(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-18
(45)【発行日】2024-09-27
(54)【発明の名称】防護盾
(51)【国際特許分類】
F41H 5/08 20060101AFI20240919BHJP
F41B 15/00 20060101ALI20240919BHJP
G10K 15/04 20060101ALI20240919BHJP
H04R 1/02 20060101ALI20240919BHJP
H04R 3/00 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
F41H5/08
F41B15/00 F
G10K15/04 302Z
H04R1/02 103Z
H04R3/00 310
(21)【出願番号】P 2023205082
(22)【出願日】2023-12-05
【審査請求日】2023-12-20
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】319013540
【氏名又は名称】株式会社ライテスト
(73)【特許権者】
【識別番号】517092019
【氏名又は名称】株式会社バイオメディカルサイエンス
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】内藤 力
(72)【発明者】
【氏名】大澤 孝一
【審査官】志水 裕司
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-100991(JP,A)
【文献】特開2008-256262(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0051572(US,A1)
【文献】中国実用新案第217330902(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第116625170(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41H 5/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
防護板と、
前記防護板の背面に配置された取手と、
前記防護板に配置され、ボタンを押すことにより発音するように構成された発音装置と、を備え、
前記ボタンは、前記防護板における前記取手の近傍に配置され、前記取手を把持しながら押すことができるように構成され、
前記発音装置は、スピーカーと、装置本体とを備え、
前記防護板は、
前面から前記背面に貫通する貫通孔を備え、
前記スピーカーは、前記防護板の
前記前面に露出し前記防護板の前方に向くように前記貫通孔内に配置され、
前記装置本体は、前記スピーカーの背面を保持するベース部と、前記ベース部の背面に取り付けられ、前記スピーカーの電池を収容する電池収容部と、を有し、
前記ベース部には、前記スピーカーから発した音が前記防護板の後方に発散することを抑制するように構成される抑制部が設けられ、
前記抑制部は、前記ベース部から左右に突出する板形状を有する、防護盾。
【請求項2】
防護板と、
前記防護板の背面に配置された取手と、
前記防護板に配置され、ボタンを押すことにより発音するように構成された発音装置と、を備え、
前記ボタンは、前記防護板における前記取手の近傍に配置され、前記取手を把持しながら押すことができるように構成され、
前記発音装置は、スピーカーを備え、
前記防護板は、
前面から前記背面に貫通する貫通孔を備え、
前記スピーカーは、前記防護板の
前記前面に露出し前記防護板の前方に向くように前記貫通孔内に配置され、
前記スピーカーは、その前面に、取り外し自在な音量調整用のカバーを有し、
前記スピーカーの前記音量調整用のカバーは、その前面が前記防護板の前面に対し後退している、防護盾。
【請求項3】
前記スピーカーから発した音が前記防護板の後方に発散することを抑制する抑制部をさらに備える、請求項2に記載の防護盾。
【請求項4】
前記抑制部は、板形状を有し、前記スピーカーの後方に配置されている、請求項3に記載の防護盾。
【請求項5】
前記発音装置は、電池の電源を有する、請求項2に記載の防護盾。
【請求項6】
前記発音装置は、前記電池を収容する電池収容部を有する、請求項5に記載の防護盾。
【請求項7】
前記ボタンは、前記取手の上端部の近傍に配置されている、請求項1又は2に記載の防護盾。
【請求項8】
前記スピーカーは、前記防護板における前記取手の上端部より上に配置されている、請求項1又は2に記載の防護盾。
【請求項9】
前記防護板は、透明である、請求項1又は2に記載の防護盾。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防護盾に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、暴漢等から身を守るための、取手付きの防護盾がある。特許文献1には、防護盾に、防犯用のアラームを取り付けることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の防護盾では、アラームを鳴らすために、盾本体の下部に設けられたひもを引っ張る必要がある。このため、使用者が防護盾の取手を両手でしっかり持って防御態勢を取りながら、迅速かつ簡単にアラームを鳴らすことが難しかった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使用者が防護盾を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に警告音を発することができる防護盾を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る防護盾は、防護板と、防護板の背面に配置された取手と、防護板に配置され、ボタンを押すことにより発音するように構成された発音装置と、を備え、ボタンは、防護板における取手の近傍に配置され、取手を把持しながら押すことができるように構成されている。
【0007】
本態様によれば、使用者が防護盾を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に警告音を発することができる。
【0008】
上記態様において、ボタンは、取手の上端部の近傍に配置されてよい。
【0009】
上記態様において、発音装置は、スピーカーを備え、スピーカーは、防護板の前面に露出し防護板の前方に向くように配置されてよい。
【0010】
上記態様において、防護板は、前面から背面に貫通する貫通孔を備え、スピーカーは、貫通孔に配置されてよい。
【0011】
上記態様において、スピーカーは、防護板における取手の上端部より上に配置されてよい。
【0012】
上記態様において、防護盾は、スピーカーから発した音が防護板の後方に発散することを抑制する抑制部をさらに備えてよい。
【0013】
抑制部は、板形状を有し、スピーカーの後方に配置されてよい。
【0014】
上記態様において、発音装置は、電池の電源を有してよい。
【0015】
上記態様において、発音装置は、電池を収容する電池収容部を有してよい。
【0016】
上記態様において、防護板は透明であってよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、使用者が防護盾を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に警告音を発することができる防護盾を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】防護盾の構成の一例を説明するための、防護盾を前面側から見た斜視図である。
【
図2】防護盾の構成の一例を説明するための、防護盾を背面側から見た斜視図である。
【
図3】防護盾の構成の一例を説明するための、防護盾の取手及び発音装置を背面側から見た図である。
【
図4】防護盾の構成の一例を説明するための、防護盾の取手及び発音装置を前面側から見た斜視図である。
【
図5】防護盾の構成の一例を説明するための、防護盾の取手及び発音装置を背面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、防護盾1の構成の一例を説明するための、防護盾を前面側から見た斜視図である。
図2は、防護盾1の構成の一例を説明するための、防護盾を背面側から見た斜視図である。なお、本明細書において、防護盾1の上下、左右、前後は、防護盾1が使用される際の通常の姿勢(
図1、
図2に示すような防護盾1の前面21が水平方向に向くように防護盾1を垂直に立てた状態の姿勢)を基準とする。
【0020】
図1及び
図2に示すように、一実施形態において、防護盾1は、防護板10と、取手11と、発音装置12とを備える。
【0021】
一実施形態において、防護板10は、薄い略方板形状を有する。防護板10は、一辺が300mm以上600mm以下程度の縦横の寸法を有する。防護板10は、前方側に凸に湾曲する湾曲形状を有する。防護板10は透明である。防護板10の材質は、ポリカーボネートであってよい。
【0022】
図2に示すように、一実施形態において、取手11は、防護板10の背面20に複数、例えば2つ配置されている。2つの取手11は、防護板10の左右方向Yの中心からの距離が同じになるように左右対称に配置されている。各々の取手11は、上下方向Zに延伸するアーチ形状を有する。各取手11は、防護板10の下部領域に接続される下端部30と、防護板10の上部領域に接続される上端部31と、下端部30と上端部31とを接続する把持部32とを有している。
【0023】
下端部30と上端部31は、防護板10の背面20から後方に向けて突出している。
図1に示すように、下端部30と上端部31は、それぞれボルト40によって防護板10に固定されている。
図2に示すように、把持部32は、防護板10の背面20から離れた状態で、背面20に平行に上下方向Zに延伸している。
【0024】
発音装置12は、防護板10に取り付けられている。発音装置12は、ボタン51を押すことにより発音するように構成されている。一実施形態において、発音装置12は、装置本体50と、ボタン51と、スピーカー52とを有する。
【0025】
図1に示すように、スピーカー52は、防護板10の前面21に露出し防護板10の前方に向くように配置されている。防護板10は、前面21から背面20に貫通する貫通孔55を備える。貫通孔55は、例えば円形状を有する。スピーカー52は、貫通孔55と同形の円形状を有し、貫通孔55内に配置されている。スピーカー52は、その前面に、カバー52aを有している。カバー52aは、スピーカー52の音の指向性、音量を規定するものであってよい。カバー52aは、スピーカー52を保護するものであってよい。カバー52aは、取り外し自在であり、複数種類用意されてよい。カバー52aは、音量調整用として、音量抑制量が異なる複数種類用意されてよい。スピーカー52は、その最前面が防護板10の前面21に対し少し後退するように配置されてよい。
【0026】
スピーカー52は、一方(右側)の取手11より上方に配置されている。
図3に示すように、スピーカー52は、取手11を上下方向Zに通る中心線P1上であって、取手11の上方に配置されている。すなわち、防護板10を背面20側から見て、取手11とスピーカー52は、上下方向Zに一直線上に配置されている。
【0027】
図2及び
図3に示すように、装置本体50は、防護板10の背面20に配置されている。装置本体50は、上下方向Zに長い細長形状を有し、取手11の上端部31からスピーカー52の上方まで上下方向Zに延伸している。装置本体50の下端部60は、取手11の上端部31に連接されている。
図4に示すように、装置本体50の下端部60と上端部61は、ボルト70によって防護板10に固定されている。装置本体50の下端部60と防護板10とを固定するボルト70は、取手11の上端部31と防護板10とを固定するボルト40と共用であってよい。
【0028】
図5に示すように、一実施形態において、装置本体50は、スピーカー52を保持するベース部80と、電源の電池A等を保持するホルダー部81を有している。
【0029】
ベース部80は、上下方向Zに長い板形状を有する。ベース部80は、スピーカー52の背面を保持する。ベース部80には、スピーカー52から発する音が防護板10の後方に拡散することを抑制する抑制部85が設けられている。抑制部85は、スピーカー52の背面側に配置されている。抑制部85は、スピーカー52の背面を覆う板形状を有している。
図3に示すように、抑制部85は、ベース部80から左右に突出する形状を有している。
【0030】
図5に示すように、ホルダー部81は、ベース部80の背面に取り付けられている。ホルダー部81は、電池Aを収容する電池収容部90を有する。電池収容部90は、電池Aを出し入れする際に開閉する蓋91を有する。蓋91には、蓋91を開閉するための電池交換用のビス92が取り付けられている。ホルダー部81は、ボタン51を保持するボタン保持部100をさらに有する。ボタン保持部100は、電池収容部90と取手11の上端部31との間に配置されている。ボタン保持部100は、取手11の上端部31及び把持部32と略同一平面となる背面を有している。
【0031】
ボタン51は、使用者が取手11を把持しながら押すことができるように取手11の近傍に配置されている。ボタン51は、取手11の上端部31の近傍に配置されている。ボタン51は、取手11の直上に配置されている。ボタン51は、取手11の中心線P1上に配置されている。すなわち、防護板10を背面20側から見て、取手11とボタン51は、上下方向Zに一直線上に配置されている。ボタン51は、取手11を握った手の指が届く範囲に設けられてよい。ボタン51は、取手11の把持部32から5cm以内の範囲に設けられてよい。
【0032】
一実施形態において、ボタン保持部100は、前後方向Xの後方側の下端部分が、前方側の下端部分よりも下方に突出するように構成されている。取手11の上端部31は、前後方向Xの前方側の上端部分が、後方側の上端部分よりも上方に突出するように構成されている。ボタン保持部100と取手11の上端部31は、互いに嵌り合うような形状を有している。すなわち、ボタン保持部100と取手11の上端部31との接触面(境界面)Bは、前端から後端に近づくにつれて、次第に下がるような傾斜面又は湾曲面を有している。防護板10を背面20側から見て、ボタン保持部100のボタン51は、取手11の上端部31の一部と重なるように配置されてよい。
【0033】
ボタン51、電池A及びスピーカー52は、配線、基板、スイッチング回路等により、電気的に接続可能に構成されている。ボタン51が押下されてONになることにより、電池Aとスピーカー52が電気的に接続され、スピーカー52が発音する。ボタン51の押下が解除されてOFFになることにより、電池Aとスピーカー52が電気的に切断され、発音が停止する。スピーカー52から発せられる音は、100db以上130db未満の音量を有してよい。スピーカー52から発せられる音は、3000Hz以上4000以下の高周波帯域の周波数を有してよい。音の種類は特に限定されない。ボタン51は、外力が付加されると前方に移動し、外力が除去されると元の位置に戻るものであってよい。
【0034】
以上のように構成された防護盾1を使用する際には、使用者は、例えば、防護板10の背面20にある左右の取手11を両手で把持する。そして、把持した手の指(親指)でボタン51を押すことで、スピーカー52から防護板10の前方に向けて大音量の音が発せられる。ボタン51から指を離すことで、スピーカー52の発音が止められる。
【0035】
本実施の形態によれば、防護盾1が、防護板10と、防護板10の背面20に配置された取手11と、防護板10に配置され、ボタン51を押すことにより発音する発音装置12と、を備え、ボタン51は、取手11の近傍に配置され、使用者が取手11を把持しながら押すことができるように構成されている。これにより、使用者が防護盾1を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に警告音を発することができる。
【0036】
ボタン51は、取手11の上端部31の近傍に配置されているので、使用者が取手11を把持しながらボタン51を好適に押すことができる。
【0037】
スピーカー52は、防護板10の前面21に露出し、防護板10の前方に向くように配置されているので、防護盾1を使用する相手に向けて発音することができる。これにより、相手を威嚇して相手が立ち去ることを促すことができる。また、防護盾1の使用者に音が直接届くことを防止することができる。
【0038】
スピーカー52は、防護板10の貫通孔55に配置されているので、スピーカー52の取り付け構造を簡単にすることができる。また、スピーカー52が破損することを抑制することができる。
【0039】
スピーカー52は、防護板10における取手11の上端部31より上に配置されている。これにより、スピーカー52により使用者の視界が遮られることを抑制することができる。
【0040】
防護盾1は、スピーカー52の音が防護板10の後方に発散することを抑制する抑制部85を備える。これにより、使用者の耳を保護することができる。
【0041】
発音装置12は、電池Aの電源を有するので、防護盾1の携帯性が向上し、防護盾1をどこでも使用することできる。また、電池Aの交換や電池Aの充電により、防護盾1を継続的に使用することができる。
【0042】
防護板10は透明であるので、使用者が防護板10を通じて視野を確保しながら、スピーカー52を相手に向けて発音することができる。
【0043】
防護盾1は、以上の実施の形態で記載した構成に限られない。取手11、スピーカー52、ボタン51の数や配置、構造は上記実施の形態のものに限られない。防護板10や発音装置12の形状や大きさも上記実施の形態のものに限られない。
【0044】
本開示は、例えば、以下の構成を含み得る。
【0045】
(付記1)
防護板と、
前記防護板の背面に配置された取手と、
前記防護板に配置され、ボタンを押すことにより発音するように構成された発音装置と、を備え、
前記ボタンは、前記防護板における前記取手の近傍に配置され、前記取手を把持しながら押すことができるように構成されている、防護盾。
【0046】
(付記2)
前記ボタンは、前記取手の上端部の近傍に配置されている、付記1に記載の防護盾。
【0047】
(付記3)
前記発音装置は、スピーカーを備え、
前記スピーカーは、前記防護板の前面に露出し前記防護板の前方に向くように配置されている、付記1又は2に記載の防護盾。
【0048】
(付記4)
前記防護板は、前記前面から前記背面に貫通する貫通孔を備え、
前記スピーカーは、前記貫通孔に配置されている、付記3に記載の防護盾。
【0049】
(付記5)
前記スピーカーは、前記防護板における前記取手の上端部より上に配置されている、付記3又は4に記載の防護盾。
【0050】
(付記6)
前記スピーカーから発した音が前記防護板の後方に発散することを抑制する抑制部をさらに備える、付記3から5のいずれか一項に記載の防護盾。
【0051】
(付記7)
前記抑制部は、板形状を有し、前記スピーカーの後方に配置されている、付記6に記載の防護盾。
【0052】
(付記8)
前記発音装置は、電池の電源を有する、付記1から7のいずれか一項に記載の防護盾。
【0053】
(付記9)
前記発音装置は、前記電池を収容する電池収容部を有する、付記8に記載の防護盾。
【0054】
(付記10)
前記防護板は、透明である、付記1から9のいずれか一項に記載の防護盾。
【0055】
以上の例示的実施形態において、防護盾は、本開示の範囲及び趣旨から逸脱することなく種々の変形をなし得る。例えば、当業者の通常の創作能力の範囲内で、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態に追加することができる。また、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態の対応する構成要素と置換することができる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は、防護盾を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に音を発することができる防護盾を提供する際に有用である。
【符号の説明】
【0057】
1……防護盾、10……防護板、11……取手、12……発音装置、51……ボタン、52……スピーカー
【要約】
【課題】使用者が防護盾を両手でしっかり持ちながら、迅速かつ簡単に音を発することができる防護盾を提供する。
【解決手段】防護盾1は、防護板10と、防護板10の背面20に配置された取手11と、防護板10に配置され、ボタン51を押すことにより発音するように構成された発音装置12と、を備える。ボタン51は、防護板10における取手11の近傍に配置され、取手11を把持しながら押すことができるように構成されている。
【選択図】
図2