(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-03
(45)【発行日】2024-09-11
(54)【発明の名称】特典表示システム、特典表示方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0207 20230101AFI20240904BHJP
【FI】
G06Q30/0207
(21)【出願番号】P 2020156673
(22)【出願日】2020-09-17
【審査請求日】2023-08-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000130581
【氏名又は名称】サトーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大久保 伸助
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-228009(JP,A)
【文献】特開2014-203250(JP,A)
【文献】特開2016-206973(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品毎に設定される商品ID情報と、前記商品毎に設定される付加情報と、前記付加情報毎に設定される特典情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記商品に付され前記商品ID情報を表す第1コード及び前記商品に付され前記付加情報を表す第2コードを含む映像を取得する撮影部と、
前記撮影部で取得した前記映像をリアルタイム動画として表示する表示部と、
前記撮影部で取得した前記映像から前記第1コードが表す前記商品ID情報及び前記第2コードが表す前記付加情報を取得し、取得した前記商品ID情報及び前記付加情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報に基づいて特典を決定し、前記リアルタイム動画における前記第2コードに対する所定位置に前記特典の内容を表示させる処理部と、
を備える特典表示システム。
【請求項2】
請求項1に記載の特典表示システムであって、
同一の前記付加情報が関連付けられた複数の前記商品ID情報は、関連付けられた前記特典情報が同一である、
特典表示システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の特典表示システムであって、
前記撮影部は、携帯端末のカメラであり、
前記表示部は、前記携帯端末のディスプレイである、
特典表示システム。
【請求項4】
請求項3に記載の特典表示システムであって、
前記記憶部は、顧客ID情報を記憶しており、
前記処理部は、前記携帯端末から前記顧客ID情報を取得し、前記特典情報及び前記顧客ID情報に基づいて前記特典を決定する、
特典表示システム。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の特典表示システムであって、
前記記憶部は、前記商品の名称を前記商品ID情報と関連付けて記憶しており、
前記処理部は、前記撮影部で前記商品の前記第1コード及び前記第2コードを含む前記映像を取得している状態において、前記商品の名称を前記表示部に表示させる、
特典表示システム。
【請求項6】
請求項5に記載の特典表示システムであって、
前記処理部は、前記商品の名称の前記表示部への表示を、所定のルールに従って行う、
特典表示システム。
【請求項7】
請求項6に記載の特典表示システムであって、
前記所定のルールは、複数の前記商品の名称を表示する場合の表示順ルールである、
特典表示システム。
【請求項8】
請求項6に記載の特典表示システムであって、
前記所定のルールは、複数の前記商品から検索した特定の前記商品の名称を表示するルールである、
特典表示システム。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の特典表示システムであって、
前記撮影部は、据え付けられたカメラであり、
前記表示部は、据え付けられたモニタである、
特典表示システム。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1つに記載の特典表示システムであって、
前記第1コードは、二次元コードである、
特典表示システム。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1つに記載の特典表示システムであって、
前記第2コードは、ARマーカである、
特典表示システム。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1つに記載の特典表示システムであって、
前記第1コード及び前記第2コードは、前記商品に貼付されたラベルに印字されている、
特典表示システム。
【請求項13】
商品毎に設定される商品ID情報と、前記商品毎に設定される付加情報と、前記付加情報毎に設定される特典情報と、を関連付けて記憶部に記憶するステップと、
前記商品に付され前記商品ID情報を表す第1コード及び前記商品に付され前記付加情報を表す第2コードを含む映像を撮影部で取得するステップと、
前記撮影部で取得した前記映像をリアルタイム動画として表示部に表示するステップと、
前記撮影部で取得した前記映像から前記第1コードが表す前記商品ID情報及び前記第2コードが表す前記付加情報を取得するステップと、
取得した前記商品ID情報及び前記付加情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報に基づいて特典を決定するステップと、
前記リアルタイム動画における前記第2コードに対する所定位置に前記特典の内容を表示させるステップと、
を含む特典表示方法。
【請求項14】
特典表示システムのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
商品毎に設定される商品ID情報と、前記商品毎に設定される付加情報と、前記付加情報毎に設定される特典情報と、を関連付けて記憶部に記憶する手順と、
前記商品に付され前記商品ID情報を表す第1コード及び前記商品に付され前記付加情報を表す第2コードを含む映像を撮影部で取得する手順と、
前記撮影部で取得した前記映像をリアルタイム動画として表示部に表示する手順と、
前記撮影部で取得した前記映像から前記第1コードが表す前記商品ID情報及び前記第2コードが表す前記付加情報を取得する手順と、
取得した前記商品ID情報及び前記付加情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報に基づいて特典を決定する手順と、
前記リアルタイム動画における前記第2コードに対する所定位置に前記特典の内容を表示させる手順と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特典表示システム、特典表示方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、スーパーマーケット等の店舗では、商品の値引きを行う際に、値引き後価格、値引き額、値引き率等が記載された新たなラベルを商品に貼付することが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、賞味期限日時や消費期限日時が近づくと行われる値引き等の特典を来店客に付与するにあたり、上記の方法を採用することが考えられる。しかしながら、上記の方法では、店舗の会計管理システム内では既に値引き等の特典の対象になっている商品であっても、特典の内容が記載された新たなラベルが商品に貼付されるまでは、来店客は特典の内容を確認することができない。また、時間の経過とともに値引き額を大きくするような場合は、値引き額を変更する度に新たなラベルを商品に貼付することが必要となるので、店員の作業負担が大きく、ラベルのコストも高くなる。
【0005】
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、特典の内容が記載されたラベルを商品に貼付することなく、来店客が商品の特典の内容を確認できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、商品毎に設定される商品ID情報と、前記商品毎に設定される付加情報と、前記付加情報毎に設定される特典情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、前記商品に付され前記商品ID情報を表す第1コード及び前記商品に付され前記付加情報を表す第2コードを含む映像を取得する撮影部と、前記撮影部で取得した前記映像をリアルタイム動画として表示する表示部と、前記撮影部で取得した前記映像から前記第1コードが表す前記商品ID情報及び前記第2コードが表す前記付加情報を取得し、取得した前記商品ID情報及び前記付加情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報に基づいて特典を決定し、前記リアルタイム動画における前記第2コードに対する所定位置に前記特典の内容を表示させる処理部と、を備える特典表示システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
上記の態様によれば、商品の特典の内容が、リアルタイム動画における第2コードに対する所定位置に表示される。そのため、来店客は、表示部に表示された映像を見るだけで、その時点における商品の特典の内容を確認できる。よって、特典の内容が記載されたラベルを商品に貼付しなくても、来店客は商品の特典の内容を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る特典表示システムの概略構成図である。
【
図3】商品に関する情報が記憶されるデータベースの一例を示す図である。
【
図4】特典情報が記憶されるデータベースの一例を示す図である。
【
図5】会員情報が記憶されるデータベースの一例を示す図である。
【
図6】携帯端末を用いた特典表示処理のフローチャートである。
【
図7】携帯端末のディスプレイに表示される映像について説明するための図である。
【
図8】ソート機能について説明するための図である。
【
図10】店内カメラ及び店内モニタを用いた特典表示処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係る特典表示システム100について説明する。
【0010】
特典表示システム100は、スーパーマーケット等の店舗で用いられ、来店客が会計時に受け取ることができる特典の内容を来店客が自ら確認できるようにするシステムである。
【0011】
特典としては、例えば、会計時に受けられる値引き、金銭の代わりに会計時に利用可能なポイント、各種抽選への応募に利用可能なポイント等がある。
【0012】
まず、
図1を参照して、特典表示システム100の概略構成について説明する。
図1に示すように、特典表示システム100は、処理部としての管理装置10と、携帯端末20と、撮影部としての店内カメラ30と、表示部としての店内モニタ40と、を備える。
【0013】
携帯端末20、店内カメラ30、及び店内モニタ40は、回線網90を介して、管理装置10と接続される。回線網90は、例えば、インターネットである。
【0014】
また、本実施形態では、管理装置10には、回線網90を介して、会計端末50及びプリンタ60が接続される。管理装置10は、会計端末50及びプリンタ60とともに店舗の会計管理システムを構成する。つまり、本実施形態の管理装置10は、特典表示システム100の一部を構成するとともに、会計管理システムの一部を構成する。
【0015】
管理装置10は、有線通信又は無線通信を行うための通信部11と、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)12と、各種情報を格納するデータベース14~16等や各種プログラム等を記憶する記憶部としてのメモリ13と、を備える。
【0016】
管理装置10は、例えば、サーバとして機能するコンピュータであるが、クラウド環境に設けられてもよい。つまり、ソフトウェア及びデータベースがその実体である。そのため、管理装置10の設置場所は店舗の内外を問わず、仮想化技術によって実現できる仮想サーバであってもよい。また、回線網90は、いわゆるイントラネットであってもよく、店舗の中に管理装置10が設けられる形態も採用可能である。
【0017】
携帯端末20は、店舗の来店客が所有する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルディスプレイ等である。
【0018】
携帯端末20は、無線通信を行うための通信部21と、各種演算処理を行うCPU22と、各種情報を格納するデータベースや各種プログラム等を記憶するメモリ23と、CPU22が出力した各種情報を表示する表示部としてのディスプレイ24と、撮影部としてのカメラ25と、を備える。
【0019】
携帯端末20には、店舗側が提供する所謂アプリケーションソフトウェア(以下、「店舗アプリ」という。)がインストールされている。携帯端末20への店舗アプリのインストールは、予め来店客が自ら行う。
【0020】
店舗アプリを携帯端末20にインストールすると、管理装置10から顧客ID情報としての会員IDが発行される。会員IDは、顧客毎に設定される所謂ユニークIDであり、1つとして同じIDは存在しない。
【0021】
会員IDは、例えば、店舗アプリを携帯端末20にインストールする際に来店客が入力した個人情報、パスワード等の会員情報と関連付けて、メモリ13のデータベース16に記憶される。
図5は、会員情報が記憶されるデータベース16の一例を示す図である。
【0022】
また、店舗アプリは、会員IDや会員IDを表すコードをディスプレイ24に表示させる処理や、カメラ25で撮影したバーコードや二次元コード等の各種コードが表す情報を読み取る処理を、携帯端末20のCPU22に実行させる機能を有する。
【0023】
店内カメラ30は、店舗内に据え付けられ、撮影した映像を管理装置10に送信する。店内モニタ40は、店舗内に据え付けられ、店内カメラ30で撮影された映像を管理装置10から受信し、リアルタイム動画として表示する。
【0024】
会計端末50は、会計に用いられるPOS(Point Of Sales)レジスタ等である。
【0025】
会計端末50は、有線通信又は無線通信を行うための通信部51と、各種演算処理を行うCPU52と、各種情報を格納するデータベースや各種プログラム等を記憶するメモリ53と、CPU52が出力した各種情報を表示するディスプレイ54と、バーコードが表す情報を読み取るスキャナ55と、を備える。
【0026】
プリンタ60は、スキャナ61を備えており、店舗内に据え付けられている。プリンタ60については後述する。
【0027】
図1では、携帯端末20、店内カメラ30、店内モニタ40、会計端末50、及びプリンタ60が各1台ずつ示されているが、いずれも複数台とすることができる。なお、店内カメラ30と店内モニタ40とは、通常はセットで運用される。
【0028】
次に、店舗で販売される商品Pについて、
図2~
図4を参照しながら説明する。
図2は、商品Pの一例としての「とりめし」を示す図である。「とりめし」は店舗で生産される加工食品の一種である。
図3は、商品Pに関する情報が記憶されるデータベース14の一例を示す図である。
図4は、特典情報が記憶されるデータベース15の一例を示す図である。
【0029】
商品Pは、
図2に示すように、ラベル70が貼付された状態で販売される。
【0030】
ラベル70には、商品ID情報としての商品IDを表す第1コードとしての二次元コード71、付加情報としての特典コードを表す第2コードとしてのAR(Augmented Reality)マーカ72、製造日時、期限日時、商品Pの名称(とりめし)、商品コードを表す第3コードとしてのバーコード73、及び価格が印字されている。
【0031】
期限日時は、消費期限日時でもよいし、賞味期限日時でもよい。また、これらを併記してもよい。
【0032】
商品IDは、商品P毎に設定される所謂ユニークIDであり、1つとして同じIDは存在しない。商品コードは、商品Pを特定するコードであり、同じ商品Pには同じ商品コードが設定される。商品コードとしては、例えば、バーコード形式のJANコードがある。
【0033】
ラベル70に印字される上記の各情報は、
図3に示すように、それぞれ関連付けてデータベース14に記憶されている。
【0034】
例えば、
図2に示すラベル70は、二次元コード71が表す商品IDが「A01」であり、ARマーカ72が表す特典コードが「1」である。この場合は、商品IDとして「A01」、特典コードとして「1」、製造日時として「2020/8/25 7:00」、期限日時として「2020/8/25 19:00」、商品コードとして「12345」、価格として「500」、名称として「とりめし」、が関連付けてデータベース14に記憶されている。
【0035】
特典コードは、
図4に示すように、特典を決定するために用いられる特典情報と関連付けてデータベース15に記憶されている。
【0036】
特典情報は、「5%」や「10%」等で表される特典数情報と、「17:00」や「17:10」等で表される特典を付与する条件である特典条件情報と、を備える。
【0037】
特典情報は、特典コード毎に設定される。よって、データベース14において同一の特典コードが関連付けられた複数の商品IDには、同一の特典情報が関連付けられる。
【0038】
特典コードを表すARマーカ72は、特典情報のパターンの数に合わせて様々なマークが用いられる。よって、複数の商品Pに対して全て異なる特典情報を設定することも可能である。
【0039】
なお、どのようなマークでも、ARマーカ72として機能させることが可能である。つまり、ARマーカ72として用いるマークの態様に制限はない。例えば、バーコード、二次元コード、その他のコード等を、ARマーカ72として採用することもできる。
【0040】
図3では、商品ID「A01」と商品ID「A02」とは、いずれも特典コードが「1」である。よって、商品ID「A01」と商品ID「A02」とに関連づけられる特典情報は、
図4に示すように、特典コード「1」と関連付けられた「5%;17:00」、「10%;17:10」、「15%;17:20」、・・・となる。
【0041】
また、商品ID「A03」は、特典コードが「2」である。よって、商品ID「A03」に関連づけられる特典情報は、特典コード「2」と関連付けられた「5%;18:00」、「10%;18:10」、「15%;18:20」、・・・となる。
【0042】
例えば、「5%;17:00」は、17時以降に商品Pの価格が当初価格から5%値引きとなることを意味し、「10%;17:10」は、17時10分以降に商品Pの価格が当初価格から10%値引きとなることを意味する。
【0043】
特典コードは、商品Pの製造日時と期限日時との少なくともいずれか1つに基づいて商品IDと関連付けることが考えられる。
【0044】
例えば、期限日時までの時間が長い商品Pであっても、早めに販売を終了する可能性がある場合は、製造日時から時間が経過するほど付与される特典が大きくなる特典情報と関連づけられた特典コードを商品IDと関連づけることで早期に来店客が購入しやすくなり、速やかに在庫を減らすことができる。また、期限日時が近づくほど付与される特典が大きくなる特典情報と関連づけられた特典コードを商品IDと関連づけることで、期限日時が近づくほど来店客が購入しやすくなり、期限日時が経過して廃棄処分になる商品Pを効率よく低減できる。
【0045】
本実施形態の特典情報は、会計時に受けられる値引き情報である。しかしながら、特典情報は、例えば、金銭の代わりに会計時に利用可能なポイント情報や、各種抽選への応募に利用可能なポイント情報等とすることも可能であり、来店客が選択できるようにしてもよいし、店舗側が予め設定してもよい。
【0046】
以上説明したように、特典表示システム100が適用された店舗においては、特典の対象である商品Pに、二次元コード71とARマーカ72とが印字されたラベル70が貼付される。
【0047】
なお、特典の対象ではなかった商品Pを特典の対象に変更する場合は、少なくとも二次元コード71とARマーカ72とが印字されたラベルを後から商品Pに貼付すればよい。
【0048】
例えば、外部から仕入れた商品Pについては、商品コードを表すバーコードが予め付されており、データベース14には少なくとも商品コード、価格、及び名称が記憶されている。よって、当該商品Pを特典の対象に変更する際に、特典コード及び商品IDがデータベース14に追加登録される。製造日時及び期限日時は必ずしも登録する必要はなく、必要に応じていずれか又は両方が追加登録される。
【0049】
本実施形態では、商品IDを表す第1コードとして二次元コード71を採用している。二次元コード71は、バーコードと比べてより多くの情報を持つことができる。よって、二次元コード71が、商品IDに加えて、製造日時、期限日時等の情報やその他の情報を表すようにしてもよい。商品IDを表す第1コードとしてバーコードやその他のコードを採用することも可能である。
【0050】
次に、来店客が商品Pの特典の内容を確認する手順について、
図6を参照しながら説明する。
図6は、携帯端末20を用いた特典表示処理を示すフローチャートである。
【0051】
ステップS11では、来店客が、携帯端末20の店舗アプリにログインした状態で、特典の内容を確認したい商品Pに付された二次元コード71及びARマーカ72を、カメラ25で撮影する。
【0052】
撮影される映像に複数の商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が含まれていてもよい。なお、店舗では、ARマーカ72が付された商品Pが特典の対象であることを、ポスターやアナウンスによって来店客に周知している。
【0053】
「撮影」とは、カメラ25によって所謂ライブ映像を取得することである。本実施形態の特典表示システム100では、携帯端末20の店舗アプリにログインしてカメラ25を起動すれば、カメラ25は撮影をしている状態となる。
【0054】
ステップS12では、携帯端末20(店舗アプリ)は、撮影した映像から、二次元コード71が表す商品IDと、ARマーカ72が表す特典コードと、を読み取る。
【0055】
ステップS13では、携帯端末20(店舗アプリ)は、読み取った商品ID及び特典コードを、会員IDとともに管理装置10に送信する。
【0056】
ステップS14では、管理装置10は、携帯端末20(店舗アプリ)が送信した商品ID、特典コード、及び会員IDを受信する。
【0057】
ステップS15では、管理装置10は、データベース14、データベース15、及びデータベース16を参照し、特典情報及び会員IDに基づいて特典を決定する。
【0058】
以下、特典を決定する処理について、会員ID「A0001」の来店客が、
図2に示す「とりめし」を17時20分に携帯端末20で撮影した場合を例として説明する。
【0059】
この場合、管理装置10は、商品ID「A01」、特典コード「1」、会員ID「A0001」を取得する。
【0060】
管理装置10は、データベース14及びデータベース15を参照し、商品ID「A01」及び特典コード「1」と関連付けられた特典情報に基づいて特典数情報を選択する。この例では、時刻が17時20分であり、特典条件情報「17:20」を満たす。よって、特典数情報「15%」が選択される(
図4参照)。
【0061】
次に、管理装置10は、データベース16を参照し、会員ID「A0001」に基づいて特典のアップグレードを設定する。アップグレードは、会員IDと関連付けて記憶されているランクに応じて設定される。
図4では、会員ID「A0001」のランクは「A」である。
【0062】
ランクは、例えば、来店客の過去の購入額や購入回数等に基づいて付与することが考えられる。特典は、ランクが高いほど大きくアップグレードされる。アップグレードの内容は、値引き率アップ、ポイント付与率アップ等、様々な内容を設定可能である。
【0063】
本実施形態では、アップグレードの一例として、ランク「A」は値引き率5%アップ、ランク「B」は値引き率3%アップ、ランク「C」は値引き率1%アップ、ランク「D」はアップグレード無し、が設定されている。
【0064】
この場合、会員ID「A0001」のランクは「A」であることから、管理装置10は、特典のアップグレードとして「5%」(値引き率5%アップ)を設定する。そして、特典数情報の「15%」とアップグレードの「5%」とを合計して最終的な特典を決定する。つまり、特典は「20%値引き」(15%+5%=20%)となる。
【0065】
ステップS16では、管理装置10は、カメラ25で撮影した映像における所定位置にステップS15で決定した特典の内容を表示させる表示指示を携帯端末20に送信する。
【0066】
本実施形態では、管理装置10は、具体的な特典の内容として、値引き後の新価格を携帯端末20に送信する。つまり、管理装置10は、当初価格の¥500から20%値引き後の¥400を新価格として表示するように、携帯端末20に表示指示を送信する。
【0067】
値引き後価格が小数点以下の値を持つ場合の小数点以下の値の処理方法は、店舗側で設定可能である。例えば、小数点以下を切り捨てるようにしてもよいし、小数点以下を切り上げるようにしてもよいし、四捨五入としてもよい。また、正数の位を対象として切り上げ、切り捨て等を設定することも可能である。
【0068】
ステップS17では、携帯端末20(店舗アプリ)は、管理装置10が送信した表示指示を受信する。
【0069】
ステップS18では、携帯端末20(店舗アプリ)は、カメラ25で撮影した映像における所定位置に、新価格を合成する。本実施形態では、所定位置はARマーカ72と一致する位置である。なお、所定位置は、ARマーカ72の位置を基準として任意に設定可能である。
【0070】
ステップS19では、携帯端末20(店舗アプリ)は、ステップS18で新価格を合成した映像をディスプレイ24に表示する。
【0071】
ステップS11で撮影された映像に複数の商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が含まれている場合は、全ての二次元コード71及びARマーカ72を対象としてステップS12~ステップS19の処理が実行される。
【0072】
以上の処理により、ARマーカ72と一致する位置に値引き後の新価格が合成された映像が、リアルタイム動画として携帯端末20のディスプレイ24に表示される。
【0073】
図7は、携帯端末20のディスプレイ24に表示される映像について説明するための図である。
図7では、ラベル70の記載を一部省略している。後述する
図8、
図9についても同様である。
【0074】
図7では、カメラ25によって5つの商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が撮影されている。そして、5つのARマーカ72それぞれと一致する位置に、特典の内容として値引き後の新価格が表示されている。
【0075】
例えば、ARマーカ72としてラベル70に「☆」が印字されている商品Pについては、ARマーカ72と一致する位置に、値引き後の新価格として「¥585」が表示されている。
【0076】
また、管理装置10は、カメラ25で商品Pの二次元コード71及びARマーカ72を含む映像を取得している状態において、所定のルールに従って商品Pの名称をディスプレイ24に表示させる機能(ソート機能、検索機能)を有する。
【0077】
図8は、ソート機能について説明するための図である。
【0078】
図8では、
図7と同じ5つの商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が撮影されており、ソート機能によって、5つの商品Pの名称が、値引き額が大きい順に上から表示されている。具体的には、「とりめし」、「とりめし」、「牛丼」、「うどん」、「かつ丼」が、この順に表示されている。
【0079】
すなわち、ソート機能における所定のルールは、複数の商品Pの名称を表示する場合の表示順ルールである。
【0080】
具体的には、
図8に示す例では、値引き額が大きい順に商品Pの名称を表示するルールが適用されており、各商品Pの名称以外に、価格及び値引き額がそれぞれ表示されている。
【0081】
ソート機能における所定のルールとしては、値引き率が大きい順に商品Pの名称を表示するルール、価格が安い順に商品Pの名称を表示するルール等、様々なルールを設定可能である。
【0082】
様々なルールの中からどのルールを適用するか、また、商品Pの名称以外にどの項目を表示させるかは、店舗アプリの設定機能を使うことで来店客が設定できる。
【0083】
【0084】
図9では、
図7と同じ5つの商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が撮影されており、検索機能によって、価格が¥500以下の商品Pの名称が、価格が高い順に上から表示されている。具体的には、「とりめし」、「とりめし」、「うどん」が、この順に表示されている。
【0085】
すなわち、検索機能における所定のルールは、複数の商品Pから検索した特定の商品Pの名称を表示するルールである。
【0086】
具体的には、
図9に示す例では、価格が¥500以下の商品Pの名称を価格が高い順に表示するルールが適用されており、各商品Pの名称以外に、価格及び値引き額がそれぞれ表示されている。
【0087】
検索機能においても、様々なルールの中からどのルールを適用するか、また、商品Pの名称以外にどの項目を表示させるかは、店舗アプリの設定機能を使うことで来店客が設定できる。
【0088】
以上説明したように、特典表示システム100によれば、来店客は、所有する携帯端末20を用いて商品Pの特典の内容を確認することができる。
【0089】
さらに、特典表示システム100では、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いることで、店内モニタ40に商品Pの特典の内容を表示することができる。これによれば、携帯端末20を所有していない来店客も商品Pの特典の内容を確認することができる。
【0090】
以下、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いる場合について、
図10を参照しながら説明する。
図10は、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いた特典表示処理のフローチャートである。
【0091】
ステップS21では、店舗内に据え付けられた店内カメラ30が、商品Pに付された二次元コード71及びARマーカ72を撮影する。
【0092】
店内カメラ30は、例えば、加工食品コーナーに陳列された多くの商品Pを撮影できるように設置することや、生鮮食品コーナーに陳列された多くの商品Pを撮影できるように設置することが考えられる。
【0093】
店内カメラ30は、携帯端末20の場合と異なり、撮影する対象を来店客が選ぶことはできない。よって、映像上で判別できる範囲内で、できるだけ多くの商品Pを撮影することが好ましい。
【0094】
「撮影」とは、店内カメラ30によって所謂ライブ映像を取得することである。
【0095】
ステップS22では、店内カメラ30は、撮影した映像を管理装置10に送信する。
【0096】
ステップS23では、管理装置10は、店内カメラ30が送信した映像を受信する。
【0097】
ステップS24では、管理装置10は、受信した映像から、二次元コード71が表す商品IDと、ARマーカ72が表す特典コードと、を読み取る。
【0098】
ステップS25では、管理装置10は、データベース14及びデータベース15を参照し、特典情報に基づいて特典を決定する。
【0099】
以下、特典を決定する処理について、
図2に示す「とりめし」を17時20分に店内カメラ30で撮影した場合を例として説明する。
【0100】
この場合、管理装置10は、商品ID「A01」、特典コード「1」を取得する。
【0101】
管理装置10は、データベース14及びデータベース15を参照し、商品ID「A01」及び特典コード「1」と関連付けられた特典情報に基づいて特典数情報を選択する。この例では、時刻が17時20分であり、特典条件情報「17:20」を満たす。よって、特典数情報「15%」が選択される(
図4参照)。
【0102】
ここで、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いた特典表示処理では、携帯端末20を用いる場合と異なり、会員IDについては考慮されない。よって、管理装置10は、特典数情報の「15%」を、そのまま最終的な特典とする。つまり、この場合は、管理装置10は、特典を「15%値引き」と決定する。
【0103】
ステップS26では、管理装置10は、店内カメラ30で撮影した映像におけるARマーカ72に対する所定位置に、特典の内容を合成する。本実施形態では、所定位置はARマーカ72と一致する位置である。なお、所定位置は、任意に設定可能である。
【0104】
本実施形態では、管理装置10は、具体的な特典の内容として、値引き後の新価格を映像に合成する。つまり、管理装置10は、当初価格の¥500から15%値引き後の¥425を新価格として映像に合成する。
【0105】
ステップS27では、管理装置10は、新価格を合成した映像を店内モニタ40に送信する。
【0106】
ステップS28では、店内モニタ40は、管理装置10が送信した映像を受信する。
【0107】
ステップS29では、店内モニタ40は、管理装置10から受信した映像を表示する。
【0108】
ステップS21で撮影された映像に複数の商品Pの二次元コード71及びARマーカ72が含まれている場合は、全ての二次元コード71及びARマーカ72を対象としてステップS24~ステップS26の処理が実行される。
【0109】
以上の処理により、ARマーカ72と一致する位置に値引き後の新価格が合成された映像が、リアルタイム動画として店内モニタ40に表示される。
【0110】
上述したように、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いた特典表示処理では、会員IDは考慮されない。よって、店内モニタ40に表示される特典の内容には、会員IDに基づく特典のアップグレードは含まれない。
【0111】
次に、商品Pの特典を来店客が受けとる手順について説明する。
【0112】
まず、来店客は、商品Pに付された二次元コード71をプリンタ60のスキャナ61で読み取る。
【0113】
ここで、来店客が携帯端末20を所有している場合は、携帯端末20のディスプレイ24に店舗アプリによって会員IDを表すコードを表示させ、二次元コード71とともにスキャナ61で読み取る。
【0114】
プリンタ60は、二次元コード71から読み取った商品ID及び会員IDを管理装置10に送信する。会員IDをスキャナ61でスキャンしていない場合は、商品IDのみが管理装置10に送信される。
【0115】
管理装置10は、商品ID及び会員IDを受信すると、商品IDと関連付けられた特典情報と会員IDとに基づいて特典を決定し、特典の内容を印字する印字指示をプリンタ60に送信する。
【0116】
管理装置10は、商品IDのみを受信した場合は、商品IDと関連付けられた特典情報に基づいて特典を決定し、特典の内容を印字する印字指示をプリンタ60に送信する。
【0117】
プリンタ60は、管理装置10から受信した印字指示に従って、特典の内容を印字したラベルを発行する。例えば、特典が10%値引きであれば、「10%値引き」の文字と、10%値引き後の新価格を表すバーコードと、が印字された値引きラベルが発行される。
【0118】
来店客は、プリンタ60から発行された値引きラベルを自ら商品Pに貼付する。
【0119】
その後、来店客は、商品Pの会計を行う。会計端末50のスキャナ55で値引きラベルに印字されたバーコードを読み取ると、10%値引き後の価格で商品Pを購入することができる。
【0120】
以上述べたように、本実施形態の特典表示システム100は、商品P毎に設定される商品IDと、商品P毎に設定される特典コードと、特典コード毎に設定される特典情報と、を関連付けて記憶するメモリ13と、商品Pに付され商品IDを表す二次元コード71及び商品Pに付され特典コードを表すARマーカ72を含む映像を取得する撮影部と、撮影部で取得した映像をリアルタイム動画として表示する表示部と、撮影部で取得した映像から二次元コード71が表す商品ID及びARマーカ72が表す特典コードを取得し、取得した商品ID及び特典コードと関連付けてメモリ13に記憶されている特典情報に基づいて特典を決定し、リアルタイム動画におけるARマーカ72に対する所定位置に特典の内容を表示させる管理装置10と、を備える。
【0121】
撮影部は携帯端末20のカメラ25であり、表示部は携帯端末20のディスプレイ24である。
【0122】
これによれば、商品Pの特典の内容が、リアルタイム動画におけるARマーカ72に対する所定位置に表示される。そのため、来店客は、携帯端末20のディスプレイ24に表示された映像を見るだけで、その時点における商品Pの特典の内容を確認できる。よって、特典の内容が記載されたラベルを商品Pに貼付しなくても、来店客は商品Pの特典の内容を確認できる。
【0123】
また、例えば、時間の経過とともに値引き額を大きくするような場合は、値引き額を変更する度に新たなラベルを商品Pに貼付すると、店員の作業負担が大きく、ラベルのコストも高くなる。これに対して、本実施形態の特典表示システム100によれば、店員の作業負担を低減でき、ラベルのコストも抑制できる。
【0124】
同一の特典コードが関連付けられた複数の商品IDは、関連付けられた特典情報が同一である。
【0125】
これによれば、特典情報を設定する工数やデータ量を低減することができる。
【0126】
メモリ13は、会員IDを記憶しており、管理装置10は、携帯端末20から会員IDを取得し、特典情報及び会員IDに基づいて特典を決定する。
【0127】
これによれば、来店客に応じて特典を最適化できる。よって、顧客満足度の向上を図ることができる。
【0128】
メモリ13は、商品Pの名称を商品IDと関連付けて記憶しており、管理装置10は、カメラ25で商品Pの二次元コード71及びARマーカ72を含む映像を取得している状態において、商品Pの名称をディスプレイ24に表示させる。
【0129】
これによれば、来店客は、ディスプレイ24に表示されている商品Pを容易に認識できる。
【0130】
管理装置10は、商品Pの名称のディスプレイ24への表示を、所定のルールに従って行う。
【0131】
所定のルールは、複数の商品Pの名称を表示する場合の表示順ルールとすることができる。
【0132】
これによれば、来店客は、優先順位を決めて商品Pを選択することができる。
【0133】
所定のルールは、複数の商品Pから検索した特定の商品Pの名称を表示するルールとすることができる。
【0134】
これによれば、来店客は、所望する条件に適合する商品Pを見つけることができる。
【0135】
また、撮影部を据え付けられた店内カメラ30とし、表示部を据え付けられた店内モニタ40としてもよい。
【0136】
これによれば、携帯端末20を所有していない来店客も商品Pの特典の内容を確認することができる。
【0137】
第1コードは、二次元コード71とすることができる。
【0138】
二次元コード71は、バーコードと比べてより多くの情報を持つことができる。よって、商品IDに加えて、製造日時、期限日時等の情報やその他の情報を表すことができる。
【0139】
第2コードは、ARマーカ72とすることができる。
【0140】
これによれば、特典の対象となっている商品Pを来店客が容易に認識できる。
【0141】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0142】
例えば、上記実施形態では、特典表示システム100は、携帯端末20を用いた特典表示処理と、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いた特典表示処理と、の両方を実現可能な構成とされている。しかしながら、特典表示システム100は、携帯端末20を備えず、店内カメラ30及び店内モニタ40を用いた特典表示処理のみを実現可能な構成としてもよいし、店内カメラ30及び店内モニタ40を備えず、携帯端末20を用いた特典表示処理のみを実現可能な構成としてもよい。
【0143】
また、上記実施形態では、管理装置10が携帯端末20を用いた特典表示処理の実行主体である場合について説明した。しかしながら、携帯端末20を用いた特典表示処理を実行する機能の一部又は全部を携帯端末20が負担する構成も採用可能である。ソート機能及び検索機能の実行主体についても同様である。
【0144】
また、上記実施形態では、携帯端末20を用いた特典表示処理のステップS15において、特典情報及び会員IDに基づいて特典を決定している。しかしながら、会員IDを考慮しないようにしてもよい。つまり、特典情報に基づいて特典を決定するようにしてもよい。
【0145】
また、上記実施形態では、各種情報がデータベース14、データベース15、及びデータベース16に格納される。しかしながら、データベースの数や各データベースにどの情報が格納されるかの設定は、適宜変更可能である。
【0146】
また、上記実施形態では、管理装置10が、特典表示システム100の一部を構成するとともに、会計管理システムの一部を構成する態様について説明した。しかしながら、会計管理システムが、管理装置10とは別に専用の管理装置を備えるようにしてもよい。
【0147】
特典表示システム100の各種プログラムは、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体に記憶されたものを用いてもよい。
【符号の説明】
【0148】
100 特典表示システム
10 管理装置(処理部)
11 通信部
12 CPU
13 メモリ(記憶部)
14 データベース
15 データベース
16 データベース
20 携帯端末
21 通信部
22 CPU
23 メモリ
24 ディスプレイ(表示部)
25 カメラ(撮影部)
30 店内カメラ(撮影部)
40 店内モニタ(表示部)
50 会計端末
51 通信部
52 CPU
53 メモリ
54 ディスプレイ
55 スキャナ
60 プリンタ
61 スキャナ
70 ラベル
71 二次元コード(第1コード)
72 ARマーカ(第2コード)
73 バーコード
90 回線網
P 商品