(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル及び結晶乾燥一体型機器
(51)【国際特許分類】
B29B 13/08 20060101AFI20240917BHJP
F26B 17/20 20060101ALI20240917BHJP
F26B 3/30 20060101ALI20240917BHJP
B29B 7/06 20060101ALI20240917BHJP
【FI】
B29B13/08
F26B17/20 C
F26B3/30
B29B7/06
(21)【出願番号】P 2023532713
(86)(22)【出願日】2021-09-24
(86)【国際出願番号】 CN2021120264
(87)【国際公開番号】W WO2022156259
(87)【国際公開日】2022-07-28
【審査請求日】2023-05-26
(31)【優先権主張番号】202110067361.8
(32)【優先日】2021-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523198693
【氏名又は名称】張家港市聯達機械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鄭勇
(72)【発明者】
【氏名】潘学明
【審査官】藤原 弘
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第201062918(CN,Y)
【文献】中国実用新案第211625944(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第104044226(CN,A)
【文献】特開2007-231269(JP,A)
【文献】特開2004-097853(JP,A)
【文献】特開2002-218963(JP,A)
【文献】特開2002-005571(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29B 13/08
B29B 7/00
B29B 13/02
F26B 3/00
F26B 11/00
F26B 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレルであって、
前記バレルの横断面形状は辺数が5角形よりも大きい多角形であり、
前記バレルの一端は開口し、投与端であり、
多角形の前記バレルを構成する各板面はいずれも中間板部と中間板部の両端に設けられた第1のクローズアップ板部と第2のクローズアップ板部とを含み、
前記第1のクローズアップ板部及び第2のクローズアップ板部はいずれも前記中間板部と鈍角を形成し中間へクローズアップし、
前記バレルの他端開口が排出口として設けられ、
前記バレルの他端開口が排出口として設けられる場合、前記バレルの内部には、材料の排出を容易にする排出用螺旋ガイド板が設けられ
、
前記バレルの内壁には、プラスチック粒子のフリップを容易にするフリップ構造が設けられ、
前記フリップ構造は前記中間板部に設けられた少なくとも一対のフリップ板を含み、
前記排出用螺旋ガイド板の一端は前記バレル内に位置し、少なくとも一対の前記フリップ板の一対のフリップ板に接続され、
前記排出用螺旋ガイド板の他端は前記排出口に螺旋状に延び、
前記材料が前記排出用螺旋ガイド板に沿って排出されないよう、前記バレルのフリップにおいて、前記バレルの作動回転方向は排出回転方向とは反対であり、
前記材料が排出される必要がある場合、前記材料が前記排出用螺旋ガイド板に落下するように、前記バレルは逆回転し、前記フリップ板は前記材料の落下を加速させることを特徴とする赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル。
【請求項2】
前記フリップ構造は、各第1、第2のクローズアップ板部に設けられたフリップ突起を含むことを特徴とする請求項
1に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル。
【請求項3】
前記フリップ板は、八字状に配置され、
一対の
前記フリップ板が互いに近接する一端が向かっている方向は
前記バレルの作動回転方向に正接する方向であることを特徴とする請求項
2に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル。
【請求項4】
前記フリップ構造は、平行に設けられた複数組のフリップ板を含み、前記フリップ板は板面がバレルの中心線と交差し、角を形成し、各組のフリップ板は
前記中間板部に設けられることを特徴とする請求項
1に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル。
【請求項5】
筐体が固定されたわくを含む赤外線除湿結晶乾燥一体型機器であって、
前記わくには、モータによって駆動され回転する請求項1から
請求項4のいずれか1項に記載のバレルが中心軸線回りに回転的に取付けられ、前記筐体には、バレルの投与口側の位置に投与装置が取付けられ、前記わくには、赤外短波を発し、材料を加熱することができるランプボックスが投与口からバレル内に侵入するように取付けられ、わくにはファンがさらに設けられ、前記ファンには、バレルに連通し、バレル内を抽気する抽気管が接続され、バレルの両端にはそれぞれバレルの軸方向位置を制限するストッパ装置が設けられ、
前記排出口が前記バレルの側壁に設置される場合、前記筐体の下方には排出口位置に対応する排出口が設置され、
前記バレルの他端開口が排出口である場合、前記わくには前記排出口を塞ぐ外蓋がヒンジで接続され、前記わくには前記外蓋の開閉を駆動する開閉動力装置が設けられ、前記わくには排出口の下方でガイドホッパが設けられることを特徴とする赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【請求項6】
前記わくは固定用サポートフレームと固定用サポートフレームに軸方向に摺動的に取付けられたスライドベースとを含み、前記スライドベースには2対のサポートローラが取付けられ、前記バレルの外周にはバレルの回転を容易にする回転支持構造が取付けられ、前記バレルは回転支持構造を介してサポートローラに回転的に取付けられ、前記ストッパ装置はスライドベースに取り付けられ、バレルの軸方向位置を制限し、2対のサポートローラのうちの1つは能動サポートローラであり、前記モータは固定用サポートフレームに固定され、モータの出力軸と能動サポートローラの車軸との間はセパレート式軸継手によって伝動接続され、前記ガイドホッパは前記スライドベースに固定されることを特徴とする請求項
5に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【請求項7】
前記ランプボックスはボックスを含み、前記ボックスの底部にはランプ取付室が設けられ、前記ランプ取付室には複数のランプが並べて取り付けられ、前記ランプ取付室の室壁には断熱層が貼り付けられ、前記ボックスにはランプ管を空冷する空冷装置が接続されることを特徴とする請求項
6に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【請求項8】
前記固定用サポートフレームにおける前記バレルに近づく投与端に仕切り板が設けられ、前記仕切り板には端部シールと断熱パッドが固定され、前記断熱パッドは前記ボックスと仕切り板との間に設けられ、前記端部シールは仕切り板に取り付けられた取付フランジ部とバレル方向に突起するシール突起部とを含み、前記バレルの投与端の開口は、シール突起部を被って取り付けられ、シール・嵌合することを特徴とする請求項
7に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【請求項9】
前記開閉動力装置はシリンダーであり、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーがヒンジで接続され、前記スライドベースにおけるバレルに近づく排出端には端部フレームが設けられ、開蓋レバーの中央部は前記端部フレームにヒンジで接続され、前記開蓋レバーの一端は前記シリンダーのピストンシリンダーにヒンジで接続され、前記外蓋は前記開蓋レバーの他端に軸受により回転的に取り付けられることを特徴とする請求項
6に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【請求項10】
前記開閉動力装置はシリンダーであり、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーホルダが取り付けられ、前記スライドベースには、外蓋ホルダが軸方向に摺動的に取り付けられ、前記外蓋は外蓋ホルダに軸受により回転的に取り付けられ、前記外蓋ホルダは前記シリンダーにより駆動されることを特徴とする請求項
6に記載の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレルに関し、同時にこのバレルを用いた赤外線除湿結晶乾燥一体型機器に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチック製品の品質を向上させるために、その原料は一般的にプラスチック粒子に加工される。緩んだプラスチック粒子は空気にさらされると湿気を受けやすい。従って、緩いプラスチック粒子はプラスチック製品に加工する前に乾燥する必要があり、一般的な方法は放熱ファンを利用してヒータの熱をパイプを通じて緩い原料の積みに直接に送り込み、原料を乾燥することである。熱は緩い原料の中で拡散し、周辺の原料の加熱が遅くなり、原料同士が密接に接触し、熱と原料の接触面積を減少させ、しかも原料が加熱後に発生した水蒸気は直ちに排除できず、乾燥時間が長くなり、エネルギーの浪費が大きい。出願人は、以前に出願番号2014103145286の中国特許でプラスチック粒子乾燥機を出願した。該当出願において、出願人は、短波赤外線ランプボックスを加熱源として採用し、プラスチック粒子を迅速に加熱・乾燥することができる一方、乾燥中はバレルが回転するものであり、バレル全体が円筒状で、内部に非常に多数のフリップ板が設置されており、このようなバレルの材料フリップにより、プラスチック粒子の均一な放熱を達成することができる。
【0003】
しかしながら、このプラスチック粒子乾燥機には、以下の欠点がある。
【0004】
1、この乾燥機のバレルは円筒状であり、円筒状のバレルは回転中にフリップの効果が非常に悪いため、内部に複数のフリップ板を溶接する必要があるため、製作難度が増加し、同時にバレルの排出口には蓋板がスウィングして取り付けられ、かつ駆動機構を利用して蓋板を偏向させ、出口の開閉を実現し、蓋板の駆動がモータにより実現され、モータは回転するバレルに固定する必要があるため、内部の回路が非常に複雑になる。
【0005】
2、現在のプラスチック粒子乾燥機のフィルターバレルの回転はモータによって回転を駆動することを実現しているが、フィルターバレルは一般に軸方向にスライドして筐体内部から引き出すことができ、整理とメンテナンスを容易にするため、モータの取り付けはフィルターバレルと一緒に筐体内部から摺動的に抽出する必要があるが、プラスチック粒子乾燥機全体の他端にはファンなどの他の電気部品が取り付けされる必要があり、設備の両端に線路があり、内部の回路は複雑になり、安全上にリスクがある。
【0006】
3、現在のプラスチック粒子乾燥機の赤外線ランプボックスは、加熱を行う際に、ランプチューブは材料の方向を向いているが、ランプチューブによる熱はランプボックスにも熱伝導し、プラスチック粒子がランプボックスに落下すると熱を受けてランプボックスに付着し、ランプボックス上のプラスチック粒子の付着現象が深刻になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、解決しようとする技術的課題が、フリップ板なしでより良好な材料フリップ効果を有することができ、加工難易度が低い赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレルを提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとする別の技術的課題は、上記のバレルを用い、材料フリップの効果が良い赤外線除湿結晶乾燥一体型機器である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記課題を解決するための手段は、赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレルであって、前記バレルの横断面形状は辺数が5角形よりも大きい多角形であり、前記バレルの一端は開口し、投与端であり、前記多角形バレルを構成する各板面はいずれも中間板部と中間板部の両端に設けられた第1のクローズアップ板部と第2のクローズアップ板部とを含み、前記第1のクローズアップ板部及び第2のクローズアップ板部はいずれも前記中間板部と鈍角を形成し中間へクローズアップし、前記バレルの側壁には排出口が設けられ、又は前記バレルの他端開口が排出口として設けられ、前記バレルの他端開口が排出口として設けられる場合、前記バレル内部には、材料の排出を容易にする排出用螺旋ガイド板が設けられる。
【0010】
好ましい態様として、前記バレル側壁の排出口は、2つの隣接板面の接続部に設けられ、前記2つの隣接板面のうち1つの板面が外側にずれて前記排出口を形成する。
【0011】
好ましい態様として、前記バレルの内壁には、プラスチック粒子のフリップを容易にするフリップ構造が設けられる。
【0012】
好ましい態様として、前記フリップ構造は、各第1、第2のクローズアップ板部に設けられたフリップ突起を含む。
【0013】
好ましい態様として、前記フリップ構造は、中間板部に設けられた少なくとも一対のフリップ板をさらに含み、前記フリップ板は、八字状に配置され、一対のフリップ板が互いに近接する一端が向かっている方向はバレルの作動回転方向に正接する方向である。
【0014】
好ましい態様として、前記フリップ構造は、平行に設けられた複数組のフリップ板を含み、前記フリップ板は板面がバレルの中心線と交差し、角を形成し、各組のフリップ板は中間板部に設けられる。
【0015】
上記の技術的手段を採用した後、本発明の効果は、以下の通りである。赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレルであって、前記バレルの横断面形状は辺数が5角形よりも大きい多角形であり、前記バレルの一端は開口し、投与端であり、バレルの側壁には排出口が設置され、該バレルは多角形構造を採用するため、バレルは回転中に材料が一方の板面から他方の板面にフリップし、これにより、材料フリップ効果を実現し、追加の材料フリップ板を追加する必要がなく、内部材料に十分な材料フリップ効果があり、内部の材料粒子ごとにより良い熱を受けることができることを確保することができる。また、バレルの各板面は、中間板部と、中間板部の両端に設ける第1のクローズアップ板部と、第2のクローズアップ板部とを含み、前記第1のクローズアップ板部と第2のクローズアップ板部は、いずれも前記中間板部と鈍角を形成し中間へクローズアップし、フリップする過程でプラスチック粒子が両端の開口部からの落下を低減することができるとともに、クローズアップ構造は傾斜の板部を形成することもでき、軸方向の材料フリップ効果を奏することもでき、材料フリップ効果がより良くなる。また、バレルの排出口はバレルの他端の開口であってもよく、この場合、バレルの内部には材料の排出を容易にする螺旋排出ガイド板が設置され、バレルの本体には開口が何もなく、バレルは作業中に回転し、この回転方向は排出回転方向と反対であるため、内部の材料は螺旋排出ガイド板に導出されず、より粘着性の高い材料に適合することができ、例えばPETカラーマスターバッチの生産過程において、PET原料が結晶化する時、原料は熱を受けた後に粘性が大きくなり、この方案を採用した後、PET原料粒子はバレル内の結晶化過程において原料漏れが発生しないため、結晶化後の原料と結晶化していない材料が混合して後続PETカラーマスターバッチの生産に影響を与えることを回避する。
【0016】
また、前記バレルの排出口は2つの隣接板面の接続部に設置されるため、前記2つの隣接板面のうちの1つの板面が外側にずれて前記排出口を形成し、該排出口の形成は比較的簡単で、1つの板面が外側にずれるだけで形成することができ、この排出口の設置は追加の蓋板を設置する必要がなく、バレルの正転とひっくり返すことによって作動と排出状態の切り替えを実現することができ、蓋板と蓋板を駆動するモータが節約され、構造が簡略化され、内部電線が少なくなり、信頼性がより高くなる。また、前記排出口は、2つの隣接する板面の中間板部の接続部に設けられることが好ましい。これにより、両端のローズアップの存在により、排出口は中間板部の接続部に設けられ、材料の排出はより徹底的であり、多角形のバレルが採用されるため、乾燥の過程で、加熱後に一定の粘性を有するプラスチック粒子に対して、材料がバレルに付着して最上端まで回転しても、傾斜の板面に沿って落下し、垂直に落下することはなく、作動状態で材料が排出口から漏れる確率は減少する。
【0017】
また、前記フリップ構造は、各第1、第2のクローズアップ板部に設けられたフリップ突起を含むため、前記フリップ突起は、第1、第2のクローズアップ板部の材料に一定のフリップを行い、材料フリップ効果をさらに高めることができる。
【0018】
また、前記フリップ構造は、中間板部に設けられた少なくとも一対のフリップ板をさらに含み、このフリップ板は、八字状に配置され、一対のフリップ板が互いに接近する一端が向かっている方向はバレルの作動回転方向に正接する方向であることにより、フリップ板を用いてプラスチック粒子を軸方向にも原料分配の作用を発揮し、フリップすることを再形成することができる。
【0019】
また、前記フリップ構造は平行に設けられた複数組のフリップ板を含み、前記フリップ板は板面がバレルの中心線と交差し、角を形成し、各組のフリップ板は中間板部に設けられ、このフリップ板の構造は、好ましくは螺旋排出ガイド板が設置され、バレルが正方向回転を作動回転方向と仮定して、逆方向回転を排出回転方向と仮定して、正常結晶化の過程で、平行に設置されたフリップ板は材料のフリップを実現することができ、材料を取り出す必要がある場合、フリップ板は材料ガイドの役割も果たし、材料はフリップ板に沿って排出口に移動し、回転の排出ガイド板に落下し、最終的に排出口から排出される。このようなフリップ機構はプラスチック粒子の排出時間を短くし、材料の排出をよりスムーズにし、バレル内の材料をすべて排出することができる。
【0020】
上記第2の技術的課題を解決するために、本発明の技術的手段は、筐体が固定されたわくを含む赤外線除湿結晶乾燥一体型機器であり、前記わくには、モータによって駆動され回転する前記の記載のバレルが中心軸線回りに回転的に取付けられ、前記筐体には、バレルの投与口側の位置に投与装置が取付けられ、わくには、赤外短波を発し、材料を加熱することができるランプボックスが投与口からバレル内に侵入するように取付けられ、前記ファンには、バレルに連通し、バレル内を抽気する抽気管が接続され、バレルの両端にはそれぞれバレルの軸方向位置を制限するストッパ装置が設けられ、
前記排出口が前記バレルの側壁に設置される場合、前記筐体の下方には排出口位置に対応する排出口が設置され、
前記バレルの他端開口が排出口である場合、前記わくには前記排出口を塞ぐ外蓋がヒンジで接続され、前記わくには前記外蓋の開閉を駆動する開閉動力装置が設けられ、前記わくには排出口の下方でガイドホッパが設けられる。
【0021】
好ましい態様として、前記わくは固定用サポートフレームと固定用サポートフレームに軸方向に摺動的に取付けられたスライドベースとを含み、前記スライドベースには2対のサポートローラが取付けられ、前記バレルの外周にはバレルの回転を容易にする回転支持構造が取付けられ、前記バレルは回転支持構造を介してサポートローラに回転的に取付けられ、前記ストッパ装置はスライドベースに取り付けられ、バレルの軸方向位置を制限し、2対のサポートローラのうちの1つは能動サポートローラであり、前記モータは固定用サポートフレームに固定され、モータの出力軸と能動サポートローラの車軸との間はセパレート式軸継手によって伝動接続され、前記ガイドホッパは前記スライドベースに固定される。
【0022】
好ましい態様として、前記ランプボックスはボックスを含み、前記ボックスの底部にはランプ取付室が設けられ、前記ランプ取付室には複数のランプが並べて取り付けられ、前記ランプ取付室の室壁には断熱層が貼り付けられ、前記ボックスにはランプ管を空冷する空冷装置が接続される。
【0023】
好ましい態様として、前記固定用サポートフレームにおける前記バレルに近づく投与端に仕切り板が設けられ、前記仕切り板には端部シールと断熱パッドが固定され、前記断熱パッドは前記ボックスと仕切り板との間に設けられ、前記端部シールは仕切り板に取り付けられた取付フランジ部とバレル方向に突起するシール突起部とを含み、前記バレルの投与端の開口は、シール突起部を被って取り付けられ、シール・嵌合する。
【0024】
好ましい態様として、前記開閉動力装置はシリンダーであり、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーホルダがヒンジで接続され、前記スライドベースにおけるバレルに近づく排出端には端部フレームが設けられ、前記開蓋レバーの中央部は前記端部フレームにヒンジで接続され、前記開蓋レバーの一端は前記シリンダーのピストンシリンダーにヒンジで接続され、前記外蓋は前記開蓋レバーの他端に軸受により回転的に取り付けられる。
【0025】
好ましい態様として、前記開閉動力装置はシリンダーであり、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーホルダが取り付けられ、前記スライドベースには、外蓋ホルダが軸方向に摺動的に取り付けられ、前記外蓋は外蓋ホルダに軸受により回転的に取り付けられ、前記外蓋ホルダは前記シリンダーにより駆動される。
【0026】
上記技術的手段を採用した後、本発明の効果は、以下の通りである。筐体が固定されたわくを含む赤外線除湿結晶乾燥一体型機器であり、前記筐体には、バレルの投与口側の位置に投与装置が取付けられ、前記わくには、赤外短波を発し、材料を加熱することができるランプボックスが投与口からバレル内に侵入するように取付けられ、わくにはファンがさらに設けられ、前記ファンには、バレルに連通し、バレル内を抽気する抽気管が接続され、バレルの両端にはそれぞれバレルの軸方向位置を制限するストッパ装置が設けられ、前記排出口が前記バレルの側壁に設置される場合、前記筐体の下方には排出口位置に対応する排出口が設置され、前記バレルの他端開口が排出口である場合、前記わくには前記排出口を塞ぐ外蓋がヒンジで接続され、前記わくには前記外蓋の開閉を駆動する開閉動力装置が設けられ、前記わくには排出口の下方でガイドホッパが設けられる。赤外除湿結晶乾燥一体型機器は上述のバレルを採用し、バレルはモータによって回転的ン駆動され、プラスチック粒子をバレル内でより良くローリングさせるとともに、ランプボックスをバレル内に侵入させてプラスチック粒子に短波赤外線を照射し、赤外線による乾燥を実現し、乾燥の過程で、抽気管を利用して湿気を抽出することができ、乾燥機全体の材料フリップの効果が良好であり、乾燥の過程で、バレルの断面形状は辺数が5より大きい多角形であるため、排出口がバレルの側壁に設置される場合、プラスチック粒子の粘性が大きくない場合、プラスチック粒子はバレルの内壁に付着しにくく、材料漏れが発生することはない、一方、プラスチック粒子の加熱中の粘性が大きい場合、例えばPETカラーマスターバッチの原料は、結晶化時にバレル内壁に付着する可能性があり、このとき付着した粒子はバレルに連れられて回転し、最高点に到達すると、側壁の下方がちょうど排出口に対応していれば、プラスチック粒子が脱落すると出金口に落下し、最終的には材料の漏れが発生する。上記のように関わらず、上述の多角形バレルを採用した後も、プラスチック粒子が脱落すると多角形の内壁のために内壁に沿って転がることが多く、従来の構造に比べて材料の漏れる確率が低下する。一方、この結晶乾燥一体型機器は端部で排出する方式を採用した場合、プラスチック粒子がどんなに付着しても、材料が漏れることは発生しないため、粘性の大きいプラスチック粒子の材料漏れを徹底的に解決し、PETカラーマスター粒子の生産過程における結晶化後の粒子と結晶化していない粒子がドーピングしやすい業界の痛い点を解決した。
【0027】
また、前記わくは固定用サポートフレームと固定用サポートフレームに軸方向に摺動的に取付けられたスライドベースとを含み、前記スライドベースには2対のサポートローラが取付けられ、前記バレルの外周にはバレルの回転を容易にする回転支持構造が取付けられ、前記バレルは回転支持構造を介してサポートローラに回転的に取付けられ、前記ストッパ装置はスライドベースに取り付けられ、バレルの軸方向位置を制限し、2対のサポートローラのうちの1つは能動サポートローラであり、前記モータは固定用サポートフレームに固定され、モータの出力軸と能動サポートローラの車軸との間はセパレート式軸継手によって伝動接続され、前記ガイドホッパは前記スライドベースに固定されるため、このバレルは筐体から移動する必要がある場合、セパレート式軸継手が分離されることが可能であり、このようにバレルは移動し取り出すことができる。前記モータは固定用サポートフレームに直接に固定され、バレルを取り出る端部と別の端部に位置しているので、乾燥機、すべての電気設備と部品を筐体の一つ端部に集中して配置し、内部線路はより簡潔で、信頼性がより高くなり、バレルを取り出した後にバレルの内部を整理することができ、異なる材料の除湿、結晶、乾燥を満たすことができる。
【0028】
また、前記ランプボックスはボックスを含み、前記ボックスの底部にはランプ取付室が設けられ、前記ランプ取付室には複数のランプが並べて取り付けられ、前記ランプ取付室の室壁には断熱層が貼り付けられ、前記ボックスにはランプ管を空冷する空冷装置が接続される。空冷装置を利用してランプボックス内部を給風することができ、ランプチューブの放熱を実現する同時に、断熱層は断熱を実現し、ボックスに伝わる熱を減らすことができ、このようにプラスチック粒子がボックスの表面に落ちても、温度が高すぎる原因でボックスの表面に付着することはない。
【0029】
また、前記固定用サポートフレームにおける前記バレルに近づく投与端に仕切り板が設けられ、前記仕切り板には端部シールと断熱パッドが固定され、前記断熱パッドは前記ボックスと仕切り板との間に設けられ、前記端部シールは仕切り板に取り付けられた取付フランジ部とバレル方向に突起するシール突起部とを含み、前記バレルの投与端の開口は、シール突起部を被って取り付けられ、シール・嵌合する。上記構成によれば、断熱パッドはランプボックスから伝達される熱を分割することができ、端部シールのシール突起部はバレルの投与端の開口に押し込んでシールすることができ、プラスチック粒子が投与端から飛び出すことを回避することができる。
【0030】
また、前記開閉動力装置はシリンダーであり、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーがヒンジで接続され、前記スライドベースにおけるバレルに近づく排出端には端部フレームが設けられ、前記開蓋レバーの中央部は前記端部フレームにヒンジで接続され、前記開蓋レバーの一端は前記シリンダーのピストンシリンダーにヒンジで接続され、前記外蓋は前記開蓋レバーの他端に軸受により回転的に取り付けられる。このような構成により、バレルの伸縮は、開蓋レバーを利用して、外蓋を開けたり閉じたりすることができる同時に、外蓋は開蓋レバーに軸受により取り付けられるため、閉じた後、外蓋は依然としてバレルと一緒に回転することができ、プラスチック粒子の飛散を完全に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】
図1は、本発明の実施例1のバレル端面構造の概略図である。
【
図3】
図3は、実施例2のバレルの端面構造の概略図である。
【
図4】
図4は、実施例2のバレルの展開概略図である。
【
図5】
図5は、実施例3の結晶乾燥一体型機器の構造概略図である。
【
図6】
図6は、実施例3の結晶乾燥一体型機器の側面概略図である。
【
図7】
図7は、実施例3のバレル取付の概略図である。
【
図8】
図8は、実施例3のセパレート式軸継手の構造断面図である。
【
図10】
図10は、実施例3のランプボックスの部分構造断面図である。
【
図11】
図11は、実施例4の結晶乾燥一体型機器の構造概略図である。
【
図13】
図13は、実施例4の別の構成の外蓋取付概略図である。
【
図14】
図14は、実施例4の別の構成の外蓋取付概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、図面と実施例を参照して本願発明をさらに説明する。
【0033】
以下、本発明を具体的な実施形態によりさらに詳細に説明する。
【0034】
実施例1
【0035】
赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル1は
図1乃至
図2に示し、前記バレル1の断面形状は辺数が5角形よりも大きい多角形であり、好ましくは、この多角形は5角形乃至10角形のいずれかであり、バレル1の寸法に応じて適切な多角形を選択し、前記バレル1の一端が開口し、投与端であり、前記多角形バレル1を構成する各板面101は、中間板部1011と、中間板部1011の両端に設けられた第1のクローズアップ板部1012と、第2のクローズアップ板部1013とを含み、前記第1のクローズアップ板部1012と第2のクローズアップ板部1013は、いずれも前記中間板部1011と鈍角を形成し中間へクローズアップし、前記バレル1の側壁には排出口102が設けられた。本実施例では、前記バレル1の排出口102は、2つの隣接板面101の接続部に設けられ、前記2つの隣接の板面101のうちの1つの板面101が外側にずれて前記排出口102を形成した。前記排出口102は、2つの隣接の板面101の中間板部1011の接続部に設けられた。
【0036】
ここで、各板面101間は溶接固定を用いて多角形を形成し、好ましくは正多角形である。一方、板面101は平らな板面101を用いて折れ曲がって中間板部1011、第1のクローズアップ板部1012、第2のクローズアップ板部1013を形成し、前記バレル1の内壁には、プラスチック粒子のフリップを容易にするフリップ構造が設けられた。
【0037】
一方、本実施形態では、前記フリップ構造は、各各第1、第2のクローズアップ板部1012、1013に設けられたフリップ突起103を含んだ。このフリップ突起103は、三角形テーパ状突起921を用いて溶接固定された。前記フリップ構造は、中間板部1011に設けられた少なくとも一対のフリップ板104をさらに含み、フリップ板104は八字状に配置され、一対のフリップ板104が互いに近接する一端が向かっている方向はバレル1の作動回転方向に正接する方向であり、フリップ板104は、三辺矩形のアーチ構造を採用し、同様に溶接固定され、上述のフリップ構造を採用した後、フリップ突起は、第1ののクローズアップ板部1012と第2ののクローズアップ板部1013による材料のフリップを容易にすることができ、フリップ板104は軸方向の材料フリップ効果を発揮することができ、最終的にはプラスチック粒子の熱受けをより均一にすることができた。
【0038】
実施例2
【0039】
本実施例は、
図3及び
図4に示すように、実施例1と類似な構造を有する別の赤外線除湿結晶乾燥一体型機器のバレル1を開示した。ここで、本実施例では、バレル1の側壁に開口が設けられておらず、前記バレル1の他端開口が排出口として設けられ、このとき、前記バレル1の内部には、材料の排出を容易にする排出用螺旋ガイド板105が設けられた。一方、本実施例では、材料をより完全に排出し、残留を回避しながら、材料の速度を向上させるために、本実施例では、前記フリップ構造は、平行に設けられた複数組のフリップ板104を含み、前記フリップ板104は板面がバレルの中心線と交差し、角を形成し、各組のフリップ板は中間板部1011に設けられ、好ましくは、前記バレル1を構成する板面101のうち、各間隔の板面101には、一組のフリップ板104が設けられ、排出用螺旋ガイド板105の一端がバレル1の内部に位置し、その一群のフリップ板104に接続し、他端が排出口まで螺旋状に延びた。これにより、バレル1による材料のフリップにおいて、その回転方向は排出方向ではなく、材料は、排出用螺旋ガイド板105に沿って排出されず、排出が必要な場合、バレル1は逆回転し、材料は、排出用螺旋ガイド板105に落下し、フリップ板は材料の落下を加速させ、最終的には排出が非常に迅速で完全で、残留することもない。
【0040】
実施例3
【0041】
赤外線除湿結晶乾燥一体型機器は
図5乃至
図10に示し、筐体3が固定されたわく2を含み、前記わく2には、モータによって駆動され回転する前記バレル1が中心軸線回りに回転的に取付けられ、前記わく2は、固定用サポートフレーム21と固定用サポートフレーム21に軸方向に摺動的に取付けられたスライドベース22とを含み、前記スライドベース22には2対のサポートローラ11が取付けられ、前記バレル1の外周には、バレル1の回転を容易にする回転支持構造13が取り付けられ、前記バレル1は回転支持構造13を介してサポートローラ11に回動的に取付けられ、前記ストッパ装置10はスライドベース22に取り付けられ、バレル1の軸方向位置を制限した。2対のサポートローラ11のうちの1つのサポートローラ11は、能動サポートローラ12であり、前記モータ8の出力軸と能動サポートローラ12の車軸との間は、セパレート式軸継手9を介して伝動接続された。一方、本実施形態では、同一側のサポートローラの車軸間を同期回転軸により同期に回転させることを実現した。
【0042】
ここで、回転支持構造13は2つの支持フランジであり、2つの支持フランジはそれぞれバレル1の両端に溶接された。もちろん、この回転支持構造13は例えば筒状の外支持筒などの他の方式を採用することもでき、バレル1は外支持筒の内部に固定され、同様に回転に容易にする。
【0043】
一方、前記ストッパ装置10は、スライドベース22に固定された取付座1001を含み、取付座1001にはリミットローラ1002が取り付けられ、ストッパ装置10はバレル1の両端に取り付けられ、バレル1の軸方向の位置制限を実現するとともに、バレル1の回転を容易にする。
【0044】
セパレート式軸継手9は、雄カップリング92と雌カップリング91を含み、雌カップリング91は複数の溝911が設けられたカップリング板を含み、雄カップリング92のカップリング板には、溝911に対応する突起921が設けられた。このようにして軸方向に接近すると、突起921は溝911に挿入されて動力伝達を実現することができる。
【0045】
前記バレル1はモータ8によって駆動され回転し、前記筐体3にはバレル1の投与口側の位置に投与装置4が取り付けられ、前記投与装置4は投与ホッパを含み、投与ホッパには真空供給機を設置することができ、負圧吸引によって材料を投与ホッパ内に吸い込み、投与ホッパは投与通路を介して投与筒1内部に送り込み、わく2には、赤外短波を発し、材料を加熱することができるランプボックス5が投与口からバレル内に侵入するように取付けられ、わく2には、ファンがさらに設けられ、前記ファンには、バレル1に連通し、バレル1内を抽気する抽気管6が接続され、バレル1の両端には、バレル1の軸方向位置を制限するストッパ装置10がそれぞれ設けられ、前記筐体3の下方には、排出口102の位置に対応する排出口が設けられた。
【0046】
前記ランプボックス5はボックス51を含み、前記ボックス51の底部にはランプ取付室52が設けられ、前記ランプ取付室52には複数のランプ53が並べて取り付けられ、前記ランプ取付室52の室壁には断熱層54が貼り付けられ、前記ボックス51にはランプ管53を空冷する空冷装置が接続された。空冷装置は冷却ファンを含み、冷却ファンは空冷送風管7を通じてボックス51内に侵入し、ランプボックス5内部の冷却を実現した。
【0047】
一方、本実施形態では、前記固定用サポートフレーム21における前記バレル1に近づく投与端に仕切り板23が設けられ、仕切り板23は機器全体を加熱領域と電気部品取付領域とに分離し、前記仕切り板23には端部シール17と断熱パッド18が固定され、前記断熱パッド18は前記ボックスと仕切り板23との間に設けられ、断熱の効果を奏した。一方、端部シール17は、仕切り板23に取り付けられた取付フランジ部171と、バレル方向に突出するシール突起部172とを含み、バレル1の投与端の開口がシール突起部172を被って取り付けられ、シール・嵌合し、そのうち、シール・嵌合の方式は耐熱性のシリカゲルリングを用いてシールすることであってもよく、このシールは非常に厳格である必要はなく、主にプラスチック粒子が投与端から飛び出すことを回避する。上記のシール構造は実施例4と同じ、
図11、12で詳しく表現される。
【0048】
実施例4
【0049】
本実施例における赤外線除湿結晶乾燥一体型機器は、
図11乃至14に示し、実施例3と基本的に同じ構成であるが、本実施例におけるバレル1は、実施例2における構成を採用し、このとき、前記わく2には前記排出口を塞ぐ外蓋14がヒンジで接続され、さらに、スライドベース22にはバレル1の外側の位置に取付筐体が設けられ、外蓋14は前記取付筐体にヒンジで接続され、前記わく2には、前記外蓋14の開閉を駆動する開閉動力装置が設けられ、前記わく2には、排出口の下方でガイドホッパ15が設けられ、その開閉動力装置は、シリンダー16により駆動することが好ましい、もちろん、他の直線動力装置を用いてもよく、シリンダー16は、一端が外蓋14にヒンジで接続され、他端が取付筐体にヒンジで接続され、バレル16は、外蓋14を駆動してバレル1の排出口を塞ぐことができるが、バレルの回転を容易にするために、シールがしっかりする必要はない。
【0050】
もちろん、排出口をより良好に封止するために、本実施例では外蓋14の取り付けをさらに最適化した。
図13に示すように、本実施例では、外蓋14はシリンダー16により駆動されたが、シリンダー16のピストンレバーは外蓋14にヒンジで直接接続されておらず、1つの開蓋レバー19によって駆動され、シリンダー16はシリンダーホルダ210にヒンジで接続され、シリンダーホルダ210はガントリーであり、スライドベース22に固定された。バレル1はちょうどドアホルダの空間内にあることができ、開蓋レバー19はスライドベース22の排出端の端部フレームにヒンジで接続され、開蓋レバー19の一端はシリンダー16のピストンレバーにヒンジで接続され、外蓋14は軸受20を介して開蓋レバー19の他端に取り付けられ、これによりバレル16のピストンレバーの伸縮により、開蓋レバー19がスウィングし偏向され、蓋の開閉を実現し、外蓋14は回転可能であり、そして、シリンダー16は外蓋14を駆動してしっかり閉塞することができ、閉塞後の外蓋14はバレル1と一緒に回転することができ、密閉効果がより良くになり、材料漏れの現象を徹底的に根絶した。
【0051】
さらに、
図14に示すように、
図14には外蓋の他の取付方法が開示されており、
図14において、外蓋開閉の方式は軸方向に移動するものであり、前記開閉動力装置は依然としてシリンダーであることが好ましく、前記スライドベースにはシリンダーホルダが固定され、前記シリンダーホルダにはシリンダーが取り付けられ、シリンダーホルダにもガントリーが用いられ、前記スライドベースには外蓋ホルダが軸方向に摺動的に取り付けられた。ここで、本実施例では、ガントリーには、軸方向に延びるガイドレバーが固定され、外蓋ホルダは、ガイドレバーに摺動的にスリーブされた2つのガイドスリーブを備えており、前記外蓋ホルダは、軸受を介して外蓋ホルダの支持レバーに回転可能に取り付けられ、前記外蓋ホルダは、前記シリンダーによって駆動された。これにより、シリンダーが動作するときに、外蓋ホルダを駆動し軸方向に移動させ、開閉動作を実現することができ、同様に外蓋は支持レバーに回転的に取り付けられたので、閉じた外蓋は依然として回転することができ、同様に材料漏れの現象を徹底的に根絶することができる。
【0052】
この赤外線除湿結晶乾燥一体型機器は、プラスチック粒子やプラスチックシートの除湿結晶乾燥だけでなく、もちろん他の流動性材料の乾燥にも使用でき、例えば穀物を乾燥除湿することができる。特に、実施例4における赤外線除湿結晶乾燥一体型機器は、PETカラーマスター粒子の原料という高粘性プラスチック粒子の結晶乾燥をより満足させることができる。
【0053】
以上述べた実施形態は、本発明の好適な実施形態の説明にすぎず、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の設計精神を逸脱することなく、本発明の技術案に対してなされた様々な変更及び改造は、本発明の特許請求の範囲によって定められた保護範囲内に入るべきである。
【符号の説明】
【0054】
1.バレル、101.板面、1011.中間板部、1012.第1のクローズアップ板部、1013.第2のクローズアップ板部、102.排出口、103.フリップ突起、104.フリップ板、105.排出用螺旋ガイド板、2.わく、21.固定用サポートフレーム、22.スライドベース、23.仕切り板、3.筐体、4.投与装置、5.ランプボックス、51.ボックス、52.ランプ取付室、53.ランプ、54.断熱層、6.抽気管、7.空冷送風管、8.モータ、9.セパレート式軸継手、91.雌カップリング、911.溝、92.雄カップリング、921.突起、10.ストッパ装置、1001.取付座、1002.リミットローラ、11.サポートローラ、12.能動サポートローラ、13.回転支持構造、14.外蓋、15.ガイドホッパ、16.シリンダー、17.端部シール、171.取付フランジ部、172.シール突起部、18.断熱パッド、19.開蓋レバー、20.軸受、210.シリンダーホルダ、211.外蓋ホルダ、212.ガイドレバー、213.ガイドスリーブ。