(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-10
(45)【発行日】2024-09-19
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
H04M 1/02 20060101AFI20240911BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20240911BHJP
【FI】
H04M1/02 C
G06F1/16 312G
G06F1/16 312Z
G06F1/16 312M
(21)【出願番号】P 2022552202
(86)(22)【出願日】2021-02-01
(86)【国際出願番号】 CN2021074668
(87)【国際公開番号】W WO2021175060
(87)【国際公開日】2021-09-10
【審査請求日】2022-08-29
(31)【優先権主張番号】202010136441.X
(32)【優先日】2020-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】羅 賢東
(72)【発明者】
【氏名】林 如豪
【審査官】山中 実
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109218480(CN,A)
【文献】中国実用新案第209748616(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第109995904(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107911579(CN,A)
【文献】特開2003-196646(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/02
G06F 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1収容空間(110)、第2収容空間(120)、及び前記第1収容空間(110)と連通する第1開口(130)が開設され、前記第2収容空間(120)が前記第1収容空間(110)と連通する機器本体(100)と、
第1状態及び第2状態を有する機能モジュール(200)と、
リンク(300)、スライダ(400)及び駆動部材(500)を含むイジェクト機構であって、前記機能モジュール(200)が前記スライダ(400)に取り外し可能に接続され、前記スライダ(400)にガイドレール(410)が設けられ、前記ガイドレール(410)は順に接続される第1位置規制部(411)、延出部(412)、第2位置規制部(413)及び引込部(414)を含むイジェクト機構と、を備え、
少なくとも一部の前記駆動部材(500)が前記第2収容空間(120)内に設けられ、前記駆動部材(500)は、前記スライダ(400)が前記第1開口(130)に垂直な方向に沿って移動するように駆動することができ、前記リンク(300)の第1端が前記第2収容空間(120)の内壁にヒンジ接続され、前記リンク(300)の第2端が前記ガイドレール(410)と摺動係合され、
前記機能モジュール(200)が前記第1状態にある場合、前記機能モジュール(200)が前記スライダ(400)と分離され、
前記機能モジュール(200)が前記第2状態にある場合、前記機能モジュール(200)が前記スライダ(400)に接続され、前記スライダ(400)が第1位置と第2位置との間を移動でき、前記スライダ(400)が前記第1位置にある時、前記スライダ(400)が前記第2収容空間(120)内にあり、前記スライダ(400)が前記第2位置にある時、前記スライダ(400)が少なくとも部分的に前記第2収容空間(120)外にあり、
前記スライダ(400)が前記第2位置にある場合、少なくとも一部の前記機能モジュール(200)が前記第1収容空間(110)外にあり、且つ前記リンク(300)の第2端が前記第1位置規制部(411)と係合され、
前記スライダ(400)が前記第1位置にある場合、前記機能モジュール(200)が前記第1収容空間(110)内にあり、且つ前記リンク(300)の第2端が前記第2位置規制部(413)と係合され
、
前記イジェクト機構は接続座(600)をさらに含み、前記接続座(600)が前記スライダ(400)に接続され、前記スライダ(400)が前記接続座(600)によって前記機能モジュール(200)に取り外し可能に接続され、前記機能モジュール(200)の伸縮方向において、前記接続座(600)の投影面積が前記スライダ(400)の投影面積より大きく、
前記機能モジュール(200)が前記第1状態にある場合、前記接続座(600)が前記第1開口(130)に密封接続され、
前記機能モジュール(200)が前記第1状態にある場合、前記接続座(600)の外面が前記第1開口(130)の位置する外面と面一になる、電子機器。
【請求項2】
前記機能モジュール(200)に第1電気インタフェース(210)が設けられ、前記接続座(600)の前記スライダ(400)から離反する側に第2電気インタフェース(610)が設けられ、前記接続座(600)の前記スライダ(400)に向かっている側に第3電気インタフェース(620)が設けられ、前記第2電気インタフェース(610)が前記第3電気インタフェース(620)に電気的に接続され、前記第1収容空間(110)内に第4電気インタフェース(111)が設けられ、前記機能モジュール(200)が前記第1収容空間(110)内にある場合、前記第1電気インタフェース(210)が前記第2電気インタフェース(610)に電気的に接続され、前記第3電気インタフェース(620)が前記第4電気インタフェース(111)に電気的に接続される、請求項
1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記機能モジュール(200)及び前記接続座(600)の前記スライダ(400)から離反する側のうち、一方に第1磁気吸着部(630)が設けられ、他方に第2磁気吸着部(220)が設けられ、前記機能モジュール(200)が前記第2状態にある場合、前記第1磁気吸着部(630)が前記第2磁気吸着部(220)に磁気吸着により接続される、請求項
1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記駆動部材(500)は弾性部材であり、前記弾性部材の一端が前記第2収容空間(120)の内壁に接続され、前記弾性部材の他端が前記スライダ(400)に接続される、請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第2収容空間(120)の内壁に第1ガイドピラー(121)が設けられ、前記スライダ(400)に第2ガイドピラー(420)が設けられ、前記弾性部材の一端が前記第1ガイドピラー(121)に嵌着され、前記弾性部材の他端が前記第2ガイドピラー(420)に嵌着される、請求項
4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記駆動部材(500)は第3磁気吸着部及び第4磁気吸着部を含み、前記第3磁気吸着部が前記第2収容空間(120)内に設けられ、前記第4磁気吸着部が前記スライダ(400)に接続され、前記第3磁気吸着部が前記第4磁気吸着部に対向して設けられ、且つ前記第3磁気吸着部が前記第4磁気吸着部と同じ磁性である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記リンク(300)の第2端は引っ張りフックであり、前記引っ張りフックが前記ガイドレール(410)に掛け合わせられ、又は、前記リンク(300)の第2端は突き当て部であり、前記突き当て部が前記ガイドレール(410)に突き当たる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記機器本体(100)は第1ケース(140)をさらに含み、前記第1ケース(140)にスライドキャビティが開設され、前記スライダ(400)が少なくとも部分的に前記スライドキャビティに位置し、前記リンク(300)の少なくとも一部が前記スライドキャビティに位置する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第1ケース(140)は弾性アーム(141)を含み、前記リンク(300)が少なくとも部分的に前記弾性アーム(141)と前記ガイドレール(410)との間に位置する、請求項
8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記機器本体(100)は第2ケース(150)を含み、前記第2ケース(150)は内部キャビティを有し、前記第2ケース(150)はセパレータ(151)を含み、前記セパレータ(151)が前記内部キャビティ内に設けられ、前記セパレータ(151)が前記内部キャビティを第1副キャビティ、第2副キャビティ及び第3副キャビティとして隔離し、前記第1副キャビティ及び前記第2副キャビティが前記第3副キャビティから密封隔離され、前記第1副キャビティが前記第2副キャビティと連通し、前記第1副キャビティは前記第1収容空間(110)であり、前記第2副キャビティは前記第2収容空間(120)である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項11】
前記ガイドレール(410)は環状レールであり、前記第1位置規制部(411)の第1端が前記延出部(412)に接続され、前記第1位置規制部(411)の第2端が前記引込部(414)に接続され、前記第2位置規制部(413)の第1端が前記延出部(412)に接続され、前記第2位置規制部(413)の第2端が前記引込部(414)に接続される、請求項1に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本発明は、2020年3月2日に中国特許局に出願された、出願番号202010136441.X、発明の名称「電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本発明に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は通信機器の技術分野に関し、特に電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
技術の進歩及び電子機器の発展に伴い、電子機器の画面占有率に対するユーザの要求がますます増加し、電子機器の画面占有率の向上もますます発展の方向となっている。高い画面占有率では、電子機器はいくつかの機能モジュールを電子機器の内部に嵌入する必要があり、機能モジュールを動作させようとした場合、駆動機構によって機能モジュールが電子機器のケース外に延出して動作するように駆動すればよい。このような構造の機能モジュールは、電子機器のパネル空間を占有せず、さらに画面占有率を向上させることができる。
【0004】
ところで、現在の電子機器の機能モジュールは延出位置でしか動作できず、使用において柔軟性が低いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、現在の電子機器内の機能モジュールが使用において柔軟性が低いという問題を解決するために、電子機器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本発明は下記技術的解決手段を採用する。
【0007】
電子機器であって、第1収容空間、第2収容空間、及び前記第1収容空間と連通する第1開口が開設され、前記第2収容空間が前記第1収容空間と連通する機器本体と、第1状態及び第2状態を有する機能モジュールと、リンク、スライダ及び駆動部材を含むイジェクト機構であって、前記機能モジュールが前記スライダに取り外し可能に接続され、前記スライダにガイドレールが設けられ、前記ガイドレールは順に接続される第1位置規制部、延出部、第2位置規制部及び引込部を含むイジェクト機構と、を備え、少なくとも一部の前記駆動部材が前記第2収容空間内に設けられ、前記駆動部材は、前記スライダが前記第1開口に垂直な方向に沿って移動するように駆動することができ、前記リンクの第1端が前記第2収容空間の内壁にヒンジ接続され、前記リンクの第2端が前記ガイドレールと摺動係合され、前記機能モジュールが前記第1状態にある場合、前記機能モジュールが前記スライダと分離され、前記機能モジュールが前記第2状態にある場合、前記機能モジュールが前記スライダに接続され、前記スライダは第1位置と第2位置との間を移動でき、前記スライダが前記第1位置にある時、前記スライダが前記第2収容空間内にあり、前記スライダが前記第2位置にある時、前記スライダが少なくとも部分的に前記第2収容空間外にあり、前記スライダが前記第2位置にある場合、少なくとも一部の前記機能モジュールが前記第1収容空間外にあり、且つ前記リンクの第2端が前記第1位置規制部と係合され、前記スライダが前記第1位置にある場合、前記機能モジュールが前記第1収容空間内にあり、且つ前記リンクの第2端が前記第2位置規制部と係合される。
【発明の効果】
【0008】
本発明に採用される技術的解決手段は以下の有益な効果を達成することができる。
【0009】
本発明の実施例で開示される電子機器では、機能モジュールがスライダに取り外し可能に接続され、機能モジュールはスライダによって、第1収容空間外へ延出するか又は第1収容空間内に引き込むことができ、移動するために駆動モータ、減速機等の部品に接続する必要がある従来の電子機器の機能モジュールに比べ、本発明で開示される実施例では、機能モジュールがスライダと分離可能であることで、機能モジュールは第1収容空間外で動作できるだけでなく、機器本体と分離されている状態で動作することもできる。また、ユーザが機能モジュールを押すだけで、機能モジュールの装着及び離脱を実現でき、それにより、機能モジュールを容易に駆動でき、さらに機能モジュールの柔軟性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本明細書で説明された図面は本発明をさらに理解させ、本発明の一部を構成するためのものであり、本発明の例示的実施例及びその説明は本発明を解釈するためのものであり、本発明を不適切に限定する意図がない。図面の説明を次に記載する。
【
図1】本発明の実施例で開示される電子機器の部分構造模式図である。
【
図2】本発明の実施例で開示される電子機器の別の状態での部分構造模式図である。
【
図3】本発明の実施例で開示される電子機器の局所分解模式図である。
【
図4-6】それぞれ本発明の実施例で開示される電子機器の異なる視点での部分構造模式図である。
【
図7】本発明の別の実施例で開示される電子機器の部分構造模式図である。
【
図8-9】それぞれ本発明の実施例で開示される機能モジュールの異なる視点での構造模式図である。
【
図10】本発明の実施例で開示される別のガイドレールの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下に本発明の具体的な実施例及び対応する図面を参照しながら、本発明の技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例はただ本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本説明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0012】
以下において、図面を参照しながら、本発明の各実施例で開示される技術的解決手段を詳細に説明する。
【0013】
図1~
図10に示すように、本発明の実施例は電子機器を開示し、開示される電子機器は、機器本体100、機能モジュール200及びイジェクト機構を備える。
【0014】
機器本体100は、第1収容空間110、第2収容空間120、及び第1収容空間110と連通する第1開口130が開設され、第2収容空間120が第1収容空間110と連通する。具体的には、第2収容空間120は第2開口を有し、第1収容空間110と第2収容空間120が第2開口によって連通する。第1収容空間110は機能モジュール200のための装着位置を提供でき、機能モジュール200は第1開口130から第1収容空間110内に引き込むことができ、又は、機能モジュール200は少なくとも部分的に第1開口130から第1収容空間110外に延出することができ、第2収容空間120はイジェクト機構のための装着位置を提供できる。第1開口130は機器本体100の第2ケース150に開設してもよい。選択的に、第1開口130は第2ケース150の中枠に開設してもよく、又は第1開口130は第2ケース150の他の位置に開設してもよく、本発明の実施例は第1開口130の具体的な位置を限定しない。
【0015】
機能モジュール200はカメラ、補光モジュール、指紋認識モジュール、マイクロホン、電気接続ポート、データカード及び受話器のうちの少なくとも1つを含んでもよい。当然ながら、機能モジュール200は他の種類の機能デバイスであってもよく、本発明の実施例は機能モジュール200の具体的な種類を限定しない。
【0016】
イジェクト機構はリンク300、スライダ400及び駆動部材500を含み、機能モジュール200がスライダ400に取り外し可能に接続され、スライダ400にガイドレール410が設けられ、ガイドレール410は順に接続される第1位置規制部411、延出部412、第2位置規制部413及び引込部414を含み、延出部412と引込部414は両方とも第1位置規制部411と第2位置規制部413を接続する役割を果たす。具体的には、第1位置規制部411と第2位置規制部413の対向する一端が延出部412によって連結され、第1位置規制部411と第2位置規制部413の対向する他端が引込部414によって連結される。
【0017】
具体的な装着において、少なくとも一部の駆動部材500が第2収容空間120内に設けられ、駆動部材500は、スライダ400が第1開口130に垂直な方向に沿って移動するように駆動することができ、機能モジュール200がスライダ400に接続されている場合、駆動部材500は、スライダ400の少なくとも一部が第2開口から第2収容空間120外に延出するようにスライダ400の移動を駆動し、さらに、機能モジュール200の少なくとも一部が第1開口130から第1収容空間110外に延出するように機能モジュール200を押し動かすことができる。駆動部材500は螺旋状の伸縮ばねであってもよく、弾性ゴム部材であってもよく、本発明の実施例は駆動部材500の具体的な種類を限定しない。
【0018】
リンク300の第1端が第2収容空間120の内壁にヒンジ接続され、リンク300の第2端がガイドレール410と摺動係合され、これにより、リンク300の第2端がスライダ400の移動中にガイドレール410の各部位に摺動する。具体的には、リンク300の第1端が回転することによって、リンク300の第2端は第1位置規制部411、延出部412、第2位置規制部413及び引込部414と適合的に摺動係合可能になり、リンク300の第2端と第1位置規制部411の係合及びリンク300の第2端と第2位置規制部413の係合は、いずれもスライダ400を設定された位置に保持することができる。この場合、スライダ400が機能モジュール200に接続されている場合、機能モジュール200はスライダ400によって上記に記載の延出位置及び引込位置に保持可能になる。
【0019】
選択的に、第1位置規制部411は第1副位置規制部及び第2副位置規制部を含んでもよく、第1副位置規制部と第2副位置規制部は間隔をおいて設けられ、第2位置規制部413は折れ線位置規制部としてもよく、第1副位置規制部の一端が延出部412によって折れ線位置規制部の第1端に接続され、第2副位置規制部の一端が引込部414によって折れ線位置規制部の第2端に接続される。さらに、選択的な一実施形態において、延出部412と引込部414は対向するように斜めに設けられてもよく、且つ延出部412の第1副位置規制部に近い一端と引込部414の第2副位置規制部に近い一端との間隔距離は第1間隔距離とし、延出部412の折れ線位置規制部に近い一端と引込部414の折れ線位置規制部に近い一端との間隔距離は第2間隔距離としてもよく、ここで第1間隔距離は第2間隔距離より小さくし、それにより、ガイドレール410の一部は「M」字形構造を呈することが可能になる。本発明の実施例において、延出部412及び引込部414を斜めに設けることで、リンク300の第2端をより効果的にガイドすることができ、それによって、リンク300の第2端が第1位置規制部411と第2位置規制部413との間を運動する時の抵抗がより小さくなり、より安定した摺動が可能になり、さらにリンク300の第2端の運動中のカクつきが回避される。
【0020】
選択的に、
図4に示すように、ガイドレール410は環状レールであってもよい。具体的には、第1位置規制部411の第1端が延出部412に接続され、第1位置規制部411の第2端が引込部414に接続され、第2位置規制部413の第1端が延出部412に接続され、第2位置規制部413の第2端が引込部414に接続され、この場合、スライダ400が機能モジュール200に接続されている時、機能モジュール200がユーザにより連続して押された場合、リンク300の第2端はガイドレール410に対して摺動することができ、
図4(図中の矢印はリンク300の第2端の運動方向を表す)を再度参照し、リンク300の第2端は第1位置規制部411から引込部414に進入し、引込部414から第2位置規制部413に進入し、第2位置規制部413から延出部412に進入し、及び延出部412から第1位置規制部411に進入し、且つ押圧につれて順にこのような循環を繰り返すことができる。延出部412と引込部414はガイドの役割を果たし、それにより、リンク300の第2端は、より安定して移動するように、第1位置規制部411及び第2位置規制部413との係合を切り替えることができる。
【0021】
本発明の実施例において、機能モジュール200は第1状態及び第2状態を有し、機能モジュール200が第1状態にある場合、機能モジュール200がスライダ400と分離される。この場合、機能モジュール200は機器本体100と分離可能であり、さらに、機能モジュール200は機器本体100から離間して動作可能になる。
【0022】
機能モジュール200が第2状態にある場合、機能モジュール200がスライダ400に接続され、スライダ400は第1位置と第2位置との間を移動することができる。
【0023】
具体的には、スライダ400が第1位置にある時、スライダ400が第2収容空間120内にあり、且つリンク300の第2端が第2位置規制部412と係合され、それによって、スライダ400の第1開口130方向への移動が制限され、リンク300の第2端と第2位置規制部412との係合によって、スライダ400は第1位置に保持可能になる。スライダ400が第2位置にある時、スライダ400が少なくとも部分的に第2収容空間120外にあり、且つリンク300の第2端が第1位置規制部411と係合され、それによって、スライダ400の第1開口130方向への移動が制限され、リンク300の第2端と第1位置規制部411との係合によって、スライダ400は第2位置に保持可能になる。スライダ400に対するリンク300の第2端の作用力とスライダ400に対する駆動部材500の作用力は相反し、それにより、スライダ400は対応する位置に保持される。
【0024】
これを基に、機能モジュール200がスライダ400に接続されるため、スライダ400が第2位置にある場合、少なくとも一部の機能モジュール200が第1収容空間110外にあり、スライダ400が第1位置にある場合、機能モジュール200が第1収容空間110内にあり、それにより、スライダ400が対応する位置に保持されることで、機能モジュール200は対応する位置に保持される。
【0025】
使用において、機能モジュール200の動作が完了した後に、ユーザは機能モジュール200を手動で押してもよい。さらに、機能モジュール200によってスライダ400は駆動部材500の作用力を克服し、リンク300の第2端は第1位置規制部411から引込部414を通って第2位置規制部413との係合位置に摺動することができ、スライダ400は、機能モジュール200が第1収容空間110内にあるように第1位置にあり、駆動部材500の作用力及び第2位置規制部413との係合による作用下で、機能モジュール200は第1収容空間110内にある位置に保持可能となる。機能モジュール200を動作させようとした場合、ユーザは機能モジュール200を再度押せばよく、それにより、スライダ400は駆動部材500の作用力を克服し、リンク300の第2端は第2位置規制部413から延出部412を通って第1位置規制部411との係合位置に摺動することができ、それと同時に、スライダ400は、機能モジュール200の少なくとも一部が第1開口130から第1収容空間110外に延出するように機能モジュール200を駆動し、駆動部材500の作用力及び第2位置規制部413との係合による作用下で、スライダ400は第1位置に保持可能となり、この場合、機能モジュール200は少なくとも部分的に、第1収容空間110内にある位置に保持可能であり、機能モジュール200は、機器本体100から離間して動作できるようにスライダ400と分離してもよい。
【0026】
上記動作プロセスから分かるように、本発明の実施例で開示される電子機器では、機能モジュール200がスライダ400に取り外し可能に接続され、機能モジュール200はスライダ400によって、第1収容空間110外に延出するか又は第1収容空間110内に引き込むことができ、移動するために駆動モータ、減速機等の部品に接続する必要がある従来の電子機器の機能モジュール200に比べ、本発明で開示される実施例では、機能モジュール200がスライダ400と分離可能であることで、機能モジュール200は、第1収容空間110外で動作できるだけでなく、機器本体100と分離されている状態で動作することもでき、また、ユーザが機能モジュール200を押すだけで、機能モジュール200の装着及び離脱を実現でき、それにより、機能モジュール200を容易に駆動でき、さらに機能モジュール200の柔軟性を向上させることができる。
【0027】
それに応じて、上記イジェクト機構は手動駆動機構であり、機能モジュール200が第1収容空間110へ進出するための消費電力を不要とすることができるため、電子機器全体の消費電力を低減することができる。それと同時に、機能モジュール200及びイジェクト機構は両方とも独立した装着空間を有し、それによって、イジェクト機構は機能モジュール200を安定して駆動することができる。
【0028】
さらに、イジェクト機構が機能モジュール200をさらに安定して駆動できるように、選択的な一解決手段において、イジェクト機構は接続座600をさらに含んでもよく、接続座600はスライダ400に接続されてもよく、スライダ400は接続座600によって機能モジュール200に取り外し可能に接続され、この場合、スライダ400は接続座600によって機能モジュール200の移動を駆動することができる。説明すべきことは、機能モジュール200の伸縮方向において、接続座600の投影面積がスライダ400の投影面積より大きい点であり、この場合、スライダ400と機能モジュール200との接触面積に比べて、接続座600と機能モジュール200との接触面積がより大きくなり、それにより、機能モジュール200の各位置に対する接続座600の駆動力はよりバランス良くなり、さらに、スライダ400は機能モジュール200をより安定して駆動可能になる。
【0029】
選択的に、機能モジュール200が第1状態にある場合、接続座600が第1開口130に密封接続されてもよく、この場合、接続座600は第1開口130を閉塞することができ、それにより、第1収容空間110と第2収容空間120が密封空間を形成し、さらに防水防塵の機能が果たされる。選択的に、接続座600と第1開口130との間にシールリングが設けられてもよく、接続座600はシールリングによって第1開口130に密封接続することができ、当然ながら、接続座600と第1開口130を密封接続する方法は他に様々あり得、本発明の実施例は接続座600と第1開口130を密封接続する具体的な方法を限定しない。
【0030】
さらに、機能モジュール200が第1状態にある場合、接続座600の外面は第1開口130の位置する外面と面一であってもよく、この場合、機能モジュール200が機器本体100と分離されている時、接続座600は第1開口130を閉塞し、且つ接続座600の外面が第1開口130の位置する表面と面一であり、それにより、防水防塵の機能が果たされるほか、電子機器の外観を美しくすることも可能になる。
【0031】
それに応じて、イジェクト機構が接続座600を含む場合、機能モジュール200に第1電気インタフェース210が設けられてもよく、接続座600のスライダ400から離反する側に第2電気インタフェース610が設けられてもよく、接続座600のスライダ400に向かっている側に第3電気インタフェース620が設けられてもよく、第2電気インタフェース610が第3電気インタフェース620に電気的に接続され、第1収容空間110内に第4電気インタフェース111が設けられてもよく、機能モジュール200が第1収容空間110内にある場合、第1電気インタフェース210は第2電気インタフェース610に電気的に接続されてもよく、第3電気インタフェース620は第4電気インタフェース111に電気的に接続されてもよい。要するに、このような方法では、機能モジュール200は機器本体100との電気的接続が可能となり、さらに、機能モジュール200はデータ伝送、充電等の機能を実現可能になる。
【0032】
本発明の実施例において、機能モジュール200と接続座600を取り外し可能に接続する方法は様々あり得、例えば、機能モジュール200と接続座600は嵌合接続、ねじ接続又は磁気吸着等の方法によって接続してもよい。選択的に、機能モジュール200及び接続座600のスライダ400から離反する側のうち、一方に第1磁気吸着部630が設けられてもよく、他方に第2磁気吸着部220が設けられてもよく、機能モジュール200が第2状態にある場合、第1磁気吸着部630が第2磁気吸着部220に磁気吸着により接続される。他の方法に比べ、このような方法では機能モジュール200と接続座600の接続が容易であるだけでなく、ユーザも容易に機能モジュール200を第1収容空間110内から取り出すことができる。
【0033】
さらに、機能モジュール200に第1磁気吸着部630が設けられてもよく、接続座600のスライダ400から離反する側に第2磁気吸着部220が設けられてもよく、且つ第2磁気吸着部220は電磁石であってもよく、機能モジュール200が第1収容空間110内にある場合、上記から分かるように、接続座600は第3電気インタフェース620によって第4電気インタフェース111に電気的に接続されてもよく、それによって、接続座600上の第2磁気吸着部220は通電されて磁気吸着力を発生させ、それによって、第1磁気吸着部630が第2磁気吸着部220に磁気吸着により接続され、さらに、機能モジュール200は第1収容空間110内に保持可能になる。また、少なくとも一部のスライダ400が第2収容空間120外にある場合、接続座600上の第2磁気吸着部220は通電されず、それによって、第1磁気吸着部630と第2磁気吸着部220の間に磁力が発生せず、さらに、ユーザは比較的容易に機能モジュール200を第1収容空間110内から取り出すことができる。
【0034】
本発明の実施例において、選択的な解決手段では、駆動部材500は弾性部材であってもよく、弾性部材の一端は第2収容空間120の内壁に接続されてもよく、弾性部材の他端はスライダ400に接続されてもよい。別の構造の駆動部材500に比べ、弾性部材は強い弾性変形能力を有し、それにより、比較的容易にスライダ400を駆動することができ、また、駆動部材500が弾性部材である場合、駆動部材500の耐用年数も延長可能である。弾性部材は伸縮ばねであってもよく、当然ながら、弾性部材は弾性を有する他の部材であってもよく、本発明は弾性部材の具体的な構造を限定しない。
【0035】
実際の組み立てにおいて、組立性能を向上させるために、選択的な一解決手段では、第2収容空間120の内壁に第1ガイドピラー121が設けられてもよく、スライダ400に第2ガイドピラー420が設けられてもよく、弾性部材の一端は第1ガイドピラー121に嵌着されてもよく、弾性部材の他端は第2ガイドピラー420に嵌着されてもよく、それにより、弾性部材の装着及び離脱が容易になる。
【0036】
本発明の実施例において、別の選択的な解決手段では、駆動部材500は第3磁気吸着部及び第4磁気吸着部を含んでもよく、第3磁気吸着部は第2収容空間120内に設けられてもよく、第4磁気吸着部はスライダ400に接続されてもよく、第3磁気吸着部が第4磁気吸着部に対向して設けられ、且つ第3磁気吸着部が第4磁気吸着部と同じ磁性である。この場合、同じ磁性の第3磁気吸着部と第4磁気吸着部の反発により第1開口130方向に向かっている作用力が発生し、間接的に、それによって、スライダ400は第1開口130方向に向かっている作用力を有するようになり、最終的にスライダ400は駆動可能になる。このような方法では、スライダ400が受ける駆動力はよりバランス良くなり、それにより、スライダ400はより安定して移動可能になる。
【0037】
本発明で開示される実施例において、リンク300の第2端はスライダ400の位置を保持する役割を果たし、リンク300の第2端の具体的な構造は様々あり得る。選択的な一解決手段では、リンク300の第2端は引っ張りフックであってもよく、引っ張りフックはガイドレール410に掛け合わせられ、引っ張りフックは第1位置規制部411及び第2位置規制部413にそれぞれ掛け合わせられることで、第1位置規制部411及び第2位置規制部413との規制係合がそれぞれ実現される。具体的には、少なくとも一部の機能モジュール200が第1収容空間110外にある場合、フックは第1位置規制部411に掛けられて係合され、このとき、スライダ400は少なくとも部分的に第2収容空間120外にある。機能モジュール200が第1収容空間110内にある場合、フックは第2位置規制部413に掛けられて係合され、このとき、スライダ400は第2収容空間120内にある。この場合、リンク300の第2端は第1開口130とリンク300の第1端との間に設けられ、リンク300はスライダ400に引張力を加え、それにより、機能モジュール200の延出方向へのスライダ400の移動を制限し、さらに、スライダ400は第1位置又は第2位置に保持可能になる。第1位置規制部411及び第2位置規制部413は両方とも凹みであり得、それにより、フックとの位置規制下の掛け合わせが容易になる。
【0038】
当然ながら、上記実施例において、リンク300の第1端はスライダ400の第1開口130から離反する側に位置し、それにより、リンク300全体は機器本体100の中心領域により近くなり、機器本体100の中心領域に回路基板及び多くの電子部品が配置されているため、リンク300は回路基板又は電子部品との干渉が発生しやすく、そこで、別の選択的な解決手段では、リンク300の第2端は突き当て部としてもよく、突き当て部はガイドレール410に突き当たり、具体的には、少なくとも一部の機能モジュール200が第1収容空間110外にある場合、突き当て部は第2位置規制部413に当たり、このとき、スライダ400は第2収容空間120外にある。機能モジュール200が第1収容空間110内にある場合、突き当て部は第1位置規制部411に当たり、このとき、スライダ400は第2収容空間120内にある。この場合、リンク300の第1端は第1開口130とリンク300の第2端との間に位置し、突き当て部がスライダ400に加える作用力は押力であってもよく、同様に、第1位置規制部411及び第2位置規制部413は両方とも凹みであり得、さらに、突き当て部との位置規制下の突き当てが容易になる。第1位置規制部411及び第2位置規制部413は他の構造としてもよく、突き当て部との規制係合が可能で、且つ突き当て部の規制下でスライダ400を第1位置又は第2位置に保持できればよい。
【0039】
上記から分かるように、このような方法では、リンク300の第1端はスライダ400の第1開口130に向かっている側に位置し、それにより、リンク300は機器本体100の縁部により近くなり、機器本体100の縁部に分布している電子部品が少ないので、リンク300と機器本体100内の電子部品との干渉を防止することが可能になる。
【0040】
本発明の実施例において、第1位置規制部411、延出部412、第2位置規制部413及び引込部414は様々な構造の溝部を採用してもよく、
図4を参照し、延出部412は直線溝部としてもよく、それにより、機能モジュール200をより素早く延出させることが可能になる。選択的に、引込部414は円弧形溝部を含んでもよい。機能モジュール200の引込では、ユーザがより長時間押す必要があるため、円弧形溝部は一定の曲度を有し、リンク300の第2端を効果的に第1位置規制部411との係合位置へガイドすることができる。
【0041】
ガイドレール410は他の構造としてもよく、溝状構造に限定されない。具体的な一実施形態において、ガイドレール410は突起ガイド部としてもよく、具体的には、
図10を参照し、突起ガイド部は第1環状突起415及び第2環状突起416を含んでもよく、第1環状突起415と第2環状突起416との間の領域はガイドレール410となり、この場合、第1位置規制部411、延出部412、第2位置規制部413及び引込部414はいずれも第1環状突起415と第2環状突起416との間の少なくとも一部の領域となり得、動作過程で、リンク300の第2端の摺動ストロークは
図10のようにしてもよく、リンク300の第2端がガイドレール410に対して摺動する方向は
図10中の破線矢印が示すとおりである。このような方法では、リンク300の第2端はより安定して摺動可能であり、さらに、リンク300の第2端の運動中のカクつきが回避される。当然ながら、第1環状突起415及び第2環状突起416は射出成形の方式で形成してもよく、当然、他の方式を採用してもよく、本発明は第1環状突起415及び第2環状突起416の具体的な成形方式を限定しない。
【0042】
本発明の実施例において、スライダ400の運動中、リンク300の第2端はガイドレール410から脱出する可能性があるため、より安定した摺動係合のために、機器本体100は第1ケース140をさらに含んでもよく、第1ケース140にスライドキャビティが開設されてもよく、スライダ400は少なくとも部分的にスライドキャビティに位置することができ、リンク300の少なくとも一部はスライドキャビティに位置することができる。この場合、リンク300の第2端はスライドキャビティ内を摺動でき、それにより、リンク300の第2端のガイドレール410からの脱出が防止され、さらに、リンク300の第2端の摺動安定性が向上する。
【0043】
さらに、リンク300の第2端がより良好にガイドレール410内を摺動できるように、第1ケース140は弾性アーム141を含んでもよく、リンク300は少なくとも部分的に弾性アーム141とガイドレール410との間に位置することができる。この場合、弾性アーム141の弾性作用により、リンク300の第2端はより良好にガイドレール410内を摺動可能になり、さらに、リンク300の第2端のガイドレール410からの脱出が防止される。
【0044】
上記構造を採用すると、リンク300は少なくとも部分的に弾性アーム141とガイドレール410との間を摺動可能になり、これを基に、選択的に、弾性アーム141の弾性特性によって、リンク300の第2端がガイドレール410に密着可能にしてもよく、それにより、リンク300の第2端の弾性アーム141とガイドレール410との間における揺動が防止され、さらに、リンク300の第2端のガイドレール410から脱出がより効果的に防止される。
【0045】
本発明の実施例で開示される電子機器では、機能モジュール200は機器本体100と分離可能であり、機器本体100は機能モジュール200を動作するように遠隔制御できる。機能モジュール200が機器本体100と分離されている場合、第1収容空間110及び第2収容空間120は外部環境に接触することにより、電子機器の防水防塵を妨害するため、選択的な一解決手段では、機器本体100は第2ケース150を含んでもよく、第2ケース150は内部キャビティを有し、第2ケース150はセパレータ151を含んでもよく、セパレータ151は内部キャビティ内に設けられてもよく、具体的には、セパレータ151は内部キャビティを第1副キャビティ、第2副キャビティ及び第3副キャビティとして隔離し、第1副キャビティ及び第2副キャビティが第3副キャビティから密封隔離され、第1副キャビティが第2副キャビティと連通し、第1副キャビティは上記の第1収容空間110であり、第2副キャビティは上記の第2収容空間120である。このような方法では異物が第1収容空間110又は第2収容空間120から機器本体100の内部空間に侵入するのを防止することができ、さらに、防水、防塵の効果をより良好に発揮することができる。
【0046】
機能モジュール200は通常、小さい体積のものであり、機能モジュール200が機器本体100と分離された時、機能モジュール200は紛失しやすいため、機能モジュール200は機能モジュール本体及び吊り紐を含んでもよく、且つ機能モジュール本体に吊り紐孔230が開設されてもよく、吊り紐は吊り紐孔230によって機能モジュール本体に取り外し可能に接続することができる。この場合、機能モジュール本体が機器本体100と分離された時、ユーザは吊り紐で機能モジュール本体を持ち運ぶことができ、さらに機能モジュール本体の紛失が防止される。
【0047】
本発明の実施例で開示される電子機器はスマートフォン、タブレットパソコン、電子書籍リーダ、ウェアラブル機器、電子ゲーム機等の機器であってもよく、本発明の実施例は電子機器の具体的な種類を限定しない。
【0048】
本発明は上記実施例において各実施例間の相違点を重点的に説明しており、各実施例間の異なる最適化特徴は、矛盾しない限り、いずれも組み合わせてより好ましい実施例を形成することができ、記述を簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0049】
以上は本発明の実施例に過ぎず、本発明を限定するためのものではない。当業者であれば、本発明の様々な変更及び変化は可能である。本発明の精神及び原理内に行われる修正、等価置換、改良等は、いずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0050】
100-機器本体、110-第1収容空間、111-第4電気インタフェース、120-第2収容空間、121-第1ガイドピラー、130-第1開口、140-第1ケース、141-弾性アーム、150-第2ケース、151-セパレータ、
200-機能モジュール、210-第1電気インタフェース、220-第2磁気吸着部、230-吊り紐孔、
300-リンク、
400-スライダ、410-ガイドレール、411-第1位置規制部、412-延出部、413-第2位置規制部、414-引込部、415-第1環状突起、416-第2環状突起、420-第2ガイドピラー、
500-駆動部材、
600-接続座、610-第2電気インタフェース、620-第3電気インタフェース、630-第1磁気吸着部。