(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】Uターン押出収納器
(51)【国際特許分類】
A47F 3/08 20060101AFI20240917BHJP
【FI】
A47F3/08
(21)【出願番号】P 2024078172
(22)【出願日】2024-05-13
【審査請求日】2024-05-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】324002144
【氏名又は名称】小林 高志
(74)【代理人】
【識別番号】100201503
【氏名又は名称】久野 能裕
(72)【発明者】
【氏名】小林 高志
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】実開昭62-120855(JP,U)
【文献】特開2011-080501(JP,A)
【文献】特開2010-142569(JP,A)
【文献】特開2010-142554(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
瓶又は缶等の商品の進路が進入方向に沿って商品進入口から直進するように設けた進入側直進路部と、
前記進入側直進路部の進入方向端部と連結して前記商品の進路がカーブ方向に沿ってUターンするように設けたカーブ路部と、
前記カーブ路部の排出方向端部と連結して前記進入側直進路部と並列して前記商品の進路が排出方向に沿って商品排出口に直進するように設けた排出側直進路部と、
前記進入側直進路部と前記排出側直進路部との間に仕切板を設けたUターン押出収納板と、
前記Uターン押出収納板を底面パネル部に対して載置した状態で、前記Uターン押出収納板の前記進入方向、前記カーブ方向及び前記排出方向に沿って、且つ前記進入側直進路部、前記カーブ路部、及び前記排出側直進路部を囲むように、前記底面パネル部から側面パネル部が起立したカバー部材とを備えており、
前記Uターン押出収納板は、前記カーブ路部の内側カーブ路と外側カーブ路に対して夫々複数の孔部を設けており、
前記底面パネル部は、前記Uターン押出収納板を載置した際に前記Uターン押出収納板と前記底面パネル部の間に発生する空間内に、且つ前記複数の孔部と対向する位置に対して、夫々回動補助部を設けており、
前記回動補助部は、前記Uターン押出収納板を下方側から支持する保持器と、前記保持器内部に収納し、且つ前記Uターン押出収納板の前記複数の孔部から一部分が突出する球状のメイン転動球とを設けたことを特徴とするUターン押出収納器。
【請求項2】
前記進入側直進路部は、前記進入方向に向かって複数のローラーを並べた進入側直進路部ローラー部を設けており、
前記排出側直進路部は、前記排出方向に向かって複数のローラーを並べた排出側直進路部ローラー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のUターン押出収納器。
【請求項3】
前記回動補助部は、前記メイン転動球の下方に配置され、且つ前記保持器内部で前記メイン転動球と接触することで前記メイン転動球の回動と連動して回動するように収納した球状のサブ転動球を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のUターン押出収納器。
【請求項4】
前記サブ転動球は、前記保持器内部に複数個、収納したことを特徴とする請求項3に記載のUターン押出収納器。
【請求項5】
前記回動補助部の前記保持器内部に前記メイン転動球と前記サブ転動球を収納した状態において、
前記保持器の高さa、前記Uターン押出収納板の厚さt、前記メイン転動球と前記サブ転動球の直径を合計した長さbとの関係式が、以下の式(1):
b>a+t …式(1)
を満たすように、前記メイン転動球と前記サブ転動球の直径を選択又は調整することを特徴とする請求項3に記載のUターン押出収納器。
【請求項6】
前記Uターン押出収納板の前記商品排出口に対して、前記排出側直進路部を通過してきた前記商品が脱落することを防止するための脱落防止停止柵を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のUターン押出収納器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
従来、飲食店などにおいては、瓶や缶等の商品を冷蔵庫で冷やす際に、先に入れた冷えている商品を手前に移動後に、後に入れる冷えていない商品を奥に移動させる先入れ先出しの作業が必要であった。
これに対して、先入れ先出しの作業の軽減を図るために、瓶や缶等の商品を順々に進入方向に押して収納していき、先に入れた先頭の商品がUターンして前方に送り出されてくる収納器が開発されていた。
【0002】
この点、商品を立てたまま仕切りケースに軽く押し入れるだけで簡単に先入先出が可能となる簡易先入先出仕切りケースがある。
例えば、「商品棚や冷蔵庫の棚の上に置き、商品が横2列に並ぶ容器で真ん中が仕切られて、奥は緩やかな半楕円になっており、商品を入れる時に右の入口から手で軽く押入れ、先に入れてあった商品が順次押されながら、奥の緩やかな半楕円部分を通過し、左前方へ出てきて商品を取り出せ、また、奥にあるものだけを取り出す場合は、中身だけを取り出す引き出しができるようになっている簡易先入先出仕切りケース」が挙げられる(特許文献1)。
具体的には、缶飲料等を陳列するときに冷えた商品を前に出し、冷えていない商品を奥に入れる作業を行うケースであって、中央部に矩形薄板状の仕切板を起立させたことで形成された進入方向及び排出方向に沿って直線状に延びる左右2列の進入側直進路部及び排出側直進路部と、前記左右2列の直進路部の進入方向奥側に対して商品を進入方向から排出方向にUターンさせるためのカーブ路部に対して緩やかな半楕円状のUターンガイド板を備えた簡易先入先出仕切りケースである。
【0003】
また、飲料缶の押し入れはわずかな力で足り、しかも缶誘導溝内での缶の移動、特にUターンがスムーズに行えるショーケースがある。
例えば、「内部に棚板と加熱装置または冷却装置のいずれかを配設したショーケースにおいて、前記棚板上面に奥側に折曲部を位置させてU字状の缶誘導溝を形成する場合に、該缶誘導溝の外側部分に部分的張出し部を形成したことを特徴とするショーケース」が挙げられる(特許文献2)。
具体的には、特許文献1の簡易先入先出仕切りケースと同様に、進入側直進路部、排出側直進路部、及びカーブ路部を備えており、押し込む力で進入方向に沿って進入側直進路部を直進してきた飲料缶を進入方向から排出方向にUターンさせるために設けた、縦方向の押込力を横方向への力に変換する張り出し部を備えたショーケースである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実用新案登録第3089708号公報
【文献】実開昭62-120855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の簡易先入先出仕切りケースと特許文献2に記載のショーケースは、共に商品を進入方向に沿って進入側直進路部を直進させるには、進入方向に向かって商品を押し込む力により直進する。
しかしながら、特許文献1に記載の簡易先入先出仕切りケースと特許文献2に記載のショーケースにおいては、商品を進入方向から排出方向にUターンさせるカーブ路部を移動させるには、商品の重量が大きくなるほど、商品の底面とカーブ部路である床面との間で発生する摩擦抵抗(動摩擦力)が大きくなるため、特許文献1のUターンガイド板や特許文献2の張出し部を設けただけではカーブ部路の移動がしづらい問題点があった。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成 するに至った。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、カーブ路部における商品の進路である進入方向からカーブ方向を辿って排出方向に向かうUターン移動が円滑に行われるUターン押出収納器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明のUターン押出収納器の特徴構成は、
瓶又は缶等の商品の進路が進入方向に沿って商品進入口から直進するように設けた進入側直進路部と、
前記進入側直進路部の進入方向端部と連結して前記商品の進路がカーブ方向に沿ってUターンするように設けたカーブ路部と、
前記カーブ路部の排出方向端部と連結して前記進入側直進路部と並列して前記商品の進路が排出方向に沿って商品排出口に直進するように設けた排出側直進路部と、
前記進入側直進路部と前記排出側直進路部との間に仕切板を設けたUターン押出収納板と、
前記Uターン押出収納板を底面パネル部に対して載置した状態で、前記Uターン押出収納板の前記進入方向、前記カーブ方向及び前記排出方向に沿って、且つ前記進入側直進路部、前記カーブ路部、及び前記排出側直進路部を囲むように、前記底面パネル部から側面パネル部が起立したカバー部材とを備えており、
前記Uターン押出収納板は、前記カーブ路部の内側カーブ路と外側カーブ路に対して夫々複数の孔部を設けており、
前記底面パネル部は、前記Uターン押出収納板を載置した際に前記Uターン押出収納板と前記底面パネル部の間に発生する空間内に、且つ前記複数の孔部と対向する位置に対して、夫々回動補助部を設けており、
前記回動補助部は、前記Uターン押出収納板を下方側から支持する保持器と、前記保持器内部に収納し、且つ前記Uターン押出収納板の前記複数の孔部から一部分が突出する球状のメイン転動球とを設けた点にある。
【0008】
本構成のUターン押出収納器によれば、Uターン押出収納板のカーブ路部の内側カーブ路と外側カーブ路に対して設けた複数の孔部から突出したメイン転動球とカーブ路部の内側カーブ路と外側カーブ路を通過する商品底部が互いに点接触するため、メイン転動球を設けない面接触の場合と比較して、摩擦抵抗が低減される結果として、カーブ路部における商品の進路である進入方向からカーブ方向を辿って排出方向に向かうUターン移動が円滑にできる。
【0009】
本発明のUターン押出収納器において、
前記進入側直進路部は、前記進入方向に向かって複数のローラーを並べた進入側直進路部ローラー部を設けており、
前記排出側直進路部は、前記排出方向に向かって複数のローラーを並べた排出側直進路部ローラー部を設けたことが好ましい。
【0010】
本構成のUターン押出収納器によれば、進入側直進路部ローラーと商品底部が互いに線接触するため、進入側直進路部ローラーを設けない面接触の場合と比較して、摩擦抵抗が低減される結果として、進入側直進路部における商品の進路である進入方向に向かう移動が円滑にできる。
また、排出側直進路部ローラーと商品底部が互いに線接触するため、排出側直進路部ローラーを設けない面接触の場合と比較して、摩擦抵抗が低減される結果として、排出側直進路部における商品の進路である排出方向に向かう移動が円滑にできる。
【0011】
本発明のUターン押出収納器において、
前記回動補助部は、前記メイン転動球の下方に配置され、且つ前記保持器内部で前記メイン転動球と接触することで前記メイン転動球の回動と連動して回動するように収納した球状のサブ転動球を設けたことが好ましい。
【0012】
本構成のUターン押出収納器によれば、メイン転動球は、商品底部との点接触による回動と連動して、保持器内部でサブ転動球とも点接触による回動を行うため、サブ転動球を設けない場合と比較して、メイン転動球の回動がより円滑になり、カーブ路部における商品の進路である進入方向からカーブ方向を辿って排出方向に向かうUターン移動がより円滑にできる。
【0013】
本発明のUターン押出収納器において、
前記サブ転動球は、前記保持器内部に複数個、収納したことが好ましい。
【0014】
本構成のUターン押出収納器によれば、メイン転動球は、商品底部との点接触による回転と連動して、保持器内部で複数のサブ転動球とも点接触による回転を行うため、サブ転動球が単数の場合と比較して、メイン転動球の回転がより一層円滑になり、カーブ路部における商品の進路である進入方向からカーブ方向を辿って排出方向に向かうUターン移動がより一層円滑にできる。
【0017】
本発明のUターン押出収納器において、
前記回動補助部の前記保持器内部に前記メイン転動球と前記サブ転動球を収納した状態において、
前記保持器の高さa、前記Uターン押出収納板の厚さt、前記メイン転動球と前記サブ転動球の直径を合計した長さbとの関係式が、以下の式(1):
b>a+t …式(1)
を満たすように、前記メイン転動球と前記サブ転動球の直径を選択又は調整することが好ましい。
【0018】
本構成のUターン押出収納器によれば、サブ転動球の上面に配置されたメイン転動球の一部分が、Uターン押出収納板の孔部から突出させることできる。
【0019】
本発明のUターン押出収納器において、
前記Uターン押出収納板の前記商品排出口に対して、前記排出側直進路部を通過してきた前記商品が脱落することを防止するための脱落防止停止柵を設けたことが好ましい。
【0020】
本構成のUターン押出収納器によれば、排出側直進路部を通過してきた商品が脱落防止停止柵に引っ掛かる結果として、商品が商品排出口からUターン押出収納板の外部に脱落することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器の正面斜視図である。
【
図2】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器のUターン押出収納板の平面図である。
【
図3】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器の底面斜視図である。
【
図4】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器のA-A断面図である。
【
図5】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器のカバー部材である底面パネル部の平面図である。
【
図6】本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器のメイン転動球の直径、回動補助部の内寸高さ、Uターン押出収納板の厚さの夫々の関係を説明するための断面図である。
【
図7】本発明に係る実施形態2に係るUターン押出収納器の正面斜視図である。
【
図8】本発明に係る実施形態2に係るUターン押出収納器のUターン押出収納板の平面図である。
【
図9】本発明に係る実施形態2に係るUターン押出収納器のB-B断面図である。
【
図10】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器の正面斜視図である。
【
図11】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器のUターン押出収納板の平面図である。
【
図12】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器のカバー部材である底面パネル部の平面図である。
【
図13】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器のC-C断面図である。
【
図14】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器のD詳細図である。
【
図15】本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器の回動補助部の平面図である。
【
図16】本発明に係る実施形態4に係るUターン押出収納器のメイン転動球の直径、サブ転動球の直径、回動補助部の内寸高さ、Uターン押出収納板の厚さの夫々の関係を説明するための断面図である。
【
図17】本発明に係る実施形態4に係るUターン押出収納器の正面斜視図である。
【
図18】本発明に係る実施形態4に係るUターン押出収納器のUターン押出収納板の平面図である。
【
図19】本発明に係る実施形態5に係るUターン押出収納器の正面斜視図である。
【
図20】本発明に係る実施形態5に係るUターン押出収納器の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための形態の一例について、
図1から
図20に基づいて説明する。
【0023】
<実施形態1>
図1に示すように、本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器100は、Uターン押出収納板50と、カバー部材60とを備えている。
図2に示すように、Uターン押出収納板50は、瓶又は缶等の商品Pdの進路が進入方向Adに沿って商品進入口12から直進するように設けた進入側直進路部10と、進入側直進路部10の進入方向端部10Adと連結して商品Pdの進路がカーブ方向Cdに沿ってUターンするように設けたカーブ路部20と、カーブ路部20の排出方向端部21と連結して進入側直進路部10と並列して商品Pdの進路が排出方向Ddに沿って商品排出口32に直進するように設けた排出側直進路部30とを設けており、進入側直進路部10と排出側直進路部30との間に仕切板40を備えている。
【0024】
「Uターン押出収納板50」とは、順次商品Pdを載置して収納するための板状部材を意味する。
実施形態1に係るUターン押出収納器100に収納する商品Pdとしては、例えば瓶ビールなどの瓶類や缶ビールなどの缶類などの飲料用の瓶又は缶が挙げられる。
「商品進入口12」とは、Uターン押出収納器100に対して商品Pdが載置されて進入方向Adに沿って直進させていくことで、順次商品Pdを収納していく際に、最初に商品Pdが載置される地点であり、後述の進入側直進路部10の排出方向端部10Ddから進入方向Adに向かって約1cmから5cm以内の領域を意味する。
「進入方向Ad」とは、商品進入口12に順次新たな商品Pdを載置して直進させていくことで商品Pdが収納されていく方向を意味する。
「進入側直進路部10」とは、商品Pdを載置して進入方向Adに沿って直進させていくための平面視矩形状の板状部材を意味する。
進入側直進路部10は、進入方向Adに沿って外側端部に対してL字状に下方側に屈曲した進入側直進路部側面下方屈曲部10aを有している。
「進入側直進路部10の進入方向端部10Ad」とは、進入側直進路部10における進入方向Adと直交する方向に沿った進入方向Ad側の端部であり、カーブ路部20の排出方向端部21と連結する部位を意味する。
【0025】
「カーブ方向Cd」とは、進入方向Adに沿って直進してきた商品Pdの進路を進入方向Adとは180度正反対の方向である排出方向Ddに変える(Uターンさせる)ためのU字状の方向を意味する。
「カーブ路部20」とは、進入方向Adに沿って直進してきた商品Pdの進路をカーブ方向Cdに沿って排出方向Ddに変える(Uターンさせる)ための平面視半円形状の板状部材を意味する。
カーブ路部20には、カーブ路部20の平面視半円形状の円心を半円周に沿って囲むカーブ路部20の内側のカーブ路である内側カーブ路22と、カーブ路部20の平面視半円形状の半円周に沿ったカーブ路部20の外側のカーブ路である外側カーブ路23と、内側カーブ路22と外側カーブ路23の間のカーブ路である中心側カーブ路24とを設けている。
「カーブ路部20の排出方向端部21」とは、カーブ路部20における進入方向Ad又は排出方向Ddと直交する方向に沿った排出方向Dd側の端部であり、進入側直進路部10の進入方向端部10Adと排出側直進路部30の進入方向端部30Adと夫々連結する部位を意味し、カーブ路部20の進入側直進路部側排出方向端部21Adとカーブ路部20の排出側直進路部側排出方向端部21Ddがある。
「カーブ路部20の進入側直進路部側排出方向端部21Ad」とは、カーブ路部20における進入方向Ad又は排出方向Ddと直交する方向に沿った排出方向Dd側の端部(即ち、カーブ路部20の排出方向端部21)のうち、進入側直進路部10と連結する部位を意味する。
「カーブ路部20の排出側直進路部側排出方向端部21Dd」とは、カーブ路部20における進入方向Ad又は排出方向Ddと直交する方向に沿った排出方向Dd側の端部
(即ち、カーブ路部20の排出方向端部21)のうち、排出側直進路部30と連結する部位を意味する。
また、Uターン押出収納板50は、カーブ路部20の内側カーブ路22と外側カーブ路23に対して夫々複数の孔部25を設けている。
【0026】
「排出方向Dd」とは、進入方向Adとは180度正反対の方向であり、収納している商品PdがUターン押出収納器100から順次取り出されていく方向を意味する。
「商品排出口32」とは、排出方向Ddに沿って直進してきた商品PdをUターン押出収納器100から取り出す地点であり、後述の排出側直進路部30の排出方向端部30Ddから進入方向Adに向かって約1cmから5cm以内の領域を意味する。
「排出側直進路部30」とは、カーブ方向Cdに沿って進行してきた商品Pdの進路を排出方向Ddに変えて、排出方向Ddに沿って直進させていくための平面視矩形状の板状部材を意味する。
排出側直進路部30は、排出方向Ddに沿って外側端部に対してL字状に下方側に屈曲した排出側直進路部側面下方屈曲部30aを有している。排出側直進路部側面下方屈曲部30aにおけるUターン押出収納板50の高さ方向に沿った長さは、進入側直進路部側面下方屈曲部10aと同等の長さに設定されている。
「仕切板40」とは、進入側直進路部10と排出側直進路部30との間に設けられた進入側直進路部10と排出側直進路部30を仕切るための側面視矩形状の板状部材を意味する。
【0027】
進入側直進路部10とカーブ路部20は、進入側直進路部10の進入方向端部10Adとカーブ路部20の進入側直進路部側排出方向端部21Adとが互いに連結することで一体形成される。
カーブ路部20と排出側直進路部30は、カーブ路部20の排出側直進路部側排出方向端部21Ddと排出側直進路部30の進入方向端部30Adとが互いに連結することで一体形成される。
進入側直進路部10と排出側直進路部30は、進入側直進路部10の進入方向Adに沿った端部と排出側直進路部30の排出方向Ddに沿った端部とが互いに連結することで一体形成される。
以上から、Uターン押出収納板50は、進入側直進路部10、カーブ路部20、及び排出側直進路部30が一枚の板状部材として一体形成されている。
また、Uターン押出収納板50は、排出方向Ddに沿って外側端部に対してL字状に下方側に屈曲した進入側直進路部10の進入側直進路部側面下方屈曲部10aと排出側直進路部30の排出側直進路部側面下方屈曲部30aを設けているため、全体として排出方向の先端側が、L字状に下方側に屈曲している。
【0028】
図3に示すように、カバー部材60は、Uターン押出収納板50が底面パネル部61に対して載置された状態で、Uターン押出収納板50の進入方向Ad、カーブ方向Cd及び排出方向Ddに沿って、且つ進入側直進路部10、カーブ路部20、及び排出側直進路部30を囲むように、底面パネル部61から上方に向かって起立させた側面パネル部62とを備えている。
したがって、Uターン押出収納板50は、底面パネル部61に対して載置した際は、カバー部材60の内部に配置される形になる。
【0029】
「底面パネル部61」とは、Uターン押出収納板50を載置するものであり、外形がUターン押出収納板50と同一形状の平面視矩形状の略板状部材である。
底面パネル部61は、商品進入口12、商品排出口32を設けている先端に対して上方に屈曲する底面パネル部前方屈曲部61aを設けている。
Uターン押出収納板50が底面パネル部61に対して載置する際は、底面パネル部前方屈曲部61aの内側に対して、進入側直進路部10の排出方向端部10Ddと排出側直進路部30の排出方向端部30Ddが配置される。
「側面パネル部62」とは、Uターン押出収納板50の進入方向Ad、カーブ方向Cd及び排出方向Ddに沿って、商品Pdが進行する際に、商品Pd同士が接触することで揺動が生じて、誤って商品PdがUターン押出収納器100から外部に倒れ込むことを防止するものである。
側面パネル部62は、進入側直進路部10に沿って底面パネル部61から起立させた進入側直進路部側面パネル62aと、進入側直進路部側面パネル62aの端部と連結してカーブ路部20に沿って底面パネル部61から起立させたカーブ路部側面パネル62bと、カーブ路部側面パネル62bの端部と連結して排出側直進路部30に沿って底面パネル部61から起立させた排出側直進路部側面パネル62cとを備えている。
【0030】
図4、
図5に示すように、Uターン押出収納板50が底面パネル部61に対して載置された際は、Uターン押出収納板50の進入側直進路部10の進入側直進路部側面下方屈曲部10aが底面パネル部61上に配置され、且つ排出側直進路部30の排出側直進路部側面下方屈曲部30aが底面パネル部61上に配置される結果として、Uターン押出収納板50と底面パネル部61の間に対して進入側直進路部側面下方屈曲部10aの鉛直方向に沿った長さ又は排出側直進路部側面下方屈曲部30aの鉛直方向に沿った長さと同等の高さの空間Sが発生する。
底面パネル部61は、Uターン押出収納板50を載置した際に、Uターン押出収納板50と底面パネル部61の間に発生する空間S内に、且つUターン押出収納板50を載置した際に、Uターン押出収納板50の複数の孔部25と対向する位置に対して、複数の回動補助部70を設けている。
「回動補助部70」とは、Uターン押出収納板50を下方側から支持すると共に、進入方向Adに沿って直進してきた商品Pdの進路をカーブ方向Cdに沿って排出方向Ddに変えることをサポートする部材を意味する。
図5、
図6に示すように、回動補助部70は、Uターン押出収納板50を下方側から支持する円筒形状の保持器71と、保持器71内部で回動するように収納し、且つUターン押出収納板50の複数の孔部25から一部分が突出する球状のメイン転動球72とを設けている。
メイン転動球72は、Uターン押出収納板50の複数の孔部25から一部分が突出した状態でも保持器71内部で回動するように保持器71内部に収納されている。
Uターン押出収納板50が底面パネル部61に対して載置された際は、Uターン押出収納板50は、回動補助部70の円筒形状の保持器71の上方周縁面で支持される。
「保持器71の上方周縁面」とは、Uターン押出収納板50を底面パネル部61に対して載置する際に、保持器71におけるUターン押出収納板50と対向する面を意味する。
したがって、Uターン押出収納板50の進入側直進路部10と底面パネル部61の間は、
進入側直進路部側面下方屈曲部10aと同等の高さの空間Sが発生しており、排出側直進路30と底面パネル部61の間は、排出側直進路部側面下方屈曲部30aと同等の高さの空間Sが発生しており、カーブ路部20と底面パネル部61の間は、回動補助部70の保持器71と同等の高さの空間Sが発生している。
進入側直進路部10と底面パネル部61の間の空間S、排出側直進路30と底面パネル部61の間の空間S、及びカーブ路部20と底面パネル部61の間の空間Sの高さは、いずれも同一である。
【0031】
なお、Uターン押出収納板50とカバー部材60の材質については、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、プラスチックなどが挙げられ、特に限定されることはないが、本発明のUターン押出収納器の使用態様としては冷蔵庫内部で保冷する点を考慮すれば、熱伝導率が低く、保冷力が優れているステンレスが好ましい。
なお、Uターン押出収納板50とカバー部材60の材質は、互いに同一種類でもよく、異なる種類でもよい。
なお、Uターン押出収納器100の大きさ、即ちUターン押出収納板50の大きさ及びカバー部材60の大きさは、Uターン押出収納器100に収納する商品Pdの大きさに沿って、適宜変更できるものであり、特に限定されることはない。この点、本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器100においては、Uターン押出収納板50における、進入方向Adに沿った長さ、即ち長寸は20cmから100cmの範囲であり、進入方向Adと直交する方向に沿った長さ、即ち短寸は10cmから50cmの範囲内であり、カバー部材60の高さは、5cmから50cmの範囲内に設定される。また、カバー部材60の各パネルの進入方向Adに沿った長さ、即ち長寸、進入方向Adと直交する方向に沿った長さ、即ち短寸は、Uターン押出収納板50の大きさに沿って形成される。
カーブ路部20における内側カーブ路22と外側カーブ路23の間隔距離もUターン押出収納器100の大きさに沿って変動することになる。
なお、底面パネル部61は、必ずしも外形がUターン押出収納板50と同一形状でなくてもよく、特に限定されることはなく、例えば、底面パネル部61の外形がUターン押出収納板50と比較して、進入方向Ad又は排出方向Ddに対して直交する方向に沿って延びる幅広の平面視矩形状の板状部材であってもよい。
この場合は、底面パネル部61は、Uターン押出収納板50よりも面積的に大きくなる結果として、例えば、商品Pdがビール瓶などであって重量が大きい場合であっても、Uターン押出収納板50の進入方向Ad、カーブ方向Cd及び排出方向Ddに沿って、商品Pdが進行する際に、商品Pd同士が接触することで揺動が生じて、カバー部材60である側面パネル部62(進入側直進路部側面パネル62a、カーブ路部側面パネル62b、及び排出側直進路部側面パネル62c)に対して衝突を繰り返すことで、Uターン押出収納器100全体が不安定になることを確実に防止できる。
【0032】
なお、カバー部材60の側面パネル部62である進入側直進路部側面パネル62aと排出側直進路部側面パネル62cの形状については、特に限定されることはない。
この点、本発明に係る実施形態1に係るUターン押出収納器100においては、
図1、
図3に示すように、カーブ路部側面パネル62bから排出方向Ddに向かうにつれて、漸次傾斜する湾曲形状を採用している。
この場合は、進入側直進路部側面パネル62aと排出側直進路部側面パネル62cの形状を湾曲形状とした結果として、Uターン押出収納器100が冷蔵庫内部に載置された場合であっても、当該湾曲させた部位からもUターン押出収納器100の内部に冷気が入り込む結果として、当該湾曲させた部位がない場合と比較して、Uターン押出収納器100に収納する商品Pdに対する保冷効果が向上する。
なお、側面パネル部62である進入側直進路部側面パネル62a、カーブ路部側面パネル62b、及び排出側直進路部側面パネル62cについては、各パネルの面に対して、複数の孔部を設けてもよい。
この場合、側面パネル部62の各パネルの面に対して複数の孔部を設けた結果として、Uターン押出収納器100が冷蔵庫内部に載置された場合であっても、当該複数の孔部からもUターン押出収納器100の内部に冷気が入り込む結果として、当該複数の孔部がない側面パネル部62と比較して、Uターン押出収納器100に収納する商品Pdに対する保冷効果が向上する。
【0033】
なお、実施形態1に係るUターン押出収納器100における商品Pdの進路として、実施形態1に係るUターン押出収納器100を正面から見て仕切板40を境界として、右側が商品進入口12を設けている進入側直進路部10として、左側が商品排出口32を設けている排出側直進路部30としたが、商品Pdの進路は全く逆でもよい。
即ち、実施形態1に係るUターン押出収納器100を正面から見て仕切板40を境界として、左側が商品進入口12を設けている進入側直進路部10として、右側が商品排出口32を設けている排出側直進路部30としてもよい。この場合は、商品Pdの進路が左側から右側に向かって進行する流れになる。
【0034】
なお、実施形態1に係るUターン押出収納器100においては、進入側直進路部10に対して進入側直進路部側面下方屈曲部10a、排出側直進路部30に対して排出側直進路部側面下方屈曲部30aを夫々設けたことで、Uターン押出収納板50と底面パネル部61の間に対して空間Sが発生するに至ったが、空間Sを発生させる方法としては、進入側直進路部側面下方屈曲部10a、排出側直進路部外側屈曲部30aを設ける以外の構成を採用してもよく、特に限定されることはない。
例えば、底面パネル部61の底面パネル部前方屈曲部61aの高さを空間Sと同等の長さに調節して、且つ底面パネル部前方屈曲部61aがUターン押出収納板50の底面を支持するように構成(形状)を変更することでUターン押出収納板50と底面パネル部61の間に対して底面パネル部前方屈曲部61aと同等の高さの空間Sが発生する。
【0035】
<実施形態2>
図7・
図8に示すように、本発明に係る実施形態2に係るUターン押出収納器200は、
進入側直進路部10が、進入方向Adに向かって複数のローラーを並べた進入側直進路部ローラー部11を設けており、排出側直進路部30が、排出方向Ddに向かって複数のローラーを並べた排出側直進路部ローラー部31を設けたものである。
【0036】
図9に示すように、進入側直進路部ローラー部11は、進入側直進路部10の表面から部分的に突出して回動するように、進入側直進路部10と底面パネル部61との間の空間Sに対して収納されており、排出側直進路部ローラー部31は、排出側直進路部30の表面から部分的に突出して回動するように、排出側直進路部30と底面パネル部61との間の空間Sに対して収納されている。
【0037】
<実施形態3>
図10、
図11、
図12、
図13、
図14に示すように、本発明に係る実施形態3に係るUターン押出収納器300は、回動補助部70に対して、メイン転動球72の下方に配置され、且つ保持器71内部でメイン転動球72と接触することでメイン転動球72の回動と連動して回動するように収納した球状のサブ転動球73を設けたものである。
【0038】
図15(A)は、メイン転動球72がサブ転動球73の上方に配置された状態を示す図であるのに対して、
図15(B)は、サブ転動球73の上方に配置されているメイン転動球72を取り除いた状態を示す図である。
図15(A)、
図15(B)共に、保持器71内部に4個のサブ転動球73を収納しているが、サブ転動球73は、保持器71内部に複数個、収納していればよく、サブ転動球73の数は、特に限定されない。
【0039】
なお、メイン転動球72とサブ転動球73の直径は、特に限定されないが、Uターン押出収納板50の孔部25から保持器71内部に収納されたサブ転動球73の上面に配置されたメイン転動球72の一部分が、突出するには、メイン転動球72とサブ転動球73の直径が以下の関係式を満たす必要がある。
即ち、
図16に示すように、保持器71の内寸高さをh、Uターン押出収納板50の厚さをt、メイン転動球72の直径をa、サブ転動球73の直径をb、メイン転動球72の直径aとサブ転動球73の直径bの合計した長さをcとした場合の関係式が、 c>h+t を満たすように、メイン転動球72とサブ転動球73の直径を選択又は調整する必要がある。
【0040】
<実施形態4>
図17・
図18に示すように、本発明に係る実施形態4に係るUターン押出収納器400は、カーブ路部20は、内側カーブ路22と外側カーブ路23の間の中央側カーブ路24に対して、商品底部を支持するU字プレート33を設けたものである。
【0041】
一般に、瓶又は缶等の商品Pdにおいては、強度を向上させる観点又は炭酸飲料やビールなどの炭酸ガスの圧力を分散させ内部圧力に耐え得る構造とする観点などから、商品Pdの底面が商品Pdの内部方向に向かって僅かに凹んだドーム状の凹部を有している。
そのため、瓶又は缶等の商品Pdにおいては、そもそも商品底部の周縁がメイン転動球72と接触することで、揺動するなどの不安定になりがちな構造を有している。
U字プレート33は、カーブ路部20の内側カーブ路22と外側カーブ路23を通過する商品Pdの商品底部の中央部分を支持することで、不安定になりがちな商品PdのUターン移動を安定させるものである。
なお、U字プレート33の厚み、形状は、特に限定されることはない。
また、U字プレート33の素材については、Uターン押出収納板50、カバー部材60の材質と同様に、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、プラスチックなどが挙げられ、特に限定されることはないが、本発明のUターン押出収納器の使用態様としては冷蔵庫内部で保冷する点を考慮すれば、熱伝導率が低く、保冷力が優れているステンレスが好ましい。
【0042】
<実施形態5>
図19・
図20に示すように、本発明に係る実施形態5に係るUターン押出収納器500は、Uターン押出収納板50の商品排出口32に対して、排出側直進路部30を通過してきた商品Pdが、後続の別の商品Pdと接触することで排出方向Ddに追い出されて、Uターン押出収納器50から脱落することを防止するための脱落防止停止柵34を設けたものである。
脱落防止停止柵34とは、排出側直進路部30の排出方向端部30Ddから進入方向Adに向かって約1cmから3cm以内の領域であって、且つ側面パネル部62と仕切板40との間に対して配設される矩形板状部材を意味する。
脱落防止停止柵34は、上記商品Pdの脱落防止の停止柵としての役割を果たすと共に、Uターン押出収納器500に先に入れた商品Pdが脱落防止停止柵34で自動的に停まる結果として、後に入れた後続の商品Pd同士が互いに接触を繰り返していくことで脱落防止停止柵34を設けない場合と比較して、商品Pdの収納がしやすくなる役割も果たす。
なお、脱落防止停止柵34は、排出側直進路部30を通過してきた商品Pdの下部の一部と衝突する高さがあればよく、特に排出側直進路部30の高さは限定されることはなく、同様に、脱落防止停止柵34の形状、素材なども、特に限定されることはない。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明に係るUターン押出収納器は、飲食店などにおける瓶や缶等の商品を冷蔵庫で冷やす際の収納器に限定されることはなく、食料品以外の物を収納する場面で利用可能である。
【符号の説明】
【0044】
100 実施形態1のUターン押出収納器
200 実施形態2のUターン押出収納器
300 実施形態3のUターン押出収納器
400 実施形態4のUターン押出収納器
500 実施形態5のUターン押出収納器
10 進入側直進路部
10a 進入側直進路部側面下方屈曲部
10Ad 進入側直進路部の進入方向端部
10Dd 進入側直進路部の排出方向端部
11 進入側直進路部ローラー部
12 商品進入口
20 カーブ路部
21 カーブ路部の排出方向端部
21Ad カーブ路部の進入側直進路部側排出方向端部
21Dd カーブ路部の排出側直進路部側排出方向端部
22 内側カーブ路
23 外側カーブ路
24 中心側カーブ路
25 孔部
30 排出側直進路部
30a 排出側直進路部側面下方屈曲部
30Ad 排出側直進路部の進入方向端部
30Dd 排出側直進路部の排出方向端部
31 排出側直進路部ローラー部
32 商品排出口
33 U字プレート
34 脱落防止停止柵
40 仕切板
50 Uターン押出収納板
60 カバー部材
61 底面パネル部
61a 底面パネル部前方屈曲部
62 側面パネル部
62a 進入側直進路部側面パネル
62b カーブ路部側面パネル
62c 排出側直進路部側面パネル
70 回動補助部
71 保持器
72 メイン転動球
73 サブ転動球
Pd 商品
Ad 進入方向
Cd カーブ方向
Dd 排出方向
S 空間
【要約】 (修正有)
【課題】カーブ路部における商品の進路である進入方向からカーブ方向を辿って排出方向に向かうUターン移動を円滑に行う。
【解決手段】Uターン押出収納器100は、Uターン押出収納板50と、カバー部材60とを備えており、Uターン押出収納板50はカバー部材60の底面パネル部61に対して載置するものであり、Uターン押出収納板50は、カーブ路部20の内側カーブ路22と外側カーブ路に夫々複数の孔部25を設けており、カバー部材60の底面パネル部61は、Uターン押出収納板50を載置した際に発生する空間内に、且つ複数の孔部25と対向する位置に対して、夫々回動補助部70を設けており、回動補助部70は、Uターン押出収納板50を支持する保持器と、保持器内部に収納し、且つUターン押出収納板50の複数の孔部25から一部分が突出する球状のメイン転動球72とを設けている。
【選択図】
図1