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特許7555979ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   E02D 27/12 20060101AFI20240917BHJP
   E02D 27/14 20060101ALI20240917BHJP
   E02D 27/42 20060101ALI20240917BHJP
   F03D 13/25 20160101ALN20240917BHJP
【FI】
E02D27/12 Z
E02D27/14
E02D27/42 Z
F03D13/25
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2021576091
(86)(22)【出願日】2020-06-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-23
(86)【国際出願番号】 IB2020055797
(87)【国際公開番号】W WO2020255073
(87)【国際公開日】2020-12-24
【審査請求日】2023-06-07
(31)【優先権主張番号】19181636.2
(32)【優先日】2019-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】516208282
【氏名又は名称】サイペム エスピーアー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】マッカーシー,ヴィンセント ジョージ
(72)【発明者】
【氏名】ストークス,ベンジャミン ロイド
(72)【発明者】
【氏名】セグストン,クリストファー ジェームズ
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/112421(WO,A1)
【文献】特開2003-193480(JP,A)
【文献】特開2001-295286(JP,A)
【文献】実開昭63-056734(JP,U)
【文献】特開平07-259382(JP,A)
【文献】特開平07-216844(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0223497(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02D 27/00 -27/52
E02D 29/00
E02D 29/045-37/00
F03D 13/25
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステムであって、
ジャケット脚柱(8)の周りに配設されるように構成される少なくとも一つの駆動グループ(26)を具備する、中空基礎杭(11)へ部分的に挿入された前記ジャケット脚柱(8)の縦軸(A)を調節するための水準化アセンブリ(14)であり、各駆動グループ(26)が、前記中空基礎杭(11)の上縁部と前記ジャケット脚柱(8)との間において前記縦軸(A)に平行な力を加えるように構成されて、選択的に前記ジャケット脚柱(8)に装着可能であるとともに別の水準化アセンブリ(14)でのさらなる使用のために回収可能である、水準化アセンブリ(14)と、
前記水準化アセンブリ(14)により水準化されると前記中空基礎杭(11)に対する所与の位置に前記ジャケット脚柱(8)を係止するために前記ジャケット脚柱(8)の周りに配設されるように構成されて、前記ジャケット脚柱(8)の周りに分散されて前記縦軸(A)に略平行な方向に前記ジャケット脚柱(8)の外表面に沿って動くように構成される複数の楔体(16)と、前記ジャケット脚柱(8)と前記楔体(16)とに各々が取り付けられて前記中空基礎杭(11)と前記ジャケット脚柱(8)との間の間隙に前記楔体(16)を挿入するように構成される複数の追加駆動体(17)と、を具備する締結アセンブリ(13)と、
を具備するシステム(12)。
【請求項2】
前記ジャケット脚柱(8)の前記外表面に固着されて前記中空基礎杭(11)への前記ジャケット脚柱(8)の挿入を制限するために径方向に延在する少なくとも一つのストッパブラケット(15)を具備する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記駆動グループ(26)が、前記縦軸(A)に略平行な方向に延在する少なくとも一つの駆動体(27)を具備する、請求項1または請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記駆動体(27)に固着されて、前記縦軸(A)に略平行な方向に前記駆動体(27)が延在する所定位置に前記駆動体(27)を保持するように構成される接続要素(28)を前記水準化アセンブリ(14)が具備する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記水準化アセンブリ(14)が、
前記ジャケット脚柱(8)に固着されて貫通孔を有する案内支持体(29)と、
前記案内支持体(29)内で案内されるジャッキブロック(37)と、
前記ジャケット脚柱(8)に固着され、前記案内支持体(29)と対向し、前記駆動体(27)の縦変位を阻止するように構成される水準化ブラケット(30)と、
を各駆動体(27)について具備し、
各駆動体(27)が、前記水準化ブラケット(30)と、前記中空基礎杭(11)の縁部に載った前記ジャッキブロック(37)との間において前記縦軸(A)に平行な力を加えるように構成される、
求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記水準化アセンブリ(14)が、前記水準化ブラケット(30)に固着される係止ピン機構(31)を具備して、前記接続要素(28)がロッド(34)を具備し、前記縦軸(A)に略平行な方向に前記ロッド(34)が延在する所定位置に前記ロッド(34)を選択的に固定するように前記係止ピン機構(31)が構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記水準化アセンブリ(14)が、前記案内支持体(29)に固着されるバー(32)を各ロッド(34)について具備し、前記バー(32)の周りでの前記ロッド(34)の回転を可能にするようにして前記ロッド(34)の一端部が前記バー(32)に結合される、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記接続要素(28)に取り付けられて、前記縦軸(A)に略平行な方向に延在する少なくとも一対の駆動体(27)を前記水準化アセンブリ(14)が具備する、請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
各前記追加駆動体(17)が前記ジャケット脚柱(8)及び前記楔体(16)から選択的に取り外し可能である、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記ジャケット脚柱(8)の前記外表面で前記縦軸(A)に略平行な方向に延在する案内部に沿って動くように各前記楔体(16)が構成される、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項11】
前記追加駆動体(17)が、前記縦軸(A)に略平行な方向に延在する油圧シリンダである、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
前記ジャケット脚柱(8)に固着される少なくとも一つの第1アイプレート(20)と、前記楔体(16)に固着される少なくとも一つの第2アイプレート(21)とを各前記追加駆動体(17)について具備し、前記追加駆動体(17)が、前記少なくとも一つの第1アイプレート(20)と前記少なくとも一つの第2アイプレート(21)とにヒンジ結合される、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
前記追加駆動体(17)の周りに配設されて、前記追加駆動体(17)を前記縦軸(A)に平行に保持するように構成される少なくとも一つの拘束部材(19)を各前記追加駆動体(17)について具備する、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項14】
縦軸(A)上に延在するジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するための方法であって、
前記中空基礎杭(11)に部分的に挿入された前記ジャケット脚柱(8)の前記縦軸(A)の方向を水準化アセンブリ(14)によって調節することと、
各楔体(16)のための追加駆動体(17)によって、前記中空基礎杭(11)と前記ジャケット脚柱(8)との間の間隙に複数の前記楔体(16)を挿入することと、
前記水準化アセンブリ(14)を前記ジャケット脚柱(8)から少なくとも部分的に取り外すことと、
を包含する方法。
【請求項15】
前記ジャケット脚柱(8)及び前記楔体(16)から各前記追加駆動体(17)を取り外すことを包含する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ジャケット脚柱(8)の周りに分散された複数の前記楔体(16)を、前記ジャケット脚柱(8)の外表面で前記縦軸(A)に略平行な方向に延在する案内部に沿って動かすことを包含する、請求項14または請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ジャケット脚柱(8)を前記中空基礎杭(11)に挿入する前に前記水準化アセンブリ(14)を前記ジャケット脚柱(8)に取り付けることを包含する、請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記ジャケット脚柱(8)からの前記水準化アセンブリ(14)の取り外しがROVにより実施される、請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記ジャケット脚柱(8)を前記中空基礎杭(11)にグラウト固定することを包含する、請求項14から請求項18のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本特許出願は、2019年6月21日に出願された欧州特許出願第19181636.2号の優先権を主張し、同出願の開示全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステムに関する。
【0003】
特に、本発明は、洋上風力タービンのジャケット脚柱を水準化して、水塊の底に設置された中空基礎杭に締結するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0004】
風力タービンは通常、ロータとナセルとタワーと支持構造と基礎部とを具備する。
【0005】
洋上支持構造は一般的に、水塊の深さと水塊の底の土壌状態とに基づいて選択されるジャケット又は浮動タイプである。
【0006】
ジャケット構造は、洋上ロケーション又は風力タービンの概念に従って変化しうる数本の脚柱を具備する。例えば、ジャケットは1脚か3脚式、又は4本脚柱であるか、他の脚柱構成を有しうる。基礎部は通常、水塊の底に挿入される中空基礎杭を具備する。
【0007】
概して、洋上風力タービンの設置は、中空基礎杭にジャケット脚柱を部分的に挿入してから、ジャケット脚柱を中空基礎杭にグラウト固定することを包含する。
【0008】
多数の風力タービン発電機が風力発電所の現場に設置される時には、中空基礎杭及びジャケット脚柱の設置が二つの異なる計画に分割される必要がある。これは、一般的に中空基礎杭がジャケット脚柱の1年前までに設置されることを意味する。ジャケット脚柱が中空基礎杭に設置される時には、ジャケット脚柱の垂直性についての厳密な公差要件がある。これは、風力タービンの傾斜が風力タービンの機械的挙動及び性能に影響するので、降ろした後でその垂直性を許容リミット内に調節するのに各ジャケット脚柱に水準化システムが必要とされることを意味する。
【0009】
この要件に加えて、グラウト固定プロセス中には、堰又は水中の海流のような環境負荷ゆえに中空基礎杭内でのジャケット脚柱の平行移動に制限が見られる。このジャケット脚柱の平行移動、特に中空基礎杭へのジャケット脚柱の横移動は、硬化プロセス中にグラウトの早期老朽化を引き起こす。早期老朽化サイクルを防止してジャケット脚柱を垂直に係止するには、中空基礎杭に対してジャケット脚柱を締結して中空基礎杭の上部近くでジャケット脚柱に接続される、「締結部」と呼ばれるシステムが必要である。
【0010】
特許文献1は、第1フランジをジャケット脚柱に取り付けることと、中空基礎杭により第2フランジが支持されるように第2フランジを基礎杭と接触させることと、第1フランジ及び第2フランジを通してジャケット脚柱が中空基礎杭により支持されるように第1フランジと第2フランジとを相互に配置することと、膨張性の間隔部材を通してジャケット脚柱を支持するために間隔部材が第1フランジと第2フランジの両方と接触するように第1フランジと第2フランジとの間に間隔部材を配設することとにより、ジャケット脚柱を中空基礎杭と結合することを教示している。
【0011】
特許文献2から分かるように、ジャケット脚柱に結合されて複数の油圧シリンダを備える鋼製リングによってジャケット脚柱が中空基礎杭に締結される。
【0012】
特許文献3は、互いに接続されて閉じたクランプチェーンを形成する幾つかのセグメントを備える、1本の支持脚柱に沿った洋上プラットフォームのための昇降装置に関する。
【0013】
特許文献4は、杭のための案内部として作用して油圧シリンダにより上昇又は下降するリングを具備する、洋上ジャッキアッププラットフォームのための油圧昇降杭案内装置に関する。この装置は、杭を案内部に対してセンタリングし、杭の上昇及び下降中に杭と案内部との間の摩擦を低減させるという機能を有する。
【0014】
水準化及び締結のための周知のシステムは洋上ロケーションで主に使用されるが、駆動体を含むシステム全体が永久にジャケット脚柱に残り、それゆえ設置の完了後に各ジャケット脚柱で犠牲となる。それゆえ、関係コスト及び環境的な理由が関連の問題点となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【文献】国際公開第2016/085339号パンフレット
【文献】国際公開第2012/053892号パンフレット
【文献】欧州特許2,770,112号明細書
【文献】中国特許第102,787,590号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明の一つの目的は、ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するための、先行技術の欠点を解消するシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明によれば、ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステムが提供され、このシステムは、
中空基礎杭に部分的に挿入されてジャケット脚柱の周りに配設されるように構成される少なくとも一つの駆動グループを具備する前記ジャケット脚柱の縦軸を調節するための水準化アセンブリであって、各駆動グループが、前記中空基礎杭の上縁部と前記ジャケット脚柱との間において前記縦軸に平行な力を加えるように構成され、選択的に前記ジャケット脚柱に装着可能であるとともに別の水準化アセンブリでのさらなる使用のために回収可能である、水準化アセンブリと、
前記水準化アセンブリにより水準化されると前記中空基礎杭に対する所与の位置に前記ジャケット脚柱を係止するために前記ジャケット脚柱の周りに配設されるように構成され、前記ジャケット脚柱の周りに分散されて前記縦軸に略平行な方向に前記ジャケット脚柱の外表面に沿って動くように構成される複数の楔体と、各々が前記ジャケット脚柱及び前記楔体に取り付けられて前記中空基礎杭と前記ジャケット脚柱との間の間隙に前記楔体を挿入するように構成される複数の追加駆動体とを具備する締結アセンブリと、
を具備する。
【0018】
少なくとも一つの駆動グループにより、前記ジャケット脚柱が持ち上げられ、前記縦軸の位置が調節される。
【0019】
このようにして、前記ジャケット脚柱は、容易かつ経済的な手法で所定位置に高精度で設置されうる。
【0020】
さらに、前記駆動グループは設置後に回収されてさらなるシステムに再使用され、経済的な利点が得られる。
【0021】
加えて、複数の前記楔体により、前記ジャケット脚柱は前記中空基礎杭に対する所定位置に固定される。
【0022】
特に、システムは、前記ジャケット脚柱の外表面に固着されて、前記中空基礎杭への前記ジャケット脚柱の挿入を制限するために径方向に延在するストッパブラケットを具備する。
【0023】
前記ストッパブラケットにより、前記中空基礎杭への前記ジャケット脚柱の貫入のリミットが設けられる。
【0024】
より詳しく記すと、前記締結アセンブリが前記ジャケット脚柱をまだ係止せずに前記中空基礎杭及び前記水準化アセンブリが嵌合していない時に、前記ストッパブラケットは前記中空基礎杭の縁部に支承され、嵌合に先立って前記中空基礎杭から所与の距離に前記締結アセンブリを保持する。
【0025】
特に、前記駆動グループは、前記縦軸に略平行な方向に延在する少なくとも一つの駆動体、好ましくは油圧シリンダを具備する。
【0026】
このように、油圧力によって前記ジャケット脚柱が持ち上げられる。
【0027】
特に、前記水準化アセンブリは、前記駆動体に固着されて、前記縦軸に略平行な方向に前記駆動体が延在する所定位置に前記駆動体を保持するように構成される接続要素を具備する。
【0028】
このように、各前記駆動体は前記ジャケット脚柱の所定位置に取り付けられうる。
【0029】
特に、前記水準化アセンブリは、
前記ジャケット脚柱に固着されて貫通孔を有する案内支持体と、
前記案内支持体内で案内されるジャッキブロックと、
前記ジャケット脚柱に固着され、前記案内支持体に対向し、前記駆動体の縦変位を阻止するように構成される水準化ブラケットであって、前記水準化ブラケットと前記中空基礎杭の縁部に載った前記ジャッキブロックとの間において前記縦軸に平行な力を加えるように各駆動体が構成される、水準化ブラケットと、
を各駆動体について具備する。
【0030】
このように、各前記駆動体は、前記水準化ブラケットと前記中空基礎杭の縁部との間で駆動される。
【0031】
さらに、前記中空基礎杭に前記ジャケット脚柱を挿入する前に前記水準化アセンブリが単純な手法で前記ジャケット脚柱に設置されうる。
【0032】
特に、前記水準化アセンブリは、前記水準化ブラケットに固着された係止ピン機構を具備して、前記接続要素はロッドを具備し、前記縦軸に略平行な方向に前記ロッドが延在する所定位置に前記ロッドを選択的に固定するように前記係止ピン機構が構成される。
【0033】
このように、前記縦軸に略平行な方向に各前記駆動体が延在する所定位置に各前記駆動体が選択的に固定されうる。
【0034】
特に、前記水準化アセンブリは、前記案内支持体に固着されるバーを各ロッドについて具備し、前記ロッドの一端部は、前記バーの周りでの前記ロッドの回転を可能にするようにして前記バーに結合される。
【0035】
このように、前記係止ピン機構が前記ロッドを固定していない時には、前記ジャケット脚柱に前記駆動体を取り付けるか、前記駆動体の回収及び別の水準化アセンブリでさらなる使用のために前記駆動体を前記ジャケット脚柱から取り外すために各前記駆動体が前記接続バーの周りで回転できる。
【0036】
特に、前記水準化アセンブリは、前記接続要素に取り付けられて前記縦軸に略平行な方向に延在する少なくとも一対の駆動体を具備する。
【0037】
このように、前記駆動体の対は単一のアセンブリとして容易かつ迅速な手法で前記ジャケット脚柱に取り付けられるか前記ジャケット脚柱から取り外されうる。
【0038】
また、前記駆動体の対はより多くの動力を提供し、高精度での前記ジャケット脚柱位置の調節を可能にする。
【0039】
特に、各前記追加駆動体は、選択的に前記ジャケット脚柱及び前記楔体から取り外し可能である。
【0040】
このように、各前記追加駆動体は設置後に回収されてさらなるシステムで再使用され、さらなる経済的利点が得られる。
【0041】
特に、各前記楔体は、前記ジャケット脚柱の外表面で前記縦軸に略平行な方向に延在する案内部に沿って動くように構成される。
【0042】
このように、システムの精度のために、各前記楔体は前記縦軸に略平行な直線経路上で動くように強制される。
【0043】
特に、前記追加駆動体は、前記縦軸に略平行な方向に延在する油圧シリンダである。
【0044】
このように、前記追加駆動体は限られた寸法で高出力密度を有する。
【0045】
特に、システムは、前記ジャケット脚柱に固着される少なくとも一つのアイプレートと、前記楔体に固着される少なくとも一つの第2アイプレートとを各前記追加駆動体について具備し、前記追加駆動体は、前記少なくとも一つの第1アイプレートに、そして前記少なくとも一つの第2アイプレートにヒンジ結合される。
【0046】
このように、各前記追加駆動体は、ジャケットから、そして楔体から、迅速かつ容易な手法で取り外されうる。
【0047】
特に、システムは、前記追加駆動体の周りに配設されて、前記追加駆動体を前記縦軸に平行に保持するように構成される少なくとも一つの拘束部材を各前記追加駆動体について具備する。
【0048】
このように、システムの精度のために、各前記追加駆動体の変位が縦軸に略平行な方向に発生する。
【0049】
本発明の別の目的は、ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するための、先行技術の欠点を解消する方法を提供することである。
【0050】
本発明によれば、ジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するための方法が提供され、この方法は、
前記中空基礎杭に部分的に挿入された前記ジャケット脚柱の前記縦軸の方向を水準化アセンブリによって調節することと、
複数の楔体を、各楔体のための追加駆動体によって前記中空基礎杭と前記ジャケット脚柱との間の間隙に挿入することと、
前記水準化アセンブリを前記ジャケット脚柱から少なくとも部分的に取り外すことと、
を包含する。
【0051】
このように、容易かつ経済的な手法で前記ジャケット脚柱が水準化されて所定位置で前記中空基礎杭に締結されうる。
【0052】
さらに、各水準化アセンブリは、前記中空基礎杭への前記ジャケット脚柱の設置の後に少なくとも部分的に回収され、再使用されて同じ方法ステップを繰り返しうる。
【0053】
特に、この方法は、各前記追加駆動体を前記ジャケット脚柱及び前記楔体から取り外すことを包含する。
【0054】
このように、同じ方法ステップを実行するために各前記追加駆動体が容易かつ迅速な手法で回収されうる。
【0055】
特に、この方法は、前記ジャケット脚柱の周りに分散された複数の前記楔体を、前記ジャケット脚柱の外表面で前記縦軸に略平行な方向に延在する案内部に沿って動かすことを包含する。
【0056】
このように、各楔体は前記縦軸に略平行な直線経路上で動くように強制される。
【0057】
特に、この方法は、前記中空基礎杭に前記ジャケット脚柱を挿入する前に前記水準化アセンブリを前記ジャケット脚柱に取り付けることを包含する。
【0058】
このように、前記水準化アセンブリは、水塊の表面より上で前記ジャケット脚柱に容易かつ経済的な手法で取り付けられる。
【0059】
特に、前記ジャケット脚柱からの前記水準化アセンブリの取り外しは、ROVにより実施される。
【0060】
このように、前記水準化アセンブリは水中で遠隔的に回収されうる。
【0061】
特に、この方法は、前記中空基礎杭に前記ジャケット脚柱をグラウト固定することを包含する。
【0062】
このように、締結とグラウト固定の両方により前記ジャケット脚柱と前記中空基礎杭とがともに永久的に固着される。
【図面の簡単な説明】
【0063】
添付図面を参照して本発明の非限定的な実施形態が例として記載される。
図1】明瞭性のために一部が取り除かれた、水塊の底に設置される洋上風力タービンの斜視図である。
図2】明瞭性のために一部が取り除かれた、図1の洋上風力タービンのジャケット脚柱を水準化して中空基礎杭に締結するためのシステムの斜視図である。
図3】明瞭性のために一部が取り除かれた、図2のシステムの水準化アセンブリの正面図である。
図4】明瞭性のために一部が取り除かれた、特定の作動構成における図3の水準化システムの側面図である。
図5】明瞭性のために一部が取り除かれた、図2のシステムの図解である。
図6】明瞭性のために一部が取り除かれて水平面での断面における一部を含む図1の洋上風力タービンの断面図である。
図7】明瞭性のために一部が取り除かれた、図2のシステムの詳細な側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0064】
図1の番号1は、洋上現場に設置された洋上風力タービンを指す。
【0065】
洋上風力タービン1は、タワー2と、タワー2の上に回転可能に取り付けられるナセル3と、ナセル3に回転可能に取り付けられてハブ5とハブ5から径方向に延出するブレード6とを具備するロータ4と、ジャケット脚柱8と支持フレーム9とを具備する支持構造7と、中空基礎杭11を具備する基礎部10とを具備する。
【0066】
図1の特定実施形態において、支持構造7は3本のジャケット脚柱8を具備し、その各々が中空基礎杭11へ挿入される。
【0067】
ジャケット脚柱8の数と中空基礎杭11の数と支持フレーム9の構成とは、添付図には示されていない広範囲の多様な用途又は多様な洋上現場に応じて変化しうる。例えば、洋上風力タービンは、一以上のジャケット脚柱と関連の中空基礎杭とを有しうる。
【0068】
図1を参照すると、中空基礎杭11は水塊の底に挿入されて水塊の底である深さまで貫入する。
【0069】
各ジャケット脚柱8は中空基礎杭11に部分的に挿入される。
【0070】
洋上風力タービン1は、中空基礎杭11の縁部の近くで各ジャケット脚柱8に取り付けられる、ジャケット脚柱8を水準化して中空基礎杭11に締結するためのシステム12を具備する。
【0071】
図1においてシステム12は水中環境で使用されているが、水塊の表面より上でもシステム12が使用されうる。
【0072】
また、システム12は、陸上風力タービンと、第2中空ボデーへの第1ボデーの挿入及び配置を包含する他の用途とに使用されうる。
【0073】
それゆえ、図1に示されている水中での用途は、本発明の多様で可能な広範囲の用途を限定することが意図されているわけではない。
【0074】
図2を参照すると、システム12は、複数の締結アセンブリ13と、水準化アセンブリ14と、少なくとも一つのストッパブラケット15とを具備する。
【0075】
締結アセンブリ13は、各ジャケット脚柱8の周りに分散されてジャケット脚柱8の縦軸Aに略平行な方向にジャケット脚柱8の外表面に沿って動くように構成される複数の楔体16と、ジャケット脚柱8と楔体16とに取り付けられて中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙に楔体16を挿入するように構成されて選択的にジャケット脚柱8及び楔体16から取り外し可能である各楔体16のための一つの駆動体17とを具備する。
【0076】
駆動体17は、縦軸Aに略平行な方向に延在する油圧シリンダである。
【0077】
添付図に示されていない本発明の代替実施形態によれば、駆動体17は多様なタイプ、好ましくは、油圧、電気機械、又は空気タイプのものでありうる。
【0078】
締結アセンブリ13はさらに、ジャケット脚柱8の外表面に固着されて縦軸Aに略平行な方向に延在する一対のリブ18を具備する各楔体16のための案内部と、駆動体17の周りに配設されて駆動体17をジャケット脚柱8に保持するように構成される各駆動体17のための拘束部材19とを具備する。
【0079】
また、締結アセンブリ13は、ジャケット脚柱8に固着される少なくとも一つのアイプレート20と、楔体16に固着される少なくとも一つのアイプレート21とを各駆動体17について具備する。
【0080】
特に、締結アセンブリ13は、一対のアイプレート20と一対のアイプレート21とを各駆動体17について具備する。各駆動体17はピン22,23によってアイプレート20,21にヒンジ結合される。
【0081】
各ストッパブラケット15は、ジャケット脚柱8の外表面に固着されて、中空基礎杭11へのジャケット脚柱8の挿入を制限して中空基礎杭11から所与の距離に楔体16を保つため、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙より大きい長さにわたって径方向に延在する。この距離は、軸方向における駆動体17の行程より短い。
【0082】
特に、各ストッパブラケット15はジャケット脚柱8に溶接され、縦軸Aに略平行な方向に延在する少なくとも一つの縦壁24と、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙よりはるかに大きい径方向寸法を有して中空基礎杭11の縁部に支承されるように構成される底壁25とを具備する。
【0083】
水準化アセンブリ14は、ジャケット脚柱8と中空基礎杭11との間の間隙への楔体16の挿入に先立って中空基礎杭11に部分的に挿入されたジャケット脚柱8の縦軸Aを調節するように構成される。
【0084】
水準化アセンブリ14は、ジャケット脚柱8の周りに配設される少なくとも一つの駆動グループ26を具備する。
【0085】
本発明を限定しない図2の好適な実施形態において、駆動グループ26は、縦軸Aに略平行な方向に延在する少なくとも一つの駆動体27を具備する。
【0086】
より詳しく記すと、各駆動グループ26は、ともに結合される一対の駆動体27を具備する。
【0087】
駆動体27は、縦軸Aに略平行な方向に延在する油圧シリンダである。
【0088】
添付図に示されていない本発明の代替実施形態によれば、駆動グループ26は、多様な数の駆動体又は多様なタイプの駆動体、例えば電気機械式駆動体又は空気式駆動体を具備しうる。
【0089】
水準化アセンブリ14はさらに、各駆動体27を所定位置に保持するとともに駆動体対27の二つの駆動体27をともに固着するように構成される各駆動体対27のための接続要素28と、ジャケット脚柱8に固着される各駆動体対27のための一対の案内支持体29と、ジャケット脚柱8に固着される各駆動体対27のための一対の水準化ブラケット30と、各水準化ブラケット対30に固着される係止ピン機構31とを具備する。
【0090】
図3を参照すると、案内支持体対29の案内支持体29は、ジャケット脚柱8に溶接され、貫通孔を有し、縦軸Aに対して横断方向に延在するバー32により接続される。
【0091】
水準化ブラケット対30の水準化ブラケット30は、ジャケット脚柱8に溶接され、縦軸Aに対して横断方向に延在するバー33により接続される。
【0092】
接続要素28は、各駆動体対27の二つの駆動体27の間に載置されるロッド34を具備する。ロッド34の一端部はフォーク形状であり、接続バー32の周りでのロッド34の回転を可能にするようにして接続バー32に結合される。
【0093】
係止ピン機構31は、縦軸Aに略平行な方向に延在する摺動ピン36とバー33との間の径方向にロッド34が拘束される所定位置にロッド34を選択的に固定するため、案内シリンダ35と、案内シリンダ35の内側で摺動するように構成される摺動ピン36とを具備する。
【0094】
図4を参照すると、各駆動体27は、中空基礎杭11の縁部に支承されて案内支持体29の貫通孔を通るように構成されるジャッキブロック37を下端部に具備する。
【0095】
添付図に示されていない本発明の代替実施形態において、各案内支持体29は、ジャケット脚柱8に溶接されずにジャッキブロック37に固着され、中空基礎杭11の縁部に支承されるように構成される。
【0096】
図5を参照すると、システム12は、制御パネル38と、駆動体17,27へ流体を供給するための油圧回路39と、油圧回路39の流路が中に収容されるアンビリカル40とを具備する。
【0097】
油圧回路39は、駆動体27を選択的に制御するように構成される制御バルブ41と、制御バルブ41に対して並列であって駆動体17を選択的に制御するように構成される制御バルブ42と、制御パネル38にフィードバックを提供するために油圧回路39へ流入する流体の流量を測定するように駆動体27の流路に載置される流量計43とを具備する。
【0098】
油圧回路39はさらに、駆動体17の流路との流体連通状態にある蓄圧器44と、各駆動体17又は27のために駆動されるチェックバルブ45とを具備する。
【0099】
特に、制御パネル38は、縦軸Aの傾斜と、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙とを制御及び調節するように構成される。
【0100】
洋上風力タービン1の各ジャケット脚柱8の全ての縦軸Aの正確な配置を単一の制御パネル38が制御できるので、各洋上風力タービン1について一つの制御パネル38のみで充分である。
【0101】
図6を参照すると、洋上風力タービン1は、3本の中空基礎杭11と、中空基礎杭11に部分的に挿入される3本のジャケット脚柱8と、ジャケット脚柱8に取り付けられる3個のシステム12,46,47とを具備する。
【0102】
図6を参照すると、システム12,46は、1個の水準化アセンブリ14と、ジャケット脚柱8の周りの円形パターンで互いから等距離に離間する6個の楔体16と、ジャケット脚柱8の両側に固着される2個のストッパブラケット15とを具備する。
【0103】
中空基礎杭11への3個のジャケット脚柱8の正確な配置にはシステム12,46の水準化アセンブリ14で充分であるので、システム47は水準化アセンブリ14を具備していない。
【0104】
特に、ストッパブラケット15により静止支持される高い方のジャケット脚柱8に水準化アセンブリ14は取り付けられず、一方で他の2本のジャケット脚柱8が水準化アセンブリ14により持ち上げられうる。
【0105】
使用時に、そして図2を参照すると、ジャケット脚柱8が中空基礎杭11に部分的に挿入される前に、最終的な洋上又は陸上の現場での設置に先立ってジャケット脚柱8にシステム12が取り付けられる。
【0106】
ジャケット脚柱8が中空基礎杭11に部分的に挿入されると、そして水準化アセンブリ14の駆動の前に、少なくとも一つのストッパブラケット15が中空基礎杭11の縁部に載り、ジャケット脚柱8の重量を支承する。
【0107】
それから駆動体27が駆動され、中空基礎杭11の縁部と少なくとも一つのストッパブラケット15との間の縦方向の距離を設定する。
【0108】
より詳しく記すと、各駆動体28の上端部は水準化ブラケット30に支承され、ジャッキブロック37(図4)は中空基礎杭11の縁部に支承されている。
【0109】
縦軸Aの傾斜と、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙とを調節するために、制御パネル38は各駆動体27の変位を制御する駆動体27の中で動力を分散する。
【0110】
縦軸Aが所定位置にあると、複数の楔体16の各楔体16が中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙へ挿入される。
【0111】
図7を参照すると、各駆動体17は、リブ18に従ってジャケット脚柱8の外表面上で摺動する楔体16を、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙へ押入し、中空基礎杭11に対するジャケット脚柱8の横及び垂直移動を阻止する。
【0112】
特に、中空基礎杭11の縁部は、楔体16の挿入を可能にする面取り部を有する。
【0113】
中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙へ楔体16が挿入されると、制御パネル38は縦軸Aの位置を制御し、必要であれば、縦軸Aの位置を再調節するために駆動体27の変位を命令する。
【0114】
縦軸Aの位置の再調節のケースで、楔体16は中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙に再び圧入される。
【0115】
ジャケット脚柱8が楔体16により所定位置に固定されると、ジャケット脚柱8が中空基礎杭11にグラウト固定され、中空基礎杭11とジャケット脚柱8との間の間隙にグラウトが充填される。
【0116】
それからさらなるシステム12での再使用のために駆動体27がジャケット脚柱8から取り外される。
【0117】
本発明の特定の実施形態では、さらなるシステム12での再使用のために駆動体17もジャケット脚柱8から取り外される。
【0118】
本発明のさらなる特定実施形態において、グラウトが硬化するまで駆動体17,27は位置が維持される。
【0119】
本発明を限定しない好適な実施形態において、さらなるシステム12での再使用のために、添付図には示されていないROVにより駆動体17,27がジャケット脚柱8から取り外される。
【0120】
本明細書において、「ROV」の語は遠隔操作ビークルを意味する。より詳しく記すと、「ROV」の語は、最終的には人又はソフトウェアにより操作されるヒューマンインタフェースにより遠隔操作されて多様な種類の水中作業を実施するビークルを意味する。
【0121】
図3を参照すると、駆動体27の取り外しのために、各駆動体27が後退して、水準化ブラケット30と中空基礎杭11の縁部とに加えられていた荷重を解放する。
【0122】
それから、摺動ピン36が案内シリンダ35の内側で摺動してロッド34の径方向移動の阻止を終了し、駆動体対27の取り外しを可能にする。
【0123】
具体的には記載されず以下の請求項の保護範囲に入る変形を本発明が含むことは明白である。
【符号の説明】
【0124】
1 洋上風力タービン
2 タワー
3 ナセル
4 ロータ
5 ハブ
6 ブレード
7 支持構造
8 ジャケット脚柱
9 支持フレーム
10 基礎部
11 中空基礎杭
12 システム
13 締結アセンブリ
14 水準化アセンブリ
15 ストッパブラケット
16 楔体
17 駆動体
18 リブ
19 拘束部材
20 第1アイプレート
21 第2アイプレート
22,23 ピン
24 縦壁
25 底壁
26 駆動グループ
27 駆動体
28 接続要素
29 案内支持体
30 水準化ブラケット
31 係止ピン機構
32,33 バー
34 ロッド
35 案内シリンダ
36 摺動ピン
37 ジャッキブロック
38 制御パネル
39 油圧回路
40 アンビリカル
41,42 制御バルブ
43 流量計
44 蓄圧器
45 チェックバルブ
46,47 システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7