(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-05
(45)【発行日】2024-09-13
(54)【発明の名称】保管箱
(51)【国際特許分類】
A47G 29/00 20060101AFI20240906BHJP
A47G 29/08 20060101ALI20240906BHJP
【FI】
A47G29/00 A
A47G29/08
(21)【出願番号】P 2023547807
(86)(22)【出願日】2022-01-28
(86)【国際出願番号】 KR2022001552
(87)【国際公開番号】W WO2022169214
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-08-07
(31)【優先権主張番号】10-2021-0017628
(32)【優先日】2021-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】523298557
【氏名又は名称】キム、サン-フン
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、サン-フン
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】実開昭62-159436(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/00
A47G 29/08
B65D 43/00-43/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状又は中空の函体状をして保管箱の外形をなす外形体(10)の縁に沿って設けられる芯(100)と、
隣接する外形体(10)のそれぞれに設けられた芯(100)が一度に貫通するように結合される軸決定クリップ(200)と、を含むことで、
前記芯(100)をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺に軸決定クリップ(200)が結合されることにより、前記軸決定クリップ(200)によって結合された外形体(10)が軸決定クリップ(200)を中心に回転して保管箱が開かれること
ができ、
前記軸決定クリップ(200)は、一つの外形体(10)及びこれに隣接する他の外形体(10)に設けられた芯(100)がそれぞれ貫通するように長手方向に沿って形成された第1貫通孔(210)及び第2貫通孔(220)と、前記第1貫通孔(210)及び第2貫通孔(220)がそれぞれ外部と連通するように幅方向に沿って形成された第1嵌め込み孔(230)及び第2嵌め込み孔(240)を含むことで、前記第1嵌め込み孔(230)及び第2嵌め込み孔(240)を介して前記芯(100)に嵌め込まれて結合され、
前記第1貫通孔(210)及び第2貫通孔(220)は、芯(100)の直径に対応する直径を有するように形成され、
前記第1嵌め込み孔(230)及び第2嵌め込み孔(240)は、それぞれの最外側端間の間隔が、一つの外形体(10)及び他の外形体(10)に設けられた芯(100)間の間隔よりも狭い間隔をなすように、一つの外形体(10)の芯(100)と他の外形体(10)の芯(100)との間を向きながら、芯(100)の直径よりも小さい幅を有するように形成される一方、
前記軸決定クリップ(200)で回転した外形体(10)と当接可能な外側面は、第1嵌め込み孔(230)及び第2嵌め込み孔(240)と対応する部分が内側に陥入して係止防止部(250)が形成されることを特徴とする、保管箱。
【請求項2】
前記軸決定クリップ(200)による外形体(10)の回転に干渉しない形態をなしながら、軸決定クリップ(200)が結合されていない芯(100)の部分に結合される仕上げクリップ(300)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の保管箱。
【請求項3】
前記芯(100)は、外形体(10)の外縁に沿って設けられ、隣接する外形体(10)のうちの少なくとも一つの外形体(10)に設けられた芯(100)が貫通するように結合され、紐(20)が固定できる紐固定クリップ(400)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の保管箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保管箱に関し、特に、保管される物品や使用目的に応じて使用者が任意に変形させて使用することができる、開放方向設定が可能な保管箱に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、保管箱とは、物品を保管し管理するために入れておくものを意味し、バッグ又はケースを保管箱ともいう。このような保管箱は、通常、保管するための物品の大きさや形状などを考慮して構成され、物品の保管又は取り出しのために一部が開閉可能に構成される。
【0003】
開閉可能に構成された保管箱は、保管箱を製作する際に定められた方向に開閉されるように構成されるので、物品の種類又は使用者の必要に応じて開閉方向を変更することができない。よって、使用者は、物品や使用目的に応じてそれぞれ異なる保管箱を用意しなければならない。
【0004】
また、保管箱を持ち運ぶためのハンドルや担ぐための紐も、保管箱を製作する当時に定められた位置に備えられるので、使用者が必要に応じて任意にハンドルや紐などのアクセサリーの位置を変更することが難しいため、同じ保管箱に対しては一律的な使用形態を示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、保管される物品や使用目的に応じて、開かれる方向又はアクセサリーの位置を使用者が任意に決定して変形させることができる保管箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明による開放方向設定が可能な保管箱は、板状又は中空の函体状をして保管箱の外形をなす外形体の縁に沿って設けられる芯と、隣接する外形体のそれぞれに設けられた芯が一度に貫通するように結合される軸決定クリップと、を含むことで、前記芯をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺に軸決定クリップが結合される。
【0007】
また、前記軸決定クリップは、一つの外形体、及びこれに隣接する他の外形体に設けられた芯がそれぞれ貫通するように長手方向に沿って形成された第1貫通孔及び第2貫通孔と、前記第1貫通孔及び第2貫通孔がそれぞれ外部と連通するように幅方向に沿って形成された第1嵌め込み孔及び第2嵌め込み孔を含むことで、前記第1嵌め込み孔及び第2嵌め込み孔を介して、前記芯に嵌め込まれて結合されることができる。
【0008】
また、前記第1嵌め込み孔及び第2嵌め込み孔は、一つの外形体の芯と他の外形体の芯との間を向くように形成できる。
【0009】
また、前記軸決定クリップによる外形体の回転に干渉しない形態をなしながら、軸決定クリップが結合されていない芯部分に結合される仕上げクリップをさらに含むことができる。
【0010】
また、前記芯は、外形体の外縁に沿って設けられ、隣接する外形体のうちの少なくとも一つの外形体に設けられた芯が貫通するように結合され、紐が固定できる紐固定クリップをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、軸決定クリップによって結合された外形体が軸決定クリップを中心に回転して保管箱が開放できるので、使用者は、芯をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺を、保管箱を開くための回転軸として選択して、軸決定クリップを結合させることにより、保管される物品又は使用目的に応じて、開かれる方向を変形させることができる。
【0012】
また、仕上げクリップを介して、軸決定クリップが結合されていない芯の部分が露出しないようにして、美麗さを確保することができ、紐固定クリップを介して、保管箱を持ち上げるか担ぐための紐の位置を使用者が任意に決定することができるため、使用上の便宜性を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の第1実施形態による保管箱が分解された斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態による保管箱が結合された斜視図である。
【
図3】本発明の第1実施形態による保管箱が様々な方向に開かれることができることを示す例示図である。
【
図4】本発明の保管箱に適用される軸決定クリップ、仕上げクリップ、紐固定クリップの構造を示す斜視図である。
【
図5】本発明の第1実施形態による保管箱に軸決定クリップが結合されることを示す例示図である。
【
図6】本発明の第1実施形態による保管箱に軸決定クリップ、仕上げクリップ、紐固定クリップが結合できることを示す斜視図である。
【
図7】本発明の第1実施形態による本発明の保管箱に仕上げクリップ、紐固定クリップが結合されることを示す例示図である。
【
図8】本発明の第1実施形態による保管箱に軸決定クリップ、仕上げクリップ、紐固定クリップが結合された状態を示す斜視図である。
【
図9】本発明の第2実施形態による保管箱を組み立てるための構成の分解斜視図である。
【
図10】本発明の第2実施形態による保管箱の一部が組み立てられた状態を示す斜視図である。
【
図11】本発明の第2実施形態による保管箱の一部が組み立てられた状態で一つの外形体が回転することを示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明では、保管される物品や使用目的に応じて、開かれる方向又はアクセサリーの位置を使用者が任意に決定して変形させることができるように、板状又は中空の函体状をして保管箱の外形をなす外形体の縁に沿って設けられる芯と、隣接する外形体のそれぞれに設けられた芯が一度に貫通するように結合される軸決定クリップと、を含むことで、前記芯をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺に軸決定クリップが結合されることにより、前記軸決定クリップによって結合された外形体が軸決定クリップを中心に回転して保管箱が開かれることを特徴とする、保管箱を提案する。
【0015】
本発明の権利範囲は、以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨から逸脱することなく、当該技術分野における通常の知識を有する者によって様々に変形実施できる。
【0016】
以下、本発明の保管箱は、添付の
図1~
図11を参照して詳細に説明する。
【0017】
本発明の保管箱は、
図1~
図11に示すように、保管箱の外形をなす外形体10の縁に沿って設けられる芯100と、芯100に結合される軸決定クリップ200と、を含む。
【0018】
本発明における外形体10は、板状又は中空の函体状をなすように形成され、少なくとも2つの外形体10が結合されて保管箱の全体外形を形成しながら内部に物品を収容することが可能な収容空間を形成する。一例として、
図1及び
図2に示すように、一面が開放された中空の函体状をなす外形体10が、内側に収容空間が形成されるように上下に配置されて保管箱を形成してもよく、他の例として、
図9~
図11に示すように、板状をする複数の外形体10が、内側に収容空間が形成される多角面体の形状をなすように配置されて保管箱を形成してもよい。そして、外形体10は、横断面円形又は多角形に形成できるが、後述する軸決定クリップ200の結合容易性、及び開かれる方向の様々な変化を考慮して、外形体10は、横断面多角形をなすように形成されることが好ましく、以下では、これを前提として説明する。
【0019】
芯100は、細い管状をなすように形成でき、一例として、ワイヤーで構成できる。このような芯100は、外形体10の縁に沿って設けられ、外形体10の内縁に沿って設けられてもよいのはもとより、外形体10の外縁に沿って設けられてもよい。但し、使用者が後述の軸決定クリップ200などを容易に結合又は結合解除することができるように、芯100は、
図1、
図2及び
図9~
図10に示すように、外形体10の外縁に沿って設けられることが好ましい。
【0020】
芯100は、外形体10の外縁に沿って設けられる際に、軸決定クリップ200が結合された状態で外形体10が回転できるように、外形体10の外周(又は周面)から所定間隔離間して設けられる。一例として、外形体10の外周(又は周面)から外側方向に突出した固定片が、外形体10の外縁に沿って所定の間隔ごとに複数形成されてもよく、複数の固定片を貫通するように芯100が備えられてもよい。他の一例として、本発明は、
図1及び
図2に示すように、外形体10の外周(又は周面)に対応して設けられ、外形体10の外周(又は周面)に結合できる固定枠500をさらに含んでもよく、固定枠500の外周から外側方向に突出した芯固定具510が固定枠500の外縁に沿って所定の間隔ごとに複数形成されてもよく、複数の芯固定具510を貫通するように芯100が備えられてもよい。
【0021】
上述したように、外形体10の外縁に沿って設けられた芯100は、外形体10の横断面と対応する多角形の形状をなすので、複数の辺を有する。また、芯100は、一例として、1本のワイヤーが多角形の形状をなすように形成されてもよく、他の一例として、それぞれのワイヤーが芯100をなす1つの辺を形成しながら、複数のワイヤーが固定片又は芯固定具510を貫通するように挿入されることにより、多角形の形状をなすように形成されてもよい。
【0022】
軸決定クリップ200は、
図1及び
図2に示すように、隣接する外形体10のそれぞれに設けられた芯100が一度に貫通するように結合される。このとき、芯100をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺に軸決定クリップ200が結合されることにより、軸決定クリップ200によって結合された外形体10が軸決定クリップ200を中心に回転して保管箱が開かれる。よって、使用者は、芯100をなす複数の辺のうちの少なくとも一つの辺を、保管箱を開くための回転軸として選択して、軸決定クリップ200を結合させることにより、
図3に示すように、保管される物品又は使用目的に応じて、開かれる方向を変形させることができる。
【0023】
すなわち、軸決定クリップ200は、隣接する外形体10のそれぞれに設けられた芯100が一度に貫通するように結合されても、外形体10の回転に干渉を与えないように構成されなければならないので、外形体10に比べて相対的に小さく形成される。一例として、
図4a、
図4b及び
図5に示すように、軸決定クリップ200は、上述した複数の固定片又は複数の芯固定具510が離間した間隔に対応する長さを有し、隣接する芯100の全てが内側に収容できるように形成されてもよい。また、軸決定クリップ200の外面は、隣接する固定片又は隣接する芯固定具510の外側面と対応して設けられ、軸決定クリップ200が結合されるときに異質感を形成しないようにすることが好ましい。そして、軸決定クリップ200を中心に回転する外形体10に干渉しないように、軸決定クリップ200は、回転した外形体10が当接可能な外側面が陥入して係止防止部250が形成できる。このような係止防止部250は、外形体10の回転時に軸決定クリップ200と当接して回転が正しく行われないことを防止することができるだけでなく、外形体10が回転する角度を制限する役割も果たすことができる。
【0024】
このような軸決定クリップ200は、芯100を固定片又は芯固定具510から分離させる方式で芯100と結合するか、或いは芯100との結合を解除することもできるが、結合及び結合解除の便宜のために、外側から芯100に締まりばめされるようにすることが好ましい。
【0025】
具体的な一例として、軸決定クリップ200は、
図4a、
図4b及び
図5に示すように、一つの外形体10及びこれに隣接する他の外形体10に備えられた芯10がそれぞれ貫通するように長手方向に沿って形成された第1貫通孔210及び第2貫通孔220を含むことができ、第1貫通孔210及び第2貫通孔220がそれぞれ外部と連通するように幅方向に沿って形成された第1嵌め込み孔230及び第2嵌め込み孔240を含むことができる。このとき、第1貫通孔210及び第2貫通孔220は、芯10の直径と対応する直径を有するように形成され、第1嵌め込み孔230及び第2嵌め込み孔240は、芯10の直径よりも小さい幅を有するように形成されることにより、第1嵌め込み孔230と第2嵌め込み孔240を介して、芯100に外嵌された軸決定クリップ200が容易に分離されないようにすることが好ましい。
【0026】
そして、第1嵌め込み孔230及び第2嵌め込み孔240は、
図4a及び
図5に示すように、軸決定クリップ200に結合される一つの外形体10の芯100と他の外形体10の芯100との間を向くように形成されることができる。これは、隣接する外形体10の外側から軸決定クリップ200が嵌められるとするとき、第1貫通孔210及び第2貫通孔220がそれぞれに挿入される芯100と一直線をなすように第1嵌め込み孔230及び第2嵌め込み孔240が形成される場合、芯100に嵌められた軸決定クリップ200に対して外側方向に力を作用させると、やや容易に離脱するおそれがあるので、これを防止するためである。すなわち、第1嵌め込み孔230の最外側端と第2嵌め込み孔240の最外側端とがなす間隔は、隣接する外形体10に備えられた芯100間の間隔よりも狭い間隔をなすので、芯100に嵌められた軸決定クリップ200に対して外側方向に力を作用させても容易に離脱しなくなる。
【0027】
一方、本発明の保管箱は、使用者が軸決定クリップ200を芯100の一部に結合させて、開かれる方向を決定するように構成されているので、芯100の一部は、軸決定クリップ200が結合されていない状態をなす。したがって、
図6~
図8に示すように、軸決定クリップ200が結合されていない芯100の部分に結合される仕上げクリップ300をさらに含むことができる。仕上げクリップ300は、隣接する外形体10のうちのいずれか一つの外形体10に備えられた芯10の一部に結合できるように構成される。
【0028】
このような仕上げクリップ300は、軸決定クリップ200による外形体10の回転に干渉しない形態をなす。一例として、仕上げクリップ300は、
図4c及び
図7に示すように、上述した複数の固定片又は複数の芯固定具510が離間した間隔に対応する長さを有し、一つの外形体10に備えられた芯100が内側に収容できるように形成されてもよく、外側面が、隣接する固定片又は隣接する芯固定具510の外側面と対応するように形成されてもよい。そして、仕上げクリップ300は、芯100を分離させる方式で芯100との結合又は結合解除が行われることができるが、一つの外形体10に備えられた芯100が貫通するように長手方向に沿って第3貫通孔310が形成され、第3貫通孔310が外部と連通するように幅方向に沿って第3嵌め込み孔320が形成されることにより、第3嵌め込み孔320を介して、芯100が第3貫通孔310に位置するように挿入されて結合されることができる。
【0029】
上述したように、軸決定クリップ200が結合されていない芯100の部分に仕上げクリップ300を結合させることにより、軸決定クリップ200が結合されていない芯100の部分が露出しなくなるので、美麗さを確保することができる。
【0030】
これに加えて、本発明は、保管箱を持ち上げるためのハンドル又は担ぐためのショルダーストラップとして機能する紐などのアクセサリーが取り付けられる位置を使用者が任意に決定することができるように構成できる。一例として、
図6~
図8に示すように、隣接する外形体100のうちの少なくとも一つの外形体10に備えられた芯100が貫通するように結合され、紐20が固定できる紐固定クリップ400をさらに含んでもよい。
【0031】
具体的な一例として、
図4d及び
図7に示すように、紐固定クリップ400は、上述した複数の固定片又は複数の芯固定具510が離間した間隔に対応する長さを有し、一つの外形体10に備えられた芯100が内側に収容できるように形成でき、外側方向に延設された部分に紐20が挿入できる紐結合孔430が穿設されることができる。そして、紐固定クリップ400は、芯100を分離させる方式で芯100との結合又は結合解除が行われ得るが、一つの外形体10に備えられた芯100が貫通するように長手方向に沿って第4貫通孔410が形成され、第4貫通孔410が外部と連通するように幅方向に沿って第4嵌め込み孔420が形成されることにより、第4嵌め込み孔420を介して、芯100が第3貫通孔310に位置するように挿入されて結合されることができる。
【0032】
したがって、使用者は、一例として、紐20の両端にそれぞれ備えられた紐固定クリップ400を保管箱に固定させるために、
図8に示すように、芯100から離間した2箇所を任意に選択してそれぞれ紐固定クリップ400を結合させることができる。
【0033】
上述した本発明は、外形体10の形態と配置される構造に応じて、
図1~
図11に示すように保管箱を多様に形成することができるだけでなく、軸決定クリップ200を介して、保管箱が開かれる方向を使用者が任意に決定することができ、仕上げクリップ300又は/及び紐固定クリップ400を介してアクセサリーの位置を使用者が任意に決定することができるので、保管される物品又は使用目的に応じて保管箱を適切に変形させて使用することができる。
【符号の説明】
【0034】
10 外形体
20 紐
100 芯
200 軸決定クリップ
210 第1貫通孔
220 第2貫通孔
230 第1嵌め込み孔
240 第2嵌め込み孔
250 係止防止部
300 仕上げクリップ
310 第3貫通孔
320 第3嵌め込み孔
400 紐固定クリップ
410 第4貫通孔
420 第4嵌め込み孔
430 紐結合孔
500 固定枠
510 芯固定具