(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】自動営業システム及び自動営業プログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 3/42 20060101AFI20240917BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20240917BHJP
【FI】
H04M3/42 Z
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2024054525
(22)【出願日】2024-03-28
【審査請求日】2024-03-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】510197173
【氏名又は名称】株式会社ナレッジフロー
(72)【発明者】
【氏名】林 良生
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-103819(JP,A)
【文献】国際公開第2012/165531(WO,A1)
【文献】特開2008-234515(JP,A)
【文献】特開2014-035727(JP,A)
【文献】特開2003-271811(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
3/048-3/04895
G06Q10/00-99/00
H04M3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動的に2以上の利用者の携帯電話番号に電話をかける自動音声発信部と、
利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する入力画面生成部と、
前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURLを生成するURL生成部と、
利用者との通話中の特定の音声もしくは特定のDTMF信号に反応して前記URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する携帯電話番号宛メッセージ送信部と、
利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、該URLから該利用者の携帯電話番号を特定し、アクセスした時刻とともに記録する利用者情報記録部と、
利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部
を備えることを特徴とする自動営業システム。
【請求項2】
オペレータの待機状態を保持するオペレータ待機状態保持部と、
一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部に代えて、
利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、情報を入力して送信しない場合に、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されている場合にはオペレータに通知を行い、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されていない場合には利用者に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後オペレータ通知部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動営業システム。
【請求項3】
自動的に2以上の利用者の携帯電話番号に電話をかける自動音声発信処理と、
利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する入力画面生成処理と、
前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURLを生成するURL生成処理と、
利用者との通話中の特定の音声もしくは特定のDTMF信号に反応して前記URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する携帯電話番号宛メッセージ送信処理と、
利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、該URLから該利用者の携帯電話番号を特定し、アクセスした時刻とともに記録する利用者情報記録処理と、
利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信処理をコンピュータに実行させることを特徴とする自動営業プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
自動で利用者の携帯電話番号に電話をかけ、通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して情報を入力するためのURLを含む携帯電話番号宛メッセージを送信し、顧客に申し込みを促す技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オートコールによる自動営業を行う企業が増加している。その一つとして、自動で利用者の携帯電話番号に電話をかけ、通話中の特定のDTMF信号に反応してSMSを送信することがある。これにより、多くの顧客に対して効率的な営業を行うことができる。
【0003】
こうした形態の自動電話営業では、SMSで申し込み用の入力画面を送信しても、中々申し込みをしてもらえないことがある。申し込みをしてもらうために効果的な連絡をすることが課題となる。
【0004】
URL付きのSMSを送信し、その集計を行うことに関するシステムについて、以下の技術が知られている。特許文献1には、メールマガジンにおいて、各顧客ごとに異なるURLを送信し、リンクがクリックされたかどうかを集計してどの顧客がクリックしたかを判別するシステムが公開されている。特許文献2には、アンケート入力画面付きのSMSを送信するシステムが公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2006ー277661号公報
【文献】特開2005ー50114号公報
【文献】特開2007ー65827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしこれらは、入力画面にアクセスしたうえで回答していない人への対応を含んでいない。
【0007】
また、特許文献3には、日程調整システムで、メールで日程調整のURLを送って、一定時間日程調整に回答しない利用者に警告を送るという技術が公開されている。ただし、これは日程調整のURLにアクセスしていない利用者にも警告を送るという技術であり、この技術を多数の顧客へのSMS送信を行う営業に適用すると、警告の対象の数が多くなりすぎて警告を送るコストがかかりすぎる、もしくは、多くの顧客の心証を損なうという問題がある。
【0008】
本発明は、オートコールによる自動営業を行い、通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して携帯電話番号宛メッセージを送信すること、さらに入力画面にアクセスし、一定時間経過しても申し込みを行わない顧客に対して、携帯電話番号宛メッセージの送信やオペレータへの通知を通じて申し込みを促すことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の自動営業システムは、
自動的に2以上の利用者の携帯電話番号に電話をかける自動音声発信部と、
利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する入力画面生成部と、
前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURLを生成するURL生成部と、
利用者との通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して前記URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する携帯電話番号宛メッセージ送信部と、
利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、URLから該利用者の携帯電話番号を特定し、アクセスした時刻とともに記録する利用者情報記録部と、
利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部
を備えることを特徴とする。
【0010】
この特徴によれば、自動で電話を発信し、通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して携帯電話番号宛メッセージを送信して、入力画面にアクセスしてから一定時間入力画面を送信しない場合に、自動的に利用者に携帯電話番号宛メッセージを送信できる。
【0011】
特許文献3の技術とは異なり、入力画面にアクセスした顧客にのみ携帯電話番号宛メッセージを送信することで、携帯電話番号宛メッセージの送信コストを抑えることができる。
【0012】
本発明の自動営業システムは、
オペレータの待機状態を保持するオペレータ待機状態保持部と、
一定時間経過後メッセージ送信部に代えて、利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、情報を入力して送信しない場合に、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されている場合にはオペレータに通知を行い、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されていない場合には利用者に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後オペレータ通知部
を備えることを特徴とする。
【0013】
この特徴によれば、待機中のオペレータが迅速に利用者へ連絡することが可能となり、また、待機中のオペレータがいない場合のみ携帯電話番号宛メッセージを送信することで、携帯電話番号宛メッセージの送信コストを減らすことができる。
【0014】
本発明の自動営業システムは、
前記携帯電話番号宛メッセージ送信部が携帯電話番号宛メッセージを送信してから、一定時間以上の間、利用者が前記入力画面にアクセスしない場合に、利用者に自動的に電話をかける一定時間経過後自動音声発信部
を備えることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、利用者に携帯電話番号宛メッセージを送信してから、一定時間以上の間、利用者が入力画面にアクセスしない場合に、利用者に自動的に電話をかけることができる。
【0016】
本発明の自動営業プログラムは、
自動的に2以上の利用者の携帯電話番号に電話をかける自動音声発信処理と、
利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する入力画面生成処理と、
前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURLを生成するURL生成処理と、
利用者との通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して前記URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する携帯電話番号宛メッセージ送信処理と、
利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、該URLから該利用者の携帯電話番号を特定し、アクセスした時刻とともに記録する利用者情報記録処理と、
利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージを送信する一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
この特徴によれば、コンピュータを自動営業プログラムとして動作させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、オートコールによる自動営業を行い、通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して携帯電話番号宛メッセージを送信すること、さらに、入力画面にアクセスし、一定時間経過しても申し込みを送信しない顧客に対して携帯電話番号宛メッセージの送信やオペレータへの通知を通じて申し込みを促すことを可能にする自動営業システムおよびコンピュータを自動営業システムとして機能させる自動営業プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、第1実施形態における自動営業システム1の構成を示す図である。
【
図2】
図2は、入力画面生成部12が生成した入力画面の例を示す図である。
【
図3】
図3は、携帯電話番号宛メッセージ送信部14が送信する携帯電話番号宛メッセージの例を示す図である。
【
図4】
図4は、利用者情報記録部15が記録する情報を示す図である。
【
図5】
図5は、一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16が携帯電話番号宛メッセージを送信するまでの流れを示すフローチャートである。
【
図6】
図6は、第2実施形態における自動営業システム1の構成を示す図である。
【
図7】
図7は、オペレータ待機状態保持部111が保持するオペレータ待機情報を示す図である。
【
図8】
図8は、一定時間経過後オペレータ通知部112が判断する流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の第1実施形態における実施例を説明する。
(実施例:第1実施形態)
【0021】
図1は、第1実施形態における自動営業システム1の構成を示す図である。
【0022】
自動営業システム1は、ユーザ端末、利用者端末2及び顧客端末3と通信ネットワークで繋がっている。
【0023】
通信ネットワークは、電話網、専用回線、LAN(Local Area Network)、インターネットなどであり、これらを組み合わせたものであってもよい。
【0024】
自動営業システム1は、自動音声発信部11、入力画面生成部12、URL生成部13、
携帯電話番号宛メッセージ送信部14、利用者情報記録部15、一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16を備える。
【0025】
自動営業システム1の各構成部(自動音声発信部11、入力画面生成部12、URL生成部13、携帯電話番号宛メッセージ送信部14、利用者情報記録部15、一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16
)に対応する処理を実行する装置は、それぞれ物理的に離れた位置にあってもよい。
【0026】
自動音声発信部11は、自動的に2以上の利用者の携帯電話番号に電話をかける。
【0027】
入力画面生成部12は、利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する。
【0028】
URL生成部13は、前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURLを生成する。
【0029】
携帯電話番号宛メッセージ送信部14は、利用者との通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して前記URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する。
【0030】
利用者情報記録部15は、利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、URLから当該利用者の携帯電話番号を特定し、アクセスした時刻とともに記録する。
【0031】
一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16は、利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージを送信する。
(第1実施形態:自動電話発信、URLを含む携帯電話番号宛メッセージ送信および一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信)
【0032】
以下、自動営業システム1による自動電話発信、URLを含む携帯電話番号宛メッセージ送信および一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信の処理の一例を示す。
【0033】
自動音声発信部11は、自動的に利用者の携帯電話番号「09012345678」に電話「こちら〇〇会社のサポートセンターです。弊社のサービスをご利用希望の方は「はい」とお答えください。もしくはダイヤルの1を押してください。」を発信する。
【0034】
図2は、入力画面生成部12が生成した入力画面の例を示す図である。
【0035】
入力画面生成部12は、利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生
成する。
【0036】
URL生成部13は、前記入力画面を表示させるためのURLで、かつ、利用者の携帯電話番号を特定するための情報を組み込んだURL「https://forms/d/e/1FAIpQLSqmgoUA/viewform?usp=sf_link」を生成する。
【0037】
図3は、携帯電話番号宛メッセージ送信部14が送信する携帯電話番号宛メッセージを示す図である。
【0038】
携帯電話番号宛メッセージ送信部14は、利用者との通話中の音声「はい」もしくはDTMF信号「1」に反応して前記URL「https://forms/d/e/1FAIpQLSqmgoUA/viewform?usp=sf_link」を含めた携帯電話番号宛メッセージ「以下の入力画面より回答をお願いいたします。https://forms/d/e/1FAIpQLSqmgoUA/viewform?usp=sf_link」を送信する。
【0039】
図4は、利用者情報記録部15が記録する情報を示す図である。
【0040】
利用者情報記録部15は、利用者が前記URLにアクセスして前記入力画面にアクセスしたときに、URLから該利用者の携帯電話番号「09012345678」を特定し、アクセスした時刻「2023/01/01 15:00:00」とともに記録する。
【0041】
図5は、一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16が携帯電話番号宛メッセージを送信するまでの流れを示すフローチャートである。
【0042】
一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16は、利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、該入力画面に情報を入力して送信しない場合に、該利用者の携帯電話番号「09012345678」宛に自動的に携帯電話番号宛メッセージ「URLに未回答の方にお送りいたします。以下の入力画面より回答をお願いいたします。https://forms/d/e/1FAIpQLSqmgoUA/viewform?usp=sf_link」を送信する。
【0043】
本実施例を変更し、電話がつながらなければ、一定時間経過後に電話をかけ直す機能があってもよい。
【0044】
また、本実施例を変更し、入力画面に複数回のアクセスがあった場合、利用者情報記録部15は最初のアクセスのみを記録するとしてもよい。
【0045】
以下、本発明の第2実施形態における実施例を説明する。
(実施例:第2実施形態)
【0046】
図6は、第2実施形態における自動営業システム1の構成を示す図である。
【0047】
通信ネットワークは、電話網、専用回線、LAN(Local Area Network)、インターネットなどであり、これらを組み合わせたものであってもよい。
【0048】
自動営業システム1は、自動音声発信部11、入力画面生成部12、URL生成部13、携帯電話番号宛メッセージ送信部14、利用者情報記録部15、オペレータ待機状態保持部111、一定時間経過後オペレータ通知部112、一定時間経過後自動音声発信部113を備える。
【0049】
自動営業システム1の各構成部(自動音声発信部11、入力画面生成部12、URL生成部13、携帯電話番号宛メッセージ送信部14、利用者情報記録部15、オペレータ待機状態保持部111、一定時間経過後オペレータ通知部112、一定時間経過後自動音声発信部113)に対応する処理を実行する装置は、それぞれ物理的に離れた位置にあってもよい。
【0050】
オペレータ待機状態保持部111は、オペレータの待機状態を保持する。
【0051】
一定時間経過後オペレータ通知部112は、一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部に代えて、利用者が前記入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、情報を入力して送信しない場合に、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されている場合にはオペレータに通知を行い、前記オペレータ待機状態保持部にオペレータ待機中と保持されていない場合には利用者に携帯電話番号宛メッセージを送信する。
(第2実施形態:一定時間経過後オペレータへの通知)
【0052】
以下、自動営業システム1による一定時間経過後オペレータへ通知する場合の処理の一例を示す。
【0053】
図7は、オペレータ待機状態保持部111が保持するオペレータ待機情報を示す図である。オペレータ待機状態保持部111は、オペレータ「A」の待機状態「待機中」を保持する。
【0054】
図8は、一定時間経過後オペレータ通知部112が判断する流れを示すフローチャートである。
【0055】
一定時間経過後オペレータ通知部112は、利用者が入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、情報を入力して送信しない場合に、前記オペレータ待機状態保持部111にオペレータ「待機中」と保持されている場合にはオペレータに通知「09012345678に連絡してください」を行い、前記オペレータ待機状態保持部111にオペレータ待機中と保持されていない(「離席」と表示されている)場合には利用者、宛先番号「09012345678」に携帯電話番号宛メッセージ「URLに未回答の方にお送りいたします。以下の入力画面より申し込みをお願いいたします。https://forms/d/e/1FAIpQLSqmgoUA/viewform?usp=sf_link」を送信する。
【0056】
本実施例を変更し、一定時間経過後オペレータ通知部112において、利用者への携帯電話番号宛メッセージ送信と、オペレータへの通知の両方を行うとしてもよい。
(第2実施形態一定時間経過後自動音声発信)
【0057】
以下、自動営業システム1による一定時間経過後自動音声発信する場合の処理の一例を示す。
【0058】
一定時間経過後自動音声発信部113は、前記携帯電話番号宛メッセージ送信部14が携帯電話番号宛メッセージを送信してから、一定時間以上の間、利用者が前記入力画面にアクセスしない場合に、利用者の携帯番号「09012345678」に自動的に電話をかける。
【0059】
本実施例を変更し、オペレータが待機中ならば、利用者に電話がつながったときにオペレータに電話をつなげる、待機中のオペレータがいない場合は、電話がつながったときに自動音声を流すとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は、オートコールによる自動営業を行い、通話中の特定の音声もしくはDTMF信号に反応して携帯電話番号宛メッセージを送信すること、さらに、入力画面にアクセスし、一定時間経過しても申し込みを送信しない顧客に対して携帯電話番号宛メッセージの送信やオペレータへの通知を通じて申し込みを促すことを可能にする自動営業システムおよびコンピュータを自動営業システムとして機能させる自動営業プログラムである。電話による自動営業を行う企業による利用が考えられる。
【符号の説明】
【0061】
1 自動営業システム
11 自動音声発信部
12 入力画面生成部
13 URL生成部
14 携帯電話番号宛メッセージ送信部
15 利用者情報記録部
16 一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部
111 オペレータ待機状態保持部
112 一定時間経過後オペレータ通知部
113 一定時間経過後自動音声発信部
2 利用者端末
3 顧客端末
【要約】 (修正有)
【課題】オートコールによる自動営業を行い、携帯電話番号宛メッセージの送信を通じて申し込みを促す自動営業システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】自動営業システム1は、自動的に利用者の携帯電話番号に電話をかける自動音声発信部11と、利用者が情報を入力してサーバーに送信するための入力画面を生成する入力画面生成部12と、入力画面を表示させるためのURLを生成するURL生成部13と、URLを含めた携帯電話番号宛メッセージを送信する携帯電話番号宛メッセージ送信部14と、利用者がURLにアクセスして入力画面にアクセスしたときに、アクセスした時刻とともに記録する利用者情報記録部15と、利用者が入力画面にアクセスしてから、一定時間以上の間、入力画面に情報を入力して送信しない場合に、利用者の携帯電話番号宛に自動的にメッセージを送信する一定時間経過後携帯電話番号宛メッセージ送信部16と、を備える。
【選択図】
図1