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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-09
(45)【発行日】2024-09-18
(54)【発明の名称】内容物容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20240910BHJP
   A45D 33/00 20060101ALI20240910BHJP
【FI】
A45D34/04 560
A45D33/00 640
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022570467
(86)(22)【出願日】2020-05-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-04
(86)【国際出願番号】 KR2020006792
(87)【国際公開番号】W WO2021235582
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2022-11-18
(31)【優先権主張番号】10-2020-0060267
(32)【優先日】2020-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513160763
【氏名又は名称】コルマー コリア カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】KOLMAR KOREA CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Kolmar Korea, 12-11, Deokgogae-gil, Jeonui-myeon, Sejong, 30004, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒョン サン
(72)【発明者】
【氏名】イ、チャン ス
(72)【発明者】
【氏名】アン、グ ソプ
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョン ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ヘ ジン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒ ユン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ウン ジ
【審査官】遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-062130(JP,A)
【文献】実開昭62-204506(JP,U)
【文献】特表2016-536099(JP,A)
【文献】特表2017-535375(JP,A)
【文献】登録実用新案第3214566(JP,U)
【文献】実開昭64-031017(JP,U)
【文献】特開2003-235636(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0022420(KR,A)
【文献】特開2004-298598(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0166975(US,A1)
【文献】実開平01-031017(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 34/04
A45D 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物容器として、
内容物が収容される収容空間が形成される容器部と、
前記収容空間と連通し、前記容器部の少なくとも一部分を囲むように前記容器部に結合する中体と、
前記中体に回動可能に連結され、前記収容空間を開閉する内側カバーと、
前記中体に回動可能に連結され、前記中体を開閉する外側カバーと、を含み、
前記容器部は、上側に開放され、前記中体に結合する口部と、前記口部から下側で前記収容空間を形成する収容部と、を含み、
前記中体は、前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーが密着する内側枠部と、前記内側枠部の外側に形成され、前記外側カバーが回動可能に連結される外側枠部と、前記内側枠部と外側枠部を連結する枠連結部と、を含み、
前記口部の内側が前記内側枠部の外側と結合し、
前記外側カバーと前記外側枠、前記内側カバーと前記内側枠部、及び、前記口部の内側と前記内側枠部の外側がそれぞれ密着することによって前記収容部が密閉される、内容物容器。
【請求項2】
前記収容部は、前記収容空間の底面を形成する基底部と、前記基底部の周りに沿って上側に形成される内側壁と、前記内側壁を囲む外側壁と、前記内側壁と前記外側壁を連結する側壁連結部と、をさらに含む請求項1に記載の内容物容器。
【請求項3】
前記外側壁は、透明または半透明の素材であり、前記外側壁の内側に位置する前記内側壁が透視される請求項2に記載の内容物容器。
【請求項4】
前記側壁連結部は、前記内側壁と前記外側壁の下端を連結するが、下側に突出して形成される請求項2に記載の内容物容器。
【請求項5】
前記外側壁と前記内側壁との間の離隔空間は、上側に開放されるが、前記中体によってカバーされる請求項2に記載の内容物容器。
【請求項6】
前記内側カバーは、前記内側カバーの下側に突出して形成され、前記内側カバーの密閉回動時に前記中体に密着することによって、前記収容空間を密閉する内側密着部を含む請求項1に記載の内容物容器。
【請求項7】
前記内側カバーは、前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーを前記中体に固定する第1カバーロック部を含む請求項1に記載の内容物容器。
【請求項8】
前記内側カバーは、前記枠連結部に回動可能に連結され、前記外側カバーは、前記外側枠部に回動可能に連結される請求項1に記載の内容物容器。
【請求項9】
前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーの第1カバーロック部が結合するための第1中体ロック部の少なくとも一部は、前記枠連結部に形成され、前記外側カバーの密閉回動時に前記外側カバーの内側壁の第2カバーロック部が結合するための第2中体ロック部の少なくとも一部は、前記外側枠部に形成される請求項1に記載の内容物容器。
【請求項10】
前記中体の内側で前記収容空間を密閉するように前記中体に対して取り外し可能に結合する密閉部をさらに含み、
前記密閉部と前記中体は、二重射出によって一体に形成される請求項6に記載の内容物容器。
【請求項11】
前記中体の内側で前記収容空間を密閉するように前記中体に対して取り外し可能に結合し、上側に牽引部が形成される密閉部をさらに含み、前記内側カバーの密閉回動時に前記牽引部の少なくとも一部が収容されるように前記内側カバーの底面のうち、所定の領域が内側に陥没する請求項10に記載の内容物容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物容器に関するものであって、具体的には、製造の利便性および密閉性能を改善した内容物容器に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧とは、身体の美しい部分を引き立てるようにし、さらに身体の弱点を補完して外見をより健康で美しく飾るためのものであって、使用感や効能を改善するために様々な剤形や化粧成分が用いられている。例えば、内容物に水分や揮発性物質が含まれて柔らかくしっとりとした使用感や吸収力を高めたり、ビタミンなどの皮膚有効成分が含まれることもある。
【0003】
このように、様々な剤形または化粧品成分が使用されるほど、化粧品容器の気密と密閉性能が重要である。安定して密閉されない場合、容器に保管された内容物が乾燥して固まったりひび割れが発生するなど剤形が変化するか、またはその効能が低下する問題が発生する可能性があるためである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前述の問題点を解決するためのものであって、製造の利便性および密閉性能を改善した内容物容器を提供することをその目的とする。
【0005】
本発明の技術的課題は、前述の技術的課題に限定されず、言及されていない他の技術的課題は、以下の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態によって内容物容器が提供される。前記容器は、内容物が収容される収容空間が形成される容器部と、前記収容空間と連通し、前記容器部の少なくとも一部を囲むように前記容器部に結合する中体と、前記中体に回動可能に連結され、前記収容空間を開閉する内側カバーと、前記中体に回動可能に連結され、前記中体を開閉する外側カバーと、を含み得る。
【0007】
また、前記容器部は、上側に開放され、前記中体に結合する口部と、前記口部から下側で収容空間を形成する収容部と、を含み得る。
【0008】
また、前記収容部は、前記収容空間の底面を形成する基底部と、前記基底部の周りに沿って上側に形成される内側壁と、前記内側壁を囲む外側壁と、前記内側壁と前記外側壁を連結する側壁連結部と、をさらに含み得る。
【0009】
また、前記外側壁は、透明または半透明の素材であり、前記外側壁の内側に位置する前記内側壁が透視されることができる。
【0010】
また、前記側壁連結部は、前記収容部と前記外側壁の下端を連結するが、下側に突出して形成され得る。
【0011】
また、前記外側壁と収容部との間の離隔空間は、上側に開放されるが、前記中体によってカバーできる。
【0012】
また、前記内側カバーは、前記内側カバーの下側に突出して形成され、前記内側カバーの密閉回動時に前記中体に密着することによって、前記収容空間を密閉する内側密着部を含み得る。
【0013】
また、前記内側カバーは、前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーを前記中体に固定する第1カバーロック部を含み得る。
【0014】
また、前記中体は、前記容器部と結合し、前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーが密着する内側枠部と、前記内側枠部の外側に形成され、前記外側カバーが回動可能に連結される外側枠部と、前記内側枠部と外側枠部を連結する枠連結部と、を含み得る。
【0015】
また、前記内側カバーは、前記枠連結部に回動可能に連結され、前記外側カバーは、前記外側枠部に回動可能に連結できる。
【0016】
また、前記内側カバーの密閉回動時に前記内側カバーの第1カバーロック部が結合するための第1中体ロック部の少なくとも一部は、前記枠連結部に形成され、前記外側カバーの密閉回動時に前記外側カバーの内側壁の第2カバーロック部が結合するための第2中体ロック部の少なくとも一部は、前記外側枠部に形成され得る。
【0017】
また、前記中体の内側で前記収容空間を密閉するように、前記中体に対して取り外し可能に結合する密閉部をさらに含み、前記密閉部と前記中体は、二重射出によって一体に形成され得る。
【0018】
また、前記中体の内側で前記収容空間を密閉するように前記中体に対して取り外し可能に結合し、上側に牽引部が形成される密閉部をさらに含み、前記内側カバーの密閉回動時に、前記牽引部の少なくとも一部が収容されるように、前記内側カバーの底面のうち、所定の領域を内側に陥没させることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、内容器および外容器の二重容器構造を用いる従来技術とは異なり、単一の容器構造を用いるが、中体に内側カバーおよび外側カバーを回動可能に連結することによって、内側カバーによる1次密閉および外側カバーによる2次密閉を通じて内容物を効果的に密閉することができる。
【0020】
また、本発明によると、内容物容器を3~5つの部品の組み合わせで具現でき、製造が簡単かつコストが経済的である。
【0021】
また、本発明によると、内側カバーおよび外側カバーが一体におよび/または組み立て連結される中体に容器部を結合する動作のみで内容物容器を完成でき、製造が簡便で、リフィルなどのための容器部の交換が容易である。
【0022】
また、本発明によると、透明素材の外側壁および内側壁が一体に形成される容器部を介して二重容器の美感および機能を発揮することができる。
【0023】
また、本発明によると、内側カバーおよび外側カバーのそれぞれにカバーロック部が備えられ、中体に対する密閉回動状態を固定させることによって、より強化された密閉性能を提供し得る。
【0024】
また、本発明によると、内側カバーは、外側カバーに比べて中体の内側に位置し、内側カバーを固定するための第1中体ロック部が外側カバーを固定するための第2中体ロック部よりも内側に位置するようにして内側カバーと外側カバー間の干渉を防止できる。
【0025】
また、本発明によると、中体の内側に収容空間を密閉する密閉部を備えて密閉性能を強化するが、密閉部を容易に分離させて使用感を向上させることができる。
【0026】
本発明の詳細な説明で引用される図面をより十分に理解するために各図面の簡単な説明が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の実施形態による内容物容器を示す。
図2】本発明の実施形態による内容物容器の分解状態を示す。
図3】本発明の実施形態による内容物容器の分解状態の断面を示す。
図4】本発明の実施形態による密閉部を示す。
図5】本発明の実施形態による密閉部が備えられる内容物容器を示す。
図6】本発明の実施形態による密閉部が備えられる内容物容器を示す。
図7】本発明の実施形態による容器部を示す。
図8】本発明の実施形態による含浸部材を示す。
図9】本発明の実施形態による含浸部材を示す。
図10】本発明の実施形態による容器部を示す。
図11】本発明の実施形態による容器部を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面に記載された内容を参照して本発明による例示的な実施形態を詳細に説明する。各図に示されている同じ参照番号または符号は、実質的に同じ機能を行う部品または構成要素を示す。以下に記載される便宜上、上下左右の方向は、図面を基準としたものであり、当該方向に本発明の権利の範囲が必ずしも限定されるものではない。
【0029】
第1、第2などの序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために使用できるが、構成要素は、用語によって限定されない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利の範囲から逸脱することなく、第1構成要素を第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。「および/または」という用語は、複数の関連項目の組み合わせまたは複数の関連項目のうち、いずれか1つの項目を含む。
【0030】
本明細書で使用される用語は、実施形態を説明するために使用されたものであって、本発明を制限および/または限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに別の方式で意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、含むまたは有するなどの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または追加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0031】
明細書全体において、ある部分が他の部分と連結されていると言うとき、これは、直接的に連結されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで電気的に連結されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を含むと言う場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0032】
図1は、本発明の実施形態による内容物容器を示し、図2は、本発明の実施形態による内容物容器の分解状態を示し、図3は、本発明の実施形態による内容物容器の分解状態の断面を示す。
【0033】
図1図3を参照すると、内容物容器1000は、容器部100、中体200、内側カバー300および外側カバー400を含み得る。
【0034】
容器部100は、内容物を収容するために上部が開放された収容空間を備え得る。ここで、内容物は、液状、ゲル状または粉末状の化粧料であり得る。
例えば、内容物は、ローション、ミルクローション、モイスチャーローション、栄養ローション、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンジェント、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイスチャークリーム、美白エッセンス、トーンアップクリーム、日焼け止め、サンクリーム、サンミルク、BBクリーム、ベース、ファンデーション、CCクリーム、コンシーラー、ブラッシャー、シェーディング、アイシャドウ、アイブロウ、アイクリーム、プライマーなどを含み得る。ただし、これに限定されるものではなく、他の剤形や種類の化粧料、医療用内容物などが適用され得る。内容物は、収容空間に直接充填されるか、またはスポンジなどからなる含浸部材、化粧皿などを通じて収容空間に充填され得る。
【0035】
実施形態において、容器部100は、上側に開放され、中体200(特に、内側枠部210)と結合する口部110と、口部110から下側に形成されて収容空間を形成する収容部120と、を含み得る。収容部120の少なくとも一部が中体200より下側に位置することによって、収容部120の大きさおよび/または形状、すなわち、収容空間の大きさおよび/または形状が中体200によって制限されることを防止できる。
【0036】
実施形態において、口部110の内側または外側には、ねじ山が形成され得る。口部110のねじ山に対応して中体200にもねじ山が形成され、互いにねじ結合し得る。ただし、実施形態によってねじ結合以外に嵌合結合、係合結合などの様々な方式で口部110と中体200が互いに結合し得、この場合、ねじ山以外に突起、溝などの構成が結合に用いられ得る。
【0037】
実施形態において、収容部120は、収容空間の底面を形成する基底部122と、基底部122の周りに沿って上側に形成される内側壁124と、内側壁124を囲む外側壁126と、収容部120と外側壁126を連結する側壁連結部128と、を含み得る。内側壁124と外側壁126の二重構造を形成して容器部100のボリューム感を形成し、外部衝撃から内容物を効果的に保護できる。特に、外側壁126と内側壁124との間に離隔空間(または空気層)を形成し、容器部100の全体的な重量を減少させながらも改善された断熱性能を提供し得る。ここで、収容部120は、単一部材で一体になるが、これに限定されるものではない。
【0038】
実施形態において、容器部100の少なくとも一部は、透明または半透明の素材であり得る。例えば、外側壁126は、透明または半透明であり得、外側壁126を介して内側壁124が透視されることができる。このとき、内側壁124は、透明、半透明、または不透明であり得る。ただし、これは例示的なものであって、容器部100は、不透明素材であり得る。
【0039】
実施形態において、側壁連結部128は、内側壁124と外側壁126の下端を連結できる。内側壁124と外側壁126との間の離隔空間の下端が側壁連結部128によって密閉されることによって、異物が離隔空間に下側から流入することを防止できる。このとき、内側壁124と外側壁126との間の離隔空間の上端は、中体200によってカバーされることによって、汚染から離隔空間を保護できる。
【0040】
実施形態によって側壁連結部128は、下側に突出して形成され得る。内容物容器1000が外部底面に安着するとき、下側に突出した側壁連結部128によって外側壁126、内側壁124、および基底部122が外部底面から離隔し得る。これにより、容器部100を外部衝撃から保護し、基底部122と外部底面との間に離隔空間が形成され、改善された断熱性能を提供し得る。
【0041】
実施形態において、複数の容器部100を備え得る。このとき、複数の容器部100は、互いに同一または異なる形状を有し得る。これに付加的/代替的に、複数の容器部100には、同一または異なる内容物が収容されることができる。すなわち、使用者は、必要や選好または内容物の使用程度に応じて容器部100を変更または交換しながら使用できる。
【0042】
実施形態において、密封シートが口部110に結合することによって、容器部100の収容空間が密閉されることができる。使用者は、容器部100から密閉シートを除去した後、容器部100を中体200などに結合するか、または容器部100を中体200などに結合した状態で密閉シートを除去することによって、容器部100内の内容物を使用できる。また、複数の容器部100が備えられる場合、これらのうち、少なくとも1つが密閉シートによって密閉された状態を維持することができる。密閉シートは、例えば、PET、AL、PEなどの材料からなり得る。
【0043】
中体200は、収容空間と連通し、容器部100の少なくとも一部(例えば、口部110)を囲むように容器部100に結合し得る。中体200には、内側カバーおよび/または外側カバーが直/間接的に連結され、回動しながら収容空間を開閉することができる。
【0044】
実施形態において、中体200は、容器部100の口部110の周りに沿って形成される内側枠部210と、内側枠部210の外側に形成される外側枠部220と、内側枠部210と外側枠部220を連結する枠連結部230と、を含み得る。このとき、内側枠部210、外側枠部220、および/または枠連結部230は、一体に形成されるか、または別の部品で組み立て形成され得る。後者の場合、内側枠部210、外側枠部220、および/または枠連結部230は、ねじ結合、嵌合結合、係合結合などの様々な方式で互いに結合し得る。
【0045】
実施形態において、内側枠部210は、内側または外側にねじ山が形成され得る。ねじ山は、容器部100の口部110に形成されたねじ山とねじ結合し得る。実施形態によってねじ結合以外に嵌合結合、係合結合などの様々な方式で内側枠部210が容器部100と互いに結合し得、この場合、ねじ山以外に突起、溝などの構成が結合に用いられ得る。
【0046】
実施形態において、中体200と容器部100の結合時に、外側枠部220は、容器部100の外側壁126の上端面および/または内側面に密着できる。外側枠部によって外側壁126と内側壁124との間の離隔空間がカバーできる。
【0047】
実施形態において、収容空間を開閉するために、内側カバー300および外側カバー400が中体200に対して回動することができる。具体的に、内側カバー300が中体200に対して開放回動しながら収容空間を開放し、内側カバー300が中体200に対して密閉回動しながら中体200の内側枠部210に密着して収容空間を密閉することができる。これに加えて、外側カバー400が中体200に対して開放回転しながら中体200の収容空間を開放し、外側カバー400が中体200に対して密閉回動しながら中体200の枠連結部230または外側枠部220に密着して収容空間を密閉することができる。
【0048】
このとき、内側カバー300および外側カバー400間の干渉を防止するために内側カバー300は、外側カバー400よりも中体200の内側に回動可能に連結できる。例えば、内側カバー300は、枠連結部230に回動可能に連結され、外側カバー400は、外側枠部220に回動可能に連結できる。また、例えば、内側カバー300は、内側枠部210に回動可能に連結され、外側カバー400は、枠連結部230および/または外側枠部220に回動可能に連結できる。
【0049】
実施形態において、中体200には、第1中体ロック部240および第2中体ロック部250が形成され得る。第1中体ロック部240および第2中体ロック部250は、それぞれ内側カバー300の第1カバーロック部330および外側カバー400の第2カバーロック部410と結合し、内側カバー300と外側カバー400の密閉回動状態を固定することができる。
【0050】
このとき、内側カバー300および外側カバー400間の干渉を防止するために第1中体ロック部240は、第2中体ロック部250よりも中体200の内側に形成され得る。例えば、第1中体ロック部240の少なくとも一部は、枠連結部230に形成され、第2中体ロック部250の少なくとも一部は、外側枠部220に形成され得る。例えば、第1中体ロック部240の少なくとも一部は、枠連結部230および/または外側枠部220に形成され、第2中体ロック部250の少なくとも一部は、外側枠部220および/または枠連結部230に形成され得る。例えば、第1中体ロック部240の少なくとも一部は、内側枠部210に形成され、第2中体ロック部250の少なくとも一部は、枠連結部230および/または外側枠部220に形成され得る。第1中体ロック部240の少なくとも一部および第2中体ロック部250の少なくとも一部が外側枠部220、枠連結部230などに等しく形成されても、第1中体ロック部240の少なくとも一部よりも、第2中体ロック部250の少なくとも一部が中体200の外側に形成され得る。
【0051】
内側カバー300は、中体200に回動するように連結され、中体200に対して開放回動または密閉回動しながら収容空間を開閉することができる。
【0052】
実施形態において、内側カバー300は、中体200の少なくとも一部と一体に形成されるか、または別の部品で形成されて組み立て連結できる。前者の場合、例えば、内側カバー300は、内側カバー300と中体200との間に一体に形成された軟質の屈曲部を介して中体200と連結でき、屈曲部の屈曲によって内側カバー300が枠部に対して回動することができる。後者の場合、例えば、内側カバー300と中体200にそれぞれ形成された回動突起と回動溝間の結合によって内側カバー300が中体200に対して回動可能に連結できる。また、例えば、内側カバー300と中体200には、互いに対応する貫通ホールが形成され、貫通ホールに固定ピンが挿入され、内側カバー300と枠部を回動可能に連結できる。
【0053】
実施形態において、内側カバー300の下側に内側密着部310が突出して形成され得る。内側カバー300が密閉回動するとき、内側密着部310が中体200、特に、内側枠部210に密着し、収容空間の密閉をより強化することができる。
【0054】
実施形態において、内側カバー300の下側に外側密着部320が突出して形成され得る。外側密着部320は、内側密着部310の外側で周りに沿って形成され得、内側カバー300が密閉回動するとき、外側密着部320が中体200(特に、枠連結部230)に密着して収容空間の密閉をより強化することができる。
【0055】
実施形態において、内側カバー300には、内側カバー300の密閉回動時に内側カバー300を中体200(特に、第1中体ロック部240)に固定する第1カバーロック部330が形成され得る。第1カバーロック部330は、外側密着部320の一部に突出して形成されるか、または外側密着部320と内側密着部310との間に形成され得る。例えば、第1カバーロック部330は、係止突起を含み、これに対応して第1中体ロック部240は、係止溝を含み得る。特に、第1中体ロック部240の係止溝は、枠連結部230が陥没して形成され、第1カバーロック部330の係止突起は、係止溝に挿入されて結合されるため、内側カバー300が中体200に固定されたとき、内側カバー300が側方向の外力に流動することを防止できる。ただし、このような結合は、例示的なものであって、第1カバーロック部330および第1中体ロック部240で係止突起と係止溝の位置が変更されるか、または係止突起と係止溝の組み合わせで第1カバーロック部330および/または第1中体ロック部240が形成され得る。また、実施形態によって嵌合結合、係合結合などの様々な方式で第1中体ロック部240と第1カバーロック部330が結合され得る。
【0056】
実施形態において、内側カバー300には、側方向に把持部340が突出して形成され得る。使用者が把持部340を用いて内側カバー300を回動させて収容空間を開閉することができる。
【0057】
実施形態において、内側カバー300の上側には、塗布具収容溝350が形成され得る。塗布具収容溝350は、内側カバー300の上面が下側に陥没して形成され得、塗布具(例えば、パフ、ブラシなど)が収容され得る。付加的/代替的に、塗布具収容溝350の少なくとも一部には、第2内容物が収容され得る。第2内容物は、容器部100の収容空間に収容される内容物と同一または異なる内容物であり得る。付加的/代替的に、塗布具収容溝350は、少なくとも2つ以上の領域に分割されるように構成されてもよい。分割された領域に同一または異なる複数の塗布具および同一または異なる複数の第2内容物のうち、少なくとも1つが収容され得る。
【0058】
外側カバー400は、中体200に回動可能に連結され、中体200に対して開放回動または密閉回動しながら中体200を開閉することができる。容器部100の収容空間は、内側カバー300によって1次的に密閉され、外側カバー400によって2次的に密閉されることができる。
【0059】
実施形態において、外側カバー400は、中体200の少なくとも一部と一体に形成されるか、または別の部品で形成され得る。前者の場合、外側カバー400は、一体に形成された軟質の屈曲部を介して中体200(例えば、外側枠部220など)と連結でき、屈曲部の屈曲によって外側カバー400が中体200に対して回動することができる。後者の場合、例えば、外側カバー400と中体200にそれぞれ形成された回動突起および回動溝間の結合によって、外側カバー400を中体200に対して回動可能に連結できる。また、例えば、外側カバー400と中体200には、互いに対応する貫通ホールが形成され、貫通ホールに固定ピンが挿入され、外側カバー400と中体200を回動可能に連結できる。
【0060】
実施形態において、外側カバー400の密閉回動時に、外側カバー400の内側壁は、中体200、特に外側枠部220と密着できる。付加的/代替的に、外側カバー400の下端は、収容部120(特に、外側壁126)の上端に密着できる。
【0061】
実施形態において、外側カバー400には、外側カバー400の密閉回動時に外側カバー400を中体200(特に、第2中体ロック部250)に固定する第2カバーロック部410が形成され得る。第2カバーロック部410は、外側カバー400の内側壁のうち、1つの領域に形成され得る。例えば、第2カバーロック部410は、係止突起を含み、これに対応して第2中体ロック部250は、係止突起を含み得る。ただし、このような結合は、例示的なものであって、第2カバーロック部410および第2中体ロック部250のうち、一方に係止溝が形成されるか、または係止突起と係止溝の組み合わせで第2カバーロック部410および/または第2中体ロック部250が形成され得る。また、実施形態によって嵌合結合、係合結合などの様々な方式で第2中体ロック部250と第2カバーロック部410を結合し得る。
【0062】
実施形態において、外側カバー400には、固定突起420が形成され、これに対応して中体200の枠連結部230には、固定溝260が形成され得る。外側カバー400が中体200に固定されたとき、固定突起420が固定溝260に挿入されることによって、外側カバー400が側方向の外力に流動することを防止できる。
【0063】
実施形態において、外側カバー400の内側面には、ミラーが備えられ得る。
【0064】
実施形態において、内容物容器1000は、含浸部材をさらに含み得る。含浸部材は、容器部100の収容空間内に配置され、内容物を含浸させることができる。このために含浸部材は、例えば、多孔質材料などで構成されて内部に形成された含浸空間に内容物が含浸されるが、外力が作用すると含浸された内容物が吐出されることがある。
【0065】
実施形態において、含浸部材は、スポンジ、不織布、織物、またはこれらの組み合わせなどを含み得る。ここでスポンジは、例えば、発泡フォーム、天然ゴム、合成樹脂、ポリウレタン、ラテックス、アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、イソプレンゴム(IR)、加硫エチレン-プロピレンゴム(EPR)、多硫化物ゴム、シリコーンゴム、フルオロゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、EPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)ゴム、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレンビニルアセテート、ニトリルゴム、およびこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の材料からなり得るが、これらに限定されるものではない。さらに、不織布および/または織物は、例えば、天然繊維、人造繊維、またはこれらの組み合わせを接着および/または製織して製造できる。天然繊維は、例えば、綿花、カポック綿、コイヤー、マニラ麻、シザル麻、亜麻、苧麻、大麻、ケナフ、アバカ、カポック、カラムシ、黄麻、麻、羊毛、山羊毛、カシミア、ラクダ毛、アルパカ、毛繊維、家蚕絹、野蚕繭、石綿、セルロース系繊維などを含み得、人造繊維は、例えば、ポリノジックレーヨン、ビスコースレーヨン、キュプラレーヨン、アセテート、トリアセテート、ポリエステル系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリビニリデン系繊維、ポリテトラフルオロエチレン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアミド系繊維、カゼイン繊維、アルギン酸繊維、セルロース系繊維、ゴム繊維、SBR、NRなどを含み得る。ただし、これに限定されるものではない。また、含浸部材は、1つのレイヤーまたは複数のレイヤーの組み合わせで形成され得、複数のレイヤーを組み合わせる場合、各レイヤーは、同一または異なる材料からなり得る。
【0066】
実施形態において、含浸部材にカバー部を結合し得る。カバー部は、含浸部材の底面をカバーするためのものであって、含浸部材の運搬や保管中に含浸部材の汚染、損傷を防止できる。このとき、カバー部は、軟質の防水材で構成されて含浸部材の変形とある程度連動しながら、含浸部材に含浸した内容物が外側に漏れるのを防止できる。特に、容器部が透明または半透明の素材からなっても、カバー部によって内容物の漏れを遮断するため、漏れた内容物が外側に露出するのを防止できる。例えば、カバー部は、延伸ポリプロピレン(Oriented Poly Propylene)、ポリプロピレン(Poly Propylene)、ポリエチレン(Polyethylene)、低密度ポリエチレン(LDPE、Low Density Polyethylene)、高密度ポリエチレン(HDPE、High Density Polyethylene)、ポリウレタン(Polyurethane)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate)、ナイロン(Nylon)、またはこれらの組み合わせなどからなり得、これに限定されるものではない。
【0067】
実施形態において、複数の含浸部材を備え得る。このとき、各含浸部材の材料や形状は、互いに同一でも異なっていてもよい。また、各含浸部材には、互いに同一または異なる内容物を含浸させることができる。使用者は、必要や選好に応じて含浸部材を変更しながら使用できる。これにより、複数の含浸部材を収容する複数の容器部100を備えてもよく、複数の含浸部材を別々の包装容器(またはパウチ)によって収容してもよい。
【0068】
図4は、本発明の実施形態による密閉部を示し、図5および図6は、本発明の実施形態による密閉部が備えられる内容物容器を示す。
【0069】
図4図6を参照すると、内容物容器1000’は、中体200の内側に備えられて収容空間を密閉する密閉部500を含み得る。密閉部500は、中体200(特に、内側枠部210)に対して取り外し可能に結合し得る。すなわち、中体200に結合して収容空間を密閉するが、中体200から分離して収容空間を開放することができる。
【0070】
実施形態において、密閉部500は、収容空間に対応する形状の密閉板510と、密閉板510の上側に形成される牽引部520と、を含み得る。具体的に、密閉板510は、中体200の内側枠部210に結合して収容空間の密閉状態を維持するが、使用者によって容易に分離されて収容空間を開放することができる。このとき、使用者は、牽引部520を引っ張る操作によって容易に密閉部500を分離することができる。把持および引き出しを容易にするために、牽引部520は、所定の傾斜を有するように密閉板510から延びて形成され得る。例えば、前記傾斜は、20~60、20~40であり得、ただし、これに限定されない。
【0071】
実施形態において、牽引部520の下側に指を挿入するのに十分な空間を提供するために、牽引部520は、少なくとも1つの屈曲部を含み得る。また、少なくとも1つの屈曲部は、牽引部520が密閉板510に対して所定の角度を有するようにすることができ、内部カバー300の密閉回動時に牽引部520が下側に加圧される場合、少なくとも1つの屈曲部を基準に分散屈曲できる。
【0072】
実施形態において、牽引部520の一面には、所定の摩擦突起530が形成され得る。
【0073】
実施形態において、牽引部520は、密閉板510のエッジのうち、1つの領域に形成され、牽引部520の引き出し時に密閉板510が当該領域から反対方向に分離することができる。
【0074】
実施形態において、内側カバー300の底面のうち、所定の領域が内側に陥没し、牽引部収容溝360が形成され得る。牽引部収容溝360には、内側カバー300の密閉回動時に牽引部520の少なくとも一部が収容され得る。これによって所定の傾斜を有するように上側に形成される密閉部500が内側カバー300によって過度に押されながら変形または破損することを防止できる。
【0075】
実施形態において、密閉部500の少なくとも一部は、延性材料からなり得る。密閉部500を除去するときに、密閉部500が自然に屈曲しながら中体200から分離されるようにすることができる。
【0076】
実施形態において、密閉部500と中体200間の結合および分離を容易にするために、密閉部500と中体200は、二重射出によって一体に形成され得る。例えば、中体200が成形され、これに対して密閉部500が成形され得る。このとき、密閉部500と中体200は異なる材料からなり得る。例えば、中体200は、硬質からなり、密閉部500は、軟質からなり得る。これにより、中体200と密閉部500が一体に形成され、収容空間を効果的に密閉しながらも、密閉部500を中体200から容易に分離させることができる。ただし、これは例示的なものであって、中体200と密閉部500は、組み立て(嵌合結合、ねじ結合など)、接着材料、(加熱/加圧部材を通じて)外部から熱が印加される外熱接合、(超音波、低周波などを通じて)内部で熱を発生させる耐熱接合などの様々な方式で具現できる。
【0077】
図7は、本発明の実施形態による容器部を示す。
【0078】
図7を参照すると、容器部100’は、基底部122’が下側に凸状を有し得る。これにより、収容空間内の内容物が自然に収容空間の中央に移動し、使用者が簡単に使用できるようにする。特に、内容物が含浸部材に含浸された場合でも、内容物は、基底部122’に沿って中央に移動できる。
【0079】
また、容器部100’では、側壁連結部128が下側に凸状に形成され、基底部122’に比べてさらに突出しているため、基底部122’が下側に凸状を有しても容器部100’が外部底面に安定して支持されることができる。
【0080】
図7にも示される容器部100’の形状は、例示的なものであって、本発明が適用される実施形態によって様々な構成が適用され得る。
【0081】
図8および図9は、本発明の実施形態による含浸部材を示す。
【0082】
図8および図9を参照すると、含浸部材600、600’は、様々な形状を有し得る。図8に示すように、含浸部材600は、平板状を有したり、図9に示すように、含浸部材600’は、上下に凸状を有し得る。含浸部材600’の場合、例えば、含浸部材600’は、複数のレイヤーを含むが、レイヤーのエッジが互いに接合され得る。このようなエッジ接合を通じて複数のレイヤーが結合されて上下に凸状の含浸部材600’を形成し得る。この場合、エッジ接合は、接着材料、(加熱/加圧部材を通じて)外側から熱が印加される外熱接合、(超音波、低周波などを通じて)内部で熱を発生させる耐熱接合などの様々な方式で具現できる。
【0083】
含浸部材600、600’が安定して配置されるように、容器部100、100’は、少なくとも一部が含浸部材600、600’に対応する形状を有し得る。具体的に、容器部100は、平坦な基底部122を有し、含浸部材600を収容することができ、容器部100’は、下側に凸状の基底部122’を有し、含浸部材600’を収容することができる。
【0084】
図8および図9に示す含浸部材600、600’の形状は、例示的なものであって、本発明が適用される実施形態によって様々な構成が適用され得る。
【0085】
図10および図11は、本発明の実施形態による容器部を示す。
【0086】
図10および図11を参照すると、容器部100’’、100’’’は、透明素材であり得る。したがって、透明な外側壁を介して内側壁が透視され、また内側壁内の内容物が透視されることができる。特に、容器部100’’、100’’’は、単一材料からなりながらも、反復的な側壁を介して二重容器構造を有するような効果を発揮することができる。
【0087】
前述したように、実施形態が限定された実施形態と図面によって説明されたが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、前記の記載から様々な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が説明された方式とは異なる順序で行われたり、および/または各構成要素が説明された方式とは異なる形態で結合または組み合わせられたり、他の構成要素または均等物によって代替または置換されても、適切な結果が達成されることができる。また、それぞれの実施形態は、必要に応じて互いに組み合わせて運用することができる。したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも、後述する特許請求の範囲の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11