(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】通信装置、通信装置の制御方法及びそのプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 23/60 20230101AFI20240909BHJP
【FI】
H04N23/60 300
H04N23/60 500
(21)【出願番号】P 2020081375
(22)【出願日】2020-05-01
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】飯田 潔
【審査官】吉川 康男
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-030250(JP,A)
【文献】特開2008-236396(JP,A)
【文献】特開2009-246898(JP,A)
【文献】特開2011-254313(JP,A)
【文献】特開2020-065173(JP,A)
【文献】特開2015-036898(JP,A)
【文献】特開2002-165195(JP,A)
【文献】特開2009-159081(JP,A)
【文献】特開2016-178620(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 23/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと通信可能な通信装置であって、
記憶手段に記憶される画像を、バックアップとして前記サーバへ自動で送信する処理である自動送信処理を行う自動送信手段と、
前記記憶手段に記憶される画像のうち、ユーザから指定された画像に対して、所定の画像処理を行うように前記サーバに指示するための指示手段と、
前記自動送信処理の実行中に、さらに前記指示手段により画像が指定された場合に、前記自動送信処理を中断し、前記指示手段により指定された画像について、前記自動送信手段による送信状態に基づいて、第1の処理及び第2の処理のうちのいずれかを実行するように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記指示手段により指定された画像が、前記自動送信手段により送信済みである場合、前記第1の処理として、所定の画像処理を行うように指示する処理指示を、前記サーバへ送信するように制御し、
前記指示手段により指定された画像が、前記自動送信手段により送信されていない場合、前記第2の処理として、前記指定された画像と、前記処理指示とを、前記サーバへ送信するように制御する、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記自動送信処理の実行中に、さらに前記指示手段により画像が指定された場合であって、前記自動送信手段により送信中の画像が、前記指示手段により指定された画像である場合に、前記自動送信手段により前記送信中の画像の送信が終了した後で、前記自動送信処理を中断するように制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記自動送信手段により前記送信中の画像の送信が終了した後で、前記処理指示を、前記サーバへ送信するように制御することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第1の処理及び前記第2の処理を実行した後で、前記自動送信処理を再開するように制御することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記自動送信手段は、前記自動送信処理を開始すると、画像の前記サーバへの送信状態を管理する自動送信用管理リストに、前記記憶手段に記憶される画像のうち、前記サーバへ送信されていない画像を、送信状態を未送信にして登録するとともに、送信状態が未送信の画像を前記サーバへ順次送信して、送信が終了した画像の送信状態を送信済みに変更することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記自動送信用管理リストの送信状態に基づいて、前記指示手段により指定された画像が、送信済みであるか、送信されていないかを判定することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第2の処理により、前記指定された画像を前記サーバへ送信する場合には、前記自動送信用管理リストから、前記指定された画像の登録を削除するように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記指示手段は、画像が指定されると、前記指定された画像の前記処理指示の送信状態を管理する画像処理用管理リストを生成するとともに、前記処理指示が送信された場合に、前記処理指示が送信された画像の送信状態を、送信済みにすることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項に記載の通信装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記画像処理用管理リストに登録される画像の送信状態が、すべて送信済みになった後で、前記自動送信処理を再開するように制御することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記自動送信処理は、通信装置の起動時に開始することを特徴とする請求項1乃至9何れか1項に記載の通信装置。
【請求項11】
前記所定の画像処理が、ディープラーニングを用いた現像処理であることを特徴とする請求項1乃至10何れか1項に記載の通信装置。
【請求項12】
撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至11何れか1項に記載の通信装置。
【請求項13】
サーバと通信可能な通信装置の制御方法であって、
記憶手段に記憶される画像を、バックアップとして前記サーバへ自動で送信する処理である自動送信処理を行う自動送信ステップと、
前記記憶手段に記憶される画像のうち、ユーザから指定された画像に対して、所定の画像処理を行うように前記サーバに指示するための指示ステップと、
前記自動送信処理の実行中に、さらに前記指示ステップにより画像が指定された場合に、前記自動送信処理を中断し、前記指示ステップにより指定された画像について、前記自動送信ステップによる送信状態に基づいて、第1の処理及び第2の処理のうちのいずれかを実行するように制御する制御ステップと、を含み、
前記制御ステップは、前記指示ステップにより指定された画像が、前記自動送信ステップにより送信済みである場合、前記第1の処理として、所定の画像処理を行うように指示する処理指示を、前記サーバへ送信するように制御し、
前記指示ステップにより指定された画像が、前記自動送信
ステップにより送信されていない場合、前記第2の処理として、前記指定された画像と、前記処理指示とを、前記サーバへ送信するように制御する、
ことを特徴とする通信装置の制御方法。
【請求項14】
請求項1乃至12何れか1項に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像をサーバへ送信する通信装置、通信装置の制御方法及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年は個人の写真をクラウドサービスにアップロードして、スマートフォンやパーソナルコンピュータ(PC)等、Webブラウザを利用できる複数の機器で楽しむことができる無料のクラウド・ストレージ・サービスが普及している。さらに、デジタルカメラの機能として、撮影した画像を、PCを介さずにクラウドサーバへ転送するものも登場している。また、デジタルカメラでクラウドサーバへの自動転送機能をONしておくと、撮影した動画・静止画を、バックアップ目的でクラウドサーバへ転送するサービスがある。この自動転送機能は、カメラの電源スイッチをONしたとき等を契機に起動し、サーバへの画像転送を開始する。また、自動転送はバックグラウンドで実行されるため、ユーザは自動転送中に写真撮影を行うことができる。
【0003】
特許文献1には、画像の転送処理の実行中に、新たに画像ファイルが記録された場合に、その画像ファイルを優先的に転送することが開示されている。特許文献2には、ユーザが自動転送対象の画像を再生中に2つのボタン同時押し等の操作を行うと、他の転送対象画像より優先して外部装置に転送することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第4738233号公報
【文献】特開2018-137725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クラウドサーバは処理能力が高いため、ユーザが指定した画像に、AI(人工知能)を用いた高度な現像処理等の追加の処理を行いたいという要望がある。この場合には、無意識のうちに行われる自動転送機能が実行中であっても、サーバに追加の処理を指示できることが望ましい。また、クラウドサーバの処理能力が高いとは言え、現像処理等の追加の処理には時間がかかる。そこで、ユーザに指定された画像を優先的にクラウドサーバへ転送して、追加の処理の実行の開始を早めたいが、指定された画像が既にサーバへ転送済みの可能性もある。そのため、上記の特許文献1や特許文献2のように、画像を優先的に転送するだけでは、追加の処理をクラウドサーバに行わせることができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、バックアップとして画像をサーバへ自動送信する際に、ユーザに指定された画像に対してサーバに追加の処理を行わせることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の通信装置は、サーバと通信可能な通信装置であって、記憶手段に記憶される画像を、バックアップとして前記サーバへ自動で送信する処理である自動送信処理を行う自動送信手段と、前記記憶手段に記憶される画像のうち、ユーザから指定された画像に対して、所定の画像処理を行うように前記サーバに指示するための指示手段と、前記自動送信処理の実行中に、さらに前記指示手段により画像が指定された場合に、前記自動送信処理を中断し、前記指示手段により指定された画像について、前記自動送信手段による送信状態に基づいて、第1の処理及び第2の処理のうちのいずれかを実行するように制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記指示手段により指定された画像が、前記自動送信手段により送信済みである場合、前記第1の処理として、所定の画像処理を行うように指示する処理指示を、前記サーバへ送信するように制御し、前記指示手段により指定された画像が、前記自動送信手段により送信されていない場合、前記第2の処理として、前記指定された画像と、前記処理指示とを、前記サーバへ送信するように制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バックアップとして画像をサーバへ自動送信する際に、ユーザに指定された画像に対してサーバに追加の処理を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態におけるデジタルカメラの構成を示す図である。
【
図2a】クラウドサーバ連携設定時のデジタルカメラの表示画面を示す図である。
【
図2b】クラウドサーバ連携設定時のデジタルカメラの表示画面を示す図である。
【
図3】クラウドサーバ連携設定時のPCの表示画面を示す図である。
【
図4】クラウド現像指示時のデジタルカメラの表示画面を示す図である。
【
図6a】デジタルカメラによって実行される処理を示すフローチャートである。
【
図6b】デジタルカメラによって実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0011】
<デジタルカメラの構成>
図1(a)は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。本実施形態においてデジタルカメラ100は、通信装置の一例である。以下、デジタルカメラ100について説明するが、通信装置はデジタルカメラ等の撮像装置に限られない。例えば通信装置は携帯型のメディアプレーヤや、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であってもよい。デジタルカメラ100は後述する通信部111を用いてクラウドサーバと通信可能である。
【0012】
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の全体を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカス等制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子で構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101の制御下で、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理等を行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
【0013】
不揮発メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
【0014】
操作部105は、デジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
【0015】
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録する。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。記録媒体110は記憶手段の一例である。
【0016】
通信部111は、外部装置に接続するためのインターフェースである。制御部101は、通信部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。本実施形態では、制御部101が、通信部111を介して周囲のアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと表記する)に接続する。そして、AP経由でネットワーク上のクラウドサーバへアクセスし、クラウドサーバへ記録媒体110に保存された画像データを送信する。クラウドサーバへ送信された画像データはバックアップとしてクラウドサーバに記録される。本実施形態では、通信部111はAPとIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。デジタルカメラ100は無線LAN機能を有している。
【0017】
次に、デジタルカメラ100の外観について説明する。
図1(b)及び
図1(c)は、デジタルカメラ100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105a、再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105d、カメラ設定のメニューを表示するメニューボタン105e、及びメニュー画面で選択・決定するSETボタン105fは、前述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。また、表示部106はタッチパネルになっており、画面上に表示される設定項目をタップすることで選択・決定操作を行うことができる。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
【0018】
<クラウドサービスに連携するためのデジタルカメラ100の設定>
次に、
図2a、
図2b及び
図3を用いて、デジタルカメラ100をクラウドサービスに連携するための設定と、クラウドサーバに画像をバックアップするため自動送信機能の設定について説明する。ここでいうクラウドサービスとは、クラウド事業者が所有するサーバ(クラウドサーバ)等のコンピューティングリソースを、サービスとして提供するWebサービスである。クラウドサーバへ送信された画像は、クラウドサービスに連携されたタブレット端末やパーソナルコンピュータ(PC)等の複数の機器により閲覧可能である。
【0019】
まず、
図2a及び
図3を参照して、デジタルカメラ100をクラウドサービスに連携するための設定の手順について説明する。
図2aの各表示画面は、デジタルカメラ100の表示部106に表示される。
図2a(a)は、デジタルカメラ100の無線LAN機能のメニュー画面(不図示)から無線LAN設定が選択された場合に表示される画面である。項目201の「Webサービスへ画像を送信」が選択された場合に、デジタルカメラ100がクラウドサービスに連携されていない状態であると、無線LAN接続を確立するため、制御部101は周囲のAPをスキャンする。制御部101はスキャンして得られた結果を表示する。
図2a(b)は、スキャン結果が表示された画面である。
図2a(b)の画面で、項目206のAPが選択されると、制御部101は選択されたAPに接続するためのパスワードの入力画面を表示する。
図2a(c)は、パスワードの入力画面であり、当該入力画面には、パスワード表示欄211が設けられる。パスワード表示欄211が選択されると、制御部101は文字列入力画面を表示する。
図2a(d)は、文字列入力画面であり、当該文字列入力画面には、入力文字列表示欄215が設けられる。入力文字列表示欄215に当該APのパスワードが入力されて、決定ボタン216が選択されると、制御部101は再び
図2a(c)の入力画面を表示する。
図2a(c)の入力画面のOKボタン212が選択されると、制御部101は当該APに対して接続を開始する。
【0020】
APに無線LAN接続できた場合、制御部101はIPアドレス設定画面を表示する。
図2a(e)は、IPアドレス設定画面である。IPアドレス設定画面では、IPアドレスの設定方法221が自動設定及び手動設定から選択される。自動設定が選択された場合、APのDHCPサービスによりIPアドレスが割り振られる。手動設定が選択された場合、制御部101はIPアドレス入力画面(不図示)を表示して、ユーザに任意のIPアドレスを入力させる。IPアドレス設定画面のOKボタン222が選択されると、制御部101は設定されたIPアドレスを用いてAPとIPプロトコルで通信を開始し、
図2a(f)のカメラ連携設定画面を表示する。
図2a(f)のカメラ連携設定画面には、デジタルカメラ100をクラウドサービスに連携するために、メールアドレスをユーザに入力させるためのメールアドレス表示欄226が設けられる。メールアドレス表示欄226が選択されると、制御部101は
図2a(d)の文字列入力画面を表示して、ユーザにメールアドレスを入力させる。入力文字列表示欄215にメールアドレスが入力されて、決定ボタン216が選択されると、制御部101は再び
図2a(f)のカメラ連携設定画面を表示する。
図2a(f)のカメラ連携設定画面のOKボタン227が選択されると、制御部101は
図2a(g)のカメラ連携設定画面を表示する。
【0021】
図2a(g)のカメラ連携設定画面に設けられた任意の数字4桁表示欄231が選択されると、制御部101は、
図2a(d)の文字列入力画面を表示し、ユーザに任意の数字を入力させる。入力文字列表示欄215に任意の数字4桁が入力されて、決定ボタン216が選択されると、制御部101は再び
図2a(g)のカメラ連携設定画面を表示する。入力された数字4桁は、
図2a(g)の任意の数字4桁表示欄231に反映される。
図2a(g)のカメラ連携設定画面のOKボタン232が選択されると、制御部101はAPを経由してクラウドサーバへアクセスする。これによりデジタルカメラ100がクラウドサービスに仮登録される。また、
図2a(f)のカメラ連携設定画面で設定されたメールアドレスに、クラウドサーバからメールが送信されると、制御部101は
図2a(h)の通知画面を表示する。
図2a(h)の通知画面のOKボタン236が選択されると、制御部101は再び
図2a(a)の画面を表示する。また、メール送信まで正常に行うことができると、制御部101は
図2a(b)の画面で選択されたAPを、クラウドサーバへ画像を送信する際に利用するAP(以下、登録APという)として不揮発メモリ103に格納する。
【0022】
<デジタルカメラ100をクラウドサービスに連携するためのPCの設定>
次に、
図3を用いて、
図2a(f)のカメラ連携設定画面で設定されたメールアドレスを受信したPC(不図示)側で行う、設定手順について説明する。
図3の各表示画面は、PCに表示される。PCには、メーラーアプリケーションが搭載されている。
図3(a)は、デジタルカメラ100から送信されたメールを受信したメーラーアプリケーションの画面301を示す図である。メールの本文に含まれるアイコン302をユーザがクリックすると、Webブラウザが起動し、カメラ連携設定を完了させるためのWebサイトのURLへ誘導される。
図3(b)は、Webサイトの画面である。なお、この画面に入る前に、クラウドサービスのログイン画面(不図示)にて、ユーザアカウント(ユーザIDとパスワード)を入力し、ログインする必要がある。
図3(b)の画面に設けられたコード入力欄306に、
図2a(g)のカメラ連携設定画面の任意の数字4桁が入力されて、確認ボタン307が選択されると、PCはクラウドサーバへアクセスして、クラウドサーバはコードが正しいか照会する。入力されたコードが正しければ(コード入力欄306の数字4桁と、
図2a(g)のカメラ連携設定画面の数字4桁が一致すれば)、クラウドサービスのユーザアカウントとデジタルカメラ100が結び付き、デジタルカメラ100がクラウドサービスに連携される。連携されると、
図3(c)の連携設定が完了したことを通知する画面がPCに表示される。以上のようにして、デジタルカメラ100がクラウドサービスに本登録される。
【0023】
<デジタルカメラ100の自動送信機能の設定>
本実施形態において、制御部101は、デジタルカメラ100の電源がOFFからONに切り替わった場合に、クラウドサーバへ未送信の画像が記録媒体110にあると、無線LAN機能を起動してAPを検索する。制御部101は不揮発メモリ103に格納された登録APを検知すると、バックアップ目的で画像をクラウドサーバへ自動送信する。バックアップ目的で画像をクラウドサーバへ自動送信する処理を、自動送信処理、又は単に自動送信という。制御部101は自動送信手段として機能する。自動送信される画像には、静止画だけでなく動画も含まれる。
以下、
図2bを参照して、自動送信機能を設定するための手順について説明する。
図2bの各表示画面は、デジタルカメラ100の表示部106に表示される。
【0024】
ユーザ操作により
図2a(a)の画面が表示され、項目201の「Webサービスへ画像を送信」が選択されると、制御部101は不揮発メモリ103に格納された登録APを経由して、クラウドサーバへアクセスする。その後、デジタルカメラ100とクラウドサービスの連携状態が確認される。クラウドサービスに連携されている場合は、制御部101は
図2b(i)の自動送信設定画面を表示する。
図2b(i)の自動送信設定画面で、項目241の「自動送信」が選択されると、自動送信をする/しないを設定することができる。ユーザ操作により項目241が「する」設定に変更されると、制御部101は、自動送信機能をON設定にして不揮発メモリ103に記憶し、
図2b(j)の自動送信機能が設定されたことを通知するメッセージ画面を表示する。
図2b(j)のメッセージ画面のOKボタン246が選択されると、制御部101は再び
図2a(a)の画面を表示する。
【0025】
以下、クラウドサーバへ自動送信する画像を管理することを、自動送信管理という。本実施形態では、記録媒体110に記録される自動送信用管理リストを用いて、自動送信管理を行う。自動送信用管理リストには、記録媒体110に保存された画像ファイルが登録される。自動送信用管理リストのレコードは、画像ファイルを一意に示す画像IDと、当該画像ファイルの送信状態とを含む。送信状態は、未送信、送信待ち、送信中、送信済みのいずれかである。制御部101は自動送信を開始すると、記録媒体110に保存された画像ファイルを検索し、自動送信用管理リストに登録されていない画像ファイルを、当該リストの末尾に送信状態を未送信にして追加する。自動送信はバックグラウンドで実行されるため、自動送信の実行中であっても、ユーザは撮影を行うことが可能である。また、撮影された画像は、クラウドサーバへの送信対象の画像として、自動送信用管理リストに随時追加される。また、自動送信の実行中に、ユーザ操作により
図2a(a)の画面が表示されて、項目201の「Webサービスへ画像を送信」が選択されると、制御部101は
図2b(k)の送信画面を表示する。
図2b(k)には現在の送信状況(送信中の画像ファイル名、送信枚数等)が表示される。
【0026】
<クラウド現像を指示するためのデジタルカメラ100の設定>
次に、
図4を参照して、クラウドサーバに画像の加工処理をさせるための設定手順について説明する。
図4の各表示画面は、デジタルカメラ100の表示部106に表示される。
本実施形態では、クラウドサーバにさせる加工処理として、クラウド現像を例として説明する。クラウド現像は、デジタルカメラ100では実行できないディープラーニング(Deep Learning)等を用いた高度な画像処理を伴う現像処理である。クラウド現像は、所定の画像処理の一例である。
図4(a)は、デジタルカメラ100の再生に関する設定を行うためのメニュー画面である。
図4(a)のメニュー画面には、撮影した画像に対しRAW現像等の各種の加工処理を行うためのメニュー項目が一覧表示される。メニュー項目の中から、項目401の「クラウドRAW現像」が選択されると、制御部101は
図4(b)のクラウド現像設定画面を表示する。クラウド現像設定画面に表示される項目から、項目406の「現像する画像を追加」が選択されると、制御部101は
図4(e)の画像選択画面を表示する。
図4(e)の画像選択画面を用いて、ユーザはクラウド現像の対象とする画像を選択することができる。
図4(e)の画像選択画面には、記録媒体110に保存されている、クラウド現像可能な画像のサムネイル一覧が表示される。画像のサムネイルが選択されると、制御部101は選択されたサムネイルの右上に、現像対象であることを示すアイコン421を重畳表示する。
図4(e)の画像選択画面のSETボタン422が選択されると、制御部101は再び
図4(b)のクラウド現像設定画面を表示する。クラウド現像設定画面の送信ボタン407が選択されると、制御部101は
図4(c)の確認画面を表示する。
図4(c)の確認画面には、クラウド現像を行う旨のメッセージが表示される。
図4(c)の確認画面の送信ボタン411が選択されると、制御部101は無線LAN機能を起動して、
図4(e)の画像選択画面で選択された画像のクラウドサーバへの送信を開始する。
図4(d)は、無線LAN接続後、クラウドサーバへ画像を送信していることを示す画面である。以上のように、制御部101はユーザから指定された画像に対して、クラウド現像を行うようにクラウドサーバに指示する指示手段として機能する。
【0027】
<クラウド現像をリクエストするためのシーケンス図>
図5は、クラウドサーバへの自動送信の実行中に、クラウド現像が指示された場合のシーケンス図である。
制御部101が、デジタルカメラ100の電源ONを契機に、バックアップを目的としたクラウドサーバ500への画像の自動送信を開始する(S501)。自動送信は、クラウドサーバ500が提供するWebサービスを用いて実現されており、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(HTTP)のPOSTメソッドが用いられる。画像ファイルは複数のデータに分割して順次送信される。
【0028】
ユーザが自動送信の対象を含む複数の画像を選択して、
図4(c)の確認画面の送信ボタン411を選択すると、制御部101が、クラウド現像のための送信管理リスト(クラウド現像用送信管理リスト)を生成する(S502)。クラウド現像用送信管理リストには、クラウド現像の対象として選択された画像ファイルが登録される。クラウド現像用管理リストのレコードは、画像ファイルを一意に示す画像IDと、当該画像ファイルに対する現像処理の指示(処理指示)の送信状態とを含む。クラウド現像用送信管理リストは、画像処理用管理リストの一例である。
制御部101は、クラウド現像のための画像を優先的に送信するために、自動送信を一時中断する(S504)。その際に、クラウド現像の対象として選択された画像のうちの1枚が、クラウドサーバ500へ送信中の画像であった場合、制御部101は、自動送信を中断せずに、送信を継続する。そして、送信が終了した後で、現像処理の指示(処理指示)をクラウドサーバ500へ送信する(S503)。その後制御部101は、自動送信を中断する。
【0029】
S504で自動送信を中断した後で、制御部101が、クラウド現像用送信管理リストに登録された画像について、画像の送信状態を、1枚ずつチェックする(S505)。未送信の画像の場合、制御部101が、画像とともに、現像処理の指示(処理指示)をクラウドサーバ500へ送信する(S506)。送信済みの画像の場合、制御部101が、当該画像に対して現像処理の指示(処理指示)のみをクラウドサーバ500へ送信する(S507)。制御部101は、クラウド現像用送信管理リストに登録された画像のすべてについて、チェックが終了するまで、S505~S507の処理を繰り返し行う(S508)。その後制御部101は、中断していた自動送信を再開し、未送信、送信待ち又は送信中の画像を、クラウドサーバ500へ順次送信する(S509)。
【0030】
一方、クラウドサーバ500にアクセス可能なタブレット端末501のクラウドサービス専用アプリケーション(専用アプリ)を用いることで、クラウド現像の結果が、タブレット端末501で閲覧可能である。タブレット端末501が専用アプリを起動すると、クラウドサーバ500に対して現像完了しているか定期的に問い合わせる(S510、S511)。クラウドサーバ500で現像済みの画像がある場合、クラウドサーバ500はレスポンスとして現像完了を通知する(S512)。現像済みの画像がある場合は、タブレット端末501は現像済みの画像の取得要求を送信し(S513)、当該画像を表示する(S514)。
【0031】
以上のように、自動送信中に、クラウド現像の対象として指定された画像が優先的に送信されて、クラウドサーバに追加の画像処理をさせることが可能になる。これにより、クラウドサービスに連携されるタブレット端末501等を用いて、現像処理の結果をいち早く閲覧することができる。
【0032】
<デジタルカメラ100によって実行される処理>
次に、
図6a及び
図6bを用いて、デジタルカメラ100の詳細な処理フローを説明する。
図6aは、自動送信を開始する際の処理を示すフローチャートである。
図6aのフローチャートは、デジタルカメラ100の電源がOFFからONに切り替わった場合に開始する。
図6aのフローチャートにおける各処理は、不揮発メモリ103に格納されたプログラムを作業用メモリ104に展開して制御部101が実行することにより実現される。
S601において、制御部101は、デジタルカメラ100を起動すると、不揮発メモリ103に記憶される自動送信機能の設定が、ON設定であるか否かを判定する。制御部101がON設定であると判定した場合、処理はS602に進む。制御部101がON設定ではないと判定した場合、
図6aのフローチャートの一連の処理が終了する。
S602において、制御部101は、無線LAN機能を起動する。
S603において、制御部101は、周囲のAPを検索する。
S604において、制御部101は、不揮発メモリ103に格納された登録APを検知したか否かを判定する。制御部101が登録APを検知したと判定した場合、処理はS605に進む。制御部101がAP登録APを検知しなかったと判定した場合、
図6aのフローチャートの一連の処理が終了する。
S605において、制御部101は、登録APに接続する。
S606において、制御部101は、自動送信を開始する。その後、
図6aのフローチャートの一連の処理が終了する。
自動送信が開始すると、制御部101は、記録媒体110に保存された画像ファイルを検索し、自動送信用管理リストに登録されていない画像を追加する。制御部101は、自動送信用管理リストに登録される画像のうち、送信状態が未送信の画像を、クラウドサーバへ順次送信する。
【0033】
以上のような、本実施形態のデジタルカメラ100によれば、撮影した画像をバックアップ目的でクラウドサーバへ送信することができる。また画像送信は、カメラ起動時に自動で開始され、バックグラウンドで動作するため、ユーザが意識することはない。なお本実施形態では自動送信がカメラ起動時に開始することとしたが、自動送信を開始するタイミングはカメラ起動時に限定されるものではない。ユーザにより設定された任意のタイミングで開始するようにしてもよい。
【0034】
図6bは、クラウド現像をリクエストするための処理を示すフローチャートである。
図6bのフローチャートは、
図4(c)の確認画面の送信ボタン411が選択された場合に開始する。
図6bのフローチャートにおける各処理は、制御部101が不揮発メモリ103に格納されたプログラムを作業用メモリ104に展開して実行することにより実現される。
S610において、制御部101は、ユーザにより
図4(c)の確認画面の送信ボタン411が選択されると、クラウド現像用送信管理リストを生成し、クラウド現像の対象として選択された画像を、送信状態を未送信にして登録する。
S611において、制御部101は、バックグラウンドで自動送信が実行中であるか否かを判定する。制御部101が自動送信が実行中であると判定した場合、処理はS620に進む。制御部101が自動送信が実行中ではないと判定し場合、処理はS612に進む。
【0035】
まず、自動送信が実行中でなかった場合の処理について説明する。
S612において、制御部101が、無線LAN機能を起動する。
S613において、制御部101が、周囲のAPを検索する。
S614において、制御部101が、不揮発メモリ103に格納された登録APを検知したか否かを判定する。制御部101が登録APを検知したと判定した場合、処理はS615に進む。制御部101が登録APを検知しなかったと判定した場合、処理はS617に進む。
S615において、制御部101が、検索されたAPをリスト表示する。
S616において、制御部101が、APのリストから、ユーザ操作によりAPが選択されたか否かを判定する。制御部101がAPが選択されたと判定するまで待機し、制御部101がAPが選択されたと判定した場合、処理はS617に進む。
S617において、制御部101が、APに接続する。
【0036】
次に、自動送信が実行中であった場合の処理について説明する。
S620において、制御部101が、現在送信中の画像がクラウド現像用送信管理リストに登録された画像であるか否かを判定する。具体的には、自動送信用管理リストの送信状態が送信中である画像が、クラウド現像用送信管理リストに登録されているか否かを判定する。制御部101が現在送信中の画像がクラウド現像用送信管理リストに登録された画像であると判定した場合、処理はS621に進む。制御部101が現在送信中の画像がクラウド現像用送信管理リストに登録された画像ではないと判定した場合、処理はS624に進む。
S621において、制御部101が、送信中の画像の送信が終了するまで送信を継続する。
送信が終了すると、S622において、制御部101が、現像処理の指示(処理指示)をクラウドサーバへ送信する。
S623において、制御部101が、自動送信用管理リストの当該画像の送信状態を、送信済みにするとともに、クラウド現像用送信管理リストの当該画像の送信状態を、送信済みにする。
S624において、制御部101が、自動送信を中断する。
【0037】
続いて、自動送信を中断した後の処理について説明する。
S625において、制御部101は、クラウド現像用送信管理リストから1レコード取得する。
S630において、制御部101は、S625で取得したレコードの画像がクラウドサーバへ送信済みであるか否かを判定する。送信状態の確認方法としては、クラウドサーバに問い合わせてもよいし、自動送信用管理リストの送信状態を参照してもよい。制御部101が、当該画像がクラウドサーバへ送信済みであると判定した場合、処理はS631に進む。制御部101が、当該画像がクラウドサーバへ送信済みではないと判定した場合、処理はS633に進む。
S631において、制御部101は、現像処理の指示(処理指示)をクラウドサーバへ送信する。
S632において、制御部101は、クラウド現像用送信管理リストの当該画像の送信状態を、送信済みにする。S631~S632が、第1の処理に相当する。
【0038】
S633において、制御部101は、自動送信用管理リストから当該画像のレコードを削除する。
S634において、制御部101は、当該画像をクラウドサーバへ送信する。
S635において、制御部101は、現像処理の指示(処理指示)をクラウドサーバへ送信する。
S636において、制御部101は、クラウド現像用送信管理リストの当該画像の送信状態を、送信済みにする。S633~S636が、第2の処理に相当する。
【0039】
S637において、制御部101は、クラウド現像用送信管理リストに登録される画像で、送信状態が未送信の画像があるか否かを判定する。制御部101が未送信の画像があると判定した場合、処理はS625に戻り、すべての画像の送信状態が、送信済みになるまで、S625及びS630~S636の処理を繰り返す。制御部101が未送信の画像がないと判定した場合、処理はS638に進む。
【0040】
S638において、制御部101は、自動送信を中断していたか否かを判定する。制御部101が自動送信を中断していたと判定した場合、処理はS639に進む。制御部101が自動送信を中断していないと判定した場合、
図6bのフローチャートの一連の処理が終了する。
S639において、制御部101は、自動送信を再開する。具体的には、制御部101は、自動送信用管理リストに登録される画像のうち、送信状態が未送信、送信待ち又は送信中の画像を、クラウドサーバへ順次送信する。その後、
図6bのフローチャートの一連の処理が終了する。
なお、ユーザが自動送信機能の設定をOFFにしていた場合には、
図6bのフローチャートにおいて、S611では、自動送信が実行中ではないと判定され、S638では、自動送信が中断されていないと判定される。
【0041】
以上のような、本実施形態のデジタルカメラ100によれば、ユーザにより追加の画像処理をさせる画像が指定された場合には、指定された画像をバックアップ等の他の目的で送信される画像より優先的にクラウドサーバへ送信することができる。また、当該画像処理の開始を早くすることで、クラウドサーバの処理能力をもってしても時間のかかる高度な現像処理等の画像処理が指示されても、画像処理結果を閲覧するユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0042】
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0043】
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0044】
100:デジタルカメラ、500:クラウドサーバ、501:タブレット端末