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特許7557058ネットワーク選択方法、情報送信方法、情報取得方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-17
(45)【発行日】2024-09-26
(54)【発明の名称】ネットワーク選択方法、情報送信方法、情報取得方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/50 20180101AFI20240918BHJP
   H04W 4/90 20180101ALI20240918BHJP
   H04W 48/08 20090101ALI20240918BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20240918BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20240918BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20240918BHJP
【FI】
H04W76/50
H04W4/90
H04W48/08
H04W48/16 131
H04W48/18
H04W60/00
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2023519389
(86)(22)【出願日】2021-09-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-10
(86)【国際出願番号】 CN2021121833
(87)【国際公開番号】W WO2022068903
(87)【国際公開日】2022-04-07
【審査請求日】2023-03-27
(31)【優先権主張番号】202011063700.7
(32)【優先日】2020-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲鵬▼▲飛▼
(72)【発明者】
【氏名】康 ▲艶▼超
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ ▲魯▼峰
【審査官】青木 健
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/141964(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/102831(WO,A1)
【文献】特開2015-122781(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0313238(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0116520(US,A1)
【文献】特表2023-534013(JP,A)
【文献】Editor (LGE),TR 22.831 v.0.2.1 on Study on Support for Minimization of service Interruption (FS_MINT),3GPP TSG SA #85 SP-190832,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/TSG_SA/TSGS_85/Docs/SP-190832.zip>,2019年09月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に用いられるネットワーク選択方法であって、
前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することと、
前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることとを含
前記方法は、
災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することをさらに含み、
前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであり、
前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することと、を含み、
又は、
前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信することを含む、
ネットワーク選択方法。
【請求項2】
利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、
現在のすべての利用可能なPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることと、
第三のPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることであって、前記第三のPLMNは、前記災害情報を送信し、且つ前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるPLMNであることと、
配置される災害選択ネットワーク情報における前記PLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスすることと
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスして、且つ選択されるPLMNは、前記第三のPLMNであることとのうちの一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択することは、
前記災害選択ネットワーク情報においてPLMNに優先度情報が配置される場合、優先度の高い順に一つの利用可能なPLMNを選択することと、
前記災害選択ネットワーク情報におけるPLMNから一つの利用可能なPLMNをランダムに選択することとのうちの一つを含請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することは、
第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することとのうちの一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することは、
前記第一のPLMNがブロードキャストメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが非アクセス層メッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNがRRCリリースメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが切り替えコマンドによって提供する前記災害情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含み、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、
選択されるPLMNにアクセス層メッセージを送信して、前記選択されるPLMNでセル選択又は再選択を行うことを含み、
及び/又は、
利用可能なPLMNを選択しアクセスした後に、前記方法は、
予め設定される周期に応じてPLMNをサーチすることと、
より高い優先度のPLMNをサーチした場合、前記より高い優先度のPLMNを再選択することとをさらに含み、
前記予め設定される周期は、前記端末のSIM又はUSIMに配置され、又は、前記端末によって決定が実現され、又は、事業者によって配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ネットワーク側機器に用いられる情報送信方法であって、
端末に災害選択ネットワーク情報を送信することを含み、
前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであり、
前記端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
前記端末により送信される登録要求を受信することと、
前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することと、を含み、
又は、
前記端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信することを含む、
情報送信方法。
【請求項11】
前記方法は、
第一のPLMNに関連する災害情報を送信することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ネットワーク側機器は、第二のPLMNのネットワーク側機器又は前記第一のPLMNのネットワーク側機器である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第二のPLMNのネットワーク側機器によりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ネットワーク側機器は、前記第一のPLMNのネットワーク側機器であり、第一のPLMNに関連する災害情報を送信することは、
ブロードキャストメッセージによって前記災害情報を送信することと、
非アクセス層メッセージによって前記災害情報を送信することと、
RRCリリースメッセージによって前記災害情報を送信することと、
切り替えコマンドによって前記災害情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ネットワーク側機器は、前記第一のPLMNのネットワーク側機器であり、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
帰属先の第一のPLMNのネットワーク側機器から前記端末に暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を送信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記端末により送信される登録要求を受信することは、アクセスと移動性管理エンティティAMFが前記登録要求を受信することを含み、
前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することは、
前記AMFが、サブスクリプションデータを選択するよう前記端末のスライスに要求するための第一の要求を統一データ管理エンティティUDMに送信することと、
前記UDMが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記AMFに送信する前記第一の要求の応答情報に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれることと、
前記AMFが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することとを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信することは、
AMFが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項20】
ネットワーク選択装置であって、
端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信するための受信モジュールと、
前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスするための選択モジュールとを含
前記ネットワーク選択装置は、
災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するための取得更新モジュールをさらに含み、
前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであり、
前記取得更新モジュールは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することと、にさらに用いられ、
又は、
前記取得更新モジュールは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信するためにさらに用いられる、
ネットワーク選択装置。
【請求項21】
情報送信装置であって、
端末に災害選択ネットワーク情報を送信するための送信モジュールを含
前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであり、
ここで、前記情報送信装置は、
前記端末により送信される登録要求を受信するための受信モジュールをさらに含み、
前記送信モジュールは、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信するためにさらに用いられ、
又は、
ここで、前記送信モジュールは、
前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信するためにさらに用いられる、
情報送信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年9月30日に中国で提出された中国特許出願番号No.202011063700.7の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に属し、具体的に、ネットワーク選択方法、情報送信方法、情報取得方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
あるネットワークが機器の故障、被災などの原因でネットワークが利用できない場合、現在の方案に基づき、「禁止される(Forbidden)公衆地上移動網(Public Land Mobile Network、PLMN)」のほか、利用可能な(available)PLMNがない場合、端末(UE)は、ネットワークにアクセスしてサービスを取得することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例の目的は、端末が属するPLMNに災害が発生したとき、端末がネットワークにアクセスしてサービスを得にくいという問題を解決することができるネットワーク選択方法、情報送信方法、情報取得方法及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0006】
第一の態様によれば、端末に用いられるネットワーク選択方法を提供し、このネットワーク選択方法は、
前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することと、
前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることとを含む。
【0007】
第二の態様によれば、ネットワーク側機器に用いられる情報送信方法を提供し、この情報送信方法は、
第一のPLMNに関連する災害情報を送信することを含む。
【0008】
第三の態様によれば、端末に用いられる情報取得方法を提供し、この情報取得方法は、
災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することを含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0009】
第四の態様によれば、ネットワーク側機器に用いられる情報送信方法を提供し、この情報送信方法は、
端末に災害選択ネットワーク情報を送信することを含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0010】
第五の態様によれば、ネットワーク選択装置を提供し、このネットワーク選択装置は、
前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信するための受信モジュールと、
前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスするための選択モジュールとを含む。
【0011】
第六の態様によれば、情報送信装置を提供し、この情報送信装置は、
第一のPLMNに関連する災害情報を送信するための送信モジュールを含む。
【0012】
第七の態様によれば、情報取得装置を提供し、この情報取得装置は、
災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するための取得モジュールを含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0013】
第八の態様によれば、情報送信装置を提供し、この情報送信装置は、
端末に災害選択ネットワーク情報を送信するための送信モジュールを含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0014】
第九の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様のネットワーク選択方法のステップを実現し、又は、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、上記第三の態様の情報取得方法のステップを実現する。
【0015】
第十の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、上記第二の態様の情報送信方法のステップを実現し、又は、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、上記第四の態様の情報送信方法のステップを実現する。
【0016】
第十一の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0017】
第十二の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現し、又は第三の態様に記載の方法を実現し、又は第四の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0018】
第十三の態様によれば、プログラム製品を提供し、前記プログラム製品は、不揮発性の記憶媒体に記憶され、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現し、又は第三の態様に記載の方法を実現し、又は第四の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0019】
本出願の実施例では、端末が属するPLMNが機器の故障、被災などの原因で災害(Disaster Condition)になった場合、他のネットワーク事業者がサービスを提供することができれば、「Forbidden PLMN」リストを考慮しなくてもよく、端末は、利用可能なネットワークを選択しアクセスしてサービスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
図2】本出願の実施例のネットワーク選択方法のフローチャートである。
図3】本出願の一実施例の端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法のフローチャートである。
図4】本出願の別の実施例の端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法のフローチャートである。
図5】本出願のまた別の実施例の端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法のフローチャートである。
図6】本出願の実施例の情報送信方法のフローチャートである。
図7】本出願の実施例の情報取得方法のフローチャートである。
図8】本出願の実施例の情報送信方法のフローチャートである。
図9】本出願の実施例のネットワーク選択装置の構造概略図である。
図10】本出願の実施例の情報送信装置の構造概略図である。
図11】本出願の実施例の情報取得装置の構造概略図である。
図12】本出願の実施例の情報送信装置の構造概略図である。
図13】本出願の実施例の通信機器の構造概略図である。
図14】本出願の実施例の端末のハードウェア構造概略図である。
図15】本出願の実施例のネットワーク側機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0022】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0023】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0024】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(Vehicle User Equipment、VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment、PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0025】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例によるネットワーク選択方法、情報送信方法、情報取得方法及び装置を詳細に説明する。
【0026】
図2を参照すると、図2は、本出願の実施例のネットワーク選択方法のフローチャートであり、この方法は、端末に用いられ、以下のステップを含む。
【0027】
ステップ21:前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害(Disaster Condition、DC)情報を受信する。
【0028】
ステップ22:前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスする。
【0029】
本出願の実施例では、端末が属するPLMNが機器の故障、被災などの原因で災害(Disaster Condition)になった場合、他のネットワーク事業者がサービスを提供することができれば、「Forbidden PLMN」リストを考慮しなくてもよく、端末は、利用可能なネットワークを選択しアクセスしてサービスを得ることができる。
【0030】
本出願の実施例では、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、以下の一つを含む。
【0031】
1)現在のすべての利用可能なPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスして、
「Forbidden PLMN」を考慮する必要がなく、サーチされた利用可能なPLMNにいずれもアクセスすることができ、それによって端末が属するPLMNに災害が発生したとき、「Forbidden PLMN」のほか、利用可能なPLMNがない場合、端末がネットワークにアクセスしてサービスを取得することができないという問題を解決することができる。
【0032】
2)第三のPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスして、前記第三のPLMNは、前記災害情報を送信し、且つ前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるPLMNである。
【0033】
3)配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスして、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0034】
前記PLMNリストにおけるPLMNは、「Forbidden PLMN」であってもよく、それによって端末が属するPLMNに災害が発生したとき、「Forbidden PLMN」のほか、利用可能なPLMNがない場合、端末がネットワークにアクセスしてサービスを取得することができないという問題を解決することができる。
【0035】
4)配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスして、且つ選択されるPLMNは、前記第三のPLMNである。
【0036】
即ち、選択されるPLMNは、災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストのPLMNである必要がある一方、前記災害情報を送信し、且つ前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるPLMNである必要もあり、即ち2)と3)を同時に満たす。
【0037】
上記4つの選択では、いずれも「Forbidden PLMN」を考慮する必要がなく、それによって端末が属するPLMNに災害が発生したとき、「Forbidden PLMN」のほか、利用可能なPLMNがない場合、端末がネットワークにアクセスしてサービスを取得することができないという問題を解決することができる。
【0038】
上記実施例では、選択的に、第3)と4)において、
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択することは、
前記災害選択ネットワーク情報においてPLMNに優先度情報が配置される場合、優先度の高い順に一つの利用可能なPLMNを選択することと、
前記災害選択ネットワーク情報におけるPLMNから一つの利用可能なPLMNをランダムに選択することとのうちの一つを含む。
【0039】
以下、災害選択ネットワーク情報を説明する。
【0040】
本出願の実施例では、災害選択ネットワーク情報は、端末のグローバルユーザ識別カード(Universal Subscriber Identity Module、USIM))又はユーザ識別カード(Subscriber Identity Module、SIM)に配置されてもよい。
【0041】
前記災害選択ネットワーク情報のファイル名は、FILE_DC_PLMNであってもよく、このファイルは、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであり、前記PLMNリストには、一つ又は複数のPLMNが含まれてもよい。
【0042】
本出願の実施例では、選択的に、前記災害選択ネットワーク情報において、PLMNリストのほか、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0043】
アクセス技術は、例えば2G、3G、4G又は5Gなどである。
【0044】
例を挙げると、いくつかの実施例では、前記PLMNリストは、表1に示すように、優先度情報と、アクセス技術とを含んでもよい。
【0045】
【表1】
【0046】
表1では、1stPLMNは、最高優先度を有し、アクセス技術は、アクセス技術識別子(Access Technology Identifier)を採用して表される。
【0047】
例を挙げると、いくつかの実施例では、前記PLMNリストは、表2に示すように、優先度情報を含まなくてもよい。
【0048】
【表2】
【0049】
本出願の実施例では、選択的に、前記ネットワーク選択方法は、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することをさらに含む。
【0050】
本出願の実施例では、取得することは、一般的には初めて取得することであり、更新は、元のものを更新することである。
【0051】
以下、災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するいくつかの方式をそれぞれ説明する。
【0052】
本出願の実施例では、端末は、登録フロープロセス及び/又は登録フローが完了した後に、災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することができる。
【0053】
実施例1
本出願の実施例では、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信することを含む。
【0054】
本出願の実施例では、端末は、登録フロープロセス及び/又は登録フローが完了した後に、帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信することができる。
【0055】
暗号化方式は、災害選択ネットワーク情報を送信する安全性を向上させることができる。
【0056】
本出願の他のいくつかの実施例では、災害選択ネットワーク情報は、平文の方式で送信され、暗号化されなくてもよく、以下、例を挙げて説明する。
【0057】
実施例2
本出願の実施例では、端末は登録プロセスにおいて災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することができ、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することとを含む。
【0058】
以下、端末とネットワーク側機器のインタラクションフローによって、端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方式を説明する。
【0059】
図3を参照すると、端末が登録プロセスにおいて災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法は、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ31:端末(UE)は、アクセスと移動性管理エンティティ(Access and Mobility Management Function、AMF)に登録要求(Registration request)を送信し、
AMFは、端末の帰属先のAMFであってもよく、訪問先のAMFであってもよい。
【0061】
ステップ32:AMFは、登録要求を受信した後に、統一データ管理エンティティ(Unified Data Management、UDM)にNudm_SDM_Get要求(request)を送信し、サブスクリプションデータを選択するよう前記端末のスライスに要求するために用いられる。
【0062】
ステップ33:UDMは、AMFにより送信されるNudm_SDM_Get要求を受信した後に、UEに災害選択ネットワーク情報(事業者ポリシー、登録タイプ、及び/又は災害選択ネットワーク情報に基づいて変化した場合などであってもよい)を送信することを決めた場合、Nudm_SDM_Get応答(response)に災害選択ネットワーク情報が含まれる。
【0063】
ステップ34:災害選択ネットワーク情報が応用機能(Application Function、AF)に保存される可能性があり、その場合、UDMは、まずAFから災害選択ネットワーク情報を取得し、それからNudm_SDM_Get応答に災害選択ネットワーク情報が含まれる必要がある。
【0064】
ステップ35:UDMは、Nudm_SDM_Get応答メッセージによって、災害選択ネットワーク情報を運び、AMFに送信する。
【0065】
ステップ36:AMFは、登録受け入れメッセージ(REFISTRATION ACCEPT)にDC情報を運び、端末に送信する。
【0066】
登録受け入れメッセージ内に含まれる内容は、表3の通りであってもよく、ここで、災害選択ネットワーク情報を含む。
【0067】
【表3A】
【表3B】
【表3C】
【0068】
実施例3
本出願の実施例では、端末は、登録完了後に災害選択ネットワーク情報を取得又は更新し、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信することを含む。
【0069】
以下、端末とネットワーク側機器のインタラクションフローによって、端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方式を説明する。
【0070】
図4を参照すると、端末が登録プロセスにおいて災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法は、以下のステップを含む。
【0071】
ステップ41:AFは、災害選択ネットワーク情報の更新要求(update request)をトリガーする可能性がある。
【0072】
ステップ42:UDMは、Nudm_SDM_Notificationによって更新された災害選択ネットワーク情報をAMFに送信するように要求する。
【0073】
このプロセスは、端末の帰属先におけるネットワーク登録、又は訪問先におけるネットワーク登録に用いられてもよい。それに応じて、帰属先におけるネットワーク登録の場合、帰属先のAMFに対応し、訪問先におけるネットワーク登録の場合、訪問先のAMFに対応する。
【0074】
ステップ43:AMFは、DL NAS TRANSPORT(下りリンク非アクセス層伝送情報)によって更新された災害選択ネットワーク情報を端末に送信する。
【0075】
DL NAS TRANSPORT(下りリンク非アクセス層伝送情報)内に含まれる内容は、表4の通りであってもよく、ここで、災害選択ネットワーク情報を含む。
【0076】
【表4】
【0077】
実施例4
本出願の実施例では、端末は、登録完了後に災害選択ネットワーク情報を取得又は更新し、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信することを含む。
【0078】
以下、端末とネットワーク側機器のインタラクションフローによって、端末が災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方式を説明する。
【0079】
図5を参照すると、端末が登録プロセスにおいて災害選択ネットワーク情報を取得又は更新する方法は、以下のステップを含む。
【0080】
ステップ51:AMFは、災害選択ネットワーク情報の更新を決め、トリガー条件は、UE移動性の変化と、ネットワークポリシーと、AMFがUDMにより送信されるサブスクリプションデータ更新通知を受信したこと、ネットワークスライス配置の変更、UEコンテキストに拡張されたカバレッジ制限情報の変更などのうちの少なくとも一つの条件であってもよい。
【0081】
ステップ52:AMFは、端末に配置更新コマンド(CONFIGURATION UPDATE COMMAND)メッセージを送信し、メッセージに災害選択ネットワーク情報が含まれる。
【0082】
選択的に、配置更新コマンドのメッセージ内容は、表5の通りである。
【0083】
【表5A】
【表5B】
【0084】
ステップ53(オプション):CONFIGURATION UPDATE COMMANDに、更新完了後にackメッセージをAMFに送信するようにUEに要求する場合、UEは、この配置更新完了(Configuration Update complete)メッセージを送信する必要がある。
【0085】
以下、災害情報の受信方式を詳細に説明する。
【0086】
本出願の実施例では、選択的に、前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することは、以下の一つを含む。
【0087】
1)第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報を受信し、
前記第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報(この領域情報は、例えばトラッキングエリア(TA)リスト及び/又はアドレス位置などであってもよい)と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0088】
即ち以下の複数の場合が存在する。
【0089】
A、第二のPLMNは、第一のPLMNに災害が発生したことのみをブロードキャストするが、第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供することを担当しないこと。
【0090】
B、第二のPLMNは、第一のPLMNに災害が発生したことをブロードキャストし、且つ第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供することを担当すること。
【0091】
C、第二のPLMNは、第一のPLMNに災害が発生したときに第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供することを担当することができるが、第一のPLMNに災害が発生したことをブロードキャストすることを担当しないこと。
【0092】
Cの場合に、第一のPLMNに災害が発生したか否かにかかわらず、第二のPLMNは、前記災害指示情報をブロードキャストすることができる。
【0093】
上記三種類の場合、第二のPLMNは、
第一のPLMNに災害が発生した場合と、
政府指示を受けた場合と、
事業者指示を受けた場合という条件のうちの一つが発生した時に、災害情報をブロードキャストすることができる。
【0094】
2)前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信する。
【0095】
この場合、第一のPLMNのアクセスネットワーク機器が正常であるが、他の機器が故障した可能性があり、この場合、第一のPLMNの基地局は、災害情報を端末に送信することができる。
【0096】
選択的に、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することは、
前記第一のPLMNがブロードキャストメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが非アクセス層(NAS)メッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNがRRCリリース(release)メッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが切り替えコマンドによって提供する前記災害情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0097】
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0098】
本出願の実施例では、選択的に、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、選択されるPLMNにアクセス層(Access Stratum、AS)メッセージを送信して、前記選択されるPLMNでセル選択又は再選択を行うことを含む。
【0099】
本出願の実施例では、選択的に、利用可能なPLMNを選択しアクセスした後に、前記方法は、
予め設定される周期に応じてPLMNをサーチすることと、
より高い優先度のPLMNをサーチした場合(例えば第一のPLMN)、前記より高い優先度のPLMNを再選択することとをさらに含む。
【0100】
選択的に、前記予め設定される周期は、前記端末のSIM又はUSIMに配置され、又は、前記端末によって決定が実現され、又は、事業者によって配置される。
【0101】
図6を参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる情報送信方法をさらに提供し、この情報送信方法は、以下のステップを含む。
【0102】
ステップ61:第一のPLMNに関連する災害情報を送信する。
【0103】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、第二のPLMNのネットワーク側機器又は前記第一のPLMNのネットワーク側機器である。
【0104】
選択的に、前記第二のPLMNのネットワーク側機器によりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0105】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、前記第一のPLMNのネットワーク側機器であり、第一のPLMNに関連する災害情報を送信することは、
ブロードキャストメッセージによって前記災害情報を送信することと、
非アクセス層メッセージによって前記災害情報を送信することと、
RRCリリースメッセージによって前記災害情報を送信することと、
切り替えコマンドによって前記災害情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0106】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、前記第一のPLMNのネットワーク側機器であり、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0107】
図7を参照すると、本出願の実施例は、端末に用いられる情報取得方法をさらに提供し、この情報取得方法は、以下のステップを含む。
【0108】
ステップ71:災害選択ネットワーク情報を取得又は更新し、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0109】
本出願では、端末は、災害選択ネットワーク情報を取得して更新し、端末が属するPLMNが機器の故障、被災などの原因で災害が発生した場合、他のネットワーク事業者がサービスを提供することができれば、「Forbidden PLMN」リストを考慮しなくてもよく、端末は、災害選択ネットワーク情報におけるPLMNによって利用可能なネットワークを選択しアクセスしてサービスを得ることができる。
【0110】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0111】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信することを含む。
【0112】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することとを含む。
【0113】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信することを含む。
【0114】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信することを含む。
【0115】
図8を参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる情報送信方法をさらに提供し、この情報送信方法は、以下のステップを含む。
【0116】
ステップ81:端末に災害選択ネットワーク情報を送信し、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0117】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0118】
選択的に、端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
帰属先の第一のPLMNのネットワーク側機器により前記端末に暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を送信することを含む。
【0119】
選択的に、端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
前記端末により送信される登録要求を受信することと、
前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することとを含む。
【0120】
選択的に、前記端末により送信される登録要求を受信することは、アクセスと移動性管理エンティティAMFが前記登録要求を受信することを含み、
前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することは、
前記AMFが、サブスクリプションデータを選択するよう前記端末のスライスに要求するための第一の要求を統一データ管理エンティティUDMに送信することと、
前記UDMが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記AMFに送信する前記第一の要求の応答情報に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれることと、
前記AMFが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信することとを含む。
【0121】
選択的に、端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を端末に送信することを含む。
【0122】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を端末に送信することは、
応用機能AFが、UDMに前記災害選択ネットワーク情報の更新要求を送信することと、
前記UDMが、前記更新要求に基づき、AMFに更新された前記災害選択ネットワーク情報を送信することと、
前記AMFが、前記更新された前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を端末に送信することとを含む。
【0123】
選択的に、端末に災害選択ネットワーク情報を送信することは、
前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信することを含む。
【0124】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを端末に送信することは、
AMFが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信することを含む。
【0125】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるネットワーク選択方法において、実行本体は、ネットワーク選択装置、又は、このネットワーク選択装置におけるネットワーク選択方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、ネットワーク選択装置によるネットワーク選択方法の実行を例にして、本出願の実施例によるネットワーク選択装置を説明する。
【0126】
図9を参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク選択装置90をさらに提供し、このネットワーク選択装置90は、
前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信するための受信モジュール91と、
前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスするための選択モジュール92とを含む。
【0127】
選択的に、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、
現在のすべての利用可能なPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることと、
第三のPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることであって、前記第三のPLMNは、前記災害情報を送信し、且つ前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるPLMNであることと、
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスすることであって、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであることと、
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスして、且つ選択されるPLMNは、前記第三のPLMNであることとのうちの一つを含む。
【0128】
選択的に、配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択することは、
前記災害選択ネットワーク情報においてPLMNに優先度情報が配置される場合、優先度の高い順に一つの利用可能なPLMNを選択することと、
前記災害選択ネットワーク情報におけるPLMNから一つの利用可能なPLMNをランダムに選択することとのうちの一つを含む。
【0129】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0130】
選択的に、前記ネットワーク選択装置は、
前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するための取得更新モジュールをさらに含む。
【0131】
選択的に、前記取得更新モジュールは、帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信するために用いられる。
【0132】
選択的に、前記取得更新モジュールは、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信し、前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信するために用いられる。
【0133】
選択的に、前記取得更新モジュールは、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信するために用いられる。
【0134】
選択的に、前記取得更新モジュールは、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信するために用いられる。
【0135】
選択的に、前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することは、
第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することとのうちの一つを含む。
【0136】
選択的に、前記第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0137】
選択的に、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することは、
前記第一のPLMNがブロードキャストメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが非アクセス層メッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNがRRCリリースメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが切り替えコマンドによって提供する前記災害情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0138】
選択的に、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0139】
選択的に、前記選択モジュールは、選択されるPLMNにアクセス層メッセージを送信して、前記選択されるPLMNでセル選択又は再選択を行うために用いられる。
【0140】
選択的に、前記ネットワーク選択装置は、
予め設定される周期に応じてPLMNをサーチするためのサーチモジュールと、
より高い優先度のPLMNをサーチした場合、前記より高い優先度のPLMNを再選択するための再選択モジュールとをさらに含む。
【0141】
選択的に、前記予め設定される周期は、前記端末のSIM又はUSIMに配置され、又は、前記端末によって決定が実現され、又は、事業者によって配置される。
【0142】
本出願の実施例におけるネットワーク選択装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0143】
本出願の実施例におけるネットワーク選択装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0144】
本出願の実施例によるネットワーク選択装置は、図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0145】
説明すべきこととして、図6に示す実施例による情報送信方法において、実行本体は、情報送信装置、又は、この情報送信装置における情報送信方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、情報送信装置による情報送信方法の実行を例にして、本出願の実施例による情報送信装置を説明する。
【0146】
図10を参照すると、本出願の実施例は、情報送信装置をさらに提供し、この情報送信装置は、
第一のPLMNに関連する災害情報を送信するための送信モジュール101を含む。
【0147】
選択的に、前記情報送信装置は、第二のPLMNの情報送信装置又は前記第一のPLMNの情報送信装置である。
【0148】
選択的に、前記第二のPLMNの情報送信装置によりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0149】
選択的に、前記情報送信装置は、前記第一のPLMNの情報送信装置であり、送信モジュール101は、
ブロードキャストメッセージによって前記災害情報を送信することと、
非アクセス層メッセージによって前記災害情報を送信することと、
RRCリリースメッセージによって前記災害情報を送信することと、
切り替えコマンドによって前記災害情報を送信することとのうちの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0150】
選択的に、前記情報送信装置は、前記第一のPLMNの情報送信装置であり、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0151】
本出願の実施例による情報送信装置は、図6の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0152】
説明すべきこととして、本出願に示す実施例による情報取得方法において、実行本体は、情報取得装置、又は、この情報取得装置における情報取得方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、情報取得装置による情報取得方法の実行を例にして、本出願の実施例による情報取得装置を説明する。
【0153】
図11を参照すると、本出願の実施例は、情報取得装置110をさらに提供し、この情報取得装置110は、
災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するための取得更新モジュール111を含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0154】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0155】
選択的に、前記取得更新モジュール111は、帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信するために用いられる。
【0156】
選択的に、前記取得更新モジュール111は、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信し、前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信するために用いられる。
【0157】
選択的に、前記取得更新モジュール111は、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信するために用いられる。
【0158】
選択的に、前記取得更新モジュール111は、帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信するために用いられる。
【0159】
本出願の実施例による情報取得装置は、図7の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0160】
説明すべきこととして、図8に示す実施例による情報送信方法において、実行本体は、情報送信装置、又は、この情報送信装置における情報送信方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、情報送信装置による情報送信方法の実行を例にして、本出願の実施例による情報送信装置を説明する。
【0161】
図12を参照すると、本出願の実施例は、情報送信装置120をさらに提供し、この情報送信装置120は、
端末に災害選択ネットワーク情報を送信するための送信モジュール121を含み、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0162】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0163】
選択的に、前記送信モジュール121は、帰属先の第一のPLMNのネットワーク側機器により前記端末に暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を送信するために用いられる。
【0164】
選択的に、前記情報送信装置は、
前記端末により送信される登録要求を受信するための受信モジュールをさらに含み、
ここで、前記送信モジュール121は、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信するために用いられる。
【0165】
選択的に、AMFは、前記登録要求を受信し、
前記AMFは、サブスクリプションデータを選択するよう前記端末のスライスに要求するための第一の要求を統一データ管理エンティティUDMに送信し、
前記UDMが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記AMFに送信する前記第一の要求の応答情報に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれ、
前記AMFは、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を送信する。
【0166】
選択的に、前記送信モジュール121は、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を端末に送信するために用いられる。
【0167】
選択的に、AFは、UDMに前記災害選択ネットワーク情報の更新要求を送信し、
前記UDMは、前記更新要求に基づき、AMFに更新された前記災害選択ネットワーク情報を送信し、
前記AMFは、前記更新された前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を端末に送信する。
【0168】
選択的に、前記送信モジュール121は、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信するために用いられる。
【0169】
選択的に、AMFが、前記端末に前記災害選択ネットワーク情報を送信する必要があると決定した場合、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを前記端末に送信する。
【0170】
本出願の実施例による情報送信装置は、図8の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0171】
図13に示すように、本出願の実施例は、通信機器130をさらに提供し、プロセッサ131と、メモリ132と、メモリ132に記憶されており、且つ前記プロセッサ131上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器130が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ131により実行される時、上記ネットワーク選択方法又は情報取得方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器130がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ131により実行される時、上記情報送信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0172】
図14は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。この端末140は、無線周波数ユニット141、ネットワークモジュール142、オーディオ出力ユニット143、入力ユニット144、センサ145、表示ユニット146、ユーザ入力ユニット147、インターフェースユニット148、メモリ149、及びプロセッサ1410などの部材を含むが、それらに限らない。
【0173】
当業者であれば理解できるように、端末140は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1410にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図14に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0174】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット144は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)1441とマイクロホン1442を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ1441は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット146は、表示パネル1461を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル1461が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット147は、タッチパネル1471及び他の入力機器1472を含む。タッチパネル1471は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル1471は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器1472は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0175】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット141は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1410に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット141は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0176】
メモリ149は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ149は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ149は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0177】
プロセッサ1410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1410に統合されなくてもよい。
【0178】
ここで、無線周波数ユニット141、前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信するために用いられ、
プロセッサ1410は、前記災害情報には前記第一のPLMNに災害が発生したことを指示する場合、利用可能なPLMNを選択しアクセスするために用いられる。
【0179】
選択的に、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、
現在のすべての利用可能なPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることと、
第三のPLMNから一つのPLMNをランダムに選択しアクセスすることであって、前記第三のPLMNは、前記災害情報を送信し、且つ前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるPLMNであることと、
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスすることであって、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記第一のPLMNに災害が発生したとき、前記端末のアクセスを許容するPLMNであることと、
配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択しアクセスして、且つ選択されるPLMNは、前記第三のPLMNであることとのうちの一つを含む。
【0180】
選択的に、配置される災害選択ネットワーク情報におけるPLMNリストから一つの利用可能なPLMNを選択することは、
前記災害選択ネットワーク情報においてPLMNに優先度情報が配置される場合、優先度の高い順に一つの利用可能なPLMNを選択することと、
前記災害選択ネットワーク情報におけるPLMNから一つの利用可能なPLMNをランダムに選択することとのうちの一つを含む。
【0181】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0182】
選択的に、前記プロセッサ1410は、さらに、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するために用いられる。
【0183】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信することを含む。
【0184】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することとを含む。
【0185】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信することを含む。
【0186】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信することを含む。
【0187】
選択的に、前記端末が属する第一のPLMNに関連する災害情報を受信することは、
第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することとのうちの一つを含む。
【0188】
選択的に、前記第二のPLMNによりブロードキャストされる前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
前記第二のPLMNが前記第一のPLMNに災害が発生したときに前記第一のPLMNのユーザのためにサービスを提供できるか否かを指示するための指示情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0189】
選択的に、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報を受信することは、
前記第一のPLMNがブロードキャストメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが非アクセス層メッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNがRRCリリースメッセージによって提供する前記災害情報を受信することと、
前記第一のPLMNが切り替えコマンドによって提供する前記災害情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0190】
選択的に、前記第一のPLMNにより送信される前記災害情報は、
前記第一のPLMNに災害が発生したことと、
前記第一のPLMNに災害が発生した領域情報と、
第一のPLMNに災害が発生したときにアクセスできるPLMNの周波数点及び/又はセルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0191】
選択的に、利用可能なPLMNを選択しアクセスすることは、
選択されるPLMNにアクセス層メッセージを送信して、前記選択されるPLMNでセル選択又は再選択を行うことを含む。
【0192】
選択的に、前記プロセッサ1410は、さらに、予め設定される周期に応じてPLMNをサーチし、より高い優先度のPLMNをサーチした場合、前記より高い優先度のPLMNを再選択するために用いられる。
【0193】
選択的に、前記予め設定される周期は、前記端末のSIM又はUSIMに配置され、又は、前記端末によって決定が実現され、又は、事業者によって配置される。
【0194】
又は、他のいくつかの実施例では、
ここで、プロセッサ1410は、災害選択ネットワーク情報を取得又は更新するために用いられ、前記災害選択ネットワーク情報は、PLMNリストを含み、前記PLMNリストにおけるPLMNは、前記端末が属する第一のPLMNに災害が発生したときに前記端末のアクセスを許容するPLMNである。
【0195】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報には、
前記PLMNリストにおけるPLMNの優先度情報と、
前記PLMNリストにおけるPLMNのアクセス技術とのうちの少なくとも一つがさらに含まれる。
【0196】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMNにより送信される暗号化される前記災害選択ネットワーク情報を受信することを含む。
【0197】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器に登録要求を送信することと、
前記ネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる登録受け入れ情報を受信することとを含む。
【0198】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる下りリンク非アクセス層伝送情報を受信することを含む。
【0199】
選択的に、前記災害選択ネットワーク情報を取得又は更新することは、
帰属先の第一のPLMN又は訪問先の第一のPLMNのネットワーク側機器により送信される、前記災害選択ネットワーク情報が運ばれる配置更新コマンドを受信することを含む。
【0200】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図15に示すように、このネットワーク側機器150は、アンテナ151、無線周波数装置152、ベースバンド装置153を含む。アンテナ151と無線周波数装置152とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置152は、アンテナ151を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置153に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置153は、送信する情報を処理し、無線周波数装置152に送信し、無線周波数装置152は、受信した情報を処理した後にアンテナ151を介して送出する。
【0201】
上記無線周波数装置は、ベースバンド装置153に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置153に実現されてもよく、このベースバンド装置153は、プロセッサ154とメモリ155とを含む。
【0202】
ベースバンド装置153は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図15に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ154であり、メモリ155と接続されて、メモリ155におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0203】
このベースバンド装置153は、ネットワークインターフェース156をさらに含んでもよく、無線周波数装置152との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ155に記憶されており、且つプロセッサ154上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ154は、メモリ155における命令又はプログラムを呼び出し、図10又は図12に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0204】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記ネットワーク選択方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記情報取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記情報送信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0205】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0206】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記ネットワーク選択方法の実施例の各プロセスを実現し、又は、上記情報取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は、上記情報送信方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0207】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0208】
本出願の実施例は、プログラム製品をさらに提供し、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記ネットワーク選択方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記情報取得方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記情報送信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0209】
本出願の実施例は、プログラム製品をさらに提供し、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記PDCCHの送信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0210】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0211】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0212】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0213】
11 端末
12 ネットワーク側機器
90 ネットワーク選択装置
91 受信モジュール
92 選択モジュール
101 送信モジュール
110 情報取得装置
111 取得更新モジュール
120 情報送信装置
121 送信モジュール
130 通信機器
131 プロセッサ
132 メモリ
140 端末
141 無線周波数ユニット
142 ネットワークモジュール
143 オーディオ出力ユニット
144 入力ユニット
145 センサ
146 表示ユニット
147 ユーザ入力ユニット
148 インターフェースユニット
149 メモリ
150 ネットワーク側機器
151 アンテナ
152 無線周波数装置
153 ベースバンド装置
154 プロセッサ
155 メモリ
156 ネットワークインターフェース
1410 プロセッサ
1441 グラフィックスプロセッサ
1442 マイクロホン
1461 表示パネル
1471 タッチパネル
1472 入力機器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15