(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】取付判定システム
(51)【国際特許分類】
G06F 30/18 20200101AFI20240917BHJP
G06F 30/10 20200101ALI20240917BHJP
H02B 3/00 20060101ALI20240917BHJP
G06F 111/20 20200101ALN20240917BHJP
【FI】
G06F30/18
G06F30/10
H02B3/00 C
G06F111:20
(21)【出願番号】P 2020101329
(22)【出願日】2020-06-11
【審査請求日】2023-04-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000227401
【氏名又は名称】日東工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001977
【氏名又は名称】弁理士法人クスノキ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小田島 一郎
(72)【発明者】
【氏名】高村 哲也
(72)【発明者】
【氏名】門矢 誠
【審査官】合田 幸裕
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-307853(JP,A)
【文献】特開2014-182428(JP,A)
【文献】特開2019-086946(JP,A)
【文献】特開2017-068834(JP,A)
【文献】特開2000-090129(JP,A)
【文献】特開2010-257317(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 30/00 - 30/398
H02B 3/00
IEEE Xplore
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビネットの図面データを格納するキャビネットデータベースと、電気電子機器や換気ユニットなどのキャビネットに取り付けられる機器の形状データ又は図面データを格納する機器データベースと、キャビネット及び機器を指定可能な入力手段と、入力手段を用いて指定したキャビネットの図面データを展開可能な図面展開手段と、入力手段を用いて、図面データに機器の位置を指定可能な機器配置手段と、を備えた取付判定システムであって、
位置指定される機器の周縁に設定された機器利用空間が、キャビネットの面、又は、キャビネット内に位置指定された他の機器と、干渉するか否かを判定する
とともに、位置指定される機器の機器利用空間と、他の機器に設定された機器利用空間と、が干渉するか否かを判定し、かつ、位置指定される機器と他の機器が干渉するか否かを判定する判定手段を備えた取付判定システム。
【請求項2】
機器データベースには、機器座標、及び、機器利用空間座標のデータが設定され、
判定手段が、機器座標のデータ、及び、機器利用空間座標のデータを用いて、位置指定される機器の機器利用空間の干渉の有無を判定可能な請求項1に記載の取付判定システム。
【請求項3】
機器配置手段は、機器の形状、及び、機器利用空間を表示手段に表示可能とする請求項1又は2に記載の取付判定システム。
【請求項4】
機器データベースに格納されているデータには、
機器に備えられた部位が回動や摺動をするための可動領域のデータ、
機器の吸気や排気のための通気領域のデータ、
機器に形成したラベルなどの表示部を視認するための視認領域のデータ、
機器の配線をおこなうための配線領域のデータ、
機器を配置又は増設するための配置領域のデータ、
機器の充電部の絶縁距離を確保するための絶縁領域のデータ、
の少なくとも1つを含む請求項1乃至3の何れかに記載の取付判定システム。
【請求項5】
機器データベースには、重複の影響が小さい干渉可能領域と、重複していた場合の影響が干渉可能領域よりも大きい干渉不可領域が設定され、
判定手段は、干渉不
可領域が重複している場合は設置不可と判定する請求項
4に記載の取付判定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャビネットへの機器の取り付けの可否を判定する取付判定システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
計測装置や開閉器などの電気電子機器やルーバや換気扇といった換気ユニットなどの機器を配置した際に機器同士が干渉するのは回避すべきである。このため、このような干渉が発生するかどうかをキャビネットの図面データを用いて判定するシステムが用いられている。例えば、特許文献1には、2次元データを複数用いることで、配置する機器間に干渉が発生するか否かを判定する方法が記載されている。また、特許文献2には、キャビネットの外面に孔を設けるにあたって、孔同士の加工の可否を2次元で検討する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平02-189685号公報
【文献】特開2014-222452号公報
【0004】
ところで、設置される機器には、ハンドルなどの可動領域、ルーバ・換気扇などの排気領域、配線領域などの機器の性能や機能を発揮するための機器利用空間が必要となる場合があり、このような場所に機器が配置されていると、機器同士は干渉しない場合でも、実際には不具合を起こす虞があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、キャビネットへの機器の取り付けを設計する段階において、機器利用空間に他の機器が干渉せず、機器の性能や機能を発揮することができるように設計できるシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、キャビネットの図面データを格納するキャビネットデータベースと、電気電子機器や換気ユニットなどのキャビネットに取り付けられる機器の形状データ又は図面データを格納する機器データベースと、キャビネット及び機器を指定可能な入力手段と、入力手段を用いて指定したキャビネットの図面データを展開可能な図面展開手段と、入力手段を用いて、図面データに機器の位置を指定可能な機器配置手段と、を備えた取付判定システムであって、位置指定される機器の周縁に設定された機器利用空間が、キャビネットの面、又は、キャビネット内に位置指定された他の機器と、干渉するか否かを判定する判定手段を備えた取付判定システムとする。
【0007】
また、機器データベースには、機器座標、及び、機器利用空間座標のデータが設定され、判定手段が、機器座標のデータ、及び、機器利用空間座標のデータを用いて、位置指定される機器の機器利用空間の干渉の有無を判定可能なものとすることが好ましい。
【0008】
また、機器配置手段は、機器の形状、及び、機器利用空間を表示手段に表示可能とするものであることが好ましい。
【0009】
また、機器データベースに格納されているデータには、機器に備えられた部位が回動や摺動をするための可動領域のデータ、機器の吸気や排気のための通気領域のデータ、機器に形成したラベルなどの表示部を視認するための視認領域のデータ、機器の配線をおこなうための配線領域のデータ、機器を配置又は増設するための配置領域のデータ、機器の充電部の絶縁距離を確保するための絶縁領域のデータ、の少なくとも1つを含む構成とすることが好ましい。
【0010】
また、判定手段は、指定した機器の機器利用空間と、他の機器に設定された機器利用空間と、が重複時に警告表示する構成とすることが好ましい。
【0011】
また、機器データベースには、重複の影響が小さい干渉可能領域と、重複していた場合の影響が干渉可能領域よりも大きい干渉不可領域が設定され、判定手段は、干渉不可領域が重複している場合は設置不可と判定するものとすることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、キャビネットへの機器の取り付けを設計する段階において、機器利用空間に他の機器が干渉せず、機器の性能や機能を発揮することができるように設計できるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】あらかじめ機器が設置されたキャビネットに、選択した機器を配置する位置を指定した際の表示手段における表示例を表す図である。ただし、太線で斜線を施した部分があらかじめ設置された機器を表し、横線を施した部分が位置を指定した機器を表し、各面の端部に細線の斜線を施した部分が禁止領域を表している。
【
図3】機器及び機器利用空間の座標設定例を示す図である。
【
図4】あらかじめ設置されている機器に機器利用空間が干渉している例を示す図である。
【
図5】指定した機器の配置に問題があるか否かを判定するフローの例を表す図である。
【
図6】あらかじめ機器が設置されたキャビネットに、選択した機器を配置する位置を指定した際の表示手段における表示例を表す図である。ただし、選択した機器を配置する面以外(左側面、右側面、平面)においても選択した機器との位置関係が展開されて表示されている。
【
図7】キャビネットにあらかじめ設置されていた機器に、指定した機器の機器利用空間が干渉している例を示す図である。ただし、ドット模様の部分が機器利用空間を表している。
【
図8】
エラー表示例を示す図である。ただし、図7に示す状態が発生したことにおけるエラー表示例を示している。また、ドット模様の部分が機器利用空間を表している。
【
図9】
キャビネットにあらかじめ設置されていた機器に、指定した機器の機器利用空間が干渉していない例を示す図である。ただし、ドット模様の部分が機器利用空間を表している。
【
図10】
キャビネットにあらかじめ設置されていた機器の機器利用空間に、指定した機器の機器利用空間が干渉している例を示す図である。ただし、ドット模様の部分が機器利用空間を表している。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に発明を実施するための形態を示す。本実施形態の取付判定システムは、キャビネットの図面データを格納するキャビネットデータベース61と、電気電子機器や換気ユニットなどのキャビネットに取り付けられる機器の形状データ又は図面データを格納する機器データベース62と、キャビネット及び機器を指定可能な入力手段51と、入力手段51を用いて指定したキャビネットの図面データを展開可能な図面展開手段と、入力手段51を用いて、図面データに機器の位置を指定可能な機器配置手段と、を備えている。また、この取付判定システムは、位置指定される機器の周縁に設定された機器利用空間が、キャビネットの面、又は、キャビネット内に位置指定された他の機器と、干渉するか否かを判定する判定手段64を備えている。このため、キャビネットへの機器の取り付けを設計する段階において、機器利用空間に他の機器が干渉せず、機器の性能や機能を発揮することができるように設計できるシステムを提供することが可能となる。
【0015】
ここで、キャビネットに取り付ける機器を選定するために使用する取付判定システムの実施形態について説明する。
図1に示すことから理解されるように、顧客端末5とサーバ6がインターネット回線を通じて繋がっている。顧客端末5には、取付判定システムを利用するために操作される入力手段51と、操作の結果などを表示する表示手段52を備えている。
【0016】
サーバ6には、複数のキャビネットのデータを格納したキャビネットデータベース61と、複数の機器のデータを格納した機器データベース62を備えている。なお、キャビネットデータベース61には、キャビネットの種類、形状、サイズ、図面データ、キャビネットごとに設定される位置指定することができない禁止領域などが記録されている。また、機器データベース62には、機器の種類、形状、サイズ、図面データ、機器ごとに設定される機器利用空間などが記録されている。
【0017】
機器利用空間は機器によって設定内容が異なるが、例えば、機器利用空間として、1つの機器に複数の機能領域(機器の性能や機能を発揮するための領域)が設けられるものや、1つの機器の特定の面のみに機能領域が形成されるものがある。また、機器によって機器利用空間の厚さなどが異なる。例えば、機器が換気ユニットなどの場合には、通気領域として、排気をするために確保されるべき空間の位置や吸気をするために確保されるべき空間の位置に機器利用空間が設定される。また、機器が開閉器である場合には、正面に位置する可動領域や、側面に位置する配置領域や、端子部の周縁に絶縁距離を確保する空間や、複数の機能領域が、機器利用空間として設定されたりもする。
【0018】
機器データベース62に格納されているデータには、機器に備えられた部位が回動や摺動をするための可動領域のデータ、機器の吸気や排気のための通気領域のデータ、機器に形成したラベルなどの表示部を視認するための視認領域のデータ、機器の配線をおこなうための配線領域のデータ、機器を配置又は増設するための配置領域のデータ、機器の充電部の絶縁距離を確保するための絶縁領域のデータ、の少なくとも1つを含むものとすることが好ましい。
【0019】
機器利用空間は、その意味合いの重みづけにあわせて複数の段階にレベル設定がなされていることが好ましい。例えば、その領域に他の機器が配置されることを拒む程度の高い干渉不可領域と、できれば他の機器が配置されないことを望むという程度に設定した干渉可能領域のようにすることが例示できる。干渉可能領域には、視認領域、配線領域、配置領域などが例示できる。また、干渉不可領域としては、通気領域、可動領域などが例示できるが、配置領域などを干渉不可領域としても良い。
【0020】
例えば、機器データベース62には、重複の影響が小さい干渉可能領域と、重複していた場合の影響が干渉可能領域よりも大きい干渉不可領域が設定されているものとし、判定手段64は、干渉不可領域が重複している場合は設置不可と判定するようにすれば、使用者にとって、判定された内容の重みづけが把握しやすくなる。
【0021】
また、サーバ6には、データベースに格納された図面を利用するために使用される図面展開手段や、図面展開手段で展開された図面に該当するキャビネットにおける機器の配置を指定する機器配置手段を備えている。機器配置手段は、機器の形状、及び、機器利用空間を表示手段52に表示可能とするものであることが好ましい。
【0022】
実施形態の取付判定システムでは、キャビネットデータベース61に格納されている中から入力手段51を用いてキャビネットを指定すると、図面展開手段が作動することにより表示手段52に展開図が表示される。この展開図は
図2に示すように、キャビネットの複数の面を表したものであればよく、必ずしもキャビネットの全ての面が表されていなくてよい。
【0023】
これらの結果は出力手段63により顧客端末5に出力される。また、サーバ6には、機器配置手段を用いて特定された機器の配置が妥当であるか否かを判定する判定手段64を備えている。
【0024】
本実施形態の判定手段64では座標を用いた判定を行えるようにしている。具体的には、機器データベース62では、各機器について、外形を特定することができる機器座標(x,y,z)のデータが記憶されているとともに、機器利用空間の範囲を特定することができる機器利用空間座標(x’,y’,z’)のデータが記憶されている。
【0025】
例えば、機器座標(x,y,z)及び機器利用空間座標(x’,y’,z’)は
図3に示すことから理解されるようなものである。これらのデータを用い、例えば、入力手段51で指定した機器の機器利用空間座標のデータと、他の機器の機器座標のデータと、を利用して、指定した機器の機器利用空間と他の機器の機器が干渉するか否かを判定する(
図4参照)。このように、機器データベース62に、機器座標、及び、機器利用空間座標のデータが設定され、判定手段64が、機器座標のデータ、及び、機器利用空間座標のデータを用いて、位置指定される機器の機器利用空間の干渉の有無を判定可能なものとするのが好ましい。
【0026】
なお、判定手段64は、このようなものに限ることは無い。例えば、機器配置手段を用いてキャビネットのある図面データに機器を指定したとき、他の図面データに機器の奥行情報が対応するように配置されるようにしても良い。この際、少なくとも他の2面以上における機器利用空間と他の機器、または、機器利用空間同士が重複することを判定するようにしても良い。機器の3Dモデルを展開し、3Dモデル上に機器利用空間を視認させるように表示させ、機器利用空間に機器が干渉しているか否かを表示したり判定したりするシステムでも良い。
【0027】
実施形態では、機器利用空間の判定を行う前に、機器同士の重複の判定や、機器取付の際の孔加工の可否の判定などを行う。詳しくは、入力手段51で指定した機器と他の機器が干渉するのかを判定したり、機器を取り付けるための穴が、穴加工を禁止する禁止領域に設定されていないかを判定したりする。なお、通常、禁止領域は、穴加工するとキャビネットの強度を落とすなどの不具合が発生するエリアを意味しており、そもそも、そのような箇所に穴をあけるような機器配置を除外するようにしている。
【0028】
次に、取付判定システムの使用方法の例について説明する。
図5に示すことから理解されるように、先ず、入力手段51を用いて、キャビネットデータベース61からキャビネットを指定する(S001)。すると指定されたキャビネットの図面データが表示手段52に表示される(S002)。このキャビネットに対して、入力手段51を用いて取り付ける予定の機器を指定する(S003)。そして、その機器を取り付ける箇所を指定する(S004)。指定された機器をキャビネットの指定箇所に取り付けた場合に、どのような位置関係になるのかを表示手段52上に表示する。
【0029】
指定された機器が既に配置されている機器と干渉しないかを判定する(S005)。なお、この段階では、表示手段52には、
図2に示すように、展開図が表示されている。この
図2には、キャビネットの展開図の中に、キャビネット特有の機器が配置できない領域である禁止領域、あらかじめ設定されている機器、指定した機器が表示されている。
【0030】
図6には、
図2に示したキャビネットの正面を表す図に機器を配置することを指定した場合に、他の面との位置関係がどうなるかを把握できるように、機器を表している。より詳しくは、平面、左側面、右側面、機器取付板との位置関係が理解できるように表している。このように、特定の面における機器の位置を指定した場合に、他の面との位置関係を表すように表示するのが好ましい。
【0031】
機器同士が干渉しないようにするのは、最低限必要であるが、機器の使用方法を考慮すると、機器の周りに開放されておくべき空間が必要な場合がある。このように特定される空間が、本明細書における機器利用空間であるが、その目的からして機器利用空間には、他の機器などが配置されることは回避されるべきである。このため、本発明では、機器利用空間が確保できる配置であるのか否かを判定できるようにしている。
【0032】
そして、機器同士の干渉の判定の後に、指定した機器以外の機器である他の機器と、指定した機器の機器利用空間とが干渉するか否かを判定する(S006)。
図7に示す状態であったら、指定した機器以外の機器である他の機器と、指定した機器の機器利用空間とが干渉している。
【0033】
また、図9に示すように、指定した機器以外の機器である他の機器と、指定した機器の機器利用空間とが干渉しなかった場合、指定した機器の機器利用空間と、他の機器の機器利用空間とが干渉するか否かを判定する(S007)。図10に示すような状況の場合、指定した機器の機器利用空間と、他の機器の機器利用空間とが干渉している。
【0034】
なお、指定した機器の干渉不可領域と、他の機器の干渉不可領域が重複している場合は設置不可と判定するようにすれば、使用者にとって、判定された内容の重みづけが把握しやすくなる。
【0035】
ステップ006やステップ007で干渉が認められた場合、警告表示を行う(S008)。警告表示は、例えば図8に示すことから理解されるように、指定した機器を変色させるなどして、表示手段52でエラー表示がなされるようにすることが好ましい。なお、判定手段64は、指定した機器の機器利用空間と、他の機器に設定された機器利用空間と、が重複時に警告表示するものであるのが好ましい。
【0036】
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、機器利用空間は、キャビネット自体との位置関係を判定されるものとすることができる。より具体的には、位置指定される機器が取り付けられる面とは異なるキャビネットの面、と、干渉するか否かを判定手段で判定するようにしても良い。
【符号の説明】
【0037】
6 サーバ
51 入力手段
52 表示手段
61 キャビネットデータベース
62 機器データベース
64 判定手段