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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-11
(45)【発行日】2024-09-20
(54)【発明の名称】電気操作パネル
(51)【国際特許分類】
   H01H 23/30 20060101AFI20240912BHJP
   A47B 9/00 20060101ALI20240912BHJP
   A47B 13/00 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
H01H23/30
A47B9/00 Z
A47B13/00 Z
【請求項の数】 13
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023065077
(22)【出願日】2023-04-12
(62)【分割の表示】P 2019560233の分割
【原出願日】2018-05-15
(65)【公開番号】P2023089138
(43)【公開日】2023-06-27
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】PA201700304
(32)【優先日】2017-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(73)【特許権者】
【識別番号】594167956
【氏名又は名称】リナック エー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】100135389
【弁理士】
【氏名又は名称】臼井 尚
(74)【代理人】
【識別番号】100086380
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 稔
(74)【代理人】
【識別番号】100103078
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 達也
(74)【代理人】
【識別番号】100130650
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 泰光
(74)【代理人】
【識別番号】100168044
【弁理士】
【氏名又は名称】小淵 景太
(74)【代理人】
【識別番号】100168099
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 伸太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100200609
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 智和
(72)【発明者】
【氏名】マドセン ウォルフ イェスパ
【審査官】荒木 崇志
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-107070(JP,A)
【文献】実開昭63-128649(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第01202310(EP,A1)
【文献】特開平09-198682(JP,A)
【文献】特開2005-216721(JP,A)
【文献】実開平04-112634(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 19/00 - 23/30
A47B 9/00
A47B 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一部分(2)および第二部分(3)を備える電気操作ユニットであって、前記二つの部分は相互に回転することができるようにシャフト(17)を中心に相互接続され、さらに前記電気操作ユニットは少なくとも一つの電気スイッチ(34、35)を備え、前記第一部分(2)が筐体として構成され、かつ前記第二部分(3)が前記第一部分に相互接続された装着ユニットとして構成され、前記筐体(2)が第一位置である初期位置を取ることができ、そこから前記筐体(2)が前記シャフト(17)を中心に回転することによって第二位置である作動位置に移動することができ、そこで前記電気スイッチ(34、35)が作動するように構成されており、
前記筐体(2)は、前記装着ユニット(3)を包囲して収容する周回側壁(23)により画定される凹部(22)を有しており、当該凹部(22)に前記装着ユニット(3)が受容されており、前記筐体(2)の前記周回側壁(23)は、前記筐体(2)の内部に突しており、前記筐体(2)は、前記周回側壁(23)の周りを包囲する補強用リブ(24)のパターンをさらに備えている、電気操作ユニット。
【請求項2】
前記筐体(2)は前記装着ユニット(3)のための前記凹部(22)が構成される上方部分を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電気操作ユニット。
【請求項3】
前記筐体(2)の方向を向きあるいは前記筐体(2)内に突出する前記装着ユニット(3)の面に、前記電気スイッチ(34、35)を作動させるためのピン(13、14)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電気操作ユニット。
【請求項4】
前記筐体が前記作動位置に移動したときに、前記筐体(2)にばね力による衝撃を加え、かつ前記筐体がもはや前記作動位置への衝撃を受けなくなったとき、前記筐体(2)を逆回転して初期位置に戻す、少なくとも一つのばね要素を備えることを特徴とする、請求項1に記載の電気操作ユニット。
【請求項5】
前記少なくとも一つの電気スイッチはドームスイッチ(34、35)であり、前記電気スイッチのドームはばね要素として使用されることを特徴とする、請求項4に記載の電気操作ユニット。
【請求項6】
前記シャフトを貫通する平面の両側に位置するように配設された二つのドームスイッチ(34、35)が存在し、前記平面は前記筐体(2)に対し垂直であることを特徴とする、請求項5に記載の電気操作ユニット。
【請求項7】
前記筐体(2)は、さらに、外部側壁(19)を有しており、前記補強用リブ(24)のパターン(24)は、前記周回側壁(23)と前記外部側壁(19)との間に設けられている、請求項1に記載の電気操作ユニット。
【請求項8】
前記二つのドームスイッチ(34、35)は、前記筐体(2)の内部においてプリント基板(31)に設けられている、請求項6に記載の電気操作ユニット。
【請求項9】
前記二つドームスイッチ(34、35)は、前記プリント基板(31)の対角に位置する二つの角部において、前記装着ユニット(3)のピン(13、14)の真向かいにくるように配置されており、前記電気操作ユニットを装着するための孔(32、33)は、前記プリント基板(31)の対角に位置する残りの二つの角部に形成されている、請求項8に記載の電気操作ユニット。
【請求項10】
前記筐体(2)の最前部(2a)は、この最前部が前記電気操作ユニットの装着表面(36)から離れる方向を向くように、前記筐体の残りの部分と角度を成すことを特徴とする、請求項1に記載の電気操作ユニット。
【請求項11】
電気モータによって駆動される少なくとも一つの昇降柱(37)またはアクチュエータと、前記電気モータによって駆動される前記昇降柱またはアクチュエータに接続された制御ユニットとを備えたアクチュエータシステムであって、前記アクチュエータシステムは、前記制御ユニットに接続された請求項1ないし10のいずれか一項に記載の電気操作ユニット(1)を含み、電気モータによって駆動される前記昇降柱またはアクチュエータは、前記電気操作ユニット(1)を介して作動させることができることを特徴とする、アクチュエータシステム。
【請求項12】
請求項11に記載のアクチュエータシステムを含む高さ調節可能なテーブル。
【請求項13】
テーブル天板(36)を備え、前記電気操作ユニット(1)が前記テーブル天板(36)の下面の縁部に装着されることを特徴とする、請求項12に記載の高さ調節可能なテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも一つの電気スイッチのみならず第一部分および第二部分をも備え、二つの部分が相互に相対回転できるように軸線を中心に相互接続されて成る、特に家具用の電気操作パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
高さ、より正確には床面からのテーブル天板の高さが電気モータ駆動式昇降柱によって調節される座位/立位デスクは、操作パネルによって、またはPC(例えばSvenska KennabのEP0922410A2を参照されたい)、ラップトップ、電話機等のようなコンピュータを介して調節することができる。しかし、好適な調節手段は、テーブルをコンピュータとは独立して操作することを可能にする別個の操作パネルであることが証明されている。そのような操作パネルの例は、テーブル天板に配置された別個のユニットとしての操作パネルを開示しているBorgmanらのUS5,323,695から公知である。Vibradorm GmbHのDE29818567は、キーボード部がテーブル天板の縁部に固定された装着部に取外し可能に配置されて成る操作ユニットを開示している。テーブル天板の上面および下面にそれぞれホイルスイッチを持つ、テーブル天板の縁部上に装着された、より明確に設計された操作ユニットは、Walter KochのEP1470766A1に開示されている。Linak A/SのWO03/093619A1は、キーボード付きの第一部分と、とりわけ操作ユニットを装着す9ること
のできる第二部分とを備え、二つの部分が相互に蝶着されて成る、請求項1の前提部分に記載された操作ユニットを開示している。操作ユニットは、キーボードを上から操作できるようにキーボードを上に向けた状態で、キーボードが全体的にまたは部分的にテーブルの縁部から前方に突出するように、テーブル天板の下面に装着するように意図されている。技術的な課題は、キーボード付きの部分がユーザの希望に応じて様々な角度位置を取り、しかもユーザがキーボードのキーを操作するときにその位置を維持することができるように、二つの部分を相互に蝶着することである。別の課題は、非常に大きい場所を占める電気機器であり、キーボード部分に加えて、もう一方の部分でも場所を取るので、電気機器を二つの部分に分割しなければならない場合、それ自体が得策ではない。さらに、二つの部分の間の電気的接続、つまり二つの部分の間の角度位置を考慮した接続を確立しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】欧州特許出願公開第EP0922410A2号
【文献】米国特許第US5,323,695号
【文献】ドイツ特許出願公開第DE29818567号
【文献】欧州特許出願公開第EP1470766A1号
【文献】国際公開第WO03/093619A1号
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、上記不利点の一つ以上を克服し、さらに構成が単純であり、使い勝手がよく、かつ取付けが容易である電気操作ユニットを提供することである。
【0005】
これは、請求項1に記載する本発明に従って、少なくとも一つの電気スイッチを持つ第一部分と第二部分とを備えた電気操作ユニットにより達成され、二つの部分はシャフトを中心に相互接続されて、それらを相互に回転させることができ、第一部分は筐体として構成され、第二部分は第一部分(以下では筐体として知られる)と相互接続された装着ユニ
ットとして、筐体が第一位置つまり初期位置を取ることができるように構成され、筐体はシャフトを中心に回転することによって第一位置から第二位置つまり作動位置に移動することができ、それによってスイッチが作動する。操作ユニットはこうして明瞭に分割され、それによって筐体は、電気機器全体と、操作ユニットの装着に役立つ装着ユニットとを収容することができる。その最も単純な実施形態では、操作ユニットは単純に装着ユニットおよび筐体から構成することができ、筐体がシャフトを中心に傾斜すると、電気スイッチが作動する。より多くの操作の可能性が望まれる場合、実施形態は、追加のスイッチ、ディスプレイ、およびタッチパネルなど様々な操作部品を操作ユニットに組み込む可能性が見込まれる。一実施形態では、とりわけ電気機器は筐体内に位置するプリント基板を含む。プリント基板は原則として、必要な機器全体を搭載することができる。
【0006】
一実施形態では、筐体は二つの部分として構成され、上方部分は周回側壁を含み、底部分もまた周回側壁を含み、二つの側壁の輪郭は相互に一致し、それらを例えば溶接または接着によって接合し、接合部を防塵および防水にすることが可能である。これにより、一般的に電子部品を二つの部分のうちの一つ、例えば底部分に集めることができ、かつ底部分と上方部分との間の接合部を例えば接着または溶接によって防塵および防水にすることができるので、電子部品の実装が原則として簡素化される。その接続において縁部は例えば舌片と溝で構成するか、あるいは接合時に一体に嵌合する対応する段で設計することができる。
【0007】
一実施形態では、凹部が筐体全体に続く実施形態とは異なり、筐体の上方部分に装着ユニット用の凹部を設けられる。この実施形態では、底部分は開口されない。これは装着ユニットの簡単な装着を可能にする。上述の通り、全ての電子部品は例えば筐体の底部分に集めることができる一方、装着ユニットは電子部品とは独立して上方部分に装着することができる。
【0008】
一実施形態では、凹部は、筐体から上にある距離突出しかつおそらく筐体内へもある距離突出する側壁によって制限される。したがって、完全には防止されない場合でも、塵埃や液体が筐体内に侵入することは依然として困難である。例えば、流体がテーブル天板上にこぼれ、それが縁部を超えて流れる場合、流体はテーブル天板の下に流動する傾向があり、筐体の上面に滴り落ちたり流動したりするおそれがある。したがって、側壁は流体が筐体内に流入することを防止する。
【0009】
一実施形態では、装着部は周回側面と平底とを持つ平箱形ブロックとして構成され、ブロックの内部には補強用リブのパターンを設けることができる。これは単純でしかも強固な構造である。装着部の上面は開けておくことができ、それにより装着部の製造が単純化される。装着中に、上方部分は、その上面を装着部が固定される表面に当接載置させ、こうして上面は閉鎖される。
【0010】
一実施形態では、筐体に対面するかあるいは筐体内に突出する装着要素の側には、電気スイッチを作動させるためのピンが設けられる。筐体がシャフトを中心に傾斜すると、電気スイッチはピンと接触し、それによってスイッチが作動する。筐体が解放されると、これは逆回転し、こうしてスイッチはピンを解放する。典型的には、各電気スイッチ毎に一つのピンが存在するが、一つ以上のピンが二つ以上の電気スイッチを操作することもできる。これは、例えば予防措置とすることができ、あるいはより多くの機能を同時に作動させるために使用することができる。この場合、最初のスイッチのアフターマイグレーションが利用されるので、一つの機能が最初に作動し、別の機能がその後に作動するように、ピンは小さいセットバックを付けて構成することもできる。その場合、ピンが最初のスイッチを作動させた後、次のスイッチを作動させるための継続マイグレーションが最初のスイッチの損傷または過負荷をもたらさないように、ピンのマイグレーションを適応させな
ければならないことは理解される。
【0011】
装着要素は多くの方法で、例えば両面接着テープ、ベルクロ、弾性物質、ねじ等を用いて固定することができる。ねじを用いて固定するように意図された実施形態では、底面の直径方向に対向する二つの角部にねじ用の孔が設けられ、孔は、補強用リブのパターン内の円形壁によって包囲することができる。これにより、ねじは相互に相対的に偏位され、二つのねじ間の表面における亀裂形成のリスクがかなり低減されるため、強固な固定が確保され、また操作ユニットの意図しない回転の傾向も軽減される。
【0012】
一実施形態では、装着後にねじが筐体内に突出しないように、底部の下面にはねじ頭用の皿穴が設けられる。すなわち、ねじが正しくねじ込まれると、ねじが筐体の傾斜を妨害する可能性が回避されるのと同様に、ねじが筐体内の電子部品と衝突することが回避される。
【0013】
一実施形態では、筐体の底部分には、下部分の内部で周回壁によって包囲された二つの孔があり、二つの孔は、装着ユニットを持つ上部分と組み立てられるときにそれらがこの中のねじ孔と対向して位置するように、配置される。操作ユニットは組み立てられた状態で装着することができるので、これは操作ユニットの装着を容易にする。したがって、後で装着しなければならないばらの構成部品は回避される。
【0014】
操作ユニットは、操作ユニットが装着される表面に装着ユニットの上面を当接させた状態で、操作ユニットを配置することによって装着される。操作ユニットは、前記目的のために意図された筐体の孔および装着ユニットの孔にねじをねじ込むことによって固定され、操作ユニットが装着される表面までねじがねじ込まれると、ねじは、その頭が装着ユニットの皿穴に静止するまで筐体内を誘導される。
【0015】
一実施形態では、一体化された装着ユニットの底部分の下面には、シャフトのための貫通管状通路を持つ隆起部が設けられ、隆起部は底部分の中心に沿って装着ユニットの側縁から側縁まで延びる。シャフトは装着ユニットの片側から反対側まで延びる貫通通路内を通るので、シャフトの確実かつ安定した装着が確保される。例えばシャフトの座屈のリスクは無く、何があろうとそれは直線状に維持され、シャフトの起こり得る屈曲は通路への装着中に自己修正する。管状通路を持つこの隆起部は、装着ユニットの強度に寄与し、それはシャフトも同じであり、それは装着ユニットをさらに相対的に薄くすることができるという利点を有する。
【0016】
一実施形態では、筐体の凹部の側壁と筐体の上方部分の側壁との間にも、補強用リブのパターンが存在し、凹部の中心線に相互に対向して位置する上方部分の両側に、装着ユニット用のシャフトのための筒状孔が存在し、それによって上方部分の輪郭を描く側壁および凹部の輪郭を描く側壁に筒状孔が設けられるだけでなく、二つの側壁の間にその目的のための補強材も設けられる。この実施形態はさらに、筐体の上方部分にシャフトの端部を安定的にかつ確実に装着するのに寄与する。それぞれの側壁間の補強材もまた、上方部分の縁部の強度に寄与する。別の実施形態では、枢動シャフトは二つの軸ピンによって構成される。貫通シャフトの場合および二つの軸ピンの場合の両方とも、これらのシャフトまたはこれらの軸ピンがそれぞれ凹部を介して横方向に蝶着状態に誘導することができるように、蝶着を構成することができる。凹部およびシャフトまたは二つの軸ピンそれぞれの幅および形状は、シャフトまたは軸ピンがそれぞれスナップ効果によって蝶着状態に係止されるように適応される。しかし、そのような構造は比較的嵩張り、それは言うまでもなく、シャフトまたは軸ピンがそれぞれ、強力で意図しない衝撃の結果、蝶着状態を外れてしまう可能性があるというリスクを伴うことが注目される。
【0017】
一実施形態では、シャフトは貫通鋼製シャフトであり、装着ユニットは上方部分の凹部に固定され、シャフトは、上面の側面のその目的のための筒状孔から、装着ユニットの筒状通路を通って、上方部分の反対側の筒状孔まで挿通するように、装着される。鋼製シャフトを使用することにより、操作ユニットを比較的薄く構成することが可能になる。
【0018】
一実施形態では、筐体は、筐体と装着ユニットとの間のシャフトに対するその重心により、筐体が重力の結果初期位置を取るように装着される。これは単純な構成であるが、その一方で、重心が筐体に対応することを確実にする必要があり、さもなければ、筐体は片側または反対側に自然に傾斜する。さらに、操作ユニットは典型的にはケーブルを用いてコントローラに接続され、ケーブルもまた力で筐体に影響を及ぼし、とりわけ力の大きさおよび方向は、ケーブルがどのように固定されるかによって異なる。
【0019】
一実施形態では、操作ユニットは少なくとも一つのばね要素を含み、これが作動位置に置かれると、筐体にばね力による衝撃が加えられ、作動位置への衝撃が加えられなくなると、筐体は逆回転して初期位置に戻る。これは、筐体が作動しないときに初期位置を取ることを確実にする、比較的単純な方法である。さらに、筐体は、これが作動位置の方向に押されたときに、ばね力によって衝撃が加えられ、それは、ユーザが筐体を操作しているときに、ユーザに確実な感覚を与える。
【0020】
一実施形態では、少なくとも一つのスイッチはドームスイッチであり、スイッチのドームはばね要素として使用される。したがって、別個のばね要素が回避され、それにより、これを筐体内に組み込むために構成を適応させる不便さが回避される。ドームスイッチを装着する場合、これは単に、操作ユニットが作動したときに、衝撃を加えられるように配置する必要がある。
【0021】
一実施形態では、二つのドームスイッチは、シャフトの両側に、より正確には、筐体に対し垂直にシャフトを貫通する平面の両側に位置するように配設される。すなわち、ユーザが一方向に調節を行いたい場合、筐体は上向きに押圧され、筐体を反対の方向に調節すべき場合、筐体は下向きに押圧される。
【0022】
さらに、操作ユニットが装着されるとき、二つのドームスイッチは枢動シャフトの両側に位置しているので、筐体は中立位置つまり初期位置を取る。ドームスイッチのばね力は筐体をこの位置に維持する。操作ユニットが装着された表面に向かって筐体が傾斜するように筐体を押圧することによって、最も近いドームスイッチが装着ユニット上のピンに押し付けられるので、このドームスイッチが作動する。筐体が解放されると、ドームスイッチのばね力のため、筐体はここから初期位置に押し戻され、したがってドームスイッチはもはや作動しない。筐体が解放されたときに、たとえ筐体がシャフトを中心に揺動し始めたとしても、ドームスイッチのばね定数は、これらが作動せず、筐体が静止するように適応される。さらに、筐体の重量は非常に小さいので、筐体の揺動によってドームスイッチに加えられる力はそれ自体、ドームスイッチを作動させることができない。作動させるには、筐体への明確な圧力が必要である。操作ユニットが装着された表面から筐体が遠ざかる方向に筐体を押圧すると、第二ドームスイッチは、装着ユニット上のもう一方のピンに押し付けられるので、対応する方法で作動する。
【0023】
ドームスイッチの特徴は、ドームスイッチが弾力性のあるスイッチであることによる、やや鈍い動作モードである。本発明では、筐体がアームつまりレバーとして機能するため、この得策でない鈍いモードは回避され、それはより大きいマイグレーションをもたらし、かつスイッチを作動させるときに必要な力がより小さくてすみ、結果的により快適な操作が達成される。簡単な手段により、低価格のドームスイッチはこうして、かなり向上した操作快適性を備えたスイッチに変換する。
【0024】
一実施形態では、装着ユニットは、それが筐体の上面からある距離突出するように、かつ凹部が周回側壁によって包囲される場合には、この側壁からもある距離突出するように、筐体の凹部内に装着される。したがって、操作ユニットの筐体は、それが装着される表面から離間した位置を取り、それにより、筐体と操作ユニットが装着された表面との間に指を差し込める空間ができるので、筐体の操作が容易になる。何らかの理由で、操作ユニットが装着された表面の完全に下に操作ユニットを、配置することを希望する場合、これも可能である。例えば調節可能なテーブルの場合、ユーザが意図せずに操作ユニットと接触しないように、あるいは家具を移動したり配置を変えるときに操作ユニットが何かと衝突しないように、操作ユニットをできるだけテーブル天板の下に配置することが望ましいことがあり得る。
【0025】
操作ユニットを作動させるとき、重要なことは、筐体を操作しているときにユーザが背圧を経験することであり、前記背圧は好ましくは、筐体がシャフトを中心に大きく回転するほど、増大するべきであるが、ユーザが、筐体を強すぎる力で押し付けることにより意図せずに操作ユニットに荷重をかけすぎないことも重要である。一実施形態では、装着部のシャフトを跨ぐ凹部は装着要素よりわずかに大きいが、筐体を回転させるときに凹部の縁部が依然として筐体のための機械的ストッパとしてちょうど機能するだけの大きさである。したがって、ユーザが意図せずに過度の圧力を筐体に加えることは防止される。
【0026】
一実施形態では、上方部分の上面またはその下面の側壁は、装着部のシャフトを跨ぐ凹部の輪郭を描くものであり、これらの側壁は装着要素よりわずかに大きいが、上方部分の上面または下部いずれかの側壁が、筐体を回転させるときに筐体のための機械的ストッパとしてちょうど機能するだけの大きさである。筐体がシャフトを中心に回転できる角度は、例えばドームスイッチが装着ユニット上のピンに強すぎる力で押し付けられることによって破壊されないように、制限される。これは、装着ユニットの幅およびシャフトの横断方向の筐体内の孔の幅、装着ユニットのシャフトより上の高さ、ならびに最後に装着ユニットのための凹部を包囲する側壁の高さを、側壁が装着ユニットに衝突し、したがって筐体のそれ以上の回転を防止するように、適応させることによって達成される。
【0027】
一実施形態では、プリント基板は筐体の底部分に装着されるが、プリント基板は直径方向に対向する二つの角部に孔を有しており、プリント基板はこれらの二つの孔がねじ孔の円形壁上に配置されるように装着される。こうしてプリント基板は底部分に固定され、さらにプリント基板をしっかりと掴持するスナップによって固定することができる。スナップは、ねじ孔用の円形壁の頂部に、または筐体の側壁に、周回縁部として構成することができる。プリント基板は底部分のリブパターン上に載置することができる。こうして、プリント基板の容易かつ安定した装着が確保される。
【0028】
一実施形態では、二つのドームスイッチは、装着用の孔とは反対側の直径方向に対向する角部に配置され、かつそれらが装着ユニットのピンの真向かいに位置するように配置される。筐体の上部分および底部分が組み立てられるときに、装着ユニット上の二つのピンはドームスイッチの真向かいに配置される。筐体を押圧することによって、一方または他方のドームスイッチが、上述の通り、装着ユニット上のその目的のために意図されたピンに上向きに押し付けられる。選択された配置は、装着用のねじが他の二つの直径方向に対向する角部に位置するので、ドームスイッチの適切かつ安定した装着を確実にする。
【0029】
一実施形態では、筐体の正面部は、この正面部が操作ユニットの装着面から離れる方向を向くように、筐体の残りの部分に対して角度を成す。何よりもまず、この実施形態は、傾斜部が把持部として現われるので、操作ユニットを作動させることが容易になる。さらに、傾斜した実施形態では、筐体の傾斜部が表面から離れる方向を向き、したがってそれ
を操作するためのアクセスが容易になるので、操作ユニットの筐体を表面にかなり近づけて配置することが可能になる。
【0030】
一実施形態では、筐体の前部にはさらなる操作スイッチおよび/または光インジケータおよび/またはディスプレイが設けられる。これは情報、例えば特定のユーザに関する情報を呼び出すために使用されるスイッチとすることができ、家具は特定のユーザに応じて自動的に調節する。ディスプレイは、家具の調節のような様々な情報を示すことができ、光インジケータは、家具の調節を変更する時間になったときにそれを知らせるものとして使用することができる。
【0031】
本発明はさらに、電気モータによって駆動される少なくとも一つの昇降柱またはアクチュエータのみならず、電気モータによって駆動される昇降柱またはアクチュエータに接続された制御ユニットと、電気モータによって駆動される昇降柱またはアクチュエータが電気操作ユニットを介して作動することができるように制御ユニットに接続された上記の電気操作ユニットとをも含む、アクチュエータシステムに関する。
【0032】
本発明はさらに、上述の通り、少なくともテーブル天板とアクチュエータシステムとを含む高さ調節可能なテーブルに関する。したがって、ユーザは、電気操作ユニットを作動させることによって、テーブル天板の高さを調節することができる。
【0033】
高さ調節可能なテーブルの一実施形態では、操作ユニットは、テーブル天板の下面の縁部に装着される。
【0034】
高さ調節可能なテーブルの一実施形態では、テーブル天板の縁部は、少なくとも局所的に、テーブル天板の下面に向かって斜切され操作ユニットが装着される場所である。全ての条件が同じであれば、この斜切は、操作ユニットを操作するためにより多くの空間を提供する。
【0035】
以下で本発明について、添付の図面に示す操作ユニットの実施形態を参照しながら、より詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】操作ユニットの上方正面から見た斜視図である。
図2】操作ユニットの下方背面から見た斜視図である。
図3】静止位置にある操作ユニットの側面図である。
図4】静止位置にある操作ユニットの断面図である。
図5図4と同様の断面図であるが、ここでは操作ユニットはテーブル天板を上昇させるために作動している。
図6図5と同様の断面図であるが、ここでは操作ユニットはテーブル天板を下降させるために作動している。
図7】操作ユニットの上方正面から見た分解斜視図である。
図8】操作ユニットの下方正面から見た分解斜視図である。
図9】デスクの輪郭図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図面から明らかであるように、操作ユニット1は、操作ユニットの機能のために必要な電子機器を収容する筐体として構成された第一部分2と、装着ユニット3として構成された第二部分とを含み、装着ユニットは周回側縁4および平底5を持つ平箱形ブロックとして構成され、ブロックの内部には補強用リブ6のパターンが設けられる。底部5の二つの対向する角部には、ねじ用の孔7、8が存在し、孔は補強用リブ6のパターン内でリング
状の壁9、10によって包囲される。ねじが装着後に筐体2内に突出しないように、ねじ頭用の皿穴11、12が底部5に設けられる。ねじ孔7、8の反対側の二つの角部に、底部5の底面に二つのピン13、14が設けられ、その機能については下述する。底部5の下面には、それと一体的に、シャフト17用の貫通管状通路16を持つ横断隆起部15が設けられる。隆起部15は底部5の中心に沿って、装着ユニット3の側縁から側縁まで延びる。
【0038】
筐体2は二つの部分、すなわち周回側壁19を持つ上方部分18、および同様に周回側壁21を持つ底部分20から成る。二つの側壁19、21の輪郭は相互に一致するので、それらを一体的に結合することができる。上方部分18には装着ユニット3用の凹部22が設けられる。凹部22は、筐体2内にある距離突出すると共に筐体2からもある距離突出する、側壁23によって制限される。側壁23は筐体2から上にある距離突出するので、それはとりわけ、塵埃およびおそらく洗浄からの液体またはコーヒーまたは茶などのこぼれた流体が、凹部22内に侵入することを防止する目的に役立つ。凹部22の側壁23と上方部分18の側壁19との間には、同様に補強用リブ24のパターンが存在する。凹部22の中心線上に相互に対向して位置する上方部分18の両側に、装着ユニット3のためのシャフト17用の筒状孔25が存在する。筒状孔25が上方部分18の輪郭を描く側壁19および凹部22の輪郭を描く側壁23に設けられるだけでなく、二つの側壁の間にその目的のための補強材26も設けられる。装着ユニット3は、シャフト17を上方部分18の片側から筒状孔25内に挿入し、装着ユニット3の筒状通路16を通って上方部分18の反対側の筒状孔25´内に挿入することができるように、装着ユニットを凹部に配置することによって、上方部分の凹部22内に固定される。装着ユニット3は、二つのピン13、14を持つその底部5が筐体2内に突出するように配置される。
【0039】
筐体の底部分20には、底部分20の内部で周回縁部28、30によって包囲される二つの孔27、29が設けられる。二つの孔27、29は、装着ユニット3が挿置される底部分20と上方部分18との組立て中に、それらが装着ユニットのねじ孔7、8の真向かいにくるように、配置される。
【0040】
筐体の底部分20には、プリント基板31が装着されるが、プリント基板の二つの対向する角部には孔32、33が存在し、これらの二つの穴を持つプリント基板は、ねじ孔27、29の周回縁部28、30上に装着することができるように、かつプリント基板は底部分20のリブパターン上に載置されるように、装着される。こうしてプリント基板31は底部分20に固定され、さらに、プリント基板をしっかりと掴持するスナップによって固定することができる。プリント基板31の他の二つの直径方向に対向して位置する角部に、二つのドームスイッチ34、35が配置される。筐体の上部分18および底部分20が組み立てられるときに、装着ユニット3上の二つのピン13、14は、ドームスイッチ34、35の真向かいに配置される。
【0041】
筐体2の端部つまり前端部2aは、平面2bである筐体の他の部分に対して斜切される。筐体の傾斜前端部2aは操作ユニットを作動させるためのハンドルとして意図される。筐体の斜切前端部2aは、装着ユニット3が装着される面から離れる方向を向くように設計される。操作ユニットが表面に装着されるときに、筐体の斜切前端部2aはこうして表面から離れる方向を向き、したがって操作のためのアクセスがより容易になる。
【0042】
操作ユニット1は、操作ユニットが装着される表面に装着ユニット3の上面を当接させた状態で、操作ユニットを配置することによって装着される。操作ユニットは、その目的のために意図された筐体2の孔27、29、および装着ユニット3の孔7、8にねじをねじ込むことによって固定され、操作ユニットが装着される表面にねじをねじ込むときに、ねじは、ねじ頭が装着ユニット3の皿穴11、12に入りねじが静止するまで、筐体1内
を誘導される。
【0043】
操作ユニットが装着されるときに、二つのドームスイッチ34、35が枢動シャフト17の両側に位置するので、筐体2は中立位置つまり初期位置を取る。ドームスイッチ34、35のばね力は筐体2をこの位置に位置する。筐体2、斜切前端部、つまりハンドル2aの下面を、操作ユニットが装着されている表面に向かってそれが傾斜するように押圧することによって、最も近いドームスイッチ34が装着ユニット3上のピン13に押し付けられ、こうしてこのドームスイッチが作動する。筐体2が解放されると、ドームスイッチ34のばね力によりこのスイッチが初期位置に戻り、したがってドームスイッチはもはや作動しない。筐体2が解放されたときに、たとえ筐体2がシャフト17を中心に揺動し始めたとしても、ドームスイッチ34、35のばね定数は、これらが作動せず、筐体2が即座に静止するように適応される。作動させるには、筐体2への明確な圧力が必要である。操作ユニット1が装着された表面から筐体2が遠ざかる方向に筐体2を押圧すると、第二ドームスイッチ35は、装着ユニット上のもう一方のピン14に押し付けられるので、対応する方法で作動する。
【0044】
筐体2がシャフト17を中心に回転できる角度は、ドームスイッチ34、35が装着ユニット3上のピン13、14に強すぎる力で押し付けられることによって破壊されないように、制限される。これは、装着ユニット3の幅およびシャフト17の横断方向の筐体2内の孔22の幅、装着ユニット3のシャフトより上の高さ、ならびに最後に装着ユニット3のための凹部22を包囲する側壁23の高さを、側壁23が装着ユニット3に衝突し、したがって筐体2のそれ以上の回転を防止するように、適応させることによって達成される。
【0045】
図面の図9は、テーブル天板36がサブフレームに取り付けられ、両側に足38付き昇降柱37を含む、座位/立位デスクとしても知られる高さ調節可能なデスクの輪郭を示す。テーブルの脚として構成されたそのような昇降柱は、今ではよく知られており、伸縮自在のガイドおよび駆動ユニットを含み、それは電気モータによって駆動されるスピンドルユニットとすることができ、あるいは代替的に、同様に電気モータによって駆動されるエンドレスチェーンまたはリムベースの駆動ユニットとすることができる。チェーン/リムが運動すると、電気モータの回転方向に応じて、二つのロッドが伸縮自在のガイドを外向きに変位させるか、あるいはそれを後退させる。高さ調節可能なテーブルのサブフレームは、異なる実施形態では、単一の電気モータによって駆動される二つの昇降柱を装備することができ、各昇降柱は伝動装置を介して電気モータに接続される。駆動ユニットは典型的には、コントローラおよび電源装置を収容した制御ボックスに接続される。それは一般的に操作ユニットをワイヤで制御ボックスに接続するために使用され、あるいは代替的にワイヤレスで接続され、それによりケーブルは排除される。他方、ワイヤレス接続の場合、操作ユニットは電源装置を含む必要があり、それはバッテリとすることができる。本発明に係る操作ユニットの一実施形態では、ケーブル39は、底部分20の壁21の凹部40を介して誘導される。ケーブル39はプリント基板31のような電気機器に直接接続することができ、あるいはケーブル39は、筐体2の底部分20の壁21の凹部40のソケットに挿入するためのプラグを備えることができる。どちらの場合も、ケーブル39の挿入は、操作ユニットのための筐体2の底部分の切口部に限定される。昇降柱37はテーブル天板36が載置されるフレームに相互接続することができ、あるいは昇降柱37は、テーブル天板36の下面に直接装着されるように設計することができる。テーブル天板36の前縁部、すなわちテーブルのユーザが位置する側に、二つの昇降柱37のための操作ユニット1は装着される。図面の図4図6には、テーブル天板36が示され、図4には、テーブル天板36aの前縁部の斜切が示される。操作ユニット1の斜切前端部、ハンドル2a、および操作ユニット1の前端部2aとは反対方向に斜切されたテーブル天板36の斜切前縁部36aは、操作ユニットがその前縁部36aに直面して完全にまたは部分的に
テーブル天板36の下に位置する場合でも、操作ユニット1を操作するための比較的大きい隙間を確保する。テーブル天板36は通常、テーブル天板の周囲全体を巡る一様な縁部を有するが、鋭利な前縁部の場合、斜切を持つ部分を作ることができ、それは同時に操作ユニット1を装着すべき位置を指示する。
【0046】
上述の通り、筐体2の正面部つまりハンドル2aには、例えば筐体の上方部分および底部分の二つの周回側面19、21によって構成される前縁部に配置される、さらなる操作スイッチを設けることができる。ハンドル2aの上面の表面に、ディスプレイを装着することができ、かつ縁部に光インジケータを組み込むことができる。これは、上述の通り、家具が特定のユーザに応じて自動的に調節を行う場合に、情報、例えば特定のユーザに関する情報を呼び出すために使用されるスイッチとすることができる。ディスプレイは家具の調節など様々な情報を示すことができ、光インジケータは、家具の調節を変更する時間になったときにそれを知らせるものとして使用することができる。
【0047】
したがって本発明は単純で装着が容易な操作ユニットを提供する。
【0048】
ここでは本発明を特に高さ調節可能なテーブルに関連して記載したが、操作ユニットは言うまでもなく、他の種類の家具に関連して使用することができることを理解されたい。操作ユニットは枢動シャフトが水平方向を向くように装着されるように意図されるが、枢動シャフトを垂直位置にして装着することもできることを理解されたい。
図1
図2
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図4
図5
図6
図7
図8
図9