IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日立GEニュークリア・エナジー株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-04
(45)【発行日】2024-09-12
(54)【発明の名称】原子炉圧力容器
(51)【国際特許分類】
   G21C 13/00 20060101AFI20240905BHJP
   G21C 15/02 20060101ALI20240905BHJP
   G21C 9/00 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
G21C13/00 100
G21C15/02 N
G21C9/00
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021140857
(22)【出願日】2021-08-31
(65)【公開番号】P2023034559
(43)【公開日】2023-03-13
【審査請求日】2023-11-15
(73)【特許権者】
【識別番号】507250427
【氏名又は名称】日立GEニュークリア・エナジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】小林 加菜子
(72)【発明者】
【氏名】木藤 和明
【審査官】藤本 加代子
(56)【参考文献】
【文献】特開昭55-162092(JP,A)
【文献】特開昭54-162091(JP,A)
【文献】特開平05-072375(JP,A)
【文献】特開平09-243779(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0194225(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 11/00-13/10
G21C 15/00-15/28
G21C 9/00-9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に炉心が収容され、内部の水を前記炉心より低い位置から前記炉心より高い位置まで搬送し、原子炉圧力容器の壁面に支持されて外部へ排出するボトムドレン配管を備えている原子炉圧力容器であって、
前記ボトムドレン配管は、該ボトムドレン配管が前記原子炉圧力容器の外で破断した際に、前記原子炉圧力容器内の前記炉心より低い位置にある前記ボトムドレン配管の吸込み口と前記原子炉圧力容器外の前記ボトムドレン配管の破断口との水圧差によって、前記原子炉圧力容器内の前記炉心より低い位置から前記炉心より高い位置へ前記原子炉圧力容器内の水を吸い上げることができないようにする水吸い上げ阻止手段を備え
前記水吸い上げ阻止手段は、前記ボトムドレン配管に形成され、該ボトムドレン配管の前記吸込み口の口径より小さい口径の連通穴であることを特徴とする原子炉圧力容器。
【請求項2】
請求項1に記載の原子炉圧力容器であって、
前記連通穴は、前記炉心よりも上部に設置され、前記ボトムドレン配管の内外差圧が一定値以上になると、前記炉心よりも上部に設けた前記連通穴が開放され、前記原子炉圧力容器の内部と前記ボトムドレン配管の内部が連通されることを特徴とする原子炉圧力容器。
【請求項3】
請求項に記載の原子炉圧力容器であって、
前記連通穴は、通常時は、前記ボトムドレン配管の前記吸込み口側から水を吸い上げることが可能で、前記ボトムドレン配管の破断時は、前記原子炉圧力容器の内外の圧力差が小さくなり、前記ボトムドレン配管の前記吸込み口側から水が上がってこないものであることを特徴とする原子炉圧力容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は原子炉圧力容器に係り、特に、内部に封入されている水を、炉心より低い位置から高い位置まで搬送し壁面に支持されて外部へ排出するボトムドレン配管を備えているものに好適な原子炉圧力容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、沸騰水型原子力プラント(BWRプラント)においては、原子炉圧力容器の底部に接続されているボトムドレン配管が、原子炉圧力容器の外で破断したとき、水の自重及び原子炉圧力容器内の圧力により水位が低下し、冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象が発生する恐れがある。
【0003】
上記の冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象に対する対策として、特許文献1に記載された「原子力プラント及びその改造方法」がある。
【0004】
この特許文献1には、原子力プラントの定期検査時に冷却材喪失事故等の重大事象が発生した場合においても、原子力プラントの静的な構成によって、炉心及び使用済燃料の冠水状態を維持できる改造方法が記載されている。
【0005】
また、高経済性単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)では、ボトムドレン配管を原子炉圧力容器内で炉心の下部から炉心より高い位置まで立ち上げ、更に、原子炉圧力容器の壁面を貫通して原子炉圧力容器の外に出している。
【0006】
この構成により、ボトムドレン配管が万が一、原子炉圧力容器の外で破断した際に、原子炉圧力容器の内外の差圧が非常に小さい場合は、ボトムドレン配管の吸込み口と破断口の水圧差によって、原子炉圧力容器内の冷却材の流出を止めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2016-17819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記した特許文献1の「原子力プラント及びその改造方法」は、原子力プラントの定期検査時のLOCA事象が発生した場合の系外への冷却材流出を阻止するものである。
【0009】
しかしながら、ボトムドレン配管が原子炉圧力容器の外で破断したことによる運転中の事故時の際に、LOCA事象の発生による原子炉圧力容器から液相状態の冷却材が流出してしまう恐れがあるが、特許文献1には、LOCA事象の発生による原子炉圧力容器から液相状態の冷却材の流出量を抑えることについては、全く記載されていない。
【0010】
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ボトムドレン配管を原子炉圧力容器内で炉心の下部から炉心よりも高い位置まで立ち上げ、更に、原子炉圧力容器の壁面を貫通して原子炉圧力容器の外に出している構成において、ボトムドレン配管が原子炉圧力容器の外で破断した場合であっても、原子炉圧力容器内の液相状態の冷却材の流出量を抑え、冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象の影響を抑えることができる原子炉圧力容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の原子炉圧力容器は、上記目的を達成するために、内部に炉心が収容され、内部の水を前記炉心より低い位置から前記炉心より高い位置まで搬送し、原子炉圧力容器の壁面に支持されて外部へ排出するボトムドレン配管を備えている原子炉圧力容器であって、
前記ボトムドレン配管は、該ボトムドレン配管が前記原子炉圧力容器の外で破断した際に、前記原子炉圧力容器内の前記炉心より低い位置にある前記ボトムドレン配管の吸込み口と前記原子炉圧力容器外の前記ボトムドレン配管の破断口との水圧差によって、前記原子炉圧力容器内の前記炉心より低い位置から前記炉心より高い位置へ前記原子炉圧力容器内の水を吸い上げることができないようにする水吸い上げ阻止手段を備え
前記水吸い上げ阻止手段は、前記ボトムドレン配管に形成され、該ボトムドレン配管の前記吸込み口の口径より小さい口径の連通穴であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ボトムドレン配管を原子炉圧力容器内で炉心の下部から炉心よりも高い位置まで立ち上げ、更に、原子炉圧力容器の壁面を貫通して原子炉圧力容器の外に出している構成において、ボトムドレン配管が原子炉圧力容器の外で破断した場合であっても、原子炉圧力容器内の液相状態の冷却材の流出量を抑え、冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象の影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の原子炉圧力容器が適用される沸騰水型原子力プラントの概略構成を示す図である。
図2】本発明の原子炉圧力容器のボトムドレン配管における水吸い上げ阻止手段が設置された部分を示す拡大図である。
図3】本発明の原子炉圧力容器のボトムドレン配管に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例1を示す図である。
図4】本発明の原子炉圧力容器のボトムドレン配管に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例2を示す図である。
図5(a)】本発明の原子炉圧力容器のボトムドレン配管に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例3であり、通常時の状態を示す図である。
図5(b)】本発明の原子炉圧力容器のボトムドレン配管に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例3であり、ボトムドレン配管の破断時の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図示した実施例に基づいて本発明の原子炉圧力容器を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
【実施例1】
【0015】
図1に、本発明の原子炉圧力容器1が適用される沸騰水型原子力プラントの概略構成を示し、図2に、本発明の原子炉圧力容器1のボトムドレン配管2における水吸い上げ阻止手段5Aが設置された部分を示す。
【0016】
図1に示すように、沸騰水型原子力プラントにおいて原子炉圧力容器1は、原子炉格納容器11のドライウェル12内に配置され、原子炉格納容器11内に設置されたペデスタル(図示せず)によって支持されている。ウエットウェルである環状の圧力抑制室9が、このペデスタルを取り囲んで配置されている。冷却水が充填された圧力抑制プール10が圧力抑制室9内に形成されている。ドライウェル12と圧力抑制室9は、互いに隔離されている。原子炉格納容器11内に設けられた複数のベント通路(図示せず)のそれぞれの上端部がドライウェル12に解放され、各ベント通路の下端部が圧力抑制プール10の水中に開放されている。
【0017】
また、原子炉圧力容器1には、給水系止め弁8A及び8Bが設けられた給水系配管7と残留熱除去系止め弁14A及び14Bが設けられた残留熱除去系配管13が接続されている。一方、原子炉圧力容器1は、内部に炉心3が収容され、内部の水を炉心3より低い位置から炉心3より高い位置まで搬送し、原子炉圧力容器1の壁面4に支持されて外部(浄化系)へ排出する浄化系止め弁6A及び6Bが設けられたボトムドレン配管2を備えている。
【0018】
そして、本実施例では、ボトムドレン配管2が原子炉圧力容器1の外で破断した際に、原子炉圧力容器1内の炉心3より低い位置にあるボトムドレン配管2の吸込み口2aと原子炉圧力容器1外のボトムドレン配管2の破断口との水圧差によって、原子炉圧力容器1内の炉心3より低い位置から炉心3より高い位置へ原子炉圧力容器1内の水を吸い上げることができないようにする水吸い上げ阻止手段5Aを備えていることを特徴とする(図2に詳細を示す)。
【0019】
即ち、本実施例では、原子炉圧力容器1内の炉心3より低い位置からボトムドレン配管2を原子炉圧力容器1内の炉心3より高い位置まで立ち上げ、原子炉圧力容器1の壁面4を介して、原子炉圧力容器1の外部に出し、また、ボトムドレン配管2の炉心3より高い位置に水吸い上げ阻止手段5Aを設置している。
【0020】
ボトムドレン配管2が原子炉圧力容器1の外で破断した場合、原子炉圧力容器1内の水位が水吸い上げ阻止手段5Aの設置高さよりも高いとき、原子炉圧力容器1内の水が水吸い上げ阻止手段5Aからボトムドレン配管2に流れ込み、原子炉圧力容器1の壁面4に支持されているボトムドレン配管2を介して破断口から原子炉圧力容器1の外部へ流出される。
【0021】
原子炉圧力容器1内の水位が水吸い上げ阻止手段5Aの設置高さよりも下がると、水吸い上げ阻止手段5Aから蒸気が排出され、原子炉圧力容器1内の炉心3より低い位置にあるボトムドレン配管2の吸込み口2aと原子炉圧力容器1外の破断口との水圧差によって、原子炉圧力容器1内の炉心3より低い位置から炉心3より高い位置へ原子炉圧力容器1内の水を吸い上げることができないようにする。
【0022】
つまり、本実施例の水吸い上げ阻止手段5Aは、炉心3よりも上部に設置され、ボトムドレン配管2の内外差圧が一定値以上になると、炉心3よりも上部に設けた水吸い上げ阻止手段5Aが開放され、原子炉圧力容器1の内部とボトムドレン配管2の内部が連通されるものである。
【0023】
これにより、原子炉圧力容器1内の水の流出は止まり、液相状態の冷却材の流出量が抑えられる。
【0024】
また、上記原子力プラントの運転中の事故時において、ボトムドレン配管2に炉心3の下部から炉心3より高い位置へ水を吸い上げることができないようにする水吸い上げ阻止手段5Aを備えることで、原子炉圧力容器1の内外差圧が大きい条件においても、液相状態の冷却材の流出量が抑えられ、冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象の影響を抑えることができる。
【0025】
次に、本実施例の原子炉圧力容器4のボトムドレン配管2に用いられる水吸い上げ阻止手段5Aの具体的な構成を、図3を用いて説明する。
【0026】
図3に示すように、本実施例の水吸い上げ阻止手段5Aは、ボトムドレン配管2の炉心3より上部に形成され、このボトムドレン配管2の吸込み口2aの口径より十分に小さい口径の連通穴27で構成されている。
【0027】
上記した連通穴27は、ボトムドレン配管2の吸込み口2aの口径より十分に小さい口径とすることで、通常時は、ボトムドレン配管2の吸込み口2a側からも水を吸い上げることが可能であり、ボトムドレン配管2の破断時は、連通穴27があることにより、原子炉圧力容器4の内外の圧力差が小さくなるため、ボトムドレン配管2の吸込み口2a側から水が上がってくることはできない。
【0028】
このような本実施例によれば、ボトムドレン配管2を原子炉圧力容器1内で炉心3の下部から炉心よりも高い位置まで立ち上げ、更に、原子炉圧力容器1の壁面4を貫通して原子炉圧力容器1の外に出している構成において、ボトムドレン配管2が原子炉圧力容器1の外で破断したとき、液相状態の冷却材の流出量を抑えることができ、これにより、炉心3の損傷開始を少なくとも2倍以上遅らせることが可能となり、冷却材喪失事故(LOCA)等の重大事象の影響を抑えることが可能である。
【実施例2】
【0029】
図4に、本発明の原子炉圧力容器1のボトムドレン配管2に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例2を示す。
【0030】
図4に示すように、本実施例の水吸い上げ阻止手段5Bは、ボトムドレン配管2の炉心3より上部に形成された連通穴22と、この連通穴22を覆うようにボトムドレン配管2の炉心3より上部に予めウイーク・ポイントを設けたラプチャーディスク28とから構成されている。
即ち、図4に示すように、上記したラプチャーディスク28は、略円板状を成しており、内部空間の圧力の上昇に応じて破裂する破裂部(ウイーク・ポイント)29が形成されている。また、ラプチャーディスク28は、金属製の薄板で構成され、ドーム状を成した破裂部29と、平板状を成し、破裂部29から外側に延びている周縁部20a及び20bを有している。
一方、ボトムドレン配管2の管壁2bには、ラプチャーディスク28を取り付けるためのホルダー21a及び21bが設けられている。ホルダー21a及び21bは、連通穴22を囲むように伸びており、周縁部20a及び20bを囲むことによりラプチャーディスク28を保持している。
【0031】
そして、本実施例では、ラプチャーディスク28と連通穴22は、通常時は、開放されていないためボトムドレン配管2の吸込み口2a側から水を吸い上げることが可能であり、ボトムドレン配管2の破断時は、ボトムドレン配管2の内外差圧が一定値以上になるとラプチャーディスク28が破裂部29で破裂することにより連通穴22が開放され、原子炉圧力容器1の内外の圧力差が小さくなるため、ボトムドレン配管2の吸込み口2a側から水が上がってくることはできない。
【0032】
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
【実施例3】
【0033】
図5(a)及び図5(b)に、本発明の原子炉圧力容器1のボトムドレン配管2に用いられる水吸い上げ阻止手段の実施例3を示す。
【0034】
図5(a)は通常時の状態を、図5(b)はボトムドレン配管2の破断時の状態をそれぞれ示す。
【0035】
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施例の水吸い上げ阻止手段5Cは、ボトムドレン配管2に設置され、通常時には開放されず、ボトムドレン配管2の破断時には開放されるばね式弁で構成されている。
【0036】
即ち、上記したばね式弁は、ボトムドレン配管2に設置され、弁座24と、この弁座24と接離しボトムドレン配管2を開閉する弁体23と、弁体23を駆動するばね25とから成る。なお、符号26は、ばね25の位置を調整する調整ボルト及びナットである。
そして、本実施例のばね式弁は、通常時は、弁体23と弁座24が接触しボトムドレン配管2が開放されていないため、ボトムドレン配管2の吸込み口2a側から水を吸い上げることが可能であり、ボトムドレン配管2の破断時は、ボトムドレン配管2の内外差圧が一定値以上になると弁体23が弁座24から離れてボトムドレン配管2が開放され、原子炉圧力容器1の内外の圧力差が小さくなるため、ボトムドレン配管2の吸込み口2a側から水が上がってくることはできない。
【0037】
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
【0038】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換える事が可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加える事も可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をする事が可能である。
【符号の説明】
【0039】
1…原子炉圧力容器、2…ボトムドレン配管、2a…ボトムドレン配管の吸込み口、2b…ボトムドレン配管の管壁、3…炉心、4…原子炉圧力容器の壁面、5A、5B、5C…水吸い上げ阻止手段、6A、6B…浄化系止め弁、7…給水系配管、8A、8B…給水系止め弁、9…圧力抑制室、10…圧力抑制プール、11…原子炉格納容器、12…ドライウェル、13…残留熱除去系配管、14A、14B…残留熱除去系止め弁、20a、20b…周縁部、21a、21b…ホルダー23、…弁体、24…弁座、25…ばね、26…調整ボルト及びナット、22、27…連通穴、28…ラプチャーディスク、29…破裂部。
図1
図2
図3
図4
図5(a)】
図5(b)】