施形態が適用可能な例示的なシステムアーキテクチャ100を示している。
【0030】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、端末装置101、102、103、ネットワーク104、およびサーバ105を含んでもよい。ネットワーク104は、端末装置101、102、103とサーバ105との間で通信リンクを提供するための媒体として使用される。ネットワーク104は、有線、無線通信リンクまたは光ファイバケーブルなどの様々なタイプの接続を含んでもよい。
【0031】
ユーザは、メッセージを送受信するために、端末装置101、102、103を使用してネットワーク104を介してサーバ105と情報のやり取りをすることができる。端末装置101、102、103には、例えば、サービス予約系、問診系アプリケーション、ショッピング系アプリケーション、チャット系アプリケーション、ウェブページ系アプリケーション、ゲーム系アプリケーション、金融系アプリケーションなど、プッシュされたサービスを受ける様々なクライアントアプリケーションをインストールすることができる。
【0032】
端末装置101、102、103は、表示画面を有しプッシュされたサービスを受けることをサポートする様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、MP3(Moving Picture Experts Group Audio LayerIII,動画専門家集団による音響形式第3層型)プレーヤ、MP4(Moving Picture Experts Group Audio LayerIII,動画専門家集団による音響形式第4層型)プレーヤ、ラップトップコンピュータおよびデスクトップコンピュータなどを含むが、これらに限定されない。
【0033】
端末装置101、102、103は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。端末装置101、102、103がハードウェアである場合、さまざまな電子機器であってもよいし、端末装置101、102、103がソフトウェアである場合、上記電子機器にインストールされてもよい。それは、複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュール(例えば、分散サービスを提供するための複数のソフトウェアモジュール)として実装されてもよく、単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実装されてもよい。ここでは特に限定しない。
【0034】
サーバ105は、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間帯を含むサービス時間データを端末装置101、102、103から取得し、次にサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を各サービスのサービス時間帯に応じて決定し、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、サーバ105が端末装置101、102、103により取得されたサービスリクエスタのサービス要求を受信すると、サーバ105は、サービス時間データのうち要求されたサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルの時間情報を「占用中」に設定するようにしてもよい。
【0035】
サーバ105は、サービスリクエスタから送信された、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するためのサービス取得要求を、端末装置101、102、103から取得することができ、サーバ105は、各サービスのうち特定のサービスのサービス時間帯内のいずれかのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出した場合、対応する情報を端末装置101、102、103に送信し、端末装置101、102、103は、その情報に基づいて当該サービスを予約不可のサービスとして提示する。
【0036】
なお、本開示の実施形態に係る予約情報を確定するための方法は、通常にサーバ105によって実行され、これに応じて、予約情報を確定するための装置は、通常にサーバ105に設けられている。端末装置101、102、103は、サービスプロバイダのデータ採集に適用してもよいし、サービスリクエスタのデータ採集に適用してもよい。
【0037】
図1における端末装置、ネットワークおよびサーバの数は例示的なものに過ぎないことを理解すべきである。実現のニーズに応じて、端末装置、ネットワークおよびサーバの数を任意に加減してもよい。
【0038】
次に、図2を参照し、本開示に係る予約情報を確定するための方法の一実施形態のフロー200を示している。この予約情報を確定するための方法は、次のステップを含む。
【0039】
ステップ201では、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間データを取得し、サービス時間データには、各サービスに対応するサービス時間帯が含まれる。
【0040】
本実施形態では、予約情報を確定するための方法の実行主体(例えば、図1に示すサーバ)は、端末が取得したサービスプロバイダ(またはサービスプロバイダの管理者)が設定した各サービスのサービス時間データを有線または無線で取得することができ、サービス時間データには、サービスプロバイダが提供した各サービスに対応する各サービス時間帯が含まれる。本実施形態では、サービスプロバイダとは、サービスを提供する側のことであり、あるサービスのプロバイダ(例えば、問診サービスを提供する医師、運転サービスを提供する運転者、コンサルティングサービスを提供する弁護士等)であってもよいし、あるサービスを提供するリソース(例えば、ストレージサービスを提供するサーバ、コンピューティングサービスを提供するクラウドコンピューティングプラットフォーム、物品保管サービスを提供する倉庫等)であってもよい。
【0041】
ステップ202では、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定する。
【0042】
本実施形態では、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間帯に基づいて決定することができる。例えば、各サービスのサービス時間帯が1時間を単位とすれば、すなわち、各サービスのサービス時間帯がいずれも1時間の正の整数倍であれば、1時間をサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長としてもよいし、各サービスのサービス時間帯のうち最も精度の高いサービス時間帯の最小単位時間長が1分間であれば、1分間をサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長としてもよい。
【0043】
ステップ203では、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶する。
【0044】
本実施形態では、サービス時間データを単位時間長に基づいて複数のサービス時間セルに分割し、すなわち、サービス時間データの各サービスのサービス時間帯に正の整数個のサービス時間セルを含み、各サービス時間セルの時間情報を示すデータ(例えば、そのサービス時間セルの開始・終了時間などのデータ)をサーバの各記憶ユニットに記憶することができる。例えば、サービス時間データは、サービスAのサービス時間帯である2020年1月1日午前6:00~8:00、サービスBのサービス時間帯である2020年1月1日午前7:00~8:00、サービスCのサービス時間帯である2020年1月1日午前7:30~8:00を含み、単位時間長が30分間である場合、分割されたサービス時間データは、サービスAのサービス時間帯における2020年1月1日午前の6:00~6:30、6:30~7:00、7:00~7:30、7:30~8:00の4つのサービス時間セル、サービスBのサービス時間帯における2020年1月1日午前の7:00~7:30、7:30~8:00の2つのサービス時間セル、サービスCのサービス時間帯における2020年1月1日午前の7:30~8:00のサービス時間セルであってもよい。
【0045】
ステップ204では、サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとする。
【0046】
本実施形態では、サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信すると、第1のサービスのサービス時間帯に含まれる各時間セルに対応する記憶ユニットの読み書きモードを、読み出し専用の記憶ユニット、すなわち、記憶ユニット内のデータの書き換えが不可能な記憶ユニットに設定・調整する。なお、第1のサービスは、サービスプロバイダが提供したサービスのいずれであってもよい。
【0047】
本実施形態に係る予約情報を確定するための方法は、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間帯を含むサービス時間データを取得し、各サービスのサービス時間帯に基づいてサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定し、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、サービスリクエスタが送信したサービスのサービス要求を受信したときに、サービス時間データのうち当該サービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとし、当該サービスが存在する時間セルと重複する他のサービスの予約または情報の書き込みを不可能にする。この方法は、単一のサービスプロバイダが単一のサービスを提供するシーンで、当該単一のサービスの予約情報を確定することができる。この方法は、単一のサービスプロバイダが複数のサービスを提供するシーンで、当該複数のサービスの予約情報を確定することができ、当該複数のサービスは、サービス時間帯に競合があってもよいし、競合がなくてもよい。この方法は、複数のサービスプロバイダが単一のサービスを提供するシーンで、当該サービスの予約情報を確定することができる。この方法は、複数のサービスプロバイダが複数のサービスを提供するシーンで、当該複数のサービスの予約情報を確定することもできる。この方法は幅広く適用できる。
【0048】
オプションとして、予約情報を確定するための方法は、第1のサービスのサービス時間帯が予約済み情報であることを示す情報を含む第1の予約情報を、サービスプロバイダに出力するステップをさらに含む。
【0049】
本実施形態では、サービスリクエスタが送信した第1のサービス要求を受信すると、第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであること、または第1のサービスが予約済みであることを示す情報をサービスプロバイダに出力することができる。本実施形態では、サービスプロバイダが提供するサービスまたはサービス時間帯がサービスリクエスタによって要求された後に、サービスプロバイダに対応する情報を出力することにより、サービスプロバイダが関連情報をタイムリーに把握でき、サービスプロバイダに利便性を提供できる。
【0050】
オプションとして、予約情報を確定するための方法は、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対して、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定することをさらに含む。
【0051】
本実施形態では、サービスリクエスタが予約した第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルの所属する各サービス時間帯に対応する各サービスのサービス状態をすべて予約不可の状態に設定してもよい。例えば、第1のサービスのサービス時間帯が、サービス時間セル6:00~7:00、サービス時間セル7:00~8:00、サービス時間セル8:00~9:00を含むある日の午前6:00~9:00であり、第2のサービスのサービス時間帯が、サービス時間セル7:00~8:00、サービス時間セル8:00~9:00、サービス時間セル9:00~10:00を含むその日の午前7:00~10:00であり、第3のサービスのサービス時間帯が、サービス時間セル8:00~9:00、サービス時間セル9:00~10:00、サービス時間セル10:00~11:00を含むその日の午前8:00~11:00であり、第4のサービスのサービス時間帯が、サービス時間セル6:00~7:00を含むその日の午前6:00~7:00である場合、第1のサービスが予約された後、第1のサービスのサービス時間帯6:00~9:00内の時間セル6:00~7:00は、第4のサービスのサービス時間帯6:00~7:00に属しており、第1のサービスのサービス時間帯6:00~9:00内の時間セル7:00~8:00は、第2のサービスのサービス時間帯7:00~10:00にも属しており、第1のサービスのサービス時間帯6:00~9:00内の時間セル8:00~9:00は、第2のサービスのサービス時間帯7:00~10:00および第3のサービスのサービス時間帯8:00~11:00にも属しており、これにより、サービス時間帯7:00~10:00に対応する第2のサービス、サービス時間帯8:00~11:00に対応する第3のサービス、サービス時間帯6:00~7:00に対応する第4のサービスのサービス状態をすべて予約不可に設定してもよい。
【0052】
本実施形態では、予約済みのサービスのサービス時間帯に含まれるサービス時間セルの所属する各サービスのサービス状態を予約不可に設定することは、サービス時間帯が予約済みのサービスのサービス時間帯と重複/競合するサービスのサービス状態を予約不可に設定してもよい。サービスプロバイダの一つのサービスが予約された後、サービス時間帯とそのサービスのサービス時間帯とが重複する他のサービスの予約状態を更新することが実現され、複数のサービスの予約シーンで複数のサービスの予約情報を確定することができる。
【0053】
図2を参照して記述した実施形態のいくつかのオプション的な実施形態では、各サービスのサービス時間帯に基づいてサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定することは、各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長とすることを含む。
【0054】
本実施形態では、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長は、サービスプロバイダが提供する各サービスのサービス時間帯の最大公約数であってもよい。例えば、サービスプロバイダは、サービスA、サービスB、サービスCの3種類のサービスを提供する。このうち、サービスAのサービス時間帯は、ある日の午後1:15~1:45であり、サービスBのサービス時間帯は、その日の午後1:30~2:45であり、サービスCのサービス時間帯は、その日の午後3:00~4:00であれば、15分間をサービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長としてもよい。また、例えば、サービスプロバイダが、サービスD、サービスE、サービスFの3種類のサービスを提供する。このうち、サービスDのサービス時間帯は、ある日の午後1:20~1:50、サービスEのサービス時間帯は、その日の午後1:35~2:45、サービスFのサービス時間帯は、その日の午後3:00~4:00である場合、1:20~1:45、1:35~2:45、3:00~4:00の3つの時間帯がいずれも、5分間おきの時間セル(1つの時間セルは5分間)からなる時間軸上の正の整数個の時間セルから構成されることができるので、サービスD、サービスE、サービスFを提供するサービスプロバイダの単位時間長は5分間となる。
【0055】
本実施形態では、サービスプロバイダが提供する各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、サービスプロバイダがサービスを提供するサービス時間セルとすることにより、各サービスのサービス時間帯を各サービス時間セルに分割することを確保しつつ、分割されたサービス時間セルの数を減らすことができ、システムの計算効率を向上させることができる。
【0056】
さらに、図3を参照し、本開示に係る予約情報を確定するための方法のもう一つの実施形態のフロー300を示している。この予約情報を確定するための方法は、次のステップを含む。
【0057】
ステップ301では、サービスリクエスタから送信された、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するためのサービス取得要求を取得する。
【0058】
本実施形態では、予約情報を確定するための方法の実行主体(例えば、図1に示すサーバ)は、端末が取得したサービスプロバイダが提供したサービスリクエスタのサービス取得要求を有線または無線で取得することができ、当該サービス取得要求は、サービスプロバイダが提供した各サービスおよび各サービスのサービス時間帯の提示を要求するために用いられる。
【0059】
ステップ302では、各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第2のサービスを予約不可のサービスとして提示する。ここで、サービス時間セルを確定するステップは、サービスプロバイダが設定した各サービスと各サービスのサービス時間帯を取得するステップと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダのサービス時間データを特定するステップと、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するステップと、単位時間長に基づいて、サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割するステップとを含む。
【0060】
本実施形態では、サービスプロバイダが提供した各サービスのうちのいずれかのサービスのサービス時間帯に含まれる時間セルにおいて、対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットである時間セルが存在することを検出した場合に、サービスプロバイダが提供した各サービスおよび各サービスのサービス時間帯をサービスリクエスタに提示するとき、当該サービスを予約不可のサービスとして提示する。なお、第2のサービスは、サービスプロバイダが提供した各サービスのいずれであってもよい。
【0061】
本実施形態では、サービス時間セルは、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間データを取得し、サービス時間データには、サービスプロバイダが提供した各サービスに対応する各サービス時間帯が含まれ、サービスプロバイダが設定した各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定し、単位時間長に基づいて、サービス時間データを複数のサービス時間セルに分割するステップによって決定されることができる。ここで、サービス時間データにおける各サービスのサービス時間帯にはいずれも正の整数個のサービス時間セルが含まれる。
【0062】
本実施形態に係る予約情報を確定するための方法では、サービスリクエスタが送信した、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯との提示を要求するサービス取得要求を取得し、各サービスのうちのあるサービスのサービス時間帯に、時間情報が「占有中」であるサービス時間セルが含まれると検出した場合に、そのサービスを予約不可のサービスとして提示することにより、1つのサービスが予約された後に、その予約されたサービスのサービス時間帯と時間的に重複/競合するサービスの予約情報を更新することができ、予約状態を連動して更新することを実現することができる。
【0063】
オプションとして、予約情報を確定するための方法は、各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと、各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第3のサービスを予約可能なサービスとして提示することをさらに含む。
【0064】
本実施形態では、サービスプロバイダが提供した各サービスのうち、あるサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットがいずれも読み書き可能な記憶ユニットであることを検出した場合に、サービスリクエスタに各サービスおよび各サービスのサービス時間帯を提示するときに、そのサービスを予約可能なサービスとして提示する。本実施形態では、サービスのサービス時間帯に含まれる各サービス時間セルの時間情報を検出することで、そのサービスの予約状態を判定することにより、サービス名が同一であり、サービス時間帯が重複しない2つのサービスの予約状態が相互に影響することを回避でき、サービス名が異なり、サービス時間帯が重複している2つのサービスの予約状態が連動して更新できないことを回避することができ、この予約方法の適用性がいっそう広い。
【0065】
オプションとして、予約情報を確定するための方法は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すことをさらに含み、第4のサービスに関連付けられる占有動作は、第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとすることを含む。
【0066】
本実施形態では、サービスリクエスタがあるサービスをキャンセルするキャンセル要求を受信した場合に、そのサービスのサービス時間帯内のすべてのサービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み書き可能な記憶ユニットとして設定する。なお、第4のサービスは、各サービスのいずれであってもよい。本実施形態では、サービスリクエスタがあるサービスの予約をキャンセルした後、そのサービスのサービス時間帯に含まれるサービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み書き可能な記憶ユニットとして設定し、そのサービスのサービス時間帯と重複するサービスを予約可能な状態に更新し、複数のサービスの予約状態を連動して更新することを実現することができる。
【0067】
上述した図3に関連して説明した実施形態のいくつかのオプション的な実施形態では、複数のサービスリクエスタが同一のサービスを操作する要求を受信した場合に、読み書き権限を制御するなどの方法で回避することができる。受信した複数のリクエスタが要求を発する時間によって、最初に要求を発したリクエスタの操作を許可するようにし、すなわち、そのサービスに対する操作権限を最初に要求を発したリクエスタに付与するように、複数のサービスリクエスタが同一のサービスを同時に操作することによる操作の競合などの問題を回避できる。
【0068】
いくつかの応用シーンでは、サービスプロバイダは問診サービスを提供する医師であってもよい。サービスプロバイダが提供した各サービスは電話問診サービス(時間長が30分間)、ビデオ問診サービス(時間長が45分間)であってもよい。まず、医師が設定した、2020年6月22日の1日にサービスを提供するサービス時間データ(例えば、電話問診サービス1のサービス時間帯9:00~9:30、電話問診サービス2のサービス時間帯11:00~11:30、ビデオ問診サービス3のサービス時間帯9:00~9:45、ビデオ問診サービス4のサービス時間帯10:00~10:45、ビデオ問診サービス5のサービス時間帯11:15~12:00)を取得する。
【0069】
次に、当該医師が設定した上記5つのサービスのサービス時間帯に基づいて、当該医師がサービスを提供する単位時間長を15分間と決定する。単位時間長に基づいて当該医師のサービス時間データを複数のサービス時間セルに分割することができ、かつ、電話問診サービス1はサービス時間セル9:00~9:15、サービス時間セル9:15~9:30を含み、電話問診サービス2はサービス時間セル11:00~11:15、サービス時間セル11:15~11:30を含み、ビデオ問診サービス3はサービス時間セル9:00~9:15、サービス時間セル9:15~9:30、サービス時間セル9:30~9:45を含み、ビデオ問診サービス4はサービス時間セル10:00~10:15、サービス時間セル10:15~10:30、サービス時間セル10:30~10:45を含み、ビデオ問診サービス5はサービス時間セル11:15~11:30、サービス時間セル11:30~11:45、サービス時間セル11:45~12:00を含むことが分かる。電話問診サービス1とビデオ問診サービス3には同じサービス時間セルが存在し、電話問診サービス2とビデオ問診サービス5には同じサービス時間セルが存在する(すなわち、両者はサービス時間上に重複/競合がある)ことが理解でき、一方のサービスが予約されると他方のサービスの予約に影響を与えることがある。
【0070】
そして、サービス時間セルのセル情報を生成し、すなわち、各サービス時間セルと、そのサービス時間セルの所属するサービスまたは所属するサービスのサービス時間帯とを対応付けて記憶する。例えば、サービス時間セル9:00~9:15のセル情報は、{セルID/サービスID,医師ID,9:00(電話問診サービス1のサービス時間帯の開始時間),9:30(電話問診サービス1のサービス時間帯の終了時間)}および{セルID/サービスID,医師ID,9:00(ビデオ問診サービス3のサービス時間帯の開始時間),9:45(ビデオ問診サービス3のサービス時間帯の終了時間)}であってもよい。サービス時間セル9:15~9:30のセル情報は、{セルID,医師ID,9:00,9:30}および{セルID/サービスID,医師ID,9:00,9:45}であってもよい。サービス時間セル9:30~9:45のセル情報は、{セルID,医師ID,9:00,9:45}であってもよい。各サービス時間セルのセル情報を生成してデータベースに格納する。
【0071】
医師が提供したあるサービスが予約されると、そのサービスのサービスIDに基づいて、またはそのサービスのサービス時間帯の開始・終了時間に基づいて、該当するサービス時間セルを特定し、該当するサービス時間セルの時間情報を「占有中」に設定してもよい。
【0072】
さらに図4を参照すると、上記の各図に示された方法の実施形態として、本開示は、予約情報を確定するための装置の一実施形態を提供し、当該装置の実施形態は、図2に示された方法の実施形態に対応しており、当該装置は、具体的に様々な電子機器に適用することができる。
【0073】
図4に示すように、本実施形態の予約情報を確定するための装置400は、第1の取得ユニット401と、決定ユニット402と、分割ユニット403と、時間セル設定ユニット404とを備える。第1の取得ユニットは、サービスプロバイダが設定した各サービスの、各サービスに対応するサービス時間帯が含まれるサービス時間データを取得するように構成される。決定ユニットは、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定するように構成される。分割ユニットは、単位時間長に基づいてサービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶するように構成される。時間セル設定ユニットは、サービスリクエスタが送信した第1のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとするように構成される。
【0074】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第1の予約情報を前記サービスプロバイダに出力するように構成される出力ユニットをさらに備え、第1の予約情報は、第1のサービスのサービス時間帯が予約済みであることを示す情報を含む。
【0075】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第1のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対して、当該サービス時間セルの所属するサービス時間帯に対応するサービスのサービス状態を予約不可に設定するように構成されるサービス状態設定ユニットをさらに備える。
【0076】
いくつかの実施形態では、決定ユニットは、各サービスのサービス時間帯の最大公約数を、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長として決定するように構成される決定モジュールを備える。
【0077】
上記装置400における各ユニットは、図2を参照して記述した方法のステップに対応する。したがって上記の予約情報を確定するための方法について記述した動作、特徴および達成される技術的効果は、同様に装置400およびその中に含まれるユニットに適用し、ここではその説明を省略する。
【0078】
さらに図5を参照すると、上記の各図に示された方法の実施形態として、本開示は、予約情報を確定するための装置の一実施形態を提供し、当該装置の実施形態は、図3に示された方法の実施形態に対応しており、当該装置は、具体的に様々な電子機器に適用することができる。
【0079】
図5に示すように、本実施形態の予約情報を確定するための装置500は、第2の取得ユニット501と、第1の提示ユニット502とを備える。第2の取得ユニットは、サービスリクエスタから送信された、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とを提示することを要求するためのサービス取得要求を取得するように構成される。第1の提示ユニットは、各サービスのうちの第2のサービスのサービス時間帯における少なくとも1つのサービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み出し専用の記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第2のサービスを予約不可のサービスとして提示するように構成される。ここで、サービス時間セルは、サービスプロバイダが設定した各サービスおよび各サービスのサービス時間帯を取得し、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダのサービス時間データを特定し、各サービスのサービス時間帯に基づいて、サービスプロバイダがサービスを提供する単位時間長を決定し、単位時間長に基づいて、サービス時間データを少なくとも1つのサービス時間セルに分割し、各サービス時間セルのデータを記憶ユニットに記憶することによって確定される。
【0080】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、各サービスのうちの第3のサービスのサービス時間帯における各サービス時間セルに対応する記憶ユニットが読み書き可能な記憶ユニットであると検出したことに応答して、サービスプロバイダの各サービスと、各サービスに対応するサービス時間帯とをサービスリクエスタに提示する際に、第3のサービスを予約可能なサービスとして提示するように構成される第2の提示ユニットをさらに備える。
【0081】
いくつかの実施形態では、予約情報を確定するための装置は、第4のサービスのサービスキャンセル要求の受信に応答して、第4のサービスに関連付けられる占有動作を取り消すように構成される取消ユニットをさらに備え、第4のサービスに関連付けられる占有動作は、第4のサービスのサービス要求を受信したことに応答して、第4のサービスのサービス時間帯内の各サービス時間セルに対応する記憶ユニットを読み出し専用の記憶ユニットとすることを含む。
【0082】
上記装置500における各ユニットは、図3を参照して記述した方法のステップに対応する。したがって上記の予約情報を確定するための方法について記述した動作、特徴および達成される技術的効果は、同様に装置500およびその中に含まれるユニットに適用し、ここではその説明を省略する。
【0083】
本開示の実施形態によれば、本開示はさらに電子機器および読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0084】
図6に示すように、本開示の実施形態に係る予約情報を確定するための方法に係る電子機器600のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレード型サーバ、メインフレームコンピュータおよびその他の適切なコンピュータ等の様々な形態のデジタルコンピュータを表す。また、電子機器は、個人デジタル動作、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器およびその他の類似する計算装置等の様々な形態のモバイルデバイスを表すことができる。なお、ここで示したコンポーネント、それらの接続関係、およびそれらの機能はあくまでも一例であり、ここで記述および/または要求した本開示の実施形態を限定することを意図するものではない。
【0085】
図6に示すように、当該電子機器は、1つまたは複数のプロセッサ601、メモリ602、および各コンポーネントを接続するためのインターフェース(高速インターフェースおよび低速インターフェースを含む)を含む。各コンポーネントは、互いに異なるバスで接続されており、共通のマザーボード上に実装されていてもよいし、必要に応じて他の方式で実装されていてもよい。プロセッサは、電子機器内で実行される指令を処理することができ、前記指令は、インターフェースに結合された表示装置等の外部入出力装置にグラフィカルユーザインターフェース(GUI,Graphical User Interface)のグラフィック情報を表示するために、メモリ内またはメモリ上に格納される指令を含む。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサおよび/または複数のバスを、複数のメモリとともに使用することができる。また、複数の電子機器が接続されていてもよく、各機器は、例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群またはマルチプロセッサシステムなど、一部の必要な動作を提供する。図6では、1つのプロセッサ601を例としている。
【0086】
メモリ602は、本開示が提供する非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。ここで、前記メモリは、少なくとも1つのプロセッサが実行可能な指令を格納しており、それにより少なくとも1つのプロセッサに本開示が提供する予約情報を確定するための方法を実行させる。本開示の非一時的コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ指令を格納し、当該コンピュータ指令はコンピュータに本開示が提供した予約情報を確定するための方法を実行させるために用いられる。
【0087】
メモリ602は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なプログラムおよびモジュールを格納することに用いることができ、例えば本開示の実施形態における予約情報を確定するための方法に対応するプログラム指令/モジュール(例えば、図4に示すように第1の取得ユニット401と、決定ユニット402と、分割ユニット403と、時間セル設定ユニット404)が挙げられる。プロセッサ601は、メモリ602に格納された非一時的ソフトウェアプログラム、指令およびモジュールを実行することにより、サーバの各種機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、すなわち上記方法の実施形態における予約情報を確定するための方法を実現する。
【0088】
メモリ602は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶できるプログラム記憶領域と、予約情報を確定するための電子機器の使用に作成されたデータ等を記憶できるデータ記憶領域とを備える。また、メモリ602は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、また非一時的メモリ(例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイスまたはその他の非一時的ソリッドステート記憶装置)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ602はオプションとして、プロセッサ601に対して遠隔に設置されたメモリを含むことができ、これらの遠隔に設置されたメモリは、ネットワークを介して予約情報を確定するための電子機器に接続することができる。上記ネットワークとしては、例えば、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信網およびこれらの組み合わせなどが挙げられるが、それらに限定されない。
【0089】
予約情報を確定するための方法を実行する電子機器は、さらに入力装置603、出力装置604およびバス605を含んでもよい。プロセッサ601、メモリ602、入力装置603および出力装置604は、バス605またはその他の方式で接続されていてもよく、図6ではバス605で接続されている例を示している。
【0090】
例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングデバイス、1つまたは複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置603は、入力された数字または文字情報を受信でき、予約情報を確定するための電子機器のユーザ設定および機能制御に関するキー信号入力を生成することができる。出力装置604は表示装置、補助照明装置(例えば、LED)および触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)等を含んでもよい。当該表示装置は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイおよびプラズマディスプレイを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、表示装置はタッチパネルであってもよい。
【0091】
ここで説明するシステムおよび技術の様々な実施形態はデジタル電子回路システム、集積回路システム、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせにおいて実装され得る。これらの各実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラムに実装され、当該1つまたは複数のコンピュータプログラムは少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムにおいて実行および/または解釈することができ、当該プログラマブルプロセッサは専用または汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置および少なくとも1つの出力装置からデータおよび指令を受信することができ、且つデータおよび指令を当該記憶システム、当該少なくとも1つの入力装置および当該少なくとも1つの出力装置に伝送することを含み得る。
【0092】
これらのコンピュータプログラムは、プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーションまたはコードとも呼ばれ、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、且つ高度プロセスおよび/またはオブジェクト指向のプログラミング言語、および/またはアセンブリ言語/機械語を用いて実装することができる。ここで、「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに供給するための任意のコンピュータプログラム、機器、および/または装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を意味し、機械可読信号である機械命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに供給するためのあらゆる信号を意味する。
【0093】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明するシステムと技術は、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、陰極線管(CathodeRayTube,CRT)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボードおよびポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを備えるコンピュータ上で実装することができ、ユーザが該キーボードおよび該ポインティングデバイスを介してコンピュータに入力を提供できる。他の種類の装置もユーザとのやりとりを行うことに用いることができる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックであるいかなる形態のセンシングフィードバックであってもよく、且つ音入力、音声入力若しくは触覚入力を含むいかなる形態でユーザからの入力を受信してもよい。
【0094】
ここで説明したシステムおよび技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバ)に実施されてもよく、またはミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)に実施されてもよく、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインターフェースまたはウェブブラウザを有するユーザコンピュータ)に実施されてもよく、ユーザは該グラフィカルユーザインターフェースまたはウェブブラウザを介してここで説明したシステムおよび技術の実施形態とインタラクションしてもよく、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネントまたはフロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施されてもよい。また、システムの各コンポーネントの間は、通信ネットワーク等の任意の形態または媒体を介してデジタルデータ通信により接続されていてもよい。通信ネットワークとしては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)およびインターネットなどを含む。
【0095】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含んでもよい。クライアントとサーバは、通常、互いに離れており、通信ネットワークを介してやりとりを行う。クライアントとサーバとの関係は、互いにクライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムをそれぞれのコンピュータ上で動作することによって生成される。
【0096】
なお、上述した様々な形態のフローを用いて、ステップを改めて並び替え、追加または削除を行うことができる。例えば、本開示に記載された各ステップは、本開示に開示された技術案の所望の結果が達成できる限り、並行して実行されてもよいし、順番に実行されてもよいし、異なる順番で実行されてもよい。本明細書はここで制限しない。
【0097】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。設計要件および他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、再組合、および置換を行うことができることを当業者は理解すべきである。本開示の趣旨および原理を逸脱せずに行われたあらゆる修正、均等な置換および改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0098】
400 予約情報を確定するための装置
401 第1の取得ユニット
402 決定ユニット
403 分割ユニット
404 時間セル設定ユニット
500 情報をプッシュするための装置
501 第2の取得ユニット
502 第1の提示ユニット502
600 電子機器
601 プロセッサ
602 メモリ
603 入力装置
604 出力装置
605 バス
図1
図2
図3
図4
図5
図6