(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】リレー装置および受電システム
(51)【国際特許分類】
H02H 3/24 20060101AFI20240909BHJP
H02H 7/28 20060101ALI20240909BHJP
【FI】
H02H3/24 D
H02H7/28
(21)【出願番号】P 2020158728
(22)【出願日】2020-09-23
【審査請求日】2023-06-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】山下 真征
(72)【発明者】
【氏名】川名 重則
(72)【発明者】
【氏名】東浦 航
【審査官】山口 大
(56)【参考文献】
【文献】特開昭55-037808(JP,A)
【文献】特開2019-180186(JP,A)
【文献】特開平11-308762(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02H 3/24
H02H 7/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1遮断器で保護される第1回線、第2遮断器で保護される第2回線、および第3遮断器で保護される第3回線からスポットネットワーク受電方式で受電する受電システムに適用可能なリレー装置において、
前記受電システムが、前記第2遮断器にトリップ指令を出力する第2リレー装置、および前記第3遮断器にトリップ指令を出力する第3リレー装置を具備する場合に、
前記第1回線に不足電圧事象が発生すると前記第1遮断器にトリップ指令を出力
し、前記第1回線に前記不足電圧事象が発生していない状態で、前記第2回線に不足電圧事象が発生しかつ前記第3回線に不足電圧事象が発生した場合に、前記第1遮断器に前記トリップ指令を出力する論理回路
と、
前記第2リレー装置および前記第3リレー装置と交流不足電圧継電器信号を授受し合う通信部とを具備し、
前記論理回路は、
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムに記載された命令を実行するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、
前記第2リレー装置によるトリップ指令の出力、および前記第3リレー装置によるトリップ指令の出力を検知する検知機能と、
前記第2リレー装置によるトリップ指令の出力、および前記第3リレー装置によるトリップ指令の出力が検知された場合に、前記第1遮断器に前記トリップ指令を出力する残存回線トリップ機能とを備える、リレー装置。
【請求項2】
前記通信部は、有線インタフェースを介して前記第2リレー装置および前記第3リレー装置と前記交流不足電圧継電器信号を授受し合う、請求項1に記載のリレー装置。
【請求項3】
前記通信部は、
無線インタフェースを介して前記第2リレー装置および前記第3リレー装置と前記
交流不足電圧継電器信号を授受し合う、請求項
1に記載のリレー装置。
【請求項4】
スポットネットワーク受電方式で受電する受電システムにおいて、
第1遮断器で保護される第1回線と、
第2遮断器で保護される第2回線と、
第3遮断器で保護される第3回線と、
リレー装置と、
前記第2遮断器にトリップ指令を出力する第2リレー装置と、
前記第3遮断器にトリップ指令を出力する第3リレー装置とを具備し、
前記リレー装置は、
前記第1回線に不足電圧事象が発生すると前記第1遮断器にトリップ指令を出力し、前記第1回線に前記不足電圧事象が発生していない状態で、前記第2回線に不足電圧事象が発生しかつ前記第3回線に不足電圧事象が発生した場合に、前記第1遮断器に前記トリップ指令を出力する論理回路と、
前記第2リレー装置および前記第3リレー装置と交流不足電圧継電器信号を授受し合う通信部とを備え、
前記論理回路は、
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムに記載された命令を実行するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、
前記第2リレー装置によるトリップ指令の出力、および前記第3リレー装置によるトリップ指令の出力を検知する検知機能と、
前記第2リレー装置によるトリップ指令の出力、および前記第3リレー装置によるトリップ指令の出力が検知された場合に、前記第1遮断器に前記トリップ指令を出力する残存回線トリップ機能とを備える、受電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、リレー装置および受電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
スポットネットワーク受電方式は、信頼性の高い電力供給方式として知られ、都市部などの過密エリアにおける受電方式として広く利用されている。例えば、3回線受電型のネットワーク受電方式は、1回線が停電しても負荷制限することなく電力供給を継続できる。しかし2回線停電が発生すると、過負荷に陥ることを防ぐため、ネットワークリレーにより残存回線の受電遮断器をトリップさせる制御(残存回線トリップ)が行われる。ネットワークリレーは、スポットネットワーク受電方式における安定運用を維持するためのキーデバイスである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】山本栽士、若松直樹、石田哲、「新型のHRE190形ネットワークリレー」、東芝レビュー Vol.70 No.1(2015)、p44~47
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネットワークリレーは、例えばスイッチギヤの盤面などに実装される。既存のネットワークリレーは、基本的な保護機能を備えているが、残存回線トリップ制御に関しては、外部に設けられた回路(残存回線トリップ回路)に頼っていた。スイッチギヤ等の部品点数を削減するためにも、何らかの対処が求められる。
そこで、目的は、部品点数を削減したリレー装置および受電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、リレー装置は、第1遮断器で保護される第1回線、第2遮断器で保護される第2回線、および第3遮断器で保護される第3回線からスポットネットワーク受電方式で受電する受電システムに適用可能なリレー装置である。このリレー装置は、論理回路を具備する。この論理回路は、第1回線に不足電圧事象が発生すると第1遮断器にトリップ指令を出力する。さらに、この論理回路は、第1回線に不足電圧事象が発生していない状態で、第2回線に不足電圧事象が発生しかつ第3回線に不足電圧事象が発生した場合に、第1遮断器にトリップ指令を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、スポットネットワーク受電方式を適用した受電システムの一例を示す図である。
【
図2】
図2は、ネットワークリレーにおける残存回線トリップ回路の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、
図2に示される回路の動作を説明するための制御フロー図である。
【
図4】
図4は、第1の実施形態に係わるネットワークリレー101の一例を示す機能ブロック図である。
【
図5】
図5は、有線インタフェース14aによりネットワークリレー101~103が通信し合う形態を示す模式図である。
【
図6】
図6は、無線インタフェース14bによりネットワークリレー101~103が通信し合う形態を示す模式図である。
【
図7】
図7は、第3の実施形態に係わるネットワークリレー101の一例を示す機能ブロック図である。
【
図8】
図8は、第3の実施形態に係わる受電システムにおける回線S1~S3とネットワークリレー101~103との接続の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、既存の受電システムにおける回線S1~S3とネットワークリレー101′~103′との接続を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置またはシステムを例示するものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。
【0008】
図1は、スポットネットワーク受電方式を適用した受電システムの一例を示す図である。
図1において、電力系統100からそれぞれ特別高圧系統の回線S1、回線S2、および回線S3から受電された電力は、各回線S1~S3において、受電用断路器1およびネットワーク変圧器2を介して需要家側に引き込まれる。ネットワーク変圧器2の2次側の系統には、ネットワークプロテクタが設置される。
【0009】
回線S1のネットワークプロテクタは、スポットネットワークリレー(ネットワークリレー)101、およびプロテクタ遮断器21を含む。ネットワークリレー101は、変流器3、ネットワーク変成器5、およびネットワーク変流器6を介して系統2次側に接続される。また、計器用変成器4が例えば変流器3とネットワーク変成器5との間に設けられる。
【0010】
回線S2のネットワークプロテクタは、ネットワークリレー102、およびプロテクタ遮断器22を含み、回線S2は回線S1と同様の構成を有する。また、回線S3のネットワークプロテクタは、ネットワークリレー103およびプロテクタ遮断器23を含み、回線S3は回線S1と同様の構成を有する。すなわち、回線S1は主にプロテクタ遮断器21により保護され、回線S2は主にプロテクタ遮断器22により保護され、回線S3は主にプロテクタ遮断器23により保護される。そして、各回線S1~S3は、ネットワーク母線200に並列に接続されて運転される。
【0011】
ネットワークリレー101~103は、無電圧投入、差電圧投入、及び逆電力遮断の各機能を備える。これらの機能は、スポットネットワーク受電方式の自動運用の要となる3原則要素である。例えば、3回線のうち2回線が故障すると、残存する回線のネットワークリレーから、自回線のプロテクタ遮断器を動作させるためのトリップ指令が出力される。これにより、残存回線トリップ制御がただちに実行される。
【0012】
図2は、ネットワークリレーにおける残存回線トリップ回路の一例を示す図である。
図2において、回線S1、および回線S2が停電状態で、回線S3が運転状態であるとする。回線S1、S2が停電状態になると27S1、27S2が動作し、閉じたa接点に電流が流れる。回線S3は運転状態であるため、27S3は動作せず、閉じているb接点に電流が流れる。27S1、27S2、27S3の動作により、2回線停電状態であることが判定され、27STが動作し、a接点が閉じる。その後、補助リレーTX-S1、TX-S2、TX-S3が動作し、各回線のプロテクタ遮断器21,22,23に一括でトリップ指令が出力される。トリップ指令が出力された後、タイマリレー27STTが動作し、b接点が開くことでTX-S1、TX-S2、およびTX-S3が復帰する。
【0013】
図3は、
図2に示される回路の動作を説明するための制御フロー図である。ネットワークリレー101,102,103は、不足電圧継電器(27リレー)としての機能を備える、そして、各回線S1,S2,S3の27リレーの動作信号を、電線、タイマリレー、および補助リレーなどを含む回路に通すことで2回線停電を判定し、全回線に対してトリップ指令を出す。
【0014】
27リレーは、各回線S1~S3の電圧を入力することで停電時(設定電圧値を下回った場合)に動作する。動作するとa接点は閉じ、b接点は開く。平常運転時(設定電圧値を上回っている場合)は動作せず、a接点は開き、b接点は閉じる。
【0015】
図3に示されるように、ネットワークリレー101,102,103の動作信号は3分岐され、3つの3入力AND回路A1,A2,A3に入力される。ただし、各AND回路の3つの入力のうち一つはNOT信号(27動作なし)N1,N2,N3である。すなわちAND回路A1への入力のうちネットワークリレー103のNOT信号(27S3動作なし)N1が入力される。AND回路A2への入力のうちネットワークリレー102のNOT信号(27S2動作なし)N2が入力される。AND回路A3への入力のうちネットワークリレー101のNOT信号(27S1動作なし)N3が入力される。
【0016】
AND回路A1,A2,A3の出力はOR回路O1に入力され、タイマ回路Tを介してトリップ指令が出力される。このトリップ指令は全てのプロテクタ遮断器21,22,23に入力される(52S1トリップ、52S2トリップ、52S3トリップ)。このような構成により、回線S1,S2,S3のうちいずれか2つに不足電圧事象(27)が生じると、残存する回線を含めて全ての回線が遮断される。これにより残存回線トリップ制御が完了する。
【0017】
[第1の実施形態]
図4は、第1の実施形態に係わるネットワークリレー101の一例を示す機能ブロック図である。なおネットワークリレー102,103の構成も同様である。ネットワークリレー101は、操作部11、表示部12、出力部13、通信部14、プロセッサ15、およびメモリ16を備える。これらはバス17により相互に接続される。
【0018】
操作部11は、ユーザによる操作を受け付ける。表示部12は、警報の発生などの、各種の情報を視覚的に表示する。出力部13は、プロセッサ15からの指示に応じて、自回線S1のプロテクタ遮断器21を動作させるためのトリップ指令を出力する。通信部14は、有線インタフェース14a、または無線インタフェース14bにより、他のネットワークリレー102,103と通信する。プロセッサ15は、メモリ16に記憶されたプログラム16aにより演算処理を行う、半導体演算回路である。プロセッサ15およびメモリ16は、論理回路18を形成する。論理回路18は、上記したように、回線S1に不足電圧事象が発生すると、第1遮断器としてのプロテクタ遮断器21にトリップ指令を出力する。
【0019】
ところで、プロセッサ15は、実施形態に係わる処理機能として検知機能15a、および残存回線トリップ機能15bを備える。
検知機能15aは、他のネットワークリレー102によるトリップ指令の出力、およびネットワークリレー103によるトリップ指令の出力を検知する。
残存回線トリップ機能15bは、検知機能15aにより、ネットワークリレー102によるトリップ指令の出力、およびネットワークリレー103によるトリップ指令の出力が検知された場合に、プロテクタ遮断器21にトリップ指令を出力する。
【0020】
図5は、有線インタフェース14aによりネットワークリレー101~103が通信し合う形態を示す模式図である。
図5に示される形態は、ネットワークリレー101~103間を有線(電線)で繋ぐことで、ネットワークリレー101~103間で27信号の取合を行う。各回線S1~S3で2回線停電の判定を行い、ネットワークリレー101(27S1)はS1のプロテクタ遮断器21へ、ネットワークリレー102(27S2)はS2のプロテクタ遮断器22へ、ネットワークリレー103(27S3)はS3のプロテクタ遮断器23へそれぞれトリップ指令を出力する。
【0021】
以上説明したように、第1の実施形態では、ネットワークリレー101~103に、プロセッサ15およびメモリ16を含む論理回路18を設け、プロセッサ15により残存回線トリップ制御機能を実装した。また、有線インタフェース14aにより、他のネットワークリレーと27信号を授受し合うようにした。これにより、制御用品や配線などの部品点数を大幅に削減することができ、製造コストの低減も促すことができる。
【0022】
また、有線接続であることによりノイズの影響を受けにくくすることができる。さらに、メンテナンスの際、交換点数も少なくすみ、配線ミスや故障の発生確率を最小限に抑えることができる。これらのことから第1の実施形態によれば、部品点数を削減したリレー装置および受電システムを提供することが可能になる。
【0023】
[第2の実施形態]
図6は、無線インタフェース14bによりネットワークリレー101~103が通信し合う形態を示す模式図である。
図6に示される形態は、ネットワークリレー101~103間を無線(電波)で繋ぐことで、ネットワークリレー101~103間で27信号の取合を行う。各回線S1~S3で2回線停電の判定を行い、ネットワークリレー101(27S1)はS1のプロテクタ遮断器21へ、ネットワークリレー102(27S2)はS2のプロテクタ遮断器22へ、ネットワークリレー103(27S3)はS3のプロテクタ遮断器23へそれぞれトリップ指令を出力する。
上記構成によれば、27信号の取合を無線伝送で行うため、ネットワークリレー間の配線を削減でき、断線のリスクも無くすことができる。すなわち第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加え、配線の取り回しをさらに軽減することができる。
【0024】
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態に係わるネットワークリレー101の一例を示す機能ブロック図である。
図7において
図4と共通するブロックには同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
図7のネットワークリレー101は、通信部14(
図4)に代えて、電圧入力部19を備える。また、プロセッサ15は、検知機能15aに代えて検出機能15cを備える。
【0025】
電圧入力部19は、それぞれネットワーク変成器5を介して回線S1,S2,S3に接続され、分圧された回線S1,S2,S3の電圧を入力する。
検出機能15cは、回線S2における不足電圧事象の発生、および、回線S3における不足電圧事象の発生を、電圧入力部19を介して検出する。残存回線トリップ機能15bは、回線S2における不足電圧事象の発生、および、回線S3における不足電圧事象の発生が検出された場合に、プロテクタ遮断器21にトリップ指令を出力する。
【0026】
図8に示されるように、第3の実施形態においては、各回線S1~S3の(分圧された)電圧が、ネットワークリレー101,102,103の各々に取り込まれる。すなわち、各ネットワークリレー101~103に3回線S1~S3の電圧を入力することにより、2回線停電の有無を判定するようにした。つまり上記構成によれば、27信号をネットワークリレー101~103間で共有することなく、ネットワークリレー101~103において個別に、より直接的に2回線停電の判定を行うことができる。従って、ネットワークリレー101~103間の配線を削減することができる。
【0027】
図9に示されるように、既存の受電システムでは、各ネットワークリレー101′~103′に、自回線の電圧だけが入力されていた。このため、各々のネットワークリレーは1回線の停電情報しか知ることができず、ネットワークリレーの外部に2回線停電の判定回路を構築する必要があった。
【0028】
これに対して第3の実施形態によれば、第1、第2の各実施形態と同様の効果を得られるのに加え、複数のネットワークリレー間の配線を削減することができる。
【0029】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば各ネットワークリレー101~103での検知の対象とする物理量は、電圧に限らず、電流でもよい。また、不足電圧事象を検知するだけでなく、過大な電圧値または電流値を検知するようにしてもよい。
【0030】
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0031】
1…受電用断路器、2…ネットワーク変圧器、3…変流器、4…計器用変成器、5…ネットワーク変成器、6…ネットワーク変流器、11…操作部、12…表示部、13…出力部、14…通信部、14a…有線インタフェース、14b…無線インタフェース、15…プロセッサ、15a…検知機能、15b…残存回線トリップ機能、15c…検出機能、16…メモリ、16a…プログラム、17…バス、18…論理回路、19…電圧入力部、21,22,23…プロテクタ遮断器、100…電力系統、101,102,103…ネットワークリレー、102…ネットワークリレー、103…ネットワークリレー、200…ネットワーク母線、S1~S3…回線、S1,S2,S3…回線。