(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-17
(45)【発行日】2024-09-26
(54)【発明の名称】アプリケーション制御方法および電子装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04845 20220101AFI20240918BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20240918BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20240918BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20240918BHJP
G09G 5/14 20060101ALI20240918BHJP
【FI】
G06F3/04845
G06F3/0481
G06F3/14 350B
G09G5/00 510G
G09G5/00 550C
G09G5/14 A
(21)【出願番号】P 2021563010
(86)(22)【出願日】2020-04-24
(86)【国際出願番号】 CN2020086814
(87)【国際公開番号】W WO2020216347
(87)【国際公開日】2020-10-29
【審査請求日】2021-12-01
【審判番号】
【審判請求日】2023-09-04
(31)【優先権主張番号】201910348608.6
(32)【優先日】2019-04-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヘ、ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ジン、チンハオ
(72)【発明者】
【氏名】リアオ、チャンリアン
【合議体】
【審判長】岩間 直純
【審判官】山澤 宏
【審判官】野崎 大進
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-078234(JP,A)
【文献】特開2016-162447(JP,A)
【文献】特表2014-511524(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048-3/04895
G06F 3/14
G09G 5/00
G09G 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、前記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、前記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、前記第2部分が第2表示領域を有し、前記第1表示領域および前記第2表示領域が前記電子装置のディスプレイを形成し、前記アプリケーション制御方法が、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れておらず、且つ前記カメラが作動していると前記電子装置が判定した場合、前記第1表示領域および前記第2表示領域の両方に、前記カメラで撮影されている画像を表示する段
階と、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の前記夾角が前記事前設定された角度範囲から外れており、且つ前記カメラが作動していると前記電子装置が判定した場合、前記電子装置が前記第1表示領域に前記カメラで撮影されている画像を表示する段階と、
を備え、前記第1部分が、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成されている、方法。
【請求項2】
前記方法がさらに、
前記夾角が事前設定条件を満たしており、且つ前記カメラが作動していない場合、前記電子装置が前記第2表示領域にホーム画面のアイコンを表示し、前記第1表示領域には前記ホーム画面のアイコンを表示しない段階を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、前記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、前記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、前記第2部分が第2表示領域を有し、前記第1表示領域および前記第2表示領域が前記電子装置のディスプレイを形成し、前記アプリケーション制御方法が、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れておらず、且つ前記カメラが作動していると前記電子装置が判定した場合、前記第1表示領域および前記第2表示領域の両方に、前記カメラで撮影されている画像を表示する段
階と、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の前記夾角が前記事前設定された角度範囲から外れており、且つ前記カメラが作動していると前記電子装置が判定した場合、前記電子装置が前記第2表示領域に前記カメラで撮影されている画像を表示する段階と
を備え、前記第1部分が、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成されている、方法。
【請求項4】
前記方法がさらに、
前記夾角が事前設定条件を満たしており、且つ前記カメラが作動していない場合、前記電子装置が前記第2表示領域にホーム画面のアイコンを表示し、前記第1表示領域には前記ホーム画面のアイコンを表示しない段階を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、前記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、前記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、前記第2部分が第2表示領域を有し、前記第1表示領域および前記第2表示領域が前記電子装置のディスプレイを形成し、前記アプリケーション制御方法が、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていないと前記電子装置が判定した場合、前記第1表示領域および前記第2表示領域の両方にホーム画面のアイコンを表示する段階と、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の前記夾角が前記事前設定された角度範囲から外れており、且つ前記カメラが作動していないと前記電子装置が判定した場合、前記電子装置が前記第2表示領域に前記ホーム画面の前記アイコンを表示し、前記第1表示領域には前記ホーム画面の前記アイコンを表示しない段階であって、前記ホーム画面の各アイコンは、同じ割合で縮小されて、前記第2表示領域に表示される、段階と、
を備える方法。
【請求項6】
前記第1部分が、前記第2部分を静止状態に維持しつつ、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備える電子装置であって、前記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、前記第2部分が第2表示領域を有し、前記第1表示領域および前記第2表示領域が前記電子装置のディスプレイを形成し、前記電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、前記プロセッサが前記第1部分または前記第2部分に位置し、前記メモリが前記第1部分または前記第2部分に位置し、前記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、前記プロセッサが前記プログラム命令を呼び出して、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れておらず、且つ前記カメラが作動していると前記プロセッサが判定した場合、前記第1表示領域および前記第2表示領域の両方に、前記カメラで撮影されている画像を表示するオペレーショ
ンと、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の前記夾角が前記事前設定された角度範囲から外れており、且つ前記カメラが作動していると前記プロセッサが判定した場合、前記第1表示領域に前記カメラで撮影されている画像を表示するオペレーションと
を行うように構成され、前記第1部分が、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成されている、電子装置。
【請求項8】
前記プロセッサがさらに、
前記夾角が事前設定条件を満たしており、且つ前記カメラが作動していない場合、前記第2表示領域にホーム画面のアイコンを表示し、前記第1表示領域には前記ホーム画面のアイコンを表示しないように構成される、請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
アプリケーション制御電子装置であって、前記アプリケーション制御電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、前記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、前記第2部分が第2表示領域を有し、前記第1表示領域および前記第2表示領域が前記アプリケーション制御電子装置のディスプレイを形成し、前記アプリケーション制御電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、前記プロセッサが前記第1部分または前記第2部分に位置し、前記メモリが前記第1部分または前記第2部分に位置し、前記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、前記プロセッサが前記プログラム命令を呼び出して、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れておらず、且つ前記カメラが作動していると前記プロセッサが判定した場合、前記第1表示領域および前記第2表示領域の両方に、前記カメラで撮影されている画像を表示するオペレーショ
ンと、
前記第1表示領域と前記第2表示領域との間の前記夾角が前記事前設定された角度範囲から外れており、且つ前記カメラが作動していると前記プロセッサが判定した場合、前記第2表示領域に前記カメラで撮影されている画像を表示するオペレーション
を行うように構成され、前記第1部分が、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成されている、電子装置。
【請求項10】
前記プロセッサがさらに、
前記夾角が事前設定条件を満たしており、且つ前記カメラが作動していない場合、前記第2表示領域にホーム画面のアイコンを表示し、前記第1表示領域には前記ホーム画面のアイコンを表示しないように構成される、請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第1部分が、前記第2部分を静止状態に維持しつつ、前記第2部分に接続された側の回転軸に沿って回転して前記第1部分の前記カメラの撮影アングルを調整するように構成される、請求項9または10に記載の電子装置。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がプログラム命令を格納し、前記プログラム命令がプロセッサで実行されると、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサで実行されると、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピュータ技術の分野に関し、具体的にはアプリケーション制御方法および電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、多くの端末(携帯電話およびタブレットコンピュータなど)にカメラが搭載されている。ユーザがカメラでビデオを撮影し、ビデオチャットおよびオンラインライブ配信などの機能を実施することがある。ビデオチャットまたはオンラインライブ配信にかかわらず、より適した撮影アングルを端末のカメラに提供するには、端末を特定の姿勢に設置する必要がある。端末をその姿勢に設置した後に、端末は相対的に固定されなければならない。現在、一般的な固定方式には、手持ちによる固定およびホルダによる固定などが含まれる。
図1Aは、手持ちによる固定方式を示している。
図1Bは、ホルダによる固定方式を示している。手持ちによる固定の場合、ユーザは携帯電話を長時間保持する必要がある(これでは、すぐに疲労を引き起こす)。ホルダによる固定の場合、ユーザはホルダをリアルタイムで据えつける必要がある(実行過程が比較的やっかいである)。したがって、カメラで撮影作業を行う過程でユーザの操作をいかに簡単にするかが、当業者が取り組む技術的課題である。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態がアプリケーション制御方法および電子装置を開示して、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)でユーザが電子装置をより効率的に且つ簡便に操作できるようにする。
【0004】
第1態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御方法を提供する。本方法は電子装置に適用され、本電子装置はフレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階と、カメラが作動している場合、本電子装置が撮影コンテンツを第1表示領域に表示する段階とを含み、第2部分は本電子装置を安定させるように構成され、第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転して第1表示領域の表示アングルを調整するように構成される。撮影コンテンツは、別のデバイスで撮影され且つ本電子装置が受信したコンテンツ、および/またはカメラで撮影されたコンテンツを含む。
【0005】
前述の方法では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、第2表示領域が位置する第2部分は安定化ホルダとして用いられ、第1表示領域は撮影コンテンツを表示する領域として用いられる。ユーザは、第1表示領域が位置する第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整してよい。したがって、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)では、ユーザは本電子装置を長時間保持する必要はなく、また本電子装置を安定させるように独自のホルダを別個に構成する必要はないので、本電子装置がより効率的に且つ簡便に用いられるようになる。
【0006】
第1態様に関連して、第1態様の第1の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を含む。
【0007】
第1態様または第1態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第1態様の第2の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0008】
第1態様または第1態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第1態様の第3の実行可能な実装例では、本方法はさらに、カメラが作動していない場合、本電子装置が第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する段階を含む。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0009】
第1態様または第1態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第1態様の第4の実行可能な実装例では、本方法はさらに、カメラが作動していない場合、本電子装置が第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階を含む。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0010】
第2態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御方法を提供する。本方法は電子装置に適用され、本電子装置はフレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階と、カメラが作動していない場合、本電子装置が第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階とを含む。
【0011】
前述の方法では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、第2表示領域が位置する第2部分は安定化ホルダとして用いられ、第1表示領域は撮影コンテンツを表示する領域として用いられる。ユーザは、第1表示領域が位置する第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整してよい。したがって、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)では、ユーザは本電子装置を長時間保持する必要はなく、また本電子装置を安定させるように独自のホルダを別個に構成する必要はないので、本電子装置がより効率的に且つ簡便に用いられるようになる。
【0012】
第2態様に関連して、第2態様の第1の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を含む。
【0013】
第2態様または第2態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、別の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0014】
第3態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御方法を提供する。本方法は電子装置に適用され、本電子装置はフレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階と、カメラが作動している場合、本電子装置が第2表示領域に撮影コンテンツを表示する段階とを含み、第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転してカメラの撮影アングルを調整するように構成され、撮影コンテンツはカメラで撮影されたコンテンツである。
【0015】
本方法では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、撮影コンテンツは第2表示領域に表示され、第1表示領域には撮影コンテンツは何も表示されないが、第1表示領域が位置する第1部分はカメラの撮影アングルを調整するように回転することができる。このように、様々な特別な角度で風景を撮影することができ、且つ操作が簡単である。さらに、カメラが特別な角度で風景を撮影するのに用いられる場合、第2表示領域の表示アングルが、ユーザが見るのに比較的楽な角度に調整されてよい。次いで、その角度が維持される。続いて、カメラの撮影アングルをユーザがどう調整するかにかかわらず、ユーザは、撮影した風景を比較的楽な角度で見ることができる。これにより、ユーザ体験が向上する。
【0016】
第3態様に関連して、第3態様の第1の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を含む。
【0017】
第3態様または第3態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第3態様の第2の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0018】
第3態様または第3態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第3態様の第3の実行可能な実装例では、本方法はさらに、カメラが作動していない場合、本電子装置が第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する段階を含む。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0019】
第3態様または第3態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第3態様の第4の実行可能な実装例では、本方法はさらに、カメラが作動していない場合、本電子装置が第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階を含む。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0020】
第4態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御方法を提供する。本方法は電子装置に適用され、本電子装置はフレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階と、カメラが作動していない場合、本電子装置が第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階とを含む。
【0021】
第4態様に関連して、第4態様の実行可能な一実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると本電子装置が判定する段階は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を含む。
【0022】
第4態様に関連して、第4態様の別の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0023】
第5態様によれば、本願の一実施形態が電子装置を提供する。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本電子装置はさらに、プロセッサおよびメモリを含み、本プロセッサは第1部分または第2部分に位置し、本メモリは第1部分または第2部分に位置する。本メモリはプログラム命令を格納するように構成され、本プロセッサはプログラム命令を呼び出して以下に挙げるオペレーションを行うように構成される。つまり、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、カメラが作動している場合、第1表示領域に撮影コンテンツを表示するオペレーションである。第2部分は本電子装置を安定させるように構成され、第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転して第1表示領域の表示アングルを調整するように構成される。撮影コンテンツは、別のデバイスで撮影され且つ本電子装置が受信したコンテンツ、および/またはカメラで撮影されたコンテンツを含む。
【0024】
本電子装置では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、第2表示領域が位置する第2部分は安定化ホルダとして用いられ、第1表示領域は撮影コンテンツを表示する領域として用いられる。ユーザは、第1表示領域が位置する第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整してよい。したがって、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)では、ユーザは本電子装置を長時間保持する必要はなく、また本電子装置を安定させるように独自のホルダを別個に構成する必要はないので、本電子装置がより効率的に且つ簡便に用いられるようになる。
【0025】
第5態様に関連して、第5態様の第1の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定することは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0026】
第5態様または第5態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第5態様の第2の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0027】
第5態様または第5態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第5態様の第3の実行可能な実装例では、本プロセッサはさらに、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0028】
第5態様または第5態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第5態様の第4の実行可能な実装例では、本プロセッサはさらに、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0029】
第6態様によれば、本願の一実施形態が電子装置を提供する。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本電子装置はさらに、プロセッサおよびメモリを含み、本プロセッサは第1部分または第2部分に位置し、本メモリは第1部分または第2部分に位置する。本メモリはプログラム命令を格納するように構成され、本プロセッサはプログラム命令を呼び出して以下に挙げるオペレーションを行うように構成される。つまり、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないオペレーションとである。
【0030】
第6態様に関連して、実行可能な一実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定することは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0031】
第6態様に関連して、別の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0032】
第7態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御電子装置を提供する。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本電子装置はさらに、プロセッサおよびメモリを含み、本プロセッサは第1部分または第2部分に位置し、本メモリは第1部分または第2部分に位置する。本メモリはプログラム命令を格納するように構成され、本プロセッサはプログラム命令を呼び出して以下に挙げるオペレーションを行うように構成される。つまり、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、カメラが作動している場合、第2表示領域に撮影コンテンツを表示するオペレーションである。第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転してカメラの撮影アングルを調整するように構成され、撮影コンテンツはカメラで撮影されたコンテンツである。
【0033】
本電子装置では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、撮影コンテンツは第2表示領域に表示され、第1表示領域には撮影コンテンツは何も表示されないが、第1表示領域が位置する第1部分はカメラの撮影アングルを調整するように回転することができる。このように、様々な特別な角度で風景を撮影することができ、且つ操作が簡単である。さらに、カメラが特別な角度で風景を撮影するのに用いられる場合、第2表示領域の表示アングルが、ユーザが見るのに比較的楽な角度に調整されてよい。次いで、その角度が維持される。続いて、カメラの撮影アングルをユーザがどう調整するかにかかわらず、ユーザは、撮影した風景を比較的楽な角度で見ることができる。これにより、ユーザ体験が向上する。
【0034】
第7態様に関連して、第7態様の第1の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定することは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0035】
第7態様または第7態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第7態様の第2の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0036】
第7態様または第7態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第7態様の第3の実行可能な実装例では、本プロセッサはさらに、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0037】
第7態様または第7態様の前述の実行可能な実装例のうちのいずれか1つに関連して、第7態様の第4の実行可能な実装例では、本プロセッサはさらに、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0038】
第8態様によれば、本願の一実施形態がアプリケーション制御電子装置を提供する。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本電子装置はさらに、プロセッサおよびメモリを含み、本プロセッサは第1部分または第2部分に位置し、本メモリは第1部分または第2部分に位置する。本メモリはプログラム命令を格納するように構成され、本プロセッサはプログラム命令を呼び出して以下に挙げるオペレーションを行うように構成される。つまり、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、且つ第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないオペレーションとである。
【0039】
第8態様に関連して、実行可能な一実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定することは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0040】
第8態様に関連して、別の実行可能な実装例では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0041】
第9態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。本コンピュータ可読記憶媒体はプログラム命令を格納し、プログラム命令がプロセッサで実行されると、第1態様もしくは第1態様の任意の実行可能な実装例、第2態様もしくは第2態様の任意の実行可能な実装例、第3態様もしくは第3態様の任意の実行可能な実装例、または第4態様もしくは第4態様の任意の実行可能な実装例で説明した方法が実施される。
【0042】
第10態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサで実行されると、第1態様もしくは第1態様の任意の実行可能な実装例、第2態様もしくは第2態様の任意の実行可能な実装例、第3態様もしくは第3態様の任意の実行可能な実装例、または第4態様もしくは第4態様の任意の実行可能な実装例で説明した方法が実施される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
本発明の実施形態に用いられる添付図面が以下に説明される。
【0044】
【
図1A】本発明の一実施形態による撮影シナリオの概略図である。
【0045】
【
図1B】本発明の一実施形態による別の撮影シナリオの概略図である。
【0046】
【
図2】本発明の一実施形態によるシステムアーキテクチャの概略図である。
【0047】
【
図3】本発明の一実施形態による電子装置の概略構造図である。
【0048】
【
図4】本発明の一実施形態によるアプリケーション制御方法の概略フローチャートである。
【0049】
【
図5】本発明の一実施形態によるディスプレイに関する応用シナリオの概略図である。
【0050】
【
図6】本発明の一実施形態による別のディスプレイに関する応用シナリオの概略図である。
【0051】
【
図7】本発明の一実施形態によるカメラに関する応用シナリオの概略図である。
【0052】
【
図8】本発明の一実施形態による別のディスプレイに関する応用シナリオの概略図である。
【0053】
【
図9】本発明の一実施形態による別のディスプレイに関する応用シナリオの概略図である。
【0054】
【
図10A】本発明の一実施形態による分割画面表示に関する応用シナリオの概略図である。
【
図10B】本発明の一実施形態による分割画面表示に関する応用シナリオの概略図である。
【
図10C】本発明の一実施形態による分割画面表示に関する応用シナリオの概略図である。
【0055】
【
図11】本発明の一実施形態による片手操作に関する応用シナリオの概略図である。
【0056】
【
図12】本発明の一実施形態による別のアプリケーション制御方法の概略フローチャートである。
【0057】
【
図13】本発明の一実施形態による別の撮影シナリオの概略図である。
【0058】
【
図14】本発明の一実施形態による別の撮影シナリオの概略図である。
【0059】
【
図15】本発明の一実施形態による別の電子装置の概略構造図である。
【0060】
【
図16】本発明の一実施形態による別の電子装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0062】
本発明の実施形態は電子装置を提供する。本電子装置は、アプリケーション制御方法を行うように構成される。本電子装置は、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはパームトップコンピュータ)、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ(iWatchなど)、スマートバンド、または歩数計)、または作業場の遠隔制御デバイスなどを含んでよい。
【0063】
図2は、本発明の一実施形態による電子装置201の概略構造図である。電子装置201は、プロセッサ220と、メモリ230と、入力/出力インタフェース250と、ディスプレイ260と、通信インタフェース270とを含んでよい。前述の各要素である、プロセッサ220、メモリ230、入力/出力インタフェース250、ディスプレイ260、および通信インタフェース270は、バス210を通じて互いに接続され、要素同士の伝送および通信(例えば、制御メッセージおよび/またはデータの伝送)をサポートするための回路が実現され得る。本願の本実施形態では、前述の各要素のうちの少なくとも1つが省略されてもよく、別の要素が電子装置201に追加されてもよい。
【0064】
プロセッサ220は、中央演算処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ(AP)、または通信プロセッサ(CP)のうちの少なくとも1つを含んでよい。プロセッサ220は、電子装置201の各要素のうちの少なくとも1つの制御および/または通信に関連したオペレーションまたはデータ処理を行ってよい。
【0065】
メモリ230は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを含んでよい。メモリ230は、電子装置201のその他の要素のうちの少なくとも1つに関連した命令またはデータを格納してよい。本開示の実施形態によれば、メモリ230はソフトウェアおよび/またはプログラム240を格納してよい。プログラム240は、例えば、カーネル241、ミドルウェア243、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)245、および/またはアプリケーション247を含んでよい。アプリケーション247は具体的には、画面制御プログラムを含んでよい。画面制御プログラムは、ディスプレイ260(第1表示領域および第2表示領域を含む)の制御ポリシーを定めるのに用いられる。例えば、ディスプレイ260は、ある特定の条件下では、アプリケーションのインタフェースを第1表示領域および第2表示領域の両方に表示するか、またはある特定の条件下では、アプリケーションのインタフェースを第1表示領域および第2表示領域のいずれかに表示するように制御される。
【0066】
カーネル241、ミドルウェア243、またはAPI245のうちの少なくとも一部が、オペレーティングシステム(OS)と呼ばれてよい。
【0067】
カーネル241は、別のプログラム(ミドルウェア243、API245、またはアプリケーション247など)のオペレーションまたは機能を実行するのに用いられるシステムリソース(プロセッサ220またはメモリ230など)を制御しても管理してもよい。さらに、カーネル241はインタフェースを提供してよく、このインタフェースにより、ミドルウェア243、API245、またはアプリケーション247が電子装置201の各要素にアクセスして、システムリソースを制御または管理できるようになる。
【0068】
ミドルウェア243は、API245またはアプリケーション247がカーネル241と通信してデータを交換できるようにする仲介役を担うことができる。
【0069】
さらに、ミドルウェア243は、アプリケーション247から受信する1つまたは複数の作業要求を優先順で処理してよい。例えば、ミドルウェア243は、少なくとも1つのアプリケーション247に、電子装置201のシステムリソース(例えば、プロセッサ220またはメモリ230)を用いる優先順位を割り当ててよい。例えば、ミドルウェア243は、1つまたは複数の作業要求のスケジューリングまたは負荷分散を行うために、少なくとも1つのアプリケーションに割り当てられた優先順位に基づいて1つまたは複数の作業要求を処理してよい。
【0070】
API245は、アプリケーション247がカーネル241またはミドルウェア243により提供される機能を制御できるようにするためのインタフェースであり、ファイル制御、表示制御、画像処理、および文字制御などに用いる少なくとも1つのインタフェースまたは機能(例えば、命令)を含んでよい。
【0071】
入力/出力インタフェース250は、電子装置201の別の要素に、ユーザまたは別の外部装置から入力される命令またはデータを伝送するように構成されてよい。さらに、入力/出力インタフェース250は、ユーザまたは別の外部装置に、電子装置201の別の要素から受信した命令またはデータを出力してよい。
【0072】
ディスプレイ260は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、微小電気機械システム(MEMS)ディスプレイ、または電子ペーパーディスプレイを含んでよい。ディスプレイ260は、様々なコンテンツ(例えば、テキスト、画像、映像、アイコン、シンボル、または類似のオブジェクト)をユーザに提示してよい。ディスプレイ260はタッチスクリーンを含んでよく、電子ペンまたはユーザの身体の一部から入力されるタッチ操作、ジェスチャ操作、近接操作、またはホバー操作を受け付けてよい。さらに、本願の本実施形態では、ディスプレイ260はフレキシブルディスプレイ(画面)であり、折り畳むことができる。例えば、折り畳み式フレキシブルディスプレイのカバー(Cover)およびパネル(Panel)の各カスケード構造は、折り畳み可能なフレキシブル素材で作られる。ディスプレイ260は少なくとも2つの表示領域を含み、それぞれ第1表示領域および第2表示領域と呼ばれてよい。回転装置281は、第1表示領域と第2表示領域との間に存在する。回転装置281は、回転軸および角度センサを含んでよい。第1表示領域および第2表示領域は両方とも、回転装置281の回転軸に沿って回転してよい。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が回転過程で平角になってよく、これにより、第1表示領域および第2表示領域が完全に平坦な表示領域を形成しているように見える。完全に平坦な表示領域は、電子装置201のインタフェースを表示するのに用いられてよい。回転過程において、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角は、0度より大きく360度より小さい角度のいずれかであってよい。特定の角度に回転した後に、2つの表示領域は同一平面上にないことがはっきりと分かる。角度センサは、回転過程における一部の技術的パラメータ(例えば、回転過程における第1表示領域と第2表示領域との間の角度)を収集し得ることが理解されるであろう。任意選択的に、IMU(ジャイロスコープおよび加速度計の機能を含む)が第1表示領域および第2表示領域のそれぞれに取り付けられてよく、これにより、第1表示領域および第2表示領域の水平角を別個に測定することができる。次いで、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角は、差分計算によって求められ得る。
【0073】
撮影装置282が1つのカメラ(camera)または複数のカメラ(例えば、1つの正面カメラおよび1つの背面カメラ、または複数の正面カメラ)を含んでよい。カメラは代替的に、一群のカメラモジュールであってもよい。例えば、正面カメラおよび背面カメラがあり、且つ第1表示領域および第2表示領域が同一平面上にある場合、正面カメラの撮影方向は基本的にディスプレイ260の表示方向と一致してよく、背面カメラの撮影方向は基本的にディスプレイ260の表示方向と正反対であってよい。
【0074】
通信インタフェース270は、電子装置201と外部装置(例えば、第1の外部電子装置202、第2の外部電子装置204、またはサーバ206)との間の通信を確立してよい。例えば、通信インタフェース270は、外部装置(例えば、第2の外部電子装置204またはサーバ206)と通信するために、無線通信または有線通信によってネットワーク262に接続されてよい。無線通信は、ロングタームエボリューション(LTE)、ロングタームエボリューションアドバンスド(LTE-A)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、汎用移動体通信システム(UMTS)、ワイヤレスブロードバンド(WiBro)、または移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などのセルラ通信プロトコルのうちの少なくとも1つを用いてよい。無線通信は、例えば、短距離通信264を含んでよい。短距離通信は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)、磁気ストライプ伝送(MST)、またはGNSSのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0075】
図3は、本発明の一実施形態による別の電子装置の概略構造図である。本電子装置は、
図2に示す電子装置201の一部または全部を含んでよい。電子装置1001は、少なくとも1つのプロセッサ(例えば、AP)1010、通信モジュール1020、加入者識別モジュール(SIM)1024、メモリ1030、センサモジュール1040、入力装置1050、ディスプレイ1060、インタフェース1070、オーディオモジュール1080、カメラモジュール1091、電源管理モジュール1095、バッテリ1096、インジケータ1097、および回転軸1098を含んでよい。
【0076】
プロセッサ1010は、オペレーティングシステムまたはアプリケーションプログラムを実行して、プロセッサ1010に接続された複数のハードウェアまたはソフトウェア要素を制御してよく、様々なデータを処理し、オペレーションを行ってよい。プロセッサ1010は、例えば、システムオンチップ(SoC)として実装されてよい。本開示の本実施形態によれば、プロセッサ1010はさらに、画像処理装置(GPU)および/または画像信号プロセッサを含んでもよい。プロセッサ1010は、
図3に示す各要素のうちの少なくとも一部(例えば、セルラモジュール1021)を含んでよい。プロセッサ1010は、他の要素のうちの少なくとも1つ(例えば、不揮発性メモリ)から受信した命令またはデータを揮発性メモリに読み込んで、命令またはデータを処理してよく、また様々なデータを不揮発性メモリに格納してよい。
【0077】
通信モジュール1020は、
図2の通信インタフェース270と同じまたは類似した構成を有してよい。通信モジュール1020は、例えば、セルラモジュール1021、Wi-Fiモジュール1023、Bluetooth(BT)モジュール1025、GPSモジュール1027、NFCモジュール1028、および無線周波数(RF)モジュール1029を含んでよい。
【0078】
セルラモジュール1021は、例えば、通信ネットワークを介した音声通話サービス、ビデオ通話サービス、テキストメッセージサービス、またはインターネットサービスを提供してよい。セルラモジュール1021は、加入者識別モジュール1024(例えば、SIMカード)を用いて、通信ネットワーク内の電子装置1001を識別し確認してよい。セルラモジュール1021は、プロセッサ1010により提供され得る機能のうちの少なくとも一部を実行してよい。セルラモジュール1021は、通信プロセッサ(CP)を含んでよい。
【0079】
Wi-Fiモジュール1023、Bluetoothモジュール1025、GPSモジュール1027、およびNFCモジュール1028のそれぞれは、例えば、モジュールが送信/受信したデータを処理するように構成されたプロセッサを含んでよい。本開示のいくつかの別の実施形態によれば、セルラモジュール1021、Wi-Fiモジュール1023、Bluetoothモジュール1025、GPSモジュール1027、およびNFCモジュール1028のうちの少なくともいくつか(例えば、2つまたはそれより多く)が、単一の集積チップ(IC)またはICパッケージに含まれてよい。
【0080】
RFモジュール1029は、例えば、通信信号(例えば、RF信号)を送信/受信してよい。RFモジュール1029は、例えば、送受信機、パワーアンプモジュール(PAM)、周波数フィルタ、低ノイズアンプ(LNA)、およびアンテナを含んでよい。本開示の別の実施形態によれば、セルラモジュール1021、Wi-Fiモジュール1023、Bluetoothモジュール1025、GPSモジュール1027、またはNFCモジュール1028のうちの少なくとも1つは、異なるRFモジュールを介してRF信号を送信/受信してよい。SIM1024は、例えば、加入者識別モジュールおよび/または組み込み型SIMを含むカードを含んでよく、一意の識別情報(例えば、集積回路カード識別情報(ICCID))またはユーザ情報(例えば、国際移動体加入者識別番号(IMSI))を含んでよい。
【0081】
メモリ1030(例えば、メモリ230)は、例えば、内部メモリ1032または外部メモリ1034を含んでよい。内部メモリ1032は、揮発性メモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、または同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM))および不揮発性メモリ(例えば、ワンタイム式プログラム可能型読み出し専用メモリ(OTPROM)、プログラム可能型読み出し専用メモリ(PROM)消去可能プログラム可能型読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能型読み出し専用メモリ(EEPROM)、マスク式読み出し専用メモリ、フラッシュ式読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ(例えば、NAND型フラッシュメモリまたはNOR型フラッシュメモリ)、ハードディスクドライブ、またはソリッドステートドライブ(SSD))のうちの少なくとも一方を含んでよい。
【0082】
外部メモリ1034は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)、セキュアデジタル(SD)カード、マイクロSD、ミニSD、エクストリームカード(xD)、マルチメディアカード(MMC)、またはメモリスティックなどのフラッシュメモリドライブを含んでよい。外部メモリ1034は、様々なインタフェースを介して電子装置1001に動作可能且つ/または物理的に接続されてよい。
【0083】
例えば、センサモジュール1040は、物理量を測定するか、または電子装置1001の動作状態を検出して、測定または検出された情報を電気信号に変換してよい。センサモジュール1040は、例えば、角度センサ1040A(第1表示領域と第2表示領域との間の角度を検出するように構成される)、ジャイロセンサ1040B、大気圧センサ1040C、磁気センサ1040D、加速度センサ1040E、ホールドセンサ1040F、近接センサ1040G、カラーセンサ1040H(例えば、赤/緑/青(RGB)センサ)、バイオセンサ1040I、温度/湿度センサ1040J、照度センサ1040K、または紫外線(UV)センサ1040Mのうちの少なくとも1つを含んでよい。追加的にまたは代替的に、センサモジュール1040は、例えば、嗅覚センサ(電子臭覚センサなど)、筋電(EMG)センサ、脳波(EEG)センサ、心電(ECG)センサ、赤外線(IR)センサ、虹彩認識センサ、および/または指紋センサを含んでよい。センサモジュール1040はさらに、センサモジュール1040に含まれる少なくとも1つのセンサを制御するように構成された制御回路を含んでよい。本開示のいくつかの別の実施形態では、電子装置1001はさらにプロセッサを含んでよい。本プロセッサは、プロセッサ1010の一部として用いられるか、またはセンサモジュール1040を別個に制御して、プロセッサ1010がスリープ状態にあるときにセンサモジュール1040を制御する。
【0084】
ディスプレイ1060(例えば、ディスプレイ260)は、パネル1062、ホログラフィック装置1064、またはプロジェクタ1066を含んでよい。パネル1062は、
図2のディスプレイ260と同じまたは類似の構造であってよい。パネル1062は、例えば、フレキシブルでも、透明でも、ウェアラブルでもよい。パネル1062およびタッチパネル1052は、単一のモジュールに統合されてよい。ホログラフィック装置1064は、光の干渉現象によって立体画像を空間に表示できる。プロジェクタ1066は、スクリーン上に光を投影して画像を表示できる。本開示の本実施形態によれば、ディスプレイ1060はさらに、パネル1062、ホログラフィック装置1064、またはプロジェクタ1066を制御するように構成された制御回路を含んでよい。さらに、ディスプレイ1060がフレキシブルディスプレイ(画面)である場合、ディスプレイ1060は折り畳むことができる。この場合、ディスプレイ1060は少なくとも2つの表示領域を含み、それぞれ第1表示領域および第2表示領域と呼ばれてよい。回転軸1098は、第1表示領域と第2表示領域との間に存在する。第1表示領域および第2表示領域は両方とも、回転軸1098に沿って回転してよい。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が回転過程で平角になってよく、これにより、第1表示領域および第2表示領域が完全に平坦な表示領域を形成しているように見える。完全に平坦な表示領域は、電子装置1001のインタフェースを表示するのに用いられてよい。回転過程において、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角は、0度より大きく360度より小さい角度のいずれかであってよい。特定の角度に回転した後に、2つの表示領域は同一平面上にないことがはっきりと分かる。角度センサ1040Aは、回転軸1098に沿った回転の過程における一部の技術的パラメータ(例えば、回転過程における第1表示領域と第2表示領域との間の角度)を収集し得ることが理解されるであろう。
【0085】
入力装置1050は、例えば、タッチパネル1052、(デジタル)ペンセンサ1054、ボタン1056、または超音波入力装置1058を含んでよい。タッチパネル1052は、容量検知方式、抵抗検知方式、赤外線検知方式、および超音波検知方式のうちの少なくとも1つを用いてよい。タッチパネル1052はさらに、制御回路を含んでよい。タッチパネル1052はさらに、触知フィードバックをユーザに提供するために、触知レイヤを含んでよい。
【0086】
(デジタル)ペンセンサ1054は、例えば、タッチパネルの一部として機能する認識チップか、または単独の認識チップを含んでよい。ボタン1056は、例えば、物理的ボタン、光学ボタン、またはキーボードを含んでよい。超音波入力装置1058は、入力ツールが生成した超音波をマイク1088で検知し、検知した超音波に対応するデータを識別することができる。
【0087】
インタフェース1070は、例えば、HDMI(登録商標)1072、USB1074、光学インタフェース1076、またはD-サブミニチュア(D-sub)インタフェース1078を含んでよい。例えば、インタフェース1070は、
図2に示す通信インタフェース270に含まれてよい。追加的にまたは代替的に、インタフェース1070は、例えば、モバイル高品位リンク(MHL)インタフェース、SDカードインタフェース/マルチメディアカード(MMC)インタフェース、または赤外線データ協会(IrDA)インタフェースを含んでもよい。
【0088】
例えば、オーディオモジュール1080は、音を電気信号に変換してもよく、電気信号を音に変換してもよい。オーディオモジュール1080の各要素のうちの少なくとも一部が、
図2に示す入力/出力インタフェース250に含まれてよい。オーディオモジュール1080は、スピーカ1082、レシーバ1084、ヘッドセット1086、またはマイク1088を介して入力または出力される音情報を処理することができる。
【0089】
例えば、カメラモジュール1091は、静止画または動画を撮影するように構成された装置である。本開示の本実施形態によれば、カメラモジュール1091は、少なくとも1つのイメージセンサ(例えば、正面センサまたは背面センサ)、レンズ、画像信号プロセッサ(ISP)、またはフラッシュ(例えば、LEDまたはキセノンランプ)を含んでよい。カメラモジュール1091は、1つのカメラ(camera)または複数のカメラ(例えば、1つの正面カメラおよび1つの背面カメラ、または複数の正面カメラ)を含んでよい。カメラは代替的に、一群のカメラモジュールであってもよい。例えば、正面カメラおよび背面カメラがあり、且つ第1表示領域および第2表示領域が同一平面上にある場合、正面カメラの撮影方向は基本的にディスプレイ1060の表示方向と一致してよく、背面カメラの撮影方向は基本的にディスプレイ1060の表示方向と正反対であってよい。
【0090】
電源管理モジュール1095は、電子装置1001の電源を管理することができる。本開示の本実施形態によれば、電源管理モジュール1095は、電源管理用集積回路(PMIC)、充電器用集積回路(IC)、またはバッテリメータを含んでよい。PMICは、有線充電方式および/またはワイヤレス充電方式を用いてよい。例えば、ワイヤレス充電方式は、磁気共鳴方式、磁気誘導方式、または電磁方式などを含んでよい。ワイヤレス充電に用いられる追加の回路(例えば、コイル回路、共振回路、または整流器)がさらに含まれてもよい。バッテリメータは、例えば、バッテリ1096の残量および電圧、電流、または充電中のバッテリの温度を測定することができる。バッテリ1096は、例えば、充電式バッテリおよび/または太陽電池を含んでよい。
【0091】
インジケータ1097は、電子装置1001または電子装置1001のコンポーネント(例えば、プロセッサ1010)に関する特定の状態(例えば、起動状態、メッセージ交換状態、または充電状態)を表示することができる。示されてはいないが、電子装置1001は、携帯テレビをサポートするように構成された処理装置(例えば、GPU)を含んでよい。携帯テレビをサポートするように構成された本処理装置は、デジタルマルチメディア放送(DMB)、デジタルビデオ放送(DVB)、またはMediaFLO(登録商標)などの規格に従ってメディアデータを処理することができる。
【0092】
本明細書で説明される各要素は、1つまたは複数のコンポーネントで構成されてよく、各要素の名称が電子装置の種類に基づいて変更されてもよい。本開示の実施形態では、電子装置は、本明細書で説明される各要素のうちの少なくとも1つを含んでよく、一部の要素は省略されてもよく、別の追加要素が追加されてもよい。さらに、電子装置の一部の要素が1つの実体に組み合わされてもよく、これにより、これらの要素の機能が、組み合わされる前に用いられたのと同じ方式で実行され得る。
【0093】
図4は、本発明の一実施形態によるアプリケーション制御方法を示している。本方法は、前述の電子装置に適用されてよい。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含む。第1部分は、第1表示領域およびカメラ(すなわち、撮影装置またはカメラモジュール)を含む。第2部分は第2表示領域を含む。第1表示領域および第2表示領域は、本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、限定されることはないが、以下に挙げる段階を含む。
【0094】
段階S400:本電子装置は、ディスプレイの第1表示領域および第2表示領域の両方にアプリケーションのインタフェースを表示する。
【0095】
具体的には、第1表示領域および第2表示領域は両方とも、回転軸に沿って回転してよい。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が、回転の程度によって変化する。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域は全表示領域のように見えてよい。したがって、第1表示領域および第2表示領域を用いて、1つのアプリケーションのインタフェースを共同で表示してよい。具体的には、アプリケーションのインタフェースにある一部のコンテンツが第1表示領域に表示され、アプリケーションのインタフェースにあるその他のコンテンツが第2表示領域に表示される。事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が、事前設定閾値より小さい。事前設定閾値は、実際の要件に基づいて設定されてよい。例えば、事前設定閾値は4と予め定められてよい。この場合、事前設定範囲は、176度~184度の角度範囲である。別の例では、事前設定閾値は0と予め定められてよい。この場合、事前設定範囲は180度である。
図5は、第1表示領域および第2表示領域を用いて本電子装置のホーム画面を共同で表示するシナリオの概略図であり、この場合、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角は180度である。
【0096】
段階S401:本電子装置は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する。
【0097】
具体的には、電子装置の角度センサが、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角をリアルタイムで検出し、検出結果に基づいて、夾角が事前設定条件を満たしているかどうかを判定してよい。具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角Xが事前設定された角度範囲から外れているかどうかが判定されてよい。
図6は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角Xを示している。例えば、事前設定された角度範囲が176度~184度に設定されていると仮定する。現在検出された第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が195度である場合、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れている、すなわち、事前設定条件が満たされていると判定されてよい。
【0098】
段階S402:本電子装置は、カメラが作動している場合、第1表示領域に撮影コンテンツを表示する。
【0099】
具体的には、カメラは本電子装置に構成されている。本電子装置は、正面カメラを含んでもよく、背面カメラを含んでもよく、正面カメラおよび背面カメラを含んでもよい。
図7は、本電子装置が正面カメラおよび背面カメラを両方とも含む場合を示している。本電子装置は、カメラが作動しているかどうかを認識する必要がある。任意選択的に、正面カメラおよび背面カメラが両方とも含まれている場合、一方のカメラが作動している限り、カメラが作動していると判定される。一方のカメラ(すなわち、正面カメラまたは背面カメラ)だけが含まれている場合、そのカメラが作動しているならば、カメラが作動していると判定される。
【0100】
本電子装置は、段階S401を行う前に、段階S401を行った後に、または段階S401を行っているときに、カメラが作動しているかどうかを判定してよいことに留意されたい。
【0101】
本願の本実施形態では、本電子装置は、カメラが作動していると判定した場合、撮影コンテンツを第1表示領域に表示する。この場合、第2部分は本電子装置を安定させるように構成され、第1部分は第2部分に接続された側(の回転軸)に沿って反転して第1表示領域の表示アングルを調整するように構成される。撮影コンテンツは、別のデバイスで撮影され且つ本電子装置が受信したコンテンツ、および/またはカメラで撮影されたコンテンツを含む。
【0102】
例えば、本電子装置が携帯電話であると仮定する。
図8に示すように、携帯電話は第1部分および第2部分を含む。第1部分の第1表示領域と第2部分の第2表示領域との夾角が180度である場合、第1表示領域および第2表示領域を両方とも含むディスプレイが、ビデオチャット用のインタフェースを表示するのに用いられる。
図9に示すように、ユーザが第1部分または第2部分を折り畳み、且つ夾角が事前設定条件を満たしている場合、ビデオチャット用のインタフェースは第1表示領域に表示される。ビデオチャット用のインタフェースは、チャット仲間により送信されたビデオ情報を含んでよく、さらに、ユーザのカメラで撮影されたビデオ情報を含んでもよい。第2表示領域は、有益な情報を何も表示しなくてよく、例えば、画面をオフにしてもよく、黒い画面、白い画面、またはあまり重要ではない何らかの情報を表示してもよい。この場合、ユーザは本電子装置を特定の場所(例えば、テーブルの上)に設置してよい。第2部分は、その場所と接触して本電子装置を安定させる。この過程で、ユーザは、第2部分を静止状態に保ち第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整し、第1部分のカメラの撮影アングルを調整してよい。
【0103】
任意選択的に、本方法はさらに、段階S403またはS404を含んでよい。S403またはS404は次の通りである。
【0104】
段階S403:本電子装置は、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する。
【0105】
言い換えれば、カメラが作動していない、且つ第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしている場合、分割画面表示機能が有効になる。具体的には、あるアプリケーションのインタフェースが第1表示領域に表示され、別のアプリケーションの表示インタフェースが第2表示領域に表示される。例えば、第1表示領域にニュースコンテンツ用のインタフェースが表示され、第2表示領域にはチャット用のインタフェースが表示される。理解しやすいように、以下では、
図10A~
図10Cを参照して、具体的な応用シナリオを一例に用いる。ユーザが本電子装置を用いてニュースクライアントに関するニュース情報を閲覧する場合、チャットメッセージのリマインダが本電子装置のディスプレイの左下隅に現れる。この場合、ユーザは電子装置を折り畳み、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たすようにする。この場合、カメラが作動していないのであれば、ニュース情報は第1表示領域に表示され、第2表示領域にはチャット用のインタフェースが表示される。任意選択的に、初めに第1表示領域および第2表示領域の両方に表示されていたニュース情報は、今では第1表示領域だけに表示されている。したがって、第1表示領域はニュース情報を完全に表示することは絶対にできない。この場合、第1表示領域のスクロールバーをスライドさせて、表示されていないコンテンツを表示したり、表示されているコンテンツを隠したりしてよい。
【0106】
任意選択的に、分割画面方式で表示されている2つのアプリケーションは、その対応関係が事前に確立している2つのアプリケーションであっても、ユーザが最後に用いた2つのアプリケーションであってもよい。さらに、第1表示領域および第2表示領域は「円弧面」で接続されており、この「円弧面」は2つの表示領域のそれぞれに接している。「円弧面」と2つの表示領域との接線がそれぞれ、これらの表示領域の分割線として用いられてもよく、または「円弧面」の中央にあり且つ「接線」と平行な線がこれらの表示領域の分割線として定められてもよい。
【0107】
段階S404:カメラが作動していない場合、本電子装置は第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない。
【0108】
言い換えれば、カメラが作動していない、且つ第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしている場合、片手操作機能が有効になる。具体的には、アプリケーションのインタフェースは第2表示領域に表示され、第1表示領域は有益な情報を何も表示せず、例えば、画面をオフにしてもよく、黒い画面または白い画面を表示してもよい。理解しやすいように、以下では、
図11を参照して、具体的な応用シナリオを一例に用いる。ユーザが本電子装置を用いてホーム画面上のアイコンを閲覧する場合、ユーザは本電子装置を折り畳み、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たすようにする。この場合、カメラが作動していないのであれば、ホーム画面上のアイコンは第2表示領域に表示され、第1表示領域には何もない画面が表示される。任意選択的に、初めに第1表示領域および第2表示領域の両方に表示されていたホーム画面は、今では第2表示領域だけに表示されている。ホーム画面上の各アイコンは、同じ割合で縮小され、次いで第2表示領域に表示されてよい。あるいは、ホーム画面上の一部のアイコンが最初に第2表示領域に表示され、次いで、ユーザが第2表示領域のスクロールバーをスライドさせて、ホーム画面にあって表示されていないアイコンを表示したり、ホーム画面にあって表示されているアイコンを隠したりしてよい。
【0109】
任意選択的に、カメラが作動しているときに本電子装置がどのように表示を行うかは、特に限定されなくてよい。
【0110】
図4に示す方法では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、第2表示領域が位置する第2部分は安定化ホルダとして用いられ、第1表示領域は撮影コンテンツを表示する領域として用いられる。ユーザは、第1表示領域が位置する第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整してよい。したがって、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)では、ユーザは本電子装置を長時間保持する必要はなく、また本電子装置を安定させるように独自のホルダを別個に構成する必要はないので、本電子装置がより効率的に且つ簡便に用いられるようになる。さらに、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動していない場合、分割画面表示機能または片手操作機能が有効になる。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0111】
図12は、本発明の一実施形態によるアプリケーション制御方法を示している。本方法は、前述の電子装置に適用されてよい。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含む。第1部分は、第1表示領域およびカメラ(すなわち、撮影装置またはカメラモジュール)を含む。第2部分は第2表示領域を含む。第1表示領域および第2表示領域は、本電子装置のディスプレイを形成する。本方法は、限定されることはないが、以下に挙げる段階を含む。
【0112】
段階S1200:本電子装置は、ディスプレイの第1表示領域および第2表示領域の両方にアプリケーションのインタフェースを表示する。
【0113】
具体的には、第1表示領域および第2表示領域は両方とも、回転軸に沿って回転してよい。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が、回転の程度によって変化する。第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域は全表示領域のように見えてよい。したがって、第1表示領域および第2表示領域を用いて、1つのアプリケーションのインタフェースを共同で表示してよい。具体的には、アプリケーションのインタフェースにある一部のコンテンツが第1表示領域に表示され、アプリケーションのインタフェースにあるその他のコンテンツが第2表示領域に表示される。事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が、事前設定閾値より小さい。事前設定閾値は、実際の要件に基づいて設定されてよい。例えば、事前設定閾値は4と予め定められてよい。この場合、事前設定範囲は、176度~184度の角度範囲である。別の例では、事前設定閾値は0と予め定められてよい。この場合、事前設定範囲は180度である。
図5は、第1表示領域および第2表示領域を用いて本電子装置のホーム画面を共同で表示するシナリオの概略図であり、この場合、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角は180度である。
【0114】
段階S1201:本電子装置は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する。
【0115】
具体的には、電子装置の角度センサが、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角をリアルタイムで検出し、検出結果に基づいて、夾角が事前設定条件を満たしているかどうかを判定してよい。具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角Xが事前設定された角度範囲から外れているかどうかが判定されてよい。
図6は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角Xを示している。例えば、事前設定された角度範囲が176度~184度に設定されていると仮定する。現在検出された第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が195度である場合、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れている、すなわち、事前設定条件が満たされていると判定されてよい。
【0116】
段階S1202:本電子装置は、カメラが作動している場合、第2表示領域に撮影コンテンツを表示する。
【0117】
具体的には、カメラは本電子装置に構成されている。本電子装置は、正面カメラを含んでもよく、背面カメラを含んでもよく、正面カメラおよび背面カメラを含んでもよい。
図7は、本電子装置が正面カメラおよび背面カメラを両方とも含む場合を示している。本電子装置は、カメラが作動しているかどうかを認識する必要がある。任意選択的に、正面カメラおよび背面カメラが両方とも含まれている場合、一方のカメラが作動している限り、カメラが作動していると判定される。一方のカメラ(すなわち、正面カメラまたは背面カメラ)だけが含まれている場合、そのカメラが作動しているならば、カメラが作動していると判定される。
【0118】
本電子装置は、段階S1201を行う前に、段階S1201を行った後に、または段階S1201を行っているときに、カメラが作動しているかどうかを判定してよいことに留意されたい。
【0119】
本願の本実施形態では、本電子装置は、カメラが作動していると判定した場合、撮影コンテンツを第2表示領域に表示する。この場合、第1部分は、第2部分に接続された側(の回転軸)に沿って反転してカメラの撮影アングルを調整するように構成される。撮影コンテンツはカメラで撮影されたコンテンツである。
【0120】
例えば、本電子装置が携帯電話であると仮定する。
図13に示すように、携帯電話は第1部分および第2部分を含む。第1部分の第1表示領域と第2部分の第2表示領域との夾角が180度である場合、第1表示領域および第2表示領域を両方とも含むディスプレイが、カメラで撮影された画像を表示するのに用いられる。ユーザが見る撮影画像は、
図13の左側部分に示されている。
図14に示すように、ユーザが第1部分または第2部分を折り畳み、且つ夾角が事前設定条件を満たしている場合、第2表示領域に撮影画像が表示される。第1表示領域は、有益な情報を何も表示しなくてよく、例えば、画面をオフにしてもよく、黒い画面、白い画面、または重要ではない何らかの情報を表示してもよい。ユーザが見る撮影画像は、
図14の左側部分に示されている。この過程で、ユーザは、第2部分を静止状態に保ち第1部分を回転させて、カメラの撮影アングルを調整してよい。このように、いくつかの特別な角度で風景を撮影することができる。
図13の方式と比較すると、撮影アングルが豊富で、操作が簡単である。
【0121】
任意選択的に、本方法はさらに、段階S1203またはS1204を含んでよい。S1203およびS1204は次の通りである。
【0122】
段階S1203:本電子装置は、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する。
【0123】
言い換えれば、カメラが作動していない、且つ第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしている場合、分割画面表示機能が有効になる。具体的には、あるアプリケーションのインタフェースが第1表示領域に表示され、別のアプリケーションの表示インタフェースが第2表示領域に表示される。例えば、第1表示領域にニュースコンテンツ用のインタフェースが表示され、第2表示領域にはチャット用のインタフェースが表示される。理解しやすいように、以下では、
図10A~
図10Cを参照して、具体的な応用シナリオを一例に用いる。ユーザが本電子装置を用いてニュースクライアントに関するニュース情報を閲覧する場合、チャットメッセージのリマインダが本電子装置のディスプレイの左下隅に現れる。この場合、ユーザは電子装置を折り畳み、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たすようにする。この場合、カメラが作動していないのであれば、ニュース情報は第1表示領域に表示され、第2表示領域にはチャット用のインタフェースが表示される。任意選択的に、初めに第1表示領域および第2表示領域の両方に表示されていたニュース情報は、今では第1表示領域だけに表示されている。したがって、第1表示領域はニュース情報を完全に表示することは絶対にできない。この場合、第1表示領域のスクロールバーをスライドさせて、表示されていないコンテンツを表示したり、表示されているコンテンツを隠したりしてよい。
【0124】
任意選択的に、分割画面方式で表示されている2つのアプリケーションは、その対応関係が事前に確立している2つのアプリケーションであっても、ユーザが最後に用いた2つのアプリケーションであってもよい。さらに、第1表示領域および第2表示領域は「円弧面」で接続されており、この「円弧面」は2つの表示領域のそれぞれに接している。「円弧面」と2つ表示領域との接線がそれぞれ、これらの表示領域の分割線として用いられてもよく、または「円弧面」の中央にあり且つ「接線」と平行な線がこれらの表示領域の分割線として定められてもよい。
【0125】
段階S1204:カメラが作動していない場合、本電子装置は第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない。
【0126】
言い換えれば、カメラが作動していない、且つ第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしている場合、片手操作機能が有効になる。具体的には、アプリケーションのインタフェースは第1表示領域に表示され、第2表示領域は有益な情報を何も表示せず、例えば、画面をオフにしてもよく、黒い画面または白い画面を表示してもよい。理解しやすいように、以下では、
図11を参照して、具体的な応用シナリオを一例に用いる。ユーザが本電子装置を用いてホーム画面上のアイコンを閲覧する場合、ユーザは本電子装置を折り畳み、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たすようにする。この場合、カメラが作動していないのであれば、ホーム画面上のアイコンは第1表示領域に表示され、第2表示領域には何もない画面が表示される。任意選択的に、初めに第1表示領域および第2表示領域の両方に表示されていたホーム画面は、今では第1表示領域だけに表示されている。ホーム画面上の各アイコンは、同じ割合で縮小され、次いで第1表示領域に表示されてよい。あるいは、ホーム画面上の一部のアイコンが最初に第1表示領域に表示され、次いで、ユーザが第1表示領域のスクロールバーをスライドさせて、ホーム画面にあって表示されていないアイコンを表示したり、ホーム画面にあって表示されているアイコンを隠したりしてよい。
【0127】
任意選択的に、カメラが作動しているときに本電子装置がどのように表示を行うかは、特に限定されなくてよい。
【0128】
図12に示す方法では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、撮影コンテンツは第2表示領域に表示され、第1表示領域には撮影コンテンツは何も表示されないが、第1表示領域が位置する第1部分はカメラの撮影アングルを調整するように回転することができる。このように、様々な特別な角度で風景を撮影することができ、且つ操作が簡単である。さらに、カメラが特別な角度で風景を撮影するのに用いられる場合、第2表示領域の表示アングルが、ユーザが見るのに比較的楽な角度に調整されてよい。次いで、その角度が維持される。続いて、カメラの撮影アングルをユーザがどう調整するかにかかわらず、ユーザは、撮影した風景を比較的楽な角度で見ることができる。これにより、ユーザ体験が向上する。さらに、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動していない場合、分割画面表示機能または片手操作機能が有効になる。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、本電子装置は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、本電子装置の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0129】
図2および
図3では、本電子装置がハードウェアの観点から説明されている。以下では、
図15および
図16を参照して、本電子装置の構造を機能の観点から分割する。
【0130】
図15は、本発明の一実施形態による電子装置150の概略構造図である。電子装置150は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は電子装置150のディスプレイを形成する。電子装置150は、判定ユニット1501と決定ユニット1502とを含む。
【0131】
判定ユニット1501は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように構成される。
【0132】
決定ユニット1502は、カメラが作動している場合、第1表示領域に撮影コンテンツを表示するように構成される。第2部分は電子装置150を安定させるように構成され、第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転して第1表示領域の表示アングルを調整するように構成される。撮影コンテンツは、別のデバイスで撮影され且つ電子装置150が受信したコンテンツ、および/またはカメラで撮影されたコンテンツを含む。
【0133】
任意選択的な解決手段において、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定ユニット1501が判定するように構成されることは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0134】
別の任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0135】
別の任意選択的な解決手段では、決定ユニット1502はさらに、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される。
【0136】
別の任意選択的な解決手段では、決定ユニット1502はさらに、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。
【0137】
電子装置150を起動することにより、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、第2表示領域が位置する第2部分は安定化ホルダとして用いられ、第1表示領域は撮影コンテンツを表示する領域として用いられる。ユーザは、第1表示領域が位置する第1部分を回転させて第1表示領域の表示アングルを調整してよい。したがって、カメラを用いる必要があるシナリオ(例えば、ビデオチャットのシナリオまたはビデオライブ配信のシナリオ)では、ユーザは電子装置150を長時間保持する必要はなく、また電子装置150を安定させるように独自のホルダを別個に構成する必要はないので、電子装置150がより効率的に且つ簡便に用いられるようになる。さらに、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動していない場合、分割画面表示機能または片手操作機能が有効になる。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、電子装置150は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、電子装置150の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0138】
本発明の一実施形態が電子装置150を提供する。電子装置150は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は電子装置150のディスプレイを形成する。電子装置150は、判定ユニットと決定ユニットとを含む。
【0139】
判定ユニットは、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように構成される。
【0140】
決定ユニットは、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。
【0141】
任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように判定ユニットが構成されることは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0142】
別の任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0143】
電子装置150の具体的な実装例および有益な効果については、前述の方法の実施形態における対応する説明を参照されたい。
【0144】
図16は、本発明の一実施形態による電子装置160の概略構造図である。電子装置160は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は電子装置160のディスプレイを形成する。電子装置160は、判定ユニット1601と決定ユニット1602とを含む。
【0145】
判定ユニット1601は、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように構成される。
【0146】
決定ユニット1602は、カメラが作動している場合、第2表示領域に撮影コンテンツを表示するように構成される。第1部分は第2部分に接続された側に沿って反転してカメラの撮影アングルを調整するように構成され、撮影コンテンツはカメラで撮影されたコンテンツである。
【0147】
任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように判定ユニット1601が構成されることは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0148】
別の任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0149】
別の任意選択的な解決手段では、決定ユニット1602はさらに、カメラが作動していない場合、第1表示領域および第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される。
【0150】
別の任意選択的な解決手段では、決定ユニット1602はさらに、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。
【0151】
電子装置160では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動している場合、撮影コンテンツは第2表示領域に表示され、第1表示領域には撮影コンテンツは何も表示されないが、第1表示領域が位置する第1部分はカメラの撮影アングルを調整するように回転することができる。このように、様々な特別な角度で風景を撮影することができ、且つ操作が簡単である。さらに、カメラが特別な角度で風景を撮影するのに用いられる場合、第2表示領域の表示アングルが、ユーザが見るのに比較的楽な角度に調整されてよい。次いで、その角度が維持される。続いて、カメラの撮影アングルをユーザがどう調整するかにかかわらず、ユーザは、撮影した風景を比較的楽な角度で見ることができる。これにより、ユーザ体験が向上する。さらに、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たし、且つカメラが作動していない場合、分割画面表示機能または片手操作機能が有効になる。言い換えれば、本願の本実施形態では、夾角が事前設定条件を満たすことができるかどうか、またカメラが作動しているかどうかという前述の2つの条件に関連して、電子装置160は対応するサービスを実施するようにフレキシブルに制御される。これにより、電子装置160の制御に関する柔軟性および多様性が高まり、ユーザ体験が向上する。
【0152】
本発明の一実施形態が電子装置の概略構造図を提供する。本電子装置は、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1表示領域およびカメラを含み、第2部分は第2表示領域を含み、第1表示領域および第2表示領域は本電子装置のディスプレイを形成する。本電子装置は、判定ユニットと決定ユニットとを含む。
【0153】
判定ユニットは、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように構成される。
【0154】
決定ユニットは、カメラが作動していない場合、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される。
【0155】
任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するように判定ユニットが構成されることは具体的には、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定することであり、事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい。
【0156】
別の任意選択的な解決手段では、第1表示領域と第2表示領域との間の夾角が事前設定された角度範囲から外れていない場合、第1表示領域および第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う。
【0157】
本電子装置の具体的な実装例および有益な効果については、前述の方法の実施形態における対応する説明を参照されたい。
【0158】
本発明の一実施形態がさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。本コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がプロセッサで実行されると、
図4または
図12に示す方法の手順が実施される。
【0159】
本発明の一実施形態がさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサで実行されると、
図4または
図12に示す方法の手順が実施される。
【0160】
当業者であれば、これらの実施形態における方法の手順の全部または一部が、関連するハードウェアに指示を与えるコンピュータプログラムによって実施されてよいことを理解するであろう。本プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。プログラムが実行されると、これらの実施形態における方法の各手順が行われてよい。前述の記憶媒体には、プログラムコードを格納できるあらゆる媒体(ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、または光学ディスクなど)が含まれる。
[他の考え得る項目]
(項目1)
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記方法が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する段階と、
上記カメラが作動している場合、上記電子装置が上記第1表示領域に撮影コンテンツを表示する段階と
を備え、上記第2部分が上記電子装置を安定させるように構成され、上記第1部分が、上記第2部分に接続された側に沿って反転して上記第1表示領域の表示アングルを調整するように構成され、上記撮影コンテンツが、別のデバイスで撮影され且つ上記電子装置が受信したコンテンツ、および/または上記カメラで撮影されたコンテンツを含む、方法。
(項目2)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する上記段階が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記方法はさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第1表示領域および上記第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する段階を備える、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
上記方法がさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階を備える、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記方法が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する段階と、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階と
を備える方法。
(項目7)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する上記段階が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を有する、項目6に記載の方法。
(項目8)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目7に記載の方法。
(項目9)
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記方法が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する段階と、
上記カメラが作動している場合、上記電子装置が上記第2表示領域に撮影コンテンツを表示する段階と
を備え、上記第1部分が、上記第2部分に接続された側に沿って反転して上記カメラの撮影アングルを調整するように構成され、上記撮影コンテンツが、上記カメラで撮影されたコンテンツである、方法。
(項目10)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する上記段階が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を有する、項目9に記載の方法。
(項目11)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記方法はさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第1表示領域および上記第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示する段階を備える、項目9から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
上記方法がさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階を備える、項目9から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
電子装置に適用されるアプリケーション制御方法であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記方法が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する段階と、
上記カメラが作動していない場合、上記電子装置が上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しない段階と
を備える方法。
(項目15)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると上記電子装置が判定する上記段階が、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定する段階であって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定する段階を有する、項目14に記載の方法。
(項目16)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目15に記載の方法。
(項目17)
フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備える電子装置であって、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、上記プロセッサが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、上記プロセッサが上記プログラム命令を呼び出して、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、
上記カメラが作動している場合、上記第1表示領域に撮影コンテンツを表示するオペレーションと
を行うように構成され、上記第2部分が上記電子装置を安定させるように構成され、上記第1部分が、上記第2部分に接続された側に沿って反転して上記第1表示領域の表示アングルを調整するように構成され、上記撮影コンテンツが、別のデバイスで撮影され且つ上記電子装置が受信したコンテンツ、および/または上記カメラで撮影されたコンテンツを含む、電子装置。
(項目18)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する上記オペレーションが具体的には、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定するオペレーションであって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定するオペレーションを有する、項目17に記載の電子装置。
(項目19)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目18に記載の電子装置。
(項目20)
上記プロセッサがさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される、項目17から19のいずれか一項に記載の電子装置。
(項目21)
上記プロセッサがさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される、項目17から19のいずれか一項に記載の電子装置。
(項目22)
フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備える電子装置であって、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、上記プロセッサが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、上記プロセッサが上記プログラム命令を呼び出して、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、
上記カメラが作動していない場合、上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないオペレーションと
を行うように構成される、装置。
(項目23)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する上記オペレーションが具体的には、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定するオペレーションであって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定するオペレーションを有する、項目22に記載の装置。
(項目24)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目23に記載の装置。
(項目25)
アプリケーション制御電子装置であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、上記プロセッサが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、上記プロセッサが上記プログラム命令を呼び出して、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、
上記カメラが作動している場合、上記第2表示領域に撮影コンテンツを表示するオペレーションと
を行うように構成され、上記第1部分が、上記第2部分に接続された側に沿って反転して上記カメラの撮影アングルを調整するように構成され、上記撮影コンテンツが、上記カメラで撮影したコンテンツである、電子装置。
(項目26)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する上記オペレーションが具体的には、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定するオペレーションであって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定するオペレーションを有する、項目25に記載の電子装置。
(項目27)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目26に記載の電子装置。
(項目28)
上記プロセッサがさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域に別々のアプリケーションのインタフェースを別個に表示するように構成される、項目25から27のいずれか一項に記載の電子装置。
(項目29)
上記プロセッサがさらに、
上記カメラが作動していない場合、上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないように構成される、項目25から27のいずれか一項に記載の電子装置。
(項目30)
アプリケーション制御電子装置であって、上記電子装置が、フレキシブルに接続された第1部分および第2部分を備え、上記第1部分が第1表示領域およびカメラを有し、上記第2部分が第2表示領域を有し、上記第1表示領域および上記第2表示領域が上記電子装置のディスプレイを形成し、上記電子装置がさらに、プロセッサおよびメモリを備え、上記プロセッサが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリが上記第1部分または上記第2部分に位置し、上記メモリがプログラム命令を格納するように構成され、上記プロセッサが上記プログラム命令を呼び出して、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定するオペレーションと、
上記カメラが作動していない場合、上記第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示し、上記第1表示領域にはアプリケーションのインタフェースを表示しないオペレーションと
を行うように構成される、電子装置。
(項目31)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の夾角が事前設定条件を満たしていると判定する上記オペレーションが具体的には、
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が事前設定された角度範囲から外れていると判定するオペレーションであって、上記事前設定された角度範囲内の任意の角度と180度との差異の絶対値が事前設定閾値より小さい、判定するオペレーションを有する、項目30に記載の装置。
(項目32)
上記第1表示領域と上記第2表示領域との間の上記夾角が上記事前設定された角度範囲から外れていない場合、上記第1表示領域および上記第2表示領域を用いて共同で表示処理を行う、項目31に記載の装置。
(項目33)
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体がプログラム命令を格納し、上記プログラム命令がプロセッサで実行されると、項目1から16のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目34)
コンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品がプロセッサで実行されると、項目1から16のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータプログラム製品。