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特許7551911メディアアプリケーション機能公開機能のための方法および装置

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-09-06

(45)【発行日】2024-09-17

(54)【発明の名称】メディアアプリケーション機能公開機能のための方法および装置

(51)【国際特許分類】

H04W 12/08 20210101AFI20240909BHJP

H04W 88/18 20090101ALI20240909BHJP

H04W 88/14 20090101ALI20240909BHJP

【ＦＩ】

H04W12/08

H04W88/18

H04W88/14

【請求項の数】 30

(21)【出願番号】P 2023516787

(86)(22)【出願日】2020-10-01

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2023-11-24

(86)【国際出願番号】 CN2020119771

(87)【国際公開番号】W WO2022067838

(87)【国際公開日】2022-04-07

【審査請求日】2023-09-01

(73)【特許権者】

【識別番号】595020643

【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド

【氏名又は名称原語表記】ＱＵＡＬＣＯＭＭＩＮＣＯＲＰＯＲＡＴＥＤ

(74)【代理人】

【識別番号】110003708

【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所

(72)【発明者】

【氏名】ブアジジ、イメド

(72)【発明者】

【氏名】ロ、チャールズ・ヌン

(72)【発明者】

【氏名】ジャン、ジュアン

(72)【発明者】

【氏名】ストックハマー、トーマス

【審査官】吉倉大智

(56)【参考文献】

【文献】3GPP，3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on enablers for network automation for the 5G System (5GS); Phase 2 (Release 17)，3GPP TR 23.700-91 V1.0.0，2020年09月11日，pp.130-131, 141-142, 261-262, 265-266，https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.700-91/23700-91-100.zip

【文献】ETSI，5G; System architecture for the 5G System (5GS) (3GPP TS 23.501 version 16.5.1 Release 16)，ETSI TS 123 501 V16.5.1，2020年09月，p.87, p.248，https://www.etsi.org/deliver/etsi_ts/123500_123599/123501/16.05.01_60/ts_123501v160501p.pdf

【文献】3GPP，3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Architecture enhancements for 5G System (5GS) to support network data analytics services (Release 16)，3GPP TS 23.288 V16.5.0，2020年09月24日，pp.16-18，https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/23_series/23.288/23288-g50.zip

【文献】3GPP，3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System (5GS); Stage 2 (Release 16)，3GPP TS 23.502 V16.6.0，2020年09月24日，pp.553-555，https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/23_series/23.502/23502-g60.zip

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ７／２４－７／２６

Ｈ０４Ｗ４／００－９９／００

３ＧＰＰＴＳＧＲＡＮＷＧ１－４

ＳＡＷＧ１－４

ＣＴＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）ネットワークを介してプロビジョニングされるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための、サービスまたはアプリケーションプロバイダサーバのプロセッサによって実施される方法であって、
サービスまたはアプリケーションについての情報公開のために利用可能にされるべき１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数の公開レベルを決定することと、
前記１つまたは複数の公開レベルの各々において、前記１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータの各々についてのアグリゲーションルールを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージを生成することと、前記アクセス構成メッセージは、前記１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、前記１つまたは複数の公開レベルと、前記アグリゲーションルールとの指示を含み、
前記アクセス構成メッセージをアプリケーション機能（ＡＦ）サーバに送ることと、
を備える、方法。

【請求項2】

他のコンピューティングデバイスに関連する許可要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスが、前記サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されるかどうかを決定することと、
前記他のコンピューティングデバイスが、前記サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されると決定したことに応答して、前記他のデバイスについての公開レベルを決定することと、
前記他のコンピューティングデバイスについての前記公開レベルを示す許可確認を送ることと、
をさらに備える、請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記許可確認は、前記他のデバイスについての前記公開レベルを示す、前記他のデバイスについてのトークンを備える、請求項２に記載の方法。

【請求項4】

前記他のコンピューティングデバイスは、ネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）サーバである、請求項２に記載の方法。

【請求項5】

前記アグリゲーションルールは、前記サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能と、アグリゲーション期間と、アグリゲーショングループとを備える、請求項１に記載の方法。

【請求項6】

前記アグリゲーション機能は、カウント機能、平均機能、メジアン機能、最小機能、最大機能、または合計機能のうちの１つまたは複数を備え、
前記アグリゲーション期間は、セッションまたは時間期間を備え、
前記アグリゲーショングループは、ユーザを個々に備えるか、ユーザグループを備えるか、ユーザロケーションを備えるか、コンテンツ識別子を備えるか、サブスクリプションサービスを備えるか、サブスクリプションタイプを備えるか、またはすべてのユーザを一緒に備える、
請求項５に記載の方法。

【請求項7】

前記１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプのうちの１つまたは複数を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項8】

前記サービスまたはアプリケーションは、５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）サービスまたはアプリケーションである、請求項１に記載の方法。

【請求項9】

第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）ネットワークのアプリケーション機能（ＡＦ）サーバのプロセッサによって実施されるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法であって、
サービスまたはアプリケーションプロバイダからアクセス構成メッセージを受信することと、前記アクセス構成メッセージは、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含み、
他のコンピューティングデバイスから、前記サービスまたはアプリケーションのログについてのサブスクリプション要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについての前記アクセス構成メッセージと前記他のコンピューティングデバイスの前記公開レベルとに少なくとも部分的に基づいて、前記サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、前記イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、前記イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを示す、前記他のコンピューティングデバイスについてのサブスクリプション応答メッセージを生成することと、
前記サブスクリプション応答メッセージを前記他のコンピューティングデバイスに送ることと、
を備える、方法。

【請求項10】

前記サービスまたはアプリケーションを消費する１つまたは複数のワイヤレスデバイスから、前記サービスまたはアプリケーションについての報告を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての前記要求を受信したことに応答して、前記他のコンピューティングデバイスを認証することと、
前記認証に基づいて前記他のデバイスの公開レベルを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションを消費する前記１つまたは複数のワイヤレスデバイスからの、前記サービスまたはアプリケーションについての前記報告に基づいて、前記他のコンピューティングデバイスの決定されたアクセスレベルに関連する、前記サービスまたはアプリケーションについての前記公開レベルに従って、ログ報告を生成することと、
前記ログ報告を前記他のデバイスに送ることと、
をさらに備える、請求項９に記載の方法。

【請求項11】

前記他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することは、前記他のデバイスについての前記公開レベルを示す、前記他のデバイスについてのトークンを認証することを備える、請求項９に記載の方法。

【請求項12】

前記他のコンピューティングデバイスは、ネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）サーバである、請求項９に記載の方法。

【請求項13】

前記アグリゲーションルールは、前記サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能、アグリゲーション期間、またはアグリゲーショングループを備える、請求項９に記載の方法。

【請求項14】

【請求項15】

前記１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプのうちの１つまたは複数を備える、請求項９に記載の方法。

【請求項16】

前記サービスまたはアプリケーションは、５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）サービスまたはアプリケーションである、請求項９に記載の方法。

【請求項17】

プロセッサを備える、アプリケーションプロバイダサーバであって、前記プロセッサは、
サービスまたはアプリケーションについての情報公開のために利用可能にされるべき１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数の公開レベルを決定することと、
前記１つまたは複数の公開レベルの各々において、前記１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータの各々についてのメトリックアグリゲーションルールを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージを生成することと、前記アクセス構成メッセージは、前記１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、前記１つまたは複数の公開レベルと、前記アグリゲーションルールとの指示を含み、
前記アクセス構成メッセージをアプリケーション機能（ＡＦ）サーバに送ることと、
を行うための動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令で構成された、アプリケーションプロバイダサーバ。

【請求項18】

前記プロセッサは、
他のコンピューティングデバイスに関連する許可要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスが、前記サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されるかどうかを決定することと、
前記他のコンピューティングデバイスが、前記サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されると決定したことに応答して、前記他のデバイスについての公開レベルを決定することと、
前記他のコンピューティングデバイスについての前記公開レベルを示す許可確認を送ることと、
を行うための動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令でさらに構成された、請求項１７に記載のサーバ。

【請求項19】

前記許可確認は、前記他のデバイスについての前記公開レベルを示す、前記他のデバイスについてのトークンを備える、請求項１８に記載のサーバ。

【請求項20】

前記アグリゲーションルールは、前記サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能、アグリゲーション期間、またはアグリゲーショングループのうちの１つまたは複数を備える、請求項１７に記載のサーバ。

【請求項21】

前記アグリゲーション機能は、カウント機能、平均機能、メジアン機能、最小機能、最大機能、または合計機能のうちの１つまたは複数を備え、
前記アグリゲーション期間は、セッションまたは時間期間を備え、
前記アグリゲーショングループは、ユーザを個々に備えるか、ユーザグループを備えるか、ユーザロケーションを備えるか、コンテンツ識別子を備えるか、サブスクリプションタイプを備えるか、またはすべてのユーザを一緒に備える、
請求項２０に記載のサーバ。

【請求項22】

前記１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプのうちの１つまたは複数を備える、請求項１７に記載のサーバ。

【請求項23】

前記サービスまたはアプリケーションは、５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）サービスまたはアプリケーションである、請求項１７に記載のサーバ。

【請求項24】

プロセッサを備える、第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）ネットワークのアプリケーション機能（ＡＦ）サーバであって、前記プロセッサは、
サービスまたはアプリケーションプロバイダからアクセス構成メッセージを受信することと、前記アクセス構成メッセージは、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含み、
他のコンピューティングデバイスから、前記サービスまたはアプリケーションのログについてのサブスクリプション要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについての前記アクセス構成メッセージと前記他のコンピューティングデバイスの前記公開レベルとに少なくとも部分的に基づいて、前記サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、前記イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、前記イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを示す、前記他のコンピューティングデバイスについてのサブスクリプション応答メッセージを生成することと、
前記サブスクリプション応答メッセージを前記他のコンピューティングデバイスに送ることと、
を行うための動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令で構成された、アプリケーション機能（ＡＦ）サーバ。

【請求項25】

前記プロセッサは、
前記サービスまたはアプリケーションを消費する１つまたは複数のワイヤレスデバイスから、前記サービスまたはアプリケーションについての報告を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての要求を受信することと、
前記他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての前記要求を受信したことに応答して、前記他のコンピューティングデバイスを認証することと、
前記認証に基づいて前記他のデバイスの公開レベルを決定することと、
前記サービスまたはアプリケーションについての前記報告に基づいて、前記他のコンピューティングデバイスの決定されたアクセスレベルに関連する、前記サービスまたはアプリケーションについてのメトリック公開レベルに従ってログ報告を生成することと、
前記ログ報告を前記他のデバイスに送ることと、
を行うための動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令でさらに構成された、請求項２４に記載のＡＦサーバ。

【請求項26】

前記プロセッサは、前記他のデバイスについての公開レベルを示す、前記他のデバイスについてのトークンを認証することによって、前記他のコンピューティングデバイスの前記公開レベルを決定するためのプロセッサ実行可能命令でさらに構成された、請求項２４に記載のＡＦサーバ。

【請求項27】

前記アグリゲーションルールは、前記サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能、アグリゲーション期間、またはアグリゲーショングループのうちの１つを備える、請求項２４に記載のＡＦサーバ。

【請求項28】

前記アグリゲーション機能は、カウント機能、平均機能、メジアン機能、最小機能、最大機能、または合計機能のうちの１つまたは複数を備え、
前記アグリゲーション期間は、セッションまたは時間期間を備え、
前記アグリゲーショングループは、ユーザを個々に備えるか、ユーザグループを備えるか、ユーザロケーションを備えるか、コンテンツ識別子を備えるか、サブスクリプションタイプを備えるか、またはすべてのユーザを一緒に備える、
請求項２７に記載のＡＦサーバ。

【請求項29】

前記１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプのうちの１つまたは複数を備える、請求項２４に記載のＡＦサーバ。

【請求項30】

前記サービスまたはアプリケーションは、５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）サービスまたはアプリケーションである、請求項２４に記載のＡＦサーバ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、メディアアプリケーション機能（ＡＦ）公開機能のための方法およびデバイスに関する。

【背景技術】

【0002】

[0001]ロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））と、第５世代（５Ｇ）新無線（ＮＲ）（５ＧＮＲ）と、他の最近開発された通信技術とは、ワイヤレスデバイスが、ほんの数年前利用可能であったものよりも大きい桁数である（たとえば、ギガビット毎秒などに関する）データレートで情報を通信することを可能にする。今日の通信ネットワークはまた、よりセキュアであり、マルチパスフェージングに対して耐性があり、より低いネットワークトラフィックレイテンシを可能にし、（たとえば、使用される帯域幅の単位当たりのビット毎秒などに関する）より良好な通信効率を提供する。これらおよび他の最近の改善は、ブロードキャスト、マルチキャストおよびユニキャストメディア配信技術を含む、モバイルワイヤレスデバイスにメディアおよびコンテンツを配信する新しい方法の出現を容易にした。

【発明の概要】

【0003】

[0002]様々な態様は、メディアアプリケーション機能（ＡＦ）公開機能のための方法およびデバイスを含む。様々な態様は、第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）ネットワークを介してプロビジョニングされるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための、サービスまたはアプリケーションプロバイダサーバのプロセッサによって実施される方法を含み得る。様々な態様は、サービスまたはアプリケーションについての情報公開のためにイネーブルに（利用可能に）されるべき１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータを決定することと、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数の公開レベルを決定することと、１つまたは複数の公開レベルの各々において１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータの各々についてのアグリゲーションルールを決定することと、サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージを生成することと、アクセス構成メッセージが、１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含む、アクセス構成メッセージをＡＦサーバに送ることと、を含み得る。

【0004】

[0003]いくつかの態様は、他のコンピューティングデバイスに関連する許可要求（authorization request）を受信することと、他のコンピューティングデバイスが、サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されるかどうかを決定することと、他のコンピューティングデバイスが、サービスまたはアプリケーションについてのログへのアクセスについて許可されると決定したことに応答して、他のデバイスについてのメトリック公開レベルを決定することと、他のコンピューティングデバイスについての公開レベルを示す許可確認（authorization confirmation）を送ることと、をさらに含み得る。いくつかの態様では、許可確認は、他のデバイスについての公開レベルを示す、他のデバイスについてのトークンを含み得る。いくつかの態様では、他のコンピューティングデバイスは、ネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）サーバであり得る。

【0005】

[0004]様々な態様は、第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）のアプリケーション機能（ＡＦ）サーバのプロセッサによって実施されるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法を含む。様々な態様は、サービスまたはアプリケーションプロバイダからアクセス構成メッセージを受信することと、アクセス構成メッセージが、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含む、他のコンピューティングデバイスからサービスまたはアプリケーションのログについてのサブスクリプション要求を受信することと、他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することと、
サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージと他のコンピューティングデバイスの公開レベルとに少なくとも部分的に基づいて、サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを決定することと、サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを示す、他のコンピューティングデバイスについてのサブスクリプション応答メッセージを生成することと、サブスクリプション応答メッセージを他のコンピューティングデバイスに送ることと、を含み得る。

【0006】

[0005]いくつかの態様は、サービスまたはアプリケーションを消費する（consuming）１つまたは複数のワイヤレスデバイスからサービスまたはアプリケーションについての報告を受信することと、他のコンピューティングデバイスから利用可能なものについての要求を受信することと、他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての要求を受信したことに応答して、他のコンピューティングデバイスを認証することと、認証に基づいて他のデバイスの公開レベルを決定することと、
サービスまたはアプリケーションを消費する１つまたは複数のワイヤレスデバイスからの、サービスまたはアプリケーションについての報告に基づいて、他のコンピューティングデバイスの決定されたアクセスレベルに関連する、サービスまたはアプリケーションについての公開レベルに従ってログ報告を生成することと、ログ報告を他のデバイスに送ることと、をさらに含み得る。いくつかの態様では、他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することは、他のデバイスについての公開レベルを示す、他のデバイスについてのトークンを認証することを含み得る。

【0007】

[0006]いくつかの態様では、アグリゲーションルールは、サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能（aggregation function）、アグリゲーション期間、および／またはアグリゲーショングループを含み得る。いくつかの態様では、アグリゲーション機能は、カウント（COUNT）機能、平均(AVERAGE)機能、メジアン(MEDIAN)機能、最小(MINIMUM)機能、最大(MAXIMUM)機能、または合計(SUM)機能のうちの１つまたは複数を含み得る。いくつかの態様では、アグリゲーション期間は、セッションまたは時間期間を含み得る。いくつかの態様では、アグリゲーショングループは、ユーザを個々に含むか、ユーザグループを含むか、ユーザロケーションを含むか、コンテンツ識別子を含むか、サブスクリプションタイプを含むか、またはすべてのユーザを一緒に含み得る。いくつかの態様では、１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプのうちの１つまたは複数を含み得る。いくつかの態様では、サービスまたはアプリケーションは、５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）サービスまたはアプリケーションであり得る。

【0008】

[0007]さらなる態様は、上記で要約された方法の１つまたは複数の動作を実施するように構成されたプロセッサを有するワイヤレスデバイスを含み得る。さらなる態様は、上記で要約された方法の動作をワイヤレスデバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能命令を記憶した非一時的プロセッサ可読記憶媒体を含み得る。さらなる態様は、上記で要約された方法の機能を実施するための手段を有するワイヤレスデバイスを含む。さらなる態様は、上記で要約された方法の１つまたは複数の動作を実施するように構成されたプロセッサを含むワイヤレスデバイス中で使用するためのシステムオンチップを含む。さらなる態様は、上記で要約された方法の１つまたは複数の動作を実施するように構成されたプロセッサを含むワイヤレスデバイス中で使用するための２つのシステムオンチップを含むパッケージ中のシステムを含む。さらなる態様は、上記で要約された方法の１つまたは複数の動作を実施するように構成されたプロセッサを有するネットワークコンピューティングデバイスを含み得る。さらなる態様は、上記で要約された方法の動作をネットワークコンピューティングデバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能命令を記憶した非一時的プロセッサ可読記憶媒体を含み得る。さらなる態様は、上記で要約された方法の機能を実施するための手段を有するネットワークコンピューティングデバイスを含む。

【0009】

[0008]本明細書に組み込まれ、本明細書の一部をなす添付の図面は、特許請求の範囲の例示的な実施形態を示し、上記で与えられた概略的な説明および以下で与えられる詳細な説明とともに、特許請求の範囲の特徴について説明するように働く。

【図面の簡単な説明】

【0010】

【図1】[0009]様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適な例示的な通信システムを示すシステムブロック図。

【図2】[0010]様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適な例示的なコンピューティングおよびワイヤレスモデムシステムを示す構成要素ブロック図。

【図3】[0011]様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適なワイヤレス通信におけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックを含むソフトウェアアーキテクチャを示す構成要素ブロック図。

【図4A】[0012]様々な実施形態による、アプリケーション機能（ＡＦ）サーバとワイヤレスデバイスとの間の５Ｇメディアストリーミングについての対話とインターフェースとを示すアーキテクチャ図。

【図4B】[0013]５ＧシステムにおけるＡＦ公開対話を示すアーキテクチャ図。

【図4C】[0014]５Ｇコアネットワークにおけるネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）対話を示すアーキテクチャ図。

【図5A】[0015]様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法を示すプロセスフロー図。

【図5B】[0016]様々な実施形態による、アクセス構成メッセージの例示的なスキーマの図。

【図6A】[0017]様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法を示すプロセスフロー図。

【図6B】[0018]様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法を示すプロセスフロー図。

【図6C】[0019]様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを許可するための方法を示すプロセスフロー図。

【図7A】[0020]様々な実施形態による、ログ配信についてのＡＦとＮＷＤＡＦとの間の対話を示すコールフロー図。

【図7B】[0021]様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための、５Ｇシステムにおける対話を示すコールフロー図。

【図8】[0022]様々な実施形態とともに使用するのに好適なネットワークコンピューティングデバイスの構成要素ブロック図。

【図9】[0023]様々な実施形態とともに使用するのに好適なワイヤレスデバイスの構成要素ブロック図。

【発明を実施するための形態】

【0011】

[0024]様々な実施形態が、添付の図面を参照しながら詳細に説明される。可能な場合はいつでも、同じまたは同様の部分を指すために図面全体にわたって同じ参照番号が使用される。特定の例および実装形態になされる言及は、説明のためのものであり、特許請求の範囲を限定するものではない。

【0012】

[0025]様々な実施形態は、メディアアプリケーション機能（ＡＦ）公開機能のための方法およびデバイスを含む。様々な実施形態は、第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）のアプリケーション機能（ＡＦ）サーバのプロセッサによって実施されるサービスまたはアプリケーションに関連する収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値など）のログなど、ログへのアクセスを制御するための方法を含む。様々な実施形態は、収集された情報へのアクセスのレベルが、異なるネットワーク機能について制御されることを可能にする。様々な実施形態は、アプリケーションプロバイダが、ユーザのプライバシーを保護することを可能にする。様々な実施形態は、アプリケーションプロバイダが、サービス固有詳細のような情報を受信することを許可されないエンティティへ、当該サービス固有詳細の公開を防ぐことを可能にする。様々な実施形態は、サービスおよびアプリケーションのログデータおよび統計値への区別されたアクセスを可能にすることによって、ユーザおよびサービスプライバシーを保持し得る。様々な実施形態は、５ＧＡＦ公開フレームワークに適合し得る。様々な実施形態は、（５ＧＭＳとも呼ばれる）５Ｇメディアストリーミングアーキテクチャに適合し得る。

【0013】

[0026]「ワイヤレスデバイス」という用語は、本明細書では、ワイヤレスルータデバイス、ワイヤレスアプライアンス、セルラー電話、スマートフォン、ポータブルコンピューティングデバイス、パーソナルまたはモバイルマルチメディアプレーヤ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートブック、ウルトラブック、パームトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機、マルチメディアインターネット対応セルラー電話、医療デバイスおよび機器、生体センサー／デバイス、スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー（たとえば、スマートリング、スマートブレスレットなど）を含むウェアラブルデバイス、エンターテインメントデバイス（たとえば、ワイヤレスゲーミングコントローラ、音楽およびビデオプレーヤ、衛星ラジオなど）、スマートメーター／センサーを含むワイヤレスネットワーク対応のモノのインターネット（ＩｏＴ）デバイス、産業用製造機器、自宅または企業使用のための大型および小型の機械器具、自律および半自律車両内のワイヤレス通信要素、様々なモバイルプラットフォームに固定されたかまたは組み込まれたワイヤレスデバイス、全地球測位システムデバイス、ならびにメモリとワイヤレス通信構成要素とプログラマブルプロセッサとを含む同様の電子デバイスのいずれか１つまたはすべてを指すために使用される。

【0014】

[0027]「システムオンチップ」（ＳＯＣ）という用語は、本明細書では、単一の基板上に組み込まれた複数のリソースおよび／またはプロセッサを含んでいる単一の集積回路（ＩＣ）チップを指すために使用される。単一のＳＯＣは、デジタル、アナログ、混合信号、および無線周波数機能のための回路を含んでいることがある。単一のＳＯＣはまた、任意の数の汎用および／または専用プロセッサ（デジタル信号プロセッサ、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサなど）、メモリブロック（たとえば、ＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュなど）、ならびにリソース（たとえば、タイマー、電圧調節器、発振器など）を含み得る。ＳＯＣはまた、統合されたリソースおよびプロセッサを制御するための、ならびに周辺デバイスを制御するためのソフトウェアを含み得る。

【0015】

[0028]「システムインパッケージ」（ＳＩＰ）という用語は、本明細書では、２つまたはそれ以上のＩＣチップ、基板、またはＳＯＣ上に複数のリソース、計算ユニット、コアおよび／またはプロセッサを含んでいる単一のモジュールまたはパッケージを指すために使用され得る。たとえば、ＳＩＰは、複数のＩＣチップまたは半導体ダイが垂直構成でその上に積層される単一の基板を含み得る。同様に、ＳＩＰは、複数のＩＣまたは半導体ダイがその上で統合基板にパッケージングされる１つまたは複数のマルチチップモジュール（ＭＣＭ）を含み得る。ＳＩＰは、単一のマザーボード上でまたは単一のワイヤレスデバイス中でなど、高速通信回路を介して互いに結合され、極めて近接してパッケージングされた、複数の独立したＳＯＣをも含み得る。ＳＯＣの近接性は、高速通信と、メモリおよびリソースの共有とを容易にする。

【0016】

[0029]「マルチコアプロセッサ」という用語は、本明細書では、プログラム命令を読み取り、実行するように構成された２つまたはそれ以上の独立した処理コア（たとえば、ＣＰＵコア、インターネットプロトコル（ＩＰ）コア、グラフィックスプロセッサユニット（ＧＰＵ）コアなど）を含んでいる単一の集積回路（ＩＣ）チップまたはチップパッケージを指すために使用され得る。ＳＯＣは複数のマルチコアプロセッサを含み得、ＳＯＣ中の各プロセッサはコアと呼ばれることがある。「マルチプロセッサ」という用語は、本明細書では、プログラム命令を読み取り、実行するように構成された２つまたはそれ以上の処理ユニットを含むシステムまたはデバイスを指すために使用され得る。

【0017】

[0030]本明細書で使用される「ＳＩＭ」、「ＳＩＭカード」、および「加入者識別モジュール」という用語は、集積回路であるかまたはリムーバブルカードに埋め込まれ得、国際モバイル加入者識別情報（ＩＭＳＩ）、関係するキー、ならびに／あるいはネットワーク上のワイヤレスデバイスを識別および／または認証し、ネットワークとの通信サービスを可能にするために使用される他の情報を記憶する、メモリを互換的に指し得る。ＳＩＭの例は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）３ＧＰＰ（登録商標）規格において提供される汎用加入者識別モジュール（ＵＳＩＭ）と、３ＧＰＰ規格において提供されるリムーバブルユーザ識別情報モジュール（Ｒ－ＵＩＭ）とを含む。ユニバーサル集積回路カード（ＵＩＣＣ）は、ＳＩＭのための別の用語である。その上、ＳＩＭは、ワイヤレスデバイス上のアプリケーションにロードされたリモートＳＩＭプロファイルとして実装され得、ワイヤレスデバイス上で通常ＳＩＭ機能を可能にする、仮想ＳＩＭ（ＶＳＩＭ）をも指し得る。

【0018】

[0031]ＳＩＭに記憶された情報が、特定のネットワークとの１つまたは複数の特定の通信サービスのための通信リンクをワイヤレスデバイスが確立することを可能にするので、「ＳＩＭ」という用語は、本明細書では、特定のＳＩＭおよび通信ネットワーク、ならびにそのネットワークによってサポートされるサービスおよびサブスクリプションが互いに相関するので、そのＳＩＭに記憶された情報に関連し、それによって可能にされる通信サービスへの簡略な言及としても使用される。同様に、ＳＩＭという用語は、特定のＳＩＭに記憶された情報によって可能にされるサブスクリプションおよびネットワークを用いた通信サービスを確立し、行う際に使用される、プロトコルスタックおよび／またはモデムスタックならびに通信プロセスへの簡略な言及としても使用され得る。

【0019】

[0032]本明細書で使用される「マルチＳＩＭワイヤレスデバイス」、「ＭＳワイヤレスデバイス」、「デュアルＳＩＭワイヤレスデバイス」、および「ＤＳワイヤレスデバイス」という用語は、２つ以上のＳＩＭで構成されたワイヤレスデバイスを互換的に表し得る。マルチＳＩＭワイヤレスデバイスの例は、デュアルＳＩＭ（ＤＳ）デュアルスタンバイ（ＤＳＤＳ）ワイヤレスデバイスなど、マルチＳＩＭマルチスタンバイ（ＭＳＭＳ）ワイヤレスデバイスと、デュアルＳＩＭデュアルアクティブ（ＤＳＤＡ）ワイヤレスデバイスなど、マルチＳＩＭマルチアクティブ（ＭＳＭＡ）ワイヤレスデバイスとを含む。ＭＳＭＳワイヤレスデバイスは、２つ以上のＳＩＭで構成され、アイドルモード動作が同時に２つのサブスクリプション上で実施されること、ならびに少なくとも１つの他のサブスクリプション上でアイドルモード動作を実施しながらの、１つのサブスクリプション上の選択的通信を可能にする、ワイヤレスデバイスであり得る。ＭＳＭＡワイヤレスデバイスは、２つ以上のＳＩＭで構成され、アイドルモードおよび／またはアクティブモード動作が、少なくとも２つの異なる無線周波数（ＲＦ）リソース（たとえば、２つの異なるワイヤレストランシーバ）を使用して同時に２つのサブスクリプション上で実施されることを可能にするワイヤレスデバイスであり得る。

【0020】

[0033]様々な実施形態は、マスタ交換サーバ、ウェブサーバ、メールサーバ、ドキュメントサーバ、コンテンツサーバ、または任意の他のタイプのサーバなど、サーバとして機能することが可能な任意のコンピューティングデバイスを指すために「サーバ」という用語を使用して本明細書で説明される。サーバは、専用のコンピューティングデバイスであるか、または、（たとえば、コンピューティングデバイスをサーバとして動作させ得るアプリケーションを実行する）サーバモジュールを含むコンピューティングデバイスであり得る。サーバモジュール（たとえば、サーバアプリケーション）は、全機能型サーバモジュールであるか、あるいは、受信機デバイス上の動的なデータベースの間で同期サービスを提供するように構成された簡易型サーバモジュールまたは２次的サーバモジュール（たとえば、簡易型サーバアプリケーションまたは２次的サーバアプリケーション）であり得る。簡易型サーバまたは２次的サーバは、受信機デバイス上で実装され得る、小型化されたバージョンのサーバタイプの機能であり得、それにより、それが、本明細書で説明される機能を提供するのに必要な程度にのみ、インターネットサーバ（たとえば、企業の電子メールサーバ）として機能することを可能にする。

【0021】

[0034]本明細書で使用される「ネットワーク」、「システム」、「ワイヤレスネットワーク」、「セルラーネットワーク」、および「ワイヤレス通信ネットワーク」という用語は、ワイヤレスデバイスに関連するキャリアおよび／またはワイヤレスデバイス上のサブスクリプションのワイヤレスネットワークの一部または全部を互換的に指し得る。本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、ＦＤＭＡ、直交ＦＤＭＡ（ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリアＦＤＭＡ（ＳＣ－ＦＤＭＡ）、および他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークについて使用され得る。概して、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリア中に展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、１つまたは複数の周波数または周波数の範囲上で動作し得る、少なくとも１つの無線アクセス技術をサポートし得る。たとえば、ＣＤＭＡネットワークは、（広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ（登録商標））規格を含む）ユニバーサル地上波無線アクセス（ＵＴＲＡ）、（ＩＳ－２０００、ＩＳ－９５および／またはＩＳ－８５６規格を含む）ＣＤＭＡ２０００などを実装し得る。別の例では、ＴＤＭＡネットワークは、ＧＳＭ（登録商標）ＧＳＭ進化型高速データレート（ＥＤＧＥ）を実装し得る。別の例では、ＯＦＤＭＡネットワークは、（ＬＴＥ規格を含む）発展型ＵＴＲＡ（Ｅ－ＵＴＲＡ）、ＩＥＥＥ８０２．１１（ＷｉＦｉ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ－ＯＦＤＭ（登録商標）などを実装し得る。ＬＴＥ規格を使用するワイヤレスネットワークへの言及がなされ得、したがって、「発展型ユニバーサル地上波無線アクセス」、「Ｅ－ＵＴＲＡＮ」、および「ｅノードＢ」という用語も、ワイヤレスネットワークを指すために本明細書で互換的に使用され得る。しかしながら、そのような言及は、例として提供されるにすぎず、他の通信規格を使用するワイヤレスネットワークを除外することを意図しない。たとえば、様々な第３世代（３Ｇ）システム、第４世代（４Ｇ）システム、および第５世代（５Ｇ）システムが本明細書で説明されるが、それらのシステムは例として言及されるにすぎず、将来世代システム（たとえば、第６世代（６Ｇ）またはより上位のシステム）が様々な例において代わりに使用され得る。

【0022】

[0035]「ネットワーク事業者」、「事業者」、「モバイルネットワーク事業者」、「キャリア」、および「サービスプロバイダ」という用語は、本明細書では、エンドユーザに通信サービスを販売し、配信するための要素を所有または制御し、必要なプロビジョニングおよび証明をユーザデバイスサブスクリプションにおいて実装されるポリシーとして提供する、ワイヤレス通信サービスのプロバイダを表すために互換的に使用される。

【0023】

[0036]本明細書で使用される「ＲＦリソース」という用語は、無線周波数信号を送り、受信し、復号する、通信デバイス中の構成要素を指す。ＲＦリソースは、一般に、「送信チェーン」と呼ばれる、ＲＦ信号を送信する互いに結合されたいくつかの構成要素と、「受信チェーン」と呼ばれる、ＲＦ信号を受信し、処理する互いに結合されたいくつかの構成要素とを含む。

【0024】

[0037]ＬＴＥは、３ＧＰＰ（第３世代パートナーシッププロジェクト）によって開発され、それのリリース８ドキュメントシリーズにおいて指定された、高速データの４Ｇワイヤレス通信のためのモバイルネットワーク規格である。５Ｇシステム（５ＧＳ）は、４ＧＬＴＥからの先進技術であり、既存のモバイル通信ネットワーク構造の発展を通して新無線アクセス技術（ＲＡＴ）を提供する。（５Ｇとも呼ばれる）新無線（ＮＲ）サポートを、次世代ノードＢ（ｇノードＢまたはｇＮＢ）など、ＮＲ基地局を介して提供する、５ＧＳネットワークのための実装形態が、現在採用されている。５ＧシステムおよびＮＲ基地局は、帯域幅スケジューリングおよび利用においてフレキシビリティを提供している。将来世代システム（たとえば、第６世代（６Ｇ）またはより上位のシステム）は、帯域幅スケジューリングおよび利用において同じまたは同様のフレキシビリティを提供し得る。

【0025】

[0038]ＬＴＥおよび／または５Ｇ（または後の世代の）システムでは、基地局など、ネットワークデバイスは、セルにおいてワイヤレスデバイスにパケットをブロードキャストし得る。参照しやすいように、「ネットワークデバイス」または「ネットワークコンピューティングデバイス」という用語は、様々な実施形態の動作を実施し得る様々なネットワーク要素のいずれかを指すために使用され、それの非限定的な例は、基地局、ｅノードＢ、ｇノードＢ、アプリケーション機能（ＡＦ）サーバ、オペレーション、アドミニストレーションおよびメンテナンス（ＯＡＭ）サーバ、アプリケーションサーバなどを含む。

【0026】

[0039]（５ＧＭＳとも呼ばれる）５Ｇメディアストリーミングは、特に、アップリンク（ＵＬ）および／またはダウンリンク（ＤＬ）ビデオストリーミングサービスなど、サードパーティサービスまたはアプリケーションが、５Ｇ特徴を最大限に利用するために５ＧＳネットワークを使用して分散され得るように設計される。たとえば、５ＧＭＳアーキテクチャは、アプリケーションプロバイダ（ＡＰ）（たとえば、サービスまたはアプリケーションプロバイダ）が、Ｍ１インターフェースを介してワイヤレスデバイス（たとえば、ユーザ機器（ＵＥ））にサービスをプロビジョニングすることを可能にする。プロビジョニングは、コンテンツホスティング、サービス品質（ＱｏＳ）テンプレート、消費およびエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）報告、ならびに課金ポリシーなど、ＡＰおよび／またはネットワークによって定義される様々なパラメータを含み得る。ネットワークは、サービスまたはアプリケーションを消費するワイヤレスデバイスから報告されるサービスまたはアプリケーションに関するデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を収集し、記憶し得る。ワイヤレスデバイスは、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、他の情報など）を含む報告をネットワークに送り得、ネットワークは、報告データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を反映するログを生成し得る。例として、ネットワークは、ワイヤレスデバイスよって消費されたバイト、セッション中に達成された転送レート、キャッシュヒット、キャッシュミス、ＱｏＳプロファイルアクティブ化、保証ビットレート、セッションアクティブ化時間、セッション非アクティブ化時間、ロケーション情報、ＱｏＥ情報などに関するデータを収集し、記憶し得る。ＡＰ（たとえば、サービスまたはアプリケーションプロバイダ）は、進行中および過去のセッションなどに関連するメトリックなど、サービスに関する収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を受信し得る。ネットワークは、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）をネットワークエンティティの間で、ネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）などと共有し得る。たとえば、ネットワークは、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を含むログ報告をＮＷＤＡＦなど、ネットワークエンティティに送り得る。

【0027】

[0040]第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）仕様、詳細には、５ＧＳネットワーク実装に関係するものが、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）収集および報告をサポートするが、３ＧＰＰ仕様は、現在、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）へのアクセスのレベルを決定するための十分なフレームワークを欠いている。

【0028】

[0041]現在、収集された情報が異なるネットワーク機能によってアクセスされ得るレベルは、未定義である。たとえば、現在、ＡＰ（たとえば、サービスまたはアプリケーションプロバイダ）が、５ＧＳネットワークを介したサービスまたはアプリケーションのプロビジョニングに関して他のエンティティが要求することができるデータを制限または制御するための機構がない。特定の例として、現在、ＮＷＤＡＦが、ＵＥ／セッションごとの統計値ではなく、すべてのセッションにわたる１時間ごとの平均再バッファリング（rebuffering）イベントのみにアクセスすることが可能であるべきであることを定義するための機構がない。さらに、３ＧＰＰ仕様は、現在、プライバシーを定義するための十分なフレームワークを欠いている。アプリケーションプロバイダ（ＡＰ）は、それらのユーザのプライバシーを保護することを希望し、ＡＰは、サービス固有詳細を公開することを希望しないが、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）についてのそのようなプライバシー制御を制定するための現在の機構がない。

【0029】

[0042]様々な実施形態は、メディアアプリケーション機能（ＡＦ）公開機能のための方法およびデバイスを含む。様々な実施形態は、第５世代（５Ｇ）システム（５ＧＳ）のアプリケーション機能（ＡＦ）サーバのプロセッサによって実施されるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法を含む。様々な実施形態では、ＡＦサーバは、サービスまたはアプリケーションのセッションについてロギングおよび／または報告され得るイベントタイプおよびそれぞれのパラメータのセットを定義するように構成され得る。様々な実施形態では、１つまたは複数の公開レベル（またはアクセスレベル）は、イベントタイプおよびパラメータに関連し得る。様々な実施形態では、アプリケーションプロバイダ（ＡＰ）サーバのプロセッサは、１つまたは複数の公開レベルの各々において各イベントタイプおよびそれのそれぞれのパラメータについてアグリゲーションルールのセットを定義し得る。ＡＰサーバは、イベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールと、をＡＦサーバに示し得る。様々な実施形態では、各イベントタイプおよびパラメータと、定義されたレベルの各々と、について、１つまたは複数のアグリゲーション機能、アグリゲーション期間、および／またはアグリゲーショングループが定義され得る。例として、アグリゲーション次元は、ユーザ、セッション、および／または時間を含み得る。様々な実施形態は、サービスおよびアプリケーションのロギングされたデータおよび統計値への区別されたアクセスを可能にすることによって、ユーザおよびサービスプライバシーを保持する方法を提供し得る。様々な実施形態は、ＡＦ公開フレームワークに適合し、および／または５ＧＭＳアーキテクチャに適合し得る。様々な実施形態は、パラメータのリストと、パラメータが、生成されるためにどのようにアグリゲートされるかの指示とを可能にし得る。

【0030】

[0043]ＮＷＤＡＦは、５ＧＳネットワーク内のデータ収集とメトリックの公開とを可能にし得る。ＮＷＤＡＦは、データ収集、データ分析、およびデータ公開についてのコアネットワーク（ＣＮ）機能であり得る。ＮＷＤＡＦは、アプリケーション機能（ＡＦ）、アクセスおよびモビリティ機能（ＡＭＦ）、セッション管理機能（ＳＭＦ）、ポリシー制御機能（ＰＣＦ）、ユーザデータリポジトリ（ＵＤＲ）、ネットワーク公開機能（ＮＥＦ）、オペレーション、アドミニストレーションおよびメンテナンス（ＯＡＭ）など、５Ｇコアネットワーク（５ＧＣＮ）の様々なネットワーク機能（ＮＦ）によって収集されたデータを受信し得る。ＮＷＤＡＦは、ＮＦにオンデマンドの分析を提供することによってデータ公開をサポートし得る。ＮＷＤＡＦとＡＦとの間のインターフェースは、直接インターフェースであるか、またはネットワーク公開機能（ＮＥＦ）を通り得る。

【0031】

[0044]ＮＷＤＡＦ、または他のエンティティは、データ分析のためにいくらかの入力データをＡＦに要求し得、これは、ワイヤレスデバイスからのデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を収集および／または報告するようにＡＦをトリガし得る。ＡＦは、アプリケーションまたはサービスに関するイベントを公開するために、ＡＦのための規格化されたインターフェースを提供し得る。たとえば、「Ｎａｆ＿ＥｖｅｎｔＥｘｐｏｓｕｒｅ＿Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／Ｕｎｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／Ｎｏｔｉｆｙ」動作は、ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／ｎｏｔｉｆｙフレームワークを実装し得る。公開されたイベントは、指定されたイベントタイプと、それらのイベントタイプに関連する１つまたは複数のパラメータとを含み得る。例示的なイベントタイプは、アプリケーションについてのサービスデータのための「ＳＶＣ＿ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」と、ユーザ機器（ＵＥ）モビリティ情報のための「ＵＥ＿ＭＯＢＩＬＩＴＹ」と、ＵＥ通信情報のための「ＵＥ＿ＣＯＭＭ」と、例外情報のための「ＥＸＣＥＰＴＩＯＮＳ」とを含む。周期的、１回、およびイベント検出時（on event detection）を含む、３つのタイプのイベント通知方法があり得る。ＮＷＤＡＦ、ＡＰなど、エンティティが、ＡＦへのイベント公開をサブスクライブし得、ＡＦは、サポートされるイベントタイプおよびパラメータのリスティングでサブスクリプションに返答し得る。ＡＦにサブスクライブされた後に、ＮＷＤＡＦ、ＡＰなど、エンティティは、１つまたは複数の利用可能なイベントに関連する周期的通知（または報告）、１つまたは複数の利用可能なイベントに関連するオンデマンドの（たとえば、１回の）通知（または報告）、および／または自動（たとえば、イベント検出／発生時の）通知（または報告）をＡＦに要求し得る。ＡＦは、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を含むログ報告の形式で、要求されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を、ＮＷＤＡＦ、ＡＰなど、エンティティに提供し得る。

【0032】

[0045]様々な実施形態は、ＡＰサーバが、ＡＦサーバによってサービスまたはアプリケーションについて収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログへのサブスクリプション（subscription）を制御することを可能にし得る。ＡＰサーバは、１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、１つまたは複数のアグリゲーションルールとの指示を含む、サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージを生成し得る。アクセス構成メッセージは、ＡＰサーバが、ＡＦが、サービスまたはアプリケーションの収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログを受信するためにエンティティがサブスクライブすることを可能にすることを許可している、イベントタイプおよび／またはパラメータを示し得る。

【0033】

[0046]公開レベル（またはアクセスレベル）は、ＡＰサーバが他のエンティティに認めているアクセスの異なる層化レベルであり得る。複数の異なる公開レベル（またはアクセスレベル）は、イベントタイプおよび／またはパラメータに関連し得る。たとえば、１、２、３、４つ、またはそれ以上の公開レベル（またはアクセスレベル）が示され得る。各アクセスレベル（または公開レベル）は、そのアクセスレベル（または公開レベル）に適用可能な１つまたは複数のアグリゲーションルールに関連し得る。

【0034】

[0047]アグリゲーションルールは、特定の公開レベル（またはアクセスレベル）に関連するエンティティにデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）が提供され得る、グラニュラリティのレベルを定義し得る。詳細には、アグリゲーションルールは、特定の公開レベル（またはアクセスレベル）に関連するエンティティに提供され得る、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログのグラニュラリティのレベルを定義し得る。アグリゲーションルールを構成することによって、ＡＰサーバは、他のエンティティについての特定のデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）収集設定、および／または他のエンティティによって受信されたデータのログの組成を、その他のエンティティに割り当てられた公開（またはアクセス）レベルに基づいて、構成し得る。アグリゲーションルールは、無し（none）、ユーザデータを平均化すること、ユーザデータを合計することなど、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）が報告され得る前に適用されなければならないユーザアグリゲーション（または匿名化）エフォートを定義し得る。アグリゲーションルールは、無し、時間期間を平均化すること、時間期間を合計することなど、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）が報告され得る前に適用されなければならない時間アグリゲーション（または匿名化）エフォートを定義し得る。アグリゲーションルールは、無し、セッションを平均化すること、セッションを合計することなど、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）が報告され得る前に適用されなければならないセッションアグリゲーション（または匿名化）エフォートを定義し得る。アグリゲーションルールは、すべてのユーザデータがユーザごとに利用可能であり得ると定義し得るか、またはアグリゲーションルールは、時間期間にわたって、ロケーション中のユーザに、ユーザグループに、コンテンツ識別子（ＩＤ）によって、サブスクリプションタイプによって、などであるように、報告を制限することによってなど、他のエンティティに報告する前に、ユーザデータをさらに制限（または匿名化）するために、ユーザデータのために必要とされるグルーピングを定義し得る。

【0035】

[0048]様々な実施形態では、ＡＰは、サービスを消費するユーザのユーザデータへのフルアクセスを提供され得るが、ＡＰは、ＮＷＤＡＦなど、他のエンティティを、ＡＰが割り当てるアクセスレベルのみに制限し、したがって、他のエンティティにとって利用可能なデータを限定し得る。たとえば、ムービーストリーミングサブスクリプションサービス（たとえば、Ｎｅｔｆｌｉｘ（登録商標）、ＡｐｐｌｅＴＶ（登録商標）など）であるＡＰは、ユーザに関する、および／または特定の加入者が所与の時間において観ている特定のコンテンツに関する、情報をＮＷＤＡＦに公開することを希望しないことがあり、ＡＰは、ＮＷＤＡＦが、特定のユーザが所与の時間において観ている特定のコンテンツを識別する収集された情報を受信することができないように、ＮＷＤＡＦの公開レベル（またはアクセスレベル）とその公開レベルについてのアグリゲーションルールとを設定し得る。さらに、ＡＰは、ユーザごとではなく、サブスクリプションサービスまたはサブスクリプションタイプ（またはレベル）ごとに情報を公開することのみを希望し得る。たとえば、ＡＰは、サブスクリプションタイプまたはレベルに基づいてユーザ同士を区別するために、アグリゲーショングループを、「プレミアム」、「ベーシック」、「フリー」、「トライアル」など、サブスクリプションタイプに設定し得る。別の例として、ＡＰは、特定のサブスクリプションストリーミングサービスの代金を支払い、それにアクセスするユーザ同士を区別するために、アグリゲーショングループを特定のサブスクリプションサービス（たとえば、Ｎｅｔｆｌｉｘ（登録商標）、ＡｐｐｌｅＴＶ（登録商標）など）に設定し得る。このようにして、ＡＰは、ＮＷＤＡＦが、いくつかのタイプの加入者（たとえば、「トライアル」）および／またはサブスクリプションサービス（たとえば、Ｎｅｔｆｌｉｘ（登録商標）、ＡｐｐｌｅＴＶ（登録商標）など）に関する情報を収集することを可能にしながら、他のサブスクリプションタイプ（たとえば、「プレミアム」）および／または他のサブスクリプションサービスについての情報の収集を限定し得る。同様に、いくつかのアプリケーションは、サブスクリプション特徴であるかまたはサブスクリプション特徴を含み得、その場合、ＡＰは、ＮＷＤＡＧが、いくつかのタイプのアプリケーション加入者に関する情報を収集することを可能にし得る。

【0036】

[0049]様々な実施形態の例示的な一実装形態として、イベントタイプはＱｏＥであり得、パラメータは、（単に再バッファリングイベントとも呼ばれる）再バッファリングであり得、３つのアクセスレベル、アクセスレベル１、アクセスレベル２、およびアクセスレベル３が、再バッファリングイベントパラメータについて定義され得る。アクセスレベル１は、時間またはユーザにわたるアグリゲーションがないことを含むルールに関連し得る。発信者は、すべてのユーザからのすべてのイベントが起こるとき、それらにアクセスすることができる。指示は、セッションごとの「無し（NONE）」のユーザについて「無し」であり得、これは、時間またはユーザにわたるアグリゲーションが必要とされず、各ユーザが別々に、各ユーザイベントが、それらが発生するときに報告され得ることを意味する。アクセスレベル１はまた、より低いレベルのすべてのパーミッション／機能を有し得る。アクセスレベル２は、ユーザについてアグリゲーション機能無し（すなわち各ユーザついて別々に）、およびセッションごとのカウント（COUNT）のアグリゲーション機能を有し得る。アクセスレベル２はまた、より低いレベルのすべてのパーミッション／機能を有し得る。アクセスレベル３は、すべてのユーザにわたるアグリゲーション機能平均（AVERAGE）、および、セッション時間ごとのカウント（COUNT）にわたるセッションごとの平均（AVERAGE）のアグリゲーション機能を有し得る。このようにして、異なるアクセスレベルが、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）の異なるログを生成するために使用され得る。

【0037】

[0050]様々な実施形態では、イベントタイプは、１つまたは複数のパラメータに関連し得る。いくつかの実施形態では、パラメータは、コンテンツホスティングイベントタイプパラメータ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプパラメータ、消費イベントタイプパラメータ、ならびに／またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプパラメータを含み得る。一例として、コンテンツホスティングイベントタイプは、パラメータ、すなわち、ダウンリンクバイト（Downlink bytes）、オリジンバイト（Origin bytes）、転送レート（Transfer rate）、キャッシュヒット（Cache Hit）、キャッシュミス（Cache Miss）、要求（Request）、成功した応答（Successful response）、および／または誤った応答（Erroneous response）を含み得る。一例として、ＱｏＳ／課金およびネットワーク支援イベントタイプは、パラメータ、すなわち、ＱｏＳプロファイルアクティブ化（Qos Profile Activation）、ＱｏＳプロファイル非アクティブ化（Qos Profile Deactivation）、最大ビットレートダウンリンク／アップリンク（Maximum Bitrate Downlink/Uplink）、保証ビットレートダウンリンク／アップリンク（Guaranteed Bitrate Downlink/Uplink）、保証パケット損失率（ＰＬＲ）ダウンリンク／アップリンク（Guaranteed Packet Loss Late (PLR) Downlink/Uplink）、保証レイテンシ（Guaranteed Latency）、および／またはスポンサー識別子（Ｉｄ）を含み得る。一例として、消費イベントタイプは、パラメータ、すなわち、セッションアクティブ化、セッション終了、ロケーション、エントリポイントユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）またはセッションまたはコンテンツ識別子を含み得る。一例として、ＱｏＥイベントタイプは、パラメータ、すなわち、アプリケーションプロバイダ定義のＱｏＥメトリック、ＡＦが要求されたアグリゲーションのみを実施する、および／または関連するアグリゲーション機能をもつＱｏＥパラメータについての拡張可能スキーマを含み得る。

【0038】

[0051]いくつかの実施形態では、イベントタイプおよび／またはイベントタイプに関連するパラメータは、周期的ワイヤレスデバイス報告データ（たとえば、５秒ごとに報告されるデータなど）、オンデマンド報告ワイヤレスデバイスデータ（たとえば、報告要求に応答して報告されるデータ）、および／またはイベントベースワイヤレスデバイスデータ（たとえば、セッション開始、停止など、イベントが発生するときに報告されるデータなど）に関連し得る。

【0039】

[0052]いくつかの実施形態では、アグリゲーション機能は、インデックス付きテーブルとして提供され得る。いくつかの実施形態では、アグリゲーション機能は、カウント（COUNT）機能、平均（AVERAGE）機能、メジアン（MEDIAN）機能、最小（MINIMUM）機能、最大（MAXIMIM）機能、および／または合計（SUM）機能を含み得る。

【0040】

[0053]様々な例が、イベントタイプおよび関連するパラメータに関して本明細書で説明されるが、イベントタイプおよびパラメータは、様々な実施形態を説明するために使用されるデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）収集動作が定義され得るスキーマの一例にすぎない。イベントタイプはそれらだけで、またはパラメータはそれらだけで、公開レベル（またはアクセスレベル）に関連し得、そのような個々のイベントタイプまたはパラメータは、様々な例において代わりに使用され得る。さらに、ユーザデータの様々なレベルが、本明細書で説明されるが、ユーザ識別情報および／または匿名化のレベルは、たとえば、ネットワークが位置し得る地域の法またはポリシーに基づいて、異なるネットワークにおいて異なり得る。したがって、本明細書で説明されるような、ユーザデータへのフルアクセスは、地域の法またはポリシーによって許可されるユーザデータの詳細のレベルへのフルアクセスを意味し得る。

【0041】

[0054]図１は、様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適な例示的な通信システム１００を示すシステムブロック図である。通信システム１００は、５Ｇ新無線（ＮＲ）ネットワーク、またはロングタームエボリューション（ＬＴＥ）ネットワークなどの任意の他の好適なネットワークであり得る。

【0042】

[0055]通信システム１００は、コアネットワーク１４０と、（図１にワイヤレスデバイス１２０ａ～１２０ｅとして示されている）様々なモバイルデバイスとを含む、異種ネットワークアーキテクチャを含み得る。通信システム１００はまた、（ＢＳ１１０ａ、ＢＳ１１０ｂ、ＢＳ１１０ｃ、およびＢＳ１１０ｄとして示されている）いくつかの基地局と、他のネットワークエンティティとを含み得る。基地局は、ワイヤレスデバイス（モバイルデバイス）と通信するエンティティであり、ノードＢ、ノードＢ、ＬＴＥ発展型ノードＢ（ｅＮＢ）、アクセスポイント（ＡＰ）、無線ヘッド、送信受信ポイント（ＴＲＰ）、新無線基地局（ＮＲＢＳ）、５ＧノードＢ（ＮＢ）、次世代ノードＢ（ｇＮＢ）などと呼ばれることもある。各基地局は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。３ＧＰＰでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局のカバレージエリア、このカバレージエリアをサービスする基地局サブシステムのカバレージエリア、またはそれらの組合せを指すことができる。

【0043】

[0056]基地局１１０ａ～１１０ｄは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、別のタイプのセル、またはそれらの組合せに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア（たとえば、半径数キロメートル）をカバーし得、サービスに加入しているモバイルデバイスによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているモバイルデバイスによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア（たとえば、自宅）をカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するモバイルデバイス（たとえば、限定加入者グループ（ＣＳＧ）中のモバイルデバイス）による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのための基地局は、マクロＢＳと呼ばれることがある。ピコセルのための基地局は、ピコＢＳと呼ばれることがある。フェムトセルのための基地局は、フェムトＢＳまたはホームＢＳと呼ばれることがある。図１に示されている例では、基地局１１０ａは、マクロセル１０２ａのためのマクロＢＳであり得、基地局１１０ｂは、ピコセル１０２ｂのためのピコＢＳであり得、基地局１１０ｃは、フェムトセル１０２ｃのためのフェムトＢＳであり得る。基地局１１０ａ～１１０ｄは、１つまたは複数の（たとえば、３つの）セルをサポートし得る。「ｅＮＢ」、「基地局」、「ＮＲＢＳ」、「ｇＮＢ」、「ＴＲＰ」、「ＡＰ」、「ノードＢ」、「５ＧＮＢ」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。

【0044】

[0057]いくつかの例では、セルは固定でないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイル基地局のロケーションに従って移動し得る。いくつかの例では、基地局１１０ａ～１１０ｄは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワーク、またはそれらの組合せなど、様々なタイプのバックホールインターフェースを通して、互いに、ならびに通信システム１００中の１つまたは複数の他の基地局またはネットワークノード（図示されず）に相互接続され得る。

【0045】

[0058]基地局１１０ａ～１１０ｄは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンク１２６を介してコアネットワーク１４０と通信し得る。ワイヤレスデバイス１２０ａ～１２０ｅは、ワイヤレス通信リンク１２２を介して基地局１１０ａ～１１０ｄと通信し得る。

【0046】

[0059]ワイヤード通信リンク１２６は、イーサネット（登録商標）、ポイントツーポイントプロトコル、ハイレベルデータリンク制御（ＨＤＬＣ）、アドバンストデータ通信制御プロトコル（ＡＤＣＣＰ）、および伝送制御プロトコル／インターネットプロトコル（ＴＣＰ／ＩＰ）など、１つまたは複数のワイヤード通信プロトコルを使用し得る様々なワイヤードネットワーク（たとえば、イーサネット、ＴＶケーブル、電話、光ファイバー、および他の形態の物理ネットワーク接続）を使用し得る。

【0047】

[0060]通信システム１００はまた、リレー局（たとえば、リレーＢＳ１１０ｄ）を含み得る。リレー局は、上流局（たとえば、基地局またはモバイルデバイス）からデータの送信を受信し、下流局（たとえば、ワイヤレスデバイスまたは基地局）にデータを送信することができるエンティティである。リレー局はまた、他のワイヤレスデバイスのための送信を中継することができるモバイルデバイスであり得る。図１に示されている例では、リレー局１１０ｄは、マクロ基地局１１０ａとワイヤレスデバイス１２０ｄとの間の通信を容易にするために、基地局１１０ａおよびワイヤレスデバイス１２０ｄと通信し得る。リレー局は、リレー基地局、リレー基地局、リレーなどと呼ばれることもある。

【0048】

[0061]通信システム１００は、異なるタイプの基地局、たとえば、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、リレー基地局などを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプの基地局は、通信システム１００中で異なる送信電力レベルと、異なるカバレージエリアと、干渉に対する異なる影響とを有し得る。たとえば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル（たとえば、５～４０ワット）を有し得るが、ピコ基地局、フェムト基地局、およびリレー基地局は、より低い送信電力レベル（たとえば、０．１～２ワット）を有し得る。

【0049】

[0062]ネットワークコントローラ１３０は、基地局のセットに結合し得、これらの基地局の協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ１３０は、バックホールを介して基地局と通信し得る。基地局はまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。

【0050】

[0063]ワイヤレスデバイス１２０ａ、１２０ｂ、１２０ｃは、通信システム１００全体にわたって分散され得、各ワイヤレスデバイスは、固定またはモバイルであり得る。ワイヤレスデバイスは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。

【0051】

[0064]マクロ基地局１１０ａは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンク１２６を介して通信ネットワーク１４０と通信し得る。ワイヤレスデバイス１２０ａ、１２０ｂ、１２０ｃは、ワイヤレス通信リンク１２２を介して基地局１１０ａ～１１０ｄと通信し得る。コアネットワーク１４０は、アプリケーションプロバイダ（ＡＰ）サーバ１４１など、他のデバイスに接続され得る。このようにして、コアネットワーク１４０への接続を介して、ＡＰサーバ１４１は、５ＧＭＳサービスまたはアプリケーションなど、サービスまたはアプリケーションを（たとえば、リンク１２６を介してコアネットワーク１４０から、および、リンク１２２を介して基地局１１０ａ～１１０ｄから）ワイヤレスデバイス１２０ａ～ｅに利用可能にし得る。

【0052】

[0065]ワイヤレス通信リンク１２２、１２４は、複数のキャリア信号、周波数、または周波数帯域を含み得、これらの各々は、複数の論理チャネルを含み得る。ワイヤレス通信リンク１２２および１２４は、１つまたは複数の無線アクセス技術（ＲＡＴ）を利用し得る。ワイヤレス通信リンクにおいて使用され得るＲＡＴの例は、３ＧＰＰＬＴＥ、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ（たとえば、ＮＲ）、ＧＳＭ、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ）、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス（ＷｉＭＡＸ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、および他のモバイル電話通信技術セルラーＲＡＴを含む。通信システム１００内の様々なワイヤレス通信リンク１２２、１２４のうちの１つまたは複数において使用され得るＲＡＴのさらなる例は、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）、ＬＴＥ－Ｕ、ＬＴＥ－Ｄｉｒｅｃｔ、ＬＡＡ、ＭｕＬＴＥｆｉｒｅなどの中距離プロトコル、ならびにＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、およびＢｌｕｅｔｏｏｔｈＬｏｗＥｎｅｒｇｙ（ＬＥ）などの比較的短距離のＲＡＴを含む。

【0053】

[0066]いくつかのワイヤレスネットワーク（たとえば、ＬＴＥ）は、ダウンリンク上で直交周波数分割多重（ＯＦＤＭ）を利用し、アップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重（ＳＣ－ＦＤＭ）を利用する。ＯＦＤＭおよびＳＣ－ＦＤＭは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数（Ｋ）個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、ＯＦＤＭでは周波数領域において、ＳＣ－ＦＤＭでは時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数（Ｋ）はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は１５ｋＨｚであり得、（「リソースブロック」と呼ばれる）最小リソース割振りは１２個のサブキャリア（または１８０ｋＨｚ）であり得る。したがって、公称高速ファイル転送（ＦＦＴ）サイズは、１．２５、２．５、５、１０、または２０メガヘルツ（ＭＨｚ）のシステム帯域幅に対してそれぞれ１２８、２５６、５１２、１０２４または２０４８に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは１．０８ＭＨｚ（すなわち、６つのリソースブロック）をカバーし得、１．２５、２．５、５、１０または２０ＭＨｚのシステム帯域幅に対してそれぞれ１、２、４、８または１６個のサブバンドがあり得る。

【0054】

[0067]いくつかの実施形態の説明は、ＬＴＥ技術に関連する用語と例とを使用し得るが、様々な実施形態は、新無線（ＮＲ）または５Ｇネットワークなど、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。ＮＲは、アップリンク（ＵＬ）およびダウンリンク（ＤＬ）上でサイクリックプレフィックス（ＣＰ）を伴うＯＦＤＭを利用し、時分割複信（ＴＤＤ）を使用する半二重動作のサポートを含み得る。１００ＭＨｚの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。ＮＲリソースブロックは、０．１ミリ秒（ｍｓ）持続時間にわたる７５ｋＨｚのサブキャリア帯域幅をもつ１２個のサブキャリアにわたり得る。各無線フレームは、１０ｍｓの長さをもつ５０個のサブフレームからなり得る。したがって、各サブフレームは、０．２ｍｓの長さを有し得る。各サブフレームは、データ送信のためのリンク方向（すなわち、ＤＬまたはＵＬ）を示し得、各サブフレームのためのリンク方向は、動的に切り替えられ得る。各サブフレームは、ＤＬ／ＵＬデータならびにＤＬ／ＵＬ制御データを含み得る。ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディングを用いた多入力多出力（ＭＩＭＯ）送信もサポートされ得る。ＤＬにおけるＭＩＭＯ構成は、最高８つのストリームおよびワイヤレスデバイスごとに最高２つのストリームのマルチレイヤＤＬ送信を用いて、最高８つの送信アンテナをサポートし得る。ワイヤレスデバイスごとに最高２つのストリームを用いるマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションが、最高８つのサービングセルを用いてサポートされ得る。代替的に、ＮＲは、ＯＦＤＭベースエアインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートし得る。

【0055】

[0068]いくつかのモバイルデバイスは、マシンタイプ通信（ＭＴＣ）モバイルデバイスあるいは発展型または拡張マシンタイプ通信（ｅＭＴＣ）モバイルデバイスと見なされ得る。ＭＴＣモバイルデバイスおよびｅＭＴＣモバイルデバイスは、たとえば、基地局、別のデバイス（たとえば、リモートデバイス）、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク（たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク）のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのモバイルデバイスは、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイスと見なされ得るか、またはＮＢ－ＩｏＴ（狭帯域モノのインターネット）デバイスとして実装され得る。ワイヤレスデバイス１２０ａ～ｅは、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素、同様の構成要素、またはそれらの組合せなど、ワイヤレスデバイスの構成要素を格納するハウジング内に含まれ得る。

【0056】

[0069]概して、任意の数の通信システムおよび任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリア中に展開され得る。各通信システムおよびワイヤレスネットワークは、特定の無線アクセス技術（ＲＡＴ）をサポートし得、１つまたは複数の周波数上で動作し得る。ＲＡＴは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるＲＡＴの通信システム間での干渉を回避するために、所与の地理的エリア中で単一のＲＡＴをサポートし得る。いくつかの場合には、ＮＲまたは５ＧＲＡＴネットワークが展開され得る。

【0057】

[0070]いくつかの実装形態では、（たとえば、ワイヤレスデバイス１２０ａおよびワイヤレスデバイス１２０ｅとして示されている）２つ以上のモバイルデバイス１２０ａ～ｅは、（たとえば、互いに通信するための媒介として基地局１１０を使用せずに）１つまたは複数のサイドリンクチャネル１２４を使用して直接通信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス１２０ａ～ｅは、ピアツーピア（Ｐ２Ｐ）通信、デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ）通信、（車両対車両（Ｖ２Ｖ）プロトコル、車両対インフラストラクチャ（Ｖ２Ｉ）プロトコル、または同様のプロトコルを含み得る）車両対あらゆるモノ（Ｖ２Ｘ）プロトコル、メッシュネットワーク、または同様のネットワーク、あるいはそれらの組合せを使用して通信し得る。この場合、ワイヤレスデバイス１２０ａ～ｅは、スケジューリング動作、リソース選択動作、ならびに基地局１１０ａによって実施されるものとして本明細書の他の場所で説明される他の動作を実施し得る。

【0058】

[0071]図２は、様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適な例示的なコンピューティングおよびワイヤレスモデムシステム２００を示す構成要素ブロック図である。様々な実施形態は、システムオンチップ（ＳＯＣ）またはシステムインパッケージ（ＳＩＰ）を含む、いくつかのシングルプロセッサおよびマルチプロセッサコンピュータシステム上に実装され得る。

【0059】

[0072]図１および図２を参照すると、（いくつかの実施形態ではＳＩＰであり得る）図示された例示的なワイヤレスデバイス２００は、クロック２０６に結合された２つのＳＯＣ２０２、２０４と、電圧調節器２０８と、少なくとも１つのＳＩＭ２６８および／またはＳＩＭインタ－フェースと、基地局１１０ａなどのネットワークワイヤレスデバイスとの間でアンテナ（図示せず）を介してワイヤレス通信を送るおよび受信するように構成されたワイヤレストランシーバ２６６とを含む。いくつかの実施形態では、第１のＳＯＣ２０２は、命令によって指定された算術、論理、制御および入出力（Ｉ／Ｏ）演算を実施することによってソフトウェアアプリケーションプログラムの命令を行うワイヤレスデバイスの中央処理ユニット（ＣＰＵ）として動作する。いくつかの実施形態では、第２のＳＯＣ２０４は、専用処理ユニットとして動作し得る。たとえば、第２のＳＯＣ２０４は、高ボリューム、高速（たとえば、５Ｇｂｐｓなど）、および／または超高周波短波長（たとえば、２８ＧＨｚｍｍＷａｖｅスペクトルなど）通信を管理することを担当する専用５Ｇ処理ユニットとして動作し得る。

【0060】

[0073]第１のＳＯＣ２０２は、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）２１０と、モデムプロセッサ２１２と、グラフィックスプロセッサ２１４と、アプリケーションプロセッサ（ＡＰ）２１６と、プロセッサのうちの１つまたは複数に接続された１つまたは複数のコプロセッサ２１８（たとえば、ベクトルコプロセッサ）と、メモリ２２０と、カスタム回路２２２と、システム構成要素およびリソース２２４と、相互接続／バスモジュール２２６と、１つまたは複数の温度センサー２３０と、熱管理ユニット２３２と、熱パワーエンベロープ（ＴＰＥ）構成要素２３４と、を含み得る。第２のＳＯＣ２０４は、５Ｇモデムプロセッサ２５２と、電力管理ユニット２５４と、相互接続／バスモジュール２６４と、複数のｍｍＷａｖｅトランシーバ２５６と、メモリ２５８と、アプリケーションプロセッサ、パケットプロセッサなどの様々な追加のプロセッサ２６０とを含み得る。

【0061】

[0074]各プロセッサ２１０、２１２、２１４、２１６、２１８、２５２、２６０は、１つまたは複数のコアを含み得、各プロセッサ／コアは、他のプロセッサ／コアから独立した動作を実施し得る。たとえば、第１のＳＯＣ２０２は、第１のタイプのオペレーティングシステム（たとえば、ＦｒｅｅＢＳＤ、ＬＩＮＵＸ（登録商標）、ＯＳＸなど）を実行するプロセッサと、第２のタイプのオペレーティングシステム（たとえば、ＭＩＣＲＯＳＯＦＴＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）１０）を実行するプロセッサとを含み得る。さらに、プロセッサ２１０、２１２、２１４、２１６、２１８、２５２、２６０のいずれかまたはすべては、プロセッサクラスタアーキテクチャ（たとえば、同期プロセッサクラスタアーキテクチャ、非同期または異種プロセッサクラスタアーキテクチャなど）の一部として含まれ得る。

【0062】

[0075]第１のＳＯＣ２０２および第２のＳＯＣ２０４は、センサーデータ、アナログデジタル変換、ワイヤレスデータ送信を管理するための、ならびにデータパケットを復号し、ウェブブラウザでのレンダリングのために符号化オーディオおよびビデオ信号を処理することなどの他の特殊な動作を実施するための、様々なシステム構成要素、リソースおよびカスタム回路を含み得る。たとえば、第１のＳＯＣ２０２のシステム構成要素およびリソース２２４は、電力増幅器、電圧調節器、発振器、位相ロックループ、周辺ブリッジ、データコントローラ、メモリコントローラ、システムコントローラ、アクセスポート、タイマー、およびワイヤレスデバイス上で実行しているプロセッサとソフトウェアクライアントとをサポートするために使用される他の同様の構成要素を含み得る。システム構成要素およびリソース２２４ならびに／またはカスタム回路２２２はまた、カメラ、電子ディスプレイ、ワイヤレス通信デバイス、外部メモリチップなどの周辺デバイスとインターフェースするための回路を含み得る。

【0063】

[0076]第１のＳＯＣ２０２および第２のＳＯＣ２０４は、相互接続／バスモジュール２５０を介して通信し得る。様々なプロセッサ２１０、２１２、２１４、２１６、２１８は、相互接続／バスモジュール２２６を介して、１つまたは複数のメモリ要素２２０と、システム構成要素およびリソース２２４と、カスタム回路２２２と、熱管理ユニット２３２とに相互接続され得る。同様に、プロセッサ２５２は、相互接続／バスモジュール２６４を介して、電力管理ユニット２５４と、ｍｍＷａｖｅトランシーバ２５６と、メモリ２５８と、様々な追加のプロセッサ２６０とに相互接続され得る。相互接続／バスモジュール２２６、２５０、２６４は、再構成可能な論理ゲートのアレイを含み、および／またはバスアーキテクチャ（たとえば、ＣｏｒｅＣｏｎｎｅｃｔ、ＡＭＢＡなど）を実装し得る。通信は、高性能なネットワークオンチップ（ＮｏＣ）などの高度相互接続によって提供され得る。

【0064】

[0077]第１のＳＯＣ２０２および／または第２のＳＯＣ２０４は、クロック２０６、電圧調節器２０８、１つまたは複数のワイヤレストランシーバ２６６、ならびに少なくとも１つのＳＩＭ２６８および／またはＳＩＭインターフェース（すなわち、１つまたは複数のＳＩＭカードを受けるためのインターフェース）など、ＳＯＣの外部のリソースと通信するための入出力モジュール（図示されず）をさらに含み得る。ＳＯＣの外部のリソース（たとえば、クロック２０６、電圧調節器２０８）は、内部ＳＯＣプロセッサ／コアのうちの２つまたはそれ以上によって共有され得る。少なくとも１つのＳＩＭ２６８（または１つまたは複数のＳＩＭインターフェースに結合された１つまたは複数のＳＩＭカード）は、第１の５ＧＮＲサブスクリプションおよび第２の５ＧＮＲサブスクリプションなどを含む、複数のサブスクリプションをサポートする情報を記憶し得る。

【0065】

[0078]上記で説明された例示的なＳＩＰ２００に加えて、様々な実施形態は、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、またはそれらの任意の組合せを含み得る、多種多様なコンピューティングシステムにおいて実装され得る。

【0066】

[0079]図３は、様々な実施形態のいずれかを実装するのに好適なワイヤレス通信におけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックを含むソフトウェアアーキテクチャ３００を示す構成要素ブロック図である。図１～図３を参照すると、ワイヤレスデバイス１２０は、通信システム（たとえば、１００）のワイヤレスデバイス１２０（たとえば、ワイヤレスデバイス１２０ａ～１２０ｅ、２００）と基地局３５０（たとえば、基地局１１０ａ）との間の通信を容易にするためにソフトウェアアーキテクチャ３００を実装し得る。様々な実施形態では、ソフトウェアアーキテクチャ３００中のレイヤは、基地局３５０のソフトウェア中の対応するレイヤとの論理接続を形成し得る。ソフトウェアアーキテクチャ３００は、１つまたは複数のプロセッサ（たとえば、プロセッサ２１２、２１４、２１６、２１８、２５２、２６０）の間で分散され得る。１つの無線プロトコルスタックに関して示されているが、マルチＳＩＭ（加入者識別モジュール）ワイヤレスデバイスでは、ソフトウェアアーキテクチャ３００は複数のプロトコルスタックを含み得、これらのプロトコルスタックの各々は、異なるＳＩＭに関連し得る（たとえば、デュアルＳＩＭワイヤレス通信デバイス中では、それぞれ、２つのＳＩＭに関連する２つのプロトコルスタック）。以下ではＬＴＥ通信レイヤに関して説明されるが、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、ワイヤレス通信のための様々な規格およびプロトコルのいずれかをサポートし得、ならびに／または様々な規格およびプロトコルワイヤレス通信のいずれかをサポートする追加のプロトコルスタックを含み得る。

【0067】

[0080]ソフトウェアアーキテクチャ３００は、非アクセス層（ＮＡＳ）３０２と、アクセス層（ＡＳ）３０４とを含み得る。ＮＡＳ３０２は、ワイヤレスデバイスの（１つまたは複数の）ＳＩＭ（たとえば、（１つまたは複数の）ＳＩＭ２０４）とそれのコアネットワーク１４０との間のパケットフィルタリングと、セキュリティ管理と、モビリティ制御と、セッション管理と、トラフィックおよびシグナリングとをサポートするための機能とプロトコルとを含み得る。ＡＳ３０４は、（１つまたは複数の）ＳＩＭ（たとえば、（１つまたは複数の）ＳＩＭ２０４）とサポートされるアクセスネットワークのエンティティ（たとえば、基地局）との間の通信をサポートする機能とプロトコルとを含み得る。特に、ＡＳ３０４は、少なくとも３つのレイヤ（レイヤ１、レイヤ２、およびレイヤ３）を含み得、これらのレイヤの各々は、様々なサブレイヤを含み得る。

【0068】

[0081]ユーザプレーンおよび制御プレーンにおいて、ＡＳ３０４のレイヤ１（Ｌ１）は、エアインターフェースを介した送信および／または受信を可能にする機能を監督し得る物理レイヤ（ＰＨＹ）３０６であり得る。そのような物理レイヤ３０６機能の例は、サイクリック冗長検査（ＣＲＣ）アタッチメント、コーディングブロック、スクランブルおよび逆スクランブル、変調および復調、信号測定、ＭＩＭＯなどを含み得る。物理レイヤは、物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）と物理ダウンリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）とを含む、様々な論理チャネルを含み得る。

【0069】

[0082]ユーザプレーンおよび制御プレーンにおいて、ＡＳ３０４のレイヤ２（Ｌ２）は、物理レイヤ３０６上のワイヤレスデバイス１２０と基地局３５０との間のリンクを担当し得る。様々な実施形態では、レイヤ２は、メディアアクセス制御（ＭＡＣ）サブレイヤ３０８と、無線リンク制御（ＲＬＣ）サブレイヤ３１０と、パケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ）３１２サブレイヤとを含み得、これらのサブレイヤの各々は、基地局３５０において終端する論理接続を形成する。

【0070】

[0083]制御プレーンにおいて、ＡＳ３０４のレイヤ３（Ｌ３）は、無線リソース制御（ＲＲＣ）サブレイヤ３を含み得る。図示されていないが、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、追加のレイヤ３サブレイヤ、ならびにレイヤ３の上方の様々な上位レイヤを含み得る。様々な実施形態では、ＲＲＣサブレイヤ３１３は、システム情報をブロードキャストすることと、ページングすることと、ワイヤレスデバイス１２０と基地局３５０との間のＲＲＣシグナリング接続を確立および解放することとを含む機能を提供し得る。

【0071】

[0084]様々な実施形態では、ＰＤＣＰサブレイヤ３１２は、異なる無線ベアラおよび論理チャネルの間の多重化と、シーケンス番号追加と、ハンドオーバデータ処理と、完全性保護と、暗号化と、ヘッダ圧縮とを含むアップリンク機能を提供し得る。ダウンリンクでは、ＰＤＣＰサブレイヤ３１２は、データパケットの順序配信と、重複データパケット検出と、完全性検証と、解読と、ヘッダ復元とを含む機能を提供し得る。

【0072】

[0085]アップリンクでは、ＲＬＣサブレイヤ３１０は、上位レイヤデータパケットのセグメント化および連結と、紛失データパケットの再送信と、自動再送要求（ＡＲＱ）とを提供し得る。一方、ダウンリンクでは、ＲＬＣサブレイヤ３１０機能は、順が狂った受信を補償するためのデータパケットの並べ替えと、上位レイヤデータパケットのリアセンブリと、ＡＲＱとを含み得る。

【0073】

[0086]アップリンクでは、ＭＡＣサブレイヤ３０８は、論理チャネルおよびトランスポートチャネルの間の多重化と、ランダムアクセスプロシージャと、論理チャネル優先度と、ハイブリッドＡＲＱ（ＨＡＲＱ）動作とを含む機能を提供し得る。ダウンリンクでは、ＭＡＣレイヤ機能は、セル内のチャネルマッピングと、多重分離と、間欠受信（ＤＲＸ）と、ＨＡＲＱ動作とを含み得る。

【0074】

[0087]ソフトウェアアーキテクチャ３００は物理媒体を通してデータを送信するための機能を提供し得るが、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、ワイヤレスデバイス１２０中の様々なアプリケーションへのデータ転送サービスを提供するために、少なくとも１つのホストレイヤ３１４をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、少なくとも１つのホストレイヤ３１４によって提供されるアプリケーション固有の機能は、ソフトウェアアーキテクチャと汎用プロセッサ２０６との間のインターフェースを提供し得る。

【0075】

[0088]他の実施形態では、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、ホストレイヤ機能を提供する１つまたは複数の上位論理レイヤ（たとえば、トランスポート、セッション、プレゼンテーション、アプリケーションなど）を含み得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、論理接続がパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ（ＰＧＷ）において終端するネットワークレイヤ（たとえば、ＩＰレイヤ）を含み得る。いくつかの実施形態では、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、論理接続が別のデバイス（たとえば、エンドユーザデバイス、サーバなど）において終端するアプリケーションレイヤを含み得る。いくつかの実施形態では、ソフトウェアアーキテクチャ３００は、ＡＳ３０４中に、物理レイヤ３０６と通信ハードウェア（たとえば、１つまたは複数の無線周波数（ＲＦ）トランシーバ）との間のハードウェアインターフェース３１６をさらに含み得る。

【0076】

[0089]図４Ａは、様々な実施形態による、アプリケーション機能（ＡＦ）サーバ４０２とワイヤレスデバイス１２０との間の５Ｇメディアストリーミング（５ＧＭＳ）についての対話とインターフェースとを示すアーキテクチャ図である。図１～図４Ａを参照すると、図４は、５ＧＭＳサービスプロビジョニングについての例示的なインターフェースを示す。たとえば、５ＧＭＳアーキテクチャは、アプリケーションプロバイダ（ＡＰ）サーバ４０３（たとえば、ＡＰサーバ１４１）が、Ｍ１インターフェースを介して、ワイヤレスデバイス１２０など、ワイヤレスデバイス（たとえば、ユーザ機器（ＵＥ））にサービスをプロビジョニングすることを可能にする。ＡＰサーバ４０３は、サービスをプロビジョニングするためにＡＦサーバ４０２と対話し、ＡＦサーバ４０２は、ワイヤレスデバイス１２０にサービスを提供し、サービスを消費することに関連するデータなど、ワイヤレスデバイス１２０から報告されるデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を受信するために、ワイヤレスデバイス１２０上のメディアセッションハンドラと対話する。プロビジョニングは、コンテンツホスティング、ＱｏＳテンプレート、消費およびＱｏＥ報告、ならびに課金ポリシーなど、ＡＰおよび／またはネットワークによって定義される様々なパラメータを含み得る。ネットワークは、サービスを消費するワイヤレスデバイスからサービスに関するデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を収集し得る。たとえば、サービスを消費するワイヤレスデバイスは、サービスのそれらの消費に関するデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を含む報告をネットワークに送り得る。ＡＰサーバ４０３（たとえば、サービスまたはアプリケーションプロバイダ）は、進行中および過去のセッションなどに関連するデータなど、サービスに関する収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を受信し得る。ＡＦサーバ４０２は、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）をネットワークエンティティの間で、ネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）などと共有し得る。たとえば、ＡＦサーバ４０２は、ログ報告を介して、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログを、ＮＷＤＡＦなど、ネットワークエンティティに送り得る。

【0077】

[0090]図４Ｂは、５ＧシステムにおけるＡＦ公開対話を示すアーキテクチャ図である。図１～図４Ｂを参照すると、ＮＷＤＡＦ４０４は、データ分析のためにいくらかの入力データをＡＦサーバ４０２に要求し得、これは、ワイヤレスデバイス（たとえば、ワイヤレスデバイス１２０、１２０ａ～ｅ、２００）からのデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を収集するようにＡＦ４０２をトリガし得る。ＡＦサーバ４０２など、ＡＦサーバは、アプリケーションまたはサービスに関するイベントを公開するために、ＡＦのための規格化されたインターフェースを提供し得る。たとえば、「Ｎａｆ＿ＥｖｅｎｔＥｘｐｏｓｕｒｅ＿Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／Ｕｎｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／Ｎｏｔｉｆｙ」動作は、ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ／ｎｏｔｉｆｙフレームワークを実装し得る。例示的なイベントタイプは、アプリケーションについてのサービスデータのための「ＳＶＣ＿ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」と、ＵＥモビリティ情報のための「ＵＥ＿ＭＯＢＩＬＩＴＹ」と、ＵＥ通信情報のための「ＵＥ＿ＣＯＭＭ」と、例外情報のための「ＥＸＣＥＰＴＩＯＮＳ」とを含む。周期的、１回、およびイベント検出時を含む、３つのタイプのイベント通知方法があり得る。ＮＷＤＡＦ４０４など、エンティティは、ＡＦサーバ４０２から、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログなど、ログを受信するために、ＡＦサーバ４０２にサブスクライブし得る。

【0078】

[0091]図４Ｃは、５Ｇコアネットワークにおけるネットワークデータ分析機能（ＮＷＤＡＦ）対話を示すアーキテクチャ図である。図１～図４Ｃを参照すると、ＮＷＤＡＦ４０４は、５ＧＳネットワーク内のデータ収集とメトリックの公開とを可能にし得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、データ収集、データ分析、およびデータ公開についてのコアネットワーク（ＣＮ）機能であり得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、アプリケーション機能（ＡＦ）（たとえば、ＡＦサーバ４０２）、アクセスおよびモビリティ機能（ＡＭＦ）、セッション管理機能（ＳＭＦ）、ポリシー制御機能（ＰＣＦ）、ユーザデータリポジトリ（ＵＤＲ）、ネットワーク公開機能（ＮＥＦ）、オペレーション、アドミニストレーションおよびメンテナンス（ＯＡＭ）など、５Ｇコアネットワーク（５ＧＣＮ）の様々なネットワーク機能（ＮＦ）によって収集されたデータを受信し得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、ＮＦにオンデマンドの分析を提供することによってデータ公開をサポートし得る。ＮＷＤＡＦ４０４とＡＦサーバ４０２との間のインターフェースは、直接インターフェースであるか、またはＮＥＦを通り得る。

【0079】

[0092]図５Ａは、様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法５００を示すプロセスフロー図である。図１～図５Ａを参照すると、方法５００の動作は、ＡＰサーバ（たとえば、ＡＰサーバ１４１、４０３）など、ネットワークコンピューティングデバイスのプロセッサによって実装され得る。方法５００の動作は、ＡＰサーバが、５ＧＳネットワークを介してプロビジョニングされるサービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御することを可能にし得る。一例として、方法５００の動作は、アップリンク５Ｇメディアストリーミングサービスおよび／またはダウンリンク５Ｇメディアストリーミングサービスについて実施され得る。

【0080】

[0093]ブロック５０２において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについての情報公開のために可能にされるべき１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータを決定することを含む動作を実施し得る。様々な実施形態では、１つまたは複数のイベントタイプは、コンテンツホスティングイベントタイプ、サービス品質（ＱｏＳ）／課金およびネットワーク支援イベントタイプ、消費イベントタイプ、ならびに／またはエクスペリエンス品質（ＱｏＥ）イベントタイプを含み得る。一例として、コンテンツホスティングイベントタイプは、パラメータ、すなわち、ダウンリンクバイト、オリジンバイト、転送レート、キャッシュヒット、キャッシュミス、要求、成功した応答、および／または誤った応答を含み得る。一例として、ＱｏＳ／課金およびネットワーク支援イベントタイプは、パラメータ、すなわち、ＱｏＳプロファイルアクティブ化、ＱｏＳプロファイル非アクティブ化、最大ビットレートダウンリンク／アップリンク、保証ビットレートダウンリンク／アップリンク、保証パケット損失率（ＰＬＲ）ダウンリンク／アップリンク、保証レイテンシ、および／またはスポンサー識別子（Ｉｄ）を含み得る。一例として、消費イベントタイプは、パラメータ、すなわち、セッションアクティブ化、セッション終了、ロケーション、エントリポイントユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）またはセッションまたはコンテンツ識別子を含み得る。一例として、ＱｏＥイベントタイプは、パラメータ、すなわち、アプリケーションプロバイダ定義のＱｏＥメトリック、ＡＦが要求されたアグリゲーションのみを実施する、および／または関連するアグリゲーション機能をもつＱｏＥパラメータについての拡張可能スキーマを含み得る。

【0081】

[0094]ブロック５０４において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数の公開レベルを決定することを含む動作を実施し得る。公開レベル（またはアクセスレベル）は、ＡＰサーバが他のエンティティに認めているアクセスの異なる層化レベルであり得る。複数の異なる公開レベル（またはアクセスレベル）は、イベントタイプおよび／またはパラメータに関連し得る。たとえば、１、２、３、４つ、またはそれ以上の公開レベル（またはアクセスレベル）が示され得る。各アクセスレベル（または公開レベル）は、そのアクセスレベル（または公開レベル）に適用可能な１つまたは複数のアグリゲーションルールに関連し得る。

【0082】

[0095]ブロック５０６において、プロセッサは、１つまたは複数の公開レベルの各々において１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータの各々についてのアグリゲーションルールを決定することを含む動作を実施し得る。様々な実施形態では、アグリゲーションルールは、サービスまたはアプリケーションについてのアグリゲーション機能、アグリゲーション期間、および／またはアグリゲーショングループを含む。いくつかの実施形態では、アグリゲーション機能は、カウント機能、平均機能、メジアン機能、最小機能、最大機能、および／または合計機能のうちの１つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、アグリゲーション期間は、セッションまたは時間期間を含み得る。いくつかの実施形態では、アグリゲーショングループは、ユーザを個々に含むか、ユーザグループを含むか、ユーザロケーションを含むか、コンテンツ識別子を含むか、サブスクリプションタイプを含むか、またはすべてのユーザを一緒に含み得る。いくつかの実施形態では、メトリックアグリゲーションルールは、異なる公開レベルが、異なるアグリゲーションルールに関連し得るように、公開レベルごとに決定され得る。いくつかの実施形態では、アグリゲーションルールは、ＡＰによって提供される収集されたデータに対して販売されるサブスクリプションに基づき得る。たとえば、異なるサブスクリプションレベルは、異なるアグリゲーショングループをサポートし得、ＡＰとの、データについてのサブスクリプションを有するエンティティが、個々のユーザに関するデータ（とはいえ、潜在的に匿名化される）を得ることが可能であり、ＡＰとの、データについてのサブスクリプションを有しないエンティティが、ユーザレベルにおいて平均化または合計されたデータのみを得ることが可能である。このようにして、ＡＰとのサブスクリプションを有するエンティティは、ＡＰとのサブスクリプションを有しないものよりも高い、または細かいグラニュラリティの、アグリゲーショングループへのアクセスを有し得る。

【0083】

[0096]ブロック５０８において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージを生成することを含む動作を実施し得、アクセス構成メッセージは、１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含む。アクセス構成メッセージは、イベントタイプを１つまたは複数のパラメータと相関させ得る。アクセス構成メッセージは、示されたイベントタイプおよび／または（１つまたは複数の）パラメータを１つまたは複数のアクセスレベルと相関させ得る。１つまたは複数のアクセスレベルは、各々、アクセス構成メッセージ中のそれら自体のそれぞれのアグリゲーションルールと相関させられ得る。いくつかの実施形態では、アクセス構成メッセージは、認証サーバのユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）など、アクセスレベルについての認証情報を含み得る。

【0084】

[0097]ブロック５１０において、プロセッサは、アクセス構成メッセージをアプリケーション機能（ＡＦ）サーバに送ることを含む動作を実施し得る。たとえば、アクセス構成メッセージは、Ｍ１インターフェースを介してＡＦサーバに送られ得る。

【0085】

[0098]図５Ｂは、様々な実施形態による、アクセス構成メッセージ５５０の例示的なスキーマである。図１～図５Ｂを参照すると、アクセス構成メッセージ５５０は、方法５００（図５Ａ）の動作に従って生成されるアクセス構成メッセージであり得る。アクセス構成メッセージ５５０は、１つまたは複数のイベントタイプ５５２の指示を含み得る。アクセス構成メッセージ５５０は、１つまたは複数のパラメータ５５４の指示を含み得る。アクセス構成メッセージ５５０は、１つまたは複数のアクセスレベル５５６の指示を含み得る。アクセス構成メッセージ５５０は、１つまたは複数のアグリゲーション機能５５８と１つまたは複数のアグリゲーショングループ５６０との指示など、１つまたは複数のアグリゲーションルールの指示を含み得る。アクセス構成メッセージ５５０は、許可情報５６２の指示を含み得る。

【0086】

[0099]非限定的な例として、イベントタイプ５５２は、ホスティングイベントタイプであり得、パラメータ５５４は、「Ｄｏｗｎｌｉｎｋ＿ｂｙｔｅｓ」であり得る。このようにして、アクセス構成メッセージ５５０は、ＡＦサーバ（１４１、４０２）が、要求元エンティティへのサービスについてのデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログをどのように提供することになるかを管理する、ＡＰサーバ（たとえば、ＡＰサーバ１４１、４０３）からＡＦサーバ（１４１、４０２）への、構成設定を報告するデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を表し得る。

【0087】

[00100]この非限定的な例では、アクセス構成メッセージ５５０は、３つのアクセスレベル５５６、レベル「１」、レベル「２」、および「デフォルト」を定義し得る。この例では、アグリゲーション機能５５８は、レベル「１」について、ユーザ情報のアグリゲーションが、適用されないことがある（「無し（None）」）（たとえば、レベル「１」について、個々のユーザグラニュラリティが可能にされる）か、すべてのユーザの平均にわたってアグリゲートされる（「平均」）か、またはすべてのユーザの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、時間情報のアグリゲーションが、適用されないことがある（「無し」）（たとえば、レベル「１」について、任意の時間期間に関するグラニュラリティが可能にされる）か、またはすべての時間の合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、セッション情報のアグリゲーションが、適用されないことがある（「無し」）（たとえば、レベル「１」について、個々のセッショングラニュラリティが可能にされる）か、セッションの平均にわたってアグリゲートされる（「平均」）か、またはすべてのセッションの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）こととを定義し得る。いくつかの実装形態では、「無し」、「平均」、または「合計」など、異なるグラニュラリティレベルを使用する能力は、データを要求するエンティティとアクセス構成メッセージを生成するＡＰサーバとの間のサブスクリプションによって制御され得、したがって、エンティティがレベル「１」エンティティであり得るが、レベル「１」について個々のグラニュラリティを可能にするために、ＡＰサーバとの追加のサブスクリプションが必要とされ得、追加のサブスクリプションなしのレベル「１」エンティティは、「平均」または「合計」ベースのログのみを受信し得る。この例では、アグリゲーション機能５５８は、レベル「２」について、ユーザ情報のアグリゲーションが、すべてのユーザの平均にわたってアグリゲートされる（「平均」）か、またはすべてのユーザの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、時間情報のアグリゲーションが、適用されないことがある（「無し」）（たとえば、レベル「２」について、任意の時間期間に関するグラニュラリティが可能にされる）か、またはすべての時間の合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、セッション情報のアグリゲーションが、セッションの平均にわたってアグリゲートされる（「平均」）か、またはすべてのセッションの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、を定義し得る。この例では、アグリゲーション機能５５８は、レベル「デフォルト」について、ユーザ情報のアグリゲーションが、すべてのユーザの平均にわたってアグリゲートされる（「平均」）か、またはすべてのユーザの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、時間情報のアグリゲーションが、すべての時間の合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、セッション情報のアグリゲーションが、すべてのセッションの合計としてアグリゲートされ得る（「合計」）ことと、を定義し得る。

【0088】

[00101]この非限定的な例では、アクセス構成メッセージ５５０は、３つのアクセスレベル５５６、レベル「１」、レベル「２」、および「デフォルト」の各々についてアグリゲーショングループ５６０を定義し得る。レベル「１」について、ユーザ／ユーザデータの任意のグルーピングが可能にされ得る（たとえば、「すべて」）。レベル「２」について、時間期間、ロケーション、ユーザグループ、またはコンテンツＩＤによるユーザ／ユーザデータのグループが可能にされ得る。レベル「デフォルト」について、時間期間およびユーザグループによるユーザ／ユーザデータのグループが可能にされ得る。

【0089】

[00102]この非限定的な例では、アクセス構成メッセージ５５０は、３つのアクセスレベル５５６、レベル「１」、レベル「２」、および「デフォルト」の各々について許可情報５６２を定義し得る。レベル「１」について、許可サーバについてのＵＲＬが提供され得る。ＵＲＬは、サブスクリプションおよび／または報告要求が、エンティティについてのアクセスレベル（または公開レベル）を認証および／または検証するためにＡＦサーバによってそこにリダイレクトされ得る、サーバのアドレスであり得る。ＵＲＬは、ＡＰサーバ自体（たとえば、ＡＰサーバ１４１、４０３）、またはサードパーティ認証サーバなど、別のエンティティを指し得る。レベル「２」について、許可サーバについてのＵＲＬが提供される。ＵＲＬは、サブスクリプションおよび／または報告要求が、エンティティについてのアクセスレベル（または公開レベル）を認証および／または検証するためにＡＦサーバによってそこにリダイレクトされ得る、サーバのアドレスであり得る。ＵＲＬは、ＡＰサーバ自体（たとえば、ＡＰサーバ１４１、４０３）、またはサードパーティ認証サーバなど、別のエンティティを指し得る。レベル「デフォルト」について、認証が必要とされない（または実施されない）ことがある（「無し」）。

【0090】

[00103]図５Ｂのアクセス構成メッセージ５５０は、ＡＦ公開機能をサポートするためのスキーマの一例にすぎず、他のアクセス構成メッセージ構造および要素が、様々な実施形態において代わりに使用され得る。いくつかの実施形態では、他のアクセス構成メッセージは、より多くのイベントタイプを含み得るか、またはイベントタイプを示さないことがある。いくつかの実施形態では、他のアクセス構成メッセージは、複数のパラメータを含み得るか、またはパラメータを示さないことがある。いくつかの実施形態では、他のアクセス構成メッセージは、より多いまたはより少ない公開レベルを含み得る。いくつかの実施形態では、デフォルト公開レベルが定義されないことがあり、したがって、割り当てられたアクセスレベルがないエンティティは、サービスについてのデータのログを受信しないことがある。いくつかの実施形態では、他のアクセス構成メッセージは、より多いまたはより少ないアグリゲーションルールを含み得る。いくつかの実施形態では、他のアクセス構成メッセージは、許可情報を含まないことがある。

【0091】

[00104]図６Ａは、様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法６００を示すプロセスフロー図である。図１～図６Ａを参照すると、方法６００の動作は、ＡＦサーバ（たとえば、４０２）など、ネットワークコンピューティングデバイスのプロセッサによって実装され得る。一例として、方法６００の動作は、アップリンク５Ｇメディアストリーミングサービスおよび／またはダウンリンク５Ｇメディアストリーミングサービスについて実施され得る。様々な実施形態では、方法６００の動作は、方法５００（図５Ａ）の動作とともに実施され得る。

【0092】

[00105]ブロック６０２において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションプロバイダからアクセス構成メッセージを受信することを含む動作を実施し得、アクセス構成メッセージは、サービスまたはアプリケーションについての１つまたは複数のイベントタイプおよびパラメータと、１つまたは複数の公開レベルと、アグリゲーションルールとの指示を含む。様々な実施形態では、アクセス構成メッセージは、ＡＰサーバ（たとえば、ＡＰサーバ１４１、４０３）から受信され得る。たとえば、アクセス構成メッセージは、Ｍ１インターフェースを介して受信され得る。いくつかの実施形態では、アクセス構成メッセージは、方法５００（図５Ａ）の動作に従ってＡＰサーバによって生成されたアクセス構成メッセージであり得る。いくつかの実施形態では、アクセス構成メッセージは、図５Ｂを参照しながら説明されたようなアクセス構成メッセージ５５０であり得る。

【0093】

[00106]ブロック６０４において、プロセッサは、他のコンピューティングデバイスからサービスまたはアプリケーションのログについてのサブスクリプション要求を受信することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、サブスクリプション要求は、ＮＷＤＡＦ（たとえば、ＮＷＤＡＦ４０４）から受信された、「Ｎａｆ＿ＭｅｔｒｉｃｓＩｎｆｏ＿Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ」要求など、ネットワークアプリケーション機能（ＮＡＦ）イベント公開サブスクリプションであり得る。サービスのログは、サービスまたはアプリケーションを消費するワイヤレスデバイスから受信されたサービスまたはアプリケーションの報告または収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログであり得る。

【0094】

[00107]ブロック６０６において、プロセッサは、他のコンピューティングデバイスの公開レベルを決定することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、公開レベル（またはアクセスレベル）は、他のコンピューティングデバイスによって示され得る。たとえば、他のコンピューティングデバイスは、サブスクリプション要求中でアクセスレベルを示し得る。いくつかの実施形態では、公開レベル（またはアクセスレベル）は、他のコンピューティングデバイスのタイプによって示され得る。たとえば、ＡＰサーバは、レベル「１」など、特定のアクセスレベルに関連し得、ＮＷＤＡＦは、レベル「２」など、異なる特定のアクセスレベルに関連し得、他のエンティティは、「デフォルト」など、デフォルトアクセスレベルに関連し得る。

【0095】

[00108]いくつかの実施形態では、公開レベル（またはアクセスレベル）は、サブスクライブするコンピューティングデバイスについての認証プロセスの一部として決定され得る。認証は、任意の様式で、および認証の一部として発生し得、公開レベル（またはアクセスレベル）は、ＡＦサーバに示され、および／またはＡＦサーバによって決定され得る。いくつかの実施形態では、サブスクライブするエンティティは、ＡＦサーバによって、認証されることになるＡＰサーバまたは別の認証サーバにリダイレクトされ、サブスクライブするエンティティに割り当てられた公開レベル（またはアクセスレベル）に関連するトークンを受信し得る。いくつかの実施形態では、サブスクライブするエンティティは、それのトークンをＡＦサーバに提供し得、そのトークンに基づいて、ＡＦサーバは、サブスクライブするエンティティの公開レベル（またはアクセスレベル）を決定し得る。

【0096】

[00109]ブロック６０８において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについてのアクセス構成メッセージと他のコンピューティングデバイスの公開レベルとに少なくとも部分的に基づいて、サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを決定することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、プロセッサは、サブスクライブするエンティティの公開レベル（またはアクセスレベル）を有するサービスについてのすべてのイベントタイプおよびパラメータを決定するために、アクセス構成メッセージをパースし得、サブスクライブするエンティティの公開レベル（またはアクセスレベル）において、それらのイベントタイプおよびパラメータに関連するアグリゲーションルールを決定し得る。

【0097】

[00110]ブロック６１０において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについてのイベントタイプおよびパラメータと、イベントタイプおよびパラメータについてのアグリゲーションルールとを示す、他のコンピューティングデバイスについてのサブスクリプション応答メッセージを生成することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、サブスクリプション応答メッセージは、サブスクライブするエンティティの公開レベル（またはアクセスレベル）についてのすべての許可されたイベントタイプおよびパラメータと、イベントタイプおよびパラメータの各々について従うべきアグリゲーションルールとのリスティングであり得る。このようにして、サブスクリプション応答メッセージは、サブスクライブするエンティティに割り当てられたアクセスレベルについて利用可能なイベントタイプおよびパラメータのみについて、処理ルールと利用可能なイベントタイプおよびパラメータとを示し得る。

【0098】

[00111]ブロック６１１において、プロセッサは、サブスクリプション応答メッセージを他のコンピューティングデバイスに送ることを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、サブスクリプション応答メッセージは、「Ｎａｆ＿ＭｅｔｒｉｃｓＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＲｕｌｅｓ＿Ｐｒｏｖｉｓｉｏｎ」など、ＮＡＦ応答中で送られ得る。

【0099】

[00112]図６Ｂは、様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための方法６１２を示すプロセスフロー図である。図１～図６Ｂを参照すると、方法６１２の動作は、ＡＦサーバ（たとえば、４０２）など、ネットワークコンピューティングデバイスのプロセッサによって実装され得る。一例として、方法６１２の動作は、アップリンク５Ｇメディアストリーミングサービスおよび／またはダウンリンク５Ｇメディアストリーミングサービスについて実施され得る。いくつかの実施形態では、方法６１２の動作は、方法５００（図５Ａ）および／または６００（図６Ａ）の動作とともに実施され得る。１つの随意の例として、方法６１２の動作は、方法６００（図６Ａ）のブロック６１１においてサブスクリプション応答メッセージを他のコンピューティングデバイスに送ったことに応答して実施され得る。

【0100】

[00113]ブロック６１４において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションを消費する１つまたは複数のワイヤレスデバイスから、サービスまたはアプリケーションについての報告を受信することを含む動作を実施し得る。報告は、１つまたは複数のワイヤレスデバイスによるサービスまたはアプリケーションの消費に関連するデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）を含み得る。

【0101】

[00114]ブロック６１６において、プロセッサは、他のコンピューティングデバイスから、利用可能なログについての要求を受信することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、他のコンピューティングデバイスは、ＮＷＤＡＦサーバ（たとえば、ＮＷＤＡＦ４０４）であり得る。利用可能なログは、１つまたは複数のワイヤレスデバイスから受信されたサービスまたはアプリケーションの消費に関係する、報告または収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログであり得る。

【0102】

[00115]ブロック６１７において、プロセッサは、他のデバイスから、利用可能なログについての要求を受信したことに応答して、他のコンピューティングデバイスを認証することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、他のデバイスを認証することは、サービスまたはアプリケーションプロバイダで他のデバイスからのトークンを検証することを含み得る。他のコンピューティングデバイスを認証することの一部として、ＡＦサーバは、許可要求をＡＰサーバ（たとえば、１４１、４０３）に送り得るか、または許可要求をＡＰサーバに送るために他のコンピューティングデバイスをリダイレクトし得る。

【0103】

[00116]ブロック６１８において、プロセッサは、認証に基づいて他のデバイスの公開レベル（アクセスレベル）を決定することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、認証により、公開レベル（またはアクセスレベル）がＡＦサーバに示され得る。たとえば、認証メッセージが、割り当てられた公開（またはアクセス）レベルを示し得る。別の例として、他のコンピューティングデバイスを認証することに失敗することは、他のコンピューティングデバイスがデフォルト公開（またはアクセス）レベルを有するものとして扱われることになることを示し得る。

【0104】

[00117]ブロック６２０において、プロセッサは、サービスまたはアプリケーションについての報告データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）に基づいて、他のコンピューティングデバイスの決定されたアクセスレベルに関連する、サービスまたはアプリケーションについての公開レベルに従ってログ報告を生成することを含む動作を実施し得る。たとえば、ログ報告は、他のコンピューティングデバイスの公開（またはアクセス）レベルに従う、ならびにＡＰサーバによって設定されたような公開（またはアクセス）レベルにおけるイベントタイプおよびパラメータについての設定に対応する、収集されたデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）の１つまたは複数のログを含み得る。

【0105】

[00118]ブロック６２２において、プロセッサは、ログ報告を他のデバイスに送ることを含む動作を実施し得る。

【0106】

[00119]図６Ｃは、様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを許可するための方法５２０を示すプロセスフロー図である。図１～図６Ｃを参照すると、方法５２０の動作は、ＡＰサーバ（たとえば、１４１、４０３）など、ネットワークコンピューティングデバイスのプロセッサによって実装され得る。一例として、方法５２０の動作は、アップリンク５Ｇメディアストリーミングサービスおよび／またはダウンリンク５Ｇメディアストリーミングサービスについて実施され得る。いくつかの実施形態では、方法５２０の動作は、方法５００（図５Ａ）、６００（図６Ａ）、および／または６１２（図６Ｂ）の動作とともに実施され得る。いくつかの実施形態では、方法５２０の動作は、方法５００（図５Ａ）のブロック５１０においてアクセス構成メッセージをＡＦサーバに送ったことに応答して実施され得る。

【0107】

[00120]ブロック５２２において、プロセッサは、他のコンピューティングデバイスに関連する許可要求を受信することを含む動作を実施し得る。許可要求は、ＡＦサーバまたは他のコンピューティングデバイス（たとえば、ＮＷＤＡＦ）からの要求であり得る。許可要求は、他のコンピューティングデバイスを識別し得る。

【0108】

[00121]決定ブロック５２４において、プロセッサは、他のコンピューティングデバイスがアクセスについて許可されるかどうかを決定することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、ＡＰサーバは、他のコンピューティングデバイスが、サービス、他のコンピューティングデバイスのタイプ、または許可されたデバイスを許可されていないデバイスと区別し得る任意の他の属性、のデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）へのアクセスについて許可されたサードパーティに関連するかどうかを決定し得る。

【0109】

[00122]デバイスが許可されないと決定したこと（すなわち、決定ブロック５３０＝「いいえ」）に応答して、プロセッサは、ブロック５３０において許可失敗指示を送ることを含む動作を実施し得る。許可失敗指示は、デバイスが、サービスについてのデータ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）へのアクセスのデフォルトレベルについて許可されることを示し得るか、またはデバイスが、サービスについてのデータを受信することを許可されないことを示し得る。

【0110】

[00123]デバイスが許可されると決定したこと（すなわち、決定ブロック５３０＝「はい」）に応答して、プロセッサは、ブロック５２６において他のデバイスについての公開レベルを決定することを含む動作を実施し得る。いくつかの実施形態では、公開レベルは、ＡＰサーバにおける設定、他のデバイスの属性、および／またはサービス契約に基づき得る。

【0111】

[00124]ブロック５２８において、プロセッサは、公開レベルを示す許可確認を送り得る。いくつかの実施形態では、許可確認は、他のコンピューティングデバイスに割り当てられた公開レベル（またはアクセスレベル）を示す、ＡＦサーバに送られたメッセージであり得る。いくつかの実施形態では、許可確認は、他のコンピューティングデバイスに送られた、トークンを含むメッセージなど、メッセージであり得る。

【0112】

[00125]図７Ａは、様々な実施形態による、ログ配信についてのＡＦとＮＷＤＡＦとの間の対話を示すコールフロー図である。図１～図７Ａを参照すると、図７Ａは、ＡＦ（たとえば、ＡＦサーバ４０２）とＮＷＤＡＦ（たとえば、ＮＷＤＡＦ４０４）との間のＮａｆサービスベースインターフェースに対応するＮｘ基準ポイントを指定するための段階２（ＳＡ２タスク）と段階３（ＣＴ１タスク）とを示し得る。ステップ１において、ＮＷＤＡＦ４０４は、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）情報通知の受信のためにＡＦサーバ４０２にサブスクライブし得る。たとえば、ＮＷＤＡＦ４０４は、Ｎａｆ＿ＭｅｔｒｉｃｓＩｎｆｏ＿ＳｕｂｓｃｒｉｂｅメッセージをＡＦサーバ４０２に送り得る。ステップ２において、ＡＦサーバ４０２は、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）に関する後処理ルールに従って、ＮＷＤＡＦ４０４の公開レベル（アクセスレベル）についてのイベントタイプおよびパラメータをＮＷＤＡＦ４０４にプロビジョニングし得る。たとえば、ＡＦサーバ４０２は、ＮＷＤＡＦ４０４の公開レベル（またはアクセスレベル）に従って、利用可能なログを示し得る。ステップ３において、ＡＦサーバ４０２は、利用可能な新たに利用可能なデータ情報（たとえば、新たに利用可能なログ）の通知をＮＷＤＡＦ４０４に送り得る。ステップ４において、様々な実施形態による処理ルールに従って生成されるログ報告の配信についての、ＡＦサーバへのＮＷＤＡＦ４０４による要求が送られ得る。ステップ５において、ＮＷＤＡＦ４０４の公開レベルについてのアグリゲーションルールに従う要求されたログ報告を配信する、ＡＦサーバ４０２からＮＷＤＡＦ４０４への応答が送られ得る。

【0113】

[00126]図７Ｂは、様々な実施形態による、サービスまたはアプリケーションに関連するログへのアクセスを制御するための、５Ｇシステムにおける対話を示すコールフロー図である。図１～図７Ｂを参照すると、アクセス許可プロシージャは、アプリケーションプロバイダ（たとえば、ＡＰサーバ４０３）と、５ＧＭＳＡＦ（たとえば、ＡＦサーバ４０２）と、ＮＷＤＡＦ（たとえば、ＮＷＤＡＦ４０４）と、５ＧＭＳアプリケーションサービス（ＡＳ）と、ＵＥ（たとえば、ワイヤレスデバイス１２０）との間の図示された対話を含み得る。ＡＰサーバ４０３は、アクセス構成メッセージ中で、公開レベル構成と公開のレベルごとの許可ＵＲＬとをＡＦサーバ４０２に提供し得る。ワイヤレスデバイス１２０は、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）をＡＦサーバ４０２に報告し得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、データ（たとえば、メトリック、測定値、ステータス、統計値、他の情報など）のログについてＡＦサーバ４０２にサブスクライブし得る。ＡＦサーバ４０２は、ＮＷＤＡＦ４０４を認証ＵＲＬにリダイレクトし得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、ＡＰサーバ４０３でそれ自体を認証し、ＡＰサーバ４０３からトークンを受信し得る。ＮＷＤＡＦ４０４は、ＡＦサーバ４０２にトークンでサブスクライブし得、ＡＦサーバ４０２は、ＡＰサーバ４０３でトークンを検証し得、ＮＷＤＡＦ４０４は、認証時に成功裡にサブスクライブされ得る。図７Ｂは、様々な認証動作を示すが、これらは例にすぎず、他の認証動作（たとえば、Ｏａｕｔｈ２．０、他の許可プロトコル動作など）が、図７Ｂ中の動作の代わりに使用され得、および／あるいは、下位レベル許可またはデフォルト公開レベルについてなど、認証が必要とされないことがある。

【0114】

[00127]図８は、様々な実施形態とともに使用するのに好適なネットワークコンピューティングデバイス８００の構成要素ブロック図である。そのようなネットワークコンピューティングデバイスは、少なくとも図８に示される構成要素を含み得る。図１～図８を参照すると、ネットワークコンピューティングデバイス８００（たとえば、ＡＦサーバ４０２、ＡＰサーバ１４１、４０３、ＮＷＤＡＦ４０４など）は、揮発性メモリ８０２と、ディスクドライブ８０３などの大容量不揮発性メモリとに結合されたプロセッサ８０１を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス８００はまた、プロセッサ８０１に結合されたフロッピー（登録商標）ディスクドライブ、コンパクトディスク（ＣＤ）、またはデジタルビデオディスク（ＤＶＤ）ドライブ８０６などの周辺メモリアクセスデバイスを含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス８００はまた、他のシステムコンピュータとサーバとに結合されたインターネットおよび／またはローカルエリアネットワークなどのネットワークとのデータ接続を確立するためのプロセッサ８０１に結合されたネットワークアクセスポート８０４（またはインターフェース）を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス８００は、ワイヤレス通信リンクに接続され得る電磁放射を送るおよび受信するための１つまたは複数のアンテナ８０７を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス８００は、周辺機器、外部メモリ、または他のデバイスに結合するためのＵＳＢ、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ、Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔなど、追加のアクセスポートを含み得る。

【0115】

[00128]図９は、様々な実施形態とともに使用するのに好適なワイヤレスデバイス９００の構成要素ブロック図である。図１～図９を参照すると、様々な実施形態は、様々なワイヤレスデバイス９００（たとえば、ワイヤレスデバイス１２０、１２０ａ～１２０ｅ、２００）上で実装され得、その一例は、スマートフォンの形態で図９に示されている。ワイヤレスデバイス９００は、第２のＳＯＣ２０４（たとえば、５Ｇ対応ＳＯＣ）に結合された第１のＳＯＣ２０２（たとえば、ＳＯＣ－ＣＰＵ）を含み得る。第１のＳＯＣ２０２および第２のＳＯＣ２０４は、内部メモリ９０６、９１６、ディスプレイ９１２に、およびスピーカー９１４に結合され得る。さらに、ワイヤレスデバイス９００は、ワイヤレスデータリンクに接続され得る電磁放射を送るおよび受信するためのアンテナ９０４、ならびに／あるいは、第１のＳＯＣ２０２および／または第２のＳＯＣ２０４中の１つまたは複数のプロセッサに結合されたセルラー電話トランシーバ２６６を含み得る。ワイヤレスデバイス９００はまた、ユーザ入力を受信するためのメニュー選択ボタンまたはロッカースイッチ９２０を含み得る。

【0116】

[00129]ワイヤレスデバイス９００はまた、マイクロフォンから受信された音をワイヤレス送信に好適なデータパケットにデジタル化し、受信された音データパケットを復号して、音を生成するためにスピーカーに提供されるアナログ信号を生成する、音符号化／復号（コーデック）回路９１０を含む。また、第１のＳＯＣ２０２および第２のＳＯＣ２０４と、ワイヤレストランシーバ２６６と、コーデック９１０との中のプロセッサのうちの１つまたは複数は、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）回路を含み得る（別々に図示されず）。

【0117】

[00130]ワイヤレスネットワークコンピューティングデバイス９００とワイヤレスデバイス９００とのプロセッサは、以下で説明される様々な実施形態の機能を含む、様々な機能を実施するようにソフトウェア命令（アプリケーション）によって構成され得る任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、または１つまたは複数のマルチプルプロセッサチップであり得る。いくつかのモバイルデバイスでは、ワイヤレス通信機能専用のＳＯＣ２０４内の１つのプロセッサ、他のアプリケーションを実行することに専用のＳＯＣ２０２内の１つのプロセッサなど、複数のプロセッサが設けられ得る。ソフトウェアアプリケーションは、それらがアクセスされプロセッサにロードされる前に、メモリ９０６、９１６に記憶され得る。プロセッサは、アプリケーションソフトウェア命令を記憶するのに十分な内部メモリを含み得る。

【0118】

[00131]本出願で使用される「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、特定の動作または機能を実施するように構成された、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むことが意図されている。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で実行しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および／またはコンピュータであり得る。例として、ワイヤレスデバイス上で実行しているアプリケーションと、ワイヤレスデバイスの両方が、構成要素と呼ばれることがある。１つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび／または実行スレッド内に存在し得、構成要素は、１つのプロセッサまたはコア上に局所化され、および／あるいは、２つまたはそれ以上のプロセッサまたはコアの間で分散され得る。さらに、これらの構成要素は、様々な命令および／またはデータ構造を記憶した様々な非一時的コンピュータ可読媒体から実行し得る。構成要素は、ローカルおよび／またはリモートプロセス、関数またはプロシージャ呼出し、電子信号、データパケット、メモリ読取り／書込み、ならびに他の既知のネットワーク、コンピュータ、プロセッサ、および／またはプロセス関連の通信方法を介して通信し得る。

【0119】

[00132]いくつかの異なるセルラーおよびモバイル通信サービスおよび規格が、将来において利用可能になるかまたは企図されており、それらのすべては、様々な実施形態を実装し、それらから恩恵を受け得る。そのようなサービスおよび規格は、たとえば、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）と、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）システムと、第３世代ワイヤレスモバイル通信技術（３Ｇ）と、第４世代ワイヤレスモバイル通信技術（４Ｇ）と、第５世代ワイヤレスモバイル通信技術（５Ｇ）と、モバイル通信用グローバルシステム（ＧＳＭ）と、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム（ＵＭＴＳ）と、３ＧＳＭと、汎用パケット無線サービス（ＧＰＲＳ）と、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）システム（たとえば、ｃｄｍａＯｎｅ、ＣＤＭＡ１０２０（登録商標））と、ＧＳＭ進化型高速データレート（ＥＤＧＥ）と、高度モバイルフォンシステム（ＡＭＰＳ）と、デジタルＡＭＰＳ（ＩＳ－１３６／ＴＤＭＡ）と、エボリューションデータオプティマイズド（ＥＶ－ＤＯ）と、デジタル拡張コードレス電気通信（ＤＥＣＴ）と、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス（ＷｉＭＡＸ）と、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）と、Ｗｉ－Ｆｉ保護アクセスＩおよびＩＩ（ＷＰＡ、ＷＰＡ２）と、統合デジタル拡張ネットワーク（ｉＤＥＮ）と、を含む。これらの技術の各々は、たとえば、音声、データ、シグナリング、および／またはコンテンツメッセージの送信および受信を伴う。個々の電気通信規格または技術に関係する用語および／または技術的詳細へのいかなる言及も、説明の目的のためにすぎず、クレームの文言に明記されていない限り、特許請求の範囲を特定の通信システムまたは技術に限定することを意図されていないことを理解されたい。

【0120】

[00133]図示および説明された様々な実施形態は、特許請求の範囲の様々な特徴を示すための例として提供されるにすぎない。しかしながら、任意の所与の実施形態に関して図示および説明された特徴は、必ずしも関連する実施形態に限定されるとは限らず、図示および説明された他の実施形態とともに使用されるかまたはそれらと組み合わせられ得る。さらに、特許請求の範囲は、いかなる１つの例示的な実施形態によっても限定されることを意図されていない。

【0121】

[00134]上記の方法の説明およびプロセスフロー図は、例示的な例として提供されたものにすぎず、様々な実施形態の動作が提示された順序で実施されなければならないことを必要とするまたは暗示することを意図されていない。当業者によって諒解されるように、上記の実施形態における動作の順序は任意の順序で実施され得る。「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、動作の順序を限定することを意図されておらず、これらの単語は、方法の説明を通じて読者を案内するために使用される。さらに、たとえば、冠詞「ａ」、「ａｎ」、または「ｔｈｅ」を使用する単数形の請求項の要素への言及は、その要素を単数形に限定するものと解釈されるべきではない。

【0122】

[00135]本明細書で開示された実施形態に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、構成要素、回路、およびアルゴリズム動作は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得る。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、および動作が、上記では概してそれらの機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課される特定の適用例および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実施形態の決定は、特許請求の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。

【0123】

[00136]本明細書で開示された実施形態に関して説明された様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、受信機スマートオブジェクトの組合せ、たとえば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。代替的に、いくつかの動作または方法は、所与の機能に固有である回路によって実施され得る。

【0124】

[00137]１つまたは複数の実施形態では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に１つまたは複数の命令またはコードとして記憶され得る。本明細書で開示される方法またはアルゴリズムの動作は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に存在し得る、プロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールまたはプロセッサ実行可能命令中で実施され得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の記憶媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、ＦＬＡＳＨメモリ、ＣＤ－ＲＯＭまたは他の光ディスク（disk）ストレージ、磁気ディスク（disk）ストレージまたは他の磁気ストレージスマートオブジェクト、あるいは命令またはデータ構造の形で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用されるディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピーディスク（disk）、およびＢｌｕ－ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、非一時的コンピュータ可読媒体および非一時的プロセッサ可読媒体の範囲内に含まれる。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、非一時的プロセッサ可読記憶媒体および／または非一時的コンピュータ可読記憶媒体上のコードおよび／または命令の１つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして存在し得る。

【0125】

[00138]開示された実施形態の先行する説明は、当業者が特許請求の範囲を製作または使用することを可能にするように提供される。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、特許請求の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示された実施形態に限定されることを意図されておらず、以下の特許請求の範囲ならびに本明細書で開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

【図1】