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特許7553244閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワーク
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワーク
(51)【国際特許分類】
   H04L 47/70 20220101AFI20240910BHJP
   H04L 41/40 20220101ALI20240910BHJP
【FI】
H04L47/70
H04L41/40
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020023232
(22)【出願日】2020-02-14
(65)【公開番号】P2021129232
(43)【公開日】2021-09-02
【審査請求日】2023-02-09
(73)【特許権者】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】スコット, ジェームズ ピー.
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-374286(JP,A)
【文献】特開2007-181205(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0311183(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0301601(US,A1)
【文献】特表2017-519450(JP,A)
【文献】国際公開第2018/157951(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 41/00-47/83
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク資源を共有するための方法であって、
ネットワークオペレーションセンター(NOC)(430)によって、外部ネットワーク(471)からのユーザ(479)のためのユーザ要求を受信すること(620)と、
前記NOC(430)によって、少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)から主要性能インジケータを受信すること(630)と、
前記主要性能インジケータ及び前記ユーザ要求を分析することにより、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)が、利用可能な資源を有するか否かを、前記NOC(430)によって判断すること(640)と、
前記NOC(430)が利用可能な資源があると判断したときには、前記NOC(430)によって、前記外部ネットワーク(471)からの前記ユーザ(479)のうちの少なくとも幾つかが、前記利用可能な資源に従って、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)に接続することを可能にすること(650)と
を含み、
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(486a、486b)を介して、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)からのユーザ(478)が、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)に接続される、方法。
【請求項2】
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(486a、486b、486c、486d)を介して、前記外部ネットワーク(471)からの前記ユーザ(479)のうちの少なくとも幾つかを前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)に接続すること(660)をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(484a、484b、484c)を介して、前記外部ネットワーク(471)が、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)に接続される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記NOC(430)が、前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)の動作を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)が1つより多くあるとき、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(485a、485b)を介して、前記内部ネットワーク(470a、470b)が、互いに接続される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記外部ネットワーク(471)及び前記少なくとも1つの内部ネットワーク(470a、470b)が、それぞれ、ビークル(105)、ルータ(475a,475b)、ネットワークオペレーティングシステム(480)、オープン仮想スイッチ(483a、483b、483c)、バックボーンエッジブリッジ(482a、482b)、バックボーンコアブリッジ(481)、仮想ネットワーク機能(476)、又はプロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング(477)のうちの少なくとも1つを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ビークル(105)が、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルのうちの1つであり、前記宇宙ビークルが、衛星であり、前記衛星が、静止軌道(GEO)衛星、低軌道衛星、中軌道衛星、又は超GEO衛星のうちの1つである、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記NOC(430)のソフトウェア規定ネットワークコントローラ(465)が、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(484a、484b、484c)、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(485a、485b)、及び少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(486a、486b、486c、486d)の接続を制御する、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、衛星ネットワークなどのネットワークに関する。具体的には、本開示は、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、衛星ネットワークの構成(例えば、ペイロード構成)は、衛星資源(例えば、ローディングパターン)、周囲環境条件、及び/又はシステム性能(例えば、障害を含む)に対するユーザの要求の変化に応じて、手動で変更される。具体的には、衛星のペイロード構成は、地上ステーションによって変更される。地上ステーションでは、手動でペイロード構成指令信号が生成され、衛星に送信される。このように従来から使用されてきた手動手順は、衛星オペレータにとって、非常に長たらしく、時間がかかるものであった。さらに、この従来の手順は、手動駆動であり、閉ループフィードバックを取り込まないので、自己組織化能力及び自己最適化能力が備わっていない。
【0003】
上記を踏まえると、衛生ネットワークのための構成を適応させる、改善された技術が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための方法、システム、及び装置に関する。1つ以上の実施形態では、ビークルの適応型ネットワークのための方法は、グローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC)によって、オペレータ入力を受信することを含む。当該方法は、GNOCによって、オペレータ入力に従ってグローバルポリシーを生成することをさらに含む。さらに、当該方法は、GNOC及び/又はローカルゲートウェイ(GW)によって、グローバルポリシーに基づいて、ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための構成指令を生成することを含む。さらに、当該方法は、GNOC及び/又はローカルGWによって、構成指令をビークルのうちの少なくとも1つに送信することを含む。さらに、当該方法は、ローカルGWによって、主要性能インジケータをGNOCに送信することを含む。さらに、当該方法は、GNOCによって、主要性能インジケータに従って、グローバルポリシーを改訂することを含む。さらに、当該方法は、GNOCによってグローバルポリシーを生成した後に、上述の方法を繰り返すステップ群を含む。
【0005】
1つ以上の実施形態では、当該方法は、地域ネットワークオペレーションセンター(RNOC)によって、地域ポリシーを生成することをさらに含む。少なくとも1つの実施形態では、当該方法は、GNOCによって、地域ポリシーに基づいてグローバルポリシーを改訂することをさらに含む。幾つかの実施形態では、地域ポリシーは、アドミッション制御、移動管理、チャネル割り当て、キャリア割り当て、ベアラ割り当て、電力管理、並びに/又はフォワード及び/若しくはリターン(FWD/RTN)スケジューリングポリシーを含む。1つ以上の実施形態では、RNOCは、ゲートウェイ(GW)内に位置する。
【0006】
少なくとも1つの実施形態では、GNOCは、ゲートウェイ(GW)内に位置する。幾つかの実施形態では、グローバルポリシーは、ビーム割り当て、キャパシティ割り当て、ソフトウェア規定ネットワーク(SDN)管理、及び/又はアドミッション制御ポリシーを含む。1つ以上の実施形態では、オペレータ入力は、周波数スペクトルプランニング、トラフィックプランニング、及び/又は緊急計画を含む。幾つかの実施形態では、主要性能インジケータは、加入者要求、モデム出力プロファイル、ビーム/キャリア利用、セッション遮断率、遠隔アクセスチャネル(remote access channel:RACH)成功率、ベアラ成功率、セッション設定待ち時間、及び/又はハンドオーバ成功率を含む。
【0007】
1つ以上の実施形態では、ビークルは、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルである。少なくとも1つの実施形態では、宇宙ビークルは、衛星である。幾つかの実施形態では、衛星は、静止軌道(GEO)衛星コンステレーション、低軌道衛星(LEO)コンステレーション、中軌道(MEO)衛星コンステレーション、超GEOコンステレーション、又はハイブリッド型衛星コンステレーションを含む。
【0008】
少なくとも1つの実施形態では、当該方法は、GNOC及び/又はローカルGWによって、グローバルポリシーに従って、ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための拡張マークアップ言語(XML)モデルを生成することをさらに含む。幾つかの実施形態では、当該方法は、GNOC又はローカルGWによって、XMLモデルに従って、構成指令を生成することをさらに含む。
【0009】
1つ以上の実施形態では、当該方法は、ビークルのうちの少なくとも1つによって、GNOC及び/又はローカルGWに遠隔測定を送信することをさらに含む。
【0010】
少なくとも1つの実施形態では、ビークルの適応型ネットワークのためのシステムは、オペレータ入力を受信し、オペレータ入力に従って、グローバルポリシーを生成し、グローバルポリシーに基づいて、ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための構成指令を生成し、主要性能インジケータに従って、グローバルポリシーを改訂するように構成されたグローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC)を備えている。当該システムは、主要性能インジケータをGNOCに送信するように構成されたローカルゲートウェイ (GW)をさらに備えている。1つ以上の実施形態では、ローカルゲートウェイ(GW)及び/又はGNOCは、構成指令をビークルのうちの少なくとも1つに送信するようにさらに構成されている。
【0011】
1つ以上の実施形態では、当該システムは、地域ポリシーを生成するように構成された地域ネットワークオペレーションセンター(RNOC)をさらに備えている。幾つかの実施形態では、GNOCは、地域ポリシーに従ってグローバルポリシーを改訂するようにさらに構成されている。
【0012】
少なくとも1つの実施形態では、ビークルの構成を構成するための方法は、ビークルの構成のためのXMLモデルを生成することを含む。当該方法は、XMLモデルに従って、ビークルのための構成指令を生成することをさらに含む。さらに、当該方法は、構成指令に従って、ビークルの構成を構成することを含む。幾つかの実施形態では、XMLモデルは、グローバルポリシーに従って生成される。
【0013】
1つ以上の実施形態では、ネットワーク資源を共有するための方法は、ネットワークオペレーションセンター(NOC)によって、外部ネットワークからのユーザのためのユーザ要求を受信することを含む。当該方法は、NOCによって、少なくとも1つの内部ネットワークから主要性能インジケータを受信することをさらに含む。さらに、当該方法は、主要性能インジケータ及びユーザ要求を分析することにより、少なくとも1つの内部ネットワークが、利用可能な資源を有するか否かを、NOCによって判断することを含む。さらに、当該方法は、NOCが利用可能な資源があると判断したとき、NOCによって、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかが、利用可能な資源に従って、少なくとも1つの内部ネットワークに接続することを可能にすることを含む。
【0014】
少なくとも1つの実施形態では、当該方法は、少なくとも1つユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(user-to-network interface:UNI)を介して、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかを少なくとも1つの内部ネットワークに接続することをさらに含む。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)を介して、外部ネットワークは、少なくとも1つの内部ネットワークに接続される。1つ以上の実施形態では、NOCは、少なくとも1つの内部ネットワークの動作を制御する。少なくとも1つの実施形態では、内部ネットワークが1つより多くあるとき、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)を介して、内部ネットワークが互いに接続される。幾つかの実施形態では、少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、少なくとも1つの内部ネットワークからのユーザが、少なくとも1つの内部ネットワークに接続される。
【0015】
1つ以上の実施形態では、外部ネットワーク及び少なくとも1つの内部ネットワークは、それぞれ、ビークル、ルータ、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)、オープン仮想スイッチ(OVS)、バックボーンエッジブリッジ(BEB)、バックボーンコアブリッジ(BCB)、仮想ネットワーク機能(VNF)、及び/又はプロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング(PBB-TE)を含む。少なくとも1つの実施形態では、ビークルは、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルである。幾つかの実施形態では、宇宙ビークルは、衛星であり、当該衛星は、静止軌道(GEO)衛星、低軌道衛星、中軌道衛星、又は超GEO衛星である。
【0016】
少なくとも1つの実施形態では、NOCのソフトウェア規定ネットワーク(SDN)コントローラは、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)、及び少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)の接続を制御する。
【0017】
1つ以上の実施形態では、ネットワーク資源を共有するためのシステムは、外部ネットワーク、及び少なくとも1つの内部ネットワークを備えている。当該システムは、ネットワークオペレーションセンター(NOC)をさらに備えている。NOCは、外部ネットワークからのユーザのためのユーザ要求を受信し、少なくとも1つの内部ネットワークから主要性能インジケータを受信し、主要性能インジケータ及びユーザ要求を分析することにより、少なくとも1つの内部ネットワークが、利用可能な資源を有するか否かを判断し、NOCが利用可能な資源があると判断したときには、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかが、利用可能な資源に従って、少なくとも1つの内部ネットワークに接続することを可能にするように構成されている。
【0018】
少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかが、少なくとも1つの内部ネットワークに接続される。1つ以上の実施形態では、NOCは、少なくとも1つの内部ネットワークの動作を制御するように構成されている。1つ以上の実施形態では、NOCのソフトウェア規定ネットワーク(SDN)コントローラは、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)、及び少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)の接続を制御するように構成されている。
【0019】
特徴、機能、及び利点は、本開示の様々な実施形態において単独で達成することができるか、又はさらに他の実施形態において組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本開示のこれらの及び他の特徴、態様、及び利点は、下記の記載、特許請求の範囲、及び添付図面によってより深く理解されるであろう。
【0021】
図1】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの管理アーキテクチャを示すブロック図である。
図2】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの分散機能アーキテクチャを示すブロック図である。
図3A】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図1に関連する、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの動作方法を示すフロー図である。
図3B】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図1に関連する、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの動作方法を示すフロー図である。
図4】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの最上位アーキテクチャを示すブロック図である。
図5】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図4の動作マネージャーのさらなる詳細を示す図である。
図6】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図4に関連する、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの動作方法を示すフロー図である。
図7】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図5に関連するビークルの構成を構成する方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書に開示された方法及び装置は、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための動作システムを提供する。1つ以上の実施形態では、本開示のシステムは、ネットワークが、衛星資源(例えば、ローディングパターン)、周囲環境条件、及び/又はシステム性能(例えば、障害を含む)に対するユーザの要求の変化に動的に適応することを可能にするような、衛星ネットワークの適応型閉ループ管理を提供する。具体的には、開示されたシステムは、システムから抽出したリアルタイム統計の閉ループフィードバックを使用することにより、衛星資源の管理を可能にする。
【0023】
具体的には、分散マイクロサービスに基づいたアーキテクチャが当該システムにより利用され、グローバルネットワークオペレーションセンター(global network operations center:GNOC)から一元化ポリシー(例えば、グローバルポリシー)をシステム全体にわたって配置された地上局(例えば、地上ゲートウェイ(gateway:GW))の集合体に普及させる。さらに、当該システムは、システム資源マネージャー(system resource manager:SRM)を利用する。SRMは、接続管理、ビーム管理、キャリア管理、アドミッション制御、ルーティング管理、シグナリング管理、及び/又は自動化システム構成のための必須機能を提供する。地上局に普及する一元化ポリシーは、閉ループの適応型フィードバック機構を作り出すためにシステムの様々な要素から引き出された主要性能インジケータ(key performance indicator:KPI)に由来する。
【0024】
さらに、規格ベースのプロトコル及びインターフェースが、ネットワークの進化性及び相互運用性のために利用される。衛星ペイロードをモデル化するために開発された拡張マークアップ言語(XML)ベースのスキームがシステムにより利用され、コンステレーションに内在する衛星ペイロードを、動作マネージャーを介して、ネットワークの一部としてシームレスに管理することが可能になる。開示されたシステムの適応性により、衛星コンステレーションが、自己組織化及び自己最適化ネットワークとして挙動することが可能になる。
【0025】
本開示のシステムは、以下の有利な特徴を有する。第一に、当該システムは、ネットワークからの適応型閉ループフィードバックを利用して、性能を動的に自己最適化する。第二に、当該システムは、大型衛星ネットワークのシステム資源管理に必要とされるすべての必須機能の緊密な統合をもたらす。第三に、当該システムは、単一の衛星システム、衛星群のコンステレーション(例えば、傾斜軌道を有しない又は有する、静止軌道(geosynchronous earth orbit :GEO)衛星コンステレーション、低軌道(low earth orbit:LEO)衛星コンステレーション、中軌道衛星(medium earth orbit:MEO)衛星コンステレーション、又は超GEO衛星コンステレーション)、又は複数の異なる衛星コンステレーション(例えば、GEO及びMEO衛星コンステレーション、LEO及びMEO衛星コンステレーション、又はGEO及びLEO衛星コンステレーション)を含むハイブリッド型衛星コンステレーションに対して適用可能な、再利用可能なフレームワークアーキテクチャを提供する。そして、第四に、開示されたシステムは、動的フィードバックに基づいてシステムポリシーを最適化し、リアルタイムでネットワーク全体にわたって自動的に行き渡ることができるシステム構成指令を生成する能力を有する。
【0026】
下記の説明には、システムのより徹底した説明を提供するために多数の詳細事項が提示されている。しかしながら、当業者であれば、開示されたシステムは、これら具体的な詳細事項がなくても、実施され得ることが明らかであろう。他の場合では、システムを不要に分かりにくくしないために、周知の特徴を詳細に説明していない。
【0027】
本開示の実施形態は、本明細書において、機能的及び/又は論理的な構成要素、並びに様々な処理ステップの観点から説明され得る。このような構成要素は、特定の機能を実施するように構成された任意の数のハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの構成要素によって実現可能であることを理解されたい。例えば、本開示の実施形態は、様々な集積回路構成要素(例えば、メモリ素子、デジタル信号処理素子、論理素子、ルックアップテーブル等)を利用し得るが、これらは、1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、又はその他の制御装置の制御の下で様々な機能を実行することができる。加えて、当業者であれば、本開示の実施形態を他の構成要素と併せて実施することが可能であり、本明細書に記載されたシステムは、本開示の例示的な実施形態に過ぎないことを理解するであろう。
【0028】
説明を簡潔にするために、ネットワークに関する従来の技法及び構成要素、並びにシステムの他の機能的態様(及びシステムの個々の動作構成要素)は、本明細書では詳細に説明しない場合がある。さらに、本明細書に含まれる様々な図面で示される接続線は、種々の要素間の例示的な機能的関係性及び/又は物理的連結性を示すことが意図されている。多数の代替的又は追加的な機能的関係性又は物理的接続性が、本開示の1つ以上の実施形態に存在し得ることに留意されたい。
【0029】
様々な実施形態では、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムは、衛星群のコンステレーションを利用する。閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムは、本明細書に開示された衛星以外に、他のビークル(例えば、航空ビークル、地上ビークル、及び海上ビークル)に利用できることに留意されたい。したがって、以下の議論は、一般性を失うことなく、衛星を対象としている。
【0030】
図1は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの管理アーキテクチャを示すブロック図100である。この図では、ビークルコンステレーション110は、構成可能なビークル群105のネットワークを備えている。1つ以上の実施形態では、ビークル群105は、宇宙ビークル(例えば、衛星)、航空ビークル(例えば、航空機又は無人航空機(unmanned aerial vehicle:UAV))、地上ビークル(トラック、タンク、又は無人地上ビークル(unmanned ground vehicle:UGV))、及び/又は海上ビークル (例えば、船舶、潜水艦、又は無人水中艦(unmanned underwater vehicle:UUV))であってもよい。幾つかの実施形態では、ビークルコンステレーション110が衛星群のコンステレーションである場合、衛星コンステレーションは、静止軌道(GEO)衛星コンステレーション(傾斜軌道を有しない又は有する)、低軌道(LEO)衛星コンステレーション(傾斜軌道を有しない又は有する)、中軌道衛星(MEO)衛星コンステレーション(傾斜軌道を有しない又は有する)、超GEO衛星コンステレーション(傾斜軌道を有しない又は有する)、又は複数の異なる衛星コンステレーション(例えば、GEO及びMEO衛星コンステレーション、LEO及びMEO衛星コンステレーション、又はGEO及びLEO衛星コンステレーション)を含むハイブリッド型衛星コンステレーション(傾斜軌道を有しない又は有する)であってもよい。ビークル群105が衛星群である場合、衛星群は、それぞれ、構成可能なペイロード115を有することに留意されたい。
【0031】
さらにこの図では、グローバルネットワークオペレーションセンター (GNOC)は、ビークルオペレーションセンター(vehicle operation center:VOC)125、ネットワークオペレーションセンター (network operations center:NOC)130、及びサイバーセキュリティオペレーションセンター (cybersecurity operations center:CSOC)135を含むように示されている。VOC125は、ビークル105が衛星である場合、衛星の軌道を維持し、(例えば、ビークルのペイロード構成及び健康状態に関する)遠隔測定を受信し、指令(例えば、ペイロード構成指令)を送信し、アンテナポインティングを管理する。CSOC135は、(例えば、サイバー攻撃を検出、通知、及び緩和することにより)システムのセキュリティを管理する。NOC130は、ビークル群のネットワークの資源を管理するシステム資源マネージャー(SRM)140を備えている。
【0032】
さらに図1では、少なくとも1つのローカルゲートウェイ(gateway:GW)145が示されている。各ローカルGW145は、少なくとも1つのビークル105に関連付けられ、各ビークル105は、少なくとも1つのローカルGW145に関連付けられる。各ローカルGW145は、GWモニタリング及び制御155のためのSRM150を備えている。さらに、各ローカルGW145は、アンテナファーム(例えば、複数の送受品アンテナ)160、無線周波設備(radio frequency equipment:RFE) 及びスイッチング165、モデム(変調復調器)及び任意選択的に地上ベースビーム成形器(ground-based beamformer:GBBF)170、並びにネットワークのアーキテクチャ175(例えば、スイッチ、ルータ、ファイアウォール等)を含む。GWモニタリング及び制御155は、アンテナ及びRFEの健康状態のモニタリング、ネットワークスイッチの切り替え、及び/又はアンテナファームのアンテナのジンバリングを行う。各ローカルGW145は、(有線及び/又は無線を介して)GNOC120と通信しており、さらに(例えば、フィーダ回線によって、有線及び/又は無線を介して)関連するビークル105と通信し得る。
【0033】
さらに、開示されたシステムは、図1に示すように、地域NOC(RNOC)180を含み得る。RNOC180は、SRM185を含む。RNOC180は、(有線及び/又は無線を介して)GNOC120と通信しており、且つ/又は(例えば、有線及び/又は無線を介して)少なくとも1つのローカルGW145と通信する。
【0034】
GNOC120及びRNOC180は、それぞれGW内に位置し得る。したがって、GNOC120及びRNOC180は、図1に示すように、ローカルGW145と同じユニット(アンテナファーム160、RFE及びスィッチング165、モデム及び任意選択的なGBBF170、並びにネットワークインフラ175)をさらに含み得る。したがって、GNOC120のSRM140、及びRNOCのSRM150は、アンテナ及びRFEの健康状態のモニタリング、ネットワークスイッチの切り替え、並びにアンテナファームのアンテナのジンバリングにより、GWモニタリング及び制御155を行うことができる。
【0035】
開示されたシステムの動作の間、GNOC120のSRM140は、オペレータからオペレータ入力190を受信する(図4の410を参照)。オペレータ入力190は、周波数スペクトルプランニング、トラフィックプランニング、及び/又は緊急計画を含む。GNOC120のSRM140は、オペレータ入力190のパラメータに従って、(初期)グローバルポリシー191を生成する。グローバルポリシー191は、ビーム割り当て(例えば、アンテナビームのサイズ、形状、位置、及び出力)、キャパシティ割り当て(例えば、ターミナル(ユーザ)及びユーザ要求の位置)、ソフトウェア規定ネットワーク(SDN)管理(例えば、ルーティング及びシグナリングポリシー)、及び/又はアドミッション制御ポリシー(例えば、ターミナル(ユーザ)の追加又は取り外しを指示する接続アドミッション制御(CAC)ポリシー)を含み得る。
【0036】
SRM140がグローバルポリシー191を生成した後、GNOC120のSRM140及び/又は少なくとも1つのローカルGW145のSRM150は、グローバルポリシー191に基づいて、ビークルコンステレーション110における少なくとも1つのビークル105の構成可能なペイロード115の構成のための構成指令192を生成する。
【0037】
幾つかの実施形態では、代替的に、動作マネージャー(図5の420を参照)は、グローバルポリシー191に従って、構成可能なペイロード115の構成のためのXMLモデル(図5の520a、520b、520c、520d、520dを参照)を生成し得ることに留意されたい。これらの実施形態では、XMLベース構成データ変換器(図5の510を参照)は、XMLモデル520a、520b、520c、520d、520nを飛行ソフトウェア指令に生成し、それにより、構成指令192が生成される。図5の記載では、XMLモデル520a、520b、520c、520d、520nを使用して、構成指令192を生成することの詳細が説明されている。動作マネージャー420及びXMLベース構成データ変換器510は、GNOC120、RNOC180、及び/又は少なくとも1つのローカルGW145の中に位置し得ることに留意されたい。具体的には、動作マネージャー420及びXMLベース構成データ変換器510は、GNOC120のSRM140、RNOC180のSRM185、及び/又は少なくとも1つのローカルGW145のSERM150の中に位置し得る。
【0038】
構成指令192が生成された後、GNOC120のVOC125、RNOC180、及び/又は少なくとも1つのローカルGW145は、構成指令(configuration commands:CMD)192を少なくとも1つのビークル105に送信し、それに応じて1つ又は複数のビークル105のペイロード115が構成される。1つ又は複数のビークル105が構成指令192を受信した後、構成指令192は、1つ又は複数のビークル105のペイロード115に対して、構成指令192に含まれ1つ又は複数の構成に従って構成するように指令を与える。
【0039】
1つ又は複数のビークル105のペイロード115が構成指令192に従ってポリシーに基づいてされた後、1つ又は複数のビークル105は、遠隔測定(telemetry:TLM)(例えば、ペイロード115構成及びビークル105の健康状態を含む))193をGNOC120のVOC125、RNOC180、及び/又は少なくとも1つのローカルGW145に送信する。
【0040】
次いで、少なくとも1つのローカルGW145及び/又はRNOC180は、少なくとも1つのビークル(例えば、ポイント・オブ・プレゼンス(point of presence:POP)105から取得した主要性能インジケータ(KPI)194をGNOC120に送信する。KPI194は、加入者要求、モデム出力プロファイル、ビーム/キャリア利用、セッション遮断率、遠隔アクセスチャネル(RACH)成功率(例えば、システムへのハンドシェークのためのRACH手順の成功率)、ベアラ(bearer)成功率(例えば、ベアラ要求の成功率)、セッション設置待ち時間(例えば、リンク確立までの時間の長さ)、及び/又はハンドオーバ成功率(例えば、ビーム間、ビークル間、及び/又はユーザターミナル間のハンドオーバ)を含み得る。
【0041】
幾つかの実施形態では、任意選択的に、RNOC180は、地域ポリシー195を生成することになる。地域ポリシー195は、アドミッション制御、移動管理、チャネル割り当て、キャリア割り当て、ベアラ割り当て、電力管理、並びに/又はフォワード及び/若しくはリターン(FWD/RTN)スケジューリング(例えば、ユーザターミナルのためのダウンリンク/アップリンクスケジューリング)を含み得る。これらの実施形態では、RNOC180は、地域ポリシー195を、直接的に又は少なくとも1つのローカルGW145を介して、GNOC120に送信する。
【0042】
GNOC120がKPI194を受信した後、GNOC120は、KPI194に従って、且つ任意選択的に地域ポリシー195に従って、グローバルポリシー191を改訂する。
【0043】
GNOC120がグローバルポリシー191を改訂した後、システムの動作は、GNOC120が、グローバルポリシー191を最初に生成した後、諸ステップを反復する。したがって、ビークル群105のネットワークは、少なくとも1つのローカルGW145及び/又はRNOC180によってもたらされたKPI194(及び任意選択的に地域ポリシー185)の閉ループフィードバックを使用することにより、自己最適化を行う。
【0044】
図2は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの分散機能アーキテクチャを示すブロック図200である。この図では、GNOC機能210及びGW機能220が示されている。GNOC機能210は、GNOC120の機能(図1を参照)であり、GW機能220は、少なくとも1つのローカルGW145(図1を参照)及び/又はRNOC180(図1を参照)の機能である。この図で示されているように、GNOC機能210は、メッセージキュー205、及び非構造化問い合わせ言語(non-structured query language:No SQL)データベース215を備えている。さらに、GNOC機能210は、接続管理225(例えば、ユーザターミナルの視野内でユーザターミナルからビークル105への接続、及びビークル105を通して、GW145への接続を確立するためのもの)、ビーム管理235(例えば、ビークル105又はGW145の中に位置するビーム成形器を制御)、及びキャリア管理245(例えば、ビーム内のキャリアを制御)を含む。GNOC機能210は、接続アドミッション制御(CAC)ポリシー230(例えば、ユーザ要求及び利用可能な資源に基づいて生成されたネットワーク構成ポリシー(例えば、グローバルポリシー191))、ルーティング管理240(例えば、ネットワークを通して信号トラフィックのルーティングを制御)、及びシグナリング管理250(例えば、ルーティングのためのセッションをポリシーに基づいて)をさらに含む。
【0045】
さらにこの図では、資源管理ゲートウェイ285により、GNOC120が、オブジェクト通知(JavaScript Object Notification:JSON)及び/又は標準ウェブベースインタフェース(例えば、代表状態転送(REST)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、及び/又はウェブソケット)を介して、ローカルGW145(又はRNOC180)と通信することが可能になる。
【0046】
この図で示されているように、GW機能220は、(例えば、ペイロードの構成のための)ペイロード構成(P/L CFG)255、(例えば、ビークルとローカルGW145(又はRNOC180)との間のリンクを制御するための)順方向リンク制御(F/L CTRL)265、モデム制御275(例えば、キャリアを生成するモデムの制御)、接続アドミッション制御(connection admission control:CAC)260(例えば、CACポリシー230(例えば、グローバルポリシー191)に基づくユーザターミナルの追加及び除去の制御)、移動270(例えば、移動時のビークルの及び/又は移動時のユーザターミナルのハンドオーバの制御)、及びソフトウェア規定ネットワーク(SDN)制御280(例えば、CACポリシー230に基づく信号のルーティング)を含む。
【0047】
図3A及び図3Bは、共に、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図1に関連する、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの動作方法を示すフロー図を形成する。当該方法の開始310時では、ステップ320で、グローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC)が、オペレータ入力を受信する。次いで、ステップ330では、GNOCは、オペレータ入力に従って、グローバルポリシーを生成する。
【0048】
ステップ340では、GNOC及び/又はローカルゲートウェイ(GW)は、グローバルポリシーに基づいて、ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための構成指令を生成する。次いで、ステップ350では、GNOC及び/又はローカルGWは、構成指令をビークルのうちの少なくとも1つに送信する。次いで、ステップ360では、ビークルのうちの少なくとも1つは、遠隔測定をGNOC及び/又はローカルGWに送信する。
【0049】
次いで、ステップ370では、ローカルGWは、主要性能インジケータ(KPI)をGNOCに送信する。任意選択的に、ステップ380では、地域ネットワークオペレーションセンター(RNOC)が、地域ポリシーを生成する。次いで、ステップ390では、GNOCは、主要性能インジケータに従って、且つ任意選択的に、地域ポリシーに従って、グローバルポリシーを改訂する。次いで、当該方法は、ステップ340に戻り、繰り返される。
【0050】
図4は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの最上位アーキテクチャを示す図400である。この図では、ネットワークオペレーションセンター(NOC)430が示される。NOC430は、GNOC120又はRNOC180であり得、GW内に位置し得る。NOC430は、オペレーションサポートシステム/ビジネスサポートシステム(OSS/BSS)425及び動作マネージャー420を備えているように示されている。動作マネージャー420は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)ハンドラー435、データベース440、SRMポリシ-強化モジュール445、TOSCAベースLSOアプリケーション450、並びにサービス及び構成レジストリ455を含む。動作マネージャー420は、動作マネージャー420とインターフェース接続するために、オペレータ410によって使用され得るオペレータインターフェース(I/F)490をさらに備えている。さらに、動作マネージャー420は、LINUX460を使用して作動し得る。
【0051】
NOC430は、標準ネットワーク管理システム-ソフトウェア規定ネットワークコントローラ(network management system-software defined network controller:NMS-SDNC)アプリケーションプログラムインターフェース(API)を使用することにより、動作マネージャー420と通信するソフトウェア規定ネットワーク(software-defined network:SDN)コントローラ465をさらに含む。
【0052】
さらに、この図では、外部ネットワーク471、及び内部ネットワーク470a、470bが示されている。当該システムは、この図に示すように、2つより多くの又は2つより少ない内部ネットワーク470a、470bを含み得ることに留意されたい。NOC430は、内部ネットワーク470a、470bの動作を制御し、外部ネットワーク471は、異なるエンティティによって制御される。
【0053】
外部ネットワーク(ドメインB(ピア)471は、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)480、及び2つのルータ475a、475bを含むように示されている。NOS480及び2つのルータ475a、475bは、すべて、外部ネットワーク471内部で互いに通信する。外部ネットワーク471に関連付けられたユーザ477bは、ユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(user-to-network interface:UNI)486dを介して、外部ネットワーク471に接続されている。
【0054】
内部ネットワーク(ドメインA)470aは、バックボーンコアブリッジ(backbone core bridge:BCB)481、仮想ネットワーク機能(virtual network function :VNF)476,ビークル(例えば、衛星)105,プロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング (provider backbone bridging-traffic engineering:PBB-TE))477、及び2つのバックボーンエッジブリッジ(backbone edge bridge:BEB)482a、482bを含むように示されている。BCB481、VNF476、ビークル105、PBB-TE477、及びBEB482a、482bは、すべて、内部ネットワーク470aの内部で互いに通信する。
【0055】
内部ネットワーク(ドメインA)470bは、3つのオープン仮想スイッチ(open virtual switch:OVS)483a、483b、483cを含むように示されている。OVC483a、483b、483cは、すべて、内部ネットワーク470bの内部で互いに通信する。内部ネットワーク470a、470bに関連付けられたユーザ477bは、ユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)486a、486dを介して、内部ネットワーク470a、470bに接続されている。
【0056】
外部ネットワーク471は、外部ネットワーク間インターフェース(external network-to-network interface:ENNI)484a、484b、484cを介して、内部ネットワーク470a及び内部ネットワーク470bに接続されている。内部ネットワーク470aは、内部ネットワーク間インターフェース(internal network-to-network interface:INNI)485a、485bを介して、内部ネットワーク470bに接続されている。
【0057】
外部ネットワーク471、及び内部ネットワーク470a、470bは、それぞれ、図4に示されているものとは異なる、様々な異なる構成要素を様々な異なる組み合わせで含み得ることに留意されたい。具体的には、外部ネットワーク471、及び内部ネットワーク470a、470bは、それぞれ、ビークル105、ルータ475、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)480、オープン仮想スイッチ(OVS)483、バックボーンエッジブリッジ(BEB)482、バックボーンコアブリッジ(BCB)481、仮想ネットワーク機能(VNF)476、及び/又はプロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング(PBB-TE)477のうちの少なくとも1つを含み得る。ビークル105は、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルであってもよい。幾つかの実施形態では、宇宙ビークルは、衛星であり、当該衛星は、静止軌道(GEO)衛星、低軌道(LEO)衛星、中軌道(MEO)衛星、又は超GEO衛星である。
【0058】
開示されたシステムの動作の間、NOC430の動作マネージャー420は、外部ネットワーク471からユーザ要求を受信する。ユーザ要求は、外部ネットワーク471に関連付けられたユーザ477bによって使用される(共有される)、内部ネットワーク470a、470bからの所定量の資源(例えば、帯域幅等)を特定する。NOC430の動作マネージャー420は、内部ネットワーク470a、470bのうちの少なくとも1つからKPIをさらに受信する。
【0059】
NOC430の動作マネージャー420が、ユーザ要求及びKPIを受信した後、NOC430の動作マネージャー420は、ユーザ要求及びKPIを分析し、内部ネットワーク470a、470bのうちの少なくとも1つが、ユーザ477bと共有できる利用可能な資源を有するか否かを判断する。NOC430の動作マネージャー420が、内部ネットワーク470a、470bのうちの少なくとも1つが、利用可能な資源を有すると判断すると、NOC430の動作マネージャー420は、NOC430のSDNコントローラ465に通知して、外部ネットワーク471に関連付けられたユーザ477bが、利用可能な資源に従って、内部ネットワーク470a、470bに接続することを可能にする。NOC430のSDNコントローラ465は、次いで、特定の数のユーザ477bが、利用可能な資源の量に従って、内部ネットワーク470a、470bに接続することを可能にする。次いで、内部ネットワーク470a、470bへの接続を許可されたユーザ477bは、UNI486cを介して、内部ネットワーク470a、470bへの接続に進むことになる。
【0060】
NOC430のSDNコントローラ465は、システムのENNI484、INNI485、及びUNI486の接続(切り替え)を制御することに留意されたい。
【0061】
図5は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図4の動作マネージャー420のさらなる詳細を示す図500である。この図では、動作マネージャー420は、データベース(例えば、システム構成データベース)440(図4を参照)を含み、XMLベース構成データ変換器510をさらに含むように示されている。データベース440は、起動構成(Cfg)データベース515、ランニング構成データベース525、及び候補構成データベース535を備えている。データベース440は、そのデータベース515、525、535内に保存されるべきポリシー管理情報、ネットワークトポロジー情報、サービス管理情報、並びに健康及び性能のネットワーク状態情報を受信する。
【0062】
開示されたシステムの動作の間、動作マネージャー420は、グローバルポリシー191(図1を参照)に従って、構成可能なペイロード115(図1を参照)用のユニット(例えば、スイッチ530a、ルータ530b、モデム530c、及びその他のデバイス530d)の構成のためのXMLモデル520a、520b、520c、520d、520nを生成する。XMLモデル520a、520b、520c、520d、520nが生成された後、XMLベース構成データ変換器510は、変換器540として作動し、XMLモデル520a、520b、520c、520d、520nを、構成指令192(図1を参照)として使用される専用飛行ソフトウェア指令に変換する。
【0063】
図6は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図4に関連する、閉ループフィードバックを使用する適応型自己最適化ネットワークのための開示されたシステムの動作方法を示すフロー図である。当該方法の開始610時では、ステップ620で、ネットワークオペレーションセンター(NOC)は、外部ネットワークからユーザのためのユーザ要求を受信する。次いで、ステップ630では、NOCは、少なくとも1つの内部ネットワークから主要性能インジケータ(KPI)を受信する。次いで、ステップ640では、NOCは、主要性能インジケータ及びユーザ要求を分析することにより、少なくとも1つの内部ネットワークが、利用可能な資源を有するか否かを判断する。ステップ650では、NOCが利用可能な資源があると判断したとき、NOCは、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかが、利用可能な資源に従って、少なくとも1つの内部ネットワークに接続することを可能にする。次いで、ステップ660では、少なくとも1つユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、外部ネットワークからのユーザのうちの少なくとも幾つかが、少なくとも1つの内部ネットワークに接続される。次いで、ステップ670では、方法は終了する。
【0064】
図7は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図5に関連するビークルの構成を構成する方法を示すフロー図である。当該方法の開始(710)時では、ステップ720で、ビークルの構成のためにXMLモデルが生成される。次いで、ステップ730では、XMLモデルに従って、ビークルのために構成指令が生成される。次いで、ステップ740では、構成指令に従って、ビークルの構成が構成される。次いで、ステップ750では、方法は終了する。
【0065】
特定の実施形態が図示且つ説明されたが、上述の記載は、これらの実施形態の範囲を限定することを意図しないことを理解するべきである。本発明の多くの態様の実施形態及び変形例が、本明細書において開示且つ説明されたが、このような開示は、解説及び例示のみを目的として提供されている。したがって、特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができる。
【0066】
上述の方法が特定の順序で起こる特定の事象を表す場合、本開示から利益を得る当業者は、順序を修正することができること、並びにこのような修正は本開示の変形例に従うものであることを認識するであろう。さらに、方法の一部は、可能である場合、並行処理により同時に実施されてもよく、並びに連続的に実施されてもよい。さらに、方法のステップをより多く又はより少なく実施してもよい。
【0067】
さらに、本開示は、下記の条項に係る実施例を含む。
【0068】
条項1
ネットワーク資源を共有するための方法であって、ネットワークオペレーションセンター(NOC)によって、外部ネットワークからのユーザのためのユーザ要求を受信することと、前記NOCによって、少なくとも1つの内部ネットワークから主要性能インジケータを受信することと、前記主要性能インジケータ及び前記ユーザ要求を分析することにより、前記少なくとも1つの内部ネットワークが、利用可能な資源を有するか否かを、前記NOCによって判断することと、前記NOCが利用可能な資源があると判断したとき、前記NOCによって、前記外部ネットワークからの前記ユーザのうちの少なくとも幾つかが、前記利用可能な資源に従って、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続することを可能にすることとを含む方法。
【0069】
条項2
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、前記外部ネットワークからの前記ユーザのうちの少なくとも幾つかを前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続することをさらに含む、条項1に記載の方法。
【0070】
条項3
少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)を介して、前記外部ネットワークが、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続されている、条項1又は2に記載の方法。
【0071】
条項4
前記NOCが、前記少なくとも1つの内部ネットワークの動作を制御する、条項1から3のいずれかに記載の方法。
【0072】
条項5
前記少なくとも1つの内部ネットワークが1つより多くあるとき、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)を介して、前記内部ネットワークが、互いに接続される、条項1から4のいずれか条項に記載の方法。
【0073】
条項6
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、前記少なくとも1つの内部ネットワークからのユーザが、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続される、条項1から5のいずれかに記載の方法。
【0074】
条項7
前記外部ネットワーク及び前記少なくとも1つの内部ネットワークが、それぞれ、ビークル(、ルータ、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)、オープン仮想スイッチ(OVS)、バックボーンエッジブリッジ(BEB)、バックボーンコアブリッジ(BCB)、仮想ネットワーク機能(VNF)、又はプロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング(PBB-TE)のうちの少なくとも1つを含む、条項1から6のいずれかに記載の方法。
【0075】
条項8
前記ビークルが、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルのうちの1つである、条項7に記載の方法。
【0076】
条項9
前記宇宙ビークルが、衛星であり、前記衛星が、静止軌道(GEO)衛星、低軌道衛星、中軌道衛星、又は超GEO衛星うちの1つである、条項8に記載の方法。
【0077】
条項10
前記NOCのソフトウェア規定ネットワーク(SDN)コントローラが、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)、及び少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)の接続を制御する、条項1から9のいずれか条項に記載の方法。
【0078】
条項11
ネットワーク資源を共有するためのシステムであって、外部ネットワーク、少なくとも1つの内部ネットワーク、及びネットワークオペレーションセンター(NOC)であって、前記外部ネットワークからのユーザのためのユーザ要求を受信し、前記少なくとも1つの内部ネットワークから主要性能インジケータを受信し、前記主要性能インジケータ及び前記ユーザ要求を分析することにより、前記少なくとも1つの内部ネットワークが、利用可能な資源を有するか否かを判断し、前記NOCが利用可能な資源があると判断したとき、前記外部ネットワークからの前記ユーザのうちの少なくとも幾つかが、前記利用可能な資源に従って、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続することを可能にするためのネットワークオペレーションセンター(NOC)を備えているシステム。
【0079】
条項12
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、前記外部ネットワークからの前記ユーザのうちの少なくとも幾つかが、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続される、条項11に記載のシステム。
【0080】
条項13
少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)を介して、前記外部ネットワークが、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続される、条項11又は12に記載のシステム。
【0081】
条項14
前記NOCが、前記少なくとも1つの内部ネットワークの動作を制御するように構成されている、条項11から13のいずれかに記載のシステム。
【0082】
条項15
前記少なくとも1つの内部ネットワークが1つより多くあるとき、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)を介して、前記内部ネットワークが、互いに接続される、条項11から14のいずれか条項に記載のシステム。
【0083】
条項16
少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)を介して、前記少なくとも1つの内部ネットワークからのユーザが、前記少なくとも1つの内部ネットワークに接続される、条項11から15のいずれかに記載のシステム。
【0084】
条項17
前記外部ネットワーク及び前記少なくとも1つの内部ネットワークが、それぞれ、ビークル、ルータ、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)、オープン仮想スイッチ(OVS)、バックボーンエッジブリッジ(BEB)、バックボーンコアブリッジ(BCB)、仮想ネットワーク機能(VNF)、又はプロバイダバックボーンブリッジング-トラフィックエンジニアリング(PBB-TE)のうちの少なくとも1つを含む、条項11から16のいずれかに記載のシステム。
【0085】
条項18
前記ビークルが、宇宙ビークル、航空ビークル、地上ビークル、又は海上ビークルのうちの1つである、条項17に記載のシステム。
【0086】
条項19
前記宇宙ビークルが、衛星であり、前記衛星が、静止軌道(GEO)衛星、低軌道衛星、中軌道衛星、又は超GEO衛星のうちの1つである、条項18に記載のシステム。
【0087】
条項20
前記NOCのソフトウェア規定ネットワーク(SDN)コントローラが、少なくとも1つの外部ネットワーク間インターフェース(ENNI)、少なくとも1つの内部ネットワーク間インターフェース(INNI)、及び少なくとも1つのユーザ・トゥ・ネットワークインターフェース(UNI)の接続を制御するように構成されている、条項11から19のいずれか条項に記載のシステム。
【0088】
条項21
ビークルの適応型ネットワークのための方法であって、グローバルネットクオペレーションセンター(GNOC)によって、オペレータ入力を受信することと、前記GNOCによって、前記オペレータ入力に従ってグローバルポリシーを生成することと、前記GNOC又はローカルゲートウェイ(GW)のうちの少なくとも1つによって、前記グローバルポリシーに基づいて、前記ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための構成指令を生成することと、前記GNOC又は前記ローカルGWのうちの少なくとも1つによって、前記構成指令を前記ビークルのうちの少なくとも1つに送信することと、前記ローカルGWによって、主要性能インジケータを前記GNOCに送信することと、前記GNOCによって、前記主要性能インジケータに従って、前記グローバルポリシーを改訂することとを含む方法。
【0089】
条項22
地域ネットワークオペレーションセンター(RNOC)によって、地域ポリシーを生成することをさらに含む、条項21に記載の方法。
【0090】
条項23
前記GNOCによって、前記地域ポリシーに従って前記グローバルポリシーを改訂することをさらに含む、条項22に記載の方法。
【0091】
条項24
前記地域ポリシーが、アドミッション制御、移動管理、チャネル割り当て、キャリア割り当て、ベアラ割り当て、電力管理、又はフォワード及び/若しくはリターン(FWD/RTN)スケジューリングポリシーのうちの少なくとも1つを含む、条項22又は23に記載の方法。
【0092】
条項25
前記RNOCが、ゲートウェイ(GW)内に位置する、条項22から24のいずれか一項に記載の方法。
【0093】
条項26
前記GNOC(120)が、ゲートウェイ(GW)内に位置する、条項21から25のいずれか一項に記載の方法。
【0094】
条項27
前記グローバルポリシーが、ビーム割り当て、キャパシティ割り当て、ソフトウェア規定ネットワーク(SDN)管理、アドミッション制御ポリシーのうちの少なくとも1つを含む、条項21から26のいずれか一項に記載の方法。
【0095】
条項28
前記オペレータ入力が、周波数スペクトルプランニング、トラフィックプランニング、又は緊急計画のうちの少なくとも1つを含む、条項21から27のいずれか一項に記載の方法。
【0096】
条項29
前記主要性能インジケータが、加入者要求、モデム出力プロファイル、ビーム及びキャリア利用、セッション遮断率、ランダムアクセスチャネル(RACH)成功率、ベアラ成功率、セッション設定待ち時間統計、又はハンドオーバ成功率のうちの少なくとも1つを含む、条項21から28のいずれか一項に記載の方法。
【0097】
条項30
前記ビークルが、宇宙ビークル、高高度プラットフォーム、地上ビークル、海上ビークル、又は固定型地上セルラー局若しくは無線基地局である、条項21から29のいずれか一項に記載の方法。
【0098】
条項31
前記宇宙ビークルが、衛星である、条項30に記載の方法。
【0099】
条項32
前記衛星が、静止軌道(GEO)衛星コンステレーション、低軌道衛星(LEO)コンステレーション、中軌道(MEO)衛星コンステレーション、超同期GEOコンステレーション(supersynchronous GEO satellite constellation)、又は1つ以上のコンステレーション種類を含むハイブリッド型衛星コンステレーションのうちの1つを含む、条項31に記載の方法。
【0100】
条項33
前記GNOC又は前記ローカルGWのうちの少なくとも1つによって、前記グローバルポリシーに従って、前記ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための拡張マークアップ言語(XML)モデルを生成することと、前記GNOC又は前記ローカルGWのうちの少なくとも1つによって、前記XMLモデルに従って、前記構成指令を生成することとをさらに含む、条項21から32のいずれか一項に記載の方法。
【0101】
条項34
前記ビークルのうちの少なくとも1つによって、前記GNOC又は前記ローカルGWのうちの少なくとも1つに遠隔測定を送信することをさらに含む、条項21から33のいずれか一項に記載の方法。
【0102】
条項35
ビークルの適応型ネットワークのためのシステムであって、オペレータ入力を受信し、前記オペレータ入力に従って、グローバルポリシーを生成し、前記グローバルポリシーに基づいて、前記ビークルのうちの少なくとも1つの構成のための構成指令を生成し、主要性能インジケータに従って、前記グローバルポリシーを改訂するように構成されたグローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC)、及び前記主要性能インジケータを前記GNOCに送信するように構成されたローカルゲートウェイ(GW)を備え、前記ローカルGW又は前記GNOCのうちの少なくとも1つが、前記構成指令を前記ビークルのうちの少なくとも1つに送信するようにさらに構成されている、システム。
【0103】
条項36
地域ポリシーを生成するように構成された地域ネットワークオペレーションセンター(RNOC)をさらに備えている、条項35に記載のシステム。
【0104】
条項37
前記GNOCが、前記地域ポリシーに従って前記グローバルポリシーを改訂するようにさらに構成されている、条項36に記載のシステム。
【0105】
条項38
前記地域ポリシーが、アドミッション制御、移動管理、チャネル割り当て、キャリア割り当て、ベアラ割り当て、電力管理、又はフォワード及び/若しくはリターン(FWD/RTN)スケジューリングポリシーのうちの少なくとも1つを含む、条項36又は37に記載のシステム。
【0106】
条項39
ビークルの構成を構成する方法であって、前記ビークルの前記構成のためのXMLモデルを生成することと、前記XMLモデルに従って、前記ビークルのための構成指令を生成することと、前記構成指令に従って、前記ビークルのための前記構成を構成することとを含む方法。
【0107】
条項40
前記XMLモデルが、グローバルポリシーに従って生成される、条項39に記載の方法。
【0108】
条項41
ネットワーク資源を共有するためのシステムであって、外部ネットワーク、少なくとも1つの内部ネットワーク、及び条項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するためのネットワークオペレーションセンター(NOC)を備えているシステム。
【0109】
条項42
ビークルの適応型ネットワークのためのシステムであって、条項21から34のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたグローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC)を備えている、システム。
【0110】
したがって、諸実施形態は、特許請求の範囲内に包含され得る代替例、修正例、及び均等物を例示することが意図されている。
【0111】
特定の例示的な実施形態及び方法を本明細書に開示したが、前述の開示内容から、当業者には、本開示の真の精神及び範囲から逸脱することなく、このような実施形態及び方法に変更及び修正を加えることが可能であることは明らかであろう。その他多数の実施例があり、各実施例はその詳細事項においてのみ他と異なる。したがって、本開示は、特許請求の範囲、並びに適用法の規則及び原理によって必要とされる範囲にのみ制限されるよう意図されている。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7