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特許7554597画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-11
(45)【発行日】2024-09-20
(54)【発明の名称】画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/00 20060101AFI20240912BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240912BHJP
   B41J 29/393 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
G03G15/00 303
G03G21/00 510
B41J29/393 107
B41J29/393 105
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020135930
(22)【出願日】2020-08-11
(65)【公開番号】P2022032295
(43)【公開日】2022-02-25
【審査請求日】2023-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 史明
【審査官】山下 清隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-153947(JP,A)
【文献】特開2019-042953(JP,A)
【文献】特開2020-104261(JP,A)
【文献】特開2009-103924(JP,A)
【文献】特開2014-215573(JP,A)
【文献】特開2017-134268(JP,A)
【文献】特開2013-148863(JP,A)
【文献】特開2014-236343(JP,A)
【文献】特開2013-068800(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0291291(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/00
G03G 21/00
B41J 29/393
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートから画像を読み取る画像読取手段と、
出力画像の位置の補正のための第1の画像が形成される第1の出力枚数のシートと、出力画像の濃度の補正のための第2の画像が形成される第2の出力枚数のシートとを、ユーザの入力に従って設定する設定手段と、
前記第1の出力枚数のシートに前記第1の画像を形成することで前記第1の出力枚数のシートを出力し、それから前記第2の出力枚数のシートに前記第2の画像を形成することで前記第2の出力枚数のシートを出力する処理を前記画像形成手段に実行させる処理手段と、
前記第1の画像が形成された前記第1の出力枚数のシートから読み取られた読取画像に基づいて前記位置の補正の値を取得し、前記第2の画像が形成された前記第2の出力枚数のシートから読み取られた画像に基づいて前記濃度の補正の値を取得する取得手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の画像は、単一の濃度を有する複数のパッチで構成され、
前記第2の画像は、それぞれ異なる濃度を有する複数のパッチで構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記出力画像の位置の補正は、前記出力画像の主走査方向の書き出し位置、副走査方向の書き出し位置、主走査方向の倍率、及び副走査方向の倍率のうちの少なくとも1つの補正を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記第1の出力枚数として2以上を設定可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像読取手段は、前記画像形成手段から出力されるシートの搬送路に設けられ、前記画像形成手段から出力されて前記搬送路を搬送されるシートから画像を読み取り可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記取得手段によって取得された前記濃度の補正の値に基づいて、前記画像形成手段による画像形成に用いられる入力画像データを補正する補正手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートから画像を読み取る画像読取手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
出力画像の位置の補正のための第1の画像が形成される第1の出力枚数のシートと、出力画像の濃度の補正のための第2の画像が形成される第2の出力枚数のシートとを、ユーザの入力に従って設定する工程と、
前記第1の出力枚数のシートに前記第1の画像を形成することで前記第1の出力枚数のシートを出力し、それから前記第2の出力枚数のシートに前記第2の画像を形成することで前記第2の出力枚数のシートを出力する処理を前記画像形成手段に実行させる工程と、
前記第1の画像が形成された前記第1の出力枚数のシートから読み取られた読取画像に基づいて前記位置の補正の値を取得し、前記第2の画像が形成された前記第2の出力枚数のシートから読み取られた画像に基づいて前記濃度の補正の値を取得する工程と、
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項8】
請求項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
シートに画像を形成する画像形成装置では、様々な要因によって出力画像に濃度の変動が生じうる。こうした濃度の変動は、電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクジェット記録方式及び感熱転写方式等の種々の記録方式の画像形成装置において生じうることが知られている。このような濃度変動に対処するための技術として、実際にシートに階調パターンを形成し、センサにより当該シートの階調パターンを読み取って得られた濃度特性に基づいて階調補正テーブル(補正データ)を生成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-68800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置の出力画像の濃度は、画像形成の開始後、ある程度の枚数のシートに対して画像形成が行われるまでの間に変動する傾向がある。そのため、より精度の高い補正データを取得するには、例えば、ある程度の枚数のシートに階調パターン(テストチャート)を形成して出力画像の濃度特性が安定した状態で、階調パターンの読み取りを行うことが望ましい。しかし、テストチャートを何枚ものシートに形成すると、シート及びトナー等の資源の無駄な消費につながりうる。
【0005】
そこで、本発明は、出力画像の位置の補正のための第1の画像を第1の出力枚数のシートに形成し、それから出力画像の濃度の補正のための第2の画像を第2の出力枚数のシートに形成する処理を画像形成手段に実行させ、第1の画像が形成された第1の出力枚数のシートから読み取られた読取画像に基づいて位置の補正の値を取得し、第2の画像が形成された第2の出力枚数のシートから読み取られた画像に基づいて濃度の補正の値を取得する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートから画像を読み取る画像読取手段と、出力画像の位置の補正のための第1の画像が形成される第1の出力枚数のシートと、出力画像の濃度の補正のための第2の画像が形成される第2の出力枚数のシートとを、ユーザの入力に従って設定する設定手段と、前記第1の出力枚数のシートに前記第1の画像を形成することで前記第1の出力枚数のシートを出力し、それから前記第2の出力枚数のシートに前記第2の画像を形成することで前記第2の出力枚数のシートを出力する処理を前記画像形成手段に実行させる処理手段と、前記第1の画像が形成された前記第1の出力枚数のシートから読み取られた読取画像に基づいて前記位置の補正の値を取得し、前記第2の画像が形成された前記第2の出力枚数のシートから読み取られた画像に基づいて前記濃度の補正の値を取得する取得手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、出力画像の位置の補正のための第1の画像を第1の出力枚数のシートに形成し、それから出力画像の濃度の補正のための第2の画像を第2の出力枚数のシートに形成する処理を画像形成手段に実行させ、第1の画像が形成された第1の出力枚数のシートから読み取られた読取画像に基づいて位置の補正の値を取得し、第2の画像が形成された第2の出力枚数のシートから読み取られた画像に基づいて濃度の補正の値を取得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】MFP及びプリンタのハードウェア構成例を示すブロック図
図2】MFPの制御プログラムの機能構成例を示すブロック図
図3】補正用チャートの出力枚数を設定するための操作画面の例を示す図
図4】補正用チャートの出力処理及び読取処理の手順を示すフローチャート
図5】階調補正用のチャートの例、及び階調補正用の補正データの取得例を示す図
図6】幾何補正用のチャートの例を示す図
図7】幾何補正用の補正データの取得例を示す図
図8】補正データの取得及び通常印刷のための処理のシーケンス図
図9】補正用チャートの出力例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下では、本実施形態に係る画像形成装置の例として、複合機(MFP)について説明する。なお、画像形成装置は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、MFP、及びファクシミリ装置のいずれであってもよい。画像形成装置は、単色のトナー(現像剤)を用いて単色画像を形成する画像形成装置であってもよいが、本実施形態では、複数色のトナーを用いて多色画像を形成する画像形成装置を想定する。
【0011】
<MFPのハードウェア構成>
図1(A)は、MFP100のハードウェア構成例を示すブロック図である。MFP100は、制御部110、スキャナ130、プリンタ140及び操作部150を備える。スキャナ130は画像入力デバイスであり、シートから画像を読み取る画像読取機能を有する。プリンタ140は画像出力デバイスであり、シートに画像を形成する画像形成機能を有する。制御部110は、スキャナ130、プリンタ140及び操作部150と接続されている。制御部110は、MFP100の動作を制御する。制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113、記憶部114、ネットワークI/F(インタフェース)115、デバイスI/F116、操作部I/F117、画像処理部118及び画像メモリ119を備える。
【0012】
CPU111は、RAM112にロードされたプログラムに基づいて動作し、MFP100の動作を制御する。ROM113は、ブートROMであり、システムのブートプログラムを格納している。記憶部114は、システムソフトウェア、MFP100の制御プログラム等の各種プログラム、及び画像データ等の各種データを格納している。CPU111は、記憶部114に格納されているプログラムをRAM112にロードして実行することで、MFP100の動作を制御する。
【0013】
ネットワークI/F115は、LANに接続されており、LANを介して外部装置と通信することで外部装置との間で各種情報(データ)の送受信(例えば、印刷ジョブの受信)を行う。デバイスI/F116は、スキャナ130及びプリンタ140と制御部110とを接続するインタフェースであり、当該インタフェースを介してやりとりされる画像データの同期系/非同期系の変換を行う。操作部I/F117は、操作部150と制御部110とを接続するインタフェースであり、操作部150に操作画面を表示するための画像データを操作部150に出力する。また、操作部I/F117は、操作部150を介してユーザが入力した情報を操作部150から受信してCPU111に伝達する。
【0014】
画像処理部118は、画像データに対する画像処理を行う。画像処理部118は、例えば、LANを介して外部装置から受信された印刷データに対する画像処理、及びデバイスI/F116を介してスキャナ130から入力される又はプリンタ140へ出力される画像データに対する画像処理を行う。画像メモリ119は、画像処理部118によって処理される画像データが一時的に格納されるメモリである。
【0015】
図1(B)は、プリンタ140のハードウェア構成例を示すブロック図である。プリンタ140は、制御部210、画像出力部230及び画像読取部240を備える。制御部210は、画像出力部230及び画像読取部240と接続されている。制御部210は、CPU211、RAM212、ROM213、記憶部214、デバイスI/F215、エンジン制御部216及び画像処理部217を備える。
【0016】
CPU211は、RAM212にロードされたプログラムに基づいて動作し、プリンタ140の動作を制御する。記憶部214は、制御部210による制御に使用される情報、及びプリンタ140の動作を制御するためのプログラム等を格納している。デバイスI/F215は、制御部110と接続されたインタフェースであり、当該インタフェースを介してやりとりされる画像データの同期系/非同期系の変換を行う。エンジン制御部216は、画像出力部230及び画像読取部240を含む、プリンタエンジンを構成する各ユニットの動作を制御する。
【0017】
画像処理部217は、画像出力部230へ出力される画像データ、及び画像読取部240から入力された画像データに対する画像処理を行う。画像出力部230は、入力された画像データに基づいてシートに画像を印刷する。画像読取部240は、画像出力部230によって画像が形成されるシートの搬送路に設けられ、画像出力部230から出力されて搬送路を搬送されるシートから画像を読み取り可能に構成されている。なお、シートは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等とも称されうる。
【0018】
<MFPの機能構成>
図2は、MFP100の制御プログラムの機能構成例を示すブロック図である。MFP100は、UI(ユーザインタフェース)制御部301、ジョブ生成部302、ジョブ制御部303、プリンタ制御部306、及びデータ管理部312を有する。
【0019】
UI制御部301は、操作部150による操作画面の表示を制御し、操作画面を介してユーザの入力を受け付ける。ジョブ生成部302は、印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブをジョブ制御部303に登録する機能を有する。ジョブ生成部302は、外部装置から受信された印刷データ、又はUI制御部301が受け付けたユーザの入力に基づいて、印刷ジョブを生成する。
【0020】
ジョブ制御部303は、ページ制御部304を含み、登録された印刷ジョブに含まれる複数のページのそれぞれの処理をページ制御部304に実行させる。ジョブ制御部303は、ページごとに、当該ページの処理の開始を示す開始通知をページ制御部304へ出力することで、ジョブ制御部303による当該ページの処理を開始させる。ジョブ制御部303は、印刷ジョブに含まれる全ページについて処理の完了がページ制御部304から通知されると、印刷ジョブの終了をジョブ生成部302に通知する。
【0021】
ページ制御部304は、画像生成部305及び画像解析部311を含み、ジョブ制御部303からの開始通知に従って各ページの処理を制御する。画像生成部305は、処理対象のページに対応する印刷用の画像データをビットマップ形式で生成する。更に、画像生成部305は、印刷に使用されるシートに対応する補正データをデータ管理部312から取得し、取得した補正データを、生成した画像データに対して適用することで、当該画像データを補正する。なお、この補正は、後述する幾何補正(第1の補正)及び階調補正(第2の補正)の少なくともいずれかを含む。画像生成部305は、補正後の画像データを、印刷用の画像データとしてプリンタ制御部306へ出力する。
【0022】
プリンタ制御部306は、印刷制御部307、給紙制御部308、搬送制御部309、及び読取制御部310を含み、それぞれジョブ制御部303からの指示に従って動作する。印刷制御部307は、データ管理部312から取得した補正データも考慮して、プリンタ140による印刷動作を制御する。給紙制御部308は、例えば印刷ジョブにおける指定に基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部から搬送路へのシートの給紙を制御する。搬送制御部309は、搬送路におけるシートの搬送を制御する。
【0023】
読取制御部310は、画像読取部240又はスキャナ130による画像(原稿の画像)の読み取りを制御し、画像読取部240又はスキャナ130による読み取りにより得られた画像データ(読取画像データ)を、画像解析部311へ送信する。画像解析部311は、読取制御部310から受信した読取画像データを解析することで、印刷用の画像データの補正に使用される補正データを生成(取得)する。画像解析部311は、生成した補正データをデータ管理部312へ送信する。
【0024】
データ管理部312は、画像生成部305によって生成される画像データに対する補正に使用される補正データを画像解析部311から受信して管理する。なお、補正データは、RAM112又は記憶部114等の記憶デバイスに格納された状態で管理される。
【0025】
<補正用チャートの出力設定>
MFP100は、出力画像の補正用のチャートをシートに出力し、出力した当該チャートに基づいて、入力画像データに対して適用すべき補正データを生成する処理を行う。本実施形態のMFP100は、入力画像データに対して行う補正として、幾何補正は、シート上の出力画像の形成位置を補正する幾何補正(第1の補正)と、出力画像の階調(濃度特性)を補正する階調補正(第2の補正)とを行いうる。幾何補正は、シートに出力(印刷)される出力画像の幾何的な位置調整の精度を向上させるための補正である。幾何補正には、出力画像の主走査方向の書き出し位置、副走査方向の書き出し位置、主走査方向の倍率、及び副走査方向の倍率のうちの少なくとも1つの補正が含まれる。
【0026】
幾何補正用の補正データ及び階調補正用の補正データは、それぞれ異なるパターンの画像で構成される補正用チャートを用いて生成(取得)される。本実施形態のMFP100は、階調補正を行う際に、階調補正用のチャートの出力に先立って、幾何補正用のチャートの出力を行う。MFP100は、階調補正を行う際の、幾何補正用のチャートの出力枚数と階調補正用のチャートの出力枚数とを、操作部150を介したユーザの入力に従って設定可能に構成される。
【0027】
図3は、CPU111によって操作部150に表示される、補正用チャートの出力枚数を設定するための操作画面の例を示している。図3の操作画面350は、幾何補正(第1の補正)用チャートの出力枚数(第1の出力枚数)の設定に用いられるフィールド351と、階調補正(第2の補正)用チャートの出力枚数(第2の出力枚数)の設定に用いられるフィールド352とを含む。CPU111は、操作画面350においてフィールド351に設定された出力枚数を、幾何補正(第1の補正)用チャートの出力枚数N1の設定値として記憶部114に格納する。また、CPU111は、操作画面350においてフィールド352に設定された出力枚数を、階調補正(第2の補正)用チャートの出力枚数N2の設定値として記憶部114に格納する。
【0028】
なお、操作画面350のフィールド351は、幾何補正用チャートの出力枚数として2以上を設定可能に構成されてもよい。この場合、後述する補正用チャートの印刷(出力)処理において、幾何補正用チャートが印刷された複数枚のシートが出力され、続けて階調補正用チャートが印刷された(1枚以上の)シートが出力されることになる。これにより、階調補正用チャートが出力される際の出力画像の濃度がより安定した状態で濃度補正データを取得することが可能になる。
【0029】
<補正用チャートの出力処理>
図4(A)は、補正用チャートの出力処理の手順を示すフローチャートである。図4(A)の各ステップの処理は、ROM113に格納された制御プログラムをCPU111がRAM112に読み出して実行することによってMFP100において実現される。
【0030】
S401で、CPU111は、第1の補正(幾何補正)用チャートの出力枚数N1と第2の補正(階調補正)用チャートの出力枚数N2とを取得する。出力枚数N1及びN2は、予め設定されて記憶部114に格納されている。CPU111は、出力枚数N1及びN2の設定値を記憶部114から読み出すことで取得する。
【0031】
次にS402で、CPU111は、プリンタ140を制御して第1の補正用チャートをシートに印刷する処理をN1回繰り返すことで、N1枚のシートに第1の補正用チャートを印刷し、処理をS403へ進める。続けてS403で、CPU111は、プリンタ140を制御して第2の補正用チャートをシートに印刷する処理をN2回繰り返すことで、N2枚のシートに第2の補正用チャートを印刷し、図4(A)の手順による処理を終了する。このようして、本実施形態では、CPU111は、第1の補正(幾何補正)用チャートが印刷されたN1枚のシートを出力し、続けて第2の補正(階調補正)用チャートが印刷されたN2枚のシートを出力する処理を行う。
【0032】
<補正用チャートの読取処理>
図4(B)は、補正用チャートの読取処理の手順を示すフローチャートである。図4(B)の各ステップの処理は、ROM113に格納された制御プログラムをCPU111がRAM112に読み出して実行することによってMFP100において実現される。
【0033】
S451で、CPU111は、S411と同様、第1の補正用チャートの出力枚数N1と第2の補正用チャートの出力枚数N2とを取得し、S452へ処理を進める。
【0034】
S452で、CPU111は、スキャナ130又は画像読取部240を制御して、読取対象となるシートから1ページの画像(第1又は第2の補正用チャート)の読み取りを行う。スキャナ130が使用される場合、ユーザは、第1又は第2の補正用チャートが印刷されたシートをスキャナ130にセットし、操作部150を介して補正用チャートの読取開始を指示する。また、画像読取部240が使用される場合、プリンタ140において、第1又は第2の補正用チャートのシートへの印刷に続けて、当該シートの搬送中に画像読取部240による読み取りが行われる。スキャナ130又は画像読取部240は、シートの画像(第1又は第2の補正用チャート)を読み取って得られた1ページの読取画像をCPU111へ出力する。
【0035】
S453で、CPU111は、スキャナ130又は画像読取部240から出力された読取画像に対して、第1の補正(幾何補正)又は第2の補正(階調補正)用の補正データの生成に使用される測定値のサンプリング結果を取得する。画像の読み取りにスキャナ130が使用された場合、画像処理部118が測定値のサンプリングに使用され、サンプリング結果がCPU111へ伝達される。画像の読み取りに画像読取部240が使用された場合、画像処理部217が測定値のサンプリングに使用され、サンプリング結果がデバイスI/F215及び116を介してCPU111へ伝達される。
【0036】
S454で、CPU111は、(N1+N2)ページの画像の読み取りが完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合にはS455へ処理を進め、完了していないと判定した場合にはS452へ処理を戻す。これにより、(N1+N2)ページにわたって画像の読み取り及び読取画像からの測定値のサンプリングが繰り返され、(N1+N2)ページの読取画像に対応する測定値のサンプリング結果が取得される。なお、CPU111は、N1回のうち、第1の補正用チャートについての測定値のサンプリングに成功した回数と、N2回のうち、第2の補正用チャートについての測定値のサンプリングに成功した回数とをカウントしうる。また、CPU111は、第1の補正用チャートについての測定値のサンプリングと第2の補正用チャートについての測定値のサンプリングとのいずれも成功しなかった回数を更にカウントしうる。これらのカウント値は、S455における補正データの生成に使用されうる。
【0037】
S455で、CPU111は、S455において得られた測定値のサンプリング結果に基づいて、第1の補正(幾何補正)用の補正データと、第2の補正(階調補正)用の補正データとを生成(取得)し、図4(B)の手順による処理を終了する。
【0038】
<階調補正用の補正データ>
図5(A)は、MFP100における階調補正用のチャートの例を示す。本実施形態のMFP100では、上述の第2の補正として、シートに形成される出力画像の階調補正が行われる。チャート500は、階調補正の実行時に、シートに印刷され、画像読取部240又はスキャナ130による読み取りが行われる。その読取結果に基づいて、画像解析部311によって階調補正用の補正データ(濃度補正データ)が生成される。
【0039】
図5(A)に示すように、階調補正用のチャート500は、それぞれ異なる色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)又はブラック(K))に対応する複数のパッチ群を含む、所定のパターンの画像である。各パッチ群は、対応する色の複数のパッチであって、かつ、それぞれ異なる濃度を有する複数のパッチで構成される。図5(A)の例では、一例として、各パッチ群は、10段階の濃度レベルL1~L10にそれぞれ対応する複数のパッチを含む。なお、チャート500は、出力画像の階調補正のための第2のパターンの画像の一例である。
【0040】
図5(B)は、シートに印刷されたチャート500を画像読取部240又はスキャナ130に読み取って得られた読取結果に基づく補正データの生成例を示している。階調補正は、YMCKの各色について、入力画像(印刷対象の画像)の信号値を、補正データに含まれる補正値を用いて補正する処理である。具体的には、入力画像における各濃度レベルに対応する信号値が、当該濃度レベルに対応する補正値を用いて補正される。補正値は、チャート500の読み取りにより得られた測定値と、それに対応する目標値とに基づいて生成される。
【0041】
図5(B)において、テーブル510は、濃度レベルL1~L10にそれぞれ対応する、YMCK各色の目標値を要素として含んでいる。テーブル520は、濃度レベルL1~L10にそれぞれ対応する、YMCK各色の画像信号の測定値を要素として含んでいる。テーブル530は、テーブル520に含まれる補正値と、テーブル510に含まれる対応する目標値とに基づいて生成された補正値を要素に含んでいる。本例では、各補正値は、目標値に対する測定値の差分として求められている。テーブル530として示される補正データは、階調補正用の補正データとして、記憶デバイスに格納された状態でデータ管理部312によって管理される。
【0042】
<幾何補正用の補正データ>
図6は、MFP100における幾何補正用のチャートの例を示している。本実施形態のMFP100では、上述の第1の補正として、シート上の出力画像の形成位置を補正する幾何補正が行われる。チャート600は、幾何補正の実行時に、シートに印刷され、画像読取部240又はスキャナ130による読み取りが行われる。その読取結果に基づいて、画像解析部311によって幾何補正用の補正データが生成される。
【0043】
図6に示すように、幾何補正用のチャート600は、シート上における出力画像の理想位置からの位置ずれを測定するための複数のマーク(パッチ)で構成される。図6の例では、チャート600は、シートの搬送方向(副走査方向)における第1の位置に配置されたパッチP1及びP2と、副走査方向における第2の位置に配置されたパッチP3及びP4とを含む。パッチP1及びP3は、シートの搬送方向に直交する方向(主走査方向)において同じ位置に配置され、パッチP2及びP4は、主走査方向において同じ位置に配置される。なお、幾何補正に使用される複数のパッチは、階調補正に使用される複数のパッチのようにそれぞれ異なる濃度を有する(中間調の濃度を有する)必要はない。このため、チャート600に含まれる複数のパッチP1~P4は、単一の濃度を有する複数のパッチで構成されうる。なお、なお、チャート600は、シート上の出力画像の形成位置の補正のための第1のパターンの画像の一例である。
【0044】
画像解析部311は、画像読取部240又はスキャナ130による読み取りによって得られた読取画像に対して、図7(A)に示す距離M1~M10の測定を行う。M1及びM2は、それぞれ、チャート600の主走査方向及び副走査方向の長さであり、それぞれの理想値は、用紙ライブラリで定義される用紙長である。M3~M10は、それぞれ、各パッチからシートの端部までの距離である。
【0045】
画像解析部311は、M1~M10の測定値に基づいて、図7(B)に示す式を用いて、先頭書き出し位置、左端書き出し位置、主走査倍率、及び副走査倍率の測定値をそれぞれ求める。先頭書き出し位置は、副走査方向における画像の書き出し位置であり、左端書き出し位置は、主走査方向における画像の書き出し位置である。更に、画像解析部311は、図7(B)に示すように、得られた測定値と、対応する利装置とに基づいて、補正値を求める。求められた各補正値を含む補正データは、幾何補正用の補正データとして、記憶デバイスに格納された状態でデータ管理部312によって管理される。
【0046】
<処理手順>
図8は、MFP100において補正データの取得及び通常印刷のために実行される処理のシーケンス図である。本例では、画像読取部240を用いてシートから補正用チャートの読み取りを行っているが、補正用チャートの読み取りにスキャナ130が用いられてもよい。なお、補正ジョブは、N1枚のシートに第1の補正(幾何補正)用のチャートを印刷する処理と、続けてN2枚のシートに第2の補正(階調補正)用のチャートを印刷する処理と、各シートの読み取り結果に基づいて補正データを取得する処理とを含む。
【0047】
(補正処理)
S801で、ジョブ制御部303は、ユーザから補正ジョブの投入を受ける。補正ジョブが投入されると、S802で、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、データ管理部312から第1の補正用の補正データ及び第2の補正用の補正データを取得する。補正ジョブでは、第1の補正用チャートの印刷処理を行い、当該印刷処理の完了後に、続けて第2の補正用チャートの印刷処理が行われる。
【0048】
具体的には、S803で、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、取得した補正データを用いた第1及び第2の補正が適用された、第1の補正用チャートの画像データを生成する。ジョブ制御部303(画像生成部305)は、生成した画像データをプリンタ制御部306(印刷制御部307)へ出力する。S804で、印刷制御部307は、画像生成部305から出力された画像データに基づいて、N1枚のシートに第1の補正用チャートを印刷するよう、プリンタ140を制御する。
【0049】
更にS805で、ジョブ制御部303は、読取制御部310に対して画像の読取指示を行う。S806で、読取制御部310は、第1の補正用チャートが印刷されて搬送される各シートから画像の読み取りを行うよう、画像読取部240を制御する。読取制御部310は、画像読取部240による読み取りにより得られた読取画像データを画像解析部311へ出力する。画像解析部311は、S807で、読取画像データの解析を行って、第1の補正用の補正データを生成し、S808で、生成した補正データをデータ管理部312に登録する。
【0050】
S804における第1の補正用チャートの印刷が完了すると、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、続けて、第2の補正用チャートの印刷処理を開始する。なお、図8に示すように、第2の補正用チャートの印刷処理(S809及びS810)は、第1の補正用チャートの読み取り及び補正データの生成(S806~S808)と並行して実行されてもよい。
【0051】
具体的には、S809で、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、取得した補正データを用いた第1及び第2の補正が適用された、第2の補正用チャートの画像データを生成する。ジョブ制御部303(画像生成部305)は、生成した画像データをプリンタ制御部306へ出力する。S810で、プリンタ制御部306(印刷制御部307)は、画像生成部305から出力された画像データに基づいて、N2枚のシートに第2の補正用チャートを印刷するよう、プリンタ140を制御する。
【0052】
更にS811で、ジョブ制御部303は、読取制御部310に対して画像の読取指示を行う。S812で、読取制御部310は、第2の補正用チャートが印刷されて搬送される各シートから画像の読み取りを行うよう、画像読取部240を制御する。読取制御部310は、画像読取部240による読み取りにより得られた読取画像データを画像解析部311へ出力する。画像解析部311は、S813で、読取画像データの解析を行って、第2の補正用の補正データ(濃度補正データ)を生成し、S814で、生成した補正データをデータ管理部312に登録する。
【0053】
(通常印刷処理)
入力画像データを含む印刷ジョブに基づく通常の印刷処理は、上述の補正処理とは異なるタイミングに以下のように実行される。S821で、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、ユーザから印刷ジョブの投入を受ける。印刷ジョブが投入されると、S822で、ジョブ制御部303(画像生成部305)は、データ管理部312から第1の補正用の補正データ及び第2の補正用の補正データを取得する。S823で、画像生成部305は、取得した補正データを用いた第1及び第2の補正を入力画像データに対して適用して、印刷用の画像データを生成し、生成した画像データをプリンタ制御部306へ出力する。このように、画像生成部305は、画像解析部311によって取得された濃度補正データに基づいて、プリンタ140による画像形成に用いられる入力画像データを補正する。S824で、プリンタ制御部306(印刷制御部307)は、画像生成部305から出力された画像データに基づいてシートに画像を印刷するよう、プリンタ140を制御する。
【0054】
<補正用チャートの出力例>
図9は、本実施形態に係るMFP100において階調補正が行われる際の、補正用チャートの出力例として3つの例(ケース1~3)を示している。本実施形態においてMFP100は、ケース1及びケース2のように、階調補正用のチャート500が印刷されたシートの出力に先立って、幾何補正用のチャート600が印刷されたシートの出力を行う。
【0055】
ケース1は、N1=4、N2=1に設定された場合の補正用チャートの出力例である。本ケースでは、MFP100は、幾何補正用のチャート600が印刷された4枚のシートを出力し、続けて、階調補正用のチャート500が印刷された1枚のシートを出力する。このように、階調補正用のチャート500の印刷に先立って、幾何補正用のチャート600の印刷を行うことで、出力画像の濃度特性が安定した状態でチャート500を印刷可能になる。
【0056】
幾何補正用のチャート600が印刷されたシートは、幾何補正用の補正データの取得に使用されるため、当該印刷に使用される資源(シート及びトナー等)が無駄になることはない。なお、チャート600の印刷時に出力画像の濃度特性が安定していなくても、幾何補正用の補正データの取得は可能である。このように、画像形成に使用される資源を無駄にせずに、出力画像の濃度特性が安定した状態で、チャート500の読み取りにより濃度補正データを取得することが可能になる。また、本ケースのように、幾何補正用のチャート600が印刷された複数枚のシートを出力することで(チャート600についての出力枚数を増やすことで)、階調補正用チャートが出力される際の出力画像の濃度をより安定させることが可能になる。
【0057】
ケース2は、N1=3、N2=2に設定された場合の補正用チャートの出力例である。本ケースでは、MFP100は、幾何補正用のチャート600が印刷された3枚のシートを出力し、続けて、階調補正用のチャート500が印刷された2枚のシートを出力する。本ケースにおいても、ケース1と同様、画像形成に使用される資源を無駄にせずに、出力画像の濃度特性が安定した状態で、チャート500の読み取りにより濃度補正データを取得することが可能になる。また、階調補正用のチャート500が印刷された複数枚のシートを出力することで、例えば、各シートの読み取りにより得られる補正値を平均化して濃度補正データの精度を高めることも可能である。
【0058】
ケース3は、本実施形態(ケース1及び2)の変形例として、階調補正用のチャート500が印刷されたシートの出力に先立って、白紙のシートを出力(本ケースでは4枚の白紙のシートを出力)する例を示している。本ケースでは、白紙のシートを出力する際、印刷制御部307は、画像形成を行わずにシートを画像出力部230から出力させる処理を行う。即ち、画像出力部230(プリンタ140)は、通常の印刷動作と同様の動作を行って、白紙のシートを出力する。このため、ケース1と同様、出力画像の濃度特性が安定した状態で、5枚目のシートに階調補正用のチャート500を印刷することが可能になる。
【0059】
したがって、画像形成に使用される資源を無駄にせずに、出力画像の濃度特性が安定した状態で、チャート500の読み取りにより濃度補正データを取得することが可能になる。また、ケース3では、ケース1及び2のように幾何補正用のチャート600の出力を行わないため、トナーを節約しながら、階調補正用の濃度補正データを取得することが可能になる。
【0060】
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態のMFP100は、第1の処理が行われたシートを出力し、続けて所定のパターンの画像を画像出力部230(プリンタ140)により形成する第2の処理が行われたシートを出力する。更に、MFP100は、第2の処理が行われたシートを画像読取部240(又はスキャナ130)により読み取って得られた読取画像に基づいて、画像出力部230(プリンタ140)による画像形成に使用される濃度補正データを取得する。本実施形態では一例として、第1の処理は、幾何補正用の第1のパターンの画像(例:チャート600)をシートに印刷する処理であり、第2の処理は、階調補正用の第2のパターンの画像(例:チャート500)をシートに印刷する処理である。
【0061】
このように、第2処理が行われたシートの出力に先立って、第1の処理が行われたシートの出力を行うことで、出力画像の濃度特性が安定した状態で所定のパターンの画像(例:チャート500)を印刷することが可能になる。このように第2の処理が行われたシートは、濃度補正データの取得に使用される。また、第1の処理が行われたシートは、例えば幾何補正用の補正データの取得に使用され、これにより画像形成のための資源が有効利用されうる。したがって、本実施形態によれば、画像形成に使用される資源を無駄にせずに、出力画像の濃度特性が安定した状態で濃度補正データを取得することが可能になる。
【0062】
また、本実施形態では、第1の処理は、幾何補正用の第1のパターンの画像をシートに印刷する処理以外の処理であってもよい。例えば、第1の処理は、画像形成を行わずにシートを画像出力部230(プリンタ140)から出力させる処理であってもよい。この場合にも、画像形成に使用される資源を無駄にせずに、出力画像の濃度特性が安定した状態で濃度補正データを取得することが可能になる。
【0063】
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【0064】
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
【符号の説明】
【0065】
100:MFP、110:制御部、130:スキャナ、140:プリンタ、150:操作部、210:プリンタ制御部、230:画像出力部、240:画像読取部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9