(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-03
(45)【発行日】2024-09-11
(54)【発明の名称】コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
(51)【国際特許分類】
E03B 11/02 20060101AFI20240904BHJP
E04B 5/38 20060101ALI20240904BHJP
【FI】
E03B11/02 Z
E04B5/38 Z
(21)【出願番号】P 2024020019
(22)【出願日】2024-02-14
【審査請求日】2024-02-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502145830
【氏名又は名称】美藤 雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤町子
(72)【発明者】
【氏名】北村知世
(72)【発明者】
【氏名】横畑直世
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】特開平9-250197(JP,A)
【文献】特開2011-231547(JP,A)
【文献】特開平9-111916(JP,A)
【文献】特開2020-114979(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03B 11/00-11/16
E04B 5/00- 5/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽となることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【請求項2】
両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、断熱と太陽熱活用の屋上床盤の床盤貯水槽となることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【請求項3】
両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と温水器を接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固で成る構築物の床盤に設けた床盤貯水槽内に、温水を循環させて床暖房活用することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【請求項4】
成型用板材の板厚や板セパの寸法変更や板セパの長さを調整することで、より大容量の床盤貯水槽が得られることを特徴とする、請求項
1~2のいずれかに記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【請求項5】
成型用板材の板厚や板セパの寸法変更や板セパの長さを調整することで、より大容量の床盤貯水槽が得られることを特徴とする、請求項3に記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の貯水槽は、多種多様な形状と寸法で造られた、架台上に設置するFRPやステンレス製が支流である。
【0003】
架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽は、設置場所の問題や災害時に転倒する課題も生じていた。
【0004】
特に、大容量の架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽は、高額な設置費や清掃費の課題は大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【0006】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
在来の架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽には次の問題があった。
〇架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽の設置場所問題。
〇架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽の転倒破損問題。
〇架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽の維持管理問題。
〇架台上に設置するFRPやステンレス製の貯水槽の高コスト問題。
【0008】
災害が多発する我が国の被災地で、水道インフラ停止に伴う水不足問題は深刻で、災害時に破壊しない全ての防災構築物への設置可能な貯水槽や、如何なる場所にでも設置ができる貯水槽の開発が求められているのが現状である。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みて、災害に強い住宅や各種構築物の床盤や屋上床盤、さらに、軟弱地盤の補強床盤から住宅の舗装床盤など、何処にでも設置可能な、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽となることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽(請求項1)を提供する。
【0011】
両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、断熱と太陽熱活用の屋上床盤の床盤貯水槽となることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽(請求項2)を提供する。
【0012】
両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と温水器を接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、
コンクリートの凝固で成る構築物の床盤に設けた床盤貯水槽内に、温水を循環させて床暖房活用することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽(請求項3)を提供する。
【0013】
成型用板材の板厚や板セパの寸法変更や板セパの長さを調整することで、より大容量の床盤貯水槽が得られることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽(請求項4)を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)貯水槽の設置場所を必要としない。
ロ)貯水槽の架台を必要としない。
ハ)コンクリート量が削減できる。
二)構築物荷重を大幅に削減できる。
ホ)建設コストを大幅に削減できる。
へ)建設の工期を大幅に短縮できる。
ト)太陽光熱を有効に活用ができる。
チ)豪雪地域の積雪を防止できる。
リ)床盤貯水槽内に温水を循環させる。
ヌ)容易な施工性と超短工期で造れる。
ル)地球温暖化防止に貢献ができる。
【0015】
本発明が敷設できる主たる構築物と場所を列挙する。
イ)各種無筋コンクリートミニハウス。
ロ)各種無筋コンクリート車庫。
ハ)各種避難シェルター。
二)各種無筋コンクリート住宅。
ホ)各種多層階賃貸分譲無筋コンクリート住宅。
へ)各種多層階コンクリート構築物。
ト)その他各種敷地の舗装地盤。
【0016】
以上で説明したように、請求項1に係る発明によれば、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽となることで、上記に特筆した多大な効果が得られる。
【0017】
請求項2に係る発明によれば、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、断熱と太陽熱活用の屋上床盤の床盤貯水槽となる大きな効果が得られる。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と温水器を接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固で成る構築物の床盤に設けた床盤貯水槽内に、温水を循環させて床暖房活用することで暖房費が削減できる効果は多大である。
【0019】
請求項4に係る発明によれば、成型用板材の板厚や板セパの寸法変更や板セパの長さを調整することで、より大容量の床盤貯水槽が得られる効果は多大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に、本発明の実施形態は添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係るコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の断面図。
図2は、床盤貯水槽の平面図。
図3は、床盤貯水槽の平面図の拡大図。
図4は、床盤貯水槽の断面
図A部の拡大図。
図5は、床盤貯水槽の平面
図B部の拡大図。
図6は、床盤貯水槽の拡大断面図。
図7は、貯水量を増量する床盤貯水槽の拡大断面図。
図8は、貯水量を増量する土間床盤の拡大断面図である。
【0022】
本発明の実施形態を図面で説明すれば、
図1は、両側面を凹溝加工1した成型用板材2を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパ3で、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材A、該梯子状の床盤成型部材Aと、両側面を凸加工4した床盤連結板材Bで連結固定して成る床盤型枠C、該床盤型枠Cの床盤連結板材B各々の上に、長尺貯水槽管5を載せ置き、接続貯水槽管5で接続して成る長尺貯水槽配管D、該長尺貯水槽配管Dの両端を水道管7と接続して成る床盤型枠C内にコンクリート8を打設して、コンクリート8の凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽Eとなることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の断面図である。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
図7は、貯水量を増量する床盤貯水槽の拡大断面図である。
【0029】
図8は、貯水量を増量する土間床盤の拡大断面図である。
【0030】
以上、図面について説明したが、本発明は、災害が多発する我が国の、水道インフラ破壊に伴う生活用水不足の解消を目的としたものである。
【0031】
成型用板材2の凡例:板材24mm×120mm×4,000mmの両側面に8mm×9mmの凹溝を設けて、板面に蟻溝9を設けて成る成型用板材2。
【0032】
梯子状の床盤成型部材Aの凡例:板材24mm×120mm×4,000mmの両側面に8mm×9mmの凹溝を設けて、板面に蟻溝9を設けて成る2枚の成型用板材2を72mmの間隔を開けて並置して、30mm×40mmの床盤用板セパ3で500mm間隔に固定して成る梯子状の床盤成型部材A。
【0033】
床盤連結板材Bの凡例:板材24mm×120mm×4,000mmの両側面に8mm×9mmの凸加工4を設けてなる床盤連結板材B。
【0034】
長尺貯水槽管5の凡例:樹脂管60mm×110mm×4,000mmを接続して成る長尺貯水槽管5。
【実施例1】
【0035】
「コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の実施例1」
請求項1を参照に、両側面を凹溝加工1した成型用板材2を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパ3で、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材A、該梯子状の床盤成型部材Aと、両側面を凸加工4した床盤連結板材Bで連結固定して成る床盤型枠C、該床盤型枠Cの床盤連結板材B各々の上に、長尺貯水槽管5を載せ置き、接続貯水槽管5で接続して成る長尺貯水槽配管D、該長尺貯水槽配管Dの両端を水道管7と接続して成る床盤型枠C内にコンクリート8を打設して、コンクリート8の凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽Eとなることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【0036】
「コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の実施例2」
請求項2を参照に、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固によって、断熱と太陽熱活用の屋上床盤の床盤貯水槽となることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【0037】
「コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の実施例3」
請求項3を参照に、両側面を凹溝加工した成型用板材を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパで、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材、該梯子状の床盤成型部材と、両側面を凸加工した床盤連結板材で連結固定して成る床盤型枠、該床盤型枠の床盤連結板材各々の上に、長尺貯水槽管を載せ置き、接続貯水槽管で接続して成る長尺貯水槽配管、該長尺貯水槽配管の両端を水道管と温水器を接続して成る床盤型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの凝固で成る構築物の床盤に設けた床盤貯水槽内に、温水を循環させて床暖房活用することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【0038】
なお、この発明において、凡例や実施例に示した寸法は、一例を示したものであり、他の寸法に置き換えることは可能である。例えば、成型用板材の長さや板厚、さらにセパ板の寸法は強度によって自由に設定できる。また、形状や成型部材の大きさも自由に設定ができる。さらに、木材に代わる材料など強度が得られるものであれば発明を支障なく実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
災害が多発する我が国の被災地で、水道インフラ破壊に伴う生活用水不足は深刻である。本発明は、発明者が取得している、特許第6688960号の梯子状に固定した成型部材で造るコンクリート構築物の床盤内や舗装地盤に設ける床盤に、長尺貯水管を埋設配管する「コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽」を提供するもので、本発明の最大の産業上の利用可能性は、平時・災害時に関係なく生活用水が使える社会の構築にある。他方、「コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽」の提供は、災害が多発する我が国の水道インフラ破壊に伴う、生活用水不足を解消させる持続可能な社会の実現に多大な貢献ができることにある。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本発明に係るコンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽の断面図。
【符号の説明】
【0041】
1. 凹溝加工
2. 成型用板材
3. 床板用板セパ
4. 凸加工
5. 長尺貯水槽管
6. 接続貯水槽管
7. 水道管
8. コンクリート
9. 蟻溝
10. コンクリート鏝押さえ
11. 屋上仕上げ材
12. 土間仕上げ材
13. 温水器
A、床盤成型部材
B、床盤連結板材
C、床盤型枠
D、長尺貯水槽配管
E、床盤貯水槽
F, 床盤
G, 屋上床盤
H, 土間床盤
I、 壁躯体
【要約】
【課題】本発明は、災害が多発する我が国の水道インフラ停止時に備えた、設置場所を必要としない、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽を提供する。
【解決手段】
両側面を凹溝加工1した成型用板材2を、間隔を開けて2枚を並置して、複数の床盤用板セパ3で、梯子状に固定して成る梯子状の床盤成型部材A、該梯子状の床盤成型部材Aと、両側面を凸加工4した床盤連結板材Bで連結固定して成る床盤型枠C、該床盤型枠Cの床盤連結板材B各々の上に、長尺貯水槽管5を載せ置き、接続貯水槽管5で接続して成る長尺貯水槽配管D、該長尺貯水槽配管Dの両端を水道管7と接続して成る床盤型枠C内にコンクリート8を打設して、コンクリート8の凝固によって、強固で大容量の床盤貯水槽Eとなることを特徴とする、コンクリート床盤内に埋設配管して成る床盤貯水槽。
【選択図】
図1