(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】ポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0354 20130101AFI20240917BHJP
G01B 3/00 20060101ALN20240917BHJP
G01B 21/00 20060101ALN20240917BHJP
G06K 11/06 20060101ALN20240917BHJP
【FI】
G06F3/0354 441
G01B3/00
G01B21/00 A
G06K11/06
(21)【出願番号】P 2023220585
(22)【出願日】2023-12-27
【審査請求日】2023-12-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000146814
【氏名又は名称】株式会社新来島どっく
(74)【代理人】
【識別番号】100090044
【氏名又は名称】大滝 均
(72)【発明者】
【氏名】古谷 健吾
【審査官】九鬼 一慶
(56)【参考文献】
【文献】特開昭62-245767(JP,A)
【文献】特開平06-018250(JP,A)
【文献】特開平02-157971(JP,A)
【文献】実開昭60-030040(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0354
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙図面1を置くための平らな机もしくは床、コンピュータ及びこれに接続されるポインティングデバイス
による紙図面座標のスキャン方法であって、
(1)水平な机4などにスキャン対象部材がプロットされた紙図面を設置するステップと、
(2)紙図面に「用紙サイズ(L)」の記載のない場合にポインティングデバイスを紙図面左下端へ置き、クリックしてその地点の座標(X0、Y0)を
コンピュータが取得するステップと、
(3)ポインティングデバイスを紙図面上を滑らせて、反対側の端部右上端へ移動させて、その地点でポインティングデバイスをクリックし、紙図面上のその地点の座標(X1、Y1)を取得して、
コンピュータが以下に示す式により紙図面の用紙
の対角長サイズを決定するステップと、
【数1】
(4)紙図面に「縮尺(S)」の記載のない場合には
、コンピュータが、ポインティングデバイスを紙図面内の寸法が記載される部材の寸法表示に沿っ
て移動させた移動量を取得して、以下に示す式により紙図面の縮尺を決定するステップと、
図面の縮尺(S)=寸法表示に沿ったポインティングデバイスの移動量/紙図面記載の部材の寸法
(
5)紙図面上の任意の点にポインティングデバイスを設置し、クリックしてその地点の座標(X2,Y2)を基準点座標として
コンピュータが取得するステップと、
(
6)基準点座標(X2,Y2)からポインティングデバイスを紙図面の計測点Aまで移動させて、所望の計測点Aの紙図面上の基準点との相対的な座標(X3,Y3)を
コンピュータが取得するステップと、
(
7)(3)(4)で求めた用紙サイズ及び縮尺Sと(5)で取得した紙図面上の基準点座標(
X2,Y2)から図面内の座標を
、コンピュータが、以下の式に基づいて紙図面内の1mmあたりのマウスの移動量Cx、Cyを
求め、算出し、記録するステップと、
(X方向のマウスの移動量Cx)
Cx=(X1-X0)÷L÷S
(Y方向のマウスの移動量Cy)
Cy=(Y1-Y0)÷L÷S
計測点Aの紙図面上の座標(XA,YA)
XA=(X3
-X2)×Cx
YA=(Y3
-Y2)×Cy
(
8)上記(5)~(
7)をくり返すステップと、
を有することを特徴とするポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶等の紙図面の座標計測に関し、ポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の紙図面の座標計測に関しては、例えば、特開2018-41457号公報などに開示のものが知られている。特開2018-41457号公報の開示は、発明名称「デジタイザシャープペンシル」に係り、「シャープペンシルとしての筆記が行われている状態で、位置指示器としても確実に機能させること」の発明解決課題において(同公報明細書段落番号0006参照)、「軸筒内に、紙面に描線を筆記可能なシャープペンシルユニットと、外周に電磁誘導コイルが配設されているフェライトコアと、前記シャープペンシルユニットに加わる押圧を感知する感圧センサと、が収容され、前記軸筒の後端からは、前記シャープペンシルユニットの芯繰り出し操作に用いられるノックボタンが突出しているデジタイザシャープペンシルであって、前記フェライトコアは、前記シャープペンシルユニットの先端付近に設けられており、前記感圧センサは、前記電磁誘導コイルと電気的に接続されており、前記シャープペンシルユニットが筆記による押圧により後方へ移動すると、前記感圧センサが作動するとともに、前記感圧センサの作動を表示する作動表示手段がさらに設けられている」構成とすることにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載等参照)、「シャープペンシルに位置指示器としての機能をも具備させるに当たって、シャープペンシルとしての筆記が行われている状態で、位置指示器としても確実に機能させることが可能となる」との効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0016参照)。
ところが、船舶等の紙図面は、用紙サイズが大きいなどのことから、デジタイザのような専用の機材を用いることは難しく、実際上は、紙座標に手書きでプロットした点を定規で測り、縮尺を計算した上で、コンピュータに入力していた。
このような用紙サイズが大きく、もしくはプロット点が多い場合、定規での計測は時間が掛かり、読み間違い等も発生するなどの問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、コンピューター(以下「PC」とも称する。)に接続されたポインティングデバイス(以下「マウス」とも称する)を用いて、紙図面上をドラッグすることで、紙図面上の座標を直接数値データに変換し、コンピューターに直接記録できるようにするポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、ポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法において、紙図面1を置くための平らな机もしくは床、コンピュータ及びこれに接続されるポインティングデバイス
による紙図面座標のスキャン方法であって、(1)水平な机4などにスキャン対象部材がプロットされた紙図面を設置するステップと、(2)紙図面に「用紙サイズ(L)」の記載のない場合にポインティングデバイスを紙図面左下端へ置き、クリックしてその地点の座標(X0、Y0)を
コンピュータが取得するステップと、 (3)ポインティングデバイスを紙図面上を滑らせて、反対側の端部右上端へ移動させて、その地点でポインティングデバイスをクリックし、紙図面上のその地点の座標(X1、Y1)を取得して、
コンピュータが以下に示す式により紙図面の用紙
の対角長サイズを決定するステップと、
【数1】
(4)紙図面に「縮尺(S)」の記載のない場合には
、コンピュータが、ポインティングデバイスを紙図面内の寸法が記載される部材の寸法表示に沿っ
て移動させた移動量を取得して、以下に示す式により紙図面の縮尺を決定するステップと、
図面の縮尺(S)=寸法表示に沿ったポインティングデバイスの移動量/紙図面記載の部材の寸法
(
5)紙図面上の任意の点にポインティングデバイスを設置し、クリックしてその地点の座標(X2,Y2)を基準点座標として
コンピュータが取得するステップと、(
6)基準点座標(X2,Y2)からポインティングデバイスを紙図面の計測点Aまで移動させて、所望の計測点Aの紙図面上の基準点との相対的な座標(X3,Y3)を
コンピュータが取得するステップと、(
7)(3)(4)で求めた用紙サイズ及び縮尺Sと(5)で取得した紙図面上の基準点座標(
X2,Y2)から図面内の座標を
、コンピュータが、以下の式に基づいて紙図面内の1mmあたりのマウスの移動量Cx、Cyを
求め、算出し、記録するステップと、(X方向のマウスの移動量Cx)
Cx=(X1-X0)÷L÷S
(Y方向のマウスの移動量Cy)
Cy=(Y1-Y0)÷L÷S
計測点Aの紙図面上の座標(XA,YA)
XA=(X3
-X2)×Cx
YA=(Y3
-Y2)×Cy
(
8)上記(5)~(
7)をくり返すステップと、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上記のようなステップからなる方法としたので、既存の普及しているポインティングデバイスとコンピュータのみで構成され、専用のハードや演算機を必要としないため、安価で、場所を問わず使用することができる紙図面座標のスキャン方法を提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、本発明に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための実施例1の基本構成を示す図である。
【
図2】
図2は、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための前記PC2の初期入力画面である。
【
図3】
図3は、PC2に一般的に利用されるポインティングデバイス(マウス等)3を用いて、紙図面1の座標データから寸法を設定する方法のがイラクを示す図である。
【
図4】
図4は、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法により紙図面1条の基準点及び計測点A、B、・・・を求め、計測点A、B、・・についての紙図面1内の座標を決定する処理概略を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための形態として実施例を示す図面に基づき詳細に説明する。
【実施例1】
【0009】
まず、本発明は、コンピュータに接続したポインティングデバイスを紙図面の端部に配置し、紙図面の用紙サイズ、尺度を設定し、設定後、ポインティングデバイスを紙図面上の任意の点(例えば、基準点)でクリックし、次の点(例えば、測定点A)にドラッグし、再度クリックすることで、紙図面に表示される実図面の座標がコンピュータで計算され、自動で記録されるようにしたポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法である。
【0010】
図1は、本発明に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための実施例1の基本構成を示す図であり、
図1において、符号1は、スキャン対象の紙図面、2は、紙図面座標を取り込むパーソナルコンピュータ(PC)、3は、同ポインティングデバイスたるワイヤレスマウス、4は、紙図面を広げ、裁置する机である。
【0011】
上述するように、本発明に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための基本構成は、基本的には、紙図面1を置くための平らな机4もしくは床4、ポインティングデバイス3、コンピュータ2の3つで構成される。すなわち、基本的には、コンピュータ2にはポインティングデバイス3の座標を読み取り、紙図面1の座標へ変換・記録することにより行われる。その詳細は、以下のものであるが、これらの処理はコンピュータ(PC)で駆動されるソフトウェアで実行されることとなる。
【0012】
前提として、例えば、船舶等の紙図面には、必ず紙図面に「用紙サイズ(L1/L2)及び「縮尺(S)」の記述があるので、それを初期画面に入力する(初期画面に説明及び紙図面に「用紙サイズ」、「縮尺」の記述がない場合については、後に詳述する。
【0013】
図2は、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施するための前記PC2の初期入力画面であり、スキャン対象の紙図面1に記載の「用紙サイズ(L)」及び「縮尺(S)」が選定可能に表示されているので、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を実施する場合には、紙図面1に記載に基づいて、「用紙サイズ(L)」を「A0、A1、A2、A3」及び「縮尺(S)」を1/20、1/25、1/50、1/100、1/250、1/1のいずれかを選定して入力する。
【0014】
なお、紙図面1に「用紙サイズ」及び「縮尺」の記載のない場合には、紙図面1には、必ず、設計部材(例えば、「ボルト長等」の寸法の記載があるので、ポインティングデバイス3の当該箇所の移動量と紙図面1の寸法記載から「用紙サイズ」及び「縮尺(S)」を求めることとなる。
【0015】
概略すれば、本発明は、スキャン対象となる紙図面1に「用紙サイズ」及び「図面の縮尺」の記載がある場合には、その記述を
図2に示す初期画面に入力し、スキャン対象となる紙図面1に「用紙サイズ」及び/又は「縮尺」の記載がない場合には、ポインティングデバイス3を紙図面1の各対角端でそれぞれの座標を取得することで「用紙サイズ」を、及び/又は、紙図面1中の寸法記載のある部材について、当該部材寸法に沿ったポインティングデバイス3の移動量と記載された部材寸法から「縮尺(S)」を求めるようにしたものである。
【0016】
その上で、紙図面1上の任意の点を基準点座標として取得し、基準点座標からポインティングデバイス3を所望の計測点Aまで移動させて、基準点位置との関係で相対的な計測点Aの座標を取得し、これをくり返すことにより、紙図面内の1mmあたりマウスの移動量を算出し、コンピューターへ記録するというものである。
【0017】
図3は、紙図面1に用紙サイズ(L)の記載のない場合のPC2に一般的に利用されるポインティングデバイス(マウス等)3を用いて、紙図面1の座標データから「用紙サイズ(L)」を求める方法の概略を示す図であり、符号5は、紙図面1に描かれたスキャン対象であり、その余の符号は、
図1に示す構成部材である。本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を用いて、「用紙サイズ(L)」及び/又は「縮尺(S)」を求める方法は、以下のとおりである。
【0018】
(1)まず、
図1に示すように、水平な机4などにスキャン対象部材がプロットされた紙図面1を設置する。
(2)
図3に示すように、ポインティングデバイス3を紙図面1の端部(
図3では、左下端)へ置き、クリックしてその地点の座標(X0、Y0)(
図3に示す数字[2])を取得する
(3)次ぎに、ポインティングデバイス3を紙図面1上を滑らせて、反対側の端部(
図3では、右上端)へ移動させ、その地点でポインティングデバイス3をクリックし、その地点の座標(X1、Y1)(
図3に示す数字[4])から紙図面1の用紙サイズ(L)を決定する。
【0019】
なお、図示は省略するが、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を用いて、紙図面1の縮尺(S)を求める場合は、紙図面1中の寸法が記載されたスキャン対象部材について、記載された寸法に沿ってポインティングデバイス3を移動させ、その移動量と寸法との割合から「縮尺(S)]を求める。
すなわち、
【数1】
図面の縮尺(S)=ポインティングデバイス3の移動量/紙図面記載の部材の寸法
【0020】
次に、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法により決定された上記用紙サイズ及び縮尺に基づき、紙図面1の基準点及び必要な数の計測点を求め、これらに基づく、紙図面内の各座標を決定する概略を説明する。
【0021】
図4は、本実施例1に係るポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法により紙図面1条の基準点及び計測点A、B、・・・を求め、計測点A、B、・・についての紙図面1内の座標を決定する概略を示す図であり、
図4において、+は、いずれも基準点(
図4に示す数字[5])、計測点A(
図4に示す数字[7])、計測点B(
図4に示す数字[8])を示し、その余の符号は
図1、
図3に示す同じ部材を示している。
【0022】
(基準点(X2,Y2)の決定)
(4)紙図面1上の任意の点にポインティングデバイス3を設置し、クリックしてその地点の座標(X2,Y2)(
図4に示す数字[5])を基準点座標として取得する。
【0023】
(計測点Aの紙図面1上の座標の決定)
(5)基準点座標(X2,Y2)からポインティングデバイス3を紙図面1の計測点Aまで移動させて、所望の計測点Aの紙図面1上の基準点との相対的な座標(X3,Y3)(
図4に示す数字[7])を取得する。
(8)(3)で求めた縮尺Sと(5)で取得した紙図面1上の座標(X3,Y3)から図面内の座標を以下の式に基づいて紙図面1内の1mmあたりのマウス3の移動量Cx、Cyを算出し、コンピューター2へ記録する。
【0024】
紙図面1内の1mmあたりのマウス3の移動量Cx、Cyは、いずれも、(マウス3の移動量÷用紙サイズ÷縮尺)で求めることができることから、記憶する紙図面1内の1mmあたりのマウス3の移動量Cx、Cyは、次式から求められることとなる。
(X方向のマウス3の移動量Cx)
Cx=(X1-X0)÷L÷S
(Y方向のマウス3の移動量Cy)
Cy=(Y1-Y0)÷L÷S
【0025】
(計測点Bの紙図面1上の座標の決定)
(8)ポインティングデバイス3を計測点Bへ移動させて計測点Bの紙図面1上の座標(x4,Y4)(
図4に示す数字[9])を取得する。
(9)(8)と同様に処理を行う。
(10)以降、(8)(9)を繰り返し行い、計測点C、・・・の紙図面1上の座標(X4,Y4)(
図4では図示外)を求めて記憶する。
【0026】
その結果、計測点Aの紙図面1上の座標(XA,YA)は、計測点Bとの相対的関係で、次の式によって求めることができる。
XA=(X3ーX2)×Cx
YA=(Y3ーY2)×Cy
【0027】
これらを整理すると、以下の表に表すことができ、その計測結果を表データに出力、又は、必要に応じ、PC2の画面上に図形を描画することもできることとなる。
【0028】
【0029】
上述してきたように、紙図面1内の所定の座標を表データとしてPC2に記憶することができ、必要に応じて、他のPCソフトウエア(プログラム)内に取り込むことによって、ポインティングデバイス3を用いて、紙図面上をドラッグするだけで、紙図面上の座標を直接数値データに変換することができ、かつ、変換された数値データをコンピューターに直接記録できることとなる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、船舶等の紙図面の座標計測に関し、ポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法に利用される。
【符号の説明】
【0031】
1 スキャン対象の紙図面
2 紙図面座標を取り込むパーソナルコンピュータ(PC)
3 ワイヤレスマウス
4 机 床
5 スキャン対象
【要約】
【課題】
コンピューターポインティングデバイスを用いて、紙図面上の座標を直接数値データに変換し、コンピューターに直接記録できるようにするポインティングデバイスによる紙図面座標のスキャン方法を提供する。
【解決手段】
ポインティングデバイスを紙図面対角端へ置き、クリックしてそれらの地点の座標を取得し用紙サイズ及び図面内の寸法記載とポインティングデバイスを移動量から図面の縮尺を決定するステップと、紙図面上の任意の点を基準点座標として取得するステップと、基準点座標からポインティングデバイスを所望の計測点Aまで移動させて、基準点位置と相対的な計測点A座標を取得するステップと、これをくり返すステップにより、紙図面内の1mmあたりマウスの移動量を算出し、コンピューター2へ記録するステップと、を有する。
【選択図】
図3