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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-10
(45)【発行日】2024-09-19
(54)【発明の名称】ウエハ載置台
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/683 20060101AFI20240911BHJP
   C23C 16/458 20060101ALI20240911BHJP
【FI】
H01L21/68 R
C23C16/458
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021171041
(22)【出願日】2021-10-19
(65)【公開番号】P2023061196
(43)【公開日】2023-05-01
【審査請求日】2023-07-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000004064
【氏名又は名称】日本碍子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹林 央史
(72)【発明者】
【氏名】久野 達也
(72)【発明者】
【氏名】井上 靖也
【審査官】渡井 高広
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-115529(JP,A)
【文献】特開2008-047657(JP,A)
【文献】特開2013-191626(JP,A)
【文献】特開2020-161597(JP,A)
【文献】特開2015-225952(JP,A)
【文献】国際公開第2019/181525(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/683
C23C 16/458
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面にウエハ載置面を有し、電極を内蔵するセラミック基材と、
内部に冷媒流路が形成された冷却基材と、
前記セラミック基材の下面と前記冷却基材の上面とを接合する接合層と、
前記接合層及び前記冷却基材を上下方向に貫通し、細径の穴上部、太径の穴下部及び前記穴上部と前記穴下部との間の穴段差部を有し、前記穴上部が前記冷媒流路の形成領域を通過する段付き穴と、
前記段付き穴に挿入され、細径の管上部、太径の管下部及び前記管上部と前記管下部との間の管段差部を有する段付き絶縁管と、
上端が前記電極に接合され、前記段付き絶縁管に挿入された接合端子と、
前記段付き絶縁管の前記管下部内に配置され、前記接合端子の下端面と当接することなく前記接合端子の外周面を弾性支持する弾性支持部を有するソケットと、
を備え
前記弾性支持部は、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の板部材と、前記複数の板部材を外側から締め付ける弾性部材とを有する、
ウエハ載置台。
【請求項2】
上面にウエハ載置面を有し、電極を内蔵するセラミック基材と、
内部に冷媒流路が形成された冷却基材と、
前記セラミック基材の下面と前記冷却基材の上面とを接合する接合層と、
前記接合層及び前記冷却基材を上下方向に貫通し、細径の穴上部、太径の穴下部及び前記穴上部と前記穴下部との間の穴段差部を有し、前記穴上部が前記冷媒流路の形成領域を通過する段付き穴と、
前記段付き穴に挿入され、細径の管上部、太径の管下部及び前記管上部と前記管下部との間の管段差部を有する段付き絶縁管と、
上端が前記電極に接合され、前記段付き絶縁管に挿入された接合端子と、
前記段付き絶縁管の前記管下部内に配置され、前記接合端子の下端面と当接することなく前記接合端子の外周面を弾性支持する弾性支持部を有するソケットと、
を備え、
前記ソケットの下面は、中心に向かって凹んだ形状となっている、
ウエハ載置台。
【請求項3】
前記弾性支持部は、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の板部材と、前記複数の板部材を外側から締め付ける弾性部材とを有する、
請求項2に記載のウエハ載置台。
【請求項4】
前記穴上部の長さは、前記穴下部よりも長い、
請求項1~3のいずれか1項に記載のウエハ載置台。
【請求項5】
前記ソケットは、前記管段差部に接触している、
請求項1~4のいずれか1項に記載のウエハ載置台。
【請求項6】
前記弾性支持部は、複数の板バネを有する、
請求項1~5のいずれか1項に記載のウエハ載置台。
【請求項7】
前記複数の板バネは、円周方向に沿って間隔をあけて立設されている、
請求項に記載のウエハ載置台。
【請求項8】
前記接合端子の直径は、前記ソケットの下面の直径の半分以下である、
請求項~7のいずれか1項に記載のウエハ載置台。
【請求項9】
前記ソケットは、プラグを差し込み可能なプラグ差込口を有する、
請求項1~8のいずれか1項に記載のウエハ載置台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエハ載置台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、静電電極を埋設したセラミック基材と、冷媒流路を内蔵する冷却基材とを、接合層を介して接合したウエハ載置台が知られている(例えば特許文献1,2参照)。静電電極は、棒状の給電端子を介して外部電源により直流電圧を印加可能となっている。給電端子は、冷却基材及び接合層を貫通する穴を通り、更にセラミック基材に設けられた穴を通って静電電極に至るようになっている。こうした給電端子の端面は、外部のコンタクトピンと接触するコンタクト面として使用されることがある。コンタクト面は、コンタクトピンとの接続を考慮すると、広くする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5666748号公報
【文献】特許第5666749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コンタクト面を広くすると給電端子を太くすることになるため、ウエハの均熱性に悪影響を与えることがある。例えば、太い給電端子を設けた場合、その給電端子を設けた箇所は、プラズマ入熱に対する抜熱能力が低くなるため、ホットスポットになりやすい。
【0005】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、ウエハの均熱性への影響を少なくすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のウエハ載置台は、
上面にウエハ載置面を有し、電極を内蔵するセラミック基材と、
内部に冷媒流路が形成された冷却基材と、
前記セラミック基材の下面と前記冷却基材の上面とを接合する接合層と、
前記接合層及び前記冷却基材を上下方向に貫通し、細径の穴上部、太径の穴下部及び前記穴上部と前記穴下部との間の穴段差部を有し、前記穴上部が前記冷媒流路の形成領域を通過する段付き穴と、
前記段付き穴に挿入され、細径の管上部、太径の管下部及び前記管上部と前記管下部との間の管段差部を有する段付き絶縁管と、
上端が前記電極に接合され、前記段付き絶縁管に挿入された接合端子と、
を備えたものである。
【0007】
このウエハ載置台では、段付き穴は細径の穴上部を有し、その穴上部が冷媒流路の形成領域を通過している。つまり、段付き穴の太径の穴下部は、冷媒流路の下側に設けられている。そのため、冷媒流路の抜熱能力が大きく損なわれることがなく、ウエハの均熱性への影響を少なくすることができる。
【0008】
なお、本明細書では、上下、左右、前後などを用いて本発明を説明することがあるが、上下、左右、前後は、相対的な位置関係に過ぎない。そのため、ウエハ載置台の向きを変えた場合には上下が左右になったり左右が上下になったりすることがあるが、そうした場合も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0009】
本発明のウエハ載置台において、前記穴上部の長さは、前記穴下部よりも長いことが好ましい。細径の穴上部が長いほど、均熱性への影響を少なくすることができる。
【0010】
本発明のウエハ載置台は、前記段付き絶縁管の前記管下部内に配置され、前記接合端子の下端面と当接することなく前記接合端子の外周面を弾性支持する弾性支持部を有するソケットを備えていてもよい。ソケットは、段付き絶縁管の太径の管下部内に配置されるため、ソケットの径は、管上部の径や接合端子の径よりも太くすることができる。その結果、ソケットと外部のコンタクト部材とのコンタクト面が大きくなり、それらの接続に支障が生じるのを抑制することができる。また、ソケットに対して電極に向かう方向の力が加わったとしても、ソケットは接合端子の下端面と当接していないため、接合端子を押すことはない。加えて、ソケットは接合端子の下端面と当接することなく接合端子の外周面を弾性支持する。そのため、外部のコンタクト部材をソケットにコンタクトする際の荷重や接合端子をソケットに接続する際の荷重が接合端子と電極との接合箇所にかかることはなく、その接合箇所に欠陥が生じるのを抑制することができる。
【0011】
ソケットを備えた本発明のウエハ載置台において、前記ソケットは、前記管段差部に接触していてもよい。こうすれば、ソケットに対して電極に向かう方向の力が加わったとしても、その力は管段差部や穴段差部にかかるため、接合端子を押すことはない。
【0012】
ソケットを備えた本発明のウエハ載置台において、前記弾性支持部は、複数の板バネを有していてもよい。こうすれば、弾性支持部を比較的簡単な構成にすることができる。この場合、前記弾性支持部は、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の板バネを有していてもよい。あるいは、前記弾性支持部は、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の板部材と、前記複数の板部材を外側から締め付ける弾性部材とを有していてもよい。こうしても、弾性支持部を比較的簡単な構成にすることができる。
【0013】
ソケットを備えた本発明のウエハ載置台において、前記接合端子の直径は、前記ソケットの下面の直径の半分以下としてもよい。こうすれば、ソケットの下面(コンタクト面)に対して接合端子の直径を十分小さくすることができる。
【0014】
ソケットを備えた本発明のウエハ載置台において、前記ソケットの下面は、中心に向かって凹んだ形状となっていてもよい。こうすれば、ソケットの下面に外部のコンタクト部材を弾性接触させる場合において、コンタクト部材の先端がソケットの下面の中心からずれにくくなる。
【0015】
ソケットを備えた本発明のウエハ載置台において、前記ソケットは、プラグを差し込み可能なプラグ差込口を有していてもよい。こうすれば、外部のコンタクト部材としてプラグを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】チャンバ100に設置したウエハ載置台10の縦断面図。
図2】ウエハ載置台10の平面図。
図3図1の部分拡大図。
図4】ルーバー86の斜視図。
図5】ウエハ載置台10の製造工程図。
図6】ウエハ載置台10の製造工程図。
図7】ソケット185とその周辺の構造の断面図。
図8】ソケット185の斜視図。
図9】ソケット85の別の実施形態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1はチャンバ100に設置したウエハ載置台10の縦断面図(ウエハ載置台10の中心軸を含む面で切断したときの断面図)、図2はウエハ載置台10の平面図、図3図1の部分拡大図(ソケット85とその周辺の構造の断面図)、図4はルーバー86の斜視図である。本明細書において数値範囲を示す「~」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味として使用される。
【0018】
ウエハ載置台10は、ウエハWにプラズマを利用してCVDやエッチングなどを行うために用いられるものであり、半導体プロセス用のチャンバ100の内部に設けられた設置板101に固定されている。ウエハ載置台10は、セラミック基材20と、冷却基材30と、金属接合層40とを備えている。
【0019】
セラミック基材20は、円形のウエハ載置面22aを有する中央部22の外周に、環状のフォーカスリング載置面24aを有する外周部24を備えている。以下、フォーカスリングは「FR」と略すことがある。ウエハ載置面22aには、ウエハWが載置され、FR載置面24aには、フォーカスリング78が載置される。セラミック基材20は、アルミナ、窒化アルミニウムなどに代表されるセラミック材料で形成されている。FR載置面24aは、ウエハ載置面22aに対して一段低くなっている。
【0020】
セラミック基材20の中央部22は、ウエハ載置面22aに近い側から順に、ウエハ吸着用電極25と中央ヒータ電極26とを内蔵している。これらの電極25,26は、例えばW、Mo、WC、MoCなどを含有する材料によって形成されている。
【0021】
ウエハ吸着用電極25は、円板状又はメッシュ状の単極型の静電電極である。セラミック基材20のうちウエハ吸着用電極25よりも上側の層は誘電体層として機能する。ウエハ吸着用電極25には、図示しないウエハ吸着用直流電源が給電端子(接合端子)62及び給電棒63を介して接続されている。給電端子62は、段付き絶縁管64に挿通されている。段付き絶縁管64は、冷却基材30及び接合層40を貫通する段付き穴に挿入されている。給電端子62の上面は、ウエハ吸着用電極25の下面に接合されている。段付き絶縁管64の拡径された管下部にはソケット65が配置されている。給電端子62の下部は、ソケット65の上面に設けられた有底穴に配置されたルーバー66に差し込まれ、ソケット65と電気的に接続されている。ソケット65の下面は、バネ63aで上向きに付勢された給電棒63の上面と接触している。
【0022】
中央ヒータ電極26は、平面視でウエハ載置面22aの全面に行き渡るように、一端から他端まで一筆書きの要領で抵抗発熱体が配線されたものである。中央ヒータ電極26の一端には、図示しない中央ヒータ電源が給電端子72及び給電棒73を介して接続されている。給電端子72の上面は、中央ヒータ電極26の一端の下面に接合されている。給電端子72は、段付き絶縁管74に挿通されている。段付き絶縁管74は、冷却基材30及び接合層40を貫通する段付き穴に挿入されている。段付き絶縁管74の拡径された管下部にはソケット75が配置されている。給電端子72の下部は、ソケット75の上面に設けられた有底穴に配置されたルーバー76に差し込まれ、ソケット75と電気的に接続されている。ソケット75の下面は、バネ73aで上向きに付勢された給電棒73の上面と接触している。中央ヒータ電極26の他端も、図示しないが、中央ヒータ電極26の一端と同様にして給電端子及び給電棒を介して中央ヒータ電源に接続されている。
【0023】
セラミック基材20の外周部24は、FR載置面24aに近い側から順に、FR吸着用電極27と外周ヒータ電極28とを内蔵している。これらの電極27,28は、例えばW、Mo、WC、MoCなどを含有する材料によって形成されている。
【0024】
FR吸着用電極27は、円環板状又はメッシュ状の単極型の静電電極である。セラミック基材20のうちFR吸着用電極27よりも上側の層は誘電体層として機能する。FR吸着用電極27には、図示しないFR吸着用直流電源が給電端子82及び給電棒83を介して接続されている。給電端子82の上面は、FR吸着用電極27の下面に接合されている。給電端子82は、段付き絶縁管84に挿通されている。段付き絶縁管84は、冷却基材30及び接合層40を貫通する段付き穴に挿入されている。段付き絶縁管84の拡径された管下部にはソケット85が配置されている。給電端子82の下部は、ソケット85の上面に設けられた有底穴に配置されたルーバー86に差し込まれ、ソケット85と電気的に接続されている。ソケット85の下面は、バネ83aで上向きに付勢された給電棒83の上面と接触している。
【0025】
外周ヒータ電極28は、平面視でFR載置面24aの全面に行き渡るように、一端から他端まで一筆書きの要領で抵抗発熱体が配線されたものである。外周ヒータ電極28の一端には、図示しない外周ヒータ電源が給電端子92及び給電棒93を介して接続されている。給電端子92の上面は、外周ヒータ電極28の一端の下面に接合されている。給電端子92は、段付き絶縁管94に挿通されている。段付き絶縁管94は、冷却基材30及び接合層40を貫通する段付き穴に挿入されている。段付き絶縁管94の拡径された管下部にはソケット95が配置されている。給電端子92の下部は、ソケット95の上面に設けられた有底穴に配置されたルーバー96に差し込まれ、ソケット95と電気的に接続されている。ソケット95の下面は、バネ93aで上向きに付勢された給電棒93の上面と接触している。外周ヒータ電極28の他端も、図示しないが、外周ヒータ電極28の一端と同様にして給電端子及び給電棒を介して外周ヒータ電源に接続されている。
【0026】
なお、段付き絶縁管64,74,84,94は、例えばアルミナなどのセラミック材料で形成することができる。
【0027】
冷却基材30は、導電性の円板部材であり、下方部材30aと上方部材30bとが導電接合層30cによって接合されたものである。導電接合層30cは、後述する金属接合層40と同じものを採用することができる。冷却基材30は、内部に冷媒が循環可能な冷媒流路31を備えている。冷媒流路31は、平面視でセラミック基材20の全面に行き渡るように、一端から他端まで一筆書きの要領で形成されている。冷媒流路31は、上方部材30bの下面に形成された流路溝と、その流路溝を下から覆う導電接合層30cとによって形成されている。冷媒流路31の一端は冷媒供給路32に連通し、他端は冷媒排出路33に連通している。冷媒循環器34は、温度調節機能を有する循環ポンプであり、所望の温度に調節された冷媒を冷媒供給路32へ導入し、冷媒流路31の冷媒排出路33から排出された冷媒を所望の温度に調節したあと再び冷媒供給路32へ導入する。冷却基材30は、金属を含有する導電材料で作製されている。導電材料としては、例えば、複合材料や金属などが挙げられる。複合材料としては、金属マトリックス複合材料(メタル・マトリックス・コンポジット(MMC)ともいう)などが挙げられ、MMCとしては、Si,SiC及びTiを含む材料やSiC多孔質体にAl及び/又はSiを含浸させた材料などが挙げられる。Si,SiC及びTiを含む材料をSiSiCTiといい、SiC多孔質体にAlを含浸させた材料をAlSiCといい、SiC多孔質体にSiを含浸させた材料をSiSiCという。金属としては、Moが挙げられる。冷却基材30は、プラズマを発生させるための高周波電源36に接続されており、高周波電極として用いられる。
【0028】
金属接合層40は、セラミック基材20の下面と冷却基材30の上面とを接合する。金属接合層40は、例えば、はんだや金属ロウ材で形成された層であってもよい。金属接合層40は、例えばTCB(Thermal compression bonding)により形成される。TCBとは、接合対象の2つの部材の間に金属接合材を挟み込み、金属接合材の固相線温度以下の温度に加熱した状態で2つの部材を加圧接合する公知の方法をいう。
【0029】
ウエハ載置台10は、バックサイドガス(BSガス)をウエハWの裏面に供給するためのBSガス通路42を有する。BSガス通路42は、冷却基材30及び金属接合層40を上下方向に貫通する段付き穴42aと、その段付き穴42aに連通しセラミック基材20を上下方向に貫通する貫通穴42bとで構成される。BSガス通路42は、BSガス供給源43に接続されている。BSガスとしては、熱伝導ガス(例えばHeガス)が挙げられる。
【0030】
次に、ウエハ載置台10の給電端子62,72,82,92とその周辺の構造について説明する。これらの構造は共通のため、以下には給電端子82とその周辺の構造について、図3を用いて説明する。
【0031】
段付き穴81は、金属接合層40及び冷却基材30を上下方向に貫通する断面円形の穴であり、細径の穴上部81a、太径の穴下部81b及び穴上部81aと穴下部81bとの間の穴段差部81cを有する。穴上部81aは、金属接合層40、冷却基材30の上方部材30b及び導電接合層30cを貫通し、下方部材30aに達している。穴上部81aは、冷却基材30のうち冷媒流路31の形成領域37(冷却基材30のうち冷媒流路31同士を仕切る壁の部分)を上下方向に通過している。穴下部81bは、穴段差部81cの外周位置から下方部材30aの下面に達するように形成されている。穴上部81aの長さは、穴下部81bよりも長い。これにより、冷媒流路31の高さ(上下方向の長さ)を十分取ることができるため、冷媒流路31の抜熱能力が高くなる。
【0032】
段付き絶縁管84は、段付き穴81に挿入され、シリコーン製の接着層88によって段付き穴81の内面と接着されている。段付き絶縁管84の外形は、段付き穴81の形状と一致している。段付き絶縁管84は、その内部に、細径の管上部84a、太径の管下部84b及び管上部84aと管下部84bとの間の管段差部84cを有する。管上部84aは、穴上部81aに位置し、管下部84bは、穴下部81bに位置している。管段差部84cの外面は、穴段差部81cに接着層88を介して接着されている。
【0033】
セラミック基材20には、FR吸着用電極27の下面からセラミック基材20の下面まで端子穴27aが設けられている。
【0034】
給電端子82は、端子穴27a及び段付き絶縁管84の管上部84aを挿通し、管上部84aの内面にシリコーン製の接着層89によって接着されている。給電端子82の上面は、金属ロウ層27bによってFR吸着用電極27に接合され、給電端子82の下部は、段付き絶縁管84の管下部84bの内部に達している。
【0035】
ソケット85は、金属製(例えばCu製)の円柱部材であり、段付き絶縁管84の管下部84bに嵌め込まれている。ソケット85は、上面中央に有底穴85aを備えている。ソケット85の環状の上面85bは、段付き絶縁管84の管段差部84cと当接している。ソケット85の円形の下面85cの直径φは、段付き絶縁管84の管下部84bの内径とほぼ一致している。下面85cは、外周から中心に向かって凹んだ凹面となっている。凹面のテーパ角θは90°以上180°未満が好ましい。ソケット85の有底穴85aには、金属製(例えばベリリウム銅製)のルーバー86が配置されている。ルーバー86は、上下にそれぞれリング部86aを有し、リング部86aの円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の細板部86bを備えている(図4参照)。リング部86aは、ソケット85の有底穴85aの内周壁に接触している。リング部86aは、環状であってもよいし、C字状であってもよい。細板部86bは、上下のリング部86a同士を連結し、ルーバー86の中心軸に向かって湾曲した形状となっている。ルーバー86には、給電端子82の下部が挿入されている。給電端子82の外周面は、複数の細板部86bと接触し、給電端子82の下端面は、有底穴85aの底面と当接せず離間している。細板部86bは、給電端子82によって半径外方向に押されて弾性変形した状態となっている。つまり、ルーバー86は、給電端子82の下端面をソケット85の有底穴85aの底面と当接させることなく、給電端子82の下方の外周面を弾性支持している。ソケット85の下面の直径φと給電端子82の直径ψとの関係は、ψφ/2であることが好ましい。
【0036】
次に、ウエハ載置台10の製造例を図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6はウエハ載置台10の製造工程図である。まず、セラミック基材20の元となる円板状のセラミック焼結体120を作製する(図5A)。具体的には、セラミック粉末の成形体をホットプレス焼成し、次いで各種の穴を切削加工により形成し、セラミック焼結体120を作製する。セラミック焼結体120は、ウエハ吸着用電極25、中央ヒータ電極26、FR吸着用電極27及び外周ヒータ電極28を内蔵している。各種の穴は、BSガス通路42の一部をなす貫通穴42bや給電端子62,72,82,92を挿入するための穴である。
【0037】
これと並行して、下方部材30a及び上方部材30bを作製する(図5A)。下方部材30aには、冷媒供給路32や冷媒排出路33のほか、段付き穴42a,61,71,81,91の一部をなす穴を切削加工により形成する。上方部材30bには、冷媒流路31の元となる流路溝131のほか、段付き穴42a,61,71,81,91の一部をなす穴を切削加工により形成する。セラミック焼結体120がアルミナ製の場合、下方部材30a及び上方部材30bはSiSiCTi製かAlSiC製であることが好ましい。アルミナの熱膨張係数とSiSiCTiやAlSiCの熱膨張係数とは、概ね同じだからである。セラミック焼結体120がAlN製の場合、下方部材30a及び上方部材30bはMo製であることが好ましい。AlNの熱膨張係数とMoの熱膨張係数とは、概ね同じだからである。
【0038】
SiSiCTi製の円板部材は、例えば以下のように作製することができる。まず、炭化珪素と金属Siと金属Tiとを混合して粉体混合物を作製する。次に、得られた粉体混合物を一軸加圧成形により円板状の成形体を作製し、その成形体を不活性雰囲気下でホットプレス焼結させることにより、SiSiCTi製の円板部材を得る。
【0039】
下方部材30aと上方部材30bとの間に、必要な箇所に貫通穴を設けた金属接合材130cを配置すると共に、上方部材30bとセラミック焼結体120との間に、必要な箇所に貫通穴を設けた金属接合材140を配置する(図5A)。そして、それらを積層して、積層体を得る。
【0040】
続いて、この積層体を加熱しながら加圧することにより(TCB)、接合体110を得る(図5B)。接合体110は、下方部材30aと上方部材30bとが導電接合層30cを介して接合された冷却基材30の上面に、金属接合層40を介してセラミック焼結体120が接合されたものである。冷却基材30の内部には、上方部材30bの流路溝131の開口が導電接合層30c及び下方部材30aで覆われることにより冷媒流路31が形成される。金属接合層40及び冷却基材30には、段付き穴42a,61,71,81,91が形成される。
【0041】
TCBは、例えば以下のように行われる。すなわち、金属接合材の固相線温度以下(例えば、固相線温度から20℃引いた温度以上固相線温度以下)の温度で積層体を加圧して接合し、その後室温に戻す。これにより、金属接合材は金属接合層になる。このときの金属接合材としては、Al-Mg系接合材やAl-Si-Mg系接合材を使用することができる。例えば、Al-Si-Mg系接合材を用いてTCBを行う場合、真空雰囲気下で加熱した状態で積層体を加圧する。金属接合材は、厚みが100μm前後のものを用いるのが好ましい。
【0042】
続いて、セラミック焼結体120の外周を切削して段差を形成することにより、中央部22と外周部24とを備えたセラミック基材20とする(図5C)。
【0043】
続いて、段付き穴61,71,81,91に必要な部材を取り付けることにより、ウエハ載置台10を得る。ここでは、段付き穴81に必要な部材を取り付ける場合を例に挙げて説明する。なお、他の段付き穴61,71,91についても同様にして必要な部材を取り付ける。
【0044】
まず、セラミック基材20の下面からFR吸着用電極27に至る端子穴27aに、金属ロウ材を用いて給電端子82の上面を接合することにより、給電端子82とFR吸着用電極27とを金属ロウ層27bを介して接合する(図6A及びB)。例えば、WC製又はMo製のFR吸着用電極27に、Mo製の給電端子82を金属ロウ材(例えばAu-Ge,Al,Agなど)を用いて接合する。
【0045】
続いて、段付き絶縁管84の外周面や細径の管上部84aの内周面にシリコーン製の接着剤を塗布したあと、段付き絶縁管84の内部に給電端子82を挿入しながら段付き絶縁管84を段付き穴81に挿入し、接着剤を硬化させて接着層88,89とする(図6B及びC)。給電端子82の下端は、太径の管下部84bの内部に突き出た状態となる。
【0046】
続いて、ルーバー86の付いたソケット85を用意し、ルーバー86に給電端子82を差し込みながらソケット85を段付き絶縁管84の太径の管下部84bに組み付ける(図6C及びD)。このとき、ソケット85に対してFR吸着用電極27に向かう方向の力が加わったとしても、ソケット85は給電端子82の下端面と当接していないため、その力は管段差部84c及び穴段差部81cにかかる。そのため、ソケット85が給電端子82を押すことはない。また、ソケット85のルーバー86は、給電端子82の下端面と当接することなく給電端子82の外周面を弾性支持する。そのため、給電端子82とソケット85のルーバー86とを接続する際の荷重が給電端子82とFR吸着用電極27との接合箇所である金属ロウ層27bにかかることはない。
【0047】
他の段付き穴61,71,91についても同様にして必要な部材を取り付ける。これにより、ウエハ載置台10を得る。
【0048】
次に、ウエハ載置台10の使用例について図1を用いて説明する。チャンバ100の設置板101には、上述したようにウエハ載置台10が設置されている。チャンバ100の天井面には、プロセスガスを多数のガス噴射孔からチャンバ100の内部へ放出するシャワーヘッド100aが配置されている。
【0049】
ウエハ載置台10のFR載置面24aには、フォーカスリング78が載置され、ウエハ載置面22aには、円盤状のウエハWが載置される。フォーカスリング78は、ウエハWと干渉しないように上端部の内周に沿って段差を備えている。この状態で、ウエハ吸着用電極25に直流電圧を印加してウエハWをウエハ載置面22aに吸着させると共に、FR吸着用電極27に直流電圧を印加してフォーカスリング78をFR載置面24aに吸着させる。また、BSガス通路42からウエハWの裏面にBSガス(例えばヘリウムガス)を供給し、中央ヒータ電極26及び外周ヒータ電極28に通電してウエハWを高温になるように制御する。そして、チャンバ100の内部を所定の真空雰囲気(又は減圧雰囲気)になるように設定し、シャワーヘッド100aからプロセスガスを供給しながら、冷却基材30に高周波電源36からの高周波電圧を印加する。すると、冷却基材30とシャワーヘッド100aとの間でプラズマが発生する。そして、そのプラズマを利用してウエハWに処理を施す。また、必要に応じて、冷媒流路31に冷媒を循環させてウエハWの温度を調整する。
【0050】
以上説明した本実施形態のウエハ載置台10では、段付き穴81は細径の穴上部81aを有し、その穴上部81aが冷媒流路31の形成領域37(冷却基材30のうち冷媒流路31同士を仕切る壁の部分)を通過している。つまり、段付き穴81の太径の穴下部81bは、冷媒流路31の下側に設けられている。そのため、冷媒流路31の抜熱能力が大きく損なわれることがなく、ウエハWの均熱性への影響を少なくすることができる。
【0051】
また、穴上部81aの長さは、穴下部81bよりも長いため、均熱性への影響をより少なくすることができる。
【0052】
また、ソケット85は、段付き絶縁管84の太径の管下部84b内に配置されるため、ソケット85の下面の直径φは、管上部84aの径や給電端子82の直径ψよりも太くすることができる。その結果、ソケット85の下面と外部のコンタクト部材である給電棒83とのコンタクト面が大きくなり、それらの接続に支障が生じるのを抑制することができる。更に、ソケット85に対してFR吸着用電極27に向かう方向の力が加わったとしても、ソケット85は給電端子82の下端面と当接していないため、給電端子82を押すことはない。加えて、ソケット85のルーバー86は給電端子82の下端面と当接することなく給電端子82の外周面を弾性支持する。そのため、給電棒83をソケット85にコンタクトする際の荷重や給電端子82とソケット85とを接続する際の荷重が給電端子82とFR吸着用電極27との接合箇所である金属ロウ層27bにかかることはなく、金属ロウ層27bに欠陥が生じるのを抑制することができる。
【0053】
また、ソケット85は管段差部84cに接触しているため、ソケット85に対してFR吸着用電極27に向かう方向の力が加わったとしても、その力は管段差部84cや穴段差部81cにかかるため、給電端子82を押すことはない。
【0054】
また、弾性支持部として、複数の細板部86b(板バネ)を用いている。具体的には、弾性支持部として、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の細板部86b(板バネ)を有するルーバー86を採用している。そのため、弾性支持部を比較的簡単な構成にすることができる。
【0055】
更に、給電端子82の直径ψは、ソケット85の下面85cの直径φの半分以下(つまりψ≦φ/2)とするのが好ましい。こうすれば、ソケット85の下面85c(コンタクト面)に対して給電端子82の直径を十分小さくすることができる。その結果、給電端子82によってウエハWの均熱性が低下するのを十分に抑制することができる。
【0056】
更にまた、ソケット85の下面85cは、外周から中心に向かって凹んだ形状となっている。そのため、ソケット85の下面85cに外部の給電棒83をバネ83aによって弾性接触させる場合において、給電棒83の先端がソケット85の下面85cの中心からずれにくくなる。
【0057】
上述した種々の効果は、図3に示す給電端子82とその周辺の構造だけでなく、これと同様の構造である他の給電端子62,72,92とその周辺の構造によっても得られる。
【0058】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0059】
例えば、上述した実施形態では、ルーバー86を組み込んだソケット85を採用したが、その代わりに、図7及び図8に示すソケット185を採用してもよい。図7はソケット185とその周辺の構造の断面図、図8はソケット185の斜視図である。図7では、上述した実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。段付き絶縁管184は、段付き穴81に挿入され、外形が段付き穴81の形状と一致し、内部に、細径の管上部184aと、太径の管下部184bと、管上部184aと管下部184bとの間の管段差部184cとを有している。管段差部184cは、ソケット185の上面185bと当接している。管上部184aと管段差部184cとの境界には、弾性支持部185dを収容する空間184dが設けられている。弾性支持部185dは、円周方向に沿って間隔をあけて立設された複数の板部材185eと、複数の板部材185eを外側から締め付ける外バネ(弾性部材)185fとを備えている。板部材185eは、金属製であり、円筒を上下方向のスリットによって複数(ここでは4つ)に分割した断面円弧状の部材である(図8)。板部材185eの下端は、ソケット185に一体化されて固定端になっており、板部材185eの上端は、自由端になっている。外バネ185fは、金属製であり、非磁性の金属材料(例えばインコネル)か、高温下で磁化しない金属材料で形成されていることが好ましい。複数の板部材185eが並んでいる円の直径は、給電端子82の直径よりもやや小さい。そのため、弾性支持部185dの中央の空間に給電端子82が挿入されると、複数の板部材185eは半径外向きに押し広げられるが、外バネ185fが外側から複数の板部材185eと給電端子82とを締め付ける。その結果、給電端子82は弾性支持部185dによって弾性支持される。このとき、給電端子82の下端面は、ソケット185の上面185bから離間している(ソケット185の上面185bに当接していない)。ソケット185の下面185cは、外周から中心に向かって凹んだ形状となっており、その中心に給電棒83が当接している。こうした構成を採用した場合も、上述した実施形態と同様の効果が得られる。なお、弾性支持部185dは、外バネ185fがなくても給電端子82を弾性支持することができる場合には、外バネ185fを省略してもよい。給電端子62,72,92とその周辺の構造についても、図7と同様の構造を採用してもよい。
【0060】
上述した実施形態では、ソケット85の下面85cに給電棒83を弾性接触させる構造を例示したが、図9に示すように、ソケット85のうち有底穴85aとは反対側にプラグ差込口85dを設け、プラグ差込口85dに外部のコンタクト部材として給電プラグ(例えばバナナプラグ)を差し込むようにしてもよい。このようにしても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
【0061】
上述した実施形態では、セラミック基材20にウエハ吸着用電極25と中央ヒータ電極26とFR吸着用電極27と外周ヒータ電極28を内蔵した例を示したが、特にこれに限定されるものではなく、セラミック基材20にこれらの電極のうちの少なくとも1つを内蔵してもよい。また、セラミック基材20にRF電極を内蔵してもよい。その場合、RF電極に接続する給電端子や給電棒などの構造は、図3と同様の構造とすればよい。
【0062】
上述した実施形態のウエハ載置台10は、ウエハ載置面22aに対してウエハWを上下させる図示しないリフトピンを挿通するためのリフトピン穴を有していてもよい。リフトピン穴は、ウエハ載置台10を上下方向に貫通する穴である。
【0063】
上述した実施形態では、セラミック基材20と冷却基材30とを金属接合層40で接合したが、金属接合層40の代わりに樹脂接合層を用いてもよい。この場合、段付き絶縁管64,74,84,94の管上部は樹脂接合層の穴に挿入されていてもよいし、挿入されていなくてもよい。但し、熱伝導性を考慮すると、樹脂接合層よりも金属接合層40の方が好ましい。
【0064】
上述した実施形態において、給電端子82の下端を平らな形状にし、ルーバー86の代わりにソケット85に一対の平らなバネを設け、その平らなバネにより給電端子82の下端を挟み込むようにしてもよい。
【符号の説明】
【0065】
10 ウエハ載置台、20 セラミック基材、22 中央部、22a ウエハ載置面、24 外周部、24a フォーカスリング載置面、25 ウエハ吸着用電極、26 中央ヒータ電極、27 FR吸着用電極、27a 端子穴、27b 金属ロウ層、28 外周ヒータ電極、30 冷却基材、30a 下方部材、30b 上方部材、30c 導電接合層、31 冷媒流路、32 冷媒供給路、33 冷媒排出路、34 冷媒循環器、36 高周波電源、37 冷媒流路の形成領域、40 金属接合層、42 BSガス通路、42a 段付き穴、42b 貫通穴、43 BSガス供給源、61,71,81,91 段付き穴、62,72,82,92 給電端子、63,73,83,93 給電棒、63a,73a,83a,93a バネ、64,74,84,94 段付き絶縁管、65,75,85,95 ソケット、66,76,86,96 ルーバー、78 フォーカスリング、81a 穴上部、81b 穴下部、81c 穴段差部、84a 管上部、84b 管下部、84c 管段差部、85a 有底穴、85b 上面、85c 下面、85d プラグ差込口、86a リング部、86b 細板部、88 接着層、89 接着層、100 チャンバ、100a シャワーヘッド、101 設置板、110 接合体、120 セラミック焼結体、130c 金属接合材、131 流路溝、140 金属接合材、184 絶縁管、184a 管上部、184b 管下部、184c 管段差部、184d 空間、185 ソケット、185b 上面、185c 下面、185d 弾性支持部、185e 板部材、185f 外バネ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9