(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-17
(45)【発行日】2024-09-26
(54)【発明の名称】基地局、コアネットワークノード、及び方法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/08 20090101AFI20240918BHJP
H04W 12/06 20210101ALI20240918BHJP
H04W 12/08 20210101ALI20240918BHJP
H04W 76/27 20180101ALI20240918BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W12/06
H04W12/08
H04W76/27
(21)【出願番号】P 2023060935
(22)【出願日】2023-04-04
(62)【分割の表示】P 2022501343の分割
【原出願日】2020-10-02
【審査請求日】2023-04-04
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】チェン ユーファー
(72)【発明者】
【氏名】グプタ ニーラジ
(72)【発明者】
【氏名】シン ジャグディープ アルワリア
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,Further aspects of PNI NPN[online],3GPP TSG RAN WG2 #107bis R2-1912361,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_,2019年10月03日
【文献】CMCC,Public network integrated NPNs[online],3GPP TSG RAN WG3 #105 R3-194408,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_,2019年08月17日
【文献】Huawei, LGU+,General support of public network integrated NPN[online],3GPP TSG RAN WG3 #105 R3-194413,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_,2019年08月17日
【文献】NEC,UE Allowed CAG List at the NG-RAN node[online],3GPP TSG RAN WG3 #106 R3-196946,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_,2019年11月09日
【文献】Ericsson,NPN aspects for the Mobility Restriction List[online],3GPP TSG RAN WG3 #105bis R3-195882,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_105bis/Docs/R3-195882.zip>,2019年10月04日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)の非公共ネットワーク(NPN)のセルでの無線リソース制御(RRC) Resume手続を実行する手段と、
前記UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を、他の基地局から受信する手段と、
前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスする
手続を拒否する手段と、を備え、
前記第一の情報は、前記UEのネットワーク上の他のセルでのRRCセットアップの手続きにおいて前記他の基地局に、前記UEのUEコンテキストの中に記憶される、基地局。
【請求項2】
前記少なくとも一つの非公共ネットワークを示す前記情報は公共陸上移動体ネットワーク(PLMN)を示す情報を含む、請求項1に記載の基地局。
【請求項3】
前記PLMNを示す前記情報はPLMN IDを含む、請求項2に記載の基地局。
【請求項4】
基地局からユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非公共ネットワークを示す情報を含むシグナリングメッセージを受信する手段と、
前記情報及び前記UEに関連付けられているメンバーシップ及び/又は加入者情報に基づいて、当該UEが前記非公共ネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうか認証する手段と、
前記基地局が前記UEのUEコンテキストに前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを示す情報を記憶するために、当該基地局に、前記UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を送信する手段と、を備え、
前記第一の情報は、前記UEが他の基地局との間で無線リソース制御(RRC)再開手続を実行する際に、前記他の基地局が、前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスする
手続を拒否するために、前記基地局から他の基地局に送信される、コアネットワークノード。
【請求項5】
ユーザ機器(UE)が、基地局または他の基地局に関連付けられている非公共ネットワークへアクセスすることが許諾されているかどうかを認証するのに当該基地局が使うために、当該UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を当該基地局に送信する手段を備え、
前記第一の情報は、前記UEが前記他の基地局との間で無線リソース制御(RRC)再開手続を実行する際に、前記他の基地局が、前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが非公共ネットワークへアクセスする
手続を拒否するために、前記基地局から前記他の基地局へ送信される、コアネットワークノード。
【請求項6】
ユーザ機器(UE)の非公共ネットワーク(NPN)のセルでの無線リソース制御(RRC) Resume手続を実行することと、
前記UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を、他の基地局から受信することと、
前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスする
手続を拒否することと、を含み、
前記第一の情報は、前記UEのネットワーク上の他のセルでのRRCセットアップの手続きにおいて前記他の基地局に、前記UEのUEコンテキストの中に記憶される、基地局における方法。
【請求項7】
基地局からユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非公共ネットワークを示す情報を含むシグナリングメッセージを受信することと、
前記情報及び前記UEに関連付けられているメンバーシップ及び/又は加入者情報に基づいて、当該UEが前記非公共ネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうか認証することと、
前記基地局が前記UEのUEコンテキストに前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを示す情報を記憶するために、当該基地局に、前記UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を送信することと、を含み、
前記第一の情報は、前記UEが他の基地局との間で無線リソース制御(RRC)再開手続を実行する際に、前記他の基地局が、前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが前記非公共ネットワークにアクセスする
手続を拒否するために、前記基地局から他の基地局に送信される、コアネットワークノードにおける方法。
【請求項8】
ユーザ機器(UE)が、基地局または他の基地局に関連付けられている非公共ネットワークへアクセスすることが許諾されているかどうかを認証するのに当該基地局が使うために、当該UEがアクセスすることを許諾されている少なくとも一つの非公共ネットワークを示す情報、
および、前記少なくとも一つの非公共ネットワークごとに、それぞれ対応する少なくとも一つのClosed Access Group(CAG)を示す情報を含む第一の情報を当該基地局に送信することを含み、
前記第一の情報は、前記UEが前記他の基地局との間で無線リソース制御(RRC)再開手続を実行する際に、前記他の基地局が、前記第一の情報
で示されるCAGが前記基地局がサポートするCAGに含まれていない場合に、前記UEが非公共ネットワークへアクセスする
手続を拒否するために、前記基地局から前記他の基地局へ送信される、コアネットワークノードにおける方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、モバイル通信デバイスおよびネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
本開示は、モバイル通信デバイスおよびネットワーク、特に第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準またはその同等物または派生物に従って動作するものに関連するが、これらに限定されない。この開示は、いわゆる「5G」(または「次世代」)システムに従った非パブリックネットワーク(非公共ネットワーク)のモビリティおよび検証に、排他的ではないが特に関連している。
【0003】
3GPP標準の最新の開発は、Evolved Packet Core(EPC)ネットワークのLong Term Evolution(LTE)およびEvolved UMTS地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と呼ばれ、一般に「4G」とも呼ばれる。さらに、「5G」および「新しい無線」(New Radio、NR)という用語は、マシンタイプ通信(Machine Type Communications、MTC)、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)通信、車両通信および自律型自動車、高解像度ビデオストリーミング、スマートシティサービスなどの様々なアプリケーションやサービスをサポートすることが期待される進化する通信技術を指す。したがって、5Gテクノロジーは、垂直市場へのネットワークアクセスを可能にし、ネットワークサービスをサードパーティに提供し、新しいビジネスチャンスを創出するためのネットワーク(RAN)共有をサポートすることが期待されている。3GPPは、いわゆる3GPP次世代(NextGen)無線アクセスネットワーク(RAN)および3GPP NextGenコア(NGC)ネットワークを介して5Gをサポートする予定である。5Gネットワークとネットワークスライシングのさまざまな詳細は、たとえば、次世代モバイルネットワーク(NGMN)アライアンスによる「NGMN5Gホワイトペーパー」V1.0に記載されており、このドキュメントは、https://www.ngmn.org/5g-white-paper.htmlから入手できる。
【0004】
次世代モバイルネットワークは、国際電気通信連合(ITU)によって、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低遅延通信(URLLC)、および大規模マシンタイプ通信(mMTC)という3つのカテゴリに分類されている多様なサービス要件をサポートしている。eMBBは、高解像度(HD)ビデオ、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など、広く保証された帯域幅を必要とするサービスに重点を置いて、従来のモバイルブロードバンドのサポートを強化することを目的としている。URLLCは、自動運転やファクトリーオートメーションなど、非常に短時間でアクセスを保証する必要がある重要なアプリケーションの要件である。mMTCは、スマートメータリングや環境モニタリングなど、接続された多数のデバイスをサポートする必要があるが、通常、特定のアクセス遅延を許容できる。これらのアプリケーションのいくつかは、比較的緩いサービス品質/経験品質(QoS/QoE)要件を有する可能性があり、一方、いくつかのアプリケーションは、比較的厳しいQoS/QoE要件(例えば、広帯域および/または低遅延)を有する可能性があることが理解されよう。
【0005】
3GPP技術仕様(TS)22.261 V17.0.0は、5Gシステムのサービス要件を説明し、いわゆる「非パブリックネットワーク」(NPN)の概念を導入している。TS 22.261のセクション6.25は、非パブリックネットワークは、企業などのプライベートエンティティの単独使用を目的としており、仮想要素と物理要素の両方を利用して、さまざまな構成で展開できると説明している。具体的には、完全にスタンドアロンのネットワークとして展開することも、パブリック陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)によってホストすることも、PLMNのスライスとして提供することもできる。
【0006】
非パブリックネットワークで現在検討されている主な展開シナリオとその特性は以下を含む。
1)NPNオペレーターによって操作され、PLMNによって提供されるネットワーク機能に依存しないNPNであるスタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN、Stand-alone Non-Public Network)であり、
-パブリックPLMNから展開及び管理が独立し、
-独自のネットワーク識別子を使用する(たとえば、他のPLMNの識別子とは異なる一意のPLMN識別子)。
2)PLMNのサポートで展開された非パブリックネットワークであるパブリックネットワーク統合NPNであり、
-パブリックPLMNと統合され(パブリックネットワークの一部でもよい)、
-パブリックネットワークの同じPLMN識別子を共有し、
-クローズドアクセスグループ(Closed Access Group、CAG)IDは、非NPNユーザーアクセスをブロックするために使用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これらの展開オプションのいずれにおいても、企業に関連付けられていない未許諾のUEは非パブリックネットワークにアクセスしようとしないことが期待される。その結果、そのUEを拒否するためにリソースが使用され、企業のUEが利用できなくなる可能性がある。また、企業のUEは、アクセスが許諾(承認、認証、了承)されていないネットワークにアクセスしようとしないことも期待される。たとえば、一部のエンタープライズUEは、PLMNカバレッジが同じ地理的エリアで利用可能であっても、エンタープライズの非パブリックネットワークへのアクセスのみに制限される場合がある。他のエンタープライズUEは、特に許可されている場合、非パブリックネットワークとPLMNの両方にアクセスできる場合がある。
【0008】
UEは、パブリックネットワークとプライベートネットワーク(または複数のネットワーク)の両方をサポートするように構成され得る。本発明者らは、そのようなUEが非アクティブ状態にあり、動き回るとき、その関連するNPNに関してUEがどのように動作する必要があるかが明確でないことに気付いた。たとえば、パブリックネットワークと少なくとも1つのプライベートネットワークの両方をサポートするUEは、NPNを離れ、入り、または再び入るときに、次のアクションのいずれかを実行できる。i)アイドルモードにフォールバックする。ii)NPNネットワークカバレッジの境界を越えるたびに、通知領域の更新を実行する。および/またはiii)ごく最近(例えば数秒または数分前)にカバレッジから外れた場合でも、NPNネットワークカバレッジに入るまたは戻るたびにCAGセルアクセス検証を実行する。
【0009】
シグナリングのオーバーヘッドと管理の労力を最小限に抑えるために、上記の展開シナリオでは、適切なRANベースの通知領域(RNA)構成、状態管理、およびCAG検証を提供する必要がある。これらの問題は、パブリックネットワーク統合NPNに関連性があるが、特定のSNPNにも関連性がある(たとえば、SNPNとパブリックネットワーク間のモビリティをサポートするSNPN)。
【0010】
したがって、本開示は、上記の問題に対処するか、または少なくとも軽減する方法および関連する装置を提供することを試みる。
【0011】
当業者の理解を効率化するために、本開示は3GPPシステム(5Gネットワーク)の文脈で詳細に説明されるが、本開示の原理は、スライススケジューリングが実行される他のシステムに適用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
一態様では、本開示は、基地局が、非パブリックネットワークのセル内のユーザ機器(UE)に対して無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)セットアップまたはRRC再開手順を実行し、i)前記UEが非パブリックネットワークの前記セルへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報、または、ii)前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を取得し、前記取得された情報に基づいて、前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、前記UEのUEコンテキストにおいて、前記UEが、前記検証の結果に応じて、セルが属する非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されていることを識別する情報を記憶する、方法を提供する。
【0013】
一態様では、本開示は、コアネットワークファンクションが、ユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージを基地局から受信し、前記受信した情報と、前記UEに関連するメンバーシップ/サブスクリプション情報(加入者情報)と、に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報を、前記UEのUEコンテキスト内の前記基地局に記憶させるために、前記基地局に前記検証の結果を提供する、方法を提供する。
【0014】
一態様では、本開示は、コアネットワークファンクションが、ユーザ機器(UE)が第1基地局または別の基地局に関連付けられた非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを検証する際に前記第1基地局によって使用させるため、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を前記第1基地局に提供する、方法を提供する。
【0015】
一態様では、本開示は、基地局であって、非パブリックネットワークのセル内のユーザ機器(UE)に対して、無線リソース制御(RRC)セットアップまたはRRC再開手順を実行する手段と、i)前記UEが非パブリックネットワークの前記セルへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報、または、ii)前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を取得する手段と、前記取得した情報に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証する手段と、前記UEのUEコンテキストにおいて、前記検証の結果に応じて、そのセルが属するその非パブリックネットワークにアクセスすることを前記UEが許諾されていることを識別する情報を記憶する手段と、を有する基地局を提供する。
【0016】
一態様では、本開示は、コアネットワークファンクションであって、ユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージを基地局から受信する手段と、前記受信した情報と、前記UEに関連するメンバーシップ/サブスクリプション情報と、に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証する手段と、前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報を、前記UEのUEコンテキスト内の前記基地局に記憶させるために、前記基地局に前記検証の結果を提供する手段と、を有するコアネットワークファンクションを提供する。
【0017】
一態様では、本開示は、コアネットワークファンクションであって、ユーザ機器(UE)が第1基地局または別の基地局に関連付けられた非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを検証する際に前記第1基地局によって使用させるため、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を前記第1基地局に提供する手段を有するコアネットワークファンクションを提供する。
【0018】
一態様では、本開示は、コントローラとトランシーバを含む基地局であって、前記コントローラは、非パブリックネットワークのセル内のユーザ機器(UE)に対して、無線リソース制御(RRC)セットアップまたはRRC再開手順を実行し、i)前記UEが非パブリックネットワークの前記セルへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報、または、ii)前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を取得し、前記取得した情報に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、前記UEのUEコンテキストにおいて、前記検証の結果に応じて、そのセルが属するその非パブリックネットワークにアクセスすることを前記UEが許諾されていることを識別する情報を記憶する、基地局を提供する。
【0019】
一態様では、本開示は、コントローラとトランシーバを含むコアネットワークファンクションであって、前記コントローラは、ユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージを基地局から受信し、前記受信した情報と、前記UEに関連するメンバーシップ/サブスクリプション情報と、に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報を、前記UEのUEコンテキスト内の前記基地局に記憶させるために、前記基地局に前記検証の結果を提供する、コアネットワークファンクションを提供する。
【0020】
一態様では、本開示は、コントローラとトランシーバを含むコアネットワークファンクションであって、
前記コントローラは、ユーザ機器(UE)が第1基地局または別の基地局に関連付けられた非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを検証する際に前記第1基地局によって使用させるため、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を前記第1基地局に提供する、コアネットワークファンクションを提供する。
【0021】
本開示の態様は、対応するシステム、装置、およびプログラム可能なプロセッサをプログラムして上記または上記の態様および可能性に記載された方法を実行するように動作可能な命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体などのコンピュータプログラム製品、および/または請求項のいずれかに記載された装置を提供するために適切に適合されたコンピュータをプログラムすることに及ぶ。
【0022】
本明細書に開示されている(この用語は特許請求の範囲を含む)および/または図面に示されている各特徴は、他の開示されているおよび/または図示されている特徴とは独立して(または組み合わせて)開示に組み込まれ得る。特に、ただしこれらに限定されないが、特定の独立した請求に依存する請求のいずれかの特徴は、任意の組み合わせで、または個別に、その独立した請求に導入することができる。
【発明の効果】
【0023】
本開示によれば、上記の問題に対処するか、または少なくとも軽減する方法および関連する装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
次に、本開示の実施形態を、例として、以下の添付の図面を参照して説明する。
【0025】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態が適用され得る移動式(セルラーまたは無線)通信システムを概略的に示す。
【
図2】
図2は、パブリックネットワークセルと非パブリック(またはプライベート)セルが混在する例示的なネットワーク展開を概略的に示す。
【
図3】
図1に示されるシステムの一部を形成するモバイルデバイスの概略ブロック図である。
【
図4】
図1に示されるシステムの一部を形成するアクセスネットワークノード(例えば、基地局)の概略ブロック図である。
【
図5】
図1に示すシステムの一部を構成するコアネットワークノードの概略ブロック図である。
【
図6】
図6は、
図1に示されるシステムにおいてCAG検証が実行され得る例示的な方法を概略的に示す。
【
図7】
図7は、
図1に示されるシステムにおいてCAG検証が実行され得る例示的な方法を概略的に示す。
【
図8】
図8は、
図1に示されるシステムにおいてCAG検証が実行され得る例示的な方法を概略的に示す。
【
図9】
図9は、
図1に示されるシステムにおいてCAG検証が実行され得る例示的な方法を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
概要
3GPP規格では、NodeB(またはLTEでは「eNB」、5Gでは「gNB」)は、通信デバイス(ユーザー機器または「UE」)がコアネットワークに接続し、他の通信デバイスまたはリモートサーバーと通信するための基地局である。通信デバイスは、例えば、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ、携帯情報端末、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダーなどのようなモバイル通信デバイスでもよい。このようなモバイル(または一般的に固定)デバイスは、通常、ユーザによって操作される(したがって、これらはまとめてユーザ機器「UE」と呼ばれることがよくある)が、モノのインターネット(IoT)デバイスや同様のMachin-Type-Communication(MTC)デバイスをネットワークに接続することもできる。簡単にするために、本出願は、基地局という用語を使用してそのような基地局を指し、モバイルデバイスまたはUEという用語を使用してそのような通信デバイスを指す。
【0027】
図1は、本開示の実施形態が適用され得る移動(セルラーまたは無線)通信システム(ネットワーク)1を概略的に示す。このネットワーク1では、モバイルデバイス3(UE)のユーザは、適切な3GPP無線アクセス技術(RAT)(たとえば、E-UTRAおよび/または5G RAT)を使用して、それぞれの基地局5およびコアネットワーク7を介して互いにおよび他のユーザと通信することができる。いくつかの基地局5が(無線)アクセスネットワークまたは(R)ANを形成することが理解されよう。各基地局5は、1つまたは複数の関連するセル6を制御する(直接、またはホーム基地局、リレー、リモートラジオヘッド、分散ユニットなどの他のノードを介して)。E-UTRA/4Gプロトコルをサポートする基地局5は「eNB」と呼ばれることがあり、NextGeneration/5Gプロトコルをサポートする基地局5は「gNB」と呼ばれることがある。いくつかの基地局5は、4Gおよび5Gプロトコルの両方、および/または他の任意の3GPPまたは非3GPP通信プロトコルをサポートするように構成され得ることが理解されるであろう。
【0028】
見てわかるように、パブリックネットワーク(PLMN)へのアクセスは、少なくとも1つのパブリックセル6Pを動作させるパブリック基地局5-1を介して提供される(簡単にするために、1つのパブリックセル6Pのみが
図1に示されている)。同様に、1つまたは複数の非パブリックネットワーク(NPN)へのアクセスは、それぞれのクローズドアクセスグループ(CAG)セル6Cおよび関連するNPN基地局5-2を介して提供される。基地局5は、NPN基地局とパブリック基地局の両方の機能を有し得、その場合、1つ以上のCAGセル6Cおよび1つ以上のパブリックセル6Pが、同じ基地局5を介して提供され得ることが理解されよう。当技術分野では、説明のために1つのモバイルデバイス3および4つの基地局5が
図1に示されているが、システムは、実装される場合、通常、他の基地局およびモバイルデバイス(UE)を含む。
【0029】
図2は、パブリックネットワークセル6Pおよび非パブリック/CAGセル6Cの両方が提供される別の例示的なネットワーク展開シナリオを概略的に示している。図に示すように、2つのプライベートネットワークがあり、それぞれが少なくとも1つの関連するセル6Cを含む。CAGセル6Cは、パブリックネットワーク(PLMN)のカバレッジエリアとオーバーラップする。この例では、CAGセル6Cは、パブリックネットワークの対応するセル6P内に完全に配置されているが、他の場合には、CAG6Cが1つまたは複数の他のセル6(パブリックおよび/またはプライベート)と部分的に重複し得ることが理解されよう。または、完全にパブリックネットワークの範囲外で提供される場合がある。この例示的なシナリオでは、モバイルデバイス3は、両方のタイプのネットワークへのアクセスが可能である可能性がある領域に配置されている(モバイルデバイス3が適切なアクセス権限/メンバーシップを有するかどうかに依存する)。
【0030】
図1に戻ると、モバイルデバイス3およびそのサービング基地局5は、適切なエアインターフェース(例えば、いわゆる「Uu」インターフェースなど)を介して接続されている。隣接する基地局5は、適切な基地局から基地局へのインターフェース(いわゆる「X2」インターフェース、「Xn」インターフェースなど)を介して互いに接続されている。基地局5はまた、適切なインターフェース(いわゆる「S1」、「N1」、「N2」、「N3」インターフェースなど)を介してコアネットワークノードに接続されている。この例では、パブリック基地局5-1およびNPN基地局5-2は、同じゲートウェイを介して接続されてもよいが、別個のゲートウェイを介してコアネットワーク7に接続されている。一部の展開シナリオでは、パブリック基地局5-1とNPN基地局5-2が異なるコアネットワーク7に接続される。
【0031】
コアネットワーク7(例えば、LTEの場合はEPCまたはNR/5Gの場合はNGC)は、通常、通信システム1における通信をサポートするための、および、加入者管理、モビリティ管理、課金、セキュリティ、通話/セッション管理などのための論理ノード(または「機能」)を含む。たとえば、「次世代」/5Gシステムのコアネットワーク7には、ユーザープレーンエンティティとコントロールプレーンエンティティが含まれる。ユーザープレーンエンティティには、とりわけ、ユーザプレーン機能(UPF)とコントロールプレーン機能(CPF)が含まれる。この例では、制御プレーンエンティティは、とりわけ、アクセスおよびモビリティ機能(AMF)9を含む。
図1には示されていないが、コアネットワーク7はまた、セッション管理機能(SMF)、ポリシー制御機能(PCF)、運用保守(OAM)機能、アプリケーション機能(AF)、認証サーバー機能(AUSF)、統合データ管理(UDM)エンティティなどその他のうちの1つまたは複数を含み得ることが理解されよう。コアネットワーク7はまた、インターネットまたは同様のインターネットプロトコル(IP)ベースのネットワークなどのデータネットワーク(DN)10に結合されている。パブリックセル6P内のUE3とCAGセル6C内のUE3との間のデータ通信は、DN10を介してルーティングされ得る(例えば、NPNとパブリックネットワークが同じコアネットワーク7を共有しない場合)。
【0032】
各モバイルデバイス3は、適切なRANベースの通知エリア(RNA)で構成され、次に、ネットワークのカバレッジエリア内を移動しながらモバイルデバイス3によって実行される手順を定義する。そのような手順には、限定されないが、場所/ルーティング/通知エリアの更新などが含まれる。
【0033】
特定のモバイルデバイス3のRNA構成は、CAGセル6Cおよびパブリックセル6Pの混合をサポートする。このシステムでは、RNA管理は主にUE 3の地理的位置に依存し、必要なRNA更新の数は比較的少なく保たれる。そのようなNPN/CAGセル6Cをサポートし、RNA更新の数を最小化するために、このネットワーク1のノードは、以下のオプションのうちの1つまたは複数を実行するように構成される。
【0034】
オプション1:CAG検証はコアネットワーク7で実行される(例えば、AMF9によって)。この場合、CAG検証は、UE3が最初にPLMN/CAGセル6Cにアクセスするときはいつでも実行される。次に、検証されたメンバーシップステータスは、関連するPLMN/CAGを識別する情報とともに、そのUE3に関連付けられたUEコンテキストに(サービング基地局5、AMF9、および/または別のノードによって)記憶される。UE3がそのセル6を変更すると(例えば、移動性のために)、この新しい基地局5がUEコンテキストを検索するときに、そのメンバーシップステータスおよびPLMN/CAGに関する記憶された情報が新しい(ターゲット)基地局5に転送される。UE3が別のPLMN/CAGネットワークのメンバーとして検証された場合、この検証されたメンバーシップステータスも同様に記憶され得る(例えば、以前の検証されたメンバーシップステータスの置き換えまたは追加)。
【0035】
オプション2:CAG検証は、コアネットワーク7からの(例えば、AMF9からの)支援情報を用いて基地局5で実行される。この場合、コアネットワーク7/AMF9は、CAG検証を実行する基地局5に、選択されたPLMN(基地局5のPLMN)に関連するUEのCAGサブスクリプション情報(加入者情報)を提供する。基地局5は、このサブスクリプション情報をUEコンテキストに記憶する。基地局5は、UE3が(その基地局5または別の基地局5によって制御される)CAGセル6Cを介してそのRRC接続をセットアップまたは再開しようとするときはいつでも、UE3を検証するときに記憶された情報を考慮に入れる。基地局5は、基地局5がCAGセル6Cおよび/またはCAG隣接セルを有する場合、コアネットワーク7(または適切な場合は別の基地局5)からこの支援情報を要求するように構成される。
【0036】
さらに、支援情報を使用して、UE3のRNAを構成することもできる。具体的には、基地局5は、UEの関連するCAGサブスクリプション情報に応じて、CAG隣接セルの有無にかかわらず(または1つまたは複数の特定のCAGのセルを用いて)RNAを構成することができる。
【0037】
有益なことに、上記のCAG検証方法は、UE3がRRC不活性化状態に留まり、RNA更新を実行することなくNPNとパブリックネットワークとの間を移動することを可能にする。言い換えると、上記のCAG検証により、RRCが非アクティブ状態のときにシームレスなモビリティが可能になり、その結果、シグナリングオーバーヘッドが減少し、UE3のバッテリー寿命が向上する。特に有益なケースでは、PLMN/CAGのUEメンバーシップ検証に必要なのはUEのECM接続状態の全期間に1回実行される。
【0038】
ユーザ機器(UE)
図3は、
図1に示されるモバイルデバイス(UE)3の主要コンポーネントを示すブロック図である。図に示すように、UE3は、接続されたものとの間で信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路31を含む。
図3に必ずしも示されているわけではないが、UE3はもちろん、従来のモバイルデバイス(ユーザインターフェース35など)のすべての通常の機能を有し、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアの任意の1つまたは任意の組み合わせによって提供され得る。コントローラ37は、メモリ39に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ39にプリインストールされ得、および/または電気通信ネットワーク1を介して、または取り外し可能なデータ記憶装置(RMD、removable data storage device)等からダウンロードされ得る。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム41、通信制御モジュール43、およびRNAモジュール44を含む。
【0039】
通信制御モジュール43は、UE3と、(R)ANノード5およびコアネットワークノードを含む他のノードとの間のシグナリングメッセージおよびアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する。シグナリングは、RANベースの通知領域の更新に関連するシグナリングと、UEのCAGメンバーシップに関連する情報の提供とを含み得る。
【0040】
RNAモジュール44は、UEのサービング基地局5によって提供される適切なRNA構成に基づいて、現在の地理的位置(セルレベルで)およびUE3の任意のCAGメンバーシップを考慮に入れて(適切な場合)RNA更新を実行する。
【0041】
アクセスネットワークノード(基地局)
図4は、
図1に示される基地局5(または同様のアクセスネットワークノード)の主要構成要素を示すブロック図である。図に示すように、基地局5は、1つまたは複数のアンテナ53を介して接続されたUE3に信号を送信し、接続されたUE3から信号を受信し、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから(直接的または間接的に)ネットワークインターフェース55を介して信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路51を含む。ネットワークインターフェース55は、通常、適切な基地局-基地局インターフェース(X2/Xnなど)および適切な基地局-コアネットワークインターフェース(S1/N1/N2/N3など)を含む。コントローラ57は、メモリ59に記憶されたソフトウェアに従って基地局5の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ59にプリインストールされ得、および/または通信ネットワーク1を介して、または取り外し可能なデータ記憶装置等からダウンロードされ得る。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63、およびCAG検証モジュール65を含む。
【0042】
コントロールプレーン-ユーザプレーン(CP-UP)分割が採用されている場合、基地局5は、個別のコントロールプレーンエンティティとユーザープレーンエンティティに分割でき、各エンティティには、関連するトランシーバ回路51、アンテナ53、ネットワークインターフェース55、コントローラ57、メモリ59、オペレーティングシステム61、および通信制御モジュール63等が含まれる。基地局5が分散型基地局を含む場合、ネットワークインターフェース55はまた、分散型基地局のそれぞれの機能間で信号を通信するためのE1インターフェースおよびF1インターフェース(制御プレーン用のF1-Cおよびユーザプレーン用のF1-U)を含む。
【0043】
通信制御モジュール63は、基地局5と、UE3およびコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する責任がある。シグナリングは、(UE3を含む)RANベースの通知エリア更新に関連するシグナリング、および他の基地局5および/またはコアネットワークノード(例えば、AMF12)とのUEのCAGメンバーシップに関連する情報の交換を含み得る。例えば、通信制御モジュール63は、基地局5によってサービスされるUE3に適切なRNA構成を提供する責任がある。通信制御モジュール63は、この基地局5によってサービスされる各UE3に関連するUEコンテキストを保持し、適切な場合(例えば、要求に応じて)、UEコンテキストを他の基地局に提供する。CP-UP分割が採用される場合、通信制御モジュール63は、基地局5の制御プレーン部分とユーザプレーン部分との間の通信(シグナリングメッセージの生成、送信、および受信)も担当する。
【0044】
CAG検証モジュール65は、基地局によって管理される任意のCAGセル6CにアクセスしようとするUEに対して、CAG検証(の少なくとも一部)を実行する責任がある。CAG検証は、構成に応じて、または基地局がエンドユーザーのサブスクリプション情報を保持するのに十分な安全性があるかどうかに関するコアネットワークの判断に応じて、(
図6~9に示す)オプション1および/またはオプション2に従って実行できる。
【0045】
コアネットワークファンクション
図5は、
図1に示されるAMF12などの一般的なコアネットワークファンクションの主要な構成要素を示すブロック図である。図に示すように、コアネットワークファンクションは、ネットワークインターフェース75を介して他のノード(UE3、基地局5、および他のコアネットワークノードを含む)との間で信号を送信および受信するように動作可能なトランシーバ回路71を含む。コントローラ77は、メモリ79に記憶されたソフトウェアに従ってコアネットワークファンクションの動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ79に事前にインストールされ得るか、および/または、例えば、電気通信ネットワーク1を介して、またはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされ得る。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム81、通信制御モジュール83、およびCAG検証モジュール85を含む。
【0046】
通信制御モジュール83は、コアネットワークファンクションと、UE3、基地局5、および他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する。シグナリングは、(UE3を含む)RANベースの通知エリア更新に関連するシグナリング、および基地局5および/または他のコアネットワークノードとのUEのCAGメンバーシップに関連する情報の交換を含み得る。
【0047】
CAG検証モジュール85は、コアネットワークノード(AMF12)によって管理される任意のCAGセル6CにアクセスしようとするUEに対して、CAG検証(の少なくとも一部)を実行する。CAG検証は、構成に応じて、(
図6~9に示す)オプション1および/またはオプション2に従って実行できる。
【0048】
詳細な説明
いくつかの例示的な実施形態のより詳細な説明は、
図6から
図9を参照して以下に提供される。
図6および
図7は、第1のオプションに従った2つの異なるシナリオを示し、
図6および
図7は、第1のオプションによる2つの異なるシナリオを示している。
図8および
図9は、2番目のオプションに従った2つの異なるシナリオを示している。各オプションにおいて、特定のモバイルデバイス3のRNA構成は、CAGセル6Cおよびパブリックセル6Pの混合をサポートする。
【0049】
オプション1-概要
この場合、CAG検証はAMF 9によって実行される(CAG検証モジュール85を使用)。具体的には、CAG検証は、PLMN/CAGセル6CへのUEの3つの初期アクセスの一部として実行される。次に、検証されたメンバーシップステータスは、関連するPLMN/CAGを識別する情報とともに、そのUE3に関連付けられたUEコンテキストに(サービング基地局5、AMF9、および/または別のノードによって)記憶される。UE3がそのセル6を変更すると(例えば、移動性のために)、そのメンバーシップステータスおよびPLMN/CAGに関する記憶された情報は、新しい基地局5がUEコンテキストを検索するときに、新しい(ターゲット)基地局5に転送される。UE3が別のPLMN/CAGネットワークのメンバーとして検証される場合、この検証されたメンバーシップステータスも同様に記憶されてもよい。
【0050】
オプション1-シナリオ1
この例示的なシナリオを
図6に示す。これには、次の手順が含まれる。ステップS1:UE3は、最初に、関連付けられたPLMN/CAG ID(識別子)を有するCAGセル6Cにアクセスする(通信制御モジュール43を使用し、その初期セル6Cを操作する基地局5-2を介して適切なRRCセットアップ手順を実行する)。この初期アクセスの一部として、UE 3は適切にフォーマットされた非アクセス層(NAS)プロトコルデータユニット(PDU)の「UE初期メッセージ」をAMF 9に送信する。この例では、基地局はUEのメッセージをAMFへ転送し、また、初期セル6Cに関連付けられたCAG IDに対応するCAG IDを含める。次に、基地局5-2は、UE3が示されたCAGのメンバーであり、初期セル6Cが属するCAGに関連付けられたNPNを使用することを許諾されているかどうかを示すCAGメンバーシップ状態情報(CAG検証情報)を取得する。コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3がそのセル6Cを使用することを許諾されていないことを示す場合、基地局5-2は、UEのセル6Cへのアクセスの試みを拒否する。しかしながら、コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3がそのセル6Cを使用することを許諾されていることを示す場合、基地局5-2およびUE3は、適切なRRC(再)構成手順を実行する。RRC構成後、UE3は、CAGセル6Cを介してコアネットワーク7に向けてデータを送信することができる。サービング基地局5-1は、UE3のUEコンテキストにおいて、UE3が初期セル6Cに関連付けられたCAG / NPNを使用することを許諾されていることを示す。
【0051】
ステップS2:RRC接続が中断されると、UE3はRRC非アクティブ状態に入る(例えば、送信/受信するデータがこれ以上ないとき)。RRCの中断は、通常、ネットワークとUE3との間の適切なシグナリング(および/またはタイマー)を伴い、その結果、サービング基地局5-1は、UE3がいつRRC非アクティブ状態に入ったかを知る。サービング基地局5-1は、非アクティブなUE3のUEコンテキストを記憶するので、適切な場合(UE3が送信/受信するためのより多くのデータがある場合)、RRC接続を再開することができる。
【0052】
その後、UE3は、パブリックセル6Pを介して、またはUE3が以前にアクセスしたセル(例えば、RRC接続が中断されたセル6C)と同じ関連付けられたPLMN/CAG IDを有するCAGセルを介して、中断されたRRC接続を再開できることが理解されよう。
【0053】
ステップS4:UE3がパブリックセル6Pを介してそのRRC接続を再開する場合、このセル6Pにサービスを提供する基地局5-1は、RRC接続が中断された基地局5-2からUEコンテキスト(そこに保存されているCAGメンバーシップステータスを含む)を検索する。新しいセル6PはどのCAGにも属さない(またはすべてのCAGにアクセス可能である可能性がある)ので、新しい基地局5-1は、CAG検証を実行する必要はない(ただし、他のアクセス許諾手順を実行する必要があるかも知れない)。ただし、基地局5-1は、UEのCAGメンバーシップステータスをUEコンテキストとともに保存する(後で使用するため)。RRC再開が成功した後、UE3は、CAGセル6Cを介してコアネットワーク7に向けてデータを送信することができる。
【0054】
ステップS2’:この例では、RRC接続は再び中断され、UE3はRRC非アクティブ状態に入る。
【0055】
ステップS4’:UE3が、関連付けられたPLMN/CAG IDを有するCAGセル6Cを介してそのRRC接続を再開する場合、そのセル6Cを操作する基地局5-2は、CAG検証を実行する必要がある。そうするために、新しい基地局5-2は、RRC接続が中断された基地局5(この例では、パブリック基地局5-1)からUEコンテキストを検索する。UE 3は、新しいセルと同じ関連PLMN/CAG IDを持つCAGセル6Cにすでにアクセスしており、これはUEコンテキストによって示されるため、このUE3のためのCAG検証を実行するときにコアネットワーク7/AMF9を関与させる必要はない。言い換えれば、新しいCAGセル6Cにサービスを提供する基地局5-2は、RRC接続が中断されたセル6Pを操作する前の基地局5-1からのUEコンテキストに含まれる情報に基づいてCAG検証を実行するように構成される(そのセル6Pは新しい基地局5-2と同じCAG/PLMNに属していないが)。したがって、UE3は、再開されたRRC接続を使用して、新しいCAGセル6Cを介して通信することができる。
【0056】
オプション1-シナリオ2
この例示的なシナリオを
図7に示す。これには、次の手順が含まれる。
【0057】
ステップS1:UE3は、最初にパブリックセル6Pにアクセスする(通信制御モジュール43を使用し、そのセル6Pを操作する基地局5-1を介して適切なRRCセットアップ手順を実行する)。これに応答して、パブリックセル6Pを操作する基地局5-1は、AMF9を用いて初期UEコンテキストセットアップを実行し、UE3のUEコンテキストを作成する(基地局の通信制御モジュール63によって記憶される)。
図7に見られるように、初期アクセスに使用されるセル6Pはパブリックセルであるため、UEコンテキストは最初にCAGメンバーシップ情報を含まない。これで、UE3は、パブリックセル6Pを介してコアネットワーク7(およびコアネットワーク7を超えた他のノード)と通信することができる。
【0058】
ステップS2:RRC接続が中断されると、UE3はRRC非アクティブ状態に入る(例えば、送信/受信するデータがこれ以上ないとき)。サービング基地局5-1は、非アクティブなUE3のUEコンテキストを保持し、適切な場合(UE3が送信/受信するための新しいデータがある場合)にRRC接続を再開できるようにする。サービング基地局5-1はまた、UEのRRC接続が中断されたことをAMF9に通知する。この場合、サービング基地局5-1は、適切にフォーマットされた「RRC非アクティブ遷移レポート」などを生成および送信することによって、AMF9に通知する(ステップS3)。
【0059】
ステップS4:このシナリオでは、UE3は、関連付けられたPLMN/CAG IDを有するCAGセル6Cを介して、中断されたRRC接続を再開する。このセル6Cにサービスを提供する基地局5-2は、RRC接続を中断した基地局5-1からUEコンテキストを検索する。UE3が(このRRC接続の初期設定以来)CAGセルにアクセスするのはこれが初めてであるため、前の基地局5-1から検索されたUEコンテキストは、CAGメンバーシップを示さない(あるいは、UE3が異なるPLMN/CAG IDに対応する別のCAGセルにアクセスした場合、UEコンテキストは、このセル6Cのものではなく、異なるPLMN/CAG IDを示す)。したがって、新しい基地局5-2は、コアネットワーク7/AMF9からUE3に関連するCAG情報の取得(または更新)に進む。この例では、基地局5-2は、UE3に関連付けられた(例えば、「UEコンテキスト変更指示」メッセージなど、および/またはこの場合、メッセージは、新しい基地局5-2のセルに関連付けられたPLMN/CAG IDを含む)CAG情報のための適切にフォーマットされた要求を生成し、送信する。
コアネットワーク7/AMF 9は、適切にフォーマットされた応答(例えば、「UEコンテキスト変更確認」メッセージなど)において、CAG IDに関する支援情報を提供する。事実上、支援情報は、UE3が新しいセル6Cに関連付けられたPLMN/CAG IDに対して適切なメンバーシップを有することを新しい基地局5-2に示す。支援情報はまた、適切な場合、UE3のためのいくつかの追加のCAGメンバーシップを示し得ることが理解されよう。要求および応答は、「CAG情報」IE、「CAGサブスクリプション要求」IE、「CAGサブスクリプション情報」IE、「CAG ID」IE、「PLMN ID」IE等の適切にフォーマットされた情報要素(IE)の1つまたは複数を含み得る。
【0060】
ステップS5:新しい基地局5-2は、UE3に関連するCAG情報をUEコンテキストに保存し、新しいセル6Cを介してRRC接続を再開する。
【0061】
オプション2-概要
この場合、CAG検証は、コアネットワーク7からの(例えば、AMF9からの)支援情報を使用して、基地局5で実行される。具体的には、コアネットワーク7/AMF9は、CAG検証を実行する基地局5に、UEのCAGサブスクリプション情報全体、またはUEのCAGサブスクリプション情報のサブセット、すなわち、選択されたPLMN(基地局5のPLMN)にのみ関連する情報を提供する。基地局5は、このサブスクリプション情報をUEコンテキストに記憶する。基地局5は、UE3が(その基地局5または同じCAGにサービスを提供する基地局5によって制御される)CAGセル6Cを介してそのRRC接続をセットアップまたは再開しようとするときはいつでも、UE3を検証するときに、記憶された情報を考慮に入れる。基地局5がCAGセル6C(および/またはCAG隣接セル)を有し、UEコンテキストが利用可能であるが、CAGサブスクリプション情報がない場合、基地局5は、コアネットワーク7(または適切な場合は別の基地局5)からこの支援情報を要求するように構成される。コアネットワーク7/AMF9は、(オプション2のように)基地局にCAGサブスクリプション情報を基地局に提供するか、(たとえば-オプション1のように効果的に、その基地局がエンドユーザーのサブスクリプション情報を保持するのに十分な安全性があるかどうかに関する判断に応じて)サービングセル6CのPLMN/CAGに関連するCAGメンバーシップ状態のみを提供するかを決定する。
【0062】
オプション2-シナリオ1
この例示的なシナリオを
図8に示す。これには、次の手順が含まれる。
ステップS1:UE3は、最初に、関連付けられたPLMN/CAG IDを有するCAGセル6Cにアクセスする(通信制御モジュール43を使用し、その初期セル6Cを操作する基地局5-2を介して適切なRRCセットアップ手順を実行する)。この初期アクセスの一部として、UE3は、適切にフォーマットされた「UE初期メッセージ」をAMF9に向けて送信する。基地局5-2は、UEのメッセージをAMF9に転送し、UE3に関連するCAG情報を取得して、 CAG検証を実行する(すなわち、UE3が、最初のセル6Cが属するCAGに関連付けられたNPNのセルを使用することを許諾されていることを検証するため)。コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3が初期セル6Cに関連付けられたCAGと一致するCAGに属することを示す場合、UE3は、そのNPNおよび基地局5-2へのアクセスが許可され、そしてUE3は、適切なRRC(再)構成手順を実行する。成功したCAG検証およびRRC構成に続いて、UE3は、CAGセル6Cを介してコアネットワーク7に向けてデータを送信することができる。コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3が、初期セル6Cに関連付けられたCAG(または複数の場合は少なくとも1つのCAG)に一致するどのCAG/NPNにも属していないことを示す場合、UE3はそのNPNへのアクセスを許可されない。
【0063】
ステップS2:RRC接続が中断されると、UE3はRRC非アクティブ状態に入る(例えば、送信/受信するデータがこれ以上ないとき)。
【0064】
ステップS4:RRC接続は、最初のセルと同じPLMN/CAG IDを有する異なるCAGセル6Cで再開される。したがって、この新しいセル6Cにアクセスするために、このUE3に対してCAG検証を実行するときに、コアネットワーク7/AMF9を関与させる必要はない。言い換えれば、新しいCAGセル6Cにサービスを提供する基地局5-2は、以前のCAGセル6Cにサービスを提供する基地局5-2から検索されたUEコンテキストに含まれる情報に基づいてCAG検証を実行するように構成される。
図8に示されるように、データは、新しいCAGセル6Cを介して、UE3とコアネットワーク7との間で送信される。
【0065】
オプション2-シナリオ2
この例示的なシナリオは
図9に示され、次のステップが含まれる。
ステップS1:UE3は、最初にパブリックセル6Pにアクセスする(通信制御モジュール43を使用し、そのセル6Pを操作する基地局5-1を介して適切なRRCセットアップ手順を実行する)。この初期アクセスの一部として、UE3は、適切にフォーマットされた「UE初期メッセージ」をAMF9に向けて(基地局5-1を介して)送信する。基地局5-1は、UEのメッセージをAMF9に転送し、UE3のUEコンテキストを作成する(基地局の通信制御モジュール63によって記憶される)。
図9に見られるように、初期アクセスに使用されるセル6Pはパブリックセルであるため、この時点で、UEコンテキストは、CAGサブスクリプション情報を含まない。成功したRRC(再)構成に続いて、UE3は、パブリックセル6Pを介してコアネットワーク7(およびコアネットワーク7を超えた他のノード)と通信することができる。
【0066】
ステップS2:RRC接続が中断されると、UE3はRRC非アクティブ状態に入る(例えば、送信/受信するデータがこれ以上ないとき)。サービング基地局5-1は、非アクティブなUE3のUEコンテキストを保持し、適切な場合(UE3が送信/受信するための新しいデータがある場合)にRRC接続を再開できるようにする。
【0067】
ステップS4:このシナリオでは、UE3は、関連付けられたPLMN/CAG IDを有するCAGセル6Cを介して、中断されたRRC接続を再開する。このセル6Cにサービスを提供する基地局5-2は、RRC接続が中断された基地局5-1からUEコンテキストを検索する。UE3は(現在のRRC接続をセットアップしてから)以前にCAGセルにアクセスしていないので、新しい基地局5-2は、コアネットワーク7/AMF9からUE3に関連するCAG情報を取得する。基地局5-2は、UE3に関連するCAG情報(例えば、「UEコンテキスト変更指示」メッセージなど)に対する適切にフォーマットされた要求を生成および送信する。コアネットワーク7/AMF9は、適切にフォーマットされた応答(例えば、「UEコンテキスト変更確認」メッセージなど)で、要求されたCAG情報を提供する。CAG情報は、UE3がメンバーである少なくとも1つのPLMN/CAGを識別する情報(例えば、PLMN/CAG IDのリスト)を含み得る。要求および応答は、「CAG情報」IE、「CAGサブスクリプション要求」IE、「CAGサブスクリプション情報」IE、「CAG ID」IE、「PLMN ID」IEなどの1つまたは複数の適切にフォーマットされた情報要素(IE)を含み得ることが理解されよう。
【0068】
新しい基地局5-2は、UE3に関連するCAG情報を対応するUEコンテキストに保存し(ステップS5)、CAG検証を実行する(すなわち、UE3が、新しいセル6Cが属するCAGに関連付けられたNPNを使用することを許諾されているかどうかを検証する)。
コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3がセル6Cに関連付けられたCAGと一致するCAGに属していることを示している場合、UE3は、そのNPNにアクセスすることを許可され、基地局5-2およびUE3は、RRC再開手順を完了する。CAG検証が成功し、RRC接続を再開した後、UE3は、CAGセル6Cを介してコアネットワーク7に向けてデータを送信することができる。コアネットワーク7/AMF9から取得された情報が、UE3が、セル6Cに関連付けられたCAG(または複数の場合は少なくとも1つのCAG)に一致するどのCAGにも属していないことを示す場合、UEは、そのセル6Cへのアクセスが拒否される(すなわち、UE3は、別のセルを介してRRC接続を再開しようとする可能性があるが、そのセル6Cを介してそのRRC接続を再開することができない)。
【0069】
変更と代替
詳細な実施形態は上に記載されている。当業者が理解するように、本明細書に具体化された開示から依然として利益を得る一方で、上記の実施形態に対して多くの修正および代替を行うことができる。実例として、これらの代替案および修正のいくつかのみをここで説明する。
【0070】
上記の実施形態は、5G New RadioおよびLTEシステム(E-UTRAN)の両方に適用され得ることが理解されよう。
【0071】
上記の説明では、UE、アクセスネットワークノード(基地局)、およびコアネットワークノードは、理解を容易にするために、いくつかの個別のモジュール(通信制御モジュールなど)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、特定のアプリケーション、たとえば既存のシステムが開示を実装するように変更されている場合、他のアプリケーション、たとえば最初から本発明の機能を念頭に置いて設計されたシステムにこのように提供され得るが、これらのモジュールはオペレーティングシステムまたはコード全体に組み込まれているため、これらのモジュールは個別のエンティティとして認識できない場合がある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで実装することもできる。
【0072】
各コントローラは、例えば、以下を含む(ただしこれらに限定されない)任意の適切な形態の処理回路を含み得る。1つまたは複数のハードウェアで実装されたコンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、算術論理演算装置(ALU)、入出力(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラムおよび/またはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例:制御バス、データバスおよび/またはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(DMA)機能、ハードウェアまたはソフトウェアで実装されたカウンター、ポインター、および/またはタイマー、および/または同様のもの。
【0073】
上記の実施形態では、いくつかのソフトウェアモジュールが説明された。当業者が理解するように、ソフトウェアモジュールは、コンパイルされた形式またはコンパイルされていない形式で、UE、アクセスネットワークノード(基地局)、及びコアネットワークノードに、コンピュータネットワークまたは記録媒体上の信号として提供されてもよい。さらに、このソフトウェアの一部または全部によって実行される機能は、1つまたは複数の専用ハードウェア回路を使用して実行され得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用は、それらの機能を更新するために、UE、アクセスネットワークノード、およびコアネットワークノードの更新を容易にするので、好ましい。
【0074】
上記の実施形態は、「非モバイル」または一般的に固定されたユーザ機器にも適用可能である。
【0075】
本開示におけるユーザ機器(または「UE」、「モバイルステーション」、「モバイルデバイス」または「ワイヤレスデバイス」)は、ワイヤレスインターフェースを介してネットワークに接続されたエンティティである。なお、本開示は、専用の通信装置に限定されるものではなく、以下の段落で説明する通信機能を有する任意の装置に適用することができる。
【0076】
「ユーザ機器」または「UE」(この用語は3GPPで使用される)、「モバイルステーション」、「モバイルデバイス」、および「ワイヤレスデバイス」という用語は、一般に互いに同義語であることが意図されており、端末、携帯電話、スマートフォン、タブレット、セルラーIoTデバイス、IoTデバイス、機械などのスタンドアロンモバイルステーションが含まれる。「モバイルステーション」および「モバイルデバイス」という用語は、長期間静止したままであるデバイスも包含することが理解されよう。
【0077】
UEは、例えば、生産または製造のための機器のアイテム、および/またはエネルギー関連の機械のアイテムでもよい。UEは、例えば、ボイラー、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリー、原子力システムおよび/または関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプなどの機器または機械、コンプレッサー、ファン、ブロワー、石油油圧装置、空気圧装置、金属加工機械、マニピュレーター、ロボットおよび/またはそれらのアプリケーションシステム、ツール、金型またはダイ、ロール、運搬装置、昇降装置、材料処理装置、繊維機械、縫製機械、印刷および/または関連機械、紙加工機械、化学機械、鉱業および/または建設機械および/または関連機器、農業、林業および/または漁業のための機械および/または器具、安全および/または環境保全機器、トラクター、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達装置、潤滑装置、バルブ、パイプ継手、および/またはアプリケーション前述の機器または機械などのシステムでもよい。
【0078】
UEは、例えば、輸送機器(例えば、以下のような輸送機器)のアイテムでもよい。例えば、車両、自動車、モーターサイクル、自転車、電車、バス、カート、人力車、船およびその他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、風船などでもよい。
【0079】
UEは、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータおよび関連機器、通信および関連機器、電子部品などの情報通信機器)のアイテムでもよい。
【0080】
UEは、例えば、冷凍機、冷凍機適用製品、貿易および/またはサービス産業機器の品目、自動販売機、自動サービス機、事務機器または機器、消費者向け電子および電子機器であり得る。(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカー、ラジオ、テレビ、電子レンジオーブン、炊飯器、コーヒーマシン、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、電子機器などの家電製品。ファンまたは関連機器、クリーナーなど)。
【0081】
UEは、例えば、電気アプリケーションシステムまたは機器でもよい。例えば、X線システム、粒子加速器、放射性同位元素装置、音響機器、電磁アプリケーション機器、電子電力アプリケーション機器など)。
【0082】
UEは、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、テスター、または測量または感知機器(例えば、煙警報器、人間の警報センサー、モーションセンサー、無線タグなどの調査または感知機器)、時計または時計、実験機器、光学機器、医療機器および/またはシステム、武器、刃物、手工具などでもよい。
【0083】
UEは、例えば、無線を備えた携帯情報端末または関連機器(例えば、別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機)への取り付けまたは挿入のために設計された無線カードまたはモジュールなど)でもよい。
【0084】
UEは、様々な有線および/または無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(IoT)」に関して、以下に説明するアプリケーション、サービス、およびソリューションを提供するデバイスまたはシステムの一部でもよい。
【0085】
モノのインターネットデバイス(IoTデバイス、または「モノ」)には、適切な電子機器、ソフトウェア、センサー、ネットワーク接続などが装備されている場合がある。これにより、これらのデバイスは、相互に、および他の通信デバイスとデータを収集および交換できる。IoTデバイスは、内部メモリに保存されているソフトウェアの指示に従う自動化された機器で構成されている場合がある。IoTデバイスは、人間による監視や相互作用を必要とせずに動作する可能性がある。IoTデバイスは、長期間静止したり、非アクティブのままになる場合もある。IoTデバイスは、(一般的に)固定装置の一部として実装できる。IoTデバイスは、非定常装置(車両など)に埋め込まれたり、監視/追跡する動物や人に取り付けられたりすることもある。
【0086】
IoT技術は、データを送受信するために通信ネットワークに接続することができる任意の通信デバイスに実装することができ、そのような通信デバイスが人間の入力またはメモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかどうかに関係なく理解されよう。
【0087】
IoTデバイスは、マシンタイプ通信(MTC)デバイスまたはマシンツーマシン(M2M)通信デバイスと呼ばれることもあることが理解されよう。UEは、1つまたは複数のIoTまたはMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されよう。MTCアプリケーションのいくつかの例を次の表に示す(出典:3GPP TS 22.368 V13.1.0、付録B、その内容は参照により本明細書に組み込まれる)。このリストは網羅的なものではなく、マシンタイプの通信アプリケーションのいくつかの例を示すことを目的としている。
【表1】
【0088】
アプリケーション、サービス、およびソリューションには、MVNO(モバイル仮想ネットワークオペレーター)サービス、緊急無線通信システム、PBX(Private Branch eXchange)システム、PHS/デジタルコードレステレコミュニケーションシステム、POS(販売時点)システム、アドバタイズ呼び出しシステム、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)、V2X(Vehicle to Everything)システム、電車の無線システム、位置関連サービス、災害/緊急無線通信サービス、コミュニティサービス、ビデオストリーミングサービス、フェムトセルアプリケーションサービス、VoLTE(Voice over LTE)サービス、充電サービス、無線オンデマンドサービス、ローミングサービス、活動監視サービス、通信事業者/通信NW選択サービス、機能制限サービス、PoC(Proof of Concept)サービス、個人情報管理サービス、アドホックネットワーク/ DTN(Delay Tolerant Networking)サービスなど。
【0089】
さらに、上記のUEカテゴリは、本文書に記載されている技術的アイデアおよび例示的な実施形態の適用例にすぎない。言うまでもなく、これらの技術的アイデアおよび実施形態は、上記のUEに限定されず、それに様々な修正を加えることができる。
【0090】
少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報は、前記少なくとも1つの非パブリックネットワークに関連するそれぞれの公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)およびそれぞれのクローズドアクセスグループ(CAG)の少なくとも1つを識別する情報を含み得る。それぞれのPLMNを識別する情報は、PLMN IDを含み得、それぞれのCAGを識別する情報は、CAG IDを含み得る。
【0091】
基地局によって実行される方法は、別の基地局から前記UEコンテキストを検索することをさらに含み得、前記UEがアクセスを許諾される少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報は、前記検索されたUEコンテキストから取得され得る。
【0092】
前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報は、コアネットワークファンクションから取得することができる(例えば、前記UEが最初に前記非パブリックネットワークセルまたは別の非パブリックネットワークセルにアクセスするとき)。この場合、この方法は、さらに、前記コアネットワークファンクションに、前記セルが属する非パブリックネットワークを識別する情報を含む、少なくとも1つのシグナリングメッセージ(例:「UE初期メッセージ」または「UEコンテキスト変更指示」メッセージ)を送信することを含み得る。そして、以下のうちの少なくとも1つを含む前記コアネットワークファンクションから応答を受信する。UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報。前記UEが、前記セルが属する非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されていることを識別する情報。
【0093】
基地局によって実行される方法は、前記UEが、そのセルが属するその非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されていることを識別する情報を(例えば、前記UEコンテキストの一部として)ターゲット基地局に送信することをさらに含み得る。
【0094】
コアネットワークファンクションは、アクセスおよびモビリティ機能(AMF)を含み得る。
【0095】
他の様々な修正は当業者には明らかであり、ここではさらに詳細に説明しない。
【0096】
前述の実施形態の一部またはすべては、以下の付録のように説明することができるが、本開示はそれに限定されない。
(付記1)
基地局が、
非パブリックネットワークのセル内のユーザ機器(UE)に対して無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)セットアップまたはRRC再開手順を実行し、
i)前記UEが非パブリックネットワークの前記セルへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報、または、ii)前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を取得し、
前記取得された情報に基づいて、前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、
前記UEのUEコンテキストにおいて、前記UEが、前記検証の結果に応じて、セルが属する非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されていることを識別する情報を記憶する、
方法。
(付記2)
前記少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報は、前記少なくとも1つの非パブリックネットワークに関連する、それぞれのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN、Public Land Mobile Network)、およびそれぞれのクローズドアクセスグループ(CAG、Closed Access Group)のうちの少なくとも1つを識別する情報を含む、
付記1に記載の方法。
(付記3)
それぞれのPLMNを識別する前記情報は、PLMN IDを含み、それぞれのCAGを識別する前記情報は、CAG IDを含む、
付記1または2に記載の方法。
(付記4)
別の基地局から前記UEコンテキストを検索することをさらに含み、前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報が、前記検索されたUEコンテキストから取得される、
付記1から3のいずれか一項に記載の方法。
(付記5)
前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報は、コアネットワークファンクションから取得される、
付記1から4のいずれか一項に記載の方法。
(付記6)
前記コアネットワークファンクションに、前記セルが属する非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージ(例:「UE初期メッセージ」または「UEコンテキスト変更表示」メッセージ)を送信し、
前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報と、前記セルが属する非パブリックネットワークにアクセスすることを前記UEが許諾されていることを識別する情報とのうちの少なくとも1つを含む前記コアネットワークファンクションからの応答を受信する、
付記5に記載の方法。
(付記7)
セルが属する非パブリックネットワークにアクセスすることを前記UEが許諾されていることを識別する情報をターゲットの基地局に送信する、
付記1から6のいずれか一項に記載の方法。
(付記8)
コアネットワークファンクションが、
ユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージを基地局から受信し、
前記受信した情報と、前記UEに関連するメンバーシップ/サブスクリプション情報と、に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、
前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報を、前記UEのUEコンテキスト内の前記基地局に記憶させるために、前記基地局に前記検証の結果を提供する、
方法。
(付記9)
非パブリックネットワークを識別する前記情報は、前記非パブリックネットワークに関連するパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN、Public Land Mobile Network)およびクローズドアクセスグループ(CAG、Closed Access Group)を識別する情報を含む、
付記8に記載の方法。
(付記10)
コアネットワークファンクションが、
ユーザ機器(UE)が第1基地局または別の基地局に関連付けられた非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを検証する際に前記第1基地局によって使用させるため、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を前記第1基地局に提供する、
方法。
(付記11)
UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報は、前記少なくとも1つの非パブリックネットワークに関連付けられている、それぞれのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN、Public Land Mobile Network)およびそれぞれのクローズドアクセスグループ(CAG、Closed Access Group)のうちの少なくとも1つを識別する情報を含む、
付記10に記載の方法。
(付記12)
前記提供することは、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報を含む、「初期コンテキストセットアップ要求」または「UEコンテキスト変更指示」メッセージを前記基地局に送信することを含む、
付記10または11に記載の方法。
(付記13)
UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する前記情報は、UEに関連する少なくとも1つのCAG識別子またはPLMN識別子をリストする1つまたは複数の情報要素を含む、
付記10から12のいずれかに記載の方法。
(付記14)
前記コアネットワークファンクションが、アクセスおよびモビリティ機能(AMF、Access and Mobility Function)を含む、
付記8から13のいずれかに記載の方法。
(付記15)
コントローラとトランシーバを含む基地局であって、
前記コントローラは、
非パブリックネットワークのセル内のユーザ機器(UE)に対して、無線リソース制御(RRC)セットアップまたはRRC再開手順を実行し、
i)前記UEが非パブリックネットワークの前記セルへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報、または、ii)前記UEがアクセスを許諾されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を取得し、
前記取得した情報に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、
前記UEのUEコンテキストにおいて、前記検証の結果に応じて、そのセルが属するその非パブリックネットワークにアクセスすることを前記UEが許諾されていることを識別する情報を記憶する、
基地局。
(付記16)
コントローラとトランシーバを含むコアネットワークファンクションであって、
前記コントローラは、
ユーザ機器(UE)がアクセスしようとしている非パブリックネットワークを識別する情報を含むシグナリングメッセージを基地局から受信し、
前記受信した情報と、前記UEに関連するメンバーシップ/サブスクリプション情報と、に基づいて、前記UEがその非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを検証し、
前記UEが非パブリックネットワークへのアクセスを許諾されているかどうかを識別する情報を、前記UEのUEコンテキスト内の前記基地局に記憶させるために、前記基地局に前記検証の結果を提供する、
コアネットワークファンクション。
(付記17)
コントローラとトランシーバを含むコアネットワークファンクションであって、
前記コントローラは、
ユーザ機器(UE)が第1基地局または別の基地局に関連付けられた非パブリックネットワークにアクセスすることを許諾されているかどうかを検証する際に前記第1基地局によって使用させるため、前記UEがメンバーである少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を前記第1基地局に提供する、
コアネットワークファンクション。
(付記18)
アクセスおよびモビリティ機能(AMF)と通信するように構成された無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
i)ユーザ機器(UE)が非パブリックネットワークのセルにアクセスすることを許可されるかどうかを表す情報と、ii)UEがアクセスを許可されている少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報と、を含む初期コンテキスト設定要求メッセージを前記AMFから受信するように構成されたトランシーバ回路と、
i)前記UEが非パブリックネットワークのセルにアクセスすることを許可されるかどうかを表す情報、およびii)前記UEがアクセスすることを許可される少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を、UEコンテキストで記憶するように構成されたコントローラと、を有し、
前記トランシーバ回路は、初期コンテキスト設定要求メッセージに応答して、初期コンテキスト設定応答メッセージを前記AMFに送信するように構成される、
無線アクセスネットワークノード。
(付記19)
アクセスおよびモビリティ機能(AMF)と通信するように構成された無線アクセスネットワーク(RAN)ノードが、
i)ユーザ機器(UE)が非パブリックネットワークのセルにアクセスすることを許可されるかどうかを表す情報、および、ii)前記UEがアクセスを許可されている少なくとも1つの非パブリックネットワークの識別情報、を含む初期コンテキスト設定要求メッセージを前記AMFから受信し、
i)前記UEが非パブリックネットワークのセルにアクセスすることを許可されるかどうかを表す情報、およびii)前記UEがアクセスすることを許可される少なくとも1つの非パブリックネットワークを識別する情報を、UEコンテキストで記憶し、
初期コンテキスト設定要求メッセージに応答して、初期コンテキスト設定応答メッセージを前記AMFに送信する、
方法。
【0097】
広く説明される本開示の精神または範囲から逸脱することなく、特定の実施形態に示されるように、本開示に対して多数の変形および/または修正を行うことができることは当業者によって理解されるであろう。したがって、本実施形態は、すべての点で例示的であり、限定的ではないと見なされるべきである。
【0098】
この出願は、2019年10月4日に出願された英国特許出願第1914403.9号に基づいており、優先権の利益を主張しており、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【符号の説明】
【0099】
1 移動体通信システム
3 モバイルデバイス(UE)
5 基地局
6P パブリックセル
6C クローズドアクセスグループ(CAG)セル
7 コアネットワーク
9 アクセスおよびモビリティ機能(AMF)
10 データネットワーク(DN)
31 トランシーバ回路
33 アンテナ
35 ユーザインターフェース
37 コントローラ
39 メモリ
41 オペレーティングシステム
43 通信制御モジュール
44 RNAモジュール
51 トランシーバ回路
53 アンテナ
55 ネットワークインターフェース
57 コントローラ
59 メモリ
61 オペレーティングシステム
63 通信制御モジュール
65 CAG検証モジュール
71 トランシーバ回路
75 ネットワークインターフェース
77 コントローラ
79 メモリ
81 オペレーティングシステム
83 通信制御モジュール
85 CAG検証モジュール