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特許7552971インターポーザを有する半導体パッケージ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】インターポーザを有する半導体パッケージ
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20240910BHJP
   H01L 25/04 20230101ALI20240910BHJP
   H01L 25/18 20230101ALI20240910BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20240910BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20240910BHJP
【FI】
H01L23/12 501B
H01L23/12 N
H01L25/04 Z
H05K3/46 Q
H05K3/46 L
H05K1/02 F
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2019126984
(22)【出願日】2019-07-08
(65)【公開番号】P2020021932
(43)【公開日】2020-02-06
【審査請求日】2022-05-13
(31)【優先権主張番号】10-2018-0089508
(32)【優先日】2018-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】金 鍾潤
(72)【発明者】
【氏名】李 錫賢
【審査官】庄司 一隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-096196(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0062383(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0110407(US,A1)
【文献】特表2015-534287(JP,A)
【文献】特開2018-093162(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104904006(CN,A)
【文献】特開2017-092094(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0102311(US,A1)
【文献】特開2014-099591(JP,A)
【文献】特開2017-112330(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/12
H01L 25/04
H05K 3/46
H05K 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の下部絶縁層と、前記複数の下部絶縁層のそれぞれの上面又は下面のうち少なくとも一面に配置される複数の下部再配線パターンとを有する下部再配線構造物と、
前記複数の下部再配線パターンの一部分上にそれぞれ配置される複数の第1連結ピラーと、
前記下部再配線構造物の上に前記複数の第1連結ピラーと離隔されるように配置され、かつインターポーザ基板と、前記インターポーザ基板の上面に配置される複数の連結配線パターンと、前記複数の連結配線パターンのそれぞれの一部分上に配置される複数の第2連結ピラーとを含む、インターポーザと、
少なくとも1層の上部絶縁層と、前記少なくとも1層の上部絶縁層の上面又は下面に配置され、前記複数の第1連結ピラー及び前記複数の第2連結ピラーのそれぞれと連結される複数の上部再配線パターンとを有する、上部再配線構造物と、
前記上部再配線構造物の上に付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結されて互いに離隔される、少なくとも2個の半導体チップと、を含み、
前記インターポーザ基板は、シリコン基板であり、
前記インターポーザは、ダイ接着フィルムにより、前記下部再配線構造物に含まれる前記複数の下部絶縁層のうちの最上層の上面に付着され、
前記複数の第1連結ピラーの最下端は、前記インターポーザ基板の下面より低いレベルに位置する、半導体パッケージ。
【請求項2】
前記下部再配線構造物及び前記上部再配線構造物のそれぞれは、前記複数の下部再配線パターン及び前記複数の上部再配線パターンが配置される回路配線を有する複数のレイヤを有し、
前記上部再配線構造物が有するレイヤの層数は、前記下部再配線構造物が有するレイヤの層数より少ないことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
前記第1連結ピラーの高さは、前記第2連結ピラーの高さより高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
前記第1連結ピラーの高さは、前記インターポーザの高さより大きい値を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項5】
前記第1連結ピラーの最上端と前記第2連結ピラーの最上端は、同一レベルに位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記下部再配線構造物と前記上部再配線構造物との間で、前記第1連結ピラー及び前記インターポーザを覆い包む充填絶縁層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
前記複数の第1連結ピラーの最上端、前記複数の第2連結ピラーの最上端、及び前記充填絶縁層の上面は、同一平面上に位置することを特徴とする請求項6に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
パッケージベース基板と、
前記パッケージベース基板の上に配置され、複数の下部絶縁層と、複数の下部再配線パターンを有する下部再配線構造物と、
前記下部再配線構造物の上で互いに離隔されるように配置され、かつ前記複数の下部再配線パターンの一部分とそれぞれ連結される複数の第1連結ピラーと、
インターポーザ基板と、複数の連結配線パターンと、を有する、少なくとも1つのインターポーザと、
前記複数の第1連結ピラー及び前記少なくとも1つのインターポーザの上で、前記複数の第1連結ピラー及び前記複数の連結配線パターンと電気的に連結される複数の上部再配線パターンを有する、上部再配線構造物と、
前記上部再配線構造物の上に互いに離隔されて付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結される、少なくとも2個の半導体チップと、を含み、
前記インターポーザ基板は、シリコン基板であり、
前記インターポーザは、ダイ接着フィルムにより、前記下部再配線構造物に含まれる前記複数の下部絶縁層のうちの最上層の上面に付着され、
前記複数の第1連結ピラーの最下端は、前記インターポーザ基板の下面より低いレベルに位置する、半導体パッケージ。
【請求項9】
前記少なくとも2個の半導体チップの間の信号伝達は、前記上部再配線構造物及び前記インターポーザを介して行われ、
前記少なくとも2個の半導体チップそれぞれと、前記パッケージベース基板との間の信号伝達は、前記上部再配線構造物、前記第1連結ピラー及び前記下部再配線構造物を介して行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記複数の上部再配線パターンの最小ピッチは、前記複数の連結配線パターンの最小ピッチより大きい値を有することを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項11】
前記複数の上部再配線パターンの幅及び厚みは、前記複数の連結配線パターンの幅及び厚みよりそれぞれ大きい値を有することを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項12】
前記少なくとも2個の半導体チップは、メイン半導体チップ及び複数個のサブ半導体チップを含み、
前記少なくとも1つのインターポーザは、前記メイン半導体チップの一部分、及び前記複数個のサブ半導体チップのそれぞれの一部分とオーバーラップし、前記メイン半導体チップ、及び前記複数個のサブ半導体チップのそれぞれを電気的に連結する、複数個のサブインターポーザを含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項13】
前記少なくとも2個の半導体チップは、第1半導体チップ、第2半導体チップ及び第3半導体チップを含み、
前記少なくとも1つのインターポーザは、前記第1半導体チップの一部分、及び前記第2半導体チップの一部分とそれぞれオーバーラップし、前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとを電気的に連結する第1サブインターポーザと、前記第2半導体チップの一部分及び前記第3半導体チップの一部分とそれぞれオーバーラップし、前記第2半導体チップと前記第3半導体チップとを電気的に連結する第2サブインターポーザと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項14】
前記少なくとも2個の半導体チップの上面と接する熱放出部材をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項15】
前記熱放出部材は、前記パッケージベース基板の上面と接し、前記少なくとも2個の半導体チップを覆い包むことを特徴とする請求項14に記載の半導体パッケージ。
【請求項16】
前記少なくとも2個の半導体チップは、第1半導体チップ及び第2半導体チップを含み、
前記少なくとも1つのインターポーザは、それぞれ前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとを電気的に連結し、前記第1半導体チップの一部分及び前記第2半導体チップの一部分とオーバーラップする第1サブインターポーザ、並びに前記第1半導体チップの他の一部分、及び前記第2半導体チップの他の一部分とオーバーラップする第2サブインターポーザを含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項17】
複数の下部絶縁層と、複数の下部再配線パターンを有する下部再配線構造物と、
前記下部再配線構造物の上で、前記複数の下部再配線パターンと連結される複数の第1連結ピラーと、
インターポーザ基板と、前記インターポーザ基板の上の複数の連結配線パターンと、前記複数の連結配線パターンの上の複数の第2連結ピラーとを有する、インターポーザと、
前記複数の第1連結ピラー及び前記インターポーザの上で、前記複数の第1連結ピラー及び前記複数の第2連結ピラーと電気的に連結される複数の上部再配線パターンを有する、上部再配線構造物と、
前記上部再配線構造物の上に付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結される、少なくとも2個の半導体チップと、を含み、
前記複数の上部再配線パターンの一部、及び前記複数の下部再配線パターンの一部は、前記少なくとも2個の半導体チップが共に占めるフットプリントから水平方向に外側にさらに突出するように延長され、
前記インターポーザ基板は、シリコン基板であり、
前記インターポーザは、ダイ接着フィルムにより、前記下部再配線構造物に含まれる前記複数の下部絶縁層のうちの最上層の上面に付着され、
前記複数の第1連結ピラーの最下端は、前記インターポーザ基板の下面より低いレベルに位置する、半導体パッケージ。
【請求項18】
前記下部再配線構造物の上で、前記複数の下部再配線パターンの一部と連結される受動素子をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体パッケージ。
【請求項19】
前記インターポーザは、前記インターポーザ基板を貫通することで、前記複数の連結配線パターンと前記複数の下部再配線パターンとを連結する貫通電極をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体パッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の半導体チップを有する半導体パッケージに関し、さらに詳細には、複数の半導体チップのそれぞれを連結するためのインターポーザを有する半導体パッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
電子産業の飛躍的な発展、及びユーザの要求により、電子機器はさらに一層、小型化、多機能化及び大容量化され、それにより、複数の半導体チップを含む半導体パッケージが要求されている。
【0003】
半導体パッケージに含まれる複数の半導体チップのそれぞれが高集積化されるにつれ、印刷回路基板が、そのような集積度を収容することができない場合が生じ、複数の半導体チップのそれぞれをインターポーザで連結させる半導体パッケージが開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、低費用で具現することができるインターポーザを有する半導体パッケージを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を達成するために、本発明は、次のようなインターポーザを有する半導体パッケージを提供する。本発明による半導体パッケージは、複数の下部絶縁層と、前記複数の下部絶縁層のそれぞれの上面又は下面のうち少なくとも一面に配置される複数の下部再配線パターンとを有する下部再配線構造物;前記複数の下部再配線パターンの一部分上に配置される複数の第1連結ピラー;前記下部再配線構造物の上に、前記複数の第1連結ピラーと離隔されるように配置され、かつインターポーザ基板と、前記インターポーザ基板の上面に配置される複数の連結配線パターンと、前記複数の連結配線パターンそれぞれの一部分上に配置される複数の第2連結ピラーとを含むインターポーザ;少なくとも1層の上部絶縁層と、前記少なくとも1層の上部絶縁層の上面又は下面に配置され、前記第1連結ピラー及び前記第2連結ピラーのそれぞれと連結される複数の上部再配線パターンとを有する上部再配線構造物;並びに前記上部再配線構造物の上に付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結され、互いに離隔される、少なくとも2個の半導体チップ;を含む。
【0006】
本発明による半導体パッケージは、パッケージベース基板;前記パッケージベース基板の上に配置され、複数の下部再配線パターンを有する下部再配線構造物;前記下部再配線構造物の上で互いに離隔されるように配置され、かつ前記複数の下部再配線パターンの一部分と連結される、複数の第1連結ピラーと、及び複数の連結配線パターンとを有する少なくとも1つのインターポーザ;前記第1連結ピラー及び前記少なくとも1つのインターポーザの上で、前記複数の第1連結ピラー及び前記複数の連結配線パターンと電気的に連結される複数の上部再配線パターンを有する、上部再配線構造物;並びに前記上部再配線構造物の上に互いに離隔されて付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結される、少なくとも2個の半導体チップ;を含む。
【0007】
本発明による半導体パッケージは、複数の下部再配線パターンを有する下部再配線構造物;前記下部再配線構造物の上で、前記複数の下部再配線パターンと連結される複数の第1連結ピラーと、インターポーザ基板と、前記インターポーザ基板上の複数の連結配線パターンと、前記複数の連結配線パターン上の複数の第2連結ピラーとを有する、インターポーザ;前記第1連結ピラー及び前記インターポーザの上で、前記複数の第1連結ピラー及び前記複数の第2連結ピラーと電気的に連結される複数の上部再配線パターンを有する、上部再配線構造物;並びに前記上部再配線構造物の上に付着され、前記複数の上部再配線パターンと電気的に連結される、少なくとも2個の半導体チップ;を含み、前記複数の上部再配線パターンの一部、及び前記下部再配線パターンの一部は、前記少なくとも2個の半導体チップが共に占めるフットプリントから水平方向に外側にさらに突出するように延長される。
【発明の効果】
【0008】
本発明による半導体パッケージでは、半導体チップそれぞれと、パッケージベース基板との間の信号は、上部再配線構造物、第1連結ピラー、及び下部再配線構造物を介して伝達され、半導体チップ間の信号は、上部再配線構造物及びインターポーザを介して伝達されるので、要求されるインターポーザのサイズが相対的に小さくなる。したがって、半導体パッケージの製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の概念の実施形態は、添付の図面と共に以下の詳細な説明からより明確に理解されるであろう。
【0010】
図1A】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
【0011】
図1B】半導体パッケージ内のインターポーザ及び上部再配線構造物それぞれが有する配線を概略的に示す平面レイアウトである。
【0012】
図2】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図3】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図4】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図5】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図6】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図7】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
図8】本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
【0013】
図9A】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9B】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9C】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9D】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9E】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9F】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9G】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9H】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図9I】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
【0014】
図10A】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10B】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10C】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10D】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10E】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10F】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
図10G】本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
【0015】
図11】本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
図12】本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
図13】本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
図14】本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1Aは、本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。
【0017】
図1Aを参照すれば、半導体パッケージ1は、下部再配線(redistribution line)構造物210、インターポーザ230、上部再配線構造物260、及び少なくとも2個の半導体チップ300を含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260にも付着され得る。
【0018】
下部再配線構造物210は、複数の下部絶縁層216と、複数の下部絶縁層216のそれぞれの上面又は下面のうち少なくとも一方に配置される複数の下部再配線パターン212と、複数の下部絶縁層216のうち少なくとも1層をそれぞれ貫通し、かつ複数の下部再配線パターン212のうち一部とそれぞれ接する、複数の下部ビアパターン214とを含むことができる。
【0019】
複数の下部絶縁層216のそれぞれは、例えば、有機化合物で構成された物質膜から形成され得る。一部実施形態において、複数の下部絶縁層216のそれぞれは、有機高分子物質から構成された物質膜から形成され得る。一部実施形態において、複数の下部絶縁層216のそれぞれは、感光性ポリイミド(PSPI:photosensitive polyimide)から形成され得る。
【0020】
下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214のそれぞれは、銅(Cu)、タングステン(W)、チタン(Ti)、チタン・タングステン(TiW)、チタン窒化物(TiN)、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、インジウム(In)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、スズ(Sn)、ニッケル(Ni)、マグネシウム(Mg)、レニウム(Re)、ベリリウム(Be)、ガリウム(Ga)、ルテニウム(Ru)のような金属、それらの合金、又は金属窒化物であり得るが、それらに限定されるものではない。
【0021】
下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214のそれぞれは、下部絶縁層216と接するシード層、及び該シード層上の導電物質層を含むことができる。一部実施形態において、シード層は、物理気相蒸着を行って形成することができ、導電物質層は、無電解メッキを遂行して形成することができる。下部再配線パターン212の一部は、下部ビアパターン214の一部と共に形成され、一体をなすことができる。例えば、下部再配線パターン212は、該下部再配線パターン212の上側と接する下部ビアパターン214の一部分、又は下部再配線パターン212の下側と接する下部ビアパターン214の一部分と一体をなすように、共に形成され得る。
【0022】
図1Aでは、下部再配線パターン212は、複数の下部絶縁層216のうち隣接する2層間にのみ配置されているように図示されているが、それに限定されるものではない。一部実施形態において、下部再配線パターン212は、複数の下部絶縁層216のうち最上層の上面及び/又は最下層の下面に配置されてもよい。
【0023】
下部再配線構造物210に含まれる複数の下部絶縁層216の上面、下面、及び隣接する2層の下部絶縁層216の間のうち、下部再配線パターン212が配置されて回路配線を有するところをレイヤ(layer)と称することができる。下部再配線構造物210は、第1下部レイヤLY11、第2下部レイヤLY12及び第3下部レイヤLY13を含む複数層のレイヤを有することができる。
【0024】
下部再配線構造物210上には、複数の第1連結ピラー(pillar)220及びインターポーザ230が付着される。複数の第1連結ピラー220のそれぞれは、インターポーザ230と互いに離隔されるように、下部再配線構造物210上に配置され得る。
【0025】
複数の第1連結ピラー220のそれぞれは、複数の下部再配線パターン212の一部分上に配置され得る。第1連結ピラー220は、例えば、下部再配線構造物210が有する最上端のレイヤに連結されてよく、例えば、下部再配線構造物210が3層のレイヤを有する場合、第3下部レイヤLY13に配置される下部再配線パターン212上に連結されてよい。第1連結ピラー220は、例えば、下部再配線パターン212又は下部ビアパターン214と同一物質から形成されてよい。
【0026】
インターポーザ230は、例えば、ダイ接着フィルム240により、下部再配線構造物210上に付着され得る。一部実施形態において、インターポーザ230は、下部再配線構造物210に含まれる複数の下部絶縁層216のうち最上層の上面に付着されてよい。
【0027】
インターポーザ230は、インターポーザ基板232、及び該インターポーザ基板232の上面に配置される複数の連結配線パターン234を含むことができる。
【0028】
インターポーザ基板232は、半導体基板とすることができる。例えば、インターポーザ基板232は、シリコン(Si)を含んでもよい。複数の連結配線パターン234は、インターポーザ基板232上に、通常の半導体素子の配線工程を介して形成されることができる。複数の連結配線パターン234は、1層をなす連結ライン配線を含み得るが、それに限定されるものではない。一部実施形態において、複数の連結配線パターン234は、2層以上の層をなす連結ライン配線と、異なる層をなす連結ライン配線を連結するビアプラグとを含んでもよく、連結ライン配線とビアプラグとの間には、配線間絶縁層が形成されてもよい。インターポーザ230は、半導体基板に個別電子素子を形成せず、配線工程のみを遂行することにより形成されることができる。
【0029】
インターポーザ230は、複数の連結配線パターン234のそれぞれの一部分上に配置される複数の第2連結ピラー236をさらに含んでもよい。一部実施形態において、複数の第2連結ピラー236のそれぞれは、複数の連結配線パターン234の両端に隣接する部分上にも付着される。
【0030】
第1連結ピラー220上及びインターポーザ230上には、上部再配線構造物260を配置することができる。上部再配線構造物260は、少なくとも1層の上部絶縁層266と、該少なくとも1層の上部絶縁層266の上面又は下面に配置される複数の上部再配線パターン262と、上部絶縁層266を貫通し、かつ複数の上部再配線パターン262のうち一部とそれぞれ接する、複数の上部ビアパターン264とを含むことができる。
【0031】
上部再配線パターン262、上部ビアパターン264及び上部絶縁層266は、それぞれ下部再配線パターン212、下部ビアパターン214及び下部絶縁層216と概ね同一であるが、詳細な説明は省略する。
【0032】
上部再配線構造物260は、第1上部レイヤLY21及び第2上部レイヤLY22を含む複数層のレイヤを有することができる。上部再配線構造物260が有するレイヤの層数は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ない。例えば、下部再配線構造物210は、少なくとも3層のレイヤを有することができ、上部再配線構造物260は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ない、少なくとも2層のレイヤを有することができる。
【0033】
第1連結ピラー220は、下部再配線構造物210の下部再配線パターン212と、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262とを連結することができる。例えば、第1連結ピラー220は、下部再配線構造物210の最上側レイヤ、例えば、第3下部レイヤLY13に配置される下部再配線パターン212の上面、及び上部再配線構造物260の最下側レイヤ、例えば、第1上部レイヤLY21に配置される上部再配線パターン262の下面と接し、それらを電気的に連結することができる。
【0034】
第2連結ピラー236は、インターポーザ230の連結配線パターン234と、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262とを連結することができる。例えば、第2連結ピラー236は、連結配線パターン234の上面、及び上部再配線構造物260の最下側レイヤ、例えば、第1上部レイヤLY21に配置される上部再配線パターン262の下面と接し、それらを電気的に連結することができる。
【0035】
下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間には、第1連結ピラー220及びインターポーザ230を覆い包む充填絶縁層252が充填される。充填絶縁層252は、エポキシモールディングコンパウンド(EMC:epoxy molding compound)又は高分子物質を含んでよい。
【0036】
下部再配線構造物210の側面、充填絶縁層252の側面、及び上部再配線構造物260の側面は、垂直方向に互いに整列され得る。
【0037】
第1連結ピラー220は、第1高さH1を有することができ、第2連結ピラー236は、第2高さH2を有することができる。第1高さH1は、第2高さH2より大きい値を有することができる。インターポーザ230は、第3高さH3を有することができる。第1高さH1は、第3高さH3より大きい値を有することができる。インターポーザ230は、第2連結ピラー236を含むので、第3高さH2は、第2高さH2より大きい値を有することができる。
【0038】
第1連結ピラー220の最上端と、第2連結ピラー236の最上端は、同一レベルに位置することができる。第1連結ピラー220の第1高さH1は、インターポーザ230の第3高さH3より大きい値を有することができるので、第1連結ピラー220の最下端は、インターポーザ230の下面より低いレベルに位置することができる。
【0039】
第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236は、それぞれ上部再配線構造物260の下面に露出される上部再配線パターン262の下面と接することができる。したがって、第1連結ピラー220の最上端、第2連結ピラー236の最上端、及び上部再配線構造物260の下面は、同一レベルに位置することができる。また、第1連結ピラー220の最上端、第2連結ピラー236の最上端、及び充填絶縁層252の上面は、同一平面上(coplanar)に位置することができる。
【0040】
第1連結ピラー220は、下部再配線構造物210の下部絶縁層216の一部分を貫通し、下部再配線パターン212の上面と接することができる。したがって、第1連結ピラー220の最下端は、下部再配線構造物210の上面のレベルより低いレベルに位置することができる。
【0041】
上部再配線構造物260上には、少なくとも2個の半導体チップ300が付着される。少なくとも2個の半導体チップ300は、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320を含んでもよい。第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320は、上部再配線構造物260上に、互いに離隔されるようにも配置される。
【0042】
少なくとも2個の半導体チップ300のうち少なくとも1つは、例えば、中央処理装置(CPU:central processing unit)チップ、グラフィック処理装置(GPU:graphics processing unit)チップ又はアプリケーションプロセッサ(AP:application processor)チップであってよい。少なくとも2個の半導体チップ300のうち少なくとも1つは、例えば、DRAM(dynamic random access memory)チップ、SRAM(static random access memory)チップ、フラッシュ(flash)メモリチップ、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)チップ、PRAM(phase-change random access memory)チップ、MRAM(magnetic random access memory)チップ又はRRAM(登録商標(resistive random access memory))チップであってよい。
【0043】
一部実施形態において、第1半導体チップ310は、中央処理装置チップ、グラフィック処理装置チップ又はアプリケーションプロセッサチップであり、第2半導体チップ320は、DRAMチップ、SRAMチップ、フラッシュメモリチップ、EEPROMチップ、PRAMチップ、MRAMチップ又はRRAMチップであり得る。
【0044】
第1半導体チップ310は、第1半導体基板312、及び該第1半導体基板312の一面に配置される第1チップパッド314を含み、第2半導体チップ320は、第2半導体基板322、及び該第2半導体基板322の一面に配置される第2チップパッド324を含む。
【0045】
第1半導体チップ310の第1チップパッド314、及び第2半導体チップ320の第2チップパッド324は、それぞれチップ連結部材370を介して、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262とも連結される。チップ連結部材370は、例えば、バンプ、はんだ(solder)ボール又は導電性ピラーでもある。
【0046】
第1半導体基板312及び第2半導体基板322は、例えば、シリコン(Si)を含んでもよい。あるいは、第1半導体基板312及び第2半導体基板322は、ゲルマニウム(Ge)のような半導体元素、又はSiC(silicon carbide)、GaAs(gallium arsenide)、InAs(indium arsenide)及びInP(indium phosphide)のような化合物半導体を含んでもよい。第1半導体基板312及び第2半導体基板322は、活性面と、該活性面と反対にある非活性面とを有することができる。一部実施形態において、第1半導体基板312及び第2半導体基板322のそれぞれの活性面は、上部再配線構造物260を向くことができる。
【0047】
第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれは、第1半導体基板312及び第2半導体基板322のそれぞれの活性面に、多種の複数個別素子(individual devices)を含む半導体素子が形成されてもよい。
【0048】
第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、上部再配線構造物260との間には、チップ連結部材370を覆い包むアンダーフィル物質層380が充填される。アンダーフィル物質層380は、例えば、毛細管アンダーフィル(capillary under-fill)方法によって形成されるエポキシ樹脂から形成されてよい。一部実施形態において、アンダーフィル物質層380は、非伝導性フィルム(NCF:non-conductive film)であってもよい。
【0049】
半導体パッケージ1は、例えば、ファンアウトパッケージ(fan-out package)であり得る。少なくとも2個の半導体チップ300が占めるフットプリント(footprint)は、上部再配線構造物260及び下部再配線構造物210の水平面積よりも狭い。少なくとも2個の半導体チップ300が占めるフットプリントは、上部再配線構造物260及び/又は下部再配線構造物210のすべてを垂直方向に重畳する。上部再配線構造物260の上部再配線パターン262の一部、及び下部再配線構造物210の下部再配線パターン212の一部は、少なくとも2個の半導体チップ300が共に占めるフットプリントから、水平方向に外側にさらに突出するように延長され得る。
【0050】
半導体パッケージ1は、下部再配線構造物210の下側に付着されるボード連結部材270をさらに含んでもよい。一部実施形態において、ボード連結部材270は、下部再配線構造物210が有する複数の下部絶縁層216のうち最下層を貫通するパッド開口部POを介して、下部再配線パターン212の下面と接することができる。ボード連結部材270は、例えば、バンプ、はんだボール又は導電性ピラーでもある。
【0051】
一部実施形態において、半導体パッケージ1は、パッケージベース基板100をさらに含んでもよい。パッケージベース基板100は、ベースボード層110、並びに該ベースボード層110の上面及び下面にそれぞれ配置される上面パッド122及び下面パッド124を含んでもよい。
【0052】
一部実施形態において、パッケージベース基板100は、印刷回路基板(printed circuit board)であり得る。例えば、パッケージベース基板100は、マルチレイヤ印刷回路基板(multi-layer printed circuit board)であり得る。ベースボード層110は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミドのうちから選択される少なくとも1つの物質を含んでよい。ベースボード層110は、例えば、FR4(Flame Retardant 4)、四官能性エポキシ(tetrafunctional epoxy)、ポリフェニレンエーテル(polyphenylene ether)、エポキシ/ポリフェニレンオキシド(epoxy/polyphenylene oxide)、ビスマレイミド・トリアジン(BT:bismaleimide triazine)、ソマウント(Thermount)、シアネートエステル(cyanate ester)、ポリイミド(polyimide)及び液晶高分子(liquid crystal polymer)のうちから選択される少なくとも1つの物質を含んでよい。
【0053】
ベースボード層110の上面及び下面のそれぞれには、上面パッド122及び下面パッド124を露出させる上面ソルダレジスト層132及び下面ソルダレジスト層134が形成されてよい。上面パッド122には、ボード連結部材270が連結され、下面パッド124には、外部連結端子150が連結される。
【0054】
パッケージベース基板100は、上面パッド122と下面パッド124とを電気的に連結する配線パターン、及び該配線パターン間を電気的に連結する導電ビアを含んでもよい。配線パターンは、ベースボード層110の上面、下面及び/又は内部にも配置される。配線パターンは、例えば、ED(electrolytically deposited)銅ホイル(copper foil)、RA(rolled-annealed)銅ホイル、ステンレス・スチール・ホイル(stainless steel foil)、アルミニウムホイル(aluminum foil)、超極薄銅ホイル(ultra-thin copper foils)、スパッタされた銅(sputtered copper)、銅合金(copper alloys)などを含み得る。
【0055】
導電ビアは、ベースボード層110の少なくとも一部分を貫通するように形成され得る。一部実施形態において、導電ビアは、銅、ニッケル、ステンレス・スチール又はベリリウム銅(beryllium copper)を含んでよい。
【0056】
一部実施形態において、半導体パッケージ1が、パッケージベース基板100を含まない場合、ボード連結部材270が、外部連結端子の機能を遂行することができる。
【0057】
一部実施形態において、半導体パッケージ1は、熱放出部材500をさらに含むことができる。熱放出部材500は、例えば、ヒートスラッグ(heat slug)又はヒートシンク(heat sink)であり得る。熱放出部材500は、図1Aから分かるように、パッケージベース基板100の上面と接し、少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むことができるが、それに限定されるものではない。一部実施形態において、熱放出部材500は、少なくとも2個の半導体チップ300の上面と接し、パッケージベース基板100の上面とは接しない。一部実施形態において、熱放出部材500と、少なくとも2個の半導体チップ300の上面との間には、熱伝導性界面物質層(TIM:thermal interface material)が配置されてもよい。
【0058】
一部実施形態において、熱放出部材500の外側表面には、電磁波(EMI:electro-magneticinterference)遮蔽層が形成されてもよい。電磁波遮蔽層は、パッケージベース基板100が有する接地層と電気的に連結される。
【0059】
図1Bは、半導体パッケージ内のインターポーザの連結配線パターン、及び上部再配線構造物の上部再配線パターンを概略的に示す平面レイアウトである。図1Bは、図1Aに示された半導体パッケージ、及び図2図8に示された半導体パッケージそれぞれ内のインターポーザ、及び上部再配線構造物それぞれが有する配線を概略的に示す平面レイアウトである。
【0060】
図1A及び図1Bを共に参照すれば、インターポーザ230は、連結配線パターン234、及び該連結配線パターン234の両端と連結される第2連結ピラー236を含む。上部再配線構造物260は、上部ビアパターン264と第2連結ピラー236とを連結する上部再配線パターン262を含む。上部ビアパターン264は、第1半導体チップ310の第1チップパッド314、及び第2半導体チップ320の第2チップパッド324とも電気的に連結される。
【0061】
上部再配線パターン262の幅W1及び最小ピッチP1は、それぞれ連結配線パターン234の幅W2及び最小ピッチP2より大きい値を有することができる。下部再配線パターン212の幅、最小ピッチ及び厚みは、上部再配線パターン262の幅W1、最小ピッチP1及び厚みt1と同一であるか、あるいは類似した値を有することができる。一部実施形態において、上部再配線パターン262の厚みt1は、連結配線パターン234の厚みt2より大きい値を有することができる。
【0062】
第1半導体チップ310は、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262及び上部ビアパターン264、第1連結ピラー220、並びに下部再配線構造物210の下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214を介して、パッケージベース基板100に電気的に連結され、第2半導体チップ320は、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262及び上部ビアパターン264、第1連結ピラー220、並びに下部再配線構造物210の下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214を介して、パッケージベース基板100にも電気的に連結される。第1半導体チップ310と第2半導体チップ320は、半導体パッケージ1内において、下部再配線構造物210の下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214を経由せず、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262及び上部ビアパターン264、並びにインターポーザ230を介して、互いに電気的に連結される。
【0063】
例えば、ボード連結部材270から、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれへの電力信号、接地信号、制御信号、クロック信号などの伝送、並びに第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれとボード連結部材270との間のデータ送信及び/又は受信は、下部再配線構造物210の下部再配線パターン212及び下部ビアパターン214、第1連結ピラー220、並びに上部再配線構造物260の上部再配線パターン262及び上部ビアパターン264を介して行われる。一方、例えば、第1半導体チップ310と第2半導体チップ320との間のデータ送信及び/又は受信、第1半導体チップ310と第2半導体チップ320との間のクロック同期のための信号伝達などは、下部再配線構造物210の下部再配線パターン212、及び下部ビアパターン214を経由せず、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262及び上部ビアパターン264、並びにインターポーザ230を介して行われ得る。
【0064】
本発明による半導体パッケージ1は、少なくとも2個の半導体チップ300の間、例えば、第1半導体チップ310と第2半導体チップ320との間の信号を、相対的に微細ピッチ(fine pitch)を具現することができるインターポーザ230を介して伝達し、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれとボード連結部材270との間の信号を、相対的に低コストで生産することができる第1連結ピラー220及び下部再配線構造物210を介して伝達する。
【0065】
例えば、2個の半導体チップのそれぞれとパッケージベース基板との間の信号、及び2個の半導体チップ間の信号を、いずれもインターポーザを介して伝達する半導体パッケージは、相対的に大きいサイズのインターポーザを含むので、製造コストが増大してしまう。反対に、2個の半導体チップそれぞれとパッケージベース基板との間の信号、及び2個の半導体チップ間の信号を、いずれも再配線構造物を介して伝達する半導体パッケージは、微細ピッチの具現が容易ではないので、半導体パッケージのサイズが増大するか、あるいは収率が減少してしまう。
【0066】
しかし、本発明による半導体パッケージ1では、第1半導体チップ310と第2半導体チップ320との間の信号は、インターポーザ230を介して伝達され、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれとパッケージベース基板100との間の信号は、第1連結ピラー220及び下部再配線構造物210を介して伝達されるので、要求されるインターポーザ230のサイズが相対的に小さくなる。したがって、半導体パッケージ1の製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【0067】
図2図8は、本発明の一実施形態による半導体パッケージを示す断面図である。図2図8に係わる内容のうち、図1A及び図1Bと重複する説明は省略され、違いを主として詳述する。
【0068】
図2を参照すれば、半導体パッケージ1aは、下部再配線構造物210、インターポーザ230、上部再配線構造物260、及び少なくとも2個の半導体チップ300を含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260上に付着され得る。
【0069】
半導体パッケージ1aは、上部再配線構造物260上において、少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むモールディング部材400をさらに含む。モールディング部材400は、例えば、EMCから形成されてよい。モールディング部材400は、上部再配線構造物260の上面と、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれ、すなわち、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320の側面を覆い包むことができる。
【0070】
モールディング部材400は、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれの上面、すなわち、第1半導体チップ310の上面及び第2半導体チップ320の上面を覆わずに露出させることができる。モールディング部材400の上面と、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれの上面、すなわち、第1半導体チップ310の上面及び第2半導体チップ320の上面は、同一平面上に位置することができる。
【0071】
一部実施形態において、アンダーフィル物質層380は、MUF(molded under-fill)で形成されるモールディング部材400の一部分であり得る。熱放出部材500は、少なくとも2個の半導体チップ300の上面、及びモールディング部材400の上面と接することができる。下部再配線構造物210の側面、充填絶縁層252の側面、上部再配線構造物260の側面、及びモールディング部材400の側面は、相互に垂直方向に整列され得る。
【0072】
図3を参照すれば、半導体パッケージ1bは、下部再配線構造物210、インターポーザ231、上部再配線構造物260、及び少なくとも2個の半導体チップ300を含む。インターポーザ231は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260上に付着され得る。
【0073】
インターポーザ231は、インターポーザ基板232と、インターポーザ基板232の上面に配置される連結配線パターン234と、連結配線パターン234の一部分上に配置される第2連結ピラー236と、インターポーザ基板232を貫通し、かつ連結配線パターン234の下面と接する貫通電極238とを含む。
【0074】
貫通電極238は、連結配線パターン234と下部再配線パターン212とを電気的に連結することができる。一部実施形態において、貫通電極238と下部再配線パターン212との間には、ダイ接着フィルム240を貫通する連結バンプ225が配置されてもよい。ダイ接着フィルム240は、例えば、非伝導性フィルムであり得る。
【0075】
一部実施形態において、連結バンプ225は、第1連結ピラー220と類似した方法で、下部再配線パターン212上に形成されてもよい。他の一部実施形態において、連結バンプ225は、インターポーザ231を製造する過程において、インターポーザ231の下面の貫通電極238上に形成されてもよい。さらに他の一部実施形態において、連結バンプ225は、インターポーザ231を製造する過程において、インターポーザ231の下面の貫通電極238上に形成された上側部分と、第1連結ピラー220と類似した方法で下部再配線パターン212上に形成された下側部分とを含み得る。
【0076】
本発明による半導体パッケージ1bでは、少なくとも2個の半導体チップ300の間、例えば、第1半導体チップ310と第2半導体チップ320との間の信号は、下部再配線構造物210を経ずに、インターポーザ231を介して伝達され、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、ボード連結部材270との間の信号のうち一部は、インターポーザ231を経ずに、第1連結ピラー220及び下部再配線構造物210を介して伝達され、他の一部は、インターポーザ231及び下部再配線構造物210を共に介して伝達されることができる。
【0077】
例えば、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、ボード連結部材270との間の信号のうち、電力信号、接地信号、データの送受信などは、下部再配線構造物210を介して行われてよく、制御信号又はクロック信号の送受信などは、インターポーザ231及び下部再配線構造物210を共に介して行われることができるが、それらは、例示的なものであり、それらに限定されるものではない。すなわち、第1連結ピラー220及び貫通電極238のそれぞれの水平断面積と、それぞれの電気的特性とを考慮し、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、ボード連結部材270との間の信号の経路を決定することができる。
【0078】
図4を参照すれば、半導体パッケージ1cは、下部再配線構造物210、インターポーザ231、上部再配線構造物260、及び少なくとも2個の半導体チップ300を含む。インターポーザ231は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260上に付着され得る。半導体パッケージ1cは、上部再配線構造物260上において、少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むモールディング部材400をさらに含む。
【0079】
インターポーザ231は、インターポーザ基板232、該インターポーザ基板232の上面に配置される連結配線パターン234、連結配線パターン234の一部分上に配置される第2連結ピラー236、及びインターポーザ基板232を貫通し、連結配線パターン234の下面と接する貫通電極238を含む。
【0080】
図5を参照すれば、半導体パッケージ1dは、下部再配線構造物210、インターポーザ230、上部再配線構造物260、及び少なくとも2個の半導体チップ300を含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260上に付着され得る。
【0081】
半導体パッケージ1dは、下部再配線構造物210に付着される受動素子600をさらに含む。受動素子600は、例えば、チップ抵抗、チップキャパシタ、インダクタンス、クロック発生のためのクオーツ(quartz)、又は温度センサなどであってよい。一部実施形態において、半導体パッケージ1dは、受動素子600と類似し、下部再配線構造物210に付着されるスイッチ、DC・DCコンバータ又は電圧レギュレータなどの能動素子をさらに含んでもよい。
【0082】
受動素子600は、第1連結ピラー220及びインターポーザ230と離隔されるように、下部再配線構造物210上に配置され得る。受動素子600は、下部再配線パターン212の一部分上に配置され得る。受動素子600は、例えば、下部再配線構造物210が有する最上端のレイヤ上に配置され、例えば、下部再配線構造物210が3層のレイヤを有する場合、第3下部レイヤLY13に配置される下部再配線パターン212上に配置され得る。
【0083】
充填絶縁層252は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間で、第1連結ピラー220、インターポーザ230及び受動素子600を覆い包むことができる。
【0084】
図6を参照すれば、半導体パッケージ1eは、下部再配線構造物210、該下部再配線構造物210に付着される受動素子600、インターポーザ230、上部再配線構造物260、少なくとも2個の半導体チップ300、及び上部再配線構造物260上で少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むモールディング部材400を含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、少なくとも2個の半導体チップ300は、上部再配線構造物260上に付着され得る。
【0085】
図7を参照すれば、半導体パッケージ1fは、下部再配線構造物210、インターポーザ230、上部再配線構造物260及び複数の半導体チップ300aを含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、複数の半導体チップ300aは、上部再配線構造物260上に付着され得る。
【0086】
複数の半導体チップ300aは、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ330を含むことができる。第1半導体チップ310は、例えば、中央処理装置チップ、グラフィック処理装置チップ又はアプリケーションプロセッサチップでもあり、第2半導体チップ330は、HBM(high bandwidth memory)DRAM半導体チップであり得る。
【0087】
一部実施形態において、第2半導体チップ320は、複数のメモリ半導体チップのスタックでもあってよく、ここで、JEDEC標準化規格(Standard Definition)によれば、スタックは、1つのアセンブリ内にまとめられるシステムメモリ内のすべてのメモリチップを示す。すなわち、第2半導体チップ320は、複数のスライス330a、330b、330c、330dを含んでよく、ここで、JEDEC標準化規格によれば、スライスは、メモリチップのスタック内の1つのメモリチップを示す。
【0088】
一部実施形態において、複数のスライス330a、330b、330c、330dのうち、最下側のスライス330aは、直列・並列変換回路を含むバッファチップであってよく、残りスライス330b、330c、330dのそれぞれは、HBM DRAM半導体チップであってよい。
【0089】
複数のスライス330a、330b、330c、330dのそれぞれは、半導体基板332と、半導体基板332の活性面である下面に配置される下面チップパッド334とを含む。複数のスライス330a、330b、330c、330dのうち、最上側のスライス330dを除いたスライス330a、330b、330cのそれぞれは、半導体基板332の非活性面である上面に配置される上面チップパッド336と下面チップパッド334とを電気的に連結する貫通電極338を有することができる。
【0090】
複数のスライス330a、330b、330c、330dの間に、スライス連結端子372と、該スライス連結端子372を覆い包むスライス接着層382とを配置することができ、スライス連結端子372及びスライス接着層382は、複数のスライス330a、330b、330c、330dのうち、上側スライスの下面チップパッド334と、下側スライスの上面チップパッド336とを電気的に連結する。スライス連結端子372は、例えば、バンプやはんだボールであり得る。スライス接着層382は、例えば、非伝導性フィルムであり得る。
【0091】
図8を参照すれば、半導体パッケージ1gは、下部再配線構造物210、下部再配線構造物210に付着される受動素子600、インターポーザ230、上部再配線構造物260、複数の半導体チップ300a、及び上部再配線構造物260上で複数の半導体チップ300aを覆い包むモールディング部材400を含む。インターポーザ230は、下部再配線構造物210と、上部再配線構造物260との間に配置され、複数の半導体チップ300aは、上部再配線構造物260上にも付着され得る。
【0092】
図9A図9Iは、本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。具体的には、図9A図9Iは、図1Aに示される半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。
【0093】
図9Aを参照すれば、離型フィルム(release film)20が付着されたキャリア基板10上に、下部再配線構造物210を形成する。下部再配線構造物210は、複数の下部絶縁層216と、複数の下部絶縁層216のそれぞれの上面又は下面に配置される下部再配線パターン212と、複数の下部絶縁層216のそれぞれを貫通する下部ビアパターン214を含むことができる。
【0094】
下部再配線構造物210は、複数の下部絶縁層216のそれぞれと、下部再配線パターン212又は下部ビアパターン214と下部再配線パターン212の双方を順次に積層して形成することができる。
【0095】
例えば、下部再配線構造物210の具体的な製造方法は、次の通りである。まず、最下層の下部絶縁層216を形成し、該最下層の下部絶縁層216上に、最下端のレイヤ、例えば、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212を形成する。その後、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212の一部分を露出させる下部絶縁層216を、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212上に形成し、下部再配線パターン212と連結され、第1下部レイヤLY11を構成する下部ビアパターン214を形成する。このとき、下部ビアパターン214と下部再配線パターン212は、共に形成されて一体をなすことができる。そのような過程を反復し、複数の下部絶縁層216、第1下部レイヤLY11、第2下部レイヤLY12及び第3下部レイヤLY13を含む複数層のレイヤを有する下部再配線構造物210を形成することができる。
【0096】
一部実施形態において、下部再配線構造物210の最上層の下部絶縁層216は、最上端のレイヤ、例えば、第3下部レイヤLY13を構成する下部再配線パターン212をいずれも覆うように形成されてもよい。
【0097】
図9Bを参照すれば、一例として、下部再配線構造物210の最上端のレイヤと連結される、例えば第3下部レイヤLY13を構成する下部再配線パターン212と連結される第1連結ピラー220を、下部再配線構造物210上に形成する。
【0098】
第1連結ピラー220を形成するために、下部再配線構造物210上に、第1連結ピラー220が形成される位置をオープンさせるマスクパターンを形成した後、マスクパターンをエッチングマスクとして使用して、下部再配線構造物210の最上層の下部絶縁層216の露出部分を除去し、これにより、下部再配線構造物210の最上端のレイヤ、例えば、第3下部レイヤLY13を構成する下部再配線パターン212の一部分を露出させる。その後、露出された下部再配線パターン212上に無電解メッキを遂行し、第1連結ピラー220を形成することができる。一部実施形態において、下部再配線構造物210上にシード層を形成した後、シード層をシードとして使用して無電解メッキを遂行して導電物質層を形成した後、マスクパターンを除去し、第1連結ピラー220を形成することができる。
【0099】
図9Cを参照すれば、下部再配線構造物210上に、インターポーザ230を付着させる。インターポーザ230は、第1連結ピラー220と離隔されるように、下部再配線構造物210にも配置され得る。インターポーザ230は、例えば、ダイ接着フィルム240により、下部再配線構造物210上に付着され得る。インターポーザ230は、下部再配線構造物210に含まれる複数の下部絶縁層216のうち最上層の上面に付着され得る。
【0100】
インターポーザ230は、インターポーザ基板232、該インターポーザ基板232の上面に配置される連結配線パターン234、及び連結配線パターン234の一部分上に配置される第2連結ピラー236を含んでもよい。インターポーザ基板232の上面は、第1連結ピラー220の最上端より低いレベルに位置することができる。
【0101】
図3に示された半導体パッケージ1b、又は図4に示された半導体パッケージ1cは、インターポーザ230の代わりに、図3又は図4に示されたインターポーザ基板232と、インターポーザ基板232の上面に配置される連結配線パターン234と、連結配線パターン234の一部分上に配置される第2連結ピラー236と、インターポーザ基板232を貫通し、かつ連結配線パターン234の下面と接する貫通電極238とを含むインターポーザ231を、下部再配線構造物210上に付着させて形成することができる。
【0102】
図9Dを参照すれば、下部再配線構造物210上に、第1連結ピラー220及びインターポーザ230を覆う充填絶縁物質層250を形成する。充填絶縁物質層250は、EMC(epoxy molding compound)又は高分子物質から形成され得る。
【0103】
図5に示された半導体パッケージ1d、又は図6に示された半導体パッケージ1eは、充填絶縁物質層250を形成する前に、図5又は図6に示された受動素子600を、第1連結ピラー220及びインターポーザ230と離隔されるように、下部再配線構造物210に付着させて形成することができる。
【0104】
図9Eを参照すれば、図9Dに示された離型フィルム20が付着されたキャリア基板10を、下部再配線構造物210から分離する。その後、複数の下部絶縁層216のうち最下層の下部絶縁層216の一部分を除去し、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212の一部分が露出されるパッド開口部POを形成し、パッド開口部POを介して、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212の下面と接するボード連結部材270を付着させる。
【0105】
図9Fを参照すれば、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236が露出されるように、図9Eに示された充填絶縁物質層250の上側の一部分を除去し、充填絶縁層252を形成する。充填絶縁層252は、下部再配線構造物210の上面、及び第1連結ピラー220の側面を覆い、第2連結ピラー236の最上端を除いたインターポーザ230の側面及び上面を覆うことができる。すなわち、充填絶縁層252は、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236のそれぞれの側面を覆うが、上面を覆わずに露出させることができる。
【0106】
第1連結ピラー220の最上端、第2連結ピラー236の最上端、及び上部再配線構造物260下面は、同一レベルに位置するように形成することができる。また、第1連結ピラー220の最上端、第2連結ピラー236の最上端、及び充填絶縁層252の上面は、同一平面上に位置するように形成することができる。
【0107】
図9Gを参照すれば、充填絶縁層252上に、上部再配線構造物260を形成する。上部再配線構造物260は、少なくとも1層の上部絶縁層266と、少なくとも1層の上部絶縁層266の上面又は下面に配置される上部再配線パターン262と、上部絶縁層266を貫通する上部ビアパターン264を含んでもよい。
【0108】
上部再配線構造物260は、上部ビアパターン264又は上部再配線パターン262と上部再配線パターン262、そして上部絶縁層266を順次に積層して形成することができる。
【0109】
例えば、上部再配線構造物260の具体的な製造方法は、次の通りである。まず、上部再配線構造物260の最下端のレイヤ、例えば、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262を、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236それぞれと接するように形成する。その後、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262の一部分を露出させる上部絶縁層266を、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262上に形成し、上部再配線パターン262と連結され、第1上部レイヤLY21を構成する上部ビアパターン264を形成する。このとき、上部ビアパターン264と上部再配線パターン262は、共に形成され、一体をなすことができる。そのような過程を介して、少なくとも1層の上部絶縁層266と、第1上部レイヤLY21及び第2上部レイヤLY22を含む複数層のレイヤを有する上部再配線構造物260とを形成することができる。
【0110】
上部再配線構造物260が有するレイヤの層数は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ないように形成することができる。例えば、下部再配線構造物210は、少なくとも3層のレイヤを有するように形成することができ、上部再配線構造物260は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ない、少なくとも2層のレイヤを有するように形成することができる。
【0111】
図9Hを参照すれば、上部再配線構造物260上に、少なくとも2個の半導体チップ300を付着させる。少なくとも2個の半導体チップ300は、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320を含んでもよい。
【0112】
第1半導体チップ310の第1チップパッド314、及び第2半導体チップ320の第2チップパッド324は、それぞれチップ連結部材370を介して、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262と連結される。
【0113】
第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、上部再配線構造物260との間には、チップ連結部材370を覆い包むアンダーフィル物質層380が充填されるように形成することができる。
【0114】
図7に示された半導体パッケージ1fは、第2半導体チップ320の代わりに、図7に図示される第2半導体チップ330を上部再配線構造物260上に付着させて形成することができる。
【0115】
図9Iを参照すれば、ベースボード層110、並びにベースボード層110の上面及び下面にそれぞれ配置される上面パッド122及び下面パッド124を含むパッケージベース基板100を準備した後、ボード連結部材270がパッケージベース基板100の上面パッド122に連結されるように、図9Hの結果物をパッケージベース基板100上に付着させる。
【0116】
パッケージベース基板100の下面パッド124には、外部連結端子150を付着させる。
【0117】
その後、図1Aから分かるように、熱放出部材500を、少なくとも2個の半導体チップ300の上面と接するように配置し、半導体パッケージ1を形成することができる。一部実施形態において、熱放出部材500を、パッケージベース基板100の上面と接し、かつ少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むように配置して、半導体パッケージ1を形成することができる。
【0118】
図10A図10Gは、本発明の一実施形態による半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図である。具体的には、図10A図10Gは、図2に示された半導体パッケージの製造方法を段階的に示す断面図であり、図10Aは、図9D以後の段階を示す。
【0119】
図10Aを参照すれば、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236が露出されるように、図9Dに示された充填絶縁物質層250の上側の一部分を除去し、充填絶縁層252を形成する。充填絶縁層252は、下部再配線構造物210の上面及び第1連結ピラー220の側面を覆い、第2連結ピラー236の最上端を除いたインターポーザ230の側面及び上面を覆うことができる。すなわち、充填絶縁層252は、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236のそれぞれの側面を覆うが、上面を覆わずに露出させることができる。
【0120】
図10Bを参照すれば、充填絶縁層252上に、上部再配線構造物260を形成する。上部再配線構造物260は、少なくとも1層の上部絶縁層266、該少なくとも1層の上部絶縁層266の上面又は下面に配置される上部再配線パターン262、そして上部絶縁層266を貫通する上部ビアパターン264を含んでもよい。
【0121】
上部再配線構造物260は、上部再配線パターン262又は上部ビアパターン264と上部再配線パターン262、そして上部絶縁層266を順次に積層して形成することができる。
【0122】
例えば、上部再配線構造物260の具体的な製造方法は、次の通りである。まず、上部再配線構造物260の最下端のレイヤ、例えば、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262を、第1連結ピラー220及び第2連結ピラー236のそれぞれと接するように形成する。その後、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262の一部分を露出させる上部絶縁層266を、第1上部レイヤLY21を構成する上部再配線パターン262上に形成し、上部再配線パターン262と連結され、第1上部レイヤLY21を構成する上部ビアパターン264を形成する。このとき、上部ビアパターン264と上部再配線パターン262は、共に形成されて一体をなすことができる。そのような過程を介して、少なくとも1層の上部絶縁層266と、第1上部レイヤLY21及び第2上部レイヤLY22を含む複数層のレイヤを有する上部再配線構造物260とを形成することができる。
【0123】
上部再配線構造物260が有するレイヤの層数は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ないように形成することができる。例えば、下部再配線構造物210は、少なくとも3層のレイヤを有するように形成することができ、上部再配線構造物260は、下部再配線構造物210が有するレイヤの層数より少ない少なくとも2層のレイヤを有するように形成することができる。
【0124】
図10Cを参照すれば、上部再配線構造物260上に、少なくとも2個の半導体チップ300を付着させる。少なくとも2個の半導体チップ300は、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320を含んでよい。
【0125】
第1半導体チップ310の第1チップパッド314、及び第2半導体チップ320の第2チップパッド324は、それぞれチップ連結部材370を介して、上部再配線構造物260の上部再配線パターン262と連結される。
【0126】
第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320のそれぞれと、上部再配線構造物260との間には、チップ連結部材370を覆い包むアンダーフィル物質層380が充填されるように形成することができる。
【0127】
図8に示された半導体パッケージ1gは、第2半導体チップ320の代わりに、図8に示された第2半導体チップ330を、上部再配線構造物260上に付着させて形成することができる。
【0128】
図10Dを参照すれば、上部再配線構造物260上において、少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包む予備モールディング部材400Pを形成する。モールディング部材400Pは、例えば、EMCから形成され得る。予備モールディング部材400Pは、上部再配線構造物260の上面と、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれ、すなわち、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320の側面及び上面とを覆い包むことができる。
【0129】
図10Eを参照すれば、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれ、すなわち、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320の上面が露出されるように、図10Dに示された予備モールディング部材400Pの上側の一部分を除去し、モールディング部材400を形成する。モールディング部材400の上面と、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれの上面、すなわち、第1半導体チップ310の上面及び第2半導体チップ320の上面は、同一平面上に位置するように形成することができる。モールディング部材400は、上部再配線構造物260の上面と、少なくとも2個の半導体チップ300のそれぞれ、すなわち、第1半導体チップ310及び第2半導体チップ320の側面を覆い包むことができる。
【0130】
図10Fを参照すれば、図10Eに示された離型フィルム20が付着されたキャリア基板10を、下部再配線構造物210から分離する。その後、複数の下部絶縁層216のうち最下層の下部絶縁層216の一部分を除去し、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212の一部分が露出されるパッド開口部POを形成し、パッド開口部POを介して、第1下部レイヤLY11を構成する下部再配線パターン212の下面と接するボード連結部材270を付着させる。
【0131】
図10Gを参照すれば、ベースボード層110と、ベースボード層110の上面及び下面にそれぞれ配置される上面パッド122及び下面パッド124とを含む、パッケージベース基板100を準備した後、ボード連結部材270が、パッケージベース基板100の上面パッド122に連結されるように、図10Fの結果物をパッケージベース基板100上に付着させる。
【0132】
パッケージベース基板100の下面パッド124には、外部連結端子150を付着させる。
【0133】
その後、図2から分かるように、熱放出部材500を少なくとも2個の半導体チップ300の上面と接するように配置し、半導体パッケージ1aを形成することができる。一部実施形態において、熱放出部材500を、パッケージベース基板100の上面と接し、かつ少なくとも2個の半導体チップ300を覆い包むように配置し、半導体パッケージ1aを形成することができる。
【0134】
図11図14は、本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。図1A図8に示された半導体パッケージ1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1gは、図11図14に図示される半導体パッケージ2、3、4、5の全部又は一部分に係わる断面図でもある。
【0135】
図11を参照すれば、半導体パッケージ2は、インターポーザ230a上の上部再配線構造物260と、上部再配線構造物260上に配置される第1半導体チップ310a及び第2半導体チップ320aを含む少なくとも2個の半導体チップ302とを含む。
【0136】
第1半導体チップ310aと第2半導体チップ320aは、互いに離隔されるように、上部再配線構造物260上に配置され得る。第1半導体チップ310aの一部分、及び第2半導体チップ320aの一部分は、インターポーザ230aの互いに異なる部分とそれぞれオーバーラップされる。
【0137】
第1半導体チップ310aと第2半導体チップ320aは、半導体パッケージ2内において、上部再配線構造物260及びインターポーザ230aを介して、互いに電気的に連結される。
【0138】
例えば、第1半導体チップ310aと第2半導体チップ320aとのデータ送信及び/又は受信、第1半導体チップ310aと第2半導体チップ320aとのクロック同期のための信号伝達などは、上部再配線構造物260及びインターポーザ230を介して行われ得る。
【0139】
本発明による半導体パッケージ2では、第1半導体チップ310aと第2半導体チップ320aとの間の信号は、上部再配線構造物260及びインターポーザ230aを介して伝達され、他の信号は、インターポーザ230aを経由しないので、要求されるインターポーザ230aのサイズが相対的に小さくなる。したがって、半導体パッケージ2の製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【0140】
図12は、本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
【0141】
図12を参照すれば、半導体パッケージ3は、複数のインターポーザ230b上の上部再配線構造物260と、該上部再配線構造物260上に配置される複数の半導体チップ303とを含む。複数の半導体チップ303のそれぞれは、互いに離隔されるように、上部再配線構造物260上に配置され得る。複数の半導体チップ303は、メイン半導体チップ310b、第1サブ半導体チップ320b-I、第2サブ半導体チップ320b-II、第3サブ半導体チップ320b-III及び第4サブ半導体チップ320b-IVを含んでもよい。
【0142】
複数のインターポーザ230bは、互いに離隔され得る。複数のインターポーザ230bは、第1サブインターポーザ230b-I、第2サブインターポーザ230b-II、第3サブインターポーザ230b-III及び第4サブインターポーザ230b-IVを含んでもよい。
【0143】
メイン半導体チップ310bの互いに異なる一部分は、複数のインターポーザ230bのそれぞれの一部分とオーバーラップされる。第1サブ半導体チップ320b-I、第2サブ半導体チップ320b-II、第3サブ半導体チップ320b-III及び第4サブ半導体チップ320b-IVのそれぞれの一部分は、第1サブインターポーザ230b-I、第2サブインターポーザ230b-II、第3サブインターポーザ230b-III及び第4サブインターポーザ230b-IVのそれぞれの一部分とオーバーラップされる。
【0144】
図12では、複数の半導体チップ303が、1個のメイン半導体チップ310bとその周辺に配置される4個のサブ半導体チップ、すなわち、第1サブ半導体チップ320b-I、第2サブ半導体チップ320b-II、第3サブ半導体チップ320b-III及び第4サブ半導体チップ320b-IVを含むように図示されているが、それらは、例示的なものであり、複数の半導体チップ303は、1個のメイン半導体チップ310bと、その周辺に配置される2個以上のサブ半導体チップと、を含んでもよい。複数のインターポーザ230bの個数は、複数の半導体チップ303に含まれるサブ半導体チップの個数と同一であるか、あるいはサブ半導体チップの個数の整数倍でもある。
【0145】
メイン半導体チップ310bと、第1サブ半導体チップ320b-I、第2サブ半導体チップ320b-II、第3サブ半導体チップ320b-III及び第4サブ半導体チップ320b-IVのそれぞれは、半導体パッケージ3内において、上部再配線構造物260、第1サブインターポーザ230b-I、第2サブインターポーザ230b-II、第3サブインターポーザ230b-III及び第4サブインターポーザ230b-IVのそれぞれを介して、互いに電気的に連結される。
【0146】
本発明による半導体パッケージ3は、メイン半導体チップ310bと、第1サブ半導体チップ320b-I、第2サブ半導体チップ320b-II、第3サブ半導体チップ320b-III及び第4サブ半導体チップ320b-IVのそれぞれとの間の信号は、上部再配線構造物260、互いに離隔される第1サブインターポーザ230b-I、第2サブインターポーザ230b-II、第3サブインターポーザ230b-III、及び第4サブインターポーザ230b-IVのそれぞれを介して伝達され、他の信号は、複数のインターポーザ230bを経由しないので、要求される複数のインターポーザ230bのサイズが相対的に小さくなる。したがって、半導体パッケージ3の製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【0147】
図13は、本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
【0148】
図13を参照すれば、半導体パッケージ4は、互いに離隔される複数のインターポーザ230c上の上部再配線構造物260と、上部再配線構造物260上に配置される第1半導体チップ310c、第2半導体チップ320c及び第3半導体チップ330cを含む複数の半導体チップ304とを含む。複数のインターポーザ230cは、第1サブインターポーザ230c-I及び第2サブインターポーザ230c-IIを含んでもよい。
【0149】
第1半導体チップ310c、第2半導体チップ320c及び第3半導体チップ330cは、互いに離隔されるように、上部再配線構造物260上に配置され得る。第1半導体チップ310cの一部分、及び第2半導体チップ320cの一部分は、第1サブインターポーザ230c-Iの互いに異なる部分とそれぞれオーバーラップされ、第2半導体チップ320cの一部分、及び第3半導体チップ330cの一部分は、第2サブインターポーザ230c-IIの互いに異なる部分とそれぞれオーバーラップされる。
【0150】
第1半導体チップ310cと第2半導体チップ320cは、半導体パッケージ4内において、上部再配線構造物260及び第1サブインターポーザ230c-Iを介して、互いに電気的に連結され、第2半導体チップ320cと第3半導体チップ330cは、半導体パッケージ4内において、上部再配線構造物260及び第2サブインターポーザ230c-IIを介して、互いに電気的に連結される。
【0151】
本発明による半導体パッケージ4は、第1半導体チップ310cと第2半導体チップ320cとの間の信号、及び第2半導体チップ320cと第3半導体チップ330cとの間の信号は、上部再配線構造物260、及び互いに離隔される複数のインターポーザ230cを介して伝達され、他の信号は、複数のインターポーザ230cを経由しないので、要求される複数のインターポーザ230cのサイズが相対的に小さくなる。したがって、半導体パッケージ4の製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【0152】
図14は、本発明の一実施形態による半導体パッケージの平面配置図である。
【0153】
図14を参照すれば、半導体パッケージ5は、互いに離隔される複数のインターポーザ230d上の上部再配線構造物260と、該上部再配線構造物260上に配置される第1半導体チップ310d及び第2半導体チップ320dを含む少なくとも2個の半導体チップ305とを含む。複数のインターポーザ230dは、第1サブインターポーザ230d-I及び第2サブインターポーザ230d-IIを含んでもよい。
【0154】
第1半導体チップ310dと第2半導体チップ320dは、互いに離隔されるように、上部再配線構造物260上にも配置される。第1半導体チップ310dの互いに異なる一部分、及び第2半導体チップ320dの互いに異なる一部分は、複数のインターポーザ230dの互いに異なる部分とそれぞれオーバーラップされる。具体的に、第1半導体チップ310dの互いに異なる一部分は、第1サブインターポーザ230d-Iの一部分、及び第2サブインターポーザ230d-IIの一部分とオーバーラップされ、第2半導体チップ320dの互いに異なる一部分は、第1サブインターポーザ230d-Iの他の一部分、及び第2サブインターポーザ230d-IIの他の一部分とオーバーラップされる。
【0155】
第1半導体チップ310dと第2半導体チップ320dは、半導体パッケージ5内において、上部再配線構造物260及び第1サブインターポーザ230d-Iを介して、並びに再配線構造物260及び第2サブインターポーザ230d-IIを介して、互いに電気的に連結され得る。
【0156】
本発明による半導体パッケージ5では、第1半導体チップ310dと第2半導体チップ320dとの間の信号は、上部再配線構造物260及び複数のインターポーザ230dを介して伝達され、他の信号は、複数のインターポーザ230dを経由しない。また、複数のインターポーザ230dは、互いに離隔される第1サブインターポーザ230d-I及び第2サブインターポーザ230d-IIを含むので、要求される複数のインターポーザ230dのサイズが相対的に小さくなる。また、第1半導体チップ310dと第2半導体チップ320dとの間の信号は、互いに離隔される第1サブインターポーザ230d-I及び第2サブインターポーザ230d-IIに分離されて伝達されるので、第1半導体チップ310d及び第2半導体チップ320dのそれぞれの信号伝達のためのチップパッド(例えば、第1チップパッド314(図1A)及び第2チップパッド324(図1A))の設計自由度が増大する。したがって、半導体パッケージ5の製造コストの節減、及び収率の向上を共になすことができる。
【0157】
以上、本発明について、望ましい実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想及び範囲内において、当技術分野の当業者によってさまざまな変形及び変更が可能であろう。
【産業上の利用可能性】
【0158】
本発明に係るインターポーザを有する半導体パッケージは、例えば、電子機器関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【符号の説明】
【0159】
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、2、3、4、5 半導体パッケージ
100 パッケージベース基板
210 下部再配線構造物
220 第1連結ピラー
230、231、230a、230b、230c、230d インターポーザ
236 第2連結ピラー
252 充填絶縁層
260 上部再配線構造物
300、300a、302、303、304、305 半導体チップ
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図9G
図9H
図9I
図10A
図10B
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図14