(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-05
(45)【発行日】2024-09-13
(54)【発明の名称】靴殺菌乾燥装置
(51)【国際特許分類】
A47L 23/20 20060101AFI20240906BHJP
A61L 2/08 20060101ALI20240906BHJP
A61L 2/10 20060101ALI20240906BHJP
A61L 2/24 20060101ALI20240906BHJP
【FI】
A47L23/20 A
A61L2/08 104
A61L2/10
A61L2/24
(21)【出願番号】P 2023083153
(22)【出願日】2023-05-19
【審査請求日】2023-06-14
(31)【優先権主張番号】10-2023-0042668
(32)【優先日】2023-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ▲1▼ウェブサイトのアドレス https://smartstore.naver.com/w-people/products/7419815442 ウェブサイトの掲載日 2022年10月20日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス http://item.gmarket.co.kr/Item?goodscode=2694499663 ウェブサイトの掲載日 2022年12月7日 ▲3▼ウェブサイトのアドレス http://itempage3.auction.co.kr/DetailView.aspx?ItemNo=C853562798&frm3=V2 ウェブサイトの掲載日 2022年12月7日 ▲4▼ウェブサイトのアドレス https://www.11st.co.kr/products/5051247863 ウェブサイトの掲載日 2022年10月20日 ▲5▼ウェブサイトのアドレス https://shopping.interpark.com/product/productInfo.do?prdNo=10344395404 ウェブサイトの掲載日 2022年11月10日 ▲6▼ウェブサイトのアドレス https://www.coupang.com/vp/products/7040731666?itemId=17410975169&vendorItemId=84580331117&q=%EC%8A%88%EC%A6%88%EB%B8%8C%EC%9D%B4&itemsCount=36&searchId=347c37203ff342568e1b0b9402926571&rank=0&isAddedCart= ウェブサイトの掲載日 2022年10月20日 ▲7▼ウェブサイトのアドレス https://www.coupang.com/vp/products/7040731666?itemId=17410975169&vendorItemId=84580331117&q=%EC%8A%88%EC%A6%88%EB%B8%8C%EC%9D%B4&itemsCount=36&searchId=347c37203ff342568e1b0b9402926571&rank=0&isAddedCart= ウェブサイト掲載日 2022年10月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】523190332
【氏名又は名称】ジョン ソヨン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ソヨン
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-040909(JP,A)
【文献】実開昭60-015261(JP,U)
【文献】登録実用新案第3020339(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 23/20
A61L 2/08
A61L 2/10
A61L 2/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方開口孔(110)、側面(120)、後面(130)および底面(140)が配置され、上部にはカバー(150)が配置されて内部に収容空間(160)が形成され、前記前方開口孔(110)の外側の前方の一部を覆う前方カバー(170)を備えるケーシング(100);
前記カバー(150)の直下位置において前記カバー(150)と所定の間隔を置いて制御空間(180)が形成されるように前記カバー(150)と着脱結合される制御区画板(200);
前記制御区画板(200)に装着されて前記制御空間(180)に配置される殺菌光照射手段(310)、送風手段(320)および環境情報収集手段(330)を備える殺菌部(300);
前記前方開口孔(110)を通じて前記収容空間(160)に引き出し可能に設けられた靴収納部(400);および
使用者の入力、または、前記環境情報収集手段(330)と連結されて、前記環境情報収集手段(330)で収集される情報で、前記殺菌光照射手段(310)と前記送風手段(320)とに駆動制御信号を伝達するように備えられる制御部(500);を含み、
前記靴収納部(400)は、
前記収容空間(160)に挿入され、上部が開放されるように、収納前面(410)、収納側面(420)、収納後面(430)および収納底面(440)を備え、
前記収納前面(410)は透明材質で構成され、
前記靴収納部(400)は水洗いが可能な材質で構成され、
前記制御区画板(200)は、
前記靴収納部(400)方向に第1傾斜面(210)が配置され、前記第1傾斜面(210)と互いに異なる傾斜角を有する第2傾斜面(220)が設けられ、
前記第1傾斜面(210)には第1照射スリット孔(211)が形成され、前記第2傾斜面(220)には第2照射スリット孔(221)が形成され、
前記殺菌光照射手段(310)は、
前記第1、2傾斜面(210、220)に装着されて前記第1、2照射スリット孔(211、221)を通じて前記靴収納部(400)方向に殺菌光が互いに異なる方向に照射されるように備えられ、
前記制御区画板(200)の底面には前記靴収納部(400)方向に脱臭材収容空間(241)が形成されるように、円筒状に下向き突出した脱臭引き出し(240)が設けられる、靴殺菌乾燥装置。
【請求項2】
前記靴収納部(400)は、
前記第1、2傾斜面(210、220)から殺菌光の照射を受ける前記収納側面(420)または前記収納後面(430)には反射手段(421)が設けられ、前記反射手段(421)の角度は殺菌光の照射角とずれるように設けられ、
前記ケーシング(100)は、
前記側面(120)付近の前記底面(140)には前後方向の長さを有するガイド溝(141)とガイド突出(142)が形成され、前記ガイド溝(141)と前記ガイド突出(142)に接触する位置の前記収納底面(440)の上部面には、噛み合い突出(441)と噛み合い溝(442)とが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の靴殺菌乾燥装置。
【請求項3】
前記ケーシング(100)は、
前記カバー(150)の上部に、円筒状に積層面(151a)と積層底面(151b)が形成される複数の積層孔(151)が配置され、前記積層孔(151)に対応する位置の前記底面(140)には前記積層孔(151)に挿入可能であるように挿入面(143a)と挿入上面(143b)を備える積層突出(143)が配置され、前記積層底面(151b)には第1摩擦面(151c)が形成され、前記挿入上面(143b)には前記第1摩擦面(151c)と協応して摩擦支持力を付加するように第2摩擦面(143c)が設けられ、前記挿入上面(143b)の外側縁には外側に進行しながら次第に拡管されて断面が傾斜した誘導縁(143d)が備えられ、
前記ケーシング(100)には、前記前方カバー(170)、前記側面(120)または前記後面(130)のうち少なくともいずれか一つの位置に、エア流入孔(190)区域が形成されることを特徴とする、請求項2に記載の靴殺菌乾燥装置。
【請求項4】
前記ケーシング(100)には、前記前方カバー(170)、前記側面(120)または前記後面(130)のうち少なくともいずれか一つの位置に前記エア流入孔(190)区域が形成され、
前記制御区画板(200)の一側には、前記エア流入孔(190)に流入し、前記送風手段(320)の流動する空気が前記靴収納部(400)方向に加圧流動するようにエア吐出孔(230)区域が形成されるが、前記エア吐出孔(230)は前記エア流入孔(190)より幅が狭く形成されることを特徴とする、請求項3に記載の靴殺菌乾燥装置。
【請求項5】
前記制御部(500)は、
前記前方カバー(170)に配置されるタッチ方式の入力手段(510)に連結され、使用者のタッチ回数によって駆動の有無、ファンの回転強度、殺菌光照射強度が、前記制御部(
500)を通じて調整されるように設けられ、
前記制御部(500)は、プログラム(521)が制御メモリ(520)に保存され、
前記プログラム(521)は、
前記環境情報収集手段(330)で収集される温度情報と、湿度情報および使用者が入力する入力情報により段階別に加温され減温される情報と温度調節情報とに連動して前記送風手段(320)が駆動される情報とが保存され、
前記制御部(500)は、
最高加温後に所定時間が経過した以後に前記送風手段(320)が駆動されるように備えられ、
前記カバー(150)の上部で前記積層孔(151)を通じて着脱結合される上面が平たい補助カバー(152)が備えられて前記ケーシング(100)の上部が仕上げられるように設けられることを特徴とする、請求項4に記載の靴殺菌乾燥装置。
【請求項6】
前記制御区画板(200)の下部の一側には、
加圧によってスイッチがONになる場合にのみ前記制御部(500)が動作できるように制御スイッチ(530)が備えられ、
前記靴収納部(400)は弾性力によって曲がり、元に戻すことができる合成樹脂材質で構成され、
前記収納側面(420)には、
前記前方カバー(170)と前記前方開口孔(110)が結合される位置に形成された段に係止されることによって、前記収容空間(160)に挿入された前記靴収納部(400)が脱離することを防止するように側面突出(422)が備えられ、
前記靴収納部(400)の上端に形成された上部縁(450)には、
前記靴収納部(400)が前記収容空間(160)に完全に挿入された場合にのみ前記制御スイッチ(530)を加圧して、結果的に前記靴収納部(400)が前記収容空間(160)に完全に挿入された場合にのみ前記制御部(500)が動作するように上部突出(451)が設けられることを特徴とする、請求項5に記載の靴殺菌乾燥装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は靴殺菌乾燥装置に関し、より詳細には多数の靴を個別に殺菌および乾燥して各靴の衛生性を高めるものの、靴を構成する繊維、合成樹脂または皮革に損傷を加えない状態で靴の衛生性を高めるように、ケーシング、制御区画板、殺菌部、靴収納部および制御部を含む、靴殺菌乾燥装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、靴、運動靴などの靴は長時間の使用によりその内部に汗がたまって内部に各種細菌が繁殖することになり、このため、悪臭が発生することになって衛生上清潔な状態を維持できない。
【0003】
雨天時には靴が雨水に濡れ、その状態で使用し続けると靴の内部に湿気と細菌などが発生して悪臭や足の健康上の問題を引き起こし得る。
【0004】
特に、フィットネス、テニス、ゴルフなどのような運動活動後には靴の内部に汗がたまって衛生と悪臭の問題が発生するが、洗濯以外には適当な対処手段がないという問題が提起されており、このような靴の内部の湿気と細菌をなくすためには洗濯または自然乾燥を利用するが、洗濯または自然乾燥をする作業は煩雑で時間が長くかかるため毎日清潔な靴を履くことが難しい。
【0005】
このような問題を解決するために従来には靴の乾燥のための熱風を利用した製品が提案されているが、このようなものの殆どが別途の靴を収納する形態で形成されているか、熱風によって室内全体に靴の悪臭が広がって室内での使用が難しく、悪臭が発生する問題が提起される。
【0006】
また、高温の熱風が靴の合成樹脂材質や皮革に直接加えられて靴製品を損傷させる問題が頻繁に発生する。
【0007】
このような問題点により、使用者は熱風の加熱と靴の乾燥状態を随時に確認する過程で熱風乾燥時に発生する悪臭に露出されざるを得なくなる。
【0008】
したがって、このような問題点を解決し、靴をよく管理して水虫菌をはじめとする各種細菌の繁殖を防止し、悪臭を防止する衛生的な靴管理技術が必要であるのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が達成しようとする技術的課題は、前述したような問題点ないしは必要性を解決するためのものであって、多数の靴を個別に殺菌および乾燥して各靴の衛生性を高めるものの、靴を構成する繊維、合成樹脂または皮革に損傷を加えない状態で靴の衛生性を高める靴殺菌乾燥装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した課題を実現するための本発明の一例に関連した靴殺菌乾燥装置は、まず前方開口孔110、側面120、後面130および底面140が配置され、上部にはカバー150が配置されて内部に収容空間160が形成され、前記前方開口孔110の外側の前方の一部を覆う前方カバー170を備えるケーシング100;を含む。
【0012】
ここで、前記カバー150の直下位置において前記カバー150と所定の間隔を置いて制御空間180が形成されるように前記カバー150と着脱結合される制御区画板200;と前記制御区画板200に装着されて前記制御空間180に配置される殺菌光照射手段310、送風手段320および環境情報収集手段330を備える殺菌部300;を含む。
【0013】
ここで、前記前方開口孔110を通じて前記収容空間160に引き出し可能に設けられた靴収納部400;と、使用者の入力または前記環境情報収集手段330と連結されて、前記環境情報収集手段330で収集される情報で前記殺菌光照射手段310と前記送風手段320とに駆動制御信号を伝達するように備えられる制御部500;を含む。
【0014】
一方、前記靴収納部400は前記収容空間160に挿入され、上部が開放されるように収納前面410、収納側面420、収納後面430および収納底面440を備えるものの、前記収納前面410は透明材質で構成され、前記靴収納部400は水洗いが可能な材質で構成されることを特徴とすることができる。
【0015】
この時、前記制御区画板200は前記靴収納部400方向に第1傾斜面210が配置され、前記第1傾斜面210と互いに異なる傾斜角を有する第2傾斜面220が設けられ、前記第1傾斜面210には第1照射スリット孔211が形成され、前記第2傾斜面220には第2照射スリット孔221が形成され、前記殺菌光照射手段310は前記第1、2傾斜面210、220に装着されて前記第1、2照射スリット孔211、221を通じて前記靴収納部400方向に殺菌光が互いに異なる方向に照射されるように備えられることを特徴とすることができる。
【0016】
また、前記制御区画板200の底面には前記靴収納部400方向に脱臭材収容空間241が形成されるように、円筒状に下向き突出した脱臭引き出し240が設けられることを特徴とすることができる。
【0017】
ここで、前記靴収納部400は、前記第1、2傾斜面210、220から殺菌光の照射を受ける前記収納側面420または前記収納後面430には反射手段421が設けられ、前記反射手段421の角度は殺菌光の照射角とずれるように設けられることを特徴とすることができる。
【0018】
ここで、前記ケーシング100は、前記側面120付近の前記底面140には前後方向の長さを有するガイド溝141とガイド突出142が形成され、前記ガイド溝141と前記ガイド突出142に接触する位置の前記収納底面440の上部面には、噛み合い突出441と噛み合い溝442とが備えられることを特徴とすることができる。
【0019】
この時、前記ケーシング100は、前記カバー150の上部に円筒状に積層面151aと積層底面151bが形成される複数の積層孔151が配置され、前記積層孔151に対応する位置の前記底面140には、前記積層孔151に挿入可能であるように挿入面143aと挿入上面143bが備える積層突出143が配置され、前記積層底面151bには第1摩擦面151cが形成され、前記挿入上面143bには前記第1摩擦面151cと協応して摩擦支持力を付加するように第2摩擦面143cが設けられ、前記挿入上面143bの外側縁には外側に進行しながら次第に拡管されて断面が傾斜した誘導縁143dが備えられることを特徴とすることができる。
【0020】
一方、前記ケーシング100には前記前方カバー170、前記側面120または前記後面130のうち少なくともいずれか一つの位置にエア流入孔190区域が形成され、前記制御区画板200の一側には前記エア流入孔190に流入し、前記送風手段320の流動する空気が前記靴収納部400方向に加圧流動するようにエア吐出孔230区域が形成されるが、前記エア吐出孔230は前記エア流入孔190より幅が狭く形成されることを特徴とすることができる。
【0021】
また、前記制御部500は、前記前方カバー170に配置されるタッチ方式の入力手段510に連結され、使用者のタッチ回数によって駆動の有無、ファンの回転強度、殺菌光照射強度が前記制御部500を通じて調整されるように設けられ、前記制御部500は、プログラム521が制御メモリ520に保存され、前記プログラム521は、前記環境情報収集手段330で収集される温度情報と、湿度情報および使用者が入力する入力情報により段階別に加温され減温される情報と温度調節情報とに連動して前記送風手段320が駆動される情報とが保存され、前記制御部500は最高加温後所定時間が経過した以後に前記送風手段320が駆動されるように備えられることを特徴とすることができる。
【0022】
ここで、前記カバー150の上部で前記積層孔151を通じて着脱結合される上面が平たい補助カバー152が備えられて前記ケーシング100の上部が仕上げられるように設けられることを特徴とすることができる。
【0023】
一方、前記制御区画板200の下部の一側には、加圧によってスウィチガONになる場合にのみ前記制御部500が動作できるように制御スイッチ530が備えられ、前記靴収納部400は弾性力によって曲がり、元に戻すことができる合成樹脂材質で構成されることを特徴とすることができる。
【0024】
また、前記収納側面420には、前記前方カバー170と前記前方開口孔110が結合される位置に形成された段に係止されることによって、前記収容空間160に挿入された前記靴収納部400が脱離することを防止するように側面突出422が備えられることを特徴とすることができる。
【0025】
ここで、前記靴収納部400の上端に形成された上部縁450には、前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入された場合にのみ前記制御スイッチ530を加圧して、結果的に前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入された場合にのみ前記制御部500が動作するように上部突出451が設けられることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0026】
したがって、本発明は靴殺菌乾燥装置を提供して、第1に、多数の靴を個別に殺菌および乾燥して各靴の衛生性を高め、ひいては、靴を構成する繊維、合成樹脂または皮革に損傷が加えられることを防止することができる。
【0027】
第2に、殺菌手段の照射角度を調節して靴の内側まで殺菌が可能であり、さらに脱臭材を通じて有害ガスを除去および坑菌機能を有した脱臭ブロックを空気中の臭い分子を分解して快適に使うことができる。
【0028】
一方、本発明で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及していないさらに他の効果は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るであろう。
【0029】
本明細書に添付される次の図面は本発明の好ましい一実施例を例示するもので、発明の詳細な説明と共に本発明の技術的思想をさらに理解させる役割をするものであるので、本発明はそのような図面に記載された事項にのみ限定されて解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の全体的な構成を説明するための図面である。
【
図2】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の全体的な構成を説明するための図面である。
【
図3】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の全体的な構成を説明するための図面である。
【
図4】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の分解斜視図である。
【
図5】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御区画板を詳しく説明するための図面である。
【
図6】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御区画板を詳しく説明するための図面である。
【
図7】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御区画板を詳しく説明するための図面である。
【
図8】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置のガイド溝、ガイド突出、噛み合い突出および噛み合い溝を説明するための図面である。
【
図9】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置が積層された姿を示すための図面である。
【
図10】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の反射手段を示すための図面である。
【
図11】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の積層突出および積層孔を説明するための図面である。
【
図12】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の積層突出および積層孔を説明するための図面である。
【
図13】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の補助カバーを説明するための図面である。
【
図14】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の上部および側面突出を示す図面である。
【
図15】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の上部および側面突出を示す図面である。
【
図16】本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御部を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本明細書に開示されている本発明の概念に従う実施例に対して、特定の構造的または機能的説明は単に本発明の概念に従う実施例を説明するための目的で例示されたものに過ぎず、本発明の概念に従う実施例は多様な形態で実施され得、本明細書に説明された実施例に限定されない。
【0032】
本発明の概念に従う実施例は多様な変更を加えることができ、多様な形態を有することができるため、実施例を図面に例示して本明細書で詳細に説明する。しかし、これは本発明の概念に従う実施例を特定の開示形態に対して限定するものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物、または代替物を含む。
【0033】
図1~
図3は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の全体的な構成を説明するための図面であり、
図4は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の分解斜視図であり、
図5~
図7は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御区画板を詳しく説明するための図面であり、
図8は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置のガイド溝、ガイド突出、噛み合い突出および噛み合い溝を説明するための図面であり、
図9は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置が積層された姿を示すための図面であり、
図10は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の反射手段を示すための図面であり、
図11および
図12は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の積層突出および積層孔を説明するための図面であり、
図13は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の補助カバーを説明するための図面であり、
図14および
図15は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の上部および側面突出を示す図面であり、
図16は本発明の好ましい一実施例に係る靴殺菌乾燥装置の制御部を示すブロック図である。
【0034】
本発明の一実施例に係る靴殺菌乾燥装置は、まず
図1~4に図示された通り、前方開口孔110、側面120、後面130および底面140が配置され、上部にはカバー150が配置されて内部に収容空間160が形成され、前記前方開口孔110の外側の前方の一部を覆う前方カバー170を備えるケーシング100を含む。
【0035】
ここで、
図5に図示された通り、前記カバー150の直下位置において前記カバー150と所定の間隔を置いて制御空間180が形成されるように前記カバー150と着脱結合される制御区画板200が備えられる。
【0036】
この時、
図6および
図7に図示された通り、前記制御区画板200に装着されて前記制御空間180に配置される殺菌光照射手段310、送風手段320および環境情報収集手段330を備える殺菌部300を含む。
【0037】
この時、前記殺菌光照射手段310はUV-C殺菌ランプで構成されることが好ましい。また、前記殺菌光照射手段310が照射する光の色相は前記送風手段320の動作により多様に変更され得る。
【0038】
また、前記前方開口孔110を通じて前記収容空間160に引き出し可能に設けられた靴収納部400と、使用者の入力または前記環境情報収集手段330と連結されて、前記環境情報収集手段330で収集される情報で前記殺菌光照射手段310と前記送風手段320とに駆動制御信号を伝達するように備えられる制御部500とを含む。
【0039】
一方、
図3に図示された通り、前記靴収納部400は前記収容空間160に挿入され、上部が開放されるように収納前面410、収納側面420、収納後面430および収納底面440を備え、前記収納前面410は透明材質で構成され、前記靴収納部400は水洗いが可能な材質で構成されることが可能である。
【0040】
ここで、前記靴収納部400方向に第1傾斜面210が配置され、前記第1傾斜面210と互いに異なる傾斜角を有する第2傾斜面220が設けられ、前記第1傾斜面210には第1照射スリット孔211が形成され、前記第2傾斜面220には第2照射スリット孔221が形成される。
【0041】
また、前記殺菌光照射手段310は前記第1、2傾斜面210、220に装着されて前記第1、2照射スリット孔211、221を通じて前記靴収納部400方向に殺菌光が互いに異なる方向に照射されるように備えられることが好ましい。
【0042】
ここで、前記制御区画板200に一側に備えられて前記靴収納部400方向に垂直に照射する前記殺菌光照射手段310がさらに備えられることが好ましい。
【0043】
この時、
図6および
図7に図示された通り、前記制御区画板200の底面には前記靴収納部400方向に脱臭材収容空間241が形成されるように、円筒状に下向き突出した脱臭引き出し240が設けられる。
【0044】
ここで、
図10に図示された通り、前記靴収納部400は前記第1、2傾斜面210、220から殺菌光の照射を受ける前記収納側面420または前記収納後面430には反射手段421が設けられ、前記反射手段421の角度は殺菌光の照射角とずれるように設けられる。
【0045】
すなわち、前記第1傾斜面210と、前記第2傾斜面および前記反射手段421の有機的な結合によって前記殺菌光照射手段310を前記収容空間160に多様な角度で照射することができる。
【0046】
ここで、
図8に図示された通り、前記ケーシング100は前記側面120付近の前記底面140には前後方向の長さを有するガイド溝141とガイド突出142が形成され、前記ガイド溝141と前記ガイド突出142に接触する位置の前記収納底面440の上部面には、噛み合い突出441と噛み合い溝442とが備えられる。
【0047】
一方、
図11~
図12に図示された通り、前記ケーシング100は前記カバー150の上部に円筒状に積層面151aと積層底面151bが形成される複数の積層孔151が配置され、前記積層孔151に対応する位置の前記底面140には前記積層孔151に挿入可能であるように挿入面143aと挿入上面143bを備える積層突出143が配置され、前記積層底面151bには第1摩擦面151cが形成され、前記挿入上面143bには前記第1摩擦面151cと協応して摩擦支持力を付加するように第2摩擦面143cが設けられ、前記挿入上面143bの外側縁には外側に進行しながら次第に拡管されて断面が傾斜した誘導縁143dが備えられて、
図9に図示された通り、靴殺菌乾燥装置が積層され得る。
【0048】
この時、前記ケーシング100には前記前方カバー170、前記側面120または前記後面130のうち少なくともいずれか一つの位置にエア流入孔190区域が形成され、前記制御区画板200の一側には前記エア流入孔190に流入し、前記送風手段320の流動する空気が前記靴収納部400方向に加圧流動するようにエア吐出孔230区域が形成されるが、前記エア吐出孔230は前記エア流入孔190より幅が狭く形成されることが可能である。換言すると、前記エア吐出孔230と前記エア流入孔190の幅を異ならせることによって流速に変化を与えることができるため、より容易な乾燥が可能である。
【0049】
また、
図16に図示された通り、前記制御部500は前記前方カバー170に配置されるタッチ方式の入力手段510に連結され、使用者のタッチ回数によって駆動の有無、ファンの回転強度、殺菌光照射強度が、前記制御部500を通じて調整されるように設けられ、前記制御部500はプログラム521が制御メモリ520に保存される。
【0050】
例えば、前記入力手段510を1回タッチする場合には、前記殺菌光照射手段310および前記送風手段320が30分間動作し、前記入力手段510を2回タッチする場合には、前記殺菌光照射手段310および前記送風手段320が60分間動作する。
【0051】
この時、前記制御部には前記殺菌光照射手段310および前記送風手段320の動作時間を配分する時間配分手段がさらに備えられることが可能である。前記時間配分手段は前記プログラム521に入力された情報に基づいて、前記殺菌光照射手段310および前記送風手段320の動作時間を配分する。
【0052】
例えば、前記入力手段510を1回タッチする場合、前記殺菌光照射手段310は20分間動作し、その次に、前記送風手段320が10分間動作することによって、前記時間配分手段を通じて電力消耗は最小化すると共に、乾燥および殺菌効率を最大化できる。
【0053】
この時、前記プログラム521は前記環境情報収集手段330で収集される温度情報、湿度情報と使用者が入力する入力情報により段階別に加温され減温される情報と温度調節情報に連動して前記送風手段320が駆動される情報が保存され、前記制御部500は最高加温後に所定時間が経過した以後に前記送風手段320が駆動されるように備えられることが好ましい。
【0054】
ここで、加温のための加温手段がさらに備えられることが好ましい。前記加温手段は前記送風手段320の直下に位置して、前記加温手段を通じて加温された熱を、前記送風手段320を通じて前記収容空間160の内部温度を適切に制御できる。
【0055】
この時、前記加温手段はコイルヒーターで構成されることが好ましい。ここで、コイルヒーターとは、電気を通じてコイル内の電気抵抗を利用して熱を発生させる熱源であって、一般的に金属コイルを使って作られ、電気が流れるとコイル内部の電気抵抗により速やかに熱を発生させ、ひいては、耐久性がよいため長い間使用することができ、温度調節が容易な特徴がある。
【0056】
一方、前記制御部500には前記靴収納部400に収納される靴の種類を判別する靴判別手段がさらに備えられることが可能である。前記靴判別手段は日常靴、靴、室内靴、運動靴、ゴルフ靴または安全靴などの多様な靴の種類を区分または判別することが可能である。
【0057】
この時、前記制御部500にはオーダーメード型乾燥手段がさらに備えられ、前記オーダーメード型乾燥手段は前記靴判別手段の情報に基づいて前記送風手段320を制御することが好ましい。
【0058】
例えば、前記送風手段320の回転速度が1~5段階で構成されると仮定する。この時、段階が高いほどファンの回転速度が速い。その後、前記靴判別手段が前記靴収納部400にゴルフ靴が収納されたと判断すれば、前記オーダーメード型乾燥手段は前記送風手段320のファンの回転速度を4または5で動作させる。
【0059】
さらに他の例を挙げると、前記靴判別手段が前記靴収納部400に日常靴が収納されたと判断すれば、前記オーダーメード型乾燥手段は前記送風手段320のファンの回転速度を2または3で動作させる。
【0060】
すなわち、前記靴判別手段の情報に基づいて前記送風手段320を動作させる前記オーダーメード型乾燥手段を通じて、靴の特性を考慮して前記送風手段320のファンの回転速度を自動で制御する。
【0061】
この時、前記時間配分手段は前記靴判別手段および前記オーダーメード型乾燥手段と連動して、前記殺菌光照射手段310および前記送風手段320の動作時間を配分することも可能である。
【0062】
ここで、
図13に図示された通り、前記カバー150の上部で前記積層孔151を通じて着脱結合される上面が平たい補助カバー152が備えられて前記ケーシング100の上部が仕上げられるように設けられることが好ましい。
【0063】
ここで、
図6および
図7に図示された通り、前記制御区画板200の下部の一側には加圧によってスイッチがONになる場合にのみ前記制御部500が動作できるように制御スイッチ530が備えられる。
【0064】
この時、前記靴収納部400は弾性力によって曲がり、元に戻すことができる合成樹脂材質で構成される。
【0065】
一方、
図14および
図15に図示された通り、前記収納側面420には前記前方カバー170と前記前方開口孔110が結合される位置に形成された段に係止されることによって、前記収容空間160に挿入された前記靴収納部400が脱離することを防止するように側面突出422が備えられる。
【0066】
また、前記靴収納部400の上端に形成された上部縁450には前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入された場合にのみ前記制御スイッチ530を加圧して、結果的に前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入された場合にのみ前記制御部500が動作するように上部突出451が設けられる。
【0067】
もし、前記靴収納部400が前方にスライディングされることによって前記制御スイッチ530の加圧を解除すれば、結果的に前記制御スイッチ530がOFFになって前記制御部500の動作が停止することが好ましい。
【0068】
この時、前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入された状態は、
図13に図示された通り、前記靴収納部400の全体が前記収容空間160に挿入されたことを意味する。
【0069】
ここで、前記側面突出422および前記上部突出451によって前記靴収納部400が前記収容空間160に完全に挿入されるように、前記靴収納部400は弾性力によって曲がり、元に戻すことができる合成樹脂材質で構成されなければならない。
【0070】
以上のように、本発明はたとえ限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明はこれによって限定されず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と以下で記載される特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正および変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0071】
100:ケーシング
110:前方開口孔
120:側面
130:後面
140:底面
141:ガイド溝
142:ガイド突出
143:積層突出
143a:挿入面
143b:挿入上面
143c:第2摩擦面
143d:誘導縁
150:カバー
151:積層孔
151a:積層面
151b:積層底面
151c:第1摩擦面
152:補助カバー
160:収容空間
170:前方カバー
180:制御空間
190:エア流入孔
200:制御区画板
210:第1傾斜面
211:第1照射スリット孔
220:第2傾斜面
221:第2照射スリット孔
230:エア吐出孔
240:脱臭引き出し
241:脱臭材収容空間
300:殺菌部
310:殺菌光照射手段
320:送風手段
330:環境情報収集手段
400:靴収納部
410:収納前面
420:収納側面
421:反射手段
422:側面突出
430:収納後面
440:収納底面
441:噛み合い突出
442:噛み合い溝
450:上部縁
451:上部突出
500:制御部
510:入力手段
520:制御メモリ
521:プログラム
530:制御スイッチ
【要約】 (修正有)
【課題】損傷を加えない状態で靴の衛生性を高める靴殺菌乾燥装置を提供する。
【解決手段】前方開口孔、側面、後面および底面が配置され、上部にはカバーが配置されて内部に収容空間が形成され、前記前方開口孔の外側の前方の一部を覆う前方カバーを備えるケーシング100と前記カバーの直下位置において前記カバーと所定の間隔を置いて制御空間が形成されるように前記カバーと着脱結合される制御区画板と前記制御区画板に装着されて前記制御空間に配置される殺菌光照射手段、送風手段および環境情報収集手段を備える殺菌部と前記前方開口孔を通じて前記収容空間に引き出し可能に備えられる靴収納部400と使用者の入力または前記環境情報収集手段と連結されて、前記環境情報収集手段で収集される情報で前記殺菌光照射手段と前記送風手段に駆動制御信号を伝達するように備えられる制御部を含む。
【選択図】
図1