(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-04
(45)【発行日】2024-09-12
(54)【発明の名称】椅子
(51)【国際特許分類】
A47C 7/00 20060101AFI20240905BHJP
A47C 7/42 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
A47C7/00 B
A47C7/42
(21)【出願番号】P 2020016157
(22)【出願日】2020-02-03
【審査請求日】2023-01-11
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 1.展示日 :令和1年11月6日~令和1年11月8日 展示会名、開催場所 :オカムラグランドフェア 2019 オカムラガーデンコートショールーム(東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ガーデンコート3階) 公開者 :株式会社オカムラ 2.展示日 :令和1年11月20日~令和1年11月22日 展示会名、開催場所 :HOSPEX Japan 2019 :東京ビッグサイト 西1・2ホール(東京国際展示場) :(東京都江東区有明3‐11‐1) 公開者 :株式会社オカムラ 3.ウェブサイトの掲載日 :令和1年11月5日 ウェブサイトのアドレス :オフィス総合カタログ2020(http://gmd.okamura.jp/iportal/cv.do?c=27374300000&pg=1&v=OKM05&pp=R) 公開者 :株式会社オカムラ 4.ウェブサイトの掲載日 :令和2年1月17日 ウェブサイトのアドレス :パブリック[公共施設]新製品カタログ 2020(http://gmd.okamura.jp/iportal/CatalogDetail.do?method=initial_screen&volumeID=OKM05&categoryID=2323290000&catalogID=27410810000&type=mc&position=1&sortKey=&sortOrder=) 公開者 :株式会社オカムラ 5.ウェブサイトの掲載日 :令和2年1月17日 ウェブサイトのアドレス: ヘルスケア[医療・福祉施設]総合カタログ2020-2021(http://gmd.okamura.jp/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&volumeID=OKM05&catalogId=27535980000&pageGroupId=1&catalogCategoryId=&designConfirmFlg=&keyword=) 公開者 :株式会社オカムラ
(73)【特許権者】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(72)【発明者】
【氏名】中村 里奈
(72)【発明者】
【氏名】白土 航平
【審査官】齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】特開平02-063415(JP,A)
【文献】特開2002-010870(JP,A)
【文献】特開平08-010090(JP,A)
【文献】特開平02-063414(JP,A)
【文献】米国特許第5326155(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 1/00-15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面上に設置される支持構造体と、
背凭れと座とを含み、前記座の下面に前記支持構造体が固定されることで、前記支持構造体に支持され
た椅子本体と、を備え、
前記椅子本体は、
着座者の荷重を支持する強度部材として機能するシェル部材と、
前記シェル部材に着脱可能に設けられ、前記床面との間に空間部を形成した状態で、少なくとも前記背凭れの背面側で
あって、前記座及び前記支持構造体の固定部分よりも後方に位置する部分で前記シェル部材を覆う背面カバーと、
前記背面カバーの上部において、前記シェル部材に対する前記背面カバーの前後方向への相対移動を規制するとともに、前記シェル部材に対する前記背面カバーの下方への相対移動を許容した状態で前記背面カバーを前記シェル部材に係合する上部係合部と、
前記背面カバーの下部において、前記シェル部材に対する前記背面カバーの下方への相対移動を規制した状態で前記背面カバーを前記シェル部材に固定する下部固定部と、を備え、
前記背面カバーの下部には、前記背面カバーの板厚方向に貫通する挿通孔が形成され、
前記下部固定部は、前記挿通孔を通して前記背面カバーの下部の表面に交差する方向に沿って前記背面カバーの外側から前記背面カバー及び前記シェル部材に挿抜される固定部材を備える椅子。
【請求項2】
前記支持構造体は、
前記椅子本体の幅方向に間隔をあけて設けられた一対の脚部材と、
前記幅方向に延び、一対の前記脚部材同士を連結するとともに、前記シェル部材が連結された連結部材と、を備え、
前記空間部は、一対の前記脚部材同士の間に形成されている請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記シェル部材は、
前記背凭れに作用する前記着座者の荷重を支持する背凭れ荷重支持部と、
前記座に作用する前記着座者の荷重を支持する座荷重支持部と、
前記背凭れ荷重支持部の下端から下方に向かうに従い前方に延び、前記背凭れ荷重支持部と前記座荷重支持部とを連結する連結部と、を一体に備える請求項1又は2に記載の椅子。
【請求項4】
前記下部固定部は、前記連結部に固定されている
請求項3に記載の椅子。
【請求項5】
前記シェル部材のうち、前記椅子本体の幅方向の両端部には、後方に向かって突出し、前記シェル部材に対する前記背面カバーの前記幅方向への移動を規制する突出部が形成されている
請求項1から4のいずれか一項に記載の椅子。
【請求項6】
前記上部係合部は、
前記シェル部材を前記前後方向に貫通する貫通孔と、
前記背面カバーに形成され、前記貫通孔の上端開口縁に前記シェル部材の前面から係止される係止片と、
を備える
請求項1から5のいずれか一項に記載の椅子。
【請求項7】
前記下部固定部は、
前記シェル部材に形成された雌ねじ孔と、
前記背面カバーを通して後方から前記雌ねじ孔に締結される前記固定部材としてのねじ部材と、を備える
請求項1から6のいずれか一項に記載の椅子。
【請求項8】
前記シェル部材の背面から後方に向かって突出し、前記背面に沿って連続して延びるリブをさらに備え、
前記雌ねじ孔は、前記リブの一部に形成されている
請求項7に記載の椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、スタジアムや空港等に設置される椅子において、幅方向に延びる杆材に、1つ以上の椅子本体を設けたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。この種の椅子において、椅子本体の背凭れは、杆材に固定されたフレームに支持された背板と、背板の前面に取り付けられたクッションと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した椅子にあっては、設置場所の関係上、背凭れに対して人や物品等が接触し易く、背凭れが損傷する可能性がある。
しかしながら、上述した従来技術にあっては、フレームに固定された背板にクッションが取り付けられているため、仮に背板のみが損傷した場合でも、背凭れ全体若しくは椅子本体全体を交換する必要があった。したがって、メンテナンス性の向上やランニングコストの削減を図る点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明は、メンテナンス性の向上を図った上で、ランニングコストを削減できる椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る椅子は、床面上に設置される支持構造体と、前記支持構造体に支持され、背凭れと座とを含む椅子本体と、を備え、前記椅子本体は、着座者の荷重を支持する強度部材として機能するシェル部材と、前記シェル部材に着脱可能に設けられ、少なくとも前記背凭れの背面側で前記シェル部材を覆う背面カバーと、前記背面カバーの上部において、前記シェル部材に対する前記背面カバーの前後方向への相対移動を規制するとともに、前記シェル部材に対する前記背面カバーの下方への相対移動を許容した状態で前記背面カバーを前記シェル部材に係合する上部係合部と、前記背面カバーの下部において、前記シェル部材に対する前記背面カバーの下方への相対移動を規制した状態で前記背面カバーを前記シェル部材に固定する下部固定部と、を備え、前記下部固定部は、前記背面カバーの下部の表面に交差する方向に沿って前記シェル部材に挿抜される固定部材を備える。
【0007】
このように、本態様によれば、椅子本体の背面が損傷した場合等において、シェル部材に対して背面カバーを交換するだけで、椅子本体の復旧が可能となる。
特に、本態様では、背面カバーは、上部係合部によって、シェル部材に対する前後方向への相対移動を規制するとともに、下方への相対移動を許容した状態でシェル部材に係合される。また、背面カバーは、下部固定部によってシェル部材に対する下方への相対移動を規制した状態でシェル部材に固定される。これにより、背面カバーは、シェル部材に対し、前後方向及び上下方向への相対移動が規制された状態で、シェル部材に装着される。また、背面カバーを取り外すときには、固定部材によるシェル部材への固定を解除すれば、背面カバーの下方への相対移動の規制が解除される。これにより、背面カバーは、シェル部材に対する下方への相対移動が可能となる。背面カバーを下方に移動させると、上部係合部におけるシェル部材への係合が解除される。このようにして、背面カバーをシェル部材から容易に取り外すことができる。したがって、背面カバーの取り外しを容易に行い、背面カバーを交換する際のメンテナンス性を向上させるとともに、ランニングコストを削減することが可能となる。
【0008】
本発明の一態様に係る椅子において、前記背面カバーの下端と、前記床面と、の間には空間部が形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、背面カバーの下方に空間部が形成される。これにより、例えば背面カバーの取り外し時において、背面カバーを下方に移動させて上部係合部におけるシェル部材への係合を解除したときに、シェル部材から取り外した背面カバーが床面に衝突するのを抑えることができる。また、シェル部材から取り外した背面カバーや、新たにシェル部材に取り付ける背面カバーを、一時的に空間部に置くこともできる。その結果、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる。
【0009】
本発明の一態様に係る椅子において、前記支持構造体は、前記椅子本体の幅方向に間隔をあけて設けられた一対の脚部材と、前記幅方向に延び、一対の前記脚部材同士を連結するとともに、前記シェル部材が連結された連結部材と、を備え、前記空間部は、一対の前記脚部材同士の間に形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、一対の脚部材同士を架け渡す連結部材にシェル部材が連結されるため、椅子本体の直下に形成される空間部を広く確保できる。その結果、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる。
【0010】
本発明の一態様に係る椅子において、前記シェル部材は、前記背凭れに作用する前記着座者の荷重を支持する背凭れ荷重支持部と、前記座に作用する前記着座者の荷重を支持する座荷重支持部と、前記背凭れ荷重支持部の下端から下方に向かうに従い前方に延び、前記背凭れ荷重支持部と前記座荷重支持部とを連結する連結部と、を一体に備えるようにしてもよい。
この構成によれば、背面カバーの荷重を、背凭れ荷重支持部、座荷重支持部、及び連結部を一体に備えたシェル部材の全体で支持することになる。これにより、背面カバーの荷重がシェル部材の一部に集中するのを抑えることができる。したがって、シェル部材の一部を補強する必要性を抑え、シェル部材の構造の簡素化を図ることができる。
【0011】
本発明の一態様に係る椅子において、前記下部固定部は、前記連結部に固定されているようにしてもよい。
この構成によれば、下部固定部が連結部に固定されているため、固定部が後方斜め下方を向くことになる。これにより、固定部材が利用者等から視認されるのを抑制できる。その結果、椅子の美感を向上させることができる。
【0012】
本発明の一態様に係る椅子において、前記シェル部材のうち、前記椅子本体の幅方向の両端部には、後方に向かって突出し、前記シェル部材に対する前記背面カバーの前記幅方向への移動を規制する突出部が形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、シェル部材に対する背面カバーの幅方向への移動を規制することができる。
【0013】
本発明の一態様に係る椅子において、前記上部係合部は、前記シェル部材を前記前後方向に貫通する貫通孔と、前記背面カバーに形成され、前記貫通孔の上端開口縁に前記シェル部材の前面から係止される係止片と、を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、係止片を貫通孔の上端開口縁にシェル部材の前面から係止させることで、係止片と貫通孔の下端開口縁に隙間を確保し易くなる。これにより、背面カバーの着脱作業時に係止片を貫通孔内で上下動させることができる。これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
【0014】
本発明の一態様に係る椅子において、前記下部固定部は、前記シェル部材に形成された雌ねじ孔と、前記背面カバーを通して後方から前記雌ねじ孔に締結される前記固定部材としてのねじ部材と、を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、固定部材としてのねじ部材を、背面カバーを通して、シェル部材に形成された雌ねじ孔に締結する。これにより、下部固定部において、シェル部材に対する背面カバーの下方への相対移動を規制した状態で、背面カバーをシェル部材に固定することができる。
【0015】
本発明の一態様に係る椅子において、前記シェル部材の背面から後方に向かって突出し、前記背面に沿って連続して延びるリブをさらに備え、前記雌ねじ孔は、前記リブの一部に形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、リブの一部に形成された雌ねじ孔にねじ部材を締結することで、シェル部材と雌ねじ孔(リブ)との間隔を狭くできる。これにより、ねじ部材の軸力を背面カバーに付与し易くなる。そのため、下部固定部における背面カバーのシェル部材に対する固定強度を高めることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一態様によれば、メンテナンス性の向上を図った上で、ランニングコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施形態に係る椅子を斜め後方から見た斜視図である。
【
図2】
図3のII-II線に相当する椅子本体の断面図である。
【
図3】上記椅子のシェル部材を斜め後方から見た斜視図である。
【
図4】
図3のIV-IV線に相当する椅子本体の断面図である。
【
図5】
図4のV-V線に沿う椅子本体の断面図である。
【
図6】上記椅子の背面カバーをシェル部材に着脱する状態を示す側断面図である。
【
図7】本発明の実施形態の変形例に係る椅子において、
図3のIV-IV線に相当する椅子本体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明による椅子を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
【0019】
図1は、椅子1を斜め後方から見た斜視図である。
図1に示すように、椅子1は、支持構造体2と、椅子本体3と、を備えている。本実形態において、椅子1は、一つの支持構造体2に、複数の椅子本体3を備えている。以下の説明において、水平面内で複数の椅子本体3が並ぶ方向を幅方向Dw、水平面内で幅方向Dwに直交する方向を前後方向Da、幅方向Dw及び前後方向Daに直交する方向を上下方向Dvと称する。また、前後方向Daにおいて、各椅子本体3に着座した利用者から見て背後の方向を後方、その反対方向を前方とする。
【0020】
支持構造体2は、床面F上に設置されている。支持構造体2は、一対の脚部材21と連結部材23と、を備えている。一対の脚部材21は、椅子本体3の幅方向Dwに間隔をあけて設けられている。本実施形態において、一対の脚部材21は、椅子1の幅方向Dwの両端部に設けられている。連結部材23は、幅方向Dwに延び、一対の脚部材21同士を連結している。すなわち、本実施形態の支持構造体2は、複数の椅子本体3を一対の脚部材21及び連結部材23によってまとめて支持している。本実施形態において、脚部材21は、最も外側に配置された椅子本体3よりも幅方向Dwの外側に位置している。
【0021】
椅子本体3は、背凭れ31と、座32と、を含んでいる。椅子本体3は、支持構造体2に支持されている。椅子本体3は、座32の下面が支持構造体2の連結部材23に連結固定されている。
【0022】
図2は、
図3のII-II線に相当する椅子本体3の断面図である。
図2に示すように、椅子本体3は、シェル部材33と、背凭れパッド37と、座パッド38と、背面カバー40と、を備えている。
【0023】
シェル部材33は、合成樹脂等から形成され、着座者の荷重を支持する強度部材として機能する。シェル部材33は、背凭れ荷重支持部34と、座荷重支持部35と、連結部36と、を一体に備えている。
【0024】
背凭れ荷重支持部34は、背凭れ31に作用する着座者の荷重を支持する。背凭れ荷重支持部34は、側面視で緩やかなS字状をなしている。具体的に、背凭れ荷重支持部34の上部34aは、上方に向かって後方に傾斜している。背凭れ荷重支持部34の下部34bは、上部34aの下側に連続して形成されている。下部34bは、下方に向かって後方に傾斜している。背凭れ荷重支持部34は、前方を向く背凭れ面34fと、後方を向く背面34gと、を有している。
【0025】
図3は、上記椅子1のシェル部材33を斜め後方から見た斜視図である。
図3に示すように、背凭れ荷重支持部34の背面34gには、幅方向Dwに間隔をあけて、複数本の縦リブ(リブ)39Aが一体に形成されている。各縦リブ39Aは、背面34gから後方に向かって隆起し、背面34gに沿って上下方向Dvに連続して延びている。
また、背凭れ荷重支持部34の下部34bの背面34gには、幅方向Dwに延びる複数本の横リブ39Bが一体に形成されている。各横リブ39Bは、背面34gから後方に向かって隆起し、背面34gに沿って幅方向Dwに連続して延びている。複数本の縦リブ39Aは、横リブ39Bによって互いに連結されている。
複数本の横リブ39Bのうち、連結部36の上下に配置された横リブ39Br、39Bsは、背面34gの幅方向Dw全体にわたって設けられている。本実施形態において、連結部36の下端に設けられた横リブ39Bsは、後述する背面カバー40の下端40sと対向する位置に形成されている。これにより、連結部36と背面カバー40との隙間を通して、背面カバー40の前面40f側に塵埃等が進入するのが抑えられる。
【0026】
座荷重支持部35は、座32に作用する着座者の荷重を支持する。座荷重支持部35は、上方を向く座荷重支持面35fを有する。座荷重支持部35は、下面35bの前後方向Daの中間部において、支持構造体2の連結部材23(
図1参照)に、ブラケット(不図示)等を介して連結固定されている。
【0027】
連結部36は、背凭れ荷重支持部34と座荷重支持部35とを連結する。連結部36は、背凭れ荷重支持部34の下端から下方に向かうに従い前方に傾斜して延び、座荷重支持部35の後端に連続している。
【0028】
図2に示すように、背凭れパッド37は、シェル部材33の背凭れ荷重支持部34の背凭れ面34fに設けられている。背凭れパッド37は、背凭れ面34fに沿って設けられたクッション材37aと、クッション材37aの外表面を覆うように設けられた表皮材37bと、を備えている。
【0029】
座パッド38は、シェル部材33の座荷重支持部35の座荷重支持面35fに設けられている。座パッド38は、座荷重支持面35fに沿って設けられたクッション材38aと、クッション材38aの外表面を覆うように設けられた表皮材38bと、を備えている。
【0030】
背面カバー40は、背凭れ31の背面34g側でシェル部材33を後方から覆うように設けられている。背面カバー40は、後述する上部係合部50、及び下部固定部60によって、シェル部材33に対して着脱可能に設けられている。背面カバー40は、例えば合成樹脂材料、木系材料、金属系材料等から形成されている。
【0031】
背面カバー40は、シェル部材33の背凭れ荷重支持部34の背面34gに沿う形状を有している。具体的には、背面カバー40は、上部傾斜面40aと、中間部傾斜面40bと、下部傾斜面40cと、を一体に備えている。上部傾斜面40aは、背凭れ荷重支持部34の上部34aにおいて背面34gに沿うよう、上方に向かうに従い後方に傾斜している。中間部傾斜面40bは、背凭れ荷重支持部34の下部34bにおいて背面34gに沿うよう、上部傾斜面40aの下端から下方に向かうに従い後方に傾斜している。下部傾斜面40cは、連結部36に沿うよう、中間部傾斜面40bの下端から下方に向かうに従い前方に傾斜している。
【0032】
図4は、
図3のIV-IV線に相当する椅子本体3の断面図である。
図5は、
図4のV-V線に沿う椅子本体の断面図である。
図4、
図5に示すように、上部係合部50は、背面カバー40の上部において、背面カバー40とシェル部材33とを係合させる。上部係合部50は、シェル部材33に対する背面カバー40の前後方向Da及び幅方向Dwへの相対移動を規制する。上部係合部50は、背面カバー40がシェル部材33に係合した状態で、シェル部材33に対する背面カバー40の下方への相対移動を許容する。上部係合部50は、シェル部材33に形成された貫通孔51と、背面カバー40に設けられた係止片52と、凸部54と、突出部55と、を備えている。
【0033】
図3、
図4に示すように、貫通孔51は、シェル部材33の背凭れ荷重支持部34の上部34aにおいて、幅方向Dwの両端部に形成されている。各貫通孔51は、背凭れ荷重支持部34を、前後方向Daに貫通して形成されている。貫通孔51は、後方から見て上下方向Dvに長い長方形状とされている。
【0034】
図4、
図5に示すように、係止片52は、背面カバー40の前面40fに設けられている。係止片52は、前面40fから前方に突出する基部52aと、基部52aから上方に向かって延びる係止爪部52tと、を備えている。係止爪部52tは、樹脂系材料、金属系材料等からなる弾性変形可能な板材からなる。係止爪部52tは、基部52a側(下端側)を中心として先端52s側が前後方向Daに揺動するように弾性変形可能とされている。
【0035】
図3に示すように、凸部54は、シェル部材33の背凭れ荷重支持部34の上部において、幅方向Dwに間隔をあけた複数個所に設けられている。複数の凸部54のうち、幅方向Dwの両側に配置された凸部54Eは、縦リブ39Aと一体に形成されている。凸部54Eは、縦リブ39Aの先端面39fから後方に向かって突出して形成されている。また、幅方向Dwの中央部に配置された凸部54Cは、背凭れ荷重支持部34の背面34gから後方に突出して形成されている。
図4に示すように、背面カバー40の上部は、これらの凸部54に後方から近接又は当接することで、前方への移動が規制されている。
【0036】
突出部55は、シェル部材33の背凭れ荷重支持部34の幅方向Dwの両端部に形成されている。突出部55は、背凭れ荷重支持部34の背面34gから後方に向かって突出している。突出部55は、凸部54よりも後方に突出している。突出部55は、背面カバー40に対して幅方向Dw両側に配置することで、シェル部材33に対する背面カバー40の幅方向Dwへの移動が規制されている。
【0037】
このような上部係合部50では、背面カバー40に形成された係止片52を、シェル部材33の貫通孔51に下斜め後方から挿入した後に、背面カバー40を上方に移動させる。すると、係止片52の係止爪部52tが、貫通孔51の上端開口縁51aの前方側に沿った状態となる。このようにして、係止片52は、貫通孔51の下端開口縁に対して隙間をあけた状態で、貫通孔51の上端開口縁51aに前方から係止される。この状態で、
図2、
図4に示すように、背面カバー40の前面40fは、複数の凸部54に後方から突き当たっている。これにより、背面カバー40は、係止片52の係止爪部52tと前面40fとの間で、シェル部材33を挟み込んでいる。これにより、背面カバー40は、上部係合部50によって、シェル部材33に対する前後方向Da及び幅方向Dwへの相対移動が規制されている。また、背面カバー40は、上部係合部50により、シェル部材33に対する下方への相対移動が許容されている。
【0038】
図2に示すように、下部固定部60は、背面カバー40の下部において、背面カバー40をシェル部材33に固定する。下部固定部60は、背面カバー40をシェル部材33に固定することで、シェル部材33に対する背面カバー40の下方への相対移動を規制する。下部固定部60は、背面カバー40の下部傾斜面40cと、シェル部材33の連結部36とを互いに固定している。下部固定部60は、シェル部材33に形成された雌ねじ孔61hと、固定部材62と、を備えている。
【0039】
図3に示すように、シェル部材33の連結部36には、幅方向Dwの両端部に、ボス61が形成されている。各ボス61は、連結部36から後方に向かって円柱状に隆起している。ボス61は、縦リブ39Aの一部に一体に形成されている。ボス61の先端面61sは、縦リブ39Aの先端面39fよりも連結部36からの突出寸法が大きく設定されている。雌ねじ孔61hは、ボス61の先端面61sから連結部36側に窪んで形成されている。これにより、雌ねじ孔61hは、縦リブ39Aの一部に形成されている。
ボス61が形成された縦リブ39Aは、連結部36の上下に設けられた横リブ39Br、39Bsによって、幅方向Dwで隣接する他の縦リブ39Aに連結されている。これにより、ボス61が形成された縦リブ39Aの剛性が高まり、ボス61の補強がなされている。これにより、後述する固定部材62をボス61の雌ねじ孔61hに締結しても、その締結力によってボス61が局所的に変形することが抑えられる。
【0040】
背面カバー40の下部傾斜面40cには、各雌ねじ孔61hと対向する位置に、ねじ挿通孔が形成されている。ねじ挿通孔は、背面カバー40を板厚方向に貫通して形成されている。
本実施形態において、固定部材62は、ねじ部材である。固定部材62は、背面カバー40に形成されたねじ挿通孔を通して後方から雌ねじ孔61hに締結される。固定部材62としての固定部材62は、背面カバー40の下部傾斜面40cの表面40k(
図2参照)に交差する方向(前方に向かうに従い上方に向かう方向)に挿抜される。固定部材62を雌ねじ孔61hに締結した状態で、固定部材62の頭部は、背面カバー40の最後端(図示の例では、中間部傾斜面40bと下部傾斜面40cとの境界部分)よりも前方において、後ろ斜め下方に向けて露出している。
【0041】
このような下部固定部60では、固定部材62を、背面カバー40に形成されたねじ挿通孔を通して後方から雌ねじ孔61hに締結することで、背面カバー40の下部傾斜面40cがシェル部材33に固定される。この状態で、背面カバー40は、シェル部材33に対する背面カバー40の下方への相対移動が規制されている。また、背面カバー40は、連結部36の下部傾斜面40cに沿った方向への相対移動が規制されている。また、背面カバー40の前面40fの下部は、ボス61の先端面61sに突き当たっている。背面カバー40の下部傾斜面40cは、ボス61の先端面61sと固定部材62の頭部との間に挟み込まれることで、ボス61に接離する方向への移動が規制されている。
【0042】
図1に示すように、このようにして背凭れ31の背面34g側に装着された背面カバー40の下端40sは、床面Fに対して上下方向Dvに間隔をあけて設けられている。これにより、背面カバー40の下端40sと、床面Fとの間に空間部Sが形成されている。この空間部Sは、幅方向Dwにおいて、一対の脚部材21同士の間に形成されている。この空間部Sにより、背面カバー40をシェル部材33の背面34gに対して着脱する際の作業空間を確保することができ、背面カバー40が脚部材21等に干渉するのを抑えることができる。
また、下部固定部60、及び背面カバー40の下端40sは、椅子本体3の座荷重支持部35が支持構造体2の連結部材23に連結固定されている部分よりも後方に配置されている。これにより、背面カバー40をシェル部材33の背面34gに対して着脱する際に、背面カバー40が支持構造体2に干渉するのを避けることができる。
【0043】
背凭れ31の背面34g側に装着された背面カバー40を交換するには、まず、下部固定部60の固定部材62を緩め、雌ねじ孔61hから取り外す。この状態で、背面カバー40の下部は、シェル部材33の連結部36との連結が解除される。ただし、背面カバー40の中間部傾斜面40bは、下方に向かって後方に傾斜する背凭れ荷重支持部34の下部34bに沿っている。これにより、固定部材62を取り外した状態で、直ちに背面カバー40が下方に落下することが抑えられる。
【0044】
図6は、上記椅子1の背面カバー40をシェル部材33に着脱する状態を示す側断面図である。
次いで、
図6に示すように、背面カバー40の下部傾斜面40cを、シェル部材33の連結部36から後方に離間する方向に移動させる。すると、背面カバー40は、上部係合部50の係止片52と貫通孔51の上端開口縁51aとが係止した部分を中心として回動する。これにより、背面カバー40の中間部傾斜面40bが、背凭れ荷重支持部34の下部34bから後方に離間する。
【0045】
その後、背面カバー40を、後斜め下方に移動させる。これにより、係止片52と貫通孔51の上端開口縁51aとの係止が解除され、背面カバー40をシェル部材33から取り外すことができる。
【0046】
なお、新たな背面カバー40を背凭れ31の背面34g側に装着するには、上記したような手順と反対の手順で作業を行えばよい。
【0047】
このように、本実施形態では、背面カバー40は、上部係合部50によって、シェル部材33に対する前後方向Daへの相対移動を規制するとともに、シェル部材33に対する下方への相対移動を許容した状態でシェル部材33に係合されている。また、背面カバー40は、下部固定部60によってシェル部材33に対する下方への相対移動を規制した状態でシェル部材33に固定される。
このような構成によれば、椅子本体3の背面が損傷した場合等において、シェル部材33に対して背面カバー40を交換するだけで、椅子本体3の復旧が可能となる。特に、背面カバー40は、シェル部材33に対し、上部係合部50によって、前後方向Da及び上下方向Dvへの相対移動が規制された状態で、シェル部材33に装着される。背面カバー40を取り外すときには、固定部材62によるシェル部材33への固定を解除すれば、背面カバー40の下方への相対移動の規制が解除される。これにより、背面カバー40はシェル部材33に対する下方への相対移動が可能となる。背面カバー40を下方に移動させると、上部係合部50におけるシェル部材33への係合が解除される。このようにして、背面カバー40をシェル部材33から容易に取り外すことができる。したがって、背面カバー40の取り外しを容易に行い、背面カバー40を交換する際のメンテナンス性を向上させるとともに、ランニングコストを削減することが可能となる。
【0048】
本実施形態では、背面カバー40の下端40sと床面Fとの間に空間部Sが形成されている構成とした。
このような構成によれば、背面カバー40の下方に空間部Sが形成される。これにより、例えば背面カバー40の取り外し時において、背面カバー40を下方に移動させて上部係合部50におけるシェル部材33への係合を解除し、シェル部材33から取り外す際に、背面カバー40が床面Fに衝突するのを抑えることができる。また、シェル部材33から取り外した背面カバー40や、新たにシェル部材33に取り付ける背面カバー40を、一時的に空間部Sに置くこともできる。その結果、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる。
【0049】
本実施形態では、空間部Sは、一対の脚部材21同士の間に形成されている構成とした。
このような構成によれば、一対の脚部材21同士を架け渡す連結部材23にシェル部材33が連結されるため、椅子本体3の直下に形成される空間部Sを広く確保できる。その結果、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる。
【0050】
本実施形態では、シェル部材33は、背凭れ荷重支持部34と、座荷重支持部35と、連結部36と、を一体に備える構成とした。
このような構成によれば、背面カバー40の荷重を、背凭れ荷重支持部34、座荷重支持部35、及び連結部36を一体に備えたシェル部材33の全体で支持することになる。これにより、背面カバー40の荷重がシェル部材33の一部に集中するのを抑えることができる。したがって、シェル部材33の一部を補強する必要性を抑え、シェル部材33の構造の簡素化を図ることができる。
【0051】
本実施形態では、下部固定部60は、連結部36に固定されている構成とした。
このような構成によれば、下部固定部60が連結部36に固定されているため、固定部材62の頭部が後方斜め下方を向くことになる。これにより、固定部材62が利用者等から視認されるのを抑制できる。その結果、椅子1の美感を向上させることができる。
【0052】
本実施形態では、シェル部材33の幅方向Dwの両端部に、背面カバー40の幅方向Dwへの移動を規制する突出部55が形成されている構成とした。
このような構成によれば、シェル部材33の幅方向Dw両端部に形成された突出部55に背面カバー40の幅方向Dw両端部が突き当たることで、シェル部材33に対する背面カバー40の幅方向Dwへの移動を規制することができる。
【0053】
本実施形態では、上部係合部50は、貫通孔51と、貫通孔51の上端開口縁51aにシェル部材33の前面から係止される係止片52と、を備える構成とした。
このような構成によれば、係止片52を貫通孔51の上端開口縁51aにシェル部材33の前面から係止させることで、係止片52と貫通孔51の下端開口縁との間に隙間を確保し易くなる。これにより、背面カバー40の着脱作業時に係止片52を貫通孔51内で上下動させることができる。これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
【0054】
本実施形態では、固定部材62として、シェル部材33に形成された雌ねじ孔61hに締結される固定部材62を備える構成とした。
このような構成によれば、固定部材62としてのねじ部材を、背面カバー40を通して雌ねじ孔61hに締結することで、下部固定部60によって、シェル部材33に対する背面カバー40の下方への相対移動を規制した状態で、背面カバー40をシェル部材33に固定することができる。
【0055】
本実施形態では、雌ねじ孔61hは、縦リブ39Aの一部に形成されている構成とした。
このような構成によれば、縦リブ39Aの一部に形成された雌ねじ孔61hに固定部材62を締結することで、雌ねじ孔61hに締結される固定部材62(ねじ部材)の軸力が、強度を有する縦リブ39Aを介してシェル部材33に伝達される。これにより、固定部材62(ねじ部材)の軸力を背面カバー40に付与し易くなる。そのため、下部固定部60における背面カバー40のシェル部材33に対する固定強度を高めることができる。
【0056】
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、上部係合部50の貫通孔51及び係止片52を、幅方向Dwの両側に設けるようにしたが、これに限らない。例えば、貫通孔51及び係止片52は、幅方向Dwの中央部のみに設けてもよい。また、例えば、貫通孔51及び係止片52は、幅方向Dwに間隔をあけて3組以上を設けるようにしてもよい。
【0057】
上述した実施形態では、係止片52を、貫通孔51の上端開口縁51aに下方から係止させるようにしたが、これに限らない。係止片52は、シェル部材33に形成され、幅方向Dwに延びるシャフト等に下方から係止させるようにしてもよい。
【0058】
上述した実施形態では、固定部材62としてねじ部材を用いるようにしたが、これに限らない。固定部材62としては、背面カバー40の下部の表面に交差する方向に挿抜されるピン等であってもよい。
【0059】
上記実施形態では、シェルカバー33の背凭れ荷重支持部34や、背面カバー40の形状の一例を示したが、その形状は適宜変更可能であり、例えば、背凭れ荷重支持部34や背面カバー40を平板状とすることも可能である。
また、背面カバー40は、背凭れ31の背面側のみでシェルカバー33を覆うだけでなく、座32の下面側までを覆うようにしてもよい。また、背凭れ31と座32とは、連結部36を介して連続しているが、背凭れ31の下端部と、座32の後端部とが遊端部をなしている構成、すなわち、背凭れ31と座32とが別部材として構成されていてもよい。この場合、少なくとも、シェルカバー33は、背凭れ31の上下方向Dvに沿う大きさに略等しい上下方向Dvの大きさを有するものとしてもよい。
【0060】
上述実施形態では、縦リブ39A、横リブ39Bを備えるようにしたが、その設置本数、配置等は適宜変更可能である。例えば、縦リブ39A、横リブ39Bのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、横リブ39Bsを、背面カバー40の下端40sと対向する位置に形成するようにしたが、これに限らない。例えば、
図7に示すように、横リブ39Bsは、背面カバー40の下端40sよりも上方に形成するようにしてもよい。このようにすると、背面カバー40を着脱する際に、背面カバー40の下端40sに作業者が手を掛けやすくなる。
【0061】
また、上記実施形態では、雌ねじ孔61hが形成されたボス61を縦リブ39Aと一体に設けるようにしたが、雌ねじ孔61hが形成されたボス61は、横リブ39Bや、縦リグ39Aと横リブ39Bとの交差部等に設けるようにしてもよい。
【0062】
上述した実施形態では、背面カバー40の損傷した際に、背面カバー40を交換する構成について説明したが、この構成に限られない。背面カバー40は、設置場所に応じて、材質や色等を変更したい場合に、上述した方法にて種々の背面カバー40を取り付けてもよい。
【0063】
上述した実施形態では、支持構造体2に、複数の椅子本体3を備えるようにしたが、支持構造体2に、椅子本体3を一つのみ備えるようにしてもよい。また、支持構造体2の構成は一例に過ぎず、適宜変更可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0064】
1 椅子
2 支持構造体
3 椅子本体
21 脚部材
23 連結部材
31 背凭れ
32 座
33 シェル部材
34 背凭れ荷重支持部
34g 背面
35 座荷重支持部
36 連結部
39A 縦リブ(リブ)
40 背面カバー
40k 表面
40s 下端
50 上部係合部
51 貫通孔
51a 上端開口縁
52 係止片
55 突出部
60 下部固定部
61h 雌ねじ孔
62 固定部材
62n ねじ部材
Da 前後方向
Dv 上下方向
Dw 幅方向
F 床面
S 空間部