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特許7549844体成分測定用自転車用ハンドルグリップおよびこれを用いた体成分測定システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-04
(45)【発行日】2024-09-12
(54)【発明の名称】体成分測定用自転車用ハンドルグリップおよびこれを用いた体成分測定システム
(51)【国際特許分類】
   B62J 45/00 20200101AFI20240905BHJP
   A61B 5/0537 20210101ALI20240905BHJP
   B62J 45/416 20200101ALI20240905BHJP
   B62J 45/422 20200101ALI20240905BHJP
   B62J 50/21 20200101ALI20240905BHJP
   B62K 21/00 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
B62J45/00
A61B5/0537 110
A61B5/0537 200
B62J45/416
B62J45/422
B62J50/21
B62K21/00
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2022169668
(22)【出願日】2022-10-24
(65)【公開番号】P2023143645
(43)【公開日】2023-10-06
【審査請求日】2022-10-24
(31)【優先権主張番号】10-2022-0036518
(32)【優先日】2022-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521550770
【氏名又は名称】ライトブラザーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヒ・ス・キム
【審査官】中川 隆司
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2020-0038675(KR,A)
【文献】特開2001-276025(JP,A)
【文献】特開平05-337096(JP,A)
【文献】米国特許第06450922(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 45/00
A61B 5/0537
B62J 45/416
B62J 45/422
B62J 50/21
B62K 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、
ユーザーの第1身体表面に接触できるように、前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、
一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外側方向に延びるように構成されたケーブル部と、
前記第1グリップ部の一部分に設けられ、所定の電子モジュールが収納される空間を備えるモジュール収納部と、
前記第1電極部に電流が流れるように動作させる電子モジュールと、を含み、
前記電子モジュールは、
前記第1電極部に供給される電流を制御し、前記第1電極部に前記ユーザーの身体が接触する場合、前記第1電極部の電気的特性を測定する制御部を含み、
前記制御部は、
前記第1電極部に既に設定されたタッチパターンを感知すれば、前記第1電極部に電気が供給されるように制御して前記第1電極部に流れる電気的特性を測定する、
ハンドルグリップ。
【請求項2】
前記電子モジュールは、
前記第1電極部に電流を供給する電源部と
前記電気的特性に対する情報を外部装置に伝送する通信部と、を含む、
請求項1に記載のハンドルグリップ。
【請求項3】
前記ハンドルグリップは、
前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部と、
ユーザーが前記第2グリップ部を把持する場合、前記ユーザーの手のひらに接触するように前記第2グリップ部の外側に配置される第2電極部と、をさらに含み、
前記ケーブルは、前記第1電極部と前記第2電極部とを連結する、
請求項1に記載のハンドルグリップ。
【請求項4】
前記第1電極部は、第1入力電極および第1出力電極を含み、
前記第2電極部は、第2入力電極および第2出力電極を含み、
前記ケーブル部は、
前記第1入力電極と前記第2入力電極を連結する第1電線と、
前記第1出力電極と前記第2出力電極を連結する第2電線と、
前記第1電線および前記第2電線を互いに電気的に絶縁させるように構成された被覆と、を含む、
請求項3に記載のハンドルグリップ。
【請求項5】
前記第1グリップ部は、前記自転車ハンドルバーと組み合わされる材質の一部が前記自転車ハンドルバーの軸方向に切開され、前記自転車ハンドルバーに着脱が可能にする切開部を含む、
請求項1に記載のハンドルグリップ。
【請求項6】
前記モジュール収納部は、前記第1グリップ部が前記自転車ハンドルバーと組み合わされた状態で前記自転車ハンドルバーの末端部分に位置するように形成される、
請求項1に記載のハンドルグリップ。
【請求項7】
前記第1グリップ部は、前記モジュール収納部を基準に開閉される内側グリップ部および外側グリップ部を含む、
請求項6に記載のハンドルグリップ。
【請求項8】
前記外側グリップ部は前記内側グリップ部に比べて強い強度を持つように製造される、
請求項7に記載のハンドルグリップ。
【請求項9】
自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、ユーザーの第1身体表面に接触できるように前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外方向に延びるように構成されたケーブル部と、前記第1グリップ部の一部分に設けられ、所定の電子モジュールが収納される空間を備えるモジュール収納部と、前記第1電極部に電流が流れるように制御し、前記第1電極部の電気的特性を測定してユーザー端末に伝送する電子モジュールと、を含むハンドルグリップと、
所定の動作を遂行するようにするコマンドを保存する1つ以上のメモリと、前記1つ以上のメモリと動作可能に連結され、前記電気的特性に基づいて前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするコマンドを実行するように動作する1つ以上のプロセッサーと、を含むユーザー端末と、を含み、
前記電子モジュールは、
前記第1電極部に供給される電流を制御し、前記第1電極部に前記ユーザーの身体が接触する場合、前記第1電極部の電気的特性を測定する制御部を含み、
前記制御部は、
前記第1電極部に既に設定されたタッチパターンを感知すれば、前記第1電極部に電気が供給されるように制御して前記第1電極部に流れる電気的特性を測定する、
体成分測定システム。
【請求項10】
前記プロセッサーは、
前記ユーザーが自転車に乗る前の第1時点で、前記ハンドルグリップで測定した第1電気的特性を受信して第1体成分情報を判別し、
前記ユーザーが自転車に乗った後、第2時点で、前記ハンドルグリップで測定した第2電気的特性を受信して第2体成分情報を判別し、
前記第1および第2体成分情報を比較して発生した体成分変化情報と、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが遂行したイベント情報を活用して新たに導き出される情報と、を提供する、
請求項9に記載の体成分測定システム。
【請求項11】
前記プロセッサーは、前記新たに導出される情報を提供するため、
前記第1時点と前記第2時点との間に前記ユーザーが自転車で移動したコースを保存し、
前記第1体成分情報と前記第2体成分情報との変化程度について所定のアルゴリズムを適用して点数を導き出し、
前記コースに対して前記点数をマッピングし、
コース別にマッピングされた点数を提供する、
請求項10に記載の体成分測定システム。
【請求項12】
前記プロセッサーは、
前記ユーザーが自転車に乗った日付別に前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して前記日付別の体成分情報を判別および保存し、
前記ユーザーが自転車を利用した日付別に測定されたリアルタイム位置情報に基づいて自転車利用時間、移動距離、運動コースを保存し、
前記日付別に自転車の利用時間、移動距離、運動コースおよび体成分情報を提供する、
請求項9に記載の体成分測定システム。
【請求項13】
前記プロセッサーは、
ユーザーから目標体成分情報および目標日を入力され、
前記日付別に測定された体成分情報と前記目標体成分情報とを比較して、前記目標日まで前記目標体成分情報を達成するために遂行しなければならない運動量、運動コース、運動時間、運動距離をおすすめする、
請求項12に記載の体成分測定システム。
【請求項14】
前記プロセッサーは、
前記ユーザーが前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して体成分情報を判別し、
前記判別された体成分情報に基づいて前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足に対する筋肉量を分析し、
前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち筋肉量が既に設定された数値以下で判別された部位を補強するための運動商品をおすすめする、
請求項9に記載の体成分測定システム。
【請求項15】
コンピュータプログラムを保存しているコンピュータ読み取り可能記録媒体であって
前記コンピュータプログラムは、プロセッサーにより実行されると、
自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、ユーザーの第1身体表面に接触できるように前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外方向に延びるように構成されたケーブル部と、前記第1グリップ部の一部分に設けられ、所定の電子モジュールが収納される空間を備えるモジュール収納部と、前記第1電極部に電流が流れるように制御し、前記第1電極部の電気的特性を測定する電子モジュールと、を含むハンドルグリップから前記電気的特性を受信するステップと、
前記電気的特性に基づいて前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップと、
を含む方法を前記プロセッサーが遂行するようにするためのコマンドを含み、
前記電子モジュールは、
前記第1電極部に供給される電流を制御し、前記第1電極部に前記ユーザーの身体が接触する場合、前記第1電極部の電気的特性を測定する制御部を含み、
前記制御部は、
前記第1電極部に既に設定されたタッチパターンを感知すれば、前記第1電極部に電気が供給されるように制御して前記第1電極部に流れる電気的特性を測定する、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項16】
前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、
前記ユーザーが自転車に乗る前の第1時点で、前記ハンドルグリップで測定した第1電気的特性を受信して第1体成分情報を判別するステップと、
前記ユーザーが自転車に乗った後、第2時点で、前記ハンドルグリップで測定した第2電気的特性を受信して第2体成分情報を判別するステップと、
前記第1および第2体成分情報を比較して発生した体成分変化情報と、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが遂行したイベント情報を活用して新たに導き出される情報と、を提供するステップと、を含む、
請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項17】
前記新たに導出される情報を提供するステップは、
前記第1時点と前記第2時点との間に前記ユーザーが自転車で移動したコースを保存するステップと、
前記第1体成分情報と前記第2体成分情報との変化程度に対して所定のアルゴリズムを適用して点数を導き出すステップと、
前記コースに対して前記点数をマッピングするステップと、
コース別にマッピングされた点数を提供するステップと、を含む、
請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項18】
前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、
前記ユーザーが自転車に乗った日付別に前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して前記日付別の体成分情報を判別および保存するステップと、
前記ユーザーから目標体成分情報および目標日を入力されるステップと、
前記日付別に測定された体成分情報と前記目標体成分情報とを比較して、前記目標日まで前記目標体成分情報を達成するために遂行しなければならない運動量、運動コース、運動時間、運動距離をおすすめするステップと、を含む、
請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項19】
前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、
前記ユーザーが前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して体成分情報を判別するステップと、
前記判別された体成分情報に基づいて前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足に対する筋肉量を分析するステップと、
前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち筋肉量が既に設定された数値以下で判別された部位を補強するための運動商品をおすすめするステップと、を含む、
請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の実施例は、自転車ハンドルバーに組み合わされるハンドルグリップを用いてユーザーの体成分情報を確認し、多様な連携サービスを提供する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代社会に入り医学および健康に関する知識が一般大衆にも広く普及するにつれ、個人の健康管理に対する関心が全年齢層にわたって高まっている。特に、過去には個人が自分の健康をチェックするために主に病院や検査機関で使用される医療機器を使用しなければならなかったが、最近は個人が所蔵または携帯できる小型医療機器およびヘルスケア装置が出現し、個人が簡単に具備または測定できる医療機器に対する関心が高まった。
【0003】
このような個人の健康をチェックするために使用される分析技法のうち、体成分(body composition)分析は、人体内にある水、脂肪、骨、筋肉などを定量的割合で分析することで個人の健康状態をチェックする分析法である。
【0004】
このような体成分情報は多様な効用性がある。例えば、ウエイトトレーニングをしようとする人の場合、運動計画を立てるのに体成分情報を利用でき、過体重または体重未達の人の身体のどの部分に問題があるのかを把握し、改善できる動機付けを導く。
【0005】
このように体成分情報は活用度が高く、自ら健康を管理するのに有用であるため、実生活で周期的に測定し、モニタリングすることが重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書は自転車が現代人の普遍的な生活手段として位置づけられているという点に着目し、自転車を通じて体成分情報を実生活で周期的に測定し、モニタリングできるようにしようと思う。
【0007】
本明細書の実施例は、上述した課題を解決するために、自転車のハンドルバーがユーザーの身体表面と直接触れ合うという自転車自体の構造的特徴を利用できる。本明細書の実施例は自転車のハンドルバーにユーザーの体成分情報を測定可能にする自転車ハンドルグリップを組み合わせることによって、自転車を利用するユーザーの体成分を手軽に測定できるようにし、体成分測定結果を用いてユーザーに適した多様な連係サービスを提供することができる。
【0008】
ただし、本発明が解決しようとする課題は、以上で言及したことに制限されず、言及されなかったが、以下の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解できる目的を含むことができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施例によるハンドルグリップは、自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、ユーザーの第1身体表面に接触できるように、前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外側方向に延びるように構成されたケーブル部と、前記第1グリップ部の一部分に設けられ、所定の電子モジュールが収納される空間を備えるモジュール収納部を含むことができる。
【0010】
また、前記ハンドルグリップは、前記第1電極部に電流が流れるように動作させる電子モジュールをさらに含み、前記電子モジュールは、前記第1電極部に電流を供給する電源部と、前記第1電極部に供給される電流を制御し、前記第1電極部に前記ユーザーの身体が接触する場合、前記第1電極部の電気的特性を測定する制御部と、前記電気的特性に対する情報を外部装置に伝送する通信部を含むことができる。
【0011】
また、前記制御部は、前記第1電極部に既に設定されたタッチパターンを感知すれば、前記第1電極部に電気が供給されるように制御して前記第1電極部に流れる電気的特性を測定することができる。
【0012】
また、前記ハンドルグリップは、前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部と、ユーザーが前記第2グリップ部を把持する場合、前記ユーザーの手のひらに接触するように前記第2グリップ部の外側に配置される第2電極部をさらに含み、前記ケーブルは、前記第1電極部と前記第2電極部を連結することができる。
【0013】
また、前記第1電極部は、第1入力電極および第1出力電極を含み、前記第2電極部は、第2入力電極および第2出力電極を含み、前記ケーブル部は、前記第1入力電極と前記第2入力電極を連結する第1電線と、前記第1出力電極と前記第2出力電極を連結する第2電線と、前記第1電線および前記第2電線を互いに電気的に絶縁させるように構成された被覆を含むことができる。
【0014】
また、前記第1グリップ部は、前記自転車ハンドルバーと組み合わされる材質の一部が前記自転車ハンドルバーの軸方向に切開され、前記自転車ハンドルバーに着脱が可能にする切開部を 含むことができる。
【0015】
また、前記モジュール空間は、前記第1グリップ部が前記自転車ハンドルバーと組み合わされた状態で前記自転車ハンドルバーの末端部分に位置するように形成することができる。
また、前記第1グリップ部は、前記モジュール空間を基準に開閉される内側グリップ部および外側グリップ部を含むことができる。
【0016】
また、前記外側グリップ部は前記内側グリップ部に比べて強い強度を持つように製造することができる。
【0017】
一実施例による体成分測定システム は、自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、ユーザーの第1身体表面に接触できるように前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外方向に延びるように構成されたケーブル部と、前記第1電極部に電流が流れるように制御し、前記第1電極部の電気的特性を測定してユーザー端末に伝送する電子モジュールを含むハンドルグリップと、所定の動作を遂行するようにするコマンドを保存する1つ以上のメモリと、前記1つ以上のメモリと動作可能に連結され、前記電気的特性に基づいて前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするコマンドを実行するように動作する1つ以上のプロセッサーを含むユーザー端末を含むことができる。
【0018】
前記プロセッサーは、前記ユーザーが自転車に乗る前の第1時点で、前記ハンドルグリップで測定した第1電気的特性を受信して第1体成分情報を判別し、前記ユーザーが自転車に乗った後、第2時点で、前記ハンドルグリップで測定した第2電気的特性を受信して第2体成分情報を判別し、前記第1および第2体成分情報を比較して発生した体成分変化情報と、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが遂行したイベント情報を活用して新たに導き出される情報を提供することができる。
【0019】
前記プロセッサーは、前記新たに導出される情報を提供するため、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが自転車で移動したコースを保存し、前記第1体成分情報と前記第2体成分情報の変化程度について所定のアルゴリズムを適用して点数を導き出し、前記コースに対して前記点数をマッピングし、コース別にマッピングされた点数を提供することができる。
【0020】
また、前記プロセッサーは、前記ユーザーが自転車に乗った日付別に前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して前記日付別の体成分情報を判別および保存し、前記ユーザーが自転車を利用した日付別に測定されたリアルタイム位置情報に基づいて自転車利用時間、移動距離、運動コースを保存し、前記日付別に自転車の利用時間、移動距離、運動コースおよび体成分情報を提供することができる。
【0021】
また、前記プロセッサーは、ユーザーから目標体成分情報および目標日を入力され、前記日付別に測定された体成分情報と前記目標体成分情報を比較して、前記目標日まで前記目標体成分情報を達成するために遂行しなければならない運動量、運動コース、運動時間、運動距離をおすすめすることができる。
【0022】
また、前記プロセッサーは、前記ユーザーが前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して体成分情報を判別し、前記判別された体成分情報に基づいて前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足に対する筋肉量を分析し、前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち筋肉量が既に設定された数値以下で判別された部位を補強するための運動商品をおすすめすることができる。
【0023】
一実施例によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータプログラムを保存しているコンピュータ読み取り可能記録媒体で、前記コンピュータプログラムは、プロセッサーにより実行されると、自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部と、ユーザーの第1身体表面に接触できるように前記第1グリップ部の外部に現れるように配置された第1電極部と、一端が前記第1電極部と連結され、他端が前記自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部が存在する前記第1グリップ部の外方向に延びるように構成されたケーブル部と、前記第1電極部に電流が流れるように制御し、前記第1電極部の電気的特性を測定する電子モジュールを含むハンドルグリップから前記電気的特性を受信するステップと、前記電気的特性に基づいて前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップを含む方法を前記プロセッサーが遂行するようにするためのコマンドを含むことができる。
【0024】
また、前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、前記ユーザーが自転車に乗る前の第1時点で、前記ハンドルグリップで測定した第1電気的特性を受信して第1体成分情報を判別するステップと、前記ユーザーが自転車に乗った後、第2時点で、前記ハンドルグリップで測定した第2電気的特性を受信して第2体成分情報を判別するステップと、前記第1および第2体成分情報を比較して発生した体成分変化情報と、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが遂行したイベント情報を活用して新たに導き出される情報を提供するステップを含むことができる。
【0025】
また、前記新たに導出される情報を提供するステップは、前記第1時点と前記第2時点の間に前記ユーザーが自転車で移動したコースを保存するステップと、前記第1体成分情報と前記第2体成分情報の変化程度に対して所定のアルゴリズムを適用して点数を導き出すステップと、前記コースに対して前記点数をマッピングするステップと、コース別にマッピングされた点数を提供するステップを含むことができる。
【0026】
また、前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、前記ユーザーが自転車に乗った日付別に前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して前記日付別の体成分情報を判別および保存するステップと、前記ユーザーから目標体成分情報および目標日を入力されるステップと、前記日付別に測定された体成分情報と前記目標体成分情報を比較して、前記目標日まで前記目標体成分情報を達成するために遂行しなければならない運動量、運動コース、運動時間、運動距離をおすすめするステップを含むことができる。
【0027】
また、前記ユーザーの体成分情報を判別するようにするステップは、前記ユーザーが前記ハンドルグリップで測定した電気的特性を受信して体成分情報を判別するステップと、前記判別された体成分情報に基づいて前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足に対する筋肉量を分析するステップと、前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち筋肉量が既に設定された数値以下で判別された部位を補強するための運動商品をおすすめするステップを含むことができる。
【発明の効果】
【0028】
本明細書の実施例によれば、ユーザーは既存に使用する自転車のハンドルグリップを交換するだけで、自分の自転車で簡単に体成分測定を行うことができる。
【0029】
特に、屋外で使用する屋外用自転車、ウエイトトレーニングを目的に室内で使用するフィットネス用自転車などの種類制限なしに、ユーザーが両手で持てるハンドルバーがあれば、ハンドルバーに本明細書の実施例によるハンドルグリップを装着し、ハンドルグリップと連動されるアプリケーションをユーザー端末に設置するだけで手軽に体成分測定を行うことができる。
【0030】
これにより、本明細書の実施例は自転車コース別の体成分変化情報を測定したビッグデータ結果によってユーザーにコースをおすすめするサービス、ユーザーの体成分情報に基づいて一日の運動をスケジューリングするサービス、ユーザーの身体状態によってオーダーメード型商品をおすすめするサービスなどの多様な連係サービスを提供することができる。
【0031】
本明細書の実施例は自転車が健康を維持するために実生活で接することができる移動器具という用途を越え、自転車を通じてどこでも体成分情報を測定できるヘルスケア装置として使われるという新しい概念を提示することができる。
【0032】
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及しなかったもう一つの効果は、下記の記載から本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解できると思う。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】一実施例による体成分測定システムの構成図である。
図2】一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップの第1側断面図である。
図3】一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップの第1グリップ部が内側グリップ部および外側グリップ部で構成され、モジュール空間が開閉される構造を説明するための例示図である。
図4】一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップの第2側断面図である。
図5】一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップの回路図である。
図6】一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップの斜視図である。
図7】一実施例によるユーザー端末の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の多様な実施例が添付された図面を参照して記載する。しかし、これは本発明を特定の実施形態について限定しようとするものではなく、本発明の実施例の多様な変更(modification)、均等物(equivalent)、および/または代替物(alternative)を含むものと理解されなければならない。
【0035】
図1は、一実施例による体成分測定システム(10)の構成図である。
【0036】
図1を参照すると、一実施例による体成分測定システム(10)は、体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)(以下、「体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)」を「ハンドルグリップ(100)」という。)およびユーザー端末(200)を含むことができる。
【0037】
ハンドルグリップ(100)は自転車ハンドルバーの第1側(ex.左手で持つハンドルバー側)および第2側(ex.右手で持つハンドルバー側)に結合できる。ハンドルグリップ(100)はユーザーがハンドルグリップ(100)を把持してユーザーの身体表面がハンドルグリップ(100)に接触すれば、所定の大きさの電流(ex.低エネルギー交流波)をユーザーの身体に流して回路に流れる電流または電圧を測定し、ユーザーの身体に対する多様な電気的特性(ex.生体電気インピーダンス)を測定することができる。例えば、ハンドルグリップ(100)に構成された電極がユーザーの身体に接触された状態で、ハンドルグリップ(100)は電極に電流を流してユーザーの電気的特性を測定することができる。ハンドルグリップ(100)はユーザーの電気的特性に対する情報をユーザー端末(200)に伝送できる。
【0038】
ユーザー端末(200)はハンドルグリップ(100)からユーザーの電気的特性に関する情報を受信でき、ユーザーの電気的特性に関する情報からユーザーの体成分情報(ex.体脂肪量、体脂肪率、タンパク質量、体水分量、筋肉量、BMI数値など)を分析することができる。ユーザー端末(200)は分析した体成分情報に基づいてユーザーに適した多様な連携サービスを提供することができる。
【0039】
ユーザー端末(200)はプロセッサーを通じて演算を遂行し、ネットワークを通じて情報を送受信できる多様な形状の装置で具現できる。例えば、携帯用通信装置、スマートフォン、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、ノートパソコン、タブレットPCなどを含むことができる。
【0040】
ハンドルグリップ(100)およびユーザー端末(200)は多様な通信方式を通じて互いに通信してデータを送受信することができる。例えば、bluetooth、NB-IoT、Wifi、3G、LTE、5Gなどの通信方式を使用することができるが、このような例に限定されるのではなく、現在または未来に使われる多様な通信方式が適用されることができる。
【0041】
以下では、「第1側」および「第2側」という用語を通じて自転車ハンドルバーの左側又は右側にハンドルグリップ(100)が組み合わされる側を区分して例示することとする。本明細書の実施例に対する例では、第1側は左ハンドルバー側を意味し、第2側は右ハンドルバー側を意味することを基準に例示して説明する。一方、本明細書の実施例を第1側が右ハンドルバー側で、第2側は左ハンドルバー側に適用する場合にも、本明細書の実施例に対する例示が同じ方式で適用できる。
【0042】
図2は、一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)の第1側断面図である。
【0043】
図2を参照すれば、一実施例によるハンドルグリップ(100)は第1グリップ部(110)、第1電極部(120)、ケーブル部(130)およびモジュール収納部(140)を含むことができる。
【0044】
第1グリップ部(110)は自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされるハンドルグリップ(100)のフレームである。第1グリップ部(110)は自転車ハンドルバーの第1側とA方向に結合できる。第1グリップ部(110)は自転車ハンドルバーの左手側(または右手側)の末端フレーム形状に合わせて結合できるように、すなわち、ハンドルバーのフレームを囲むことができるように内部が空いた形状で用意できる。例えば、自転車ハンドルバーが円筒状のフレームで構成され、自転車ハンドルバーの末端フレームが一字状で構成される場合、第1グリップ部(110)はその内側に一字状で構成された円筒状のフレームが収納できる収納空間を形成するように構成されることができる。他の例として、自転車ハンドルバーの末端フレームがアーチ状に曲がった形状で構成される場合、第1グリップ部(110)は末端フレームの現態、すなわちアーチ状で構成され、その内側にアーチ状のフレームが収納できる収納空間を形成するように構成されることができる。
【0045】
第1グリップ部(110)は伸縮性のあるゴムまたはスポンジ材質で製造できる。第1グリップ部(110)は自転車ハンドルバーと組み合わされる材質の一部が自転車ハンドルバーの軸方向に切開され、自転車ハンドルバーに着脱できるようにする切開部(160)(ex.図6の111参照)を含むことができる。第1グリップ部(110)は切開部(160)を広げてハンドルバーのフレームにかぶせることができ、第1グリップ部(110)は伸縮性のあるゴム材質の特性によってハンドルバーフレームにかぶせられたまま固定できる。第1グリップ部(110)は、切開部(160)を基準に切開部(160)が開かないようにするねじ結合構成をさらに含めてハンドルバーフレームにかぶせられたまま固定できる。
【0046】
第1電極部(120)は、ユーザーが第1グリップ部(110)を把持する場合、ユーザーの第1身体表面(ex.左手)と接触できるように、第1グリップ部(110)の外部に現れるように構成できる。例えば、第1電極部(120)は、第1グリップ部(110)の外部を取り囲む環状で製造できる。例えば、第1グリップ部(110)が切開部(160)を含む場合には、第1電極部(120)は切開部(160)が離隔した分だけ切れた環状で製造できる。
【0047】
一例として、第1電極部(120)は第1入力電極(121)および第1出力電極(122)を含むことができる。例えば、ユーザーが左手で第1グリップ部(110)を把持する場合、第1入力電極(121)はユーザーの左手の親指が接触し、第1出力電極(122)はユーザーの左手の手のひらが接触するように配置されることができる。例えば、ユーザーが左手で第1グリップ部(110)を把持する場合、第1入力電極(121)はユーザーの左手の手のひらが接触し、第1出力電極(122)はユーザーの左手の親指が接触するように配置されることができる。すなわち、第1グリップ部(110)で配置される第1入力電極(121)と第1出力電極(122)の配置順序は設計によって互いに変わることができる。第1電極部(120)が含む電極の種類および構成は、上述した例に限らず、適用する体成分測定技法によって多様な実施例に変形することができる。
【0048】
ケーブル部(130)は一端が第1電極部(120)と連結され、他端がユーザーの前記第1身体表面と他の部位である第2身体表面(ex.右手)と接触する電極と連結されるために、第1グリップ部(110)の外側方向に延びるように構成されることができる。
【0049】
モジュール収納部(140)は、第1グリップ部(110)の一部分に所定の電子モジュール(150)が搭載できるように形成される空間を含むことができる。例えば、モジュール収納部(140)は、第1グリップ部(110)が自転車ハンドルバーと組み合わされた状態を基準に、自転車ハンドルバーの末端部分に位置(ex.図2に例示されたモジュール収納部(140)の位置)するように形成されることができる。
【0050】
図3は、一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)の第1グリップ部(110)が内側グリップ部(110a)および外側グリップ部(110b)で構成され、モジュール収納部(140)が開閉する構造を説明するための例示図である。
【0051】
図3を参照すれば、第1グリップ部(110)はモジュール収納部(140)に所定の電子モジュール(150)が装着されたり分離できるように、モジュール収納部(140)に対する開閉が可能な構造で製作できる。例えば、第1グリップ部(110)はモジュール収納部(140)の位置を基準に開閉される内側グリップ部(110a)および外側グリップ部(110b)を含むことができる。
【0052】
内側グリップ部(110a)と外側グリップ部(110b)は多様な方式を通じて結合または分離される構造を有することができる。例えば、内側グリップ部(110a)と外側グリップ部(110b)の結合面は、ねじ線の形状を備えて時計方向に回して結合し、反時計方向に回して分離する構造を有することができる。例えば、内側グリップ部(110a)と外側グリップ部(110b)の接触面はそれぞれN極とS極の磁石物質を含めて磁石結合でき、外部の力を加えて磁石結合を分離させることができる。例えば、内側グリップ部(110a)と外側グリップ部(110b)に対するねじ結合構成をさらに含めて結合し、分離することができる。このような内側グリップ部(110a)および外側グリップ部(110b)が存在する第1グリップ部(110)の構造を通じて、電子モジュール(150)に問題が生じたりバッテリーを交換しなければならない場合、ユーザーは内側グリップ部(110a)および外側グリップ部(110b)の結合を解除し、電子モジュール(150)を簡単に修理したり交換することができる。逆に、第1グリップ部(110)に問題が発生する場合、ユーザーは新しい第1グリップ部(110)に既存に使用していた電子モジュール(150)を再使用することができる。
【0053】
また、外側グリップ部(110b)の材質は内側グリップ部(110a)の材質に比べて強度(ex.引張強度、圧縮強度、曲げ強度、せん断強度、ねじれ強度のうち少なくとも一つ)がより強くなるように製造できる。これにより、自転車が倒れて外側グリップ部(110b)に衝撃が加えられる場合にも、外側グリップ部(110b)がモジュール空間(140)に加えられ得る衝撃を吸収することによって、外部衝撃から電子モジュール(150)を保護することができる。
【0054】
また、内側グリップ部(110a)のうちモジュール空間(140)を取り囲む内側グリップ部(110a)の材質は、第1グリップ部の位置のうちユーザーが手を把持する位置に比べて強度(ex.引張強度、圧縮強度、曲げ強度、せん断強度、ねじれ強度のうち少なくとも一つ)がより強くなるように製作できる。これにより、ハンドルグリップ(100)に衝撃が加えられる場合にも、モジュール空間(140)を取り囲む部分が衝撃を吸収することで電子モジュール(150)を保護することができる。
【0055】
図4は、一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)の第2側断面図である。一実施例によるハンドルグリップ(100)は、図2に示された構成に加えて、図4の第2グリップ部(115)および第2電極部(125)をさらに含むことができる。
【0056】
図4を参照すると、第2グリップ部(115)は自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされるハンドルグリップ(100)のフレームである。第2グリップ部(115)は自転車ハンドルバーの第2側とB方向に結合されることができる。第2グリップ部(115)は右手側(または左手側)自転車ハンドルバーの末端フレームの形状に合わせて結合できるように、すなわちハンドルバーのフレームを取り囲むことができるように内部が空いた形状で製造できる。例えば、自転車ハンドルバーの末端フレームが一字状の場合にハンドルグリップ(100)が使われる場合ならば、第2グリップ部(115)は長い円筒状で中が空いた形状を持つように製造できる。例えば、自転車ハンドルバーの末端フレームがアーチ状で曲がった形状の場合にハンドルグリップ(100)が使われる場合ならば、第2グリップ部(115)はアーチ状で中が空いた形状を持つように製造できる。
【0057】
第2グリップ部(115)は伸縮性のあるゴムまたはスポンジ材質で製造できる。第2グリップ部(115)は自転車ハンドルバーと組み合わされる材質の一部が自転車ハンドルバーの軸方向に切開され、自転車ハンドルバーに着脱できるようにする切開部(160)を含むことができる。第2グリップ部(115)は切開部(160)を広げてハンドルバーのフレームにかぶせることができ、第1グリップ部(110)は伸縮性のあるゴム材質の特性によってハンドルバーフレームにかぶせられたまま固定できる。第2グリップ部(115)は、切開部(160)を基準に切開部(160)が開かないようにするねじ結合構成をさらに含めてハンドルバーフレームにかぶせられたまま固定されることができる。
【0058】
第2電極部(125)は、ユーザーが第2グリップ部(115)を把持する場合、ユーザーの第2身体表面(ex.右手)と接触できるように、第2グリップ部(115)の外部に現れるように構成できる。例えば、第2電極部(125)は、第2グリップ部(115)の外部を取り囲む環状で製造することができる。例えば、第1グリップ部(110)が切開部(160)を含む場合には、第1電極部(120)は切開部(160)の離隔した分だけ切れた環状態で製造できる。
【0059】
一例として、第2電極部(125)は第2入力電極(126)および第2出力電極を含むことができる。例えば、ユーザーが右手で第2グリップ部(115)を把持する場合、第2入力電極(126)はユーザーの右手の親指が接触し、第2出力電極はユーザーの右手の手のひらが接触するように配置されることができる。また、ユーザーが右手で第2グリップ部(115)を把持する場合、第2入力電極(126)はユーザーの右手の手のひらが接触し、第2出力電極はユーザーの右手の親指が接触するように配置されることができる。すなわち、第2グリップ部(115)で配置される第2入力電極(126)と第2出力電極の配置順序は設計によって互いに変わることができる。第2電極部(125)が含む電極の種類および構成は、上述の例に限らず、適用する体成分測定技法によって多様な実施例に変形することができる。
【0060】
図4に示されたケーブル部(130)は、図2に示されたケーブル部(130)から延びた構成であることができる。図2および図4を参照すれば、ケーブル部(130)は第1入力電極(121)と第2入力電極(126)を連結する第1電線(131);第1出力電極(122)と第2出力電極を連結する第2電線(132);および第1電線(131)および第2電線(132)を互いに電気的に絶縁させ、外部衝撃や異物の流入から保護(ex.防水)されるように構成された被覆(133)を含むことができる。
【0061】
本明細書の実施例で説明される第1電極部(120)および第2電極部(125)は2つの電極を有するものと例示されるが、例示された電極の数と構成は理解のための例であるだけで、体成分測定技法によって4つの電極を使用するなど多様な形状の構成もまた本明細書の実施例として含まれることができる。
【0062】
図5は、一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)の回路図である。
【0063】
図5を参照すれば、ハンドルグリップ(100)は自転車ハンドルバーの第1側に組み合わされる第1グリップ部(110)、自転車ハンドルバーの第2側に組み合わされる第2グリップ部(115)、第1グリップ部(110)と第2グリップ部(115)を電気的に連結するケーブル部(130)を含むことができる。
【0064】
第1グリップ部(110)は第1入力電極(121)、第1出力電極(122)およびモジュール空間(140)に配置された電子モジュール(150)を含むことができる。第2グリップ部(115)は、第2入力電極(126)および第2出力電極を含むことができる。ケーブル部(130)は、第1入力電極(121)と第2入力電極(126)を連結する第1電線(131);第1出力電極(122)と第2出力電極を連結する第2電線(132);および第1電線(131)および第2電線(132)を互いに電気的に絶縁させるように構成された被覆(133)を含むことができる。
【0065】
電子モジュール(150)はユーザーが第1グリップ部(110)と第2グリップ部(115)を把持した場合、第1電極部(120)から第2電極部(125)に電流が流れるように動作させることができる。
【0066】
一実施例による電子モジュール(150)は、電源部(151)、制御部(152)および通信部(153)を含むことができる。
【0067】
電源部(151)は第1電極部(120)に電流を供給するように電源を供給するバッテリーを含むことができる。電源部(151)は自転車ペダルの物理的エネルギーを電気的エネルギーに切り替えるようにする外部の充電装置と連結され、自家充電方式で充電できる。制御部(152)は第1電極部(120)に供給される電流の特性を制御でき、ユーザーの身体が接触した状態で第1入力電極(121)、第2入力電極(126)、第2出力電極、第1出力電極(122)に電気が流れる場合、第1電極部(120)の電気的特性を測定することができる。通信部(153)は電気的特性に関する情報を外部装置に伝送できる。電子モジュール(150)は電源部(151)、制御部(152)、通信部(153)の動作に対するコマンドを保存するメモリをさらに含むことができる。
【0068】
一実施例によれば、ユーザーが第1グリップ部(110)と第2グリップ部(115)を把持した場合、電子モジュール(121)が第1入力電極(121)に電流を流すと、第1入力電極(121)と第1出力電極(122)はユーザーの左手によって電気的に連結された状態であり、第2入力電極(126)と第2出力電極はユーザーの右手によって電気的に連結された状態なので、第1入力電極(126)、第2出力電極、第1出力電極(122)に電流が循環する。この時、電子モジュール(150)は第1入力電極(121)、第2入力電極(126)、第2出力電極、第1出力電極(122)に流れる電気的特性(ex.ユーザーの生体インピーダンス)を測定することができる。
【0069】
制御部(152)は第1電極部(120)で既に設定されたユーザーのタッチパターンを感知すれば、第1電極部(120)に電気が供給されるように制御して第1電極部(120)に流れる電気的特性を測定することができる。一例として、既に設定されたユーザーのタッチパターンは、短いタッチおよび長いタッチのうち少なくとも一つの入力による組み合わせで構成されることができる。例えば、既に設定されたユーザーのタッチパターンは、あらかじめ定められた回数の短いタッチの入力、あらかじめ定められた回数の長いタッチの入力、短いタッチと長いタッチの交差入力などを含むことができる。他の例として、既に設定されたユーザーのタッチパターンは短いタッチまたは長いタッチが組み合わせられ、モールス符号に基づいて構成されることができる。例えば、本開示の一実施例で短いタッチはあらかじめ定められた第1時間(例、100ms)未満で発生するタッチ入力であってもよく、長いタッチはあらかじめ定められた第1時間(例、100ms)以上で発生するタッチ入力を含むことができる。
【0070】
図5の回路で、人間の体成分情報分析のために、ハンドルグリップ(100)に印加する電流の特性と、回路で測定する電気的特性に対する情報は例示した実施例に限らず、現存する体成分測定技法または未来に適用できる体成分測定技法の多様な実施例を適用して具現できる。
【0071】
図6は、一実施例による体成分測定用自転車ハンドルグリップ(100)の斜視図である。
【0072】
図6を参照すれば、第1グリップ部(110)または第2グリップ部(115)は自転車ハンドルバーと組み合わされる材質の一部が自転車ハンドルバーの軸方向に沿って切開され、自転車ハンドルバーに着脱が可能な構造を持たせる切開部(111)を含むことができる。第1グリップ部(110)は自転車ハンドルバーの第1側とA方向に結合できる。第2グリップ部(115)は自転車ハンドルバーの第2側とB方向に結合できる。
【0073】
図7は、一実施例によるユーザー端末(200)の機能ブロック図である。
【0074】
図7を参照すれば、ユーザー端末(200)はメモリ(210)、プロセッサー(220)、入出力インターフェース(230)および通信インターフェース(240)を含むことができる。
【0075】
メモリ(210)はプロセッサー(220)の動作を実行できるコマンドを保存できる。例えば、メモリ(210)は、後述するプロセッサー(220)の動作と対応する動作を行うようにするコンピュータコードを保存することができる。
【0076】
プロセッサー(220)は、ユーザー端末(200)の全般的な動作を制御できる。後述の実施例で例示されるユーザー端末(200)の動作はプロセッサー(220)の動作として理解できる。
【0077】
入出力インターフェース(230)は、ユーザー端末(200)を制御するユーザーが特定情報を入力するようにするか、ユーザーに特定情報を出力するハードウェアインターフェースまたはソフトウェアインターフェースを含むことができる。
【0078】
通信インターフェース(240)はユーザー端末(200)が通信網を通じてハンドルグリップ(100)と情報を送受信できるようにする。このために、通信インターフェース(240)は無線通信モジュールまたは有線通信モジュールを含むことができる。
【0079】
ユーザー端末(200)はユーザーに対する年齢、性別、身長および体重に対する情報を含むユーザー情報を保存することができる。ユーザー端末(200)は、ハンドルグリップ(100)から受信した電気的特性についての情報とユーザー情報からユーザーの体成分情報(ex.体脂肪量、体脂肪率、タンパク質量、体水分量、筋肉量、BMI数値など)を判別できる。ユーザー端末(200)が電気的特性に対する情報とユーザー情報からユーザーの体成分情報を分析する技法は現存する多様な体成分分析技法を適用できる。
【0080】
ユーザー端末(200)は体成分測定結果を用いてユーザーに適した多様な連係サービスを提供することができる。
【0081】
一実施例によれば、ユーザー端末(200)はユーザーが自転車に乗る前の第1時点にハンドルグリップ(100)で測定した第1電気的特性を受信して第1体成分情報を判別し、ユーザーが自転車に乗った後の第2時点にハンドルグリップ(100)で測定した第2電気的特性を受信して第2体成分情報を判別することができる。ユーザー端末(200)は、第1体成分情報および第2体成分情報を比較して発生した「体成分変化情報」と、ユーザーが第1体成分情報と第2体成分情報を測定した間隔の間、自転車を利用しながら行った「イベント情報」を活用して新たに導き出される情報を提供することができる。
【0082】
例えば、イベント情報は第1時点と第2時点の間にユーザーが自転車で移動したコース情報を含むことができる。コース情報は、ユーザーが自転車に乗る間、ユーザー端末(200)によって追跡されたリアルタイム位置情報に基づいて地図情報の上に生成できる。ユーザー端末(200)は、第1体成分情報と第2体成分情報の変化程度について所定のアルゴリズムを適用して点数を導き出すことができる。例えば、ユーザー端末(200)は、第1体成分情報と第2体成分情報を測定した間隔の間、体脂肪量、体脂肪率、タンパク質量、体水分量、筋肉量、BMI数値のいずれかの変数に対する変化程度が大きいほど高い点数を算出するアルゴリズムが使用できる。ユーザー端末(200)は、ユーザーが移動したコースに対して算出された点数をマッピングして保存することができる。ユーザー端末(200)は、コースにマッピングされた点数を他のユーザーと共有することができる。ユーザーはコースにマッピングされた点数に基づいて、どのコースが体成分の変化に良いかについての客観的な判断に助けを得ることができる。
【0083】
一実施例によれば、ユーザー端末(200)はユーザーが自転車に乗った日付別にハンドルグリップ(100)で測定した電気的特性を受信して日付別の体成分情報を判別および保存することができる。ユーザー端末(200)は日付別の体成分情報に基づいた運動スケジューリングサービスを提供することができる。
【0084】
例えば、ユーザー端末(200)はユーザーが自転車を利用した日付別に、リアルタイム位置情報に基づいて自転車の利用時間、移動距離、運動コースおよび体成分情報を保存し、ユーザーに体成分情報の変化推移に対する情報を提供することができる。ユーザーは、ユーザー端末(200)に自分が目標とする目標体成分情報と目標日付を入力することができる。例えば、目標体成分情報は、ユーザーが目標とする体脂肪量、体脂肪率、タンパク質量、体水分量、筋肉量、BMI数値のいずれかの数値を含むことができる。目標日は年、月、日で構成された時間情報を含むことができる。ユーザー端末(200)は目標体成分情報と日付別に測定された体成分情報を比較し、目標日付まで目標体成分情報を達成するために遂行しなければならない運動量、運動コース、運動時間、運動距離をおすすめすることができる。
【0085】
一実施例によれば、ユーザー端末(200)はユーザーがハンドルグリップ(100)で測定した電気的特性を受信して体成分情報を判別し、判別された体成分情報に基づいてユーザーに必要な商品情報を提供する動作を遂行することができる。
【0086】
例えば、ユーザー端末(200)は判別された体成分情報に基づいて前記ユーザーの左腕、右腕、左足および右足に対する筋肉量を分析することができる。ユーザー端末(200)は、ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち筋肉量が既に設定された数値以下で判別された部位を補強するための運動商品をおすすめすることができる。ユーザー端末(200)は、ユーザーの左腕、右腕、左足および右足のうち脂肪量が既に設定された数値以上に判別された部位を補強するための運動商品をおすすめすることができる。ユーザー端末(200)は左腕、右腕、左足および右足それぞれの筋肉量を増強させたり、脂肪量を減らすために使われる商品情報を保存する外部DBサーバーと連動して商品情報をユーザーに提供することができる。
【0087】
一実施例によれば、ユーザー端末(200)はユーザーが設定しておいた入力パターンによって、入力パターンがハンドルグリップ(100)に感知されればハンドルグリップ(100)が動作するように設定できる。例えば、ユーザー端末(200)はユーザーから所定のタッチパターンを入力され、ハンドルグリップ(100)に前記タッチパターンに対する情報を伝送することができる。ハンドルグリップ(100)は受信したタッチパターンに対する情報を保存することができる。以後、ハンドルグリップ(100)にユーザーの入力パターンが感知されれば、ハンドルグリップ(100)は第1電極部(120)に電気が供給されるように制御して第1電極部(120)に流れる電気的特性を測定することができる。
【0088】
上述した実施例によれば、ユーザーは既存に使用する自転車のハンドルグリップ(100)を交換するだけで、自分の自転車で簡単に体成分測定を行うことができる。特に、屋外で使用する屋外用自転車、ウエイトトレーニングを目的に室内で使用するフィットネス用自転車などの種類の制限なしに、ユーザーが両手で持てるハンドルバーがあれば、ハンドルバーに本明細書の実施例によるハンドルグリップ(100)を装着し、ハンドルグリップ(100)と連動するアプリケーションをユーザー端末(200)に設置するだけで手軽に体成分測定を行うことができる。
【0089】
これにより、本明細書の実施例は自転車コース別の体成分変化情報を測定したビッグデータ結果によってユーザーにコースをおすすめするサービス、ユーザーの体成分情報に基づいて一日の運動をスケジューリングするサービス、ユーザーの身体状態によってオーダーメード商品をおすすめするサービスなどの多様な連係サービスを提供することができる。本明細書の実施例は自転車が健康を維持するために実生活で接することができる移動器具という用途を越え、自転車を通じてどこでも体成分情報を測定できるヘルスケア装置として使われるという新しい概念を提示することができる。
【0090】
本明細書の多様な実施例およびこれに使用された用語は、本明細書に記載された技術的特徴を特定の実施例に限定しようとするものではなく、当該実施例の多様な変更、均等物、または代替物を含むものと理解されなければならない。図面の説明に関して、類似または関連する構成要素については、類似した参照符号が使用されることができる。アイテムに対応する名詞の単数形は、関連する文脈上、明らかに異なる指示をしない限り、アイテム1個または複数個を含むことができる。
【0091】
本書において、「AまたはB」、「AおよびBのうち少なくとも一つ」、「AまたはBのうち少なくとも一つ」、「A、BまたはC」、「A、BおよびCのうち少なくとも一つ」、および「A、B、またはCのうち少なくとも一つ」のような文句のそれぞれは、その文句のうち該当する文句に一緒に羅列された項目のすべての可能な組み合わせを含むことができる。「第一」、「第二」、または「一つ目」または「二つめ」のような用語は、単に該当構成要素を他の該当構成要素と区分するために使用されることができ、該当構成要素を他の側面(例:重要性または順序)に限定しない。ある(例:第一)構成要素が異なる(例:第二)構成要素に、「機能的に」または「通信的に」という用語とともに、またはこのような用語なしに、「カップルド」または「コネクテッド」と言及された場合、それはある構成要素が他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、または第三構成要素を通じてつながりうることを意味する。
【0092】
本明細書で使用された用語の「モジュール」は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアで具現されたユニットを含むことができ、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、または回路などの用語と相互互換的に使用されることができる。モジュールは、一体に構成された部品、或いは、一つまたはそれ以上の機能を遂行する、部品の最小単位またはその一部となりうる。例えば、一実施例によれば、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で具現できる。
【0093】
本明細書の多様な実施例は、機器(例:電子装置)によって読み取ることができる保存媒体(例:メモリ)に保存された一つ以上の命令語を含むソフトウェア(例:プログラム)として具現されることができる。保存媒体は、RAM(random access memory)、メモリバッファ、ハードドライブ、データベース、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable read-only memory)、ROM(read-only memory)および/またはその他を含むことができる。
【0094】
また、本明細書の実施例のプロセッサは、保存媒体から保存された一つ以上の命令語のうち少なくとも一つの命令を呼び出し、それを実行することができる。これは機器が呼び出された少なくとも一つの命令語によって少なくとも一つの機能を遂行するように運営されることを可能にする。このような一つ以上の命令語は、コンパイラによって生成されたコードまたはインタプリタによって実行できるコードを含むことができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)および/またはその他でも良い。
【0095】
機器で読み取れる保存媒体は、非一時的(non-transitory)保存媒体の形態で提供されることができる。ここで、「非一時的」は、保存媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(例:電磁波)を含まないことを意味するだけであり、この用語はデータが保存媒体に半永久的に保存される場合と臨時的に保存される場合を区分しない。
【0096】
本明細書に開示された多様な実施例による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されることができる。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者および購入者間で取引されることができる。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取れる保存媒体(例:compact disc read only memory(CD-ROM))の形で配布されるか、またはアプリケーションストア(例:プレイストア)を通じて、または二つのユーザーデバイス(例:スマートフォン)の間で直接、オンラインで配布(例:ダウンロードまたはアップロード)されることができる。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、メーカーのサーバー、アプリケーションストアのサーバー、または中継サーバーのメモリといった機器で読み取れる保存媒体に少なくとも一時保存されたり、臨時的に生成されることができる。
【0097】
様々な実施例によれば、記述した構成要素のそれぞれの構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、単数または複数の個体を含むことができる。様々な実施例によれば、前述した該当構成要素のうち一つ以上の構成要素または動作が省略されるか、或いは一つ以上の他の構成要素または動作が追加されることができる。概ね、または追加的に、複数の構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、一つの構成要素に統合されることができる。このような場合、統合された構成要素は、複数の構成要素それぞれの構成要素の一つ以上の機能を、統合以前の複数の構成要素のうち、該当構成要素によって遂行されるものと同一または類似に遂行することができる。多様な実施例によれば、モジュール、プログラム、または他の構成要素によって遂行される動作は、順次、並列的に、繰り返して、またはヒューリスティックに実行されたり、動作のうち一つ以上が他の順序で実行されたり、省略されたり、または一つ以上の他の動作が追加されることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7