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特許75561645Gメッセージ処理方法、5Gメッセージセンター、端末、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-13
(45)【発行日】2024-09-25
(54)【発明の名称】5Gメッセージ処理方法、5Gメッセージセンター、端末、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/12 20090101AFI20240917BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20240917BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240917BHJP
【FI】
H04W4/12
H04W4/06
H04W88/18 130
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2023557202
(86)(22)【出願日】2021-10-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-06
(86)【国際出願番号】 CN2021122887
(87)【国際公開番号】W WO2022193622
(87)【国際公開日】2022-09-22
【審査請求日】2023-09-15
(31)【優先権主張番号】202110277498.6
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】王笛
(72)【発明者】
【氏名】楊翠萍
(72)【発明者】
【氏名】謝東
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0277876(US,A1)
【文献】特開2004-015435(JP,A)
【文献】特開2004-040716(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0059761(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108768675(CN,A)
【文献】特開2014-225732(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
5Gメッセージセンターに適用される5Gメッセージ処理方法であって、
5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中から、第1ノード及び第2ノードを決定し、前記第1ノードのノード情報に基づいて第1リストを生成するステップであって、前記第1ノード及び前記第2ノードは、前記5Gメッセージセンターに帰属するステップと、
前記5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを前記第1ノードに送信するステップと、
前記第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを前記第2ノードに配信し、前記第2ノードが前記一斉送信通知に従って前記第1リスト中の少なくとも1つの前記第1ノードから前記一斉送信ファイルを取得するようにさせるステップと、を含む、5Gメッセージ処理方法。
【請求項2】
5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中から、第1ノード及び第2ノードを決定する前記ステップは、
前記5Gメッセージを受信すべき全てのノードのノード情報を取得するステップであって、前記ノード情報は、前記5Gメッセージを受信すべきノードのネットワーク属性を表すためのものであるステップと、
前記ノード情報に基づいて、前記5Gメッセージを受信すべき全てのノードを第1ノードと第2ノードとに分けるステップと、を含む、請求項1に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項3】
前記ノード情報は、セグメントデータを含み、
前記ノード情報に基づいて、前記5Gメッセージを受信すべき全てのノードを第1ノードと第2ノードとに分ける前記ステップは、
前記セグメントデータに対応する地域情報に基づいて、前記5Gメッセージを受信すべき全てのノードを少なくとも1つのノードグループに分けるステップと、
予め設定された数又は割合で、各前記ノードグループから少なくとも1つのノードを第1ノードとしてランダムに選択するステップと、
残りのノードを第2ノードとするステップと、を含む、請求項2に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項4】
前記通知メッセージは、前記一斉送信ファイルのファイルチェック値をさらに含み、
前記ファイルチェック値は、前記第2ノードが前記一斉送信ファイルを取得した後に、前記ファイルチェック値に基づいて前記一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行うために使用される、請求項1に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項5】
前記第2ノードが前記第1リストから選択した少なくとも1つの第1ノードのノード情報を含む前記第2ノードからのノード選択情報を取得するステップと、
前記一斉送信ファイルに対応するランダムトークンを生成するステップと、
前記ランダムトークンを前記第2ノード及び前記少なくとも1つの第1ノードに送信し、前記第2ノードが前記少なくとも1つの第1ノードから前記一斉送信ファイルを取得する前に、前記ランダムトークンに基づいて認証を行うようにさせるステップと、をさらに含む、請求項1に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項6】
前記第2ノードによって報告された返送メッセージを受信するステップと、
前記第2ノードが前記一斉送信ファイルを正常に受信したことを前記返送メッセージが示す場合、前記第2ノードのノード情報を保存し、又は前記第2ノードが前記一斉送信ファイルを異常に受信したことを前記返送メッセージが示す場合、前記一斉送信ファイルを前記第2ノードに送信するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項7】
前記一斉送信ファイルに対応する一斉送信タスクの存在時間が第1予め設定された時間閾値を超えた場合、前記一斉送信タスクを削除するステップをさらに含む、請求項1に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項8】
第1ノードに適用される5Gメッセージ処理方法であって、
5Gメッセージセンターによって配信された、5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを取得するステップと、
第2ノードが一斉送信通知に従って送信された、ファイル取得要求を受信する場合、前記一斉送信ファイルを前記第2ノードに送信するステップであって、前記一斉送信通知は、前記5Gメッセージセンターによって前記第2ノードに送信され、前記第1ノードと前記第2ノードは、前記5Gメッセージセンターに所属するステップと、を含む、5Gメッセージ処理方法。
【請求項9】
前記ファイル取得要求は、前記5Gメッセージセンターからの第2ランダムトークンを搬送しており、
前記5Gメッセージ処理方法は、
前記5Gメッセージセンターによって送信された第1ランダムトークンを受信するステップと、
前記ファイル取得要求を受信する場合、前記第1ランダムトークン及び前記第2ランダムトークンに基づいて認証を行うステップと、
認証に合格したことが確認された場合、前記一斉送信ファイルを前記第2ノードに送信するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項10】
第2ノードに適用される5Gメッセージ処理方法であって、
5Gメッセージセンターによって送信された、第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを受信するステップであって、前記第1リストは、前記5Gメッセージセンターが第1ノードのノード情報に基づいて生成され、前記第1ノードには、前記5Gメッセージセンターによって直接送信された一斉送信ファイルを記憶しているステップと、
前記一斉送信通知に従って、ファイル取得要求を前記第1リスト中の少なくとも1つの第1ノードに送信し、前記少なくとも1つの第1ノードから前記一斉送信ファイルを取得するステップと、を含む、5Gメッセージ処理方法。
【請求項11】
前記5Gメッセージセンターによって送信された第2ランダムトークンを受信するステップと、
前記ファイル取得要求を前記第1ノードに送信する場合、前記第2ランダムトークンも前記第1ノードに送信するステップと、をさらに含む、請求項10に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項12】
前記5Gメッセージセンターによって配信された前記一斉送信ファイルの第1ファイルチェック値を受信するステップと、
前記第1ファイルチェック値に基づいて、取得された前記一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行うステップと、
ファイルチェックに合格したことが確認された場合、前記一斉送信ファイルを正常に受信したことを示す返送メッセージを前記5Gメッセージセンターに送信し、又は、ファイルチェックに合格しなかったことが確認された場合、前記少なくとも1つの第1ノードから前記一斉送信ファイルを再び取得し、前記一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行うステップと、をさらに含む、請求項10に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項13】
前記一斉送信ファイルのチェックに失敗した回数が予め設定された回数閾値を超えた場合、前記一斉送信ファイルを異常に受信したことを示す返送メッセージを前記5Gメッセージセンターに送信するステップと、
前記5Gメッセージセンターによって直接送信された一斉送信ファイルを受信するステップと、をさらに含む、請求項12に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項14】
前記一斉送信通知に従って、ファイル取得要求を前記第1リスト中の少なくとも1つの第1ノードに送信する前記ステップは、
前記第1リストからm個の第1ノードをランダムに選択してダウンロードノードリストを構成し、前記ダウンロードノードリスト中の第1ノードから前記一斉送信ファイルをダウンロードするステップであって、mは正の整数であり、mは、前記第1リスト中の第1ノードの数から決定されるステップと、
前記一斉送信ファイルのダウンロードが完了するまで、又は前記第1リスト中の第1ノードが全て1回選択されるまで、予め設定された時間間隔が経過するごとに、前記ダウンロードノードリストからn個の第1ノードを選択して削除し、選択されていないn個の第1ノードを前記第1リストからランダムに選択して前記ダウンロードノードリストに追加するステップであって、nは正の整数であり、nはmより小さいステップと、を含む、請求項10に記載の5Gメッセージ処理方法。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む5Gメッセージセンターであって、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、請求項1~7のいずれか1項に記載の5Gメッセージ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を記憶した、5Gメッセージセンター。
【請求項16】
少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む端末機器であって、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、請求項8~9のいずれか1項に記載の5Gメッセージ処理方法、又は請求項10~14のいずれか1項に記載の5Gメッセージ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶した、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が202110277498.6、出願日が2021年03月15日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容はここで参照として本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、通信の技術分野に関し、特に、5Gメッセージ処理方法、5Gメッセージセンター、端末、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
5Gメッセージは、ショートメッセージ業務のアップグレードであり、従来の携帯電話のショートメッセージをエントリーとし、強化されたメッセージサービスをユーザーに提供し、ユーザーにテキスト、画像、音声、動画、位置や連絡先などのメディアコンテンツの送信と受信を提供できる。OTT(Over The Top)系アプリのチャット、グループチャット、アプレットや他の各種サービス系アプリケーション(APP)の多くの機能を兼ね備え、発展の将来性が期待できる。
【0004】
現在、5Gメッセージは、5Gメッセージセンター(5GMC:5th Generation Message Center)を通じて送信され、センターサーバーノードの方式でユーザー端末に豊富なメディア通信サービスを提供している。しかし、ユーザー数の増加に伴い、5Gメッセージの一斉送信は、5Gメッセージセンターに帯域幅、ディスクIO(Input/Output、入出力)、計算力、資金や管理などに関するプレッシャーをもたらし、5Gメッセージセンターの一斉送信シーンにおけるサービス品質に影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以下は、本明細書で詳細に説明されている主題の概要である。本概要は、特許請求の範囲の保護範囲を限定するものではない。
【0006】
本願の実施例は、5Gメッセージセンターがメッセージを一斉に送信する際に生じる通信負荷を低減し、5Gメッセージセンターの5Gメッセージ処理能力及び効率を向上させることができる5Gメッセージ処理方法、5Gメッセージセンター、端末、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様では、本願の実施例は、5Gメッセージセンターに適用される5Gメッセージ処理方法を提供する。前記方法は、5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中から、第1ノード及び第2ノードを決定し、前記第1ノードのノード情報に基づいて第1リストを生成するステップであって、前記第1ノード及び前記第2ノードは、前記5Gメッセージセンターに帰属するステップと、前記5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを前記第1ノードに送信するステップと、前記第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを前記第2ノードに配信し、前記第2ノードが前記一斉送信通知に従って前記第1リスト中の少なくとも1つの前記第1ノードから前記一斉送信ファイルを取得するようにさせるステップと、を含む。
【0008】
第2態様では、本願の実施例は、第1ノードに適用される5Gメッセージ処理方法をさらに提供する。前記方法は、5Gメッセージセンターによって配信された、5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを取得するステップと、第2ノードが一斉送信通知に従って送信された、ファイル取得要求を受信する場合、前記一斉送信ファイルを前記第2ノードに送信するステップであって、前記一斉送信通知は、前記5Gメッセージセンターによって前記第2ノードに送信され、前記第1ノードと前記第2ノードは、前記5Gメッセージセンターに所属するステップと、を含む。
【0009】
第3態様では、本願の実施例は、第2ノードに適用される5Gメッセージ処理方法をさらに提供する。前記方法は、5Gメッセージセンターによって送信された、第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを受信するステップであって、前記第1リストは、前記5Gメッセージセンターによって第1ノードのノード情報に基づいて生成され、前記第1ノードには、前記5Gメッセージセンターによって直接送信された一斉送信ファイルを記憶しているステップと、前記一斉送信通知に従って、ファイル取得要求を前記第1リスト中の少なくとも1つの第1ノードに送信し、前記少なくとも1つの第1ノードから前記一斉送信ファイルを取得するステップと、を含む。
【0010】
第4態様では、本願の実施例は、5Gメッセージセンターをさらに提供する。前記5Gメッセージセンターは、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む。前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、第1態様に記載の5Gメッセージ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を記憶している。
【0011】
第5態様では、本願の実施例は、端末機器をさらに提供する。前記端末機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む。前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、第2態様に記載の5Gメッセージ処理方法、又は第3態様に記載の5Gメッセージ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶している。
【0012】
第6態様では、本願の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、第1態様に記載の5Gメッセージ処理方法、第2態様に記載の5Gメッセージ処理方法、又は第3態様に記載の5Gメッセージ処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能命令を記憶している。
【0013】
本願の他の特徴及び利点は、後の明細書で説明され、本明細書から部分的に明らかになるか、又は本願を実施することによって理解される。本願の目的及び他の利点は、明細書、特許請求の範囲、及び図面において特に指摘された構造によって達成され得る。
【0014】
図面は、本願の技術的解決手段の更なる理解を提供するために使用され、かつ、明細書の一部を構成し、本願の例と共に本願の技術的解決手段を説明するために使用されるものであり、本願の技術的解決手段を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願の一実施例による5Gメッセージセンターによる5Gメッセージ処理方法の全体的なフローチャートである。
図2】本願の一実施例による第1ノードと第2ノードとを分ける方法のフローチャートである。
図3】本願の一実施例によるシードノードを選択する方法のフローチャートである。
図4】本願の一実施例による5Gメッセージセンターが強認証モードを実行する方法のフローチャートである。
図5】本願の一実施例による、5Gメッセージセンターが返送メッセージに基づいて処理する方法のフローチャートである。
図6】本願の一実施例による第1ノードによる5Gメッセージ処理方法の全体的なフローチャートである。
図7】本願の一実施例による第1ノードが強認証モードを実行する方法のフローチャートである。
図8】本願の一実施例による第2ノードによる5Gメッセージ処理方法の全体的なフローチャートである。
図9】本願の一実施例による第2ノードがシードノードを選択する方法のフローチャートである。
図10】本願の一実施例による第2ノードが強認証モードを実行する方法のフローチャートである。
図11】本願の一実施例による第2ノードが返送メッセージを送信する方法のフローチャートである。
図12】本願の一実施例による第2ノードが一斉送信ファイルを直接取得する方法のフローチャートである。
図13】本願の実施例によるシステムモジュール接続の概略図である。
図14】本願の例による5Gメッセージ処理の流れ図である。
図15】本願の実施例による5Gメッセージセンターの装置構成の概略図である。
図16】本実施例による端末装置構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下では、図面及び実施例を参照して、本願をさらに詳細に説明する。なお、ここで説明される具体的な実施例は、本願を説明するためにのみ使用され、本願を限定するために使用されない。
【0017】
現在、5Gメッセージセンターは、センターサーバーの形式を採用して、5Gメッセージを受信すべきノードに対して、5Gメッセージを送信し、つまり、1つの5Gメッセージセンターは、その5Gメッセージセンターに帰属する全てのノードに5Gメッセージを送信する。ノード数が多くない場合、5Gメッセージセンターは一斉送信タスクを処理するのに十分なリソースを持っている。しかし、ノード数が増え、5Gメッセージのリアルタイム性がますます高まるにつれ(地震や津波などの一斉送信タイプの5Gメッセージ)、5Gメッセージセンターが一斉送信タスクを実行する際に帯域幅、ディスクIO、計算力、管理などの負荷に直面し、5Gメッセージセンターの処理能力や処理効率が制限されてしまう。また、センターサーバーである5Gメッセージセンターが故障すれば、5Gメッセージセンターのアプリケーションシステムの管理・制御能力が失われ、一斉送信5Gメッセージが中断され、ユーザーエクスペリエンスが損なわれる。
【0018】
これに基づき、本願の実施例は、5Gメッセージ処理方法、5Gメッセージセンター、端末、及び記憶媒体を提供する。5Gメッセージセンターの下の全てのノードを第1ノードと第2ノードに分け、5Gメッセージセンターは、全てのノードに5Gメッセージを一斉送信する必要がある場合、第1ノードに対してのみ一斉送信ファイルを送信し、第2ノードが第1ノードに当該一斉送信ファイルを取得するようにさせる。これにより、5Gメッセージセンターが5Gメッセージを集中的に一斉送信することによる通信負荷を低減し、5Gメッセージセンターの一斉送信処理能力及び処理効率を向上させる。
【0019】
以下、図面を参照して、本願の実施例についてさらに説明する。
【0020】
図1に示すように、本願の実施例は、以下のステップS1100、ステップS1200、及びステップS1300を含むがこれらに限定されない、5Gメッセージセンターに適用される5Gメッセージ処理方法を提供する。
【0021】
ステップS1100:5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中から、第1ノード及び第2ノードを決定し、第1ノードのノード情報に基づいて第1リストを生成し、第1ノード及び第2ノードは、5Gメッセージセンターに帰属する。
【0022】
現在の5Gメッセージセンターで採用されているネットワークアーキテクチャに基づいて、同一の5Gメッセージセンターの下に帰属する全てのノードを第1ノードと第2ノードに分ける。そのうち、第1ノードは、シードノードとして、第2ノードに一斉送信ファイルを提供し、第2ノードは、通常ノードとして、第1ノードから一斉送信ファイルを抽出する。このため、第2ノードが第1ノードの情報を取得できるように、5Gメッセージセンターは分けられた第1ノードのノード情報を統合して第1リストを生成し、シードノードリストとして第2ノードに提供する。5Gメッセージセンターが5Gメッセージを受信すべきノードを管理しやすくするために、第1ノード及び第2ノードはいずれもこの5Gメッセージセンターに帰属し、これにより、5Gメッセージセンターが一斉送信タスクを処理する際に、ノードがすでに一斉送信ファイルの受信を完了しているか否かを容易に判定でき、信頼性の高い一斉送信制御を実現できる。
【0023】
ステップS1200:5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを第1ノードに送信する。
【0024】
5Gメッセージセンターが5Gメッセージを一斉送信する必要がある場合、5Gメッセージセンターは、一斉送信タスクを作成した後、5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルをシードノードである第1ノードに送信する。これにより、第1ノードは予め一斉送信ファイルを記憶し、第2ノードがこの一斉送信ファイルをダウンロードできるようにする。
【0025】
ステップS1300:第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを第2ノードに配信し、第2ノードが一斉送信通知に従って第1リスト中の少なくとも1つの第1ノードから一斉送信ファイルを取得するようにさせる。
【0026】
第1ノードが一斉送信ファイルを受信すると、5Gメッセージセンターは、第1ノードのノード情報が記載された第1リストと、第2ノードに一斉送信ファイルの取得を通知する一斉送信通知とを含む通知メッセージを第2ノードに送信する。第2ノードは、この通知メッセージにより、第1リストから少なくとも1つの第1ノードを選択し、選択した少なくとも1つの第1ノードからこの一斉送信ファイルを抽出する。このようにして、5Gメッセージセンターの下の全てのノードは、この一斉送信タスクに対応する一斉送信ファイルを受信することができ、また、5Gメッセージセンターは、第1ノードへの一斉送信ファイルの送信による通信負荷及び管理ノードによるリソース消費のみを負担する。このため、集中的な一斉送信の処理方式に比べて、5Gメッセージセンターが本願の実施例を適用することにより、一斉送信タスクを処理する際のデータ伝送トラフィック及びサーバーのディスクIO負荷を大幅に減少させ、5Gメッセージセンターの一斉送信タスクを処理する能力及び効率を向上させ、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させることができる。
【0027】
本願の実施例では、5Gメッセージを受信する機器としてのノードは、スマートフォン、タブレットや小型端末など、さまざまなタイプのスマート端末であってもよく、5Gメッセージセンターから送信された様々なメッセージ及びファイルを受信する機能を有している。例えば、第1ノードは、5Gメッセージセンターから一斉送信ファイルを受信する機能を有し、第2ノードのファイル取得要求に応答して、その一斉送信ファイルを第2ノードに送信する機能も有していなければならず、一方、第2ノードは、5Gメッセージセンターから送信された通知メッセージを受信する機能を有しており、一斉送信ファイルを第1ノードから抽出する機能も有していなければならない。上記では、ノードのタイプ及び機能を例示的に示しただけであり、ノードを特に限定するものではない。5Gメッセージセンターによって実行される上記の方法に応答するように適合されたノードは、本願の実施例の技術案に反することなく、本願の実施例に使用され得る。
【0028】
なお、ステップS1100において、第1リストの初期値は、各一斉送信タスクについて固定されてもよく、又は各一斉送信タスクに基づいて再生成されてもよい。シードノードとして選択された領域内の第1ノードの変化の度合いがあまり大きくない場合、これらの第1ノードが第1リストに固定的に記録されることが考えられ、このようにすると、各一斉送信タスクが最初にこれらの第1ノードに一斉送信ファイルを送信する。しかし、領域内のノードの変化の度合いが大きい場合や、ノードの状態の変動が速く、特定のノードをシードノードとして固定的に選択するのに適していない場合、一斉送信タスクの実行ごとにシードノードを再選択することが考えられる。
【0029】
5Gメッセージセンターは、上記のステップS1100~S1300を実行することにより、ノードの分け及び一斉送信タスクの処理を実現する。実際には、5Gメッセージセンターが位置するネットワークアーキテクチャは、異なる形式でもよい。具体的なネットワークアーキテクチャに応じて、5Gメッセージセンターは、異なるモジュールに基づいて上記のステップを実行する。例えば、図13に示すように、5Gメッセージセンターは、自身の一斉送信インタフェースを介して1つ以上のユーザーネットワークに接続される一斉送信モジュールを含む。ステップS1100によれば、各ユーザーネットワークは、第1ノードと第2ノードの分け方式に従ってシードノードと通常ノードとを分ける。これにより、5Gメッセージセンターが一斉送信タスクを作成した後、一斉送信モジュールは、シードノードが通常ノードに一斉送信ファイルを共有できるように、この一斉送信タスクに対応する一斉送信ファイルをシードノードに送信し、P2P(Peer to Peer、ピアツーピア)伝送を実現する。一方、一斉送信モジュールは通常ノードからフィードバックされた返送メッセージも受信し、5Gメッセージセンターが現在の一斉送信タスクの完了状況を統計して処理できるようにする。P2Pの伝送特性に基づいて、通常ノードがあるシードノードから一斉送信ファイルを抽出する際には、そのシードノードにおける一斉送信ファイルのうちの1つのファイルブロックのみを抽出し、一斉送信ファイルの他のファイルブロックについては、他のシードノードから抽出してもよい。シードノードの数が多くなることが多いため、一斉送信ファイルの高速な共有を実現し、一斉送信タスクを完了するまでの時間を短縮させることができる。
【0030】
上記のいくつかのユーザーネットワークは、管理機能を有する機器ドッキング一斉送信モジュールを備えることができるいくつかの完全なローカルネットワークとしてもよい。例えば、1つのローカルネットワークは、第1リストの配信手順のような配信タスクの一部を基地局機器に実行させ得る基地局機器ドッキング一斉送信モジュールを有してもよく、元の第1リストが一斉送信モジュールによってその基地局機器に送信され、該基地局機器は第1リストを現在のユーザーネットワークの下のノードに転送する。本実施例は、ユーザーネットワークのいくつかの機能を例示的に説明するだけであり、ここでは具体的な全ての機能は限定されない。
【0031】
上記のステップS1100において、5Gメッセージセンターが5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中から第1ノード及び第2ノードを決定する場合、具体的には、図2に示すように、以下のステップS1110及びステップS1120によって実現され得る。
【0032】
ステップS1110:5Gメッセージを受信すべき全てのノードのノード情報を取得し、ノード情報は、5Gメッセージを受信すべきノードのネットワーク属性を表すためのものである。
【0033】
ステップS1120:ノード情報に基づいて、5Gメッセージを受信すべき全てのノードを第1ノードと第2ノードとに分ける。
【0034】
5Gメッセージセンターは、所定のルールに従って、現在の全てのノードを第1ノード(シードノード)と第2ノード(通常ノード)に分けるが、ルールを適用して分けるには、全てのノードのノード情報を事前に取得する必要がある。本願の実施例では、ノード情報中の異なるデータに基づいて全てのノードが分類され、例えば、ノードと5Gメッセージセンターとの間のリンク距離に基づいて第1ノード及び第2ノードが決定されてもよいし、ノードと5Gメッセージセンターとの間の伝送遅延やパケット損失率に基づいて第1ノード及び第2ノードが決定されてもよいし、ノードのハードウェア性能に基づいて第1ノード及び第2ノードが決定されてもよいが、ここでは一々列挙しない。
【0035】
本願の実施例の5Gメッセージを受信すべき全てのノードは、その5Gメッセージセンターの下の全てのノードではない可能性がある。これは、5Gメッセージセンターが現在作成している一斉送信タスクが、5Gメッセージを受信すべき全てのノードと呼ばれる5Gメッセージセンターの下の一部のノードに対してのみ一斉送信してもよいためである。このため、上記の第1ノード及び第2ノードの分けが、5Gメッセージを受信すべき全てのノードに対して分けられる。上記の分け方式によると、5Gメッセージセンターは第2リストを有し、第2リストにはその5Gメッセージセンターに帰属する全てのノードのノード情報が記録されている。5Gメッセージセンターが一斉送信やノードタイプの分けを行う際には、第2リストを照会することで各ノードの状況を知ることができ、ノード管理を容易に行うことができる。上記のノード情報は、現在のネットワークにおけるノードのネットワーク属性を表すために使用され、状態及びパラメータを含む。例えば、ノード情報は、ノード名、ノードのIPアドレス及び物理アドレス、ノードが帰属する電気通信事業者、ノードの対応する電気通信事業者番号、及びノードがオンラインであるか否かなどを含むが、これらに限定されるものではなく、ここでは一々列挙しない。
【0036】
図3に示すように、ステップS1120では、5Gメッセージを受信すべき全てのノードに対応するノード情報にセグメントデータが含まれている場合、以下のステップS1121~ステップS1123に従って、具体的なノード分けルールを実行してもよい。
【0037】
ステップS1121:セグメントデータに対応する地域情報に基づいて、5Gメッセージを受信すべき全てのノードを少なくとも1つのノードグループに分ける。
【0038】
ここで、セグメントデータは、携帯電話番号やIMSIコード(国際移動加入者識別コード、International Mobile Subscriber Identit)などである。携帯電話番号を例に、電気通信事業者が提供する番号帰属地情報により、地域に応じてノードを分ける。例えば、携帯電話番号がA地区市に帰属する全てのノードを第1グループとし、携帯電話番号がB地区市に帰属する全てのノードを第2グループとし、このように分けると、地域ごとに異なるグループを得る。もちろん、携帯電話番号ポータビリティが進むに伴い、携帯電話番号の帰属先による分けには多少の誤差がある可能性があるので、IMSIコードによって異なるノードを分けることも可能であるが、具体的な分け方式についてはここでは詳述しない。地域情報に基づいて分けの利点は、近接している可能性の高いノード(ユーザ端末)を抽出して同一グループを構成することで、地域をまたいで一斉送信ファイルを大量抽出するようなことを防ぎ、地域間トラヒックの発生を減らすことである。
【0039】
ステップS1122:予め設定された数又は割合で、各ノードグループから少なくとも1つのノードを第1ノードとしてランダムに選択する。
【0040】
ステップS1123:残りのノードを第2ノードとする。
【0041】
5Gメッセージを受信すべき全てのノードを地域別にいくつかのノードグループに分けた後、各ノードグループからいくつかの第1ノードをシードノードとして選択する必要がある。例えば、予め設定された数でいくつかの第1ノードを選択する(例えば10個選択する)か、あるいは予め設定された割合でいくつかの第1ノードを選択する(例えば全てのノード数の5%~10%に対応する数を選択する)。これにより、各ノードグループにシードノードと通常ノードを持つことが確保され、P2P伝送のためのネットワークの基礎が提供される。
【0042】
配置された5Gメッセージシステムが比較的少ない国や地域、例えば、5Gメッセージシステムを適用するユーザー数が少ない国の場合、5Gメッセージセンターがメッセージの一斉送信を行う対象は多くない。本願の実施例の方法を適用する場合、第1ノードと第2ノードとをランダムに選択するルールに従って分け、すなわち、5Gメッセージを受信すべき全てのノードの中からいくつかのノードをランダムに選択して第1ノードとし、残りのノードを第2ノードとしてもよい。このような選択方法は、比較的簡単であり、ノード数が少ない地域に適していることは明らかである。
【0043】
いくつかの場合、5Gメッセージセンターは上記のルールに従って相応しい数のシードノードを選択したが、シードノードとして選択された第1ノードの全てが正常に機能するとは限らない可能性がある。このため、シードノードを選択した後、5Gメッセージセンターはどのシードノードが正常に機能するかを決定し、十分なシードノードが正常に機能する(例えば、数の閾値を設定する)場合にのみ、後続の一斉送信動作を実行してもよい。
【0044】
いくつかの実施例では、通知メッセージは、一斉送信ファイルに対応するファイルチェック値をさらに含む。ファイルチェック値は、第2ノードが一斉送信ファイルを取得した後に、ファイルチェック値に基づいて一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行うために使用される。一斉送信ファイルのファイルチェック値は、5Gメッセージセンターによって第2ノードに直接配信されてもよいし、5Gメッセージセンターがユーザーネットワークの管理機器を介した転送を通じて第2ノードに受信させてもよい。このファイルチェック値は、第2ノードが一斉送信ファイルの受信を完了した場合に、一斉送信ファイルの正当性をチェックする役割を果たす。例えば、ファイルのMD5、SHA1やCRC32などの値をチェックして、ファイルが完全で正しいか否かを判定するなど、ファイルチェックの方法には様々なものがある。本願の実施例はファイルチェック方式を限定するものではなく、実際の必要に応じて、対応するファイルチェック方式を選択してもよい。
【0045】
一斉送信ファイルを正しく取得する成功率を向上させるために、本願の実施例の方法は、一斉送信ファイルを伝送する際に、強認証モードを採用してもよい。具体的には、図4に示すように、本願の実施例の方法は、以下のステップS1400、ステップS1500、及びステップS1600をさらに含むが、これらに限定されるものではない。
【0046】
ステップS1400:第2ノードが第1リストから選択した少なくとも1つの第1ノードのノード情報を含む第2ノードからのノード選択情報を取得する。
【0047】
第2ノードは、第1リストからいくつかの第1ノードを一斉送信ファイルを抽出するために選択し、このとき、強認証モードに入る。このステップにおいて、第1リストから第1ノードを選択した結果を5Gメッセージセンターに返し、すなわち、ノード選択情報を5Gメッセージセンターに送信するように第2ノードに要求される。5Gメッセージセンターは、ノード選択情報に記録された第1ノードの情報に基づいて、ランダムトークンを生成する以下のステップを実行する。
【0048】
ステップS1500:一斉送信ファイルに対応するランダムトークンを生成する。
【0049】
トークンはtokenとも呼ばれ、ある動作を実行する権利のオブジェクトを表すために使用される。このステップでは、5Gメッセージセンターは、第1ノードと第2ノードとの間でこの一斉送信ファイルを伝送する前に認証を行うことを容易にするために、現在の一斉送信タスクに対応する一斉送信ファイルのためのランダムトークンを生成する。
【0050】
ステップS1600:ランダムトークンを第2ノード及び少なくとも1つの第1ノードに送信し、第2ノードが少なくとも1つの第1ノードから一斉送信ファイルを取得する前に、ランダムトークンに基づいて認証を行うようにさせる。
【0051】
5Gメッセージセンターは、生成されたランダムトークンを全て第2ノードと第2ノードが選択したいくつかの第1ノードに送信する。このランダムトークンは現在の一斉送信タスクの一斉送信ファイルに対応するので、第2ノードは、第1ノードからこの一斉送信ファイルを抽出する際に、このランダムトークンを搬送する必要がある。第1ノードも対応するランダムトークンを持っている場合にのみ、第2ノードがこの一斉送信ファイルを抽出することを許可する。そうでなければ、認証に合格しないとみなし、この第1ノードは、この第2ノードがこの一斉送信ファイルを取得することを禁止する。それにより、第2ノードによる誤抽出を回避し、第2ノードが一斉送信ファイルを受信する精度を高める。
【0052】
なお、上記ステップS1400~S1600に代表される強認証モードが実行された後に、一斉送信ファイルのファイルチェック値の比較(上記通知メッセージにも一斉送信ファイルに対応するファイルチェック値が含まれている場合)を行ってもよい。そのため、第2ノードによる一斉送信ファイル受信の成功率を向上させることを目的として、強認証モードは任意である。
【0053】
5Gメッセージセンターが現在の一斉送信タスクの完了状況を管理するために、第2ノードが一斉送信ファイルの受信を完了する場合、5Gメッセージセンターに受信状況を報告する必要がある。図5に示すように、5Gメッセージセンターは、具体的には、以下のステップS1700とステップS1800を実行してもよい。
【0054】
ステップS1700:第2ノードによって報告された返送メッセージを受信する。
【0055】
ステップS1800:第2ノードが一斉送信ファイルを正常に受信したことを返送メッセージが示す場合、第2ノードのノード情報を記録し、又は第2ノードが一斉送信ファイルを異常に受信したことを返送メッセージが示す場合、一斉送信ファイルを第2ノードに送信する。
【0056】
上記の返送メッセージは、複数のフィールドを設定することによって、様々な情報を含んでもよい。例えば、現在の第2ノードが一斉送信ファイルの受信を完了したしたことを示すフィールドを設定してもよい。上記のファイルチェックの手順に従って、現在の第2ノードが受信した一斉送信ファイルがファイルチェックに合格したか否かを示すフィールドを返送メッセージに設定してもよい。5Gメッセージセンターは、この返送メッセージを解析することによって、第2ノードによる一斉送信ファイル受信の状況を把握できる。したがって、いくつかの場合、上記の「正常に受信」は、現在第2ノードが一斉送信ファイルを完全に受信し、ファイルチェックに合格したことを示す情報を含む。逆に、「異常に受信」は、一斉送信ファイルを完全に受信できないことを示す情報、又は、一斉送信ファイルがファイルチェックに合格しないことを示す情報を含む。
【0057】
5Gメッセージセンターが第2ノードによる一斉送信タスクの進行状況を判断するために、第2ノードによって報告された返送メッセージには、一斉送信ファイルを正常に受信したか否かの情報が含まれている必要がある。第2ノードが一斉送信ファイルを正常に受信したことをこの返送メッセージが示す場合(例えば、ファイルチェックにより、一斉送信ファイルを正常に受信したことを判断する)、5Gメッセージセンターは、第2ノードに対して記録入庫を行い、データを保存し、この第2ノードが一斉送信ファイルの受信を完了したとマークする。第2ノードが一斉送信ファイルを正常に受信していないこと(例えば、ファイルチェックに合格しない、ネットワークが切断されて受信できないなど)をこの返送メッセージが示し、第2ノードが第1ノードから一斉送信ファイルを取得できないことを示している場合、5Gメッセージセンターは、この一斉送信ファイルを第2ノードに直接送信してもよい。
【0058】
第2ノードが一斉送信ファイルを正しく取得できない場合、問題が発生した第1ノードのノード情報を記録し、記録したこれらのノードを返送メッセージとともに5Gメッセージセンターに報告してもよい。5Gメッセージセンターは、返送メッセージ中のこれらのノード情報に基づいて判断を行い、問題が発生した第1ノードに対して、当該ノードを非シードノードに設定して当該ノードのリセットを試み、当該ノードが正常に回復した後、当該ノードをシードノードに再設定するなどの処理を行う。
【0059】
5Gメッセージセンターの一斉送信タスクの蓄積を回避するために、5Gメッセージセンターは定期的に一斉送信タスクを整クリーンアップしてもよい。例えば、5Gメッセージセンターは、第1予め設定された時間閾値を設定し、一斉送信ファイルに対応する一斉送信タスクの存在時間が第1予め設定された時間閾値を超えた場合、一斉送信タスクを削除する。すなわち、一斉送信タスクが期限切れになった後、5Gメッセージセンターはその一斉送信タスクを自主的に削除する。このステップは、具体的には、5Gメッセージセンターの一斉送信モジュールが実行してもよい。一斉送信タスクをクリーンアップする際には、一斉送信ファイルを同時にクリーンアップすることもでき、これにより、5Gメッセージセンターのストレージスペースを占有しないことを回避する。一斉送信タスクをクリーンアップする動作は、この一斉送信タスクの属性を設定することによって実現されてもよく、例えば、この一斉送信タスクを非アクティブ又は使用不可に設定してもよい。このように、第1ノードはこの一斉送信タスクに基づいて一斉送信ファイルを取得することはできず、5Gメッセージセンターはこの一斉送信タスクの返送メッセージに対して何の処理も行わない。
【0060】
上記の実施例は、5Gメッセージ処理方法における5Gメッセージセンターが実行する方法のステップを説明している。5Gメッセージセンターは、制御センターとして全てのノードの分けと一斉送信タスクの管理を担当する。グローバル管理過程において、全てのノードをシードノードと通常ノードに分けることにより、5Gメッセージセンターは、5Gメッセージを一斉送信する際に、シードノードのみに一斉送信ファイルを送信し、通常ノードは、共有の方式で一斉送信ファイルをシードノードから取得する。この過程において、第1リストとチェック値を配信するなどによって、通常ノードがシードノードから受信した一斉送信ファイルの正確性が制御され、現在の一斉送信タスクが正しく実行されることが確保される。本願の実施例の方法は、「中央制御シグナリング、端末共有伝送」の一斉送信モードを提供し、5Gメッセージセンターが一斉送信タスクを実行する際の通信負荷を大幅に低減し、局所的な災害通信モードを実現し、5Gメッセージがユーザノード又はユーザー者端末に伝送できることを確保する。
【0061】
図6に示すように、本願の実施例は、以下のステップS2100及びステップS2200を含むがこれらに限定されない、第1ノードに適用される5Gメッセージ処理方法も提供する。
【0062】
ステップS2100:5Gメッセージセンターによって配信された、5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを取得する。
【0063】
ステップS2200:第2ノードが一斉送信通知に従って送信された、ファイル取得要求を受信する場合、一斉送信ファイルを第2ノードに送信し、ここで、一斉送信通知は、5Gメッセージセンターによって第2ノードに送信され、第1ノードと第2ノードは、5Gメッセージセンターに所属する。
【0064】
ステップS2100及びステップS2200は、第1ノードによって実行される。上記のネットワークアーキテクチャの分け方法から分かるように、第1ノードは、シードノードとされ、5Gメッセージセンターがファイルを一斉送信するための優先ノードである。第1ノードは、5Gメッセージセンターから5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを直接取得し、第2ノードのファイル取得要求を受信する場合、その一斉送信ファイルを第2ノードに送信する。第1ノードと第2ノードとの間の伝送には共有モード伝送が採用されているので、現在の第1ノードは、ファイル取得要求に応じて、一斉送信ファイルのファイルブロックのみを第2ノードに送信してもよい。ある第2ノードが、複数の第1ノードからこの一斉送信ファイルの異なるファイルブロックを抽出すれば、一斉送信ファイル全体を受信することができる。
【0065】
一斉送信ファイルを受信する前に、第1ノードは、第1ノードが一斉送信ファイルを受信する準備ができている状態に入ったことを示すための、5Gメッセージセンターから送信された送信通知を受信する。第1ノードは、送信通知を受信する場合、現在のノードの認証情報を5Gメッセージセンターに返信する。5Gメッセージセンターは、第1ノードから返信された認証情報に基づいて、現在の第1ノードが一斉送信ファイルを受信する条件を備えているか否かを判断する。認証に合格した場合、5Gメッセージセンターは、一斉送信ファイルをこの第1ノードに送信する。
【0066】
図7に示すように、本願の実施例の方法が、一斉送信ファイルの伝送中に強認証モードを実行する必要がある場合、第1ノードは、以下のステップをさらに実行する必要がある。
【0067】
ステップS2300:5Gメッセージセンターによって送信された第1ランダムトークンを受信する。
【0068】
ステップS2400:ファイル取得要求を受信する場合、第1ランダムトークン及び第2ランダムトークンに基づいて認証を行う。
【0069】
ステップS2500:認証に合格したことが確認された場合、一斉送信ファイルを第2ノードに送信する。
【0070】
ここで、第2ランダムトークンは5Gメッセージセンターからのもので、ファイル取得要求によって搬送されて送信される。上記5Gメッセージセンターが強認証モードを実行する方法ステップからわかるように、5Gメッセージセンターは第1ランダムトークンを第1ノードに送信し、第2ランダムトークンを第2ノードに送信し、このランダムトークンは第1ノードと第2ノードとの間で一斉送信ファイルを伝送する際に認証するために使用される。そこで、本実施例では、シードノードである第1ノードは、第2ノードから送信されたファイル取得要求を受信する場合、ファイル取得要求で搬送された第2ランダムトークンを解析し、第2ランダムトークンと第1ランダムトークンとを照合することにより、第2ノードへの一斉送信ファイルの送信が可能か否か、又は、どの一斉送信ファイルを第2ノードへ送信するかを決定する。
【0071】
上記のステップは、シードノードである第1ノードが一斉送信タスクを処理する際に実行するステップである。5Gメッセージセンターからの一斉送信ファイルを受信して、第2ノードがこの一斉送信ファイルをダウンロードすることを可能にすることにより、第1ノード/端末の空いている計算力を利用し、さらに5Gメッセージセンターの通信負荷を軽減し、5Gメッセージ一斉送信に関するユーザーエクスペリエンスを向上させる。上記のステップに加えて、第1ノードは、ユーザーネットワークの管理機器と通信して現在のノードの状態を報告するなど、他のネットワーク通信及び信号処理などの動作を実行してもよいが、ここでは一々列挙されない。当業者は、現在のネットワークアーキテクチャの特定の状況に応じて、第1ノードの他の機能を設定してもよい。
【0072】
図8に示すように、本願の実施例は、以下のステップS3100及びステップS3200を含むがこれらに限定されない、第2ノードに適用される5Gメッセージ処理方法も提供する。
【0073】
ステップS3100:5Gメッセージセンターによって送信された、第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを受信し、第1リストは、5Gメッセージセンターによって第1ノードのノード情報に基づいて生成され、第1ノードには、5Gメッセージセンターによって直接送信された一斉送信ファイルを記憶している。
【0074】
通常ノードである第2ノードは、5Gメッセージセンターから一斉送信タスクに対応する一斉送信ファイルを直接取得するのではなく、シードノードである第1ノードから一斉送信ファイルを取得する。ファイルを取得する必要があるか否かや、どの第1ノードから一斉送信ファイルを取得するかを決定するために、5Gメッセージセンターは、第1リストと一斉送信通知とを含む通知メッセージを第2ノードに送信する。ここで、第1リストは、シードノードリストとして第1ノードのノード情報を記録し、第2ノードは、第1リストに基づいて、いくつかの第1ノードを選択して一斉送信ファイルを抽出してもよい。一方、一斉送信通知は、一斉送信ファイルを受信するように第2ノードに通知し、第2ノードによる抽出動作をトリガーする。第2ノードがこの通知メッセージを受信したときに、第1ノードは、一斉送信ファイルの受信を完了し、一斉送信ファイルを送信するための条件を備えているはずである。
【0075】
ステップS3200:一斉送信通知に従って、ファイル取得要求を第1リスト中の少なくとも1つの第1ノードに送信し、少なくとも1つの第1ノードから一斉送信ファイルを取得する。
【0076】
第1リストが現在の領域又は現在のネットワーク内の全てのシードノードのリストであるので、特定の第2ノードに対しては、第1リスト中の全てのシードノードが一斉送信ファイルをこの第2ノードに提供することができるわけではない。そこで、一斉送信ファイルの伝送速度を向上させ、その伝送品質を確保するために、データ伝送が可能であるか、又は伝送品質の良いいくつかの第1ノードを優先的に選択して接続し、選択された、いくつかの第1ノードから一斉送信ファイルを抽出する。
【0077】
第2ノードがある第1ノードから抽出するオブジェクトは、この一斉送信ファイルの全体であってもよく、この一斉送信ファイルのブロックであってもよい。一斉送信ファイルのブロックが抽出された場合、第2ノードは、この一斉送信ファイルのどのファイルブロックがローカルに欠落しているかを認識すべきであり、第1ノードにファイル取得要求が送信されるとき、抽出すべきファイルブロックの情報をファイル取得要求に加えて、第1ノードがファイル取得要求に従って欠落したファイルブロックを送信するようにする。複数の第1ノードがこの第2ノードに異なるファイルブロックを提供することにより、一斉送信ファイルの迅速な共有が可能とされる。
【0078】
ステップS3200では、一斉送信ファイルの取得速度を向上させるために、シードノードを以下のように選択してもよい。具体的には、図9に示すように、ステップS3200は、以下のステップS3210及びステップS3220を含むが、これらに限定されない。
【0079】
ステップS3210:第1リストからm個の第1ノードをランダムに選択してダウンロードノードリストを構成し、ダウンロードノードリスト中の第1ノードから一斉送信ファイルをダウンロードし、mは正の整数であり、mは、第1リスト中の第1ノードの数から決定される。
【0080】
ステップS3220:一斉送信ファイルのダウンロードが完了するまで、又は第1リスト中の第1ノードが全て1回選択されるまで、予め設定された時間間隔が経過するごとに、ダウンロードノードリストからn個の第1ノードを選択して削除し、選択されていないn個の第1ノードを第1リストからランダムに選択してダウンロードノードリストに追加し、nは正の整数であり、nはmより小さい。
【0081】
第2ノードは上記ステップで最適シードノードアルゴリズムを実行する。すなわち、第1リストからm個のシードノードを選択した後、ダウンロードノードリストを作成し、第2ノードは、ダウンロードノードリストの第1ノードから一斉送信ファイルをダウンロードし、一定の時間を経てダウンロード速度が安定した後(予め設定された時間間隔ごとに)、ダウンロード速度が最も遅いn個のシードノードを選択して廃棄し、第1リストから選択されなかったn個のシードノードをランダムに選択してダウンロードし、廃棄されたn個のシードノードを補完する。その中で、n個のシードノードの選択中、まず、m個のシードノードに対するダウンロード速度の順序付けを行ってもよく、例えば、降順でソートして、ソートの結果として最後のn個のシードノードを選択し、それらのシードノードとの接続を切断する。n個のシードノードが廃棄された後も、少なくとも1つのシードノードが一斉送信ファイルを提供できる状態にあることを確保するために、nはmよりも小さくなる。上記ステップS3220を繰り返して実行することにより、第2ノードによる当該一斉送信ファイルのダウンロード速度を継続的に更新し、ファイルのダウンロードを高速化することができる。第1リスト中の全てのノードが一度選択されると、最大ダウンロード速度を得るために、第2ノードは、履歴から比較的高速な第1ノードのいくつかを選択して接続を再確立してもよい。
【0082】
上記ステップにより、第2ノードが選択した第1ノードがより速い速度で一斉送信ファイルを取得できることが確保され、第2ノードが一斉送信ファイルを受信する時間が短縮され、第2ノードが提供するユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0083】
本実施例は、一斉送信ファイルを抽出する過程においても、強認証モードと組み合わせて動作してもよい。具体的には、図10に示すように、第2ノードは、以下のステップを通じて強認証モードと組み合わせて動作する。
【0084】
ステップS3300:5Gメッセージセンターによって送信された第2ランダムトークンを受信する。
【0085】
ステップS3400:ファイル取得要求を第1ノードに送信する場合、第2ランダムトークンも第1ノードに送信する。
【0086】
前述の強認証モードの動作方式から分かるように、5Gメッセージセンターは、第2ランダムトークンを第2ノードに送信すると同時に、第1ランダムトークンを第1ノードに送信し、この第1ランダムトークンと第2ランダムトークンはいずれも同じ一斉送信ファイルに対応している。第2ノードは、第1ノードに一斉送信ファイルの抽出を要求する場合、第2ランダムトークンを搬送したファイル取得要求を第1ノードに送信する。第1ノードは、第1ランダムトークンと第2ランダムトークンを比較して、第2ノードがどの一斉送信ファイルを抽出するかを決定するか、又は第2ノードが一斉送信ファイルを抽出することを許可するかを決定する。
【0087】
強認証モードを採用して一斉送信ファイルの伝送品質を確保するほか、チェックの方式を採用して受信した一斉送信ファイルの正確性を確保してもよい。ここで、チェック値は5Gメッセージセンターから第2ノードに配信され、第2ノードは一斉送信ファイルの受信完了後にファイルチェックを行い、チェック結果に基づいてどの後続処理を実行するかを決定する。具体的には、図11に示すように、チェックプロセスは、以下のステップS3500、ステップS3600、及びステップS3700を含むが、これらに限定されない。
【0088】
ステップS3500:5Gメッセージセンターによって配信された、一斉送信ファイルに対応する第1ファイルチェック値を受信する。
【0089】
第1ファイルチェック値は、5Gメッセージセンターによって一斉送信ファイルについて計算されたものであり、第2ノードに通知メッセージを送信しているときに搬送してもよい。第2ノードは、この通知メッセージを解析することにより、第1ファイルチェック値を得て、後続のファイルチェックプロセスに使用することができる。
【0090】
ステップS3600:第1ファイルチェック値に基づいて、取得された一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行う。
【0091】
第2ノードは、一斉送信ファイルの受信を完了する場合、第1チェック値に対応するファイルチェック方法に従って、受信した一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行う。同様に、ファイルのMD5、SHA1、CRC32などの値をチェックしてファイルが完全であるか否かを判定するなど、ファイルチェックの方式は複数ある。本願の実施例は、ファイルチェック方式を限定するものではなく、実際の必要に応じて対応するファイルチェック方式を選択してもよいが、第2ノードが第1ファイルチェック値に基づいて一斉送信ファイルの完全性を判断できるように、5Gメッセージセンターと第2ノードが同じファイルチェックコードを用いて一斉送信ファイルのファイルチェックを行う必要があることは明らかである。
【0092】
ステップS3700:ファイルチェックに合格したことが確認された場合、一斉送信ファイルを正常に受信したことを示す返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信し、又は、ファイルチェックに合格しなかったことが確認された場合、少なくとも1つの第1ノードから一斉送信ファイルを再び取得し、一斉送信ファイルに対してファイルチェックを行う。
【0093】
チェックの結果、現在の一斉送信ファイルがファイルチェックに合格したことを示している場合、第2ノードは、正常に受信した旨の返送メッセージを5Gメッセージセンターに報告し、5Gメッセージセンターは、返送メッセージに基づいてこの第2ノードに対して記録入庫を行う。チェックの結果、現在の一斉送信ファイルがファイルチェックに合格しなかったことを示している場合、第2ノードは、第1ノードからこの一斉送信ファイルを再び抽出してもよい。現在のファイルチェック方法が、一斉送信ファイルのファイルブロックの完全性チェックをサポートしている場合、あるファイルブロックに問題が発生したときに、そのファイルブロックについて第1ノードからファイルブロックを再び抽出してもよい。
【0094】
第1ノードの一斉送信ファイルを何度も抽出してもチェックに合格できない場合、ある第1ノードに記憶されている一斉送信ファイル又は一斉送信ファイルのファイルブロックに問題が発生していることを示しているので、第2ノードは、5Gメッセージセンターに異常に受信した旨の返送メッセージを報告する必要がある。具体的には、図12に示すように、以下のステップS3800及びステップS3900を含んでもよい。
【0095】
ステップS3800:一斉送信ファイルのチェックに失敗した回数が予め設定された回数閾値を超えた場合、一斉送信ファイルを異常に受信したことを示す返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信する。
【0096】
ステップS3900:5Gメッセージセンターによって直接送信された一斉送信ファイルを受信する。
【0097】
複数回受信した一斉送信ファイルはいずれもチェックに合格しなかったため、異常に受信した旨の返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信する。5Gメッセージセンターは、この返送メッセージを受信する場合、第1ノードを経由せずに第2ノードにこの一斉送信ファイルを直接送信してもよい。これにより、第2ノードが正しい一斉送信ファイルを直接受信できることが確保される。いくつかの場合、返送メッセージはまた、異常な一斉送信ファイルを提供する第1ノードのノード情報を搬送してもよく、5Gメッセージセンターは、返送メッセージ中のこれらのノード情報に基づいて、対応する第1ノードが異常であるか否かを判断する。もちろん、第2ノードによって選択された第1ノードのノード情報は、返送メッセージ中に搬送されてもよく、5Gメッセージセンターは、返送メッセージに基づいてこれらの第1ノードを1つずつ調べて、どの第1ノードに異常が発生したかを決定する。
【0098】
なお、第2ノードが第1ノードから一斉送信ファイルを抽出できない、又は全ファイルブロックを完全に抽出できないこともある。この場合、第2ノードは5Gメッセージセンターに返送メッセージを送信してもよく、この場合、5Gメッセージセンターは一斉送信ファイルをこの第2ノードに直接送信してもよい。
【0099】
いくつかの場合、返送メッセージの送信タイミングを以下のように設定してもよい。第2ノードがファイルチェックを行うたびに、一斉送信ファイルがファイルチェックに合格しなくても、第2ノードは、一斉送信ファイルがこの回のファイルチェックに合格しなかったことを示す返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信する。5Gメッセージセンターは、同じ第2ノードから送信されてきた、ファイルチェックに合格しなかったことを示す返送メッセージをカウントし、一定回数を超えた場合、当該第2ノードに一斉送信ファイルを直接送信する。
【0100】
一斉送信ファイルの共有速度を向上させるために、第2ノードが受信した一斉送信ファイルがファイルチェックに合格する場合、第2ノードは、自身がシードノードになったことを宣言し、5Gメッセージセンター又はユーザーネットワークの管理機器にシードノードになったことを報告してもよい。このとき、5Gメッセージセンター又はユーザーネットワークの管理機器は、第1リストに基づいて第3リストを作成し、第1リストを複製するだけでなく、シードノードになったことを宣言したばかりの第2ノードのノード情報を第3リストに組み込み、その後、第3リストを一斉送信ファイルの受信を完了していない他の第2ノードに送信する。これにより、一斉送信ファイルの受信を完了していない第2ノードが第3リストからシードノードを選択することを可能にする。このときに一斉送信ファイルの受信を完了していない第2ノードに対しては、第3リストは第1リストに相当する。
【0101】
一斉送信タスクの情報もある程度の端末リソースを占有しているため、第2ノードには一斉送信タスクを定期的にクリーンアップする機能を設けることも可能である。すなわち、ある一斉送信タスク(完了又は未完了)が第2ノードにある時間を超えて存在する場合、その一斉送信タスクを自発的にクリーンアップして記憶スペースを解放してもよい。第2ノードでチェックに合格しなかった一斉送信ファイルについても、一定時間以上経過すると、一斉送信タスクのクリーンアップとともに削除してもよい。ファイルチェックが異なる場合、このエラーの一斉送信ファイルは直ちに削除されないので、その後の通信中に、5Gメッセージセンターは、どの第1ノードに異常が発生したかを判断するために、第2ノードからエラーの一斉送信ファイルを取得することができる。
【0102】
第2ノードは上記のステップを実行して第1ノードから一斉送信ファイルを取得することで、5Gメッセージセンターが一斉送信タスクを処理する際の通信負荷を軽減することができる。一斉送信ファイルの共有伝送はノードにおける断片化された計算能力を利用するため、一斉送信ファイルの共有速度を速め、ネットワークリソースの利用率を高め、さらに端末のユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0103】
以下、一例をもって本願の実施例を説明する。
【0104】
図14の情報相互作用図に示すように、図14では、1つの5Gメッセージセンター及び1つのユーザーネットワーク(この5Gメッセージセンターが別のユーザーネットワークにも接続してもよいが、ここでは、図面を簡略化するために、他のユーザーネットワークを省略する)を例にして、ユーザーネットワーク内のノードに5Gメッセージを一斉送信するために、5Gメッセージセンターはユーザーネットワークに接続される。ユーザーネットワークの下の全てのノードが携帯電話端末であることを例に、これらの携帯電話端末は現在のユーザーネットワークの管理機器(例えば基地局機器)を通じて5Gメッセージセンターと通信している。上記のネットワークアーキテクチャに基づいて、具体的には、以下のステップを含む5Gメッセージ処理方法を実行する。
【0105】
5Gメッセージを一斉送信する必要がある場合、5Gメッセージセンターは、この5Gメッセージに対して一斉送信タスクを作成し、この一斉送信タスクに対応する一斉送信ファイルを生成する。ここで、5Gメッセージセンターは、さらにユーザーネットワークの下の全てのノードのノード情報を取得し、これらのノード情報は第2リストを形成し、5Gメッセージセンターはこの第2リストに基づいて後続のセンターシグナリング制御を行う。
【0106】
5Gメッセージセンターは、全てのノードのノード情報に基づいて、これらのノードをシードノードである第1ノードと通常ノードである第2ノードとに分け、第1ノードのノード情報に基づいて第1リストを生成する。
【0107】
5Gメッセージセンターは、シードノードが一斉送信ファイルを受信する準備ができていることを示す通知をユーザーネットワークの管理機器に送信する。ユーザーネットワークの管理機器は、この通知を第1リストに記録されているノードに転送する。シードノードとして選択された第1ノードは、異常がなければ、一斉送信ファイルを受信する準備ができている状態とし、認証情報を5Gメッセージセンターに返信する。
【0108】
5Gメッセージセンターは、シードノードから報告された認証情報を受信し、認証情報を判断し、認証に合格した場合、現在の第1ノードが一斉送信ファイルを受信する権限を有していることを示し、このとき、認証に合格した第1ノードに5Gメッセージに対応する一斉送信ファイルを送信する。
【0109】
第1ノードについては、5Gメッセージセンターから配信した一斉送信ファイルを受信し、ローカルに保存する。
【0110】
一斉送信ファイルの受信を完了する第1ノードの数が十分であると判定した場合、5Gメッセージセンターは、第2ノードによる5Gメッセージの受信をトリガーするために、第1リストと一斉送信ファイルのファイルチェック値とを搬送した通知メッセージを、ユーザーネットワークの管理機器を介して第2ノードに送信する。
【0111】
第2ノードは、第1リストを受信した後、第1リストから一斉送信ファイルのファイルブロックを抽出するためのm個のシードノードを選択する。一斉送信ファイルのファイルブロックを抽出する過程において、m個のシードノードのダウンロード時間が第2予め設定された時間閾値に達した後、m個のシードノードの中からダウンロード速度が最も遅いm/2個のシードノードを選択して切断する。その後、選択されなかったm/2個のシードノードを第1リストから再選択してダウンロードする。
【0112】
強認証モードに入る。すなわち、第2ノードは、選択したm個のシードノードのノード情報を5Gメッセージセンターにアップロードし、5Gメッセージセンターは、一斉送信ファイルに対応するランダムトークンを生成し、このランダムトークンをm個のシードノードである第1ノードと第2ノードに送信する。
【0113】
第2ノードは、第1ノードから一斉送信ファイルのファイルブロックを抽出する場合、ファイル取得要求を第1ノードに送信し、ランダムトークンを搬送させる。
【0114】
第1ノードは、第2ノードから送信されたファイル取得要求を受信する場合、ファイル取得要求に搬送されたランダムトークンを解析して認証を行う。認証に合格したと判定されれば、一斉送信ファイルのファイルブロックを該第2ノードに送信することができる。
【0115】
第2ノードは、シードノードから一斉送信ファイルの全てのファイルブロックを取得した場合、取得した一斉送信ファイルのファイルチェック値を計算する。計算したファイルチェック値と5Gメッセージセンターから受信したファイルチェック値とが一致した場合、該第2ノードは、受信した一斉送信ファイルが正しいと判断し、一斉送信ファイルを正常に受信したことを示す返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信する。2つのファイルチェック値が一致しない場合、シードノードから一斉送信ファイルを再度取得して、ファイルのチェックを行う。
【0116】
得られた一斉送信ファイルを複数回取得してもファイルチェックに合格できない場合、該第2ノードは、一斉送信ファイルを異常に受信したことを示す返送メッセージを5Gメッセージセンターに送信し、問題が発生したシードノードのノード情報を該返送メッセージに添付する。
【0117】
5Gメッセージセンターは、第2ノードが一斉送信ファイルを正常に受信したことを示す返送メッセージを受信した場合、該第2ノードに対して記録入庫を行う。5Gメッセージセンターは、第2ノードが一斉送信ファイルを異常に受信したことを示す返送メッセージを受信した場合、該第2ノードに対して一斉送信ファイルを直接送信する。
【0118】
第2ノードは、一斉送信ファイルを正常に受信した後、自身がシードノードになったことを宣言し、自身のノード情報をユーザーネットワークの管理機器に送信する。ユーザーネットワークの管理機器は、シードノードリストを更新し、更新されたシードノードリストを、一斉送信ファイルの受信を完了していない他の第2ノードに送信する。
【0119】
5Gメッセージセンター、第1ノード、及び第2ノードはいずれも期限切れの一斉送信タスクを定期的にクリーンアップする。
【0120】
この例の上記のステップを通じて、5Gメッセージの一斉送信共有が実現される。5Gメッセージセンターは、中央サーバーとしてシグナリング制御を実行し、シードノードの伝送タスクを担当する。膨大な数の通常ノードに対しては、共有伝送の方式でそれに一斉送信ファイルを送信する。そのため、この例は、一斉送信タスクによる5Gメッセージセンターのネットワークリソースの消費とディスクIOの消費を低減することができ、5Gメッセージセンターの一斉送信処理能力及び効率を向上させ、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させることができる。
【0121】
本願の実施例は、5Gメッセージセンターも提供する。該5Gメッセージセンターは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む。メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、5Gメッセージセンターによって実行される前述の5Gメッセージ処理方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させる少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶している。
【0122】
図15に示すように、5Gメッセージセンター1000において制御プロセッサ1001及びメモリ1002がバスを介して接続され得ることが例示される。メモリ1002は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム及び非一時的なコンピュータ実行可能プログラムを記憶するために使用され得る。さらに、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスなどの非一時的なメモリを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ1002は、制御プロセッサ1001に対してリモートに配置されたメモリを含み、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して5Gメッセージセンター1000に接続されてもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、企業イントラネット、ローカル領域ネットワーク、移動通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0123】
図15に示された装置構成は、5Gメッセージセンター1000の限定を構成するものではなく、図示よりも多く又は少ない構成要素を含んだり、いくつかの構成要素を組み合わせたり、異なる構成要素の配置を取ったりしてもよい。
【0124】
本願の実施例は、端末も提供する。該端末は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続するためのメモリとを含む。メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、前記第1ノードによって実行される5Gメッセージ処理方法又は第2ノードによって実行される5Gメッセージ処理方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶している。
【0125】
図16に示すように、例えば、端末2000において制御プロセッサ2001とメモリ2002とがバスを介して接続されてもよいことが例示される。メモリ2002は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム及び非一時的なコンピュータ実行可能プログラムを記憶するために使用され得る。さらに、メモリ2002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスなどの非一時的なメモリを含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ2002は、制御プロセッサ2001に対してリモートに配置されたメモリを含み、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して端末2000に接続されてもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、企業イントラネット、ローカル領域ネットワーク、移動通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0126】
図16に示された装置構成は、端末2000の限定を構成するものではなく、図示よりも多く又は少ない構成要素を含んだり、いくつかの構成要素を組み合わせたり、異なる構成要素の配置を取ったりしてもよい。
【0127】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供する。該コンピュータ実行可能命令は、1つ又は複数の制御プロセッサによって、例えば、図15の1つの制御プロセッサ1001によって、上記方法の実施例における5Gメッセージ処理方法、例えば、上記した図1の方法ステップS1100~S1300、図2の方法ステップS1110~S1120、図3の方法ステップS1121~S1123、図4の方法ステップS1400~S1600、図5の方法ステップS1700及びS1800を上記の1つ又は複数の制御プロセッサに実行させるか、又は、図16の1つの制御プロセッサ2001によって実行されて、上記した方法の実施例における5Gメッセージ処理方法、例えば、上記した図6の方法ステップS2100~S2200、図7の方法ステップS2300~S2500、図8の方法ステップS3100~S3200、図9の方法ステップS3300及びS3400、図10の方法ステップS3500~S3700、及び図11の方法ステップS3800~S3900を上記の1つ又は複数の制御プロセッサに実行させる。
【0128】
本願の実施例による5Gメッセージ処理方法は、少なくとも以下の有益な効果を有する。5Gメッセージセンターが5Gメッセージを受信すべき全てのノードに一斉送信ファイルを送信する場合には、全てのノードのうちのいくつかの第1ノードのみに一斉送信ファイルを送信する。一方、残りのノードは、第2ノードとして、5Gメッセージセンターからの第1リスト及び一斉送信通知に基づいて、少なくとも1つの第1ノードを選択して当該一斉送信ファイルをダウンロードする。上記の方式により、5Gメッセージセンターが中央サーバーとして全てのノードに一斉送信ファイルを集中的に送信することによる負荷を低減し、5Gメッセージセンターの計算リソース及びネットワークリソースの消費を減少させ、5Gメッセージを受信するときのエンドユーザーのエクスペリエンスをある程度向上させる。
【0129】
上記で説明された装置の実施例は単に概略的なものであり、分離された構成要素として説明されたユニットは、物理的に分離されていてもよいし、そうでなくてもよい。すなわち、1つの場所に配置されていてもよいし、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。これらのモジュールの一部又は全部は、実際の必要に応じて、本実施例の目的を達成するために選択されてもよい。
【0130】
上記で開示された方法におけるステップの全部又は一部、システムは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実装されてもよい。物理的構成要素の一部又は全ては、中央処理装置、デジタル信号処理装置、マイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして、又はハードウェアとして、又は特定用途向け集積回路などの集積回路として実装されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)及び通信媒体(又は一時的媒体)を含むことができるコンピュータ読み取り可能な媒体上に配信されてもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される、揮発性及び不揮発性の、取り外し可能な、及び取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体を含むが、これらに限定されない。さらに、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波又は他の送信機構のような変調データ信号中の他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含み得ることが当業者には周知である。
【0131】
以上は、本願のいくつかの実施例を具体的に説明したが、本願は上記の実施形態に限定されるものではなく、当業者は、本願の精神に反することなく、様々な均等な変形又は置換を行うことができ、これらの均等な変形又は置換は、本願の請求項によって限定される範囲内に含まれる。
図1
図2
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図16