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特許7554379プログラム、方法、情報処理装置、システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-10
(45)【発行日】2024-09-19
(54)【発明の名称】プログラム、方法、情報処理装置、システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/79 20140101AFI20240911BHJP
   A63F 13/65 20140101ALI20240911BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20240911BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20240911BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20240911BHJP
【FI】
A63F13/79
A63F13/65
A63F13/69
A63F13/35
A63F13/53
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2024115454
(22)【出願日】2024-07-19
【審査請求日】2024-07-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504440133
【氏名又は名称】株式会社ポケモン
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】田島 奈央
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】特開2024-29836(JP,A)
【文献】特開2024-70108(JP,A)
【文献】特開2023-130391(JP,A)
【文献】特開2023-63358(JP,A)
【文献】特開2023-111780(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0241049(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0094211(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F13/00-13/98
A63F9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、
前記睡眠情報に基づいて前記第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、
前記睡眠情報と前記第1イベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成するステップと、
前記ユーザの指示に応じて、前記連携睡眠情報を第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置に送信するステップと、
を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記第1睡眠ゲームと前記第2睡眠ゲームとの連携状態を判断するステップと、
前記第1睡眠ゲームと前記第2睡眠ゲームとが連携されていない場合、前記第2睡眠ゲームとの連携を促す通知を、前記第1睡眠ゲーム内で前記ユーザに提示するステップと、
前記第1睡眠ゲームと前記第2睡眠ゲームとが連携されている場合、前記管理装置に前記連携睡眠情報を送信することを促す通知を、前記第1睡眠ゲーム内で前記ユーザに提示するステップと
を前記プロセッサに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項3】
前記生成するステップにおいて、日毎に前記連携睡眠情報を生成し、
前記送信するステップにおいて、
複数の前記連携睡眠情報のうち、前記管理装置に送信されていない連携睡眠情報を特定し、当該連携睡眠情報を送信する請求項1記載のプログラム。
【請求項4】
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、
前記睡眠情報に基づいて前記第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、
第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置から、前記第2睡眠ゲームでユーザから取得された睡眠情報と、当該睡眠情報に基づいて前記第2睡眠ゲームで発生された第2イベントに関する情報とが対応付けられて生成された連携睡眠情報を受信するステップと
を実行させ、
前記発生させるステップにおいて、前記受信した連携睡眠情報に含まれる前記第2イベントに関する情報に基づいて、前記第1イベントを発生させるプログラム。
【請求項5】
前記発生させるステップにおいて、
前記受信した連携睡眠情報に含まれる前記第2イベントに関する情報に基づいて特典を決定し、前記決定した特典を前記ユーザに付与するイベントを前記第1イベントとして発生させる請求項4記載のプログラム。
【請求項6】
前記連携睡眠情報に基づいて発生させた第1イベントに関する情報を前記管理装置に送信するステップを前記プロセッサに実行させる請求項4記載のプログラム。
【請求項7】
請求項1または請求項4に係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備える、システム。
【請求項8】
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行される方法であって、
前記プロセッサが、請求項1乃至請求項3のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
【請求項9】
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行される方法であって、
前記プロセッサが、請求項4乃至請求項6のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、測定されたユーザの健康情報の確認をユーザ自身に継続的に行わせて、健康管理を意識させる技術がある。例えば、特許文献1には、ユーザの睡眠に関する状態と連動するようにゲーム処理を実行し、睡眠に関する情報の測定や分析を継続的に記録する動機付けを、ユーザに対して与える発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2016/021235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で記載される発明は、ユーザの睡眠に関する情報を測定し、分析するゲームを、ユーザに継続してプレイさせることで、ユーザの健康意識を高めることができる。
【0005】
一日のうちで睡眠情報を取得する機会は多くない。そのため、睡眠情報を用いて進行する睡眠ゲームを複数種類プレイする動機を見出し難い。
【0006】
本開示の目的は、睡眠ゲームを複数利用することに対する興趣性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
プロセッサと、メモリとを備える、睡眠情報を用いたゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、プロセッサに、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、睡眠情報と第1イベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成するステップと、ユーザの指示に応じて、連携睡眠情報を第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置に送信するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、睡眠ゲームを複数利用することに対する興趣性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】システム1の全体構成の例を示す図である。
図2図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。
図3】第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。
図4】第1ユーザ情報181のデータ構造の例を示す図である。
図5】第2ユーザ情報182のデータ構造の例を示す図である。
図6】第1ユーザ情報テーブル2021のデータ構造の例を示す図である。
図7】第2ユーザ情報テーブル3021のデータ構造の例を示す図である。
図8】ユーザが起床した際の端末装置10の動作の例を示すフローチャートである。
図9】第1睡眠ゲームにおけるイベント発生時の端末装置10と第1サーバ20との動作の例を説明するための図である。
図10】第1サーバ20から第2サーバ30へ睡眠情報を送信する際の端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ30の動作の例を示すフローチャートである。
図11】端末装置10のディスプレイ141の表示例を表す模式図である。
図12】ユーザが第1睡眠ゲームのユーザIDと第2睡眠ゲームのユーザIDとを連携する際の端末装置10、第1サーバ20、及び第2サーバ30の動作の例を説明するための図である。
図13】端末装置10のディスプレイ141の表示例を表す模式図である。
図14】コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0011】
<概略>
本実施形態に係るシステムは、ユーザの睡眠情報を用いたゲームに係るシステムである。システムは、睡眠情報を用いて進行される睡眠ゲームの情報を、他の睡眠ゲームと連携させることで他の睡眠ゲームにおいて所定の効果を発生させる。
【0012】
<1 システム全体の構成図>
図1は、システム1の全体構成の例を示す図である。システム1において、サーバは各ユーザの睡眠情報を受け付けてゲームを進行させる。図1に示すように、システム1は、複数の端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ30を含む。端末装置10と、第1サーバ20、第2サーバ30とは、ネットワーク80を介してそれぞれ通信接続する。
【0013】
図1において、システム1が端末装置10を2台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は、2台に限定されない。システム1に含まれる端末装置10は、3台以上であってもよい。また、図1において、システム1が第1サーバ20、第2サーバ30を1台ずつ含む例を示しているが、システム1に含まれる第1サーバ20、第2サーバ30の数は、1台ずつに限定されない。さらに、第1サーバ20、第2サーバ30は、有する機能に応じ、複数のサーバから構成されていてもよい。加えて、第1サーバ20、第2サーバ30は、例えば、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。
【0014】
1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る第1サーバ20、第2サーバ30を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は第1サーバ20、第2サーバ30に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0015】
端末装置10は、例えば、睡眠情報を用いたゲームをプレイするユーザが操作する情報処理装置である。端末装置10は、例えば、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末等により実現される。この他に、端末装置10は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC、ゲーム専用機により実現されてもよい。また、端末装置10は、例えば、HMD(Head Mount Display)等のウェアラブル端末により実現されてもよい。
【0016】
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド等)である。出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
【0017】
端末装置10は、1又は複数の睡眠測定デバイス11と有線又は無線により接続する。具体的には、例えば、端末装置10は、睡眠測定デバイス11と、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等の近距離無線通信により通信する。なお、睡眠測定デバイス11等が、5G、又は6G等の移動体通信システムの通信規格に対応し、近距離無線通信によらずとも端末装置10と通信してもよい。また、睡眠測定デバイス11は、第1サーバ20、第2サーバ30と直接通信してもよい。
【0018】
睡眠測定デバイス11は、端末装置10のユーザの睡眠に関する情報を取得するためのデバイスである。図1では、1台の睡眠測定デバイス11が端末装置10に接続される場合を例に示しているが、2台以上の睡眠測定デバイス11が端末装置10に接続されてもよい。
【0019】
睡眠測定デバイス11は、例えば、腕時計型、指輪型、アイマスク型等の、ユーザの身体に装着されるウェアラブルデバイスである。また、睡眠測定デバイス11は、ユーザが就寝しているマットレス、枕元等に載置するデバイスであってもよい。また、端末装置10と睡眠測定デバイス11とが同一の装置であるとしてもよい。すなわち、端末装置10が、睡眠測定デバイス11としても機能することとしてもよい。
【0020】
睡眠測定デバイス11は、例えば、加速度センサ、角速度センサ、又はこれらの組み合わせを含むモーションセンサを備える。なお、センサの種類はこれらに限定されない。睡眠測定デバイス11は、モーションセンサにより、睡眠中のユーザの身体の動きをセンシングする。睡眠測定デバイス11は、センシングした結果に関する情報を、例えば、睡眠情報として端末装置10へ送信する。端末装置10は、睡眠情報に基づき、ユーザが入床したこと(例えば、ベッドに横たわったこと)を検出する。入床は、例えば、ユーザが睡眠をとるためにベッド又は布団等の寝床に入ることを表す。また、端末装置10は、睡眠情報に基づき、ユーザが入床した後に入眠したことを検出する。端末装置10は、ユーザの入床及び入眠を検出することで、入床してから入眠するまでの間に、ユーザが端末装置10を操作していたこと、ユーザが端末装置10のディスプレイ141を見ていたこと等を判定することが可能である。すなわち、端末装置10は、寝ようとしているユーザが、寝る前に端末装置10を操作しているか否かを判定することが可能である。
【0021】
また、例えば、睡眠測定デバイス11は、取得したセンシング結果を蓄積する。また、例えば、端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30は、睡眠測定デバイス11から送信された睡眠情報を蓄積する。端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30は、蓄積した睡眠情報に基づき、ユーザが睡眠中であるか、浅い睡眠状態であるか、深い睡眠状態であるか、レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等を判別する。レム睡眠、ノンレム睡眠の波形を判別する等により、端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30は、ユーザの睡眠の質を評価することが可能である。具体的には、例えば、良質な睡眠である場合のレム睡眠、ノンレム睡眠のサイクルが予め設定されている。端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30は、予め設定されているレム睡眠、ノンレム睡眠の波形と、ユーザの睡眠時のレム睡眠、ノンレム睡眠の波形とを比較することで、ユーザの睡眠の質を評価する。
【0022】
システム1での利用が予め想定される睡眠測定デバイス11は、例えば、いわゆるホワイトリスト形式で管理されている。端末装置10は、例えば、システム1で対応している睡眠測定デバイス11の製品情報を記憶しており、対応していない睡眠測定デバイス11からデータを受信すると、受信したデータを受け付けないようにしてもよい。また、端末装置10は、例えば、対応していない睡眠測定デバイス11からデータを受信すると、特定不可能な睡眠測定デバイス11等用のパラメータを用いてその後の処理を実行してもよい。
【0023】
なお、ユーザが2以上の睡眠測定デバイスを同時に使用することもある。例えば、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイスを2つ装着すること、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイスを装着しつつ、スマートフォンを睡眠測定デバイスとして使用することがあり得る。
【0024】
また、睡眠測定デバイス11の種類の相違は装置の相違であることに限らない。すなわち、同一の装置構成の睡眠測定デバイス11であっても、睡眠情報を第1サーバ20、第2サーバ30へ送信するまでに利用したソフトウェア、又はアプリケーション等の種類によって、システム1では異なる睡眠測定デバイス11として管理してもよい。例えば、同一の睡眠測定デバイス11を利用して睡眠情報を検出した場合であっても、睡眠情報の加工のために睡眠測定アプリケーションAを利用した場合と、異なる睡眠測定アプリケーションBを利用した場合とでは、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」として管理することができる。このように、装置構成としてのデバイスの種類と、使用したアプリケーションの組み合わせに応じて、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」として管理することで、より柔軟な睡眠情報の生成が可能になり、その結果、睡眠状態に応じたゲームの興趣性を十分に発揮することが可能となる。
【0025】
端末装置10は、ゲームコントローラと有線又は無線により接続されていてもよい。ユーザは、ゲームコントローラを操作してゲームをプレイ可能である。端末装置10は、複数のゲームコントローラと通信可能としてもよい。例えば、複数のユーザがそれぞれのゲームコントローラを操作し、1台の端末装置10でゲームを行ってもよい。
【0026】
第1サーバ20は、例えば、睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理する情報処理装置である。また、第1サーバ20は、睡眠情報に基づく第1睡眠ゲーム内のイベントを発生させる情報処理装置である。また、第1サーバ20は、第2サーバ30で睡眠情報に基づいて発生されたイベントに基づき、第1睡眠ゲーム内のイベントを発生させる情報処理装置である。本実施形態において、イベントは、例えば、複数の局面を有する。イベントに含まれる局面は例えば、以下を含む。
・睡眠結果の報告
・睡眠情報に基づくオブジェクトの抽選
・抽選されたオブジェクトに対する干渉
・特典の付与
・睡眠情報の開示
【0027】
第1サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。第1サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対して情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0028】
第2サーバ30は、例えば、睡眠情報を用いた第2睡眠ゲームの進行を管理する情報処理装置である。また、第2サーバ30は、睡眠情報に基づくゲーム内のイベントを発生させる情報処理装置である。また、第2サーバ30は、第1サーバ20で睡眠情報に基づいて発生されたイベントに基づき、第2睡眠ゲーム内のイベントを発生させる情報処理装置である。本実施形態において、イベントは、例えば、複数の局面を有する。イベントに含まれる局面は例えば、以下を含む。
・睡眠結果の報告
・睡眠情報に基づくクエストの発生、攻略
・攻略したクエストに係るオブジェクトに対する干渉
・特典の付与
・睡眠情報の開示
【0029】
第2サーバ30は、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。第2サーバ30のハードウェア構成は、第1サーバ20と同様である。
【0030】
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成及び、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。端末装置10、第1サーバ20、及び第2サーバ30のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成及びコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
【0031】
<1.1 端末装置の構成>
図2は、図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部120と、入力装置13と、出力装置14と、音声処理部17と、マイク171と、スピーカー172と、位置情報センサ150と、カメラ160と、モーションセンサ170と、記憶部180と、制御部190とを備える。端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0032】
通信部120は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、第1サーバ20、または第2サーバ30)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
【0033】
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。端末装置10がPC等である場合には、入力装置13は、リーダー、キーボード、マウス等により実現されてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
【0034】
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
【0035】
音声処理部17は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部17は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部17は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部17は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部17へ与える。スピーカー172は、音声処理部17から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0036】
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、端末装置10が接続する無線基地局の位置から、端末装置10の現在の位置を検出してもよい。
【0037】
カメラ160は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。
【0038】
モーションセンサ170は、例えば、加速度センサ、角速度センサ、又はこれらの組み合わせを含む。なお、センサの種類はこれらに限定されない。モーションセンサ170は、端末装置10の動きを検出し、センシング結果として出力する。例えば、モーションセンサ170は、端末装置10を、ユーザが就寝するベッドのマットレス等に載置することにより、就寝中のユーザがマットレス上で動いている場合に、当該動きを検出する。なお、端末装置10に睡眠測定デバイス11が接続されている場合には、睡眠測定デバイス11に設けられるモーションセンサが用いられてもよい。
【0039】
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、第1ユーザ情報181、第2ユーザ情報182、第1イベント情報183、第2イベント情報184を記憶する。
【0040】
第1ユーザ情報181は、ゲームプログラムに基づく第1睡眠ゲームをプレイするユーザに関する情報を記憶する。詳細は後述する。
【0041】
第2ユーザ情報182は、ゲームプログラムに基づく第2睡眠ゲームをプレイするユーザに関する情報を記憶する。詳細は後述する。
【0042】
第1イベント情報183は、睡眠情報に基づき第1睡眠ゲーム内で発生するイベントに関する情報を記憶する。例えば、第1睡眠ゲームで発生されるイベントには複数の局面が含まれる。第1イベント情報183は、例えば、複数の局面における少なくともいずれかの局面において、ユーザに関連付けられた情報を記憶する。また、第1イベント情報183は、例えば、第2睡眠ゲームで発生されたイベントに基づいて第1睡眠ゲームにおいて発生されたイベントに関する情報を記憶してもよい。
【0043】
具体的には、第1睡眠ゲームにおいて第1サーバ20は、例えば、取得した睡眠情報に基づいてオブジェクトの抽選を実施し、選択したオブジェクトに対して設定されている信頼度のパラメータを、所定のアイテムが選択されることで向上させる。第1サーバ20は、信頼度のパラメータが所定値に達すると、当該オブジェクトをユーザに関連付ける。第1イベント情報183は、例えば、第1睡眠ゲームで発生するイベントに関する情報として、睡眠を評価するパラメータ、抽選されたオブジェクト、信頼度のパラメータ、又は関連付けられたオブジェクト等を記憶する。
【0044】
第2イベント情報184は、睡眠情報に基づき第2睡眠ゲーム内で発生するイベントに関する情報を記憶する。例えば、第2睡眠ゲームで発生されるイベントには複数の局面が含まれる。第2イベント情報184は、例えば、複数の局面における少なくともいずれかの局面において、ユーザに関連付けられた情報を記憶する。また、第2イベント情報184は、例えば、第1睡眠ゲームで発生されたイベントに基づいて第2睡眠ゲームにおいて発生されたイベントに関する情報を記憶してもよい。
【0045】
具体的には、第2睡眠ゲームにおいて第2サーバ30は、例えば、取得した睡眠情報に基づいてクエストを発生させ、取得した睡眠情報に基づいてクエストを進行させる。第2睡眠ゲームは、例えば、第1睡眠ゲームと同様に睡眠情報を使用する一方、第1睡眠ゲームとは異なる遊戯性をユーザに提供するゲームである。第2睡眠ゲームで発生されるイベントは、発生されたクエストの攻略を局面として含む。クエストの攻略は、例えば、睡眠情報に基づくストーリーの進行、クエストにおけるアイテムの獲得、クエストにおけるオブジェクトとのバトル等を含む。第2イベント情報184は、例えば、第2睡眠ゲームで発生するイベントに関する情報として、睡眠を評価するパラメータ、発生されたクエスト、進行されたストーリー、獲得されたアイテム、又はバトルしたオブジェクト等を記憶する。
【0046】
第1オブジェクト情報185は、第1睡眠ゲームでのユーザとオブジェクトとの第1の関係に関する情報を記憶する。また、第1オブジェクト情報185は、第2睡眠ゲームでのユーザとオブジェクトとの第1の関係に関する情報を記憶する。本実施形態において、オブジェクトは、例えば、ゲームプレイに登場させるキャラクタ、又はキャラクタが装備する武器等のアイテム、発生されたクエスト、進行されたストーリー等を表す。オブジェクトは、例えば、ユーザの睡眠情報に基づいて第1サーバ20、又は第2サーバ30で抽選がなされ、ユーザに関連付けられる。第1の関係は、例えば、睡眠情報に基づいて関連付けられるユーザとオブジェクトとの関係を表す。また、第1の関係は、例えば、ユーザと、睡眠情報に基づいて発生されるクエストの攻略の結果関連付けられたオブジェクトとの関係を表す。第1の関係は、例えば、関連付けられたオブジェクトがユーザから干渉を受けることで変動する。
【0047】
なお、ユーザとオブジェクトとが関連付けられるとの表現は、ユーザとオブジェクトとの関連性の例を表す表現であり、その他の表現で表されてもよい。例えば、ユーザがオブジェクトを所有する、クエストを踏破する、ストーリーを見る等、いかなる表現が用いられてもよい。
【0048】
第2オブジェクト情報186は、第1睡眠ゲーム内でのユーザとオブジェクトとの第2の関係に関する情報を記憶する。また、第2オブジェクト情報186は、第2睡眠ゲーム内でのユーザとオブジェクトとの第2の関係に関する情報を記憶する。ユーザは、睡眠以外の時間において、オブジェクトを選択し、所定のゲーム要素をプレイすることが可能である。睡眠情報に基づく抽選、及びその後のオブジェクトへの干渉により、ユーザとオブジェクトとの第1の関係が所定の要件を満たすと、ユーザは、睡眠以外の時間でのゲーム要素においてオブジェクトを利用可能となる。第1の関係における所定の要件は、例えば、オブジェクトへの干渉によって変動するパラメータに基づく要件である。具体的には、例えば、ユーザとオブジェクトとの関係を「信頼度」、「熟練度」、又は「攻略度」等のパラメータで表現し、ゲーム内でオブジェクトと繰り返し干渉することで「信頼度」、「熟練度」、又は「攻略度」等のパラメータが高まり、当該パラメータが一定の水準を超えることを要件とする。第1の関係における所定の要件を満たすことは、例えば、オブジェクト(キャラクター)が仲間になったと表現してもよいし、オブジェクト(武器)が手に入ったと表現してもよいし、クエストを踏破したと表現してもよい。第2の関係は、例えば、睡眠以外のゲーム要素に基づいて関連付けられるユーザとオブジェクトとの関係を表す。第2の関係は、例えば、睡眠以外の時間においてオブジェクトが使用されることで変動する。
【0049】
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191、送受信部192、管理部193、提示制御部194、ゲーム処理部195としての機能を発揮する。
【0050】
操作受付部191は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。例えば、操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等から入力される指示、又は情報を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、ユーザから所定の時刻の設定を受け付ける。所定の時刻は、例えば、起床予定時刻、又は確認予定時刻等を含む。
【0051】
また、操作受付部191は、カメラ160から入力される画像を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、カメラ160により撮影された撮影データを受信する。
【0052】
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声情報を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部17でデジタルデータに変換された音声データを受信する。
【0053】
また、操作受付部191は、モーションセンサ170から入力される挙動情報を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、モーションセンサ170で検知された所定の挙動を受信する。
【0054】
送受信部192は、端末装置10が、第1サーバ20、第2サーバ30等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された指示、又は取得した種々の情報を第1サーバ20へ送信する。送受信部192は、取得した種々の情報を、所定のタイミングで第1サーバ20へ送信する。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・ユーザがイベントの内容の確認を第1サーバ20に要求したタイミング
・所定の周期
・ユーザにより指定されたタイミング
【0055】
また、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された指示、又は取得した種々の情報を第2サーバ30へ送信する。送受信部192は、取得した種々の情報を、所定のタイミングで第2サーバ30へ送信する。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・ユーザがイベントの内容の確認を第2サーバ30に要求したタイミング
・所定の周期
・ユーザにより指定されたタイミング
【0056】
送受信部192は、例えば、睡眠情報を第1サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、例えば、睡眠以外のゲーム要素で取得されたオブジェクトに関する情報を第1サーバ20へ送信する。睡眠以外のゲーム要素で取得されたオブジェクトは、例えば、木の実や巻物等の育成に係るアイテムである。以降では、育成に係るアイテムを育成アイテムと称する。
【0057】
また、送受信部192は、例えば、睡眠情報を第2サーバ30へ送信する。また、送受信部192は、例えば、睡眠以外のゲーム要素で取得されたオブジェクトに関する情報を第2サーバ30へ送信する。睡眠以外のゲーム要素で取得されたオブジェクトは、例えば、木の実や巻物等の育成に係るアイテムである。以降では、育成に係るアイテムを育成アイテムと称する。
【0058】
また、送受信部192は、第1サーバ20から提供される情報を受信する。第1サーバ20から提供される情報は、例えば、ユーザの睡眠結果に関する情報を含む。睡眠測定デバイス11が睡眠情報を第1サーバ20へ送信している場合、送受信部192は、第1サーバ20から睡眠情報を受信してもよい。また、第1サーバ20から提供される情報は、例えば、睡眠情報に基づく抽選の結果に関する情報を含む。
【0059】
また、送受信部192は、第2サーバ30から提供される情報を受信する。第2サーバ30から提供される情報は、例えば、ユーザの睡眠結果に関する情報を含む。睡眠測定デバイス11が睡眠情報を第2サーバ30へ送信している場合、送受信部192は、第2サーバ30から睡眠情報を受信してもよい。また、第2サーバ30から提供される情報は、例えば、睡眠情報に基づいて発生される情報を含む。
【0060】
管理部193は、記憶部180に記憶される、第1ユーザ情報181、第2ユーザ情報182、第1イベント情報183、第2イベント情報184、第1オブジェクト情報185、第2オブジェクト情報186を管理する。例えば、管理部193は、ユーザの睡眠情報を取得すると、取得した睡眠情報に基づいて第1ユーザ情報181を更新する。また、管理部193は、第1サーバ20、又は第2サーバ30で発生されたイベントにおいてユーザとオブジェクトとの関係が更新されると、更新された情報に基づいて第1オブジェクト情報185を更新する。また、管理部193は、第1サーバ20、又は第2サーバ30で睡眠以外のゲーム要素でユーザによりオブジェクトが利用されると、第2オブジェクト情報186を更新する。
【0061】
提示制御部194は、ユーザに対して所定の情報を提示するため、出力装置14等を制御する。例えば、提示制御部194は、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームで発生されるイベントをユーザに提示するように、出力装置14等を制御する。例えば、提示制御部194は、第1睡眠ゲームで発生されるイベントの内容をユーザに表示するように、ディスプレイ141を制御する。また、例えば、提示制御部194は、睡眠情報に基づいて第2睡眠ゲームで発生されるイベントをユーザに提示するように、出力装置14等を制御する。例えば、提示制御部194は、第2睡眠ゲームで発生されるイベントの内容をユーザに表示するように、ディスプレイ141を制御する。
【0062】
また、提示制御部194は、例えば、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームで発生されるイベントに係る音を発生させるように、スピーカー142を制御する。また、提示制御部194は、例えば、睡眠情報に基づいて第2睡眠ゲームで発生されるイベントに係る音を発生させるように、スピーカー142を制御する。また、提示制御部194は、例えば、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームで発生されるイベントに係る振動を発生させるように、バイブレータ(図示せず)を制御する。また、提示制御部194は、例えば、睡眠情報に基づいて第2睡眠ゲームで発生されるイベントに係る振動を発生させるように、バイブレータ(図示せず)を制御する。
【0063】
また、例えば、提示制御部194は、第1オブジェクト情報185で管理される情報と、第2オブジェクト情報186で管理される情報とに基づき、ユーザに関連付けられているオブジェクトの管理画面を表示するように、ディスプレイ141を制御する。
【0064】
ゲーム処理部195は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行う。具体的には、ゲーム処理部195は、例えば、第1サーバ20で発生されるイベントに係る処理を実施する。また、ゲーム処理部195は、例えば、第2サーバ30で発生されるイベントに係る処理を実施する。また、ゲーム処理部195は、ユーザから入力される指示に応じ、睡眠時間以外の、日中のゲーム要素に係る処理を実施する。ゲーム処理部195は、第1サーバ20で発生されるイベントに係る処理を実施する機能と、第2サーバ30で発生されるイベントに係る処理を実施する機能とで別の処理部として記載されても構わないが、本実施形態では、一つの処理部として説明する。
【0065】
<1.2 サーバの機能的な構成>
図3は、第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。図3に示すように、第1サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。なお、図3では、第1サーバ20の機能構成を説明するが、第2サーバ30も第1サーバ20と同様の機能構成を有する。
【0066】
通信部201は、第1サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0067】
記憶部202は、例えば、ユーザ情報テーブル2021、設定テーブル2022、マスタテーブル2023を有する。
【0068】
ユーザ情報テーブル2021は、例えば、睡眠情報を用いたゲームをプレイするユーザに関する情報を記憶するテーブルである。ユーザ情報テーブル2021は、例えば、ユーザIDをキーとして、ユーザに関する情報を記憶するカラムを有するテーブルである。
【0069】
設定テーブル2022は、例えば、抽選回数に係るパラメータを記憶するテーブルである。具体的には、例えば、設定テーブル2022では、イベントにおける局面の一つとして算出される睡眠を評価するパラメータと、抽選回数に係るパラメータとが関連付けられている。
【0070】
マスタテーブル2023は、例えば、ユーザと関連付けることが可能なオブジェクトに関する情報を記憶するテーブルである。マスタテーブル2023は、例えば、オブジェクトが抽選対象になるか否かに係るパラメータ、オブジェクトが当選する確率に係るパラメータ、オブジェクトを当選させるのに必要な値に係るパラメータ(必要パラメータ)がオブジェクトと関連付けられている。オブジェクトが当選する確率に係るパラメータと、オブジェクトを当選させるのに必要な値に係るパラメータとは、例えば、反比例関係にある。具体的には、例えば、オブジェクトが当選する確率に係るパラメータが高い(当選する確率が高い、つまり、希少性が低い)場合、オブジェクトを当選させるのに必要な値に係るパラメータは低い傾向にある。また、オブジェクトが当選する確率に係るパラメータが低い(当選する確率が低い、つまり、希少性が高い)場合、オブジェクトを当選させるのに必要な値に係るパラメータは高い傾向にある。
【0071】
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、管理モジュール2033、ゲーム進行モジュール2034、提示モジュール2036、連携制御モジュール2037としての機能を発揮する。
【0072】
受信制御モジュール2031は、第1サーバ20が外部の装置、例えば、端末装置10、又は第2サーバ30から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。具体的には、受信制御モジュール2031は、例えば、端末装置10から送信された、睡眠情報、ユーザからの指示、及び種々の情報等を受信する処理を制御する。また、受信制御モジュール2031は、第2サーバ30から送信される連携睡眠情報を受信する処理を制御する。
【0073】
送信制御モジュール2032は、第1サーバ20が外部の装置、例えば、端末装置10、又は第2サーバ30に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。具体的には、送信制御モジュール2032は、ユーザの睡眠結果に関する情報を端末装置10へ送信する処理を制御する。また、送信制御モジュール2032は、連携睡眠情報を第2サーバ30へ送信する処理を制御する。
【0074】
管理モジュール2033は、記憶部202に記憶されるテーブルを管理する。具体的には、例えば、管理モジュール2033は、ユーザに関する情報が入力されると、ユーザ情報テーブル2021を更新する。また、管理モジュール2033は、抽選回数に関する情報が入力されると、設定テーブル2022を更新する。また、管理モジュール2033は、オブジェクトに関する情報が入力されると、マスタテーブル2023を更新する。
【0075】
ゲーム進行モジュール2034は、第1サーバ20と端末装置10との間で通信を行い、各ユーザの端末装置10から受信した睡眠情報等に基づいて各ユーザの第1睡眠ゲームのプレイを進行させる。例えば、ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームのプレイを進行させることとして、イベントを発生させる。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームのイベントにおける局面の一つとして、ユーザの睡眠情報に基づき、ユーザの睡眠を評価する。このとき、ゲーム進行モジュール2034は、ユーザの睡眠情報と、育成アイテムに関する情報とに基づき、その日の睡眠を評価してもよい。以下では、睡眠を評価するパラメータを抽選基礎パラメータと称する。
【0076】
ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームイベントにおける局面の一つとして、睡眠情報に基づき、オブジェクトの抽選を実施する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール2034は、抽選基礎パラメータに基づき、オブジェクトの抽選を実施する。
【0077】
ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームイベントにおける局面の一つとして、抽選により選んだオブジェクトのいずれかに対する干渉の機会を、ユーザに提供する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール2034は、抽選により選んだオブジェクトのうちいずれかのオブジェクトに対する指定をユーザから受け付け、ユーザから指定されたオブジェクトに対する干渉をユーザから受け付ける。第1睡眠ゲームにおいて、オブジェクトに対する干渉は、例えば、オブジェクトに対し、信頼度のパラメータが設定され、アイテムを付与することにより信頼度のパラメータが向上する処理である。以降では、信頼度を向上させるためにオブジェクトに付与するアイテムを付与アイテムと称する。
【0078】
ゲーム進行モジュール2034は、オブジェクトに与えた付与アイテムの数、種類、又はその組み合わせに基づき、オブジェクトに対する第1の関係を変動させる。ゲーム進行モジュール2034は、第1の関係が所定の要件を満たす場合、要件を満たしたオブジェクトをユーザが睡眠以外の時間のゲーム要素で使用可能とする。
【0079】
ゲーム進行モジュール2034は、イベントにおける局面の一つとして、睡眠情報に基づき、ユーザに特典を付与する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール2034は、抽選基礎パラメータに基づき、ユーザに対して所定の特典を付与する。特典は、第1睡眠ゲームで使用可能なアイテムであってもよいし、ポイント等であってもよい。
【0080】
複数日分の睡眠情報が蓄積されている場合、ゲーム進行モジュール2034は、複数日分の睡眠情報に基づき、複数日分のイベントを一括して発生させてもよい。
【0081】
ゲーム進行モジュール2034は、第1サーバ20から送信される連携睡眠情報に基づいて、イベントを発生させる。ゲーム進行モジュール2034は、例えば、連携睡眠情報に含まれる睡眠情報に基づき、連携睡眠情報に係る睡眠がいつの睡眠であるかを把握する。ゲーム進行モジュール2034は、連携睡眠情報に含まれる、第2睡眠ゲームにおいて発生されたイベントに関する情報を参照し、第1睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。
【0082】
第2睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報には、例えば、睡眠を評価するパラメータ、発生されたクエスト、進行されたストーリー、獲得されたアイテム、又はバトルしたオブジェクト等が含まれる。ゲーム進行モジュール2034は、所定の規則に則って第1睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。具体的には、例えば、所定のパラメータの換算式、オブジェクトの交換対象等が予め設定されている。オブジェクトの交換については、レア度に基づくランダムな抽選であってもよい。ゲーム進行モジュール2034は、第2睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報に、所定の規則を反映させ、第1睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。また、ゲーム進行モジュール2034は、第2睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報に基づき、所定の特典を設定してもよい。なお、ゲーム進行モジュール2034は、例えば、連携睡眠情報に含まれる睡眠情報に基づいてユーザの睡眠を評価し、評価に基づいて第1睡眠ゲームにおいてイベントを発生させてもよい。
【0083】
図3を参照して、第1サーバ20のゲーム進行モジュール2034について説明をしているが、第2サーバ30のゲーム進行モジュール3034(図示せず)は、ゲーム進行モジュール2034と異なる処理を制御する。このため、以下では、第2サーバ30のゲーム進行モジュール3034についても説明する。
【0084】
ゲーム進行モジュール3034は、第2サーバ30と端末装置10との間で通信を行い、各ユーザの端末装置10から受信した睡眠情報等に基づいて各ユーザの第2睡眠ゲームのプレイを進行させる。例えば、ゲーム進行モジュール3034は、第2睡眠ゲームのプレイを進行させることとして、イベントを発生させる。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール3034は、第2睡眠ゲームのイベントにおける局面の一つとして、ユーザの睡眠情報に基づき、ユーザの睡眠を評価する。このとき、ゲーム進行モジュール3034は、ユーザの睡眠情報と、育成アイテムに関する情報とに基づき、その日の睡眠を評価してもよい。
【0085】
ゲーム進行モジュール3034は、第2睡眠ゲームイベントにおける局面の一つとして、睡眠情報に基づき、クエストを発生させ、攻略させる。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール3034は、抽選基礎パラメータに基づき、クエストの抽選を実施する。ゲーム進行モジュール3034は、抽選により発生させたクエストを、抽選基礎パラメータに基づき、ユーザに攻略させる。より具体的には、ゲーム進行モジュール3034は、抽選基礎パラメータに基づき、クエストのストーリーを進行させる。また、ゲーム進行モジュール3034は、抽選基礎パラメータに基づき、クエストにおいてアイテムを獲得させる。また、ゲーム進行モジュール3034は、抽選基礎パラメータに基づき、クエストにおいて、所定のオブジェクトと所定のオブジェクトとを対戦させる。
【0086】
ゲーム進行モジュール3034は、第2睡眠ゲームイベントにおける局面の一つとして、クエストの攻略により関連付けられたオブジェクトのいずれかに対する干渉の機会を、ユーザに提供する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール3034は、クエストの攻略により関連付けられたオブジェクトのうちいずれかのオブジェクトに対する指定をユーザから受け付け、ユーザから指定されたオブジェクトに対する干渉をユーザから受け付ける。第2睡眠ゲームにおいて、オブジェクトに対する干渉は、例えば、オブジェクトに対し、熟練度又は攻略度のパラメータが設定され、アイテムを付与することにより熟練度又は攻略度のパラメータが向上する処理である。以降では、熟練度又は攻略度を向上させるためにオブジェクトに付与するアイテムを付与アイテムと称する。
【0087】
ゲーム進行モジュール3034は、オブジェクトに与えた付与アイテムの数、種類、又はその組み合わせに基づき、オブジェクトに対する熟練度又は攻略度のパラメータを変動させる。ゲーム進行モジュール3034は、熟練度又は攻略度が所定の要件を満たす場合、要件を満たしたオブジェクトをユーザが睡眠以外の時間のゲーム要素で使用可能とする。
【0088】
ゲーム進行モジュール3034は、イベントにおける局面の一つとして、睡眠情報に基づき、ユーザに特典を付与する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール3034は、抽選基礎パラメータに基づき、ユーザに対して所定の特典を付与する。特典は、第2睡眠ゲームで使用可能なアイテムであってもよいし、ポイント等であってもよい。
【0089】
ゲーム進行モジュール3034は、第1サーバ20から送信される連携睡眠情報に基づいて、イベントを発生させる。ゲーム進行モジュール3034は、例えば、連携睡眠情報に含まれる睡眠情報に基づき、連携睡眠情報に係る睡眠がいつの睡眠であるかを把握する。ゲーム進行モジュール3034は、連携睡眠情報に含まれる、第1睡眠ゲームにおいて発生されたイベントに関する情報を参照し、第2睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。
【0090】
第1睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報には、例えば、睡眠を評価するパラメータ、オブジェクトの抽選、信頼度の向上、又はオブジェクト関連付け等が含まれる。ゲーム進行モジュール3034は、所定の規則に則って第2睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。具体的には、例えば、所定のパラメータの換算式、オブジェクトの交換対象等が、所定の規則として予め設定されている。オブジェクトの交換については、レア度に基づくランダムな抽選であってもよい。ゲーム進行モジュール3034は、第1睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報に、所定の規則を反映させ、第2睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。また、ゲーム進行モジュール3034は、第1睡眠ゲームで発生されるイベントに関する情報に基づき、所定の特典を設定してもよい。なお、ゲーム進行モジュール3034は、例えば、連携睡眠情報に含まれる睡眠情報に基づいてユーザの睡眠を評価し、評価に基づいて第2睡眠ゲームにおいてイベントを発生させてもよい。
【0091】
提示モジュール2036は、端末装置10に対して情報を提示する。具体的には、例えば、提示モジュール2036は、ゲーム進行モジュール2034により発生されたイベントを端末装置10へ提示する。
【0092】
連携制御モジュール2037は、第2サーバ30により提供される第2睡眠ゲームとの連携を制御する。具体的には、例えば、連携制御モジュール2037は、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとにユーザ情報をもつユーザに対し、連携IDを発行する。
【0093】
また、連携制御モジュール2037は、睡眠情報と、当該睡眠情報に基づいて発生させたイベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成する。連携制御モジュール2037は、例えば、イベントが発生される度に連携睡眠情報を生成する。睡眠情報を取得した睡眠が一日に一回である場合、連携制御モジュール2037は、日毎に連携睡眠情報を生成すると換言してもよい。連携制御モジュール2037は、第2サーバ30へ送信していない連携睡眠情報がある場合、当該連携睡眠情報を第2サーバ30へ送信してよいか否かをユーザに確認し、承諾が得られた場合、送信制御モジュール2032を介して連携睡眠情報を第2サーバ30へ送信する。例えば、ユーザが複数日の間、第1睡眠ゲームを実行していない場合、連携制御モジュール2037は、複数の日付に対応する連携睡眠情報をユーザ情報テーブル2021に記憶することになる。
【0094】
ゲーム進行モジュール2034が複数日分のイベントを一括して発生させる場合、連携制御モジュール2037は、複数日分の睡眠情報と、各睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報とに基づいて連携睡眠情報を生成してもよい。
【0095】
<2 データ構造>
図4図5は、端末装置10が記憶する情報のデータ構造を示す図である。なお、図4図5は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
【0096】
図4は、第1ユーザ情報181のデータ構造の例を示す図である。図4に示す第1ユーザ情報181は、ユーザIDをキーとして、氏名、年齢、住所、生年月日、登録年月日、起床予定時刻、保持アイテム、睡眠情報、連携ID等のカラムを有する第1睡眠ゲームに関するテーブルである。
【0097】
ユーザIDは、ユーザを一意に識別するための識別子を記憶する項目である。氏名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。年齢は、ユーザの年齢を記憶する項目である。住所は、ユーザが住んでいる場所を記憶する項目である。生年月日は、ユーザが生まれた日付を記憶する項目である。登録年月日は、ユーザが本実施形態に係るゲームの利用を開始した日付を記憶する項目である。
【0098】
起床予定時刻は、起床することを予定する時刻を記憶する項目である。起床は、例えば、眠りから覚め、動作を開始することを表す。起床予定時刻は、例えば、ユーザからの入力に基づき設定される。保持アイテムは、ユーザが保持している、ゲーム内で使用可能なアイテムに関する情報を記憶する項目である。ユーザが保持しているアイテムは、例えば、ユーザと関連付けられているアイテムと換言可能である。アイテムは、例えば、育成アイテム、又は付与アイテム等を含む。項目「保持アイテム」には、例えば、ユーザが保持しているアイテムの名称、及び個数が記憶される。
【0099】
睡眠情報は、ユーザに関する睡眠情報を記憶する項目である。項目「睡眠情報」には、例えば、前日の夜の睡眠情報が記憶される。また、項目「睡眠情報」には、例えば、過去における所定の日数分の睡眠情報が記憶されてもよい。
【0100】
連携IDは、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとにユーザ情報をもつユーザを一意に識別するための識別子を記憶する項目である。連携IDは、第1サーバ20または第2サーバ30により発行される。具体的には、連携IDは、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとをプレイするユーザが第1睡眠ゲームにおいて第2睡眠ゲームを連携させようとした場合に、第1サーバ20の連携制御モジュール2037によって発行される。また、連携IDは、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームをプレイするユーザが第2睡眠ゲームにおいて第1睡眠ゲームを連携させようとした場合に、第2サーバ30の連携制御モジュール2037によって発行される。
【0101】
図5は、第2ユーザ情報182のデータ構造の例を示す図である。図5に示す第2ユーザ情報182は、ユーザIDをキーとして、氏名、年齢、住所、生年月日、登録年月日、起床予定時刻、保持アイテム、睡眠情報、連携ID等のカラムを有する第2睡眠ゲームに関するテーブルである。
【0102】
図6は、第1サーバ20が記憶する情報のデータ構造を示す図である。図7は第2サーバ30が記憶する情報のデータ構造を示す図である。なお、図6図7は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
【0103】
図6は、ユーザ情報テーブル2021のデータ構造の例を示す図である。図6に示すユーザ情報テーブル2021は、ユーザIDをキーとして、連携ID、イベント情報、睡眠情報、送信フラグ、受信フラグ等のカラムを有するテーブルである。
【0104】
睡眠情報は、ユーザに関する睡眠情報を記憶する項目である。項目「睡眠情報」には、例えば、複数日の睡眠情報が記憶される。ユーザ情報テーブル2021で記憶される過去の睡眠情報は、ユーザ情報181で記憶される過去の睡眠情報よりも古い睡眠情報が記憶されてもよい。つまり、ユーザ情報181には、ユーザ情報テーブル2021で記憶される過去の睡眠情報のうちの一部が記憶されるようにしてもよい。
【0105】
イベント情報は、睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報を記憶する項目である。項目「イベント情報」には、例えば、抽選されたオブジェクト、発生されたクエスト、攻略されたクエストに関する情報等が記憶される。項目「イベント情報」には、複数の睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶される。
【0106】
送信フラグは、第1サーバ20から第2サーバ30へ、睡眠情報及びイベントに関する情報を連携睡眠情報として送信したことを記憶する項目である。項目「送信フラグ」には、例えば、未送信であることを表す「未」、送信済みであることを表す「済」、又は対象外であることを表す「-」が記憶される。項目「送信フラグ」は、例えば、第1サーバ20による処理で発生されたイベントに係るレコードにおいて、「未」、「済」のいずれかが記憶され、第2サーバ30による処理で発生されたイベントに係るレコードにおいては「-」が記憶される。
【0107】
受信フラグは、第1サーバ20が第2サーバ30から、睡眠情報及びイベントに関する情報を連携睡眠情報として受信したことを記憶する項目である。項目「受信フラグ」には、例えば、第2サーバ30から受信した情報であることを表す「1」、又は第2サーバ30から受信した情報でないことを表す「0」が記憶される。つまり、項目「送信フラグ」に「未」、又は「済」が記憶されるレコードについて、項目「受信フラグ」は「0」が記憶される。また、項目「送信フラグ」に「-」が記憶されるレコードについて、項目「受信フラグ」は「1」が記憶される。なお、項目「受信フラグ」には、受信元のゲーム又はサーバを識別可能な情報が記憶されていてもよい。これにより、3つ以上の睡眠ゲームと連携することが可能となる。
【0108】
図6において、ユーザID「ID0001」は、連携ID「ID1001」が対応付けられており、第2睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID0001」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID0001」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。ユーザID「ID0001」の睡眠情報及びイベントに関する情報において、第1サーバ20で発生されたイベントに関する情報は連携睡眠情報としてすべて第2サーバ30に送信済みであるため、項目「送信フラグ」にいずれも「済」と記憶されている。
【0109】
ユーザID「ID0002」は、連携IDが対応付けられていない(第2睡眠ゲームと連携がされていない)IDである。ユーザID「ID0002」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID0002」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。ユーザID「ID0002」は、第2睡眠ゲームと連携されていないため、項目「送信フラグ」にいずれも「-」と記憶されている。また、第2サーバ30から連携睡眠情報が受信されていないため、項目「受信フラグ」に「1」が記憶されているレコードは存在していない。
【0110】
ユーザID「ID0003」は、連携ID「ID1002」が対応付けられており、第2睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID0003」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID0003」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。最新の睡眠情報及びイベント情報は、第2サーバ30に送信されていないため、項目「送信フラグ」には「未」と記憶されている。また、その他の睡眠情報及びイベントに関する情報において、第1サーバ20で発生されたイベントに関する情報は連携睡眠情報として第2サーバ30に送信済みであるため、項目「送信フラグ」に「済」と記憶されている。
【0111】
ユーザID「ID0004」は、連携ID「ID1003」が対応付けられており、第2睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID0004」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID0004」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。記憶されている睡眠情報及びイベント情報は、すべて第2サーバ30に未送信であるため、項目「送信フラグ」にいずれも「未」と記憶されている。また、第2サーバ30からの連携睡眠情報についてもまだ受信されていないため、項目「受信フラグ」に「1」が記憶されているレコードは存在していない。
【0112】
図7は、ユーザ情報テーブル3021のデータ構造の例を示す図である。図7に示すユーザ情報テーブル3021は、ユーザIDをキーとして、連携ID、イベント情報、睡眠情報、送信フラグ、受信フラグ等のカラムを有するテーブルである。
【0113】
ユーザID「ID2001」は、連携ID「ID1001」が対応付けられた第1睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID2001」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID2001」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。ユーザID「ID2001」の睡眠情報及びイベントに関する情報において、第2サーバ30で発生されたイベントに関する情報は連携睡眠情報としてすべて第1サーバ20に送信済みであるため、項目「送信フラグ」にいずれも「済」と記憶されている。
【0114】
ユーザID「ID2003」は、連携ID「ID1002」が対応付けられており、第1睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID2003」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID2003」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。最新の睡眠情報及びイベント情報は、未だ第1サーバ20に送信されていないため、項目「送信フラグ」に「未」と記憶されている。また、その他の睡眠情報及びイベントに関する情報において、第2サーバ30で発生されたイベントに関する情報は連携睡眠情報として第1サーバ20に受信済みであるため、項目「送信フラグ」に「済」と記憶されている。
【0115】
ユーザID「ID2004」は、連携ID「ID1003」が対応付けられており、第1睡眠ゲームと連携済みのIDである。ユーザID「ID2004」の項目「睡眠情報」には、複数の睡眠情報が記憶されている。ユーザID「ID2004」の項目「イベント情報」には、レコードの睡眠情報に基づいて発生されたイベントに関する情報が記憶されている。記憶されている睡眠情報及びイベント情報は、すべて第1サーバ20に未送信であるため、項目「送信フラグ」にいずれも「未」と記憶されている。また、第1サーバ20からの連携睡眠情報についてもまだ受信されていないため、項目「受信フラグ」に「1」が記憶されているレコードは存在していない。
【0116】
<3 動作>
本実施形態に係る端末装置10と第1サーバ20との動作について説明する。
【0117】
(起床時の動作)
図8は、ユーザが就寝してから起床するまでの端末装置10の動作の例を示すフローチャートである。ユーザは基本的に毎日睡眠をとる。そのため、端末装置10及び第1サーバ20は、睡眠情報に基づく動作をユーザの睡眠の度に毎日繰り返し実施する。なお、睡眠情報に基づく端末装置10及び第1サーバ20による動作は、例えば、一日に複数回実施されてもよい。例えば、端末装置10及び第1サーバ20は、二度寝、又は昼寝等の睡眠についても動作を実施してもよい。
【0118】
ユーザは、就寝する際、睡眠情報を用いたゲームである第1睡眠ゲームをプレイするため、端末装置10を操作し、当該ゲームに係るプログラムを実行する。ユーザは、端末装置10を操作し、睡眠情報の計測を開始するためのボタンをディスプレイ141に表示させる。ユーザが当該ボタンを押下すると、端末装置10は、各種センサによる睡眠情報の計測を開始する。
【0119】
ステップS11において、端末装置10は、ユーザが起床したことを検知する。具体的には、例えば、制御部190は、操作受付部191により、ユーザからの端末装置10に対する起床のための操作入力を受け付ける。操作入力は、睡眠情報を確定させる操作である。睡眠情報を確定させる操作は、例えば、起床したことを表すボタンを押下する等、起床したことを宣言するための操作を含む。また、睡眠情報を確定させる操作は、起床予定時刻に発せられるアラームを停止させる操作を含む。
【0120】
ステップS12において、端末装置10は、各種センサから睡眠情報を取得する。具体的には、制御部190は、ゲーム処理部195により、ユーザの起床を検知すると、ユーザの睡眠情報の計測を終了させる。管理部193は、睡眠情報を集計する。管理部193は、集計した睡眠情報を第1ユーザ情報181に記憶する。
【0121】
ステップS13において、端末装置10は、イベントの内容を確認する旨の指示をユーザから受け付ける。なお、イベントの内容を確認するか否かの設定が予めなされていてもよい。ゲーム処理部195は、設定されている内容に従い、イベントの内容を確認するか否かを決定する。
【0122】
ステップS14において、端末装置10は、第1サーバ20へアクセスする。具体的には、例えば、イベントの内容を確認する指示を受け付けた場合、制御部190は、送受信部192により、第1ユーザ情報181に記憶した睡眠情報を第1サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、イベントの内容を確認する要求を第1サーバ20へ送信する。
【0123】
(イベント発生時の動作)
図9は、第1睡眠ゲームにおけるイベント発生時の端末装置10と第1サーバ20との動作の例を説明するための図である。
【0124】
まず、第1サーバ20は、端末装置10から、睡眠情報と、イベントの内容を確認する要求とを受信する。
【0125】
ステップS21において、第1サーバ20は、第1睡眠ゲームにおいて発生させるイベントを決定する。また、第1サーバ20は、イベントの一局面として、ユーザの睡眠を評価する。具体的には、例えば、制御部203は、ゲーム進行モジュール2034により、ユーザの睡眠情報と、日中のゲーム要素で取得された育成アイテムに関する情報とに基づき、抽選基礎パラメータを算出する。提示モジュール2036は、例えば、ユーザの睡眠の評価結果をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、例えば、ユーザの睡眠の評価結果を表示するための情報を端末装置10へ送信する。
【0126】
ステップS22において、端末装置10は、睡眠の評価結果を表示する。具体的には、例えば、提示制御部194は、算出した抽選基礎パラメータをディスプレイ141に表示させる。
【0127】
ステップS23において、第1サーバ20は、イベントの一局面として、睡眠情報に基づき、オブジェクトを抽選する。提示モジュール2036は、例えば、抽選の結果をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、例えば、抽選の結果を表示するための情報を端末装置10へ送信する。
【0128】
ステップS24において、端末装置10は、抽選結果を表示する。
【0129】
ステップS25において、第1サーバ20は、イベントの一局面として、抽選により決定されたオブジェクトのいずれかに対する干渉の機会を、ユーザに提供する。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール2034は、抽選により決定されたオブジェクトのいずれかに対して付与アイテムを付与することで、第1の関係を向上させる機会を提供する。提示モジュール2036は、例えば、オブジェクトに対する干渉の機会をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、例えば、オブジェクトに対する干渉の機会を表示するための情報を端末装置10へ送信する。
【0130】
ステップS26において、端末装置10は、オブジェクトに対する干渉の機会を表示する。
【0131】
ユーザは、例えば、抽選により決定された複数のオブジェクトから所望のオブジェクトを選択する。提示制御部194は、選択されたオブジェクトに対して付与アイテムを付与する画面をディスプレイ141に表示させる。ユーザは、選択したオブジェクトに対して複数の付与アイテムを付与する。送受信部192は、オブジェクトに対する干渉の結果を第1サーバ20へ送信する。
【0132】
ステップS27において、第1サーバ20は、ユーザ情報テーブル2021を更新する。具体的には、制御部203は、管理モジュール2033により、端末装置10から受信した干渉の結果に基づき、ユーザ情報テーブル2021の項目「関連オブジェクト」を更新する。
【0133】
(他の睡眠ゲームと連携時の動作)
図10は、イベント情報アップロード時の端末装置10、第1サーバ20、及び第2サーバ30の動作の例を説明するための図である。
【0134】
まず、ユーザは、例えば、端末装置10を操作し、第1睡眠ゲームに係るプログラムを実行する。ユーザは、例えば、端末装置10を操作し、第1睡眠ゲームにおける睡眠結果を第2睡眠ゲームで利用するためのボタンをディスプレイ141に表示させる。ユーザが当該ボタンを押下すると、端末装置10の送受信部192は、第1睡眠ゲームにおける睡眠結果を、第2サーバ30へ送信させる指示を第1サーバ20へ送信する。なお、第1睡眠ゲームを立ち上げると、端末装置10は、連携されている睡眠ゲームのサーバへ、自動的に送信指示を送信してもよい。
【0135】
ステップS31において、第1サーバ20は、第2サーバ30へ送信する情報を確認する。具体的には、例えば、第1サーバ20は、端末装置10から、連携睡眠情報を第2サーバ30へ送信する要求を受信する。
【0136】
連携制御モジュール2037は、第1睡眠ゲームと連携されている他の睡眠ゲームがあるか否かを判断する。第1睡眠ゲームと連携されている他の睡眠ゲーム(第2睡眠ゲーム)がある場合、連携制御モジュール2037は、ユーザ情報テーブル2021を参照し、第2サーバ30へまだ送信されていない連携睡眠情報があるか否かを判断する。まだ送信されていない連携睡眠情報がある場合、連携制御モジュール2037は、当該連携睡眠情報を第2サーバ30へ送信する情報として設定する。提示モジュール2036は、設定した連携睡眠情報の確認をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、送信する連携睡眠情報を確認させるための情報を端末装置10に送信する。
【0137】
ステップS32において、端末装置10は、第2サーバ30に送信する連携睡眠情報を確認させるための情報をディスプレイ141に表示させる。具体的には、例えば、提示制御部194は、連携睡眠情報の識別情報、及び睡眠情報の取得日時等をディスプレイ141に表示させる。ゲーム処理部195は、ユーザから送信の承諾が入力されると、送受信部192を介し、第1サーバ20へ連携睡眠情報がユーザにより承諾されたことを通知する。
【0138】
連携睡眠情報の送信が承諾されると、ゲーム進行モジュール2034は、承諾された連携睡眠情報を第2サーバ30に送信する。
【0139】
ステップS33において、第1サーバ20は、送信した連携睡眠情報についてのフラグ処理を実行する。具体的には、管理モジュール2033は、第2サーバ30へ送信した連携睡眠情報について、ユーザ情報テーブル2021の項目「送信フラグ」に「済」を記憶する。
【0140】
第2サーバ30は、第1サーバ20から送信された連携睡眠情報を受信すると、受信したことを表す情報(Ack)を第1サーバ20に返信する。
【0141】
第1サーバ20は、第2サーバ30からのAckを受信する。提示モジュール2036は、第2サーバ30で連携睡眠情報が受信されたこと、及び第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへ遷移の確認をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、第2サーバ30で連携睡眠情報が受信されたことを表す情報、及び第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへの遷移を確認させるための情報を端末装置10に送信する。
【0142】
ステップS34において、端末装置10は、第2サーバ30で連携睡眠情報が受信されたことを表す情報、及び第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへの遷移を確認させるための情報をディスプレイ141に表示させる。具体的には、例えば、提示制御部194は、「第1睡眠ゲームの情報が第2睡眠ゲームで受け付けられました。第2睡眠ゲームを始めてよいですか?」をディスプレイ141に表示させる。
【0143】
ユーザは、端末装置10を操作し、第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへの遷移を承諾する指示を入力する。ユーザから遷移の承諾が入力されると、送受信部192は、第2睡眠ゲームの起動要求を第2サーバ30へ送信する。
【0144】
図11は、端末装置10のディスプレイ141の表示例を表す模式図である。図11に示す例では、提示制御部194は、ディスプレイ141に、領域1412を表示させる。領域1412は、第1睡眠ゲームについて生成した連携睡眠情報を第2睡眠ゲームに送信した結果を表示し、第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへの遷移の許諾を受け付ける領域である。
【0145】
提示制御部194は、例えば、領域1412に、遷移を許諾するためのボタン14121と遷移を拒否するためのボタン14122とを表示する。ユーザは、領域1412に表示される情報を確認し、ボタン14121または14122を押下する。ユーザからボタン14121を押下すると、送受信部192は、第2睡眠ゲームの起動要求を第2サーバ30へ送信する。
【0146】
ステップS35において、第2サーバ30は、イベントを発生させる。具体的には、例えば、ゲーム進行モジュール3034は、第1サーバ20から送信される連携睡眠情報に基づいて、イベントを発生させる。ゲーム進行モジュール3034は、例えば、連携睡眠情報に含まれる睡眠情報に基づき、連携睡眠情報に係る睡眠がいつの睡眠であるかを把握する。つまり、ゲーム進行モジュール3034は、受信した連携睡眠情報に含まれるイベントに関する情報が、すでに連携済みの情報でないか否かを判断する。まだ連携していない情報である場合、ゲーム進行モジュール3034は、連携睡眠情報に含まれる、第1睡眠ゲームにおいて発生されたイベントに関する情報を参照し、第2睡眠ゲームにおけるイベントを発生させる。提示モジュール2036は、例えば、発生させたイベントに関する情報をユーザに提示する。送信制御モジュール2032は、例えば、発生させたイベントに関する情報を表示するための情報を端末装置10へ送信する。
【0147】
ステップS36において、端末装置10は、第2睡眠ゲームを起動する。
【0148】
ステップS37において、端末装置10は、第2睡眠ゲームで発生されたイベントに関する情報を表示する。具体的には、提示制御部194は、例えば、第2睡眠ゲームで発生されたイベントに関する情報をディスプレイ141に表示させる。より具体的には、提示制御部194は、第1睡眠ゲームで発生されたイベントに基づき、第2睡眠ゲームにおいて、所定のオブジェクトが付与されたこと、所定のクエストが発生されたこと等をディスプレイ141に表示させる。
【0149】
(ID連携時の動作)
図12は、ユーザが第1睡眠ゲームのユーザIDと第2睡眠ゲームのユーザIDとを連携する際の端末装置10、第1サーバ20、及び第2サーバ30の動作の例を説明するための図である。なお、図12に示す例では、第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームに対して連携を要求する場合を例に説明しているが、第2睡眠ゲームから第1睡眠ゲームに対して連携を要求してもよい。
【0150】
まず、ユーザは、例えば、端末装置10を操作し、第1睡眠ゲームに係るプログラムを実行する。ユーザは、例えば、端末装置10を操作し、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとを連携させるためのボタンをディスプレイ141に表示させる。ユーザが当該ボタンを押下すると、端末装置10の送受信部192は、ユーザIDと、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとを連携させる要求とを第1サーバ20へ送信する。
【0151】
図13は、端末装置10のディスプレイ141の表示例を表す模式図である。図13に示す例では、提示制御部194は、ディスプレイ141に、領域1411を表示させる。領域1411は、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームを連携させるための連携要求を受け付けるための領域である。
【0152】
提示制御部194は、例えば、領域1411に、連携要求を行うことを承諾するためのボタン14111と連携要求を行うことを拒否するためのボタン14112を表示する。ユーザは、領域1411に表示される情報を確認すると、ボタン14111又は14112を押下する。ユーザがボタン14111を押下すると、送受信部192は、ユーザIDと、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとを連携させる要求とを第1サーバ20へ送信する。
【0153】
ステップS41において、第1サーバ20は、連携IDを発行する。具体的には、例えば、受信制御モジュール2031は、端末装置10から、ユーザID、及び第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとを連携させる要求を受信する。連携制御モジュール2037は、連携IDを発行する。連携制御モジュール2037は、ユーザ情報テーブル2021の、受信したユーザIDにより識別されるレコードに、発行した連携IDを記憶する。送信制御モジュール2032は、ユーザIDと、発行した連携IDとに関する情報を第2サーバ30へ送信する。
【0154】
第2サーバ30の連携制御モジュール3037は、ユーザ情報テーブル3021の、受信したユーザIDにより識別されるレコードに、発行した連携IDを記憶する。第2サーバ30の送信制御モジュール3032は、連携IDを登録したことを第1サーバ20に通知する。
【0155】
第1サーバ20は、送信制御モジュール2032により、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとが連携されたことを端末装置10に送信する。
【0156】
ステップS42において、端末装置10は、連携結果を表示する。具体的には、例えば、提示制御部194は、連携IDを介して第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとが連携されたことをディスプレイ141に表示させる。
【0157】
以上のように、上記実施形態では、ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得する。ゲーム進行モジュール2034は、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させる。連携制御モジュール2037は、睡眠情報と第1イベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成する。送信制御モジュール2032は、ユーザの指示に応じて、連携睡眠情報を第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置(第2サーバ30)に送信する。これにより、第1睡眠ゲームで発生されたイベントを、第2睡眠ゲームで活用させることが可能となる。
【0158】
したがって、睡眠ゲームを複数利用することに対する興趣性を高めることができる。また、ユーザがある睡眠ゲームにおいて計測した睡眠情報を、異なる睡眠ゲームの進行に用いることで、共通の睡眠情報により複数の睡眠ゲームを進行し、睡眠情報を一元的に管理する仕組みを提供することができる。睡眠情報を用いた睡眠ゲームでは、ほとんどのユーザは1日に1回の睡眠をとることから1日に1回だけゲーム結果を取得するようにしている。一元的に管理されている睡眠情報を複数のゲームに展開することで、1回の睡眠で複数種類の睡眠ゲームから、ゲーム結果を得ることができる。
【0159】
また、上記実施形態では、連携制御モジュール2037は、日毎に連携睡眠情報を生成する。連携制御モジュール2037は、複数の連携睡眠情報のうち、管理装置に送信されていない連携睡眠情報を特定し、連携睡眠情報を送信する。これにより、第1サーバ20は、他の睡眠ゲームと複数日の間、連携していない場合、他の睡眠ゲームへ送信していない連携睡眠情報をまとめて送信することが可能となる。
【0160】
また、上記実施形態では、ゲーム進行モジュール2034は、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得する。ゲーム進行モジュール2034は、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させる。受信制御モジュール2031は、第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置(第2サーバ30)から、第2睡眠ゲームでユーザから取得された睡眠情報と、当該睡眠情報に基づいて第2睡眠ゲームで発生された第2イベントに関する情報とが対応付けられて生成された連携睡眠情報を受信する。ゲーム進行モジュール2034は、受信した連携睡眠情報に含まれる第2イベントに関する情報に基づいて、第1イベントを発生させる。これにより、第1サーバ20は、第2睡眠ゲームで発生されたイベントを利用して、第1睡眠ゲームにおいてイベントを発生させることが可能となる。
【0161】
また、上記実施形態では、連携制御モジュール2037は、受信した連携睡眠情報に含まれる第2イベントに関する情報に基づいて特典を決定し、決定した特典をユーザに付与するイベントを第1イベントとして発生させる。これにより、第1サーバ20は、第2睡眠ゲームで発生されたイベントを利用して、第1睡眠ゲームにおける特典を発生させることが可能となる。
【0162】
<4 変形例>
上記実施形態では、ユーザが他の睡眠ゲームとの連携を要求することで、複数の睡眠ゲームが連携される場合を例に説明した。睡眠ゲームの連携の要求は、睡眠ゲームから提案されてもよい。
【0163】
具体的には、例えば、ゲーム処理部195は、ユーザの操作により第1睡眠ゲームが立ち上げられると、第1ユーザ情報181を参照し、他の睡眠ゲームと連携されているかを判断する。連携されていない場合、ゲーム処理部195は、睡眠情報を利用する他の睡眠ゲームとの連携をユーザに提案する。ゲーム処理部195は、端末装置10にすでにインストールされている他の睡眠ゲームを把握した後に連携を提案してもよいし、他の睡眠ゲームの存在をユーザから受け付けた後に連携を提案してもよい。他の睡眠ゲームとすでに連携されている場合、ゲーム処理部195は、連携を提案しない。
【0164】
なお、すでに連携されている睡眠ゲームがある場合であっても、端末装置10に新たな睡眠ゲームがインストールされる可能性がある。ゲーム処理部195は、すでに連携されている睡眠ゲームがある場合であっても、所定の周期で、ユーザに連携を提案してもよい。
【0165】
ユーザは、他の睡眠ゲームとの連携を希望する場合、第1睡眠ゲームからの提案を承諾し、他の睡眠ゲームとの連携を第1睡眠ゲームに対して要求する。
【0166】
ゲーム処理部195が睡眠ゲーム間の連携をユーザに提案することで、睡眠ゲーム間の連携が促進され、複数の睡眠ゲームに触れる機会を増やすことが可能となる。
【0167】
また、端末装置10に限らず、第1サーバ20が第1睡眠ゲームと、他の睡眠ゲームとの連携を提案してもよい。具体的には、例えば、連携制御モジュール2037は、ユーザ情報テーブル2021を参照し、他の睡眠ゲームと連携されているか否かを判断する。連携されていない場合、連携制御モジュール2037は、例えば、他の睡眠ゲームとの連携を促す通知を、提示モジュール2036を介してユーザに提示する。連携されている場合、連携制御モジュール2037は、例えば、連携睡眠情報を連携されている睡眠ゲームを管理するサーバへ送信することを促す通知を、提示モジュール2036を介してユーザに提示する。
【0168】
連携制御モジュール2037が睡眠ゲーム間の連携をユーザに提案することで、睡眠ゲーム間の連携が促進され、複数の睡眠ゲームに触れる機会を増やすことが可能となる。
【0169】
また、上記実施形態では、例えば、第1サーバ20から送信された連携睡眠情報が第2サーバ30で受信されると、端末装置10において、第2睡眠ゲームが実行され、第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへ遷移される場合を説明した。しかしながら、第1サーバ20から送信された連携睡眠情報が第2サーバ30で受信されても、第1睡眠ゲームから第2睡眠ゲームへ遷移されなくてもよい。例えば、図10において、第1サーバ20は、連携睡眠情報を受信したことを表すAckを第2サーバ30から受信しても、ユーザに対して情報を送信しない。
【0170】
第2サーバ30のゲーム進行モジュール3034は、第1サーバ20から送信された連携睡眠情報に基づいて、イベントを発生させる。第2サーバ30は、連携睡眠情報に基づいて発生させたイベントに関する情報を、第1サーバ20に送信する。提示モジュール2036は、第2サーバ30で発生されたイベントに関する情報をユーザに提示する。これにより、実行中の睡眠ゲームにおいて、他の睡眠ゲームで発生されたイベントに関する情報が提示されるため、ユーザに対し、他の睡眠ゲームを立ち上げる動機を提供することが可能となる。
【0171】
また、上記実施形態において、睡眠情報をヘルスケアアプリで管理してもよい。ヘルスケアアプリは、例えば、OSと対応付けられたアプリケーションを表す。具体的には、例えば、ヘルスケアアプリは、端末装置10がiOS(登録商標)を利用する場合には、ヘルスケアであり、端末装置10がAndroid(登録商標)を利用する場合には、ヘルスコネクトである。端末装置10が所定の企業により生産される場合、当該企業の純正のヘルスケアアプリがインストールされていてもよい。この場合、例えば、睡眠情報は、企業純正のヘルスケアアプリを介してヘルスコネクトに取り込まれる。
【0172】
端末装置10、又は睡眠測定デバイス11で測定された睡眠情報は、ヘルスケアアプリで管理される。端末装置10、又は睡眠測定デバイス11は、例えば、センシングした結果に関する情報を、例えば、当該情報に自装置を判別可能な識別フラグを付して睡眠情報として端末装置10へ送信する。なお、識別フラグは、デバイスに係る商品を識別可能であってもよいし、デバイスの種類を識別可能であってもよいし、デバイスの製造元を識別可能であってもよい。
【0173】
送受信部192は、例えば、ヘルスケアアプリで管理される睡眠情報を第1サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、例えば、ヘルスケアアプリで管理される睡眠情報を第2サーバ30へ送信する。
【0174】
また、上記実施形態では、端末装置10は、スマートフォン等で実現される端末として説明したが、この例に限定されることはない。家庭用のPC等にソフトウェアをインストールすることにより、端末装置10を実現し、マウス等の操作を受け付けるようにしてもよい。
【0175】
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
【0176】
また、上記実施形態では、各機能を端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはなく、一部又は全部の機能について上記実施形態と異なる態様で端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30が備える構成としてもよい。また、各機能を端末装置10、第1サーバ20、及び第2サーバ30が備える構成としてもよい。
【0177】
さらに、上記実施形態は、上述した端末装置10、第1サーバ20、又は第2サーバ30が備える機能を情報処理装置に実行させるプログラムとして実現してもよいし、当該プログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
【0178】
<5 コンピュータの基本ハードウェア構成>
図14は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ94、主記憶装置95、補助記憶装置96、通信IF99(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらはバスにより相互に電気的に接続される。
【0179】
プロセッサ94とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ94は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0180】
主記憶装置95とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0181】
補助記憶装置96とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0182】
通信IF99とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
【0183】
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0184】
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0185】
<6 コンピュータ90の基本機能構成>
図14に示すコンピュータ90の基本ハードウェア構成により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
【0186】
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部又は一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0187】
制御部は、プロセッサ94が補助記憶装置96に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置95に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
【0188】
記憶部は、主記憶装置95、補助記憶装置96により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ94は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置95または補助記憶装置96に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ94に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
【0189】
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブルと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル同士の関係を設定し、関連づけることができる。
【0190】
通常、各テーブルにはレコードを一意に特定するためのキーとなるカラムが設定されるが、カラムへのキーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ94に、記憶部に記憶された特定のテーブルにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
【0191】
通信部は、通信IF99により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ94に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
【0192】
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs (Application Specific Integrated Circuits)、CPU (a Central Processing Unit)、従来型の回路、および/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、 circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
【0193】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0194】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、睡眠情報と第1イベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成するステップと、ユーザの指示に応じて、連携睡眠情報を第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置に送信するステップとを実行させるプログラム。
(付記2)
第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとの連携状態を判断するステップと、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとが連携されていない場合、第2睡眠ゲームとの連携を促す通知を、第1睡眠ゲーム内でユーザに提示するステップと、第1睡眠ゲームと第2睡眠ゲームとが連携されている場合、管理装置に連携睡眠情報を送信することを促す通知を、第1睡眠ゲーム内でユーザに提示するステップとをプロセッサに実行させる(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
生成するステップにおいて、日毎に連携睡眠情報を生成し、送信するステップにおいて、複数の連携睡眠情報のうち、管理装置に送信されていない連携睡眠情報を特定し、当該連携睡眠情報を送信する(付記1)または(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置から、第2睡眠ゲームでユーザから取得された睡眠情報と、当該睡眠情報に基づいて第2睡眠ゲームで発生された第2イベントに関する情報とが対応付けられて生成された連携睡眠情報を受信するステップとを実行させ、発生させるステップにおいて、受信した連携睡眠情報に含まれる第2イベントに関する情報に基づいて、第1イベントを発生させるプログラム。
(付記5)
発生させるステップにおいて、受信した連携睡眠情報に含まれる第2イベントに関する情報に基づいて特典を決定し、決定した特典をユーザに付与するイベントを第1イベントとして発生させる(付記4)に記載のプログラム。
(付記6)
連携睡眠情報に基づいて発生させた第1イベントに関する情報を管理装置に送信するステップをプロセッサに実行させる(付記4)または(付記5)に記載のプログラム。
(付記7)
(付記1)または(付記4)に係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備える、システム。
(付記8)
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、(付記1)乃至(付記3)のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
(付記9)
プロセッサと、メモリとを備えて睡眠情報を用いた第1睡眠ゲームの進行を管理するコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、(付記4)乃至(付記6)のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
【符号の説明】
【0195】
1…システム
10…端末装置
12…通信IF
120…通信部
13…入力装置
131…タッチ・センシティブ・デバイス
14…出力装置
141…ディスプレイ
15…メモリ
150…位置情報センサ
16…ストレージ
160…カメラ
17…音声処理部
171…マイク
172…スピーカー
180…記憶部
19…プロセッサ
190…制御部
20…第1サーバ
30…第2サーバ
【要約】
【課題】睡眠ゲームを複数利用することに対する興趣性を高める。
【解決手段】プロセッサと、メモリとを備える、睡眠情報を用いたゲームの進行を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、プロセッサに、第1睡眠ゲームでユーザの睡眠情報を取得するステップと、睡眠情報に基づいて第1睡眠ゲームにおいて第1イベントを発生させるステップと、睡眠情報と第1イベントに関する情報とを対応付けて連携睡眠情報を生成するステップと、ユーザの指示に応じて、連携睡眠情報を第2睡眠ゲームの進行を管理する管理装置に送信するステップと、を実行させる。
【選択図】図10
図1
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