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特許7553196複数のアクセスポイントを有する協調マルチユーザ伝送
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】複数のアクセスポイントを有する協調マルチユーザ伝送
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/16 20090101AFI20240910BHJP
   H04W 72/12 20230101ALI20240910BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20240910BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240910BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240910BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20240910BHJP
【FI】
H04W28/16
H04W72/12
H04W56/00 110
H04W72/0453 110
H04W16/28 130
H04W84/12
【請求項の数】 48
(21)【出願番号】P 2021556623
(86)(22)【出願日】2020-03-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-17
(86)【国際出願番号】 US2020024307
(87)【国際公開番号】W WO2020191411
(87)【国際公開日】2020-09-24
【審査請求日】2023-03-20
(31)【優先権主張番号】62/934,452
(32)【優先日】2019-11-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/837,106
(32)【優先日】2019-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/821,936
(32)【優先日】2019-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520078248
【氏名又は名称】マーベル アジア ピーティーイー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チュ、リウェン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ホンユアン
(72)【発明者】
【氏名】ルー、フイ-リン
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0007130(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0319657(US,A1)
【文献】Sungjin Park (LG Electronics),Multi-AP Transmission Procedure,IEEE 802.11-19/0448r0,米国,IEEE mentor,2019年03月11日
【文献】Jianhan Liu (Mediatek),Multi-AP Enhancement and Multi-Band Operations,IEEE 802.11-18/1155r0,米国,IEEE mentor,2018年07月09日
【文献】Alan Jauh,Dynamic OFDM Symbol Duration,IEEE 802.11-14/1229r1,米国,IEEE mentor,2014年09月17日
【文献】Kiseon Ryu (LG Electronics),Consideration on multi-AP coordination for EHT,IEEE 802.11-18/1982r1,米国,IEEE mentor,2019年01月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、前記方法は、
前記第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPによる同期式伝送を伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを前記第1APにおいて生成する段階であって、前記第2APの各々は、それぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、前記通知フレームは、前記協調MU伝送のために前記1または複数の第2APに割り当てられた、それぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するように生成される、段階と、
前記協調MU伝送を開始するために、前記第1APによって前記通知フレームを前記1または複数の第2APへ送信する段階と、
前記通知フレームを送信した後、前記協調MU伝送を開始するために、前記第1APによってトリガフレームを前記1または複数の第2APに送信する段階と、
前記第1APによって前記協調MU伝送に関与する段階であって、一方、前記1または複数の第2APはまた、前記1または複数の第2APによる1または複数のそれぞれの他の伝送と同期的に送信することを含む前記協調MU伝送に関与する段階と、
を備える方法。
【請求項2】
前記協調MU伝送に関与する段階は、前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの、1つの第2APによる第2DL伝送と同期的に、前記第1APによって、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ、第1ダウンリンク(DL)伝送を送信する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通知フレームを生成する段階は、前記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するために前記通知フレームを生成する段階を含み、
前記第1DL伝送を送信する段階は、前記第1周波数RUにおける、前記1つの第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、第2周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信する段階であって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、段階を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記通知フレームを生成する段階は、前記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、前記通知フレームを生成する段階を含み、
前記第1DL伝送を送信する段階は、前記1または複数の第1空間ストリームを使用する、前記第1周波数RUにおける前記1つの第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、1または複数の第2空間ストリームを使用して、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信する段階を含む、
請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記通知フレームを生成する段階は、
前記第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含むように前記通知フレームを生成する段階と、
前記第1DL伝送のPHYヘッダに信号フィールドを含めるように、前記第1DL伝送を前記第1APにおいて生成する段階であって、前記第1DL伝送の前記PHYヘッダにおける前記信号フィールドは、前記第2DL伝送の前記PHYヘッダにおける前記信号フィールドの前記時間長を有する、段階と
を含む、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記トリガフレームは第1トリガフレームであり、
前記協調MU伝送に関与する段階は、
前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの、1つの第2APによる第2トリガフレームの伝送と同期的に、前記第1APによって、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ前記第1トリガフレームを送信する段階と、
前記第2トリガフレームに応答する、前記1つの第2APへの前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる第2UL伝送の伝送と同期的に、前記少なくとも1つの第1クライアントステーションからの第1アップリンク(UL)伝送を前記第1APにおいて受信する段階と
を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記通知フレームを生成する段階は、前記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられることを指示するために、前記通知フレームを生成する段階を含み、
前記第1UL伝送を受信する段階は、前記第1周波数RUにおける前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、第2周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信する段階であって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、段階を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記通知フレームを生成する段階は、前記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていると指示するために前記通知フレームを生成する段階を含み、
前記第1UL伝送を受信する段階は、1または複数の第1空間ストリームを介する、前記第1周波数RUにおける前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、前記1または複数の第2空間ストリームを介して前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信する段階を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記通知フレームを生成する段階は、前記第2トリガフレームの時間長の指示を含むように前記通知フレームを生成する段階を含み、
前記協調MU伝送に関与する段階は、前記第2トリガフレームの前記時間長を有するように、前記第1APにおいて前記第1トリガフレームを生成する段階を含む、
請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1APにおいて、リソース要求情報を前記1または複数の第2APから受信する段階と、
前記第1APにおいて、前記1または複数の第2APからの前記リソース要求情報に基づいて、前記協調MU伝送のために前記1または複数の周波数RUを前記1または複数の第2APに割り当てる段階と
を更に備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記通知フレームを送信した後に、前記第1APにおいて、前記1または複数の第2APから前記通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信する段階と、
前記通知フレームの前記1または複数のそれぞれのコピーの伝送と同期的に、前記第1APによって前記通知フレームの更なるコピーを送信する段階と
を更に備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記通知フレームの前記1または複数のそれぞれのコピーを受信した後に、更に前記協調MU伝送を開始するために、前記第1APによって、前記トリガフレームを前記1または複数の第2APへ送信する段階を更に備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられる第1アクセスポイント(AP)であって、前記第1APは、無線ネットワークインタフェースデバイスを備え、前記無線ネットワークインタフェースデバイスは、
前記第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPによる同期式伝送を伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを生成することであって、前記第2APの各々はそれぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、前記通知フレームは、前記協調MU伝送のために前記1または複数の第2APに割り当てられたそれぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するために生成される、こと、
前記協調MU伝送を開始するために、前記通知フレームを前記1または複数の第2APへ送信するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、
前記通知フレームを送信した後、前記協調MU伝送を開始するために、トリガフレームを前記1または複数の第2APに送信するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、
前記協調MU伝送に関与するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、前記1または複数の第2APはまた、前記1または複数の第2APによる1または複数のそれぞれの他の伝送と同期的に送信することを含む前記協調MU伝送に関与する、こと
を行うよう構成される1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む、
第1AP。
【請求項14】
前記1または複数のICデバイスは、少なくとも、前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの、1つの第2APによる第2DL伝送と同期的に、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ、第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することによって、前記協調MU伝送に関与するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項13に記載の第1AP。
【請求項15】
前記1または複数のICデバイスは、
前記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するために、前記通知フレームを生成すること、および、
前記第1周波数RUにおける、前記1つの第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、第2周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、請求項14に記載の第1AP。
【請求項16】
前記1または複数のICデバイスは、
前記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、前記通知フレームを生成すること、および、
前記1または複数の第1空間ストリームを使用する、前記第1周波数RUにおける、前記1つの第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、1または複数の第2空間ストリームを使用して、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、請求項14または15に記載の第1AP。
【請求項17】
前記1または複数のICデバイスは、
前記第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含むように前記通知フレームを生成すること、および、
前記第1DL伝送のPHYヘッダにおいて信号フィールドを含めるように前記第1DL伝送を生成することであって、前記第1DL伝送の前記PHYヘッダにおける前記信号フィールドは、前記第2DL伝送の前記PHYヘッダにおける前記信号フィールドの前記時間長を有する、こと
を行うよう構成される、請求項14から16のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項18】
前記トリガフレームは第1トリガフレームであり、
前記1または複数のICデバイスは、少なくとも、
前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの、1つの第2APによる第2トリガフレームの伝送と同期的に、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ前記第1トリガフレームを送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、
前記第2トリガフレームに応答する、前記1つの第2APへの前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる第2UL伝送の伝送と同期的に、前記少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信すること
を行うことによって、前記協調MU伝送に関与するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項13から17のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項19】
前記1または複数のICデバイスは、前記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように、前記通知フレームを生成すること、および、
前記第1周波数RUにおける、前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、第2周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信することであって、前記第2周波数RUは周波数において前記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、請求項18に記載の第1AP。
【請求項20】
前記1または複数のICデバイスは、前記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、前記通知フレームを生成すること、および、
前記1または複数の第1空間ストリームを介する、前記第1周波数RUにおける、前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、1または複数の第2空間ストリームを介して、前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信すること
を行うよう構成される、請求項18に記載の第1AP。
【請求項21】
前記1または複数のICデバイスは、前記第2トリガフレームの時間長の指示を含めるように、前記通知フレームを生成すること、および、
前記第2トリガフレームの前記時間長を有するように前記第1トリガフレームを生成すること
を行うよう構成される、請求項18から20のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項22】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記1または複数の第2APからリソース要求情報を受信すること、および、
前記1または複数の第2APからの前記リソース要求情報に基づいて、前記協調MU伝送のために、前記1または複数の周波数RUを前記1または複数の第2APに割り当てること
を行うよう構成される、請求項13から21のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項23】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームの送信後、前記1または複数の第2APから前記通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信すること、および、
前記1または複数の第2APから前記通知フレームの前記1または複数のそれぞれのコピーの伝送と同期的に、前記通知フレームの更なるコピーを送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、請求項13から22のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項24】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームの前記1または複数のそれぞれのコピーの受信後、更に前記協調MU伝送を開始するために、前記トリガフレームを前記1または複数の第2APへ送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項23に記載の第1AP。
【請求項25】
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、前記方法は、
前記第1APにおいて、前記1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信する段階であって、前記通知フレームは、少なくとも前記第1APおよび前記第2APによる同期式伝送を伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、前記通知フレームは、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、段階と、
前記通知フレームを受信した後、前記第1APによって、前記協調MU伝送を開始する前記第2APからトリガフレームを受信する段階と、
前記トリガフレームを受信したことに応答して、前記第1APによって、前記通知フレームによって指示される前記周波数RUを使用して、前記協調MU伝送に関与する段階であって、一方、前記第2APはまた、前記第2APによる伝送と同期的な送信を含む前記協調MU伝送に関与する、段階と
を備える方法。
【請求項26】
前記協調MU伝送に関与する段階は、前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの前記第2APによる第2DL伝送と同期的に、前記第1APによって、第1ダウンリンク(DL)伝送を、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信する段階を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階を更に含み、前記第1DL伝送を送信する段階は、第2周波数RUにおける、前記第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信する段階であって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない段階を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、
を更に備え、
前記第1DL伝送を送信する段階は、前記1または複数の第2空間ストリームを使用する、前記第1周波数RUにおける、前記第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、1または複数の第1空間ストリームを使用して、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信する段階を含む、
請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送のための信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定する段階であって、前記信号フィールドは、前記第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、段階と、
前記第1APにおいて、前記時間長を有する前記信号フィールドを前記第1DL伝送の前記PHYヘッダに含むように、前記第1DL伝送を生成する段階と
を更に備える、請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記トリガフレームは第1トリガフレームであり、
前記協調MU伝送に関与する段階は、
前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの、前記第2APによる前記トリガフレームの伝送と同期的に、前記第1APによって、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第トリガフレームを送信する段階と、
前記第トリガフレームに応答する、前記第2APへの前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる第2UL伝送と同期的に、前記第1APにおいて、前記少なくとも1つの第1クライアントステーションからの第1アップリンク(UL)伝送を受信する段階と
を含む、請求項25から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定する段階を更に備え、
前記第トリガフレームを送信することは、第2周波数RUにおける、前記第2APによる前記第トリガフレームの伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第トリガフレームを送信することであって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、ことを含み、
前記第1UL伝送を受信することは、前記第2周波数RUにおける前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信することを含む、
請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、
前記第1APにおいて、前記1または複数の第1空間ストリームを介する、前記第1周波数RUにおける前記第1UL伝送中に送信するよう前記1または複数の第1クライアントステーションに命令するために前記第トリガフレームを生成する段階と、
を更に備え、前記第1UL伝送を受信することは、1または複数の第2空間ストリームを介する、前記第1周波数RUにおける前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、1または複数の第1空間ストリームを介して前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信することを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記第1APにおいて、前記通知フレームにおける、前記第トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、前記第トリガフレームの前記時間長を判定する段階と、
前記第1APにおいて、判定された前記時間長を有するように前記第トリガフレームを生成する段階と
を更に備える、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記通知フレームを受信する前に、
前記第1APにおいて、前記協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成する段階と、
前記第1APによって、前記リソース要求情報を前記第2APへ送信する段階と
を更に備える、請求項25から33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記通知フレームを受信後、前記第1APによって、前記通知フレームのコピーを送信する段階を更に備える、請求項25から34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記通知フレームの前記コピーの送信後、前記第1APにおいて、前記協調MU伝送に関して前記第2APから前記トリガフレームを受信する段階を更に備え
求項35に記載の方法。
【請求項37】
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)であって、前記第1APは、1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを備え、前記1または複数のICデバイスは、
1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信することであって、前記通知フレームは、少なくとも前記第1APおよび前記第2APによる同期式伝送を伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、前記通知フレームは、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、こと
前記通知フレームを受信した後、前記協調MU伝送を開始する前記第2APからトリガフレームを受信すること、および、
前記トリガフレームを受信したことに応答して、前記通知フレームによって指示される前記周波数RUを使用して、前記協調MU伝送に関与するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、前記第2APはまた、前記第2APによる伝送と同期的に送信することを含む前記協調MU伝送に関与する、こと
を行うよう構成される、第1AP。
【請求項38】
前記1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの前記第2APによる第2DL伝送と同期的に、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することによって、前記協調MU伝送に関与するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項37に記載の第1AP。
【請求項39】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、および、
第2周波数RUにおける前記第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、請求項38に記載の第1AP。
【請求項40】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定すること、
前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定すること、および、
前記1または複数の第2空間ストリームを使用する、前記第1周波数RUにおける、前記第2APによる前記第2DL伝送と同期的に、1または複数の第1空間ストリームを使用して、前記第1周波数RUにおいて前記第1DL伝送を送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、請求項38に記載の第1AP。
【請求項41】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送の信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定することであって、前記信号フィールドは、前記第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、こと、および、
前記第1DL伝送の前記PHYヘッダにおいて、前記時間長を有する前記信号フィールドを含むように、前記第1DL伝送を生成すること
を行うよう構成される、請求項38から40のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項42】
前記トリガフレームは第1トリガフレームであり、
前記1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、前記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへの前記第2APによる前記トリガフレームの伝送と同期的に、前記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第トリガフレームを送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、前記第トリガフレームに応答する、前記第2APへの、前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる第2UL伝送と同期的に、前記少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信することによって、前記協調MU伝送に関与するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項37から41のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項43】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、
第2周波数RUにおける、前記第2APによる前記第トリガフレームの伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第トリガフレームを送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、前記第2周波数RUは、周波数において前記第1周波数RUと重複しない、こと、および、
前記第2周波数RUにおける、前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信すること
を行うよう構成される、請求項42に記載の第1AP。
【請求項44】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記第1APに割り当てられた前記RUの前記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、
前記通知フレームにおける、前記協調MU伝送のために前記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定すること、
前記1または複数の第1空間ストリームを介して、前記第1周波数RUにおいて、前記第1UL伝送中に送信するよう前記1または複数の第1クライアントステーションに命令するために前記第トリガフレームを生成すること、および、
前記1または複数の第2空間ストリームを介する、前記第1周波数RUにおける、前記少なくとも1つの第2クライアントステーションによる前記第2UL伝送と同期的に、1または複数の第1空間ストリームを介して前記第1周波数RUにおいて前記第1UL伝送を受信すること
を行うよう構成される、請求項42に記載の第1AP。
【請求項45】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームにおける、前記第トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、前記第トリガフレームの前記時間長を判定すること、および、
判定された前記時間長を有するように前記第トリガフレームを生成すること
を行うよう構成される、請求項42から44のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項46】
前記1または複数のICデバイスは更に、前記通知フレームを受信する前に、前記協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成すること、および、
前記リソース要求情報を前記第2APへ送信するように前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、請求項37から45のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項47】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームの受信後、前記通知フレームのコピーを送信するよう前記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、請求項37から46のいずれか一項に記載の第1AP。
【請求項48】
前記1または複数のICデバイスは更に、
前記通知フレームの前記コピーの送信後、前記協調MU伝送に関して、前記第2APから前記トリガフレームを受信すること
を行うよう構成される、請求項47に記載の第1AP。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年3月21日に出願された、「Access Point (AP) Coordinated Orthogonal Frequency Multiple Access (OFDMA)」という発明の名称の米国仮特許出願第62/821,936号、2019年4月22日に出願された、「Access Point (AP) Coordinated Orthogonal Frequency Multiple Access (OFDMA)」という発明の名称の米国仮特許出願第62/837,106号、および、2019年11月12日に出願された、「Access Point (AP) Coordinated Orthogonal Frequency Multiple Access (OFDMA)」という発明の名称の米国仮特許出願第62/934,452号の利益を主張する。上で参照された出願のすべては、全体として参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、概して無線通信システムに関連し、特に、複数の無線ローカルエリアネットワークにおける複数のアクセスポイントの協調に関連する。
【背景技術】
【0003】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、過去20年にわたって急速に発展しており、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格ファミリーなどのWLAN規格の発達が、シングルユーザピークデータレートを向上させた。データレートを増加させる1つの手段は、WLANにおいて使用される通信チャネルの周波数帯域幅を増加させることである。例えば、IEEE802.11n規格は、2つの20MHzサブチャネルの集約を可能にして、40MHz集約通信チャネルを形成し、より最近のIEEE 802.11ax規格は、最大8の20MHzサブチャネルの集約を可能にして、最大160MHzの集約通信チャネルを形成する。現在、IEEE 802.11be規格、または、Extremely High Throughput(EHT)WLANと称される、IEEE802.11規格の新たなイテレーションに関する取り組みが開始している。IEEE 802.11be規格は、16もの20MHzサブチャネル(または、より一層多い可能性もある)の集約を可能にして、320MHzの集約通信チャネル(または、より一層広い可能性もある集約通信チャネル)を形成し得る。
【0004】
IEEE802.11WLANの密度が時間とともに増加するにつれて、アクセスポイント(AP)が、共に集約してより大きい集約チャネルを形成できる、かつ、アイドル状態である複数の20MHzサブチャネルを発見することが難しくなる傾向がある。WLANがより広い周波数帯域幅を活用可能である可能性を増加させる1つの手段は、近隣のネットワークのAPが、WLANの間でサブチャネルの使用を協調することを可能にすることである。
【発明の概要】
【0005】
一実施形態において、1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法は、第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを第1APにおいて生成する段階であって、第2APの各々は、それぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられた、それぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するように生成される、段階と、協調MU伝送を開始するために、第1APによって通知フレームを1または複数の第2APへ送信する段階と、第1APによって協調MU伝送に関与する段階であって、一方、1または複数の第2APはまた、協調MU伝送に関与する段階とを備える。
【0006】
別の実施形態において、1または複数の第1クライアントステーションに関連する第1APは、1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを備える。1または複数のICデバイスは、第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調MU伝送を通知する通知フレームを生成することであって、第2APの各々はそれぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられたそれぞれの1または複数の周波数RUを指示するように生成される、こと、協調MU伝送を開始するために、通知フレームを1または複数の第2APへ送信するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1または複数の第2APはまた、協調MU伝送に関与する、ことを行うよう構成される。
【0007】
更に別の実施形態において、1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1APによる無線通信のための方法は、第1APにおいて、1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信する段階であって、通知フレームは、少なくとも第1APおよび第2APを伴う協調MU伝送を通知し、通知フレームは、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた周波数RUのインジケータを含む、段階と、第1APによって、通知フレームによって指示される周波数RUを使用して、協調MU伝送に関与する段階であって、一方、第2APはまた、協調MU伝送に関与する、段階とを備える。
【0008】
更に別の実施形態において、第1APは、1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられ、第1APは、1または複数のICデバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを含む。1または複数のICデバイスは、1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられる第2APから通知フレームを受信することであって、通知フレームは、少なくとも第1APおよび第2APを伴う協調MU伝送を通知し、通知フレームは、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた周波数RUのインジケータを含む、こと、および、通知フレームによって指示される周波数RUを使用する協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APはまた、協調MU伝送に関与する、ことを行うよう構成される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A】一実施形態による、協調マルチユーザ(MU)伝送に関与する複数のアクセスポイント(AP)を含む例示的な通信システムのブロック図である。
【0010】
図1B】一実施形態による図1Aの通信システムにおける例示的なAPのブロック図である。
【0011】
図1C】一実施形態による、図1Aの通信システムにおける例示的なクライアントステーションのブロック図である。
【0012】
図2】一実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される例示的な協調MUダウンリンク(DL)伝送の図である。
【0013】
図3】別の実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される別の例示的な協調MU DL伝送の図である。
【0014】
図4】別の実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される別の例示的な協調MU DL伝送の図である。
【0015】
図5】一実施形態による、図2図4などにおける協調MU DL伝送において使用される例示的な肯定応答手順の図である。
【0016】
図6】別の実施形態による、図2図4などにおける協調MU DL伝送において使用される別の例示的な肯定応答手順の図である。
【0017】
図7】別の実施形態による、図2図4などにおける、協調MU DL伝送において使用される別の例示的な肯定応答手順の図である。
【0018】
図8】一実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される例示的な協調MUアップリンク(UL)伝送の図である。
【0019】
図9】別の実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される別の例示的な協調MU UL伝送の図である。
【0020】
図10】別の実施形態による、図1Aの通信システムによって実装される別の例示的な協調MU UL伝送の図である。
【0021】
図11】一実施形態による、図8図10などにおける、協調MU UL伝送において使用される例示的な肯定応答手順の図である。
【0022】
図12】一実施形態による、協調MU DL伝送が後に続く、例示的な協調MU UL伝送の図である。
【0023】
図13】一実施形態による、協調MU UL伝送が後に続く、例示的な協調MU DL伝送の図である。
【0024】
図14】一実施形態による、複数のAPを伴う協調無線通信の例示的な方法のフロー図である。
【0025】
図15】別の実施形態による、複数のAPを伴う協調無線通信の別の例示的な方法のフロー図である。
【0026】
図16】別の実施形態による、複数のAPを伴う協調無線通信の別の例示的な方法のフロー図である。
【0027】
図17】別の実施形態による、複数のAPを伴う協調無線通信の別の例示的な方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下で説明される様々な実施形態において、近隣の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)は、無線サブチャネルの使用を協調する。例えば、1つのAPは、「マスターAP」として動作し得、1または複数の他のAPは、「スレーブAP」として動作し得、マスターAPは、それぞれのWLANにおける同期された伝送を協調し得、同期された伝送は、それぞれの周波数セグメントを使用する。そのような同期された伝送は、協調直交周波数分割多元接続(C‐OFDMA)と称されることがある。
【0029】
いくつかの実施形態によれば、C‐OFDMA伝送の協調の一部として、マスターAPは、C‐OFDMA通知(C-OFDMA-A)フレームを生成し、1または複数のスレーブAPへ送信する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレームは、複数のWLANを伴う協調アップリンクまたはダウンリンクOFDMA伝送の開始を告知する。様々な実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレームは、i)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、ii)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数リソースユニット(RU)、iii)協調OFDMA伝送の時間長(時間)、iv)それぞれのWLANにおけるそれぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなど、協調OFDMA伝送に関する情報を含む。
【0030】
いくつかの実施形態によれば、C‐OFDMAダウンリンク(DL)伝送の場合、マスターAPによって送信されたC-OFDMA-Aフレームは、C‐OFDMA伝送の一部としてそれぞれのDL OFDMA伝送を送信するように1または複数のスレーブAPにプロンプトする。いくつかの実施形態によれば、C‐OFDMAアップリンク(UL)伝送の場合、マスターAPによって送信されたC-OFDMA-Aフレームは、それぞれのトリガフレームを送信するよう1または複数のスレーブAPにプロンプトし、これにより、C‐OFDMA伝送の一部としてそれぞれのUL OFDMA伝送を送信するようクライアントステーションのそれぞれのセットにプロンプトする。
【0031】
図1Aは、WLAN20およびWLAN30を含む複数のWLANを含む例示的な通信システム10の図である。2つのWLANが図1Aに示されているが、通信システム10は、様々な実施形態において、3、4、5など、他の好適な数のWLANを含む。
【0032】
WLAN20は、AP34および複数のクライアントステーション38を含む。以下でより詳細に説明されるように、AP34は、それぞれのWLANにおいて、同期された伝送を協調するマスターAPとして動作する。例えば、いくつかの実施形態によれば、マスターAP34は、C‐OFDMA伝送に関する命令、情報などを1または複数のスレーブAPへ送信する。
【0033】
WLAN30は、AP44および複数のクライアントステーション48を含む。AP44は、マスターAP34によって協調されるC‐OFDMA伝送に関与するスレーブAPとして動作する。例えば、いくつかの実施形態において、スレーブAP44は、マスターAP34から、C‐OFDMA伝送に関する命令、情報などを受信し、スレーブAP44は、マスターAP34から受信された命令、情報などに従って、C‐OFDMA伝送に関与する。
【0034】
様々な実施形態によれば、マスターAP34は、C‐OFDMA伝送のパラメータを判定すること、C‐OFDMA伝送をセットアップするためのデータユニットを生成すること、C‐OFDMA伝送中のマスターAP34による伝送のタイミングを制御することなどを行うC‐OFDMAコントローラ60を含む。C‐OFDMAコントローラ60は、以下でより詳細に説明される。
【0035】
様々な実施形態によれば、スレーブAP44は、マスターAPからC‐OFDMA伝送のパラメータを受信すること、C‐OFDMA伝送についてのデータユニットを生成すること、C‐OFDMA伝送中のスレーブAP44による伝送のタイミングを制御することなどを行うC‐OFDMAコントローラ70を含む。C‐OFDMAコントローラ70は、以下でより詳細に説明される。
【0036】
いくつかの実施形態において、1または複数のクライアントステーション38、48は、様々な実施形態によれば、C‐OFDMA伝送のセットアップの一部としてマスターAP34および/またはスレーブAP44によって(または、WLAN(図示せず)の別のセットにおいて別のC‐OFDMA伝送をセットアップする一部として別のAP(図示せず)によって)送信されたフレームを受信すること、および、通信媒体がアイドル状態であるかどうかを判定するなどの目的で、そのようなフレームにおける情報を使用することを行うC‐OFDMAコントローラ80を含む。C‐OFDMAコントローラ80は、以下でより詳細に説明される。
【0037】
図1Bは、様々な実施形態における、マスターAP34および/またはスレーブAP44として使用され得る例示的なAP114のブロック図である。いくつかの実施形態において、AP114は、ある時はマスターAPとして、他のいくつかの時はスレーブAPとして動作するよう構成される。マスターAPは一般的に、C‐OFDMA伝送のために、周波数リソースユニット(RU)および/または空間ストリームなどをスレーブAPに割り当て、C‐OFDMA伝送を開始する。他方、スレーブAPは一般的に、マスターAPからのプロンプトに応答して、C‐OFDMA伝送に関与し、マスターAPによってスレーブAPに割り当てられたC‐OFDMA伝送のためのRUおよび/または1または複数の空間ストリームを使用する。
【0038】
AP114は、無線ネットワークインタフェースデバイス122に連結されたホストプロセッサ118を含む。無線ネットワークインタフェースデバイス122は、1または複数の媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ126(簡潔にするために、本明細書では「MACプロセッサ126」と称される場合がある)と、1または複数の物理層(PHY)プロセッサ130(簡潔にするために、本明細書では「PHYプロセッサ130」と称される場合がある)とを含む。PHYプロセッサ130は複数の送受信機134を含み、送受信機134は複数のアンテナ138に連結される。3つの送受信機134と3つのアンテナ138とが図1Bに示されているが、他の実施形態において、AP114は他の好適な数(例えば、1,2,4,5など)の送受信機134とアンテナ138とを含む。いくつかの実施形態において、AP114は送受信機134より多い数のアンテナ138を含み、アンテナ切り替え技術が利用される。
【0039】
無線ネットワークインタフェースデバイス122は、以下に論じるように動作するように構成された1または複数の集積回路ICを使用して実装される。例えば、MACプロセッサ126は、少なくとも部分的に、第1IC上に実装され得、PHYプロセッサ130は、少なくとも部分的に、第2IC上に実装され得る。別の例として、MACプロセッサ126の少なくとも一部とPHYプロセッサ130の少なくとも一部とは、単一IC上に実装され得る。例えば、無線ネットワークインタフェースデバイス122はシステムオンチップ(SoC)を使用して実装され得、ここでSoCは、MACプロセッサ126の少なくとも一部とPHYプロセッサ130の少なくとも一部とを含む。
【0040】
一実施形態において、ホストプロセッサ118は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリなどといったメモリデバイス(図示せず)に格納された機械可読命令を実行するように構成されるプロセッサを含む。一実施形態において、ホストプロセッサ118は、少なくとも部分的に、第1IC上に実装され得、無線ネットワークデバイス122は、少なくとも部分的に、第2IC上に実装され得る。別の例として、ホストプロセッサ118と、無線ネットワークインタフェースデバイス122の少なくとも一部とは、単一IC上に実装され得る。
【0041】
様々な実施形態において、AP114のMACプロセッサ126および/またはPHYプロセッサ130は、データユニットを生成し、受信されたデータユニットを処理するよう構成され、当該データユニットは、WLAN通信プロトコルに準拠する。例えば、MACプロセッサ126は、WLAN通信プロトコルのMAC層機能を含むMAC層機能を実装するように構成され、PHYプロセッサ130は、WLAN通信プロトコルのPHY機能を含むPHY機能を実装するように構成される。いくつかの実施形態によれば、例えば、MACプロセッサ126は、MACサービスデータユニット(MSDU)、MACプロトコルデータユニット(MPDU)などといったMAC層データユニットを生成し、PHYプロセッサ130にMAC層データユニットを提供するように構成される。いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ130は、MACプロセッサ126からMAC層データユニットを受信し、MAC層データユニットをカプセル化して、アンテナ138を介した伝送のためのPHYプロトコルデータユニット(PPDU)などのPHYデータユニットを生成するように構成される。同様に、いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ130は、アンテナ138を介して受信されたPHYデータユニットを受信して、PHYデータユニット内にカプセル化されたMAC層データユニットを抽出するように構成される。いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ130は、MAC層データユニットを処理するMACプロセッサ126に、抽出されたMAC層データユニットを提供する。
【0042】
PHYデータユニットは、本明細書で「パケット」と称される場合があり、MAC層データユニットは、本明細書で「フレーム」と称される場合がある。
【0043】
一実施形態によると、伝送のための1または複数のRF信号を生成することに関連して、PHYプロセッサ130は、PPDUに対応するデータを処理(変調、フィルタリングなどを含み得る)して、1または複数のデジタルベースバンド信号を生成し、デジタルベースバンド信号を1または複数のアナログベースバンド信号に変換するように構成される。加えて、PHYプロセッサ130は、1または複数のアナログベースバンド信号を、1または複数のアンテナ138を介した伝送のための1または複数のRF信号にアップコンバートするように構成される。
【0044】
1または複数のRF信号を受信することに関して、PHYプロセッサ130は、1または複数のRF信号を1または複数のアナログベースバンド信号にダウンコンバートすることと、1または複数のアナログベースバンド信号を1または複数のデジタルベースバンド信号に変換することとを行うように構成される。PHYプロセッサ130は更に、1または複数のデジタルベースバンド信号を処理(復調、フィルタリングなどを含み得る)してPPDUを生成するように構成される。
【0045】
PHYプロセッサ130は、増幅器(例えば、低ノイズ増幅器(LNA)、電力増幅器など)、RFダウンコンバータ、RFアップコンバータ、複数のフィルタ、1または複数のアナログ‐デジタルコンバータ(ADC)、1または複数のデジタル‐アナログコンバータ(DAC)、1または複数の離散フーリエ変換(DFT)計算機(例えば、高速フーリエ変換(FFT)計算機)、1または複数の逆離散フーリエ変換(IDFT)計算機(例えば、逆高速フーリエ変換(IFFT)計算機)、1または複数の変調器、1または複数の復調器などを含む。これらは簡潔にする目的で、図1Bには図示されない。
【0046】
PHYプロセッサ130は、1または複数のアンテナ138に提供される1または複数のRF信号を生成するように構成される。PHYプロセッサ130は、1または複数のアンテナ138から1または複数のRF信号を受信するようにも構成される。
【0047】
いくつかの実施形態によると、MACプロセッサ126は、例えば、1または複数のMAC層データユニット(例えば、MPDU)をPHYプロセッサ130に提供し、1または複数の制御信号をPHYプロセッサ130に任意選択的に提供することにより、1または複数のRF信号を生成するようにPHYプロセッサ130を制御するように構成される。一実施形態において、MACプロセッサ126は、RAM、読み取られたROM、フラッシュメモリなどといったメモリデバイス(図示せず)に格納される機械可読命令を実行するように構成されるプロセッサを含む。別の実施形態において、MACプロセッサ126は、ハードウェアステートマシンを含む。
【0048】
MACプロセッサ126は、図1AのC‐OFDMAコントローラ60、および/または、C‐OFDMAコントローラ70を含む。いくつかの実施形態において、以下でより詳細に説明されるように、C‐OFDMAコントローラ60は、C-OFDMA-Aフレームを生成すること、および、C-OFDMA-Aフレームを送信するようPHYプロセッサ130にプロンプトすることを行うよう構成される。いくつかの実施形態において、以下でより詳細に説明されるように、C‐OFDMAコントローラ70は、C-OFDMA-Aフレームを別のAPから受信すること、および、C‐OFDMAフレームを処理することを行うよう構成される。
【0049】
図1Cは、様々な実施形態における、図1Aのクライアントステーション38/48のうち1または複数として使用され得る例示的なクライアントステーション154のブロック図である。他の実施形態において、クライアントステーション38/48のうち1または複数は、クライアントステーション154とは異なる好適な構造を有する。例えば、クライアントステーション38/48のうち1または複数は、図1AのC‐OFDMAコントローラ80を含まないレガシークライアントステーションである。
【0050】
クライアントステーション154は、ネットワークインタフェースデバイス162に連結されたホストプロセッサ158を含む。ネットワークインタフェースデバイス162は、1または複数のMACプロセッサ166(簡潔にするために、本明細書では「MACプロセッサ166」と称される場合がある)と、1または複数のPHYプロセッサ170(簡潔にするために、本明細書では「PHYプロセッサ170」と称される場合がある)とを含む。PHYプロセッサ170は複数の送受信機174を含み、これらの送受信機174は複数のアンテナ178に連結される。3つの送受信機174と3つのアンテナ178とが図1Cに示されているが、他の実施形態において、クライアントステーション154は他の好適な数(例えば、1,2,4,5など)の送受信機174とアンテナ178とを含む。いくつかの実施形態において、クライアントステーション154は送受信機174より多い数のアンテナ178を含み、アンテナ切り替え技術が利用される。
【0051】
ネットワークインタフェースデバイス162は、以下に論じるように動作するように構成された1または複数のICを使用して実装される。例えば、MACプロセッサ166は、少なくとも第1IC上に実装され得、PHYプロセッサ170は、少なくとも第2IC上に実装され得る。別の例として、MACプロセッサ166の少なくとも一部とPHYプロセッサ170の少なくとも一部とは、単一IC上に実装され得る。例えば、ネットワークインタフェースデバイス162はSoCを使用して実装され得、ここでSoCは、MACプロセッサ166の少なくとも一部とPHYプロセッサ170の少なくとも一部とを含む。
【0052】
一実施形態において、ホストプロセッサ158は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどのメモリデバイス(図示せず)に格納された機械可読命令を実行するように構成されるプロセッサを含む。一実施形態において、ホストプロセッサ158は、少なくとも部分的に、第1IC上に実装され得、ネットワークデバイス162は、少なくとも部分的に、第2IC上に実装され得る。別の例として、ホストプロセッサ158と、ネットワークインタフェースデバイス162の少なくとも一部とは、単一IC上に実装され得る。
【0053】
様々な実施形態において、クライアントステーション154のMACプロセッサ166およびPHYプロセッサ170は、データユニットを生成して、受信されたデータユニットを処理するように構成されており、当該データユニットは、WLAN通信プロトコルまたは別の好適な通信プロトコルに準拠する。例えば、MACプロセッサ166は、WLAN通信プロトコルのMAC層機能を含むMAC層機能を実装するように構成され、PHYプロセッサ170は、WLAN通信プロトコルのPHY機能を含むPHY機能を実装するように構成される。いくつかの実施形態によれば、MACプロセッサ166は、MSDU、MPDUなどのMAC層データユニットを生成し、MAC層データユニットをPHYプロセッサ170に提供するよう構成される。いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ170は、MACプロセッサ166からMAC層データユニットを受信し、MAC層データユニットをカプセル化して、アンテナ178を介した伝送のためのPPDUなどのPHYデータユニットを生成するように構成される。同様に、いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ170は、アンテナ178を介して受信されたPHYデータユニットを受信して、PHYデータユニット内にカプセル化されたMAC層データユニットを抽出するように構成される。いくつかの実施形態によれば、PHYプロセッサ170は、MAC層データユニットを処理するMACプロセッサ166に、抽出されたMAC層データユニットを提供する。
【0054】
一実施形態によると、PHYプロセッサ170は、1または複数のアンテナ178を介して受信された1または複数のRF信号を1または複数のベースバンドアナログ信号にダウンコンバートし、当該アナログベースバンド信号を1または複数のデジタルベースバンド信号に変換するように構成される。PHYプロセッサ170は更に、1または複数のデジタルベースバンド信号を処理して、1または複数のデジタルベースバンド信号を復調して、PPDUを生成するように構成される。PHYプロセッサ170は、増幅器(例えば、LNA、電力増幅器など)、RFダウンコンバータ、RFアップコンバータ、複数のフィルタ、1または複数のADC、1または複数のDAC、1または複数のDFT計算機(例えば、FFT計算機)、1または複数のIDFT計算機(例えば、IFFT計算機)、1または複数の変調器、1または複数の復調器などを含む。これらは簡潔にする目的で、図1Cに図示しない。
【0055】
PHYプロセッサ170は、1または複数のアンテナ178に提供される1または複数のRF信号を生成するように構成される。PHYプロセッサ170は、1または複数のアンテナ178から1または複数のRF信号を受信するようにも構成される。
【0056】
いくつかの実施形態によると、MACプロセッサ166は、例えば、1または複数のMAC層データユニット(例えば、MPDU)をPHYプロセッサ170に提供し、1または複数の制御信号をPHYプロセッサ170に任意選択的に提供することにより、1または複数のRF信号を生成するようにPHYプロセッサ170を制御するように構成される。一実施形態において、MACプロセッサ166は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどといったメモリデバイス(図示せず)に格納される機械可読命令を実行するように構成されるプロセッサ(図示せず)を含む。一実施形態において、MACプロセッサ166は、ハードウェアステートマシン(図示せず)を含む。
【0057】
MACプロセッサ166は、図1AのC‐OFDMAコントローラ80を含む。いくつかの実施形態において、C‐OFDMAコントローラ80は、C‐OFDMA伝送のセットアップの一部として送信されたフレームを受信するよう、および、様々な実施形態によれば、通信媒体がアイドル状態かどうかを判定するなどの目的で、そのようなフレームにおける情報を使用するよう構成される。
【0058】
図2は、一実施形態による、図1Aの通信システム10などの通信システム、または、別の好適な通信システムにおける例示的なC‐OFDMA DLパケット交換200の図である。図2は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換200は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0059】
マスターAP(例えばマスターAP34)は、C-OFDMA-Aフレーム204を生成し、1または複数のスレーブAP(例えばスレーブAP44)へ送信する。C-OFDMA-Aフレームは、一実施形態によれば、複数のWLANを伴うDL C‐OFDMA伝送の開始を告知する。様々な実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム204は、i)DL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANのインジケータ、ii)DL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)DL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)DL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおける、(DL C‐OFDMA伝送の一部である)それぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなどのDL C‐OFDMA伝送に関する情報を含む。
【0060】
いくつかの実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム204は、DL C‐OFDMA伝送の一部としてそれぞれのDL OFDMA伝送を送信するよう1または複数のスレーブAP44にプロンプトするよう構成される。
【0061】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、図2に図示されないPHYデータユニット(例えばパケット)内で送信されるMAC層データユニットである。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレーム204を生成する(例えば、MACプロセッサ126が生成する、C‐OFDMAコントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレームを含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。一実施形態において、C‐OFDMAコントローラ60は、C-OFDMA-Aフレーム204を生成し、C-OFDMA-Aフレーム204をPHYプロセッサ130に提供し、パケット内でC-OFDMA-Aフレーム204を送信するようPHYプロセッサ130を制御する。
【0062】
C-OFDMA-Aフレーム204の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)、マスターAPおよび1または複数のスレーブAPは、DL C‐OFDMA伝送208の一部として送信する。一実施形態、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるショートインターフレームスペース(SIFS)である。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0063】
C-OFDMA-Aフレーム204の受信に応答して、DL C‐OFDMA伝送の一部として、1または複数のスレーブAPは、それぞれの周波数RUにおいて、それぞれのダウンリンク直交周波数分割多元接続(DL OFDMA)伝送212を生成し、1または複数のスレーブAPのクライアントステーションのそれぞれの1または複数のセットへ送信する。図を簡略化するために、1つのスレーブAPからのDL‐OFDMA伝送212が図2に示されるが、いくつかのシナリオにおいて、複数のスレーブAPは、それぞれの周波数RUにおいて、複数のDL OFDMA伝送212を送信する。
【0064】
例示的な実施形態として、C-OFDMA-Aフレーム204の受信に応答して、スレーブAP44は、DL C‐OFDMA伝送208に関与する1または複数のWLANの1または複数のインジケータ(例えば、1または複数の基本サービスセット(BSS)識別子)など、C-OFDMA-Aフレーム204における情報を解析することによって、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送208に関与するかどうかを判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、C‐OFDMAコントローラ70が判定する、など)。スレーブAP44がC‐OFDMA伝送208に関与するという判定に応答して、スレーブAP44は、スレーブAP44によって使用される周波数セグメントのインジケータ、スレーブAP44によって使用される周波数RUなど、C-OFDMA-Aフレーム204における情報を解析することによって、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送208のために使用する周波数セグメントを判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定し、MACプロセッサ126が判定し、C‐OFDMAコントローラ70が判定する、など)。
【0065】
また、スレーブAP44がC‐OFDMA伝送208に関与するという判定に応答して、スレーブAP44はDL‐OFDMA伝送212を生成する。一実施形態において、スレーブAP44は、様々な実施形態によれば、DL C‐OFDMA伝送208の時間長(時間)のインジケータ、スレーブAP44によるDL OFDMA伝送212の長さ(ビット、オクテット、ワードなど)のインジケータのうち1つ、または2以上などの、C-OFDMA-Aフレーム204におけるパラメータに従って、DL‐OFDMA伝送212を生成する。AP44は、DL OFDMA伝送212についての複数のMACデータユニットを生成し(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)、複数のMACデータユニットをPHYプロセッサ130に提供し、複数のMACデータユニットは、スレーブAP44によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション48についてのものである。AP44はまた、複数のMACデータユニットを含むように、DL OFDMA伝送212を生成および送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成および送信する、PHYプロセッサ130が生成および送信する、など)。したがって、DL OFDMA伝送212は、スレーブAP44によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション48についての複数のMPDUを含む。いくつかの実施形態において、DL OFDMA伝送212は、複数の空間ストリームを介する、複数のクライアントステーション48へのマルチユーザ多入力、多出力(MU‐MIMO)伝送を含む。いくつかの実施形態において、DL OFDMA伝送212は、複数の空間ストリームを介する、複数のクライアントステーション48へのMU‐MIMO伝送によって置き換えられる。
【0066】
一実施形態において、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、一実施形態によれば、DL OFDMA伝送212は、マスターAP34によるDL OFDMA伝送216の開始と実質的に同時(すなわち、5%以内)に開始する。例えば、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、DL OFDMA伝送212は、C-OFDMA-Aフレーム204の受信終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの受信終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0067】
マスターAP34は、スレーブAP44によるDL OFDMA伝送212と同時に、DL OFDMA伝送212のためにスレーブAP44によって使用される周波数セグメントと異なる周波数セグメントにおいてDL OFDMA伝送216を送信する。DL OFDMA伝送216は、マスターAP34によって管理されるWLANにおける複数のクライアントステーション38へのものである。AP34は、DL OFDMA伝送216についての複数のMACデータユニットを生成し(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)、複数のMACデータユニットをPHYプロセッサ130に提供し、複数のMACデータユニットは、マスターAP34によって管理されるWLANにおける複数のクライアントステーション38についてのものである。AP34はまた、複数のMACデータユニットを含むように、DL OFDMA伝送216を生成および送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成および送信する、PHYプロセッサ130が生成および送信する、など)。したがって、DL OFDMA伝送216は、マスターAP34によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション38についての複数のMPDUを含む。いくつかの実施形態において、DL OFDMA伝送216は、複数の空間ストリームを介する、複数のクライアントステーション38へのマルチユーザ多入力、多出力(MU‐MIMO)伝送を含む。いくつかの実施形態において、DL OFDMA伝送216は、複数の空間ストリームを介する、複数のクライアントステーション38へのMU‐MIMO伝送によって置き換えられる。
【0068】
一実施形態において、マスターAP34は、DL OFDMA伝送216のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、一実施形態によれば、DL OFDMA伝送216は、スレーブAP44によるDL OFDMA伝送212の開始と実質的に同時(すなわち、5%以内)に開始する。例えば、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送216のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、DL OFDMA伝送216は、C-OFDMA-Aフレーム204の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0069】
DL OFDMA伝送212の受信に応答して、スレーブAP44によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション48は、UL伝送232において、肯定応答(ACK)情報および/またはブロック肯定応答(BA)情報を送信する。一実施形態において、UL伝送232は、DL OFDMA伝送212が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信される。
【0070】
スレーブAP44は、UL伝送232を受信する(例えば、ネットワークインタフェース122が受信する、MACプロセッサ126が受信する、PHYプロセッサ130が受信する、など)。一実施形態において、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントを介してUL伝送232を受信する。
【0071】
DL OFDMA伝送216の受信に応答して、マスターAP34によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション38は、UL伝送236において、ACK情報および/またはBA情報を送信する。一実施形態において、UL伝送236は、DL OFDMA伝送216が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信される。
【0072】
マスターAP34は、UL伝送236を受信する(例えば、ネットワークインタフェース122が受信する、MACプロセッサ126が受信する、PHYプロセッサ130が受信する、など)。一実施形態において、マスターAP34が、DL OFDMA伝送216が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントを介して、UL伝送236を受信する。
【0073】
一実施形態において、スレーブAP44によるUL伝送236およびUL伝送232は、同時に送信される。
【0074】
一実施形態において、UL伝送232の時間長は、C-OFDMA-Aフレーム204において指定される。例えば、一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム204は、UL伝送232の時間長の指示を含む。
【0075】
一実施形態において、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212におけるUL伝送232の時間長のインジケータを含み(例えば、ネットワークインタフェース122が含む、MACプロセッサ126が含む、C‐OFDMAコントローラ70が含む、など)、クライアントステーション48は、UL伝送232の時間長のインジケータを使用して、指示された時間長を有するようにUL伝送232を生成する(例えば、ネットワークインタフェース122が使用する、MACプロセッサ126が使用する、C‐OFDMAコントローラ80が使用する、など)。別の実施形態において、クライアントステーション48は、C-OFDMA-Aフレーム204を受信し、C-OFDMA-Aフレーム204におけるUL伝送232の時間長のインジケータを使用して(例えば、ネットワークインタフェース122が使用する、MACプロセッサ126が使用する、C‐OFDMAコントローラ80が使用する、など)、指示された時間長を有するようにUL伝送232を生成する。
【0076】
図3は、別の実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおける別の例示的なC‐OFDMA DLパケット交換300の図である。図3は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換300は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0077】
パケット交換300において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム204の受信に応答して、C-OFDMA-Aフレーム204を肯定応答するACK304を生成および送信する。一実施形態において、スレーブAP44は、ACK304を含むパケットを生成および送信し、当該パケットは、C-OFDMA-Aフレーム204が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム204が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、UL MU‐MIMOを使用して、異なる空間ストリームを介して、それぞれのACK304を送信し、それぞれの伝送は、C-OFDMA-Aフレーム204が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、複数のスレーブAP44がACK304を送信するために使用する各空間ストリームを指示する。
【0078】
別の実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、異なる時間にそれぞれのACK304を送信し、それぞれの伝送は、C-OFDMA-Aフレーム204が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、複数のスレーブAP44がACK304を送信する順序を指示する。
【0079】
一実施形態において、スレーブAP44は、ACK304の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、ACK304(または、ACK304を含むパケット)の伝送は、C-OFDMA-Aフレーム204の受信終了の規定の期間後に(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの受信終了の規定の期間後に)開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0080】
一実施形態において、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、ACK304の伝送の終了の規定の期間後(または、ACK304を含むパケットの伝送の終了の規定の期間後)に伝送が開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。複数のスレーブAP44が異なる時間に複数のACK304を送信するとき、スレーブAP44は、DL OFDMA伝送212の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、伝送は、最後に発生するACK304の伝送終了の規定の期間後(または、最後に発生するACK304を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。
【0081】
一実施形態において、マスターAP34は、DL OFDMA伝送216の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、伝送は、ACK304の伝送終了の規定の期間後(または、ACK304を含むパケットの伝送終了規定の期間後)に開始する。複数のスレーブAP44が異なる時間に複数のACK304を送信するとき、マスターAP34は、DL OFDMA伝送216の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、伝送は、最後に発生するACK304の伝送終了の規定の期間後(または、最後に発生するACK304を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。
【0082】
図4は、更に別の実施形態による、図1Aの通信システム10または別の好適な通信システムなどの通信システムにおける更に別の例示的なC‐OFDMA DLパケット交換400の図である。いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換400は、C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANにおけるチャネル切り替えを伴う状況において有用である。
【0083】
図4は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換400は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0084】
パケット交換400において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム204の受信に応答して、C-OFDMA-Aフレーム404を生成および送信する。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム404は、C-OFDMA-Aフレーム204のコピーである。スレーブAP44は、OFDMA‐Aフレーム404を含むパケットを生成および送信し、パケットは、C-OFDMA-Aフレーム204において指示される周波数セグメント(例えば、スレーブAP44がC‐OFDMA伝送208のために使用する周波数セグメント)を占有する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム204が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、それぞれの周波数セグメントにおいて、それぞれのC-OFDMA-Aフレーム404を送信し、それぞれのC-OFDMA-Aフレーム404は、C-OFDMA-Aフレーム204のコピーである。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、複数のスレーブAP44がC‐OFDMA伝送208のために使用するそれぞれの周波数セグメントを指示する。
【0085】
加えて、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム408を生成し、C-OFDMA-Aフレーム408をC-OFDMA-Aフレーム404の伝送と同時に(例えばパケット内において)送信する。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム408は、C-OFDMA-Aフレーム204のコピーである。
【0086】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの生成は、スクランブル用アルゴリズムに従って、第1スクランブルシード(例えば、スクランブラ回路によって実装されるスクランブル用アルゴリズムをシードするための初期値)を使用して、C-OFDMA-Aフレーム204を(例えば、PHYプロセッサ130のスクランブラ回路によって)スクランブリングすることを含み、C-OFDMA-Aフレーム404/408を含むパケットの生成は、スクランブル用アルゴリズムに従って、第2のスクランブルシード(例えば、スクランブラ回路によって実装されるスクランブル用アルゴリズムをシードするための初期値)を使用して、C-OFDMA-Aフレーム404/408を(例えば、PHYプロセッサ130のスクランブラ回路によって)スクランブリングすることを含む。一実施形態において、第1スクランブルシードは、第2のスクランブルシードと同一である。別の実施形態において、第1スクランブルシードは、第2のスクランブルシードと異なる。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム404/408を含むパケットの生成は、i)C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットに使用されるものと同一の変調および符号化方式(MCS)、ii)C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットに使用されるものと同一のデータレート、iii)C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットに使用されるものと同一の数の空間ストリーム、iv)C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットに使用されるものと同一のPPDUフォーマットなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを使用することを含む。
【0087】
一実施形態において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム404の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、C-OFDMA-Aフレーム404の伝送(または、C-OFDMA-Aフレーム404を含むパケット)が、C-OFDMA-Aフレーム204の受信終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの受信終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0088】
一実施形態において、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム408の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御し、MACプロセッサ126が制御し、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、C-OFDMA-Aフレーム408(または、C-OFDMA-Aフレーム408を含むパケット)の伝送が、C-OFDMA-Aフレーム204の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0089】
C-OFDMA-Aフレーム404およびC-OFDMA-Aフレーム408の伝送後、マスターAPは、C‐OFDMAトリガフレーム420を送信して、C‐OFDMA伝送208の一部を送信するようスレーブAP44にプロンプトする。一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム420は、様々な実施形態によれば、i)DL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANのインジケータ、ii)DL C‐OFDMA伝送についての、それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)DL C‐OFDMA伝送についての、それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)DL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおける、(DL C‐OFDMA伝送の一部である)それぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち、1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなど、C-OFDMA-Aフレーム204に含まれる同一の情報の一部または全部を含む。
【0090】
いくつかの実施形態によれば、C‐OFDMAトリガフレーム420は、DL C‐OFDMA伝送208の一部としてそれぞれのDL OFDMA伝送を送信するよう1または複数のスレーブAP44にプロンプトするよう構成される。
【0091】
一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム420は、図2に図示されない、PHYデータユニット(例えばパケット)内で送信されるMAC層データユニットである。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C‐OFDMAトリガフレーム420を生成する(例えば、MACプロセッサ126が生成する、C‐OFDMAコントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C‐OFDMAトリガフレーム420を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。一実施形態において、C‐OFDMAコントローラ60は、C‐OFDMAトリガフレーム420を生成し、C‐OFDMAトリガフレーム420をPHYプロセッサ130に提供し、パケット内でC‐OFDMAトリガフレーム420を送信するようPHYプロセッサ130を制御する。
【0092】
C‐OFDMAトリガフレーム420の伝送終了の規定の期間後(または、C‐OFDMAトリガフレーム420を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に、マスターAPおよび1または複数のスレーブAPは、DL C‐OFDMA伝送208の一部として送信する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0093】
図5は、一実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるDL C‐OFDMA伝送のための例示的な肯定応答パケット交換500の図である。図5は、例示的な目的で、図1Aから図1Cに関連して説明される。いくつかの実施形態において、しかしながら、肯定応答パケット交換500は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0094】
様々な実施形態によれば、肯定応答パケット交換500は、図2から図4のDL C‐OFDMA伝送のいずれか、または、他の好適なDL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0095】
肯定応答パケット交換500において、それぞれのWLANに対応するクライアントステーションのそれぞれのセットは、それぞれの肯定応答情報を異なる時間に送信する。いくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、それぞれの肯定応答情報を送信するようクライアントステーションのそれぞれのセットにスレーブAP44がプロンプトする順序の指示を含む。C‐OFDMAトリガフレーム420(図4)を利用するいくつかの実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム420は、追加的または代替的に、それぞれの肯定応答情報を送信するようクライアントステーションのそれぞれのセットにスレーブAP44がプロンプトする順序の指示を含む。
【0096】
DL C‐OFDMA伝送208の後に、マスターAP34は、マルチユーザブロック肯定応答要求(MU‐BAR)フレーム504を生成および送信する。一実施形態において、MU‐BARフレーム504は、パケット(図示せず)に含まれる。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、MU‐BARフレーム504を生成し(例えば、MACプロセッサ126が生成し)、ネットワークインタフェースデバイス122は、MU‐BARフレーム504を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。MU‐BARフレーム504は、マスターAP34によって管理されたWLANのクライアントステーション38に、UL伝送508(例えば、UL OFDMA伝送、UL MU‐MIMO伝送など)においてDL OFDMA伝送216に関する肯定応答情報をマスターAP34へ送信するようプロンプトするよう構成される。MU‐BARフレーム504に応答して、マスターAP34によって管理されたWLANのクライアントステーション38は、UL伝送508においてDL OFDMA伝送216に関する肯定応答情報を送信する。
【0097】
一実施形態において、MU‐BARフレーム504およびUL伝送508を含むパケットは、DL OFDMA伝送216が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信される。
【0098】
UL伝送508の後に、スレーブAP44はMU‐BARフレーム520を生成および送信する。一実施形態において、MU‐BARフレーム520はパケット(図示せず)に含まれる。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、MU‐BARフレーム520を生成し(例えば、MACプロセッサ126が生成し)、ネットワークインタフェースデバイス122は、MU‐BARフレーム520を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。MU‐BARフレーム520は、スレーブAP44によって管理されるWLANのクライアントステーション48に、UL伝送524(例えば、UL OFDMA伝送、UL MU‐MIMO伝送など)においてDL OFDMA伝送212に関する肯定応答情報をスレーブAP44へ送信するようプロンプトするよう構成される。MU‐BARフレーム520に応答して、スレーブAP44によって管理されるWLANのクライアントステーション48は、UL伝送524において、DL OFDMA伝送212に関する肯定応答情報を送信する。
【0099】
一実施形態において、MU‐BARフレーム520およびUL伝送524を含むパケットは、DL OFDMA伝送212が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信される。
【0100】
図6は、別の実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるDL C‐OFDMA伝送のための別の例示的な肯定応答パケット交換600の図である。図6は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。いくつかの実施形態において、しかしながら、肯定応答パケット交換600は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0101】
様々な実施形態によれば、肯定応答パケット交換600は、図2から図4のDL C‐OFDMA伝送のいずれか、または、他の好適なDL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0102】
肯定応答パケット交換600において、それぞれのWLANに対応するクライアントステーションのそれぞれのセットは、UL C‐OFDMA伝送の一部として、それぞれの肯定応答情報を同時に送信する。
【0103】
DL C‐OFDMA伝送208の後に、マスターAP34およびスレーブAP44は、更なるDL C‐OFDMA伝送604の一部としてMU‐BARフレームを送信する。一実施形態において、MU‐BARフレーム504およびUL伝送508を含むパケットは、DL OFDMA伝送216が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信され、MU‐BARフレーム520およびUL伝送524を含むパケットは、DL OFDMA伝送212が送信された周波数セグメントと同一の周波数セグメントにおいて送信される。
【0104】
一実施形態において、マスターAP34は、MU‐BARフレーム504の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、MU‐BARフレーム504(または、MU‐BARフレーム504を含むパケット)の伝送が、DL OFDMA伝送216の伝送終了の規定の期間後に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。一実施形態において、スレーブAP44は、MU‐BARフレーム520の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、MU‐BARフレーム520(または、MU‐BARフレーム520を含むパケット)の伝送が、DL OFDMA伝送212の伝送終了の規定の期間後に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0105】
図7は、更に別の実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるDL C‐OFDMA伝送のための別の例示的な肯定応答パケット交換700の図である。図7は、例示的な目的のために、図1Aから図1Cに関連して説明される。いくつかの実施形態において、しかしながら、肯定応答パケット交換700は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0106】
様々な実施形態によれば、肯定応答パケット交換700は、図2から図4のDL C‐OFDMA伝送のいずれか、または、他の好適なDL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0107】
肯定応答パケット交換700は、図6の肯定応答パケット交換600と類似するが、マスターAP34がDL C‐OFDMA伝送604に関して更なるC-OFDMA-Aフレーム704を生成および送信することを除く。
【0108】
図8は、一実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおける例示的なC‐OFDMAアップリンク(UL)パケット交換800の図である。図8は、例示的な目的で、図1Aから図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA ULパケット交換800は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0109】
マスターAP(例えばマスターAP34)は、C-OFDMA-Aフレーム804を生成し、1または複数のスレーブAP(例えばスレーブAP44)へ送信する。C-OFDMA-Aフレームは、一実施形態によれば、複数のWLANを伴うUL C‐OFDMA伝送の開始を告知する。様々な実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム804は、i)UL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANのインジケータ、ii)UL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)UL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)UL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおける、(UL C‐OFDMA伝送の一部である)それぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなどのUL C‐OFDMA伝送に関する情報を含む。
【0110】
いくつかの実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム804は、それぞれのトリガフレームを送信するよう1または複数のスレーブAP44にプロンプトするよう構成されることにより、UL C‐OFDMA伝送の一部として送信するよう、クライアントステーションのそれぞれのセットにプロンプトする。
【0111】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804は、図8に図示されないPHYデータユニット(例えばパケット)内において送信されるMAC層データユニットである。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレーム804を生成する(例えば、MACプロセッサ126が生成する、C‐OFDMAコントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。一実施形態において、C‐OFDMAコントローラ60は、C-OFDMA-Aフレーム804を生成し、C-OFDMA-Aフレーム804をPHYプロセッサ130に提供し、パケット内でC-OFDMA-Aフレーム804を送信するようPHYプロセッサ130を制御する。
【0112】
C-OFDMA-Aフレーム804の伝送の終了後(または、C-OFDMA-Aフレーム204を含むパケットの伝送の終了後)の規定の期間、マスターAPおよび1または複数のスレーブAPは、DL C‐OFDMA伝送808の一部として送信する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0113】
C-OFDMA-Aフレーム804、および、DL C‐OFDMA伝送808の一部の受信に応答して、1または複数のスレーブAPは、それぞれの周波数RUにおけるそれぞれのトリガフレーム820/824を生成し、1または複数のスレーブAPのクライアントステーションのそれぞれの1または複数のセットへ送信する。図を簡略化するために、1つのスレーブAPからの1つのトリガフレーム824が図8に示されるが、いくつかのシナリオにおいて、複数のスレーブAPがそれぞれの周波数RUにおいて複数のトリガフレームを送信する。
【0114】
例示的な実施形態として、C-OFDMA-Aフレーム804の受信に応答して、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム804によって通知されるUL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数WLANの1または複数のインジケータ(例えば、1または複数のBSS識別子)など、C-OFDMA-Aフレーム804における情報を解析することによって、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送808に関与するかどうかを判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、C‐OFDMAコントローラ70が判定する、など)。スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送808に関与するという判定に応答して、スレーブAP44は、スレーブAP44によって使用される周波数セグメントのインジケータ、スレーブAP44によって使用される周波数RUなど、C-OFDMA-Aフレーム804における情報を解析することによって、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送808のために使用する周波数セグメントを判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定し、MACプロセッサ126が判定し、C‐OFDMAコントローラ70が判定する、など)。
【0115】
また、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送808に関与するという判定に応答して、スレーブAP44は、トリガフレーム824を生成する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)。一実施形態において、スレーブAP44は、様々な実施形態によれば、UL C‐OFDMA伝送に使用される周波数RUのインジケータ、UL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)のインジケータなどの1つ、または、2以上などにおけるパラメータに従ってトリガフレーム824を生成する。一実施形態によれば、例えば、トリガフレーム824は、スレーブ44のクライアントステーションがUL C‐OFDMA伝送のために使用する、C‐OFDMAフレーム804によって指示された周波数RU内における、それぞれの周波数RUを指定するために生成される。一実施形態によれば、別の例として、トリガフレーム824は、C-OFDMA-Aフレーム804によって指示されるUL C‐OFDMA伝送の時間長を指定するために生成される。
【0116】
また、スレーブAP44がDL C‐OFDMA伝送808に関与するという判定に応答して、スレーブAP44は、トリガフレーム824を含むパケットを生成および送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成および送信し、PHYプロセッサ130が生成および送信する、など)。
【0117】
一実施形態において、スレーブAP44は、トリガフレーム824の伝送(または、トリガフレーム824を含むパケットの伝送)のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、一実施形態によれば、トリガフレーム824(または、トリガフレーム824を含むパケット)の伝送が、トリガフレーム820(または、トリガフレーム820を含むパケット)のマスターAP34による伝送の開始と実質的に同時に(すなわち、5%以内)に開始する。例えば、スレーブAP44は、トリガフレーム824を含むパケットのタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、C-OFDMA-Aフレーム804の受信終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの受信終了後)にパケットが開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0118】
スレーブAP44によるトリガフレーム824の伝送と同時に、マスターAP34は、トリガフレーム824のためにスレーブAP44によって使用される周波数セグメントとは異なる周波数セグメントにおいてトリガフレーム820(または、トリガフレーム820に含まれるパケット)を送信する。一実施形態において、マスターAP34は、トリガフレーム820(または、トリガフレーム820を含むパケット)の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、一実施形態によれば、トリガフレーム820の伝送(または、トリガフレーム820を含むパケット)が、スレーブAP44によるトリガパケット824(または、トリガフレーム824を含むパケット)の伝送の開始と実質的に同時(すなわち、5%以内)に開始する。例えば、マスターAP34は、トリガフレーム820のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、トリガフレーム820(または、トリガフレーム820を含むパケット)が、C-OFDMA-Aフレーム804の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0119】
マスターAP34からのトリガフレーム820、および、スレーブAP44からのトリガフレーム824は、マスターAP34およびスレーブAP44によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション34/38によるUL C‐OFDMA伝送812をプロンプトする。UL C‐OFDMA伝送812は、マスターAP34によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション38によるUL OFDMA伝送840、および、1または複数のそれぞれのスレーブAP44によって管理される1または複数のそれぞれのWLANにおけるクライアントステーション38による1または複数のUL OFDMA伝送844を含む。
【0120】
例えば、トリガフレーム820に応答して、マスターAP34によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション38は、UL OFDMA伝送840の一部として送信する。例えば、マスターAP34によって送信されたトリガフレーム820は、クライアントステーション38の少なくともサブセットに、UL OFDMA伝送840の一部として送信するようプロンプトするよう構成される。様々な実施形態において、トリガフレーム820は、マスターAP34によって生成され、i)どのクライアントステーション38がUL OFDMA伝送840に関与するか、ii)クライアントステーション38がUL OFDMA伝送840のために使用するそれぞれの周波数RU、iii)クライアントステーション38がUL OFDMA伝送840のために使用する各空間ストリーム、iv)UL OFDMA伝送840の時間長のうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを指示する。
【0121】
同様に、トリガフレーム824に応答して、スレーブAP44によって管理されるWLANにおけるクライアントステーション48は、UL OFDMA伝送844の一部として送信する。例えば、スレーブAP44によって送信されたトリガフレーム824は、UL OFDMA伝送844の一部として送信するように、クライアントステーション48の少なくともサブセットにプロンプトするよう構成される。様々な実施形態において、トリガフレーム824は、スレーブAP44によって生成され、i)どのクライアントステーション38がUL OFDMA伝送844に関与するか、ii)クライアントステーション38がUL OFDMA伝送844のために使用するそれぞれの周波数RU、iii)クライアントステーション38がUL OFDMA伝送844のために使用する各空間ストリーム、iv)UL OFDMA伝送844の時間長のうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを指示する。
【0122】
一実施形態によれば、UL OFDMA伝送840に関与するクライアントステーション38は、UL OFDMA伝送840の一部として、UL OFDMA伝送844に関与するクライアントステーション48による伝送と同時に送信するよう構成される(その逆も成立する)。例えば、一実施形態によれば、UL OFDMA伝送840に関与するクライアントステーション38は、トリガフレーム820の受信終了の規定の期間(例えば、SIFSまたは別の好適な期間)後(または、トリガフレーム820を含むパケットの受信終了の規定の期間後)に、UL OFDMA伝送840の一部として送信を開始するよう構成される。同様に、一実施形態によれば、UL OFDMA伝送844に関与するクライアントステーション48は、トリガフレーム824の受信終了の規定の期間(例えば、SIFSまたは別の好適な期間)後(または、トリガフレーム824を含むパケットの受信終了の規定の期間後)に、UL OFDMA伝送844の一部として送信を開始するよう構成される。
【0123】
図9は、別の実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおける別の例示的なC‐OFDMA ULパケット交換900の図である。図9は、例示的な目的で、図1Aから図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換900は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0124】
パケット交換900において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム804の受信に応答して、C-OFDMA-Aフレーム804を肯定応答するACK904を生成および送信する。一実施形態において、スレーブAP44は、ACK904を含むパケットを生成および送信し、当該パケットは、C-OFDMA-Aフレーム804が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム804が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、UL MU‐MIMOを使用して、異なる空間ストリームを介して、それぞれのACK904を送信し、それぞれの伝送は、C-OFDMA-Aフレーム804が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804は、複数のスレーブAP44がACK904を送信するために使用する各空間ストリームを指示する。
【0125】
別の実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、異なる時間にそれぞれのACK904を送信し、それぞれの伝送は、C-OFDMA-Aフレーム804が占有する周波数帯域幅と同一の周波数帯域幅を占有する。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804は、複数のスレーブAP44がACK904を送信する順序を指示する。
【0126】
一実施形態において、スレーブAP44は、ACK904の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、ACK904(または、ACK904を含むパケット)の伝送は、C-OFDMA-Aフレーム804の受信終了の規定の期間後に(または、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの受信終了の規定の期間後に)開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0127】
一実施形態において、スレーブAP44は、トリガフレーム824(または、トリガフレーム824を含むパケット)の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御し、MACプロセッサ126が制御し、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、ACK904の伝送終了の規定の期間後(または、ACK904を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に伝送が開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。複数のスレーブAP44が異なる時間に複数のACK904を送信するとき、スレーブAP44は、トリガフレーム824(または、トリガフレーム824を含むパケット)の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、最後に発生するACK904の伝送終了の規定の期間後(または、最後に発生するACK904を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に伝送が開始する。
【0128】
一実施形態において、マスターAP34は、トリガフレーム820(または、トリガフレーム820を含むパケット)の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御し、MACプロセッサ126が制御し、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、ACK904の伝送終了の規定の期間後(または、ACK904を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に伝送が開始する。複数のスレーブAP44が異なる時間に複数のACK904を送信するとき、マスターAP34は、トリガフレーム820(または、トリガフレーム820を含むパケット)の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、最後に発生するACK904の伝送終了の規定の期間後(または、最後に発生するACK904を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に伝送が開始する。
【0129】
図10は、更に別の実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおける更に別の例示的なC‐OFDMA ULパケット交換1000の図である。いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換1000は、C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANにおけるチャネル切り替えを伴う状況において有用である。
【0130】
図10は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA DLパケット交換1000は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0131】
パケット交換1000において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム804の受信に応答して、C-OFDMA-Aフレーム1004を生成および送信する。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム1004は、C-OFDMA-Aフレーム804のコピーである。スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム1004を含むパケットを生成および送信し、当該パケットは、C-OFDMA-Aフレーム804において指示される周波数セグメント(例えば、スレーブAP44によって管理されるWLANが、UL OFDMA伝送844のために使用する周波数セグメント)を占有する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム804が複数のスレーブAP44に宛てられるとき、複数のスレーブAP44は、それぞれの周波数セグメントにおいてそれぞれのC-OFDMA-Aフレーム1004を送信し、それぞれのC-OFDMA-Aフレーム1004は、C-OFDMA-Aフレーム804のコピーである。例えば、一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804は、複数のスレーブAP44がC‐OFDMA伝送1004のために使用するそれぞれの周波数セグメントを指示する。
【0132】
追加的に、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム1008を生成し、C-OFDMA-Aフレーム1004の伝送と同時に、(例えば、パケット内において)C-OFDMA-Aフレーム1008を送信する。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム1008は、C-OFDMA-Aフレーム804のコピーである。
【0133】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの生成は、スクランブル用アルゴリズムに従って、第1スクランブルシード(例えば、スクランブラ回路によって実装されるスクランブル用アルゴリズムをシードするための初期値)を使用して、C-OFDMA-Aフレーム804を(例えば、PHYプロセッサ130のスクランブラ回路によって)スクランブリングすることを含み、C-OFDMA-Aフレーム1004/1008を含むパケットの生成は、スクランブル用アルゴリズムに従って、第2のスクランブルシード(例えば、スクランブラ回路によって実装されるスクランブル用アルゴリズムをシードするための初期値)を使用して、C-OFDMA-Aフレーム1004/1008を(例えば、PHYプロセッサ130のスクランブラ回路によって)スクランブリングすることを含む。一実施形態において、第1スクランブルシードは、第2のスクランブルシードと同一である。別の実施形態において、第1スクランブルシードは、第2のスクランブルシードと異なる。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム1004/1008を含むパケットの生成は、i)C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットに使用される同一のMCS、ii)C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットに使用される同一のデータレート、iii)C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットに使用される同一の数の空間ストリーム、iv)C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットに使用される同一のPPDUフォーマットなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせ使用することを含む。
【0134】
一実施形態において、スレーブAP44は、C-OFDMA-Aフレーム1004の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ70が制御する、など)、その結果、C-OFDMA-Aフレーム1004の伝送(または、C-OFDMA-Aフレーム1004を含むパケット)が、C-OFDMA-Aフレーム804の受信終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの受信終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0135】
一実施形態において、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム1008の伝送のタイミングを制御し(例えば、ネットワークインタフェース122が制御する、MACプロセッサ126が制御する、C‐OFDMAコントローラ60が制御する、など)、その結果、C-OFDMA-Aフレーム1008(または、C-OFDMA-Aフレーム1008を含むパケット)の伝送が、C-OFDMA-Aフレーム804の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム804を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0136】
C-OFDMA-Aフレーム1004およびC-OFDMA-Aフレーム1008の伝送後、マスターAPは、C‐OFDMAトリガフレーム1020を送信して、C‐OFDMA伝送808の一部を送信するようスレーブAP44にプロンプトする。一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム1020は、様々な実施形態による、i)DL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANのインジケータ、ii)DL C‐OFDMA伝送についての、それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)DL C‐OFDMA伝送についての、それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)DL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおける、(DL C‐OFDMA伝送の一部である)それぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち、1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなど、C-OFDMA-Aフレーム804に含まれる同一の情報の一部または全部を含む。
【0137】
いくつかの実施形態によれば、C‐OFDMAトリガフレーム1020は、DL C‐OFDMA伝送808の一部としてそれぞれのDL OFDMA伝送を送信するよう1または複数のスレーブAP44にプロンプトするよう構成される。
【0138】
一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム1020は、図2に図示されない、PHYデータユニット(例えばパケット)内で送信されるMAC層データユニットである。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C‐OFDMAトリガフレーム1020を生成する(例えば、MACプロセッサ126が生成する、C‐OFDMAコントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C‐OFDMAトリガフレーム1020を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。一実施形態において、C‐OFDMAコントローラ60は、C‐OFDMAトリガフレーム1020を生成し、C‐OFDMAトリガフレーム1020をPHYプロセッサ130に提供し、パケット内でC‐OFDMAトリガフレーム1020を送信するようPHYプロセッサ130を制御する。
【0139】
C‐OFDMAトリガフレーム1020の伝送終了の規定の期間後(または、C‐OFDMAトリガフレーム1020を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に、マスターAPおよび1または複数のスレーブAPは、DL C‐OFDMA伝送808の一部として送信する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0140】
図11は、一実施形態による、図1Aの通信システム10、または、別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるUL C‐OFDMA伝送のための例示的な肯定応答パケット交換1100の図である。図11は、例示的な目的で、図1Aから図1Cに関連して説明される。いくつかの実施形態において、しかしながら、肯定応答パケット交換1100は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0141】
様々な実施形態によれば、肯定応答パケット交換1100は、図8から図10のUL C‐OFDMA伝送のいずれか、または、他の好適なUL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0142】
UL C‐OFDMA伝送812の伝送終了の規定の期間後、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム1104を含むパケットの送信を開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0143】
マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム1104を生成し、UL C‐OFDMA伝送812の伝送終了後、マスターAP34は、C-OFDMA-Aフレーム1104を1または複数のスレーブAP(例えばスレーブAP44)へ送信する。一実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム1104は、DL C‐OFDMA伝送856の開始を告知する。様々な実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム1104は、i)DL C‐OFDMA伝送に関与する1または複数のWLANのインジケータ、ii)DL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)DL C‐OFDMA伝送のためにそれぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)DL C‐OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおける、(DL C‐OFDMA伝送の一部である)それぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなどのDL C‐OFDMA伝送856に関する情報を含む。いくつかの実施形態において、DL C‐OFDMA伝送856に使用されるRUは、UL C‐OFDMA伝送812に使用されるRUと同一である。
【0144】
いくつかの実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレーム1104は、UL C‐OFDMA伝送812に関するそれぞれのACKまたはBAフレームを送信するよう1または複数のスレーブAP44にプロンプトするよう構成される。
【0145】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム1104は、図11において図示されないPHYデータユニット(例えば、パケット)内で送信されるMAC層データユニットである。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレーム1104を生成する(例えば、MACプロセッサ126が生成する、C‐OFDMAコントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス122は、C-OFDMA-Aフレーム1104を含むパケットを生成および送信する(例えば、PHYプロセッサ130が生成および送信する)。一実施形態において、C‐OFDMAコントローラ60は、C-OFDMA-Aフレーム1104を生成し、C-OFDMA-Aフレーム1104をPHYプロセッサ130に提供し、パケット内でC-OFDMA-Aフレーム1104を送信するようPHYプロセッサ130を制御する。
【0146】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレームを含むパケットの伝送は、UL C‐OFDMA伝送812終了の規定の期間後に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0147】
C-OFDMA-Aフレーム1104、および、DL C‐OFDMA伝送856の一部の受信に応答して、1または複数のスレーブAPは、それぞれの周波数RUにおけるそれぞれのACKまたはBAフレーム860/864を生成し、1または複数のスレーブAPのクライアントステーションのそれぞれの1または複数のセットへ送信する。一実施形態において、DL C‐OFDMA伝送856は、C-OFDMA-Aフレーム1104の伝送終了の規定の期間後(または、C-OFDMA-Aフレーム1104を含むパケットの伝送終了の規定の期間後)に開始する。一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0148】
図12は、一実施形態による、図1Aの通信システム10、または別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるUL C‐OFDMA伝送を伴う例示的なパケット交換1200の図である。図12は、例示的な目的で、図1A図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、パケット交換1200は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0149】
様々な実施形態によれば、パケット交換1200は、図8から図10のUL C‐OFDMA伝送のいずれかに関して使用されるか、または、他の好適なUL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0150】
図8図10のUL C‐OFDMAパケット交換の変形として、DL C‐OFDMA伝送1204がUL C‐OFDMA伝送812の直後に続き、DL C‐OFDMA伝送1204は、単にUL C‐OFDMA伝送812のためのACK/BA情報を含むだけでない。UL C‐OFDMA伝送812の伝送終了の規定の期間後、マスターAP34はDL‐OFDMA伝送1220を開始し、スレーブAP44はDL‐OFDMA伝送1224を開始する。DL‐OFDMA伝送1220は、単にUL C‐OFDMA伝送812のためのACK/BA情報を含むだけでなく、DL‐OFDMA伝送1224はまた、単にUL C‐OFDMA伝送812のためのACK/BA情報を含むだけでない。一実施形態によれば、例えば、DL‐OFDMA伝送1220は、クライアントステーション38のためのユーザデータを含み、DL‐OFDMA伝送1224は、クライアントステーション48のためのユーザデータを含む。
【0151】
一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0152】
様々な実施形態において、DL C‐OFDMA伝送1204は、図2図7のいずれかを参照して説明されるものなどの肯定応答技法を使用する、または、他の好適な肯定応答技法を使用する、クライアントステーション38/48による肯定応答である(図12には図示されない)。
【0153】
図13は、一実施形態による、図1Aの通信システム10、または別の好適な通信システムなどの通信システムにおけるDL C‐OFDMA伝送を伴う例示的なパケット交換1300の図である。図13は、例示的な目的で、図1Aから図1Cに関連して説明される。しかしながら、いくつかの実施形態において、パケット交換1300は、他の好適な通信システムにおいて、および/または、図1B図1Cの例示的な通信デバイスとは異なる好適な通信デバイスを用いて実装される。
【0154】
様々な実施形態によれば、パケット交換1300は、図2から図7のDL C‐OFDMA伝送のいずれかに関して使用されるか、または、他の好適なDL C‐OFDMA伝送に関して使用される。
【0155】
図2から図7のDL C‐OFDMAパケット交換の変形として、UL C‐OFDMA伝送1304が、DL C‐OFDMA伝送208の直後に続き、UL C‐OFDMA伝送1304は、単にDL C‐OFDMA伝送208のためのACK/BA情報を含むだけでない。DL C‐OFDMA伝送208の伝送終了の規定の期間後、マスターAP34のクライアントステーション38はUL OFDMA伝送1320を開始し、スレーブAP44のクライアントステーション44はDL‐OFDMA伝送1324を開始する。UL OFDMA伝送1320は、単にDL C‐OFDMA伝送216についてのACK/BA情報を含むだけでなく、UL OFDMA伝送1324はまた、単にDL C‐OFDMA伝送212のためのACK/BA情報を含むだけでない。一実施形態によれば、例えば、UL OFDMA伝送1320は、クライアントステーション38からのユーザデータを含み、UL OFDMA伝送1324は、クライアントステーション48からのユーザデータを含む。
【0156】
一実施形態において、規定の期間は、IEEE802.11規格によって規定されるSIFSである。他の実施形態において、規定の期間は、SIFSとは異なる好適な期間である。
【0157】
いくつかの実施形態において、DL C‐OFDMA伝送216は、UL C‐OFDMA伝送1320を送信するようクライアントステーション38にプロンプトするトリガフレームを含み、DL C‐OFDMA伝送212は、UL C‐OFDMA伝送1324を送信するようにクライアントステーション48にプロンプトするトリガフレームを含む。
【0158】
様々な実施形態において、UL C‐OFDMA伝送1304は、図8から図11のいずれかを参照して説明されるものなどの肯定応答技法を使用して、または他の好適な肯定応答技法を使用して、マスターAP34およびスレーブAP44によって肯定応答される(図13には図示されない)。
【0159】
いくつかの実施形態において、図2図13に関連して説明されるC-OFDMA-Aフレームは、制御フレームを含む。例えば、IEEE802.11規格は、タイプサブフィールドおよびサブタイプフィールドを有するフレームヘッダを規定する。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレームのタイプサブフィールドは、制御タイプフレームを指示するための値に設定され、C-OFDMA-Aフレームのサブタイプサブフィールドは、制御フレームがC-OFDMA-Aフレームであると指示するための値に設定される。
【0160】
いくつかの実施形態において、図2から図13に関連して説明されるC-OFDMA-Aフレームは、制御フレームサブタイプであるトリガフレームを含む。例えば、C-OFDMA-Aフレームのタイプサブフィールドは、制御タイプフレームを指示するための値に設定され、C-OFDMA-Aフレームのサブタイプサブフィールドは、制御フレームがトリガフレームであると指示するための値に設定される。IEEE 802.11ax規格の現在の草案は、トリガタイプサブフィールドを有するトリガフレームフォーマットを定義し、トリガタイプサブフィールドは、トリガフレームの複数の異なるタイプのうちの1つを指示するための複数の値の1つに設定され得る。一実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、トリガフレームがC-OFDMA-Aフレームであると指示するための値に設定されたトリガタイプサブフィールドを含む。
【0161】
上に説明されたように、様々な実施形態によれば、C-OFDMA-Aフレームは、i)C‐OFDMA伝送に関与するためのスレーブAPのWLANの識別子、ii)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅、iii)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RU、iv)協調OFDMA伝送の時間長(時間)、v)それぞれのWLANにおけるそれぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなど、通知されたC‐OFDMA伝送に関する情報を含む。いくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、追加的または代替的に、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブル(例えば、通信プロトコルが、複数の異なるタイプのLTFのために提供する)に含まれることになっているロングトレーニングフィールド(LTF)のタイプの指示、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブル(例えば、通信プロトコルが、異なる数のLTFのために提供する)に含まれることになっているLTFの数の指示、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールド(例えば、信号フィールドは、可変長の信号フィールドである)の長さの指示などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0162】
様々な実施形態によれば、図2から図7に関連して上で説明されたものなどのDL C‐OFDMA伝送では、C-OFDMA-Aフレームは、追加的または代替的に、i)UL肯定応答タイプ(例えば、DL C‐OFDMA伝送がクライアントステーション38/48によって、図2図4に示されるものなど、直後の肯定応答(例えば、DL C‐OFDMA伝送におけるトリガフレームによって請求される)により肯定応答されるかどうか、DL C‐OFDMA伝送が、クライアントステーション38/48によって、図5図7に示されるものなど、DL C‐OFDMA伝送とは別個のMU‐BARにより請求されるBAにより肯定応答されるかどうかなど)、ii)UL ACK/BAの時間長(例えば、DL C‐OFDMA伝送が、クライアントステーション38/48によって、直後の肯定応答により、肯定応答されるかどうか)の一方または両方を含む。いくつかの実施形態において、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータは、MU‐BARフレーム504/520などにおけるDL C‐OFDMA伝送(212/216)に含まれるトリガフレームなど、別のところに含まれる。
【0163】
いくつかの実施形態において、周波数帯域幅および/またはRUは、20MHzの単位で、C-OFDMA-Aフレームにおいて指示される。いくつかの実施形態において、周波数帯域幅および/またはRUは、40MHzの単位でC-OFDMA-Aフレームにおいて指示される。いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送のために特定のWLANに割り当てられた周波数帯域幅が160MHz以下であるとき、WLANに割り当てられた周波数帯域幅および/またはRUは、20MHz単位でC-OFDMA-Aフレームにおいて指示され、ここで、C‐OFDMA伝送のために特定のWLANに割り当てられた周波数帯域幅が160MHzより大きいとき、WLANに割り当てられた周波数帯域幅および/またはRUは、40MHzの単位でC-OFDMA-Aフレームにおいて指示される。
【0164】
一実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、C‐OFDMA伝送に関与するために、1または複数のそれぞれのWLANに対応する1または複数のリソース割り当てフィールドを含む。例示的な実施形態によれば、説明例において、C-OFDMA-Aフレームの各リソース割り当てフィールドは、i)BSSの識別子(例えば、スレーブAPの48ビットMACアドレス、BSSのカラーID、スレーブMACアドレスのMACアドレスの5ビットハッシュ、および、BSSの6ビットカラーID、または別の好適な識別子)、ii)C‐OFDMA伝送に使用される周波数セグメントの周波数帯域幅、および、iii)周波数セグメントの開始20MHzサブチャネルを含む。DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続くいくつかの実施形態(図12に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、i)UL C‐OFDMA伝送のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの指示、および、ii)DL C‐OFDMA伝送のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの指示を含む。DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続く他の実施形態(図12に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、UL C‐OFDMA伝送およびDL C‐OFDMA伝送の両方のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの1つの指示のみを含み、すなわち、UL C‐OFDMA伝送およびDL C‐OFDMA伝送は、同一の周波数セグメントを使用する。
【0165】
様々な実施形態によれば、DL C‐OFDMA伝送の場合、C-OFDMA-Aフレームの各リソース割り当てフィールドは更に、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプのインジケータ、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数のインジケータ、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールドの長さまたは時間長の指示、DL C‐OFDMA伝送の時間長のインジケータなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。マスターAP34が更にC‐OFDMAトリガフレーム(例えば、C‐OFDMAトリガフレーム420)を送信してDL C‐OFDMA伝送をプロンプトするいくつかの実施形態(図4に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、LTFのタイプのインジケータ、LTFの数のインジケータ、信号フィールドの長さまたは時間長、および、DL C‐OFDMA伝送の長さまたは時間長を含まない。例えば、そのような情報は代わりに、C‐OFDMAトリガフレームに含まれる。マスターAP34が更にC‐OFDMAトリガフレーム(例えばC‐OFDMAトリガフレーム420)を送信してDL C‐OFDMA伝送にプロンプトする他の実施形態(図4に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、LTFのタイプのインジケータ、LTFの数のインジケータ、信号フィールドの長さまたは時間長、および、DL C‐OFDMA伝送の長さまたは時間長のうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0166】
様々な実施形態によれば、UL C‐OFDMA伝送の場合、C-OFDMA-Aフレームの各リソース割り当てフィールドは更に、UL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプの指示、UL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数の指示、UL C‐OFDMA伝送の時間長の指示などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。様々な実施形態によれば、DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続く他の実施形態(図12に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは更に、DL C‐OFDMA伝送の場合、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプの指示、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数の指示、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールドの長さまたは時間長の指示、DL C‐OFDMA伝送の時間長の指示などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0167】
マスターAP34が更にC‐OFDMAトリガフレーム(例えばC‐OFDMAトリガフレーム1020)を送信して、トリガフレームを送信しUL C‐OFDMA伝送をトリガするようスレーブAPにプロンプトする、いくつかの実施形態(図10に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、LTFのタイプのインジケータ、LTFの数のインジケータ、および、UL C‐OFDMA伝送の長さまたは時間長のインジケータを含まない。例えば、そのような情報は代わりに、C‐OFDMAトリガフレームに含まれる。マスターAP34が更にC‐OFDMAトリガフレーム(例えばC‐OFDMAトリガフレーム1020)を送信して、UL C‐OFDMA伝送にプロンプトする他の実施形態(図10に示されるものなど)において、C-OFDMA-Aフレームは、LTFのタイプのインジケータ、LTFの数のインジケータ、UL C‐OFDMA伝送の長さまたは時間長のインジケータのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0168】
いくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、20MHz幅のレガシーPPDU(IEEE802.11規格において、「非HT PPDU」と称されることがある)において送信され、PPDUの複製が、各20MHzサブチャネル(IEEE802.11規格において、「非HT複製PPDU」と称されることがある)において送信され、完全な帯域幅のC-OFDMA-A伝送を生成する。説明例として、C-OFDMA-Aフレームの8の複製が、8の20MHzサブチャネルにおける8の非HT複製PPDUにおいて送信され、160MHz伝送を生成する。C-OFDMA-Aフレームが非HT PPDU(すなわち、レガシーPPDU)において送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレームが送信されるデータレートは、通信プロトコル(例えば、IEEE802.11規格)によって規定される必須データレートのセットからのデータレートに限定される。C-OFDMA-Aフレームが非HT PPDU(すなわち、レガシーPPDU)において送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレームが送信されるデータレートは、C‐OFDMA伝送に関与するマスターAP34および1または複数のスレーブAP44の両方によってサポートされる共通のデータレートのセットからのデータレートに限定される。
【0169】
他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、20MHz幅の別の好適なPPDU(例えば、IEEE 802.11ax規格の現在の草案に準拠するPPDU、現在開発中のIEEE 802.11be規格に準拠するPPDUなど)において送信され、PPDUの複製は、各20MHzサブチャネルにおいて送信され、完全な帯域幅のC-OFDMA-A伝送を生成する。IEEE 802.11ax規格の現在の草案、または、現在開発中のIEEE 802.11be規格に準拠するPPDUにおいてC-OFDMA-Aフレームが送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレームの送信に使用されるMCSおよび空間ストリームの数は、IEEE 802.11ax規格/IEEE 802.11be規格が必須として定義するMCS/空間ストリームの数の組み合わせに限定される。C-OFDMA-Aフレームが、IEEE 802.11ax規格の現在の草案、または、現在開発中のIEEE 802.11be規格に準拠するPPDUにおいて送信される他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレームを送信するために使用されるMCSおよび空間ストリームの数は、C‐OFDMA伝送に関与するマスターAP34および1または複数のスレーブAP44の両方によってサポートされる共通のMCS/空間ストリームの数の組み合わせのセットからのMCS/空間ストリームの数の組み合わせに限定される。
【0170】
他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、C-OFDMA-A伝送の完全な帯域幅を占有する単一PPDUにおいて送信される。
【0171】
ここで、図4および図10を参照すると、C‐OFDMAトリガフレーム420およびC‐OFDMAトリガフレーム1020などのC‐OFDMAトリガフレームは、制御フレームサブタイプであるトリガフレームを含む。例えば、C‐OFDMAトリガフレームのタイプサブフィールドは、制御タイプフレームを指示する値に設定され、C‐OFDMAトリガフレームのサブタイプサブフィールドは、制御フレームがトリガフレームであることを指示する値に設定される。IEEE 802.11ax規格の現在の草案は、トリガタイプサブフィールドを有するトリガフレームフォーマットを規定し、トリガタイプサブフィールドは、トリガフレームの複数の異なるタイプの1つを指示する複数の値の1つに設定され得る。一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレームは、トリガフレームがC‐OFDMAトリガフレームであることを指示する値に設定されるトリガタイプサブフィールドを含む。
【0172】
様々な実施形態によれば、C‐OFDMAトリガフレームは、i)C‐OFDMA伝送に関与するスレーブAPのWLANの識別子、ii)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数帯域幅のインジケータ、iii)それぞれのWLANにおいて使用されるそれぞれの周波数RUのインジケータ、iv)協調OFDMA伝送の時間長(時間)のインジケータ、v)それぞれのWLANにおけるそれぞれのOFDMA伝送のそれぞれの長さ(ビット、オクテット、ワードなど)のインジケータなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせなど、C‐OFDMA伝送に関する情報を含む。いくつかの実施形態において、C‐OFDMAトリガフレームは、追加的または代替的に、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブル(例えば、通信プロトコルが、複数の異なるタイプのLTFのために提供する)に含まれることになっているロングトレーニングフィールド(LTF)のタイプのインジケータ、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブル(例えば、通信プロトコルが、異なる数のLTFのために提供する)に含まれることになっているLTFの数のインジケータ、C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールド(例えば、信号フィールドは、可変長の信号フィールドである)の長さのインジケータなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0173】
いくつかの実施形態において、周波数帯域幅および/またはRUが、20MHz単位でC‐OFDMAトリガフレームにおいて指示される。いくつかの実施形態において、周波数帯域幅および/またはRUは、40MHz単位のC‐OFDMAトリガフレームにおいて指示される。いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送のために特定のWLANに割り当てられた周波数帯域幅が160MHz以下であるとき、WLANに割り当てられた周波数帯域幅および/またはRUは、20MHz単位でC‐OFDMAトリガフレームにおいて指示され、ここで、C‐OFDMA伝送のために特定のWLANに割り当てられた周波数帯域幅が160MHzより大きいとき、WLANに割り当てられた周波数帯域幅および/またはRUは、40MHzの単位でC‐OFDMAトリガフレームにおいて指示される。
【0174】
一実施形態において、C‐OFDMAトリガフレームは、C‐OFDMA伝送に関与するために、1または複数のそれぞれのWLANに対応する1または複数のリソース割り当てフィールドを含む。例示的な実施形態によれば、説明例において、C‐OFDMAトリガフレームの各リソース割り当てフィールドは、i)BSSの識別子(例えば、スレーブAPの48ビットMACアドレス、BSSのカラーID、スレーブMACアドレスのMACアドレスの5ビットハッシュ、および、BSSの6ビットカラーID、または別の好適な識別子)、ii)C‐OFDMA伝送に使用される周波数セグメントの周波数帯域幅、および、iii)周波数セグメントの最初の20MHzサブチャネルを含む。DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続くいくつかの実施形態(図12に示されるものなど)において、C‐OFDMAトリガフレームは、i)UL C‐OFDMA伝送のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの指示、および、ii)DL C‐OFDMA伝送のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの指示を含む。DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続く他の実施形態(図12に示されるものなど)において、C‐OFDMAトリガフレームは、UL C‐OFDMA伝送およびDL C‐OFDMA伝送の両方のための周波数帯域幅および開始サブチャネルの1つの指示のみを含み、すなわち、UL C‐OFDMA伝送およびDL C‐OFDMA伝送は、同一の周波数セグメントを使用する。
【0175】
様々な実施形態によれば、DL C‐OFDMA伝送の場合、C‐OFDMAトリガフレームの各リソース割り当てフィールドは更に、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプのインジケータ、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数のインジケータ、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールドの長さ、または時間長、DL C‐OFDMA伝送の時間長のインジケータなどのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0176】
様々な実施形態によれば、UL C‐OFDMA伝送の場合、C‐OFDMAトリガフレームの各リソース割り当てフィールドは更に、UL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプの指示、UL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数の指示、UL C‐OFDMA伝送の時間長の指示などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。様々な実施形態によれば、DL C‐OFDMA伝送がUL C‐OFDMA伝送の直後に続く他の実施形態(図12に示されるものなど)において、C‐OFDMAトリガフレームは更に、DL C‐OFDMA伝送の場合、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFのタイプの指示、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっているLTFの数の指示、DL C‐OFDMA伝送のPHYプリアンブルに含まれることになっている信号フィールドの長さまたは時間長の指示、DL C‐OFDMA伝送の時間長の指示などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。
【0177】
様々な実施形態において、C‐OFDMAトリガフレームは、i)BSSの識別子、ii)周波数セグメントのインジケータ、iii)C‐OFDMA伝送に使用される周波数セグメントの周波数帯域幅のインジケータ、iv)周波数セグメントの開始20MHzサブチャネル、v)LTFのタイプのインジケータ、vi)LTFの数のインジケータ、vii)信号フィールドの長さまたは時間長のインジケータ、vii)DL C‐OFDMA伝送の長さまたは時間長のインジケータなどのうち1つまたは任意の2つを含まない。例えば、そのような情報は、代わりにC-OFDMA-Aフレームに含まれる。
【0178】
いくつかの実施形態において、C-OFDMAトリガフレームは、20MHz幅のレガシーPPDU(IEEE802.11規格において、「非HT PPDU」と称されることがある)において送信され、PPDUの複製が、各20MHzサブチャネル(IEEE802.11規格において、「非HT複製PPDU」と称されることがある)において送信され、完全な帯域幅のC-OFDMAトリガ伝送を生成する。説明例として、C-OFDMAトリガフレームの8の複製が、8の20MHzサブチャネルにおける8の非HT複製PPDUにおいて送信され、160MHz伝送を生成する。C-OFDMAトリガフレームが非HT PPDU(すなわち、レガシーPPDU)において送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMAトリガフレームが送信されるデータレートは、通信プロトコル(例えば、IEEE802.11規格)によって規定される必須データレートのセットからのデータレートに限定される。C-OFDMAトリガフレームが非HT PPDU(すなわち、レガシーPPDU)において送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMAトリガフレームが送信されるデータレートは、C‐OFDMA伝送に関与するマスターAP34および1または複数のスレーブAP44の両方によってサポートされる共通のデータレートのセットからのデータレートに限定される。
【0179】
他の実施形態において、C-OFDMAトリガフレームは、20MHz幅の別の好適なPPDU(例えば、IEEE 802.11ax規格の現在の草案に準拠するPPDU、現在開発中のIEEE 802.11be規格に準拠するPPDUなど)において送信され、PPDUの複製は、各20MHzサブチャネルにおいて送信され、完全な帯域幅のC-OFDMAトリガ伝送を生成する。IEEE 802.11ax規格または現在開発中のIEEE 802.11be規格の現在の草案に準拠するPPDUにおいてC-OFDMAトリガフレームが送信されるいくつかの実施形態において、C-OFDMAトリガフレームの送信に使用されるMCSおよび空間ストリームの数は、IEEE 802.11ax規格/IEEE 802.11be規格が必須として定義するMCS/空間ストリームの数の組み合わせに限定される。C-OFDMAトリガフレームが、IEEE 802.11ax規格の現在の草案、または、現在開発中のIEEE 802.11be規格に準拠するPPDUにおいて送信される他の実施形態において、C-OFDMAトリガフレームを送信するために使用されるMCSおよび空間ストリームの数は、C‐OFDMA伝送に関与するマスターAP34および1または複数のスレーブAP44の両方によってサポートされる共通のMCS/空間ストリームの数の組み合わせのセットからのMCS/空間ストリームの数の組み合わせに限定される。
【0180】
他の実施形態において、C‐OFDMAトリガフレームは、C‐OFDMAトリガ伝送の完全な帯域幅を占有する単一PPDUにおいて送信される。
【0181】
ここで図2から図4を参照すると、いくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204は、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータを含む。いくつかの実施形態によれば、クライアントステーション38/48は、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータを使用して、指示された時間長に従ってUL ACK/BA伝送232および236を生成し、その結果、UL ACK/BA伝送232および236は、実質的に同時(例えば5%以内)に終了する。ここで、図2を参照すると、いくつかの実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム420は、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータを含む。いくつかの実施形態によれば、クライアントステーション38/48は、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータを使用して、指示された時間長に従ってUL ACK/BA伝送232および236を生成する。
【0182】
他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム204およびC‐OFDMAトリガフレーム420は、UL ACK/BA伝送860および/または864の時間長のインジケータを含まない。例えば、UL ACK/BA伝送232および236は、異なる時間長を有することが許可される。いくつかの実施形態において、UL ACK/BA伝送232および236の時間長のインジケータは、MU‐BARフレーム504/520などにおけるDL C‐OFDMA伝送(212/216)に含まれるトリガフレームなど、別のところに含まれる。
【0183】
ここで、図8図10を参照すると、いくつかの実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804は、DL ACK/BA伝送860および864の時間長のインジケータを含む。いくつかの実施形態によれば、スレーブAP44は、DL ACK/BA伝送860および864の時間長のインジケータを使用して、指示された時間長に従ってDL ACK/BA伝送864を生成し、その結果、DL ACK/BA伝送860および864は、実質的に同時(例えば5%以内)に終了する。ここで図10を参照すると、いくつかの実施形態において、C‐OFDMAトリガフレーム1020は、DL ACK/BA伝送860および864の時間長のインジケータを含む。いくつかの実施形態によれば、スレーブAP44は、DL ACK/BA伝送860および864の時間長のインジケータを使用して、指示された時間長に従ってDL ACK/BA伝送864を生成し、その結果、DL ACK/BA伝送860および864は、実質的に同時(例えば5%以内)に終了する。
【0184】
他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレーム804およびC‐OFDMAトリガフレーム1020は、DL ACK/BA伝送860および/または864の時間長のインジケータを含まない。例えば、マスターAP34およびスレーブAP44は、DL ACK/BA伝送860および864について、好適な時間長を選択し、例えば、DL ACK/BA伝送860および864は、異なる時間長を有することが許可される。
【0185】
いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送のためにスレーブAP44に割り当てられるRUは、スレーブAP44のプライマリチャネルを含む必要がある。一実施形態において、C‐OFDMA伝送のためにスレーブAP44に割り当てられたRUが、160MHz以下の周波数帯域幅を占有するとき、RUは、スレーブAP44の20MHzのプライマリチャネルを含む必要があり、ここで、C‐OFDMA伝送のためにスレーブAP44に割り当てられたRUが、160MHzより大きい周波数帯域幅を占有する場合、RUは、スレーブAP44の40MHzのプライマリチャネルを含む必要がある。他の実施形態において、C‐OFDMA伝送のためにスレーブAP44に割り当てられたRUは、スレーブAP44のプライマリチャネルを含む必要がない。
【0186】
いくつかの実施形態において、マスターAP34およびスレーブAP44は、同一のプライマリチャネルを有する。一実施形態によれば、マスターAP34およびスレーブAP44が同一のプライマリチャネルを有するとき、標的起動時間(TWT)サブチャネル選択伝送(SST)が使用され、ここで、APは、クライアントステーションがトリガフレームを受信するためのチャネル、または、C‐OFDMAオペレーションのためのダウンリンクマルチユーザ信号フィールドを通知する。別の実施形態において、マスターAP34は、マスターAP34およびスレーブAP44のために、スケジュール情報を通知する。
【0187】
他の実施形態において、マスターAP34およびスレーブAP44は、異なるプライマリチャネルを有する。一実施形態によれば、マスターAP34およびスレーブAP44が異なるプライマリチャネルを有するとき、マスターAP34のクライアントステーション38は、C‐OFDMA伝送のためのRU割り当て情報について、マスターAP34のプライマリチャネルをリッスンし、スレーブAP44のクライアントステーション48は、C‐OFDMA伝送のためのRU割り当て情報について、スレーブAP44のプライマリチャネルをリッスンする。
【0188】
いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送に使用される集約通信チャネルは、マスターAP34の動作チャネル内に含まれる必要がある。いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送に使用される集約通信チャネルは、マスターAP34の動作チャネル、または、スレーブAP44の動作チャネルのいずれかに含まれる必要がある。他の実施形態において、C‐OFDMA伝送に使用される集約通信チャネルは、マスターAP34の動作チャネルに含まれる要求がある。他の実施形態において、C‐OFDMA伝送に使用される集約通信チャネルは、マスターAP34の動作チャネル、および、スレーブAP44の動作チャネルの両方を含む必要がある。
【0189】
いくつかの実施形態において、マスターAP34は、マスターAP34がアイドル状態であると判定する20のMHzサブチャネルにおいてC-OFDMA-Aフレームを送信することが許可される。一実施形態において、サブチャネルのセットがアイドル状態であるとマスターAP34が判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、など)ことは、i)ネットワーク割り当てベクトル(NAV)タイマ(例えば、タイマ回路、カウンタ回路などを使用して実装され、ネットワークインタフェース122、MACプロセッサ126などに含まれる)がゼロであると判定すること、ii)マスターAP34のプライマリサブチャネル(例えば、20MHzプライマリチャネル、40MHzプライマリチャネルなど)がアイドル状態であると、PHYクリアチャネルアセスメント(CCA)(例えば、ネットワークインタフェース122に含まれるエネルギー測定回路、PHYプロセッサ130などを使用して実装される)が指示すると判定すること、iii)C-OFDMA-Aフレームの伝送が開始する前に、非プライマリサブチャネル(例えば、20MHzチャネル、40MHzチャネルなど)について、規定の期間(例えば、IEEE802.11規格によって規定されるpoint coordination function (PCF) interframe space (PIFS)、または別のの好適な期間)内にPHY CCAがアイドル状態であると判定することを含む。
【0190】
いくつかの実施形態において、スレーブAP44は、C-OFDMA-AフレームによってスレーブAP44に割り当てられたサブチャネルのいずれかにおけるC-OFDMA-Aフレームがアイドル状態であるとスレーブAP44によって判定されることに応答して、(例えば、トリガフレーム、DL C‐OFDMA伝送などの)送信を許可される。一実施形態において、サブチャネルのセットがアイドル状態であるとスレーブAP44が判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、など)ことは、i)NAVタイマがゼロであると判定すること、ii)a)C-OFDMA-Aフレームの伝送が開始する前に、プライマリサブチャネルが所定の期間(例えば、PIFS、または別の好適な期間)にわたってアイドル状態であることをPHY CCAが指示していると判定すること、または、b)スレーブAP44が(例えば、トリガフレーム、DL C‐OFDMA伝送などの)送信を開始する前に、所定の期間(例えば、SIFS、または別の好適な期間)にわたってプライマリサブチャネルがアイドル状態であることをPHY CCAが指示していると判定することのうち1つを含む、スレーブAP44のプライマリサブチャネルがアイドル状態であると判定すること、ならびに、iii)a)C-OFDMA-Aフレームの伝送が開始する前に、所定の期間(例えば、PIFS、または、別の好適な期間)にわたって非プライマリサブチャネルがアイドル状態であることをPHY CCAが指示していると判定すること、または、b)スレーブAP44が(例えば、トリガフレーム、DL C‐OFDMA伝送などの)送信を開始する前に、所定の期間(例えば、SIFSまたは別の好適な期間)にわたって非プライマリサブチャネルがアイドル状態であることをPHY CCAが指示していると判定することのうち1つを含む、1または複数の非プライマリサブチャネルがアイドル状態であると判定することを含む。
【0191】
他の実施形態において、サブチャネルのいずれかがアイドル状態であるかどうかをスレーブAP44が最初にチェックすることなく、スレーブAP44は、C-OFDMA-AフレームによってスレーブAP44に割り当てられたサブチャネルにおけるC-OFDMA-Aフレームに応答して(例えば、トリガフレーム、DL C‐OFDMA伝送などを)送信する。他の実施形態において、C-OFDMA-Aフレームは、C-OFDMA-Aフレームに応答して、サブチャネルにおける送信の前に、サブチャネルがアイドル状態かどうかをスレーブAP44が判定するかどうかを指示する情報を含む。
【0192】
いくつかの実施形態において、マスターAP34は、C‐OFDMA伝送を包含する時間長を指示するために、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。UL C‐OFDMA伝送が後に続くDL C‐OFDMA伝送をC-OFDMA-Aフレームがプロンプトする他の実施形態(例えば、図2図4および図13の例など)において、UL C‐OFDMA伝送の一部としての送信前にサブチャネルがアイドル状態かどうかをクライアントステーション38/48がチェックすると指示する情報をDL C‐OFDMA伝送208におけるトリガフレームが含むときなどに、マスターAP34は、DL C‐OFDMA伝送208の終了前に終了する時間長を指示するために、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。UL C‐OFDMA伝送が後に続くDL C‐OFDMA伝送をC-OFDMA-Aフレームがプロンプトする他の実施形態(例えば、図2図4および図13の例など)において、マスターAP34は、UL C‐OFDMA伝送の一部として送信の前にサブチャネルがアイドル状態であるかどうかをクライアントステーション38/48がチェックすると指示する情報をDL C‐OFDMA伝送208におけるトリガフレームが含むときなど、UL C‐OFDMA伝送の前に終了する時間長を指示するために、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。
【0193】
他の実施形態において、クライアントステーション38/48は、(C-OFDMA-Aフレームに関して送信された)DL C‐OFDMA伝送に応答して、UL C‐OFDMA伝送を送信するとき、C-OFDMA-Aフレームによって設定されたNAVカウンタを無視するよう構成される。他の実施形態においては、クライアントステーション48は、クライアントステーション48が関連付けられたスレーブAP44にC-OFDMA-Aが宛てられるとき、C-OFDMA-Aフレームによって設定されたNAVカウンタを無視するよう構成される。
【0194】
UL C‐OFDMA伝送をC-OFDMA-Aフレームがプロンプトする他の実施形態(例えば、図2図4および図13の例など)において、UL C‐OFDMA伝送の一部としての送信前にサブチャネルがアイドル状態かどうかをクライアントステーション38/48がチェックすると指示する情報をDL C‐OFDMA伝送208におけるトリガフレームが含むときなどに、マスターAP34は、DL C‐OFDMA伝送208の終了前に終了する時間長を指示するために、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。UL C‐OFDMA伝送が後に続くDL C‐OFDMA伝送をC-OFDMA-Aフレームがプロンプトする他の実施形態(例えば、図8図12の例など)において、マスターAP34は、UL C‐OFDMA伝送の前に終了する時間長を指示するC-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。一実施形態において、マスターAP34は、UL C‐OFDMA伝送をプロンプトするトリガフレームを含むDL OFDMA伝送の終了の前に終了する時間長を指示するために、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長サブフィールドを設定する。
【0195】
他の実施形態において、クライアントステーション38/48は、C-OFDMA-Aフレームに応答して、UL C‐OFDMA伝送を送信するとき、C-OFDMA-Aフレームによって設定されるNAVカウンタを無視するよう構成される。他の実施形態においては、クライアントステーション48は、クライアントステーション48が関連付けられたスレーブAP44にC-OFDMA-Aが宛てられるとき、C-OFDMA-Aフレームによって設定されたNAVカウンタを無視するよう構成される。
【0196】
いくつかの実施形態において、クライアントステーション38/48は、BSS内伝送について(例えば、クライアントステーション38/48が属するWLANまたはBSSの中の伝送について)、第1NAVカウンタ(BSS内NAVカウンタ)を、BSS間伝送について(例えば、クライアントステーション38/48が属さないWLANまたはBSSからの伝送について)、第2NAVカウンタ(BSS間NAVカウンタ)を維持する。一実施形態において、クライアントステーション48がマスターAP34からC-OFDMA-Aフレームを受信する(および、クライアントステーションがマスター34に関連付けられていない)とき、C‐OFDMA伝送に関与するスレーブAP44を指示するネットワーク識別子のセットの中で、クライアントステーション48が関連付けられたスレーブAP44のネットワーク識別子(例えば、MACアドレス、BSS ID、または、別の好適な識別子)をC-OFDMA-Aフレームが含むかどうかをクライアントステーション48が判定する(例えば、ネットワークインタフェース162が判定する、MACプロセッサ166が判定する、など)。クライアントステーション48が関連付けられるスレーブAP44のネットワーク識別子をC-OFDMA-Aフレームが含むとき、クライアントステーション48は、C-OFDMA-Aフレームにおける時間長情報を使用して、BSS内NAVカウンタを設定する(例えば、ネットワークインタフェース162が設定する、MACプロセッサ166が設定する、など)。
【0197】
いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送の前に、スレーブAP44は、C‐OFDMA伝送に関するリソース要求情報をマスターAP34へ送信する。様々な実施形態において、リソース要求情報は、要求された周波数帯域幅の指示、C‐OFDMA伝送中に送信されるPPDUの要求された時間長の指示、PPDUに含まれることになっているLTFのタイプの指示、PPDUに含まれることになっているLTFの数の指示、PPDUに含まれることになっている信号フィールドの要求された時間長の指示(PPDUがDL C‐OFDMA伝送の一部であるとき)などのうち1つ、または、2以上の任意の好適な組み合わせを含む。一実施形態において、スレーブAP44は、リソース要求情報を含むフレームを生成するよう構成され(例えば、ネットワークインタフェース122が構成される、MACプロセッサ126が構成される、C‐OFDMAコントローラが構成される、など)、スレーブAP44は、パケットにおいてフレームをマスターAP34へ送信するよう構成される(例えば、ネットワークインタフェース122が構成される、PHYプロセッサ130が構成される、など)。
【0198】
いくつかの実施形態において、スレーブAP44は、無線通信媒体の取得に応答して、無線通信媒体のために競合し、リソース要求情報をマスターAP34へ送信するよう構成される。
【0199】
他の実施形態において、マスターAP34は、リソース要求情報のために、スレーブAP44をポーリングするよう構成される。例えば、マスターAP34は、トリガフレーム(例えば、リソース要求トリガ)を生成してスレーブAP44へ送信し、トリガフレームは、リソース要求情報をマスターAP34へ送信するようスレーブAP44にプロンプトするよう構成される。一実施形態において、リソース要求トリガは、1または複数のスレーブAP44の各々について、スレーブAP44のネットワーク識別子を含む。一実施形態によれば、スレーブAP44がリソース要求トリガを受信するとき、スレーブAP44は、スレーブAP44のネットワークIDがリソース要求トリガに含まれるかどうかを判定し、スレーブAP44のネットワークIDがリソース要求トリガに含まれるとき、スレーブAP44は、リソース要求情報をマスターAP34へ送信する。
【0200】
一実施形態において、スレーブAP44のネットワークIDは、スレーブAP44のMACアドレスを含む。別の実施形態において、スレーブAP44のネットワークIDは、スレーブAP44に対応するBSS IDを含む。別の実施形態において、スレーブAP44のネットワークIDは、スレーブAP44のMACアドレスの既知のハッシュ関数を適用することによって生成されたハッシュ値を含む。様々な実施形態において、ハッシュ値は、11ビット、または、別の好適なビット数の長さを有する。
【0201】
別の実施形態において、スレーブAP44のネットワークIDは、i)スレーブAP44のBSSカラーID(または、BSSカラーIDのビットのサブセット(BSSカラーIDの6ビットなど))、および、ii)(例えばハッシュ関数をMACアドレスに適用することによって)スレーブAP44のMACアドレスから取得または生成されたビット(5ビット、6ビットなど)を含む。
【0202】
マスターAP34は、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報を解析し、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報に基づいて、マスターAP34およびスレーブAP44への周波数セグメントの割り当てを判定する。いくつかの実施形態において、マスターAP34は、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報を解析し、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報に基づいて、C‐OFDMA伝送(例えば、DL C‐OFDMA伝送、UL C‐OFDMA伝送)の時間長を判定する。
【0203】
いくつかの実施形態において、マスターAP34は、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報を解析し、スレーブAP44から受信されたリソース要求情報に基づいて、カスケードC‐OFDMAオペレーション(例えば、図13におけるUL C‐OFDMA伝送が後に続くDL C‐OFDMA伝送、図12におけるDL C‐OFDMA伝送が後に続くUL C‐OFDMA伝送など)が割り当てられるべきかどうかを判定する。
【0204】
いくつかの実施形態において、APは、APがC‐OFDMA伝送をサポートするかどうかを(例えば、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームなどの管理フレーム(または、別の好適な管理フレーム)において、近隣のAPに宛てられるフレームにおいて、など)通知する。いくつかの実施形態において、APはまた、APがマスターの役割をサポートするかどうか、および/または、APがスレーブの役割をサポートするかどうかを(例えば、同一のフレーム、または、異なるフレームにおいて)通知する。
【0205】
いくつかの実施形態において、APは、フレーム(例えば、パブリックのアクションフレームまたは他の好適なフレーム)を交換することによって、どのAPがマスターAPとなり、どのAPがスレーブAPとなるかをネゴシエートし、APは、再ネゴシートされるまで同一の役割を保持する。
【0206】
他の実施形態において、チャネル媒体へのアクセスを取得するAPは自動的にマスターAPになり、他のAPがスレーブAPとしてC‐OFDMA伝送に関与し得ると(例えば、パブリックのアクションフレーム、管理フレーム(例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレームなど)、または、別の好適なフレームを介して)他のAPに通知する。
【0207】
マスターAP34およびスレーブAP44が拡張サービスセット(ESS)の一部である実施形態において、マスターAP34は、C‐OFDMA伝送について、(C‐OFDMA伝送が可能な)1または複数のAP44をスケジューリングするよう構成される。他の実施形態において、第1APは、第2APがC‐OFDMA伝送のために第1APをスケジューリングすることが許可されるかどうかを第2APに(例えば、管理フレームまたは別の好適なフレームを介して)通知する。
【0208】
一実施形態において、APは、C‐OFDMA伝送に関与するよう構成されるAPの静的なグループを形成するよう構成される。一実施形態によれば、例えば、C‐OFDMA伝送に関与するよう構成される、ESSにおけるAPは、グループを黙示的に形成する。他の実施形態において、APは、例えば管理フレームを交換することによってグループを形成するようネゴシエートする。一実施形態によれば、グループが形成されると、グループにおける任意のAPが、マスターAP34として動作し得、例えば、C‐OFDMA伝送を開始し、C‐OFDMA伝送のために周波数RUを(スレーブAP44として動作する)他のAPに割り当てる。
【0209】
上に説明された例は、C‐OFDMA伝送の一部として、複数のクライアントステーションへ送信するAP、または、APへ送信する複数のクライアントステーションを伴うが、いくつかの実施形態において、C‐OFDMA伝送の一部として、APは単一クライアントステーションへ送信する、または、単一クライアントステーションはAPへ送信する。
【0210】
上に説明された例は協調OFDMA伝送を伴うが、他の実施形態において、上に説明された、パケット交換技法などは、追加的または代替的に、協調MU‐MIMO伝送を利用する。例えば、協調DL伝送の一部として、マスターAP34は、1または複数の第1空間ストリームを使用して周波数セグメントにおいて送信し得、一方、スレーブAP44は、1または複数の第2空間ストリームを使用して同一の周波数セグメントにおいて送信する。別の例において、協調UL伝送の一部として、マスターAP34の1または複数のクライアントステーション38は、1または複数の第1空間ストリームを使用して、周波数セグメントにおいて送信し得、一方、スレーブAP44の1または複数のクライアントステーション48は、1または複数の第2空間ストリームを使用して、同一の周波数セグメントにおいて送信する。したがって、上で説明された例示的なC‐OFDMAパケット交換技法などは単に、協調マルチユーザ(MU)伝送および関連する技法の例示的な実施形態に過ぎない。他の実施形態において、協調MU伝送は協調MU‐MIMO伝送を含む。同様に、上で説明されたC-OFDMA-Aフレームは単に、例えばC‐OFDMA伝送および協調MU‐MIMO伝送に関して使用され得る協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームの説明例に過ぎない。同様に、上で説明されたC‐OFDMAトリガフレームは単に、例えばC‐OFDMA伝送および協調MU‐MIMO伝送に関して使用され得る協調MU伝送で使用するためのトリガフレームの説明例に過ぎない。同様に、上で説明されたC‐OFDMAコントローラ60/70/80は単に、例えばC‐OFDMA伝送および協調MU‐MIMO伝送に関して使用され得る協調MU伝送で使用するためのコントローラの説明例に過ぎない。
【0211】
上で説明された例は、実質的に同時に開始する複数のAPによる、または、複数のAPへの同期された伝送を伴うが、他の実施形態において、例示的なパケット交換技法などは、異なるAPによる、または、異なるAPへの伝送が異なる時間に開始することを許可するように修正される。同様に、上で説明された例は、実質的に同時に終了する、複数のAPによる、または、複数のAPへの同期された伝送を伴うが、他の実施形態において、例示的なパケット交換技法などは、異なるAPによる、または、異なるAPへの伝送が異なる時間に終了することを許可するように修正される。例えば、例示的な実施形態において、異なるAPによる、または、異なるAPへの伝送は、時間的に重複し、同一のタイムウィンドウ中に発生するが、必ずしも実質的に同時に開始せず、および/または、必ずしも実質的に同時に終了しない。
【0212】
図14は、一実施形態によれば、複数のAPを伴う無線通信のための例示的な方法1400のフロー図である。方法1400は、図1Bに関連して説明されたものなどの構造を有するマスターAPによって実装され、図14は、説明を容易にするために、図1Bに関連して説明される。他の実施形態において、しかしながら、方法1400は、図1Bに示されるものとは異なる好適な構造を有するAPによって実装される。
【0213】
様々な実施形態において、方法1400は、図2から図13のいずれかに関して、および/または、上で説明された技法のいずれかに関して説明されるフレーム交換のいずれかに関して利用される。
【0214】
方法1400は、1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられたマスターAPによって実装される。
【0215】
ブロック1404において、マスターAPは、マスターAPおよび1または複数のスレーブAP(スレーブAPの各々は、それぞれの1または複数の第2クライアントステーションと関連付けられる)を含む複数のAPを伴う協調MU伝送(例えば、C‐OFDMA伝送、協調MU‐MIMO伝送など)を通知する通知フレームを生成する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、コントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、通知フレームは、ブロック1404で生成され、協調MU伝送のために1または複数のスレーブAPに割り当てられたそれぞれの1または複数の周波数RUを指示する。
【0216】
ブロック1408において、マスターAPは、協調MU伝送を開始するために、通知フレームを1または複数のスレーブAPへ送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)。
【0217】
ブロック1412において、マスターAPは協調MU伝送に関与し、一方、1または複数の第2APは協調MU伝送に関与する。
【0218】
いくつかの実施形態において、ブロック1412で協調MU伝送に関与することは、マスターAPが、第1DL伝送を、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信し、一方で、1つのスレーブAPが、第2DL伝送を、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)ことを含む。
【0219】
いくつかの実施形態において、生成フレームを通知することは、1つのスレーブAPに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するために通知フレームを生成することを含み、ブロック1412で協調MU伝送に関与することの一部として第1DL伝送を送信することは、第2周波数RUにおいて第1DL伝送を送信し、一方、1つのスレーブAPが第1RUにおいて第2DL伝送を送信することを含み、第2RUは、周波数における第1周波数RUと重複しない。
【0220】
いくつかの実施形態において、ブロック1404で通知フレームを生成することは、1つのスレーブAPに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、通知フレームを生成することを含み、ブロック1412で協調MU伝送に関与することの一部として第1DL伝送を送信することは、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信し、一方、1つのスレーブAPは、1または複数の第1空間ストリームを使用して第1周波数RUにおいて第2DL伝送を送信することを含む。
【0221】
いくつかの実施形態において、ブロック1404で通知フレームを生成することは、第2DL伝送のPHYヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含めるように通知フレームを生成することを含み、方法1400は更に、マスターAPが、第1DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドを含めるように第1DL伝送を生成することを含み、第1DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドは、第2DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドの時間長を有する。
【0222】
いくつかの実施形態において、ブロック1412で協調MU伝送に関与することは、マスターAPが、第1トリガフレームを、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信し、一方、1つのスレーブAPが、第2トリガフレームを、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ送信すること、および、第1UL伝送を少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信し、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションが、第2トリガフレームに応答して、第2UL伝送を1つのスレーブAPへ送信することを含む。
【0223】
いくつかの実施形態において、ブロック1404で通知フレームを生成することは、1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように通知フレームを生成することを含み、ブロック1412で協調MU伝送に関与することは、第2周波数RUにおいて第1UL伝送を受信し、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第1RUにおいて第2UL伝送を送信することを含み、第2RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない。
【0224】
いくつかの実施形態において、ブロック1404で通知フレームを生成することは、1つのスレーブAPに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するように通知フレームを生成することを含み、ブロック1412で協調MU伝送に関与することは、1または複数の第2空間ストリームを介して第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することを含み、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1RUにおいて第2UL伝送を送信する。
【0225】
いくつかの実施形態において、ブロック1404で通知フレームを生成することは、第2トリガフレームの時間長の指示を含めるように通知フレームを生成することを含み、ブロック1412で協調MU伝送に関与することは、マスターAPが、第2トリガフレームの時間長を有するように第1トリガフレームを生成することを含む。
【0226】
いくつかの実施形態において、方法1400は更に、マスターAPがリソース要求情報を1または複数のスレーブAPから受信すること、および、マスターAPが、1または複数の第2APからのリソース要求情報に基づいて、協調MU伝送のために1または複数の周波数RUを1または複数のスレーブAPに割り当てることを含む。
【0227】
図15は、別の実施形態による、複数のAPを伴う無線通信のための別の例示的な方法1500のフロー図である。方法1500は、図1Bに関連して説明されたものなどの構造を有するスレーブAPによって実装され、図15は、説明を容易にするために、図1Bに関連して説明される。他の実施形態において、しかしながら、方法1500は、図1Bに示されるものとは異なる好適な構造を有するAPによって実装される。
【0228】
様々な実施形態において、方法1500は、図2図13のいずれかに関して説明されたフレーム交換のいずれかに関して、および/または、上で説明された技法のいずれかに関して利用される。
【0229】
方法1500は、1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられたスレーブAPによって実装される。
【0230】
ブロック1504において、スレーブAPは、1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられたマスターAPから通知フレームを受信する(例えば、ネットワークインタフェース122が受信する、MACプロセッサ126が受信する、コントローラ70が受信する、など)。一実施形態において、通知フレームは、少なくともスレーブAPおよびマスターAPを伴う協調MU伝送(例えば、C‐OFDMA伝送、協調MU‐MIMO伝送など)を通知する。一実施形態において、通知フレームは、協調MU伝送のためにスレーブAPに割り当てられた周波数RUのインジケータを含む。
【0231】
ブロック1508において、スレーブAPは、通知フレームによって指示される周波数RUを使用して協調MU伝送に関与し、一方、スレーブAPは協調MU伝送に関与する。
【0232】
一実施形態において、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、スレーブAPが、第1DL伝送を、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信し(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)、一方、マスターAPが、第2DL伝送を、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ送信することを含む。
【0233】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、スレーブAPに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)ことを含み、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信し、一方、第2APは、第2周波数RUにおいて第2DL伝送を送信することを含み、第2周波数RUは、周波数において第1周波数RUを重複しない。
【0234】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、スレーブAPに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)こと、および、スレーブAPが、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)ことを含み、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、1または複数の第1空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信し、一方、第2APは、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第2DL伝送を送信することを含む。
【0235】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、協調MU伝送のための信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長(信号フィールドは、第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている)を判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)ことを含み、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、時間長を有する信号フィールドを第1DL伝送のPHYヘッダに含めるために、スレーブAPが第1DL伝送を生成する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が生成する、PHYプロセッサ130が生成する、など)ことを含む。
【0236】
いくつかの実施形態において、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、スレーブAPが、第1トリガフレームを、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信し(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)、一方、マスターAPは、第2トリガフレームを、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ送信すること、および、スレーブAPが第1UL伝送を少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信し(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が受信する、PHYプロセッサ130が受信する、など)、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションが、第2トリガフレームに応答して第2UL伝送をマスターAPへ送信することを含む。
【0237】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて、第1周波数RUを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定するなど)ことを含み、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、第1周波数RUにおいて第1トリガフレームを送信し、一方、マスターAPが第2周波数RU(第2周波数RUは周波数において第1周波数RUと重複しない)において第2トリガフレームを送信すること、および、第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信し、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2RUにおいて第2UL伝送を送信することを含む。
【0238】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて、第1周波数RUを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)こと、および、スレーブAPが、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)こと、および、スレーブAPが、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1周波数RUにおいて、第1UL伝送中に送信するよう1または複数の第1クライアントステーションに命令するために第1トリガフレームを生成する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)ことを含む。いくつかの実施形態において、ブロック1508で協調MU伝送に関与することは、スレーブAPが、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信し、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションが、1または複数の第2空間ストリームを介して、第1RUにおいて第2UL伝送を送信することを含む。
【0239】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、スレーブAPが、通知フレームにおける、第1トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、第1トリガフレームの時間長を判定する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ70が判定する、など)こと、および、スレーブAPが、判定された時間長を有するように第1トリガフレームを生成する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)ことを含む。
【0240】
いくつかの実施形態において、方法1500は更に、通知フレームを受信する前に、スレーブAPが、協調MU伝送のためのRUを要求するために、リソース要求情報を生成する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、など)こと、および、スレーブAPがリソース要求情報を第2APへ送信する(例えば、ネットワークインタフェースデバイス122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)ことを含む。
【0241】
図16は、別の実施形態による、複数のAPを伴う無線通信のための別の例示的な方法1600のフロー図である。方法1600は、図1Bに関連して説明されたものなどの構造を有するマスターAPによって実装され、図16は、説明を容易にするために、図1Bに関連して説明される。他の実施形態において、しかしながら、方法1600は、図1Bに示されるものとは異なる好適な構造を有するAPによって実装される。
【0242】
様々な実施形態において、方法1600は、図2図13のいずれかに関して説明されたフレーム交換のいずれかに関して、および/または、上で説明された技法のいずれかに関して利用される。
【0243】
ブロック1604において、第1APは、第1APが、スレーブAPとして動作する第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調MU伝送(例えば、C‐OFDMA伝送、協調MU‐MIMO伝送など)のためのマスターAPであると判定する(例えば、ネットワークインタフェース122が判定する、MACプロセッサ126が判定する、コントローラ60が判定する、など)。
【0244】
ブロック1608において、第1APは、協調MU伝送についての、1または複数の第2APによる無線通信媒体へのアクセスに関するリソース要求情報を1または複数の第2APから受信する(例えば、ネットワークインタフェース122が受信する、MACプロセッサ126が受信する、コントローラ60が受信する、など)。
【0245】
ブロック1612において、第1APは、ブロック1608で受信されたリソース要求情報に基づいて、協調MU伝送のために、周波数RUを第1APおよび1または複数の第2APに割り当てる(例えば、ネットワークインタフェース122が割り当てる、MACプロセッサ126が割り当てる、コントローラ60が割り当てる、など)。
【0246】
ブロック1616において、第1APは、協調MU伝送に関する通知フレームを生成する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、コントローラ60が生成する、など)。一実施形態において、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられたRUに関する割り当て情報を含む。
【0247】
ブロック1620において、第1APは、1または複数の第2APに割り当てられたRUに関する割り当て情報を1または複数の第2APに提供するために、通知フレームを送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)。
【0248】
ブロック1624において、第1APは、協調MU伝送に関与し、一方、1または複数の第2APは、協調MU伝送に関与する。
【0249】
いくつかの実施形態において、ブロック1608で第2APの1つからリソース要求情報を受信することは、第1APが、パケット(当該パケットは、第2APが、パケットを送信するために無線通信媒体について競合することに応答して送信される)を1つの第2APから受信すること、および、無線通信媒体を取得することを含む。一実施形態において、パケットは、1つの第2APからのリソース要求情報を含む。
【0250】
いくつかの実施形態において、方法1600は更に、第1APが、リソース要求情報を送信するように、1または複数の第2APの中の少なくとも1つの第2APにプロンプトするよう構成されるトリガフレームを生成する(例えば、ネットワークインタフェース122が生成する、MACプロセッサ126が生成する、コントローラ60が生成する、など)こと、および、第1APが、リソース要求情報を送信するように少なくとも1つの第2APにプロンプトするように、トリガフレームを送信する(例えば、ネットワークインタフェース122が送信する、PHYプロセッサ130が送信する、など)ことを含む。一実施形態において、ブロック1608でリソース要求情報を受信することは、トリガフレームの送信に応答して、少なくとも1つの第2APからリソース要求情報を受信することを含む。
【0251】
いくつかの実施形態において、トリガフレームを生成することは、トリガフレームにおいて、1つの第2APの識別子を含むことを含み、ブロック1608でリソース要求情報を受信することは、1つの第2APからリソース要求情報を受信することを含む。
【0252】
いくつかの実施形態において、トリガフレームにおける1つの第2APの識別子は、1つの第2APのMACアドレスを含む。他の実施形態において、トリガフレームにおける1つの第2APの識別子は、1つの第2APのBSSカラー識別子からのビットの第1セット、および、1つの第2APのMACアドレスから生成されたビットの第2セットを含む。一実施形態において、1つの第2APのMACアドレスから生成されたビットの第2セットは、ハッシュ関数を1つの第2APのMACアドレスに適用することによって生成されたビットのセットを含む。
【0253】
いくつかの実施形態において、ブロック1608でリソース要求情報を受信することは、協調MU伝送のために1つの第2APによって要求される周波数帯域幅のインジケータを1つの第2APから受信することを含む。
【0254】
いくつかの実施形態において、ブロック1608でリソース要求情報を受信することは、協調MU伝送中に送信されるパケットの時間長のインジケータを1つの第2APから受信することを含む。
【0255】
いくつかの実施形態において、ブロック1608でリソース要求情報を受信することは、協調MU伝送中に送信されるパケットのPHYヘッダにおける信号フィールドの時間長のインジケータを1つの第2APから受信することを含む。
【0256】
図17は、別の実施形態による、複数のAPを伴う無線通信のための別の例示的な方法1700のフロー図である。方法1700は、図1Cに関連して説明されるものなどの構造を有するクライアントステーションによって実装され、説明を容易にするために、図17は、図1Cに関連して説明される。しかしながら、他の実施形態において、方法1700は、図1Cに示されるものとは異なる好適な構造を有するクライアントステーションによって実装される。
【0257】
様々な実施形態において、方法1700は、図2図13のいずれかに関して、および/または、上で説明された技法のいずれかに関して説明されるフレーム交換のいずれかに関して利用される。
【0258】
方法1700は、第1APに関連付けられるクライアントステーションによって実装される。
【0259】
ブロック1704において、クライアントステーションは、クライアントステーションが関連付けられていない第2APによって送信された通知フレームを受信する(例えば、ネットワークインタフェース162が受信する、MACプロセッサ166が受信する、コントローラ80が受信する、など)。通知フレームは、第2APおよび1または複数の他のAPを伴う協調MU伝送を通知する。通知フレームは、1または複数の他のAPの1または複数のそれぞれのネットワーク識別子を含み、通知フレームは更に、協調MU伝送に対応する時間長を指示する時間長フィールドを含む。
【0260】
ブロック1708において、通知フレームの受信に応答して、クライアントステーションは、通知フレームにおける時間長フィールドの値に基づいて、クライアントステーションのNAVカウンタを設定する(例えば、ネットワークインタフェース162が設定する、MACプロセッサ166が設定する、コントローラ80が設定する、など)。
【0261】
ブロック1712において、クライアントステーションは、通知フレームが第1APのネットワーク識別子を含むと判定する(例えば、ネットワークインタフェース162が判定する、MACプロセッサ166が判定する、コントローラ80が判定する、など)。
【0262】
ブロック1716において、クライアントステーションは、クライアントステーションが、協調MU伝送の一部として、通信チャネルにおいて第1APへ送信すると判定する(例えば、ネットワークインタフェース162が判定する、MACプロセッサ166が判定する、コントローラ80が判定する、など)。
【0263】
ブロック1720において、クライアントステーションは、通信チャネルがアイドル状態であると判定し(例えば、ネットワークインタフェース162が判定する、MACプロセッサ166が判定する、コントローラ80が判定する、など)、第1APのネットワーク識別子を含む通知フレームに応答して、NAVカウンタが設定されたと判定することに応答して、NAVカウンタを無視することを含む。
【0264】
ブロック1724において、クライアントステーションは、通信チャネルがアイドル状態であるという判定に応答して、協調MU伝送の一部として送信する(例えば、ネットワークインタフェース162が送信する、PHYプロセッサ170が送信する、など)。
【0265】
いくつかの実施形態において、協調MU伝送は、第1APおよび第2APによるそれぞれのダウンリンク伝送を含み、ブロック1724で、協調MU伝送の一部として送信することは、第1APおよび第2APによるそれぞれのダウンリンク伝送の後に第1APへ送信することを含む。
【0266】
いくつかの実施形態において、方法1700は更に、クライアントステーションが、第1APによって管理される基本サービスセット(BSS)における伝送のために第1NAVカウンタを維持すること(例えば、ネットワークインタフェース162が維持する、MACプロセッサ166が維持する、など)、クライアントステーションが、第1APによって管理されるBSS内でない伝送のための第2NAVカウンタを維持すること(例えば、ネットワークインタフェース162が維持する、MACプロセッサ166が維持する、など)を含み、通知フレームにおける時間長フィールドの値に基づいてクライアントステーションのNAVカウンタを設定することは、第2APによって送信された通知フレームが第1APのネットワーク識別子を含むという判定に応答して、クライアントステーションが第1NAVカウンタを設定すること(例えば、ネットワークインタフェース162が設定する、MACプロセッサ166が設定する、など)を含む。
【0267】
実施形態1:1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、方法は、第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを第1APにおいて生成する段階であって、第2APの各々は、それぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられた、それぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するように生成される、段階と、協調MU伝送を開始するために、第1APによって通知フレームを1または複数の第2APへ送信する段階と、第1APによって協調MU伝送に関与する段階であって、一方、1または複数の第2APはまた、協調MU伝送に関与する段階と、を備える方法。
【0268】
実施形態2:協調MU伝送に関与することは、第1APによって、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信することであって、一方、1つの第2APが、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信することを含む、実施形態1に記載の方法。
【0269】
実施形態3:通知フレームを生成する段階は、1つの第2APが第1周波数RUに割り当てられていることを指示するために通知フレームを生成する段階を含み、第1DL伝送を送信することは、第2周波数RUにおいて第1DL伝送を送信する段階であって、一方、1つの第2APは、第1RUにおいて第2DL伝送を送信し、第2RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない、段階を含む、実施形態2に記載の方法。
【0270】
実施形態4:通知フレームを生成する段階は、1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために通知フレームを生成する段階を含み、第1DL伝送を送信する段階は、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信する段階であって、一方、1つの第2APは、1または複数の第1空間ストリームを使用して第1周波数RUにおいて第2DL伝送を送信する、段階を含む、実施形態2に記載の方法。
【0271】
実施形態5:通知フレームを生成する段階は、第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含めるように通知フレームを生成する段階と、第1APにおいて、信号フィールドを第1DL伝送のPHYヘッダに含めるように第1DL伝送を生成する段階であって、第1DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドは、第2DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドの時間長を有する、段階とを含む、実施形態2~4のいずれかに記載の方法。
【0272】
実施形態6:協調MU伝送に関与する段階は、第1APによって、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信する段階であって、一方、1つの第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する段階と、第1APにおいて、第1アップリンク(UL)伝送を少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信する段階であって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2トリガフレームに応答して、1つの第2APへ第2UL伝送を送信する、段階とを含む、実施形態1に記載の方法。
【0273】
実施形態7:通知フレームを生成する段階は、1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように通知フレームを生成する段階を含み、第1UL伝送を受信する段階は、第2周波数RUにおいて第1UL伝送を受信する段階であって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第1RUにおいて第2UL伝送を送信し、第2RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない、段階を含む、実施形態6に記載の方法。
【0274】
実施形態8:通知フレームを生成する段階は、1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていると指示するように、通知フレームを生成する段階を含み、第1UL伝送を受信することは、1または複数の第2空間ストリームを介して第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信する段階であって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1RUにおいて第2UL伝送を送信する、段階を含む、実施形態6に記載の方法。
【0275】
実施形態9:通知フレームを生成する段階は、第2トリガフレームの時間長の指示を含むように通知フレームを生成する段階を含み、協調MU伝送に関与する段階は、第2トリガフレームの時間長を有するように、第1APにおいて第1トリガフレームを生成する段階を含む、実施形態6~8のいずれかに記載の方法。
【0276】
実施形態10:第1APにおいて、リソース要求情報を1または複数の第2APから受信する段階と、第1APにおいて、1または複数の第2APからのリソース要求情報に基づいて、協調MU伝送のために1または複数の周波数RUを1または複数の第2APに割り当てる段階とを更に備える、実施形態1~9のいずれかに記載の方法。
【0277】
実施形態11:通知フレームの送信後、第1APにおいて、1または複数の第2APから通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信する段階と、通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーの受信と同時に、第1APによって、通知フレームの更なるコピーを送信する段階とを更に備える、実施形態1から10のいずれかに記載の方法。
【0278】
実施形態12:通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信した後に、更に協調MU伝送を開始するために、第1APによって、トリガフレームを1または複数の第2APへ送信する段階を更に備える、実施形態11に記載の方法。
【0279】
実施形態13:1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられる第1アクセスポイント(AP)であって、1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを備える第1AP。1または複数のICデバイスは、第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを生成することであって、第2APの各々はそれぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられたそれぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するように生成される、こと、協調MU伝送を開始するために、通知フレームを1または複数の第2APへ送信するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1または複数の第2APはまた、協調MU伝送に関与する、ことを行うよう構成される。
【0280】
実施形態14:1または複数のICデバイスは、少なくとも、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御し、一方、1つの第2APが、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信することによって、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態13に記載の第1AP。
【0281】
実施形態15:1または複数のICデバイスは、1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように通知フレームを生成すること、および、第2周波数RUにおいて第1DL伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1つの第2APは、第1RUにおいて第2DL伝送を送信し、第2RUは周波数において第1周波数RUと重複しない、ことを行うよう構成される、実施形態14に記載の第1AP。
【0282】
実施形態16:1または複数のICデバイスは、1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、通知フレームを生成すること、および、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1つの第2APは、1または複数の第1空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第2DL伝送を送信する、こと、を行うよう構成される、実施形態14に記載の第1AP。
【0283】
実施形態17:1または複数のICデバイスは、第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含むように通知フレームを生成すること、および、第1DL伝送のPHYヘッダにおいて信号フィールドを含めるように第1DL伝送を生成することであって、第1DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドは、第2DL伝送のPHYヘッダにおける信号フィールドの時間長を有する、ことを行うよう構成される、実施形態14から16のいずれかに記載の第1AP。
【0284】
実施形態18:1または複数のICデバイスは、少なくとも、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1つの第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する、こと、および、少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2トリガフレームに応答して、第2UL伝送を1つの第2APへ送信する、ことを行うことによって、協調MU伝送に関与するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態13に記載の第1AP。
【0285】
実施形態19:1または複数のICデバイスは、1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように、通知フレームを生成すること、および、第2周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第1RUにおいて、第2UL伝送を送信し、第2RUは周波数において第1周波数RUと重複しない、ことを行うよう構成される、実施形態18に記載の第1AP。
【0286】
実施形態20:1または複数のICデバイスは、1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、通知フレームを生成すること、および、1または複数の第2空間ストリームを介して、第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1RUにおいて、第2UL伝送を送信することを行うよう構成される、実施形態18に記載の第1AP。
【0287】
実施形態21:1または複数のICデバイスは、第2トリガフレームの時間長の指示を含めるように、通知フレームを生成すること、および、第2トリガフレームの時間長を有するように第1トリガフレームを生成することを行うよう構成される、実施形態18から20のいずれかに記載の第1AP。
【0288】
実施形態22:1または複数のICデバイスは更に、1または複数の第2APからリソース要求情報を受信すること、および、1または複数の第2APからのリソース要求情報に基づいて、協調MU伝送のために、1または複数の周波数RUを1または複数の第2APに割り当てることを行うよう構成される、実施形態13から21のいずれかに記載の第1AP。
【0289】
実施形態23:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームの送信後、1または複数の第2APから通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信すること、および、1または複数の第2APから通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信することと同時に、通知フレームの更なるコピーを送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することを行うよう構成される、実施形態13から22のいずれかに記載の第1AP。
【0290】
実施形態24:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーの受信後、更に協調MU伝送を開始するために、トリガフレームを1または複数の第2APへ送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態23に記載の第1AP。
【0291】
実施形態25:1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、方法は、第1APにおいて、1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信する段階であって、通知フレームは、少なくとも第1APおよび第2APを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、通知フレームは、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、段階と、第1APによって、通知フレームによって指示される周波数RUを使用して、協調MU伝送に関与する段階であって、一方、第2APはまた、協調MU伝送に関与する、段階とを備える方法。
【0292】
実施形態26:協調MU伝送に関与する段階は、第1APによって、第1ダウンリンク(DL)伝送を、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信する段階であって、一方、第2APが、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信する、ことを含む、実施形態25に記載の方法。
【0293】
実施形態27:第1APにおいて、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階を更に含み、第1DL伝送を送信する段階は、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信する段階であって、一方、第2APは、第2周波数RUにおいて、第2DL伝送を送信し、第2周波数RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない段階を含む、実施形態26に記載の方法。
【0294】
実施形態28:第1APにおいて、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、第1APにおいて、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、を更に備え、第1DL伝送を送信する段階は、1または複数の第1空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信する段階であって、一方、第2APは、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて、第2DL伝送を送信する段階を含む、実施形態26に記載の方法。
【0295】
実施形態29:第1APにおいて、通知フレームにおける、協調MU伝送のための信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定する段階であって、信号フィールドは、第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、段階と、第1APにおいて、時間長を有する信号フィールドを第1DL伝送のPHYヘッダに含むように、第1DL伝送を生成する段階とを更に備える、実施形態26から28のいずれかに記載の方法。
【0296】
実施形態30:協調MU伝送に関与する段階は、第1APによって、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信する段階であって、一方、第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する段階と、第1APにおいて、第1アップリンク(UL)伝送を少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信する段階であって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2トリガフレームに応答して、第2APへ第2UL伝送を送信する、段階とを含む、実施形態25に記載の方法。
【0297】
実施形態31:第1APにおいて、通知フレームにおいて、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階を更に備え、第1トリガフレームを送信することは、第1周波数RUにおいて第1トリガフレームを送信することであって、一方、第2APは、第2周波数RUにおいて第2トリガフレームを送信し、第2周波数RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない、ことを含み、第1UL伝送を受信することは、第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2RUにおいて第2UL伝送を送信する、ことを含む、実施形態30に記載の方法。
【0298】
実施形態32:第1APにおいて、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、第1APにおいて、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、第1APにおいて、1または複数の第1空間ストリームを介する、第1周波数RUにおける第1UL伝送中に送信するよう1または複数の第1クライアントステーションに命令するために第1トリガフレームを生成する段階と、を更に備え、第1UL伝送を受信することは、1または複数の第1空間ストリームを介して第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第2空間ストリームを介して、第1RUにおいて第2UL伝送を送信する、ことを含む、実施形態30に記載の方法。
【0299】
実施形態33:第1APにおいて、通知フレームにおける、第1トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、第1トリガフレームの時間長を判定する段階と、第1APにおいて、判定された時間長を有するように第1トリガフレームを生成する段階とを更に備える、実施形態30から32のいずれかに記載の方法。
【0300】
実施形態34:通知フレームを受信する前に、第1APにおいて、協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成する段階と、第1APによって、リソース要求情報を第2APへ送信する段階とを更に備える、実施形態25から33のいずれかに記載の方法。
【0301】
実施形態35:通知フレームを受信後、第1APによって、通知フレームのコピーを送信する段階を更に備える、実施形態25~34のいずれかに記載の方法。
【0302】
実施形態36:通知フレームのコピーの送信後、第1APにおいて、協調MU伝送に関してマスターAPからトリガフレームを受信する段階を更に備え、協調MU伝送に関与することは、トリガフレームに応答する、実施形態35に記載の方法。
【0303】
実施形態37:1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられる第1アクセスポイント(AP)であって、1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを備える第1AP。1または複数のICデバイスは、1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられる第2APから通知フレームを受信することであって、通知フレームは、少なくとも第1APおよび第2APを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、通知フレームは、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、こと、および、通知フレームによって指示される周波数RUを使用する協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APはまた、協調MU伝送に関与する、ことを行うよう構成される。
【0304】
実施形態38:1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信する、ことを行うことによって、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態37に記載の第1AP。
【0305】
実施形態39:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、および、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APは、第2周波数RUにおいて、第2DL伝送を送信し、第2周波数RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない、ことを行うよう構成される、実施形態38に記載の第1AP。
【0306】
実施形態40:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて第1周波数RUを判定すること、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定すること、および、1または複数の第1空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて第1DL伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APが、1または複数の第2空間ストリームを使用して、第1周波数RUにおいて、第2DL伝送を送信する、ことを行うよう構成される、実施形態38に記載の第1AP。
【0307】
実施形態41:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、協調MU伝送の信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定することであって、信号フィールドは、第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、こと、および、第1DL伝送のPHYヘッダにおいて、時間長を有する信号フィールドを含むように、第1DL伝送を生成することを行うよう構成される、実施形態38から40のいずれかに記載の第1AP。
【0308】
実施形態42:1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する、こと、および、少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2トリガフレームに応答して、第2APへ第2UL伝送を送信することを行うことによって、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態37に記載の第1AP。
【0309】
実施形態43:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、第1周波数RUにおいて第1トリガフレームを送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、第2APは、第2周波数RUにおいて第2トリガフレームを送信し、第2周波数RUは、周波数において第1周波数RUと重複しない、こと、および、第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、第2RUにおいて第2UL伝送を送信する、ことを行うよう構成される、実施形態42に記載の第1AP。
【0310】
実施形態44:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、第1APに割り当てられたRUのインジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、通知フレームにおける、協調MU伝送のために第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定すること、1または複数の第1空間ストリームを介して、第1周波数RUにおいて、第1UL伝送中に送信するよう1または複数の第1クライアントステーションに命令するために第1トリガフレームを生成すること、および、1または複数の第1空間ストリームを介して第1周波数RUにおいて第1UL伝送を受信することであって、一方、少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第2空間ストリームを介して、第1RUにおいて、第2UL伝送を送信する、ことを行うよう構成される、実施形態42に記載の第1AP。
【0311】
実施形態45:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームにおける、第1トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、第1トリガフレームの時間長を判定すること、および、判定された時間長を有するように第1トリガフレームを生成することを行うよう構成される、実施形態42から44のいずれかに記載の第1AP。
【0312】
実施形態46:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームを受信する前に、協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成すること、および、リソース要求情報を第2APへ送信するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することを行うよう構成される、実施形態37から45のいずれかに記載の第1AP。
【0313】
実施形態47:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームの受信後、通知フレームのコピーを送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、実施形態37から46のいずれかに記載の第1AP。
【0314】
実施形態48:1または複数のICデバイスは更に、通知フレームのコピーの送信後、協調MU伝送に関して、マスターAPからトリガフレームを受信すること、および、トリガフレームの受信に応答して、協調MU伝送に関与するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することを行うよう構成される、実施形態47に記載の第1AP。
【0315】
実施形態49:複数の無線通信ネットワークにおける協調伝送のための方法であって、方法は、第1アクセスポイント(AP)において、第1APが、第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送のためにマスターAPに含められることになっていると判定する段階と、協調MU伝送のために、1または複数の第2APによる無線通信媒体にへのアクセスに関するリソース要求情報を1または複数の第2APから受信する段階と、第1APにおいて、1または複数の第2APから受信されたリソース要求情報に基づいて、協調MU伝送のための周波数リソースユニット(RU)を第1APおよび1または複数の第2APを割り当てる段階と、第1APにおいて、協調MU伝送に関する通知フレームを生成する段階であって、通知フレームは、協調MU伝送のために1または複数の第2APに割り当てられたRUに関する割り当て情報を含む、段階と、1または複数の第2APに割り当てられたRUに関する割り当て情報を1または複数の第2APに提供するために、第1APによって通知フレームを送信する段階と、第1APによって協調MU伝送に関与する段階であって、一方、1または複数の第2APは協調MU伝送に関与する、段階とを備える方法。
【0316】
実施形態50:第2APの1つからリソース要求情報を受信する段階は、第1APによって、1つの第2APからパケットを受信する段階であって、パケットは、第2APが、パケットを送信するために無線通信媒体を競合して無線通信媒体を取得することに応答して送信され、パケットは、1つの第2APからのリソース要求情報を含む、段階を含む、実施形態49に記載の方法。
【0317】
実施形態51:リソース要求情報を送信するように、1または複数の第2APの中の少なくとも1つの第2APにプロンプトするよう構成されるトリガフレームを第1APにおいて生成する段階と、リソース要求情報を送信するように少なくとも1つの第2APにプロンプトするために、第1APによってトリガフレームを送信する段階とを更に備え、リソース要求情報を受信することは、トリガフレームの送信に応答して、少なくとも1つの第2APからリソース要求情報を受信することを含む、実施形態49に記載の方法。
【0318】
実施形態52:トリガフレームを生成することは、1つの第2APの識別子をトリガフレームに含める段階を含み、リソース要求情報を受信することは、1つの第2APからリソース要求情報を受信することを含む、実施形態51に記載の方法。
【0319】
実施形態53:トリガフレームにおける1つの第2APの識別子は、1つの第2APの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、実施形態52に記載の方法。
【0320】
実施形態54:トリガフレームにおける1つの第2APの識別子は、1つの第2APの基本サービスセット(BSS)カラー識別子からのビットの第1セット、および、1つの第2APの媒体アクセス制御(MAC)アドレスから生成されたビットの第2セットを含む、項目52に記載の方法。
【0321】
実施形態55:1つの第2APのMACアドレスから生成されたビットの第2セットは、ハッシュ関数を1つの第2APのMACアドレスに適用することによって生成されたビットのセットを含む、実施形態54に記載の方法。
【0322】
実施形態56:リソース要求情報を受信することは、協調MU伝送のために1つの第2APによって要求された周波数帯域幅のインジケータを1つの第2APから受信することを含む、実施形態49から55のいずれかに記載の方法。
【0323】
実施形態57:リソース要求情報を受信することは、協調MU伝送中に送信されることになっているパケットの時間長のインジケータを1つの第2APから受信することを含む、実施形態49から56のいずれかの方法。
【0324】
実施形態58:リソース要求情報を受信することは、協調MU伝送中に送信されることになっているパケットの物理層(PHY)ヘッダにおける信号フィールドの時間長のインジケータを1つの第2APから受信することを含む、実施形態49から57のいずれかに記載の方法。
【0325】
実施形態59:1または複数のIC上に実装された無線ネットワークインタフェースデバイスを備える通信デバイスを備え、1または複数のICは、実施形態49から58に記載の方法のいずれかを実装するよう構成される、通信デバイス。
【0326】
実施形態60:第1アクセスポイント(AP)に関連付けられたクライアントステーションによる無線通信のための方法であって、クライアントステーションが関連付けられていない第2APによって送信された通知フレームをクライアントステーションにおいて受信する段階であって、通知フレームは、第2APおよび1または複数の他のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、通知フレームは、1または複数の他のAPの1または複数のそれぞれのネットワーク識別子を含み、通知フレームは更に、協調MU伝送に対応する時間長を指示する時間長フィールドを更に含む、段階と、通知フレームの受信に応答して、通知フレームにおける時間長フィールドの値に基づいて、クライアントステーションのネットワーク割り当てベクトル(NAV)カウンタを設定する段階と、クライアントステーションにおいて、通知フレームが第1APのネットワーク識別子を含むと判定する段階と、クライアントステーションにおいて、協調MU伝送の一部として、クライアントステーションが通信チャネルにおいて第1APへ送信すると判定する段階と、第1APのネットワーク識別子を含む通知フレームに応答して、NAVカウンタが設定されたという判定に応答して、NAVカウンタを無視することを含む、通信チャネルがアイドル状態であるとクライアントステーションにおいて判定する段階と、通信チャネルがアイドル状態であるという判定に応答して、協調MU伝送の一部として、クライアントステーションによって送信する段階とを備える方法。
【0327】
実施形態61:協調MU伝送は、第1APおよび第2APによるそれぞれのダウンリンク伝送を含み、協調MU伝送の一部として、クライアントステーションによって送信することは、第1APおよび第2APによるそれぞれのダウンリンク伝送後に第1APへ送信することを含む、実施形態60の方法。
【0328】
実施形態62:第1APによって管理される基本サービスセット(BSS)における伝送のための第1NAVカウンタをクライアントステーションにおいて維持する段階と、第1APによって管理されるBSS内ではない伝送のための第2NAVカウンタをクライアントステーションにおいて維持する段階とを更に備え、フレームにおける時間長フィールドの値に基づいて通知クライアントステーションのNAVカウンタを設定することは、第2APによって送信された通知フレームが第1APのネットワーク識別子を含むという判定に応答して、第1NAVカウンタを設定することを含む、実施形態60または61のいずれかに記載の方法。
【0329】
実施形態63:1または複数のIC上に実装された無線ネットワークインタフェースデバイスを備える通信デバイスを備え、1または複数のICは、実施形態60から62に記載の方法のいずれかを実装するよう構成される、通信デバイス。
【0330】
上述した様々なブロック、オペレーション及び技法の少なくともいくつかは、ハードウェア、ファームウェア命令を実行するプロセッサ、ソフトウェア命令を実行するプロセッサ、またはそれらの任意の組み合わせを利用して実装され得る。ソフトウェア命令またはファームウェア命令を実行するプロセッサを利用して実装される場合、ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリなどといった任意の好適なコンピュータ可読メモリに格納され得る。ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、1または複数のプロセッサにより実行される場合、1または複数のプロセッサに様々な動作を実行させる、機械可読命令を含み得る。
【0331】
ハードウェアで実装される場合、ハードウェアは、ディスクリートコンポーネント、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)などのうち1または複数を備え得る。
【0332】
本発明は特定の例を参照して説明されているが、これらの例は本発明を限定するものではなく例示のみを意図したものであり、開示された実施形態への変更、追加および/または削除が、本発明の範囲から逸脱することなく行われ得る。
[他の考えられる項目]
(項目1)
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、上記方法は、
上記第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを上記第1APにおいて生成する段階であって、上記第2APの各々は、それぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、上記通知フレームは、上記協調MU伝送のために上記1または複数の第2APに割り当てられた、それぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するように生成される、段階と、
上記協調MU伝送を開始するために、上記第1APによって上記通知フレームを上記1または複数の第2APへ送信する段階と、
上記第1APによって上記協調MU伝送に関与する段階であって、一方、上記1または複数の第2APはまた、上記協調MU伝送に関与する段階と、
を備える方法。
(項目2)
上記協調MU伝送に関与することは、上記第1APによって、上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信することであって、一方、1つの第2APが、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記通知フレームを生成する段階は、上記1つの第2APが第1周波数RUに割り当てられていることを指示するために通知フレームを生成する段階を含み、
上記第1DL伝送を送信することは、第2周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信する段階であって、一方、上記1つの第2APは、上記第1RUにおいて上記第2DL伝送を送信し、上記第2RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない、段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記通知フレームを生成する段階は、上記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために上記通知フレームを生成する段階を含み、
上記第1DL伝送を送信する段階は、1または複数の第2空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信する段階であって、一方、上記1つの第2APは、1または複数の第1空間ストリームを使用して上記第1周波数RUにおいて上記第2DL伝送を送信する、段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
上記通知フレームを生成する段階は、
上記第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含めるように上記通知フレームを生成する段階と、
上記第1APにおいて、信号フィールドを上記第1DL伝送のPHYヘッダに含めるように上記第1DL伝送を生成する段階であって、上記第1DL伝送の上記PHYヘッダにおける上記信号フィールドは、上記第2DL伝送の上記PHYヘッダにおける上記信号フィールドの上記時間長を有する、段階と
を含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
上記協調MU伝送に関与する段階は、
上記第1APによって、上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信する段階であって、一方、1つの第2APは、1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する段階と、
上記第1APにおいて、第1アップリンク(UL)伝送を上記少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信する段階であって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2トリガフレームに応答して、上記1つの第2APへ第2UL伝送を送信する、段階と
を含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記通知フレームを生成する段階は、上記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように上記通知フレームを生成する段階を含み、
上記第1UL伝送を受信する段階は、第2周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信する段階であって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第1RUにおいて上記第2UL伝送を送信し、上記第2RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない、段階を含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
上記通知フレームを生成する段階は、上記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていると指示するように、上記通知フレームを生成する段階を含み、
上記第1UL伝送を受信することは、1または複数の第2空間ストリームを介して上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信する段階であって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記1または複数の第1空間ストリームを介して、上記第1RUにおいて上記第2UL伝送を送信する、段階を含む、項目6に記載の方法。
(項目9)
上記通知フレームを生成する段階は、上記第2トリガフレームの時間長の指示を含むように上記通知フレームを生成する段階を含み、
上記協調MU伝送に関与する段階は、上記第2トリガフレームの上記時間長を有するように、上記第1APにおいて上記第1トリガフレームを生成する段階を含む、
項目6に記載の方法。
(項目10)
上記第1APにおいて、リソース要求情報を上記1または複数の第2APから受信する段階と、
上記第1APにおいて、上記1または複数の第2APからの上記リソース要求情報に基づいて、上記協調MU伝送のために上記1または複数の周波数RUを上記1または複数の第2APに割り当てる段階と
を更に備える、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記通知フレームの送信後、上記第1APにおいて、上記1または複数の第2APから上記通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信する段階と、
上記通知フレームの上記1または複数のそれぞれのコピーの受信と同時に、上記第1APによって、上記通知フレームの更なるコピーを送信する段階と
を更に備える、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記通知フレームの上記1または複数のそれぞれのコピーを受信した後に、更に上記協調MU伝送を開始するために、上記第1APによって、トリガフレームを上記1または複数の第2APへ送信する段階を更に備える、項目11に記載の方法。
(項目13)
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられる第1アクセスポイント(AP)であって、上記第1APは、無線ネットワークインタフェースデバイスを備え、前記無線ネットワークインタフェースデバイスは、
上記第1APおよび1または複数の第2APを含む複数のAPを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知する通知フレームを生成することであって、上記第2APの各々はそれぞれの1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられ、上記通知フレームは、上記協調MU伝送のために上記1または複数の第2APに割り当てられたそれぞれの1または複数の周波数リソースユニット(RU)を指示するために生成される、こと、
上記協調MU伝送を開始するために、上記通知フレームを上記1または複数の第2APへ送信するように上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること、および、
上記協調MU伝送に関与するように上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記1または複数の第2APはまた、上記協調MU伝送に関与する、こと
を行うよう構成される1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを含む、第1AP。
(項目14)
上記1または複数のICデバイスは、少なくとも、
上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するように無線ネットワークインタフェースデバイスを制御し、一方、1つの第2APが、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信することによって、
上記協調MU伝送に関与するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目13に記載の第1AP。
(項目15)
上記1または複数のICデバイスは、上記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように上記通知フレームを生成すること、および、
第2周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記1つの第2APは、上記第1RUにおいて上記第2DL伝送を送信し、上記第2RUは周波数において上記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、項目14に記載の第1AP。
(項目16)
上記1または複数のICデバイスは、
上記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、上記通知フレームを生成すること、および、
1または複数の第2空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信するよう無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記1つの第2APは、上記1または複数の第1空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて上記第2DL伝送を送信する、こと、
を行うよう構成される、項目14に記載の第1AP。
(項目17)
上記1または複数のICデバイスは、
上記第2DL伝送の物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている信号フィールドの時間長の指示を含むように上記通知フレームを生成すること、および、
上記第1DL伝送のPHYヘッダにおいて信号フィールドを含めるように上記第1DL伝送を生成することであって、上記第1DL伝送の上記PHYヘッダにおける上記信号フィールドは、上記第2DL伝送の上記PHYヘッダにおける上記信号フィールドの上記時間長を有する、こと
を行うよう構成される、項目14に記載の第1AP。
(項目18)
上記1または複数のICデバイスは、少なくとも、
上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、1つの第2APは、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する、こと、および、
上記少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2トリガフレームに応答して、第2UL伝送を上記1つの第2APへ送信する、こと
を行うことによって、上記協調MU伝送に関与するように上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目13に記載の第1AP。
(項目19)
上記1または複数のICデバイスは、上記1つの第2APに第1周波数RUが割り当てられていることを指示するように、上記通知フレームを生成すること、および、
第2周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第1RUにおいて、上記第2UL伝送を送信し、上記第2RUは周波数において上記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、項目18に記載の第1AP。
(項目20)
上記1または複数のICデバイスは、上記1つの第2APに第1周波数RUおよび1または複数の第1空間ストリームが割り当てられていることを指示するために、上記通知フレームを生成すること、および、
1または複数の第2空間ストリームを介して、上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記1または複数の第1空間ストリームを介して、上記第1RUにおいて、上記第2UL伝送を送信すること
を行うよう構成される、項目18に記載の第1AP。
(項目21)
上記1または複数のICデバイスは、上記第2トリガフレームの時間長の指示を含めるように、上記通知フレームを生成すること、および、
上記第2トリガフレームの上記時間長を有するように上記第1トリガフレームを生成すること
を行うよう構成される、項目18に記載の第1AP。
(項目22)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記1または複数の第2APからリソース要求情報を受信すること、および、
上記1または複数の第2APからの上記リソース要求情報に基づいて、上記協調MU伝送のために、上記1または複数の周波数RUを上記1または複数の第2APに割り当てること
を行うよう構成される、項目13に記載の第1AP。
(項目23)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームの送信後、上記1または複数の第2APから上記通知フレームの1または複数のそれぞれのコピーを受信すること、および、
上記1または複数の第2APから上記通知フレームの上記1または複数のそれぞれのコピーを受信することと同時に、上記通知フレームの更なるコピーを送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、項目13に記載の第1AP。
(項目24)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームの上記1または複数のそれぞれのコピーの受信後、更に上記協調MU伝送を開始するために、トリガフレームを上記1または複数の第2APへ送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目23に記載の第1AP。
(項目25)
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)による無線通信のための方法であって、上記方法は、
上記第1APにおいて、上記1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信する段階であって、上記通知フレームは、少なくとも上記第1APおよび上記第2APを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、上記通知フレームは、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、段階と、
上記第1APによって、上記通知フレームによって指示される上記周波数RUを使用して、上記協調MU伝送に関与する段階であって、一方、上記第2APはまた、上記協調MU伝送に関与する、段階と
を備える方法。
(項目26)
上記協調MU伝送に関与する段階は、上記第1APによって、第1ダウンリンク(DL)伝送を、上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ送信する段階であって、一方、上記第2APが、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信する、ことを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階を更に含み、
上記第1DL伝送を送信する段階は、上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信する段階であって、一方、上記第2APは、第2周波数RUにおいて、上記第2DL伝送を送信し、上記第2周波数RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない段階を含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、
を更に備え、
上記第1DL伝送を送信する段階は、1または複数の第1空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信する段階であって、一方、上記第2APは、上記1または複数の第2空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて、上記第2DL伝送を送信する段階を含む、
項目26に記載の方法。
(項目29)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送のための信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定する段階であって、上記信号フィールドは、上記第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、段階と、
上記第1APにおいて、上記時間長を有する上記信号フィールドを上記第1DL伝送の上記PHYヘッダに含むように、上記第1DL伝送を生成する段階と
を更に備える、項目26に記載の方法。
(項目30)
上記協調MU伝送に関与する段階は、
上記第1APによって、上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信する段階であって、一方、上記第2APは、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する段階と、
上記第1APにおいて、第1アップリンク(UL)伝送を上記少なくとも1つの第1クライアントステーションから受信する段階であって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2トリガフレームに応答して、上記第2APへ第2UL伝送を送信する、段階と
を含む、項目25に記載の方法。
(項目31)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおいて、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階を更に備え、
上記第1トリガフレームを送信することは、上記第1周波数RUにおいて上記第1トリガフレームを送信することであって、一方、上記第2APは、第2周波数RUにおいて上記第2トリガフレームを送信し、上記第2周波数RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない、ことを含み、
上記第1UL伝送を受信することは、上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2RUにおいて上記第2UL伝送を送信する、ことを含む、
項目30に記載の方法。
(項目32)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定する段階と、
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定する段階と、
上記第1APにおいて、上記1または複数の第1空間ストリームを介する、上記第1周波数RUにおける上記第1UL伝送中に送信するよう上記1または複数の第1クライアントステーションに命令するために上記第1トリガフレームを生成する段階と、
を更に備え、上記第1UL伝送を受信することは、1または複数の第1空間ストリームを介して上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、1または複数の第2空間ストリームを介して、上記第1RUにおいて上記第2UL伝送を送信する、ことを含む、項目30に記載の方法。
(項目33)
上記第1APにおいて、上記通知フレームにおける、上記第1トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、上記第1トリガフレームの上記時間長を判定する段階と、
上記第1APにおいて、判定された上記時間長を有するように上記第1トリガフレームを生成する段階と
を更に備える、項目30に記載の方法。
(項目34)
上記通知フレームを受信する前に、
上記第1APにおいて、上記協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成する段階と、
上記第1APによって、上記リソース要求情報を上記第2APへ送信する段階と
を更に備える、項目25に記載の方法。
(項目35)
上記通知フレームを受信後、上記第1APによって、上記通知フレームのコピーを送信する段階を更に備える、項目25に記載の方法。
(項目36)
上記通知フレームの上記コピーの送信後、上記第1APにおいて、上記協調MU伝送に関して上記マスターAPからトリガフレームを受信する段階を更に備え、
上記協調MU伝送に関与することは、上記トリガフレームに応答する、項目35に記載の方法。
(項目37)
1または複数の第1クライアントステーションに関連付けられた第1アクセスポイント(AP)であって、上記第1APは、1または複数の集積回路(IC)デバイスを含む無線ネットワークインタフェースデバイスを備え、上記1または複数のICデバイスは、
1または複数の第2クライアントステーションに関連付けられた第2APから通知フレームを受信することであって、上記通知フレームは、少なくとも上記第1APおよび上記第2APを伴う協調マルチユーザ(MU)伝送を通知し、上記通知フレームは、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた周波数リソースユニット(RU)のインジケータを含む、こと、および、
上記通知フレームによって指示される上記周波数RUを使用して、上記協調MU伝送に関与するように上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APはまた、上記協調MU伝送に関与する、こと
を行うよう構成される、第1AP。
(項目38)
上記1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1ダウンリンク(DL)伝送を送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APは、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2DL伝送を送信する、ことを行うことによって、上記協調MU伝送に関与するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目37に記載の第1AP。
(項目39)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、および、
上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APは、第2周波数RUにおいて、上記第2DL伝送を送信し、上記第2周波数RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない、こと
を行うよう構成される、項目38に記載の第1AP。
(項目40)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて第1周波数RUを判定すること、
上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて1または複数の第1空間ストリームを判定すること、および、
1または複数の第1空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて上記第1DL伝送を送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APが、上記1または複数の第2空間ストリームを使用して、上記第1周波数RUにおいて、上記第2DL伝送を送信する、こと
を行うよう構成される、項目38に記載の第1AP。
(項目41)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送の信号フィールド時間長のインジケータに基づいて、信号フィールドの時間長を判定することであって、上記信号フィールドは、上記第1DL伝送における物理層(PHY)ヘッダに含まれることになっている、こと、および、
上記第1DL伝送の上記PHYヘッダにおいて、上記時間長を有する上記信号フィールドを含むように、上記第1DL伝送を生成すること
を行うよう構成される、項目38に記載の第1AP。
(項目42)
1または複数のICデバイスは更に、少なくとも、
上記1または複数の第1クライアントステーションの中の少なくとも1つの第1クライアントステーションへ第1トリガフレームを送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APは、上記1または複数の第2クライアントステーションの中の少なくとも1つの第2クライアントステーションへ第2トリガフレームを送信する、こと、および、
上記少なくとも1つの第1クライアントステーションから第1アップリンク(UL)伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2トリガフレームに応答して、上記第2APへ第2UL伝送を送信すること
を行うことによって、上記協調MU伝送に関与するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目37に記載の第1AP。
(項目43)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、
上記第1周波数RUにおいて上記第1トリガフレームを送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御することであって、一方、上記第2APは、第2周波数RUにおいて上記第2トリガフレームを送信し、上記第2周波数RUは、周波数において上記第1周波数RUと重複しない、こと、および、
上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記第2RUにおいて上記第2UL伝送を送信する、こと
を行うよう構成される、項目42に記載の第1AP。
(項目44)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記第1APに割り当てられた上記RUの上記インジケータに基づいて、第1周波数RUを判定すること、
上記通知フレームにおける、上記協調MU伝送のために上記第1APに割り当てられた1または複数の空間ストリームのインジケータに基づいて、1または複数の第1空間ストリームを判定すること、
上記1または複数の第1空間ストリームを介して、上記第1周波数RUにおいて、上記第1UL伝送中に送信するよう上記1または複数の第1クライアントステーションに命令するために上記第1トリガフレームを生成すること、および、
、1または複数の第1空間ストリームを介して上記第1周波数RUにおいて上記第1UL伝送を受信することであって、一方、上記少なくとも1つの第2クライアントステーションは、上記1または複数の第2空間ストリームを介して、上記第1RUにおいて、上記第2UL伝送を送信する、こと
を行うよう構成される、項目42に記載の第1AP。
(項目45)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームにおける、上記第1トリガフレームの時間長のインジケータに基づいて、上記第1トリガフレームの上記時間長を判定すること、および、
判定された上記時間長を有するように上記第1トリガフレームを生成すること
を行うよう構成される、項目42に記載の第1AP。
(項目46)
上記1または複数のICデバイスは更に、上記通知フレームを受信する前に、上記協調MU伝送のためのRUを要求するためにリソース要求情報を生成すること、および、
上記リソース要求情報を上記第2APへ送信するように上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、項目37に記載の第1AP。
(項目47)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームの受信後、上記通知フレームのコピーを送信するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御するよう構成される、項目37に記載の第1AP。
(項目48)
上記1または複数のICデバイスは更に、
上記通知フレームの上記コピーの送信後、上記協調MU伝送に関して、上記マスターAPからトリガフレームを受信すること、および、
上記トリガフレームの受信に応答して、上記協調MU伝送に関与するよう上記無線ネットワークインタフェースデバイスを制御すること
を行うよう構成される、項目47に記載の第1AP。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17