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特許7550123自動取引システム、自動取引方法、携帯端末、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-04
(45)【発行日】2024-09-12
(54)【発明の名称】自動取引システム、自動取引方法、携帯端末、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/02 20230101AFI20240905BHJP
   G07D 11/60 20190101ALI20240905BHJP
【FI】
G06Q40/02
G07D11/60
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021148070
(22)【出願日】2021-09-10
(65)【公開番号】P2023040879
(43)【公開日】2023-03-23
【審査請求日】2023-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】千喜良 健一
(72)【発明者】
【氏名】檜山 有紀
(72)【発明者】
【氏名】須田 広史
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-200501(JP,A)
【文献】特開2019-204448(JP,A)
【文献】国際公開第2011/086956(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0178732(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07D 11/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動取引装置と、前記自動取引装置と通信を行う携帯端末と、を備える自動取引システムであって、
前記携帯端末は、
前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を受信する操作画面受信部と、
投影表示された前記操作画面に対する操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部により受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する操作情報送信部と、
を備え、
前記自動取引装置は、
前記操作情報送信部により送信された前記情報に基づいて取引を行う取引制御部
を備えることを特徴とする自動取引システム。
【請求項2】
前記携帯端末は、
前記自動取引装置の前記取引内容を示す前記操作画面を撮像する画面撮像部を更に備え、
前記操作受付部は、前記画面撮像部により撮像され、投影表示された前記操作画面に対する操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引システム。
【請求項3】
前記操作受付部は、
前記自動取引装置の前記取引内容を示す前記操作画面を投影表示する表示制御部を更に備え、
前記操作受付部は、前記表示制御部により投影表示された前記操作画面に含まれる前記取引内容に対応するキーに対する操作を受け付け、
前記操作情報送信部は、前記操作受付部により受け付けた前記キーに対応する前記取引内容を前記自動取引装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1又は2のうち何れかに記載の自動取引システム。
【請求項4】
自動取引装置と、前記自動取引装置と通信を行う携帯端末と、を備える自動取引システムにより実行される自動取引方法であって、
前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を前記携帯端末で受信し、
投影表示された前記操作画面に含まれる前記取引内容に対する操作を前記携帯端末で受け付け、
前記受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信し、
前記携帯端末から送信された前記情報に基づいて前記自動取引装置で取引を行う
ことを特徴とする自動取引方法。
【請求項5】
自動取引装置と通信を行う携帯端末であって、
前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を受信する操作画面受信部と、
投影表示された前記操作画面に対する操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部により受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する操作情報送信部と、
を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項6】
自動取引装置と通信を行う携帯端末が実行するプログラムであって、
前記自動取引装置の取引内容を示す操作画面の情報を受信し、
投影表示された前記操作画面に含まれる前記取引内容に対する操作を受け付け、
前記受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する
処理を実行することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動取引システム、自動取引方法、携帯端末、自動取引装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、銀行等に広く普及して用いられているATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置が知られている。このような自動取引装置の操作画面は、タッチパネル構造となっている。このため、自動取引装置の利用者はタッチパネルの操作画面に表示されているボタンを操作(タッチ)することにより、入金、出金、振込等の取引を行うことができる。このようなタッチパネルにより操作することができる自動取引装置として、例えば特許文献1の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-118820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、自動取引装置の利用者は、取引を行うためにはタッチパネルの操作画面に対し押下(タッチ)する必要があるため、脂性や汚れた手をした利用者が事前に操作していた場合には、タッチパネルがギトギトに汚れていることがある。
【0005】
また、流行性のウイルスなどの感染予防にあたり、多数の利用者が操作することが予想される自動取引装置を触りたくないという心情も存在する。その結果、取引は行いたいが操作画面を触りたくないという利用者が存在し、利用者の減少が懸念されている。
【0006】
そのため、金融機関等では、毎朝の画面清掃や除菌作業を、場合によっては、閑散時に行員等が清掃作業や除菌作業を行ったり、抗菌対策をしたり、その旨を掲示したりしているが、その効果は低く、また、手間がかかっていた。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、携帯端末を活用することにより、自動取引装置の操作画面に触れずに取引を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、自動取引装置と、前記自動取引装置と通信を行う携帯端末と、を備える自動取引システムであって、前記携帯端末は、前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を受信する操作画面受信部と、投影表示された前記操作画面に対する操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部により受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する操作情報送信部と、を備え、前記自動取引装置は、前記操作情報送信部により送信された前記情報に基づいて取引を行う取引制御部を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様は、自動取引装置と、前記自動取引装置と通信を行う携帯端末と、を備える自動取引システムにより実行される自動取引方法であって、前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を前記携帯端末で受信し、投影表示された前記操作画面に含まれる前記取引内容に対する操作を前記携帯端末で受け付け、前記受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信し、前記携帯端末から送信された前記情報に基づいて前記自動取引装置で取引を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様は、自動取引装置と通信を行う携帯端末であって、前記自動取引装置における取引内容を示す操作画面の情報を受信する操作画面受信部と、投影表示された前記操作画面に対する操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部により受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する操作情報送信部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様は、自動取引装置と通信を行う携帯端末が実行するプログラムであって、前記自動取引装置の取引内容を示す操作画面の情報を受信し、投影表示された前記操作画面に含まれる前記取引内容に対する操作を受け付け、前記受け付けた前記操作に対応する前記情報を前記自動取引装置へ送信する処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の一態様によれば、携帯端末を活用することにより、自動取引装置の操作画面に触れずに取引を(不衛生を考慮することなく)行うことができる。その結果、利用者の減少を抑制することができる。また、金融機関等の清掃作業や除菌作業、抗菌対策の手間の軽減にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態に係る自動取引システム100の一例を示す説明図である。
図2】ATMのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】携帯端末30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係るATM10及び携帯端末30を備える自動取引システム100の機能構成の一例を示す図である。
図5】ATM10の表示部15に表示される操作画面の一例を示す図である。
図6】携帯端末30の表示部33に表示されるアプリ選択画面の一例を示す図である。
図7】携帯端末30の表示部33に表示される通信開始画面の一例を示す図である。
図8】携帯端末30の表示部33に表示される撮影準備画面の一例を示す図である。
図9】携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
図10】携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
図11】携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
図12】ATM10の表示部15に表示される操作画面の一例を示す図である。
図13】携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
図14】携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
図15】自動取引システム100により実行される自動取引処理の一例を示すシーケンスチャートである(その1)。
図16】自動取引システム100により実行される自動取引処理の一例を示すシーケンスチャートである(その2)。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る自動取引システム100の一例を示す説明図である。自動取引システム100は、ATM10と、携帯端末30と、を備える。
【0016】
ATM10は、現金の入金や出金あるいは振込等を利用者(顧客)の操作により行うもので、金融機関のみならず駅やショッピングセンタ等いろいろな場所に設置されている。
【0017】
ATM10は、既存の預金通帳、キャッシュカードまたはクレジットカード等のカードを用いて、入金、出金、振込や残高照会等の各種取引を実行する装置である。このATM10は、現金自動預払機とも呼ばれる。なお、ATM10は自動取引装置の一例である。以下にATM10を用いて説明を行う。
【0018】
ATM10で使用されるカードは、一例として、顧客の銀行口座に係る情報を磁気ストライプやICチップ等に記憶する銀行カードである。銀行カードが記憶する記録データには、銀行コード、店番、科目、口座番号等がある。
【0019】
ATM10の上部の右側には、カードを用いた取引時にカードを挿入し取引終了後にカードやレシートが排出されるカード入出口111が設けられる。カード入出口111の左側には、通帳を用いた取引時に通帳を挿入し取引終了後に通帳が排出される通帳入出口112が設けられる。カード入出口111と通帳入出口112を、まとめて媒体入出口とも呼ぶ。また、カードには、磁気カードやICカードが含まれる。なお、カード、レシート、通帳および現金をまとめて媒体とも呼ぶ。
【0020】
ATM10のカード入出口111の下部には、紙幣投入および取出し口である紙幣入出口113が設けられる。また、ATM10の通帳入出口112の下部には、硬貨投入および取出し口である硬貨入出口114が設けられる。紙幣入出口113および硬貨入出口114には、それぞれシャッタ(不図示)が設けられ、入金や出金のタイミングでシャッタが開放される。
【0021】
ATM10の中央には、緩い角度で前側にせり出す斜面部が形成され、斜面部には表示部15と、表示部15と一体化されたタッチパネルからなる入力部16が設けられる。表示部15には、操作画面、表示画面、メニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等が適宜表示される。
【0022】
表示部15には、取引内容の操作画面が表示される。操作画面には、取引の種別が表示される。本実施形態においては、例えば取引の種別として、お引出し、お預入れ、残高照会、通帳記入、お振替、お振込、定期預金などが選択可能に表示されている。
【0023】
携帯端末30は、利用者(顧客)が利用する端末である。携帯端末30は、表示部33を備える。表示部33は、例えば、表示機能を有するディスプレイにより構成される。携帯端末30は、例えば、表示機能を有するスマートフォン(Smartphone)により構成される。携帯端末30は、表示機能を有するその他のタブレット端末、ノートPC(Personal Computer)等の端末であってもよい。本実施形態においては、携帯端末30は、後述の撮像部を備える。撮像部は、例えば、撮像機能を有するカメラにより構成される。携帯端末30は、ATM10と通信を行う。
【0024】
携帯端末30は、ATM10の表示部15に表示された操作画面を撮像して、携帯端末30自身の表示部33に投影表示する。利用者は、携帯端末30の表示部33に表示された投影画像を携帯端末30の入力部38を通じて操作することにより、ATM10の表示部15に表示された操作画面に触れずにATM10の取引操作を行うことができる。その結果、衛生的な取引を行うことができる。
【0025】
図2は、ATM10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ATM10は、ATM制御部11、記憶部12、表示部15、入力部16、通帳処理部18、カード処理部20、紙幣処理部22、硬貨処理部24、レシート発行部26および通信部28を有する。また、ATM10は、図2に示していない他のハードウェア構成を備えていてもよい。
【0026】
ATM制御部11は、ATM10全体を統括的に制御するもので、プログラムを読込んで制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)を有する。記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を有する。記憶部12は、ATM制御部11が実行するプログラム、表示画面データ、その他各種データを記憶する。また、記憶部12は、ATM制御部11がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。
【0027】
表示部15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であって、ATM制御部11の指示により、顧客に対して操作画面、表示画面、メニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等を表示する。入力部16は、前述のように表示部15と一体化したタッチパネルで、顧客により、取引の種類の選択、振込先、振込元、振込金額、暗証番号、入金・出金の金額等が入力され、入力された情報はATM制御部11に通知される。
【0028】
通帳処理部18は、通帳入出口112に挿入された通帳を内部に搬送する通帳搬送路、通帳に取引内容を印刷する印字部、通帳に貼付された磁気ストライプのデータへの読取り書込みを行うMS記録再生部を有する。また、通帳処理部18は、通帳入出口112に通帳を検知する通帳センサを有し、通帳処理部18は、通帳センサにより通帳の挿入や排出された通帳の取出しを検知してATM制御部11に通知する。
【0029】
カード処理部20は、カード入出口111に挿入されたカードを内部に搬送したり逆にカードをカード入出口111へ排出したりするカード搬送路、磁気カードに貼付された磁気ストライプのデータへの読取り書込みを行うMS記録再生部、およびICカードのメモリへの読取り書込みを行うメモリ記録再生部を有する。カード処理部20は、カード入出口111にカードを検知するカードセンサを有し、カード処理部20は、カードセンサによりカードの挿入や排出されたカードの取出し検知してATM制御部11に通知する。
【0030】
紙幣処理部22は、不図示の紙幣入出金機構、紙幣識別機構、および紙幣収納機構を備える。紙幣入出金機構は、利用者が入出金口から挿入した紙幣を入金し、または入出金口から利用者へ紙幣を出金する機構である。なお、本実施例では、入金口と出金口は共通の口となっているが、これに限定されず、個別の口を設けてもよい。紙幣識別機構は、入出金された紙幣の真贋や金種を識別する機構である。紙幣収納機構はさらに、不図示の紙幣スタッカ、紙幣カセット、紙幣リジェクトカセット等を含む。
【0031】
紙幣スタッカは、紙幣収納機構に固定された収納部であり、入出金のための紙幣を一時的に収納する紙幣一時保留部である。紙幣カセットは、取引の終了後に、紙幣スタッカに一時的に収納された紙幣を紙幣カセットに搬送して回収する紙幣後処理で用いられるカセットであり、紙幣収納部である。紙幣リジェクトカセットは、再度流通させるのに適さない紙幣を収納する。
【0032】
紙幣処理部22は、紙幣スタッカから紙幣カセットに搬送される紙幣を検知する紙幣センサを有し、紙幣処理部22は、紙幣センサにより紙幣スタッカから紙幣カセットに搬送される紙幣を検知してATM制御部11に通知する。
【0033】
硬貨処理部24は、不図示の硬貨入出金機構、硬貨識別機構、および硬貨収納機構を備える。硬貨入出金機構は、利用者が入出金口から挿入した硬貨を入金し、または入出金口から利用者へ硬貨を出金する機構である。なお、本実施例では、入金口と出金口は共通の口となっているが、これに限定されず、個別の口を設けてもよい。硬貨識別機構は、入出金された硬貨の真贋や金種を識別する機構である。硬貨収納機構はさらに、不図示の硬貨スタッカ、硬貨カセット、硬貨リジェクトカセット等を含む。
【0034】
硬貨スタッカは、硬貨収納機構に固定された収納部であり、入出金のための硬貨を一時的に収納する硬貨一時保留部である。硬貨カセットは、取引の終了後に、硬貨スタッカに一時的に収納された硬貨を硬貨カセットに搬送して回収する硬貨後処理で用いられるカセットであり、硬貨収納部である。硬貨リジェクトカセットは、再度流通させるのに適さない硬貨を収納する。
【0035】
硬貨処理部24は、硬貨スタッカから硬貨カセットに搬送される硬貨を検知する硬貨センサを有し、硬貨処理部24は、硬貨センサにより硬貨スタッカから硬貨カセットに搬送される硬貨を検知してATM制御部11に通知する。紙幣スタッカおよび硬貨スタッカをあわせて「貨幣スタッカ」とも呼ぶ。貨幣スタッカは、後述の貨幣一時保留部の一部として機能する。また、紙幣カセットおよび硬貨カセットをあわせて「貨幣カセット(貨幣収納部)」とも呼ぶ。
【0036】
レシート発行部26は、レシート印刷機構およびレシート搬送機構を備え、顧客が行った取引内容を印刷したレシート媒体をレシート放出口から放出して顧客に発行する機能を有している。通信部28は、図示しないネットワークNを通じてATM10と図示しないホストサーバ間のデータ(電文)の授受を行う。
【0037】
顧客からATM10に支払い操作(出金)がされた場合には、ATM10は、顧客からの指示を支払取引電文等としてホストサーバに送信する。ホストサーバは、顧客の口座の預金残高等が記録してある元帳を参照して支払の可否を判断し、支払許可できる場合には支払許可電文をATM10に送信する。あわせて、ホストサーバは、顧客の口座から支払金額を減額するよう元帳を更新する。ATM10は、ホストサーバから支払許可電文を受信した場合には、所定の金額を出金する。一方、ホストサーバは、支払許可できない場合には支払不可電文をATM10に送信する。
【0038】
図3は、携帯端末30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、携帯端末30は、端末制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、撮像部35、および通信部36を有する。また、携帯端末30は、図3に示していない他のハードウェア構成を備えていてもよい。なお、図3ではATM10が1台で記載されているが、これに限定されず、複数でもよい。また、携帯端末30は、図示しないホストサーバと接続されていてもよい。
【0039】
端末制御部31は、CPU等であり、記憶部32のROMやHDD等に記憶されたプログラムを記憶部32のRAMに展開して順次実行することで、携帯端末30全体の動作を制御する。記憶部32は、RAM、ROM、HDD等であり、端末制御部31が実行するプログラム、各種設定情報等を記憶する。
【0040】
表示部33は、例えばLCDのディスプレイであり、端末制御部31の制御のもとで顧客に対して操作画面、表示画面、メニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等を表示する。入力部34は、前述のように表示部33と一体化したタッチパネルで、ATM10の操作画面を投影した投影画面に対する顧客の操作により、取引の種類の選択、振込先、振込元、振込金額、暗証番号、入金・出金の金額等が入力される。入力された情報は端末制御部31を通じてATM10に通知される。
【0041】
撮像部35は、ATM10の操作画面の撮影用の撮像部であり、CCD等の撮像素子を備える。撮像部35は、被写体を撮像して投影画像を生成する。通信部36は、端末制御部31の制御のもと、ネットワークMを通じてATM10と通信を行う。携帯端末30は、通信部36による通信を行うことで、ATM10との間でデータの送受信を行う。
【0042】
なお、ネットワークMは、特に規定しないが赤外線やBluetooth(登録商標)等の無線通信を推奨する。
【0043】
次に、本実施形態に係るATM10及び携帯端末30を備える自動取引システム100の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係るATM10及び携帯端末30を備える自動取引システム100の機能構成の一例を示す図である。
【0044】
ATM10のATM制御部11は、取引制御部61と、表示制御部62と、を少なくとも有する。ATM10は、図4に示していない他の機能構成を備えていてもよい。
【0045】
取引制御部61は、携帯端末30から送信された取引内容に基づいて取引を行う。表示制御部62は、取引内容に応じた操作画面を表示部15へ表示する。
【0046】
携帯端末30の端末制御部31は、画面撮像部51と、操作画面受信部52と、操作受付部53と、操作情報送信部54と、を少なくとも有する。操作受付部53は、表示制御部531を少なくとも有する。画面撮像部51は、ATM10の取引内容を示す操作画面を撮像する。撮像された操作画面は表示部33へ投影表示する。表示制御部531は、ATM10の取引内容を示す操作画面を表示部33に表示する。
【0047】
図5図13を参照して、ATM10の操作画面を、携帯端末30の表示部33へ投影表示する例について説明する。図5は、ATM10の表示部15に表示される操作画面の一例を示す図である。図6は、携帯端末30の表示部33に表示されるアプリ選択画面の一例を示す図である。図7は、携帯端末30の表示部33に表示される通信開始画面の一例を示す図である。図8は、携帯端末30の表示部33に表示される撮影準備画面の一例を示す図である。図9図11は、携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。図12は、ATM10の表示部15に表示される操作画面の一例を示す図である。図13図14は、携帯端末30の表示部33に表示される投影画面の一例を示す図である。
【0048】
図5に示すように、ATM10の表示部15には、取引内容の選択を示す操作画面が表示されている。操作画面は、取引内容の状況に応じて画面は適宜遷移する。図5の実施形態では、取引内容の初期状態の画面が表示されている。
【0049】
図6は、携帯端末30のアプリケーションを起動する前のアプリ選択画面が表示されている。アプリ選択画面は、携帯端末30の初期状態の画面である。携帯端末30の利用者(顧客)の操作に基づき、アプリ選択画面に表示されている複数のアイコンのうち、本実施形態の自動取引方法を実行するためのアイコン201が選択(タッチ)されると、端末制御部31は、自動取引方法を実行するアプリケーションを起動する。
【0050】
アプリケーションが起動されると、端末制御部31は、図7に示す通信開始画面を表示部33に表示する。通信開始画面には、開始ボタン202が表示されている。通信開始画面には、ATM10のとの通信を開始するためには、開始ボタン202を操作する必要がある旨のメッセージが表示されている。携帯端末30の利用者(顧客)の操作に基づき開始ボタン202が操作(タッチ)されると、端末制御部31は、通信部36によりATM10に対し通信処理開始依頼を通知し、ATM10から通信確立の応答があると、表示部33に図8に示す撮影準備画面を表示する。撮影準備画面には、撮像部35によりATM10の操作画面の撮影を要求するメッセージが表示される。撮影準備画面が表示されると、画面撮像部51は撮像部35を起動し撮影を開始する。
【0051】
撮影準備画面に表示されたメッセージに従い、利用者(顧客)が図5に示すATM10の操作画面の撮影を行うと、操作画面受信部52は、ATM10における取引内容を示す操作画面の情報を受信する。表示制御部531は、図9に示すように、画面撮像部51により撮像されたATM10の操作画面を表示する表示部33に投影する。表示部33に投影された図9に示す投影画面には、ATM10の操作画面に含まれる操作ボタンが投影されると共に、投影表示された操作ボタンを認識中である旨のメッセージが表示されている。
【0052】
認識の結果、利用者(顧客)が利用可能状態となると、端末制御部31は、図10に示すように、ATM10の操作が可能になった旨のメッセージを表示すると共に、認識したボタン203に対し強調表示203aを行う。図10の実施形態においては、強調表示203aは、認識した各ボタン203の周囲において点線で覆う処理が行われている。強調表示は、点線に限らず、蛍光表示、点滅表示、他の色による表示等であってもよい。
【0053】
利用者は、強調表示203aを見ることで、ATM10の操作が可能となったことを認識することができる。また、利用者は、強調表示がなされたボタン203に対応する取引が操作可能となったことを容易に認識することができる。また、利用者は、ATM10の操作が可能になった旨のメッセージを見ることで、ATM10の操作が可能となったことを容易に認識することができる。
【0054】
操作受付部53は、操作画面に対する操作を受け付ける。例えば、操作受付部53は、ATM10の取引内容を示す操作画面に対する利用者の操作を受け付ける。例えば、図11に示すように、ATM10の操作画面が投影された投影画面に表示されたボタン203のうち、「お引出し」のボタン203が選択されると、選択された取引内容である「お引出し」に対する操作を受け付ける。端末制御部31は、操作を受け付けた「お引出し」のボタン203の色を変化させる。これにより、利用者は当該取引内容が選択されたことを容易に認識することができる。
【0055】
操作情報送信部54は、操作受付部53により受け付けた操作に対応する情報をATM10へ送信する。例えば、操作情報送信部54は、操作受付部53により受け付けた取引内容を、通信部36を通じてATM10へ送信する。例えば、図11において「お引出し」の取引内容の選択を受け付けた場合には、操作情報送信部54は、選択を受け付けた「お引出し」の操作に対応する情報(取引内容の情報)をATM10へ送信する。これにより、利用者(顧客)は、ATM10の表示部15(入力部16)に表示された操作画面に触れずに取引を行うことができる。その結果、ATM10の画面の不衛生を考慮することなく、取引を行うことができ、その結果、利用者の減少を抑制することができる。
【0056】
なお、操作画面が遷移した場合についても、上述の図9図11と同様の処理が繰り返し実行される。
【0057】
ATM10の表示部15の操作画面が遷移して暗証番号入力画面の操作画面に遷移した場合について図12図14を参照して説明する。
【0058】
図12に示すように、ATM10の表示部15には、操作画面として暗証番号入力画面が表示されている。暗証番号入力画面に、暗証番号を入力するためのテンキーのボタンと、暗証番号の入力を促す旨のメッセージが表示されている。
【0059】
表示制御部531は、図13に示すように、画面撮像部51により撮像されたATM10の操作画面を表示する表示部33に投影する。表示部に投影された図13に示す投影画面には、ATM10の操作画面に含まれる暗証番号を入力するためのテンキーのボタン204が投影されると共に、投影表示された操作ボタンを認識中である旨のメッセージが表示されている。
【0060】
認識の結果、利用者(顧客)が利用可能状態となると、端末制御部31は、図14に示すように、ATM10の操作が可能になった旨のメッセージを表示すると共に、認識したボタン204に対し強調表示204aを行う。図14の実施形態においては、強調表示203aは、認識した各ボタン203の周囲において点線で覆う処理が行われている。強調表示は、点線に限らず、蛍光表示、点滅表示、他の色による表示等であってもよい。
【0061】
利用者は、強調表示203aを見ることで、ATM10の操作が可能となったことを認識することができる。また、利用者は、強調表示がなされたボタン203に対応する取引が操作可能となったことを認識することができる。
【0062】
操作受付部53は、利用者の操作に基づき、ATM10の取引内容を示す操作画面に含まれる取引内容に対する操作を受け付ける。例えば、図13に示すように、ATM10の操作画面が投影された投影画面に表示されたテンキーのボタン204のうち、選択されたボタンに対応する暗証番号に対する操作を受け付ける。
【0063】
操作情報送信部54は、操作受付部53により受け付けた暗証番号の取引内容を通信部36を通じてATM10へ送信する。例えば、図13において暗証番号「1234」の取引内容の選択を受け付けた場合には、操作情報送信部54は、選択を受け付けた「1234」の操作に対応する情報(取引内容の情報)をATM10へ送信する。これにより、利用者(顧客)は、ATM10の表示部15(入力部16)に表示された操作画面に触れずに暗証番号を入力して取引を行うことができる。その結果、ATM10の画面の不衛生を考慮することなく、取引を行うことができ、その結果、利用者の減少を抑制することができる。
【0064】
次に、図15図16を参照して、自動取引システム100により実行される自動取引処理の一例について説明する。図15図16は、自動取引システム100により実行される自動取引処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【0065】
自動取引処理が開始されると、ATM10のATM制御部11は、操作画面として図5に示す取引内容の選択を示す操作画面を表示部15に表示する(ステップS101)。また、自動取引処理が開始されると、携帯端末30の端末制御部31は、図6に示すアプリ選択画面を表示部33に表示する。そして、アイコン201が選択されると、端末制御部31は、アプリケーションを起動する(ステップS102)。
【0066】
アプリケーションが起動すると、端末制御部31は、図7に示す通信開始画面を表示部33に表示する(ステップS103)。端末制御部31は、利用者の操作に基づき、通信開始の操作を受け付けたか、すなわち、図7に示す開始ボタン202に対する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップ104)。
【0067】
通信開始の操作を受け付けていない場合(ステップS104:NO)には、通信開始の操作を受け付けるまでの間処理を待機する。通信開始の操作を受け付けた場合(ステップS104:YES)には、ATM10に対し通信開始を通知し、通信開始依頼を行う(ステップS105)。
【0068】
ATM10のATM制御部11は、携帯端末30から通信開始依頼を受け付けると、通信開始処理を開始し(ステップS106)、携帯端末30に対し通信確立の応答を行う(ステップS107)。
【0069】
携帯端末30の端末制御部31は、ATM10から通信確立の応答を受け付けると、図8に示す撮像準備画面を表示部33に表示する(ステップS108)。
【0070】
端末制御部31は、撮像を開始し(ステップS109)、撮像処理を行う(ステップS110)。撮像処理では、端末制御部31は、図5に示すATM10の操作画面を撮像部35により撮像する処理を行う。
【0071】
撮像処理が行われると、端末制御部31は、撮像部35による撮像した撮像画像を投影画像として図9に示すように表示部33に投影して表示する(ステップS111)。図9に示すように、端末制御部31は、操作可能状態となったか否かを判定する(ステップS112)。操作可能状態とは、例えば、ATM10の表示部15に表示されている操作画面の全てが表示部33の投影画面上に含まれているか否かに基づいて判断する。操作可能状態となっていない場合(ステップS112:NO)には、携帯端末30は、操作可能状態となるまで処理を待機する。
【0072】
操作可能状態となった場合(ステップS112:YES)には、端末制御部31は、図10に示すように、投影画面に表示されている取引内容に対応するボタン203を強調表示203aする(ステップS113)。利用者は、強調表示203aを見ることで、ATM10の操作が可能となったことを認識することができる。また、利用者は、強調表示がなされたボタン203に対応する取引が操作可能となったことを認識することができる。
【0073】
また、端末制御部31は、操作可能状態となった場合には、図10に示す投影画面が動かないようにロックする(ステップS114)。投影画面をロックすることにより、携帯端末30を動かした場合であっても、携帯端末30の表示部33に表示された投影画面に対する操作を行うことができる。したがって、利用者に対する操作効率を向上することができる。
【0074】
また、端末制御部31は、図10に示すように、投影画面にATM10の操作が可能になった旨のメッセージを表示する(ステップS115)。利用者は、ATM10の操作が可能になった旨のメッセージを見ることで、ATM10の操作が可能となったことを容易に認識することができる。
【0075】
端末制御部31は、操作画面におけるボタン203の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS116)。操作画面におけるボタン203の操作を受け付けていない場合(ステップS116:NO)には、操作画面におけるボタン203の操作を受け付けるまで処理は待機となる。操作画面におけるボタン203の操作を受け付けた場合(ステップS117:YES)には、端末制御部31は、操作されたボタン203に対応する取引の内容をATM10に通知する(ステップS117)。
【0076】
例えば、図11に示すように、「お引出し」のボタン203が選択されると、端末制御部31は、選択された「お引出し」のボタン203に対応する取引「お引出し」の情報をATM10に通知する(ステップS117)。
【0077】
ATM10のATM制御部11は、携帯端末30から取引の情報が通知されたか否かを判定する(ステップS118)。携帯端末30から取引の情報が通知されていない場合(ステップS118:NO)には、処理は待機となる。携帯端末30から取引の情報が通知された場合(ステップS118:YES)には、ATM制御部11は、操作されたボタンの種類に応じた取引を実行する。例えば、ステップS116において、端末制御部31が「お引出し」に対する操作が行われた場合には、ATM制御部11は、「お引出し」に関する取引を実行する。
【0078】
ATM制御部11は、ステップS119において取引を実行した結果、取引が終了したか否かを判定する(ステップS120)。取引が終了していない場合(ステップS120:NO)には、ATM制御部11は、取引内容に応じた操作画面を表示部15に表示する(ステップS121)。この処理では、例えば図12に示すように、ATM制御部11は、操作画面を遷移して、新たな操作画面として暗証番号入力画面を表示部15に表示する処理が行われる。その後、処理はステップS118に戻り、取引が終了するまでの間ステップS118~ステップS121の処理が繰り返し実行される。
【0079】
取引が終了した場合(ステップS120:YES)には、ATM制御部11は、携帯端末30に対し終了通知を行う(ステップS122)。その後、ATM10による自動取引処理は終了となり、処理は初期状態に戻る。
【0080】
携帯端末30の端末制御部31は、ATM10から終了通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS123)。終了通知を受け付けていない場合(ステップS123:NO)には、処理はステップS110に戻り、終了通知を受け付けるまでの間、ステップS110~S117の処理が繰り返し実行される。終了通知を受け付けた場合(ステップS123:YES)には、携帯端末30による自動取引処理は終了となり、処理は初期状態に戻る。
【0081】
以上のことから、携帯端末30に表示された投影画面に対し操作を行うことにより、利用者(顧客)は、ATM10の表示部15(入力部16)に表示された操作画面に触れずに取引を行うことができる。その結果、ATM10の画面の不衛生を考慮することなく、取引を行うことができ、その結果、利用者の減少を抑制することができる。
【0082】
また、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。
【符号の説明】
【0083】
11 :ATM制御部
12 :記憶部
15 :表示部
16 :入力部
18 :通帳処理部
20 :カード処理部
22 :紙幣処理部
24 :硬貨処理部
26 :レシート発行部
28 :通信部
30 :携帯端末
31 :端末制御部
32 :記憶部
33 :表示部
34 :入力部
35 :撮像部
36 :通信部
38 :入力部
51 :画面撮像部
52 :操作画面受信部
53 :操作受付部
531 :表示制御部
54 :操作情報送信部
55 :縮尺受付部
56 :画面記録部
57 :取引内容記録部
61 :取引制御部
62 :表示制御部
100 :自動取引システム
111 :カード入出口
112 :通帳入出口
113 :紙幣入出口
114 :硬貨入出口
N :ネットワーク
図1
図2
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