(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】音源決定方法並びにその装置、コンピュータプログラム、及び電子装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20240910BHJP
A63F 13/55 20140101ALI20240910BHJP
A63F 13/5378 20140101ALI20240910BHJP
【FI】
G06F3/04817
A63F13/55
A63F13/5378
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022175217
(22)【出願日】2022-11-01
(62)【分割の表示】P 2020551314の分割
【原出願日】2019-04-03
【審査請求日】2022-11-29
(31)【優先権主張番号】201810532413.2
(32)【優先日】2018-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イオウ,ハンハオ
(72)【発明者】
【氏名】シェン,シアオビン
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107992281(CN,A)
【文献】特開2004-242728(JP,A)
【文献】特開2015-223394(JP,A)
【文献】特開2012-055490(JP,A)
【文献】特開2017-221544(JP,A)
【文献】特開2011-028169(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0283865(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01,
3/048- 3/0489
A63F 9/24,
13/00 -13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器が実行する音源決定方法であって、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップと、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップと、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に従って、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップであって、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音の音源タイプと、前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識と
を取得するステップと、
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップと、
前記音源距離と前記検出半径との比に従って前記透明度を決定するステップとを含み、前記位置マークは、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられるステップと、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースにおいて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを前記透明度に応じて表示するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップは、
前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップは、
前記音源タイプの音の周波数に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記音源タイプによって示される音声の周波数が、前記初期検出半径の大きさに反比例しており、
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップは、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するステップと、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて前記位置マークを表示するステップと、
前記音源タイプにマッチングした形状に基づき前記位置マークを表示するステップと、
前記音源タイプにマッチングした標識に基づき前記位置マークを表示するステップのうちの少なくとも1つを含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップのうちの少なくとも1つを含む請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは、
前記音源仮想オブジェクトに消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するステップであって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きいステップ、を含む請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを同時に表示するステップ、を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップと、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するステップと、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するステップと、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて、前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得した後、さらに、
前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同一の仮想キャラクターに関連付けられる場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップと、
前記音声トリガー開始時間に基づき、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するステップと、を含む請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するステップであって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられるステップと、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示するステップと、を含む請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、さらに、
前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップであって、前記指定位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれるステップと、
前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップであって、前記指定姿態に、匍匐状態が含まれるステップと、
前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターとが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップと、の少なくとも1つを含む請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
音源決定装置であって、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するための第1取得ユニットと、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するための第2取得ユニットと、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に従って、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するための第1決定ユニットであって、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音の音源タイプと、前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識と
を取得し、
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得し、
前記音源距離と前記検出半径との比に従って前記透明度を決定し、前記位置マークは、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられる第1決定ユニットと、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための表示ユニットと、を含む装置。
【請求項15】
前記第1決定ユニットは、
前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整する、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得することは、
前記音源タイプの音の周波数に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得することを含む請求項14記載の装置。
【請求項17】
前記音源タイプによって指示される音声の周波数が、前記初期検出半径の大きさに反比例しており、
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得することは、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得することを含む、請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記表示ユニットは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するための第2取得モジュールと、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第1表示モジュールと、を含む請求項14乃至17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記第1表示モジュールは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて、前記位置マークを表示するための第1表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした形状に応じて、前記位置マークを表示するための第2表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした標識に応じて、前記位置マークを表示するための第3表示サブモジュールと、の少なくとも1つを含む請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記第1表示モジュールは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4表示サブモジュールと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第5表示サブモジュールと、の少なくとも1つを含む請求項18に記載の装置。
【請求項21】
前記第1表示モジュールは、
前記音源仮想オブジェクトに消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するための調整サブモジュールであって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きい調整サブモジュール、を含む請求項18に記載の装置。
【請求項22】
前記表示ユニットは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、同時に、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを表示するための第2表示モジュール、を含む請求項14乃至17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記表示ユニットは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための第3取得モジュールと、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するための第4取得モジュールと、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するための第3決定モジュールと、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4決定モジュールと、を含む請求項14乃至22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
前記装置はさらに、
前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの、仮想シーンにある第1位置を取得した後、前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同一の仮想キャラクターに関連つけられた場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための検出ユニットと、
前記音声トリガー開始時間に応じて、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するための第2決定ユニットと、を含む請求項14乃至23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記表示ユニットはさらに、
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するための第5取得モジュールであって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられる第5取得モジュールと、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示するための第3表示モジュールと、を含む請求項14乃至24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項26】
前記装置はさらに、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第1禁止ユニットであって、前記指定位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれる第1禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第2禁止ユニットであって、前記指定姿態に匍匐状態が含まれる第2禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターとが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第3禁止ユニットと、の少なくとも1つを含む請求項14乃至24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項27】
請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項28】
メモリとプロセッサとを含む電子装置であって、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムによって請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法を実行するように配置される電子装置。
【請求項29】
端末機器が実行する音源決定方法であって、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップと、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップと、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に従って、前記音源仮想オブジェクトの前記第2位置を識別する位置マークの透明度を決定する
透明度決定ステップ
であって、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音の音源タイプと、前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識とを取得するステップと、
前記音源タイプの音に対応する初期検出半径を、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づいて調整することにより、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップと、
前記音源距離と前記検出半径との比に従って前記透明度を決定するステップとを含み、前記位置マークは、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられる透明度決定ステップと、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースにおいて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを前記透明度に応じて表示するステップと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースにおいてマップを表示するステップであって、前記第1位置は前記マップにおける第3位置に対応している、ステップと、
前記マップにおける第4位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップであって、前記第3位置に対する前記第4位置は、前記第1
位置に対する前記第2位置の方向を反映している、ステップと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年5月29日にて中国特許庁に提出された、出願番号が2018105324132であって、名称が「音源決定方法と装置、記憶媒体、及び電子装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容を本出願に参照により援用する。
【0002】
本出願はコンピュータ分野に関わり、具体的に、音源決定技術に関わる。
【背景技術】
【0003】
いくつかの端末アプリケーションにおいて、仮想オブジェクトが発する音声を仮想シーンでシミュレーションすることで、当該仮想シーンに参加しているユーザが、聴覚を通じて当該仮想シーンにおける音源オブジェクトの位置を決定し、仮想シーンに配置された、当該音源オブジェクトとのインタラクティブタスクを完了することができる。
【0004】
しかしながら、仮想シーンで再生される音声は、一般的にマシンシミュレーションによって取得され、音声の正確度を保証できないため、シミュレーションされた音声のみに基づいて音源オブジェクトを決定するプロセスでは、音源オブジェクトを正確に決定できないという問題が存在する可能性がある。
【0005】
上記の問題に鑑みて、有効な解決策は本件出願前にまだ提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例は、ユーザが仮想シーンにおいて、音源仮想オブジェクトの位置を正確に決定することができるように、音源決定方法と装置、記憶媒体、及び電子装置を提供する。
【0007】
本出願の実施例の一態様によれば、音源決定方法を提供し、アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップと、前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップと、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップであって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられるステップと、前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む。
【0008】
本出願の実施例の別の態様によれば、音源決定装置をさらに提供し、アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するための第1取得ユニットと、前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するための第2取得ユニットと、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するための第1決定ユニットであって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられる第1決定ユニットと、前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための表示ユニットと、を含む。
【0009】
本出願の実施例のさらに別の態様によれば、記憶媒体をさらに提供し、当該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムは、実行されるときに、前記音源決定方法を実行するように配置される。
【0010】
本出願の実施例のさらに別の態様によれば、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムとを含む電子装置をさらに提供し、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって、前記音源決定方法を実行する。
【0011】
本出願の実施例のさらに別の態様によれば、命令が含まれるコンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータで実行されるときに、前記音源決定方法を前記コンピュータに実行させる。
【0012】
本出願の実施例によって提供される音源決定方法において、アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップと、前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップと、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップであって、位置マークが、音源仮想オブジェクトが位置する第2位置を識別するために用いられるステップと、アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、音源仮想オブジェクトの位置マークを表示するステップとを含む。前記方法において、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける第2位置を取得した後、第1仮想キャラクターが位置する第1位置と当該第2位置との間の距離に基づき透明度を決定することができ、さらに、当該透明度に応じて、インタラクティブインタフェースに音源仮想オブジェクトの位置マークを表示し、このようにして、ユーザは、シミュレーションされた音声のみによって音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を決定するのではなく、騒々しい環境においても、ユーザが音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を正確に決定することに影響を与えず、仮想シーンにおいてシミュレーションされた音声のみに基づき音源仮想オブジェクトの位置を決定することによる、決定された音源仮想オブジェクトの位置の正確度を保証できないという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
ここで説明する図面は、本出願に対するさらなる理解を提供するために用いられ、本出願の一部を構成し、本出願の例示的な実施例及びその説明は、本出願に対する不適切な限定を構成するものではなく、本出願を解釈するために用いられる。
【
図1】本出願の実施例による音源決定方法の応用環境の概略図である。
【
図2】本出願の実施例による任意選択な音源決定方法のフロー概略図である。
【
図3】本出願の実施例による任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図4】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図5】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図6】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図7】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図8】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図9】本出願の実施例による他の任意選択な音源決定方法の概略図である。
【
図10】本出願の実施例による任意選択な音源決定装置の構成概略図である。
【
図11】本出願の実施例による任意選択な電子装置の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
当業者が本出願の技術案をよりよく理解するために、以下は本出願の実施例の図面を結合して、本出願の実施例の技術案を明らか且つ完全に記載し、明らかに、記載された実施例は全ての実施例ではなく、本出願の一部の実施例のみである。本出願の実施例に基づき、創造的な作業なしに当業者によって得られる他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲にあるものとする。
【0015】
なお、本出願の明細書、特許請求の範囲、及び前記図面における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は優先順位を記載するためのものではなく、類似のオブジェクトを区別するために用いられることに留意されたい。理解するように、このように使用されるデータは適切な状況で互いに置き換えられるから、本明細書に記載される本出願の実施例は、本明細書における図示又は記載される順序以外の順序で実施可能である。さらに、「含む(include)」、「有する(contain)」という用語及びこれらの任意の変形は、非排他的な包括を包含することを意味する。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又は機器は、必ず明らかに列挙されたステップ又はユニットに限定されず、明らかに列挙されていないか又はそのようなプロセス、方法、製品、又は機器にとって固有の他のステップ又はユニットが含まれる場合がある。
【0016】
本出願の実施例の一態様によれば、音源決定方法を提供し、任意選択な実施形態として、前記音源決定方法は、
図1に示される環境に適用されてもよいが、これに限定されていない。
【0017】
アプリケーションクライアント102がネットワーク104を介してサーバ106とインタラクトする過程では、アプリケーションクライアント102は、それによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得し、第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける第2位置を検出する。第2位置が検出された後、第1位置と第2位置との間の音源距離に基づき、音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定する。位置マークの透明度を決定した後、当該透明度に応じて、音源仮想オブジェクトの位置マークを表示する。
【0018】
なお、関連技術において、モバイル端末においてアプリケーションクライアントを実行する過程では、ユーザは一般的に、シミュレーションされた音声に応じて、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を決定する。ただし、シミュレーションされた音源の方向及び位置は明確ではないため、ユーザは一般的に、当該シミュレーションされた音声に基づき、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を正確に決定できず、特に、ユーザの現在の環境が比較的騒々しい場合には、ユーザがシミュレーションされた音声をはっきりと聞くことさえ難しくなるため、ユーザが仮想シーンにおいて音源仮想オブジェクトの位置を正確に特定することはより困難になる。
【0019】
本実施例において、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける第2位置を取得した後、第1仮想キャラクターが位置する第1位置と第2位置との間の距離に基づき、位置マークの透明度を決定することができ、さらに、当該透明度に応じて、音源仮想オブジェクトの位置マークを表示し、即ち、アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、音源仮想オブジェクトの位置決め情報を表示し、当該方法は仮想シーンにおいて位置マークを表示し、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置をユーザに通知することで、シミュレーションされた音声のみに基づき音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を決定するのではなく、対照的に、本出願は、音源仮想オブジェクトの位置をより直感的にユーザに通知することができ、従来技術における決定された音源仮想オブジェクトの位置決め情報の正確度が低いという問題を解決し、音源仮想オブジェクトの位置決め情報の正確度を向上させる。
【0020】
任意選択で、前記音源決定方法は、例えば、携帯電話、タブレット、ラップトップ、PC(パーソナルコンピュータ)、その他の端末などの、データを計算できる端末に適用されてもよいが、これらに限定されない。前記ネットワークは、無線ネットワーク又は有線ネットワークを含んでもよいが、これらに限定されない。当該無線ネットワークは、ブルートゥース(Bluetooth)、WIFI、及び無線通信を実現する他のネットワークを含む。前記有線ネットワークは、広域ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、及びローカルエリアネットワークを含んでもよいが、これらに限定されない。前記サーバは、データ計算を実行できる任意のハードウェア機器を含んでもよいが、これに限定されない。
【0021】
任意選択で、任意選択な実施形態として、
図2に示すように、前記音源決定方法は、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップS202と、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップS204と、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップS206であって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられるステップS206と、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップS208と、を含む。
【0022】
任意選択で、前記音源決定方法は、ゲーム分野又はシミュレーション訓練分野に適用されてもよいが、これらに限定されない。以下、前記音源決定方法をゲーム分野に関連して説明する。前記第1仮想キャラクターは、ユーザによって制御されるゲームキャラクターであってもよいが、これに限定されない。前記音源仮想オブジェクトは、ゲームにおける、音声を発し得るオブジェクトであってもよいが、これに限定されない。前記位置マークはクライアントに表示されており、音源仮想オブジェクトの位置を表示するためのアイコンであってもよい。ゲーム中に、ユーザによって制御されるゲームキャラクターの音源検出範囲内で、音声を発生させるオブジェクトが検出される場合、音声を発生させるオブジェクトとユーザによって制御されるゲームキャラクターとの間の距離に基づき、アイコンの透明度を決定する。決定したアイコンの透明度に基づき、クライアントの表示インタフェースに当該透明度のアイコンを表示する。
【0023】
例えば、以下、
図3を結合して説明する。
図3に示すように、現在ユーザがゲームしている間に、他のユーザによって制御される、家屋近傍にある前方のゲームオブジェクトは、現在ユーザによって制御されるゲームオブジェクトの音源検出範囲内に位置する。家屋近傍にあるゲームオブジェクトが例えば銃の音などの音声を発した後、現在ユーザによって制御されるゲームオブジェクトと家屋近傍にあるゲームオブジェクトとの間の距離に基づき、家屋近傍にあるゲームオブジェクトの位置を示すためのアイコンの透明度を決定し、当該透明度に応じてクライアントにアイコンを表示する。
【0024】
本出願の実施例において、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける第2位置を取得した後、第1仮想キャラクターが位置する第1位置と第2位置との間の距離に基づき、音源仮想オブジェクトの位置マークの透明度を決定し、さらに当該透明度に応じて該位置マークを表示することで、アプリケーションクライアントに音源仮想オブジェクトの位置決め情報を表示し、当該方法は、仮想シーンにおいて位置マークを表示し、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置をユーザに通知することで、シミュレーションされた音声のみに基づき、音源仮想オブジェクトの仮想シーンにおける位置を決定するのではなく、対照的に、本出願は、音源仮想オブジェクトの位置をより直感的にユーザに通知することができ、ユーザが決定した音源仮想オブジェクトの位置決め情報の正確度が低いという問題を解決し、音源仮想オブジェクトの位置決め情報の正確度を向上させる。
【0025】
任意選択な実施案として、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定することは、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップS1と、
前記音源距離と前記検出半径という両者の間の比に基づき、前記透明度を決定するステップS2であって、前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整するステップS2と、を含む。
【0026】
任意選択で、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。
図4に示すように、ユーザによって制御されるゲームにおけるキャラクターの検出半径をRとし、検出半径内に、音声を発することができるオブジェクトC1と、音声を発することができるオブジェクトC2とが存在する。C1とユーザによって制御されるゲームキャラクターとの間の距離と、検出半径との比はR1/Rであり、C3とユーザによって制御されるゲームキャラクターとの間の距離と、検出半径との比はR3/Rであり、R1/RがR3/Rより大きいから、C1の位置マークの透明度が、C3の位置マークの透明度より大きく、即ち、C3の位置マークと比べると、C1の位置マークの表示効果がより透明である。音声を発することができるオブジェクトC2がユーザによって制御されるゲームキャラクターの検出半径の外に位置するため、C2とユーザによって制御されるゲームキャラクターとの間の距離と、検出半径との比が1より大きく、前記音源距離と検出半径との比が1以上である場合、位置マークの透明度が100%であり得るから、位置マークは完全に透明であり、ユーザに見られない。
【0027】
本実施例によれば、音源距離と前記検出半径という両者の間の比に基づき前記透明度を決定することで、第1位置から遠い音源仮想オブジェクトの位置マークであるほど、透明になり、これによって、音源仮想オブジェクトの位置を正確に位置決めすることができ、音源決定の正確度を向上させるという効果が得られる。
【0028】
任意選択な実施案として、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得することは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプ、及び前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識を取得するステップS1と、
前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定するステップS2と、を含む。
【0029】
任意選択で、異なる音源タイプに対して、音源検出領域の検出半径もそれに応じて変更する。例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。
図5に示すように、A1、A2はドアの開閉音が発生する位置であり、
図5における最小の点線円は、ドアの開閉音を検出し得る範囲であるから、A1位置のドアの開閉音が検出され、第1仮想オブジェクトのクライアントに表示されることができるが、A2位置のドアの開閉音が検出されることができない。同様に、B1、B2は銃の音が発生する位置であり、
図5の中央の点線円は銃の音の検出範囲であるから、B1の位置で発生された銃の音が検出されることができるが、B2の位置で発生された銃の音が検出されることができない。同様に、C1、C2は、エアドロップ音が発生する位置であり、
図5における最大の点線円はエアドロップ音を検出し得る範囲であり、C1位置のエアドロップ音が検出されることができるが、C2位置のエアドロップ音が検出されることができない。
【0030】
また、環境の違いも音源検出領域の検出半径に影響する。例えば、同じように銃の音を検出しても、晴れた日の検出半径と雨の日の検出半径は異なる。そこで、検出半径を決定する場合、環境の環境標識に基づき検出半径を調整してもよい。例えば、異なる環境標識に対して異なる係数を設置し、環境標識が異なる場合に、検出半径と環境標識に対応する係数に基づき、現在の環境における検出半径を決定することができる。
【0031】
なお、異なる音源タイプについて、異なる音源検出領域の検出半径を事前に設置してもよい。又は、一部の異なる音源タイプについて、対応する音源検出領域の検出半径を同じ値に設置してもよい。
【0032】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプと、音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識に基づき、検出半径を決定することで、位置音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させる。
【0033】
任意選択な実施案として、前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定することは、
前記音源タイプに対して配置された初期検出半径を取得するステップS1であって、前記音源タイプによって指示する音声の周波数が前記初期検出半径の大きさに反比例するステップS1と、
前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値を取得するステップS2と、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得するステップS3と、を含む。
【0034】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。ゲーム中に、ユーザによって制御されるゲームキャラクターが音源仮想オブジェクトを検出するための検出半径の初期値を設置する必要がある。音源仮想オブジェクトが発する音声の周波数によって决定することができる。例えば、銃の音を検出する検出半径とドアの開閉音を検出する検出半径との音声周波数が異なる場合、音声周波数が小さい音声であるほど、対応する検出半径がより大きい。さらに、ユーザによって制御されるゲームキャラクターの現在の環境を決定し、当該環境に対応する環境標識に基づき、対応する音声トリガー閾値を決定し、当該音声トリガー閾値に基づき、音源タイプに基づき決定された初期検出半径を相応的に縮小して、このように、音源タイプと環境標識に対応する検出半径を取得する。
【0035】
本実施例によれば、初期検出半径を取得し、環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づき検出半径を縮小することで、異なる環境に応じて初期検出半径を調整し、表示位置決定の正確度を向上させるという効果が得られる。
【0036】
任意選択な実施案として、前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するステップS1と、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップS2と、を含む。
【0037】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。
図6に示すように、音声を発することができるオブジェクトによって生成される音声は必ずしも同じではない。例えば、自動車がエンジン音を生成する場合、相応的に、自動車に対応する位置を、1台の自動車のアイコンとしてマークし、射撃によって銃の音を生成する場合、相応的に、銃の音に対応する位置を銃弾のアイコンとしてマークする。
【0038】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプに基づき位置マークを決定することで、ユーザが位置マークに基づき音源タイプを正確に決定するようにし、音源決定の正確度を向上させるという目的を達成する。
【0039】
任意選択な実施案として、前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて前記位置マークを表示するステップS1と、
前記音源タイプにマッチングした形状に応じて前記位置マークを表示するステップS2と、
前記音源タイプにマッチングした標識に応じて前記位置マークを表示するステップS3と、の少なくとも1つを含む。
【0040】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。前記位置マークを表示する場合、異なる色又は形状、或いは標識によって表示することができる。例えば、異なる色の位置マークで音声の慌ただしさ程度を表すことができる。例えば、銃の音の場合、銃の音は、銃弾という標識で表され、慌ただしい銃の音について、赤い銃弾という標識で表され、慌ただしくない銃の音について白い銃弾という標識で表示される。或いは、異なる形状の位置マークで音声の慌ただしさ程度を表す。例えば、慌ただしい銃の音について短機関銃の銃弾という標識で表され、慌ただしくない銃の音について狙撃銃の銃弾という標識で表される。
【0041】
本実施例によれば、異なる色、形状を利用して位置マークを調整することで、ユーザが異なる表示スキームに従って、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを知ることができるようにし、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させる。
【0042】
任意選択な実施案として、前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップS1と、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップS2と、の少なくとも1つを含む。
【0043】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。インタラクティブインタフェースに位置マークを表示する際に、位置マークをマップに表示してもよく、位置マークをユニバーサルホイールに表示してもよい。前記ユニバーサルホイールは、方向付きのホイールであってもよい。
【0044】
本実施例によれば、インタラクティブインタフェースのマップに位置マークを表示するか、又はインタラクティブインタフェースのユニバーサルホイールに位置マークを表示することで、インタラクティブインタフェースのメインインタフェースを遮蔽することがなく、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザ体験を向上させることができる。
【0045】
任意選択な実施案として、前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
前記音源仮想オブジェクトには消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するステップS1であって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きいステップS1を含む。
【0046】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。
図7に示すように、
図7は、消音装置が配置された音源仮想オブジェクトをミニマップに表示する状況である。自動車が検出半径内で音声を出した後、自動車の位置マークの透明度を決定した後、自動車の位置マークをミニマップに表示する。検出半径内において、消音装置が配置された銃器から音声を出した後、銃器には消音器が配置されるので、音声が出された銃器の位置マークの透明度を決定した後、銃器の位置マークをミニマップに表示する場合、前記銃器の位置マークを拡大した後、ミニマップに表示する。
【0047】
本実施例によれば、消音装置が配置された場合、位置マークの表示範囲を調整することで、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させることができる。
【0048】
任意選択な実施案として、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、複数の音源仮想オブジェクトにそれぞれマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを同時に表示するステップS1を含む。
【0049】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。ゲーム中に、ユーザによって制御されるゲームキャラクターが、音声を発する複数のオブジェクトを検出した場合、上記の音声が異なる方向に分布している場合、各音源仮想オブジェクトを位置マークによって表示する。
【0050】
なお、前記音源仮想オブジェクトには1つの制御閾値があり、検出された音源仮想オブジェクトの数が当該制御閾値を超える場合、一部の音源仮想オブジェクトに対応する位置マークを表示しなくてもよいことに留意されたい。
【0051】
本実施例によれば、異なる方向における音源仮想オブジェクトの位置マークを同時に表示することで、複数の音源仮想オブジェクトを同時に表示するという効果が得られ、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザが複数の音源仮想オブジェクトの仮想環境における位置を同時に知ることができる。
【0052】
任意選択な実施案として、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップS1と、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するステップS2と、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するステップS3と、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップS4と、を含む。
【0053】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。ユーザによって制御されるキャラクターが複数の音声を検出し、且つ前記複数の音声を発する複数の音源仮想オブジェクトがユーザによって制御されるゲームキャラクターの同じ方向にある場合、複数の音声の間の間隔が所定の第1閾値より大きい場合、前記音声が検出された順序に従って、各音声のそれぞれ対応する音源仮想オブジェクトの位置マークを順次表示する。前記音声の間の間隔が第1閾値より小さい場合、検出された時間に従って、後に検出された音声に対応する位置マークを使用して、先に検出された音声の位置マークを置き換える必要がある。
【0054】
任意選択で、前記第1閾値は、先に検出された音声に対応する位置マークの表示期間であってもよい。
【0055】
以下、
図8を結合して説明する。検出された銃の音と車の音が同じ方向にある。
図8に示すように、
図8におけるa状況は、車の音が先に検出され、銃の音が後に検出され、銃の音の表示期間が車の音の表示期間内であり、この場合、車の音の位置マークのみを表示する。
図8におけるb状況は、車の音が先に検出され、銃の音が後に検出され、銃の音の位置マークの表示期間の一部が車の音の位置マークの表示期間内であり、この場合、銃の音が検出された後、銃の音の位置マークを表示し、車の音の位置マークを表示していない。
図8におけるc状況は、車の音が先に検出され、銃の音が後に検出され、銃の音の位置マークの表示期間が車の音の位置マークの表示期間と重ならなく、この場合、検出された先後順序に従って、車の音の位置マークと銃の音の位置マークを順次表示する。
【0056】
本実施例によれば、前記技術案によって同じ方向における音源仮想オブジェクトの位置マークを表示することで、同じ方向における複数の位置マークが同時に表示されることによる、互いに遮蔽するという状況を回避することができ、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マークの表示効率を向上させる。
【0057】
任意選択な実施案として、前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得した後、さらに、
前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同じ仮想キャラクターに関連つけられた場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップS1と、
前記音声トリガー開始時間に基づき、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するステップS2と、を含む。
【0058】
例えば、引き続いてゲーム分野に関連して説明する。前記仮想キャラクターは、ゲームにおける他のユーザによって制御されるキャラクターであってもよい。検出された複数の音声が同じゲームキャラクターによって生成されるものである場合、前記複数の音声の位置マークから1つの位置マークを選択して表示する。表示規則は、最初に検出された音声の位置マークを表示することであってもよく、又は、最後に検出された音声の位置マークを表示することであってもよい。
【0059】
本実施例によれば、音声トリガー開始時間に基づき音源仮想オブジェクトを決定することで、複数の仮想オブジェクトが同じ位置で同時に表示されることによる、互いに遮蔽するという問題を回避することができ、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マークの表示効率を向上させる。
【0060】
任意選択な実施案として、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示することは、
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するステップS1であって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられるステップS1と、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示するステップS2と、を含む。
【0061】
例えば、引き続いてゲーム分野に関連して説明する。音声が検出された場合、前記方向マークは、音声を発するオブジェクトの移動方向である。
図9に示すように、インタラクティブインタフェースに車の音の位置マークを表示するとともに、自動車の移動方向を表示する。前記移動方向は、今回の自動車の位置マークを表示する間に更新されることがない。
【0062】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトの移動方向を表示することで、インタラクティブインタフェースにおいて音源仮想オブジェクトの移動方向を明らかに了解し、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザ体験を向上させる。
【0063】
任意選択な実施案として、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、さらに、
前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップS1であって、前記指定位置には、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれるステップS1と、
前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップS2であって、前記指定姿態には匍匐状態が含まれるステップS2と、
前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップS3と、の少なくとも1つを含む。
【0064】
例えば、引き続いて前記ゲーム分野に関連して説明する。ゲーム中に、生成地などの特殊位置にある場合、音声が検出されたとしても、音声の位置マークを表示することがない。又は、音声を発した音源仮想オブジェクトが例えば、うつ伏せ、匍匐前進などの特殊状態にある場合、音源仮想オブジェクトから発した音声が検出されたとしても、音声の位置マークを表示することがなく、又は、音声を発した音源仮想オブジェクトとユーザによって制御されるキャラクターが同じ陣営にある場合、音源仮想オブジェクトが音声を発しても、音声の位置マークを表示することがない。
【0065】
本実施例によれば、上記の場合に位置マークの表示を禁止することで、一定の条件で、音源仮想オブジェクトを隠すことができ、これによって、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させる。
【0066】
なお、上記の各方法実施例について、簡単に説明するために、一連の動作の組み合わせとして表現されたが、当業者に知られているように、本出願は、説明された動作順序に限定されず、なぜならば、本出願によれば、一部のステップが他の順序で又は同時に実行できるためである。また、当業者に知られているように、明細書で説明された実施例はいずれも好適な実施例に属し、関連する動作及びモジュールは、本出願に必らずしも必須ではない。
【0067】
以上の実施形態の説明によれば、当業者が明らかに理解するように、上記の実施例による方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームとの組み合わせという形態で実現されることができ、無論、ハードウェアを利用してもよいが、一般的に、前者はより好適な実施形態である。このような理解に基づき、本出願の技術案は、本質的又は従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品という形態で具現化されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本出願の各実施例に記載の方法を1台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器など)に実行させるための、いくつかの命令を含む。
【0068】
本出願の実施例の他の態様によれば、前記音源決定方法を実施するための音源決定装置をさらに提供し、
図10に示すように、当該装置は、
(1)アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するための第1取得ユニット1002と、
(2)前記第1位置に関連付けられた音源検出領域から、音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するための第2取得ユニット1004と、
(3)前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するための第1決定ユニット1006であって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられる第1決定ユニット1006と、
(4)前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための表示ユニット1008と、を含む。
【0069】
任意選択で、前記音源決定装置は、ゲーム分野又はシミュレーション訓練分野に適用されてもよいが、これらに限定されない。任意選択な実施案として、前記第1決定ユニット1006は、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するための第1取得モジュールと、
前記音源距離と前記検出半径という両者の間の比に基づき前記透明度を決定するための第1決定モジュールであって、前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整する第1決定モジュールと、を含む。
本実施例によれば、音源距離と前記検出半径という両者の間の比に基づき前記透明度を決定することで、第1位置から遠い音源仮想オブジェクトの位置マークであるほど、透明になり、これにより、音源仮想オブジェクトの位置を正確に位置決めし、音源決定の正確度を向上させるという効果が得られる。
【0070】
任意選択な実施案として、前記第1取得モジュールは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプ、及び前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識を取得するための取得サブモジュールと、
前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定するための決定サブモジュールと、を含む。
【0071】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプと、音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識に基づき、検出半径を決定することで、位置音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させることができる。
【0072】
任意選択な実施案として、前記決定サブモジュールは具体的に以下のために用いられ、
前記音源タイプに対して配置した初期検出半径を取得し、前記音源タイプによって指示される音声の周波数は、前記初期検出半径の大きさに反比例し、
前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値を取得し、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得する。
本実施例によれば、初期検出半径を取得し、環境標識にマッチングした音声トリガー閾値に基づき検出半径を縮小することで、異なる環境に応じて初期検出半径を調整し、表示位置決定の正確度を向上させるという効果が得られる。
【0073】
任意選択な実施案として、前記表示ユニット1008は、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するための第2取得モジュールと、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第1表示モジュールと、を含む。
【0074】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプに基づき位置マークを決定することで、ユーザが位置マークにより音源タイプを正確に決定するようにし、音源決定の正確度を向上させるという目的を達成する。
【0075】
任意選択な実施案として、前記第1表示モジュールは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて、前記位置マークを表示するための第1表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした形状に応じて、前記位置マークを表示するための第2表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした標識に応じて、前記位置マークを表示するための第3表示サブモジュール、のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
本実施例によれば、異なる色、形状を利用して位置マークを調整することで、ユーザが異なる表示スキームに従って、音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを知ることができるようにし、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させる。
【0077】
任意選択な実施案として、前記第1表示モジュールは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4表示サブモジュールと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第5表示サブモジュール、のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
本実施例によれば、インタラクティブインタフェースのマップに位置マークを表示するか、又はインタラクティブインタフェースのユニバーサルホイールに位置マークを表示することで、インタラクティブインタフェースのメインインタフェースを遮蔽することがなく、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザ体験を向上させることができる。
【0079】
任意選択な実施案として、前記第1表示モジュールは、
前記音源仮想オブジェクトには消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するための調整サブモジュールであって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きい調整サブモジュールを含む。
【0080】
本実施例によれば、消音装置が配置された場合、位置マークの表示範囲を調整することで、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させることができる。
【0081】
任意選択な実施案として、前記表示ユニット1008は、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、複数の前記音源仮想オブジェクトにそれぞれマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを同時に表示するための第2表示モジュールを含む。
【0082】
本実施例によれば、異なる方向における音源仮想オブジェクトの位置マークを同時に表示することで、複数の音源仮想オブジェクトを同時に表示するという効果が得られ、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザが複数の音源仮想オブジェクトの仮想環境における位置を同時に知ることができる。
【0083】
任意選択な実施案として、前記表示ユニット1008は、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための第3取得モジュールと、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するための第4取得モジュールと、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するための第3決定モジュールと、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記目標音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの前記透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて、前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4決定モジュールと、を含む。
【0084】
本実施例によれば、前記技術案によって同じ方向における音源仮想オブジェクトの位置マークを表示することで、同じ方向における複数の位置マークが同時に表示されることによる、互いに遮蔽するという状況を回避することができ、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マークの表示効率を向上させる。
【0085】
任意選択な実施案として、前記装置はさらに、
前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得した後、前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同じ仮想キャラクターに関連つけられた場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための検出ユニットと、
前記音声トリガー開始時間に基づき、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するための第2決定ユニットと、を含む。
本実施例によれば、音声トリガー開始時間に基づき音源仮想オブジェクトを決定することで、複数の仮想オブジェクトが同じ位置で同時に表示されることによる、互いに遮蔽するという問題を回避することができ、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マークの表示効率を向上させる。
【0086】
任意選択な実施案として、前記表示ユニット1008は、
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するための第5取得モジュールであって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられる第5取得モジュールと、
前記音源仮想オブジェクトが前記位置マークを表示する表示期間内で、前記方向マークを表示するための第3表示モジュールと、を含む。
【0087】
本実施例によれば、音源仮想オブジェクトの移動方向を表示することで、インタラクティブインタフェースにおいて音源仮想オブジェクトの移動方向を明らかに了解することができ、音源決定の正確度を向上させるとともに、ユーザ体験を向上させる。
【0088】
任意選択な実施案として、前記装置はさらに、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第1禁止ユニットであって、前記指定位置には、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれる第1禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第2禁止ユニットであって、前記指定姿態には匍匐状態が含まれる第2禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第3禁止ユニット、のうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
本実施例によれば、上記の場合に位置マークの表示を禁止することで、一定の条件で、音源仮想オブジェクトを隠すことができ、これによって、音源決定の正確度を向上させるとともに、位置マーク表示の柔軟性を向上させる。
【0090】
本出願の実施例の他の態様によれば、前記音源決定方法を実施するための電子装置をさらに提供し、
図11に示すように、当該電子装置はメモリとプロセッサとを含み、当該メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、当該プロセッサは、コンピュータプログラムによって上記の方法実施例のいずれか1つのステップを実行するように配置される。
【0091】
任意選択で、本実施例において、前記電子装置はコンピュータネットワーク内の複数のネットワーク機器のうちの少なくとも1つのネットワーク機器に配置されてもよい。
【0092】
任意選択で、本実施例において、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように配置され、
ステップS1、アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの、仮想シーンにおける第1位置を取得し、
ステップS2、前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出し、
ステップS3、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられ、
ステップS4、前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する。
【0093】
任意選択で、当業者は、
図11に示される構成が単に例示のためのものであり、電子装置がスマートフォン(例えばAndroidフォン、iOSフォンなど)、タブレットコンピュータ、パームトップコンピュータ及びモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Devices、MID)、PADなどの端末機器であってもよいことを理解できる。
図11は上記の電子装置の構成を限定するものではない。例えば、電子装置は、
図11に示されるものより多い又はより少ないアセンブリ(例えばネットワークインタフェース、表示装置など)を含んでもよく、或いは、
図11に示されるものと異なる配置を有してもよい。
【0094】
メモリ1102は、ソフトウェアプログラム及びモジュール、例えば、本出願の実施例における音源決定方法及び装置に対応するプログラム命令/モジュールを記憶するために用いられ、プロセッサ1104は、メモリ1102に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、前記音源決定方法を実現する。メモリ1102は高速ランダムメモリを含んでもよく、例えば1つ以上の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリなどの不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの実例において、メモリ1102はさらに、プロセッサ1104に対してリモートに配置されたメモリを含んでもよく、これらのリモートメモリはネットワークを介して端末に接続される。上記のネットワークの実例はインターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0095】
伝送装置1106は、1つのネットワークを介してデータを受信又は送信するために用いられる。上記のネットワークの具体例は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含んでもよい。一例において、伝送装置1106は、インターネット又はローカルエリアネットワークと通信し得るようにネットワーク回線を介して他のネットワーク機器及びルータに接続されるネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含む。一例において、伝送装置1106は、無線方式でインターネットと通信するための、無線周波数(Radio Frequency、RF)モジュールである。
【0096】
具体的に、メモリ1102は、音源仮想オブジェクトの位置マークを記憶するために用いられる。
【0097】
本出願の実施例はさらに記憶媒体を提供し、当該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムは、実行時に、上記の方法実施例のいずれか1つのステップを実行するように配置される。
【0098】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの、仮想シーンにおける第1位置を取得し、
ステップS2、前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出し、
ステップS3、前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられ、
ステップS4、前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する。
【0099】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得し、
ステップS2、前記音源距離と前記検出半径という両者の間の比に基づき、前記透明度を決定し、前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整する。
【0100】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプ、及び前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識を取得し、
ステップS2、前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定する。
【0101】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源タイプに対応する初期検出半径を取得し、前記音源タイプによって指示される音声の周波数が前記初期検出半径の大きさに反比例し、
ステップS2、前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値を取得し、
ステップS3、前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得する。
【0102】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得し、
ステップS2、前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する。
【0103】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源タイプにマッチングした色に応じて前記位置マークを表示し、
ステップS2、前記音源タイプにマッチングした形状に応じて前記位置マークを表示し、
ステップS3、前記音源タイプにマッチングした標識に応じて前記位置マークを表示する。
【0104】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示し、
ステップS2、前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する。
【0105】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトには消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整し、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲は、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きい。
【0106】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、複数の前記音源仮想オブジェクトにそれぞれマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを同時に表示する。
【0107】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得し、
ステップS2、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得し、
ステップS3、前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示し、
ステップS4、前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて、前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する。
【0108】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同じ仮想キャラクターに関連つけられた場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得し、
ステップS2、前記音声トリガー開始時間に基づき、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定する。
【0109】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得し、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられ、
ステップS2、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示する。
【0110】
任意選択で、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ステップS1、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止し、前記指定位置には、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれ、
ステップS2、前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止し、前記指定姿態には匍匐状態が含まれ、
ステップS3、前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターとが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止する。
【0111】
任意選択で、本実施例では、当業者は、上記の実施例の様々な方法におけるステップの全て又は一部が、プログラムによって端末機器の関連ハードウェアに命令することで完了することができることを理解できる。当該プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、記憶媒体は、フラッシュメモリディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクを含んでもよい。
【0112】
上記の本出願の実施例のシリアル番号は実施例の優劣を表すものではなく、説明のためだけのものである。
【0113】
上記の実施例における統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットという形式で実施され、独立製品として販売又は使用される場合、上記のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術案が本質的又は従来技術に寄与する部分、或いは当該技術案の全て又は一部について、ソフトウェア製品という形式で具現化されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の各実施例に記載の方法のステップの全て又は一部を、1台又は複数台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器など)に実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0114】
上述した本出願の実施例では、各実施形態に対する記載はそれぞれ強調点を有し、ある実施例において詳細に説明されていない部分について、他の実施例の関連する記載を参照すればよい。
【0115】
本出願により提供されるいくつかの実施例では、開示されたクライアントが他の形態で実施されてもよいことは理解すべきである。上記の装置の実施例は、単なる例示であり、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割だけであり、実際の実現では、他の分割方法があり得る。例えば、複数のユニット又はアセンブリを、別のシステムに組み込むか、又は統合してもよく、或いは、一部の機能を無視するか、又は実行しないことができる。また、表示又は検討された相互結合又は直接結合又は通信接続について、いくつかのインタフェース、ユニット又はモジュールを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的又は他の形態であり得る。
【0116】
個別の部品として説明される前記ユニットは、物理的に個別であってもよく、そうではなくてもよく、ユニットとして表示される部品は物理的なユニットであってもよく、そうではなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じて、本実施例の目的を達成するために、ユニットの一部又は全てを選択してもよい。
【0117】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットが1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットが単独で物理的に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアという形式で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットという形式で実現されてもよい。
【0118】
上記は本出願の好適な実施形態にすぎないが、当業者にとって、本出願の趣旨から逸脱することなく、さまざまな改良及び修飾を行うことができ、これらの改良及び修飾も、本出願の保護範囲と見なされるべきであることに留意されたい。
【0119】
(付記1)
端末機器が実行する音源決定方法であって、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するステップと、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するステップと、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するステップであって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられるステップと、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む方法。
(付記2)
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定する前記ステップは、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するステップと、
前記音源距離と前記検出半径との比に基づき前記透明度を決定し、前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整するステップと、を含む付記1に記載の方法。
(付記3)
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得する前記ステップは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプ、及び前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識を取得するステップと、
前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定するステップと、を含む付記2に記載の方法。
(付記4)
前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定するステップは、
前記音源タイプに対応する初期検出半径を取得するステップであって、前記音源タイプによって示される音声の周波数が前記初期検出半径の大きさに反比例するステップと、
前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値を取得するステップと、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得するステップと、を含む付記3に記載の方法。
(付記5)
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するステップと、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む付記1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
(付記6)
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて前記位置マークを表示するステップと、
前記音源タイプにマッチングした形状に基づき前記位置マークを表示するステップと、
前記音源タイプにマッチングした標識に基づき前記位置マークを表示するステップのうちの少なくとも1つを含む付記5に記載の方法。
(付記7)
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップのうちの少なくとも1つを含む付記5に記載の方法。
(付記8)
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは、
前記音源仮想オブジェクトに消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するステップであって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きいステップ、を含む付記5に記載の方法。
(付記9)
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを同時に表示するステップ、を含む付記1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
(付記10)
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前記ステップは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップと、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するステップと、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するステップと、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて、前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップと、を含む付記1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
(付記11)
前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得した後、さらに、
前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同一の仮想キャラクターに関連付けられる場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するステップと、
前記音声トリガー開始時間に基づき、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するステップと、を含む付記1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
(付記12)
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するステップは
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するステップであって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられるステップと、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示するステップと、を含む付記1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
(付記13)
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、さらに、
前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップであって、前記指定位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれるステップと、
前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップであって、前記指定姿態に、匍匐状態が含まれるステップと、
前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターとが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するステップと、の少なくとも1つを含む付記1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
(付記14)
音源決定装置であって、
アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの仮想シーンにおける第1位置を取得するための第1取得ユニットと、
前記第1位置に関連付けられた音源検出領域で音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける第2位置を検出するための第2取得ユニットと、
前記第1位置と前記第2位置との間の音源距離に基づき、前記音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定するための第1決定ユニットであって、前記位置マークが、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置を識別するために用いられる第1決定ユニットと、
前記アプリケーションクライアントのインタラクティブインタフェースに、前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための表示ユニットと、を含む装置。
(付記15)
前記第1決定ユニットは、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした前記音源検出領域の検出半径を取得するための第1取得モジュールと、
前記音源距離と前記検出半径との比に基づき前記透明度を決定するための第1決定モジュールであって、前記比が小さくなる場合、前記透明度が小さくなるように調整し、前記比が大きくなる場合、前記透明度が大きくなるように調整する第1決定モジュールと、を含む付記14に記載の装置。
(付記16)
前記第1取得モジュールは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプ、及び前記音源仮想オブジェクトが位置する環境の環境標識を取得するための取得サブモジュールと、
前記音源タイプ及び前記環境標識に基づき前記検出半径を決定するための決定サブモジュールと、を含む付記15に記載の装置。
(付記17)
前記決定サブモジュールはさらに、
前記音源タイプに対応する初期検出半径を取得するステップであって、前記音源タイプによって指示される音声の周波数が前記初期検出半径の大きさに反比例するステップと、
前記環境標識にマッチングした音声トリガー閾値を取得するステップと、
前記音声トリガー閾値に基づき、前記初期検出半径を縮小するように調整することで、前記検出半径を取得するステップと、を実行するために用いられる付記16に記載の装置。
(付記18)
前記表示ユニットは、
前記音源仮想オブジェクトによって生成される音声の音源タイプを取得するための第2取得モジュールと、
前記音源タイプにマッチングした前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第1表示モジュールと、を含む付記14乃至17のいずれか1項に記載の装置。
(付記19)
前記第1表示モジュールは、
前記音源タイプにマッチングした色に応じて、前記位置マークを表示するための第1表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした形状に応じて、前記位置マークを表示するための第2表示サブモジュールと、
前記音源タイプにマッチングした標識に応じて、前記位置マークを表示するための第3表示サブモジュールと、の少なくとも1つを含む付記18に記載の装置。
(付記20)
前記第1表示モジュールは、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるマップにおける前記第2位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4表示サブモジュールと、
前記アプリケーションクライアントの前記インタラクティブインタフェースに表示されるユニバーサルホイールにおける、前記第2位置に対応する方向に、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第5表示サブモジュールと、の少なくとも1つを含む付記18又は19に記載の装置。
(付記21)
前記第1表示モジュールは、
前記音源仮想オブジェクトに消音装置が配置された場合、前記位置マークの表示範囲を調整するための調整サブモジュールであって、前記消音装置が配置された前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲が、前記消音装置が配置されていない前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示範囲より大きい調整サブモジュール、を含む付記18乃至20のいずれか1項に記載の装置。
(付記22)
前記表示ユニットは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの異なる方向に位置する場合、同時に、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度に応じて、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの前記位置マークを表示するための第2表示モジュール、を含む付記14乃至17のいずれか1項に記載の装置。
(付記23)
前記表示ユニットは、
複数の前記音源仮想オブジェクトが検出され、且つ複数の前記音源仮想オブジェクトが前記第1仮想キャラクターの同じ方向にある場合、複数の前記音源仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための第3取得モジュールと、
2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記音声トリガー開始時間のトリガー時間間隔を順次取得するための第4取得モジュールと、
前記トリガー時間間隔が第1閾値より大きい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのそれぞれにマッチングした位置マークの透明度を順次決定し、決定した透明度に応じて、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを順次表示するための第3決定モジュールと、
前記トリガー時間間隔が前記第1閾値より小さい場合、2つの隣接する前記音源仮想オブジェクトのうちの、前記音声トリガー開始時間がより後ろにある対象音源仮想オブジェクトについて、前記対象音源仮想オブジェクトにマッチングした位置マークの透明度を決定し、決定した前記透明度に応じて前記対象音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示するための第4決定モジュールと、を含む付記14乃至22のいずれか1項に記載の装置。
(付記24)
前記装置はさらに、
前記アプリケーションクライアントによって制御される第1仮想キャラクターの、仮想シーンにある第1位置を取得した後、前記第1位置に関連付けられた前記音源検出領域では、音声を発生させる複数の仮想オブジェクトが検出され、且つ前記複数の仮想オブジェクトが同一の仮想キャラクターに関連つけられた場合、前記複数の仮想オブジェクトのそれぞれの音声トリガー開始時間を取得するための検出ユニットと、
前記音声トリガー開始時間に応じて、前記複数の仮想オブジェクトから、対象仮想オブジェクトを前記音源仮想オブジェクトとして決定するための第2決定ユニットと、を含む付記14乃至23のいずれか1項に記載の装置。
(付記25)
前記表示ユニットはさらに、
前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークに含まれる方向マークを取得するための第5取得モジュールであって、前記方向マークが、音声トリガー開始時間の前記第1仮想キャラクターに対する前記音源仮想オブジェクトの移動方向を指示するために用いられる第5取得モジュールと、
前記音源仮想オブジェクトにマッチングした表示期間内で前記方向マークを表示するための第3表示モジュールと、を含む付記14乃至24のいずれか1項に記載の装置。
(付記26)
前記装置はさらに、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが位置する前記第2位置が、前記仮想シーンにおける指定位置にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第1禁止ユニットであって、前記指定位置に、前記音源仮想オブジェクトの前記仮想シーンにおける生成地が含まれる第1禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトが指定姿態にある場合、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第2禁止ユニットであって、前記指定姿態に匍匐状態が含まれる第2禁止ユニットと、
前記透明度に応じて、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークを表示する前に、前記音源仮想オブジェクトと前記第1仮想キャラクターとが同じ陣営マークを有する場合、前記第1仮想キャラクターに対して、前記音源仮想オブジェクトの前記位置マークの表示を禁止するための第3禁止ユニットと、の少なくとも1つを含む付記14乃至24のいずれか1項に記載の装置。
(付記27)
付記1乃至13のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
(付記28)
メモリとプロセッサとを含む電子装置であって、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムによって付記1乃至13のいずれか1項に記載の方法を実行するように配置される電子装置。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0120】
【文献】中国特許出願公開第107992281号明細書
【文献】特開2012-55490号公報
【文献】特開2017-55935号公報