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特許7551170カスタマイズヘルスケアシステム、及びその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】カスタマイズヘルスケアシステム、及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/60 20180101AFI20240909BHJP
【FI】
G16H20/60
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2022570267
(86)(22)【出願日】2021-11-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-23
(86)【国際出願番号】 KR2021017264
(87)【国際公開番号】W WO2022270694
(87)【国際公開日】2022-12-29
【審査請求日】2022-11-16
(31)【優先権主張番号】10-2021-0081845
(32)【優先日】2021-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0119460
(32)【優先日】2021-09-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522448296
【氏名又は名称】ニュートリションコート
【氏名又は名称原語表記】NUTRITIONCOURT
【住所又は居所原語表記】#301,3F,501,Teheran-ro Gangnam-gu Seoul 06168,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、イェ ヘン
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開平05-250423(JP,A)
【文献】特開2007-058252(JP,A)
【文献】特開2015-194807(JP,A)
【文献】特開2004-013331(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カスタマイズヘルスケアを行うためのプログラムを保存するメモリと、前記プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムの実行のための情報を記憶するデータベースと、前記プログラムの実行のための情報を入出力する入出力手段とを少なくとも備えたカスタマイズヘルスケアシステムにおいて、
前記カスタマイズヘルスケアシステムの動作方法であって
前記プロセッサによって、使用者についての健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得するステップと、
前記プロセッサによって、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出するステップと、
前記プロセッサによって、前記分析結果に基づき、前記使用者の前記検査項目についての危険度を判定するステップと、
前記プロセッサによって、前記危険度に基づき、前記使用者についての推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定するステップと、
前記プロセッサによって、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者にカスタマイズ栄養情報を提供するステップと、を含み、
前記カスタマイズ栄養情報は、前記推奨栄養素、前記制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含み、
また、
前記プロセッサによって、前記使用者からカスタマイズ検索の要請を受信するステップ-前記カスタマイズ検索の要請は、食品、食材、栄養素、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つの検索対象に対応する検索語を含む-と、
前記プロセッサによって、前記カスタマイズ検索の要請に応答して、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つと前記検索語を基にして、前記検索対象及び前記使用者と前記検索対象との間の適否に関する情報を含む健康情報を提供するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする動作方法。
【請求項2】
前記分析結果を抽出するステップは、
前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの血液検査項目についての分析結果を抽出することにより行われる
請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
前記検査項目についての危険度を判定するステップは、
前記検査項目のそれぞれについての危険度及び前記検査項目相互間の交差危険度のうち少なくとも一つを判定することにより行われる
請求項1に記載の動作方法。
【請求項4】
前記プロセッサによって、前記使用者の個人情報を受信するステップをさらに含み、
前記個人情報は、前記使用者の年齢、性別、身長、体重、アレルギー、及び服用医薬品のうち少なくとも一つに関する情報を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定するステップは、
前記危険度に基づき、前記検査項目と関連した健康危険因子を改善するための少なくとも一つの候補栄養素を導出するステップと、
前記個人情報が、前記使用者の服用医薬品に関する情報を含む場合には、前記服用医薬品に関する情報を基にして、前記候補栄養素のうち少なくとも一つを除いて、前記推奨栄養素を選定するステップと、を含む
請求項4に記載の動作方法。
【請求項6】
前記カスタマイズ栄養情報を提供するステップは、
前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの候補食材を導出するステップと、
前記個人情報が、前記使用者のアレルギーに関する情報を含む場合には、前記アレルギーに関する情報を基にして、前記候補食材のうち少なくとも一つを除いて、前記推薦食材を選定するステップと、を含む
請求項4に記載の動作方法。
【請求項7】
前記カスタマイズ栄養情報を提供するステップは、
前記カスタマイズ栄養情報が、推奨栄養素と推薦食材を含む場合には、前記推奨栄養素の含有個数、前記推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び前記推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として、前記推薦食材のうち少なくとも一つに関する情報を前記使用者に提供するステップをさらに含む
請求項6に記載の動作方法。
【請求項8】
前記カスタマイズ栄養情報を提供するステップは、
前記個人情報が、前記使用者の年齢と性別と身長と体重とアレルギーに関する情報を含む場合には、
前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの推薦食材を選定するステップと、
前記年齢、性別、身長、及び体重のうち少なくとも一つに関する情報を基にして、前記使用者のエネルギー消費量を算出するステップと、
前記推薦食材及び前記エネルギー消費量に基づき、前記使用者の前記推薦食事パターン及び前記推薦献立のうち少なくとも一つを決めるステップと、を含む
請求項4に記載の動作方法。
【請求項9】
前記カスタマイズ栄養情報を提供するステップは、
前記カスタマイズ栄養情報が、推奨栄養素と推薦健康機能性食品に関する情報を含む場合には、
前記推奨栄養素の含有個数、前記推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び前記推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として選定された前記推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を、前記使用者に提供することにより行われる
請求項1に記載の動作方法。
【請求項10】
前記カスタマイズ栄養情報を提供するステップは、
前記カスタマイズ栄養情報が、推奨栄養素と推薦健康機能性食品に関する情報を含む場合には、
前記推奨栄養素のうち少なくとも一つに対する前記使用者の選択を受信するステップと、
前記使用者が選択した前記推奨栄養素の含量が高い少なくとも一つの候補健康機能性食品を選別するステップと、
前記使用者が選択した前記推奨栄養素についての前記使用者の1日の勧奨摂取量、1日の充分摂取量、及び1日の上限摂取量のうち少なくとも一つに基づき、前記候補健康機能性食品のうち少なくとも一つを推薦健康機能性食品として選定するステップと、を含む
請求項9に記載の動作方法。
【請求項11】
前記プロセッサによって、前記選定された推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに関する情報を、前記使用者及び前記検査項目に対応付けて保存することにより、カスタマイズデータベースを生成するステップをさらに含む
請求項1に記載の動作方法。
【請求項12】
前記プロセッサによって、前記使用者のアレルギー及び服用医薬品のうち少なくとも一つに関する情報を含む個人情報を受信するステップをさらに含み、
前記健康情報を提供するステップは、前記個人情報にさらに基づいて行われる
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記検索対象は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つであり、
前記健康情報を提供するステップは、
前記検索対象の含有栄養素に関する情報を取得するステップと、
前記カスタマイズ栄養情報が、推奨栄養素と制限栄養素に関する情報を含む場合には、 前記検索対象の含有栄養素、前記推奨栄養素、及び前記制限栄養素を基にして、推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率のうち少なくとも一つを算出するステップと、
前記推奨栄養素マッチング率及び前記制限栄養素マッチング率のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者と前記検索対象との間の適否を判定するステップと、を含む
請求項1に記載の動作方法。
【請求項14】
前記健康情報を提供するステップは、
前記検索対象の含有栄養素を、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つの含有量を基準として、順次に整列して表示するステップをさらに含む
請求項13に記載の動作方法。
【請求項15】
前記使用者と前記検索対象との間の適否を判定するステップは、
前記健康情報を提供するステップで、推奨栄養素マッチング率と制限栄養素マッチング率が算出された場合には、
前記推奨栄養素マッチング率から前記制限栄養素マッチング率を差し引くことにより、前記使用者と前記検索対象との間のカスタマイズドインデックスを算出するステップと、
前記カスタマイズドインデックスに基づき、前記使用者と前記検索対象との間の適否を決めるステップと、を含む
請求項13に記載の動作方法。
【請求項16】
前記検索対象は、栄養素であり、
前記健康情報を提供するステップは、
前記検索対象を含有栄養素として含む少なくとも一つの製品を検出するステップ-前記製品は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つを含む-と、
前記カスタマイズ栄養情報が、推奨栄養素と制限栄養素に関する情報を含み、前記健康情報を提供するステップで、推奨栄養素マッチング率と制限栄養素マッチング率が算出された場合には、
前記製品の含有栄養素、前記推奨栄養素、及び前記制限栄養素を基にして、前記製品のそれぞれについて推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率を算出するステップと、
前記推奨栄養素マッチング率から前記制限栄養素マッチング率を差し引くことにより、前記使用者と前記製品のそれぞれとのカスタマイズドインデックスを算出するステップと、
前記カスタマイズドインデックスに基づき、前記使用者と前記製品との間の適否を決めるステップと、を含む
請求項1に記載の動作方法。
【請求項17】
前記健康情報を提供するステップは、
前記カスタマイズドインデックスを基にして、複数の前記製品に関する情報を順次に整列して表示するステップをさらに含む
請求項16に記載の動作方法。
【請求項18】
カスタマイズヘルスケアシステムにおいて、
カスタマイズヘルスケアを行うためのプログラムを保存する少なくとも一つのメモリと、
前記プログラムを実行することにより、使用者に関する健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得し、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出し、前記分析結果に基づき、前記使用者の前記検査項目についての危険度を判定し、前記危険度に基づき、前記使用者についての推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定し、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者にカスタマイズ栄養情報を提供する少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記カスタマイズ栄養情報は、前記推奨栄養素、前記制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含み、
また、
前記プロセッサは、前記使用者からカスタマイズ検索の要請を受信し、
前記カスタマイズ検索の要請は、食品、食材、栄養素、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つの検索対象に対応する検索語を含み、
また、前記プロセッサは、前記カスタマイズ検索の要請に応答して、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つと前記検索語を基にして、前記検索対象及び前記使用者と前記検索対象との間の適否に関する情報を含む健康情報を提供する
ことを特徴とするシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カスタマイズヘルスケアシステム、及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
人間が生活のために摂取すべき多様な栄養素への関心は、現代人にとって特に重要な問題になっており、最近は、生活の質を重要視する傾向によって、人体に必要な栄養素への関心が増加している状況である。
【0003】
現代は、このような栄養情報が、一般に、インターネットポータルサイトから提供されるが、インターネットポータルサイトから提供される栄養情報は、単純に食材または食べ物情報、当該食材などに含まれた栄養素に関する情報、当該食材及び/または栄養素の効果(疾患の改善、予防効果など)に関する情報、熱量(カロリー)情報などの多数の使用者に共通する一般の情報に過ぎない。
【0004】
使用者個人の健康状態、またはそれに基づいた将来の特定疾患についての危険度などによって、使用者ごとに必要な栄養素が明らかに異なるが、このような普遍的かつ一般的な栄養情報は、そのような使用者個々人の疾患危険度などの特徴を全く反映していないという制約があった。しかも、使用者は、本人がどんな栄養素を摂取しなければならないか、そのためにどんな食材、献立、健康機能性食品を選択しなければならないか、どんな栄養素の摂取を注意しなければならないかなどを、直接検索、確認及び閲覧しなければならないという不便さが存在した。
【0005】
このため、このような従来の制約及び問題点を解決することができる新たなカスタマイズヘルスケアに対する必要が次第に増加している状況である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、健康検診情報及び診療情報を基にして、推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定して、使用者に最適なカスタマイズ栄養情報を提供するカスタマイズヘルスケアシステム、及びその動作方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、個人別の健康状態を反映したカスタマイズ検索によって、使用者に最適な健康情報を提供することができるカスタマイズヘルスケアシステム、及びその動作方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの動作方法は、使用者についての健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得するステップと、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出するステップと、前記分析結果に基づき、前記使用者の前記検査項目についての危険度を判定するステップと、前記危険度に基づき、前記使用者についての推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定するステップと、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者にカスタマイズ栄養情報を提供するステップと、を含み、前記カスタマイズ栄養情報は、前記推奨栄養素、前記制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0009】
一実施形態によれば、カスタマイズヘルスケアシステムは、カスタマイズヘルスケアを行うためのプログラムを保存する少なくとも一つのメモリと、前記プログラムを実行することにより、使用者に関する健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得し、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出し、前記分析結果に基づき、前記使用者の前記検査項目についての危険度を判定し、前記危険度に基づき、前記使用者についての推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定し、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者にカスタマイズ栄養情報を提供する少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記カスタマイズ栄養情報は、前記推奨栄養素、前記制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の詳細な説明において引用される図面をさらに十分に理解するために、各図面の簡単な説明が提供される。
図1】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムを説明するための図である。
図2】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの動作過程を示すフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムサーバの動作方法を示すフローチャートである。
図4図3におけるS350ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図5図3におけるS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図6図3におけるS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図7図3におけるS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図8】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムサーバの動作方法を示すフローチャートである。
図9図8におけるS820ステップを説明するための図である。
図10図8におけるS850ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図11図8におけるS850ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
図12】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
図13】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
図14】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
図15】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
図16】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
図17】本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳述する。このとき、添付された図面において、同じ構成要素については、できるだけ同じ符号をつけていることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される公知機能及び構成についての具体的な説明を省略する。
【0012】
本発明の一部の実施形態は、機能的なブロック構成及び多様な処理ステップとして示され得る。このような機能ブロックの一部または全部は、特定機能を実行する多様な個数のハードウェア及び/またはソフトウェアの構成として具現され得る。例えば、本発明の機能ブロックは、少なくとも一つのマイクロプロセッサによって具現されるか、所定の機能のための回路構成によって具現されてもよい。また、例えば、本発明の機能ブロックは、多様なプログラミングまたはスクリプト言語として具現され得る。機能ブロックは、少なくとも一つのプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本発明は、電子的な環境設定、信号処理、及び/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。
【0013】
また、この明細書に記載された「…部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアの結合によって具現されてもよい。「部」、「モジュール」は、アドレッシング可能な保存媒体に保存され、プロセッサによって実行可能なプログラムによって具現されてもよい。
【0014】
例えば、「部」、「モジュール」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、及びタスク構成要素のような構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数によって具現されてもよい。
【0015】
明細書の全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているというのは、「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に装置を挟んで「間接的に連結」されている場合を含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」というのは、特に断りのない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいことを意味する。
【0016】
また、図示された構成要素間の連結線または連結部材は、機能的な連結及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものに過ぎない。実際の装置においては、代替可能であったり、追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結、または回路連結により、構成要素間の連結が示され得る。
【0017】
本発明において用いられた用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈からみて、明らかに異なる意味を有さない限り、複数の表現を含む。この明細書で、「含む」または「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除するものではないと理解されなければならない。すなわち、本発明において、特定構成を「含む」と記述する内容は、当該構成以外の構成を排除するものではなく、追加的な構成が本発明の実施または本発明の技術的思想の範囲に含まれ得ることを意味する。
【0018】
本発明の一部の構成要素は、本発明において、本質的な機能を行う必須な構成要素ではなく、単に性能を向上させるための選択的な構成要素であってもよい。本発明は、単に性能の向上のために用いられる構成要素を除いて、本発明の本質を具現するのに必須な構成部のみを含んで具現されてもよく、単に性能の向上のために用いられる選択的な構成要素を除いて、必須構成要素のみを含んだ構造も本発明の権利範囲に含まれる。
【0019】
図1は、一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムを説明するための図である。
【0020】
図1を参照すると、一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムは、端末10、…、N、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20、データベースサーバ30、及びネットワーク40を含んで動作してもよい。
【0021】
端末10、…、Nは、ネットワーク40に接続可能な全ての装置を含んでもよい。例えば、端末10、…、Nは、スマートフォン、タブレット、PC、ノートパソコン、家電デバイス、医療デバイス、カメラ、及びウェアラブルデバイスなどを含んでもよい。一実施形態において、端末10、…、Nは、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20からカスタマイズ栄養情報を提供されてもよい。
【0022】
一実施形態において、端末10、…、Nは、所定のユーザインターフェースを提供し、使用者から使用者入力を介して個人情報(識別情報、年齢、性別、体重、アレルギーの有無、服用医薬品など)を入力され、これを、ネットワーク40を介してカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20及び/またはデータベースサーバ30に送信してもよい。
【0023】
カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、ネットワーク40を介してクライアントにカスタマイズ栄養情報を提供するためのコンピュータ資源、保存資源などを提供する。ここで、クライアントは、端末10、…、Nを含んでもよい。一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、アプリケーションサーバ、制御サーバ、データ保存サーバ、特定機能を提供するためのサーバなどの多様な種類のサーバを含んでもよい。また、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、プロセスを単独で処理してもよく、複数のサーバが一緒にプロセスを処理してもよい。
【0024】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の健康状態情報(例えば、健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つ)を取得し、これを基にして、推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定し、推奨栄養素及び/または制限栄養素の含量を基にして、推奨栄養素、制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦メニュー、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つを含むカスタマイズ栄養情報を端末10に提供してもよい。
【0025】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の健康状態情報を取得し、これを基にして、推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定してカスタマイズデータベースを生成し、使用者が所定の検索対象についての検索語(食品、食材、健康機能性食品、栄養素などの名称)を入力すると、これを基にして、カスタマイズ健康情報を端末10に提供してもよい。
【0026】
データベースサーバ30は、カスタマイズヘルスケアシステムの動作に必要なデータを保存する。一実施形態において、データベースサーバ30は、少なくとも一つの医療機関(病院、検診機関、保健所など)及び/または国家機関(例えば、国民健康保険公団、食品医薬品安全処など)がデータのメンテナンスのために直接または間接で運用及び管理するものであってもよく、一定の資格を有する使用者または事業者などに当該データを伝達するように構成されてもよい。一実施形態において、データベースサーバ30は、使用者の健康検診情報、診療情報などを保存してもよい。データベースサーバ30に保存された情報は、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20の要請によって伝達され、カスタマイズ栄養情報の提供過程において用いられてもよい。
【0027】
ネットワーク40は、インターネット(internet)、イントラネット(intranet)、エクストラネット(extranet)、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)などの端末10、…、N、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20、及びデータベースサーバ30が接続可能な全てのネットワークを含んでもよい。
【0028】
図2は、一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの動作過程を示すフローチャートである。
【0029】
図2を参照すると、先ず、S210ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から使用者の個人情報を受信し、220ステップにおいて、データベースサーバ30から使用者の健康状態情報を受信してもよい。ここで、健康状態情報は、健康検診情報及び/または診療情報を含んでもよい。健康検診情報は、医療機関で行われた少なくとも一つの検査項目についての少なくとも一つの使用者の検査結果または分析結果に関する情報を含んでもよく、診療情報は、健康検診情報に基づき、医療機関が使用者の健康状態、疾患の有無などを判断した診断情報または投薬情報などが含まれてもよい。
【0030】
実施形態によって、S210ステップ及びS220ステップのうち一つのステップのみが行われてもよい。
【0031】
その後、S230ステップ及びS240ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検診情報及び/または診療情報を基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出し、分析結果に基づき、検査項目(またはこれと関連した疾患)についての危険度を判定する。一実施形態において、危険度は、正常、境界、危険などの複数の危険等級で表示されてもよい。
【0032】
S250ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、危険度に基づき、検査項目と関連した健康危険因子を改善するための少なくとも一つの推奨栄養素、及びそれを悪化させないための少なくとも一つの制限栄養素を選定する。
【0033】
その後、S260ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10に、推奨栄養素及び/または制限栄養素に基づき、カスタマイズ栄養情報を送信する。一実施形態において、カスタマイズ栄養情報は、推奨栄養素、制限栄養素、推奨栄養素の含量個数及び/または含量が高い推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0034】
実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び/または制限栄養素に関する情報を使用者及び検査項目に対応付けて保存することにより、カスタマイズデータベースを生成してもよい。このとき、当該情報は、データベースサーバ30に保存されてもよい。
【0035】
実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から検索対象についてのカスタマイズ検索の要請を受信してもよい。このとき、検索対象は、食材、栄養素、食品及び/または健康機能性食品であり、カスタマイズ検索の要請には、検索対象に対応する検索語を含んでもよい。その後、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び/または制限栄養素と検索語に基づき、ユーザカスタマイズ健康情報を検出してもよい。
【0036】
検索対象が食品、食材、または健康機能性食品である場合、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、当該検索対象の含有栄養素と推奨栄養素及び/または制限栄養素とを比べて、検索対象が使用者に適しているか否かを決めてもよい。
【0037】
一方、検索対象が栄養素である場合、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、当該栄養素が推奨栄養素または制限栄養素に相当するかによって、検索対象の適否を決めてもよい。また、検索対象である栄養素を含有栄養素として含む少なくとも一つの製品を検出し、当該製品のそれぞれの含有栄養素を推奨栄養素及び/または制限栄養素と比べて、製品のそれぞれが使用者に適しているか否かを決めてもよい。
【0038】
その後、健康情報は、端末10に提供されることにより、使用者に表示されてもよい。このとき、健康情報には、検索対象の基本情報、含有栄養素、使用者との適否などに関する情報が含まれてもよい。
【0039】
図3は、本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムサーバの動作方法を示すフローチャートである。
【0040】
S310ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から使用者の個人情報を受信してもよい。
【0041】
ここで、個人情報は、使用者を識別するための識別情報(電話番号、ID、氏名、生年月日など)のみならず、使用者の年齢、性別、体重、アレルギー、及び服用医薬品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0042】
S310ステップの実行のために、端末10には、使用者の個人情報を入力するための所定のユーザインターフェースが提供されてもよい。例えば、使用者は、端末10にインストールされた専用アプリケーションを駆動させ、当該ユーザインターフェースを活性化することにより、入力した個人情報をカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に伝達してもよい。
【0043】
S320ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者についての健康状態情報、すなわち、健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得してもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の識別情報を基にして、データベースサーバ30から使用者の健康検診情報及び診療情報を取得してもよい。一実施形態において、データベースサーバ30は、少なくとも一つの医療機関(病院、検診機関、保健所など)及び/または国家機関(例えば、国民健康保険公団など)がデータのメンテナンスのために直接または間接で運用及び管理するものであってもよい。
【0044】
健康検診情報は、医療機関で行われた少なくとも一つの検査項目についての少なくとも一つの使用者の検査結果に関する情報などを含んでもよく、診療情報は、健康検診情報などに基づき、医療機関の医者などが使用者の健康状態、疾患の有無などを判断した診断情報または投薬情報などが含まれてもよい。
【0045】
一実施形態において、健康検診情報は、少なくとも一つの血液検査項目についての検査結果に関する情報を含んでもよい。血液検査項目は、例えば、血糖値、コレステロール数値、血色素数値、肝数値、腎臓機能数値などを含んでもよいが、これに限定するものではない。
【0046】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者についての問診結果をさらに受信してもよい。問診結果は、端末10に提供されたアンケートに対する使用者の応答を基にして判断された結果であってもよい。例えば、端末10が、使用者の健康と関連したアンケートを、ユーザインターフェースを介して表示してから、使用者からアンケートに対する応答を受信する方法で問診を行い、その結果をカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に送信してもよい。
【0047】
S330ステップ及びS340ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出し、分析結果に基づき、検査項目についての使用者の危険度を判定してもよい。
【0048】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、分析結果によって、検査項目(または検査項目と関連した疾患)についての使用者の危険度を複数の等級に分類してもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検査項目について測定された数値を基準として、使用者の危険度を正常、境界、疑心などの複数の危険等級に分類してもよい。
【0049】
一実施形態において、S340ステップでは、検査項目のそれぞれについての危険度に加えて、検査項目相互間の交差危険度を判定してもよい。例えば、血糖についての第1血液検査結果と、肝数値と関連した第2血液検査結果とを交差分析して、「肝機能低下による糖尿」の危険度を判断してもよい。
【0050】
S350ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、判定された危険度に基づき、使用者の推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定してもよい。
【0051】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、危険度が一定のレベル以上であると判定された検査項目について、これを改善するのに有益な少なくとも一つの推奨栄養素、それを悪化させないために避けなければならない少なくとも一つの制限栄養素を選定してもよい。
【0052】
S360ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、使用者にカスタマイズ栄養情報を提供してもよい。
【0053】
一実施形態において、カスタマイズ栄養情報は、推奨栄養素、制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、データベースサーバ30に構築された食品成分DBなどから食品成分表に関する情報を受信し、これに基づき、推奨栄養素を多く含有し、制限栄養素を少なく含有するかまたは含有しない食材、メニュー、献立、健康機能性食品などを選定して、端末10に送信することにより、使用者にカスタマイズ栄養情報を提供してもよい。
【0054】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素の含有個数、推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つに基づき、所定の優先順位を付与することにより、選択的に少なくとも一つのカスタマイズ栄養情報を提供してもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、複数の推薦食材または推薦健康機能性食品のうち、推奨栄養素の含量が高い順で、一定の順位以内の食材または健康食品に関する情報を優先的に使用者に提供するように構成されてもよい。
【0055】
一実施形態において、動作方法300は、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、推薦食材、推薦健康機能性食品などを購入可能な購買情報を提供するステップをさらに含んでもよい。よって、使用者は、端末10を介して、推薦食材、推薦健康機能性食品と関連した多様なブランド及び/または販売店を確認し、これに対する購買を行ってもよい。
【0056】
一実施形態において、動作方法300は、端末10に提供された購買情報をもって食材または健康機能性食品を注文すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、このような使用者の消費パターン情報を収集するステップをさらに含んでもよい。例えば、消費パターン情報には、使用者の実購買割合、実購買食材、または健康機能性食品のリスト、使用者の集中利用時間などのデータが含まれてもよい。この場合、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の同意の下で収集された消費パターン情報を他の顧客社(オンラインショッピングモールなど)に送信するか、それを直接活用して、使用者の消費選好度などを分析し、使用者にカスタマイズ広告などを提供してもよい。
【0057】
図4は、図3のS350ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0058】
図4を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の服用医薬品に関する情報を反映して推奨栄養素を選定してもよい。
【0059】
先ず、S410ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、図4のS340ステップで判定された検査項目についての危険度を基準として、検査項目と関連した健康危険因子を改善するための少なくとも一つの候補栄養素を導出してもよい。
【0060】
すなわち、例えば、血糖値が高く、糖尿危険度が高いと判定される場合、これを改善するための少なくとも一つの植物性成分を候補栄養素として導出してもよい。
【0061】
続いて、S420ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の服用医薬品を基準として、少なくとも一つの候補栄養素を除くことにより、推奨栄養素を選定してもよい。
【0062】
すなわち、使用者が現在服用中の医薬品に含まれた栄養素と重複する栄養素は、追加服用の必要性が落ちるので、これを考慮して、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、導出された候補栄養素のうち、重複栄養素を除いて、最終の推奨栄養素を選定するように構成されてもよい。
【0063】
図5は、図3のS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0064】
図5を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者のアレルギーに関する情報を反映して推薦食材を選定してもよい。
【0065】
先ず、S510ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、図3のS350ステップを介して選定された推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの候補食材を導出してもよい。すなわち、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素の含量が高く、制限栄養素を含有しないかまたはその含量の少ない、少なくとも一つの候補食材を導出してもよい。
【0066】
続いて、S520ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、アレルギーに関する情報を基にして、候補食材のうち少なくとも一つを除いて推薦食材を選定してもよい。すなわち、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、候補食材のうち、使用者が摂取したとき、アレルギー反応を起こす食材を除くことにより、推薦食材を選定してもよい。
【0067】
続いて、S530ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素の含有個数、推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として選定された推薦食材のうち少なくとも一つに関する情報を前記使用者に提供してもよい。
【0068】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素の含量が高い順で、所定の順位内の推薦食材に関する情報を優先的に端末10に提供するように構成されてもよい。
【0069】
図6は、図3のS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0070】
図6を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者のエネルギー消費量を基にして、推薦食事パターン及び推薦献立のうち少なくとも一つを決めてもよい。
【0071】
先ず、S610ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、図3のS350ステップを介して選定された推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの候補食材を導出してもよい。
【0072】
続いて、S620ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の個人情報に含まれた使用者の年齢、性別、身長、及び体重のうち少なくとも一つに関する情報を基にして、使用者のエネルギー消費量を算出してもよい。
【0073】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の年齢、性別、身長及び/または体重に対応する基礎代謝量を算出し、これに加えて、使用者の活動係数及び消化消費量を反映することにより、使用者のエネルギー消費量を算出してもよい。
【0074】
例えば、使用者のエネルギー消費量は、下記の数式によって算出されてもよい。
【0075】
エネルギー消費量=基礎代謝量×活動係数+消化消費量
(消化消費量=(基礎代謝量×活動係数)×0.1)
【0076】
ここで、活動係数とは、使用者の活動性程度を示す指標であって、例えば、「非活動的」、「低活動的」、「活動的」、「非常に活動的」の4つのステップに分けられ、それぞれのステップにおいて、異なる係数値を有するように構成されてもよい。活動係数は、所定の範囲値(例えば、1と2間の定数)を有してもよく、「非活動的」ステップから「活動的」ステップへ向かうにつれて、大きな値を有するように構成されてもよい。また、実施形態によって、活動係数は、性別によって異なる値を有するように構成されてもよい。
【0077】
一実施形態において、使用者の活動係数は、使用者の個人情報に基づいて算出されてもよい。すなわち、端末10に使用者の活動程度についてのアンケートを提供し、これに応じて、使用者が4つのステップのうち一つを選択して、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に送信すると、これを基にして、活動係数を算出してもよい。
【0078】
一実施形態において、S620ステップでは、使用者のエネルギー消費パターンをさらに算出してもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から、使用者の職業、起床及び就寝時間、運動量などに関する情報をさらに取得し、これを基にして、使用者の1日のエネルギー消費パターンを算出してもよい。
【0079】
続いて、S630ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者のエネルギー消費量及び/またはエネルギー消費パターンに基づき、推薦食事パターン及び推薦献立のうち少なくとも一つを決めてもよい。
【0080】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、1日のエネルギー消費量が大きい使用者に対しては、推奨栄養素を含みながらも熱量(カロリー)が高い食材を含む食べ物を中心として推薦献立を構成してもよい。また、例えば、使用者のエネルギー消費パターンにおいて、夕方の時間にエネルギー消費が大きい使用者に対しては、そうではない使用者に比べて、夕方の献立に高い熱量の食べ物が含まれるように推薦献立を構成してもよい。また、例えば、使用者のエネルギー消費量及び/またはエネルギー消費パターンに基づき、食事を、1日2食または4食などで進行することがよいと判断される場合、これに応じて、使用者の推薦食事パターンを構成してもよい。
【0081】
図7は、図3のS360ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0082】
図7を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素についての1日の推奨摂取量などに基づき、少なくとも一つの推薦健康機能性食品を選定してもよい。
【0083】
先ず、S710ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、図3のS350ステップを介して選定された推奨栄養素のうち少なくとも一つに対する使用者の選択を受信してもよい。
【0084】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10に推奨栄養素についてのリスト及び/または詳細情報を送信し、これに応答して、推奨栄養素のうち少なくとも一つに対する使用者の選択を端末10から受信してもよい。
【0085】
続いて、S720ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者が選択した推奨栄養素の含量が高い少なくとも一つの候補健康機能性食品を選別してもよい。
【0086】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、データベースサーバ30または内蔵されたデータベースから健康機能性食品、及びその含有栄養素に関する情報を取得し、これに基づき、使用者が選択した推奨栄養素の含量が高い少なくとも一つの候補健康機能性食品を選別してもよい。
【0087】
続いて、S730ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者が選択した推奨栄養素についての1日の推奨摂取量、1日の充分摂取量、及び1日の上限摂取量のうち少なくとも一つに基づき、候補健康機能性食品のうち少なくとも一つを推薦健康機能性食品として選定してもよい。
【0088】
例えば、使用者が選択した推奨栄養素についての1日の推奨摂取量が100mgであれば、当該推奨栄養素についての含量が前記1日の推奨摂取量に近接した少なくとも一つの候補健康機能性食品を推薦健康機能性食品として選定してもよい。
【0089】
また、例えば、使用者が、既存にS710ステップを介して第1推奨栄養素を選択し、これを基にして、第1推奨栄養素が含有された推薦健康機能性食品に関する情報が、端末10に提供されていると、使用者が同じ推奨栄養素を再び選択する場合、使用者の当該推奨栄養素についての1日の推奨摂取量を基準として、残りの推奨摂取量に対応する含量を有する候補健康機能性食品を推薦健康機能性食品として選定してもよい。
【0090】
また、例えば、使用者が第1推奨栄養素及び第2推奨栄養素を同時に選択し、第1推奨栄養素と関連しては、推薦健康機能性食品に関する情報が、上記のように既に提供された場合であれば、第1推奨栄養素を含有しないか、1日の勧奨摂取量を超えない限度で含有し、第2推奨栄養素を含有した候補健康機能性食品を推薦健康機能性食品として選定してもよい。
【0091】
一実施形態において、S360ステップは、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、推奨栄養素の含有個数、推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として選定された推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を、前記使用者に提供してもよい。
【0092】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素の含量が高い順で、所定の順位内の推薦健康機能性食品に関する情報を優先的に端末10に提供するように構成されてもよい。
【0093】
図8は、本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムサーバの動作方法を示すフローチャートである。
【0094】
S810ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の個人情報及び/または健康状態情報を受信してもよい。
【0095】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から使用者の個人情報を受信してもよい。
【0096】
S810ステップの実行のために、端末10には、使用者の個人情報を入力するための所定のユーザインターフェースが提供されてもよい。例えば、使用者は、端末10にインストールされた専用アプリケーションを駆動させ、当該ユーザインターフェースを活性化することにより、入力した個人情報をカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に伝達してもよい。
【0097】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、データベースサーバ30及び/または端末10から、使用者についての健康状態情報を取得してもよい。
【0098】
ここで、健康状態情報は、使用者の健康程度を示す少なくとも一つの指標に関する情報であって、健康状態情報は、例えば、健康検診情報、診療情報、ライフログ(Lifelog)情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。ライフログ情報は、使用者の睡眠関連情報、食習慣情報、生活習慣情報、運動習慣情報、生活環境情報などを含んでもよい。
【0099】
カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の識別情報を基にして、データベースサーバ30から使用者の健康状態情報を取得してもよい。
【0100】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者に対する問診を介して、健康状態情報を取得してもよい。すなわち、健康状態情報は、端末10に提供されたアンケートに対する使用者の応答を基にして判断された結果であってもよい。
【0101】
S820ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、健康状態情報を基にして、推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定してもよい。
【0102】
一実施形態において、S820ステップは、図3を参照して上述したS330ステップ乃至S350ステップによって行われてもよい。
【0103】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を基にして、推奨栄養素及び/または制限栄養素の選定の有無を決めてもよい。
【0104】
図9を参照すると、検査項目のそれぞれについての使用者の分析結果が、数値形態(すなわち、分析値)で表示されてもよく、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、分析値(k)が属する範囲に応じて、推奨栄養素及び/または制限栄養素の選定を行ってもよい。
【0105】
例えば、任意の検査項目に対する分析値(k)が正常範囲に属する場合(S<k<Q)は、推奨栄養素及び制限栄養素を選定せず、分析値(k)が正常範囲を超える場合(k<S、k>Q)にのみ健康項目と関連した推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定するように構成されてもよい。
【0106】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、分析値(k)が属する範囲に応じて異なるリスクインデックスを付与し、これを基にして、少なくとも一つの推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定してもよい。例えば、下記の表1に示すように、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、リスクインデックスを付与するように構成されてもよい。ここで、リスクインデックスは、AからCの順で増加されてもよい。
【0107】
【表1】
【0108】
実施形態によって、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、リスクインデックスが高い健康項目と関連して優先的に推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定するか、リスクインデックスが基準値以上である健康項目についてのみ推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定してもよい。また、実施形態によって、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、リスクインデックスに応じて異なる個数の推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定するように構成されてもよい。
【0109】
また、実施形態によって、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、第1検査項目について特定栄養素が推奨栄養素に相当し、第2検査項目について同じ栄養素が第2栄養素に相当する場合、第1検査項目と第2検査項目のリスクインデックスを比べて、リスクインデックスがさらに高い検査項目を基準として、当該栄養素を推奨栄養素または制限栄養素として選定してもよい。このとき、リスクインデックスが同じであれば、当該栄養素は、推奨栄養素及び制限栄養素として選定されなくてもよい。
【0110】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検査項目相互間の交差リスクインデックスを算定し、これに基づき、推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定してもよい。例えば、血糖についての第1血液検査数値及び肝機能と関連した第2血液検査数値を交差分析して、「肝機能低下による糖尿」に対するリスクインデックスを算定し、これに基づき、推奨栄養素及び/または制限栄養素を選定してもよい。
【0111】
S830ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、選定された推奨栄養素及び/または制限栄養素に関する情報を使用者及び検査項目(または検査項目についての分析結果)に対応付けて保存することにより、使用者カスタマイズデータベースを生成してもよい。
【0112】
カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、外部のデータベースサーバまたはクラウドサーバなどに保存を行うことにより、データベースを生成してもよいが、これに限定するものではない。
【0113】
S840ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10から検索対象に対する使用者のカスタマイズ検索の要請を受信してもよい。ここで、検索対象は、食品、食材、栄養素、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つを含み、カスタマイズ検索の要請には、このような検索対象に対応する(または検索対象を指称する)検索語(またはキーワード)を含んでもよい。
【0114】
例えば、使用者は、端末10に提供されるユーザインターフェースを介して、検索対象に対応する検索語を入力することにより、カスタマイズ検索の要請をカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に伝達してもよい。
【0115】
S850ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つと検索語を基にして、検索対象及び使用者と検索対象との間の適否に関する情報を含む健康情報を提供してもよい。
【0116】
例えば、検索対象が食品、食材及び/または健康機能性食品である場合、当該検索対象が含む含有栄養素と使用者についての推奨栄養素及び/または制限栄養素とを互いに比べて、当該検索対象に対する使用者の摂取が適しているか否かを判断し、これに関する情報を、検索対象の含有栄養素に関する情報と一緒に、端末10から提供してもよい。
【0117】
また、例えば、検索対象が栄養素である場合、検索対象を栄養素として含む少なくとも一つの製品(食品、食材及び/または健康機能性食品)を検出し、これらが含む含有栄養素と推奨栄養素及び/または制限栄養素とを互いに比べて、当該製品のうち使用者の摂取に適した製品を判断し、これに関する情報を、製品の含有栄養素に関する情報と一緒に、端末10から提供してもよい。
【0118】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の個人情報に基づき、検索対象の適否をさらに判断してもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者のアレルギーに関する情報によって、検索対象である食材、食品、または健康機能性食品にアレルギーを誘発する成分が含まれた場合、検索対象が使用者に不適合であると判断してもよい。また、例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、使用者の服用医薬品に関する情報によって、検索対象である食材食品または健康機能性食品に、当該医薬品の効果を減少させる成分が含まれているか、検索対象である健康機能性食品に、服用医薬品に含まれた栄養素が一定の比率以上で重複する場合、検索対象が使用者に不適合であると判断してもよい。
【0119】
一実施形態において、動作方法800は、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、検索対象または検索対象である栄養素を含有する製品に対する購買情報を提供するステップをさらに含んでもよい。よって、使用者は、端末10から、検索対象に対応する食品、食材、及び健康機能性食品と関連した多様なブランド及び/または販売店を確認し、これに対する購買を行ってもよい。このとき、購買情報の提供は、検索対象または前記製品が使用者と一定以上の適合度を有する場合にのみ行われてもよい。
【0120】
一実施形態において、動作方法800は、端末10に提供された購買情報をもって食品、食材、健康機能性食品を注文すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、このような使用者の消費パターン情報を収集するステップをさらに含んでもよい。
【0121】
図10は、図8のS850ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0122】
図10を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象の含有栄養素を推奨栄養素及び/または制限栄養素と比べて、これを基にして、健康情報を提供してもよい。このとき、検索対象は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つであってもよい。
【0123】
S1010ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10を介して、使用者が検索対象に対応する検索語を入力すると、これに応じて、検索対象の含有栄養素に関する情報を取得してもよい。このような含有栄養素に関する情報は、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、データベースサーバ30に構築された成分DBなどから検索対象の成分表に関する情報を検索することにより、取得されてもよい。
【0124】
S1020ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象について、推奨栄養素マッチング率及び/または制限栄養素マッチング率を算出してもよい。
【0125】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、下記の数式によって、推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率をそれぞれ算出してもよい。
【0126】
推奨栄養素マッチング率=L/N×100(%)
制限栄養素マッチング率=M/N×100(%)
【0127】
ここで、Lは、検索対象の含有栄養素のうち、推奨栄養素に対応する栄養素の個数を示し、Mは、検索対象の含有栄養素のうち、制限栄養素に対応する栄養素の個数を示し、Nは、検索対象に含まれた含有栄養素の総個数を示してもよい。
【0128】
S1030ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素マッチング率及び/または制限栄養素マッチング率に基づき、検索対象とのカスタマイズドインデックスを算出してもよい。
【0129】
例えば、カスタマイズドインデックスは、推奨栄養素マッチング率から制限栄養素のマッチング率を差し引くことにより算出されてもよい。このとき、カスタマイズドインデックスが高いほど、検索対象の制限栄養素に比べて推奨栄養素の含有割合が高いことを意味する。ただし、このような方式は、例示的なものであって、これに限定されるものではなく、制限栄養素のマッチング率が所定の基準値以下である場合は、推奨栄養素のマッチング率のみをカスタマイズドインデックスに反映するなど、多様な方式が適用されてもよい。
【0130】
S1040ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスに基づき、使用者と検索対象との間の適否を決めてもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスが所定の基準値以上である場合、検索対象の摂取が使用者に適していると決めてもよい。また、例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスが属する数値の範囲に応じて異なるカスタマイズグレードを付与し、これに基づき、使用者と検索対象との間の適否を複数のカスタマイズグレードのうち一つとして決めてもよい。
【0131】
S1050ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象及び使用者と検索対象との間の適否に関する情報を含む健康情報を端末10に提供してもよい。例えば、検索対象に関する情報は、検索対象の含有栄養素に関する情報を含み、検索対象の適否に関する情報は、検索対象の摂取に対する推薦/非推薦情報とカスタマイズドインデックスに関する情報を含んでもよい。
【0132】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象の含有栄養素を、推奨栄養素及び/または制限栄養素の含有量を基準として、順次に整列して端末10に表示してもよい。
【0133】
また、一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象の含有栄養素の含量を、推奨栄養素及び/または制限栄養素に対する1日の推奨摂取量と対比して、推奨摂取量に対する含量が高い栄養素を優先的に整列して表示してもよい。
【0134】
また、一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び/または制限栄養素に対応する検査項目のリスクインデックスを基準として、検索対象の含有栄養素を順次に整列(すなわち、高いリスクインデックスを有する栄養素を優先して整列)して表示してもよい。
【0135】
図11は、図8のS850ステップの一実施形態を示すフローチャートである。
【0136】
図11を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、検索対象を含有栄養素として含む少なくとも一つの製品を検出し、当該製品の含有栄養素を推奨栄養素及び/または制限栄養素と比べて、これを基にして、健康情報を提供してもよい。このとき、検索対象は、栄養素であってもよく、製品は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つであってもよい。
【0137】
S1110ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、端末10を介して、使用者が検索対象に対応する検索語を入力すると、これに応じて、検索対象を含有栄養素として含む少なくとも一つの製品を検出してもよい。このような製品は、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が、データベースサーバ30に構築された成分DBなどから検索対象を成分として含む製品を検索することにより、取得されてもよい。
【0138】
S1120ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、製品のそれぞれの含有栄養素と使用者の推奨栄養素及び制限栄養素を基にして、製品のそれぞれについて、推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率を算出してもよい。
【0139】
例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、図10を参照して上述したように、下記の数式によって、製品のそれぞれについて、推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率をそれぞれ算出してもよい。
【0140】
推奨栄養素マッチング率=L/N×100(%)
制限栄養素マッチング率=M/N×100(%)
【0141】
ここで、Lは、製品の含有栄養素のうち、推奨栄養素に対応する栄養素の個数を示し、Mは、製品の含有栄養素のうち、制限栄養素に対応する栄養素の個数を示し、Nは、製品に含まれた含有栄養素の総個数を示してもよい。
【0142】
S1130ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素マッチング率及び/または制限栄養素マッチング率に基づき、製品のそれぞれと使用者とのカスタマイズドインデックスを算出してもよい。
【0143】
例えば、カスタマイズドインデックスは、製品のそれぞれについて推奨栄養素マッチング率から制限栄養素のマッチング率を差し引くことによって算出されてもよい。このとき、カスタマイズドインデックスが高いほど、検索対象の制限栄養素に比べて推奨栄養素の含有割合が高いことを意味する。ただし、このような方式は、例示的なものであって、これに限定されるものではなく、制限栄養素のマッチング率が所定の基準値以下である場合は、推奨栄養素のマッチング率のみをカスタマイズドインデックスに反映するなど、多様な方式が適用されてもよい。
【0144】
S1140ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスに基づき、使用者と製品との間の適否を決めてもよい。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスが所定の基準値以上である場合、製品の摂取が使用者に適すると決めてもよい。また、例えば、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスが属する数値の範囲に応じて異なるカスタマイズグレードを付与し、これに基づき、使用者と製品の適否を複数のカスタマイズグレードのうち一つとして決めてもよい。
【0145】
S1150ステップにおいて、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、カスタマイズドインデックスを基準として、製品に関する情報を順次に整列して端末10に表示してもよい。例えば、製品に関する情報は、製品の含有栄養素に関する情報、カスタマイズドインデックス、及びこれに基づいた推薦/非推薦に関する情報を含んでもよい。
【0146】
このとき、製品のそれぞれの含有栄養素は、推奨栄養素及び/または制限栄養素の含有量を基準として、順次に整列して表示してもよい。
【0147】
一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、製品の含有栄養素を、推奨栄養素及び/または制限栄養素の含有量を基準として、順次に整列して端末10に表示してもよい。また、一実施形態において、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20は、推奨栄養素及び/または制限栄養素に対応する検査項目のリスクインデックスを基準として、製品の含有栄養素を順次に整列(すなわち、高いリスクインデックスを有する栄養素を優先して整列)して表示してもよい。
【0148】
図12乃至図15は、本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
【0149】
さらに具体的に、図12乃至図15は、カスタマイズヘルスケアシステムの動作によって、使用者の端末10に専用アプリケーションから提供される、ユーザインターフェース及び情報を例示的に示す図である。
【0150】
先ず、図12を参照すると、端末10には、使用者の健康検診情報及び/または診療情報に基づき、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が抽出した使用者の検査項目と関連した危険度(または危険等級)情報と、検査項目と関連した健康危険因子を改善するための推奨栄養素及び制限栄養素に関する情報と、制限栄養素の含量が少なく、推奨栄養素の含量が高い推薦食材に関する情報と、が提供されてもよい。
【0151】
また、図13を参照すると、端末10には、推奨栄養素を基にして、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が選定した使用者のカスタマイズ献立の情報がさらに提供されてもよい。当該献立には、食品または食べ物名、摂取量、熱量などの情報が含まれてもよい。
【0152】
また、図14及び図15を参照すると、端末10には、推奨栄養素を基にして、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20が選定した推薦健康機能性食品に関する情報がさらに提供されてもよい。推薦健康機能性食品に関する情報には、当該食品に含まれた栄養素、栄養素の含量、推奨/充分/上限摂取量に対する栄養素の含有割合、当該食品の1日の摂取回数、方法、服用効果などに関する情報が含まれてもよい。
【0153】
図16は、本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの例示的な動作を説明するための図である。
【0154】
さらに具体的に、図16は、カスタマイズヘルスケアシステムの動作によって、使用者の端末10に専用アプリケーションから提供される、ユーザインターフェース及び情報を例示的に示す図である。以下、図8を参照して上述したS810ステップ乃至S830ステップによって、使用者のカスタマイズデータベースが生成されていることを前提として詳述する。
【0155】
先ず、図16の(a)を参照すると、使用者は、検索語を入力するユーザインターフェースを介して、端末10に検索対象に対応する検索語を入力してもよい。例えば、使用者は、「鯖」という食材の名称を検索語として入力してもよい。検索語が入力されると、カスタマイズ検索の要請が、端末10からカスタマイズヘルスケアシステムサーバ20に伝達されてもよい。
【0156】
続いて、図16の(b)を参照すると、カスタマイズヘルスケアシステムサーバ20がカスタマイズ検索の要請に応答して生成した健康情報が、端末10上に表示されてもよい。図示のように、健康情報は、検索対象である食材の基本情報、含有栄養素、検索対象が使用者に適した程度(カスタマイズスコア)、検索対象の推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率などが健康情報として端末10に提供されてもよい。
【0157】
図17は、本発明の一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの構成を示すブロック図である。
【0158】
図17に示すように、カスタマイズヘルスケアシステムは、通信部1710、入力部1720、メモリ1730、及びプロセッサ1740を含んでもよい。ただし、カスタマイズヘルスケアシステムの構成要素が、上述した例に限定されるものではない。例えば、カスタマイズヘルスケアシステムは、上述した構成要素よりもさらに多くの構成要素を含んでもよく、さらに少ない構成要素を含んでもよい。それだけでなく、通信部1710、入力部1720、メモリ1730、プロセッサ1740の少なくとも2つが一つのチップ(Chip)の形態で具現されてもよい。
【0159】
通信部1710は、外部装置と信号を送受信してもよい。外部装置と送受信する信号は、制御情報とデータを含んでもよい。このとき、外部装置は、端末10、データベースサーバ30などを含んでもよい。通信部1710は、有・無線通信部を全て含んでもよい。また、通信部1710は、有・無線チャンネルを介して信号を受信して、プロセッサ1740に出力し、プロセッサ1740から出力された信号を有・無線チャンネルを介して送信してもよい。
【0160】
入力部1720は、外部の操作によって、多様な使用者命令を受信してもよい。このため、入力部1720は、少なくとも一つの入力装置を含んでもよく、連結してもよい。例えば、入力部1720は、キーパッド、マウスなどの多様な入力のためのインターフェースと連結されて、使用者命令を受信してもよい。このため、入力部1720は、USBポートだけでなく、サンダーボルトなどのインターフェースを含んでもよい。また、入力部1720は、タッチスクリーン、ボタンなどの多様な入力装置を含んでもよく、これらと結合して外部の使用者命令を受信してもよい。
【0161】
メモリ1730は、カスタマイズヘルスケアシステムの動作に必要なプログラム及びデータを保存してもよい。一実施形態において、メモリ1730は、カスタマイズヘルスケアシステムが送受信する信号に含まれた制御情報またはデータを保存してもよい。メモリ1730は、ロム(ROM)、ラム(RAM)、ハードディスク、CD-ROM、及びDVDなどのような保存媒体または保存媒体の組み合わせで構成されてもよい。また、メモリ1730は、複数個であってもよい。一実施形態によれば、メモリ1730は、上述した本発明の実施形態であるカスタマイズヘルスケアシステムのための動作を行うためのプログラムを保存してもよい。
【0162】
プロセッサ1740は、上述した本発明の実施形態によって、カスタマイズヘルスケアシステムが動作する一連の過程を制御してもよい。例えば、一実施形態によるカスタマイズヘルスケアシステムの動作を行うように、カスタマイズヘルスケアシステムの構成要素を制御してもよい。プロセッサ1740は、複数個であってもよく、プロセッサ1740は、メモリ1730に保存されたプログラムを実行することにより、カスタマイズヘルスケアシステムの動作を行ってもよい。
【0163】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、使用者についての健康検診情報及び診療情報のうち少なくとも一つを取得し、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの検査項目についての分析結果を抽出し、前記分析結果を基にして、前記使用者の前記検査項目についての危険度を判定し、前記危険度に基づき、前記使用者についての推奨栄養素及び制限栄養素のうち少なくとも一つを選定し、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者にカスタマイズ栄養情報を提供するように制御してもよい。ここで、前記カスタマイズ栄養情報は、推奨栄養素、制限栄養素、推薦食材、推薦メニュー、推薦食事パターン、推薦献立、及び推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0164】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記健康検診情報及び前記診療情報のうち少なくとも一つを基にして、少なくとも一つの血液検査項目についての分析結果を抽出するように制御してもよい。
【0165】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記検査項目のそれぞれについての危険度及び前記検査項目相互間の交差危険度のうち少なくとも一つを判定するように制御してもよい。
【0166】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記使用者の個人情報を受信するように制御してもよい。ここで、個人情報は、前記使用者の年齢、性別、身長、体重、アレルギー、及び服用医薬品のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0167】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記危険度に基づき、前記検査項目と関連した健康危険因子を改善するための少なくとも一つの候補栄養素を導出し、前記服用医薬品に関する情報を基にして、前記候補栄養素のうち少なくとも一つを除いて、前記推奨栄養素を選定するように制御してもよい。
【0168】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの候補食材を導出し、前記アレルギーに関する情報を基にして、前記候補食材のうち少なくとも一つを除いて、前記推薦食材を選定するように制御してもよい。
【0169】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素の含有個数、前記推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び前記推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として、前記推薦食材のうち少なくとも一つに関する情報を前記使用者に提供するように制御してもよい。
【0170】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに基づき、少なくとも一つの推薦食材を選定し、前記年齢、性別、身長、及び体重のうち少なくとも一つに関する情報を基にして、前記使用者のエネルギー消費量を算出し、前記推薦食材及び前記エネルギー消費量に基づき、前記使用者の前記推薦食事パターン及び前記推薦献立のうち少なくとも一つを決めるように制御してもよい。
【0171】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素の含有個数、前記推奨栄養素のそれぞれの含有割合、及び前記推奨栄養素のそれぞれの含量のうち少なくとも一つを優先順位として選定された前記推薦健康機能性食品のうち少なくとも一つに関する情報を前記使用者に提供するように制御してもよい。
【0172】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素のうち少なくとも一つに対する前記使用者の選択を受信し、前記使用者が選択した前記推奨栄養素の含量が高い少なくとも一つの候補健康機能性食品を選別し、前記使用者が選択した前記推奨栄養素についての前記使用者の1日の勧奨摂取量、1日の充分摂取量、及び1日の上限摂取量のうち少なくとも一つに基づき、前記候補健康機能性食品のうち少なくとも一つを推薦健康機能性食品として選定するように制御してもよい。
【0173】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記使用者から食品、食材、栄養素、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つの検索対象に対応する検索語を含むカスタマイズ検索の要請を受信し、前記カスタマイズ検索の要請に応答して、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つと前記検索語を基にして、前記検索対象及び前記使用者と前記検索対象との間の適否に関する情報を含む健康情報を提供してもよい。
【0174】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記選定された推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つに関する情報を、前記使用者及び前記検査項目に対応付けて保存することにより、カスタマイズデータベースを生成してもよい。
【0175】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記使用者のアレルギー及び服用医薬品のうち少なくとも一つに関する情報を含む個人情報を受信するように制御し、個人情報にさらに基づいて健康情報を提供してもよい。
【0176】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記検索対象の含有栄養素に関する情報を取得し、前記検索対象の含有栄養素、前記推奨栄養素、及び前記制限栄養素を基にして、推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率のうち少なくとも一つを算出し、前記推奨栄養素マッチング率及び前記制限栄養素マッチング率のうち少なくとも一つに基づき、前記使用者と前記検索対象との間の適否を判定してもよい。ここで、検索対象は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つであってもよい。
【0177】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記検索対象の含有栄養素を、前記推奨栄養素及び前記制限栄養素のうち少なくとも一つの含有量を基準として、順次に整列して表示してもよい。
【0178】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記推奨栄養素マッチング率から前記制限栄養素マッチング率を差し引くことにより、前記使用者と前記検索対象との間のカスタマイズドインデックスを算出し、前記カスタマイズドインデックスに基づき、前記使用者と前記検索対象との間の適否を決めてもよい。
【0179】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記検索対象を含有栄養素として含む少なくとも一つの製品を検出し、前記製品の含有栄養素、前記推奨栄養素、及び前記制限栄養素を基にして、前記製品のそれぞれについて推奨栄養素マッチング率及び制限栄養素マッチング率を算出し、前記推奨栄養素マッチング率から前記制限栄養素マッチング率を差し引くことにより、前記使用者と前記製品のそれぞれとのカスタマイズドインデックスを算出し、前記カスタマイズドインデックスに基づき、前記使用者と前記製品との間の適否を決めてもよい。ここで、検索対象は、栄養素あり、製品は、食品、食材、及び健康機能性食品のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0180】
一実施形態によれば、プロセッサ1740は、前記カスタマイズドインデックスを基にして、複数の前記製品に関する情報を順次に整列して表示してもよい。
【0181】
一方、上述した実施形態は、コンピュータにおいて実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な媒体を用いて前記プログラムを動作させる汎用のデジタルコンピューターで具現されてもよい。また、上述した実施形態において用いられたデータの構造は、コンピュータで読み取り可能な媒体に、様々な手段を介して、記録されてもよい。また、上述した実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能なコマンドを含む記録媒体の形態で具現されてもよい。例えば、ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、コンピュータが読み出して実行可能なコードまたはプログラム命令として、コンピュータで読み出し可能な記録媒体に保存されてもよい。
【0182】
コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされる任意の記録媒体であってもよく、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を含んでもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体は、マグネチック保存媒体、例えば、ロム、フロッピーディスク、ハードディスクなどを含み、光学的読み取り媒体、例えば、シーディーローム(CD-ROM)、DVDなどのような保存媒体を含んでもよいが、これに制限されない。また、コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータ保存媒体及び通信媒体を含んでもよい。
【0183】
また、コンピュータで読み出し可能な複数の記録媒体が、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散していてもよく、分散した記録媒体に保存されたデータ、例えば、プログラムコマンド及びコードが、少なくとも一つのコンピュータによって実行されてもよい。
【0184】
本発明において説明された特定の実行は、一実施形態に過ぎず、如何なる方法でも本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、及び前記システムの他の機能的な側面の記載は省略されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17