IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三井化学株式会社の特許一覧

特許7549175非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム
<>
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図1
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図2
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図3
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図4
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図5
  • 特許-非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-02
(45)【発行日】2024-09-10
(54)【発明の名称】非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20240903BHJP
【FI】
G06F3/041 532
G06F3/041 662
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2024072756
(22)【出願日】2024-04-26
【審査請求日】2024-07-03
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000005887
【氏名又は名称】三井化学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永田 桂
(72)【発明者】
【氏名】箕輪 晃
【審査官】仲野 一秀
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第217543757(CN,U)
【文献】国際公開第2020/129772(WO,A1)
【文献】特開2019-109637(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/00-3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチ操作を受け付ける表示部の表示画像を空中に空中画像として結像する結像部と、
前記タッチ操作に対応する前記空中画像に対するユーザの操作に関する情報を検出する検出部と、
前記操作に関する情報を前記表示部に送る制御部と、を備える、
非接触入力装置。
【請求項2】
前記空中画像における座標は、前記表示画像における座標に対応する、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項3】
前記表示部を着脱可能に支持する支持部を、更に備える、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項4】
前記表示部を収容する筐体を、更に備え、
前記結像部は、前記表示画像の光のうち、前記結像部に入射する結像対象光を、前記空中画像として結像し、
前記筐体は、前記筐体内における前記結像対象光以外の光を吸収する光吸収部を有する、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項5】
前記結像部は、前記表示画像の光のうち、前記結像部に入射する結像対象光を、前記空中画像として結像し、
前記非接触入力装置は、前記表示画像の光のうち、前記結像対象光以外の光が、前記結像部を通って前記空中に漏洩することを抑制する光調整部を、更に備える、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項6】
前記空中画像に対する前記ユーザの操作に応じて、前記ユーザの手に刺激を付与する刺激付与機構を、更に備える、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項7】
前記表示部を収容する筐体と、
前記筐体の内部空間において前記表示部が発生する音を、前記筐体の外部空間に伝達する音伝達部と、を更に備える、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項8】
前記表示部を収容する筐体を、更に備え、
前記筐体は、
前記筐体に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収機構、
前記筐体の外部空間の熱が前記筐体の内部空間に伝わることを抑制する断熱機構、又は、
前記筐体の外部空間の水が、前記筐体の内部空間に浸入することを抑制する防水機構を有する、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項9】
前記表示部を収容する筐体を、更に備え、
前記筐体は、
前記表示部を収容する収容空間と、
前記筐体の外部空間から前記収容空間に前記表示部を挿入する挿入口と、
前記収容空間に設けられ前記挿入口から挿入された前記表示部を着脱可能に支持する支持部と、を備え、
前記表示部は、前記支持部に支持された状態で、前記制御部に接続される、
請求項1に記載の非接触入力装置。
【請求項10】
タッチ操作を受け付ける表示部を有する端末と、
請求項1に記載の非接触入力装置と、を備える、
非接触入力システム。
【請求項11】
請求項1に記載の非接触入力装置に組み込まれる端末であって、タッチ操作を受け付ける表示部を有する前記端末において動作するプログラムであって、
前記端末は、前記プログラムを実行することにより、
前記非接触入力装置から前記操作に関する情報を取得し、
取得した前記操作に関する情報を、前記タッチ操作に対応する操作情報に変換し、
前記操作情報に基づいて、前記端末を制御する、
プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されたように、画像表示装置の表示部に表示された画像を空中における結像面に結像して、当該結像面に画像(以下、空中画像と称する。)を表示する非接触入力装置が知られている。このような非接触入力装置は、表示部に表示された画像を、空中画像として結像する結像部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-67071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような非接触入力装置の場合、表示部は、予め非接触入力装置に組み込まれている。このため、表示部として、タッチ操作を受け付けることができる表示部を採用することを意図していない。
【0005】
本発明の目的は、タッチ操作を受け付ける表示部を操作できる、非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る非接触入力装置の一態様は、
タッチ操作を受け付ける表示部の表示画像を空中に空中画像として結像する結像部と、
タッチ操作に対応する空中画像に対するユーザの操作に関する情報を検出する検出部と、
操作に関する情報を表示部に送る制御部と、を備える。
【0007】
本発明に係る非接触入力システムの一態様は、
タッチ操作を受け付ける表示部を有する端末と、
上述の非接触入力装置と、を備える。
【0008】
本発明に係るプログラムの一態様は、
上述の非接触入力装置に組み込まれる端末であって、タッチ操作を受け付ける表示部を有する端末において動作するプログラムであって、
端末は、プログラムを実行することにより、
非接触入力装置から操作に関する情報を取得し、
取得した操作に関する情報を、タッチ操作に対応する操作情報に変換し、
操作情報に基づいて、端末の表示部の表示を制御する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、タッチ操作を受け付ける表示部を操作できる非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施形態に係る非接触入力システムの斜視図である。
図2図2は、非接触入力システムの断面図である。
図3図3は、非接触入力システムの機能ブロック図である。
図4図4は、ユーザが空中画像を操作する状態を示す模式図である。
図5図5は、変形例1に係る非接触入力装置の断面図である。
図6図6は、変形例2に係る非接触入力装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムの一例について、図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下で説明する非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムは、本発明に係る非接触入力装置、非接触入力システム、及びプログラムの一例であり、本発明は後述の実施形態により限定されない。
【0012】
[実施形態]
図1図4を参照して、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の構成について説明する。
【0013】
図1は、非接触入力システムAの斜視図である。又、図2は、非接触入力装置1の断面図である。尚、図2において、ユーザUと非接触入力システムAとの大小関係は、実際の大小関係とは異なる。
【0014】
非接触入力システムAは、所謂空中ディスプレイを備えた装置である。空中ディスプレイは、空中に情報や映像を投影する。
【0015】
非接触入力システムAは、種々の場所(店舗、公共施設、医療現場、及び工場等)において、ユーザUが情報を入力するための端末、又は、ユーザUが情報を取得するための端末として使用される。
【0016】
特に、本実施形態に係る非接触入力システムAの場合、後述の表示部81(図2参照)として、ユーザUが個人的に所有する端末(例えば、スマートフォン又はタブレット)を使用できる。このような端末は、タッチ操作を受け付ける表示部(例えば、ディスプレイ)を有する。
【0017】
非接触入力システムAは、ユーザUの端末における表示部81に表示された画像を、空中画像として結像する。ユーザUは、端末の表示部をタッチ操作する代わりに、空中画像を操作することにより、端末を操作する。つまり、ユーザUは、空中画像を介して、端末を操作する。
【0018】
以下の説明において、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の構造を説明するにあたり、図1及び図2に示す直交座標系(X、Y、Z)を使用することもある。X方向は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の前後方向に一致する。X方向+側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の前側に一致する。X方向-側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の後側に一致する。
【0019】
又、Y方向は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の左右方向及び幅方向に一致する。Y方向+側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の前方から非接触入力システムA及び非接触入力装置1を見た場合の左側に一致する。Y方向-側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の前方から非接触入力システムA及び非接触入力装置1を見た場合の右側に一致する。
【0020】
Z方向は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の上下方向に一致する。Z方向+側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の上側に一致する。Z方向-側は、非接触入力システムA及び非接触入力装置1の下側に一致する。
【0021】
非接触入力システムAは、非接触入力装置1、及び、端末8を有する。
【0022】
非接触入力装置1は、筐体2、結像部3、光調整部4、入力検出部5、及び制御部6を有する。
【0023】
本実施形態に係る非接触入力装置1は、所謂横置き式の非接触入力装置である。横置き式の非接触入力装置の場合、空中画像G1は、図2に示すように、非接触入力装置1における結像部3の上方に表示される。尚、非接触入力装置は、横置き式の非接触入力装置に限定されない。
【0024】
非接触入力装置は、所謂縦置き式の非接触入力装置であってもよい。縦置き式の非接触入力装置は、図2に示す非接触入力装置1を図2における反時計回りの方向に90°回転させた如き構成を有する。縦置き式の非接触入力装置の場合、空中画像G1は、非接触入力装置1における結像部3の前方に表示される。
【0025】
本実施形態に係る非接触入力装置1は、第1の使用態様として、所定の場所に固定された状態で使用されてよい。又、本実施形態に係る非接触入力装置1は、第2の使用態様として、所定の場所に固定されない状態で使用されてもよい。
【0026】
非接触入力装置1が第2の使用態様で使用される場合、非接触入力装置1の大きさは、ユーザUが持ち運べる程度の大きさであると好ましい。
【0027】
筐体2は、箱状であって、非接触入力装置1を構成する各エレメントを収容又は支持するための部材である。本実施形態の場合、筐体2は、前後方向に長い直方体状である。
【0028】
但し、筐体の形状は、本実施形態の筐体2の形状に限定されない。筐体の形状は、非接触入力装置1が使用される環境に応じて適宜決定されてよい。筐体2の形状は、箱状に限定されない。筐体2の形状は、非接触入力装置1を構成する各エレメントを収容又は支持することができる種々の形状であってよい。
【0029】
筐体2は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eを有する。前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eは、上方が開口した箱状に組み合わされている。
【0030】
筐体2は、収容空間21、挿入口22、及び支持部23を有する。
【0031】
収容空間21は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eにより囲まれた空間である。
【0032】
挿入口22は、右側板部2dに設けられている。挿入口22は、右側板部2dを左右方向に貫通する貫通孔である。挿入口22は、端末8(図2参照)が通過可能な形状及び大きさを有する。挿入口22の外側の開口部は、例えば、蓋部材(不図示)により塞がれてよい。
【0033】
ユーザUは、非接触入力装置1の外部空間で端末8にケーブル(不図示)の第一端部を装着する。ケーブルは、端末8と制御部6とを接続するケーブルである。ケーブルの第二端部は、制御部6に接続されている。
【0034】
ユーザUは、端末8にケーブルを装着した後、挿入口22を介して、端末8を筐体2の外部空間から収容空間21に挿入する。挿入口22を通過して収容空間21に挿入された端末8は、自動的に、後述の支持部23に支持されてよい。
【0035】
尚、挿入口の構成は、上述の挿入口22の構成に限定されない。図5及び図6を参照して、挿入口の変形例について説明する。
【0036】
図5は、変形例1に係る非接触入力システムAaの断面図である。非接触入力システムAaは、挿入口22aの構成が、上述の実施形態に係る非接触入力システムAの挿入口22と異なる。
【0037】
具体的には、挿入口22aは、底板部2eに設けられている。挿入口22aは、底板部2eを上下方向に貫通する貫通孔である。挿入口22aは、端末8が通過可能な形状及び大きさを有する。挿入口22aの外側の開口部は、例えば、蓋部材(不図示)により塞がれてよい。
【0038】
ユーザUは、非接触入力装置1の外部空間で端末8にケーブル(不図示)の第一端部を装着する。ケーブルは、端末8と制御部6とを接続するケーブルである。ケーブルの第二端部は、制御部6に接続されている。
【0039】
ユーザUは、端末8にケーブルを装着した後、挿入口22aを介して、端末8を筐体2の外部空間から収容空間21に挿入する。挿入口22aを通過して収容空間21に挿入された端末8は、自動的に、支持部23に支持されてよい。
【0040】
このような変形例1に係る非接触入力システムAaの場合、挿入口22aが、底板部2eに設けられている。このような構成は、外部空間の光が、挿入口22aを通って収容空間21に侵入することを抑制できる。
【0041】
次に、図6は、変形例2に係る非接触入力システムAbの断面図である。非接触入力システムAbは、挿入口22bの構成が、上述の実施形態に係る非接触入力システムAの挿入口22と異なる。
【0042】
具体的には、挿入口22bは、前側板部2aに設けられている。挿入口22bは、前側板部2aを前後方向に貫通する貫通孔である。挿入口22bは、端末8が通過可能な形状及び大きさを有する。挿入口22bの外側の開口部は、例えば、蓋部材(不図示)により塞がれてよい。
【0043】
ユーザUは、非接触入力装置1の外部空間で端末8にケーブル(不図示)の第一端部を装着する。ケーブルは、端末8と制御部6とを接続するケーブルである。ケーブルの第二端部は、制御部6に接続されている。
【0044】
ユーザUは、端末8にケーブルを装着した後、挿入口22bを介して、端末8を筐体2の外部空間から収容空間21に挿入する。挿入口22bを通過して収容空間21に挿入された端末8は、自動的に、支持部23に支持されてよい。
【0045】
支持部23は、収容空間21に設けられている。支持部23は、後述の端末8を支持する。具体的には、支持部23は、端末8を着脱可能に支持する。又、支持部23は、端末8の角度θ図2参照)を調節可能である。又、支持部23は、端末8の高さを調節可能である。
【0046】
支持部23の動作は、後述の制御部6により制御されてよい。例えば、支持部23は、制御部6の制御下で、端末8が支持部23に装着された状態と、端末8が支持部23から離脱した状態とを切り換える。
【0047】
支持部23は、端末8が支持部23から離脱した場合、端末8を収容空間21から外部空間に出してよい。この際、端末8は、挿入口22を通って、収容空間21から外部空間に移動する。
【0048】
又、例えば、支持部23は、制御部6の制御下で、端末8の角度を調整する。又、支持部23は、制御部6の制御下で、端末8の高さを調整する。尚、制御部6は、ユーザUの操作入力に基づいて、支持部23の動作を制御してもよい。
【0049】
尚、筐体2は、筐体2内(つまり、収容空間21)における結像対象光以外の光を吸収する光吸収部24を有する。
【0050】
結像対象光は、後述の端末8における表示部81が表示する表示画像の光のうち、後述の結像部3により結像面Sに空中画像G1として結像される光である。結像対象光以外の光は、端末8における表示部81が表示する表示画像の光のうち、後述の結像部3により結像面Sに空中画像G1として結像されない光である。
【0051】
光吸収部24は、例えば、黒色のシートである。光吸収部24は、筐体2の内側面に設けられている。換言すれば、光吸収部24は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eの内側面に設けられている。
【0052】
又、筐体2は、筐体2の側板部(具体的には、左側板部2c及び右側板部2d)に、音伝達部25を有する。音伝達部25は、筐体2の内部空間(つまり、収容空間21)において端末8が発生する音を、筐体2の外部空間に伝達する。
【0053】
本実施形態の場合、音伝達部25は、左側板部2c及び右側板部2dに設けられた複数の貫通孔により構成されている。尚、図1において、左側板部2cに設けられた音伝達部25は、省略されている。左側板部2cに設けられた音伝達部25は、右側板部2dに設けられた音伝達部25と左右方向に対面する位置に設けられている。
【0054】
筐体2の内部空間(つまり、収容空間21)において端末8が発生する音は、左側板部2c及び右側板部2dに設けられた音伝達部25を通って、外部空間に伝達される。
【0055】
又、筐体2は、衝撃吸収機構(不図示)を有してもよい。衝撃吸収機構は、筐体2に作用する衝撃を吸収する。筐体2に作用する衝撃とは、例えば、非接触入力装置1の落下にともなって筐体2に作用する衝撃である。
【0056】
衝撃吸収機構は、例えば、発泡ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンにより構成される緩衝材であってよい。衝撃吸収機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eに設けられてよい。衝撃吸収機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eの内側面及び/又は外側面に設けられてよい。
【0057】
衝撃吸収機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eに埋め込まれてもよい。このような衝撃吸収機構は、非接触入力装置1が衝撃により損傷することを抑制できる。
【0058】
又、筐体2は、断熱機構(不図示)を有してもよい。断熱機構は、筐体2の外部空間の熱が筐体2の内部空間に伝わることを抑制する。
【0059】
断熱機構は、例えば、発泡ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンにより構成される断熱材であってよい。断熱機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eに設けられてよい。断熱機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eの内側面及び/又は外側面に設けられてよい。
【0060】
断熱機構は、前側板部2a、後側板部2b、左側板部2c、右側板部2d、及び底板部2eに埋め込まれてもよい。このような断熱機構は、非接触入力装置1を構成する部材(例えば、端末8)が高温又は低温により動作不良となることを抑制できる。
【0061】
このため、ユーザUは、端末8を使用できない過酷な温度環境であっても、非接触入力装置1に端末8を組み込むことにより、端末8を使用できる。
【0062】
又、筐体2は、防水機構(不図示)を有してもよい。防水機構は、筐体2の外部空間の水が、筐体2の内部空間(つまり、収容空間21)に浸入することを抑制する。
【0063】
防水機構は、例えば、シリコーン又はウレタンにより構成されるシール材であってよい。防水機構は、筐体2と後述の結像部3との境界に設けられてよい。防水機構は、筐体2において外部空間から内部空間に水が通過可能な隙間に設けられてよい。
【0064】
このような防水機構は、非接触入力装置1を構成する部材(例えば、端末8)が水に触れることを抑制できる。このため、ユーザUは、外部空間に水が存在するような環境において、非接触入力装置1に端末8を組み込むことにより、端末8を使用できる。
【0065】
結像部3は、図2に示すように、プレート状の部材である。結像部3は、透明な樹脂又はガラス製である。結像部3は、前後方向及び左右方向に平行な状態で配置されている。結像部3は、表示部81の表示画像を空中画像G1として結像面Sに結像する。
【0066】
本実施形態の場合、結像部3は、複数の光反射面(不図示)を有する。図2に示すように、結像部3には、矢印Aが示す方向から、表示部81における表示画像の光が入射する。以下、結像部3に入射する表示画像の光を、「表示画像に関する入射光」と称することもある。
【0067】
表示画像に関する入射光は、複数の光反射面により、複数回(例えば、2回)反射して、結像部3から図2の矢印Aが示す方向に出射される。そして、表示画像に関する出射光は、結像面Sに空中画像G1として結像される。結像部3から出射された表示画像の光を、「表示画像に関する出射光」と称することもある。
【0068】
尚、表示画像に関する入射光の入射角は、仮想線αに対する表示部81の傾斜角度θと等しい。本実施形態の場合、表示画像に関する入射光の入射角は、45°である。又、表示画像に関する出射光の出射角は、表示画像に関する入射光の入射角と等しい。本実施形態の場合、表示画像に関する出射光の出射角は、45°である。
【0069】
光調整部4は、表示画像に関する出射光における結像対象光以外の光が、結像部3を通って空中に漏洩することを抑制する。尚、光調整部4は、表示画像に関する出射光における結像対象光以外の光の総ての漏洩を抑制する必要はない。
【0070】
又、光調整部4は、表示画像に関する出射光における結像対象光を通す。又、光調整部4は、端末8の表示部81から使用状態のユーザU(つまり、図2におけるユーザU)に向かう光を遮断する。
【0071】
このような構成によれば、表示部81から使用状態のユーザUに向かう光が遮断されるため、ユーザUには、表示部81が見えない。この結果、空中画像G1の視認性を向上できる。
【0072】
光調整部4は、結像部3の外側の面(第一面と称することもある。)に設けられている。具体的には、光調整部4は、ルーバーフィルムにより構成されている。
【0073】
尚、光調整部4は、ルーバーフィルムに限定されない。光調整部は、ルーバーフィルムと同様の機能を実現できる種々の部材であってよい。
【0074】
このように、光調整部4が、結像部3の外側の面に設けられているため、端末8(換言すれば、表示部81)の表面により反射する光を、光調整部4により遮断できる。このため、使用状態のユーザUから端末8(換言すれば、表示部81)が見えないようにできる。この結果、空中画像G1の視認性を向上できる。
【0075】
又、本実施形態の場合、筐体2に収容された部材の表面により反射する光、或いは、筐体2に収容された部材が照射する光も遮断できる。このため、使用状態のユーザUから筐体2に収容された部材が見えないようにできる。このような観点からも、本実施形態の場合、空中画像G1の視認性を向上できる。
【0076】
又、本実施形態の場合、光調整部4は、上面(つまり、外側の面)に模様(つまり、意匠性)を有する。このような構成は、非接触入力装置1のデザイン性を向上できる。
【0077】
又、光調整部4の上面の模様を、非接触入力装置1が使用される環境に合わせた模様にすることで、非接触入力装置1の使用環境に、非接触入力装置1を馴染ませることができる。
【0078】
尚、光調整部の位置は、上述の光調整部4の位置に限定されない。例えば、光調整部は、結像部3の内側の面(第二面と称することもある。)に設けられてもよい。
【0079】
又、光調整部は、端末8における表示部81の表面に設けられてもよい。本実施形態の場合、端末8は、ユーザUの所有物である。よって、表示部81の表面に光調整部を設ける構成を採用する場合、光調整部は、表示部81に対して着脱可能に構成されると好ましい。
【0080】
又、光調整部は、筐体2の収容空間21において、端末8と結像部3との間の所定位置に設けられてもよい。
【0081】
入力検出部5は、検出部の一例に該当し、ユーザU(図2参照)の空中画像G1に対する操作入力に関する情報(以下、操作入力情報と称する。)を検出する。ユーザU(図2参照)の空中画像G1に対する操作入力は、端末8の表示部81がユーザUから受け付けるタッチ操作に対応する。
【0082】
入力検出部5は、検出した操作入力情報を、制御部6に送る。このような入力検出部5は、筐体2に支持されている。但し、入力検出部5は、筐体2以外の部分に設けられてもよい。
【0083】
入力検出部5は、複数のセンサ(不図示)により構成されている。入力検出部5を構成するセンサは、例えば、ユーザUの入力動作を検出するモーションセンサである。つまり、入力検出部5は、ユーザUの入力動作に関する情報(入力動作情報とも称する。)を検出する。入力動作情報は、操作入力情報に含まれてよい。
【0084】
入力検出部5は、例えば、ユーザUが操作した空中画像G1における位置に関する情報(操作位置情報とも称する。)を検出する。操作位置情報は、操作入力情報に含まれてもよい。
【0085】
操作位置情報は、例えば、空中画像G1における座標に関する情報(操作座標情報とも称する。)であってよい。操作座標情報は、X方向の座標、Y方向の座標、及びZ方向の座標からなる三次元座標であってよい。
【0086】
以下、空中画像G1におけるX方向の座標を、空中画像G1のX座標と称する。又、空中画像G1におけるY方向の座標を、空中画像G1のY座標と称する。空中画像G1におけるZ方向の座標を、空中画像G1のZ座標と称する。
【0087】
空中画像G1のX座標は、表示部81が表示する表示画像のX座標に対応する。又、空中画像G1のY座標は、表示部81が表示する表示画像のY座標に対応する。
【0088】
尚、表示部81が表示する表示画像が3次元に対応している場合、空中画像G1のZ座標は、表示部81が表示する表示画像のZ座標に対応する。
【0089】
上述のように、空中画像G1の座標と、表示部81が表示する表示画像の座標とが対応しているため、空中画像G1に対するユーザUの操作は、表示部81が表示する表示画像に対するユーザUの操作に対応する。つまり、ユーザUは、空中画像G1を操作することで、表示部81の表示画像を操作できる。
【0090】
本実施形態の場合、入力検出部5が検出するユーザUの入力動作は、表示部81がユーザUから受け付ける入力動作に対応している。
【0091】
ユーザUの入力動作は、例えば、タップ動作、ダブルタップ動作、ロングタップ動作、スワイプ動作、フリック動作、ドラッグ動作、マルチタップ動作、マルチスワイプ動作、ピンチイン動作、及びピンチアウト動作、並びに、タッチパネルでは実施できない3次元操作を含んでよい。3次元操作は、例えば、映像をつまんで引き延ばす動作、及び、映像を指ではじき飛ばす動作などを含んでよい。
【0092】
タップ動作は、ユーザUが指F(図4参照)で空中画像G1を軽く叩くような動作である。
【0093】
又、ダブルタップ動作は、ユーザUが指Fで空中画像G1を短い間隔で2回叩く動作である。
【0094】
又、ロングタップ動作は、ユーザUが指Fで空中画像G1の1箇所を所定時間(例えば、1秒)押し続ける動作である。
【0095】
又、スワイプ動作は、ユーザUが指Fで空中画像G1を押したまま、上下左右に指Fを動かす動作である。
【0096】
又、フリック動作は、画面に指Fを置いた後、上下左右に指Fを払うように動かす動作である。
【0097】
又、ドラッグ動作は、ユーザUが指Fで空中画像G1の1箇所を所定時間(例えば、1秒)押し続けた後、そのまま空中画像G1に触れた状態で指Fを動かす動作である。
【0098】
又、マルチタップ動作は、ユーザUが2本以上の指Fで同時に空中画像G1を叩く動作である。
【0099】
マルチスワイプ動作は、ユーザUが2本以上の指Fで空中画像G1に触れた状態で、指Fを上下左右に動かす動作である。
【0100】
ピンチイン動作は、ユーザUが2本の指Fを開いた状態で空中画像G1に触れて、2本の指Fの間隔を狭める動作である。
【0101】
ピンチアウト動作は、ユーザUが2本の指Fを開いた状態で空中画像G1に触れて、2本の指Fの間隔を広める動作である。
【0102】
制御部6は、入力検出部5から取得した操作入力情報を、端末8(換言すれば、表示部)に送る。
【0103】
制御部6は、実体的には、CPU、ROM、RAM、及びHDD等がバスで接続される構成、又は、ワンチップのLSI等からなる構成であってよい。
【0104】
次に、端末8について説明する。端末8は、例えば、ユーザUが所有するスマートフォン又はタブレットである。
【0105】
端末8は、筐体2の挿入口22から筐体2の収容空間21に挿入される。そして、端末8は、筐体2の支持部23に支持される。端末8は、支持部23に支持された状態で、非接触入力装置1(具体的には、制御部6)に、通信可能な状態で接続される。
【0106】
端末8と非接触入力装置1(具体的には、制御部6)との接続方法は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
【0107】
端末8は、表示部81、及び、端末側制御部82を有する。端末8を、表示部と捉えることもできる。
【0108】
表示部81は、例えば、画像を表示する種々のディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)であってよい。表示部81は、タッチ操作を受け付ける。表示部81(換言すれば、端末8)は、結像部3に向かって、後側斜め上方を向いている。
【0109】
具体的には、表示部81は、水平方向に平行な仮想線αに対して、表示部81の前端が結像部3に近づく方向に所定角度θ傾いた状態で、支持部23に支持されている。本実施形態の場合、所定角度θは、45°である。
【0110】
表示部81は、画像の光を出射する。表示部81が表示する表示画像の光は、後述の結像部3により、結像面Sに空中画像G1として結像される。空中画像G1は、実像の一例に該当する。結像面Sは、筐体2の外部の空中に存在する仮想領域である。
【0111】
表示部81が表示する表示画像の光のうち、結像部3により結像面Sに空中画像G1として結像される光が、結像対象光である。
【0112】
表示部81が表示する表示画像の光には、結像部3により結像面Sに空中画像G1として結像される光以外の光である非結像対象光も含まれる。
【0113】
結像面Sは、少なくとも空中画像G1を結像可能な大きさを有する仮想領域と捉えてよい。
【0114】
又、結像面Sは、結像部3(換言すれば、仮想線α)に関して、表示部81と面対称となる位置に存在する仮想領域である。仮想線αは、結像部3を通り、水平方向に平行な仮想線である。仮想線αは、結像部3を通り、且つ、結像部3に平行な面を示す線でもある。
【0115】
具体的には、結像面Sは、水平方向に平行な仮想線αに対して、結像面Sの前端が結像部3に近づく方向に所定角度θ傾いた仮想領域である。本実施形態の場合、所定角度θは、45°である。
【0116】
表示部81の表示動作は、非接触入力装置1の制御部6から受け取った操作入力情報に基づいて、端末側制御部82により制御される。
【0117】
端末側制御部82は、実体的には、CPU、ROM、RAM、及びHDD等がバスで接続される構成、又は、ワンチップのLSI等からなる構成であってよい。
【0118】
端末側制御部82は、端末8に組み込まれたプログラムを実行することにより、表示部81の動作を制御する。端末側制御部82は、端末8の動作を制御する制御部でもある。プログラムは、端末8において動作するプログラムである。
【0119】
プログラムは、CPUによる読み取りが可能な記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。
【0120】
記録媒体の一例としては、フレキシブルディスク、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、ブルーレイディスク、及びポータブルハードディスクが挙げられる。又、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の半導体メモリも記録媒体の一例である。
【0121】
端末側制御部82は、制御部6(換言すれば、非接触入力装置1)から取得した操作入力情報を、端末8における表示部81を操作するためのタッチ操作に対応する操作情報(以下、タッチ操作情報と称する。)に変換する。
【0122】
以下、端末8における表示部81を操作するためのタッチ操作を、単に「端末8のタッチ操作」と称することもある。
【0123】
そして、端末側制御部82は、取得したタッチ操作情報に基づいて、端末8(換言すれば、表示部81)を制御する。
【0124】
以上のような端末側制御部82の動作は、端末側制御部82(換言すれば、端末8)がプログラムを実行することにより実現される。
【0125】
換言すれば、端末側制御部82(換言すれば、端末8)は、プログラムを実行することにより、制御部6(換言すれば、非接触入力装置1)から操作入力情報を取得する。
【0126】
次に、端末側制御部82は、プログラムを実行することにより、取得した操作入力情報を、端末8のタッチ操作に対応するタッチ操作情報に変換する。
【0127】
そして、端末側制御部82(換言すれば、端末8)は、プログラムを実行することにより、取得したタッチ操作情報に基づいて、端末8(換言すれば、表示部81)を制御する。
【0128】
(非接触入力システムの動作、及び、作用・効果)
以下、非接触入力システムの動作を簡単に説明しつつ、本実施形態に係る非接触入力システムAの作用・効果について説明する。
【0129】
先ず、ユーザUは、非接触入力装置1に、端末8をセットする。この際、端末8は、電源が入っている。尚、非接触入力装置1は、端末8の電源の状態を切り換える機能を有してもよい。又、非接触入力装置1は、端末8がスリープ状態の場合、端末8のスリープ状態を解除する機能を有してもよい。
【0130】
次に、ユーザUは、非接触入力装置1の電源をON状態にする。すると、端末8の表示部81に表示された画像の光のうち結像対象光(図2の光L)が、結像部3に入射する。結像部3に入射した結像対象光(図2の光L)は、結像部3から出射される。
【0131】
そして、結像部3から出射された結像対象光(図2の光L)は、光調整部4を通過して、結像面Sに空中画像G1として結像される。
【0132】
図4は、非接触入力装置1により結像された空中画像G1の一例を示している。空中画像G1は、端末8の表示部81に表示された表示画像である。
【0133】
空中画像G1は、ユーザの手の形を模したカーソル画像G10を含む。カーソル画像G10は、端末8の端末側制御部82により表示された画像である。ユーザUは、カーソル画像G10を操作するための入力動作を行う。
【0134】
尚、カーソル画像G10の形状は、特に限定されない。カーソル画像G10の形状は、円形、多角形、又は矢印等の種々の形状であってよい。又、カーソル画像G10は、省略されてもよい。
【0135】
非接触入力装置1の入力検出部5は、ユーザUの空中画像G1(具体的には、カーソル画像G10)に対する操作入力情報(換言すれば、入力動作情報)を検出する。入力検出部5は、検出した操作入力情報を制御部6に送る。そして、制御部6は、入力検出部5から取得した操作入力情報を端末8に送る。
【0136】
次に、端末8の端末側制御部82は、操作入力情報を取得する。そして、端末側制御部82は、端末8のタッチ操作に対応する操作情報(つまり、タッチ操作情報)に変換する。そして、端末側制御部82は、取得したタッチ操作情報に基づいて、端末8(換言すれば、表示部81)を制御する。
【0137】
上述のように、本実施形態に係る非接触入力システムAによれば、ユーザUは、空中画像G1を操作することにより、非接触入力装置1に組み込まれた端末8を操作できる。この際、ユーザUが空中画像G1に対して行う入力動作は、ユーザUが端末8を直接操作するために行う入力動作と同じである。よって、ユーザUは、端末8を直接操作する場合と同じ感覚で、空中画像G1を操作できる。
【0138】
(付記)
上述の実施形態に係る非接触入力装置1を実施する場合に、好ましくは、非接触入力装置1は、刺激付与機構7(図2参照)を備えてもよい。刺激付与機構7は、空中画像G1に対するユーザUの操作に応じて、ユーザUの手(具体的には、指Fの腹)に刺激を付与する。
【0139】
刺激付与機構7は、例えば、ハプティクス機構である。刺激付与機構7がユーザUの手(具体的には、指Fの腹)に付与する刺激は、例えば、始動である。刺激付与機構7は、ユーザUの手(具体的には、指Fの腹)に超音波を照射することにより、ユーザUの手(具体的には、指Fの腹)に刺激(振動)を付与する。
【0140】
刺激付与機構7の動作は、上述の制御部6により制御されてよい。制御部6は、入力検出部5から取得した操作入力情報に応じて、刺激付与機構7の動作(刺激付与動作とも称する。を制御する。
【0141】
刺激付与機構7がユーザUの手に付与する刺激のパターンは、ユーザUの入力動作のパターンに対応してもよい。ユーザUの入力動作のパターンは、既述の通りである。この場合、制御部6は、入力検出部5から取得した操作入力情報(具体的には、入力動作情報)に基づいて、刺激付与機構7がユーザUの手に付与する刺激のパターンを決定する。そして、制御部6は、決定した刺激のパターンに応じて、刺激付与機構7の動作を制御する。
【産業上の利用可能性】
【0142】
本発明は、種々の用途で使用される非接触入力装置に適用できる。
【符号の説明】
【0143】
A、Aa、Ab 非接触入力システム
1 非接触入力装置
2 筐体
2a 前側板部
2b 後側板部
2c 左側板部
2d 右側板部
2e 底板部
21 収容空間
22、22a、22b 挿入口
23 支持部
24 光吸収部
25 音伝達部
3 結像部
4 光調整部
5 入力検出部
6 制御部
7 刺激付与機構
8 端末
81 表示部
82 端末側制御部
G1 空中画像
G10 カーソル画像
U ユーザ
F 指
S 結像面

【要約】
【課題】タッチ操作を受け付ける表示部を操作できる非接触入力装置を提供する。
【解決手段】非接触入力装置は、タッチ操作を受け付ける表示部の表示画像を空中に空中画像として結像する結像部と、タッチ操作に対応する空中画像に対するユーザの操作に関する情報を検出する検出部と、操作に関する情報を表示部に送る制御部と、を備える。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6