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特許7555773体内の狭い導管を通して器具を搬送するための装置、システム、及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】体内の狭い導管を通して器具を搬送するための装置、システム、及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 18/12 20060101AFI20240917BHJP
【FI】
A61B18/12
【請求項の数】 12
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020160908
(22)【出願日】2020-09-25
(65)【公開番号】P2021053390
(43)【公開日】2021-04-08
【審査請求日】2023-07-12
(31)【優先権主張番号】62/906,601
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500498763
【氏名又は名称】ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】クリントン・エル・フィンガー
【審査官】鈴木 敏史
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-503496(JP,A)
【文献】特開2018-008089(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0254649(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 18/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
内部に一対のルーメンを画定する挿入管であって、前記挿入管が、身体開口部を通って体内導管内から標的組織へと摺動するように構成されている、挿入管と、
電源の第1の極に電気的に接続可能である第1の導電性細長プローブであって、前記第1のプローブが、前記一対のルーメンのうちの第1のルーメンを通って摺動可能に受容可能であり、前記標的組織内に挿入可能な遠位端を有しており、前記第1のプローブは、前記標的組織内に延在し、展開時に、前記標的組織に隣接した前記挿入管の遠位端を固定するように構成された、第1の導電性細長プローブと、
遠位端で撮像データを収集するように構成された撮像装置に電気的に接続可能である細長撮像プローブであって、前記撮像プローブが、前記第1のプローブを受容していない前記一対のルーメンのうちの第2のルーメンを通って摺動可能であるように更に構成されており、前記挿入管の遠位端で撮像データを収集するように位置付け可能であり、前記撮像プローブは、前記標的組織内に挿入された際に前記第1のプローブを撮像するように構成された、細長撮像プローブと、
前記電源の第2の極に電気的に接続可能である第2の導電性細長プローブであって、前記第2のプローブが、前記第2のルーメンから前記撮像プローブを取り除いた後に、前記撮像プローブに代えて前記第2のルーメンを通って摺動可能に受容可能であり、前記標的組織に固定された前記第1のプローブに隣接した組織内に挿入可能な遠位端を有しており、前記第1のプローブと組み合わせて処置を施す、第2の導電性細長プローブと、
を備える、装置。
【請求項2】
前記撮像プローブが前記第2のルーメン内に受容され、前記標的組織に隣接した前記挿入管の前記遠位端の位置付け、及び前記第1のルーメンを通る前記標的組織内への前記第1のプローブの前記遠位端の挿入の確認のために使用される撮像データを収集するように構成されている、請求項に記載の装置。
【請求項3】
前記第2のルーメンから前記撮像プローブを取り除いた後に、前記第2のプローブが前記第2のルーメン内に挿入され、前記第2のルーメンを通る前記標的組織内への前記第2のプローブの挿入を可能にするように構成されている、請求項に記載の装置。
【請求項4】
前記一対のルーメンのうちの1つが、前記標的組織の試料を採取するように構成された細長いサンプリング針を摺動可能に受容するように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第1のプローブの前記遠位端が、前記第1のプローブが内部に受容される前記ルーメン内において真っ直ぐな形状で制限可能であるように構成されており、かつ前記ルーメンの前記遠位端から外にある間はコイル状に巻くことが可能であるように更に構成されている、コイル状区分を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1のプローブの前記コイル状区分が、前記ルーメンの遠位端から外にある間は前記標的組織内にドリルのように進むように構成されている、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記標的組織内にドリルのように進んだ前記第1のプローブの前記コイル状区分が、前記標的組織に隣接する前記挿入管の前記遠位端を固定する、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第2のプローブの前記遠位端が、前記第2のプローブが内部に受容される前記ルーメン内において真っ直ぐな形状で制限可能であるように構成されており、かつ前記ルーメンの遠位端から外にある間は角度付き形状に変形可能であるように更に構成されている、角度付き区分を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
システムであって、
電流を選択的に印加する極を有する電源と、
撮像センサの出力を受信し、前記撮像センサによって収集された撮像データを表示するように構成されている撮像装置と、
内部に一対のルーメンを画定する挿入管であって、前記挿入管が、身体開口部を通って体内導管内から標的組織へと摺動するように構成されている、挿入管と、
電源の第1の極に電気的に接続可能である第1の導電性細長プローブであって、前記第1のプローブが、前記一対のルーメンのうちの第1のルーメンを通って摺動可能に受容可能であり、前記標的組織内に挿入可能な遠位端を有しており、前記第1のプローブ及び前記第1のルーメンは、前記標的組織内に延在し、前記第1のプローブの展開時に、前記標的組織に隣接した前記挿入管の遠位端を固定することを可能とするように構成された、第1の導電性細長プローブと、
遠位端で撮像データを収集するように構成された前記撮像装置に電気的に接続可能である細長撮像プローブであって、前記撮像プローブが、前記一対のルーメンのうちの第2のルーメンを通って摺動可能であるように更に構成されており、前記第1のプローブの前記標的組織内への挿入の際に前記挿入管の遠位端で撮像データを収集するように位置付け可能である、細長撮像プローブと、
前記電源の第2の極に電気的に接続可能である第2の導電性細長プローブであって、前記第2のプローブが、前記第2のルーメンから前記撮像プローブを取り除いた後に、前記撮像プローブに代えて前記第2のルーメンを通って摺動可能に受容可能であり、前記標的組織に固定された前記第1のプローブに隣接した組織内に挿入可能な遠位端を有しており、前記第1のプローブと組み合わせて処置を施す、第2の導電性細長プローブと、
を備える、システム。
【請求項10】
前記撮像プローブが前記第2のルーメン内に受容され、前記標的組織に隣接した前記挿入管の前記遠位端の位置付け、及び前記第1のルーメンを通る前記標的組織内への前記第1のプローブの前記遠位端の挿入の確認に使用される撮像データを収集するように構成されている、請求項に記載のシステム。
【請求項11】
前記第2のルーメンから前記撮像プローブを取り除いた後に、前記第2のプローブが前記第2のルーメン内に挿入され、前記第2のルーメンを通して前記標的組織内への前記第2のプローブの挿入を可能にするように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1のプローブの前記遠位端が、前記第1のプローブが内部に受容される前記ルーメン内において真っ直ぐな形状で制限可能であるように構成されており、かつ前記ルーメンの前記遠位端から外にある間はコイル状に巻くことが可能であるように更に構成されている、コイル状区分を含む、請求項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、体内の狭い導管を通して器具を搬送することに関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションにおける記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供し、先行技術を構成しない場合もある。
【0003】
生体又は他の対象物の内部に薄いエレメントを挿入及び操作することは、それらの体又は対象物について低侵襲技術で日進月歩のタイプの解析、診断、及び処置を可能にする。2つの例として、内視鏡撮像及びカテーテル処置は、侵襲的手術をしないで多数の内部損傷の評価及び処置を可能にした。
【0004】
電気外科的手技はまた、選択された組織に電流を選択的に印加することによる低侵襲療法を提供する。電気外科的手技は、1つ以上の電極を開口部又は小切開部を通して挿入し、次いで、その1つ以上の電極を患者体内の所望の位置まで延在させることを伴う。その後、高周波(「RF」)電流を電極に印加して、その位置で組織を凝固させ、アブレーションし、ないしは別の方法で処置する。単極電気外科用機器は、患者の体に電気的に接続された第2の電極と電気的に相互作用する、1つの電極の挿入を伴う。双極電気外科用機器は、処置が施される患者体内の位置に2つの電極を配置することを伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
患者体内の所望の位置に1つ又は2つの電極を位置付けることは、電気外科的処置の重要な部分である。内視鏡又は気管支鏡装置などの電気外科用装置は、電極を体内の標的領域に搬送するのに有用であり得る。しかしながら、一部の体内導管は、いくつかの電気外科用装置の挿入を可能にするには狭すぎる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示される実施形態には、体内の狭い導管を通して器具を搬送するための装置、システム、及び方法が含まれる。
【0007】
例示的な実施形態では、装置は、内部にルーメンを画定する挿入管を含み、挿入管は、身体開口部を通って体内導管内から標的組織へと摺動するように構成されている。第1の導電性細長プローブは、電源の第1の極に電気的に接続可能である。第1のプローブは、複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能に受容可能であり、標的組織内に挿入可能な遠位端を有する。細長撮像プローブは、遠位端で撮像データを収集するように構成された撮像装置に電気的に接続可能である。撮像プローブは、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能であるように更に構成されており、挿入管の遠位端で撮像データを収集するように位置付け可能である。第2の導電性細長プローブは、電源の第2の極に電気的に接続可能である。第2のプローブは、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能に受容可能であり、標的組織内に挿入可能な遠位端を有する。
【0008】
別の例示的な実施形態では、システムは、電流を選択的に印加する極を有する電源を備える。撮像装置は、撮像センサの出力を受信し、撮像センサによって収集された撮像データを表示するように構成されている。挿入管は、内部にルーメンを画定する。挿入管は、身体開口部を通って体内導管内から標的組織へと摺動するように構成されている。第1の導電性細長プローブは、電源の第1の極に電気的に接続可能である。第1のプローブは、複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能に受容可能であり、標的組織内に挿入可能な遠位端を有する。細長撮像プローブは、遠位端で撮像データを収集するように構成された撮像装置に電気的に接続可能である。撮像プローブは、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能であるように更に構成されており、挿入管の遠位端で撮像データを収集するように位置付け可能である。第2の導電性細長プローブは、電源の第2の極に電気的に接続可能である。第2のプローブは、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動可能に受容可能であり、標的組織内に挿入可能な遠位端を有する。
【0009】
更なる例示的な実施形態では、方法は、挿入管を身体開口部内から体内導管を通して標的組織に挿入することを含む。挿入管は、内部に、第1の導電性細長プローブ、第2の導電性細長プローブ、及び細長撮像プローブのうちの少なくとも2つを同時に受容するように構成されたルーメンを画定する。挿入管の遠位端は、標的組織に近接して位置付けられる。撮像プローブは、複数のルーメンのうちの1つを通って摺動される。撮像データを撮像プローブで収集して、標的組織に近接する挿入管の遠位端の位置を検証する。第1のプローブを、撮像プローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動させ、第1のプローブの遠位端を標的組織内に挿入する。撮像データを撮像プローブで収集して、第1の撮像プローブの標的組織内への挿入を検証する。第2のプローブを、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つ内に摺動させ、第2のプローブの遠位端を標的組織内に挿入する。第1及び第2のプローブの近位端は、電源に電気的に接続され、第1のプローブの遠位端と第2のプローブの遠位端との間の標的組織に電流が印加される。
【0010】
更なる特徴、利点、及び適用分野は、本明細書に提供される説明から明らかになるであろう。説明及び具体的な例は、単に例示目的のために意図され、本開示の範囲を限定することは意図されないことを理解されたい。
【0011】
本明細書に説明される図面は、単に例示目的のためであり、決して本開示の範囲を制限することは意図されない。図面における構成要素は、必ずしも一定の縮尺ではなく、開示された実施形態の原理を例示することに重点を置かれる。図面において以下を含む。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】組織を処置するための例示的なシステムの一部の概略的な形態のブロック図である。
図2】肺の末梢気管支に挿入された装置の部分切欠形態の概略図である。
図3】挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図4図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図5図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図6図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図7図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図8図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図9図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図10図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図11図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図12図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図13図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図14図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図15図3の挿入管の遠位部分の部分切欠形態の斜視図である。
図16】挿入管及びその中に受容される細長い器具を位置付ける例示的な方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、適用、又は使用を限定することは意図されない。3桁の参照番号のうちの最初の桁及び4桁の参照番号のうちの最初の2桁は、その要素が最初に現れる1桁の図番号のうちの最初の桁及び2桁の図番号のうちの最初の2桁にそれぞれ対応することが留意されるだろう。
【0014】
以下の説明は、導電性プローブ、撮像プローブ、及び他の細長い器具を体内の標的組織に搬送するための内部にルーメンを画定する挿入管の様々な実施形態を、限定的ではなく単に例示として説明するものである。以下で詳細に説明するように、電気外科的手技に使用されるとき、挿入管は、アブレーション処置などの電気的処置が施される標的組織内又は標的組織に隣接して、第1及び第2の導電性プローブを位置付けるために使用することができる。具体的な例としては、説明される装置、システム、及びそれらの使用の方法は、組織をアブレーション及び/又は凝固させ、損傷を除去するため、かつ肺の内部で他の医療処置を実行するために使用され得る。
【0015】
本明細書に記載される挿入管、及び挿入管を通って搬送される細長い器具の様々な実施形態は、導電性プローブを位置付けるプロセスを簡略化するのに役立ち得ることが理解されるであろう。以下に説明するように、導電性プローブの位置付け及び/又はその位置の検証、並びに、場合により導電性プローブ及び/又は挿入管の定位置での保持を達成するために、様々な実施形態を使用することができる。
【0016】
図1を参照すると、患者の標的領域(図示せず)において組織を処置するための例示的システム100が提供される。システム100は、所望により、患者の組織を処置するための双極又は単極高周波(RF)システムであってもよい。しかしながら、本明細書に記載される様々な実施形態は、標的組織内及び/又は標的組織に隣接して2つの導電性プローブを位置付け、双極処置システムの実装を支持するように構成されており、それによって、患者の特定の標的領域を電流が選択的に通過することを可能にする。具体的には、システム100は、例えば、癌性及び/又は非癌性器官病変の部分的かつ/又は完全なアブレーションのための気管支鏡的外科的処置などの、経皮的及び/又は内視鏡的外科的処置の間に、軟組織の凝固及び/又はアブレーションに使用され得る。更に説明されるように、組織は、処置される組織内及び/又は組織に隣接して1つ以上の導電性プローブを位置付け、組織を通して電流を選択的に流すことによって処置される。
【0017】
いくつかの実施形態では、システム100は、第1の導電性プローブ120、第2の導電性プローブ130、及び撮像プローブ140などの細長い器具を、標的組織(図1には示さず)に搬送するための挿入管110を備える。システム100はまた、切換可能な電流源180として動作する電気外科用高周波(RF)発生器と、特定の用途に所望されるような超音波又は他の撮像システムなどの撮像装置190と、を備える。所望であれば、注入ポンプ(図示せず)も備え、挿入管110内のルーメンを介して標的組織に生理食塩水溶液などの導電性流体を供給することもできる。システム100はまた、挿入管110を内部に受容するように構成された内視鏡又は気管支鏡などの電気外科用装置(図示せず)を含んでもよい。電気外科用装置は、電気外科用装置の遠位端(図示せず)を受容するには小さすぎるが、挿入管110は通過し得る体内導管に近接した体内(図示せず)に、挿入管100を搬送するために使用できる。
【0018】
導電性プローブ120及び130は、それぞれコネクタ182及び184を介して切換可能な電流源180と連結されてもよく、又は、導電性プローブ120及び130は、単一の双極コネクタ(図示せず)を使用して、切換可能な電流源180の極に接続されてもよい。切換可能な電流源180は、切換可能な電流源180に電気的に接続された足踏み式ユニット186の使用によって操作され得る。足踏み式ユニット186は、例えば、導電性プローブ120及び130に電流を印加して組織を切断、アブレーション、又は別の方法で処置するように、切換可能な電流源180に指示する第1のペダル188と、1つ以上の導電性プローブ120及び130により低い電流を印加して組織を凝固するように、切換可能な電流源180に指示する第2のペダル189と、を含んでよい。切換可能な電流源180は、任意の数の好適な電流源であってもよく、切換可能な電流源180は、任意の数の手動式装置、足踏み式装置、コンピュータ制御装置、又は任意の他の形態の作動装置によって制御され得ることが理解されるであろう。
【0019】
撮像装置190は、撮像プローブ140によって収集された撮像データを、カラー又は白黒で視覚的に提示するように構成されたディスプレイを含んでもよい。様々な実施形態では、撮像装置190は、撮像プローブ140の遠位端144において撮像ヘッド142によって収集された撮像データを表示する、表示画面192を有する超音波システムを含む。様々な実施形態では、撮像プローブ140及び撮像システム190は、撮像ヘッド142の周囲360度又は他のパノラマ視野で収集された撮像データの可視化を提供する。以下で更に説明するように、撮像プローブ140及び撮像システム190は、撮像データを収集し、標的組織に対する挿入管110並びに/又は導電性プローブ120及び130のうちの1つ以上の位置を検証するのに使用可能である。
【0020】
図3図15を参照して以下で更に説明するように、様々な実施形態では、挿入管110は、内部に、導電性プローブ120及び130、並びに撮像プローブ140が挿入管110の近位端111内に摺動可能に延在するルーメンを画定する。導電性プローブ130は、挿入管110の長さにわたって延在し、標的組織に隣接して位置付けられる挿入管110の遠位端112に到達する(図1には示さず)。また後述するように、様々な実施形態では、挿入管110の遠位端112は、気管支、胃腸管、又は別の導管などの体内導管を通って摺動可能であり、標的組織に隣接して位置付け可能である。
【0021】
標的組織に対する挿入管110の遠位端112の位置は、挿入管110のルーメンのうちの1つに挿入管110の遠位端112を越えて摺動可能に受容される、撮像プローブ140の撮像ヘッド144を延在させることによって、任意選択的に検証できる。次いで、撮像装置190を使用して、撮像プローブ140によって収集された撮像データを確認し、挿入管110が標的組織に対して所望どおりに配置されたかどうかを評価することができる。
【0022】
次いで、第1の導電性プローブ120を挿入管110の遠位端112を越えて延在させ、第1の導電性プローブ120の遠位端122を標的組織内又はその付近に位置付けることができる。第1の導電性プローブ120の遠位端122は、以下に更に記載されるように、コイル状区分124を含んでもよい。第1の導電性プローブ120の遠位端122の位置は、撮像プローブ140を使用して検証されてもよい。
【0023】
次いで、第2の導電性プローブ130の遠位端132を、挿入管110の遠位端112を越えて標的組織内又はその近くに延在させてもよい。第2の導電性プローブ130を延在させるために、撮像プローブ140を、延在した挿入プローブ110内のルーメンから引き抜いてもよく、第2の導電性プローブ130を、その同じルーメンを通して延在させてもよい。あるいは、挿入管110がそれを通る2つを超えるルーメンを画定する場合、第2の導電性プローブ130を追加のルーメンを通して延在させ、標的組織に到達させてもよい。次いで、撮像プローブ140を使用して、第2の導電性プローブ130の位置を検証することができる。撮像プローブ140が別のルーメンを通して配置されたままである場合、撮像プローブ140は、望ましくは、導電性プローブ120及び130を介して電流が印加される前に、挿入管110内に部分的に引き込まれ得ると理解されるであろう。撮像プローブ140を引き込むと、撮像プローブ140への損傷を防止することができ、又は、標的組織に向けることを意図した電流が撮像プローブ140を通って方向が変わることを防止することができる。このプロセスは、図7図15を参照して以下でより詳細に示され、説明される。
【0024】
図2を参照すると、本開示の装置、システム、及び方法は、ヒト呼吸器系200内の標的組織202の処置に関して利用されてもよい。具体的には、標的組織202は、呼吸器系200の右肺206の上葉204内にある(呼吸器系200の図は、対象者が図2のページの外を向いている)。挿入管110は、患者の口(図2には図示せず)を通して呼吸器系200に挿入される。挿入管110は、気管210を通り、主気管支220を介して右肺206内へと延在する。挿入管110は、葉気管支230及び末梢気管支240を通って更に延在し、挿入管110の遠位端112が標的組織202に隣接して位置付けられる。挿入管110の遠位端112が標的組織202に隣接して位置付けられている状態で、プローブ120、130、及び140(図2には図示せず)は、標的組織202に隣接してかつ/又は標的組織202内に延在してもよい。図1を参照して先に述べたように、挿入管110は、気管支鏡(図示せず)などの電気外科用装置を使用して、気管210、主気管支220、及び又は葉気管支230を通して搬送及び操作されてもよい。次いで、挿入管110は、電気外科用装置の端部を越えて葉気管支220及び/又は末梢気管支230内へと摺動可能に延在してもよい。
【0025】
図3図6を参照すると、プローブ120、130、及び140などの細長い器具は、挿入管110内のルーメン310及び320内に摺動可能に受容され、そこを通って延在する。図3図6、並びに図7図15は、挿入管110の遠位部分300を示す。様々な実施形態では、挿入管110並びにルーメン310及び320は、挿入管110の長さにわたって均一であるため、遠位部分300は、挿入管110の構造及び機能を全体として表す。
【0026】
図3を参照すると、挿入管110の遠位部分300は、挿入管110によって画定される第1のルーメン310及び第2のルーメン320を含む。ルーメン310及び320は、図3に示されるように同一のサイズであってもよく、又は異なるプローブ又は他の器具を収容するために、同じではないサイズを有してもよい。また、ルーメン310及び320の両方が円筒形の形状として図3図15に示されているが、様々な実施形態は、内部に受容されるプローブ又は他の器具を受容し、かつ/又はこれらの向きを維持するのに適切であり得る、矩形断面、三角形断面、又は他の形状を有するルーメンを含んでもよい。ルーメン310及び320は、挿入管110の近位端111(図1)から挿入管110の遠位端112まで延在する。様々な実施形態では、挿入管110は、第1のルーメン310及び第2のルーメン320などの2つのルーメンを画定するが、他の実施形態では、挿入管は3つ以上のルーメンを画定してもよい。
【0027】
図4を参照すると、挿入管110の遠位部分300のルーメン310及び320は、その内部に一対の例示的な器具410及び140を受容する。第2のルーメン320は撮像プローブ140を受容し、この撮像プローブ140は、遠位端144で撮像ヘッド142を支持している。図4の例では、第1のルーメン310はサンプリング針410を受容する。サンプリング針410は、組織(図示せず)を切断又は穿孔し、検査のために組織の一部分を回収するような形状の先端部412を有する。サンプリング針410の近位端(図示せず)から吸引するか、又は挿入管110からサンプリング針410を完全に後退させ、先端部412から試料を取り出すことによって、試料を回収することができる。本開示の様々な実施形態は、挿入管140の撮像ヘッド142及びサンプリング針410の先端部412を挿入管110の遠位端112を越えて延在させるために、組織の場所に、又は組織に隣接して位置付けられる挿入管110の遠位端112を提供する。サンプリング針410を監視し、ガイドするために撮像ヘッド142(及び図1の撮像システム190)を使用すると、挿入管110は、以下に更に記載されるように場合によっては電気的処置を施す直前に、組織の試料を収集するために使用可能である。
【0028】
図5を参照すると、撮像プローブ140(及び支持された撮像ヘッド142)が第2のルーメン320内の定位置に留まっている間、第1のルーメン310は空であり、第1の導電性プローブ120などの別の細長い器具の挿入を保留している。図1を参照して前述したように、第1の導電性プローブ120は、遠位端122に向かうコイル状区分124を含む。様々な実施形態では、少なくとも遠位端122に向かう第1の導電性プローブ120は、nylenolなどの記憶ワイヤで構成される。記憶ワイヤは、後述するように、コイル状区分124が真っ直ぐな形態に拘束された後であっても、コイル状区分124が再びそのコイル形状を取ることを可能にする。
【0029】
図6を参照すると、撮像プローブ140は依然として第2のルーメン320内に受容されており、第1の導電性プローブ120は第1のルーメン310内に受容される。図5を参照して先に説明したように、第1のルーメン310内に閉じ込められた第1の導電性プローブ120のコイル状区分124は、真っ直ぐな位置を取るように拘束される。コイル状区分124を真っ直ぐにすることにより、第1の導電性プローブが第1のルーメン310を通って延在し、後退することを可能にする一方で、依然として、コイル状区分124が挿入管110の遠位端112において第1のルーメン310を越えて延在すると、再びコイル状の形状を取ることが可能である。
【0030】
図7図15を参照すると、挿入管110並びにプローブ120、130、及び140は、標的組織202に、かつ/又はその内部に延在し、標的組織202内又はその場所において電流を印加するように配置される。図7図15に示される位置及び構成は、挿入管110並びにプローブ120、130、及び140の可能な構成及び操作の2つの例のみを示す。例えば、サンプリング針410(図4)を使用する、又は、挿入管110並びにプローブ120、130、及び140のうちの1つ以上の組み合わせを使用して他の動作を実行するなど、他の動作を行うことができると理解されるであろう。
【0031】
図7を参照すると、挿入管110の遠位端112は、標的組織202に向かって延在するように準備される。様々な実施形態では、第1のルーメン310は撮像プローブ140を受容し、第2のルーメン320は第1の導電性プローブ120を受容する。様々な実施形態では、撮像プローブ140は、撮像ヘッド142が挿入管110の遠位端112を越えて延在するように、第2のルーメン320から部分的に延在する。撮像ヘッド142が延在している状態で、撮像プローブ140を使用して、標的組織202に対する挿入管110の遠位端112の位置を決定することができる。しかしながら、標的組織202に対する挿入管110の遠位端112の位置を決定するために、体(図示せず)の外側から実施される超音波撮像など、別の手法が使用される場合、撮像プローブ140を部分的に後退させ、挿入管110が標的組織202まで延在する際に、撮像ヘッド142をその中に保持することができる。
【0032】
図8を参照すると、挿入管110は、挿入管110の遠位端112が標的組織202に隣接して位置付けられるように、距離802を通って前進する。挿入管110のルーメン310及び320内に受容された第1の導電性プローブ120及び撮像プローブ140は、プローブ120及び140が挿入管110とは別個にそれぞれ操作されない限り、又はそうなるまで、挿入管110と一斉に、同時に、かつ同じ距離にわたって移動する。挿入管110が移動する前に、撮像ヘッド142が挿入管110を越えて延在するように撮像プローブ140が延在している場合、前述したように、撮像プローブ140を使用して、挿入管110の遠位端112を標的組織202に隣接する所望の位置にガイドすることができる。あるいは、挿入管110が他の撮像システムを用いて定位置にガイドされる場合、挿入管110の遠位端112が標的組織202に隣接して配置されると、ここで、撮像プローブ140を前進させて、挿入管110の遠位端112を更に検証するために、かつ/又は第1の導電性プローブ120の配置を監視若しくは検証するために、挿入管110から撮像ヘッド142を出して延在させてもよい。
【0033】
図9を参照すると、挿入管110は、その遠位端112が標的組織202に隣接して定位置にあり、撮像プローブ140を、撮像ヘッド142を配置するために延在させる。この時点で、第1の導電性プローブ120は、標的組織202内に延在する。第1の導電性プローブ120は、直線距離902を通って前進する。前述したように、第1の導電性プローブ120の遠位端122に隣接して、コイル状区分124がある。第1の導電性プローブ120が標的組織内に前進すると、コイル状区分124は、第1のルーメン310によって拘束されていない状態になり、第1のルーメン310から延出するときに再びコイル状形状を取ることができる。撮像プローブ140の撮像ヘッド142を使用して、第1の導電性プローブ120が所望の位置にあることを検証することができる。
【0034】
図10を参照すると、第1の導電性プローブ120は、直線距離1002にわたって第1のルーメン310を通って更に延在し、第1の導電性プローブ120のコイル状区分124が再びそのコイル状形状を完全に取ることを可能にする。ここでも、撮像プローブ140の撮像ヘッド142を使用して、第1の導電性プローブ120が所望の位置にあることを検証することができる。
【0035】
第1の導電性プローブ120が延出すると、コイル状区分124が再びそのコイル状形状を取ることを可能にし、コイル状区分124は、標的組織202内にらせん状、つまりドリルのように進み、主導電性プローブ120の遠位端122を標的組織202に固定すると理解されるであろう。更に、第1の導電性プローブ120は挿入管110の第1のルーメン310を通って延在するため、コイル状区分124は、挿入管110の遠位端112を標的組織202に対して適所に維持する。
【0036】
図11を参照すると、第1の導電性プローブ120が標的組織202内の定位置にあり、コイル状遠位区分124が第1の導電性プローブ120及び挿入管110を定位置に保持している状態で、撮像プローブ140を第2のルーメン320から引き抜くことができる。撮像プローブ140は、図11の方向1102に移動する。撮像プローブ140を方向1102に移動させ続け、撮像プローブ140を第2のルーメン320から完全に引き抜き、第2のルーメン320を解放して第2の導電性プローブ130を受容することができる。
【0037】
図12を参照すると、第2の導電性プローブ130は、挿入管110の遠位部分300内へと方向1202で延在する。第1の導電性プローブ120のコイル状区分124が定位置にある状態で、挿入管110の遠位端112は、第2のルーメン320が標的組織202に向かうように方向付けられる。
【0038】
図13を参照すると、第2の導電性プローブ130は、第2の導電性プローブ130の遠位端132が標的組織202内、又はそれに隣接して位置付けられるように、距離1302を通って更に延出する。第1の導電性プローブ120の遠位端122が標的組織202内に挿入されており、かつ、第2の導電性プローブ130の遠位端132が標的組織202の隣に挿入、又は位置付けられた状態で、切換可能な電流源180を作動し、導電性プローブ120及び130の遠位端122と132との間に電力を印加することができる。このように、電力の印加を使用して、標的組織202をアブレーションする、標的組織202を切断する、標的組織202を凝固させる、又は所望の用途に従って標的組織202に対して何らかの他の処置を行うことができる。
【0039】
第2の導電性プローブ130は、図1図12、及び図13において直線状の器具として描かれているが、第2の導電性プローブもまた、標的組織202内、又はそこに隣接して第2の導電性プローブを位置付けることを容易にするように成形することもできる。例えば、第2の導電性プローブは、記憶ワイヤで形成された、又は単純に角度付けされた位置に機械的に付勢された角度付き部分を含んでもよい。第1の導電性プローブ120のコイル状遠位区分124の場合と同様である。第2の導電性プローブの角度付き部分は、挿入管110の第2のルーメン320内で概ね真っ直ぐな位置に拘束されているが、第2のルーメン320から延出すると、自由に撓んで標的組織202に到達することができる。
【0040】
図14を参照すると、第1の導電性プローブ120は、図9図13を参照して前述したように位置付けられ、第1の導電性プローブ120のコイル状遠位区分124は、標的組織202内に挿入されている。遠位端1432に隣接する角度付き区分1434を有する第2の導電性プローブ1430は、挿入管110の第2のルーメン320内に受容される。前述したように、角度付き区分1434は、挿入管110の第2のルーメン320内に受容されているとき、概ね真っ直ぐな形状に拘束される。
【0041】
図15を参照すると、第2の導電性プローブ1430は距離1502を前進し、第2の導電性プローブ1430の遠位端1432を第2のルーメン320から延出させ、第2の導電性プローブ1430の角度付き区分1434は、再度その角度付けされた構成を取ることができる。角度付き区分1434は、標的組織202に向かって又はその中へと延在するように成形されてもよい。
【0042】
図に示されておらず、ないしは別の方法で説明されていないが、挿入管110、並びにプローブ120、130、140、及び1430などのプローブは、挿入管110、並びにプローブ120、130、140、及び1430を配置するために使用されたプロセスを逆にすることによって、体内から引き抜くことができると理解されるであろう。例えば、挿入管110並びに導電性プローブ120及び130を使用して、図13を参照して説明したように、標的組織202に電気的処置を施した後、導電性プローブ120及び130の近位端(図13には図示せず)を機械的に移動させて、挿入管110のそれぞれルーメン310及び320内の導電性プローブ120及び130の遠位端122及び132を引き抜くことができる。挿入管110並びに、標的組織202に向かう途中に挿入管110を搬送するために使用され得る任意の電気外科用装置(図示せず)を、体(図示せず)から取り出すことができる。
【0043】
図16を参照すると、フロー図は、挿入管を位置付け、それを通って細長いプローブを延在させて標的組織を処置するために電力を印加する、例示的な方法1600を示す。方法1600は、ブロック1605で開始する。ブロック1610において、挿入管が、身体開口部から体内導管を通って標的組織に挿入される。図1及び図3図15を参照して説明したように、挿入管は、内部に、第1の導電性細長プローブ、第2の導電性細長プローブ、及び細長撮像プローブのうちの少なくとも2つを同時に受容するように構成されたルーメンを画定する。ブロック1620において、図7及び図8を参照して説明したように、挿入管の遠位端が標的組織に近接して位置付けられる。ブロック1630において、図5図10を参照して前述したように、画像プローブは、複数のルーメンのうちの1つを通って摺動される。ブロック1640において、図7及び図8を参照して前述したように、撮像データを撮像プローブで収集して、標的組織に近接する挿入管の遠位端の位置を検証する。ブロック1650において、図7図15を参照して前述したように、第1のプローブを、撮像プローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つを通って摺動させ、第1のプローブの遠位端を標的組織内に挿入する。ブロック1660において、図9及び図10を参照して前述したように、撮像データを撮像プローブで収集して、第1の撮像プローブの標的組織内への挿入を検証する。ブロック1670において、図12図13及び図15を参照して前述したように、第2のプローブを、第1のプローブを受容していない複数のルーメンのうちの1つ内に摺動させ、第2のプローブの遠位端を標的組織内に挿入する。ブロック1680において、図1及び図13を参照して前述したように、第1及び第2のプローブの近位端は、電源に電気的に接続され、第1のプローブの遠位端と第2のプローブの遠位端との間の標的組織に電流が印加される。方法1600は、ブロック1685で終了する。
【0044】
上に示した発明を実施するための形態は、本質的に単に例示的なものであり、請求項に係る主題の主旨及び/又は趣旨から逸脱しない変形が、請求項の範囲内にあることが意図されることが理解されよう。このような変形は、請求項に係る主題の趣旨及び範囲から逸脱するものとしてみなされない。
【符号の説明】
【0045】
100 システム、110 挿入管、112 遠位端、120 第1の導電性細長プローブ、122 遠位端、124 コイル状区分、130 第2の導電性細長プローブ、132 遠位端、140 細長撮像プローブ、144 遠位端、180 電流源、190 撮像装置、202 標的組織、310 第1のルーメン、320 第2のルーメン、410 サンプリング針、1432 遠位端、1434 角度付き区分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16