IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 能美防災株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-消火栓装置 図1
  • 特許-消火栓装置 図2
  • 特許-消火栓装置 図3
  • 特許-消火栓装置 図4
  • 特許-消火栓装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-06
(45)【発行日】2024-09-17
(54)【発明の名称】消火栓装置
(51)【国際特許分類】
   A62C 35/20 20060101AFI20240909BHJP
【FI】
A62C35/20
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020164446
(22)【出願日】2020-09-30
(65)【公開番号】P2021159736
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2023-08-29
(31)【優先権主張番号】P 2020061801
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002169
【氏名又は名称】彩雲弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】椿 大志
【審査官】飯島 尚郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-214559(JP,A)
【文献】特開2019-076293(JP,A)
【文献】特開2017-056020(JP,A)
【文献】登録実用新案第3146541(JP,U)
【文献】特開2019-216797(JP,A)
【文献】特開2007-275476(JP,A)
【文献】特開2013-230377(JP,A)
【文献】特開2018-068343(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第01224954(EP,A1)
【文献】中国特許出願公開第110694215(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62C 2/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視員通路上に設置される消火栓装置であって、
該消火栓装置の作業者が該監視員通路から落下することを防止するための落下防止手段を、備え、
該落下防止手段は、落下防止部を有しており、
該落下防止部は、常時は、該監視員通路を確保可能な収容位置に収容されていると共に該収容位置から落下防止位置へと移動可能に設けられていることを特徴とする消火栓装置。
【請求項2】
筐体を更に備え、
前記落下防止手段は、該筐体に回動可能に連結されており、
前記落下防止部は、該筐体の上方に設けられた前記収容位置に収容されると共に該収容位置から回動させることで、又は、該収容位置から回動後に前方方向へと移動させることで、該収容位置から前記落下防止位置へと移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の消火栓装置。
【請求項3】
筐体を更に備え、
前記落下防止部は、該筐体近傍に設けられた前記収容位置に収容されると共に該収容位置から前方へと移動可能に設けられており、それによって、該収容位置から前記落下防止位置へと移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の消火栓装置。
【請求項4】
監視員通路上に設置される消火栓装置(但し、監視員通路上の道路側に設けられるものを除く)であって、
筐体と、該消火栓装置の作業者が該監視員通路から落下することを防止するための落下防止手段(但し、監視員通路上に設けられた手摺を除く)とを、備え、
該落下防止手段は、把持部を有しており、
該把持部は、該作業者が把持可能に設けられると共に該筐体の外面に固定されていることを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
前記把持部は、前記筐体の天面に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の消火栓装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消火栓装置に関し、より詳細には、トンネルの監視員通路上に設置される消火栓装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トンネルに設置される消火栓装置がある。この様な消火栓装置は、トンネルの壁面を箱抜きして作成されたスペースに埋め込む形で設置されていたが、近年、シールド工法によってトンネルの掘削が行われる様になっており、この場合、掘削と同時に該トンネルの内壁が鋼製セグメントによって構築されるため、トンネルの壁面を箱抜きして消火栓装置の設置スペースを確保することが困難となる。
【0003】
そのため、シールド工法によって掘削されたトンネルにおいては、消火栓装置は、トンネルの壁面に埋め込まず、トンネル内の空いているスペース、例えば、監視員通路上に設置されることとなる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-56020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トンネルの監視員通路は、道路面よりも高い位置に設けられている。他方、火災時に消火栓装置から消火用ホースを引き出す必要がある関係上、監視員通路は、少なくとも消火栓装置の前方に柵等を設けることが困難である。そのため、従来の消火栓装置においては、消火栓装置を保守・点検する際に、消火栓装置の作業や操作等している作業者が、誤って監視員通路より道路面に落下することが考えられる。
【0006】
そこで、本発明は、保守・点検時に作業者が誤って監視員通路より道路面に落下してしまう事故を防止可能な消火栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、監視員通路上に設置される消火栓装置であって、該消火栓装置の作業者が該監視員通路から落下することを防止するための落下防止手段を、備え、該落下防止手段は、落下防止部を有しており、該落下防止部は、常時は、該監視員通路を確保可能な収容位置に収容されていると共に該収容位置から落下防止位置へと移動可能に設けられていることを特徴とする消火栓装置である。
【0008】
又、本発明は、監視員通路上に設置される消火栓装置(但し、監視員通路上の道路側に設けられるものを除く)であって、筐体と、該消火栓装置の作業者が該監視員通路から落下することを防止するための落下防止手段(但し、監視員通路上に設けられた手摺を除く)とを、備え、該落下防止手段は、把持部を有しており、該把持部は、該作業者が把持可能に設けられると共に該筐体の外面に固定されていることを特徴とする消火栓装置である。
【0009】
そして、本発明は、筐体を更に備えるものとし、前記落下防止手段を、該筐体に回動可能に連結し、前記落下防止部を、該筐体の上方に設けられた前記収容位置に収容されると共に該収容位置から回動させることで、又は、該収容位置から回動後に前方方向へと移動させることで、該収容位置から前記落下防止位置へと移動可能に設けることが可能である。
【0010】
又、本発明は、筐体を更に備えるものとし、前記落下防止部を、該筐体近傍に設けられた前記収容位置に収容されると共に該収容位置から前方へと移動可能に設け、それによって、該収容位置から前記落下防止位置へと移動可能に設けることが可能である。又、本発明は、前記把持部を、前記筐体の天面に固定することが可能である。
【0011】
尚、本発明において、作業者には、消火栓装置の操作者や使用者を含むものとする。又、本発明において、前後上下左右については、消火栓装置が監視員通路に設置された状態で定めるものとする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、消火栓装置に、常時は、監視員通路の通行を妨げずに通路のスペースを確保可能な収容位置に収容されていると共に該収容位置から落下防止位置へと移動可能に設けられた落下防止部又は作業者が把持可能に設けられると共に筐体の外面に固定された把持部を備えているものとしたので、該消火栓装置の保守・点検を行っている作業者が誤って監視員通路より道路面に落下してしまう事故を防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態の正面図である。
図2】本発明の第1実施形態の右側面図である。
図3】本発明の第1実施形態の平面図である。
図4】本発明の第2実施形態の正面図である。
図5】本発明の第2実施形態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の第1実施形態を図1乃至図3に基づき説明する。まず、本実施形態の構成について説明する、消火栓装置1は、例えば、シールド工法によって掘削されたトンネルTの監視員通路(監査路ともいう)T1上に設置されている。監視員通路T1は、トンネルTの道路面T2よりも一段高い位置に設けられている。
【0015】
消火栓装置1は、通常、監視員通路T1の壁面T3近傍に設置されており、筐体2及び落下防止手段3を備えている。筐体2は、その内方に消火用ホース(図示せず)や各種消火栓機器(図示せず)を収容可能に設けられており、該消火用ホースを筐体2外に取り出すための消火栓扉20を有している。又、筐体2には、消火栓装置1の組立・施工・保守・点検のために設けられた作業用扉21を有している。
【0016】
落下防止手段3は、落下防止部30を有しており、消火栓装置1の作業者が監視員通路T1から道路面T2等に落下することを防止するために設けられている。落下防止部30は、常時は、監視員通路T1の通路幅を確保可能な収容位置、例えば、消火栓装置1の上側、に収容されると共に該収容位置から前記作業者の監視員通路T1から落下することを防止可能な落下防止位置へと移動可能に設けられている。
【0017】
本実施形態において、落下防止手段3は、伸縮可能且つ回動可能に設けられており、落下防止アーム31と、アーム用レール32と、を有している。落下防止アーム31は、落下防止部30と、摺動部33と、を有すると共に落下防止部30の両端から摺動部33が延在する様に設けられており、略コ字状を為している。
【0018】
アーム用レール32は、落下防止手段3を伸縮可能且つ回動可能に保持しており、一端が筐体2に設けられた回動軸22を介して筐体2に回動可能に連結されていると共に摺動部33が摺動可能に設けられている。これによって、落下防止手段3を、常時は、収縮した状態で、略垂直位置へと、即ち、落下防止部30が消火栓装置1の上側に位置する様に、回動すると共に消火栓装置1の作業をする際には、略水平位置へと回動すると共に伸長可能としている。尚、本実施形態においては、筐体2には、落下防止手段3が略水平位置よりも下方へと回動しない様にストッパ23が設けられている。
【0019】
摺動部33は、アーム用レール32を摺動可能に設けられており、それによって、落下防止手段3は、伸縮可能となっていると共に落下防止部30を、前記収容位置から前傾方向A1に回動された後に、前記落下防止位置まで前方方向A2に移動可能としている。
【0020】
落下防止部30は、前記落下防止位置において、略水平方向に延在しており、監視員通路T1の外縁と落下防止手段3内に形成される作業スペースSとの間に位置し、消火栓装置1の保守・点検をしている作業者が監視員通路T1から道路面T2へと落下を防止する役割を担っている。本実施形態においては、前述の通り、アーム用レール32によって、落下防止手段3が収縮状態で略垂直方向へと回動されることで筐体2の上方に設けられた前記収容位置に収容されると共にアーム用レール32によって、落下防止手段3が略水平方向へと回動されると共に摺動部33がアーム用レール32に摺動することで、前記収容位置より前傾方向A1に回動可能となっていると共に回動後、前方方向A2に移動することで該落下防止位置へと移動可能となっている。
【0021】
又、落下防止アーム31とアーム用レール32には、複数の位置調整用穴34が設けられており、位置調整用穴34同士を留め金等で貫通させる等することにより、落下防止部30を任意の位置で保持できる様になっている。これによって、本実施形態においては、監視員通路T1の幅に合わせて、落下防止部30が、監視員通路T1の外縁から外へとはみ出さない様に、落下防止手段3を展開させることが可能であり、消火栓装置1を様々な幅の監視員通路T1により汎用的に対応させることが可能である。
【0022】
次に、本実施形態の落下防止方法について説明する。
(1)落下防止手段3は、収縮した状態で略垂直位置へと回動されており(以下、略垂直位置に回動された落下防止手段3を落下防止手段3Aと表記する)、それによって、落下防止部30は、筐体2の上方に設けられた前記収容位置に収容され(以下、該収容位置に収容された落下防止部30を落下防止部30Aと表記する)、監視員通路T1のスペースが確保される様になっている。
【0023】
(2)落下防止手段3Aを落下防止部30Aと共に前傾方向A1に回動軸22を中心として略水平位置まで回動させる(以下、略水平位置へと回動した落下防止手段3を落下防止手段3Bと表記する)。この際、本実施形態においては、ストッパ23によって、落下防止手段3は、略水平位置に位置決めされる様になっている。
【0024】
(3)その後、落下防止手段3Bの摺動部33をアーム用レール32に沿って摺動させ、落下防止手段3Bを前方方向A2へと伸長させると共に落下防止部30を、前方方向A2へとスライドさせて、落下防止位置へと移動させる(以下、落下防止位置にある落下防止部30を落下防止部30Bと表記する)。この際に、落下防止手段3Bの内側には、前記作業者が作業するための作業スペースSが形成されることとなる。尚、該落下防止位置は、必要とする作業スペースSの面積に応じて適宜調整可能となっている。
【0025】
前記作業者は、作業スペースS内で作業することによって、監視員通路T1の外縁と作業スペースSとの間に位置する落下防止部30Bに保護されることになるため、該作業者の監視員通路T1からの落下を未然に防止することが可能となり、より安全に作業を行うことが可能である。
【0026】
従って、本実施形態においては、落下防止部30を設けることで前記作業者の監視員通路T1からの落下を防止することが可能であり、落下防止部30は、常時は、筐体2の上方に設けられた収容位置に収容されているので、監視員通路T1の通行の邪魔にはならない様になっている。
【0027】
本発明の第2実施形態について、図4及び図5に基づき説明する。本実施形態と第1実施形態の相違は、落下防止手段3の代わりに落下防止手段4を設けたことである。第1実施形態と同符号で示した構成は、同実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0028】
本実施形態の消火栓装置1は、筐体2と、落下防止手段4と、を備えている。落下防止手段4は、消火栓装置1の作業者が、監視員通路T1から道路面T2等に落下することを防止するために設けられており、そのための把持部40を有している。
【0029】
把持部40は、前記作業者が、監視員通路T1から道路面T2等に落下しそうになった際に、咄嗟に掴めるように構成されており、筐体2の外面に固定されていると共に把持体41及び支持体42を有している。本実施形態においては、把持部40は、筐体2の天面24に固定されており、後述する様に略コ字状の把持部40が、天面24の略中心線上に、左右に1個ずつ、計2個設けられている。尚、把持部40の形状・大きさ・個数・設けられる位置等については、適宜選択可能である。
【0030】
把持体41は、前記作業者が、把持可能な大きさ、太さに設けられており、支持体42を介して、筐体2の外面、例えば、天面24、に固定されている。本実施形態においては、前記作業者が把持体41をより掴みやすい様に、支持体42は、把持体41の両端より垂下する様に設けられている。そのため、本実施形態において、把持部40は、全体として、略コ(冂)字状に形成されていることとなる。
【0031】
そのため、前記作業者が、監視員通路T1から道路面T2等に落下しそうになった際に、咄嗟に把持部40を掴むことでその場に踏みとどまることができるため、該作業者の監視員通路T1からの落下を未然に防止することが可能となり、より安全に作業を行うことが可能である。尚、把持部40に安全帯等を掛けられる様にし、更に安全に作業を行うことができる様にしてもよい。
【0032】
従って、本実施形態においては、把持部40を設けることで前記作業者の監視員通路T1からの落下を防止することが可能である。又、本実施形態では、把持部40は、筐体2の天面24に設けられているので、より監視員通路T1の通行の邪魔にはならない様になっている。
【0033】
尚、把持部40を筐体2の天面24、特に、その略中心線上、に設けることで、以下の様な副次的な効果を齎すことが可能である。トンネルTに消火栓装置を設置する際に、通常、消火栓装置は、クレーン等によって吊り下げられ、監視員通路T1等の設置場所へと移動させる。
【0034】
従来の消火栓装置においては、該消火栓装置自体に、クレーン等によって吊り下げることのできる部分は特に設けられてないため、トンネルTへの消火栓装置の設置は手間が掛かるものであった。対して、本実施形態の消火栓装置1においては、把持部40を用いてクレーン等で吊り下げることが可能であるため、より簡便にトンネルTに設置することが可能である。
【0035】
本発明を、上記実施形態に基づき説明したが、本発明は。上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
【0036】
(A)例えば、上記実施形態においては、落下防止部30を上方に回動させて収容位置で収容するものとしたが、落下防止部30は、消火用ホースの引き出しや監視員通路T1の通行の邪魔にならない様に収容できればよく、下方に回動させる様にしてもよい。
【0037】
(B)上記実施形態においては、落下防止手段3を回動可能且つ伸縮可能に設けたが、落下防止手段3の落下防止部30を扉の開放や消火用ホースの引き出しの邪魔とはならない位置に設け、落下防止手段3を伸縮可能であるが回動可能としなくてもよい。
【0038】
この場合、前記収容位置は、筐体2の近傍(消火栓装置1の前方の監視員通路T1の通路幅が十分に確保可能な位置)に設けられることとなり、前記(2)の工程が省かれて、落下防止部30を、前方方向A2に移動(スライド)させることで落下防止位置へと移動させることになる。又、アーム用レール32及び摺動部33の代わりに、蛇腹(図示せず)を設け、落下防止手段3を伸長可能にしてもよい。
【0039】
(C)上記実施形態において、落下防止手段3を伸縮可能に設けたが、落下防止部30を収容位置で収容した際に監視員通路T1の通行や、トンネルTの運用等の邪魔とはならなければ、落下防止手段3を伸縮しないものとすることも可能である。この場合において、落下防止手段3を略垂直位置に回動後、降下させて、落下防止部30を収容位置に収容する様に設けてもよい。
【0040】
(D)上記実施形態においては、落下防止アーム31の移動手段として、レールとして設けたが、該移動手段は適宜選択可能であり、長穴(図示せず)として設けることも可能である。この場合、例えば、落下防止アーム31側に突起を設け、該突起を、該長穴上を滑動させることにより落下防止アーム31を移動させることが可能である。又、落下防止アーム31の支持部材を別途設けることも可能である。
【0041】
(E)上記実施形態においては、把持部40を筐体2の天面24に設けたが、監視員通路T1の通行の邪魔とならなければ、筐体2の前面、例えば、前面パネル25、その他の箇所に設けることも可能である。
【0042】
(F)第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせることも可能であり、落下防止手段3及び落下防止手段4を共に消火栓装置1に設けることも可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 消火栓装置 2 筐体 20 消火栓扉
21 作業用扉 22 回動軸 23 ストッパ
24 天面 25 前面パネル 3 落下防止手段
30 落下防止部 31 落下防止アーム 32 アーム用レール
33 摺動部 34 位置調整用穴 4 落下防止手段
40 把持部 41 把持体 42 支持体
A 方向 S 作業スペース T トンネル
T1 監視員通路 T2 道路面 T3 壁面
図1
図2
図3
図4
図5