(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】ワイヤハーネス固定構造
(51)【国際特許分類】
H02G 3/30 20060101AFI20240910BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20240910BHJP
F16L 3/08 20060101ALI20240910BHJP
F16B 19/00 20060101ALI20240910BHJP
F16B 2/22 20060101ALI20240910BHJP
【FI】
H02G3/30
B60R16/02 623A
F16L3/08 C
F16B19/00 Q
F16B2/22 C
(21)【出願番号】P 2023124698
(22)【出願日】2023-07-31
【審査請求日】2023-07-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(74)【代理人】
【識別番号】100167793
【氏名又は名称】鈴木 学
(72)【発明者】
【氏名】河村 穂高
【審査官】遠藤 尊志
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-340309(JP,A)
【文献】実開平2-6879(JP,U)
【文献】国際公開第2018/168485(WO,A1)
【文献】特開平10-196615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/30
B60R 16/02
F16L 3/08
F16B 19/00
F16B 2/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤハーネスを保持するクリップと、
前記クリップが取り付けられるクリップ取付部が形成されたブラケットと、
を備えるワイヤハーネス固定構造であって、
前記クリップは、
前記ワイヤハーネスが通される保持部と、
前記保持部から離れる方向に延び出したクリップ延出部と、
を有し、
前記クリップ取付部は、
前記クリップが前記ブラケットに取り付けられた状態で、前記クリップ延出部の一部が嵌まり込む切欠き部を有する、
ワイヤハーネス固定構造。
【請求項2】
前記クリップは、前記保持部から離れる方向に突出した取付軸を有し、
前記クリップ取付部は、前記取付軸が挿入される貫通孔を有し、
前記クリップ取付部は、
前記切欠き部の幅寸法が前記切欠き部に嵌まり込む前記クリップ延出部の一部の幅寸法よりも長く形成されていることにより、前記クリップが前記取付軸周りに回動可能な状態で前記クリップを支持する、
請求項1に記載のワイヤハーネス固定構造。
【請求項3】
前記切欠き部の底部は、前記貫通孔の中心を中心とする円弧状に形成され、前記クリップが前記ブラケットに取り付けられた状態で前記クリップ延出部の一部が前記底部に押し当たる、
請求項2に記載のワイヤハーネス固定構造。
【請求項4】
前記ブラケットは、
ブラケット本体と、
前記ブラケット本体に交差する第1向きに延在し、前記クリップ取付部が形成された第1延出部と、
前記第1延出部から離れた位置において、前記第1延出部と同方向に延在し、前記ワイヤハーネスが固定される第2延出部と、
を有し、
前記第1延出部の先端及び前記第2延出部の先端は、前記ワイヤハーネスが前記ブラケットに固定された状態で、前記ワイヤハーネスよりも前記第1向きの側に突出している、
請求項1又は2に記載のワイヤハーネス固定構造。
【請求項5】
前記ブラケットは、
前記ワイヤハーネスが前記ブラケットに固定された状態で、前記ワイヤハーネスのうち前記第1延出部及び前記第2延出部の基端側において、前記ワイヤハーネスの外周面の一部に面するように、前記第1向きに交差する第2向きに延在する第3延出部を有する、
請求項4に記載のワイヤハーネス固定構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネス固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスを車両の部品に対して所定の向きに取り付けるための構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、ワイヤハーネスを内包するコルゲートチューブが、バンドクリップによって車両の部品に固定される構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤハーネスを車両の部品に所定の向きで固定するために、クリップの一部に形成された突起部が車両の部品の孔に嵌め込まれる構成の場合、クリップを部品に取り付ける作業が煩雑になるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、組立ての作業を簡便に行うことができるワイヤハーネス固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態のワイヤハーネス固定構造は、ワイヤハーネスを保持するクリップと、前記クリップが取り付けられるクリップ取付部が形成されたブラケットと、を備えるワイヤハーネス固定構造であって、前記クリップは、前記ワイヤハーネスが通される保持部と、前記保持部から離れる方向に延び出したクリップ延出部と、を有し、前記クリップ取付部は、前記クリップが前記ブラケットに取り付けられた状態で、前記クリップ延出部の一部が嵌まり込む切欠き部を有する。
【0007】
前記クリップは、前記保持部から離れる方向に突出した取付軸を有し、前記クリップ取付部は、前記取付軸が挿入される貫通孔を有し、前記クリップ取付部は、前記切欠き部の幅寸法が前記切欠き部に嵌まり込む前記クリップ延出部の一部の幅寸法よりも長く形成されていることにより、前記クリップが前記取付軸周りに回動可能な状態で前記クリップを支持してもよい。
【0008】
前記切欠き部の底部は、前記貫通孔の中心を中心とする円弧状に形成され、前記クリップが前記ブラケットに取り付けられた状態で前記クリップ延出部の一部が前記底部に押し当たってもよい。
【0009】
前記ブラケットは、ブラケット本体と、前記ブラケット本体に交差する第1向きに延在し、前記クリップ取付部が形成された第1延出部と、前記第1延出部から離れた位置において、前記第1延出部と同方向に延在し、前記ワイヤハーネスが固定される第2延出部と、を有し、前記第1延出部の先端及び前記第2延出部の先端は、前記ワイヤハーネスが前記ブラケットに固定された状態で、前記ワイヤハーネスよりも前記第1向きの側に突出していてもよい。
【0010】
前記ブラケットは、前記ワイヤハーネスが前記ブラケットに固定された状態で、前記ワイヤハーネスのうち前記第1延出部及び前記第2延出部の基端側において、前記ワイヤハーネスの外周面の一部に面するように、前記第1向きに交差する第2向きに延在する第3延出部を有してもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、組立ての作業を簡便に行うことができるワイヤハーネス固定構造を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】ワイヤハーネス固定構造及びその周辺構造を示す斜視図である。
【
図2】クリップ及びクリップが取り付けられるブラケットの一部を示す図である。
【
図6】クリップ及び第1延出部を拡大して示す図である。
【
図7】第1延出部、第2延出部及びワイヤハーネスの位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、ワイヤハーネス固定構造及びその周辺構造を示す斜視図である。
図2は、クリップ及びクリップが取り付けられるブラケットの一部を示す図である。
図3は、クリップの斜視図である。
図1において、前及び後はそれぞれ車両の前方及び後方に対応する。上及び下は、それぞれ鉛直上方及び鉛直下方に対応する。
図2及び
図3は、部品単体を示す図であるため、図中に直交座標系の軸を示す。
【0014】
図1に示すように、本実施形態のワイヤハーネス固定構造S100は、ワイヤハーネス1を固定するためのものであり、クリップ10と、ブラケット20と、を備えている。ワイヤハーネス固定構造S100は、一例として、車両のアンダーボディを構成する部品に設けられる。この例では、ワイヤハーネス固定構造S100は、車両の前後方向に延在するサイドメンバ2に設けられている。
【0015】
本実施形態のワイヤハーネス固定構造S100の特徴の1つは、ワイヤハーネス1が所定の角度範囲内の向き以外の向きとならないように、ワイヤハーネス1を保持するクリップ10の可動範囲が規制されている点にある。なお、本発明としては、クリップ10がブラケット20に対して動かないように固定されてもよいが、以下では、クリップ10が所定の可動範囲内で回動可能な状態でブラケット20に取り付けられる構成を例示する。
【0016】
(クリップ10について)
クリップ10は、
図3に示すように、保持部11と、クリップ延出部13と、取付軸15とを有する。クリップ10は、例えば樹脂製であり、保持部11、クリップ延出部13及び取付軸15が一体的に形成されている。
【0017】
保持部11は、ワイヤハーネス1が通される環状の部分であり、図示上方の部分からワイヤハーネス1を内部に挿入できるように構成されている。クリップ延出部13は、保持部11から離れる方向に延び出している。この例では、クリップ延出部13-1とクリップ延出部13-2との一対のクリップ延出部13が設けられている。クリップ延出部13-1及びクリップ延出部13-2はいずれも板状である。クリップ延出部13-1及びクリップ延出部13-2のそれぞれは、保持部11から斜め下方に向かって延び出している。
【0018】
クリップ延出部13-1は、先端部に係止片13aが形成されている。係止片13aの幅寸法d1は、この例では、クリップ延出部13の幅寸法より短い。クリップ延出部13-2は、クリップ延出部13-1と同様の形状を有するので、説明は省略する。
【0019】
取付軸15は、保持部11から離れる方向に突出した軸である。取付軸15は、一例として丸棒であり、先端側にテーパ部15a及び突起15bが形成されている。突起15bは、取付軸15から径方向外側に突出している。突起15bは、取付軸15がブラケット20の貫通孔23h(詳細後述)に挿入された状態で、取付軸15が貫通孔23hから抜けることを防止する。
【0020】
(ブラケット20について)
図4は、ブラケットの斜視図である。
図5は、第1延出部を拡大して示す図である。
図6は、クリップ及び第1延出部を拡大して示す図である。
図7は、第1延出部、第2延出部及びワイヤハーネスの位置関係を示す図である。なお、
図6では、本実施形態の構成が理解し易いよう部材の形状がやや誇張された状態で描かれている。
【0021】
ブラケット20は、サイドメンバ2(
図1参照)に取り付けられるとともに、クリップ10が固定される部材である。ブラケット20は金属製であり、一例として一枚の板金部材を折り曲げることによって形成される。ブラケット20は、
図4に示すように、ブラケット本体21と、第1延出部23と、第2延出部24と、第3延出部25とを有している。
【0022】
ブラケット本体21は平板状であり、
図4ではyz平面において延在している。ブラケット本体21は、特定の形状に限定されるものではなく、任意の形状に形成されていてもよい。
【0023】
第1延出部23は、平板状であり、ブラケット本体21に交差するx方向の第1向きに延在している。第1延出部23には、クリップ取付部30が形成されている。クリップ取付部30は、クリップ10が取り付けられる部位である。クリップ取付部30は、貫通孔23hと、切欠き部23dとを含んでいる。
【0024】
貫通孔23hは、クリップ10の取付軸15が挿入される孔である。貫通孔23hは具体的には丸孔である。
【0025】
図6(a)及び
図6(b)に示すように、クリップ10がブラケット20に取り付けられた状態で、切欠き部23dには、クリップ延出部13の係止片13aが嵌まり込む。
【0026】
切欠き部23dは、
図4及び
図5に示すように、第1延出部23の先端23tからx方向に沿って貫通孔23h側に向かって延在する凹部である。切欠き部23dの幅寸法d2(
図5参照)は、クリップ延出部13の係止片13aの幅寸法d1(
図3参照)よりも長い。具体的には、係止片13aの幅寸法d1は、例えば幅寸法d2の80%以下である。なお、本実施形態では、係止片13aが切欠き部23dに嵌り込むため、係止片13aがこのような寸法を有しているが、本発明は必ずしもこれに限定されない。クリップ延出部13が切欠き部23dに嵌り込む構成の場合、クリップ延出部13が上記のような寸法を有していてもよい。
【0027】
切欠き部23dの底部は直線状に形成されていてもよいが、本実施形態では、
図5に示すように、底部23d’は円弧状に形成されている。底部23d’は、具体的には、貫通孔23hの中心を中心とする円弧状である。このように円弧状に形成された底部23d’に対しては、クリップ10がブラケット20に取り付けられた状態で、クリップ延出部13の一部が押し当たる。
【0028】
上述したような構成により、クリップ10は、クリップ10がブラケット20に取り付けられた状態で、取付軸15を中心として所定の角度範囲だけ回動できるように構成されている。クリップ10の回動角度範囲は、一例として、
図6(a)の状態から、時計方向及び反時計方向にそれぞれ15°以下である。なお、
図6(a)は、ワイヤハーネス1がx方向(車両の前後方向に対応)に直交して延在する状態である。
【0029】
第2延出部24は、
図4及び
図7に示すように、第1延出部23から離れた位置に設けられている。第2延出部24は、第1延出部23と同様、平板状であり、第1延出部23と同方向に延在している。第2延出部24に対しては、ワイヤハーネス1の一部が固定される。なお、第2延出部24は第1延出部23と完全に同じ方向に延び出している必要はない。
【0030】
第1延出部23及び第2延出部24は、いずれもブラケット本体21から離れる向きに突出している。本実施形態では、ワイヤハーネス1は第1延出部23と第2延出部24とに固定される。
【0031】
第1延出部23及び第2延出部24は、
図7に示すように、第1延出部23の先端23t及び第2延出部24の先端24tがワイヤハーネス1よりもブラケット本体21から離れた側に突出している。このような構成によれば、ワイヤハーネス1がブラケット20に固定された状態において、第1延出部23及び第2延出部24がワイヤハーネス1の保護部材として機能する。すなわち、先端23t及び先端24tがワイヤハーネス1よりも突出しているので、例えば車両の走行時、又は、ワイヤハーネス固定構造S100の製造時に何らかの部材がワイヤハーネス1にぶつかりそうになったとしても、その部材は先端23t及び先端24tに当接し、ワイヤハーネス1にはぶつかりにくい。したがって、ワイヤハーネス1の破損を防止することができる。
【0032】
第3延出部25は、
図4に示すように、ブラケット本体21と同様、yz平面において延在している。第3延出部25は、長細い板状の部分であり、先端部にワイヤハーネス1とは異なる他の部品を保持するクリップが固定される。本発明において、第3延出部25は必須の構成要素ではない。しかしながら、第3延出部25が、第1延出部23及び第2延出部24の基端側において、ワイヤハーネス1の外周面の一部に面するように形成されている場合、第3延出部25がワイヤハーネス1の保護部材として機能する。
【0033】
すなわち、第3延出部25が形成されていることによって、仮に何らかの部材が
図4の矢印A方向に沿ってワイヤハーネス1に向かって移動してきたとしても、その部材は第3延出部25には当接するがワイヤハーネス1にはぶつからない。したがって、ワイヤハーネス1の破損を防止することができる。
【0034】
なお、第3延出部25が延在する向きは、第1延出部23と第2延出部24の延出方向である第1向きと交差する向き(第2向き)であれば特定の角度に限定されない。第1延出部23の延出方向と第2延出部24の延出方向とが同一でなくてもよいことは前述のとおりである。
【0035】
上記のような第3延出部25によるワイヤハーネス1の保護機能を考慮すると、第3延出部25の第1延出部23の取付面からの突出長さ(取付面に垂直な方向に沿う長さ)は、クリップ10がブラケット20に取り付けられた状態のクリップ10の高さ寸法(取付面からクリップ10の頂部までの寸法)よりも長いことが一例において好ましい。
【0036】
(ワイヤハーネス固定構造S100の効果)
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネス固定構造S100では、ブラケット20のクリップ取付部30に切欠き部23dが形成され、クリップ10のクリップ延出部13の一部がここに嵌まり込む。このような構成によれば、例えばクリップ10から突出した円柱状や角柱状の部分をブラケットの孔に挿入するような作業が必要ないため、ワイヤハーネス固定構造S100の組立ての作業を簡便に行うことができる。
【0037】
また、本実施形態では、切欠き部23dの幅寸法d2が、切欠き部23dに嵌まり込むクリップ延出部13の一部の幅寸法よりも長く形成され、クリップ10が回動可能に構成されている。ワイヤハーネス1は、ワイヤハーネス1への力の加わり方によっては所望の取付け向きに対して斜めになることも想定されるところ、本実施形態のような構成によれば、クリップ10の可動範囲内においてワイヤハーネス1を任意の方向に調整することができる。そのため、ワイヤハーネス1に加わる力が分散又は低減され、ワイヤハーネス1が損傷する可能性が低減する。
【0038】
また、本実施形態では切欠き部23dの底部23d’が円弧状に形成され、クリップ延出部13の一部がそこに押し当たるようになっている。そして、底部23d’は貫通孔23hと同心円の円弧であるので、クリップ10が回動した際に、クリップ延出部13は一定の力で底部23d’に当たり続ける。つまり、クリップ10の回動に応じて、クリップ延出部13が底部23d’に当接する力が変化しないので、クリップ10を回動させるための力が一定となる。したがって、クリップ10を回動させた場合に、ある角度範囲ではクリップ10が動きやすくなり、他の角度範囲ではクリップ10が動きにくくなるといった不均一な状態が生じにくい。
【0039】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0040】
1 ワイヤハーネス
2 サイドメンバ
10 クリップ
11 保持部
13 クリップ延出部
13a 係止片
15 取付軸
15a テーパ部
15b 突起
20 ブラケット
21 ブラケット本体
23 第1延出部
23d 切欠き部
23d’ 底部
23h 貫通孔
23t 先端
24 第2延出部
24t 先端
25 第3延出部
30 クリップ取付部
S100 ワイヤハーネス固定構造
【要約】
【課題】組立ての作業を簡便に行うことができるワイヤハーネス固定構造を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス固定構造S100は、ワイヤハーネス1を保持するクリップ10と、クリップ10が取り付けられるクリップ取付部30が形成されたブラケットと、を備え、クリップ10は、ワイヤハーネス1が通される保持部11と、保持部11から離れる方向に延び出したクリップ延出部13と、を有し、クリップ取付部30は、クリップ10がブラケット20に取り付けられた状態で、クリップ延出部13の一部が嵌まり込む切欠き部23dを有する。
【選択図】
図4