IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ネオックスの特許一覧

<>
  • 特許-緩衝シート 図1
  • 特許-緩衝シート 図2
  • 特許-緩衝シート 図3
  • 特許-緩衝シート 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-05
(45)【発行日】2024-09-13
(54)【発明の名称】緩衝シート
(51)【国際特許分類】
   B65D 81/03 20060101AFI20240906BHJP
【FI】
B65D81/03 100Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020093055
(22)【出願日】2020-05-28
(65)【公開番号】P2021187474
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】514192756
【氏名又は名称】株式会社ネオックス
(74)【代理人】
【識別番号】100121603
【弁理士】
【氏名又は名称】永田 元昭
(74)【代理人】
【識別番号】100141656
【弁理士】
【氏名又は名称】大田 英司
(74)【代理人】
【識別番号】100182888
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100196357
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 吉章
(74)【代理人】
【識別番号】100067747
【弁理士】
【氏名又は名称】永田 良昭
(72)【発明者】
【氏名】島 圭吾
(72)【発明者】
【氏名】安野 民雄
【審査官】杉田 剛謙
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110435219(CN,A)
【文献】特開2017-226449(JP,A)
【文献】特開2016-020232(JP,A)
【文献】特開2002-137314(JP,A)
【文献】特開平07-206044(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0107017(US,A1)
【文献】特開2002-337925(JP,A)
【文献】特表平10-502586(JP,A)
【文献】中国実用新案第210365111(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙ベースの素材からなるシート状の立体化済み緩衝材と、前記立体化済み緩衝材の両面を挟む植物由来の外装シートで構成され
前記外装シートの外周縁部に塗布された接着剤で外装シート同士が接合されるとともに、
前記外装シートの内周部に部分的に塗布された接着剤で外装シートと立体化済み緩衝材が接合された
緩衝シート。
【請求項2】
前記外装シートにおける植物由来の成分が90%以上である
請求項1に記載の緩衝シート。
【請求項3】
前記立体化済み緩衝材が、一方向に延びる多数のスリットが千鳥状に配設されたシート材を引き伸ばして立体化させるものであり、
前記スリットの間隔がmm以上、10mm未満であるとともに、前記スリットの長さが10mm以上~50mm未満あって、
前記スリットの間隔と前記スリットの長さの比が1:5である
請求項1または請求項2に記載の緩衝シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、梱包や包装等に用いられる緩衝シートに関する。
【背景技術】
【0002】
前述のような緩衝材として、下記特許文献1のようなものがある。この緩衝材は、紙製のシートに一方向に伸びる多数のスリットを配設して形成されている。具体的には、スリット部と非スリット部を交互に一直線上に並べたスリット列が多数並設され、並設に際して一のスリット列におけるスリット部の中間位置と、その隣のスリット列における非スリット部の中間位置を並べている。
【0003】
このような緩衝材は、スリットを広げる方向に引っ張って伸ばして、スリットをおおよそハニカム状に形成してから使用する。引っ張る作業は手で行い、丸めたり折ったりするなどして緩衝材として梱包等に用いられる。緩衝材は紙製であるので、廃棄を含めて取り扱い性がよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平1-226574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スリットをハニカム状に引き伸ばしてから使用するものであるので、緩衝材を詰めるにあたって丸めたり折ったりしたときにスリットが閉じてしまえば、緩衝能力が低減してしまう。
【0006】
そこでこの発明は、取り扱い性がよいうえに確実に緩衝作用を得られるようにすることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのための手段は、紙ベースの素材からなるシート状の立体化済み緩衝材と、前記立体化済み緩衝材の両面を挟む植物由来の外装シートで構成された緩衝シートである。
【0008】
この構成では、外装シートが立体化済み緩衝材の両面を覆い立体化済み緩衝材を保持する。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、立体化済み緩衝材の両面を外装シートで挟んだ構造であるので、立体化済み緩衝材の形態が維持される。このため、単に包んだり詰めたりするだけで確実な緩衝作用を得ることができる。また、立体化済み緩衝材と外装シートは植物性であるので、取り扱い性がよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】緩衝シートの一部破断正面図。
図2】緩衝シートの断面図。
図3】緩衝材の構造を示す正面図。
図4】外装シートの正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
【0012】
図1に、緩衝シート11の一部破断正面図を示す。この図に示すように緩衝シート11は適宜大、適宜形状のシート状に形成され、内部に立体化済み緩衝材12が装入されている。図2は緩衝シート11の断面図を示す。
【0013】
すなわち緩衝シート11は、シート状の立体化済み緩衝材12と、立体化済み緩衝材12の両面を挟む外装シート13で構成されている。立体化済み緩衝材12は紙ベースの素材からなり、外装シート13は植物由来の材料からなるものである。
【0014】
まず、立体化済み緩衝材12について説明する。
【0015】
立体化済み緩衝材12は、図3の(a)に示したように平坦な一枚のシート材である緩衝材21を引き伸ばして得られるものである。
【0016】
緩衝材21は、一方向に延びる多数のスリット22が千鳥状に配設されている。スリット22は厚さ方向に貫通する切り目である。
【0017】
緩衝材21のスリット22は一直線上に等間隔に並べられている。スリット22を有する仮想の直線をスリット列とすると、図3の(a)に一部を拡大して示したようにスリット列は、所定長さのスリット22と、スリット22間の非スリット23で構成されていることになる。このようなスリット列は多数並設され、隣り合うスリット列のスリット22と非スリット23の中間位置が互いに並ぶように配置されている。図3の(a)において、Lはスリット長さ、Wはスリット間隔を示している。
【0018】
このような緩衝材21は、スリット22を有するだけでは単なるシート状であるので緩衝作用はあまりない。しかし、スリット22の長手方向と直交する方向で引き伸ばしてスリット22を広げると、図3の(b)に一部を拡大して示すように、おおよそハニカム形状の目24(開口)が形成された立体化済み緩衝材12となる。この目24を形成する部分、つまりスリット22以外の部分は、緩衝材21の面方向に対して斜めに傾いて、緩衝作用を発揮する構造である。
【0019】
緩衝材21の素材は、前述したように紙ベースであるが、具体的にはたとえばクラフト紙、段ボール原紙等があり、腰のある材質であるのが好ましい。
【0020】
つぎに外装シート13であるが、外装シート13は平坦な一枚のシートで構成される。前述したように外装シート13は植物由来の材料からなるものであり、具体的にはたとえば、紙や不織布などで構成される。
【0021】
紙としては、様々な種類のものを使用できる。不織布としては、たとえばレーヨンやドライパルプなど各種材料を用いたスパンレース不織布や湿式不織布などがあげられる。紙や不織布はコーティングされたものであってもよい。
【0022】
望ましい外装シート13は、植物由来の成分が90%以上のものである。本来ならば緩衝シート11は100%植物由来であるのが良い。しかし、資材原料や使用目的によっては接着剤などのバインダーを植物由来でない物にしないと十分な強度物性が得られず使用に適さず緩衝シートとして成り立たないことがあり、植物由来でない材料が入るのを皆無にすることができない場合がある。ただし、植物性由来の物が10%以上入ると、植物由来の緩衝材といえなくなってしまうので、前述のように外装シート13は植物由来の成分が90%以上であるのが望ましい。
【0023】
外装シート13は1枚又は2枚用いられ、外装シート13間に立体化済み緩衝材12が装入される。外装シート13同士の貼り合わせと立体化済み緩衝材12の保持を接着剤による接着で行う場合、2枚の外装シート13の内側面に接着剤14(図4参照)を塗布し、外装シート13の内側に収まる大きさの立体化済み緩衝材12を貼り付ける。
【0024】
接着剤14の塗布は、図4に示したように、外装シート13の外周縁部31と内周部32に行う。外周縁部31の接着剤14は主に外装シート13同士を接合するためのものであり、内周部32の接着剤14は立体化済み緩衝材12を接合するためのものである。内周部32の接着剤14は全面に塗布することもできるが、部分的に行うのが好ましい。立体化済み緩衝材12を拘束しつつも変形の自由度を得るためである。
【0025】
図4の例では、内周部32の接着剤14は方形の外装シート13の2本の対角線上に適宜幅で形成したが、例えば平行な線を描くように、また複数の円を描くようにと、適宜の塗布態様を採用できる。
【0026】
接着剤14を塗布した外装シート13における主に内周部32の接着剤14に対して立体化済み緩衝材12を貼り合わせて挟み込むとともに、外周縁部31の接着剤14で外装シート13同士を接合すると、緩衝シート11が完成する。
【0027】
以上のような構成の緩衝シート11について、緩衝能力が緩衝材21のスリット22の態様によってどのように異なるか検証する試験を行った。
【0028】
試験は、緩衝シート11で包んだ鶏卵を所定高さから木製テーブルに落下させて行い、鶏卵が割れたか否かを確認するものである。鶏卵はおおよそ一重に包んだ。鶏卵にはLサイズ(64g以上70g未満)のものを使用し、落とす高さはテーブル上方5cmの高さであり、同じ試験体について5回ずつ行った。
【0029】
緩衝シート11の材料は、立体化済み緩衝材12も外装シート13も50g/mのクラフト紙である。つまり、緩衝シート11の材料は接着剤14を除きすべて植物性である。
【0030】
試験体における緩衝材21のスリット長さLとスリット間隔Wは(図3参照)、表1に示したとおりである。スリット長さLは2mm~60mmの範囲、スリット間隔Wは0.5mmから15mmの範囲であり、表1に示したように適宜組み合わせて試料とした。
【0031】
【表1】
試験体No.1は、スリット長さLが2mmで、スリット間隔Wが1mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは2:1であり、いずれの値もLサイズの鶏卵に比してきわめて小さい。
【0032】
試験体No.2は、スリット長さLが3mmで、スリット間隔Wが1mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは3:1であり、特に立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値はLサイズの鶏卵に比してきわめて小さい。
【0033】
試験体No.3は、スリット長さLが5mmで、スリット間隔Wが0.5mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは10:1であり、特に立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値はLサイズの鶏卵に比してきわめて小さい。
【0034】
試験体No.4は、スリット長さLが5mmで、スリット間隔Wが1mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは5:1であり、試験体No.3と比べて立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値は2倍であるが、立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLは、試験体No.3と同じである。
【0035】
試験体No.5は、スリット長さLが5mmで、スリット間隔Wが2mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは5:2であり、試験体No.4と比べて立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値は2倍である。
【0036】
試験体No.6は、スリット長さLが10mmで、スリット間隔Wが2mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは5:1であり、試験体No.4と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLと、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値は、共に2倍である。
【0037】
試験体No.7は、スリット長さLが20mmで、スリット間隔Wが5mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは4:1であり、試験体No.6と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値は2倍、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値は2.5倍である。
【0038】
試験体No.8は、スリット長さLが35mmで、スリット間隔Wが7mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは5:1であり、試験体No.7と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値は1.75倍、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値は1.4倍である。
【0039】
試験体No.9は、スリット長さLが35mmで、スリット間隔Wが10mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは7:2であり、試験体No.8と比べて立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値のみを3mm長くした。
【0040】
試験体No.10は、スリット長さLが40mmで、スリット間隔Wが7mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは40:7であり、試験体No.8と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値のみを5mm長くし、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値のみを3mm短くした。
【0041】
試験体No.11は、スリット長さLが50mmで、スリット間隔Wが10mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは5:1であり、試験体No.9と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値のみを15mm長くした。
【0042】
試験体No.12は、スリット長さLが60mmで、スリット間隔Wが10mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは6:1であり、試験体No.11と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値のみを10mm長くした。
【0043】
試験体No.13は、スリット長さLが50mmで、スリット間隔Wが15mmである。つまり、スリット長さL:スリット間隔Wは10:3であり、試験体No.12と比べて立体化済み緩衝材12のスリットの開きに関わるスリット長さLの値を10mm長くし、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wの値を5mm長くした。
【0044】
なお、試験体No.13は、立体化済み緩衝材12の厚みに関わるスリット間隔Wが15mmであり、嵩高く、鶏卵を包むことが困難であったので、試験を行わなかった。
【0045】
試験の結果は、試験体No.1では5回すべてで鶏卵が割れた。試験体No.2では3個、試験体No.3では5個、試験体No.4では2個、試験体No.11では1個、試験体No.12では4個の鶏卵が割れた。
【0046】
一方、試験体No.4から試験体No.10では、一回も鶏卵は割れなかった。
【0047】
この結果から、スリット間隔が1mm未満である場合とスリット長さが3mm未満である場合には、鶏卵にとって緩衝材になりにくいことが判る(試験体No.1、試験体No.3)。このことは、試験体No.4と試験体No.5の対比からも判る。つまり、試験体No.4と試験体No.5のスリット長さLは共に5mmであるが、スリット間隔Wについては、試験体No.4は試験体No.5の半分で1mmである。試験体No.5では割れた卵はなかったのに対して、試験体No.4では2個割れている。
【0048】
また、スリット長さLとスリット間隔Wの比が5:1である試験体No.4、6、8及び11の結果を比べると、いずれも緩衝機能は認められるが、スリット間隔Wの値が小さい試験体No.4では、5個のうち2個の鶏卵が割れた。またスリット長さLの値が大きい試験体No.11では1個の鶏卵が割れた。このことから、スリット長さLとスリット間隔Wのいずれかでも一定範囲を超えて小さい場合、また大きい場合に、緩衝機能が劣化することが判る。
【0049】
試験の結果から判ることではないが、スリット間隔が10mmを超える場合は緩衝材として嵩張りすぎる。スリット長さについては、50mmを超えると鶏卵にとって緩衝材になりにくい。
【0050】
これらの結果から、緩衝シート11における緩衝材21のスリット間隔Wは、1~10mm、好ましくは1~8mm程度であるのがよく、スリット長さLは3~50mm、好ましくは5~35mm程度であるのが好ましい。
【0051】
以上のような構成の緩衝シート11は、梱包や包装に際して物品を包んだり物品と容器との間に詰め込んだりして使用される。包んだり詰め込んだりする場合には、必要に応じて折ったり丸めたりするほか、不要な部分があれば切除したりしてもよい。
【0052】
緩衝シート11は、立体化済み緩衝材12の両面を外装シート13で挟んだ構造であるので、立体化済み緩衝材12の形態が維持されており、単に包んだり詰め込んだりするだけで緩衝機能を発揮させることができ、取り扱い性がよい。しかも、立体化済み緩衝材12は紙ベースの素材からなり、外装シート13は植物由来のものであるので、不要時には何ら手を加えるとなく紙として廃棄でき、この点からも取り扱い性が良い。
【0053】
以上の構成はこの発明を実施するための一形態であって、この発明のシート材は前述の緩衝材21に対応するも、この発明はその他の構成を採用することもできる。
【0054】
たとえば、立体化済み緩衝材12は、ハニカム状に立体化したもの以外のものであってもよい。
【0055】
また、外装シート13に通気性を有するものを使用したり、通気穴や切り欠き(窓)を有するものを使用したりすると、例えば蒸れに敏感な物品の梱包等に好適なものとすることができる。
【0056】
立体化済み緩衝材12は複数枚重ねて備えてもよい。
【0057】
前述の例において外装シート13は、2枚貼り合わせたものを示したが、例えば1枚の外装シート13を二つ折りして、そのなかに立体化済み緩衝材12を備えてもよい。
【0058】
立体化済み緩衝材12と外装シート13の接合は、溶着等で行うこともできる。
【0059】
また、緩衝シート11はシートとして使用されるほか、例えば封筒のような形態に組み立てて、封筒などの梱包材、包装材として使用することもできる。
【符号の説明】
【0060】
11…緩衝シート
12…立体化済み緩衝材
13…外装シート
21…緩衝材
22…スリット
図1
図2
図3
図4