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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-03
(45)【発行日】2024-09-11
(54)【発明の名称】光結合装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 31/12 20060101AFI20240904BHJP
【FI】
H01L31/12 C
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023008187
(22)【出願日】2023-01-23
(62)【分割の表示】P 2018233611の分割
【原出願日】2018-12-13
(65)【公開番号】P2023033627
(43)【公開日】2023-03-10
【審査請求日】2023-01-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317011920
【氏名又は名称】東芝デバイス&ストレージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 圭太
(72)【発明者】
【氏名】鷹居 直也
【審査官】原 俊文
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-050281(JP,A)
【文献】特開2017-112538(JP,A)
【文献】特開2015-177056(JP,A)
【文献】特開2017-050510(JP,A)
【文献】特開2015-188051(JP,A)
【文献】特開2015-056531(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0001535(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 31/00-31/0392
H01L 31/08-31/173
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁基板と、第1および第2入力端子と、第1および第2出力端子と、第1ダイパッド部と、第2ダイパッド部と、を有する実装部材であって、
前記絶縁基板は、上面、第1側面、前記第1側面とは反対の側の第2側面、前記第1側面および前記第2側面につながる第3側面、前記第3側面とは反対側の第4側面、および下面を有し、前記第3側面から前記第4側面に向かう第1方向における前記第1側面および前記第2側面の長さは、前記第1側面から前記第2側面に向かう第2方向における前記第3側面および前記第4側面の長さよりも長く、
前記第1および第2入力端子は、前記絶縁基板の前記第1側面、前記上面、及び前記下面に設けられ、前記第1方向に並び、
前記第1および第2出力端子は、前記絶縁基板の前記第2側面、前記上面、及び前記下面に設けられ、前記第1方向に並び、
前記第1ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間に位置し、前記第1出力端子に電気的に接続され、
前記第2ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第2入力端子と前記第2出力端子との間に位置し、前記第2出力端子に電気的に接続される、実装部材と、
前記第1ダイパッド部の上に設けられる第1MOSFETと、
前記第2ダイパッド部の上に設けられる第2MOSFETと、
前記第1MOSFETと前記第2MOSFETとの間隙を跨ぐように前記第1MOSFETの前記第1方向における表面の一部および前記第2MOSFETの前記第1方向における表面の一部に接合され、前記第1および第2MOSFETのゲート電極に接続される第1電極と、前記第1および第2MOSFETのソース電極に接続される第2電極と、を有する半導体受光素子と、
前記半導体受光素子の受光領域上に接合された半導体発光素子と、
前記第1MOSFETの前記ソース電極と前記第2MOSFETの前記ソース電極とを接続する第1配線部と、
前記第1入力端子と前記半導体発光素子の一方の電極とを接続する第2配線部と、
前記第2入力端子と前記半導体発光素子の他方の電極とを接続する第3配線部と、
前記絶縁基板の前記上面において、前記第1ダイパッド部、前記第2ダイパッド部、前記第1および第2MOSFET、前記半導体受光素子、および前記半導体発光素子を覆う封止樹脂層と、
前記半導体受光素子の前記第1電極と前記第1MOSFETの前記ゲート電極とを接続する第4配線部と、
前記半導体受光素子の前記第1電極と前記第2MOSFETの前記ゲート電極とを接続する第5配線部と、
前記半導体受光素子の前記第2電極と前記第1MOSFETの前記ソース電極とを接続する第6配線部と、
前記半導体受光素子の前記第2電極と前記第2MOSFETの前記ソース電極とを接続する第7配線部と、
を備え、
前記第4乃至第7配線部は、前記第1方向に延伸する光結合装置。
【請求項2】
絶縁基板と、第1および第2入力端子と、第1および第2出力端子と、第1ダイパッド部と、第2ダイパッド部と、を有する実装部材であって、
前記絶縁基板は、上面、第1側面、前記第1側面とは反対の側の第2側面、前記第1側面および前記第2側面につながる第3側面、前記第3側面とは反対側の第4側面、および下面を有し、前記第3側面から前記第4側面に向かう第1方向における前記第1側面および前記第2側面の長さは、前記第1側面から前記第2側面に向かう第2方向における前記第3側面および前記第4側面の長さよりも長く、
前記第1および第2入力端子は、前記絶縁基板の前記第1側面、前記上面、及び前記下面に設けられ、前記第1方向に並び、
前記第1および第2出力端子は、前記絶縁基板の前記第2側面、前記上面、及び前記下面に設けられ、前記第1方向に並び、
前記第1ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間に位置し、前記第1出力端子に電気的に接続され、
前記第2ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第2入力端子と前記第2出力端子との間に位置し、前記第2出力端子に電気的に接続される、実装部材と、
前記第1ダイパッド部の上に設けられる第1MOSFETと、
前記第2ダイパッド部の上に設けられる第2MOSFETと、
前記第1MOSFETと前記第2MOSFETとの間隙を跨ぐように前記第1MOSFETの前記第1方向における表面の一部および前記第2MOSFETの前記第1方向における表面の一部に接合され、前記第1および第2MOSFETのゲート電極に接続される第1電極と、前記第1および第2MOSFETのソース電極に接続される第2電極と、を有する半導体受光素子と、
前記半導体受光素子の受光領域上に接合された半導体発光素子と、
前記第1MOSFETの前記ソース電極と前記第2MOSFETの前記ソース電極とを接続する第1配線部と、
前記第1入力端子と前記半導体発光素子の一方の電極とを接続する第2配線部と、
前記第2入力端子と前記半導体発光素子の他方の電極とを接続する第3配線部と、
前記絶縁基板の前記上面において、前記第1ダイパッド部、前記第2ダイパッド部、前記第1および第2MOSFET、前記半導体受光素子、および前記半導体発光素子を覆う封止樹脂層と、
を備え、
前記第1入力端子は、前記第1ダイパッド部と前記第1側面との間に位置し前記実装部材の前記上面に設けられる第1導電部材を含み
前記第1導電部材は、前記第1方向に順に並ぶ、第1端部と、第1中間部と、第2端部と、を含み、前記第1中間部は、前記第1端部と第2端部との間に位置し、前記第1中間部の前記第2方向の幅は、前記第1端部および前記第2端部の前記第2方向の幅よりも狭く、前記第1中間部および前記第2端部は、前記第1側面から離間し、
前記第2入力端子は、前記第2ダイパッド部と前記第1側面との間に位置し前記実装部材の前記上面に設けられる第2導電部材を含み
前記第2導電部材は、前記第1方向とは逆方向に順に並ぶ、第3端部と、第2中間部と、第4端部と、を含み、前記第2中間部は、前記第3端部と第4端部との間に位置し、前記第2中間部の前記第2方向の幅は、前記第3端部および前記第4端部の前記第2方向の幅よりも狭く、前記第2中間部および前記第4端部は、前記第1側面から離間し、
前記第2配線部の一端は、前記第1導電部材の前記第2端部に接続され、
前記第3配線部の一端は、前記第2導電部材の前記第4端部に接続され、
前記封止樹脂層は、前記第1導電部材および第2導電部材を覆う、光結合装置。
【請求項3】
前記半導体受光素子の前記第1電極と前記第1MOSFETの前記ゲート電極とを接続する第4配線部と、
前記半導体受光素子の前記第1電極と前記第2MOSFETの前記ゲート電極とを接続する第5配線部と、
前記半導体受光素子の前記第2電極と前記第1MOSFETの前記ソース電極とを接続する第6配線部と、
前記半導体受光素子の前記第2電極と前記第2MOSFETの前記ソース電極とを接続する第7配線部と、
をさらに備え、
前記第4乃至第7配線部は、前記第1方向に延伸する請求項に記載の光結合装置。
【請求項4】
前記第1MOSFETおよび第2MOSFETは、それぞれ縦型MOSFETである請求項1乃至3のいずれか1つに記載の光結合装置。
【請求項5】
前記第1配線部は長さの異なる複数のボンディングワイヤを含む請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光結合装置。
【請求項6】
前記半導体発光素子と前記半導体受光素子とを覆うエンキャップ樹脂層をさらに備え、 前記封止樹脂層は、前記エンキャップ樹脂層の上に設けられた請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光結合装置。
【請求項7】
前記エンキャップ樹脂層は、前記第1および第2MOSFETをさらに覆う請求項6記載の光結合装置。
【請求項8】
前記エンキャップ樹脂層は、ゲル状シリコーン樹脂またはゴム状シリコーン樹脂を含む請求項6または7に記載の光結合装置。
【請求項9】
前記第2配線部の先端部のワイヤのボールの位置は、前記第1入力端子の前記絶縁基板の前記上面に設けられた部分のうち、前記第1側面に設けられた部分につながり前記封止樹脂層から露出した部分から前記第2方向に延伸した領域上に配置されておらず、
前記第3配線部の先端部のワイヤのボールの位置は、前記第2入力端子の前記絶縁基板の前記上面に設けられた部分のうち、前記第1側面に設けられた部分につながり前記封止樹脂層から露出した部分から前記第2方向に延伸した領域上に配置されていない、請求項1~8のいずれか1つに記載の光結合装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、光結合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
1つの電子機器内において異なる電源系が直接結合されると、動作不良を生じることがある。
【0003】
入出力間が絶縁された光結合装置を用いると、動作不良が抑制できる。たとえば、インバータエアコンなどにおいては交流負荷制御用に多数のフォトカプラーを用いられる。また、半導体自動テスターの信号切り替え用に多数のフォトリレーを用いられる。
【0004】
これらの用途では、大電流出力が益々要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2015-50281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
大電流出力が可能な光結合装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の光結合装置は、実装部材と、第1MOSFETと、第2MOSFETと、半導体受光素子と、半導体発光素子と、第1配線部と、第2配線部と、第3配線部と、封止樹脂層と、を備える。前記実装部材は、絶縁基板と、第1および第2入力端子と、第1および第2出力端子と、第1ダイパッド部と、第2ダイパッド部と、を有する。前記絶縁基板は、上面、第1側面、前記第1側面とは反対の側の第2側面、前記第1側面および前記第2側面につながる第3側面、前記第3側面とは反対側の第4側面、および下面を有し、前記第3側面から前記第4側面に向かう第1方向における前記第1側面および前記第2側面の長さは、前記第1側面から前記第2側面に向かう第2方向における前記第3側面および前記第4側面の長さよりも長い。前記第1および第2入力端子は、前記絶縁基板の前記第1側面に設けられ、前記第1方向に並び、前記第1および第2出力端子は、前記絶縁基板の前記第2側面に設けられ、前記第1方向に並び、前記第1ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間に位置し、前記第1出力端子に電気的に接続され、前記第2ダイパッド部は、前記絶縁基板の前記上面に設けられ、前記第2入力端子と前記第2出力端子との間に位置し、前記第2出力端子に電気的に接続される。前記第1MOSFETは、前記第1ダイパッド部の上に設けられ、前記第2MOSFETは、前記第2ダイパッド部の上に設けられる。前記半導体受光素子は、前記第1MOSFETと前記第2MOSFETとの間隙を跨ぐように前記第1MOSFETの前記第1方向における表面の一部および前記第2MOSFETの前記第1方向における表面の一部に接合され、前記第1および第2MOSFETのゲート電極に接続される第1電極と、前記第1および第2MOSFETのソース電極に接続される第2電極と、を有する。前記半導体発光素子は、前記半導体受光素子の受光領域上に接合される。前記第1配線は、前記第1MOSFETの前記ソース電極と前記第2MOSFETの前記ソース電極とを接続する。前記第2配線部は、前記第1入力端子と前記半導体発光素子の一方の電極とを接続する。前記第3配線部は、前記第2入力端子と前記半導体発光素子の他方の電極とを接続する。前記封止樹脂層は、前記絶縁基板の前記上面において、前記第1ダイパッド部、前記第2ダイパッド部、前記第1および第2MOSFET、前記半導体受光素子、および前記半導体発光素子を覆う。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施形態にかかる光結合装置の模式斜視図である。
図2図2(a)は実装部材の模式平面図、図2(b)はその模式左側面図、図2(c)はその模式右側面図、図2(d)はその模式正面図、である。
図3図3(a)は第1の実施形態にかかる光結合装置の模式平面図、図3(b)はその模式左側面図、図3(c)はその模式右側面図、である。
図4】第1の実施形態のA-A線(図3(a))に沿った模式断面図である。
図5】第1の実施形態の第1変形例における温度に対するオン抵抗依存性を表すグラフ図である。
図6】比較例の光結合装置にかかる模式斜視図である。
図7図7(a)、(b)は、第1の実施形態の光結合装置におけるTSTの結果を表すグラフ図である。
図8】第1の実施形態にかかる光結合装置の等価回路図である。
図9図9は変形例にかかる実装部材の下面の模式斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる光結合装置の模式斜視図である。
光結合装置は、実装部材と、第1MOSFET80と、第2MOSFET82と、半導体受光素子20と、半導体発光素子30と、第1配線部62と、第2配線部63と、第3配線部64と、封止樹脂層99と、を有する。なお、封止樹脂層99は、成型前として破線で表す。
【0010】
第1MOSFET80は、実装部材の第1ダイパッド部70の上に設けられる。第2MOSFET82は、実装部材の第2ダイパッド部72の上に設けられる。2つのMOSFET80、82は、等間隔でかつ互いに対向するように配置される。MOSFETを縦型にすると、チップの裏面がドレイン領域となりダイパッド部を経由して第3リード51および第4リード52を含む出力端子50に接続できるので簡素な構造の光結合装置とすることができる。
【0011】
半導体受光素子20は、第1MOSFET80と第2MOSFET82との間隙部を跨ぐように第1MOSFET80の表面の一部および第2MOSFET82の表面の一部にそれぞれ接合される。半導体受光素子20の一方の電極は、第1および第2MOSFET80、82のゲート電極Gにそれぞれ接続され、半導体受光素子20の他方の電極は、第1および第2MOSFET80、82のソース電極Sにそれぞれ接続される。
【0012】
赤外光を放出する半導体発光素子30は、半導体受光素子20の表面の受光領域(フォトダイオードアレイにより光起電力を生じる)上に接合される。すなわち、本実施形態は、MOSFET80、82と、半導体受光素子20と、半導体発光素子30と、が3段に積層されたCOC(Chip On Chip)構造である。なお、半導体受光素子20と、半導体発光素子30と、の間に、透光性および絶縁性を有する接着層98を設けてもよい。封止樹脂層(破線で表す)99は、実装部材の表面と、エンキャップ樹脂層97と、接着層98と、半導体受光素子20、半導体発光素子30の上に設けられる。
【0013】
第1の実施形態にかかる光結合装置は、2つのMOSFETを大面積とすることにより大電流出力が可能となる。この場合、チップサイズの増大に伴い実装部材(パッケージの構成要素である)のサイズが大きくなるが、高温・高湿度環境においても信頼性を確保する。
【0014】
図2(a)は実装部材の模式平面図、図2(b)はその模式左側面図、図2(c)はその模式右側面図、図2(d)はその模式正面図、である。
実装部材5は、絶縁基板10と、第1リード41および第2リード42を含む入力端子と、第3リード51および第4リード52を含む出力端子と、第1ダイパッド部70と、第2ダイパッド部72と、を有する。
【0015】
絶縁基板10は、上面10a、第1側面10b、第1側面10bとは反対の側の第2側面10c、および下面10dを有する。第1リード41および第2リード42は、絶縁基板10の第1側面10bの側に設けられる。第1リード41は絶縁基板10の上面10aの第1導電領域43と、第1側面10bに設けられた切り欠き部K1に設けられた側壁に設けられた第2導電領域44と、下面10dの第3導電領域45とを有する。第2リード42は絶縁基板10の上面10aの第4導電領域46と、第1側面10bの切り欠き部K2に設けられた側壁に設けられた第5導電領域47と、下面10dの第6導電領域48とを有する。絶縁基板10は、たとえば、ガラスエポキシなどからなる基材とすることができる。
【0016】
第3リード51および第4リード52は、絶縁基板10の第2側面10cの側に設けられる。第3リード51は絶縁基板10の上面10aの第7導電領域53と、第2側面10cに設けられた切り欠き部K2の側壁の第8導電領域54と、下面10dの第9導電領域55とを有する。第4リード52は絶縁基板10の上面10aの第10導電領域56と、第2側面10cに設けられた切り欠き部K2の側壁の第11導電領域57と、下面10dの第12導電領域58と、を有する。
【0017】
第1ダイパッド部70は、第1リード41と記第3リード51との間の絶縁基板10の上面10aに設けられる。第2ダイパッド部72は、第2リード42と第4リード52との間の絶縁基板10の上面10aに設けられる。第1リード41の第1導電領域43は、端部が第1側面10bを含む平面に含まれる信号入力部43bと、第1側面10bに沿って第4導電領域46に向かって延在する屈曲部43aと、を有する。屈曲部43aは信号入力部43bより面積が少ない構造になっており、屈曲部43aの先端部は四角形の三辺をなしている。第2リード42の第4導電領域46は、端部が第1側面10bを含む面に含まれる信号入力部46bと、第1側面10bに沿って第1導電領域43に向かって延在する屈曲部46aと、を有する。屈曲部46aは信号入力部部46bより面積が少ない構造になっており、屈曲部46aの先端部は四角形の隣接する二辺ないし三辺をなしている。
【0018】
第1ダイパッド部70および第2ダイパッド部72は第1側面10bおよび第2側面10cにそれぞれ直交する第1の直線10eに関して平行かつ等距離を保ちつつ対向する2つの外縁70a、72aを有する。
【0019】
なお、実装部材5の導電領域は、Cu基材の上にNiを積層し、その表面に、保護層としてAu、Ag、Pdなどを設けることができる。
【0020】
絶縁基板10には貫通孔が設けられる。たとえば、第1の貫通孔内に第1ビア貫通電極11を設けて第1ダイパッド部70と第3リード51の第9導電領域55との間を接続することができる。また。第2の貫通孔内に第2ビア貫通電極12を設けて第2ダイパッド部72と第4リード52の第12導電領域58とを接続することができる。
【0021】
次に、第1の実施形態にかかる光結合装置についてより詳細に説明する。
図3(a)は第1の実施形態にかかる光結合装置の模式平面図、図3(b)はその模式左側面図、図3(c)はその模式右側面図、である。
また、図4は、図3(a)のA-A線に沿った模式断面図である。
なお、図3(a)は封止樹脂層99を成型する前の模式平面図を表す。半導体受光素子30とMOSFET80、82の動作領域とは絶縁される。具体的には、MOSFETの側の接着領域に絶縁層96を設けるか、半導体受光素子30の接着領域の側に絶縁層98を設けるか、半導体受光素子30と、MOSFET80、82と、の間に、絶縁された導電性シールド膜98を配置すればよい。導電性シールド膜は、チップ間の輻射ノイズを低減する。導電性シールド膜は、シート状であり、連続体、離散した島状、線上、あるいはこれらを複数組み合わせたものでもよい。
【0022】
第1配線部62は、第1MOSFET80の表面に設けられたソース電極Sと、第2MOSFET82の表面に設けられたソース電極Sと、を接続する電流経路とする。第1配線部62は、ボンディングワイヤなどとすることができる。なお、図1図3(a)~(c)では、第1配線部62のボンディングワイヤが3本例示されているが本発明はこれに限定されない(大電流を流せればよい)。
【0023】
次に、第1の実施形態の第1変形例について説明する。2つのMOSFETのソース電極Sの間を複数のボンディングワイヤで接続することができる。図3(a)のように、ボンディングワイヤを3本とすることにより大電流制御が容易となる。図3(a)では、中央のボンディングワイヤは、隣接する2本のボンディングワイヤよりも長くされる。
【0024】
第2配線部63は、第1リード41の屈曲部43aの先端部と半導体発光素子30の一方の電極とを接続する。第3配線部64は、第2リード42の屈曲部46aの先端部と半導体発光素子30の他方の電極とを接続する。第2、3の配線部63、64は、たとえば、ボンディングワイヤとすることができる。ボンディングワイヤの長さを短くすると、封止樹脂層による応力の影響が低減できるので好ましい。
【0025】
第4配線部65は、半導体受光素子30の電極29と第1MOSFET80のゲート電極Gとを接続する。第5配線部67は、半導体受光素子30の電極26と第2MOSFET82のゲート電極Gとを接続する。第6配線部66は、半導体受光素子30の電極27と第1MOSFETのソース電極Sとを接続する。第7配線部68は、半導体受光素子30の電極23と第2MOSFETのソース電極Sとを接続する。
【0026】
第6配線部66は、第1配線部62と離間しており、第1MOFET80の中央部近傍に位置する。第7配線部68は、第1配線部62と離間しており、第2MOFET82の中央部近傍に設けられる。各々離間し、一方が中央部にあるために素子内に均一に電流を流すことができる。近接し、平行に、長さの異なる配線を平行に設けることによって、樹脂応力によるネック部の剥がれなどにを抑制することが可能であり、信頼性を高める効果がある。また、図4に表すように、エンキャップ樹脂層97がMOSFETのソース領域をおおっても良い。エンキャップ樹脂層97により素子を覆い耐湿性を高めると、封止樹脂層99内の可動イオンによる特性劣化を防ぐことができる。
【0027】
図5は、第1の実施形態の第1変形例における温度に対するオン抵抗依存性を表すグラフ図である。
第1変形例は、図3に表すように、第1配線部62が長さの異なる3本のボンディングワイヤを含む構造とする。縦軸はソース電流が4Aの時のオン抵抗Ron(Ω)、横軸は温度(℃)、である。オン抵抗Ronは、0.022Ω(@25℃)~0.0325Ω(@125℃)の間で変化した。第1変形例によれば、MOSFET間のソース電極間ワイヤーボンディング本数を、中央部が長く、長さの異なる複数個に平行配置にするとともに半導体受光素子との接続を併用し、同じく平行配置することで配線抵抗を下げオン抵抗Ronを下げられより大電流化が達成できる。また後述する第2の実施形態である複数のビアを設ける事で、放熱性が向上し熱抵抗が下げられることでオン抵抗Ronを下げられより大電流化が達成できる。
【0028】
また、長さの異なるボンディングワイヤを含むワイヤの組み合わせは、単独のワイヤに比べて封止樹脂層99による変形(ワイヤ流れ、ネック切れ、ボール剥がれなど)が抑制され、TCT(Temperature Cycling Test:温度サイクル試験)でのオフ電流Ioffの変動などが低減されるので信頼性が高められる。
【0029】
なお、図3(a)において、第1リード41の屈曲部43aに接続される第2配線部63の先端部のワイヤのボールの位置B1は、封止樹脂層99から露出した第1導電領域43の信号入力部43bの端部からパッケージ内部を見た投影面内にはなく、第1側面10bに沿って水平方向に屈曲延伸した位置とされる。同様に、第2リード42の屈曲部46aに接続される第3配線部64の先端部のワイヤのボールの位置B2は、封止樹脂層99から露出した第4導電領域46の信号入力部46bの端部からパッケージ内部を見た投影面内にはなく、第1側面10bに沿った水平方向に屈曲延伸した位置とされる。さらに、屈曲部43a、46aは、リードに沿って、リードとの密着強度に劣る封止樹脂層99の剥離部分が中途で幅が狭くなり、両サイドが密着しているため樹脂層の応力方向とずれるため内部に進行することが抑制できるため高温・高湿試験での信頼性が高められる。
【0030】
図6は、比較例にかかる光結合装置の模式斜視図である。
比較例の光結合装置は、絶縁基板210と、第1リード241および第2リード242を有する入力端子240と、第3リード252および第4リード252を有する出力端子250と、ダイパッド270上の第1MOSFET280と、ダイパッド272上の第2MOSFET282と、2つのMOSFETに跨がって設けられた半導体受光素子220と、その上に設けられた半導体発光素子230と、封止樹脂層299と、を有する。MOSFET280、282と、半導体受光素子220と、半導体発光素子230と、が3段重ねとなったCOC構造である。比較例の光結合装置は、たとえば、1.75mm(最大)、面積=1.45mm×2.00mm(標準)などとされる。また、最大オン電流は、1Aなどである。
【0031】
これに対して、大電流制御を行う光結合装置では、MOSFETのソース有効面積を増やす必要が生じる。すなわち、MOSFETのチップサイズを増大する(パッケージサイズも増大する)。たとえば、比較例において、MOSFETのサイズを3倍にすると、光結合装置のサイズも3倍に近くなる。このため、TCTの後、相対的に密着性の弱くなるパッケージ端部の金属と封止樹脂層299との界面が剥離し始め、剥離部分がパッケージ全体に広がりやすい。この結果、外部から不純物がパッケージ内部へ侵入したり、剥離の進行によりワイヤボンディングボール部の進行性破壊につながるなど信頼性低下の問題が生じやすい。
【0032】
また、比較例のパッケージ面積を単純に3倍にすると、ボンディングパッドレイアウトにより、半導体発光素子230のチップと、パッケージのボンディングパッドとの間のボンディングワイヤ長が長くなるため封止樹脂層299による応力の影響が増大し、ボンディングワイヤ流れ、ボンディングワイヤ剥がれ等が生じ易くなる。また、従来パッケージ面積を単に3倍に拡大した時のオン抵抗Ronは、0.025Ω(@25℃)~0.04Ω(@125℃)と第1変形例よりも大きかった。
【0033】
これに対して、第1の実施形態において、大電流化のためにMOSFET80、82のチップサイズを3倍程度に大きくしても、第1リード41と半導体発光素子30とを接続するボンディングワイヤの長さ、および第2リード42と半導体発光素子30とを接続するボンディングワイヤの長さを小さくすることができる。このため、ボンディングワイヤ流れ、ボンディングワイヤ剥がれ等を抑制できる。また、第2、3配線部63、64のワイヤのボールの位置B1、B2は、第1側面10bに露出した第1、2リード41、42から水平方向に屈曲延伸した位置とされる。このため、ワイヤボンディング部の進行性破壊を抑制できる。すなわち、パッケージ面積が大きくなっても信頼性レベルを高く維持できる。また、大電流を可能としつつ、3段COC構造により、パッケージサイズの増大を抑制できる。
【0034】
なお、ソース電流を3倍にすると、2つのソース間を接続する配線部の電流容量を大きくする必要がある。第1の実施形態およびその第1変形例では、2つのソース電極Sを互いに対向させ短い距離で接続することにより大電流化できる。なお、2つのMOSFETの平面パターンが第1の直線10eに関して対称にすると、電気的特性のバランスが良好になる。
【0035】
図7(a)は53-56間の順方向のリーク電流が20nA@31Vにおける第1の実施形態の光結合装置におけるTSTの結果を表すグラフ図、図7(b)は53-56間の逆方向のリーク電流が20nA@31VにおけるTSTの結果を表すグラフ図、である。
縦軸はオフ電流(IOFF)、横軸は-65~150℃の温度変化の繰り返しサイクル数、である。1000サイクル経過後、オフ電流IOFFは約100nAと低くボンディングワイアオープンなどが生じていない。
【0036】
図8は、第1の実施形態にかかる光結合装置の等価回路図である。
半導体受光素子20は、制御回路28をさらに有することができる。制御回路28は、フォトダイオードアレイ20aの電極26、29と、電極23、27と、にそれぞれ接続されている。光信号がオンのとき、制御回路28は、フォトダイオードアレイ20aの電流や電圧をMOSFET80、82に供給する(たとえば、電極26、29と、電極23、27との間をオープンにする)。また、光信号がオフのとき、制御回路28は、MOSFET80、82のゲートGとソースSとの間を短絡し蓄積された電荷を引き抜き、MOSFET80、82をターンオフする(たとえば、電極26、29と、電極23、27との間をショートする)。
【0037】
なお、最も簡単な制御回路28の構成は、電極26、29と、電極23、27との間に抵抗を接続するものである。このような構成とすると、ソース・コモン接続されたMOSFET80、82のそれぞれのゲートに電圧を供給できる。
【0038】
MOSFET80、82は、たとえば、nチャネルエンハンスメント型とすることができる。MOSFET80、82は、フォトダイオードアレイ20aの電極23、27と接続される。それぞれのゲートは、電極26、29と接続され、それぞれのドレインは、出力端子50となる。
【0039】
光信号がオンのとき、MOSFET80、82はともにオンとなり出力端子を介して、電源や負荷を含む外部回路が接続される。他方、光信号がオフのとき、MOSFET80、82はともにオフとなり、外部回路とは遮断される。ソース・コモン接続とすると、第3リード51と第4リード52との間でアナログ信号やAC信号の遮断、導通などの切り替えが容易となる。
【0040】
なお、通常、ドレインとソースとの間には、破線で表すpnダイオードDI1、DI2が設けられ、MOSFET80、82がオンのとき、いずれかのダイオードDI1、DI2を電流経路の一部とすることができる。このように、2つのMOSFET80、82をソース・コモン接続とすることにより、AC負荷制御をおこなうことができる。
【0041】
次に、第1の実施形態の第2変形例について説明する。
図3(a)において、2つのMOSFET80、82のマウントベッド間距離をDMで表す。MOSFETチップのマウント材には、たとえば、Agペーストなどが用いられる。もし、マウントベッド間距離DMを所定距離以上に保てないと、電界集中する箇所が生じる。このため、その箇所近傍でイオンマイグレーションを生じショートモードとなる。他方、マウントベッド間距離DMを大きくしすぎるとパッケージサイズが大型化するとともに、2つのMOSFETの間隙部を跨ぐように接着される半導体受光素子30のマウント強度が低下する。
【0042】
第2変形例では、マウントベッド間距離DMを0.3mm以上とする。このとき、85℃・85%の高温・高湿環境下において500時間まで400V電圧印加しても耐圧低下は観測されなかった。すなわち、マイグレーションによるショートモードの発生を抑制できた。これに対して、マウントベッド間距離DMが0.15mmと小さいとき、100V以上の耐圧を確保することが困難でありマイグレーションによるショートモードが発生した。
【0043】
また、空隙部に封止樹脂層99が充填できる。このため、半導体受光素子20が持ち上がることなくかつ封止樹脂層99により周囲を取り囲まれ、密着強度が高められる。この場合、半導体発光素子30は、MOSFET80、82のそれぞれの一部と重なっていることがより好ましい。平面視で半導体発光素子30が、MOSFETの一部と重ならないと、半導体発光素子30と半導体受光素子20との接合強度が低下し、かつ半導体受光素子20とMOSFETとの接合強度も低下した。あるいは、位置精度が低下により接合面積や光度が低下することが判明した。この結果、密着性が高められ剥がれが抑制できる。
【0044】
次に、第2の実施形態にかかる光結合装置について説明する。
第2実施形態の光結合装置は、図2(a)~(d)に表す実装部材5の変形例を用いる。
図9は、変形例にかかる実装部材の下面の模式斜視図である。
実装部材6は、平面視において、MOSFETの投影面よりも大きなダイパッド部を有する。また、実装部材6は、平面視において、ダイパッド部に接合されるMOSFETないしパッド部の投影面よりも小さい面内に互いに離間した複数、実施形態では4つのビア貫通電極13、14をそれぞれ有する。複数のビア貫通電極13、14は、平面視で、MOSFET直下に等間隔で幅広く配置することで放熱性の効果を最大限に引き出す構造となっている。
【0045】
このようにすると、MOSFETの上部に接触する封止樹脂層99の面積の大きさに応じて熱の放散を平均化して下部への熱放散を促進できる。たとえば、1mmのMOSFETに対して4本のビア貫通電極13、14を設けると、4本のビア貫通電極の面積の和と同一の面積を有する1本のビア貫通電極を有する構造よりも電気的特性およびパッケージ強度が良好であった、ビア貫通電極13、14と接続される第3リード51および第4リード52の下面の導電領域55、58の電極パターンは、MOSFETのチップ面積の少なくとも20%とし、MOSFETチップの配置に応じて中央で分割された対称性があり、パッケージ周辺部に接する部分の面積より四方が接しない部分の方が大きくなるように配置される。このようにすると、マンハッタン現象や実装時のパッケージの偏りおよび回転などの問題が抑制される。
【0046】
次に、第3の実施形態にかかる光結合装置について説明する。
半導体発光素子30の上面と、半導体受光素子20の上側面と、を覆うエンキャップ樹脂層97をさらに有する。エンキャップ樹脂層97は、ゲル状シリコーン樹脂またはゴム状シリコーン樹脂を含む。ゲル状シリコーン樹脂は、JIS K 6253typeAにて高度が10~24の間である。ゴム状シリコーン樹脂は、JIS K 6253typeAにて高度が30以上であった。エンキャップ樹脂層97は、封止樹脂層99からの引っ張り応力を低減する。なお、エンキャップ樹脂層97は、第1および第2のMOSFET80、82の上面を覆い、各配線部のMOSFET側接合部分をさらに覆ってもよい。封止樹脂層99は、エンキャップ樹脂層97の上に設けられる。封止樹脂層99は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂を含む。
【0047】
封止樹脂層99を含む光結合装置の厚さを大きくすると、強度が増す。但し封止樹脂層99が厚くなると、半導体発光素子30を持ち上げ、半導体受光素子との間に間隙を生じる。このため、光学的結合距離が増加し、光結合特性の低下の問題が生じる。他方、厚さを小さくすると小型化で樹脂層の封止強度が低下する。発明者らが行った-60~150℃のTCTによれば、光結合装置の厚さは、厚さと強度とのトレードオフから1.3mm程度が好ましいことが判明した。
【0048】
また、樹脂に含まれる可動イオンの総量を最小化すると高温・高湿下でのイオン活性量を抑制しチップに与える特性影響を緩和することができる。第3の実施形態によれば、封止樹脂層99によりイオンの影響で耐圧が劣化することが抑制できる。
【0049】
第1~3の実施形態およびこれらに付随する変形例によれば、大電流出力が可能な光結合装置およびその実装部材が提供される。これらの光結合装置は、入出力間が絶縁された信号伝送装置(フォトカプラー、フォトリレーなど)に広く用いられる。
【0050】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0051】
5、6 実装部材、10 絶縁基板、10a 上面、10b 第1側面、10c 第2側面、10d 下面、10e 第1の直線、11 第1ビア貫通電極、12 第2ビア貫通41 第1リード、20 半導体受光素子、30 半導体発光素子、42 第2リード、43 第1導電領域、43a 屈曲部、43b 信号入力部、44 第2導電領域、45 第3導電領域、46 第4導電領域、46a 屈曲部、46b 信号入力部、47 第5導電領域、48 第6導電領域、51 第3リード、52 第4リード、53 第7導電領域、54 第8導電領域、55 第9導電領域、56 第10導電領域、57 第11導電領域、58 第12導電領域、62 第1配線部、63 第2配線部、64 第3配線部、70 第1ダイパッド部、70a 外縁、72 第2ダイパッド部、72a 外縁、80 第1MOSFET、82 第2MOSFET、97 エンキャップ樹脂層、99 封止樹脂層、G ゲート電極、S ソース電極
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9