(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】シート貼付装置およびシート貼付方法
(51)【国際特許分類】
B65C 9/04 20060101AFI20240909BHJP
B65C 3/16 20060101ALI20240909BHJP
B65C 9/40 20060101ALI20240909BHJP
【FI】
B65C9/04
B65C3/16
B65C9/40
(21)【出願番号】P 2020122327
(22)【出願日】2020-07-16
【審査請求日】2023-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000102980
【氏名又は名称】リンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】羽鳥 圭
【審査官】佐藤 秀之
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-164934(JP,A)
【文献】特開昭64-045240(JP,A)
【文献】特開2018-047943(JP,A)
【文献】特開2001-315729(JP,A)
【文献】特開2011-093582(JP,A)
【文献】特開2019-189286(JP,A)
【文献】国際公開第2020/116575(WO,A1)
【文献】特開2020-050417(JP,A)
【文献】特開2017-109305(JP,A)
【文献】特開2015-024827(JP,A)
【文献】特開2014-005004(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65C 9/00
B65C 3/00
G09F 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
剥離シートに所定の第1間隔を空けて複数の接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給する供給手段と、
前記供給手段で供給された前記接着シートを所定の第2間隔を空けて複数保持し、当該第2間隔を維持した状態でそれら複数の前記接着シートを単一の被着体に貼付する貼付手段とを備え、
前記貼付手段は、
第1プーリと、第2プーリと、それら第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトと、前記ベルトに前記接着シートを保持する保持力を付与する保持力付与手段と、前記ベルトに回転力を付与する回転力付与手段と、前記被着体を所定の貼付位置から移動させずに当該貼付位置で回転させて前記接着シートを当該被着体に貼付する貼付補助手段
とを備えていることを特徴とするシート貼付装置。
【請求項2】
前記貼付補助手段は、前記ベルトを介して前記第1プーリとで前記被着体を挟持する複数のローラを備えていることを特徴とする請求項
1に記載のシート貼付装置。
【請求項3】
剥離シートに所定の第1間隔を空けて複数の接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給する供給工程と、
前記供給工程で供給された前記接着シートを所定の第2間隔を空けて複数保持し、当該第2間隔を維持した状態でそれら複数の前記接着シートを単一の被着体に貼付する貼付工程とを実施し、
前記貼付工程では、
第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトに前記接着シートを保持する保持力を付与するとともに、前記ベルトに回転力を付与し、前記被着体を所定の貼付位置から移動させずに当該貼付位置で回転させて前記接着シートを当該被着体に貼付する貼付補助工程を行うことを特徴とするシート貼付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
接着シートを複数保持し、保持した複数の接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシート貼付装置1(シート貼付装置)は、接着シートS(接着シート)を吸引支持するサクションベルト45と押圧ベルト54とでワークW(被着体)を挟み、それらベルト(貼付手段)で被着体を回転させながら搬送することで、被着体に複数の接着シートを貼付するため、貼付手段が被着体の搬送方向に大きくなり、装置が大型化するという不都合がある。
【0005】
本発明の目的は、装置が大型化することを防止することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、被着体を所定の貼付位置で回転させて当該被着体に複数の接着シートを貼付するため、貼付手段が被着体の搬送方向に大きくならず、装置が大型化することを防止することができる。
また、第1プーリおよび第2プーリに掛け回されたベルトに接着シートを保持する保持力を付与するとともに、当該ベルトに回転力を付与すれば、簡素な構成で被着体に接着シートを貼付することができる。
また、貼付補助手段が、第1プーリとで被着体を挟持する複数のローラを備えていれば、被着体を所定の貼付位置で確実に挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係るシート貼付装置の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を
図1に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Z軸と平行な
図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」が
図1の手前方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
【0010】
本発明のシート貼付装置EAは、剥離シートRLに所定の第1間隔GP1を空けて複数の接着シートASが仮着された原反RSから当該接着シートASを剥離して供給する供給手段10と、供給手段10で供給された接着シートASを所定の第2間隔GP2を空けて複数保持し、当該第2間隔GP2を維持した状態でそれら複数の接着シートASを単一の被着体WKに貼付する貼付手段20とを備え、被着体WKを搬送する搬送手段30の近傍に配置されている。
【0011】
供給手段10は、原反RSを支持する支持ローラ11と、原反RSを案内する複数のガイドローラ12と、剥離縁13Aで剥離シートRLを折り返し、当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段としての剥離板13と、駆動機器としての回動モータ14Aの図示しない出力軸に支持され、ピンチローラ14Bとで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ14と、図示しない駆動機器の出力軸に支持され、シート貼付装置EAの自動運転が行われている間、ピンチローラ14Bとの間に存在する剥離シートRLに常に所定の張力を付与し、当該剥離シートRLを回収する回収ローラ15とを備えている。
【0012】
貼付手段20は、第1プーリ21と、第2プーリ22と、それら第1プーリ21および第2プーリ22に掛け回されたベルトとしてのサクションベルト23と、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段に接続され、サクションベルト23に接着シートASを保持する保持力としての吸引力を付与する保持力付与手段としての吸引チャンバ24と、図示しない出力軸で第2プーリ22を支持し、サクションベルト23に回転力を付与する回転力付与手段であって駆動機器としての回動モータ25と、被着体WKを所定の貼付位置APで回転させて接着シートASを当該被着体WKに貼付する貼付補助手段26とを備えている。
貼付補助手段26は、サクションベルト23を介して第1プーリ21とで被着体WKを挟持する複数のローラとしての第1、第2ローラ26C、26Fとを備えている。すなわち、貼付補助手段26は、駆動機器としての第1直動モータ26Aの出力軸26Bに回動自在に支持された第1ローラ26Cと、駆動機器としての第2直動モータ26Dの出力軸26Eに回動自在に支持された第2ローラ26Fとを備えている。
【0013】
搬送手段30は、ベルトコンベアやローラコンベア等のコンベア31と、被着体WKを貼付位置APに案内するガイドバー32とを備えている。
【0014】
以上のシート貼付装置EAの動作を説明する。
先ず、
図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EAに対し、当該シート貼付装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、供給手段10が回動モータ14Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、回動モータ14Aの駆動を停止する。次いで、搬送手段30がコンベア31を駆動し、ガイドバー32に沿って被着体WKが所定の搬送方向TDに搬送され、当該被着体WKが供給手段10に対する所定の位置に到達すると、供給手段10および貼付手段20が回動モータ14A、25および図示しない減圧手段を駆動し、原反RSを繰り出すとともに、吸引チャンバ24で吸引力を付与しつつ、サクションベルト23を反時計回転方向に回転させる。これにより、先頭の接着シートASおよびそれに続く2番目の接着シートASが剥離シートRLから剥離され、剥離されたそれら2枚の接着シートASは、
図1(A)中二点鎖線で示すように、サクションベルト23で吸着保持されて貼付位置APに向かって搬送される。この際、先頭の接着シートASと2番目の接着シートASとの第2間隔GP2は、被着体WKの外周長さから各接着シートASの繰出方向長さを引いた長さの半分に設定されている。その後、先頭の接着シートASが第1プーリ21の近傍所定位置に到達すると、貼付手段20が回動モータ25の駆動を停止する一方、2番目の接着シートASに続く3番目の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、供給手段10が回動モータ14Aの駆動を停止する。
【0015】
次に、被着体WKがサクションベルト23および第1ローラ26Cに当接して貼付位置APに配置されると、貼付手段20が第2直動モータ26Dを駆動し、
図1(A)中二点鎖線で示すように、第2ローラ26Fを前方に移動させ、サクションベルト23を介した第1プーリ21と、第1、第2ローラ26C、26Fとで被着体WKを挟持する。そして、貼付手段20が回動モータ25を駆動し、サクションベルト23を反時計回転方向に回転させ、
図1(B)に示すように、被着体WKに先頭の接着シートASおよび2番目の接着シートASを貼付する。次いで、被着体WKへの2枚の接着シートASの貼付が完了すると、貼付手段20が回動モータ25および図示しない減圧手段の駆動を停止した後、第1、第2直動モータ26A、26Dを駆動し、
図1(C)に示すように、第1ローラ26Cを後方に退避させるとともに、第2ローラ26Fを初期位置に復帰させ、被着体WKを次工程に搬送する。その後、貼付位置APに被着体WKがなくなると、貼付手段20が第1直動モータ26Aを駆動し、第1ローラ26Cを初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
【0016】
以上のような実施形態によれば、被着体WKを所定の貼付位置APで回転させて当該被着体WKに複数の接着シートASを貼付するため、貼付手段20が被着体WKの搬送方向TDに大きくならず、装置が大型化することを防止することができる。
【0017】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
【0018】
供給手段10は、供給する接着シートASが同じ種類のものであってもいし、異なる種類のものであってもよいし、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反を繰り出してもよいし、帯状の接着シート基材が剥離シートRLに仮着された原反を採用し、接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込を切断手段で形成し、その切込で仕切られた所定の領域を接着シートASとしてもよいし、支持ローラ11やガイドローラ12等の各ローラの代わりに板状部材やシャフト部材等で原反RSや剥離シートRLを支持したり案内したりしてもよいし、原反RSを巻回することなく例えばファンフォールド折りにして支持してもよいし、剥離シートRLを巻回することなく例えばファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだり、無造作に集積したりして剥離シートRLを回収してもよいし、剥離シートRLを回収しなくてもよい。
【0019】
貼付手段20は、駆動機器としてのリニアモータのスライダに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能な保持面を有する保持プレートを備え、当該保持プレートで第2間隔GP2を空けて複数の接着シートASを保持する構成を採用してもよいし、第2間隔GP2が第1間隔GP1と同じ間隔、第1間隔GP1よりも大きい間隔、または、第1間隔GP1よりも小さい間隔となるように複数の接着シートASを保持してもよいし、被着体WKへの接着シートASの貼付を行いつつ、供給手段10からの接着シートASの受け取りを行ってもよいし、3枚以上の接着シートASを保持して貼付してもよく、3枚以上の接着シートASを保持して貼付する場合、各接着シートASの第2間隔GP2は、全て同じであってもよいし、それぞれが異なる間隔であってもよい。
保持力付与手段は、ベルトに付与する保持力として、クーロン力、接着力、粘着力、磁力等を付与する構成を採用してもよい。
貼付補助手段は、複数のローラが単一の直動モータの出力軸に支持された構成を採用してもよいし、単一または3体以上のローラにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよいし、大気やガス等の気体の吹き付けにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよいし、2個のプーリに駆け回されたベルトにより第1プーリ21とで被着体WKを挟持してもよい。
回転力付与手段は、第2プーリ22に代えてまたは併用して第1プーリ21を駆動し、ベルトに被着体WKを回転する回転力を付与してもよいし、ベルトに直接回転力を付与してもよい。
【0020】
搬送手段30は、例えば、駆動機器としての多関節ロボットで被着体WKを搬送してもよいし、被着体WKに接着シートASを貼付している間コンベア31の駆動を停止してもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよく、備わっていない場合、他の装置で被着体WKを搬送すればよい。
【0021】
シート貼付装置EAは、被着体WKの直径を検出するカメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサ等で構成される検出手段と、当該検出手段の検出結果を基に第2間隔GP2を算出するパーソナルコンピュータやシーケンサ等の制御手段とを備えていてもよいし、予め使用者が第2間隔GP2の大きさを制御手段に入力してもよい。
シート貼付装置EAは、供給手段10の動作によって第2間隔GP2を形成してもよいし、貼付手段20の動作によって第2間隔GP2を形成してもよいし、それら両方の動作によって第2間隔GP2を形成してもよく、例えば、供給手段10が貼付手段20に接着シートASを供給するタイミングを調整して第2間隔GP2を形成してもよいし、貼付手段20がサクションベルト23の回転速度を調整して第2間隔GP2を形成してもよいし、それら両方の調整を行って第2間隔GP2を形成してもよい。
【0022】
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、供給手段は、剥離シートに所定の第1間隔を空けて複数の接着シートが仮着された原反から当該接着シートを剥離して供給可能なものであればどのようなものでもよく、出願当初の技術常識に照らし合わせてその技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
【0023】
接着シートASおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASおよび被着体WKは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、接着シートASは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、さらには、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
【0024】
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
【符号の説明】
【0025】
EA…シート貼付装置
10…供給手段
20…貼付手段
21…第1プーリ
22…第2プーリ
23…サクションベルト(ベルト)
24…吸引チャンバ(保持力付与手段)
25…回動モータ(回転力付与手段)
26…貼付補助手段
26C…第1ローラ(ローラ)
26F…第2ローラ(ローラ)
AP…貼付位置
AS…接着シート
GP1…第1間隔
GP2…第2間隔
RL…剥離シート
RS…原反
WK…被着体