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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-03
(45)【発行日】2024-09-11
(54)【発明の名称】フィルタシールアセンブリ及びシステム
(51)【国際特許分類】
   B01D 29/11 20060101AFI20240904BHJP
   B01D 46/02 20060101ALI20240904BHJP
   B01D 46/04 20060101ALI20240904BHJP
   B01D 46/52 20060101ALI20240904BHJP
   B01D 46/58 20220101ALI20240904BHJP
   B01D 29/07 20060101ALI20240904BHJP
   B01D 29/50 20060101ALI20240904BHJP
【FI】
B01D29/10 501Z
B01D46/02 A
B01D46/04 104
B01D46/52 C
B01D46/58
B01D29/10 510A
B01D29/10 530A
B01D29/06 510A
B01D29/24 D
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021543456
(86)(22)【出願日】2020-02-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-01
(86)【国際出願番号】 US2020017184
(87)【国際公開番号】W WO2020163697
(87)【国際公開日】2020-08-13
【審査請求日】2023-01-30
(31)【優先権主張番号】62/803,097
(32)【優先日】2019-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591163214
【氏名又は名称】ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン, スティーヴン, エー.
(72)【発明者】
【氏名】グラハム, ステファン, エー.
【審査官】目代 博茂
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0246571(US,A1)
【文献】特表2016-523705(JP,A)
【文献】特表2016-523178(JP,A)
【文献】特表2014-532554(JP,A)
【文献】特表2014-533336(JP,A)
【文献】特開平06-269623(JP,A)
【文献】特表2019-509884(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D46/00-46/90
B01D24/00-37/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央媒体開口のまわりに配置されたフィルタ媒体であって、前記フィルタ媒体が第1の端部と第2の端部とを有し、前記中央媒体開口が前記第1の端部から前記第2の端部の方へ軸方向に延在する、フィルタ媒体と、
前記フィルタ媒体の前記第1の端部に結合されたエンドキャップであって、前記エンドキャップが、前記中央媒体開口と流体連通する開口と、前記エンドキャップの開口に当接して取り囲む内面と、前記エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する、エンドキャップと
を備え、
前記周シール面の第1の部分が前記エンドキャップの開口の方へ内向きに突出し、前記周シール面の第2の部分が前記エンドキャップの開口から外向きに突出し、
前記第1の部分及び前記第2の部分が軸整合され、
前記周シール面が、前記軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成し、
前記周シール面から外向きに延在するするエンドキャップ縁をさらに備える、フィルタアセンブリ。
【請求項2】
外面とインサートの開口とを画定する拡張インサートをさらに備え、
前記拡張インサートの前記外面が、前記エンドキャップの前記内面との圧縮嵌合を画定するように構成される、請求項1に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項3】
前記拡張インサートが、前記中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する、請求項2に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項4】
前記周シール面の前記第1の断面が、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、前記第1の部分及び前記第2の部分が、前記第1の細長側部上に画定される、請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項5】
前記周シール面の前記第1の部分が、前記周シール面の前記第2の部分に当接する、請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、全体が参照により本出願に組み込まれる、2019年2月8日に出願された米国仮特許出願第62/803,097号明細書の利益を主張する。
【0002】
本開示は一般に、フィルタシステムに関する。より詳細には、本開示は、フィルタシールアセンブリに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示される技術は、部分的に、フィルタアセンブリに関する。フィルタ媒体は、中央媒体開口のまわりに配置され、フィルタ媒体は、第1の端部と第2の端部とを有する。中央媒体開口は、第1の端部から第2の端部の方へ軸方向に延在する。エンドキャップは、フィルタ媒体の第1の端部に結合される。エンドキャップは、中央媒体開口と流体連通する開口と、エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する。周シール面の第1の部分はエンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、周シール面の第2の部分はエンドキャップ開口から外向きに突出する。第1の部分及び第2の部分は軸整合され、周シール面は、軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する。
【0004】
いくつかのこのような実施形態において、エンドキャップ開口は、第1の断面において長楕円形である。さらに又は代わりに、中央媒体開口は、軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である。さらに又は代わりに、アセンブリは、外面とインサート開口とを画定する拡張インサートを有し、拡張インサートの外面は、エンドキャップの内面との圧縮嵌合を画定するように構成される。さらに又は代わりに、拡張インサートは、中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する。さらに又は代わりに、拡張インサートの外面は、インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、凹部及び凸部は軸整合され、内面は嵌合機能を画定する。さらに又は代わりに、周シール面の第1の断面は、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、第1の部分及び第2の部分が、第1の細長側部上に画定される。
【0005】
さらに又は代わりに、周シール面の第1の部分は、周シール面の第2の部分に当接する。さらに又は代わりに、エンドキャップは、周シール面の複数の第1の部分と、周シール面の複数の第2の部分とを画定する。さらに又は代わりに、第1の部分及び第2の部分は交互に並ぶ。さらに又は代わりに、フィルタ媒体はバッグ構成である。さらに又は代わりに、フィルタ媒体はひだ付き構成である。
【0006】
本技術のいくつかの実施形態は、チューブシートに関する。材料の略平面状のシートは、長さ及び幅を有し、材料のシートの長さ及び幅にわたる一連のフィルタ開口を画定する。一連のフィルタ開口におけるフィルタ開口のそれぞれは、材料のシートを軸方向に貫通し、軸方向と直交する長楕円形状を有する。材料のシートは、フィルタ開口のそれぞれに延在する凸部と、フィルタ開口のそれぞれから延出する凹部とを画定し、凸部及び凹部は軸整合される。
【0007】
いくつかのこのような実施形態において、フィルタ開口のそれぞれは、軸整合された複数の凸部及び複数の凹部を画定し、凸部は、各フィルタ開口の部分のまわりで凹部と交互に並ぶ。さらに又は代わりに、複数の凸部及び複数の凹部は、曲線に沿って延在する波形を形成する。さらに又は代わりに、材料のシートは、金属のシートである。さらに又は代わりに、各フィルタ開口の形状は、第1の細長側部と、第2の細長側部と、第1の端部と、第2の端部とを画定し、凸部は、第1の細長側部で、フィルタ開口から延出する。さらに又は代わりに、凹部は、第2の細長側部で、各フィルタ開口内に延在する。さらに又は代わりに、各フィルタ開口の形状は対称的である。さらに又は代わりに、チューブシート内に画定された第1のフィルタ開口は第1の長手方向軸を有し、チューブシート内に画定された第2のフィルタ開口は第2の長手方向軸を有し、第1の長手方向軸及び第2の長手方向軸は10度~90度開いている。
【0008】
本明細書に記載のいくつかの実施形態は、濾過システムに関する。チューブシートは、長さ及び幅を有し、フィルタ開口を画定する、材料の略平面状のシートを有する。フィルタ媒体は、第1の端部と第2の端部とを有し、第1の端部から第2の端部の方へ軸方向に延在する中央媒体開口を画定する。エンドキャップは、フィルタ媒体の第1の端部に結合される。エンドキャップは、中央媒体開口と流体連通するエンドキャップ開口と、エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、フィルタ開口のまわりのチューブシートと嵌合するように構成された、エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する。周シール面の第1の部分はエンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、周シール面の第2の部分はエンドキャップ開口から外向きに突出し、第1の部分及び第2の部分は軸整合される。フィルタ開口は、周シール面の第2の部分を受けるように構成された対応する外向き凸部と、周シール面の第1の部分を受けるように構成された対応する内向き凸部とを画定する。
【0009】
いくつかのこのような実施形態において、濾過システムは、外面と、中央媒体開口と流体連通するインサート開口とを画定する拡張インサートを有し、拡張インサートの外面は、エンドキャップの内面との圧縮嵌合を画定するように構成される。拡張インサートの外面は、インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、凹部及び凸部は軸整合され、内面は嵌合機能を画定する。
【0010】
さらに又は代わりに、周シール面は、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、第1の部分及び第2の部分が、第1の細長側部上に画定される。さらに又は代わりに、周シール面の第1の部分は、周シール面の第2の部分に当接する。さらに又は代わりに、エンドキャップは、周シール面の複数の第1の部分と、周シール面の複数の第2の部分とを画定する。さらに又は代わりに、第1の部分及び第2の部分は交互に並ぶ。
【0011】
さらに又は代わりに、周シール面は、軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する。さらに又は代わりに、エンドキャップ開口は、第1の断面において長楕円形である。さらに又は代わりに、中央媒体開口は、軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である。さらに又は代わりに、拡張インサートは、中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する。さらに又は代わりに、フィルタ開口は、チューブシートを軸方向に貫通し、フィルタ開口は、軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である。
【0012】
さらに又は代わりに、チューブシートは、フィルタ開口内に延在する凸部と、フィルタ開口から延出する凹部とを画定し、凸部及び凹部は軸整合される。さらに又は代わりに、チューブシートは、軸整合された複数の凸部及び複数の凹部を画定し、凸部は、各フィルタ開口のまわりで凹部と交互に並ぶ。さらに又は代わりに、複数の凸部及び複数の凹部は、曲線に沿って延在する波形を形成する。さらに又は代わりに、材料のシートは、材料のシートの長さ及び幅にわたる一連のフィルタ開口を画定する。さらに又は代わりに、一連のフィルタ開口におけるフィルタ開口のそれぞれは、軸方向と直交する長楕円形状を有する。さらに又は代わりに、各フィルタ開口の形状は対称的である。
【0013】
いくつかの実施形態において、本技術はフィルタアセンブリに関する。フィルタ媒体は、中央媒体開口のまわりに配置される。フィルタ媒体は、第1の端部と第2の端部とを有し、中央媒体開口は、第1の端部から第2の端部の方へ軸方向に延在する。エンドキャップは、フィルタ媒体の第1の端部に結合される。エンドキャップは、中央媒体開口と流体連通するエンドキャップ開口と、エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する。拡張インサートは、外面とインサート開口とを画定し、拡張インサートの外面は、エンドキャップの内面との圧縮嵌合を画定するように構成される。拡張インサートの外面は、インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、凹部及び凸部は軸整合され、内面は嵌合機能を画定する。
【0014】
いくつかのこのような実施形態において、周シール面の第1の部分はエンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、周シール面の第2の部分はエンドキャップ開口から外向きに突出し、第1の部分及び第2の部分は軸整合される。さらに又は代わりに、周シール面の第1の部分は、周シール面の第2の部分に当接する。さらに又は代わりに、エンドキャップは、周シール面の複数の第1の部分と、周シール面の複数の第2の部分とを画定する。さらに又は代わりに、周シール面は、軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する。さらに又は代わりに、拡張インサートは、中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する。さらに又は代わりに、周シール面の第1の断面は、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、第1の部分及び第2の部分が、第1の細長側部上に画定される。
【0015】
上記概要は、各実施形態又はすべての実施態様を記載することを意図しない。むしろ、説明のための実施形態は、図面の添付図を考慮して、例示的な実施形態及び特許請求の範囲の以下の詳細な説明を参照することにより、より完璧に理解されるようになる。
【0016】
本技術は、添付図面に関連して、さまざまな実施形態の以下の詳細な説明を考慮して、より完全に理解され、正しく認識される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】現在の技術のいくつかの実施形態と一致する例示的なフィルタアセンブリの斜視図である。
図2図1と一致する例示的なフィルタアセンブリの第2の斜視図である。
図3図1の詳細図である。
図4図2の詳細図である。
図5図3の断面図である。
図6】別の例示的な実施形態の断面図である。
図7】さらに別の例示的な実施形態の断面図である。
図8図3と一致する例示的な実施形態の断面図である。
図9図3と一致する別の例示的な実施形態の代替的な断面図である。
図10】例示的なシステムの部分の正面図である。
図11】いくつかの実施形態と一致する例示的なシステムの部分の分解斜視図。
図12】いくつかの実施形態と一致する別の例示的なシステムの部分の斜視分解図である。
図13】側面図、図12と一致する例示的なシステムである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図は、主に明確化のために示され、結果として、必ずしも一定の縮尺で描かれるというわけではない。さらに、締結具、電気部品(配線、ケーブルなど)などを含むがこれらに限定されないさまざまな構造/構成要素は、概略的に示されてもよく、若しくは、示される実施形態の態様をよりよく示すために、図の一部又は全部から取り除かれてもよく、又は、そのような構造/構成要素の包含は、本明細書に記載されるさまざまな例示的な実施形態の理解に必要ではない。しかしながら、特定の図におけるそのような構造/構成要素の説明/記述の欠如は、いかなる意味においても、さまざまな実施形態の範囲を制限すると解釈すべきではない。
【0019】
図1は、現在の技術のいくつかの実施形態と一致する例示的なフィルタアセンブリ100の斜視図であり、図2は、例示的なフィルタアセンブリ100の第2の斜視図を示す。フィルタアセンブリ100は、第1の端部112と第2の端部114とを有するフィルタ媒体110を有する。エンドキャップ130は、フィルタ媒体の第1の端部112に結合される。エンドキャップ130は、中央媒体開口116と連通するエンドキャップ開口136を画定する。
【0020】
フィルタ媒体110は一般に、たとえば、ガス状流体などの流体を濾過するように構成されるが、いくつかの他の実施形態では、フィルタ媒体110は、液体を濾過するように構成される。フィルタ媒体110は一般に、中央媒体開口116のまわりに配置される。フィルタ媒体110及び中央媒体開口116は、フィルタ媒体110の第1の端部112から、フィルタ媒体110の第2の端部114の方へ、軸方向aに延在する。
【0021】
フィルタ媒体110は、さまざまな種類の材料及び材料の組合せから作成することができる。いくつかの実施形態において、フィルタ媒体110は、(以下で、図8を参照してさらに詳細に説明される)ひだ付き構成である。いくつかの実施形態において、フィルタ媒体110は、第1の端部112の開端部と、第2の端部114の方の閉端部と、中央媒体開口116とを画定する、フィルタ媒体の1つ又は複数の層であるバッグ構成である。他の種類のフィルタ媒体110も使用することもできる。
【0022】
閉鎖体120は、フィルタ媒体110の第2の端部114の方へ画定することができる。閉鎖体120は一般に、フィルタ媒体110の第2の端部114において、中央媒体開口116を遮断するように構成される。特に、閉鎖体120は、フィルタアセンブリ100の外側と中央媒体開口116との間で、フィルタ媒体110を通って延在する流体流れ経路の画定を支援する。フィルタ媒体110がひだ付き構成である実施形態などのいくつかの実施形態において、閉鎖体120は、フィルタ媒体110の第2の端部114に結合された第2のエンドキャップとすることができる。他の実施形態において、閉鎖体120は、たとえば、フィルタ媒体110がバッグ構成である場合、フィルタ媒体110自体の部分とすることができる。
【0023】
いくつかの実施形態において、中央媒体開口116はフィルタアセンブリ100の下流側を画定し、フィルタ媒体110の外面118はフィルタアセンブリ100の上流側を画定する。いくつかの他の実施形態において、中央媒体開口116はフィルタアセンブリ100の上流側を画定し、フィルタ媒体110の外面118はフィルタアセンブリ100の下流側を画定する。
【0024】
フィルタアセンブリ100は一般に、濾過システムに装着されるように構成される。そして、特に、エンドキャップ130は一般に、濾液が濾過されていない流体から分離されるように、システム構成要素及びフィルタ媒体110とのシールを形成するように構成され、それは、以下でさらに詳細に説明される。エンドキャップ130は、フィルタ媒体110の第1の端部112を受けるように構成されたフィルタ媒体受口134を画定する。エンドキャップ開口136は、流体が通過できるように、中央媒体開口116と流体連通する。エンドキャップ130は、特に、図2の詳細図である図4で見ることができる、エンドキャップ開口136に当接して取り囲む内面138を画定する。
【0025】
エンドキャップ130は、特に、図1の詳細図である図4で見ることができる、エンドキャップ130のまわりの周シール面140も画定する。周シール面140は、チューブシート開口などの濾過システムの構成要素によってシール可能に受けられるように構成され、それは、以下でさらに詳細に説明される。周シール面140は、軸方向に深さdを有する。深さdは、周シール面140とのシールを形成するように構成されるシステム構成要素を収容するように寸法決めすることができる。いくつかの実施形態において、深さdは、3mm~30mm、4mm~15mm、又は5mm~10mmとすることができる。1つの例示的な実施形態において、深さdは約6mmである。周シール面140は、エンドキャップ開口136のまわりで延在する長さを有する。周シール面140の第1の部分142は、エンドキャップ開口136の方へ内向きに突出し、したがって、凹部を形成する。周シール面140の第2の部分144は、エンドキャップ開口136から外向きに突出し、したがって、凸部を形成する。第1の部分142及び第2の部分144は軸整合される。
【0026】
エンドキャップ縁132は、周シール面140から外向きに延在する。いくつかの実施形態において、エンドキャップ縁132は、エンドキャップ130のまわりの周シール面140の長さのまわりで、周シール面140に当接する。エンドキャップ縁132は、いくつかの実施形態において、システム構成要素とのシールを形成するように構成することもできる。たとえば、エンドキャップ縁132は、周シール面140に当接するシール支持面133を画定することができる。シール支持面133は、いくつかの実施形態において、平面状である。シール支持面133は、周シール面140と直交することができる。
【0027】
エンドキャップ130は、さまざまな異なる種類の材料及び材料の組合せから作成することができる。いくつかの実施形態において、エンドキャップ130はウレタンから作成される。いくつかの実施形態において、エンドキャップ130は、鋳造アルミニウムから作成され、ガスケット材料が、たとえば、周シール面140及び周シール面140のまわりのシール支持面133の少なくとも一部のまわりの、1つ又は複数の表面全体に配設される。いくつかの実施形態において、エンドキャップ130は、約30ショアA~70ショアAのデュロメータを有する材料から少なくとも部分的に作成される。
【0028】
図5は、軸方向aと直交する平面におけるエンドキャップ130の断面図を示す。この図において、周シール面140は、エンドキャップ開口136のまわりでループを形成するラインである。周シール面140によって形成されるループは、長手方向軸Lと平行な方向に長い楕円形である。同様に、エンドキャップ開口136も長手方向Lに長い楕円形である。
【0029】
周シール面140の第1の部分142及び第2の部分144の形状は、現在の図において詳細に見ることができる。さらにまた、エンドキャップ130は、周シール面140の複数の第1の部分142と、周シール面140の複数の第2の部分144とを画定することが分かる。少なくとも1つの第1の部分142は、周シール面140の少なくとも1つの第2の部分144に当接する。実際、複数の第1の部分142は、複数の第2の部分144と交互に並ぶ。複数の第1の部分142及び第2の部分144は、曲線cに沿って延在する波形を次々に形成する。
【0030】
周シール面140の断面は、第1の端部143と、第2の端部145と、第1の細長側部147と、第2の細長側部149とを画定する。第1の部分142及び第2の部分144は、第1の細長側部147上に画定される。第1の部分142及び第2の部分144は、第2の細長側部149上にも画定される。
【0031】
本実施形態において、周シール面140は長手方向軸Lに対して対称的であるが、いくつかの実施形態において、周シール面140は対称的ではない。さらにまた、周シール面140の第1の部分142及び第2の部分144のそれぞれは、繰り返す規則的な輪郭形状を有するが、いくつかの実施形態において、第1の部分142及び第2の部分144の輪郭形状は、規則的ではなく、且つ/又は、繰り返しではない。さらに、少なくとも1つの第1の部分142は、別の第1の部分142とは異なる輪郭形状を有することができる。同様に、少なくとも1つの第2の部分144は、別の第2の部分144とは異なる輪郭形状を有することができる。
【0032】
周シール面140は、参照により本明細書に組み込まれる、2018年8月8日に出願された「Filter Cartridges:Air Cleaner Assemblies;Housings;Features;Components;and,Methods」と題されるPCT/米国特許出願公開第2018/045819号明細書に開示されたシール面と一致する形状、大きさ、及び比率を有する凸部及び凹部を組み込む構造を有することができる。
【0033】
周シール面140の全長はP1と呼ぶことができ、凸部及び凹部によって画定される周シール面140の部分の全長はP2と呼ぶことができ、この文脈における「全長」は、輪郭を含むシール面距離を指す。現在の図において、P2はたとえば、凹部に当接する凸部を画定する第2のセクションの端点10cと10dとの間の周シール面140の長さに、凹部に当接する凸部を画定する第1のセクションの端点10aと10bとの間の周シール面140の長さを加えた長さである。P1のP2に対する比は一般に1.0より大きいが、いくつかの実施形態では、P1のP2に対する比は1.0に略等しい。いくつかの実施形態において、P1のP2に対する比は1.1~3.0である。いくつかの実施形態において、P1のP2に対する比は1.2~1.7である。1つの例において、P1のP2に対する比は1.5に略等しい。
【0034】
凸部及び凹部の寸法は、さまざまな方法で、たとえば、特定の凸部と隣接する凹部との間の深さD1によって、特徴づけることができる。通常、凸部/凹部深さD1は、70mm以下、多くの場合50mm以下、通常30mm以下である。通常、凸部/凹部深さD1は、少なくとも5mm、少なくとも10mm、時には少なくとも15mmである。凸部/凹部深さD1は、いくつかの実施形態では、5~15mm、たとえば、6mm又は9mmとすることができる。代替形態が可能である。
【0035】
いくつかの実施形態において、第1の部分142の凹部は半径R1を画定する。第1の部分の半径R1は4mm~40mmとすることができる。いくつかの実施形態において、第1の部分の半径R1は、約4mm、6mm、12mm、16mm、24mm、33mm、又は39mmとすることができる。いくつかの実施形態において、第2の部分144の凸部は半径R2を画定する。第2の部分の半径R2は4mm~40mmとすることができる。いくつかの実施形態において、第2の部分の半径R2は、約4mm、5mm、6mm、11mm、16mm、17mm、19mm、又は26mmとすることができる。さらにまた、隣接する第1の部分又は隣接する第2の部分の間の距離、たとえば、図5の距離ddは一般に10mmより大きい。いくつかの実施形態において、距離ddは、15~70mm、30~50mm、又は35~45mmとすることができる。ある例において、距離ddは約42mmとすることができる。なお、周シール面140の複数の第1の部分及び第2の部分がある場合、各第1の部分(又は、第2の部分)は、必ずしも同じ深さ、半径、及び/又は形状を有するというわけではなく、隣接する第1の部分と隣接する第2の部分の間の距離は変えることができる。
【0036】
図6は、フィルタアセンブリの別の例示的なエンドキャップ200による断面図を示す。フィルタアセンブリは、両立しない場合を除き、本明細書に論じられる他のフィルタアセンブリと一致させることができる。図5に示される断面と同様に、ここで、断面は、フィルタアセンブリの軸方向と直交する平面である。エンドキャップ200は、エンドキャップ開口230と、エンドキャップ200のまわりの周シール面220とを画定する。周シール面220はまた、エンドキャップ開口230のまわりで延在する。エンドキャップ200は、周シール面220から外向きに延在するエンドキャップ縁210も有する。
【0037】
周シール面220は、エンドキャップ200及びエンドキャップ開口230から外向きに延出する、第1の凸部222及び第2の凸部224を有する。この例において、周シール面220の形状は(図5に示される例とは異なり)対称的ではない。第1の凹部226及び第2の凹部228は、第1の凸部222の突出する形状によって、第1の凸部222の各側部に当接する。周シール面220の全長の、凸部及び凹部によって画定される周シール面220の全長に対する比は、図5に関して上で説明された比と同様とすることができる。
【0038】
凸部/凹部深さD2は、第1の凸部222と隣接する凹部(第1の凹部226など)との間で画定することができる。凸部/凹部深さは、図5に関して上で説明された深さと同様とすることができる。第1の凸部222は半径R3を画定することができる。第1の凸部の半径R3は、図5に関して上で説明された第1の部分の半径R1と同様とすることができる。第2の凸部224は、第1の凸部の半径R3と同様の又は異なる半径を画定することができる。第2の凹部228は半径R4を画定することができる。第2の凹部228の半径R4は、図5に関して上で説明された第2の部分の半径R2と同様とすることができる。第1の凹部226は、第2の凹部228と同様の又は異なる半径を画定することができる。
【0039】
図7は、フィルタアセンブリの別の例示的なエンドキャップ300による断面図を示す。フィルタアセンブリは、両立しない場合を除き、本明細書に論じられる他のフィルタアセンブリと一致させることができる。図5に示される断面と同様に、ここで、断面は、フィルタアセンブリの軸方向と直交する平面である。エンドキャップ300は、エンドキャップ開口330と、エンドキャップ300のまわりの周シール面320とを画定する。周シール面320はまた、エンドキャップ開口330のまわりで延在する。エンドキャップ300は、周シール面320から外向きに延在するエンドキャップ縁310も有する。
【0040】
周シール面320は、エンドキャップ300から外向きに延出する、第1の凸部322及び第2の凸部324を有する。第1の凸部322は、周シール面320によって画定される当接する第1の凹部326によって、それ自体特徴づけることができる。第2の凸部324は同様に形成される。周シール面320は、第2の凹部342に当接する、第3の凸部328及び第4の凸部340も有する。
【0041】
周シール面320の全長の、凸部及び凹部によって画定される周シール面320の全長に対する比は、図5に関して上で説明された比と同様とすることができる。凸部/凹部深さD3は、第1の凸部322と(隣接する凹部である)第1の凹部326との間で画定することができる。凸部/凹部深さD3は、図5に関して上で説明された深さと同様とすることができる。第1の凸部322は半径R5を画定することができる。第1の凸部の半径R5は、図5に関して上で説明された第1の部分の半径R1と同様とすることができる。第2の凸部324は、第1の凸部の半径R5と同様の又は異なる半径を画定することができる。第1の凹部326は半径R6を画定することができる。第1の凹部326の半径R6は、図5に関して上での説明された第2の部分の半径R2と同様とすることができる。第1の凹部326は、第2の凹部342と同様の又は異なる半径を画定することができ、第3の凸部328及び第4の凸部340は、第1の凸部322と同様の又は異なる半径をそれぞれ画定することができる。
【0042】
図5~7の例示的な周シール面の形材は、半径を画定する凸部及び凹部を有するが、いくつかの他の実施形態では、凸部及び/又は凹部の1つ又は複数は、湾曲を画定しない直線セグメントを有する。このような実施形態において、周シール面の形状は、直線セグメントを別の直線セグメントに、又は、直線セグメントを湾曲セグメントに接合するコーナを画定することができる。
【0043】
図8は、図1~5と一致するフィルタアセンブリ100の第2の断面図の例である。断面は、軸方向に、且つ、図3のフィルタ媒体110を通して直交する。本例において、フィルタ媒体110は、ひだ付きフィルタ媒体である。ひだ付きフィルタ媒体は、軸方向で延在する複数のひだ306を有する。ひだ折り目の第1の組302はフィルタ媒体110の外周に近く、ひだ折り目の第2の組304は中央媒体開口116を画定する。本実施形態において、ライナー308が、ひだ付きフィルタ媒体110内に配設され、双方で中央媒体開口116を画定する。いくつかの実施形態において、ライナー308は省略することができる。中央媒体開口116は、長楕円形であり、略卵形状を有する。
【0044】
図9は、図1~5と一致するフィルタアセンブリ100の第2の断面図の別の例である。断面は、軸方向に、且つ、図3のフィルタ媒体110を通して直交する。本例において、フィルタ媒体110は、バッグ構成であり、長楕円形である中央媒体開口116を同様に画定する。図8の例とは異なり、ここでは、フィルタ媒体はひだ付き構造を有しない。
【0045】
図10は、いくつかの実施形態と一致する例示的なシステムの一部の正面図であり、図11は、そのようなシステムの一部の分解斜視図である。システム400は、フィルタ開口420を画定するチューブシート410と、フィルタ開口420のまわりのチューブシート410と嵌合するように構成されたフィルタアセンブリ100とを有する。
【0046】
フィルタアセンブリ100が、軸方向aに延在するフィルタ媒体110と、フィルタ媒体110の第1の端部112に結合されたエンドキャップ130とを有するという点で、フィルタアセンブリ100は、本明細書の他の場所で説明されるフィルタアセンブリと一致させることができる。エンドキャップ130は、フィルタ媒体110の中央媒体開口と連通するエンドキャップ開口136を画定し、エンドキャップ130は、エンドキャップ開口136から外向きに延出するエンドキャップ縁132を有する。ここで説明される図では見ることはできないが、フィルタアセンブリ100は、図5に示されるものと一致する形状を有する周シール面140を有する。
【0047】
チューブシート410は一般に、1つ又は複数のフィルタアセンブリを受けるように構成される。チューブシート410は一般に、長さ方向Lの長さと幅方向Wの幅とを有する材料の略平面状のシートである。チューブシート410は、さまざまな材料及び材料の組合せから作成され、1つの例では、チューブシート410は金属から作成される。別の例において、チューブシート410はガラス繊維から作成される。長さL及び幅Wは一般に、フィルタアセンブリ100の軸方向aと直交する平面内にある。材料のシートは、材料のシートの長さL及び幅W全体に一連のフィルタ開口420を画定する。一連のフィルタ開口におけるフィルタ開口420のそれぞれは、軸方向aに材料のシートを貫通する。
【0048】
フィルタ開口420のそれぞれは、特に図10で見ることができる、軸方向aと直交する長楕円形の形状を有することができる。よって、フィルタ開口420のそれぞれは、長手方向軸lを有することができる。チューブシート410上に望ましい数のフィルタ開口420を収容するために、フィルタ開口420のいくつかは、チューブシート上の他のフィルタ開口420とは異なるように整列させることができる。いくつかの実施形態において、第1の複数のフィルタ開口430は、それらの対応する長手方向軸l1のそれぞれがチューブシート410全体で半径方向に配置されるように、チューブシート410内に画定される。いくつかの実施形態において、第2の複数のフィルタ開口440は、それらの対応する長手方向軸l2のそれぞれがチューブシート410全体で半径方向に正接して配置されるように、チューブシート410全体で半径方向に画定される。いくつかの実施形態において、チューブシート410によって画定される第1のフィルタ開口460は第1の長手方向軸l1を有し、チューブシート410によって画定される第2のフィルタ開口462は第2の長手方向軸l2を有し、第1の長手方向軸l1及び第2の長手方向軸l2は、10~90度開いている。
【0049】
フィルタ開口は、フィルタ開口420のそれぞれから外向きに延出する凸部422と、フィルタ開口420のそれぞれに延在する凹部424とを画定する。凸部422及び凹部424は軸整合される。
【0050】
さまざまな実施形態において、フィルタアセンブリ100のエンドキャップ130は一般に、フィルタ開口420のまわりのチューブシート410と嵌合するように構成される。特に、エンドキャップ130の周シール面140(図3参照)は、チューブシート410とのシールを形成するように構成される。いくつかの実施形態において、チューブシート410は、周シール面140と圧縮嵌合を形成する。図5の周シール面の断面図及び図10のフィルタ開口の形状を比較することによって分かるように、フィルタ開口420は、周シール面140を収容するように構成される。図5に関して説明されたように、周シール面は、エンドキャップ開口136の方へ内向きに突出する少なくとも1つの第1の部分142と、エンドキャップ開口136から外向きに突出する第2の部分144とを画定する。フィルタアセンブリ100を受けるように構成されるフィルタ開口420は、周シール面140の第2の部分144を受けるように構成された対応する外向き凸部422と、周シール面140の第1の部分142を受けるように構成された対応する凹部424とを画定する。
【0051】
本例において、フィルタ開口420のそれぞれは、軸整合された複数の凸部422及び複数の凹部424を画定する。ここで、凸部422は、各フィルタ開口420の部分のまわりで、凹部424と交互に並ぶ。各フィルタ開口420の形状は、第1の細長側部452と、第2の細長側部454と、第1の端部456と、第2の端部458とを画定する。凸部422は、第1の細長側部452上でフィルタ開口420から延出する。この特定の例において、フィルタ開口420の各細長側部452、454は、曲線に沿って延在する波形を次々に形成する複数の凸部422及び複数の凹部424を有する。凹部424は、第2の細長側部454上で各フィルタ開口内に延在する。図5に関して上で論じられた周シール面の形状と同様に、ここで、各フィルタ開口420の形状は対称的である。
【0052】
本明細書に開示される技術と一致するフィルタ開口420及びフィルタエンドキャップ130の周シール面の構成は、さまざまな利点を有することができる。たとえば、フィルタ開口420構成は、ユーザが不適当なフィルタアセンブリをフィルタ開口420に取り付けることができないことを保証する安全機能とすることができる。別の例として、システム運転中の流体流れは、フィルタアセンブリ100とチューブシート410との間のシールを排除するために、フィルタアセンブリ100をチューブシート410に対して移動させることができる、フィルタアセンブリ100上に力を及ぼすことができる。周シール面140(図5)及びチューブシート410によって双方で画定されるインタフェースの構造は、システム運転中、フィルタアセンブリ100がチューブシート410から移動する可能性を低下させるために、エンドキャップ130とチューブシート410との間の構造的剛性を改善することができる。このような改善された構造的剛性は、フィルタアセンブリ100(特に、エンドキャップ130)とチューブシート410との間のシール領域の一部を通して漏れることによって流体がフィルタアセンブリ100を迂回することも防ぐことができる。
【0053】
いくつかの実施形態において、エンドキャップ縁132によって画定されるシール支持面133(図3)は、フィルタ開口420のまわりのチューブシート410の主面412(図11)に当接するように構成される。すべてではないがいくつかのこのような実施形態において、シール支持面133及び主面412はシールを形成するように構成される。
【0054】
なお、エンドキャップの周シール面及びチューブシートは一般に、エンドキャップとチューブシートとの間に流体シールを形成するために嵌合するように構成される。よって、周シール面によって画定されたループが図5に示される形状から逸脱する輪郭形状を有する実施形態(たとえば、図6及び図7)において、チューブシートによって画定されるフィルタ開口は、チューブシートがエンドキャップの周シール面及びシール支持面と嵌合できるような、対応する輪郭形状を有する。エンドキャップとチューブシートとの間の流体シールは、上流側のフィルタ処理前の流体と濾液との間のシステムの分離を提供する。
【0055】
本明細書に開示される技術のいくつかの例示的実施態様において、チューブシートは、空間における水平面に略平行に向けられ、チューブシートに取り付けられたフィルタアセンブリは、略垂直である軸方向を有する。しかしながら、いくつかの他の実施態様は、代わりの向きを有することができる。
【0056】
図12、いくつかの実施形態と一致する代替の例示的なシステム500の一部の斜視分解図、図13は、そのような例示的なシステム500の側面図である。例示的なシステム500は、チューブシート510とフィルタアセンブリ600とを有し、フィルタアセンブリ600は、フィルタ媒体610と、エンドキャップ630と、拡張インサート700とを有する。
【0057】
上で論じられた例と同様に、フィルタアセンブリ600は、フィルタ媒体610の第1の端部でエンドキャップ630に結合されたフィルタ媒体610を有する。チューブシート510は、フィルタエンドキャップ630と嵌合するように構成された複数のフィルタ開口520を画定する。フィルタ媒体610、エンドキャップ630、及びチューブシート510は、上で論じられた例と一致させることができ、上記の修正を組み込むことができる。たとえば、チューブシート510のフィルタ開口520は、図11に対して上で論じられた特定の構成を示すが、フィルタ開口520は代替の構成を有することができる。
【0058】
前の例とは異なり、現在の例示的なシステム500は、エンドキャップ630の内面638と圧縮嵌合を形成するように構成された拡張インサート700を組み込み、ここで、エンドキャップ630の内面638は、エンドキャップ開口636に当接して取り囲んでいる。いくつかの実施形態において、拡張インサート700は、エンドキャップ開口636を介して、エンドキャップ630上に拡張力を及ぼすように構成される。いくつかの実施形態において、拡張インサート700及びチューブシート510は、エンドキャップ630上に圧縮力を及ぼすように構成することができる。このような圧縮力は、フィルタアセンブリ600のチューブシート510への固定を支援することができる。
【0059】
拡張インサート700は、エンドキャップ開口636に挿入されるように構成される挿入部702を有する。挿入部702は、外面720と、インサート開口710とを画定する。外面720は、エンドキャップ630の内面638との圧縮嵌合を画定するように構成される。インサート開口710は、(フィルタ媒体610によって画定される中央媒体開口と流体連通する)エンドキャップ開口636と流体連通するように構成される。拡張インサート700は、インサート開口710のまわりで延在するフランジ730を有する。フランジ730は、エンドキャップ630縁632の接面640に当接するように構成されるフランジ面733(図13)を画定する。いくつかの実施形態において、フランジ面733は略平面状である。
【0060】
拡張インサート700の外面720とエンドキャップ630の内面638との間のインタフェースは、上で論じられた、チューブシートとエンドキャップの周シール面との間のインタフェースと同様の形状、大きさ、及び構成を有することができる。特に、拡張インサート700の外面720は、インサート開口710の方へ内向きに延在する凹部724と、インサート開口710から外向きに延在する凸部722とを画定する。凹部724及び凸部722は軸整合される。
【0061】
エンドキャップ630の内面638は、外面720と嵌合するように構成される嵌合機能を画定する。特に、エンドキャップ630の内面638は、エンドキャップ開口636内に延在する嵌合凸部644を画定する。嵌合凸部644は、拡張インサート700の外面720の凹部724によって受けられるように構成される。エンドキャップ630の内面638は、エンドキャップ開口636から延出する嵌合凹部642を画定し、嵌合凹部642は、拡張インサート700の外面720の凸部722を受けるように構成される。
【0062】
さまざまな実施形態において、拡張インサート700の挿入部702の外面720は、複数の凹部724及び凸部722を画定することができる。いくつかの実施形態において、凹部724及び凸部722は、外面720の長さの一部に沿って交替することができる。いくつかの実施形態において、凹部724及び凸部722は、波形シール面を画定することができる。このような実施形態において、エンドキャップ630の内面638は、拡張インサート700の挿入部702を受けるための、対応する嵌合機能を画定する。
【0063】
本例と一致する例では、拡張インサート700は、中央媒体開口と流体連通する三次流路732を画定する。三次流路732は、システムの空気流を促進するために使用することができ、フィルタ媒体610は、エンドキャップ開口636(及び、したがって、インサート開口710)を通って開くフィルタ媒体に加圧空気を脈動させることによって清掃される。
【0064】
さまざまな実施形態において、拡張インサート700は、複数の三次流路732を画定する。三次流路732は、エンドキャップ開口636と流体連通することができる。三次流路732は、軸方向aに延在することができる。いくつかの実施形態において、三次流路732は、インサート開口710と平行である。三次流路732は、拡張インサート700のフランジ730及び挿入部702を貫通することができる。三次流路732は、凸部722を画定する挿入部702の外面720の一部を貫通することができる。
【0065】
なお、本実施形態では、挿入部702の外面720は凹部及び凸部を画定するが、いくつかの他の実施形態では、挿入部の外面(及び、したがって、エンドキャップの内面)は凹部及び凸部を画定しない。さらにまた、本実施形態では、チューブシート510のフィルタ開口520は(エンドキャップの周シール面の凹部及び凸部に対応する)凹部及び凸部を画定するが、いくつかの他の実施形態では、フィルタ開口520及び周シール面は、凹部及び凸部を画定しない。
【0066】
実施形態の再表示
実施形態1
中央媒体開口のまわりに配置されたフィルタ媒体であって、前記フィルタ媒体が第1の端部と第2の端部とを有し、前記中央媒体開口が前記第1の端部から前記第2の端部の方へ軸方向に延在する、フィルタ媒体と、
前記フィルタ媒体の前記第1の端部に結合されたエンドキャップであって、前記エンドキャップが、前記中央媒体開口と流体連通する開口と、前記エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、前記エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する、エンドキャップと
を備え、
前記周シール面の第1の部分が前記エンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、前記周シール面の第2の部分が前記エンドキャップ開口から外向きに突出し、
前記第1の部分及び前記第2の部分が軸整合され、
前記周シール面が、前記軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する、
フィルタアセンブリ。
【0067】
実施形態2
前記エンドキャップ開口が、前記第1の断面において長楕円形である、
実施形態1又は3~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0068】
実施形態3
前記中央媒体開口が、前記軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である、
実施形態1~2又は4~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0069】
実施形態4
外面とインサート開口とを画定する拡張インサート
をさらに備え、
前記拡張インサートの前記外面が、前記エンドキャップの前記内面との圧縮嵌合を画定するように構成される、
実施形態1~3又は5~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0070】
実施形態5
前記拡張インサートが、前記中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する、
実施形態1~4又は6~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0071】
実施形態6
前記拡張インサートの前記外面が、前記インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、前記インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、
前記凹部及び前記凸部が軸整合され、前記内面が嵌合機能を画定する、
実施形態1~5又は7~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0072】
実施形態7
前記周シール面の前記第1の断面が、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、前記第1の部分及び前記第2の部分が、前記第1の細長側部上に画定される、
実施形態1~6又は8~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0073】
実施形態8
前記周シール面の前記第1の部分が、前記周シール面の前記第2の部分に当接する、
実施形態1~7又は9~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0074】
実施形態9
前記エンドキャップが、前記周シール面の複数の第1の部分と、前記周シール面の複数の第2の部分とを画定する、
実施形態1~8又は10~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0075】
実施形態10
前記第1の部分及び前記第2の部分が交互に並ぶ、
実施形態1~9又は11~12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0076】
実施形態11
前記フィルタ媒体がバッグ構成である、
実施形態1~10又は12のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0077】
実施形態12
前記フィルタ媒体がひだ付き構成である、
実施形態1~11のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0078】
実施形態13
材料の略平面状のシートであって、長さ及び幅を有し、前記材料のシートの前記長さ及び前記幅にわたる一連のフィルタ開口を画定する、材料の略平面状のシート
を備え、
前記一連のフィルタ開口における前記フィルタ開口のそれぞれが、前記材料のシートを軸方向に貫通し、前記軸方向と直交する長楕円形状を有し、
前記材料のシートが、前記フィルタ開口のそれぞれに延在する凸部と、前記フィルタ開口のそれぞれから延出する凹部とを画定し、
前記凸部及び前記凹部が軸整合される、
チューブシート。
【0079】
実施形態14
前記フィルタ開口のそれぞれが、軸整合された複数の凸部及び複数の凹部を画定し、
前記凸部が、各フィルタ開口の部分のまわりで前記凹部と交互に並ぶ、
実施形態13又は15~20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0080】
実施形態15
前記複数の凸部及び前記複数の凹部が、曲線に沿って延在する波形を形成する、
実施形態13~14又は16~20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0081】
実施形態16
前記材料のシートが、金属のシートを備える、
実施形態13~15又は17~20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0082】
実施形態17
各フィルタ開口の形状が、第1の細長側部と、第2の細長側部と、第1の端部と、第2の端部とを画定し、前記凸部が、前記第1の細長側部で、前記フィルタ開口から延出する、
実施形態13~16又は18~20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0083】
実施形態18
前記凹部が、前記第2の細長側部で、各フィルタ開口内に延在する、
実施形態13~17又は19~20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0084】
実施形態19
各フィルタ開口の前記形状が対称的である、
実施形態13~18又は20のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0085】
実施形態20
前記チューブシート内に画定された第1のフィルタ開口が第1の長手方向軸を有し、前記チューブシート内に画定された第2のフィルタ開口が第2の長手方向軸を有し、前記第1の長手方向軸及び前記第2の長手方向軸が10度~90度開いている、
実施形態13~19のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0086】
実施形態21
長さ及び幅を有する、材料の略平面状のシートを備えるチューブシートであって、
前記材料のシートがフィルタ開口を画定する、チューブシートと、
第1の端部と第2の端部とを有し、前記第1の端部から前記第2の端部の方へ軸方向に延在する中央媒体開口を画定する、フィルタ媒体と、
前記フィルタ媒体の前記第1の端部に結合されたエンドキャップであって、前記エンドキャップが、前記中央媒体開口と流体連通するエンドキャップ開口と、前記エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、前記フィルタ開口のまわりの前記チューブシートと嵌合するように構成された、前記エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する、エンドキャップと
を備え、
前記周シール面の第1の部分が前記エンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、前記周シール面の第2の部分が前記エンドキャップ開口から外向きに突出し、
前記第1の部分及び前記第2の部分が軸整合され、
前記フィルタ開口が、前記周シール面の前記第2の部分を受けるように構成された対応する外向き凸部と、前記周シール面の前記第1の部分を受けるように構成された対応する内向き凸部とを画定する、
濾過システム。
【0087】
実施形態22
外面と、前記中央媒体開口と流体連通するインサート開口とを画定する拡張インサート
をさらに備え、
前記拡張インサートの前記外面が、前記エンドキャップの前記内面との圧縮嵌合を画定するように構成され、
前記拡張インサートの前記外面が、前記インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、前記インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、
前記凹部及び前記凸部が軸整合され、前記内面が嵌合機能を画定する、
実施形態21又は23~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0088】
実施形態23
前記周シール面が、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、
前記第1の部分及び前記第2の部分が、前記第1の細長側部上に画定される、
実施形態21~22又は24~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0089】
実施形態24
前記周シール面の前記第1の部分が、前記周シール面の前記第2の部分に当接する、
実施形態21~23又は25~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0090】
実施形態25
前記エンドキャップが、前記周シール面の複数の第1の部分と、前記周シール面の複数の第2の部分とを画定する、
実施形態21~24又は26~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0091】
実施形態26
前記第1の部分及び前記第2の部分が交互に並ぶ、
実施形態21~25又は27~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0092】
実施形態27
前記周シール面が、前記軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する、
実施形態21~26又は28~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0093】
実施形態28
前記エンドキャップ開口が、第1の断面において長楕円形である、
実施形態21~27又は29~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0094】
実施形態29
前記中央媒体開口が、前記軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である、
実施形態21~28又は30~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0095】
実施形態30
前記拡張インサートが、前記中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する、
実施形態21~29又は31~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0096】
実施形態31
前記フィルタ開口が、前記チューブシートを前記軸方向に貫通し、前記フィルタ開口が、前記軸方向と直交する第2の断面において長楕円形である、
実施形態21~30又は32~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0097】
実施形態32
前記チューブシートが、前記フィルタ開口内に延在する凸部と、前記フィルタ開口から延出する凹部とを画定し、
前記凸部及び前記凹部が軸整合される、
実施形態21~31又は33~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0098】
実施形態33
前記チューブシートが、軸整合された複数の凸部及び複数の凹部を画定し、
前記凸部が、各フィルタ開口のまわりで前記凹部と交互に並ぶ、
実施形態21~32又は34~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0099】
実施形態34
前記複数の凸部及び前記複数の凹部が、曲線に沿って延在する波形を形成する、
実施形態21~33又は35~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0100】
実施形態35
前記材料のシートが、前記材料のシートの前記長さ及び前記幅にわたる一連のフィルタ開口を画定する、
実施形態21~34又は36~37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0101】
実施形態36
前記一連のフィルタ開口における前記フィルタ開口のそれぞれが、前記軸方向と直交する長楕円形状を有する、
実施形態21~35又は37のいずれか一項に記載の濾過システム。
【0102】
実施形態37
各フィルタ開口の前記形状が対称的である、
実施形態21~36のいずれか一項に記載のチューブシート。
【0103】
実施形態38
中央媒体開口のまわりに配置されたフィルタ媒体であって、前記フィルタ媒体が第1の端部と第2の端部とを有し、前記中央媒体開口が前記第1の端部から前記第2の端部の方へ軸方向に延在する、フィルタ媒体と、
前記フィルタ媒体の前記第1の端部に結合されたエンドキャップであって、前記エンドキャップが、前記中央媒体開口と流体連通するエンドキャップ開口と、前記エンドキャップ開口に当接して取り囲む内面と、前記エンドキャップのまわりの周シール面とを画定する、エンドキャップと、
外面とインサート開口とを画定する拡張インサートと
を備え、
前記拡張インサートの前記外面が、前記エンドキャップの前記内面との圧縮嵌合を画定するように構成され、
前記拡張インサートの前記外面が、前記インサート開口の方へ内向きに延在する凹部と、前記インサート開口から外向きに延在する凸部とを画定し、
前記凹部及び前記凸部が軸整合され、前記内面が嵌合機能を画定する、
フィルタアセンブリ。
【0104】
実施形態39
前記周シール面の第1の部分が前記エンドキャップ開口の方へ内向きに突出し、前記周シール面の第2の部分が前記エンドキャップ開口から外向きに突出し、
前記第1の部分及び前記第2の部分が軸整合される、
実施形態38又は40~44のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0105】
実施形態40
前記周シール面の前記第1の部分が、前記周シール面の前記第2の部分に当接する、
実施形態38~39又は41~44のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0106】
実施形態41
前記エンドキャップが、前記周シール面の複数の第1の部分と、前記周シール面の複数の第2の部分とを画定する、
実施形態38~40又は42~44のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0107】
実施形態42
前記周シール面が、前記軸方向と直交する第1の断面において長楕円形のループを形成する、
実施形態38~41又は43~44のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0108】
実施形態43
前記拡張インサートが、前記中央媒体開口と流体連通する三次流路を画定する、
実施形態38~42又は44のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0109】
実施形態44
前記周シール面の前記第1の断面が、第1の端部と、第2の端部と、第1の細長側部と、第2の細長側部とを画定し、前記第1の部分及び前記第2の部分が、前記第1の細長側部上に画定される、
実施形態38~43のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
【0110】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、「構成される」というフレーズは、特定のタスクを実行又は特定の構成を採用するように作成又は構成されるシステム、装置、又は他の構造を説明することにも留意すべきである。「構成される」という用語は、「配置される」、「作成される」、「製造される」などの類似の用語と交換可能に使用することができる。
【0111】
本明細書におけるすべての刊行物及び特許出願は、本技術が属する当業者のレベルを示す。すべての刊行物及び特許出願は、個別の刊行物又は特許出願が参照により特に且つ個別に示されるように、参照により本明細書に同じ程度まで組み込まれる。本出願の開示と参照により本明細書に組み込まれる任意の文書の開示との間に矛盾が存在する場合、本出願の開示が優先されるものとする。
【0112】
本出願は、本主題の適応又は変形を網羅することを意図している。上記の説明は、例示を意図したものであり、限定を意図したものではなく、特許請求の範囲は、本明細書に示される説明のための実施形態に限定されないことが理解されるべきである。
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