(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-04
(45)【発行日】2024-09-12
(54)【発明の名称】エアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド
(51)【国際特許分類】
B60R 21/2165 20110101AFI20240905BHJP
B60R 21/205 20110101ALI20240905BHJP
B60K 37/20 20240101ALI20240905BHJP
【FI】
B60R21/2165
B60R21/205
B60K37/20
(21)【出願番号】P 2019220492
(22)【出願日】2019-12-05
【審査請求日】2022-08-15
(31)【優先権主張番号】10-2019-0082504
(32)【優先日】2019-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA CORPORATION
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】519434880
【氏名又は名称】ケイビーアイ東国実業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】513013942
【氏名又は名称】ヒュンダイ・モービス・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安 在 憲
(72)【発明者】
【氏名】梁 昶 熏
(72)【発明者】
【氏名】鄭 イク ジン
(72)【発明者】
【氏名】韓 勝 植
(72)【発明者】
【氏名】孫 東 一
(72)【発明者】
【氏名】姜 昌 佑
(72)【発明者】
【氏名】玄 昇 桓
【審査官】神田 泰貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-113883(JP,A)
【文献】特開2009-107587(JP,A)
【文献】特開2007-161062(JP,A)
【文献】特開2019-217937(JP,A)
【文献】米国特許第06089642(US,A)
【文献】特開2014-076762(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/16 - 21/33
B60K 35/00 - 37/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラッシュパッドベース部と、
前記クラッシュパッドベース部
のうちエアーバッグドアと向かい
合う部分であるエアーバッグドア展開部と、
前記エアーバッグドア展開部
に形成され、前記エアーバッグドア間の中央部の展開ラインに沿って形成される展開誘導ホールと、
前記クラッシュパッドベース部の上面に位置するフォーム層部と、を備え、
前記展開誘導ホールは、クラッシュパッドベース部の上面に位置する上部ホールと、前記クラッシュパッドベース部の下面に位置する下部ホールと、で構成され、
前記上部ホールは、前記フォーム層部と接するように構成され、前記フォーム層部の少なくとも一部が前記上部ホールの内側に引き込まれて、熱変形を防止するための体積補償を行うように構成されることを特徴とするエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項2】
前記展開誘導ホールが位置する前記エアーバッグドア展開部の背面に設けられた少なくとも一つの補強部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項3】
前記展開ライン
と互いに向かい合う
前記エアーバッグドア展開部の領域
には切り取り部が
設けられることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項4】
前記切り取り部は、エアーバッグドア展開部が開放される展開ラインに位置することを特徴とする請求項3に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項5】
前記下部ホールは、前記クラッシュパッドベース部の高さ方向に高くなるほど断面幅が狭くなるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項6】
前記上部ホールと前記下部ホールとの間には、クラッシュパッドベース部と一体に構成される連結部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項7】
前記フォーム層部の上面に位置するスキン部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項8】
前記下部ホールは前記連結部を中心に左右側の
同じ高さでの縦断面積が異なるように構成されることを特徴とする請求項6に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【請求項9】
前記連結部を基準に前記下部ホールの
下部一側の断面積が、
上部他側
の断面積に比べて20%~30%広くなるように構成されることを特徴とする請求項8に記載のエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッドに係り、より詳しくは、真空成形で製作されるクラッシュパッドベース部に展開ラインに沿って設けられる展開誘導ホールを一体に製造できるクラッシュパッドに関するものであり、エアーバッグドアと向かい合うエアーバッグドア展開部を含むクラッシュパッドに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、自動車のクラッシュパッドは、運転席及び助手席の前面にわたって設置される内蔵材であり、計器盤、センターフェイシアパネル、エアーダクトなどが設置される開放口を有する。
一般に、運転席用エアーバッグはステアリングホイール内に組み込まれるが、助手席側のエアーバッグは、助手席前方のクラッシュパッド内に設置される。
すなわち、前記クラッシュパッドにエアーバッグドア展開部を一体に射出成形し、このエアーバッグドア展開部の底部に、エアーバッグハウジングを含むエアーバッグモジュールを装着する。
ただし、クラッシュパッドベース部を射出成形する場合、熱変形によってクラッシュパッドベース部の垂下りが発生しており、且つ射出工程後に多数の後加工工程を必要とするため、経済的な面において問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】大韓民国出願特許10-2004-0024085号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、多数の後加工工程を排除して一体に射出されるように構成されるクラッシュパッドベース部を提供することを目的とする。
また、本発明は、クラッシュパッドベース部に形成される展開ラインを含み、エアーバッグドアの展開に対応して一体に開放されるエアーバッグドア展開部を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、クラッシュパッドベース部と、該クラッシュパッドベース部に位置するエアーバッグドアと向かい合うように位置するエアーバッグドア展開部と、エアーバッグドア展開部の展開ラインに沿って形成される展開誘導ホールとを備えることを特徴とする。
【0006】
前記展開誘導ホールが位置する前記エアーバッグドア展開部の背面に少なくとも一つの補強部をさらに備えることを特徴とする。
【0007】
前記展開ラインは、前記展開ラインが互いに向かい合う領域に位置する切り取り部をさらに含むことを特徴とする。
【0008】
前記切り取り部は、エアーバッグドア展開部が開放される展開ラインに位置することを特徴とする。
【0009】
前記展開誘導ホールは、クラッシュパッドベース部の上面に位置する上部ホールと、前記クラッシュパッドベース部の下面に位置する下部ホールとで構成されることを特徴とする。
【0010】
前記下部ホールは、前記クラッシュパッドベース部に近接するほど断面幅が狭くなるように構成されることを特徴とする。
【0011】
前記上部ホールと前記下部ホールとの間にはクラッシュパッドベース部と一体に構成される連結部をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
前記クラッシュパッドベース部の上面に位置するフォーム層部をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
前記フォーム層部の上面に位置するスキン部をさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、後加工工程が排除されるように一体に構成されるエアーバッグドア展開部を含むので、経済的な面において効果がある。
また、エアーバッグドア展開部に沿って形成される多数の補強部によってフォーム層部の不良率を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施例であり、スキン真空成形工法によって製作されたクラッシュパッドアセンブリーを示す斜視図である。
【
図2】Aは、本発明の一実施例であり、展開誘導ホールを含むクラッシュパッドの側断面図である。 Bは、本発明の一実施例であり、スキン真空成形工法によって製作されたクラッシュパッドにおける展開誘導ホールの側断面図である。 Cは、本発明の一実施例であり、展開誘導ホールを含むクラッシュパッドの製造過程の側断面図である。
【
図3】Aは、本発明の一実施例であり、エアーバッグドアに対応するエアーバッグドア展部の下面に位置する補強部を示す図である。 Bは、本発明の一実施例であり、補強部の拡大図である。
【
図4】本発明の一実施例であり、切り取り部を含むエアーバッグドア展開部の背面図である。
【
図5】本発明の一実施例であり、真空ホールを含むエアーバッグドア展開部の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明について図面を参照してさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施例であり、クラッシュパッドアセンブリーの斜視図であって、エアーバッグドア展開部110を含むクラッシュパッドベース部100の形状を示している。
また、
図2A及びBは、クラッシュパッドベース部100のエアーバッグドア展開部110の領域を示す側断面図であり、Cは、エアーバッグドア展開部110の成形を行うための上型500と下型600の結合関係を示している。
本発明は、クラッシュパッドアセンブリーに関し、特に、クラッシュパッドベース部100を製造するとき、エアーバッグドア展開部110を容易に展開するように展開ラインを含み、展開ラインの少なくとも一部に形成される展開誘導ホール120を提供する。
クラッシュパッドベース部100に位置する展開ラインは、エアーバッグドア400が展開する位置に対応するように構成でき、より好ましくは、両開型エアーバッグドア400がクラッシュパッド上端にヒンジ軸を基準に回転開放される場合、両開ドアの中央部に位置するように構成できる。
本発明の一実施例では、両開ドアが開放されるクラッシュパッドベース部100の中央部及び両開ドアが開放される側面領域のうち少なくとも一つの位置に展開ラインを形成するように構成される。
なお、エアーバッグドア展開部110はエアーバッグドア400の一端を基準に回転するドアに対応するように構成され、クラッシュパッドベース部100から破綻して回転する部分に位置するように展開ラインを含むことができる。
また、本発明は、クラッシュパッドベース部100の上面に積層されるフォーム層部200とスキン部300の陥没を防止するためのエアーバッグドア展開部110を含むクラッシュパッドを提供する。
【0017】
図示の通り、クラッシュパッドは、運転手が運転しやすいように運転台と計器盤などが前面部分に設置されるプラスチックパネルを総称するもので、運転席と助手席の間に空気調和ボタン、温度調節ボタン及びオーディオなどが設置されるセンターフェイシアに連接して設置される。
クラッシュパッドベース部100は射出コアで構成され、射出工法によってクラッシュパッドベース部100を製作することができる。
本明細書に開示される射出工法は、IMG射出方式(In Mold Grain)、真空成形射出方式(Male,Female)などの様々な成形工法を含むことができる。
より好ましくは、本発明の一実施例では、クラッシュパッドベース部100は下型600と上型500によって射出成形されるように構成され、展開誘導ホール120を形成できるように構成される上型500の突出部と下型600の突出部を含む。
クラッシュパッドベース部100の上面には、ポリプロピレン(Polypropylene;PP)で構成されるフォーム層部200を含み、フォーム層部200の上面にはスキン部300が設けられる。
【0018】
フォーム層部200はクラッシュパッドベース部100の上面に位置するように発泡工程によって積層され、展開誘導ホール120に沿ってフォーム層部200の少なくとも一部が引き込まれる。
より好ましくは、上部ホール121に沿ってフォーム層部200の一部が引き込まれるようにし、エアーバッグドア展開部110の体積を補償し、熱変形を防止することができる。
すなわち、上部ホール121を含むクラッシュパッドベース部100の上面に積層されるフォーム層部200は、上部ホール121の内側に少なくとも一部が引き込まれ、上部ホール121による体積損失を防止するように体積補償を行うことができる。
本発明の一実施例において、上部ホール121は、1.0mm~1.5mm直径の円形孔とする。
クラッシュパッドベース部100と一体に形成されるエアーバッグドア展開部110を備えることができ、エアーバッグドア展開部110はエアーバッグドア400と対応する位置に設けられる。
エアーバッグドア展開部110は、エアーバッグドア400を開放しやくする展開ラインを有し、さらに、展開ラインの少なくとも一部に設けられる展開誘導ホール120を含むように構成される。すなわち、展開誘導ホール120は、エアーバッグドア400の展開線(tear seamline)と実質的に対応する位置に設けられる。
【0019】
このような展開誘導ホール120を含む展開ラインは、クラッシュパッドベース部100において二重の展開誘導部となり、エアーバッグドア400をより展開しやすくさせる。
なお、展開誘導ホール120は、クラッシュパッドベース部100の成形段階で一体に形成され、上型500の突出部と下型600の突出部とが向かい合う位置に設けられる。
下型600の突出部は、上型500の突出部に隣接する位置に行くほど断面が小さくなり、より好ましくは、左右非対称の台形となる。
上型500及び下型600の突出部は、円筒形又は円錐台の形状を有することができ、本発明の一実施例では、上型500の突出部は円筒形状にし、下型600の突出部は円錐台の形状にして展開誘導ホール120を形成する。
また、上型500の突出部と下型600の突出部によってそれぞれ形成される上部ホール121と下部ホール122との間には連結部130が設けられる。該連結部130は、クラッシュパッドベース部100から延びて、上型500と向かい合う位置に上部ホール121が設けられ、下型600と向かい合う位置に下部ホール122が設けられるように区画する。
【0020】
連結部130は上部ホール121と下部ホール122との間に厚さ0.1mm~0.2mmで形成され、エアーバッグ展開時に発生する張力によって切開できる。
下部ホール122は、連結部130に隣接している一端から遠ざかるほど断面が広くなっており、エアーバッグドア400の展開時にエアーバッグドア展開部110に印加される張力によって連結部130がより容易に展開されるようにする。
下部ホール122は、連結部130に隣接している端部は断面積0.5mm~2mm径の円形であり、連結部から遠ざかるほど断面積が大きくなる形状とすることができる。
より好ましくは、クラッシュパッドベース部100の厚さ方向の連結部130の中心線を基準に下部ホール122の左右断面の広さを比較したとき、一側が他側に比べて少なくとも20%小さい面積を有する台形の形状を有している。
【0021】
より好ましくは、断面積が小さい一側は他側と20%~30%の広さの差を有するように構成される。
このように断面積の縮小領域を含むことにより、クラッシュパッドベース部100の上部に形成されるフォーム層部200とスキン部300の熱たわみ又は自重によるたわみを防止することができる。
要するに、下部ホール122はクラッシュパッドベース部100の断面図上において、連結部130を中心に左右側が異なる断面積を有するように構成され、断面積の小さい一側は他側の断面積に比べて20%~30%小さく構成される。
上部ホール121は下部ホール122よりも小さく、スキンの真空成形の際に連結部130が破綻することを防止し、外観の陥没を最小化できるように設けられる。
図3Aは、本発明のエアーバッグドア展開部110において、熱たわみを防止するために、エアーバッグドア展開部110の背面に設けられて下部ホール122に位置する少なくとも一つの補強部140を示している。
【0022】
図示の通り、補強部140は、クラッシュパッドベース部100と同じ物性のもので構成でき、クラッシュパッドベース部100の射出時に一体に構成される。また、補強部140は、エアーバッグドア展開部110の背面において少なくとも一部に位置するように構成され、本発明の一実施例では、エアーバッグドア展開部110の背面に位置する展開誘導ホール120に沿って等間隔で構成される。
補強部140は、下部ホール122の形状に応じて構成され、クラッシュパッドベース部100と向かい合う位置に切開ラインを有するように形成され、エアーバッグ展開時にエアーバッグドア展開部110の展開力に前記補強部140とクラッシュパッドベース部100との締付力が反力として働かないように構成される。
上記の補強部140は、
図3Bに示すように、下部ホール122に隣接して位置する補強部140の構成を示している。
すなわち、補強部140は、展開誘導ホール120の下部ホール122が構成される位置に、下部ホール122の断面と同じ形状を有するリブで構成され、下部ホール122の少なくとも一部に挿入されてクラッシュパッドベース部100と連結されるように構成される。
【0023】
補強部140は、フォーム層部200の荷重及び高温環境による、フォーム層部200及びクラッシュパッドベース部100の熱たわみを防止するものであり、下部ホール122に沿って等間隔で構成される。
図4は、本発明の一実施例であり、エアーバッグドア展開部110の開放を容易にさせるための切り取り部150を示している。
図示の通り、切り取り部150は展開誘導ホール120に沿って少なくとも一つ設けられるものであり、両開型エアーバッグドア400と対応するように構成されるエアーバッグドア展開部110の開放される領域に少なくとも一つの切り取り部150を構成することができる。
本発明の一実施例では、両開型エアーバッグドア400の左右ドアがそれぞれ開放される場合、これに対応するように切り取り部150が構成される。例えは、切り取り部150は、展開誘導ホール120、及び展開誘導ホール120の両端の垂直に形成される展開ラインに位置するように構成される。
【0024】
なお、展開誘導ホール120に沿って位置する切り取り部150は、少なくとも一つが位置するように構成され、それぞれの切り取り部150は10mmの長さを有するように構成される。
切り取り部150は、後述する真空ホール160と共に、エアーバッグドア400の展開によるエアーバッグドア展開部110の展開性能を向上させることができ、クラッシュパッドベース部100と一体に射出され得るように上型500又は下型600を製作することができる。
図5は、本発明の一実施例であり、真空ホール160を含む展開ラインを示している。
図示の通り、真空ホール160は展開ラインに沿って一定の間隔を有するように構成され、切り取り部150と重なって或いは独立して展開ラインに沿って設けられる。
なお、本発明では、切り取り部150の構成と真空ホール160の構成は同じ構成として判断され、同一対象を指すことができる。
上記のように、本発明は、クラッシュパッドベース部100と一体に形成されるエアーバッグドア400に対応する展開ライン、補強部140、切り取り部150、連結部130などを含むので、後加工無しで一体の射出成形によって製造できるクラッシュパッドアセンブリーを提供する。
【0025】
以上、本発明に関する好ましい実施例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0026】
100 クラッシュパッドベース部
110 エアーバッグドア展開部
120 展開誘導ホール
121 上部ホール
122 下部ホール
130 連結部
140 補強部
150 切り取り部
160 真空ホール
200 フォーム層部
300 スキン部
400 エアーバッグドア
500 上型
600 下型