(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】表面要素ロール、特に深絞りフィルムロールを受け入れ、保持するためのデバイスおよび表面要素パッケージ内に包装品をパックするための包装機
(51)【国際特許分類】
B65B 41/12 20060101AFI20240909BHJP
B65H 19/12 20060101ALI20240909BHJP
【FI】
B65B41/12 502A
B65H19/12 B
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020158773
(22)【出願日】2020-09-23
【審査請求日】2023-08-04
(32)【優先日】2019-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】520367979
【氏名又は名称】イェルク・フォン・ゼガーン・マシーネンバオ・ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】Joerg von Seggern Maschinenbau GmbH
【住所又は居所原語表記】An Der Kolckwiese 10, 26133 Oldenburg, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100219542
【氏名又は名称】大宅 郁治
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】イェルク・フォン・ゼガーン
(72)【発明者】
【氏名】クラウス・フォン・ゼガーン
【審査官】西塚 祐斗
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-337817(JP,A)
【文献】特開平05-042913(JP,A)
【文献】特開2000-264303(JP,A)
【文献】特開2005-225540(JP,A)
【文献】特開2002-362806(JP,A)
【文献】米国特許第03291415(US,A)
【文献】特開2019-064697(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 41/12
B65H 19/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面要素ロール(7)を、表面要素(5)を展開し、前記表面要素(5)を包装機(1)内に導入することによって前記包装機(1)内で加工するために受け入れ、保持するためのデバイスであって、前記表面要素ロール(7)内のその回転対称軸線上に組み込まれる軸を備えるデバイスにおいて、
前記軸は、スイベルレシーバ(11)内に組み込まれ、前記表面要素(5)を展開するための前記軸は
、垂直の位置合わせで前記スイベルレシーバ(11)によって保持され
、
前記スイベルレシーバ(11)が、担持構造(20)内に高さ調整可能に受け入れられることを特徴とする、デバイス。
【請求項2】
前記表面要素(5)を前記包装機(1)内に導入するための前記表面要素(5)用の偏向ユニットを有することを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記軸が前記スイベルレシーバと共に、前記軸
の水平の位置合わせに移され得ることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記スイベルレシーバ(11)が、前記表面要素ロール(7)内に組み込まれる前記軸を形成するスリップオンマンドレル(12)を保持することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
回転式ドライブが、前記スリップオンマンドレル(12)に割り振られることを特徴とする、請求項4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記スイベルレシーバ(11)が、前記スリップオンマンドレル(12)がその内部に嵌め込まれる床プレート(13)を有し、前記床プレートは、
2つのストラップ(14)を介して回転可能に支持されることを特徴とする、
請求項4または5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記スイベルレシーバ(11)が、前記スイベルレシーバ(11)の規定されたスイベル位置の固定点が割り振られることを特徴とする、請求項1から
6のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
請求項1から
7のいずれか一項に記載の少なくとも1つのデバイス(9)が装備されることを特徴とする、物品をフィルムパッケージ内に包装するための包装機(1)。
【請求項9】
請求項1から
7のいずれか一項に記載の前記デバイス(9)が、前記包装機の長手方向延長に対して横方向に配置されることを特徴とする、請求項
8に記載の包装機(1)。
【請求項10】
深絞り包装機であり、深絞り可能な表面要素(5)には、請求項1から
7のいずれか一項に記載の前記デバイス(9)が設けられることを特徴とする、請求項
8または9に記載の包装機(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面要素ロール、特に深絞りフィルムロールを、表面要素を展開し、表面要素を包装機内に導入することによって包装機内で加工するために受け入れ、保持するためのデバイスであって、表面要素ロール内のその回転対称軸線上に組み込まれる軸を備える、デバイスに関する。本発明は、さらに、表面要素パッケージ内に包装品をパックするための包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
食品、またはさらには無機製品が、小パッケージで消費者に日常的に提供されている。これらの小パッケージは、表面要素として設計されることが多く、ここにおいて食品または他の包装品がその上に置かれるベースフィルムが存在することができる。追加の表面要素が、続いてベースフィルム上に置かれ、たとえば、フィルムは密封され、それによってこの点において液密および気密のパッケージを生成する。使用される表面要素は、たとえばフィルムまたはペーパーウエブであることができる。
【0003】
パッケージに使用される表面要素は、包装機内で加工される。これを達成するために、表面要素は、表面要素ロールの形態で供給される。正確には、たとえばベースフィルム用の表面要素ロールは、ここでは、より大きい厚さを有し、これに対応して巻き上げられる表面要素は、対応する体積を有する。そのような表面要素ロールは、以前からジャンボロールと呼ばれている。
【0004】
概して、包装機によって生成されるパッケージ用のベースフィルムは、深絞りフィルムである。このフィルムは、個々の窪みが食品または他の対象物を受け入れるために形成されるように、包装機内で深絞り加工される。このフィルムは、したがって、加工の開始時に包装機内に導入されるものである。包装機は、常に、細長い構造設計を有し、この構造設計は、実際には10メートル以上の伸長を有し得る。いくつかの包装機では、深絞りフィルムを供給することと、パッケージ内に充填される包装品を供給することは、包装機の1つの同じ入口側を介して行われる。これは、深絞りフィルムの供給を妨げ、それと共に新しい表面要素ロールの導入が特に難しくなる。新しい表面要素ロールのこの導入は、空の表面要素ロールが包装機から取り出され、新しい表面要素ロールが提供されるという点において、従来技術では部分的に依然として手動で取り扱われている。このような軸を組み込むことは、軸が高重量であるために難しい。
【0005】
次いで、よくあるのは、フィルムが展開され、フィルムは、水平に位置合わせされた状態で包装機内に導入されることである。フィルムは、部屋の空気の汚染物質にさらされ、次いで包装品もフィルムの上方で供給される場合、表面要素は、製品によって汚される可能性がある。加えて、フィルムは、洗浄プロセスおよび洗浄プロセスに使用される洗剤によって汚され得る。これは、生成されるパッケージ内に汚染を招き、それによって、たとえば、別のフィルムを深絞りフィルム上に密封することも妨げ得る。その結果、漏りやすいパッケージが生じ得る。
【0006】
したがって、表面要素ロール、特に深絞りロールが包装機の位置合わせから取り出され、包装機の隣に配置されることがすでに提案されている。これらの知られているデバイスでは、表面要素ロールは、水平に位置合わせされ、包装機の隣に配置され、その後、表面要素は再度、いくつかの偏向を繰り返し水平に延びて包装機内に導入される。
【0007】
表面要素、特に深絞りフィルムは、ここでは包装される対象物の導入領域から取り出されていたが、表面要素の水平配置は、ここでも、表面要素が水平に延びて案内されることを必要とする。部屋の空気による汚染は、依然として欠点である。さらに、表面要素がその幅において水平に延びることにより、表面要素は包装機内に外側から導入されるようになり、この点において、包装機は、表面要素の幅だけ長くされなければならない。その結果、より多くの空間が必要とされる。
[先行技術文献]
[特許文献1] 欧州特許出願公開第1256538号明細書
[特許文献2] 欧州特許出願公開第943568号明細書
[特許文献3] 欧州特許出願公開第2982628号明細書
[特許文献4] 米国特許第554934号明細書
[特許文献5] 英国特許出願公開第2405137号明細書
[特許文献6] 米国特許出願公開第2016/257524号明細書
[特許文献7] 米国特許出願公開第2004/079831号明細書
[特許文献8] 米国特許出願公開第2011/233318号明細書
[特許文献9] 米国特許第3291415号明細書
【発明の概要】
【0008】
本発明の目的は、冒頭で述べられたタイプのデバイスであって、包装機のよりコンパクトな構造設計が可能にされ、表面要素が、汚染を少なくして包装機内に導入されることが可能である、デバイスを示すことである。加えて、新規の包装機も示される。
【0009】
表面要素ロールを受け入れ、保持するためのデバイスに関して、本目的は、表面要素ロール用の軸がスイベルレシーバ内に受け入れられ、表面要素を展開するために概ね垂直の位置合わせでスイベルレシーバによって保持されるという事実により、本発明によって達成される。
【0010】
本発明によるデバイスはまた、表面要素ロールを受け入れるための軸も有する。これは、表面要素ロールが軸によって展開され得るように、供給される表面要素ロールの回転対称軸線内に組み込まれる。本発明によるデバイスでは、軸は組み込まれ、軸はスイベルレシーバ内に受け入れられる。軸は、したがって、自由に手動で操作することはできない。この軸は、スイベルレシーバ内に受け入れられ、表面要素ロールは、この点において、軸まで移動されなければならない。表面要素ロールが軸上に置かれた後、この軸は、表面要素と共に本発明による垂直の位置合わせで保持され得る。表面要素は、表面要素ロールから垂直に位置合わせして展開され、表面要素のこの垂直の位置合わせにより、汚染は減少し、少しの支持表面しか汚されない。表面要素は、その後、偏向されることが可能であり、この目的のために、デバイスは、ロールが45°の角度で通る偏向ユニットを有することができる。表面要素は、これが供給される間に水平の位置合わせに移される必要がないため、コンパクトに供給される。
【0011】
本発明によるデバイスは、包装機に割り振られることが可能であり、したがって表面要素、特に深絞りフィルムの包装機内へのコンパクトな供給を可能にする。
【0012】
本発明のさらなる開発は、軸がスイベルデバイスと共に、軸の概ね水平な位置合わせに移され得ることを提供する。スイベルレシーバは、したがって、表面要素ロール用の軸を軸の垂直位置合わせから軸の水平位置合わせに、そしてその逆にスイベル回転させることを可能にする。適切なスイベルドライブが、この目的でスイベルレシーバに割り振られる。軸の水平な位置合わせでは、特に表面要素ロールは、より容易に交換され得る。表面要素ロールは、軸によって水平方向に受け入れられることが可能であり、新しい表面要素ロールが、水平位置合わせの状態で軸上に置かれ得る。
【0013】
本発明のさらなる開発は、スイベルレシーバが、表面要素ロール内に組み込まれる軸を備えるスリップオンマンドレル(slip-on mandrel)を保持することを提供する。このさらなる開発では、表面要素ロール用の軸は、スリップオンマンドレルで構成され、このスリップオンマンドレル上に、表面要素ロールが滑らされ得る。スリップオンマンドレルが次いで、スイベルレシーバによって、スリップオンマンドレルを垂直に位置合わせするようにスイベル回転されると、表面要素ロールは軸線を垂直にしてスイベルレシーバ上に載って、スリップオンマンドレルおよびスイベルレシーバにその質量をかける。これにより、表面要素ロールのしっかりした配置が生じる。
【0014】
スリップオンマンドレルは、好ましくは、これに回転式ドライブが割り振られ、この回転式ドライブは、表面要素が表面要素ロールから展開するのを支援する。
【0015】
本発明の次のさらなる開発は、スイベルレシーバが担持構造内に高さ調整可能に受け入れられることを提供する。スイベルレシーバは、したがって、たとえばこれが、新しい表面要素ロールを受け入れるために下降位置に持って行かれることが可能になるように、その高さに関して調整され得る。この状態で、新しい表面要素ロールは、スイベルレシーバに向かって、たとえばフォークリストまたはリフトトラックによって移動され、その後水平に位置合わせされたスリップオンマンドレル上に滑らされる。スイベルレシーバは、その後、スイベル回転されることが可能であり、受け入れられた表面要素ロールもまた、スイベル回転される。次いで、スイベルレシーバの高さが調整可能であることにより、表面要素ロールの高さを最適に調整することが可能となり、それによって展開される表面要素は供給されたときに正しく配置される。高さの変更は、表面要素が、導入されたときに、供給されているフィルム全体においても正しく配置されることを確実にすることができる。表面要素が指定された経路から外れて通ることが認識できる場合、スイベルレシーバ内の表面要素ロールの配置を下降させるか、または上昇させることによって補正が行われ得る。
【0016】
スイベルレシーバが、スリップオンマンドレルがその内部に嵌め込まれる床プレートを有し、床プレートは、回転可能な継手内に、これら継手の相互に対向する端部上に配置されたストラップによってヒンジ留めされることが、構造的に提供される。たとえば、回転可能な継手は、必要とされるスイベル力をスイベルレシーバに導入するために使用され得る。
【0017】
スイベルレシーバは、ここではまた、スイベルレシーバの規定されたスイベル位置に合わせて、たとえば表面要素を展開するためにスリップオンマンドレルを垂直に配置するため、または加工される表面要素ロールを交換するためにスリップオンマンドレルを水平に位置合わせするための固定点が割り振られることが可能である。
【0018】
本発明によるデバイスは、既存の包装機に合わせて改造され得る。他方では、包装機には、このタイプのデバイスがすぐに装備され得る。したがって、独立的保護が請求されている、最初に述べられたタイプの包装機に関して、これに、上記で説明された種類の表面要素ロールを受け入れ、保持するための少なくとも1つのデバイスが装備されることが、提供され得る。この装備プロセスは、表面要素ロールを包装機内に受け入れ、保持するためのデバイスの統合を可能にすることが有利である。これにより、空間がさらに節約される。表面要素ロールのスイベルレシーバは、包装機の適切な駆動手段、特に電気式、油圧式、または空気式の駆動手段を使用することができる。
【0019】
そのような包装機は、次いで、表面要素ロールを受け入れ、保持するための上記で説明されたデバイスが、包装機の長手方向延長に対して横方向に配置されることを提供することが好ましい。最後に、包装機は深絞り包装機であり、深絞り可能な表面要素には、上記で説明されたデバイスが設けられることも提供され得る。
【0020】
本発明による包装機、ならびに表面要素ロールを受け入れ、保持するための本発明によるデバイスの例示的な実施形態が、図に示される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図2】表面要素ロールの取り扱い状況における、表面要素ロールを受け入れ、保持するための本発明によるデバイスを示す斜視図。
【
図3】表面要素ロールの別の取り扱い状況における、表面要素ロールを受け入れ、保持するための本発明によるデバイスを示す斜視図。
【
図4】表面要素ロールの別の取り扱い状況における、表面要素ロールを受け入れ、保持するための本発明によるデバイスを示す斜視図。
【
図5】表面要素ロールの別の取り扱い状況における、表面要ロール素を受け入れ、保持するための本発明によるデバイスを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1に示される包装機1は、細長く、様々な加工ステーションを有する。深絞りステーション2が、深絞りのために提供され、ここには、供給デバイスが、包装される対象物と概ね同じ場所に配置される。加えて、蓋フィルム用の溶接ステーション3、ならびに個々のパッケージを互いから分離するための分離ステーション4が存在する。生成されるパッケージの基本は、表面要素5、すなわち深絞り可能なフィルム5である。窪み6が深絞りによってこのフィルム内に組み込まれる。窪み6は、食品、無機製品、または他の包装品に合わせて受け入れ空間を形成する。
【0023】
表面要素5は、表面要素ロール7から取り出され、ここにおいて表面要素5は、ここでは、矢印8によって示されるように表面要素ロール7から展開される。偏向ユニットが、次いで、表面要素5を包装機1内に、矢印8’および8”に沿って供給するために使用される。表面要素ロール7を受け入れ、保持するためのデバイス9は、次の図に示される。
【0024】
図2は、デバイスが担持構造20を有することを示し、この担持構造は、包装機1と当接し、脚部10で床部に直立している。スイベルレシーバ11が、担持構造20内に配置される。このスイベルレシーバ11は、スリップオンマンドレル12を担持する。スイベルレシーバ11は、さらに、床プレート13を有し、この床プレートは、2つのストラップ14を介して回転可能な継手15内にスイベル回転可能に受け入れられる。図の右の回転可能な継手は、これに、スイベルレシーバ11をスイベル回転させるためのハンドレバー16が割り振られる。
【0025】
表面要素ロール7はまた、パレット19上に配置される。この表面要素ロールは、矢印8”’に沿ってデバイス9の方向に移動され、その空洞17でスリップオンマンドレル上に滑らされる。
【0026】
この滑らされた状態は、
図3に示される。スイベルレシーバ11は、担持構造20内に高さ調整可能に受け入れられ、それにより、表面要素ロール7が滑らされた後、スイベルレシーバ11は、上方向に、矢印18によって示されるように案内される。パレット19は、このとき、矢印18’に取り出され得る。
【0027】
表面要素ロール7の位置は、
図4では変更されている。その軸線は、水平位置から垂直位置に移動されており、その目的のために、スイベル回転デバイス11は、ロッキングピン20’が外方向に矢印18”に引き出された後、ハンドレバー16でスイベル回転された。スイベル回転動作は、曲線矢印18”’によって示される。
【0028】
最後に、
図5は、再度、表面要素5が、
図1に示されるように表面要素ロール7から展開される状況を示す。スリップオンマンドレル12(
図5では見えない)は、これに、特に薄い表面要素5の場合に矢印8に沿った表面要素ロール7の回転を支援するために回転式ドライブが割り振られることが可能である。
図5は、ここでも、深絞りデバイス2内に組み込まれた深絞り可能な表面要素5内の窪み6を示している。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 表面要素ロール(7)を、表面要素(5)を展開し、前記表面要素(5)を包装機(1)内に導入することによって前記包装機(1)内で加工するために受け入れ、保持するためのデバイスであって、前記表面要素ロール(7)内のその回転対称軸線上に組み込まれる軸を備えるデバイスにおいて、
前記軸は、スイベルレシーバ(11)内に組み込まれ、前記表面要素(5)を展開するための前記軸は、概ね垂直の位置合わせで前記スイベルレシーバ(11)によって保持されることを特徴とする、デバイス。
[2] 前記表面要素(5)を前記包装機(1)内に導入するための前記表面要素(5)用の偏向ユニットを有することを特徴とする、[1]に記載のデバイス。
[3] 前記軸が前記スイベルレシーバと共に、前記軸の概ね水平の位置合わせに移され得ることを特徴とする、[1]または[2]に記載のデバイス。
[4] 前記スイベルレシーバ(11)が、前記表面要素ロール(7)内に組み込まれる前記軸を形成するスリップオンマンドレル(12)を保持することを特徴とする、[1]から[3]のいずれか一項に記載のデバイス。
[5] 回転式ドライブが、前記スリップオンマンドレル(12)に割り振られることを特徴とする、[4]に記載のデバイス。
[6] 前記スイベルレシーバ(11)が、担持構造(20)内に高さ調整可能に受け入れられることを特徴とする、[1]から[5]のいずれか一項に記載のデバイス。
[7] 前記スイベルレシーバ(11)が、前記スリップオンマンドレル(12)がその内部に嵌め込まれる床プレート(13)を有し、前記床プレートは、回転可能な継手(15)内に、前記継手の相互に対向する端部上に配置されたストラップ(14)によってヒンジ留めされることを特徴とする、[4]から[6]のいずれか一項に記載のデバイス。
[8] 前記スイベルレシーバ(11)が、前記スイベルレシーバ(11)の規定されたスイベル位置の固定点が割り振られることを特徴とする、[1]から[7]のいずれか一項に記載のデバイス。
[9] [1]から[8]のいずれか一項に記載の少なくとも1つのデバイス(9)が装備されることを特徴とする、物品をフィルムパッケージ内に包装するための包装機(1)。
[10] [1]から[8]のいずれか一項に記載の前記デバイス(9)が、前記包装機の長手方向延長に対して横方向に配置されることを特徴とする、[9]に記載の包装機(1)。
[11] 深絞り包装機であり、深絞り可能な表面要素(5)には、[1]から[8]のいずれか一項に記載の前記デバイス(9)が設けられることを特徴とする、[9]または[10]に記載の包装機(1)。