(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】敷物シート
(51)【国際特許分類】
B32B 3/08 20060101AFI20240919BHJP
B32B 15/08 20060101ALI20240919BHJP
B32B 15/12 20060101ALI20240919BHJP
B32B 15/14 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
B32B3/08
B32B15/08 M
B32B15/12
B32B15/14
(21)【出願番号】P 2020096473
(22)【出願日】2020-04-30
【審査請求日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】P 2019214736
(32)【優先日】2019-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】514322386
【氏名又は名称】執行 由朗
(72)【発明者】
【氏名】執行 由朗
【審査官】岩本 昌大
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-140605(JP,A)
【文献】登録実用新案第3180205(JP,U)
【文献】特開平09-317252(JP,A)
【文献】登録実用新案第3160841(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B32B 1/00-43/00
A47G 27/00-27/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート(1)の片面にアルミ面(2)を設け、他の片面に消臭能力を有する活性炭面(3)を設けた
敷物シートにおいて、前記シート(1)は、発泡ポリエチレンシートであるか、又は、紙の両面にポリエチレンのラミネート加工を設けた撥水性を有するシートであり、折り畳み方法が折り畳み収納時に敷物シートの表面積を表紙面(4)の表面積まで縮小し、且つ折り畳み収納時に敷物シートの接地面側の全てが表紙面(4)と裏表紙面(5)の内側に収納されるように、
縦の升目3個、横の升目10個となるように、又は、縦の升目5個、横の升目8個となるように、山折り(7)と谷折り(8)と交互に設ける方法で、シートを折り畳み、前記
折り畳みにより生じる厚みを表紙(4)と裏表紙面(5)で圧縮固定する帯(6)を設けたことを特徴とする敷物シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアルミ面と活性炭面を有するシートと紙製や布製の天然素材で設けた敷物シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、片面にアルミ面を有するポリエチレンシートがあり、また片面に活性炭面を有するポリエチレンシートがあった。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)ポリエチレンシートにアルミ面のみを設けたものであった。
(ロ)ポリエチレンシートに活性炭面のみを設けたものであった。
(ハ)ポリエチレンシートは折り畳むと嵩張るものであった。
(ニ)従来のアルミシートを有するポリエチレンシートは嫌な臭いがあった。
(ホ)紙素材に撥水加工した紙パックはあったが、撥水性を有する紙製シートとして使用
するための大きさと弾力と収納する帯を有する敷物シートは無かった。
本発明は、以上の問題点を解決するため発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発泡ポリエチレンシートにアルミ面と活性炭面を設け、また紙製や布製の撥水加工された
敷物シートにアルミ面と活性炭面を設け、折り畳みを圧縮固定する帯を設ける。
以上の構成よりなる敷物シート。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、アルミ面と活性炭面を有するシートであり、軽量で形状記憶折りのコンパクト収納ができる消臭敷物シートになり、光を反射する銀色のアルミシートを表面にする夏用、光を吸収する黒色の活性炭シート面を表面にする冬用のサンシェードになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】本発明のアルミ面に形状記憶折りを設けた図である。
【
図3】本発明の活性炭面に形状記憶折りを設けた図である。
【
図4】本発明の他の折り畳み方法にした実施例である。
【
図5】本発明のシートを紙素材にした実施例である。
【
図6】本発明のシートを紙素材と活性炭面にした実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(チ)図1、図5、図6は活性炭面(3)の活性炭が有する優れた消臭能力により、消臭シートとして使用できる素材である。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、帯(6)を外して表紙面(4)と裏表紙面(5)を両手で開いて使用し、使用後は両手で表紙面(4)と裏表紙面(5)を閉じながらシート(1)を折り畳んで収納し、帯(6)で閉じ、夏用冬用の車内サンシェードとして、敷物用シートとして、
消臭シートとして、防寒防雨の肩掛けショールとして防災グッズとなる。
【符号の説明】
【0009】
1シート
2アルミ面
3活性炭面
4表紙面
5裏表紙面
6帯
7山折り
8谷折り
9縁取り