(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-10
(45)【発行日】2024-09-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G09G 5/00 20060101AFI20240911BHJP
G06F 3/0483 20130101ALI20240911BHJP
G09G 5/377 20060101ALI20240911BHJP
G09G 5/38 20060101ALI20240911BHJP
G09G 5/373 20060101ALI20240911BHJP
G09G 5/37 20060101ALI20240911BHJP
G09G 5/32 20060101ALI20240911BHJP
【FI】
G09G5/00 510V
G06F3/0483
G09G5/00 550C
G09G5/00 530M
G09G5/377 100
G09G5/38
G09G5/373 200
G09G5/373 100
G09G5/37 320
G09G5/00 510H
G09G5/37 600
G09G5/00 530T
G09G5/32 610C
(21)【出願番号】P 2023129034
(22)【出願日】2023-08-08
(62)【分割の表示】P 2019144782の分割
【原出願日】2019-08-06
【審査請求日】2023-08-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【氏名又は名称】華山 浩伸
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【氏名又は名称】大久保 雄一
(72)【発明者】
【氏名】坂本 季穂
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-114123(JP,A)
【文献】国際公開第2018/191092(WO,A1)
【文献】特開2014-195183(JP,A)
【文献】特開2004-110825(JP,A)
【文献】特開2014-186691(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0033069(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/00 -5/42
G06F 3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末の表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された複数の指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得処理部と、
前記取得処理部により取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シート内における複数の前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示処理部と、
前記取得処理部により取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シート内における複数の前記指定位置の中で一又は複数の前記指定位置をオブジェクト画像表示指定位置として判定する判定処理部と、
複数の前記シートを縮小した複数のサムネイル画像を一覧表示画面に表示させるとともに、前記一覧表示画面において、複数の前記サムネイル画像ごとに、前記サムネイル画像中における前記判定処理部により判定された前記オブジェクト画像表示指定位置に対応する位置にオブジェクト画像を表示させる第2表示処理部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記判定処理部は、前記取得処理部により取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シート内における前記指定位置ごとの重要度を示す第1重要度を判定し、前記第1重要度に基づいて判定された重要箇所を前記オブジェクト画像表示指定位置として判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定処理部は、複数の前記指定位置のうち前記第1重要度が最も高い前記指定位置に対応する位置を前記オブジェクト画像表示指定位置として判定する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記オブジェクト画像は、前記重要箇所を囲う線画像である、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2表示処理部は、前記オブジェクト画像により囲われた領域を抽出して拡大表示させる、
請求項1~4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定処理部は、前記取得処理部により取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、同一の前記シート内における複数の前記指定位置ごとに前記入力情報の総数を算出し、前記シート内における複数の前記指定位置の中で前記入力情報の総数が多い上位の一又は複数の前記指定位置を前記オブジェクト画像表示指定位置として判定する、
請求項1~5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記判定処理部は、複数の前記指定位置のうち前記入力情報の総数が最も多い前記指定位置を前記オブジェクト画像表示指定位置として判定する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第2表示処理部は、前記一覧表示画面において、前記入力情報の総数が最も多い前記指定位置に対応付けられた前記識別情報に対応する前記識別画像と、当該指定位置に対応付けられた前記入力情報の少なくとも一部とを、前記シートに対応付けて表示させる、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第2表示処理部は、前記入力情報の総数が最も多い前記指定位置に対応付けられた複数の前記入力情報のうち、少なくとも、前記ユーザにより入力された入力日時が最も古い前記入力情報と、前記入力日時が最も新しい前記入力情報とを、前記シートに対応付けて表示させる、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記判定処理部は、さらに、前記シートにおける前記指定位置ごとの前記入力情報の総数に基づいて、前記シートごとの前記入力情報の総数を判定し、
前記第2表示処理部は、前記判定処理部により判定された前記シートごとの前記入力情報の総数に基づいて、複数の前記シートを前記一覧表示画面に表示させる、
請求項1~9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第2表示処理部は、前記入力情報の総数が多い上位の前記シートに対応する複数の前記サムネイル画像を前記一覧表示画面に表示させる、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第2表示処理部は、前記シートの前記入力情報の総数の順に並べて、前記シートごとに対応する複数の前記サムネイル画像を前記一覧表示画面に表示させる、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記第2表示処理部は、前記入力情報の総数が多い第1シートに対応する前記サムネイル画像を、前記入力情報の総数が前記第1シートよりも少ない第2シートに対応する前記サムネイル画像よりも拡大して前記一覧表示画面に表示させる、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記オブジェクト画像は、前記シートのうち前記入力情報の総数が最も多い前記指定位置を指し示す画像である、
請求項1~13のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項15】
ユーザ端末の表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された複数の指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シート内における複数の前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シート内における複数の前記指定位置の中で一又は複数の前記指定位置をオブジェクト画像表示指定位置として判定する判定ステップと、
複数の前記シートを縮小した複数のサムネイル画像を一覧表示画面に表示させるとともに、前記一覧表示画面において、複数の前記サムネイル画像ごとに、前記サムネイル画像中における前記判定ステップにより判定された前記オブジェクト画像表示指定位置に対応する位置にオブジェクト画像を表示させる第2表示ステップと、
を一又は複数のプロセッサが実行する情報処理方法。
【請求項16】
ユーザ端末の表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された複数の指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シート内における複数の前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シート内における複数の前記指定位置の中で一又は複数の前記指定位置をオブジェクト画像表示指定位置として判定する判定ステップと、
複数の前記シートを縮小した複数のサムネイル画像を一覧表示画面に表示させるとともに、前記一覧表示画面において、複数の前記サムネイル画像ごとに、前記サムネイル画像中における前記判定ステップにより判定された前記オブジェクト画像表示指定位置に対応する位置にオブジェクト画像を表示させる第2表示ステップと、
を一又は複数のプロセッサに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部に表示されたシートを複数のユーザで共有可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示部に表示されたシート(ページ)を複数のユーザで共有し、各ユーザが当該シートにコメントを付与したり、当該コメントに対してさらに返信コメントを付与したりすることが可能なシステムが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、共有文書に付加されたアノテーションに関する情報を、アノテーションID、電子文書ID、アノテーションを付加したユーザID、アノテーションが付加された日時、電子文書上の付加位置の位置情報、アノテーションの種類、優先度を含む属性情報、及びアノテーションとして記述されたコメント内容を一括編集したメッセージを、電子文書に対するレビューを行うユーザに送信するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の技術では、1つのシートに付与されるコメント数が多くなると、当該シートにおいて議論が活発にされた箇所、議論が集中した箇所などの重要箇所を把握し難くなる問題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、複数のユーザにより共有されるシートにおいて重要箇所を容易に把握することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の態様に係る情報処理装置は、表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得処理部と、前記取得処理部により取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シートにおける前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示処理部と、前記取得処理部により取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シートにおける前記指定位置ごとの重要度を示す第1重要度を判定する重要度判定部と、前記重要度判定部により判定された前記第1重要度に基づいて、前記シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像を前記指定位置に対応付けて表示させる第2表示処理部と、を備える。
【0008】
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シートにおける前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示ステップと、前記取得ステップにより取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シートにおける前記指定位置ごとの重要度を示す第1重要度を判定する重要度判定ステップと、前記重要度判定ステップにより判定された前記第1重要度に基づいて、前記シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像を前記指定位置に対応付けて表示させる第2表示ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する。
【0009】
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、表示部に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された指定位置の位置情報と、当該ユーザの識別情報と、当該ユーザにより入力された入力情報とを取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された前記識別情報に対応する識別画像を、前記シートにおける前記指定位置に対応する位置に表示させる第1表示ステップと、前記取得ステップにより取得された前記識別情報及び前記入力情報に基づいて、前記シートにおける前記指定位置ごとの重要度を示す第1重要度を判定する重要度判定ステップと、前記重要度判定ステップにより判定された前記第1重要度に基づいて、前記シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像を前記指定位置に対応付けて表示させる第2表示ステップと、を一又は複数のプロセッサに実行させるための情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のユーザにより共有されるシートにおいて重要箇所を容易に把握することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係るファイル管理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係る管理サーバで利用されるユーザ情報の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係る管理サーバで利用されるコメント情報の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る管理サーバで利用される重要度情報の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、本発明の実施形態に係る管理サーバにおいて実行される表示処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【
図12】
図12は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【
図15】
図15は、本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0013】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るファイル管理システム1は、複数のユーザ端末10と、管理サーバ20とを備えている。複数のユーザ端末10と、管理サーバ20とは、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。なお、
図1では2台のユーザ端末10を例示しているが、ユーザ端末10の数は限定されない。管理サーバ20は、本発明の情報処理装置の一例である。
【0014】
[ユーザ端末10]
ユーザ端末10は、制御部11、操作表示部12、記憶部13、通信部14などを備える。ユーザ端末10は、ユーザが所有する端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話のような情報処理装置である。
【0015】
通信部14は、ユーザ端末10を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバ20などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0016】
操作表示部12は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。操作表示部12は、本発明の表示部の一例である。
【0017】
記憶部13は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部13には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って管理サーバ20等の外部装置との間で通信処理を制御部11に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバ20との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであってもよい。
【0018】
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部13に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザ端末10を制御する。
【0019】
具体的に、制御部11は、記憶部13に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部111として機能する。ブラウザ処理部111は、管理サーバ20から通信網N1を介して提供される共有ファイル(ドキュメント)のページ(シート)を操作表示部12に表示させ、操作表示部12に対する操作を管理サーバ20に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、ユーザ端末10は、制御部11によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバ20の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
【0020】
例えば、ユーザ端末10に、ファイルを共有するための共有アプリケーションがインストールされている場合には、ユーザ端末10のユーザが当該共有アプリケーションを起動する操作を行うことにより、操作表示部12にログイン画面、共有ファイルを選択する画面などが表示される。ユーザが、ユーザ端末10を操作してログイン情報を入力して共有ファイルを選択すると、操作表示部12に当該共有ファイルに含まれるシートが表示される。またユーザは、ユーザ端末10を操作することにより、共有ファイルに含まれるシート前記シート(ページ)を切り替えたり、コメントを入力したりすることができる。なお、ユーザが初回にログイン情報を入力してリンク付けされた場合には、次回以降のログイン情報の入力操作は省略されてもよい。
【0021】
また例えば、ユーザ端末10において、管理サーバ20で提供されるファイル共有サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザ操作が行われた場合に、制御部11が、管理サーバ20から前記ファイル共有サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部12に前記ウェブページを表示させてもよい。
【0022】
[管理サーバ20]
図1に示すように、管理サーバ20は、制御部21、記憶部22、通信部23などを備えるサーバである。管理サーバ20は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、管理サーバ20で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサによって分散して実行されてもよい。
【0023】
通信部14は、管理サーバ20を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介してユーザ端末10などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0024】
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、ユーザ情報D1、コメント情報D2、及び重要度情報D3などのデータが記憶される。
図2はユーザ情報D1の一例を示す図であり、
図3はコメント情報D2の一例を示す図であり、
図4は重要度情報D3の一例を示す図である。
【0025】
図2に示すように、ユーザ情報D1には、シート(ページ)を共有するユーザごとに、「ユーザID」及び「ユーザアイコンID」の各情報が登録される。「ユーザID」は、ユーザの識別情報である。例えば、各ユーザが、自身のユーザ端末10において、シートを共有するための前記共有アプリケーションを起動させてログイン操作を行うと、ユーザID(ログインID)が「ユーザID」に登録される。なお、前記ログイン操作は初回のみ行い、次回以降は省略されてもよい。ここで、シートは、例えば1つのファイルに含まれるページであり、前記ファイルが10ページで構成される場合、前記ファイルには10枚のシートS1~S10が含まれる。例えばユーザは、ユーザ端末10において、前記共有アプリケーションを起動させて所望のファイルを開き、当該ファイルを構成する10枚のシートS1~S10について、ページ送り機能などを操作して操作表示部12に表示されるシートを切り替える。各ユーザは、同様の処理を行うことにより、シートを共有することが可能となる。なお、複数のユーザが各自のユーザ端末10において同一のシートを表示させてもよいし、複数のユーザが各自のユーザ端末10において互いに異なるシートを表示させてもよい。また、前記ファイルは、1枚のシートで構成されてもよいし、複数枚のシートで構成されてもよい。
【0026】
「ユーザアイコンID」は、操作表示部12に表示されるシートにおいてコメントを入力(付与)したユーザを識別するための識別情報である。ユーザアイコンIDは、例えばユーザごとに異なる色で表示されたアイコン画像に対応する識別情報である。例えばユーザIDが登録された順に任意の色情報が、「ユーザアイコンID」に割り当てられて登録される。
図2には、例えばユーザA,B,C,Dに対応するユーザID及びユーザアイコンIDが登録されている。
【0027】
図3に示すように、コメント情報D2には、シートに入力(付与)されるコメントごとに、「シートID」、「コメントID」、「ユーザID」、「入力日時」、「指定位置」、「コメント内容」、「カテゴリ」の各情報が登録される。「シートID」は、シートの識別情報である。例えば、シートS1の識別情報として「S001」が登録され、シートS2の識別情報として「S002」が登録される。「コメントID」は、ユーザがシートに入力したコメントの識別情報である。「入力日時」は、ユーザがシートにコメントを入力した日時の情報である。「指定位置」は、シートにおいてユーザにより指定された位置を示す位置情報である。例えばシートをXY平面とした場合に、シートにおいてユーザにより指定された位置、すなわちマウス、タッチペン、指などによりタッチされた位置のX座標及びY座標の座標情報が「指定位置」に登録される。「コメント内容」は、ユーザにより入力されたコメントの情報である。前記コメントは、テキスト文書に限定されず、画像、URL、音声などであってもよい。なお、前記テキスト文書は、キーボード入力された文書であってもよいし、手書き入力された文書であってもよい。前記コメントは、本発明の入力情報の一例である。またコメント内容は、アイコンIDに対応付けられて登録される。「カテゴリ」は、コメントの種類を表す情報であり、例えば、「質問」、「承諾」、「解決」、「保留」、「却下」などが含まれる。各コメントには、いずれかのカテゴリが付与される。例えば、ユーザは、コメントを入力する際に所望のカテゴリを選択する。制御部21は、前記コメントに付与された前記カテゴリの情報を取得して、コメント情報D2に登録する。
【0028】
ここで、ユーザAがシートS1において指定位置P1を指定してコメントCaを入力すると、
図5に示すように、指定位置P1にユーザAに対応するアイコン画像Iaが表示される。その後、ユーザBが例えばシートS1においてアイコン画像Iaをタッチすると、
図6に示すように、アイコン画像Iaに対応付けられたコメントCaに対して返信コメントを入力することが可能となる。なお、コメントCaに対して返信する方法はこれに限定されず、様々な方法を採用することができる。例えば4個のアイコン画像が表示されている場合、すなわち1つのコメントとこれに対する3つの返信コメントとが表示されている場合に、ユーザにより先頭のアイコン画像がタッチされた場合に返信コメントを入力可能としてもよいし、他の3個のアイコン画像のいずれかがユーザによりタッチされた場合に返信コメントを入力可能としてもよい。そして、ユーザBがコメントCbを入力すると、指定位置P1にユーザBに対応するアイコン画像Ibが表示される。アイコン画像Ibは、例えばアイコン画像Iaに一部が重なり、かつアイコン画像Iaの前面側に配置されるように表示される。なお、返信コメントに対応するアイコン画像の表示方法はこれに限定されない。例えば、1つのアイコン画像に返信数が表示されてもよいし、複数のアイコン画像が合体して表示されてもよい。前記アイコン画像は、本発明の識別画像の一例である。
【0029】
図4に示すように、重要度情報D3は、指定位置ごとに、「シートID」、「指定位置」、「重要度」の各情報が登録される。「重要度」は、指定位置の重要度を示す情報である。前記重要度は、指定位置に入力されたコメント及び当該コメントを入力したユーザの情報に基づいて制御部21により判定される。例えば制御部21は、前記重要度を5段階で評価する。
図4には、シートS1において、指定位置P1に対して重要度が最も高い「L5」が登録され、指定位置P2に対して重要度が最も低い「L1」が登録されている。またシートS2において、指定位置P3に対して重要度が最も高い「L5」が登録されている。なお、制御部21は、シートごとに当該シートに含まれる複数の指定位置について重要度の順位を判定してもよいし、全てのシートに含まれる全ての指定位置について重要度の順位を判定してもよい。前記重要度は、本発明の第1重要度の一例である。
【0030】
また、記憶部22には、ユーザ端末10に表示されるファイル(ドキュメント)のデータなども記憶されている。前記ファイルは、例えばユーザが他のユーザと共有したいファイルを前記共有アプリケーションを利用してアップロードすることにより記憶部22に格納される。前記共有アプリケーションにログインしたユーザは、自身のユーザ端末10において、記憶部22に格納されているファイルを閲覧することができる。他のユーザがコメントを既に付与(投稿)している場合には、当該ユーザに対応するアイコン画像が表示される。ユーザは、前記アイコン画像をクリックすることにより前記コメントの内容を閲覧することができる。
【0031】
なお、本実施形態において、管理サーバ20の制御部21は、ユーザ端末10にファイルを表示するために必要なデータを送信することにより、ユーザ端末10の制御部11にファイルの表示を実行させてもよい。また、管理サーバ20の制御部21は、前記ファイル共有サイトのウェブページを生成してそのウェブページの情報をユーザ端末10に送信することにより、ユーザ端末10に前記ウェブページを表示させてもよい。
【0032】
なお、他の実施形態として、ユーザ情報D1、コメント情報D2、及び重要度情報D3などの情報の一部又は全部が、管理サーバ20からアクセス可能なサーバに記憶されてもよい。この場合、管理サーバ20の制御部21は、前記サーバから前記情報を取得して、後述の表示処理(
図11参照)などの各処理を実行してもよい。
【0033】
また、記憶部22には、制御部21に後述の表示処理(
図11参照)を実行させるための表示プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記表示プログラムは、USB、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、管理サーバ20に電気的に接続されるUSBドライブ、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。また、前記表示プログラムは、管理サーバ20からアクセス可能なサーバからダウンロードされて、記憶部22に記憶されてもよい。前記表示プログラムは、本発明の情報処理プログラムの一例である。
【0034】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバ20を制御する。
【0035】
具体的には、制御部21は、
図1に示すように、受付処理部211、取得処理部212、第1表示処理部213、重要度判定部214、第2表示処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記表示プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記表示プログラムは、複数のプロセッサを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。なお、本発明は、前記表示プログラムが記憶された前記記憶媒体と、一又は複数のプロセッサとを備え、当該プロセッサが、受付処理部211、取得処理部212、第1表示処理部213、重要度判定部214、第2表示処理部215が実行する後述の各処理を実行するものであってもよい。
【0036】
受付処理部211は、ユーザ端末10を介してユーザの操作を受け付ける。例えば、ユーザが、前記共有アプリケーションを起動させてログイン操作を行った場合に、受付処理部211は、ログイン操作を受け付ける。受付処理部211は、ログイン操作を受け付けると、ユーザIDを取得して記憶部22のユーザ情報D1(
図2参照)に登録する。また、受付処理部211は、ユーザIDにユーザアイコンIDを対応付けてユーザ情報D1に登録する。
【0037】
またユーザがユーザ端末10において所望のファイルを選択した場合に、受付処理部211は、選択操作を受け付ける。その他、ユーザがユーザ端末10の操作表示部12に表示されたシートS1に対して、コメントを入力する位置を指定する操作、コメントを入力する操作、ページを捲る操作など各種操作を受け付ける。
【0038】
また受付処理部211は、前記操作に応じた各種処理を実行する。例えば、受付処理部211は、ユーザ端末10からファイルの選択操作を受け付けた場合に、当該ファイルのシートS1をユーザ端末10の操作表示部12に表示させる。また例えば、受付処理部211は、ユーザ端末10からシートS1に対して位置を指定する操作を受け付けた場合に、コメントを入力するコメント入力欄(コメントボックス)をユーザ端末10の操作表示部12に表示させる。
図5には、ユーザ端末10の操作表示部12に表示されるシートS1の一例を示している。なお、
図5には、ユーザAのアイコン画像IaとユーザAのコメントCaとが含まれているが、これらはユーザAの入力操作(後述)に応じて表示される。
【0039】
また
図5に示す表示画面には、メインメニューMmが表示される。メインメニューMmには、所定の機能が割り当てられた複数の機能アイコンが含まれる。また複数の機能アイコンには、例えばタッチペンの属性(色、太さ、種類など)を設定する機能が割り当てられた複数の属性アイコンが含まれる。
【0040】
取得処理部212は、操作表示部12に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された指定位置の位置情報(座標情報)と、当該ユーザの識別情報(ユーザID)と、当該ユーザにより入力されたコメント(入力情報)とを取得する。取得処理部212は、本発明の取得処理部の一例である。例えば、ユーザAがユーザ端末10においてシートS1の任意の位置(指定位置P1)を指定してコメント入力欄(コメントボックス)にコメントCa(「aaaaa」)を入力すると、取得処理部212は、指定位置P1の位置情報と、ユーザAのユーザID(「U001」)と、コメントCa(「aaaaa」)とを取得する。取得処理部212は、取得したユーザAのユーザID(「U001」)とコメントCa(「aaaaa」)とを、シートS1(「S001」)及び指定位置P1に対応付けてコメント情報D2(
図3参照)に登録する。また、取得処理部212は、ユーザ端末10からコメントCaの入力日時を取得して、コメント情報D2(
図3参照)に登録する。取得処理部212は、ユーザによりコメントが入力されるごとに、指定位置の位置情報とユーザIDとコメントとを取得する。
【0041】
第1表示処理部213は、取得処理部212により取得されたユーザIDに対応するアイコン画像を、シートにおける指定位置に対応する位置に表示させる。第1表示処理部213は、本発明の第1表示処理部の一例である。例えば
図5に示すように、第1表示処理部213は、取得処理部212により取得されたユーザAのユーザID「U001」に対応するユーザアイコンID「I001」のアイコン画像Iaを、シートにおける指定位置P1に表示させる。具体的には、ユーザAがシートの任意の位置をタッチ(クリック)した場合、第1表示処理部213は、ユーザAのアイコン画像Iaと、コメント入力欄(コメントボックス)とを当該位置に表示させる。ユーザAがコメント入力欄にコメントCa(「aaaaa」)を入力した場合、取得処理部212がコメントCaを取得し、第1表示処理部213が前記コメント入力欄にコメントCaを表示させる。
【0042】
また、
図5に示すシートS1において、ユーザBがアイコン画像Iaをタッチすると、第1表示処理部213は、ユーザBのアイコン画像Ibと、コメント入力欄とを当該位置に表示させる。例えば、第1表示処理部213は、アイコン画像Ibを、アイコン画像Iaの一部が重ねて表示させ、かつアイコン画像Iaの前面側に配置して表示させる。また、第1表示処理部213は、コメント入力欄をコメントCaの下に表示させる。ユーザBがコメント入力欄にコメントCb(「bbbbb」)を入力した場合、取得処理部212がコメントCbを取得し、第1表示処理部213が前記コメント入力欄にコメントCbを表示させる。
【0043】
また第1表示処理部213は、取得処理部212により取得されたユーザIDに対応するコメントを、シートにおける指定位置に対応する位置に表示させる。例えば
図5に示すように、第1表示処理部213は、取得処理部212により取得されたユーザAのユーザID「U001」に対応するコメントCa「C001」を、指定位置P1の近傍に表示させる。なお、第1表示処理部213は、コメント入力欄において、コメントCaに対応付けてアイコン画像Iaを表示させる。また例えば
図6に示すように、第1表示処理部213は、取得処理部212により取得されたユーザBのユーザID「U002」に対応するコメントCb「C002」を、指定位置P1の近傍に表示させる。また、第1表示処理部213は、コメント入力欄において、コメントCbに対応付けてアイコン画像Ibを表示させる。
【0044】
なお、第1表示処理部213は、前記コメントをシートS1上に表示させなくてもよい。
図7には、複数のユーザA,B,C,Dにより複数のコメントが入力されたシートS1の一例を示している。例えば指定位置P1には、ユーザAのコメントCaと、コメントCaに対するユーザBの返信コメントCb、ユーザCの返信コメントCc、ユーザDの返信コメントCdとが対応付けられている。
図7に示すように、第1表示処理部213は、操作表示部12に表示されるシートS1に、アイコン画像を表示させ、コメントの表示を省略(非表示)してもよい。第1表示処理部213は、コメントを非表示とする場合、例えばユーザによりアイコン画像が選択された場合に、当該アイコン画像に対応するコメント及び返信コメントを表示させてもよい。なお、第1表示処理部213は、コメントを一時的に隠す表示態様としてもよいし、縮小表示させてもよい。
【0045】
ここで、表示画面には、コメント表示ボタンC1が表示されてもよい。例えばユーザがユーザ端末10においてコメント表示ボタンC1を選択すると、第1表示処理部213は、
図8に示すように、表示画面の一部(例えば右端部)にコメント一覧C2を表示させる。コメント一覧C2には、シートS1に含まれる全てのコメントが表示される。また、コメント一覧C2において、コメントCaに対する返信コメントCb,Cc,Cdは、コメントCaに対応付けられて表示(例えばツリー表示)される。
【0046】
また例えば
図7に示すシートS1においてユーザがユーザ端末10において指定位置P1に表示されたいずれかのアイコン画像を選択(クリック)すると、第1表示処理部213は、例えば
図8に示すように、指定位置P1に対応付けられた全てのコメントCa,Cb,Cc,Cdを表示させる。第1表示処理部213は、シートS1において、ユーザの操作に応じてコメントを表示させたり、表示を省略させたりする。
【0047】
また第1表示処理部213は、同一のシートを表示させている複数のユーザ端末10のそれぞれに表示データを送信して、各ユーザ端末10の操作表示部12の表示内容を更新させる。これにより、同一のシートを表示させている複数のユーザ端末10においては、表示画面が同期して共通の表示内容となる。
【0048】
重要度判定部214は、取得処理部212により取得されたユーザID及びコメントに基づいて、シートにおける指定位置ごとの重要度(本発明の第1重要度の一例)を判定する。重要度判定部214は、本発明の重要度判定部の一例である。
【0049】
具体的には、重要度判定部214は、シートにおける指定位置ごとにコメントの総数(コメント数)を算出し、算出したコメント数が多い程、前記重要度を高く判定する。例えば、
図7に示すシートS1では、指定位置P1のコメント数は「4」であり、他の指定位置(例えば指定位置P2)のコメント数は「1」である。この場合、重要度判定部214は、コメント数が最も多い指定位置P1の重要度を最も高い「L5」に判定し、コメント数が最も少ない他の指定位置(例えば指定位置P2)の重要度を最も低い「L1」に判定する。このように、コメント数が多く付与された箇所は、議論が活発に行われている箇所であると判断できるため、重要度を高く判定する。重要度判定部214は、判定結果の重要度を記憶部22の重要度情報D3(
図4参照)に登録する。なお、同じ指定位置に対して複数のコメントが対応付けられる場合、これらのコメントは返信コメントであると判断できるため、重要度判定部214は、指定位置ごとの返信コメント数に基づいて、重要度を判定してもよい。
【0050】
また他の実施形態として、重要度判定部214は、指定位置に対応するコメントを入力したユーザの人数が多い程、前記重要度を高く判定してもよい。ここで、コメントのやり取りは、少人数で行われる場合と、多人数で行われる場合とが考えられる。また例えば、2人のユーザがコメントを入力し合ってコメント数が「4」になる場合と、4人のユーザがコメントを入力し合ってコメント数が「4」になる場合とを比較すると、ユーザの人数が多い方が、議論が活発に行われていると判断できる。そこで、重要度判定部214は、ユーザの人数が多い指定位置の重要度を、ユーザの人数が少ない指定位置の重要度よりも高く判定してもよい。
【0051】
また他の実施形態として、重要度判定部214は、指定位置に対応するコメントを入力したユーザの役職の位が高い程、前記重要度を高く判定してもよい。例えば、コメントCcを入力したユーザCの役職が「社長」、「役員」、「管理職」などである場合、重要度判定部214は、ユーザCが指定した指定位置の重要度を最も高い「L5」に判定する。
【0052】
重要度判定部214は、上述した各形態を組み合わせて各指定位置に対する重要度を判定してもよい。
【0053】
また、重要度判定部214は、共有ファイルに複数のシートが含まれる場合、各シートにおける前記指定位置ごとの重要度に基づいて、シートごとの重要度(本発明の第2重要度の一例)を判定する。例えば、重要度判定部214は、重要度が高い指定位置の数が多いシートを、重要度が高い指定位置の数が少ないシートよりも重要度を高く判定する。また例えば、重要度判定部214は、シートごとのコメント数の総数順にシートの重要度を判定してもよい。重要度判定部214は、共有ファイルに含まれる複数のシートのそれぞれに対して、前記重要度に応じた順位を設定する。
【0054】
第2表示処理部215は、複数のシートを一覧表示する一覧表示画面をユーザ端末10の操作表示部12に表示させる。具体的には例えば、
図7に示すシートS1が表示された表示画面において、ユーザAがメインメニューMmに含まれる重要表示ボタンHBを選択(クリック)した場合、第2表示処理部215は、共有ファイルに含まれる全てのシートのうち、コメントが付与された所定のシートを、ユーザAのユーザ端末10に表示させる。例えば、第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定されたシートの重要度(
図4参照)に基づいて、上位7枚のシートS1~S7を重要度順にユーザ端末10に一覧表示(例えばサムネイル表示)させる(
図9参照)。また例えば、第2表示処理部215は、複数のシートを重要度の高いコメントを含む順にユーザ端末10に一覧表示させてもよい。なお、第2表示処理部215は、同じシートを重複して表示させてもよい。この場合、重複する複数のシートのそれぞれにおける重要コメントの位置情報は互いに異なっている。このように、第2表示処理部215は、各シートの重要度に基づいて複数のシートを一覧表示させてもよいし、コメントの重要度に基づいて複数のシートを一覧表示させてもよい。
【0055】
なお、第2表示処理部215は、各シートを前記重要度に応じた表示態様でサムネイル表示させてもよい。例えば、第2表示処理部215は、前記重要度が高いシートを、前記重要度が低いシートよりも大きく表示させる。
【0056】
また、第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定された前記重要度に基づいて、シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像Hmを指定位置に対応付けて表示させる。第2表示処理部215は、本発明の第2表示処理部の一例である。オブジェクト画像Hmは、シートのうち前記重要度が最も高い指定位置(重要箇所)を、シートが表示されるユーザ端末10においてユーザが認識可能なように指し示す画像(マーク)である。第2表示処理部215は、一覧表示画面において、シートごとに、前記重要度が最も高い指定位置に対応する位置にオブジェクト画像Hmを表示させる。
【0057】
具体的には例えば、第2表示処理部215は、複数の指定位置のうち重要度判定部214により判定された前記重要度が最も高い指定位置P1に対応する位置にオブジェクト画像Hmを表示させる。例えば
図9に示す一覧表示画面において、第2表示処理部215は、指定位置P1を囲うように、円(楕円)状のオブジェクト画像Hmを表示させる。なお、オブジェクト画像Hmは、円画像に限定されず、矢印(ポインタ)画像、指示線画像などであってもよい。また例えば、第2表示処理部215は、複数の指定位置のうち重要度判定部214により判定された前記重要度が高い上位3箇所の指定位置に対応する位置にオブジェクト画像Hmを表示させてもよい。この場合、各指定位置に対応する各オブジェクト画像Hmの大きさ、色、形状などを互いに異ならせてもよい。
【0058】
また、第2表示処理部215は、前記一覧表示画面において、シートのうちオブジェクト画像Hmが付与された箇所、例えばオブジェクト画像Hmで囲まれた領域、を抽出して拡大表示させてもよい。これにより、ユーザは、前記一覧表示画面において、重要箇所の位置だけでなくその内容も把握することができる。
【0059】
また、第2表示処理部215は、前記一覧表示画面において、前記重要度が最も高い指定位置に対応付けられたユーザIDに対応するアイコン画像と、当該指定位置に対応付けられたコメントの少なくとも一部とを、シートに対応付けて表示させてもよい。例えば
図9に示すように、第2表示処理部215は、前記一覧表示画面において、各シートのサムネイル画像の下にコメント欄Cfを表示させ、コメント欄Cfに所定のコメントを表示させる。例えば、第2表示処理部215は、シートS1における前記重要度が最も高い指定位置P1に対応付けられた複数のコメントのうち、少なくとも、ユーザにより入力された入力日時が最も古いコメントと、前記入力日時が最も新しいコメントとを、シートに対応付けて表示させる。例えば、第2表示処理部215は、シートS1の指定位置P1に対応付けられた複数のコメントのうち、前記入力日時が最も古いコメントCaと前記入力日時が最も新しいコメントCdとを、コメント欄Cfに表示させる。これにより、例えば、一覧表示画面を閲覧したユーザは、重要箇所を把握できるとともに、重要箇所に対応する議題コメント(コメントCa)と結論コメント(コメントCd)とを把握することができる。
【0060】
また、第2表示処理部215は、切替ボタンによりどの重要度で表示させるかを切り替え可能であってもよい。例えば、第2表示処理部215は、複数のカテゴリ(
図3参照)のうちユーザにより選択されたカテゴリが付与された複数のコメントの重要度に基づいて複数のシートを一覧表示させる。
【0061】
ここで、ユーザが一覧表示画面(
図9参照)において所望のシートのサムネイル画像を選択(クリック)した場合、第2表示処理部215は、選択されたサムネイル画像に対応するシートをユーザ端末10に拡大表示させる。例えば、ユーザが一覧表示画面(
図9参照)においてシートS1のサムネイル画像を選択した場合、第2表示処理部215は、
図10に示すように、シートS1をユーザ端末10に拡大表示させる。さらに、第2表示処理部215は、シートS1の表示画面において、ユーザが指定位置P1を認識可能なように、指定位置P1を強調する表示を行う。例えば、第2表示処理部215は、指定位置P1に対応するアイコン画像Ia,Ib,Ic,Idを所定時間(例えば5秒間)、強調表示(例えば点滅表示)させる。これにより、ユーザはシートS1における重要箇所を容易に把握することができる。
【0062】
なお、重要度判定部214は、ユーザによりコメントが入力されるごとに当該コメントに対応する指定位置の重要度を判定し、重要度情報D3(
図4参照)に登録又は更新してもよいし、重要表示ボタンHBが選択されるごとにその時点のコメント情報D2(
図3参照)に基づいて前記重要度を判定し、重要度情報D3(
図4参照)に登録又は更新してもよい。
【0063】
[表示処理]
以下、
図11を参照しつつ、管理サーバ20において実行される表示処理について説明する。具体的に、本実施形態では、管理サーバ20の制御部21によって前記表示処理が実行される。また制御部21は、ユーザ端末10ごとに並行して前記表示処理を実行する。
【0064】
なお、本発明は、前記表示処理に含まれる一又は複数のステップを実行する情報処理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記表示処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記表示処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記表示処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサによって当該表示処理における各ステップが分散して実行される情報処理方法も他の実施形態として考えられる。
【0065】
先ず、ステップS11において、制御部21は、ユーザ端末10においてファイル(共有ファイル)の選択を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、ユーザ端末10からファイル選択の操作情報を取得すると(S11:YES)、処理はステップS12に移行する。制御部21は、ユーザ端末10から前記操作情報を取得するまで待機する。
【0066】
ステップS12において、制御部21は、選択されたファイルのデータをユーザ端末10に送信して、前記ファイルを構成する所定のシート(例えば1ページ目のシートS1)を操作表示部12に表示させる。これにより、ユーザ端末10の操作表示部12に、シートS1が表示される。
【0067】
次にステップS13において、制御部21は、シートに対してユーザにより任意の位置が指定(クリック)されたか否かを判定する。任意の位置が指定された場合(S13:YES)、処理はステップS14に移行する。制御部21は、任意の位置が指定されるまで待機する。
【0068】
ステップS14において、制御部21は、ユーザ端末10においてアイコン画像をシートの指定位置に表示させる。上記の例では、制御部21は、各ユーザ端末10において、ユーザAに対応するアイコン画像IaをシートS1の指定位置P1に表示させる(
図5参照)。また、制御部21は、コメント入力欄を前記指定位置の近傍に表示させる。具体的には、制御部21は、ユーザ端末10に表示されたシートS1においてコメントを入力する位置を指定する操作を受け付けた場合に、コメントを入力するためのコメント入力欄をユーザ端末10の操作表示部12に表示させる。ステップS14は、本発明の第1表示ステップの一例である。
【0069】
次にステップS15において、制御部21は、シートに対してユーザにより入力されたコメントを取得したか否かを判定する。ユーザ端末10においてコメント入力欄にコメントが入力された場合に、制御部21は、ユーザ端末10からコメントに関する情報を取得する。例えば、ユーザAのユーザ端末10においてシートS1にコメントCaが入力された場合、制御部21は、コメントCaと、コメントCaの指定位置P1と、ユーザAのユーザIDと、コメントCaの入力日時とを含む各情報を取得する。制御部21は、取得した各情報をコメント情報D2(
図3参照)に登録する。ステップS13は、本発明の取得ステップの一例である。なお、前記コメントが入力された後にユーザによりファイルの保存操作が行われた場合は、前記コメントに関する各情報が前記ファイルに関連付けられて上書き保存される。
【0070】
次にステップS16において、制御部21は、ユーザ端末10において重要表示ボタンHBを有効化する。すなわち、制御部21は、ユーザ端末10において重要表示ボタンHBの選択操作を可能にする。
【0071】
ステップS17において、制御部21は、重要表示ボタンHBが選択されたか否かを判定する。重要表示ボタンHBが選択された場合(S17:YES)、処理はステップS17に移行する。重要表示ボタンHBが選択されない場合(S17:NO)、処理はステップS13に戻り、上述の処理を繰り返す。複数のユーザ端末10のそれぞれにおいてコメントが入力されると、制御部21は、各コメントを取得し、コメント情報D2に基づいて各ユーザ端末10に表示データを送信して表示画面の内容を更新する(
図7参照)。
【0072】
ステップS18において、制御部21は、各指定位置の重要度を判定する。例えば、制御部21は、指定位置ごとにコメント数を算出し、算出したコメント数が多い程、前記重要度を高く判定する。ステップS18は、本発明の重要度判定ステップの一例である。
【0073】
次にステップS19において、制御部21は、複数のシートを一覧表示する一覧表示画面をユーザ端末10の操作表示部12に表示させ、かつ、判定した前記重要度に基づいて、シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像Hmを指定位置に対応付けて表示させる。例えば、制御部21は、
図9に示すように、前記ファイルに含まれるシートS1~S10のうちコメント数が多い上位7枚のシートS1~S7のサムネイル画像を一覧表示させ、各シートにおいて、コメント数が最も多い指定位置を囲うオブジェクト画像のオブジェクト画像Hmを表示させる。これにより、ユーザは各シートにおいて重要箇所を容易に把握することができる。ステップS19は、本発明の第2表示ステップの一例である。
【0074】
図9に示す表示画面において、ユーザにより所定のサムネイル画像が選択された場合には、制御部21は、選択されたサムネイル画像に対応するシートS1をユーザ端末10において拡大表示させるとともに、オブジェクト画像Hmの指定位置に対応するアイコン画像を強調表示(例えば点滅表示)させる。
【0075】
以上のように、管理サーバ20は、各ユーザ端末10に表示されたシートにおいて複数のユーザのそれぞれにより指定された指定位置の位置情報と、当該ユーザのユーザIDと、当該ユーザにより入力されたコメントとを取得し、取得されたユーザIDに対応するアイコン画像を、前記シートにおける前記指定位置に対応する位置に表示させる。また、管理サーバ20は、取得されたユーザID及びコメントに基づいて、前記シートにおける前記指定位置ごとの重要度を判定し、判定された前記重要度に基づいて、前記シートにおける重要箇所を示すオブジェクト画像を前記指定位置に対応付けて表示させる。これにより、ユーザは、シートにおいて議論が活発に行われた箇所、議論が集中した箇所などの重要箇所を探す手間が省け、一目で(直感的に)把握することが可能となる。よって、例えば会議終了後に複数の会議参加者によりレビューを行う場合に、会議で議論が活発に行われた重要箇所を容易に把握することが可能となる。
【0076】
本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
【0077】
他の実施形態として、制御部21は、
図8に示すように、コメント一覧C2に、シートS1を共有する全てのユーザに対応するアイコン画像を表示させてもよい。前記アイコン画像には、ソート機能が割り当てられている。例えば
図12に示すように、コメント一覧C2においてユーザがユーザBのアイコン画像Ibを選択すると、第1表示処理部213は、コメント一覧C2に、ユーザBのコメントCbのみを表示させる。
【0078】
図12に示す表示画面において、さらにユーザが重要表示ボタンHBを選択した場合、第2表示処理部215は、
図13に示すように、共有ファイルに含まれる全てのシートのうち、ユーザBのコメントCbが付与されたシートを、ユーザ端末10に一覧表示させる。また、重要度判定部214は、ユーザBが指定した位置に対する重要度を、コメント数に基づいて判定する。第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定されたシートごとの重要度(
図4参照)に基づいて、ユーザBのコメントCbが付与されたシートのうち、上位6枚のシートS1~S6をユーザ端末10に表示(例えばサムネイル表示)させる(
図13参照)。また、第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定された前記重要度に基づいて、各シートS1~S6における重要箇所を示すオブジェクト画像Hmを指定位置に対応付けて表示させる(
図13参照)。
【0079】
また、第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定されたコメントごとの重要度に基づいて複数のシートをユーザ端末10に表示させてもよい。例えば、第2表示処理部215は、ユーザBのコメントCbが付与されたシートのうち、重要度の高いコメントCbを含んでいる順に7枚のシートを並べて表示させてもよい。このとき、6枚のシートにおいて、同じシートが重複して表示されてもよい。この場合、重複する複数のシートにおいて、重要コメントの位置情報は互いに異なっている。
【0080】
これにより、ユーザは例えば会議のレビューにおいて、特定のユーザが議論に含まれる重要箇所を容易に把握することが可能となる。
【0081】
また他の実施形態として、制御部21は、
図14に示すように、コメント一覧C2に、コメント内容のカテゴリを選択するためのカテゴリメニューKmを表示させてもよい。カテゴリメニューKmには、例えば「質問」に関するカテゴリ画像K1、「承諾」に関するカテゴリ画像K2、「解決」に関するカテゴリ画像K3、「保留」に関するカテゴリ画像K4、「却下」に関するカテゴリ画像K5が含まれる。また、ユーザにより入力されるコメントには、いずれかのカテゴリが付与される。例えば、ユーザは、コメントを入力する際に所望のカテゴリを選択する。制御部21は、前記コメントに付与された前記カテゴリの情報を取得し、コメント情報D2に登録する(
図3参照)。
【0082】
カテゴリメニューKmの各カテゴリ画像には、ソート機能が割り当てられている。例えば
図14に示すように、コメント一覧C2においてユーザが「解決」のカテゴリ画像K3を選択すると、第1表示処理部213は、コメント一覧C2に、「解決」のカテゴリが付与されたコメントのみを表示させる。
【0083】
図14に示す表示画面において、さらにユーザが重要表示ボタンHBを選択した場合、第2表示処理部215は、
図15に示すように、共有ファイルに含まれる全てのシートのうち、「解決」のカテゴリが対応付けられたコメントが付与されたシートを、ユーザ端末10に一覧表示させる。また、重要度判定部214は、「解決」のカテゴリが付与されたコメントの指定位置に対する重要度を、コメント数に基づいて判定する。第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定されたシートごとの重要度(
図4参照)又はコメントの重要度に基づいて、「解決」のカテゴリが対応付けられたコメントが付与されたシートのうち、上位4枚のシートS1~S4をユーザ端末10に表示(例えばサムネイル表示)させる(
図15参照)。また、第2表示処理部215は、重要度判定部214により判定された前記重要度に基づいて、各シートS1~S4における重要箇所を示すオブジェクト画像Hmを指定位置に対応付けて表示させる(
図15参照)。
【0084】
これにより、特定のカテゴリに対応する重要箇所を抽出して容易に把握することが可能となる。上記の例では、例えばユーザは会議のレビューにおいて、議論が解決された重要箇所を把握することができる。
【0085】
なお、本発明の情報処理装置は、ユーザ端末10により実現することもできる。この場合、各ユーザ端末10は、例えば、管理サーバ20の制御部21の各処理部を備えて構成される。また、各ユーザ端末10は、ユーザ情報D1、コメント情報D2、及び重要度情報D3を記憶してもよい。またユーザ端末10は、ユーザ端末10からアクセス可能なサーバがユーザ情報D1、コメント情報D2、及び重要度情報D3を記憶し、前記サーバから前記情報を取得して前記表示処理(
図11参照)を実行してもよい。
【0086】
また、本発明の情報処理装置は、管理サーバ20及びユーザ端末10により実現することもできる。この場合、各ユーザ端末10は、管理サーバ20の制御部21の一部の処理部(例えば、受付処理部211、第1表示処理部213、第2表示処理部215)を備えて構成される。
【0087】
なお、本発明に係る情報処理装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
【符号の説明】
【0088】
1 :ファイル管理システム
10 :ユーザ端末
20 :管理サーバ
21 :制御部
22 :記憶部
23 :通信部
211 :受付処理部
212 :取得処理部
213 :第1表示処理部
214 :重要度判定部
215 :第2表示処理部
Hm :オブジェクト画像