(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】グラフの参照チャート編集方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20220101AFI20240910BHJP
【FI】
G06F3/0488
(21)【出願番号】P 2022558349
(86)(22)【出願日】2021-03-23
(86)【国際出願番号】 CN2021082443
(87)【国際公開番号】W WO2021190511
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202010209012.0
(32)【優先日】2020-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522377446
【氏名又は名称】深▲チェン▼市富途網絡科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN FUTU NETWORK TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】25/F,Building D1,Kexing Science Park,15 Keyuan Road,Science Park Community,Yuehai Street,Nanshan District,Shenzhen,Guangdong 518000,China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】李華
(72)【発明者】
【氏名】裴錚
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-164574(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0085965(US,A1)
【文献】特開2014-063252(JP,A)
【文献】特表2016-534464(JP,A)
【文献】特開平05-159037(JP,A)
【文献】国際公開第2018/179552(WO,A1)
【文献】特開2012-168942(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105068727(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル端末で実行されるグラフの参照チャート編集方法であって、
グラフを表示する過程において、グラフ操作対象が選択されるかどうかを検出するステップと、
前記グラフ操作対象が選択されると、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えるステップと、
前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出するステップであって、前記編集ページは前記コントロール領域と前記グラフを含み、且つ前記コントロール領域が前記グラフのメインチャートの領域に重なり合うステップと、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行し、前記メインチャートに参照チャートを編集するようにするステップと、を含み、
前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出する前に、
前記編集ページに予め設定された線画タイプが選択されるかどうかを検出するステップと、
予め設定された線画タイプが選択されると検出したと、選択された前記線画タイプに対応するアンカーポイントの総数を判定するステップと、をさらに含み、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行するステップは、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成するステップと、
作成された前記アンカーポイントに応じて、前記メインチャートに参照チャートを作成するための形状を描画するステップであって、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、前記参照チャートの作成が完成するステップと、を含むグラフの参照チャート編集方法。
【請求項2】
前記編集タッチイベントはタッチダウンイベントとタッチアップイベントを含み、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成するステップは、
前記編集ページのコントロール領域に前記タッチダウンイベントを検出したとき、前記編集ページのコントロール領域にタッチアップイベントを検出するステップと、
前記編集ページのコントロール領域に前記タッチアップイベントを検出したとき、前記タッチアップイベントの発生位置に応じてアンカーポイントを作成するステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記編集タッチイベントはタッチムーブイベントをさらに含み、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成する過程において、
前記編集ページのコントロール領域にタッチダウンイベントを検出したとともに、前記タッチダウンイベントが第1の予め設定された時間持続すると、第1の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第1の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するステップ、及び/又は、
前記編集ページのコントロール領域にタッチムーブイベントを検出したと、第2の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第2の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するステップ、をさらに含み、
前記タッチアップイベントの発生位置に応じてアンカーポイントを作成するステップは、
前記タッチアップイベントの発生位置にアンカーポイントを作成するステップ、または、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第1の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第1の距離閾値より小さいのを検出すると、前記第1の予め設定されたポイントの位置にアンカーポイントを作成するステップ、を含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成する過程において、
作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数以下である場合、アンカーポイント作成提示情報を表示するステップであって、前記アンカーポイント作成提示情報は選択された前記線画タイプ、前記アンカーポイントの総数及び/又は前記作成された前記アンカーポイントの数を含むステップ、及び/又は、
作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、作成完成提示情報を表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記編集タッチイベントはタッチダウンイベント、タッチムーブイベント及びタッチアップイベントを含み、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行するステップは、
前記編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えるステップと、
前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、前記参照チャートにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整し、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整する過程において、前記参照チャートにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記参照チャートの位置を固定するステップ、及び/又は、
前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された属性修正オプションが選択されたのを検出すると、選択された前記属性修正オプションに応じて前記参照チャートの属性を修正するステップ、及び/又は、
前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定されたグラフィック削除オプションが選択されたのを検出すると、前記参照チャートを削除するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記編集タッチイベントはタッチダウンイベント、タッチムーブイベント及びタッチアップイベントを含み、
前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行するステップは、
前記編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えるステップと、
前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、前記アンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整し、且つ前記アンカーポイントの調整後の位置に応じて、前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を調整するステップと、
前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整する過程において、前記アンカーポイントにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定し、且つ前記アンカーポイントの固定後の位置に応じて前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を固定するステップであって、前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定することは、前記アンカーポイントを前記タッチアップイベントの発生位置に固定すること、または、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第2の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第2の距離閾値より小さいのを検出すると、前記アンカーポイントを前記第2の予め設定されたポイントの位置に移動して固定すること、を含むステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記編集タッチイベントはタッチダウンイベントとタッチムーブイベントを含み、
前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行する過程において、
作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、且つ前記タッチダウンイベントが第2の予め設定された時間持続すると、タッチダウンイベントが発生した前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、且つ第3の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第3の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するステップ、及び/又は、
作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、第4の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第4の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するステップ、及び/又は、
作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された表示方式で、選択された状態にある前記参照チャートまたは前記アンカーポイントを表示するステップ、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
グラフの参照チャート編集機器であって、前記グラフの参照チャート編集機器はメモリ、プロセッサー及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサーに稼動できるコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサーによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のグラフの参照チャート編集方法のステップが実現される、グラフの参照チャート編集機器。
【請求項9】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にグラフの参照チャート編集プログラムが記憶され、前記
グラフの参照チャート編集プログラムがプロセッサーによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のグラフの参照チャート編集方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はコンピュータ技術分野に関し、特にグラフの参照チャート編集方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ユーザーがいつでも金融市場情報を見ることができるようにするために、モバイル端末で実行できる金融市場情報ソフトウェアが開発されており、該金融市場情報ソフトウェアを介して株券、オプション等の価格動向チャートを見ることができ、ユーザーは価格動向チャートに従って価格動向分析を行うことができる。
【0003】
しかし、従来のモバイル端末の金融市場情報ソフトウェアは価格動向チャートしか表示できず、具体的な価格動向分析に対して、ユーザーが自分で完成する必要があり、ユーザーにとって、価格動向チャートに対して価格動向分析を行うのは不便である。ユーザーは目で価格動向チャートを観察して、価格動向を分析することができるが、このように得られた分析結果の正確性が低く、また、ユーザーは価格動向チャートのスクリーンショットを撮って印刷したり、価格動向チャートに参照チャートを手動で描いて価格動向分析を行ったりすることもできるが、この方法は、時間と手間がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例の主な目的は、従来のモバイル端末の金融市場情報ソフトウェアには価格動向チャートしか表示できず、価格動向チャートに対して価格動向分析を行うのは不便であるという課題を解決するように、グラフの参照チャート編集方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題に対して、本願の実施例は以下の技術的解決手段によって解決する。
【0006】
本願の実施例によるグラフの参照チャート編集方法は、モバイル端末で実行され、グラフを表示する過程において、グラフ操作対象が選択されるかどうかを検出するステップと、前記グラフ操作対象が選択されると、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えるステップと、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域において予め設定された編集タッチイベントを検出するステップであって、前記編集ページは前記コントロール領域と前記グラフを含み、且つ前記コントロール領域が前記グラフのメインチャートの領域に重なり合うステップと、前記編集ページのコントロール領域において検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートに参照チャートの編集操作を実行し、前記メインチャートに参照チャートを編集するステップと、を含む。
【0007】
本願の実施例は、グラフの参照チャート編集機器をさらに提供し、前記グラフの参照チャート編集機器は、メモリ、プロセッサー及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサーにおいて稼動できるコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサーによって実行されると、上記のいずれかに記載のグラフの参照チャート編集方法のステップが実現される。
【0008】
本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にグラフの参照チャート編集プログラムが記憶され、前記データ交換プログラムがプロセッサーによって実行されると、上記のいずれかに記載のグラフの参照チャート編集方法のステップが実現される。
【0009】
本願の実施例の有益な効果は以下の通りであり、本願の実施例は、グラフ操作対象が選択された後、編集ページのコントロール領域において、タッチ操作によって、グラフのメインチャートに参照チャートの編集を行うことができる。本願の実施例によって、グラフを表示できるとともに、グラフを表示すると同時に、タッチ操作によって、グラフのメインチャートに参照チャートの編集を行うことができ、ユーザーはメインチャートにおいて編集される参照チャートに応じてメインチャートに価格動向分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ここで説明される図面は、本願のさらなる理解を提供するためのものであり、本願の一部を構成し、本願の例示的な実施例及びその説明は、本願を解釈するためのものであり、本願の不適切な限定を構成しない。
【
図1】本願の一実施例によるグラフの参照チャート編集方法のフローチャートである。
【
図2】本願の一実施例による見積もりページにおけるグラフ編集エントリの模式図である。
【
図3】本願の一実施例によるグラフ編集エントリを選択された後のページ変化模式図である。
【
図4】本願の一実施例によるグラフ編集エントリを選択された後のページ変化模式図である。
【
図5】本願の一実施例による参照チャートを作成するステップフローチャートである。
【
図6】本願の一実施例による線画ツールバーの模式図である。
【
図7】本願の一実施例によるアンカーポイント作成提示情報の模式図である。
【
図8】本願の一実施例による参照チャート位置を修正するステップフローチャートである。
【
図9】本願の一実施例による参照チャート属性を修正するステップフローチャートである。
【
図10】本願の一実施例による参照チャート形状を修正するステップフローチャートである。
【
図11】本願の一実施例による表示画像を拡大する模式図である。
【
図12】本願の一実施例による参照チャートを削除するステップフローチャートである。
【
図13】本願の一実施例による線分を編集する模式図である。
【
図14】本願の一実施例による放射線を編集する模式図である。
【
図15】本願の一実施例による直線を編集する模式図である。
【
図16】本願の一実施例による平行線を編集する模式図である。
【
図17】本願の一実施例による等周線を編集する模式図である。
【
図18】本願の一実施例によるチャネル線を編集する模式図である。
【
図19】本願の一実施例による三角形を編集する模式図である。
【
図20】本願の一実施例による矩形を編集する模式図である。
【
図21】本願の一実施例による平行四辺形を編集する模式図である。
【
図22】本願の一実施例による円形を編集する模式図である。
【
図23】本願の一実施例による3波線を編集する模式図である。
【
図24】本願の一実施例によるグラフの参照チャート編集機器の構造図である。
【
図25】本願の一実施例によるプロセッサーの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明らかにさせるために、以下、図面及び具体的な実施例を組み合わせて、本願を更に詳細に説明する。
【0012】
本願の実施例によれば、グラフの参照チャート編集方法を提供する。
図1に示すように、本願の一実施例によるグラフの参照チャート編集方法のフローチャートである。
【0013】
ステップS110では、グラフを表示する過程において、グラフ操作対象が選択されるかどうかを検出し、そうであると、ステップS120を実行し、そうでないと、ステップS110を実行し、グラフ操作対象が選択されるかどうかを検出し続ける。
【0014】
グラフは、メインチャート、サブチャート及びグラフ情報を含むが、これらに制限されない。
【0015】
メインチャートとは、グラフ本体に対応する価格動向チャートを指す。グラフ本体は価格動向チャートが属する本体である。グラフ本体は、例えばある会社である。価格動向チャートのタイプは、原株、オプション及び指数を含むが、これらに制限されない。価格動向チャートの周期は、時分割チャート、日K線チャート、周K線チャート、月K線チャート、四半期K線チャート、年K線チャートを含むが、これらに制限されない。
【0016】
サブチャートとは、指標ラインを指す。指標ラインは例えば変動レート、容量指標、傾向指標等である。
【0017】
グラフ情報は、グラフ本体の名称、グラフ本体の取引状態及びグラフ本体の取引情報を含むが、これらに制限されない。取引状態は、取引期間と非取引期間を含むが、これらに制限されない。取引情報は、始値、終値、出来高及び売上高を含むが、これらに制限されない。
【0018】
グラフ操作対象は、グラフ編集エントリとメインチャートに作成される参照チャートを含むが、これらに制限されない。
【0019】
グラフ編集エントリとは、グラフの状態を編集可能状態に切り替えるためのエントリボタンを指す。グラフ編集エントリはグラフの第1の編集ページ及び/又はグラフの第2の編集ページに設けられてもよい。グラフの第1の編集ページは、グラフの見積もりページ(垂直表示面)であってもよい。グラフの第2の編集ページは、メインチャートを少なくとも含む水平表示ページであってもよい。
【0020】
メインチャートに作成される参照チャートとは、メインチャートに作成されるグラフィックを指す。メインチャートに参照チャートを作成することで、メインチャートの形態を分析し、メインチャートの現在の状態と後続の傾向を判断することができる。
【0021】
ステップS120では、前記グラフ操作対象が選択されると、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替える。
【0022】
グラフの状態は、編集可能状態と編集不可能な状態を含む。編集可能状態とは、グラフのメインチャートに参照チャートの編集を許可することを指す。編集不可能な状態とは、グラフのメインチャートに参照チャートの編集を禁止することを指す。参照チャートの編集は、参照チャートの作成、修正及び/又は削除を含む。
【0023】
メインチャートに作成される参照チャートが選択されると、グラフの状態を編集可能状態に切り替え、該参照チャートの修正と削除を許可する。さらに、メインチャートに作成される参照チャートが選択される場合、グラフの状態を編集可能状態に切り替えることは、メインチャートのうちの選択された参照チャートを選択された状態に切り替えることを含む。
【0024】
グラフ編集エントリが選択されると、グラフの状態を編集可能状態に切り替え、メインチャートに参照チャートの作成、修正及び削除を許可する。
【0025】
さらに、グラフ編集エントリが選択されると、第2の編集ページを表示し、第2の編集ページにグラフの状態を編集可能状態に切り替え、第2の編集ページのメインチャートに参照チャートを作成、修正及び削除することを許可し、グラフ編集エントリが閉められると、グラフの状態を編集不可能状態に切り替え、グラフ編集エントリが選択される前のページ状態を回復する。例えば、第2の編集ページにグラフ編集エントリが選択されると、ページが第2の編集ページを維持し、第1の編集ページにグラフ編集エントリが選択されると、第1の編集ページから第2の編集ページに切り替えられ、グラフ編集エントリが閉められた後、その前の第1の編集ページに回復する。
【0026】
ステップS130では、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出する。
【0027】
編集ページにグラフを表示することができる。編集ページはコントロール領域とグラフを含み、コントロール領域とグラフのメインチャートの領域が重なり合う。編集ページは第1の編集ページと第2の編集ページを含み、編集ページのコントロール領域とは、参照チャートを編集する編集タッチイベントを検出するための領域を指し、編集タッチイベントは、タッチダウンイベント(タッチdownイベント)、タッチムーブイベント(タッチmoveイベント)及びタッチアップイベント(タッチupイベント)を含むが、これらに制限されなく、タッチダウンイベントは、ユーザーの指がモバイル端末の画面に触れたときに発生するイベントであり、タッチムーブイベントは、ユーザーの指がモバイル端末の画面に移動(ドラッグ)したときに発生するイベントであり、タッチアップイベントは、ユーザーの指がモバイル端末の画面から離れたときに発生するイベントである。
【0028】
ユーザーの指がモバイル端末の画面にタッチした場合、モバイル端末はタッチイベントを検出するとともに、タッチイベントの発生位置に応じて、該タッチイベントが編集ページのコントロール領域に発生するかどうかを判定することができ、タッチイベントが編集ページのコントロール領域に発生し、且つタイプはタッチダウンイベント、タッチムーブイベントまたはタッチアップイベントであると、編集タッチイベントを検出したと考えられる。
【0029】
ステップS140では、前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行し、前記メインチャートに参照チャートを編集するようにする。
【0030】
参照チャート編集操作は、参照チャート作成操作、参照チャート修正操作及び/又は参照チャート削除操作を含む。
【0031】
参照チャート作成操作は、編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、メインチャートに参照チャートを作成するために使用される。
【0032】
参照チャート修正操作は、編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、メインチャートに作成された参照チャートの位置、属性及び/又は形状を修正するために使用される。
【0033】
参照チャート削除操作は、編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、メインチャートに作成された参照チャートを削除するために使用される。
【0034】
グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集操作を実行する前に、参照チャートの編集説明を設定することができる。参照チャートの編集説明は、参照チャートを如何に作成、修正及び削除するステップを含む。説明表示ボタンが選択されることを検出した後、参照チャートの編集説明を表示するためのページにジャンプし、参照チャートの編集説明を表示する該ページが閉められた後、ジャンプ前のページに戻る。参照チャートの編集説明を表示するページはH5ページであってもよい。H5はHTML(HyperText Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)5の略称であり、即ちHTML5.0である。
【0035】
グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集操作を実行するときに、メインチャートは予め設定された期間ごとに1回更新する必要があるため、メインチャートの正確性に影響を与えないために、参照チャート編集操作を実行する過程において、メインチャートの更新周期に従ってメインチャートを更新し続ける。
【0036】
第1の編集ページにグラフ編集エントリが選択されると、第2の編集ページに切り替えることができ、第2の編集ページに参照チャートを編集し、グラフ編集エントリが閉じられた後、グラフ編集エントリが選択される前の第1の編集ページに回復し、第1の編集ページに、参照チャートを編集した後のメインチャートを表示するか、メインチャートに編集された参照チャートを非表示する。第1の編集ページに参照チャートを編集した後のメインチャートを表示すると、メインチャートにおける参照チャートが選択された後、第1の編集ページを維持し、第1の編集ページに該参照チャートを修正または削除する。
【0037】
グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集操作を実行した後、編集結果をローカルメモリに記憶するか、バックエンドサーバーにアップロードし、該グラフを再度表示する場合、ローカルメモリまたはバックエンドサーバーから、前回の編集結果を取得し、該編集結果に応じて、該グラフのメインチャートに編集された参照チャートを表示することができる。例えば、前回参照チャートを作成した後、今回メインチャートを見る場合、メインチャートに前回作成された参照チャートを表示し、前回参照チャートの色を修正したと、今回メインチャートを見る場合、メインチャートに色を修正した後の参照チャートを表示し、前回参照チャートを削除したと、今回メインチャートを見る場合、参照チャートを削除したメインチャートを表示する。さらに、本実施例は、好ましくは、グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集操作を実行した後、編集結果をバックエンドサーバーにアップロードし、異なるモバイル端末の間に該編集結果を同期するようにする。
【0038】
ユーザーがメインチャートを見るのに便利にするために、編集ページに参照チャート非表示ボタンと参照チャート表示ボタンを設定することができる。参照チャート非表示ボタンが選択された後、メインチャートに編集された参照チャートを非表示し、参照チャート表示ボタンが選択された後、メインチャートに編集された参照チャートを表示する。さらに、デフォルトの場合、参照チャート表示ボタンが選択される。
【0039】
ユーザーがメインチャートを分析するのに便利にするために、編集ページに、線画ツールバー表示、グラフ拡大及び/又は縮小操作、チップ分配、クロスピンロゴ、売買ラベルの設定、カスタムラベル設定、コストライン表示、詳細表示等の機能をサポートさせることができる。さらに、線画ツールバーは、メインチャートに参照チャートを編集するための工具である。線画ツールバーは、複数の線画タイプと複数の属性修正オプションを少なくとも含む。線画ツールバーは独立して表示する2つの部分を含み、第1の部分は複数の線画タイプであり、第2の部分は複数の属性修正オプションを含む。グラフ編集エントリが選択されるか、メインチャートに作成された参照チャートが選択された後、編集ページに線画ツールバーを表示することができ、線画ツールバーが閉められるか、編集ページが閉められるか、グラフ編集エントリが閉められた後、線画ツールバーの表示をキャンセルする。グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集操作を実行するときに、クロスピンロゴ、メインチャートの拡大または縮小の使用を禁止し、グラフ本体を切り替え、メインチャートの周期を切り替える。
【0040】
本願は、グラフ編集エントリが選択された後、編集ページのコントロール領域に、タッチ操作によって、グラフにおけるメインチャートに参照チャート編集を実行する。本願の実施例によって、グラフを表示できるとともに、グラフを表示すると同時に、タッチ操作によって、グラフのメインチャートに参照チャートの編集を行うことができ、ユーザーはメインチャートに編集される参照チャートに応じてメインチャートに価格動向分析を行うことができるようにする。
【0041】
以下、グラフ編集エントリの設定についてさらに説明する。
【0042】
グラフ編集エントリは仮想ボタン及び/又は物理ボタンとして設定できる。
【0043】
グラフ編集エントリが物理ボタンであると、モバイル端末の既存の物理ボタンを利用して実現することができ、例えば、グラフを表示する過程において、HOMEボタンを所定の時間押して、グラフ編集エントリが選択されることを示す。
【0044】
グラフ編集エントリが仮想ボタンであると、グラフ編集エントリをグラフの第1の編集ページ及び/又はグラフの第2の編集ページに設定することができる。例えば、第1の編集ページはグラフを含む見積もりページ(垂直表示ページ)であり、第2の編集ページはメインチャートを少なくとも含む水平表示ページである。
【0045】
図2及び
図3に示すように、いずれもグラフ編集エントリを見積もりページに設定し、メインチャートに対応するツールバーにグラフ編集エントリに対応する仮想ボタン「線画」を設定する。
図2では、グラフ編集エントリ「線画」はツールバーの第1レベルのオプションボタンとして使用され、
図3では、グラフ編集エントリ「線画」が選択された後、第1の編集ページから第2の編集ページに入る。
【0046】
図4に示すように、グラフ編集エントリをメインチャートの水平表示ページに設定し、メインチャートの水平表示ページに、グラフ編集エントリに対応する仮想ボタン「線画」をツールバーに設定し、ペンのグラフィックで文字「線画」を取り替える。グラフ編集エントリ「線画」が選択された後、ページに編集ページを維持させる。
【0047】
グラフの第2の編集ページに設定されるグラフ編集エントリが選択されると、グラフの編集ページを維持する。グラフの第1の編集ページに設定されるグラフ編集エントリが選択されると、グラフの第2の編集ページに入る。グラフの第2の編集ページからグラフ的編集ページに入る場合、遷移特殊効果を使用することで、ユーザーの感覚的効果を向上させる。
【0048】
以下、参照チャート作成操作についてさらに説明する。
【0049】
図5に示すように、本願の一実施例による参照チャートを作成するステップフローチャートである。
【0050】
ステップS510では、編集ページに複数の線画タイプを予め設定する。
【0051】
線画タイプは、線分、水平線分、垂直線分、放射線、直線、水平直線、平行線、等周期線、チャネル線、三角形、矩形、平行四辺形、円、3波線、5波線及び8波線を含むが、これらに制限されない。
【0052】
線画タイプの種類が多いと、ユーザーが必要な線画タイプを見つけやすくするために、線画タイプの特点に応じて、各線画タイプをマルチレベルタイプに分割できる。第1レベルのタイプは親タイプ(高レベルタイプ)、第2レベルのタイプは第1レベルのタイプのサブタイプ(低レベルタイプ)である。
【0053】
第1レベルのタイプは線分タイプ、多辺形タイプ、波線タイプを含むが、これらに制限されない。
【0054】
線分タイプの第2レベルのタイプは、線分、水平線分、垂直線分、放射線、直線、水平直線、平行線、等周期線及びチャネル線を含む。
図6に示すような線画ツールバーの模式図は、第1レベルのタイプのメニュー及び線分タイプの第2レベルのタイプのメニューを示す。
【0055】
多辺形タイプの第2レベルのタイプは、三角形、矩形、平行四辺形、円及び楕円を含む。
【0056】
波線タイプの第2レベルのタイプは、3波線、5波線、8波線、頭肩頂、頭肩底、M頭W底、ABCD形態、XABCD形態、三角形態を含む。
【0057】
ステップS520では、編集ページに予め設定された線画タイプが選択されるかどうかを検出し、そうであると、ステップS530を実行し、そうでないと、ステップS520を実行し続ける。
【0058】
前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出する前に、前記編集ページに予め設定された線画タイプが選択されるかどうかを検出する。
【0059】
線画タイプは第1レベルのタイプのみを含むと、編集ページに予め設定された線画タイプが選択されるかどうかを検出する。予め設定された線画タイプが選択されたのを検出すると、予め設定された色で選択された線画タイプを示す。予め設定された色で選択された線画タイプを示すことで、ユーザーが選択された線画タイプを一目で分かることができる。
【0060】
線画タイプはマルチレベルタイプを含むと、編集ページに予め設定された最低レベルの線画タイプが選択されるかどうかを検出する。予め設定された線画タイプが選択されたのを検出すると、予め設定された色で選択された線画タイプを示すか、低レベルの線画タイプのメニューを非表示し、最高レベルの線画タイプのみを表示し、予め設定された色で選択された線画タイプに対応する最高レベルの線画タイプを示す。
【0061】
ステップS530では、予め設定された線画タイプが選択されたのを検出すると、選択された前記線画タイプに対応するアンカーポイントの総数を決定する。
【0062】
各線画タイプにアンカーポイントの総数を対応的に予め設定する。例えば、線分に対応するアンカーポイントの総数は2つのアンカーポイントであり、三角形に対応するアンカーポイントの総数は3つのアンカーポイントである。
【0063】
1つの線画タイプを選択した後、メインチャートに該線画タイプに対応するアンカーポイントを作成することができ、作成する必要があるアンカーポイントの数は該線画タイプに対応するアンカーポイントの総数と等しく、すべてのアンカーポイントの作成が完成した後、メインチャートに該選択された線画タイプに対応する参照チャートの作成を完成する。
【0064】
ステップS540では、編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成する。
【0065】
編集ページのコントロール領域以外の領域に参照チャート編集操作をサポートしないため、編集ページのコントロール領域に発生する編集タッチイベントのみを検出する。
【0066】
編集ページのコントロール領域にタッチダウンイベントを検出すると、編集ページのコントロール領域にタッチアップイベントを検出し、編集ページのコントロール領域にタッチアップイベントを検出すると、タッチアップイベントの発生位置に応じてアンカーポイントを作成する。
【0067】
さらに、タッチダウンイベントの発生位置はタッチポイントの初期座標位置であり、タッチアップイベントの発生位置はタッチポイントの最終的な座標位置である。タッチポイントの最終的な座標位置をアンカーポイントの作成位置とすることができ、無論、タッチポイントの位置に近い他の位置をアンカーポイントの作成位置とすることもできる。編集ページのコントロール領域にタッチダウンイベントを検出した後、タッチアップイベントを検出する前に、タッチムーブイベントが発生するかどうかを検出することができ、タッチムーブイベントを検出すると、タッチポイントの座標位置を修正する。タッチポイントの座標位置はタッチムーブイベントの最新の発生位置である。
【0068】
具体的に、タッチアップイベントの発生位置に応じてアンカーポイントを作成することは、タッチアップイベントの発生位置でアンカーポイントを作成すること、或いは、アンカーポイントを作成する過程において磁気吸引機能を使用し、即ち、編集ページのコントロール領域にタッチアップイベントを検出すると、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第1の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第1の距離閾値より小さいかどうかを検出すること、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第1の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第1の距離閾値より小さいと検出すると、第1の予め設定されたポイントの位置でアンカーポイントを作成すること、を含む。該距離閾値は、経験値、または試験を通じて得られた値、例えば10個のピクセルポイントの距離である。第1の予め設定されたポイントとは、価格動向チャートにおける予め設定された位置を指す。該予め設定された位置は必要に応じて設定できる。例えば第1の予め設定されたポイントはK線チャートにおける蝋燭の予め設定された蝋燭点であり、例えば蝋燭の最高点、最低点、始点または終点である。該磁気吸引機能は磁気吸引ボタンを介してオンとオフを制御することができる。本実施例において、磁気吸引機能の開閉状態はモバイル端末ローカルに記憶されることができ、バックエンドサーバーに記憶されてもよく、次回編集ページに入るときに、磁気吸引機能の開閉状態を読み取ることができるようにする。磁気吸引機能をオンまたはオフにする場合、編集ページに提示情報を表示できる。該提示情報はtoast提示であってもよい。
【0069】
さらに、アンカーポイントの作成が完成した後、作成された該アンカーポイントが選択された状態にあり、該アンカーポイントにタッチダウンイベントが発生した後、該アンカーポイントの選択された状態をキャンセルする。アンカーポイントの選択された状態をキャンセルした後、次のアンカーポイントの作成を行うことができる。
【0070】
さらに、アンカーポイントを作成する過程において、選択された線画タイプが変化すると、
図5に示すようなフローを再実行する。
【0071】
ステップS550では、作成された前記アンカーポイントに応じて、前記メインチャートに参照チャートを作成するための形状を描画し、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、前記参照チャートの作成が完成する。
【0072】
参照チャートの作成が完成した後、作成された該参照チャートが選択された状態にあり、該参照チャートに参照チャート修正操作と参照チャート削除操作を実行することを許可し、該参照チャートにタッチダウンイベントとタッチアップイベントを発生した後、該参照チャートの選択された状態をキャンセルする。
【0073】
本実施例において、参照チャートの作成が完成した後、線画ツールバーは初期状態、即ちいずれの線画タイプが選択されない状態に回復する。無論、編集ページに連続線画機能を設定してもよい。連続線画機能とは、前の参照チャートの作成が完成した後、線画ツールバーをそのままにしておくことができ、前の参照チャートを作成するときに選択された線画タイプを使用し続け、次の参照チャートを作成する。さらに、連続線画機能がオンにされると、アンカーポイントを作成する過程において、作成されたアンカーポイントの数をカウントし、作成されたアンカーポイントの数が選択された線画タイプに対応するアンカーポイントの総数に等しい場合、参照チャートの作成が完成し、アンカーポイントの数を再カウントし、作成されたアンカーポイントの数が再度選択された線画タイプに対応するアンカーポイント数に等しい場合、1つの参照チャートを再作成する。
【0074】
本実施例において、アンカーポイントを作成する過程において作成されたアンカーポイントの数とアンカーポイントの総数との関係に従って提示してもよい。具体的に、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数以下である場合、アンカーポイント作成提示情報を表示し、前記アンカーポイント作成提示情報は、選択された前記線画タイプ、前記アンカーポイントの総数及び/又は前記作成された前記アンカーポイントの数を含み、及び/又は、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、作成完成提示情報を表示する。アンカーポイント作成提示情報と作成完成提示情報をtoast提示情報として設定することができる。
【0075】
図7に示すように、アンカーポイント作成提示情報の模式図であり、線分に対応する2つのアンカーポイントを作成し、アンカーポイント作成提示情報において「2つのアンカーポイントをクリックする」必要があるのを提示し、2つのアンカーポイントには1つのアンカーポイントもまだ作成されていない。連続線画機能がオンにされると、次の参照チャートを作成し始める場合、アンカーポイント作成提示情報の内容を次の参照チャートに対応する作成されたアンカーポイントの数に変更する必要がある。
【0076】
本実施例において、アンカーポイントを作成する過程において、作成されたアンカーポイントの削除を許可する。具体的には、編集ページにアンカーポイント削除ボタンを設定し、アンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出した後、該アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、その後、アンカーポイント削除ボタンが選択されたのを検出した後、該選択された状態のアンカーポイントを削除する。さらに、1つの参照チャートの1番目のアンカーポイントを作成した後、該1番目のアンカーポイントを削除すると、線画ツールバーを初期状態に回復し、無論、連続線画機能がオンにされると、線画ツールバーをそのままにしておくことができ、初期状態に回復する必要がない。
【0077】
本実施例において、アンカーポイントを作成する過程において、拡大鏡機能を利用して一定の範囲内の画像を表示してもよい。具体的に、前記編集ページのコントロール領域にタッチダウンイベントを検出し、前記タッチダウンイベントが第1の予め設定された時間維持すると、第1の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第1の予め設定された範囲内の画像を拡大表示し、及び/又は、前記編集ページのコントロール領域にタッチムーブイベントを検出すると、第2の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第2の予め設定された範囲内の画像を拡大表示する。第1の予め設定された時間、第1の予め設定された比例、第1の予め設定された範囲、第2の予め設定された比例、第2の予め設定された範囲は経験値、または試験を通じて得られた値である。
【0078】
以下、参照チャート修正操作と参照チャート削除操作についてさらに説明する。
【0079】
編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替え、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、前記参照チャートにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整し、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整する過程において、前記参照チャートにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記参照チャートの位置を固定し、及び/又は、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された属性修正オプションが選択されたのを検出すると、選択された前記属性修正オプションに応じて前記参照チャートの属性を修正し、及び/又は、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定されたグラフィック削除オプションが選択されたのを検出すると、前記参照チャートを削除する。
【0080】
編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、前記アンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整し、且つ前記アンカーポイントの調整後の位置に応じて、前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を調整し、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整する過程において、前記アンカーポイントにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定し、前記アンカーポイントの固定後の位置に応じて前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を固定する。
【0081】
具体的には、参照チャート修正は、参照チャート位置修正、参照チャート属性修正及び/又は参照チャート形状修正を含む。さらに、参照チャートの作成時に、参照チャート属性は予め設定されたデフォルト属性であり、参照チャート属性の修正により、作成時のデフォルト属性を調整することができ、参照チャート形状の修正は、参照チャートにおけるアンカーポイントの位置を修正することによって実現されることができる。
【0082】
さらに、編集ページにロックボタンを設定することができ、該ロックボタンが選択された後、参照チャートの位置、属性及び/又は形状の修正を禁止する。ロックボタンが選択された後、参照チャートまたは参照チャートにおけるアンカーポイントが選択されるとしても、参照チャートの位置、属性及び/又は形状の修正を禁止する。
【0083】
図8に示すように、本願一実施例による参照チャート位置を修正するステップフローチャートである。
【0084】
ステップS810では、編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替える。
【0085】
選択された状態は選択されたことを示し、編集されることが可能である。
【0086】
さらに、参照チャートの作成が完成した後、ユーザーが指のタッチによって参照チャートを選択することができる。
【0087】
参照チャートは線種図、例えば直線、放射線、楕円等であると、タッチが参照チャートを選択するかどうかを判定するときに、タッチポイントと参照チャート上の最も近いピクセルポイントとの間の距離を計算することができ、該距離が予め設定された応答距離より小さいと、参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを判定する。応答距離は経験値または試験を通じて得られた値である。
【0088】
参照チャートは領域チャート、例えば矩形領域であると、タッチが参照チャートを選択するかどうかを判定するときに、領域チャートのエッジ座標に応じて、タッチポイントが領域チャートの範囲内にあるかどうかを判定することができ、タッチポイントが領域チャートの範囲内にあると、参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを判定する。
【0089】
例えば、参照チャートが直線である例を取って、点から直線までの距離式を使用し、タッチポイントから直線までの距離を計算し、該距離が応答距離より小さいと、直線にタッチダウンイベントが発生したのを判定する。参照チャートが放射線である場合、参照チャートが直線である場合を参照することができ、最初に、放射線とコントロール領域の間の境界交差点を見つけ、タッチポイントから放射線までの距離を計算することができ、タッチポイントから該交差点と放射線始点との間の線分までの距離に変換することができる。
【0090】
また、例えば、参照チャートが楕円である例を取ると、楕円の標準式に従って、タッチポイントから楕円までの距離を計算することができ、該距離が応答距離より小さいと、楕円にタッチダウンイベントが発生したのを判定する。
【0091】
更に例えば、参照チャートが矩形領域である例を取ると、タッチポイントが矩形領域内にあるかどうかを計算し、タッチポイントが矩形領域の範囲内にあると、矩形領域にタッチダウンイベントが発生したのを判定する。
【0092】
ステップS820では、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、前記参照チャートにタッチムーブイベントが発生するかどうかを検出する。
【0093】
タッチムーブイベントの発生位置の位置座標(即ちタッチムーブイベントに対応するタッチポイントの位置座標)が参照チャートに位置したのを検出すると、参照チャートにタッチムーブイベントが発生したのを判定する。
【0094】
ステップS830では、前記参照チャートにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整する。
【0095】
タッチムーブイベントに対応するタッチポイントの位置座標を検出し、該タッチムーブイベントに対応するタッチポイントは参照チャートに位置し、タッチポイントの位置座標の変化に応じて、参照チャートの位置を調整する。
【0096】
ステップS840では、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整する過程において、前記参照チャートにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記参照チャートの位置を固定する。
【0097】
タッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標を検出し、該タッチアップイベントに対応するタッチポイントが参照チャートに位置し、参照チャートの位置をタッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標に固定する。さらに、タッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標はタッチムーブイベントに対応するタッチポイントの最終的な位置座標である。
【0098】
参照チャート位置を固定してから、参照チャート位置の修正を完成した後、参照チャートは依然として選択された状態にあり、参照チャートにタッチダウンイベントとタッチアップイベントを再度検出した後、参照チャートの選択された状態がキャンセルされる。
【0099】
図9に示すように、本願の一実施例による参照チャート属性を修正するステップフローチャートである。
【0100】
ステップS910では、編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替える。
【0101】
ステップS920では、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された属性修正オプションが選択されたのを検出すると、選択された前記属性修正オプションに応じて前記参照チャートの属性を修正する。
【0102】
予め設定された属性修正オプションは、色、太さ及び線種を含むが、これらに制限されない。線種の種類は、短点線、長点線、二重線を含む。
【0103】
参照チャート属性の修正が完成した後、参照チャートは依然として選択された状態にあり、参照チャートにタッチダウンイベントとタッチアップイベントを再度検出した後、参照チャートの選択された状態がキャンセルされる。
【0104】
図10に示すように、本願の一実施例による参照チャート形状を修正するステップフローチャートである。
【0105】
ステップS1010では、編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替える。
【0106】
タッチムーブイベントの発生位置の位置座標(即ちタッチムーブイベント対応的タッチポイントの位置座標)がアンカーポイントに位置したのを検出すると、アンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを判定する。
【0107】
ステップS1020では、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、前記アンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整する。
【0108】
タッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標を検出し、該タッチアップイベントに対応するタッチポイントがアンカーポイントに位置し、アンカーポイントの位置をタッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標に固定する。さらに、タッチアップイベントに対応するタッチポイントの位置座標はタッチムーブイベントに対応するタッチポイントの最終的な位置座標である。
【0109】
前記アンカーポイントの位置を修正する過程において、前記アンカーポイントの修正後の位置は他のアンカーポイントの位置に重なり合うか、または距離が第1の予め設定された距離閾値より小さいと、前記アンカーポイントの修正後の位置を移動することで、前記アンカーポイントの移動後の位置と前記他のアンカーポイントの位置との間の距離は第2の予め設定された距離閾値より大きい。第1の予め設定された距離閾値と第2の予め設定された距離閾値は経験値または試験を通じて得られた値である。
【0110】
ステップS1030では、前記アンカーポイントの調整後の位置に応じて、前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を調整する。
【0111】
参照チャートは連続したアンカーポイントで構成されるため、アンカーポイントの位置調整に伴い、参照チャートの形状も調整される。
【0112】
ステップS1040では、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整する過程において、前記アンカーポイントにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定し、且つ前記アンカーポイントの固定後の位置に応じて前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を固定する。
【0113】
本実施例において、前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定することは、前記アンカーポイントを前記タッチアップイベントの発生位置に固定すること、或いは、アンカーポイントの位置を調整する過程において磁気吸引機能を使用することもでき、即ち、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第2の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第2の距離閾値より小さいかどうかを検出し、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第2の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第2の距離閾値より小さいのを検出すると、前記アンカーポイントを前記第2の予め設定されたポイントの位置に移動して固定すること、を含む。該第2の距離閾値は、経験値または試験を通じて得られた値であってもよく、例えば10個のピクセルポイントの距離である。第2の予め設定されたポイントとは、価格動向チャートにおける予め設定された位置を指す。該予め設定された位置は必要に応じて設定されてもよい。例えば第2の予め設定されたポイントはK線チャートにおける蝋燭の予め設定された蝋燭点、例えば蝋燭の最高点、最低点、始点または終点である。
【0114】
本実施例において、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、且つタッチダウンイベントが第2の予め設定された時間持続すると、タッチダウンイベントが発生した前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、且つ第3の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第3の予め設定された範囲内の画像を拡大表示し、及び/又は、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、第4の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第4の予め設定された範囲内の画像を拡大表示し、及び/又は、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された表示方式で、選択された状態にある前記参照チャートまたは前記アンカーポイントを表示する。第2の予め設定された時間、第3の予め設定された比例、第3の予め設定された範囲、第4の予め設定された比例、第4の予め設定された範囲は経験値または試験を通じて得られた値である。参照チャートの線上にタッチダウンイベントが発生したと、参照チャートを選択された状態に切り替え、参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したと、該アンカーポイントを選択された状態に切り替える。
【0115】
さらに、参照チャートが選択されたか、または参照チャートにおけるアンカーポイントが選択された後、選択された時間が第2の予め設定された時間持続すると、第3の予め設定された比例でタッチポイントを中心とする第3の予め設定された範囲内の画像を拡大表示し、選択された参照チャートまたは選択されたアンカーポイントがドラッグされると、第4の予め設定された比例でタッチポイントを中心とする第4の予め設定された範囲内の画像を拡大表示する。このように、参照チャートまたはアンカーポイントを選択するから、指を上げる(タッチアップイベント)まで終了し、タッチポイント周囲の画像を拡大表示し、ユーザーがタッチポイント周囲の状況をより良く観察することができ、選択された参照チャートまたはアンカーポイントをより適切な位置にドラッグする。
【0116】
モバイル端末の画面のサイズの制限により、拡大鏡表示安全領域を設定することができ、拡大表示された画像を拡大鏡表示安全領域に表示することで、拡大表示された画像が常にユーザーの手で遮られないようにする。例えば、画面表示領域を左右の2つの部分に分割し、タッチポイントが左側にあると、拡大鏡表示安全領域が右側にあり、拡大表示された画像を右側に表示し、タッチポイントが右側にあると、拡大鏡表示安全領域が左側にあり、拡大表示された画像を左側に表示し、タッチポイントが左側と右側の分割線にあると、拡大鏡表示安全領域は左側と左側からランダムに選択することができる。
図11に示すように、画像を拡大表示する模式図であり、ユーザーはメインチャートにおける直線の右端を選択し、直線の右端が画面の右側にあり、この時、画面の左側に拡大表示された画像を表示する。参照チャートの作成過程における拡大表示方式について、アンカーポイントの位置調整過程におけるこのような拡大表示方式を参照してもよい。
【0117】
さらに、予め設定された表示方式で、選択された状態にある参照チャートまたはアンカーポイントを表示することは、予め設定された色で選択された状態にある参照チャートまたはアンカーポイントを表示すること、または、選択された状態にある参照チャートまたはアンカーポイントにシャドウを添加すること、を含むが、これらに制限されない。
【0118】
アンカーポイントの位置調整が完成した後、アンカーポイントは依然として選択された状態にあり、アンカーポイントにタッチダウンイベントとタッチアップイベントを再度検出した後、アンカーポイントの選択された状態がキャンセルされる。
【0119】
本実施例において、作成された全ての参照チャートを削除してもよいし、一部の作成された参照チャートを削除してもよい。
【0120】
図12に示すように、本願の一実施例による参照チャートを削除するステップフローチャートである。
【0121】
ステップS1210では、編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替える。
【0122】
ステップS1220では、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定されたグラフィック削除オプションが選択されたのを検出すると、選択された状態にある前記参照チャートを削除する。
【0123】
選択された参照チャートを削除することができることに加え、本実施例はメインチャートに編集された全ての参照チャートを削除することができる。編集ページに参照チャートクリアボタンを設定することができ、参照チャートクリアボタンが選択されたのを検出した後、メインチャートに編集された全ての参照チャートを削除する。参照チャートクリアボタンは、例えば
図6の「画布クリア」ボタンまたは
図7の「全部クリア」ボタンである。
【0124】
さらに、再度確認ポップアップ通知を設定することができ、再度確認ポップアップ通知に削除提示情報、キャンセルオプション及び確認オプションを含む。該ポップアップ提示情報の内容は必要に応じて設定でき、例えば、現在の周期での全ての線画の削除を確認する。グラフィック削除オプションが選択されたのを検出した後、該再度確認ポップアップ通知をポップアップし、キャンセルオプションが選択されると、選択された状態にある参照チャート、またはメインチャートに作成された全ての参照チャートの削除をキャンセルし、確認オプションが選択されるのを検出すると、選択された状態にある参照チャートまたはメインチャートに作成された全ての参照チャートを削除する。
【0125】
メインチャートに作成された全ての参照チャートを削除した後、編集ページに予め設定された削除完成提示情報を表示することができる。該削除完成提示情報はtoast提示情報であってもよい。
【0126】
以下、幾つかの具体的な例を参照して、本願の実施例の参照チャート編集操作の過程を説明する。参照チャート編集が完成した後に、バックエンドサーバーに記憶することができ、次回編集ページに入るか、またはモバイル端末を交換した後、前回の編集結果を見ることができる。
【0127】
図13に示すように、本願の一実施例による線分を編集する模式図である。
【0128】
線分に対応するアンカーポイントの総数は2つである。編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチしてクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントを自動に繋がり、線分の作成が完成する。
【0129】
図14に示すように、本願の一実施例による放射線を編集する模式図である。
【0130】
放射線に対応するアンカーポイントの総数は2つである。編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントを放射線の始点として、2番目のアンカーポイントを放射線におけるある点として、放射線の非始点端がメインチャートの境界まで延伸し、放射線の作成を完成する。
【0131】
図15に示すように、本願の一実施例による直線を編集する模式図である。
【0132】
直線は特定の直線と任意の直線に分割する。特定の直線は水平直線であってもよい。水平直線に対応するアンカーポイントの総数は1つである。ページを編集するコントロール領域に1つのアンカーポイントを作成し、水平直線が該アンカーポイントを通過すればよい。
【0133】
任意の直線は特定の直線以外の直線であってもよい。任意の直線に対応するアンカーポイントの総数は2つである。
【0134】
図15に示すように、編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントの両方を直線上の点として、直線の両端がいずれもメインチャートの境界まで延伸し、直線の作成を完成する。
【0135】
図16に示すように、本願の一実施例による平行線を編集する模式図である。
【0136】
平行線に対応するアンカーポイントの総数は3つである。
【0137】
編集ページのコントロール領域に3つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントの両方を1番目の直線上の点として、1番目の直線の両端はいずれもメインチャートの境界まで延伸し、1番目の直線の作成を完成し、メインチャートにおける第3の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第3の目標位置に3番目のアンカーポイントを作成し、3番目のアンカーポイントを2番目の直線上の点として、2番目の直線を1番目の直線に平行させ、2番目の直線の作成を完成し、続いて平行線の作成を完成する。
【0138】
さらに、1つの直線の状態を選択された状態に切り替えた後、該実行される位置をドラッグすることで、2つの直線の間の距離を調整することができる。
【0139】
図17に示すように、本願の一実施例による等周線を編集する模式図である。
【0140】
等周線に対応するアンカーポイントの総数は2つである。
【0141】
編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、自動に第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントを1番目の垂直直線上の点として、自動に1番目の垂直直線を作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、自動に第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、2番目のアンカーポイントを2番目の垂直直線上の点として、自動に2番目の直線を作成し、1番目の直線と2番目の直線との間の距離を等周線の周期距離として、他の垂直直線を作成する。
【0142】
さらに、その一方のアンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、該アンカーポイントをドラッグすることで、等周線の周期距離を調整することができる。
【0143】
図18に示すように、本願の一実施例によるチャネル線を編集する模式図である。
【0144】
チャネル線に対応するアンカーポイントの総数は3つである。
【0145】
編集ページのコントロール領域に3つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントの両方を1番目の直線上の点として、1番目の直線の両端はいずれもメインチャートの境界まで延伸し、1番目の直線の作成を完成し、メインチャートにおける第3の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第3の目標位置に3番目のアンカーポイントを作成し、3番目のアンカーポイントを2番目の直線上の点として、2番目の直線を1番目の直線に平行させ、2番目の直線の作成を完成し、2番目の直線を対称軸として、1番目の直線の対称直線を作成し、3番目の直線を取得し、チャネル線の作成を完成する。
【0146】
さらに、1つの直線の状態を選択された状態に切り替えた後、該実行される位置をドラッグすることで、3つの直線の間の距離を調整することができる。ドラッグされる実行は2番目の直線であると、距離が大きくなる直線がそのままにして、距離が小さくなる直線の位置を調整することができる。
【0147】
図19に示すように、本願の一実施例による三角形を編集する模式図である。
【0148】
チャネル線に対応するアンカーポイントの総数は3つである。
【0149】
編集ページのコントロール領域に3つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントを繋がり、メインチャートにおける第3の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第3の目標位置に3番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと3番目のアンカーポイントを繋がり、2番目のアンカーポイントと3番目のアンカーポイントを繋がり、三角形の作成を完成する。
【0150】
図20に示すように、本願の一実施例による矩形を編集する模式図である。
【0151】
矩形に対応するアンカーポイントの総数は2つである。
【0152】
編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントを矩形の対角頂点として矩形を作成する。
【0153】
さらに、その一方のアンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、該アンカーポイントをドラッグすることで矩形の長さと幅を調整することができる。
【0154】
図21に示すように、本願の一実施例による平行四辺形を編集する模式図である。
【0155】
平行四辺形に対応するアンカーポイントの総数は3つである。
【0156】
編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントを繋がり、1番目の線分を取得し、メインチャートにおける第3の目標位置に3回目タッチクリックし、指を離すと、第3の目標位置に3番目のアンカーポイントを作成し、2番目のアンカーポイントと3番目のアンカーポイントを繋がり、2番目の線分を取得し、1番目の線分の平行線を描画し、該平行線は3番目のアンカーポイントを1つの端点として、3番目の線分を取得し、2番目の線分の平行線を描画し、該平行線は1番目のアンカーポイントを1つの端点として、4番目の線分を取得し、1番目の線分、2番目の線分、3番目の線分及び4番目の線分で形成された閉じたグラフィックは作成された平行四辺形である。
【0157】
図22に示すように、本願の一実施例による円形を編集する模式図である。
【0158】
円形矩形に対応するアンカーポイントの総数は2つである。
【0159】
編集ページのコントロール領域に2つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントを円心として、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントとの間の距離を半径として、円形を作成し、または、1番目のアンカーポイントを円形上の点として、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントとの間の距離を直径として、円形を作成する。
【0160】
さらに、その一方のアンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、該アンカーポイントをドラッグすることで、円形の直径の大きさを調整することができる。
【0161】
図23に示すように、本願の一実施例による3波線を編集する模式図である。
【0162】
3波線に対応するアンカーポイントの総数は4つである。編集ページのコントロール領域に4つのアンカーポイントを作成する必要がある。さらに、コントロール領域に、即ちメインチャートにおける第1の目標位置に1回タッチクリックし、指を離すと、第1の目標位置に1番目のアンカーポイントを作成し、メインチャートにおける第2の目標位置に2回目タッチクリックし、指を離すと、第2の目標位置に2番目のアンカーポイントを作成し、1番目のアンカーポイントと2番目のアンカーポイントを繋がり、第1の波線分を取得し、メインチャートにおける第3の目標位置に3回目タッチクリックし、指を離すと、第3の目標位置に3番目のアンカーポイントを作成し、2番目のアンカーポイントと3番目のアンカーポイントを繋がり、第2の波線分を取得し、メインチャートにおける第4の目標位置に4回目タッチクリックし、指を離すと、第4の目標位置に4番目のアンカーポイントを作成し、3番目のアンカーポイントと4番目のアンカーポイントを繋がり、第4の波線分を取得し、3波線の作成を完成する。
【0163】
さらに、その一方のアンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、該アンカーポイントをドラッグすることで、該アンカーポイントに接続関係がある線分の長さと角度を調整することができる。
【0164】
以上でメインチャートに作成された参照チャートは、メインチャート形態を分析するために使用でき、さらに、メインチャートの現在の状況と後続の傾向を判断することができる。例えば、直線は、株券の将来の価格動向を予測するための傾向線として使用でき、傾向線の2つの端点はそれぞれ一定の期間内の株価の最高点または最低点を繋がることができ、傾向線の角度は株価の上昇または下降の軌跡を反映できる。また、例えば、市場の底部では、ショートサイドのエネルギーが徐々に弱まっているが、マルチサイドの強さは突然増加するのではなく、ゆっくりと明らかになり、その結果、K線チャートに1つの円弧底が発生し、このとき、円形または楕円形の参照チャートを作成することによって、K線チャートに円弧底が発生するかどうかを判断することができる。更に例えば、3波線は8波線の簡素化された傾向であり、3波線はABC三波傾向を含み、上昇過程においてA波は第1の波であり、B波は調整波(第2の波)であり、C波は主昇波(第3の波)であり、ABC三波傾向に従って、上昇初期のリバウンドを把握し、それに応じて、最低点で購入し、後での大幅な増加を享受することができる。
【0165】
本願の実施例はグラフの参照チャート編集機器をさらに提供する。
図24に示すように、本願の一実施例によるグラフの参照チャート編集機器の構造図である。
【0166】
本実施例において、前記グラフの参照チャート編集機器は、プロセッサー2410及びメモリ2420を含むが、これらに制限されない。
【0167】
前記プロセッサー2410はメモリ2420に記憶されたグラフの参照チャート編集プログラムを実行するために使用され、上記のグラフの参照チャート編集方法が実現される。グラフの参照チャート編集方法について、以上で詳細に説明したため、ここで詳細に説明しない。
【0168】
具体的に、
図25に示すように、前記プロセッサー2410は、ユーザーインターフェース(User Interface、UIと略称)ユニット2510、ジェスチャーコントローラー2520及びグラフィック計算ユニット2530を備える。ジェスチャーコントローラー2520とグラフィック計算ユニット2530は独立して存在でき、1つに組み合わせて1つの独立したユニットを形成することもできる。
【0169】
ユーザーインターフェースユニット2510は、グラフを表示する過程において、グラフ操作対象が選択されるかどうかを検出することと、前記グラフ操作対象が選択されると、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替え、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後に編集ページに発生したタッチイベントを検出し、検出されたタッチイベントの情報をジェスチャーコントローラー2520に報告することと、に用いられる。
【0170】
タッチイベントの情報はタッチイベントの発生位置の位置座標を含む。
【0171】
ジェスチャーコントローラー2520では、ユーザーインターフェースユニット2510から報告されたタッチイベントを受信し、該タッチイベントに合法性検証を行い、該タッチイベントの合法性検証が通過すると、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出したことを判定し、該編集タッチイベントの情報をグラフィック計算ユニット2530に伝達するために使用される。
【0172】
編集ページはコントロール領域とグラフを含み、且つコントロール領域がグラフのメインチャートの領域に重なり合う。
【0173】
編集タッチイベントの情報は、編集タッチイベントの発生位置の位置座標を含む。
【0174】
合法性検証は、タッチイベントの位置座標がコントロール領域内にあるかどうかを判定し、タッチイベントの位置座標がコントロール領域内にあると、合法性検証が通過したのを判定し、逆に、合法性検証が通過しないのを判定することを含む。
【0175】
グラフィック計算ユニット2530は、前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行し、前記メインチャートに参照チャートを編集するために使用される。
【0176】
グラフィック計算ユニット2530はさらに、前記メインチャートに編集された参照チャートをユーザーインターフェースユニット2510に送信するために使用される。ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、グラフィック計算ユニット2530から送信された前記メインチャートに編集された参照チャートを受信して、編集インターフェースにおけるメインチャートに表示されるために使用される。
【0177】
さらに、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記グラフの状態を編集可能状態に切り替えた後、前記グラフに対応する編集ページのコントロール領域に予め設定された編集タッチイベントを検出する前に、前記編集ページに予め設定された線画タイプが選択されるかどうかを検出することと、予め設定された線画タイプが選択されたのを検出すると、選択された前記線画タイプに対応するアンカーポイントの総数を判定し、該線画タイプに対応するアンカーポイントの総数をグラフィック計算ユニット2530に送信することと、に用いられる。グラフィック計算ユニット2530は、前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成することと、作成された前記アンカーポイントに応じて、前記メインチャートに参照チャートを作成するための形状を描画することであって、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、前記参照チャートの作成が完成することと、に用いられる。
【0178】
さらに、編集タッチイベントはタッチダウンイベントとタッチアップイベントを含み、グラフィック計算ユニット2530は、前記編集ページのコントロール領域に前記タッチダウンイベントを検出すると、前記編集ページのコントロール領域にタッチアップイベントを検出することと、前記編集ページのコントロール領域に前記タッチアップイベントを検出すると、前記タッチアップイベントの発生位置に応じてアンカーポイントを作成することと、に用いられる。
【0179】
さらに、編集タッチイベントはタッチムーブイベントをさらに含み、グラフィック計算ユニット2530は、前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成する過程において、前記編集ページのコントロール領域にタッチダウンイベントを検出するとともに、前記タッチダウンイベントが第1の予め設定された時間持続すると、第1の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第1の予め設定された範囲内の画像を拡大表示すること、及び/又は、前記編集ページのコントロール領域にタッチムーブイベントを検出すると、第2の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第2の予め設定された範囲内の画像を拡大表示すること、に用いられる。グラフィック計算ユニット2530は、前記タッチアップイベントの発生位置にアンカーポイントを作成すること、または、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第1の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第1の距離閾値より小さいのを検出すると、前記第1の予め設定されたポイントの位置にアンカーポイントを作成することに用いられる。
【0180】
さらに、グラフィック計算ユニット2530は、前記編集ページのコントロール領域に検出された編集タッチイベントに応じて、前記グラフのメインチャートにアンカーポイントを作成する過程において、作成された前記アンカーポイントの数を判定し、作成された前記アンカーポイントの数をユーザーインターフェースユニット2510に送信する。ユーザーインターフェースユニット2510は、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数以下である場合、アンカーポイント作成提示情報を表示することであって、前記アンカーポイント作成提示情報は選択された前記線画タイプ、前記アンカーポイントの総数及び/又は前記作成された前記アンカーポイントの数を含むこと、及び/又は、作成された前記アンカーポイントの数が前記アンカーポイントの総数と等しい場合、作成完成提示情報を表示することに用いられる。
【0181】
さらに、編集タッチイベントはタッチダウンイベント、タッチムーブイベント及びタッチアップイベントを含み、ユーザーインターフェースユニット2510は、前記編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えるために使用され、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、前記参照チャートにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、タッチムーブイベントの情報をグラフィック計算ユニット2530に報告するために使用され、グラフィック計算ユニット2530はさらに、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整するために使用され、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記タッチムーブイベントに応じて前記参照チャートの位置を調整する過程において、前記参照チャートに発生したタッチアップイベントを検出することと、前記参照チャートにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、該タッチアップイベントの情報をグラフィック計算ユニット2530に報告することと、に用いられ、グラフィック計算ユニット2530は前記タッチアップイベントに応じて前記参照チャートの位置を固定し、及び/又は、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された属性修正オプションが選択されたのを検出すると、選択された前記属性修正オプションに応じて前記参照チャートの属性を修正するために使用され、及び/又は、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記参照チャートの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定されたグラフィック削除オプションが選択されたのを検出すると、前記参照チャートを削除するために使用される。
【0182】
さらに、編集タッチイベントはタッチダウンイベント、タッチムーブイベント及びタッチアップイベントを含み、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記編集ページのコントロール領域に、作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出すると、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えるために使用され、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、前記アンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、該タッチムーブイベントの情報をグラフィック計算ユニット2530に報告するために使用され、グラフィック計算ユニット2530は前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整し、且つ前記アンカーポイントの調整後の位置に応じて、前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を調整し、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記タッチムーブイベントに応じて前記アンカーポイントの位置を調整する過程において、前記アンカーポイントにタッチアップイベントが発生したのを検出すると、該タッチアップイベントをグラフィック計算ユニット2530に報告し、グラフィック計算ユニット2530は前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定し、且つ前記アンカーポイントの固定後の位置に応じて前記アンカーポイントが位置する参照チャートの形状を固定し、グラフィック計算ユニット2530は位置調整後のアンカーポイントと形状調整後の参照チャートをユーザーインターフェース2510に送信して表示する。前記タッチアップイベントに応じて前記アンカーポイントの調整後の位置を固定することは、前記アンカーポイントを前記タッチアップイベントの発生位置に固定すること、または、前記タッチアップイベントの発生位置と前記メインチャートにおける第2の予め設定されたポイントとの間の距離が予め設定された第2の距離閾値より小さいのを検出すると、前記アンカーポイントを前記第2の予め設定されたポイントの位置に移動して固定することを含む。
【0183】
さらに、前記編集タッチイベントはタッチダウンイベントとタッチムーブイベントを含み、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記グラフにおけるメインチャートに参照チャートの編集操作を実行する過程において、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、且つ前記タッチダウンイベントが第2の予め設定された時間持続すると、タッチダウンイベントが発生した前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、且つ第3の予め設定された比例で前記タッチダウンイベントの発生位置にある第3の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するために使用され、及び/又は、ユーザーインターフェースユニット2510は、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチムーブイベントが発生したのを検出すると、第4の予め設定された比例で前記タッチムーブイベントの発生位置にある第4の予め設定された範囲内の画像を拡大表示するために使用され、及び/又は、ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、作成された参照チャートの線上または作成された参照チャートのアンカーポイントにタッチダウンイベントが発生したのを検出し、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替え、前記参照チャートまたは前記アンカーポイントの状態を選択された状態に切り替えた後、予め設定された表示方式で、選択された状態にある前記参照チャートまたは前記アンカーポイントを表示するために使用される。
【0184】
ユーザーインターフェースユニット2510はさらに、前記メインチャートに参照チャートを編集した後、前記メインチャートに編集された参照チャートをメモリ2420及び/又はバックエンドサーバーにアップロードする。
【0185】
本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。ここでコンピュータ可読記憶媒体に1つまたは複数のプログラムが記憶される。コンピュータ可読記憶媒体は、ランダムアクセスメモリなどの揮発性メモリ、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク、またはソリッドステートハードディスクなどの不揮発性メモリ、上記の種類のメモリの組合わせを含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体における1つまたは複数のプログラムが1つまたは複数のプロセッサーによって実行され、上記のグラフの参照チャート編集方法が実現される。グラフの参照チャート編集方法を以上で詳細に説明したため、ここで詳細に説明しない。
【0186】
以上は本願の実施例だけであり、本願を制限するためのものではなく、当業者にとって、本願は様々な変更と変化が可能である。本願の精神と原則から逸脱しない限り、行ったいずれの修正、等価置換、改善等は、いずれも本願の請求項の範囲内に含まれるべきである。
【0187】
本願は2020年3月23日に提出された、発明名称が「グラフの参照チャート編集方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体」の中国特許出願202010209012.0の優先権を主張しており、その全部の内容が引用により本明細書に組み込まれる。