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特許7552859情報提供システム、情報提供方法、及び、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】情報提供システム、情報提供方法、及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/083 20240101AFI20240910BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240910BHJP
【FI】
G06Q10/083
G06Q50/10
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023505029
(86)(22)【出願日】2021-03-12
(86)【国際出願番号】 JP2021009990
(87)【国際公開番号】W WO2022190341
(87)【国際公開日】2022-09-15
【審査請求日】2023-07-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】田村 朱弥乃
(72)【発明者】
【氏名】田中 克史
【審査官】岡北 有平
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0254610(US,A1)
【文献】特開平08-329389(JP,A)
【文献】特開2020-052836(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場と、駐車場利用時刻とを含む配送計画を決定する決定手段とを備え
前記決定手段は、前記配送計画に基づき、前記駐車場の提供者に駐車場利用時間帯を通知する
情報提供システム。
【請求項2】
定期的な配達サービスを提供する事業体による配達を受ける会員への配達日のうち、前記会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記配達日における前記配達に利用する前記駐車場と、駐車場利用時刻とを含む配送計画を決定する決定手段と
を備え
前記決定手段は、前記配送計画に基づき、前記駐車場の提供者に駐車場利用時間帯を通知する
情報提供システム。
【請求項3】
前記取得手段は、さらに、前記事業体のサポータの駐車場が利用可能な時間帯を取得する
請求項1または2に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記決定手段は、配送経路、及び配達順の少なくともいずれかを含む前記配送計画を決定する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報提供システム。
【請求項5】
前記決定手段は、前記配送計画に基づき、各配達先の会員に配達予定時刻を通知する
請求項4に記載の情報提供システム。
【請求項6】
前記決定手段は、さらに、前記会員の配達希望時間に基づいて前記駐車場の利用を決定する
請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報提供システム。
【請求項7】
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する決定手段と、
前記駐車場の提供に応じて、前記駐車場の提供者にインセンティブを付与するインセンティブ付与部を備える
報提供システム。
【請求項8】
コンピュータが、
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得し、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場と、駐車場利用時刻とを含む配送計画を決定し、
前記配送計画に基づき、前記駐車場の提供者に駐車場利用時間帯を通知する
情報提供方法。
【請求項9】
定期的な配達サービスの会員から商品の注文と、前記会員の前記注文の配達日のうち前記定期的な配達サービスを提供する事業体に駐車場を提供可能な時間帯の入力を受け付ける処理と、
前記時間帯に基づき決定された前記駐車場の利用予定通知を表示する処理と、
前記駐車場の提供により前記駐車場の提供者に付与されるインセンティブを表示する処理と
をユーザ端末に実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報提供システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
会員に食品などの定期的な配達を提供するサービス事業が存在する。購入品の配送は、通常、トラックなどの車両により定期的に行われる。例えば、会員への配達は決まった曜日の決まった時間に行われる。
【0003】
本開示に関連する技術として、特許文献1には、配送先近隣の駐車場の予約を要求する配送経路作成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-052836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トラックによる配送を行う場合、配送者は駐車場にトラックを停めて、各配達先へ荷物を運ぶ。しかし、駐車スペースは限られている場合があり、配達先の近くにトラックを停められない場合がある。このような場合、配送者は配達先から遠い駐車可能スペースにトラックを停めて、配達先へ歩かなければならない。特に、都市部では駐車スペースが限られているが、居住者が多いため、配達先の数が多い。したがって、遠くの駐車場から、配達先への長い距離の往復が発生しうる。
【0006】
特許文献1の配送経路作成装置は、コインパーキング、駐車場を併設した公共施設、時間制限駐車区間等の路上にある駐車可能なスペース等の駐車場を利用する。これらの駐車場は、他の車両と競合するため配達先で駐車場を確保できない可能性もある。
【0007】
本開示は、配達に利用する駐車場の安定的な確保を可能にする情報提供システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る情報提供システムは、定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する決定手段と、を備える。
【0009】
本開示に係る情報提供方法は、定期的な配達サービス会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得し、前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する。
【0010】
本開示に係る記録媒体は、定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する処理と、前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを非一時的に記録する。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、配達に利用する駐車場を安定的に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1実施形態に係る情報提供システム100の構成を示すブロック図である。
図2】ユーザ情報の例を示す図である。
図3】配送者端末の構成例を示すブロック図である。
図4】ユーザ端末12の構成例を示すブロック図である。
図5】第1実施形態に係る情報提供システム100の動作例を示すフローチャートである。
図6】第2実施形態に係る情報提供システム100の構成を示すブロック図である。
図7】第2実施形態に係る情報提供システム100の動作例を示すフローチャートである。
図8】コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[第1実施形態]
定期的な配達サービスを提供する事業体が配達サービスの会員への配達を行う場合に利用する駐車場の決定を例に、本開示の実施形態の一態様について説明する。会員は、定期的な配達を受けるユーザの一例である。会員の少なくとも一部は、配送者が配達に利用する駐車場を提供する。会員は、配送者が他の会員への配達に駐車場を利用できるよう駐車場を提供してもよい。さらに、会員は、配送者が非会員への配達に利用できるよう駐車場を提供してもよい。非会員は定期的な配達を受けない。なお、本開示は、定期的な配達サービスを提供する事業体の会員への配達サービスへの適用に限られない。
【0014】
非会員であって定期的な配達サービスを提供する事業体の活動に協力するサポータをサポート会員と呼ぶ。サポート会員も、会員と同様に、配達に利用される駐車場を提供し得る。会員とサポート会員を合わせて、以下、単にユーザとも示す。
【0015】
なお、会員は配達を一時停止したり、配達日や配達時間を変更したりする場合があるが、この場合も、会員は定期的な配達を受けるユーザに含まれる。配達のお試し利用をするユーザ(ワンタイム会員)や、定期的な配達日を決めずに必要なときに配達を受けるユーザは会員に含まれてもよい。
【0016】
(構成)
図1は、第1実施形態に係る情報提供システム100の構成を示すブロック図である。情報提供システム100は、取得部101、決定部102、インセンティブ付与部103、及び記憶部104を備える。
【0017】
情報提供システム100は、配送者端末11、及び、ユーザ端末12とネットワークを介して接続される。配送者端末11、及び、ユーザ端末12は、例えば、携帯端末、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューター、ウェアラブル端末、その他端末であってもよい。ユーザ端末12は、ディスプレイなどの表示手段を備えていてもいいし、ユーザ端末12は、表示手段と有線または無線により通信可能に接続されてもよい。
【0018】
記憶部104は、ユーザ情報を記憶する。図2は、ユーザ情報の例を示す図である。ユーザ情報は、ユーザID(Identifier)ごとに、配達日時、配達先、駐車場位置、及び、駐車場の提供可能な時間を含む。ユーザIDは、会員またはサポート会員を一意に識別する識別子である。ユーザIDには、配達日時、配達先、駐車場位置、及び、駐車場提供可能な時間のいずれかを含まないものがあってもよい。配達を受けないユーザ、及び、駐車場を提供しないユーザも存在するためである。
【0019】
配達日時は、配送者が配達先へ到着する予定の日時あるいは時間帯である。配達日時は、例えば「毎週月曜日の16時頃」など、会員への定期的な配達を行う日時であってもよい。配達日時は、定期的な配達の契約時に設定されてもよい。配達日時は、ユーザの希望により適宜設定された、ユーザの配達希望時間を含んでもよい。あるいは、配達日時として近隣の複数の会員と同一の日が適宜設定されてもよい。配達先は、住所などの位置情報である。
【0020】
駐車場位置は、ユーザが提供する駐車場を特定する情報を含む。ユーザが提供する駐車場は、住宅に併設された駐車場、住宅の前の駐車可能なスペース、あるいは、ユーザが住居とは別に所有駐車場の何れであってもよい。住宅に併設された駐車場は、例えば、共同住宅に併設された、地面に線が引いてある駐車場の一区画であってもよい。例えば、駐車場を特定する情報は、配達先の住所に併設された駐車場のスペース番号や、その他位置情報であってもよい。駐車場の提供可能な時間は、ユーザが駐車場を提供可能な時間帯である。
【0021】
取得部101は、例えば、ユーザ端末12からユーザが駐車場を提供可能な時間帯を取得する。取得部101は、取得した情報を記憶部104に記憶してもよい。取得部101は、配送者が配送を開始する前、ユーザが駐車場を提供可能な時間帯を取得する。
【0022】
取得部101は、定期的な配達サービスの会員の駐車場を利用可能な時間帯を取得する。駐車場を利用可能な時間帯とは、ユーザが駐車場を配送者に提供可能な時間帯である。すなわち、取得部101は、会員が駐車場を提供可能な時間帯を取得する。
【0023】
取得部101は、特に、会員の配達日のうち、該会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得してもよい。すなわち、会員は、配達の予定がある日に駐車場を提供する。ただし、取得部101は、会員の配達日以外にも会員が駐車場を提供可能な時間帯を取得してもよい。
【0024】
取得部101は、さらに、定期的な配達サービスを提供する事業体のサポータの駐車場を利用可能な時間帯を取得してもよい。すなわち、サポート会員も駐車場を提供してもよい。
【0025】
取得部101は、例えば、ユーザ情報に登録されたユーザのユーザ端末12に提供依頼を送信してもよい。提供依頼は、少なくとも駐車場が必要な日付、時間、及び、曜日のいずれかを示す情報を含む。取得部101、例えば、配達予定のあるユーザに優先して提供依頼を送信してもよい。提供依頼は、配達を受けるユーザへの配送予告を含んでもよい。配送予告は、少なくともユーザへの配達を行う日を含む。
【0026】
決定部102は、利用可能な時間帯が取得された駐車場のうち、定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する駐車場を決定する。決定部102は、駐車場を提供するユーザの配達日に該ユーザの駐車場が利用されるよう、駐車場を決定してもよい。
【0027】
決定部102は、例えば、記憶部104を参照して、ユーザ情報に示される配達日時に利用可能な、配達先の近隣の駐車場を利用する駐車場として決定する。複数の駐車場が利用可能である場合、決定部102は、配達先により近い駐車場を、利用する駐車場として決定してもよい。
【0028】
決定部102は、決定された駐車場を示す利用計画を生成する。利用計画は、例えば、配達日に配送者が利用する予定の1以上の駐車場のリストである。
【0029】
決定部102は、例えば、配送者が配送を開始する前に利用する駐車場を決定し、駐車場の利用計画を配送者へ配信する。決定部102は、好ましくは、配送を行う前日までに利用計画を生成する。決定部102が、事前に利用する駐車場を決定することで、配送者が配送日に駐車スペースを探しながら配送を行う場合と比べて、効率的な配送が可能となる。また、配送日に駐車スペースを探す必要がないから、記憶部104に記憶された配達日時に沿った、配達が可能となる。
【0030】
決定部102は、複数の駐車場を決定し、配送者へ配信してもよい。配送者は決定部102が決定した駐車場のうち、いずれを利用するか選択してもよい。決定部102は、選択された駐車場に基づいて、利用計画を生成してもよい。
【0031】
さらに、決定部102は、駐車場の利用計画に加え、さらに、駐車場の利用時刻、配送経路、及び配達順の少なくともいずれかを含む配送計画を決定してもよい。
【0032】
駐車場の利用時刻は、例えば、駐車場の利用を開始する予定の時間と終了する予定の時間である。決定部102は、例えば、1つの配達にかかる予め定められた時間と配達先の数に基づいて、配達予定時刻を算出し、算出した時刻に基づいて、駐車場の利用時刻を決定する。決定部102は、さらに、例えば、地図データにユーザ情報に記憶された駐車場と配達先をプロットし、既存技術を用いて、各駐車場と各配達先の間の移動時間を算出し、算出した移動時間に基づいて、駐車場の利用時刻を決定してもよい。
【0033】
配送経路は、例えば、各駐車場、または、各配達先への経路を示す地図である。配送経路には、決定した駐車場から所定の配達先へ向かうことが示されてもよい。決定部102は、例えば、地図データにユーザ情報に記憶された駐車場と配達先をプロットし、既存技術を用いて、各駐車場及び各配達先を結ぶ距離が最も短くなる経路を示す。
【0034】
配達順は、例えば、各配達先へ向かう順番を示す地図である。例えば、配達順は、上述の配送経路の地図上の駐車場または配達先に数字をプロットすることで示されてもよい。これにより、各配達先へ向かう距離が最も短くなる順番を示すことができる。配達順は、配送経路から求められた順番を示す配達先のリストであってもよい。
【0035】
配送計画には、1つの駐車場から、複数の配達先へ向かうことが示されてもよい。
【0036】
配送計画には、非会員への配達など、非定期的な配達先への配送に関する計画が含まれてもよい。また、配送計画には、配達を受けるための注文をしていない会員の配達先にも向かうことが示されてもよい。配送者は注文をしていない会員から、例えば、前回の配達に用いられたコンテナや次回の配達の注文票などを回収する。
【0037】
決定部102は、その日の複数の配達先のいくつかをグループ化して、利用する駐車場を決定してもよい。決定部102は、駐車場からグループ化した各配達先までの距離の合計、または予想時間の合計が最も小さくなる駐車場を決定してもよい。
【0038】
記憶された配達日時が、会員の配達希望時間である場合、決定部102は、取得部101によって取得されたユーザの駐車場が利用可能な時間帯に加えて、さらに、会員の配達希望時間に基づいて、配送計画を決定してもよい。
【0039】
会員の駐車場と、サポート会員の駐車場がいずれも利用可能な場合、決定部102は、会員の駐車場を優先して利用することを決定してもよい。
【0040】
決定部102は、決定した利用計画に基づき、駐車場の提供者に駐車場の利用予定通知を送信してもよい。駐車場の利用予定通知は、配送者が特定の日に駐車場を利用することを示す。駐車場の提供者は会員、またはサポート会員であって、駐車場の利用可能な時間帯が取得されたユーザである。
【0041】
配送計画が駐車場の利用時刻を含む場合、決定部102は、利用予定通知とともに、配送計画に基づき、駐車場の提供者に駐車場利用時刻を通知してもよい。決定部102は、駐車場を利用することが決定されたユーザに限って、利用予定通知と駐車場利用時刻を送信してもよい。配送計画が配達順を含む場合、決定部102は、配送計画に基づき、配達先の会員にその日の配達のうち、何番目に配達をするか通知してもよい。
【0042】
インセンティブ付与部103は、駐車場の提供に応じて、該駐車場の提供者にインセンティブを付与する。インセンティブ付与部103は、例えば、配送者が駐車場を利用したら、駐車場が利用された提供者にインセンティブを付与する。インセンティブ付与部103は、配送者が駐車場を利用した時間の長さに応じて、インセンティブを付与してもよい。インセンティブ付与部103は、ユーザが提供可能時間を入力したときにインセンティブを付与してもよい。インセンティブを付与すると、付与しない場合と比べて駐車場を提供するサポート会員が増えることが期待できる。また、新たな会員が増えることも期待できる。さらに、インセンティブを付与することで会員のロイヤルティの向上を図ることができる。
【0043】
付与するインセンティブは、特に限られず、例えば、現金、電子マネー、商品券、イベント参加券、商品、試供品、ポイント、クーポンなどであってもよい。ポイントやクーポンは、定期的な配達サービスを提供する事業体が提供する配達サービス、あるいは、店舗などのような配達サービスとは異なる業態で利用可能であってもよい。定期的な配達サービスを提供する事業体の会員でない人にも共同購入で使えるポイントやクーポンを提供すれば、会員となってもらえるようアピールすることができる。
【0044】
インセンティブ付与部103は、駐車場の提供者にインセンティブの付与を通知してもよい。
【0045】
<配送者端末11の構成>
配送者端末11は、ユーザへの配送を行う配送者が利用する端末である。配送者端末11は、配送者の数だけ用意され得る。
【0046】
図3は、配送者端末11の構成例を示すブロック図である。配送者端末11は、処理部111、及び、記憶部112を備える。記憶部112にはアプリケーションプログラムがインストールされることで、以下の処理部111の機能が実現されてもよい。処理部111は、以下の機能のうちいくつかを有していなくてもよい。
【0047】
処理部111は、決定された配送計画を情報提供システム100から受信し、配送者端末11の画面に表示させる。配送者は、配送計画に基づいて、配送を行う。情報提供システム100が複数の駐車場を決定した場合、処理部111は、複数の駐車場を選択可能に表示させてもよい。処理部111は、会員の駐車場を他のユーザの駐車場と異なるように表示してもよい。
【0048】
処理部111は、配送者の操作により配送の完了を登録する処理を実行してもよい。さらに、処理部111は、駐車場の利用状況を登録する処理を実行してもよい。駐車場の利用状況とは、例えば、駐車場の利用の有無、または、利用の開始及び終了を示す。処理部111は、配送者端末11のGPS(Global Positioning System)の位置情報に基づいて、自動で駐車場の利用状況を登録してもよい。処理部111は、登録した駐車場の利用状況を情報提供システム100に送信する。
【0049】
<ユーザ端末12の構成>
ユーザ端末12は、会員、及び、サポート会員を含むユーザが使用する端末である。
【0050】
図4は、ユーザ端末12の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末12は、処理部121、及び、記憶部122を備える。記憶部122にはアプリケーションプログラムがインストールされることで、以下の処理部121の機能が実現されてもよい。処理部121は、以下の機能のうちいくつかを有していなくてもよい。アプリケーションプログラムは、定期的な配達サービスを提供する事業体によって提供されてもよい。
【0051】
処理部121は、ユーザが駐車場を提供可能な時間帯の入力を受け付ける受付処理を実行する。受付処理において、処理部121は、さらに、配達先の会員から商品の注文の入力を受け付けてもよい。処理部121は、会員の注文の配達日のうち、該会員が駐車場を提供可能な時間帯の入力を受け付けてもよい。処理部121は、受け付けた情報を情報提供システム100に送信する送信処理を実行する。
【0052】
さらに、処理部121は、情報提供システム100からユーザの駐車場の利用予定通知を受信する処理を実行する。処理部121は、受信した利用予定通知をユーザ端末12の画面に表示させる。駐車場の利用予定通知は、配送者が特定の日に駐車場を利用することを示す。処理部121は、さらに、情報提供システム100から、配送計画に基づく駐車場利用時刻(ユーザが駐車場を提供可能な時間帯のうち、配送者が駐車場を利用する予定の時間)を受信し、画面に表示させてもよい。
【0053】
処理部121は、配送者が実際に駐車場を利用した時間を示す駐車場利用状況をさらに受信し、画面に表示させてもよい。さらに、処理部121は、インセンティブ付与の通知を受信し、画面に表示させてもよい。
【0054】
(動作)
図5は、第1実施形態に係る情報提供システム100の動作例を示すフローチャートである。まず、情報提供システム100の取得部101は、ユーザ端末12に駐車場の提供依頼を送信する(ステップS1)。
【0055】
ユーザ端末12の処理部121は、駐車場の提供可能時間帯の入力を受け付け、情報提供システム100に送信する(ステップS2)。情報提供システム100の取得部101は、ユーザの駐車場を利用可能な時間帯を取得し、記憶部104に記憶する。
【0056】
決定部102は、取得された時間帯に基づき、配送計画を決定する(ステップS3)。次に決定部102は、配送計画に基づいて、駐車場を提供するユーザに駐車場利用時間帯を通知する(ステップS4)。さらに、決定部102は、配送者端末11に配送計画を配信する(ステップS5)。
【0057】
配送者端末11は、配送計画を表示し(ステップS6)、配送者は、駐車場を利用して配送を行う。具体的には、配送者は、車両を駐車場に停めて荷物を配達先へ運ぶ。配送者端末11は、駐車場の利用状況を登録し(ステップS7)、情報提供システム100に送信する。
【0058】
インセンティブ付与部103は、配送者端末11から受信した駐車場の利用状況に応じて、駐車場を提供したユーザのユーザ端末12にインセンティブを付与し、通知する(ステップS8)。インセンティブ付与の通知を受けたユーザ端末12は、通知を表示手段に表示する。
【0059】
以上で第1実施形態に係る情報提供システム100の動作例の説明を終了する。
【0060】
(効果)
第1実施形態によれば、配達に利用する駐車場を安定的に確保できる。その理由は、取得部101が、定期的な配達サービスの会員の駐車場を利用可能な時間帯を取得し、決定部102が、会員の駐車場から、定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する駐車場を決定するためである。さらに、その理由は、取得部101が、定期的な配達サービスを提供する事業体の会員への配達日のうち会員が駐車場を提供可能な時間帯を取得し、決定部102が、該配達日における配達に利用する駐車場を決定するためである。
【0061】
また、第1実施形態によれば、コインパーキングや他の駐車場予約システムを利用する場合に比べて、利用する駐車場が決定されやすい。ユーザは配送のために駐車場が利用されることが分かっているため、駐車場の利用目的を限定せずに駐車場を貸与する場合と比べて、安心して駐車場を提供できる。特に、定期的な配達サービスを提供する事業体が助け合いの精神により成り立っている場合、会員は駐車場を提供して会員を助けたいと考えるから、利用する駐車場が決定されやすい。
【0062】
そして、配達先の会員が提供する駐車場は配達先から近いことが想定される。したがって、配達先に近い駐車場が確保でき、配送者は効率的に配送が行える。
【0063】
さらに、第1実施形態によれば、ユーザの駐車場から複数の配達先へ効率的な配達が可能となりうる。その理由は、配送計画には、1つの駐車場から複数の配達先へ向かうことが示されてもよいためである。会員が提供する駐車場は、他の会員の配達先からも近いことが想定される。
【0064】
配達先から近い駐車場が安定的に確保できると、会員にとって、計画通りに配達を受けることができるという効果がある。
【0065】
[第2実施形態]
第2実施形態において、第1実施形態の基本構成について説明する。図6は、第2実施形態に係る情報提供システム100の構成を示すブロック図である。第2実施形態に係る情報提供システム100は、取得部101と、決定部102を備える。
【0066】
取得部101は、定期的な配達サービスの会員の駐車場を利用可能な時間帯を取得する。駐車場を利用可能な時間帯とは、会員が駐車場を定期的な配達サービスを提供する事業体に提供可能な時間帯である。決定部102は、駐車場を利用可能な時間帯が取得された駐車場のうち、定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する駐車場を決定する。
【0067】
定期的な配達とは、例えば、「毎月の初日」「毎月の第1・第3月曜日」などの配達日が決まっている配達を含む。また、定期的な配達は、「毎週月曜日の16時頃」など配達日時が決まっている配達を含んでもよい。さらに、定期的な配達は、「毎月1回のユーザが決めた日」「1週間に2回以上」など、所定の期間の間で配達回数が決まっている配達を含んでもよい。
【0068】
取得部101は、特に、会員への配達日のうち、該会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得してもよい。ただし、取得部101は、会員の配達日以外にも会員が駐車場を提供可能な時間帯を取得してもよい。
【0069】
図7は、第2実施形態に係る情報提供システム100の動作例を示すフローチャートである。まず、取得部101は、定期的な配達サービスの会員の駐車場を利用可能な時間帯を取得する(ステップS21)。次に、決定部102は、利用可能な時間帯が取得された駐車場のうち、定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する駐車場を決定する(ステップS22)。
【0070】
第2実施形態によれば、配達に利用する駐車場を安定的に確保できる。その理由は、取得部101が、定期的な配達を受けるユーザの駐車場を利用可能な時間帯を取得し、決定部102が、利用可能な時間帯が取得された駐車場のうち、定期的な配達に利用する駐車場を決定するためである。
【0071】
[変形例]
上述の各実施形態は、例えば、以下の変形例に示すように変形が可能である。
【0072】
(変形例1)配達日時の調整
第1実施形態において、決定部102が、記憶された配達日時に応じて配送計画を決定する場合について説明した。ただし、配達日時は、駐車場の利用計画に応じて、調整可能であってもよい。例えば、午前中はある配達先の配達に利用可能な駐車場がなく、午後には利用可能な駐車場がある場合、決定部102は、午後に配達先に配達に向かう配送計画を決定してもよい。
【0073】
決定部102は、決定した配送計画に基づき、各配達先のユーザに配達予定時刻を通知してもよい。決定部102は、好ましくは、配達日の前日までに配達予定時刻を配達先のユーザに通知する。ユーザ端末12は、表示手段に配達予定時刻を表示してもよい。
【0074】
決定部102は、例えば、事前に記憶された配達日時よりも詳細な時刻を決定し、通知してもよい。あるいは、決定部102は、事前に記憶された配達日時よりも早い、または遅い時刻を決定し、通知してもよい。
【0075】
決定された配送計画によっては、記憶部104に事前に記憶された配達日時の通りに配達ができない場合がある。しかし、定期的な配達を受けるユーザは、いつもの時間に配送者が到着しないと不安になり得る。駐車場の利用の可否や配達先の数の増減によって、配達予定時刻が前後する場合に、配達先のユーザに事前に連絡するとユーザは安心することができる。また、配達時刻が遅れた場合の配送者への問合せを低減することができる。
【0076】
決定部102は、配達予定時刻が事前に記憶された配達日時よりも、所定時間以上早くなる場合、または遅くなる場合に、ユーザに通知してもよい。決定部102は、配達予定時刻の代わりに、配達日における配達順を各配達先に通知してもよい。
【0077】
(変形例2)他の配達サービスへの適用
本開示は、定期的な配達サービスを提供する事業体の会員への配達サービス以外に、その他の配達サービスへの適用が可能である。配達を受けるユーザと、駐車場を提供するユーザは、それぞれ、配達サービスのユーザであってもよい。ユーザは、配達サービスの会員として、記憶部104にユーザ情報が記憶される。配達サービスのユーザは駐車場を提供する。
【0078】
情報提供システム100は、定期的な配達を受けるユーザが存在しない場合にも、毎日、あるいは、毎度、利用する駐車場または配送計画を作成してもよい。この場合、情報提供システム100の取得部101は、配達サービスのユーザの駐車場が利用可能な時間帯を取得し、決定部102は、利用可能な駐車場のうち、配達に利用する駐車場を決定する。取得部101は、配達予定のあるユーザから、配達予定日のうち、駐車場を提供可能な時間を取得してもよい。
【0079】
(変形例3)複数の駐車場が利用可能である場合
位置の近い2以上の駐車場が複数のユーザから提供され、どちらの駐車場を利用しても効率的な配送が可能な場合が想定される。この場合、駐車場の利用回数または時間が複数ユーザ間で均衡になるように、決定部102は駐車場を決定してもよい。駐車場の利用が均衡になるように駐車場が決定されることで、インセンティブ付与部103により、インセンティブを付与する際のユーザ間の公平性を確保することができる。
【0080】
(変形例4)利用可能な駐車場がない場合
第1実施形態において、取得部101が、駐車場を提供してもらえそうなユーザに提供依頼を送信する場合について説明した。ただし、取得部は提供依頼を送信しなくてもよい。ユーザは、提供依頼がなくとも、駐車場を提供可能な時間を入力し得る。取得部101は、配送日に必要な利用可能な駐車場がない場合に限って、提供依頼を行ってもよい。
【0081】
なお、配送者が車両で駐車場に向かったとき、駐車場に他の車両が停められていることが想定される。配送計画に示される駐車場が空いてなかった場合、配送者は、配送者端末11を用いて、情報提供システム100に通知してもよい。通知を受けた情報提供システム100は、駐車場を空けてもらえるよう、ユーザに連絡してもよい。あるいは、配送者は、配送者端末11を用いて、情報提供システム100に配送計画の変更依頼を送信し、決定部102は、他のユーザの駐車場を利用するよう、配送計画を変更してもよい。
【0082】
なお、ユーザから駐車場の提供がない場合、取得部101は、コインパーキング、駐車場を併設した公共施設、時間制限駐車区間等の路上にある駐車可能なスペース等の空き状況をさらに取得してもよい。決定部102は、空き状況に基づいてこれらの駐車場の利用を決定してもよい。
【0083】
[ハードウェア構成]
上述した各実施形態において、情報提供システム100の各構成要素(取得部101、決定部102、インセンティブ付与部103、記憶部104)は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、コンピュータ500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0084】
図8は、コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。図8を参照すると、コンピュータ500は、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、プログラム504、記憶装置505、ドライブ装置507、通信インタフェース508、入力装置509、入出力インタフェース511、及び、バス512を含む。
【0085】
プログラム504は、各装置の各機能を実現するための命令(instruction)を含む。プログラム504は、予め、ROM502やRAM503、記憶装置505に格納される。CPU501は、プログラム504に含まれる命令を実行することにより、各装置の各機能を実現する。例えば、情報提供システム100のCPU501がプログラム504に含まれる命令を実行することにより、情報提供システム100の機能を実現する。また、RAM503は、各装置の各機能において処理されるデータを記憶してもよい。例えば、コンピュータ500のRAM503に、情報提供システム100におけるユーザ情報、または、配送計画を記憶してもよい。
【0086】
ドライブ装置507は、記録媒体506の読み書きを行う。通信インタフェース508は、通信ネットワークとのインタフェースを提供する。入力装置509は、例えば、マウスやキーボード等であり、情報提供システム100の管理者または配送者等からの情報の入力を受け付ける。出力装置510は、例えば、ディスプレイであり、管理者または配送者等へ情報を出力(表示)する。入出力インタフェース511は、周辺機器とのインタフェースを提供する。バス512は、これらハードウェアの各構成要素を接続する。なお、プログラム504は、通信ネットワークを介してCPU501に供給されてもよいし、予め、記録媒体506に格納され、ドライブ装置507により読み出され、CPU501に供給されてもよい。
【0087】
なお、図8に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の構成要素が追加されていてもよく、一部の構成要素を含まなくてもよい。
【0088】
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0089】
また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、プロセッサ等を含む汎用又は専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現されてもよい。これらの回路は、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
【0090】
また、各装置の各構成要素の一部又は全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
【0091】
また、情報提供システム100の少なくとも一部がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてよい。すなわち、情報提供システム100を実現するための機能の少なくとも一部が、ネットワーク経由で実行されるソフトウェアによって実行されてよい。
【0092】
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本開示のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
【0093】
上記実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
【0094】
[付記1]
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する決定手段と
を備える情報提供システム。
【0095】
[付記2]
定期的な配達サービスを提供する事業体による配達を受ける会員への配達日のうち、前記会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する取得手段と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記配達日における前記配達に利用する前記駐車場を決定する決定手段と
を備える情報提供システム。
【0096】
[付記3]
前記取得手段は、さらに、前記事業体のサポータの駐車場が利用可能な時間帯を取得する
付記1または2に記載の情報提供システム。
【0097】
[付記4]
前記決定手段は、さらに、駐車場利用時刻、配送経路、及び配達順の少なくともいずれかを含む配送計画を決定する
付記1乃至3のいずれか1つに記載の情報提供システム。
【0098】
[付記5]
前記決定手段は、前記配送計画に基づき、各配達先の会員に配達予定時刻を通知する
付記4に記載の情報提供システム。
【0099】
[付記6]
前記決定手段は、前記配送計画に基づき、前記駐車場の提供者に駐車場利用時間帯を通知する
付記4または5に記載の情報提供システム。
【0100】
[付記7]
前記決定手段は、さらに、前記会員の配達希望時間に基づいて前記駐車場の利用を決定する
付記1乃至6のいずれか1つに記載の情報提供システム。
【0101】
[付記8]
前記駐車場の提供に応じて、前記駐車場の提供者にインセンティブを付与するインセンティブ付与部をさらに備える
付記1乃至7のいずれか1つに記載の情報提供システム。
【0102】
[付記9]
前記決定手段は、複数の前記駐車場のうち、配達先により近い駐車場を利用する駐車場に決定する、付記1乃至8のいずれか1つに記載の情報提供システム。
【0103】
[付記10]
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得し、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する、
情報提供方法。
【0104】
[付記11]
定期的な配達サービスを提供する事業体による配達を受ける会員への配達日のうち、前記会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得し、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記配達日における前記配達に利用する前記駐車場を決定する、
情報提供方法。
【0105】
[付記12]
定期的な配達サービスの会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する処理と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記定期的な配達サービスを提供する事業体による配達に利用する前記駐車場を決定する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムを非一時的に記録する記録媒体。
【0106】
[付記13]
定期的な配達サービスを提供する事業体による配達を受ける会員への配達日のうち、前記会員の駐車場が利用可能な時間帯を取得する処理と、
前記時間帯が取得された駐車場のうち、前記配達日における前記配達に利用する前記駐車場を決定する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムを非一時的に記録する記録媒体。
【0107】
[付記14]
定期的な配達サービスの会員から商品の注文と、前記会員の前記注文の配達日のうち前記定期的な配達サービスを提供する事業体に駐車場を提供可能な時間帯の入力を受け付ける処理と、
前記時間帯に基づき決定された前記駐車場の利用予定通知を表示する処理と、
をユーザ端末に実行させるプログラムを非一時的に記録する記録媒体。
【符号の説明】
【0108】
100 情報提供システム
101 取得部
102 決定部
103 インセンティブ付与部
104 記憶部
11 配送者端末
111 処理部
112 記憶部
12 ユーザ端末
121 処理部
122 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8