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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-03
(45)【発行日】2024-09-11
(54)【発明の名称】充電装置及び電子機器アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240904BHJP
【FI】
H02J7/00 301A
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2023529091
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 CN2021115709
(87)【国際公開番号】W WO2022100215
(87)【国際公開日】2022-05-19
【審査請求日】2023-05-16
(31)【優先権主張番号】202011281947.6
(32)【優先日】2020-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】アン、チョンユイ
【審査官】山口 大
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111049236(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第110901438(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111224440(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0230924(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電装置であって、水平状態及び直立状態を有し、
第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びモーターアセンブリを備え、
前記第一ハウジングは第一収容空間を有し、
前記第二ハウジングは前記第一ハウジングに回転接続されており、前記第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられ、
前記充電アセンブリは前記第二ハウジング内に設けられており、且つ前記電子機器を充電するために用いられ、
前記モーターアセンブリは前記第一収容空間内に設けられており、前記モーターアセンブリは前記第二ハウジングを駆動して前記第一ハウジングに対して回転させるために用いられ、前記第二ハウジングは対向配置された第一端及び第二端を備え、前記充電装置が前記直立状態にある場合、前記第二端は前記第一端より前記第一ハウジングから離れており、前記モーターアセンブリは、前記第一端に比べ、前記第二ハウジングの前記第二端に近い位置に接続されており、
前記水平状態は前記第二ハウジングが前記第一ハウジングに平行である状態であり、前記直立状態は前記第二ハウジングと前記第一ハウジングとの間に角度が形成された状態であ
前記モーターアセンブリはモーター、スライド部材、第一コネクティングロッド及び第二コネクティングロッドを備え、前記モーターは前記スライド部材に接続されており、前記モーターは前記スライド部材を駆動してスライドさせるために用いられ、前記第一コネクティングロッドの一端は前記スライド部材に回転接続されており、前記第一コネクティングロッドの他端は前記第二コネクティングロッドの一端に回転接続されており、前記第二コネクティングロッドの他端は前記第二ハウジングに接続されている、
ことを特徴とする充電装置。
【請求項2】
前記モーターアセンブリはリードスクリューをさらに備え、前記リードスクリューの一端は前記モーターに回転接続されており、前記スライド部材は前記リードスクリューをスリーブしており、前記スライド部材は第一スライド部を有し、前記充電装置は前記第一ハウジングに接続された第二スライド部をさらに備え、前記モーターが前記リードスクリューを駆動して回転させる場合、前記第一スライド部と前記第二スライド部は協同して、前記スライド部材が前記リードスクリューの回転によりスライドすることが可能となる、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項3】
前記第一ハウジングは底壁と、前記底壁の周縁に屈曲して接続された側壁とを備え、前記底壁と前記側壁が囲んで前記第一収容空間を形成し、前記充電装置はサポート部材をさらに備え、前記サポート部材は前記底壁に接続されており、前記底壁から離れている前記サポート部材の片側に前記第二スライド部が設けられている、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項4】
前記スライド部材は連結部と、前記連結部の対向する両端に突設されたスライドブロックとを備え、前記連結部は前記リードスクリューをスリーブしており、前記底壁から離れている前記サポート部材の片側にスライド溝が設けられており、前記スライドブロックと前記スライド溝は協同して、前記スライド部材がスライドするようにする、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項5】
前記モーターアセンブリはサポート部材及びガイドロッドをさらに備え、前記サポート部材は底板と、前記底板の対向する両端に屈曲して接続された側板とを備え、前記底板と前記側板が囲んでスライド空間を形成し、前記スライド部材は前記スライド空間内に設けられており、前記側板に第一スルーホールが設けられており、前記リードスクリューは前記第一スルーホール及び前記スライド部材を貫通し、前記側板に第二スルーホールがさらに設けられており、前記スライド部材に第三スルーホールが設けられており、前記ガイドロッドは前記側板に接続されており、且つ前記ガイドロッドは前記第二スルーホール及び前記第三スルーホールを貫通し、前記スライド部材は前記第三スルーホールを介して前記ガイドロッドでスライドすることが可能である、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項6】
前記モーターアセンブリは弾性部材をさらに備え、前記弾性部材は前記スライド空間内に設けられており、前記弾性部材は前記ガイドロッドをスリーブしており、前記弾性部材は前記側板と前記スライド部材との間に設けられており、前記充電装置が前記水平状態にある場合、前記弾性部材は前記側板及び前記スライド部材に当接し、且つ前記弾性部材は圧縮状態にある、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項7】
前記モーターアセンブリはギアアセンブリ及びラックをさらに備え、前記ギアアセンブリの一端は前記モーターに回転接続されており、前記ギアアセンブリの他端は前記ラックに噛み合い、前記ラックは前記スライド部材に接続されており、前記モーターは前記ギアアセンブリを駆動して回転させ、さらに前記ラックは前記ギアアセンブリの回転に伴って移動し、前記スライド部材は前記ラックの移動に伴ってスライドする、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項8】
前記スライド部材に第一回転部が設けられており、前記第一コネクティングロッドの一端に第二回転部が設けられており、前記第一回転部と前記第二回転部は協同して、前記スライド部材が前記第一コネクティングロッドの一端に回転接続されるようにする、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項9】
前記第一コネクティングロッドの他端に第三回転部が設けられており、前記第二コネクティングロッドの一端に第四回転部が設けられており、前記第三回転部と前記第四回転部は協同して、前記第一コネクティングロッドの他端が前記第二コネクティングロッドの一端に回転接続されるようにする、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項10】
前記スライド部材にねじ穴が設けられており、前記スライド部材は前記ねじ穴を介してリードスクリューにねじ接続されており、前記第二コネクティングロッドの他端に第五回転部が設けられており、前記第一ハウジングに近い前記第二ハウジングの片側に凸部が設けられており、前記凸部に第六回転部が設けられており、前記第五回転部と前記第六回転部は協同して、前記第二コネクティングロッドの他端が前記第二ハウジングに回転接続されるようにする、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項11】
前記第一ハウジングは底壁と、前記底壁の周縁に屈曲して接続された側壁とを備え、前記底壁から離れている少なくとも一部の前記側壁の片側にホルダーが設けられており、前記少なくとも一部の前記側壁は前記第一端に近く、前記充電装置が前記直立状態にある場合、前記底壁から離れている前記第二ハウジングの片側の表面と前記ホルダーとが囲んで位置決め溝を形成し、前記位置決め溝は前記電子機器の位置を決めるために用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項12】
前記充電装置は第一磁性素子及び第二磁性素子をさらに備え、前記第一磁性素子は前記第一ハウジングに接続されており、前記第二磁性素子は前記第二ハウジングに接続されており、前記充電装置が前記水平状態から前記直立状態に切り替えられる場合、前記第一磁性素子と前記第二磁性素子は協同して斥力を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項13】
前記充電装置は、前記第一収容空間内に設けられたプロセッサをさらに備え、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに電気的に接続されており、前記モーターアセンブリを起動させるように、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリに作動を停止させるように、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項14】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられた距離センサをさらに備え、前記距離センサは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記距離センサは前記モーターアセンブリに接続されており、
前記モーターアセンブリの作動中に、前記距離センサは前記プロセッサに距離信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記距離信号に基づいて前記第二ハウジングの回転角度を得るために用いられ、前記プロセッサはさらに前記第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられ、前記第二ハウジングの回転角度が前記予め設定された角度以上である場合、前記モーターアセンブリに作動を停止させるように、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項15】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられたスピーカをさらに備え、前記スピーカは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記プロセッサが前記モーターアセンブリに前記第一制御信号を送信するとき、前記スピーカを鳴らすように、前記プロセッサはさらに前記スピーカに音声信号を送信するために用いられ、前記プロセッサが前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するとき、前記プロセッサはさらに前記スピーカに前記音声信号を送信することを停止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項16】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられた第一スイッチ及び第二スイッチをさらに備え、前記第一スイッチと前記第二スイッチはいずれも前記プロセッサに電気的に接続されており、
前記第一スイッチが押されると、前記第一スイッチは前記プロセッサに直立信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記直立信号に基づいて前記モーターアセンブリに前記第一制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリは前記第二ハウジングを駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられ、前記第二スイッチが押されると、前記第二スイッチは前記プロセッサに水平信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記水平信号に基づいて前記モーターアセンブリに第三制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリは前記第二ハウジングを駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられ、前記第一方向と前記第二方向は逆である、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項17】
前記プロセッサはさらに前記直立信号に基づいて前記第一スイッチの押し時間を得るために用いられ、前記プロセッサはさらに前記押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられ、前記押し時間が前記予め設定された時間より短く、且つ前記第二ハウジングの回転角度と前記予め設定された角度が等しい場合、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信し、又は、前記押し時間が前記予め設定された時間以上であり、且つ前記第一スイッチ上のタッチの力が去った場合、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信する、
ことを特徴とする請求項16に記載の充電装置。
【請求項18】
前記第二ハウジングは第二収容空間を有し、前記充電装置は前記第二収容空間内に設けられた前記充電アセンブリをさらに備え、前記充電アセンブリは充電コイル及び放熱用支持物を備え、前記充電コイルは前記放熱用支持物に設けられており、前記充電コイルは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記プロセッサはさらに前記充電コイルに充電信号を送信するために用いられ、前記充電コイルは前記電子機器を充電するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項19】
電子機器アセンブリであって、前記電子機器アセンブリは電子機器と、請求項18に記載の充電装置とを備え、前記電子機器は誘導コイル及びバッテリーを備え、前記充電コイルと前記誘導コイルは協同して、前記バッテリーを充電するようにする、
ことを特徴とする電子機器アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電子製品技術分野に関し、具体的に充電装置及び電子機器アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の継続的な発展及び普及に伴い、電子機器の数が増えてきている。その結果、電子機器の関連製品の1つである充電装置もますます重要視されている。現在、充電装置は直立型構造、水平型構造、及び直立-水平変換型構造を含む。しかし、直立型構造及び水平型構造を有する充電装置は、1つの載置状態しか提供することができない。また、直立-水平変換型構造では、一般的に、ユーザは手動で直立と水平の両方の状態の切り替えを行う必要があり、角度を任意に調整することができず、調整可能性が悪い。
【発明の概要】
【0003】
上記に鑑みて、本出願の第一様態において、充電装置が提供される。充電装置は水平状態及び直立状態を有し、第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びモーターアセンブリを備える。
第一ハウジングは第一収容空間を有する。
第二ハウジングは第一ハウジングに回転接続されており、第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられる。
充電アセンブリは第二ハウジング内に設けられており、且つ電子機器を充電するために用いられる。
モーターアセンブリは第一収容空間内に設けられており、モーターアセンブリは第二ハウジングを駆動して第一ハウジングに対して回転させるために用いられる。第二ハウジングは対向配置された第一端及び第二端を備え、充電装置が直立状態にある場合、第二端は第一端より第一ハウジングから遠く離れている。モーターアセンブリは第二端に接続されている。
上記水平状態は第二ハウジングが第一ハウジングに平行である状態であり、上記直立状態は第二ハウジングと第一ハウジングとの間に角度が形成された状態である。
【0004】
本出願の第二様態において、電子機器アセンブリが提供される。電子機器アセンブリは電子機器と、本出願の第一様態に提供される充電装置とを備える。電子機器は誘導コイル及びバッテリーを備える。充電コイルと誘導コイルは協同して、バッテリーを充電するようにする。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、本出願の実施形態に必要なる図面について説明する。
図1図1は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が水平状態にある場合の概略図である。
図2図2は、図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。
図3図3は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が直立状態にある場合の概略図である。
図4図4は、図3における充電装置のB-B方向に沿った断面図である。
図5図5は、本出願の1つの実施形態に係るモーターアセンブリの立体構造を示す概略図である。
図6図6図5におけるモーターアセンブリの分解図である。
図7図7は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の分解図である。
図8図8は、本出願の1つの実施形態に係るモーターアセンブリ及びサポート部材の分解図である。
図9図9は、本出願の別の実施形態に係るモーターアセンブリの一部の構造を示す概略図である。
図10図10図9におけるモーターアセンブリの分解図である。
図11図11は、本出願の他の実施形態に係るモーターアセンブリの一部の構造を示す概略図である。
図12図12図11におけるモーターアセンブリの分解図である。
図13図13は、本出願のさらなる別の実施形態に係るモーターアセンブリの構造を示す概略図である。
図14図14は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。
図15図15は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図16図16は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図17図17は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図18図18は、本出願のさらなる別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図19図19は、本出願の1つの実施形態に係る充電アセンブリの分解図である。
図20図20は、本出願の1つの実施形態に係る電子機器アセンブリの構造を示す概略図である。
図21図21は、図20における電子機器アセンブリのC-C方向に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下は本出願の好適な実施形態であり、当業者にとって、本出願の原理を逸脱しないという前提で、いくつかの改良及び潤色を行うこともでき、それらの改良及び潤色も本出願の保護範囲に属すべきであることを指摘すべきである。
【0007】
本出願の実施形態において、充電装置が提供される。充電装置は水平状態及び直立状態を有し、第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びモーターアセンブリを備える。
第一ハウジングは第一収容空間を有する。
第二ハウジングは第一ハウジングに回転接続されており、第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられる。
充電アセンブリは第二ハウジング内に設けられており、且つ電子機器を充電するために用いられる。
モーターアセンブリは第一収容空間内に設けられており、モーターアセンブリは第二ハウジングを駆動して第一ハウジングに対して回転させるために用いられる。第二ハウジングは対向配置された第一端及び第二端を備え、充電装置が直立状態にある場合、第二端は第一端より第一ハウジングから遠く離れている。モーターアセンブリは第二端に接続されている。
上記水平状態は第二ハウジングが第一ハウジングに平行である状態であり、上記直立状態は第二ハウジングと第一ハウジングとの間に角度が形成された状態である。
【0008】
モーターアセンブリはモーター、スライド部材、第一コネクティングロッド及び第二コネクティングロッドを備えることができる。モーターはスライド部材に接続されており、モーターはスライド部材を駆動してスライドさせるために用いられる。第一コネクティングロッドの一端はスライド部材に回転接続されており、第一コネクティングロッドの他端は第二コネクティングロッドの一端に回転接続されており、第二コネクティングロッドの他端は第二ハウジングに接続されている。
【0009】
第二コネクティングロッドの他端は、第二ハウジングに回転接続されている。
【0010】
モーターアセンブリはリードスクリューをさらに備えることができ、リードスクリューの一端はモーターに回転接続されており、スライド部材はリードスクリューをスリーブしており、スライド部材は第一スライド部を有する。充電装置は、第一ハウジングに接続された第二スライド部をさらに備えることができる。モーターがリードスクリューを駆動して回転させる場合、第一スライド部と第二スライド部は協同して、スライド部材がリードスクリューの回転によりスライドすることが可能となる。
【0011】
スライド部材にねじ穴が設けられており、スライド部材はねじ穴を介してリードスクリューにねじ接続されている。
【0012】
第一ハウジングは底壁と、底壁の周縁に屈曲して接続された側壁とを備えることができ、底壁と側壁が囲んで第一収容空間を形成する。充電装置はサポート部材をさらに備えることができ、サポート部材は底壁に接続されており、底壁から離れているサポート部材の片側に第二スライド部が設けられている。
【0013】
スライド部材は連結部と、連結部の対向する両端に突設されたスライドブロックとを備えることができる。連結部はリードスクリューをスリーブしている。底壁から離れているサポート部材の片側にスライド溝が設けられている。スライドブロックとスライド溝は協同して、スライド部材がスライドするようにする。
【0014】
モーターアセンブリはサポート部材及びガイドロッドをさらに備えることができ、サポート部材は底板と、底板の対向する両端に屈曲して接続された側板とを備えることができ、底板と側板が囲んでスライド空間を形成する。スライド部材はスライド空間内に設けられており、側板に第一スルーホールが設けられており、リードスクリューは第一スルーホール及びスライド部材を貫通する。側板に第二スルーホールがさらに設けられており、スライド部材に第三スルーホールが設けられている。ガイドロッドは側板に接続されており、且つガイドロッドは第二スルーホール及び第三スルーホールを貫通し、スライド部材は第三スルーホールを介してガイドロッドでスライドすることが可能である。
【0015】
モーターアセンブリは弾性部材をさらに備えることができ、弾性部材はスライド空間内に設けられており、弾性部材はガイドロッドをスリーブしており、弾性部材は側板とスライド部材との間に設けられている。充電装置が水平状態にある場合、弾性部材は側板及びスライド部材に当接し、且つ弾性部材は圧縮状態にある。
【0016】
モーターアセンブリはギアアセンブリ及びラックをさらに備えることができる。ギアアセンブリの一端はモーターに回転接続されており、ギアアセンブリの他端はラックに噛み合う。ラックはスライド部材に接続されている。モーターはギアアセンブリを駆動して回転させ、さらにラックはギアアセンブリの回転に伴って移動し、スライド部材はラックの移動に伴ってスライドする。
【0017】
スライド部材に第一回転部が設けられており、第一コネクティングロッドの一端に第二回転部が設けられている。第一回転部と第二回転部は協同して、スライド部材が第一コネクティングロッドの一端に回転接続されるようにする。
【0018】
第一コネクティングロッドの他端に第三回転部が設けられており、第二コネクティングロッドの一端に第四回転部が設けられている。第三回転部と第四回転部は協同して、第一コネクティングロッドの他端が第二コネクティングロッドの一端に回転接続されるようにする。
【0019】
第二コネクティングロッドの他端に第五回転部が設けられており、第一ハウジングに近い第二ハウジングの片側に凸部が設けられており、凸部に第六回転部が設けられている。第五回転部と第六回転部は協同して、第二コネクティングロッドの他端が第二ハウジングに回転接続されるようにする。
【0020】
第一コネクティングロッドの軸方向寸法は、第二コネクティングロッドの軸方向寸法より大きい。
【0021】
第一ハウジングは底壁と、底壁の周縁に屈曲して接続された側壁とを備えることができる。底壁から離れている少なくとも一部の側壁の片側にホルダーが設けられており、上記少なくとも一部の側壁は第一端に近い。充電装置が直立状態にある場合、底壁から離れている第二ハウジングの片側の表面とホルダーとが囲んで位置決め溝を形成し、位置決め溝は電子機器の位置を決めるために用いられる。
【0022】
充電装置は第一磁性素子及び第二磁性素子をさらに備えることができ、第一磁性素子は第一ハウジングに接続されており、第二磁性素子は第二ハウジングに接続されている。充電装置が水平状態から直立状態に切り替えられる場合、第一磁性素子と第二磁性素子は協同して斥力を生成する。
【0023】
充電装置は、第一収容空間内に設けられたプロセッサをさらに備えることができ、プロセッサはモーターアセンブリに電気的に接続されている。モーターアセンブリを起動させるように、プロセッサはモーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリに作動を停止させるように、プロセッサはさらにモーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる。
【0024】
充電装置は第一収容空間内に設けられた距離センサをさらに備え、距離センサはプロセッサに電気的に接続されており、距離センサはモーターアセンブリに接続されている。
モーターアセンブリの作動中に、距離センサはプロセッサに距離信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに距離信号に基づいて第二ハウジングの回転角度を得るために用いられる。プロセッサはさらに第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられる。第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上である場合、モーターアセンブリに作動を停止させるように、プロセッサはさらにモーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる。
【0025】
充電装置は第一収容空間内に設けられたスピーカをさらに備えることができ、スピーカはプロセッサに電気的に接続されている。プロセッサがモーターアセンブリに第一制御信号を送信するとき、スピーカを鳴らすように、プロセッサはさらにスピーカに音声信号を送信するために用いられる。プロセッサがモーターアセンブリに第二制御信号を送信するとき、プロセッサはさらにスピーカに音声信号を送信することを停止するために用いられる。
【0026】
充電装置は第一収容空間内に設けられた第一スイッチ及び第二スイッチをさらに備えることができ、第一スイッチと第二スイッチはいずれもプロセッサに電気的に接続されている。第一スイッチが押されると、第一スイッチはプロセッサに直立信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに直立信号に基づいてモーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリは第二ハウジングを駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチが押されると、第二スイッチはプロセッサに水平信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリに第三制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリは第二ハウジングを駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第一方向と第二方向は逆である。
【0027】
プロセッサはさらに直立信号に基づいて第一スイッチの押し時間を得るために用いられ、プロセッサはさらに押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられる。押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジングの回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサはモーターアセンブリに第二制御信号を送信する。又は、押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ上のタッチの力が去った場合、プロセッサはモーターアセンブリに第二制御信号を送信する。
【0028】
充電装置は第一収容空間内に設けられた通信コンポーネントをさらに備えることができ、通信コンポーネントはプロセッサに電気的に接続されている。通信コンポーネントは端末からの第四制御信号を受信するために用いられ、通信コンポーネントはさらに第四制御信号をプロセッサに送信するために用いられ、プロセッサは、モーターアセンブリが起動し又は作動を停止するように、さらに第四制御信号に基づいてモーターアセンブリを制御するために用いられる。
【0029】
第二ハウジングは第二収容空間を有し、充電装置は第二収容空間内に設けられた充電アセンブリをさらに備えることができる。充電アセンブリは充電コイル及び放熱用支持物を備えることができる。充電コイルは放熱用支持物に設けられており、充電コイルはプロセッサに電気的に接続されている。プロセッサはさらに充電コイルに充電信号を送信するために用いられ、充電コイルは電子機器を充電するために用いられる。
【0030】
本出願の実施形態において、電子機器アセンブリがさらに提供される。電子機器アセンブリは電子機器と、本出願の上記実施形態に提供される充電装置とを備える。電子機器は誘導コイル及びバッテリーを備える。充電コイルと誘導コイルは協同して、バッテリーを充電するようにする。
【0031】
図1図4をともに参照すると、図1は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が水平状態にある場合の概略図である。図2は、図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。図3は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が直立状態にある場合の概略図である。図4は、図3における充電装置のB-B方向に沿った断面図である。本実施形態において、充電装置1が提供される。充電装置1は水平状態及び直立状態を有し、充電装置1は第一ハウジング10、第二ハウジング20、充電アセンブリ30及びモーターアセンブリ50を備える。第一ハウジング10は第一収容空間100を有する。第二ハウジング20は第一ハウジング10に回転接続されており、第二ハウジング20は電子機器2を載置するために用いられる。充電アセンブリ30は第二ハウジング20内に設けられており、且つ電子機器2を充電するために用いられる。モーターアセンブリ50は第一収容空間100内に設けられており、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して回転させるために用いられる。第二ハウジング20は対向配置された第一端201及び第二端202を備える。充電装置1が直立状態にある場合、第二端202は第一端201より第一ハウジング10から遠く離れている。モーターアセンブリ50は第二端202に接続されている。水平状態は第二ハウジング20が第一ハウジング10に平行である状態であり、直立状態は第二ハウジング20と第一ハウジング10との間に角度が形成された状態である。
【0032】
本実施形態に係る充電装置1は主に電子機器2を充電するために用いられる。充電装置1は外部電源に接続されることができ、充電装置1を中間媒体として外部の電気エネルギで電子機器2を充電する。又は、充電装置1はその内部に設置されたバッテリー5を備え、充電装置1は内部のバッテリー5の電気エネルギを電子機器2に伝送して電子機器2を充電することができる。また、電子機器2は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital sssistant、PDA)、ポータブルメディアプレーヤー(portable media player、PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートブレスレット、歩数計などの移動端末、及びデジタルテレビ、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、それらに限定されない。本出願では、電子機器2が携帯電話であることを例示として説明する。
【0033】
本実施形態に係る充電装置1は第一ハウジング10及び第二ハウジング20を備えることができ、第二ハウジング20は電子機器2を載置するために用いられる。第一ハウジング10は下側ハウジングであると理解されることができ、第二ハウジング20は上側ハウジングであると理解されることができる。第一ハウジング10と第二ハウジング20が回転接続されることによって、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転することができ、即ち、第一ハウジング10は常に静止状態にあることができ、第二ハウジング20が回転する。第二ハウジング20の回転方向について、図2におけるD1方向に示されるようである。電子機器2は第二ハウジング20に載置されるため、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転すると、電子機器2も第二ハウジング20とともに回転する。
【0034】
本実施形態において、直立-水平変換型の充電装置1が提供され、即ち、充電装置は水平状態(図1に示される)及び直立状態(図3に示される)という2つの状態を有することができる。水平状態は第二ハウジング20が第一ハウジング10に平行である状態であり、第二ハウジング20が第一ハウジング10の表面に当接すると理解されてもよい。直立状態は第二ハウジング20と第一ハウジング10との間に角度が形成された状態であり、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転して、第二ハウジング20の一端が第一ハウジング10から離れる方向に向かって回転するようにして、第二ハウジング20は第一ハウジング10に平行ではなくなり、一定の角度があるようになった(図3における角aに示されるようである)と理解されてもよい。選択的に、直立状態のもとで、第二ハウジング20と第一ハウジング10との間の角度は0°より大きく、且つ90°より小さくてもよく、即ち、0°<a<90°である。充電装置1が直立状態にある場合、第二ハウジング20に載置される電子機器2は第二ハウジング20とともに回転し、電子機器2は立つようになる。それによって、ユーザが異なる角度で電子機器2を見るニーズは満たされることができる。
【0035】
本実施形態に係る充電装置1は充電アセンブリ30をさらに備えることができ、充電アセンブリ30は第二ハウジング20内の第二収容空間200に設けられている。また、本実施形態では、充電アセンブリ30で電子機器2を充電する。選択的に、充電装置1は有線で電気エネルギーを伝送してもよい。又は、充電装置1は無線で電気エネルギーを伝送してもよく、即ち、充電装置1は無線充電装置1であってもよい。従って、本出願に係る充電装置1は主に、直立-水平変換機能及び充電機能という2つの機能を備える。選択的に、充電コイル31は無線充電コイル31である。
【0036】
関連技術において、直立-水平変換型構造を有する装置では、一般的に、ユーザは手動で直立と水平の両方の状態の切り替えを行う必要があり、角度を任意に調整することができず、調整可能性が悪い。従って、上記課題を解決するために、本実施形態では、第一ハウジング10の第一収容空間100内にモーターアセンブリ50が増設され、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20に接続される。本実施形態では、モーターアセンブリ50を制御して作動させることにより、第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して回転させることができ、最終的に充電装置1が自動的に直立-水平変換を実行する目的を実現する。また、モーターアセンブリ50の作動を制御することにより角度を任意に調整し、充電装置1の調整可能性を向上させることもできる。
【0037】
また、第二ハウジング20は対向配置された第一端201及び第二端202を備える。上記のように、充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられる中に、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転し、第二端202は第一ハウジング10から離れる方向に向かって回転し、第一端201は第一ハウジング10に近い方向に向かって又は第一ハウジング10の内部に向かって回転する。このように、充電装置1が直立状態にある場合、第二端202は第一端201より第一ハウジング10から遠く離れている。本実施形態では、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20の第二端202に接続されることができ、即ち、本実施形態のモーターアセンブリ50によって第二ハウジング20を回転させる方法は、第二ハウジング20を上向き又は外向きに回転させて、第二ハウジング20全体を回転させることである。このように、直立状態で電子機器2を載置する場合、モーターアセンブリ50のトルクを低減することができ、それによって、モーターアセンブリ50にかかる力を低減し、充電装置1の安定性及び寿命を向上させる。
【0038】
選択的に、充電装置1は回転軸70をさらに備えることができ、回転軸70の対向する両端はそれぞれは第一ハウジング10と第二ハウジング20に接続されており、第二ハウジング20は回転軸70を中心として回転することができる。通常では、充電装置1の全体のサイズを小さくし、且つ第二ハウジング20の回転角度を大きくするために、回転軸70と第一端201との間の垂直距離は回転軸70と第二端202との間の垂直距離より短い。このようにすれば、モーターアセンブリ50はより小さい駆動力で第二ハウジング20を駆動して回転させることができ、即ち、モーターアセンブリ50で第二ハウジング20を駆動して回転させる難易度を低減することができる。モーターアセンブリ50の具体的な構造について、後に本出願で詳述する。
【0039】
図2図4図6を参照すると、図5は、本出願の1つの実施形態に係るモーターアセンブリの立体構造を示す概略図である。図6図5におけるモーターアセンブリの分解図である。本実施形態において、モーターアセンブリ50はモーター51、スライド部材52、第一コネクティングロッド53、及び第二コネクティングロッド54を備えることができる。モーター51はスライド部材52に接続されており、モーター51はスライド部材52を駆動してスライドさせるために用いられる。第一コネクティングロッド53の一端はスライド部材52に回転接続されており、第一コネクティングロッド53の他端は第二コネクティングロッド54の一端に回転接続されており、第二コネクティングロッド54の他端は第二ハウジング20に接続されている。
【0040】
上記に言及される、モーターアセンブリ50によって第二ハウジング20を駆動して回転させることを実現するために、本実施形態では、モーターアセンブリ50の機構が提供される。モーターアセンブリはモーター51、スライド部材52、第一コネクティングロッド53、及び第二コネクティングロッド54を備えることができる。モーター51はスライド部材52に接続されており、モーター51はスライド部材52を駆動してスライドさせるために用いられる。モーター51の作動中に、モーター51の出力軸は回転することができ、それによって、スライド部材52を駆動してスライドさせる。また、モーター51は如何にスライド部材52を駆動してスライドさせるかについて、本明細書では、リードスクリュー55によるスライド及びギアアセンブリ500によるスライドという2つの実現方法が紹介される。しかも、第一コネクティングロッド53の一端はスライド部材52に回転接続されている。従って、スライド部材52がスライドする際に、スライド部材52は第一コネクティングロッド53を駆動してともにスライドさせることができ、第一コネクティングロッド53はスライド部材52との接合部を中心として回転することもできる。また、第一コネクティングロッド53の他端は第二コネクティングロッド54の一端に回転接続されている。従って、第一コネクティングロッド53がスライドする際に、第二コネクティングロッド54は第一コネクティングロッド53との接合部を中心として回転することもできる。第二コネクティングロッド54の他端は第二ハウジング20に接続されている。従って、第二コネクティングロッド54が回転する際に、第二ハウジング20はともに回転することができ、それによって、モーター51が第二ハウジング20を駆動して回転させることが実現される。
【0041】
具体的に、充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられるプロセスは、即ち、図2から図4までのプロセスである。モーター51が起動すると、モーター51はスライド部材52を駆動してモーター51から離れる方向に沿ってスライドさせることができ、また、第一コネクティングロッド53の一端はスライド部材52の駆動で同様にモーター51から離れる方向に沿ってスライドし、第一コネクティングロッド53の他端は第一コネクティングロッド53の一端を中心として第二ハウジング20に近づく方向に沿って(即ち、反時計回りに)回転する。第二コネクティングロッド54の他端も、第二コネクティングロッド54の一端を中心として同様に反時計回りに回転することができる。第二ハウジング20は第二コネクティングロッド54の他端に接続されているため、第二ハウジング20は、第一コネクティングロッド53と第二コネクティングロッド54の共同回転により反時計回りに回転し、最終的に、第二ハウジング20を回転させて持ち上げ、直立状態になるようにする。
【0042】
充電装置1が直立状態から水平状態に切り替えられるプロセスは、即ち、図4から図2までのプロセスである。モーターが起動すると、モーター51はスライド部材52を駆動してモーター51に近づく方向に沿ってスライドさせることができ、また、第一コネクティングロッド53の一端はスライド部材52の駆動で同様にモーター51に近づく方向に沿ってスライドし、第一コネクティングロッド53の他端は第一コネクティングロッド53の一端を中心として第一ハウジング10に近づく方向に向かって(即ち、時計回りに)回転する。第二コネクティングロッド54の他端も、第二コネクティングロッド54の一端を中心として同様に時計回りに回転することができる。第二ハウジング20は第二コネクティングロッド54の他端に接続されているため、第二ハウジング20は、第一コネクティングロッド53と第二コネクティングロッド54の共同回転により時計回りに回転し、最終的に、第二ハウジング20を回転下降させて、水平状態になるようにする。
【0043】
図2図4及び図7をともに参照すると、図7は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の分解図である。本実施形態において、第二コネクティングロッド54の他端は第二ハウジング20に回転接続されている。本実施形態では、第二コネクティングロッド54の他端は第二ハウジング20に回転接続されることもでき、それによって、第二ハウジング20も同様に、第二コネクティングロッド54の他端を中心として回転することができる。例えば、充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられる中に、第二ハウジング20は第二コネクティングロッド54の他端を中心として反時計回りに回転することができ、それによって、第二ハウジング20の回転角度を大きくすることができる。充電装置1が直立状態から水平状態に切り替えられる中に、第二ハウジング20は第二コネクティングロッド54の他端を中心として時計回りに回転することができ、それによって、二コネクティングロッド54と第一ハウジング10の底壁11との間の距離を短くする。
【0044】
図6を再び参照すると、本実施形態において、スライド部材52に第一回転部521が設けられており、第一コネクティングロッド53の一端に第二回転部522が設けられている。第一回転部521と第二回転部522は協同して、スライド部材52が第一コネクティングロッド53の一端に回転接続されるようにする。
【0045】
本実施形態において、第一回転部521は回転溝、回転孔又は回転ブロックであってもよく、第二回転部522は回転ブロック、回転溝又は回転孔であってもよい。本実施形態において、第一回転部521が回転孔であり、第二回転部522が回転ブロックであることを例示する。
【0046】
図6を参照すると、本実施形態において、第一コネクティングロッド53の他端に第三回転部523が設けられており、第二コネクティングロッド54の一端に第四回転部524が設けられている。第三回転部523と第四回転部524は協同して、第一コネクティングロッド53の他端が第二コネクティングロッド54の一端に回転接続されるようにする。
【0047】
本実施形態において、第三回転部523は回転溝、回転孔又は回転ブロックであってもよく、第四回転部524は回転ブロック、回転溝又は回転孔であってもよい。本実施形態において、第三回転部523が回転ブロックであり、第四回転部524が回転孔であることを例示する。
【0048】
図6図7を再び参照すると、本実施形態において、第二コネクティングロッド54の他端に第五回転部525が設けられており、第一ハウジング10に近い第二ハウジング20の片側に凸部21が設けられており、凸部21に第六回転部211が設けられている。第五回転部525と第六回転部211は協同して、第二コネクティングロッド54の他端が第二ハウジング20に回転接続されるようにする。
【0049】
本実施形態では、第六回転部211が凸部21に設けられることができ、凸部21は第二ハウジング20に接続される。それによって、第二ハウジング20の構造を簡易化することができる。また、本実施形態における第五回転部525は回転溝、回転孔又は回転ブロックであってもよく、第六回転部211は回転ブロック、回転溝又は回転孔であってもよい。本実施形態において、第五回転部525が回転ブロックであり、第六回転部211が回転孔であることを例示する。
【0050】
選択的に、第一コネクティングロッド53の軸方向寸法は第二コネクティングロッド54の軸方向寸法より大きい。第一コネクティングロッド53の長さは第二コネクティングロッド54の長さより大きいと理解されてもよい。それによって、第一コネクティングロッド53と第二コネクティングロッド54はともに同一方向に沿って回転することにさらに有利である。例えば、第一コネクティングロッド53と第二コネクティングロッド54はいずれも時計回りに回転し又は反時計回りに回転し、それによって、第二ハウジング20を持ち上げ又は下降させ、第二ハウジング20の回転性能を向上させることができる。
【0051】
図2図4図6を参照すると、本実施形態において、モーターアセンブリ50はリードスクリュー55をさらに備えることができ、リードスクリュー55の一端はモーター51に回転接続されており、スライド部材52はリードスクリュー55をスリーブしており、スライド部材52は第一スライド部5200を有する。充電装置1は第一ハウジング10に接続された第二スライド部5202をさらに備えることができる。モーター51がリードスクリュー55を駆動して回転させる場合、第一スライド部5200と第二スライド部5202は協同して、スライド部材52がリードスクリュー55の回転によりスライドすることが可能となる。
【0052】
リードスクリュー55によるスライドという本出願に係る1つ目の実現方法では、モーターアセンブリ50にリードスクリュー55が増設されることができ、リードスクリュー55の一端はモーター51に回転接続され、且つスライド部材52はリードスクリュー55をスリーブする。モーター51は作動する際に、リードスクリュー55を駆動してともに回転させることができ、それによって、スライド部材52を駆動してスライドさせる。また、スライド部材52を回転させるのではなく、スライドさせるように、本実施形態では、スライド部材52に第一スライド部5200が設けられることができ、第一スライド部5200と第一ハウジング10に接続された第二スライド部5202とは協同することにより、リードスクリュー55の駆動によるスライド部材52の回転運動をスライド運動に変換する。以下のように理解されてもよく、第一スライド部5200と第二スライド部5202は協同してガイドの役割を果たすことができ、リードスクリュー55の回転力をスライド力に変換することにより、スライド部材52を駆動してスライドさせる。
【0053】
選択的に、スライド部材52にねじ穴520が設けられており、リードスクリュー55の表面にねじ山550があり、スライド部材52はねじ穴520を介してリードスクリュー55にねじ接続されている。本実施形態において、スライド部材52とリードスクリュー55はねじ穴520及びねじ山550を介してねじ接続を実現することができる。また、ねじ接続されているリードスクリュー55とスライド部材52とは一定のセルフロックを有するため、充電装置1が直立状態にある場合、即ち、第二ハウジング20を回転させて持ち上げた後、第二ハウジング20の重さもしくは第二ハウジング20に載置されている電子機器2の重さ、又は他の外部の衝撃力によって、モーター51が反転して第二ハウジング20が落下することがないよう保障することができ、充電装置1の安全性を向上させることができる。
【0054】
スライド部材52をスライドさせるように、第一スライド部5200と第二スライド部5202は如何に協同するかについて、本出願では、スライドブロック5204とスライド溝5205との協同によるガイド及びガイドロッド57によるガイドという2つの実現方法が紹介される。
【0055】
図8を参照すると、図8は、本出願の1つの実施形態に係るモーターアセンブリ及びサポート部材の分解図である。本実施形態において、第一ハウジング10は底壁11と、底壁11の周縁に屈曲して接続された側壁12とを備えることができる。底壁11と側壁12が囲んで第一収容空間100を形成する。充電装置1はサポート部材56をさらに備えることができ、サポート部材56は底壁11に接続されており、底壁11から離れているサポート部材56の片側に第二スライド部5202が設けられている。
【0056】
スライドブロック5204とスライド溝5205との協同によるガイドという本出願に係る1つ目の実現方法では、上記協同関係を実現するために、本実施形態では、第一ハウジング10の底壁11にサポート部材56が増設され、且つ第二スライド部5202は底壁11から離れているサポート部材56の片側に設けられることができる。サポート部材56と第一ハウジング10は分割型構造であると理解されてもよい。第二スライド部5202がサポート部材56に設けられ、次に、サポート部材56が第一ハウジング10に設けられることにより、第一ハウジング10の製造の難易度を低減することができる。
【0057】
図8を再び参照すると、本実施形態において、スライド部材52は連結部5203と、連結部5203の対向する両端に突設されたスライドブロック5204とを備えることができる。連結部5203はリードスクリュー55をスリーブしており、底壁11から離れているサポート部材56の片側にスライド溝5205が設けられている。スライドブロック5204とスライド溝5205は協同して、スライド部材52がスライドするようにする。
【0058】
サポート部材56の構造に基づいて、スライド部材52は連結部5203と、連結部5203の対向する両端に突設されたスライドブロック5204とを備えることができる。本実施形態では、スライドブロック5204は2つの部分に分けられることができ、連結部5203によってリードスクリュー55をスリーブし、スライドブロック5204は第一スライド部5200である。また、底壁11から離れているサポート部材56の片側にスライド溝5205が設けられており、スライド溝5205は第二スライド部5202である。本実施形態では、スライドブロック5204とスライド溝5205との協同によりスライド部材52の回転をスライドに変換し、スライドブロック5204をスライド溝5205内で一定方向に沿ってスライドさせることができる。
【0059】
図9図10をともに参照すると、図9は、本出願の別の実施形態に係るモーターアセンブリの一部の構造を示す概略図である。図10図9におけるモーターアセンブリの分解図である。本実施形態において、モーターアセンブリ50はサポート部材56及びガイドロッド57をさらに備えることができ、サポート部材56は底板561と、底板561の対向する両端に屈曲して接続された側板562とを備えることができ、底板561と側板562が囲んでスライド空間563を形成する。スライド部材52はスライド空間563内に設けられている。側板562に第一スルーホール571が設けられており、リードスクリュー55は第一スルーホール571及びスライド部材52を貫通する。側板562に第二スルーホール572がさらに設けられており、スライド部材52に第三スルーホール573が設けられており、ガイドロッド57は側板562に接続されており、且つガイドロッド57は第二スルーホール572及び第三スルーホール573を貫通し、スライド部材52は第三スルーホール573を介してガイドロッド57でスライドすることが可能である。
【0060】
ガイドロッド57によるガイドという本出願に係る2つ目の実現方法では、サポート部材56及びガイドロッド57がさらに増設されることができる。本実施形態において、サポート部材56は底板561及び側板562を備えることができ、且つ底板561と側板562が囲んでスライド空間563を形成することができ、スライド部材52をスライド空間563内でスライドさせる。また、側板562に第一スルーホール571が設けられており、リードスクリュー55は第一スルーホール571とスライド部材52のねじ穴520とを貫通することにより、リードスクリュー55は側板562に装着される。側板562に第二スルーホール572がさらに設けられており、スライド部材52に第三スルーホール573が設けられており、ガイドロッド57は第二スルーホール572及び第三スルーホール573を貫通し、且つ側板562に接続される。このようにすれば、ガイドロッド57のガイドにより、スライド部材52の回転をスライドに変換し、スライド部材52はリードスクリュー55の軸方向に沿ってスライドすることができる。
【0061】
選択的に、ガイドロッド57の数は1つであってもよく、又は、複数であってもよい。本実施形態において、ガイドロッド57の数は2つであることを例示とする。
【0062】
選択的に、モーター51とサポート部材56はねじを介して固定接続されることができ、ガイドロッド57はその端部のねじ山を介してサポート部材56の端部のねじ穴に固定接続される。選択的に、第一スルーホール571内に軸受551がさらに設けられており、軸受551はリードスクリュー55の端部をスリーブする。軸受551はリードスクリュー55及びサポート部材56と協同することにより、リードスクリュー55の回転性能を向上させることができる。
【0063】
図11図12をともに参照すると、図11は、本出願の他の実施形態に係るモーターアセンブリの一部の構造を示す概略図である。図12図11におけるモーターアセンブリの分解図である。本実施形態において、モーターアセンブリ50は弾性部材58をさらに備えることができ、弾性部材58はスライド空間563内に設けられており、弾性部材58はガイドロッド57をスリーブしており、弾性部材58は側板562とスライド部材52との間に設けられている。充電装置1が水平状態にある場合、弾性部材58は側板562及びスライド部材52に当接し、且つ弾性部材58は圧縮状態にある。
【0064】
本実施形態において、モーターアセンブリ50に弾性部材58がさらに増設されることができ、弾性部材58はガイドロッド57をスリーブし、且つ弾性部材58は側板562とスライド部材52との間に設けられる。充電装置1が水平状態にある場合、即ち充電装置1のモーター51がまだ起動していない場合、又は作動を停止した場合、弾性部材58は側板562及びスライド部材52に当接し、且つ弾性部材58は圧縮状態にある。このようにすれば、充電装置1が起動すると、弾性部材58は、モーター51に向かう方向の弾性復元力をスライド部材52に与え、それによって、スライド部材52はモーター51に向かう方向に沿ってスライドしやすくなり、最初の段階で第二ハウジング20を回転させて持ち上げやすくなり、第二ハウジング20の回転性能をさらに向上させることができる。選択的に、弾性部材58はばねを含むが、それに限定されない。
【0065】
図13を参照すると、図13は、本出願のさらなる別の実施形態に係るモーターアセンブリの構造を示す概略図である。本実施形態において、モーターアセンブリ50は、ギアアセンブリ500及びラック501をさらに備えることができる。ギアアセンブリ500の一端はモーター51に回転接続されており、ギアアセンブリ500の他端はラック501に噛み合う。ラック501はスライド部材52に接続されている。モーター51は、ギアアセンブリ500を駆動して回転させ、さらにラック501はギアアセンブリ500の回転に伴って移動し、スライド部材52はラック501の移動に伴ってスライドする。
【0066】
上記内容において、リードスクリュー55によるスライドという本出願に係る1つ目の実現方法が紹介された。本実施形態において、ギアアセンブリ500によるスライドという実現方法がさらに提供される。ギアアセンブリ500及びラック501が増設され、ギアアセンブリ500の一端はモーター51に回転接続され、ギアアセンブリ500の他端はラック501に噛み合い、ラック501はスライド部材52に接続される。このようにすれば、モーター51がギアアセンブリ500を駆動して回転させる場合、ギアアセンブリ500がラック501に噛み合うため、ギアアセンブリ500の回転はラック501の移動に変換されることができる。ラック501の移動はスライド部材52を駆動してスライドさせる。本実施形態では、ギアアセンブリ500とラック501との協同により、回転をスライドに変換することができ、それによって、駆動部材の構造を簡素化することができる。さらに、ギアアセンブリ500における歯の数及びサイズを調整することによりスライド部材52のスライド速度を調整することができる。選択的に、ギアアセンブリ500は、回転接続されている複数の歯車を備えることができる。
【0067】
図4を再び参照すると、本実施形態において、第一ハウジング10は底壁11と、底壁11の周縁に屈曲して接続された側壁12とを備えることができる。底壁11から離れている少なくとも一部の側壁12の片側にホルダー40が設けられており、上記少なくとも一部の側壁12は第一端201に近い。充電装置1が直立状態にある場合、底壁11から離れている第二ハウジング20の片側の表面とホルダー40とが囲んで位置決め溝41を形成し、位置決め溝41は電子機器2の位置を決めるために用いられる。
【0068】
充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられる中に、即ち、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転する中に、第二ハウジング20に載置される電子機器2は同様に回転するため、電子機器2は自体の重力により下へ滑り落ちる。本実施形態において、ホルダー40が増設されることができ、ホルダー40は第一ハウジング10に設けられる。電子機器2が直立状態にある場合、第一ハウジング10から離れている第二ハウジング20の片側の表面とホルダー40とが囲んで位置決め溝41を形成し、ホルダー40を電子機器2の一端に当接させることができ、それによって、電子機器2が下へ滑り落ちることを防止する。
【0069】
選択的に、ホルダー40と第一ハウジング10は一体形構造であってもよい。しかし、その構造をよりよく分けるために、出願人はそれらを人為的に2つの構造に分割している。
【0070】
選択的に、図2を再び参照すると、充電装置1が水平状態にある場合、第一ハウジング10から離れているホルダー40の片側の表面と、第一ハウジング10から離れている第二ハウジング20の片側の表面とは同じ表面に位置する。それによって、充電装置1が水平状態にある場合、ホルダー40が第二ハウジング20から突出しないようにし、充電装置1の平坦度を向上させることができ、電子機器2を任意に載置することもでき、充電装置1の使い勝手を向上させるようになる。
【0071】
図14を参照すると、図14は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。本実施形態において、充電装置1は第一磁性素子591及び第二磁性素子592をさらに備えることができ、第一磁性素子591は第一ハウジング10に接続されており、第二磁性素子592は第二ハウジング20に接続されている。充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられる場合、第一磁性素子591と第二磁性素子592は協同して斥力を生成する。
【0072】
本実施形態において、充電装置1に第一磁性素子591及び第二磁性素子592がさらに増設されることができ、第一磁性素子591と第二磁性素子592はいずれも磁性を有することができる。選択的に、第一磁性素子591と第二磁性素子592は永久磁石及び電磁石を含むが、それらに限定されない。第一磁性素子591は第一ハウジング10に接続されており、第二磁性素子592は第二ハウジング20に接続されている。充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられる場合、第一磁性素子591と第二磁性素子592は協同して斥力を生成する。それによって、第二ハウジング20を持ち上げる難易度をさらに低減し、第二ハウジング20の回転性能を向上させることができる。また、構造から見れば、上記内容は以下のように理解されることができる。第一磁性素子591は対向配置された第一電極及び第二電極を備え、第二磁性素子592も対向配置された第一電極及び第二電極を備える。充電装置1が水平状態にある場合、第一磁性素子591の第一電極は第二磁性素子592の第一電極に対向し、同じ極同士が反発し合うという原理を利用して第二ハウジング20を回転させて持ち上げる難易度を低減する。選択的に、第一電極はN極であり、第二電極はS極である。又は、第一電極はS極であり、第二電極はN極である。
【0073】
また、本出願において、充電装置は、第一収容空間100内に設けられたプロセッサ60をさらに備えることができ、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に電気的に接続されている。モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられる。プロセッサ60は異なる制御信号を送信してモーターアセンブリ50の具体的な作動を制御することができる。次に、本明細書では、プロセッサ60と他の電子構造部品との協同を利用してモーターアセンブリ50の作動を制御するいくつかの実施例を具体的に紹介する。
【0074】
図15を参照すると、図15は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられた距離センサ62をさらに備えることができる。距離センサ62はプロセッサ60に電気的に接続されており、距離センサ62はモーターアセンブリ50に接続されている。モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50の作動中に、距離センサ62はプロセッサ60に距離信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに距離信号に基づいて第二ハウジング20の回転角度を得るために用いられる。プロセッサ60はさらに第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられる。第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上である場合、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられる。
【0075】
上記内容に紹介された充電装置1の機械構造部品以外に、本実施形態において、充電装置1は、プロセッサ60や距離センサ62などのような電気制御機能を有する構造部品をさらに備えることができる。距離センサ62は第一収容空間100内に設けられており、距離センサ62はモーターアセンブリ50に接続されており、且つ距離センサ62はプロセッサ60に電気的に接続されている。モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50の作動中に、距離センサ62はモーターアセンブリ50の少なくとも一部が移動する距離(即ち、スライド部材52がスライドする距離)を検出して距離信号を得るために用いられる。次に、距離センサ62は距離信号をプロセッサ60に送信し、プロセッサ60は距離信号に基づいて、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転する角度を得ることができる。
【0076】
また、プロセッサ60は第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度との大小関係を判断することもできる。予め設定された角度は、充電装置1内に事前に記憶されてもよく、又は、充電装置1により外部からリアルタイムに取得されてもよい。例えば、予め設定された角度はユーザにより充電装置1に入力されてもよい。予め設定された角度は充電装置1が許容する第二ハウジング20の最大回転角度であると理解されてもよく、又は、予め設定された角度はユーザが望む第二ハウジング20の回転角度であると理解されてもよい。
【0077】
第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上である場合、第二ハウジング20は既にユーザが設置した角度に回転し、第二ハウジング20が引き続き回転することが望まれないことを示す。従って、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられ、第二ハウジング20の回転が停止され、充電装置1は最終的にユーザが所望する直立状態にあるようになる。
【0078】
図16を参照すると、図16は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられたスピーカ63をさらに備えることができ、スピーカ63はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するとき、スピーカ63を鳴らすように、プロセッサ60はさらにスピーカ63に音声信号を送信するために用いられる。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するとき、プロセッサ60はさらにスピーカ63に音声信号を送信することを停止するために用いられる。
【0079】
本実施形態において、第一収容空間100内にスピーカ63がさらに増設されることができ、スピーカ63はプロセッサ60に電気的に接続される。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信すると、モーターアセンブリ50は起動するようになる。この場合、スピーカ63を鳴らすように、プロセッサ60はスピーカ63に音声信号を送信することができる。モーターアセンブリ50は作動中に若干の騒音を発生する可能性があるため、スピーカ63を鳴らすことで騒音をカバーし、充電装置1の運動に合わせてユーザ体験を改善することができる。また、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する場合、モーターアセンブリ50は音を発生しない。従って、スピーカ63を鳴らさないように、プロセッサ60はスピーカ63に音声信号を送信することを停止することができる。しかも、ユーザはスピーカ63の鳴る時点に基づいて、充電装置1の起動時点及び作動停止時点を知ることができる。選択的に、スピーカ63の鳴る音が充電装置1の外部に伝播されるように、第一ハウジング10に複数のスピーカ音孔が設けられる。
【0080】
図17を参照すると、図17は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられた第一スイッチ64及び第二スイッチ65をさらに備えることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれもプロセッサ60に電気的に接続されている。第一スイッチ64が押されると、第一スイッチ64はプロセッサ60に直立信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに直立信号に基づいてモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチ65が押されると、第二スイッチ65はプロセッサ60に水平信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリ50に第三制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第一方向と第二方向は逆である。
【0081】
本実施形態では、第一収容空間100内に第一スイッチ64及び第二スイッチ65がさらに増設されることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65は第一ハウジング10に接続されることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれもプロセッサ60に電気的に接続されている。第一スイッチ64と第二スイッチ65は、充電装置1の起動時点を制御する構造部品である。第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれも押されることができる。第一スイッチ64が押されると、第一スイッチ64はプロセッサ60に直立信号を送信することができ、さらに、プロセッサ60は直立信号に基づいてモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信することができ、それによって、モーターアセンブリ50を起動させ、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられる。第一スイッチ64が押されると、モーターアセンブリ50は起動して充電装置1を水平状態から直立状態に切り替えさせると理解されてもよい。第二スイッチ65が押されると、第二スイッチ65はプロセッサ60に水平信号を送信することができ、プロセッサ60はさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリ50に第三制御信号を送信するために用いられ、それによって、モーターアセンブリ50を再び起動させて、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチ65が押されると、モーターアセンブリ50は起動して充電装置1を直立状態から水平状態に切り替えさせると理解されてもよい。
【0082】
上記のように、第一スイッチ64は、充電装置1を制御して水平状態から直立状態に切り替えさせるためのスイッチである。第二スイッチ65は、充電装置1を制御して直立状態から水平状態に切り替えさせるためのスイッチである。ユーザはこの2つのスイッチを押すことで充電装置1の状態を制御することができ、それによって、操作の利便性を向上させることができる。
【0083】
図17を再び参照すると、本実施形態において、プロセッサ60はさらに直立信号に基づいて第一スイッチ64の押し時間を得るために用いられ、プロセッサ60はさらに押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられる。上記押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する。又は、上記押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ64上のタッチの力が去った場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する。
【0084】
第一スイッチ64を押すとき、即ち、充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられるとき、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対してずっと回転することができない。そのため、第二ハウジング20が一定の角度に回転した後、モーターアセンブリ50に作動を停止させる必要があり、それによって、第二ハウジング20の回転を停止する。本実施形態におけるプロセッサ60は直立信号に基づいて第一スイッチ64の押し時間を得ることもでき、プロセッサ60は押し時間と予め設定された時間との大小関係を判断することもできる。予め設定された時間は、充電装置1内に事前に記憶されてもよく、又は、充電装置1により外部からリアルタイムに取得されてもよい。
【0085】
本実施形態では、押し時間と予め設定された時間との大小関係に基づいて、2つの制御方法が提供される。1つの制御方法において、押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信し、それによって、モーターアセンブリ50に作動を停止させる。第二ハウジング20が最大角度に回転すると、プロセッサ60は、モーターアセンブリ50が作動を停止するように、モーターアセンブリ50を制御することができると理解されてもよい。別の制御方法において、押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ64上のタッチの力が去った場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信することができ、それによって、モーターアセンブリ50に作動を停止させる。第一スイッチ64の押し時間が予め設定された時間より長い場合、ユーザは自ら押し力を撤去する必要があり、いつでもモーターアセンブリ50を制御して停止させ、第二ハウジング20に任意の位置で回転を停止させることができると理解されてもよい。
【0086】
図18を参照すると、図18は、本出願のさらなる別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられた通信コンポーネント61をさらに備えることができ、通信コンポーネント61はプロセッサ60に電気的に接続されている。通信コンポーネント61は、端末からの第四制御信号を受信するために用いられ、通信コンポーネント61はさらに第四制御信号をプロセッサ60に送信するために用いられる。プロセッサ60は、モーターアセンブリ50が起動し又は作動を停止するように、さらに第四制御信号に基づいてモーターアセンブリ50を制御するために用いられる。
【0087】
本実施形態において、第一収容空間100内に通信コンポーネント61がさらに増設されることもでき、プロセッサ60は通信コンポーネント61に電気的に接続される。通信コンポーネント61は、端末からの第四制御信号を受信するために用いられる。端末は携帯電話、パソコン、サーバーなどの外部のデバイスであることができる。それらのデバイスは第四制御信号を送信し、通信コンポーネント61はその第四制御信号を受信する。通信コンポーネント61は、次に、第四制御信号をプロセッサ60に送信する。プロセッサ60はその第四制御信号に基づいてモーターアセンブリ50を制御して作動させることにより、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転することができ、充電装置1の水平状態と直立状態との間の切り替えが実現される。選択的に、通信コンポーネント61はワイヤレスフィディリティー(wireless fidelity、WIFI)、ブルートゥース、又は近距離無線通信(near field communication、NFC)などを含むことができるが、それらに限定されない。
【0088】
図2及び図19をともに参照すると、図19は、本出願の1つの実施形態に係る充電アセンブリの分解図である。本実施形態において、第二ハウジング20は第二収容空間200を有し、充電装置1は第二収容空間200内に設けられた充電アセンブリ30をさらに備えることができ、充電アセンブリ30は充電コイル31及び放熱用支持物32を備えることができる。充電コイル31は放熱用支持物32に設けられており、充電コイル31はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60はさらに充電コイル31に充電信号を送信するために用いられ、充電コイル31は電子機器2を充電するために用いられる。
【0089】
本実施形態において、第二ハウジング20は第二収容空間200を有し、充電アセンブリ30は第二収容空間200内に設けられている。充電アセンブリ30は充電コイル31及び放熱用支持物32を備えることができる。充電コイル31は電子機器2を充電するための構造部品である。放熱用支持物32は、充電コイル31を搭載するために用いられ、充電コイル31の放熱に用いられ、充電コイル31の作動中に発生した熱を適時に排出し、充電コイル31の放熱性能を向上させることができる。また、充電コイル31はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60はさらに充電コイル31に充電信号を送信するために用いられ、充電コイル31は電子機器2を充電するために用いられる。選択的に、充電コイル31は有線充電コイル31又は無線充電コイル31であることができる。本実施形態では、充電コイル31が無線充電コイル31であることを例示とする。この場合、充電装置1は無線充電装置1となり、充電装置1の使い勝手がさらに向上することができる。
【0090】
また、充電アセンブリ30は冷却器をさらに備えることができ、冷却器は放熱用支持物32に設けられており、且つ冷却器は充電コイル31を冷却するために用いられる。具体的に、冷却器はプロセッサ60に電気的に接続されており、プロセッサ60はさらに冷却器に冷却信号を送信して冷却器に充電コイル31を冷却させるようにするために用いられ、それによって、充電コイル31の作動中に発生した熱を適時に排出し、充電コイル31の放熱性能をさらに向上させる。選択的に、冷却器は半導体冷却器(thermo-electronic chip、TEC)を含むことができるが、それに限定されない。
【0091】
図20図21をともに参照すると、図20は、本出願の1つの実施形態に係る電子機器アセンブリの構造を示す概略図である。図21は、図20における電子機器アセンブリのC-C方向に沿った断面図である。本実施形態において、電子機器アセンブリ3が提供される。電子機器アセンブリ3は電子機器2と、本出願の上記実施形態に係る充電装置1とを備える。電子機器2は誘導コイル4及びバッテリー5を備えることができる。充電コイル31と誘導コイル4は協同して、バッテリー5を充電するようにする。
【0092】
本明細書では、充電装置1の具体的な構造が提供される以外に、充電装置1を利用する電子機器アセンブリ3がさらに提供される。本実施形態における電子機器アセンブリ3は電子機器2と、本出願の上記実施形態に係る充電装置1とを備えることができる。電子機器2は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルメディアプレーヤー(PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートブレスレット、歩数計などの移動端末、及びデジタルテレビ、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、それらに限定されない。電子機器2は誘導コイル4及びバッテリー5を備えることができる。充電装置1が充電機能をオンにすると、充電コイル31と誘導コイル4は協同して、バッテリー5を充電するようにする。本実施形態に係る電子機器アセンブリは、本出願の上記実施形態に係る充電装置で電子機器を充電することにより、自動的に直立状態と水平状態との間で変換を行うことができ、充電装置の調整可能性を向上させる。また、モーターアセンブリが第二端に接続されることにより、電子機器アセンブリの安定性及び寿命を向上させることもできる。
【0093】
以上は本出願の実施形態に係る内容について詳しく紹介した。本明細書では、本出願の原理及び実施形態を説明した。上記説明はただ本出願の方法及び中核となる思想の理解を助けるために用いられる。同時に、当業者にとって、本出願の思想に基づいて、具体的な実施形態及び応用範囲はいずれも変わるところがある。上記のように、本明細書の内容は本出願を限定するものであると理解されるべきではない。
【符号の説明】
【0094】
1…充電装置、2…電子機器、3…電子機器アセンブリ、4…誘導コイル、5…バッテリー、10…第一ハウジング、100…第一収容空間、11…底壁、12…側壁、20…第二ハウジング、200…第二収容空間、201…第一端、202…第二端、21…凸部、211…第六回転部、30…充電アセンブリ、31…充電コイル、32…放熱用支持物、40…ホルダー、41…位置決め溝、50…モーターアセンブリ、500…ギアアセンブリ、501…ラック、51…モーター、521…第一回転部、522…第二回転部、523…第三回転部、524…第四回転部、525…第五回転部、52…スライド部材、520…ねじ穴、5200…第一スライド部、5202…第二スライド部、5203…連結部、5204…スライドブロック、5205…スライド溝、53…第一コネクティングロッド、54…第二コネクティングロッド、55…リードスクリュー、550…ねじ山、551…軸受、56…サポート部材、561…底板、562…側板、563…スライド空間、57…ガイドロッド、571…第一スルーホール、572…第二スルーホール、573…第三スルーホール、58…弾性部材、591…第一磁性素子、592…第二磁性素子、60…プロセッサ、61…通信コンポーネント、62…距離センサ、63…スピーカ、64…第一スイッチ、65…第二スイッチ、70…回転軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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